JP2005207557A - インコア - Google Patents

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Abstract

【課題】 縮径後の復元力が良好で、樹脂パイプから抜け落ちることを抑制することができるインコアを提供する。
【解決手段】 インコア12は、筒部13と、その一端に設けられた鍔部14とを備え、筒部13が樹脂パイプ11の端部に内挿され、内挿された状態の樹脂パイプ11が筒状をなす継手に嵌入されるようになっている。その状態で継手内に嵌着される環状のシールリングにより、樹脂パイプ11の外周面と継手の内周面との間で継手内を流通する水のシールを行うように構成されている。筒部13及び鍔部14は金属又は樹脂で形成され、筒部13の中間部にはその中心軸線27方向に沿って延びる開口部18が設けられ、その開口部18が設けられた筒部13の部分で縮径及び縮径後の復元が可能に構成されている。開口部18の鍔部14側の端部は拡幅されて拡幅部19となっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、水道配管、冷温水配管、床暖房、ロードヒーティング等に使用される樹脂パイプ用の継手において、樹脂パイプの端部に内挿されるインコアに関するものである。
従来よりこの種のインコアとして、以下に示すようなものが知られている。すなわち、インコアとしてのパイプ保持用鍔付きスリーブは、透明又は半透明の樹脂パイプの先端に装着され、パイプ継手に用いられるものである。このパイプ保持用鍔付きスリーブは、端部にテーパ部が設けられると共に、複数のスリットを有している(例えば、特許文献1を参照)。また別のインコアは、薄肉円筒形の本体部と、該本体部に連設され、流体管の内径よりも小さい外径に形成され、かつ先端ほど縮径されたテーパ状の導入部とで構成され、導入部の反対側に開口した切込みが設けられ、半径方向に弾性縮径可能となっているものである(例えば、特許文献2を参照)。
特開平8−296775号公報(第2頁及び図1) 特開2001−82654号公報(第2頁並びに図1及び図3)
ところが、前者のパイプ保持用鍔付きスリーブは端部に複数のスリットを有しており、それらのスリットが端縁で開口されていることから、スリーブが縮径されて樹脂パイプに挿入しやすくなるものの、復元力が弱く、スリーブが樹脂パイプから抜けやすい。一方、後者のインコアも切込みが端縁で開口されていることから、縮径された後の復元力が弱く、インコアが流体管から抜けやすい。しかも、インコアには鍔部がないためインコアが流体管内に入り込み過ぎたり、逆に挿入不足になったりするおそれがあり、挿入不足になった場合にはインコアが流体管から一層抜けやすくなる。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、縮径後の復元力が良好で、樹脂パイプから抜け落ちることを抑制することができるインコアを提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明のインコアは、筒部と、その一端に設けられた鍔部とを備え、筒部が樹脂パイプの端部に内挿され、内挿された状態の樹脂パイプが筒状をなす継手に嵌入され、その状態で継手内に嵌着される環状のシールリングにより、樹脂パイプの外周面と継手の内周面との間で継手内を流通する液体のシールを行うように構成されたインコアであって、前記筒部及び鍔部は金属又は樹脂で形成され、筒部の中間部にはその中心軸線方向に沿って延びる開口部が設けられ、その開口部が設けられた筒部の部分で縮径及び縮径後の復元が可能に構成されていることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明のインコアは、請求項1に記載の発明において、前記開口部の鍔部側の端部は拡幅されて拡幅部となっているものである。
請求項3に記載の発明のインコアは、請求項1又は請求項2に記載の発明において、着色が施され、筒部が樹脂パイプの端部に内挿されたとき、透明又は半透明の樹脂パイプを介して装着状態を視認することができるように構成されているものである。
請求項4に記載の発明のインコアは、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記筒部及び鍔部は樹脂で形成されると共に、筒部の中間部は膨出形成されているものである。
本発明によれば、次のような効果を発揮することができる。
請求項1に記載の発明のインコアによれば、筒部の中間部にはその軸線方向に沿って延びる開口部が設けられ、その開口部が設けられた筒部の部分で縮径及び復元が可能に構成されている。このため、インコアを樹脂パイプの端部に内挿するときには開口部が設けられた筒部の部分で縮径して挿入しやすくなり、挿入後には開口部が設けられた筒部の部分で復元力が発揮され、インコアが樹脂パイプから抜け落ちることを抑制することができる。
請求項2に記載の発明のインコアによれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、開口部の鍔部側の端部は拡幅されて拡幅部となっているため、その拡幅部から漏水しやすくなり、漏水の確認を容易に行なうことができる。
請求項3に記載の発明のインコアによれば、請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加えて、インコアに施された着色により、透明又は半透明の樹脂パイプを介し、樹脂パイプに対するインコアの装着状態及び継手に対する樹脂パイプの装着状態を色により容易に視認することができる。
請求項4に記載の発明のインコアによれば、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、筒部の中間部は膨出形成されていることから、筒部の部分における縮径後の復元力が大きく、インコアが樹脂パイプから抜け落ちることを効果的に抑制することができる。
以下、本発明のインコアの実施形態につき、図面を用いて詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、樹脂パイプ11の端部に内挿されるインコア12は、円筒状の筒部13と、その端部に設けられた鍔部14とにより構成されている。このインコア12は、金属等の筒材を雄型と雌型を用いるプレス絞り加工により、或は樹脂(合成樹脂)を射出成形法等によって成形することにより得られる。金属としては、ステンレス鋼(SUS)、黄銅(真鍮)、青銅等が用いられる。ステンレス鋼の場合には板厚が0.2〜0.5mm、種類がSUS303、SUS304、SUS316等であることが好ましい。樹脂としてはエンジニアリングプラスチックが好ましく、具体的にはポリアセタール(POM)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリアミド(PA)、架橋ポリエチレン、ポリフェニレンスルホン(PPSU)等が挙げられる。インコア12は、透明又は半透明の樹脂パイプ11の端部に内挿されたときに視認できるように着色が施されていることが望ましい。着色の方法としては、塗装による方法のほか、樹脂の場合には製造原料に顔料、染料等を配合して材料自体に着色を施す方法等が挙げられる。
鍔部14の基端側(図1の左側)外周面は基端側ほど縮径する第1テーパ部15となり、インコア12が内挿された樹脂パイプ11を後述する継手に挿入する際の挿入操作を容易にできるようにしている。鍔部14の基端側内周面は基端側ほど拡径する第2テーパ部16となり、インコア12が内挿された樹脂パイプ11を継手に挿入して使用に供したとき、継手内を流れる水が円滑に流れるようにしている。筒部13の先端側外周面は先端側ほど縮径する第3テーパ部17となり、インコア12を樹脂パイプ11の端部に内挿しやすいようになっている。
インコア12の中間部、すなわち鍔部14と筒部13の第3テーパ部17との間には、インコア12の中心軸線27方向に沿って延びる長孔状の開口部18が設けられている。この開口部18は基端部において幅が拡げられて拡幅部19となっている。開口部18の幅は通常1.0〜1.5mmに設定され、拡幅部19の幅は2.0〜2.5mmに設定されている。インコア12に開口部18が設けられていることにより、開口部18が設けられている筒部13の部分において縮径可能になると共に、縮径後には復元可能になっている。
樹脂パイプ11はポリオレフィン等の合成樹脂により円筒状に形成され、水道の配管等に使用される。ポリオレフィンとしては、架橋ポリエチレン、ポリブテン等が用いられる。ポリオレフィンによって形成される樹脂パイプ11は、通常透明又は半透明である。樹脂パイプ11の端面11aは、樹脂パイプ11をその軸線とほぼ直交するように切断されて形成されている。樹脂パイプ11は製造方法や材質により、外径、内径及び肉厚にばらつきがあり、公差が金属パイプに比べて大きく規定されている。インコア12の筒部13の外径は、樹脂パイプ11の内径より僅かに大きく設計されるが、樹脂パイプ11の形状にはばらつきがあるため、樹脂パイプ11の内径とほぼ同じに設計することもできる。
図3及び図5に示すように、継手20は合金等の金属により形成され、その基端部(図3及び図5の左側)に設けられた第1雄ねじ部21に流体管22が螺合される略円筒状の継手本体23と、該継手本体23の先端部に螺合される押し輪24等とにより構成されている。合金としては、真鍮、青銅等が用いられる。継手本体23の先端部の内周面には、雌ねじ部25が螺設されている。また、継手本体23内の中央より基端側には、当接面26が継手本体23の軸線と直交するように円環状に設けられ、前記インコア12が内挿された樹脂パイプ11を継手本体23内に嵌入したときには、樹脂パイプ11の嵌入が当接面26で止まるようになっている。従って、この当接面26を境界として、継手本体23内の空間は当接面26より先端側が樹脂パイプ11の嵌入空間となっている。
継手本体23内の中央より先端側には、先端側へ向かうに従い拡径する傾斜面28が形成されている。この傾斜面28に連なる継手本体23の内周面には受け面29が継手本体23の先端側へ向かうに従い拡径するテーパ状に形成されている。また、当接面26及び傾斜面28の間において、継手本体23の内周面にはその基端側から順に第1環状溝30及び第2環状溝31がそれぞれ周方向に沿って凹設されている。第1環状溝30及び第2環状溝31には、ゴム材料製の円環状をなす第1シールリング32及び第2シールリング33がそれぞれ嵌着されている。そして、継手本体23内に樹脂パイプ11が嵌入される際、第1シールリング32及び第2シールリング33は樹脂パイプ11の外周面11bに圧接し、樹脂パイプ11の外周面11bと継手本体23の内周面20aとの隙間をシールするようになっている。
前記押し輪24は略円筒状をなし、その先端部(図3及び図5の左側)の外周面には第2雄ねじ部34が形成され、継手本体23の雌ねじ部25に螺合されるようになっている。押し輪24の中心には、樹脂パイプ11の直径と対応する内径を有する挿入孔35が形成されると共に、挿入孔35の基端部には樹脂パイプ接続口36が設けられている。また、第2雄ねじ部34の根元部分における押し輪24の外周面には第3環状溝37が凹設され、その第3環状溝37には第3シールリング38が嵌着されている。そして、この第3シールリング38は、押し輪24を継手本体23に螺合した際、押し輪24が緩むのを防止している。
継手本体23内には、スペーサ39を介装した一対のロックリング40が押し輪24により継手本体23内からの抜け出しを規制された状態で配設されている。そして、継手本体23内に挿着される樹脂パイプ11の外周面に対しロックリング40が係合することにより、樹脂パイプ11が継手本体23内に抜け止め保持されるようになっている。尚、継手本体23内における当接面26と同一平面上に位置する継手本体23の外周面には、円環状のV溝41が刻設され、樹脂パイプ11を継手本体23内に挿入してその先端部が当接面26に当接する位置を予め測定できるようになっている。
さて、インコア12を樹脂パイプ11に内挿する場合には、図1に示すように、インコア12の先端を樹脂パイプ11の端部開口に挿入する。この場合、インコア12の先端部には開口部18が設けられておらず、円筒状に形成されて閉じているため、従来のように開口部18が先端縁まで設けられて開いている場合に比べて円滑に挿入される。しかも、インコア12の先端部には第3テーパ部17が設けられていることから、樹脂パイプ11に対するインコア12の挿入操作を容易にすることができる。続いて、インコア12の鍔部14を樹脂パイプ11の端面11aに向かい押し込む。このとき、インコア12の筒部13に開口部18が設けられていることから、筒部13の開口部18が設けられている部分は樹脂パイプ11の内周面に沿って縮径されながら鍔部14が樹脂パイプ11の端面11aに当接するまで挿入される。
そして、インコア12が樹脂パイプ11に内挿された際、縮径されていたインコア12の筒部13は弾力性(ばね性)により樹脂パイプ11内において復元しようとし、樹脂パイプ11の内周面に密着する。これにより、樹脂パイプ11からのインコア12の離脱が抑えられる。
次に、インコア12が内挿された樹脂パイプ11を継手20に嵌入する場合には、図3及び図4に示すように、継手20の押し輪24に形成された樹脂パイプ接続口36からインコア12が内挿された側の樹脂パイプ11の端部を挿入する。図3に示す状態において、インコア12の筒部13に透設された開口部18の基端には拡幅部19が形成されているため、施工時において水による圧力検査を行うと、水は拡幅部19からインコア12と樹脂パイプ11との間に容易に漏れ出す。漏れ出した水は樹脂パイプ11の外周面と継手本体23の内周面の隙間を通り、押し輪24に形成された樹脂パイプ接続口36から流出するため、樹脂パイプ11の挿入が不十分な状態であることを容易に確認することができる。
その後、樹脂パイプ11の端面11aから突出したインコア12の鍔部14は、継手本体23内に嵌着された第1シールリング32と第2シールリング33とを樹脂パイプ11を先導するように通過する。そして、インコア12の鍔部14が継手本体23内の当接面26に当接するまで樹脂パイプ11を継手20に嵌入する。すると、図4に示すように、樹脂パイプ11の外周面11bは第1シールリング32と第2シールリング33に圧接されてシール性能が発揮されると共に、一対のロックリング40が樹脂パイプ11の外周面11bに食い込むことにより抜け止め保持された状態、つまり接続状態となる。
以上の実施形態によって発揮される効果について、以下にまとめて説明する。
・ 本実施形態のインコア12は、筒部13の中間部にその中心軸線27方向に沿って延びる開口部18が設けられている。このため、その開口部18が設けられた筒部13の部分で縮径及び復元可能になっている。従って、インコア12を樹脂パイプ11に内挿する場合には開口部18が設けられた筒部13の部分で縮径されて挿入を容易にすることができる。インコア12は一旦縮径されてからの復元力が良好であることから、樹脂パイプ11へのインコア12の内挿後には、樹脂パイプ11からインコア12が抜け落ちることを抑制することができる。
・ インコア12の先端部には開口部18を設けず、円筒状に一体形成されているため、インコア12の筒部13の強度を向上させることができ、樹脂パイプ11の断面形状を矯正して真円度を向上させることができる。その結果、樹脂パイプ11の外周面11bと継手本体23の内周面20aとの間の密着性が全周にわたって良好となり、長期的なシール性能を高めることができる。
・ また、インコア12に透設された開口部18の鍔部14側の端部は拡幅されて拡幅部19となっている。このため、その拡幅部19から特に漏水しやすくなり、漏水の確認を容易にすることができる。
・ 更に、インコア12には着色が施されているため、その着色により、透明又は半透明の樹脂パイプ11を介し、樹脂パイプ11に対するインコア12の装着状態及び継手20に対する樹脂パイプ11の装着状態を色により容易に視認することができる。加えて、インコア12の着色を樹脂パイプ11の種類(架橋ポリエチレン、ポリブテン等)に応じて、例えば架橋ポリエチレン製の樹脂パイプ11の場合には赤色、ポリブテン製の樹脂パイプ11の場合には黒色に変えることにより、樹脂パイプ11の種類の判別を目視によって容易に行なうことができる。
尚、本実施形態を次のように変更して実施することも可能である。
・ 図6(a)に示すように、インコア12の筒部13に設けられた開口部18の長さを実施形態の開口部18の長さのほぼ半分にすることもできる。このように構成しても、開口部18が設けられた筒部13の部分で縮径及び復元の効果を発揮することができる。図6(b)に示すように、開口部18の両端部より中央部ほど滑らかに幅広になるように形成することもできる。このように構成した場合、開口部18の中央部で縮径及び復元の効果を向上させることができる。図6(c)に示すように、開口部18を複数に分割(同図では4分割)することもできる。この場合、筒部13の強度を保持しながら縮径及び復元の効果を発揮させることができる。更に、拡幅部19の形状を円弧状にすることもできる。
・ 図7(a)に示すように、インコア12の筒部13が実施形態では円筒状に形成されているのに対し、中央部が最も膨出し、中央部から基端側及び先端側へ次第に膨出量が滑らかに小さくなるように膨出形成されている。そして、図7(b)に示すように、インコア12の筒部13を樹脂パイプ11の端部に内挿したときには、筒部13の外周部は縮径され樹脂パイプ11の内周面に沿って円筒状になると同時に、開口部18の中央部が最も幅狭になり、その両側方へ次第に幅広になる。このため、筒部13の復元力は実施形態に比べて大きく、特に中央部で大きくなる。従って、インコア12が樹脂パイプ11から抜け落ちることを効果的に抑制することができる。尚、図7(b)の二点鎖線は縮径前の筒部13及び開口部18の形状を示す線である。また、筒部13の中間部における膨出形状は、筒部13の基端側又は先端側が最も膨出するように構成する等任意に構成することができる。
・ インコア12の筒部13に中心軸線27方向に延びるように透設された開口部18をインコア12の筒部13の周方向に複数列設けてもよい。この場合、開口部18の部分でより大きな変形を発現でき、縮径及び復元の効果を向上させることができる。
・ インコア12の筒部13に設けられた開口部18の端部の拡幅部19を省略することもできる。
・ 前記インコア12の筒部13に透設された開口部18を形成する側縁に対し、バレル加工法、ショットピーニング法又はサンドブラスト法により面取り加工を施すこともできる。この場合、インコア12を樹脂パイプ11に内挿するとき、バリ等によって樹脂パイプ11の内周面に傷が付くことを防止することができる。
・ 継手20内を流れる液体は、温水のほか、ブライン、エチレングリコール等の熱交換用の液体等であってもよい。
更に、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
(1) 前記筒部の他端部には端部ほど縮径するテーパ部が設けられ、開口部はそのテーパ部より鍔部側に設けられている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のインコア。このように構成した場合、インコアの筒部において強度を保持することができ、樹脂パイプの断面形状を矯正して真円度を向上させることができる。
(2) 前記開口部は鍔部の内端部とテーパ部との間に設けられている上記技術的思想(1)に記載のインコア。このように構成した場合、鍔部及びテーパ部で強度を保持することができると同時に、鍔部の内端部とテーパ部との間の開口部の部分で縮径後の復元力を発揮することができる。
本発明の実施形態におけるインコアを示す半断面図。 図1の2−2線における断面図。 インコアを内挿した樹脂パイプの継手に対する嵌入が不十分な状態を示す継手の半断面図。 インコアを内挿した樹脂パイプを継手に完全に嵌入した状態を示す継手の半断面図。 インコアを内挿する樹脂パイプ及び継手を示す分解斜視図。 (a)、(b)及び(c)はインコアの別例を示す正面図。 (a)はインコアの別例を示す正面図、(b)はそのインコアの作用を示す正面図。
符号の説明
11…樹脂パイプ、11b…外周面、12…インコア、13…筒部、14…鍔部、18…開口部、19…拡幅部、20…継手、20a…内周面、27…中心軸線、32…第1シールリング、33…第2シールリング。

Claims (4)

  1. 筒部と、その一端に設けられた鍔部とを備え、筒部が樹脂パイプの端部に内挿され、内挿された状態の樹脂パイプが筒状をなす継手に嵌入され、その状態で継手内に嵌着される環状のシールリングにより、樹脂パイプの外周面と継手の内周面との間で継手内を流通する液体のシールを行うように構成されたインコアであって、
    前記筒部及び鍔部は金属又は樹脂で形成され、筒部の中間部にはその中心軸線方向に沿って延びる開口部が設けられ、その開口部が設けられた筒部の部分で縮径及び縮径後の復元が可能に構成されていることを特徴とするインコア。
  2. 前記開口部の鍔部側の端部は拡幅されて拡幅部となっている請求項1に記載のインコア。
  3. 着色が施され、筒部が樹脂パイプの端部に内挿されたとき、透明又は半透明の樹脂パイプを介して装着状態を視認することができるように構成されている請求項1又は請求項2に記載のインコア。
  4. 前記筒部及び鍔部は樹脂で形成されると共に、筒部の中間部は膨出形成されている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のインコア。
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