JP2005206675A - 研磨材料およびそれを用いたスポンジたわし - Google Patents

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Abstract

【課題】 被洗浄物の表面に傷を付けにくく、防汚効果を相乗的に持続させ、衛生的で経済的な、ガラス、陶器、磁器、タイル、金属、プラスチック、床等の硬表面、より詳しくは、トイレ、洗面台、浴室、食器、調理器具などの被洗浄面の良好な仕上がりを提供する研磨材料およびスポンジたわしを提供する。
【解決手段】 不織布に、シリカ及び/又はシリケート系の研磨剤粒子の凝集体を固着させたことを特徴とする研磨材料、およびそれを用いたスポンジたわしを用いる。研磨剤粒子の平均粒子径は0.01〜10μmのものが、研磨剤粒子の凝集体の平均粒子径は0.4〜150μmのものが好ましい。
【選択図】図2

Description

本発明は、ガラス、陶器、磁器、タイル、金属、プラスチック、床等の硬表面の洗浄研磨に用いられる研磨材料およびそれを用いたスポンジたわしに関し、より詳しくは、トイレ、洗面台、浴室、食器、調理器具などの洗浄研磨に用いられる研磨材料およびそれを用いたスポンジたわしに関するものである。
台所はもとより、トイレ、洗面台、浴室などでは、美的且つ、清潔に保つために洗浄がなされている。洗浄の方法としては、適宜、酸性〜アルカリ性の洗浄剤と、ブラシ、たわし、スポンジ等の洗浄用物品を用いておこなわれている。特に、トイレの洗浄にあっては、便器やトイレボウルの黄ばみやタイルの目地の汚れを素早く落とすために、酸性の洗浄剤が用いられてきた。
また、除菌効果、消臭効果を兼ね備えた作業安全性を配慮した中性の洗浄剤も、常用されている。近年においては、更に、洗浄効果とともにシリコーン化合物やフッ素系化合物による防汚効果とを兼ね備えた防汚洗浄剤が、用いられるようになってきている。
防汚洗浄剤は、汚れ落としと同時に、被洗浄面に対してコーティング膜を形成して汚れを付きにくくさせる効果を有するものである。このとき防汚洗浄剤を、従来の洗浄剤のように毎回の洗浄時に使用することは、経済的にも、また、この洗浄剤の本来の特徴である防汚効果を有効に活用するうえで好ましいものではない。
このため、防汚洗浄剤を使用する場合には、1回目(洗浄初日)に防汚洗浄剤を用いてスポンジ等で擦り洗いした後、水を流してすすぎ、翌日(2回目)以降の数日間は水を含ませたスポンジ等で擦り洗いし、水を流してすすぐのみとし、一切の洗浄剤を用いないといった洗浄方法がとられている。
しかしながら、この洗浄方法において、モース硬度が高くて硬い研磨力の強いスポンジたわしを用いた場合には、高い洗浄効果を得ることができるものの、被洗浄面に対して傷をつけてしまうばかりでなく、防汚効果を発現するために形成されたコーティング膜をも傷つけ剥がしてしまうことになり、防汚効果が持続できず、また、被洗浄面の光沢や良好な仕上がりが得られないものとなってしまうことになる。
一方、モース硬度が低く柔らかいスポンジたわしを用いた場合には、防汚効果を発現するために形成されたコーティング膜をも傷つけ剥がしてしまうことはないものの、所望の洗浄効果が得られず、洗浄不良によって汚れが蓄積するなどするために、被洗浄面の良好な仕上がりが得られないものとなってしまうことになる。
特開平7−236607号公報(特許文献1を参照)には、セルロース発泡体中に、ガラスビーズ、炭化ケイ素、アルミナおよび天然シラスからなる群から選ばれる少なくとも一種の研磨剤粒子が分散されてなる研磨材料およびそれを用いた台所用スポンジが開示されている。
また、特開2003−116762号公報(特許文献2を参照)には、メラミン樹脂素材を発泡させて形成したメラミンスポンジ層と、ウレタン素材を発泡させて形成したウレタンスポンジ層を熱溶着又は接着剤によって強固に積層した分割状スポンジたわし部同士を離脱可能に連結させる仮止め連結したスポンジたわしが開示されている。
さらに、実用新案登録第3029809号公報(特許文献3を参照)には、スポンジとこの一側面に研磨面を設けて成る研磨材付きスポンジたわしにおいて、研磨面は、不織布の一側面に接着剤で研磨粒子を固定するとともに、不織布の他側面をスポンジへの固定面に形成した、鍋類等の焦げや錆を取り除く作業のための研磨材付きスポンジたわしが開示されている。
そして、特開平2000−265526号公報(特許文献4を参照)には、既に使用されて表面に尿垢汚れ及び水道水中の微量成分に由来する珪酸スケール汚れの固着した状態の陶磁器製の便器を防汚処理するに際し、尿垢汚れ及び珪酸スケール汚れを除去する前洗浄処理を行って便器表面に活性な新生面を露出せしめ、しかる後に便器表面の水酸基と反応して化学結合する撥水剤を塗布処理して便器表面の水酸基をシールドするとともに便器表面に撥水剤の膜を形成するとする陶磁器製品の防汚処理方法が開示されている。
また、特開2000−345603号公報(特許文献5を参照)には、汚染された便器等の衛生陶器の表面の尿石成分に酸を塗布して分解する工程と、次いで、その表面を、界面活性剤および増粘剤を含む粒状または粉末状パーライトで研磨し、汚染物質を除去すると共に、その研磨に伴い表面にコーティング剤保持用の微細なエッチング的粗面を形成する工程と、次いで、その表面に溶剤型のシリコーン系コーティング剤を、スポンジ弾性またはゴム弾性を有する塗布具で万遍なく塗布して、その表面に無色透明な硬化被膜を形成させる工程と、を具備する汚染衛生陶器の洗浄・研磨・コーティング方法が開示されている。
さらに、特開2003−225187号公報(特許文献6を参照)には、洗浄に際して水を必要とせず、洗浄対象面に傷を付けることなく汚れを除去できる手段として、基材シート、好ましくは不織布にモース硬度5以下の325メッシュ以上28メッシュ未満の研磨粒子を保持固定した洗浄用シートが開示されている。
また、スポンジ上の紙の基材に、研磨剤としての軽石粒子を固着させた陶器用の洗浄用物品(商品名「おまかせクリン」)などが販売されている。
特開平7−236607号公報 特開2003−116762号公報 実用新案登録第3029809号公報 特開2000−265526号公報 特開2000−345603号公報 特開2003−225187号公報
本発明の課題は、被洗浄物の表面に傷を付けにくく、また、防汚効果が持続する研磨材料及びこれを用いたスポンジたわしを提供することにある。
本発明者らは、不織布に、特定の研磨剤を固着させたことを特徴とする研磨材料、およびその研磨材料とスポンジ基材とを接着したことを特徴とするスポンジたわしを用いることにより、上記の目的を達成することを見出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明は、不織布に、シリカ及び/又はシリケート系の研磨剤粒子の凝集体を固着させたことを特徴とする研磨材料である。
また、本発明は、上記の研磨材料と、スポンジ基材とを接着したことを特徴とするスポンジたわしである。
本発明の研磨材料およびそれを用いたスポンジたわしは、特定の研磨剤を固着させることによって、被洗浄物の表面を傷つけにくく、特に、トイレ、洗面台、浴室等の水垢汚れ等に対して、優れた洗浄性能を有するものとなっている。
また、本発明のスポンジたわしは、被洗浄物の表面を傷つけにくいばかりでなく、防汚洗浄剤と組み合わせた洗浄研磨作業において、本発明のスポンジたわしで擦り洗いしても、防汚洗浄剤によって形成された防汚コーティング膜を損傷させることなく、汚れを除去させることができるので、防汚効果の持続性を相乗的に発現させることができる。
従って、本発明の研磨材料およびそれを用いたスポンジたわしを用いることによって、優れた洗浄性能が得られるとともに、硬表面を傷つけにくく且つ、特に、防汚洗浄剤との併用にあっては、その防汚効果の持続性を相乗的に向上させ、経済的で、衛生的な仕上がりを維持することができる。
また、本発明のスポンジたわしは、硬表面に対して傷を付けにくく、汚れを落とすものであるため、食物由来の汚れの付着した高価なクリスタルガラスや上絵付けの食器に対しても好適に使用することもできる。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
本発明の研磨材料は、不織布に、研磨剤としてシリカ及び/又はシリケート系の研磨剤粒子の凝集体を固着させたものである。
本発明に用いられる研磨剤としては、シリカ及び/又はシリケート系の研磨剤粒子が凝集したものである。即ち、研磨剤粒子(一次粒子)を凝集させ、凝集体(二次粒子)とした研磨剤が用いられる(図1(i)、(ii)を参照)。
そして、研磨剤粒子(一次粒子)の平均粒径としては、好ましくは0.01〜10μmのものを、より好ましくは0.05〜1μmのものを挙げることができる。また、凝集体(二次粒子)の平均粒径としては、好ましくは0.4〜150μmのものを、より好ましくは0.4〜100μmのものを挙げることができる。また、凝集体(二次粒子)の粒度D50%値としては、好ましくは2〜70μmのものが挙げられる。
また、研磨剤粒子(一次粒子)の形状としては針状のものが好ましく、凝集体(二次粒子)の形状としては多孔質球状のものが好ましい。
シリケート系の研磨剤粒子としては、例えば、Na2O−SiO2−Al23で示される、アルミノシリケート研磨剤粒子が好ましい。
また、本発明で用いられる研磨剤粒子の凝集体のモース硬度としては、概ね2〜3の範囲に設定されることが好ましい。
なお、本発明においては、これらの研磨剤粒子の凝集体を用いることにより、被洗浄物の表面に傷を入れずに汚れを落とすことができることとなる。即ち、研磨剤粒子として多用されているアルミナや炭化ケイ素などの硬質粒子ではなく、軟質粒子であるシリカおよびシリケート系研磨剤について種々の検討を重ねた結果、研磨剤粒子(一次粒子)を凝集させ、研磨時にその凝集体を崩すことにより、被洗浄物の表面に傷を入れずに汚れを落とすことが可能であることを見出したものである。
本発明に用いる研磨剤粒子の凝集体は、市販のものを用いることができるほか、例えば、Al化合物とSi化合物をCO3 2-、SO4 2-、NO3 -、Cl-等の存在下、アルカリ溶液中で反応させる方法により製造することもできる。市販のものとしては、例えば、花王株式会社製の「ルナモス SP−PA」、「ルナモス SP−PB」等を挙げることができる。
本発明の研磨材料に用いられる不織布としては、天然繊維又は合成繊維、およびその混合物を含め様々な繊維を繊維質基材とする不織布を用いることができる。天然繊維としては、綿、ウール、ジュートおよび麻などがあげられ、また、合成繊維としては、ポリエステル、ポリアミド、ポリプロピレン、アクリル、レーヨン、酢酸セルロース、ポリ塩化ビニリデン−塩化ビニルコポリマー、塩化ビニル−アクリロニトリルコポリマー等が挙げられる。
なかでも、研磨剤の固定力、洗浄研磨作業中の脱粒の減少、研磨維持性の向上の点からポリエステル、ポリアミド、ポリプロピレン、アクリル、レーヨン、酢酸セルロース、ポリ塩化ビニリデン−塩化ビニルコポリマー、塩化ビニル−アクリロニトリルコポリマーより選択される少なくとも1種を含む不織布を用いることが好ましい。
なお、繊維の太さとしては、好ましくは3〜100デニールのものを、より好ましくは5〜30デニールのものを挙げることができる。
本発明の研磨材料の製造方法としては、上述の研磨剤粒子の凝集体を樹脂と混合させてスラリーとし、これを不織布に固着させることが挙げられる。この際に用いられる樹脂としては、例えばエポキシ樹脂やウレタン樹脂等を挙げることができる。また、用いる樹脂の量としては、研磨剤粒子の凝集体の重量に対して、2〜4倍を挙げることができる。
不織布へのスラリーの固着方法としては、エアーガンによる吹きつけ、ディップした後にロール絞りすること等を挙げることができる。
研磨剤粒子の不織布への固着量としては、不織布重量100質量部に対し、3〜35質量部であることが好ましい。
研磨剤粒子の固着量が3質量部未満では、所望の洗浄効果および研磨効果に乏しい場合がある。また、35質量部を超えて固着させた場合には、研磨材料自体が硬くなり、また不織布からの研磨剤粒子の脱粒が多くなる場合がある。
次に、本発明のスポンジたわしについて説明する。
本発明のスポンジたわしは、上記研磨材料とスポンジ基材とを接着したものである。
本発明に用いられるスポンジ基材としては、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、メラミン樹脂より選択される少なくとも1種を含むものが挙げられる。これらのなかでも、強靱で可撓性を有する樹脂を用いることが、作業時における研磨材料からの研磨剤の脱粒を減少させ、適度な弾力性により作業者の手を疲れさせることなく作業性に優れ、良好な洗浄研磨が得られることとなる。このため、好ましくは、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂が用いられ、特に、形状の復元性からウレタン樹脂が好ましい。
また、研磨材料とスポンジ基材との接着方法としては、接着剤で接着することのほか、研磨材料とスポンジ基材とを熱溶着することなどが挙げられる。
そして、研磨材料は、スポンジ基材の一側面のみに接着しても、一側面と向かい合う側面との二つの側面に接着してもよく、また、一側面と垂直に接する一つ以上の側面とに接着しても良い。
さらに、スポンジ基材には、作業性を高めるために向かい合う二つの側面の全部又は一部に、凹部を設けてもよい(図2(i)〜(iv)、図3(iii)、(v)参照)。
また、研磨材料に洗浄剤を効果的に染み込ませるためのV字状又はU字状の溝や、円錐状又は半球状の凹部等を、一カ所或いは複数箇所に設けてもよい(図2(iii)、(iv)参照)。
本発明のスポンジたわしは、トイレ、洗面台、浴室、食器、調理器具等の洗浄研磨に用いることができる。
以下に、実施例および比較例を示して本発明を説明するが、本発明は、下記の実施例に限定されるものではない。
<実施例1:研磨材料の製造>
シリケート系研磨剤粒子の多孔質凝集体(「ルナモスSP−PA」(花王株式会社製))(一次粒子の粒径0.1μm、二次粒子の粒径2〜4μm、Na2O/SiO2=1.0〜1.5、Al23/SiO2=2〜3、粒度D50%=10〜20μm)10質量部と、エポキシ樹脂30質量部とを混合し、太さ15デニールのポリエステル製不織布60質量部に固着させて、研磨材料を得た。このときの上記研磨材料(研磨剤+樹脂+不織布)の目付量(g/m2)は550g/m2であり、上記研磨剤の上記不織布への固着量としては、上記不織布100質量部に対し17質量部であった。また固着後の研磨材料の厚みは7mmであった。
<実施例2:スポンジたわしの製造>
この研磨材料(縦75mm×横135mm×厚さ7mm)と、両側面に凹部を設けたウレタン樹脂製(ポリエステル ウレタンホーム)のスポンジ基材(縦75mm×横135mm×厚さ40mm)とを接着して、スポンジたわし(縦75mm×横135mm×高さ43mm)を得た。
<実施例3:洗浄試験>
上記スポンジたわしと防汚洗浄剤(製品名:「クルー クリンベール」/ジョンソン・プロフェッショナル社製)を用いて、公共の男性用トイレの小便器、大便器(洋式および和式)および洗面台を対象に洗浄試験をおこなった。
〔試験方法〕
洗浄初日に上記防汚洗浄剤を用いてスポンジたわしで擦り洗いした後、水を流してすすぎ、翌日(2日目)以降13日間は、一切の洗浄剤を用いず、水を含ませたスポンジたわしで擦り洗いし、水を流してすすぐのみとした(14日間で1サイクル)。この洗浄方法を1ヶ月間(2サイクル)実施したときの汚れの状態を、洗浄初日の状態と比較して評価した。
〔評価結果〕
1サイクル後:汚れの付着は認められず、洗浄初日の状態と殆ど変わらなかった。
2サイクル後:汚れの付着は認められず、洗浄初日の状態と殆ど変わらなかった。
<比較例:洗浄試験>
比較例として、上記洗浄試験方法に準じて、市販のモース硬度6の硬いスポンジたわしを用いておこなった場合を比較例1、また、市販のモース硬度1の軟らかいスポンジたわしを用いておこなった場合を比較例2とした。
〔評価結果〕
<比較例1>
1サイクル後:汚れの付着は認められないが、被洗浄面の傷が見受けられるとともに仕上がりに光沢がなかった。
2サイクル後:汚れの付着は認められないが、被洗浄面の傷が見受けられるとともに仕上がりに光沢がなかった。
<比較例2>
1サイクル後:僅かに汚れの付着が認められた(被洗浄面に傷は見受けられなかった)。
2サイクル後:僅かに汚れの付着が認められた(被洗浄面に傷は見受けられなかった)。
上記のように、モース硬度が高い固くて研磨力の強いスポンジたわしを用いた場合には、高い洗浄効果を得ることができるものの、被洗浄面に対して傷をつけてしまうばかりでなく、防汚効果を発現するために形成されたコーティング膜をも傷つけ剥がしてしまうことになり、防汚効果が持続できず、また、被洗浄面の光沢や良好な仕上がりが得られないものとなった。
なお、防汚効果の持続性低下は、水洗い・すすぎによる洗浄の5〜7日目頃から見受けられた。
また、モース硬度が低く柔らかいスポンジたわしを用いた場合には、防汚効果を発現するために形成されたコーティング膜をも傷つけ剥がしてしまうことはなかったが、所望の洗浄効果が得られず、洗浄不良によって汚れが蓄積するために、所望の仕上がりを維持できないものとなった。
なお、汚れの付着は水洗い・すすぎによる洗浄の7〜10日目から見受けられた。
一方、本発明のスポンジたわしと防汚洗浄剤とを組み合わせた洗浄研磨作業をおこなった場合には、防汚効果が相乗的に持続し、衛生的で、良好な仕上がりが得られることがわかる。
図1は、本発明に用いる研磨剤粒子の凝集体を示す写真である。 図2は、本発明のスポンジたわしの例を示す図である。 図3は、本発明のスポンジたわしの例を示す図である。
符号の説明
1 研磨材料
2 スポンジ基材

Claims (11)

  1. 不織布に、シリカ及び/又はシリケート系の研磨剤粒子の凝集体を固着させたことを特徴とする研磨材料。
  2. 前記研磨剤粒子の平均粒子径が0.01〜10μmであることを特徴とする、請求項1に記載の研磨材料。
  3. 前記研磨剤粒子の凝集体の平均粒子径が0.4〜150μmであることを特徴とする、請求項1または2に記載の研磨材料。
  4. 前記研磨剤粒子の凝集体が多孔質球状であることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の研磨材料。
  5. シリケート系の研磨剤粒子が、アルミノシリケート研磨剤粒子である、請求項1ないし4のいずれかに記載の研磨材料。
  6. 不織布が、ポリエステル、ポリアミド、ポリプロピレン、アクリル、レーヨン、酢酸セルロース、ポリ塩化ビニリデン−塩化ビニルコポリマー、塩化ビニル−アクリロニトリルコポリマーより選択される少なくとも1種を含むことを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載の研磨材料。
  7. 研磨剤粒子の凝集体が、不織布重量100質量部に対して3〜35質量部を含有することを特徴とする、請求項1ないし6のいずれかに記載の研磨材料。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の研磨材料と、スポンジ基材とを接着したことを特徴とするスポンジたわし。
  9. スポンジ基材が、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、メラミン樹脂より選択される少なくとも1種を含むことを特徴とする、請求項8に記載のスポンジたわし。
  10. スポンジたわしが、トイレ、洗面台、浴室の洗浄研磨の用途に用いられることを特徴とする、請求項8または9に記載のスポンジたわし。
  11. スポンジたわしが、食器、調理器具の洗浄研磨の用途に用いられることを特徴とする、請求項8または9に記載のスポンジたわし。

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