JP2005206276A - データキャリア、保管棚管理装置、現物管理装置及び現物管理システム - Google Patents

データキャリア、保管棚管理装置、現物管理装置及び現物管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】 利用者が所望する書類の所在場所を速やかに見つけて確実に入手できるようにする。
【解決手段】 複数の管理対象フォルダ20を収納するパックフォルダ10に、検索装置本体から呼びかけられたIDコードに対して所定の応答を行なうデータキャリアであって、複数のIDコードを記憶媒体に登録することが可能に構成され、上記登録された複数のIDコードのうち、何れか一つのIDコードで呼びかけられた場合に応答する所在管理用データキャリア19を取り付けて、上記複数の管理対象フォルダ20のそれぞれに付与されている複数の個別idを上記所在管理用データキャリア19で管理できるようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明はデータキャリア、保管棚管理装置、現物管理装置及び現物管理システムに関し、特に、銀行の債権書類や機密文書などのような重要書類を厳重に管理するために用いて好適なものである。
重要書類の現物管理は、現在はバーコードシステムなどで管理されている。被管理物は、管理システムが指示する保管場所(棚やラックの中のロケーション)に収納しているが、人為的なミスが発生した場合には、検索している重要書類の所在を確認することは大変な作業が強いられていた。
このような不都合を避ける為に、例えば、特許文献1に提案されているように、収納と取り出しを全て自動化した自動倉庫方式が利用されることもある。しかしながら、管理対象物が大量である場合は適用が難しいのが現状であった。さらに、管理対象物が大量にある場合には、現物の棚卸を行なうことは大変な人手を必要としていた。
ところで、近年、RFIDチップが安くなってきたこと、及び所在管理用途のシステムとしてのRFIDチップを利用した「カルテ管理システム」が実用化されていること等から、RFIDを利用した管理システムを、重要書類を現物管理するために適用するようにすることが着目されている。
特開平10−157813号公報
しかしながら、全ての重要書類にRFIDチップを付設して「書類管理システム」を構築するには、コスト的及び物理的に以下のような問題点があった。すなわち、安くなってきているRFIDチップは、ゲート管理用の簡易なRFIDチップであり、所在管理用として使用するRFIDチップはあまり安くなっていない。このため、管理対象である全ての重要書類に所在管理用のRFIDチップを付設するのはコスト的に問題があった。
また、このような書類管理システムを構築する場合には、検索対象の書類の所在を表示する為にLEDを点灯するようにしているが、上記LEDを紙の厚さ程度まで薄くすることは不可能である。
また、静的に棚に保持されているときには、各々のRFIDチップが密着した状態で管理されるので、各々のRFIDチップに設けられているアンテナコイル同士が結合してしまい、確実な動作ができなくなってしまう等の問題があった。この問題は、RFIDチップを薄くすればするほど結合度が増えてしまうので、RFIDチップを薄くすることは、現在のところ不可能であった。このため、現行の厚さ(約5mm)をそのまま適用しなければならないわけであるが、そうすると大量の重要書類を保管する場合には収納スペースが大きくなり過ぎてしまい、書類管理システム全体が大型化してしまう問題が生じる。また、コスト的にも実用性が困難になってしまう問題があった。
本発明のデータキャリアは、固有のIDコードが与えられていて、検索装置本体との間でデータの授受を行い、上記検索装置本体から呼びかけられたIDコードに対して所定の応答を行なうデータキャリアであって、複数のIDコードを記憶媒体に登録することが可能に構成され、上記登録された複数のIDコードのうち、何れか一つのIDコードで呼びかけられた場合に応答することを特徴としている。
また、本発明の他の特徴とするところは、固有のIDコードが与えられていて、検索装置本体との間でデータの授受を行い、上記検索装置本体から呼びかけられたIDコードに対して所定の応答を行なうデータキャリアであって、複数のIDコードを記憶媒体に登録することが可能に構成され、上記登録された複数のIDコードのうち、何れか一つのIDコードで呼びかけられた場合に応答するとともに、上記呼びかけられたIDコードを記憶媒体に保持するようにしたことを特徴としている。
また、本発明のその他の特徴とするところは、上記呼びかけに対する応答は、通信手段を介して行われる電子的な応答、またはI0出力による表示により行われることを特徴としている。
また、本発明のその他の特徴とするところは、上記データキャリアは、複数の管理対象フォルダを収納するパックフォルダに取り付けられて用いられることを特徴としている。
本発明の保管棚管理装置は、上記の何れかに記載のデータキャリアと通信可能に構成された保管棚管理装置であって、上記データキャリアに対してID検索コマンドを送信して、上記データキャリアの記憶媒体に格納されている複数のIDコードの中から所定のIDコードを検索させるようにするとともに、上記検索の結果を応答させることを特徴としている。
また、本発明の他の特徴とするところは、上記の何れかに記載のデータキャリアと通信可能に構成された保管棚管理装置であって、上記データキャリアの記憶媒体に保持されている上記呼びかけられたIDコードを読み出して表示する表示手段を有することを特徴としている。
本発明の現物管理装置は、パックフォルダに取り付けられている所在管理用データキャリアに格納されている複数の管理対象フォルダにそれぞれ付与されている個別IDコードを取得して表示するとともに、上記所在管理用データキャリアに所定の情報を書き込む保管棚管理装置と、上記パックフォルダに格納された複数の管理対象フォルダのそれぞれに付されている個別IDコードを読み取るIDコード読み取り手段と、上記パックフォルダIDと上記管理対象IDとを関連させた情報を、記憶手段を有するシステムに伝える通信手段とを有することを特徴としている。
また、本発明の他の特徴とするところは、パックフォルダに収納されている複数の管理対象フォルダを取り出す現物取り出し手段と、上記IDコード読み取り手段の読み取り結果に基づいて、上記現物取り出し手段により上記パックフォルダから取り出された複数の管理対象フォルダの中から所定の管理対象フォルダを選別するフォルダ選別手段と、上記フォルダ選別手段によって選別されなかった管理対象フォルダと、新規に管理する管理対象フォルダとを、上記パックフォルダ内に収納する管理対象収納手段とを有することを特徴としている。
現物管理システムは、上記の何れかに記載のデータキャリアが取り付けられたパックフォルダを複数個収納可能な保管棚と、上記に記載の保管棚管理装置とを備えたことを特徴としている。
また、本発明の他の特徴とするところは、上記に記載の現物管理装置を更に備えたことを特徴としている。
また、本発明のその他の特徴とするところは、上記保管棚管理装置は、フォルダ返却コマンドを常に発行する機能、及びアンチコリジョン機能を有しており、上記保管棚に複数のパックフォルダが同時に返却された場合においても、すべてのパックフォルダについてフォルダIDを取得することが可能であることを特徴としている。
また、本発明のその他の特徴とするところは、上記保管棚管理装置は、フォルダIDを指定したリード命令により、各パックフォルダが保持している各管理対象のIDコードを読み出す機能を有することを特徴としている。
また、本発明のその他の特徴とするところは、上記保管棚管理装置は、呼び出された所在管理用データキャリアが所定の処理を施されることなく保管棚に返却された場合には、上記所在管理用データキャリアに警告表示をさせた後、検索時のパターンを表示させる機能を有することを特徴としている。
本発明によれば、利用者が所望する書類の所在場所を速やかに見つけて確実に入手するようにすることができる。
また、本発明の他の特徴によれば、保管棚管理装置に収納されている大量な書類の中から目的とする書類を速やかに見つけて取り出すことを確実に保証できるので、現物の棚卸と同じように正確な棚卸を少ない労力で行なうことが可能であり、棚卸に必要な労力を大幅に軽減することができる。
(第1の実施の形態)
以下に、本発明のデータキャリア、保管棚管理装置、現物管理装置及び現物管理システムの第1の実施の形態を説明する。
図1は、本実施の形態において使用するパックフォルダ10の全体構成を説明する斜視図である。このパックフォルダ10は、見開き可能なブックカバーのような形状に形成されており、その両表紙の内側に書類等を保持するための折り返しポケット11が取り付けられている。
上記パックフォルダ10は、図2に示すような管理対象フォルダ20をその内部に収納するためのものであり、上記管理対象フォルダ20を複数個、例えば、10個程度を内部に収納する。
上記管理対象フォルダ20は、透明な合成樹脂にて、例えばA4サイズの書類を収納可能な大きさに構成されているものであり、管理対象21を内部に収納する。図2の例では、長短2辺に形成されている開口部から上記管理対象21を、矢印23で示したようにして出し入れするようにした例を示しているが、上記管理対象21の出し入れ方法及び形状は任意の方法及び形状を選択することができる。
上記管理対象フォルダ20の片隅には個別管理用タグ22が貼り付けられている。上記個別管理用タグ22は、管理対象21に対して「1対1」で付与された管理番号idを記憶保持しておくものであり、本実施の形態においてはゲート管理用の簡易型RFIDを用いている。
また、上記個別管理用タグ22は上記管理対象21にも直接貼り付けられていいる。このような場合には、上記個別管理用タグ22が貼り付けられていない管理対象フォルダ20に挿入して、これを上記パックフォルダ10に複数個、例えば、10個程度を収納するようにしても良い。さらに、上記個別管理用タグ22を上記管理対象21に直接貼り付けて、これを直に、上記パックフォルダ10に複数個、例えば、10個程度を収納するようにしても良い。
上述のように構成されたパックフォルダ10の片端には所在管理用データキャリア19が取り付けられている。上記所在管理用データキャリア19は、後述するように保管棚システム40(図4参照)の棚に多数収納されていても、その通信手段とデータ通信を行い、収納されている上記パックフォルダ10の有無を検索して、検索結果を上記保管棚システム40に伝達する機能を有している。上記検索結果による所在の通知は、無線によるデータ通信により行われるとともに、上記所在管理用データキャリア19の表面に配設されたLED等の表示手段191を点灯表示して行われる。
次に、図3を参照しながら、上述のように構成された本実施の形態のパックフォルダ10の内部に収納されている管理対象フォルダ20の収納及び取り出しを管理する現物管理装置30の構成例を説明する。
図3に示したように、本実施の形態で構成する現物管理装置30は、パックフォルダ10に装着された所在管理用データキャリア19専用のリード/ライト機器31、個別管理用タグ22用のリード機器32、操作キー33、表示装置34等を有し、通信ライン35を介して後述の保管棚管理装置401と接続されている。
上記所在管理用データキャリア19専用のリード/ライト機器31は、検索された管理対象を含むパックフォルダ10、または一つ以上の空きのあるパックフォルダ10のフォルダIDを読み出すために設けられているものである。
上記個別管理用タグ22用のリード機器32は、複数の管理対象フォルダ20の各個別idとフォルダIDとの関連付けを行なうために、各個別管理用タグ22のidを読み出すために設けられているものである。
操作キー33は、上記各リード機器に特定の操作を行なわせるための命令を入力するためのものであり、表示装置34は検索されたパックフォルダ10に収納されている管理対象フォルダ20の内、検索対象となったidまたは管理対象の個別名称などを表示するためのものである。通信ライン35は保管棚管理装置401とデータ通信を行なうための通信線である。
次に、図4を参照しながら、保管棚システム40の構成について説明する。
保管棚システム40は上述した所在管理用データキャリア19が配設されたパックフォルダ10を複数個収納可能な保管棚41〜4nと、保管棚管理装置401とから構成されている。
上記保管棚管理装置401の構成例として、図4にはコンピュータシステム402、表示装置403、データベース404等が示されているが、図示しない印刷装置や外部記憶装置等を有している。
このように構成された本実施の形態の保管棚システムにおいて、全ての保管棚41〜4nは通信線405により接続されており、これらの保管棚41〜4nに保管されている複数のパックフォルダ10は保管棚管理装置401により管理される。
上記保管棚41〜4nは、棚の並びの列ごとに列表示器411、棚ごとに棚表示器412、各棚の段ごとに段表示器413を持っており、指定のパックフォルダ10の検索時に、上記所在管理用データキャリア19の表面に配設されたLED等の表示手段191が点灯表示すると共に、段表示器413、棚表示器412、列表示器411が点灯することで、上記検索結果による指定のパックフォルダ10の所在位置を操作者に明確に伝達する機能を有している。
また、各保管棚41〜4nは、常にアンチコリジョン対応のリードコマンドを発行しており、応答されるパックIDとその所在位置情報を、上記保管棚管理装置401を通して、上記データベース404に格納している。アンチコリジョン対応のリードコマンドであるので、上記保管棚41〜4nの任意の棚の任意の段に複数のパックフォルダが同時に返却された場合においても、すべてのパックIDを取得可能あり、保管棚41〜4nのどこに収納しても良いので収納作業が容易である。
上記データベース404に格納された所在位置情報は、本実施形態において保管棚41〜4n側の検索機能の障害(例えば電源故障など)時に、人手で探し出す為の手がかりとしても使用される。
さらに、上記アンチコリジョン対応のリードコマンドに、全所在管理用データキャリア19に再応答するように状態を変えるコマンドを発行することで、その時に収納されているパックフォルダのフォルダIDを全て読み出すことが可能である。このパックIDとそれにパックされている管理対象idを、上記データベース404に格納されているデータに照らし合わせることで、上記保管棚41〜4nに収納されているすべての管理対象21を確実に認識できるので、保管棚41〜4nに保持したままの状態で棚卸を行なうことが可能である。
次に、図3と図4を参照しながら、上述のように構成された本実施の形態のパックフォルダ10の内部に収納されている管理対象フォルダ20を新規に収納する手順の例を説明する。
空のパックフォルダ10とこれから収納する新規の管理対象を収めた管理対象フォルダ20を複数個、例えば10個用意する。空のパックフォルダ10に取り付けられている所在管理用データキャリア19のID(パックフォルダID)を専用リード/ライト機器31で読み出す。
続いて、新規に収納する管理対象を収めた管理対象フォルダ20を複数個例えば10個を個別管理用タグ22用のリード機器32にて、一つずつその個別idを読み出す。全て読み出した後、操作キー33によってパッキング命令に相当するコードキーを操作して、前記読み出したパックIDと全ての個別idを、通信ライン35を介して保管棚管理装置401に伝送する。
保管棚管理装置401では、通信ライン35を介して受け取った、前記読み出したパックIDと全ての個別idにより管理用データベース404に新しい管理レコードを追加する。
運用管理者は、上記複数個の管理対象フォルダ20を上記空のパックフォルダ10にまとめて収納し、これを保管棚システム40の保管棚41〜4nの任意の棚の任意の段に収納する。
引き続き、上述のように構成された本実施の形態の保管棚41〜4n内の任意の棚に収納されている複数のパックフォルダ10の中から、目的とする管理対象フォルダ20が収納されているパックフォルダ10、及び上記パックフォルダ10に収納されている管理対象フォルダ20を取り出す手順の例を説明する。
先ず、保管棚管理装置401内の所在管理データベース404を利用して、取り出したい管理対象21の個別idをキーとしてパックフォルダ10の所在管理用タグIDを取り出す。次に、このIDで、保管棚41〜4nの全てに対して検索を行い、点灯表示されている表示器(411,412,413)の有無を目安に保管棚から、該当のパックフォルダ10を取り出し、図3に示した現物管理装置のある場所まで移動する。
続いて、所在管理用データキャリア19専用のリード/ライト機器31で、保管棚41〜4nから取り出されたパックフォルダ10に装着された所在管理用データキャリア19のIDを読み出し、通信ライン35を介して保管棚管理装置401に送信し、上記パックフォルダ10の内部に保持されている管理対象21の内、どのidの管理対象21が検索されたかを、上記管理用データベース404に問い合わせる。
上記検索対象となった管理対象21のid、またはそのものを特定できる名称などを、上記現物管理装置30の表示装置34に表示し、操作者はこれを確認しながら、検索されたパックフォルダ10から検索対象となった管理対象21を取り出す。
上記取り出した管理対象21の個別管理用タグ22のidを、個別管理用タグリーダ32で読み出して、通信ライン35を介して保管棚管理装置401に送信し、上記管理用データベース404を更新する。次に、検索対象でない残りの管理対象21を上記パックフォルダ10に再びまとめて収納し、これを保管棚41〜4nにおける任意の棚の任意の段に収納する。
次に、利用の終わった管理対象21を保管棚システム40に再び返却する場合の内部動作例を説明する。
少なくとも一つの空きがあるパックフォルダ10を用意する。また、所在管理用データキャリア19専用のリード/ライト機器31でパックフォルダIDを読み出し、利用の終わった管理対象21の個別管理用タグ22のidを、個別管理用タグリーダ32で読み出し、共に通信ライン35を介して保管棚管理装置401に送信し、上記管理用データベース404を更新する。
次に、利用の終わった管理対象21を収納している管理対象フォルダ20を、上記のIDを読み出したパックフォルダ10に収納し、これを保管棚41〜4nにおける任意の棚の任意の段に収納する。
なお、上記実施の形態においては、各管理対象フォルダ20に個別管理用タグ22を取り付け、これを個別管理用タグリーダ32で読み取るようにしている例を示したが、上記書類を管理する方法は、この組み合わせでなくてもよい。例えば、上記管理対象フォルダ20にバーコードを付しておけば、上記個別管理用タグリーダ32の代わりにバーコードリーダを用いることができる。
次に、図5を参照しながら所在管理用データキャリア19及び収納棚41のハード構成例を説明する。
図5に示したように、所在管理用データキャリア19は、表示手段191、制御手段192、メモリ193、通信手段194等を有している。
また、収納棚41は、保管棚管理装置401との通信手段51、棚制御手段52、段制御手段53、タグとの通信手段54、および棚表示機412、各段に対応して設けられている段表示器413を有している。
上記所在管理用データキャリア19の通信手段194は、上記収納棚41のタグとの通信手段54と磁界結合してデータを送受信するとともに、所在管理用データキャリア19で使用する電力を生成する機能を有している。制御手段192は、上記通信手段194を介して、ID検索命令を解釈してメモリ193に格納されている自己IDと比較する。この比較の結果、一致している場合には表示手段191を点灯制御する。また、これと同時に、上記通信手段194を介して上記収納棚41のタグの通信手段54とデータ通信を行い、検索対象のIDタグの存在を応答する。
収納棚41に設けられている通信手段51はパックフォルダIDの検索コマンドを入力したり、上記検索時の応答を保管棚管理装置401に通知し、管理用データベース404内に反映したりするためのものである。
棚制御手段52は、上記管理装置との通信手段51から入力された検索情報を解釈し、各段の段制御手段53に伝える。この検索情報は、棚間通信手段55を介して全ての保管棚41〜4nに伝えられることで、収納されている全ての所在管理用タグに呼びかけることが可能である。タグとの通信手段54は、所在管理用データキャリア19に対して非接触でデータの授受を行なうものであり、収納棚41から所在管理用データキャリア19に電力をも供給する機能を有している。
段制御手段53は、上記棚制御手段52からの検索命令を、タグとの通信手段54を介して所在管理用データキャリア19に伝え、所在応答があった場合には、段表示器413を点灯すると共に上記棚制御手段52に応答する。応答を受けた棚制御手段52は、棚表示器412を点灯する。尚、図4に示している列表示器411は、1列に並べられた棚の棚表示器412のどれかひとつでも点灯状態にあるときには、点灯される。
次に、図6を参照しながら、管理対象の生成から検索利用までの運用の一例を説明する。なお、図6において、図4に示した構成要件については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。図6において、60は運用管理システムであり、サーバ601及びシステムデータベース602等によって構成されている。上記運用管理システム60は、LAN等のデータ回線62を介してユーザ端末61に接続されている。
上述ように構成された本実施の形態の現物管理システムにおいて、先ず、初期保管手順(管理対象の生成から保管まで)を説明する。
ユーザ端末61から入力される情報に基づいて、サーバ601において管理対象物が生成された時には、個別管理idを付与する。このときに、図2に示したように、管理対象21を管理対象フォルダ20に入れ、個別管理用タグ22を取り付けて、管理対象21の内容と上記個別idとを運用管理システム60のシステムデータベース602に登録する。
そして、現物管理装置30を用いて管理しながら、上記管理対象フォルダ20を複数個ずつまとめてパックフォルダ10に収納する。この現物管理装置30にて、パックフォルダ10のIDと各書類に付与された個別idとの関連付けを厳密に行い、その後、上記パックフォルダ10を保管棚41〜4nの何れかに収納する。
次に、利用手順(id検索から現物の入手まで)を説明する。
ユーザ端末61にて必要な管理対象物のキーワード検索を行なうと、運用管理システム60のシステムデータベース602で検索され、個別idが取得される。次に、この個別idで保管棚管理システム60に検索をかけると、保管棚41〜4n内の所在表示システムにて、検索対象を含むパックフォルダ10を容易にピックアップすることができる。次に、現物管理装置30を用いることで、検索対象の管理対象フォルダ20のみを選別することができるので、ユーザは検索している管理対象21の現物を入手することができる。上述したように、取り出された管理対象フォルダ20以外の管理対象フォルダ20は、現物管理装置30を用いて管理データを確認しながら、再びパックされて保管棚41〜4nの何れかに戻される。
次に、返却手順(再保管)について説明する。
管理対象21の利用が終了したら、管理対象を保管棚41〜4nに返却するのであるが、この場合には、一つ以上の空きのあるパックフォルダ10と共に、現物管理装置30を用いて管理データを確認する。そして、管理対象フォルダ20をパックフォルダ10内に収納して再度パックした後、保管棚41〜4nの何れかに戻す。
なお、上述した第1の実施の形態においては、データの書込み及び読み出しの両方を行なうことが可能なリード/ライト機器31を用いたが、第1の実施の形態におけるリード/ライト機器31は、読み出し機能のみを有する機器であってもよい。
(第2の実施の形態)
次に、本発明のデータキャリア、保管棚管理装置、現物管理装置及び現物管理システムの第2の実施の形態を説明する。
図1は、本実施の形態のパックフォルダ10の全体構成を説明する斜視図である。このパックフォルダ10は、見開き可能なブックカバーのような形状に形成されており、その両表紙の内側に書類等を保持するための折り返しポケット11が取り付けられている。
上記パックフォルダ10は、図2に示すような管理対象フォルダ20をその内部に収納するためのものであり、上記管理対象フォルダ20を複数個、例えば、10個程度を内部に収納する。
上記管理対象フォルダ20は、透明な合成樹脂にて、例えばA4サイズの書類を収納可能な大きさに構成されているものであり、管理対象21を内部に収納する。図2の例では、長短2辺に形成されている開口部から上記管理対象21を、矢印23で示したようにして出し入れするようにした例を示しているが、上記管理対象21の出し入れ方法及び形状は任意の方法及び形状を選択することができる。
上記管理対象フォルダ20の片隅には個別管理用タグ22が貼り付けられている。上記個別管理用タグ22は、管理対象に対して「1対1」で付与された管理番号idを記憶保持しておくものであり、本実施の形態においてはゲート管理用の簡易型RFIDを用いている。
また、上記個別管理用タグ22は上記管理対象21に直接貼り付けられている。個別管理用タグ22が貼り付けられていない管理対象フォルダ20に挿入して、これを上記パックフォルダ10に複数個、例えば、10個程度を収納しても良い。さらに、上記個別管理用タグ22を上記管理対象21に直接貼り付けて、これを直に、上記パックフォルダ10に複数個、例えば、10個程度を収納しても良い。
上述のように構成されたパックフォルダ10の片端には所在管理用データキャリア19が取り付けられている。上記所在管理用データキャリア19は、後述するように保管棚システム40(図4参照)の棚に多数収納されていても、その通信手段とデータ通信を行い、収納されている上記パックフォルダ10の有無を検索して、検索結果を上記保管棚システム40に伝達する機能を有している。上記検索結果による所在の通知は、無線によるデータ通信により行われるとともに、上記所在管理用データキャリア19の表面に配設されたLED等の表示手段191を点灯表示して行われる。
次に、図3を参照しながら、上述のように構成された本実施の形態のパックフォルダ10の内部に収納されている管理対象フォルダ20の収納及び取り出しを管理する現物管理装置の構成例を説明する。
図3に示したように、本実施の形態で構成する現物管理装置30は、パックフォルダ10に装着された所在管理用データキャリア19専用のリード/ライト機器31、個別管理用タグ22用のリード機器32、操作キー33、表示装置34等を有し、通信ライン35を介して後述の保管棚管理装置401と接続されている。
上記所在管理用データキャリア19専用のリード/ライト機器31は、検索された管理対象を含むパックフォルダ10または一つ以上の空きのあるパックフォルダ10のフォルダID及び検索コードを読み出すためと、そのパックフォルダに収納される管理対象フォルダの各個別idをすべて所在管理用データキャリア19に書き込むために設けられているものである。
上記個別管理用タグ22用のリード機器32は、複数の管理対象フォルダ20の各個別idとフォルダIDとの関連付けを行なうために、各個別管理用タグ22のidを読み出すために設けられているものである。
操作キー33は、上記各リード機器に特定の操作を行なわせるための命令を入力するためのものであり、表示装置34は検索されたパックフォルダ10に収納されている管理対象フォルダ20の内、検索対象となったidまたは管理対象の個別名称などを表示するためのものである。通信ライン35は保管棚管理装置401とデータ通信を行なうための通信線である。
次に、図4を参照しながら、保管棚システム40の構成について説明する。
保管棚システム40は上述した所在管理用データキャリア19が配設されたパックフォルダ10を複数個収納可能な保管棚41〜4nと、保管棚管理装置401とから構成されている。
上記保管棚管理装置401の構成例として、図4にはコンピュータシステム402、表示装置403、データベース404が示されているが、図示しない印刷装置や外部記憶装置等を有している。
このように構成された保管棚システムにおいて、全ての保管棚41〜4nは通信線405により接続されており、これらの保管棚41〜4nに保管されている複数のパックフォルダ10は保管棚管理装置401により管理される。
上記保管棚41〜4nは、棚の並びの列ごとに列表示器411、棚ごとに棚表示器412、各棚の段ごとに段表示器413を持っており、指定の管理対象フォルダ20の個別管理用タグのid検索時(OR検索コマンド、後述)に、上記、管理対象フォルダ20を収納している所在管理用データキャリア19の表面に配設されたLED等の表示手段191が点灯表示すると共に、段表示器413、棚表示器412、列表示器411が点灯することで、上記検索結果による指定のパックフォルダ10の所在位置を操作者に明確に伝達する機能を有している。
また、各保管棚は、常にアンチコリジョン対応のリードコマンドを発行しており、応答されるパックIDとその所在位置情報を、上記保管棚管理装置401を通して、上記データベース404に格納している。アンチコリジョン対応のリードコマンドであるので、上記保管棚41〜4nの任意の棚の任意の段に複数のパックフォルダが同時に返却された場合においても、すべてのパックIDを取得可能あり、保管棚41〜4nのどこに収納しても良いので収納作業が容易である。
上記データベース404に格納された所在位置情報は、本実施形態において棚側の検索機能の障害(例えば電源故障など)時に、人手で探し出す為の手がかりとしても使用される。
さらに、上記アンチコリジョン対応のリードコマンドに、全所在管理用データキャリアに再応答するように状態を変えるコマンドを発行することで、その時に収納されているパックフォルダのフォルダIDを全て読み出すことが可能である。このパックIDを指定したリードコマンドを発行すると、その所在管理用データキャリアに書き込まれている管理対象idを読み出すことが可能なので、上記保管棚41〜4nに収納されているすべての管理対象21を確実に認識できるので、保管棚41〜4nに保持したままの状態で棚卸を行なうことが可能である。
次に、図3と図4を参照しながら、上述のように構成された本実施の形態のパックフォルダ10の内部に収納されている管理対象フォルダ20を新規に収納する手順の例を説明する。
空のパックフォルダ10とこれから収納する新規の管理対象を収めた管理対象フォルダ20を複数個例えば10個用意する。空のパックフォルダ10に取り付けられている所在管理用データキャリア19のID(パックフォルダID)を専用リード/ライト機器31で読み出す。
続いて、新規に収納する管理対象を収めた管理対象フォルダ20を複数個例えば10個を個別管理用タグ22用のリード機器32にて、一つずつその個別idを読み出す。全て読み出した後、操作キー33によってパッキング命令に相当するコードキーを操作して、前記読み出した所在管理用データキャリアにすべての個別idを書き込み、通信ライン35を介して保管棚管理装置401に伝送する。
保管棚管理装置401では、通信ライン35を介して受け取った、前記読み出したパックIDと全ての個別idにより管理用データベース404に新しい管理レコードを追加する。
運用管理者は、上記複数個の管理対象フォルダ20を上記空のパックフォルダ10にまとめて収納し、これを保管棚システム40の保管棚41〜4nの任意の棚の任意の段に収納する。
引き続き、上述のように構成された本実施の形態の保管棚41〜4n内の任意の棚に収納されているパックフォルダ10に収納されている管理対象フォルダ20を取り出す手順の例を説明する。
先ず、保管棚管理装置401は、取り出したい個別idを指定したOR検索コマンドを発行する。点灯表示されている表示器(411,412,413)を目安に保管棚41〜4nから、該当のパックフォルダ10を取り出し、図3に示した現物管理装置のある場所まで移動する。尚、後述するように、所在管理用データキャリア19は、OR検索コマンドを受け、指定されたidを含む場合、どのidで検索されたかがわかる検索フラグを書き込む機能を有している。
続いて、所在管理用データキャリア19専用のリード/ライト機器31で、保管棚41〜4nから取り出されたパックフォルダ10に装着された所在管理用データキャリア19の上記検索フラグを読み出すことで、上記パックフォルダ10の内部に保持されている管理対象の内、どのidの管理対象が検索されたかを知ることができる。
上記検索対象となった管理対象21のidまたはそのものを特定できる名称などを、上記現物管理装置30の表示装置34に表示し、操作者はこれを確認しながら、検索されたパックフォルダ10から検索対象となった管理対象21を取り出す。
上記、取り出した管理対象21の個別管理用タグ22のidを、個別管理用タグリーダ32で読み出して、上記パックフォルダ10の所在管理用データキャリア19を、取り出した状態に書き換えると共に、通信ライン35を介して保管棚管理装置401に送信し、上記管理用データベース404を更新する。次に、残りの検索対象でない管理対象を上記パックフォルダに再びまとめて収納し、これを保管棚41〜4nにおける任意の棚の任意の段に収納する。
次に、利用の終わった管理対象21を保管棚システム40に再び返却する場合の内部動作例を説明する。
少なくとも一つの空きがあるパックフォルダ10を用意する。また、所在管理用データキャリア19専用のリード/ライト機器31でパックフォルダIDを読み出し、利用の終わった管理対象21の個別管理用タグ22のidを、個別管理用タグリーダ32で読み出し、上記パックフォルダ10の所在管理用データキャリア19に追加書き込みすると共に、通信ライン35を介して保管棚管理装置401に送信し、上記管理用データベース404を更新する。
利用の終わった管理対象フォルダ20を、上記のIDを読み出したパックフォルダ10に収納し、これを保管棚41〜4nにおける任意の棚の任意の段に収納する。
なお、上記実施の形態においては、各管理対象フォルダ20に個別管理用タグ22を取り付け、これを個別管理用タグリーダ32で読み取るようにしている例を示したが、上記書類を管理する方法は、この組み合わせでなくてもよい。例えば、上記管理対象フォルダ20にバーコードを付しておけば、上記個別管理用タグリーダ32の代わりにバーコードリーダを用いることができる。
次に、図5を参照しながら所在管理用データキャリア19及び収納棚41のハード構成例を説明する。
図5に示したように、所在管理用データキャリア19は、表示手段191、制御手段192、メモリ193、通信手段194等を有している。
また、収納棚41は、保管棚管理装置401との通信手段51、棚制御手段52、段制御手段53、タグとの通信手段54、および棚表示機412、格段に対応して設けられている段表示器413を有している。
上記所在管理用データキャリア19の通信手段194は、上記収納棚41のタグとの通信手段54と磁界結合してデータを送受信するとともに、所在管理用データキャリア19で使用する電力を生成する機能を有している。制御手段192は、後述する「OR検索機能」を有しており、メモリ193に設けられたid記憶エリアに書き込まれている個別idを読み出して検索idと比較する。この比較の結果、一致している場合には表示手段191を点灯する。同時に、検索対象の個別idタグの存在を、上記通信手段194を介して応答する。
収納棚41に設けられている、通信手段51はパックフォルダIDの検索コマンドを入力したり、上記検索時の応答を保管棚管理装置401に通知し、管理用データベース404内に反映したりするためのものである。
棚制御手段52は、上記管理装置との通信手段51から入力された検索情報を解釈し、各段の段制御手段53に伝える。この検索情報は、棚間通信手段55を介して全ての保管棚41〜4nに伝えられることで、収納されている全ての所在管理用タグに呼びかけることが可能である。タグとの通信手段54は、所在管理用データキャリア19に対して非接触でデータの授受を行なうものであり、収納棚41から所在管理用データキャリア19に電力をも供給する機能を有している。
段制御手段53は上記棚制御手段52からの検索命令を、タグとの通信手段54を介して所在管理用データキャリア19に伝え、所在応答があった場合には、段表示器413を点灯すると共に上記棚制御手段52に応答する。応答を受けた棚制御手段52は、棚表示器412を点灯する。尚、図4に示している列表示器411は、1列に並べられた棚の棚表示器412のどれかひとつでも点灯状態にあるときには、点灯される。
次に、図7を参照しながらメモリ193のid記憶領域に記憶されるデータ内容の一例を説明する。
図7に示したように、本実施の形態の所在管理用データキャリア19のメモリ193におけるid記憶領域には、この所在管理用データキャリア19に割り当てられているID、すなわち「自己ID」の他に、N個の管理対象フォルダ20に割り当てられているN個の個別idを管理することができるようにしている。
上記N個の個別idをメモリ193に格納する態様は任意であるが、図7の例では個別id記憶エリア193aをN個に分割し、各記憶エリア1〜Nにおいて個別idの1桁目〜M桁目をそれぞれ記憶するようにした例を示している。
次に、図8のフローチャートを参照しながら所在管理用データキャリア19で行われるOR検索処理動作の一例を説明する。
図8に示したように、最初のステップS1においてid検索コマンド信号を受信して検索処理が開始されると、次に、ステップS2においてN桁の検索フラグを「オール1」にする処理、及び「検索桁数m=1」にする処理が行われる。ここで、上記検索フラグとは、上記N個に分割した個別id記憶エリア193aのそれぞれに対応させて設定されたフラグであり、「id記憶エリア1の検索フラグを1ビット目の検索フラグ」、「id記憶エリア2の検索フラグを2ビット目の検索フラグ」、・・・「id記憶エリアNの検索フラグをNビット目の検索フラグ」として設定する。
次に、ステップS3において、通信手段194を通して検索idのm桁目を収納棚のタグとの通信手段54から受信する処理が行われる。この場合、上記検索桁数mは、「m=1」に設定されているので、検索idの1桁目が受信される。
次に、ステップS4において、N個の記憶エリアの内処理対象のエリアを示すnを初期化する処理、すなわち、「n=1」にする処理が行われる。
次に、ステップS5に進み、id記憶エリアnにおけるm桁目のidを読み込む処理を行なう。この場合、id記憶エリア1における個別idの1桁目が読み出される。
次に、ステップS6において、上記読み出した個別idの1桁目と、上記ステップS3で受け取った検索idの1桁目とを比較する処理を行なう。
この比較の結果、これらのidが等しくない場合にはステップS7に進んで検索フラグのnビット目、すなわち、この場合は「N桁の検索フラグの1ビット目」を“0”にする処理を行った後でステップS8に進む。この場合には、id記憶エリア1に記憶されている個別idは、1桁目の比較結果を行った段階で検索idではないことが分かったことになる。また、上記ステップS6の比較の結果、上記読み出した個別idの1桁目と上記ステップS3で受け取った検索idの1桁目とが等しい場合には、ステップS7の処理を省略してステップS8に進む。
ステップS8においては、id記憶エリアnを1つ増やす処理、すなわち、「n=n+1」とする処理を行なう。その後、ステップS9において、id記憶エリアnが記憶エリアの数であるN以下であるか否かを判断し、N以下であった場合にはステップS5に進む。
以後、id記憶エリア2からid記憶エリアNまで上述した処理を繰り返し行い、id記憶エリアnが記憶エリアの数であるNよりも大きくなった場合には、ステップS9からステップS10に進む。
ステップS10においては、上記検索桁数mを1つ増やす処理、すなわち「m=m+1」とする処理を行なう。その後、ステップS11において、検索桁数mが個別idの最大桁数Mよりも大きいか否かを判断する。この判断の結果、検索桁数mが最大桁数M以下であった場合にはステップS3に戻る。
上記ステップS3〜ステップS11の処理を、上記検索桁数mが細大桁数Mより大きくなるまで繰り返し行なう。そして、上記検索桁数mが細大桁数Mより大きくなったらステップS12に進む。ステップS12においては上記N桁の検索フラグが全て“0”であるか否を判定する。
この判定結果、上記N桁の検索フラグが全て“0”である場合には、その所在管理用データキャリア19の個別id記憶エリア193aには検索中の個別idが格納されていなかった、すなわち、検索している管理対象21がパックフォルダ10に収納されていなかったので、今回の検索処理を終了する。
また、ステップS12の判定の結果、上記N桁の検索フラグの何れかの桁が“1”であった場合には、所在管理用データキャリア19が取り付けられているパックフォルダ10に検索対象の管理対象21が収納されていることになるので、ステップS13に進んで上記N桁の検索フラグを保存する処理を行なう。これにより、上記検索フラグが“1”である桁に対応するid記憶エリアに検索中の個別idが格納されていることが分かる。
次に、ステップS14において表示手段191に指定パターンを表示するとともに、ステップS15において通信手段194で収納棚のタグとの通信手段54に応答する処理を行なう。これにより、検索している管理対象21が何れのパックフォルダ10に収納されているのかを保管棚管理装置401が認識することができるとともに、大量に保管しているパックフォルダ10の中から、検索している管理対象21が収納されているパックフォルダ10を容易に探し出すことができる。
なお、上記個別id記憶エリア193aに格納されている個別idを検索する方法は、上記図8のフローチャートで説明した検索方法の他に、公知の種々の検索方法を用いることができる。
また、上記検索処理においては、検索された個別idが格納されている記憶エリアを示す検索フラグを保存するようにした例を示したが、検索された個別id自体を所定の記憶領域に保存するようにしてもよい。
さらに、上記検索フラグは、現物管理装置30で所定の処理を施されるまでは保持されており、保管棚管理装置40は、呼び出された所在管理用データキャリア19が所定の処理を施されることなく保管棚41〜4nに返却された場合には、警告表示をさせた後に、上記所在管理用データキャリア19にOR検索された時の表示パターンを表示する機能を有している。これにより、呼び出されたパックフォルダ10が現物管理装置30を介さずに中身を入れ替えられた場合の不都合を確実に回避することができる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明のデータキャリア、保管棚管理装置、現物管理装置及び現物管理システムの第3の実施の形態を説明する。
図9は、本実施の形態のパックフォルダ110の全体構成を説明する斜視図である。このパックフォルダ110は、平面が長方形状の箱型に形成されており、その一端側に形成された開口部に開閉蓋111が取り付けられている。
上記パックフォルダ110は、図10に示すような管理対象フォルダ120をその内部に収納するためのものであり、上記管理対象フォルダ120を複数個、例えば、10個程度を内部に収納する。
上記管理対象フォルダ120は、透明な合成樹脂にて、例えばA4サイズの書類を収納可能な大きさに構成されているものであり、管理対象21を内部に収納する。図10の例では、長手方向の一端側に形成されている開口部から上記管理対象21を、矢印123で示したようにして出し入れするようにした例を示しているが、上記管理対象21の出し入れ方法は任意の方法を選択することができる。
上記管理対象フォルダ120の片隅には個別管理用タグ22が取り付けられている。上記個別管理用タグ22は、管理対象に対して「1対1」で付与された管理番号idを記憶保持しておくものであり、本実施の形態においてはゲート管理用の簡易型RFIDを用いている。
上記開閉蓋111の構成は、内部に収納している管理対象21が不測に脱落するのを防止できれば任意の構成でよいが、例えば、ビデオテープの磁気テープ面を保護している開閉蓋のように、後述する書類取り出し/収納装置から所定の操作が行われた時に、図9中に示した矢印112のように回動して開くような構造にしてもよい。
上述のように構成された本実施の形態のパックフォルダ110の底部には所在管理用データキャリア19が取り付けられている。上記所在管理用データキャリア19は、前述した保管棚システム40(図4参照)の棚に多数収納されていても、その通信手段とデータ通信を行い、収納されている上記パックフォルダ110の有無を検索して、検索結果を上記保管棚システム40に伝達する機能を有している。上記検索結果による所在の通知は、無線によるデータ通信により行われるとともに、上記所在管理用データキャリア19の表面に配設されたLED等の表示手段191を点灯表示して行われる。
次に、図11を参照しながら、上述のように構成された本実施の形態のパックフォルダ110の内部に収納されている管理対象フォルダ120の収納及び取り出しを管理する現物管理装置130の例を説明する。
図11に示したように、本実施の形態の現物管理装置130は、パックフォルダ投入口36、管理対象投入口37、管理対象取り出し口38、パックフォルダ取り出し口39、操作キー33、表示装置34等を有し、通信ライン35を介して保管棚管理装置401と接続されている。
上記パックフォルダ投入口36は、検索された管理対象を含むパックフォルダ110または一つ以上の空きのあるパックフォルダ110を入れるために設けられているものである。また、管理対象投入口37は、新たに生成された管理対象フォルダ120、または利用した後で、再度保管収納する管理対象フォルダ120を入れるために設けられているものである。
上記管理対象取り出し口38は、検索されたパックフォルダ110の中に収納されている複数の管理対象フォルダ120から、検索対象の個別idを持つ管理対象フォルダ120を取り出すために設けられているものである。また、パックフォルダ取り出し口39は、物理的なパッキングと、各個別idとフォルダIDとの関連付けが終了したパックフォルダ110の出口として設けられているものである。
操作キー33は、現物管理装置130に特定の操作を行なわせるための命令を入力するためのものであり、表示装置34は現物管理装置130の動作状態などを表示するためのものである。通信ライン35は、前述の保管棚管理装置401とデータ通信を行なうための通信線である。
なお、上記パックフォルダ投入口36とパックフォルダ取り出し口39、及び管理対象投入口37と管理対象取り出し口38は、内部機構及び操作手順を工夫することによって共通に構成することも可能である。
次に、図12を参照しながら現物管理装置130の内部の機能構成を説明する。
図12に示したように、検索されたパックフォルダ110は、パックフォルダ投入口36から投入され、矢印901で示したようにパックオープン装置91に送られる。上記パックオープン装置91は、パックフォルダ110の開閉蓋11を開いて内部に収納されている管理対象フォルダ120を取り出すための装置であり、管理対象フォルダ120を取り出す方法は任意の方法を用いることができる。簡易な方法としては、例えば、上記パックフォルダ110の開口部を下側に向けて管理対象フォルダ120を落下させて取り出すようにすることができる。
上記パックオープン装置91でパックフォルダ110から取り出された管理対象フォルダ120は、矢印902で示すようにシーケンシャルリード機構92に送られる。このシーケンシャルリード機構92は、個別搬送装置93と個別管理用タグリーダ94とを有しており、上記パックフォルダ110から取り出された複数の管理対象フォルダ120はこの個別搬送装置93により順番に搬送されながら個別管理用タグ22から個別idが読み出される。なお、管理対象投入口37から投入された、新たに生成された管理対象フォルダ120も、矢印903に示すようにシーケンシャルリード機構92に送り込まれ、個別管理用タグリーダ94によって個別idが読み出される。
個別管理用タグリーダ94によって全ての個別idが読み込まれた結果、検索対象の個別idが付された管理対象フォルダ120は矢印904に示すように、管理対象取り出し口38に搬送されて取り出される。また、その他の管理対象フォルダ120、及び管理対象投入口37から投入された新たな管理対象フォルダ120は矢印905に示すように、再パック装置95に送られる。
再パック装置95は、管理対象フォルダ120をパックフォルダ110内に収納するための装置であり、管理対象フォルダ120をパックフォルダ10の内部に収納した後に、開閉蓋11を閉じる。所定の管理対象フォルダ120が内部に収納されたパックフォルダ110は、矢印906に示すようにパックフォルダ取り出し口39に送られる。
一方、上記パックオープン装置91において収納している管理対象フォルダ120を取り出されたパックフォルダ110は、矢印906で示すように再パック装置95に送られる。そして、この搬送過程においてパックIDのリーダ/ライタ装置96によって所在管理用データキャリア19から必要な情報が読み出される。
例えば、パックIDのリーダ/ライタ装置96で内部の検索コードが読み出される。そして、この読み出した情報から、取り出したい個別idを取得し、個別管理用タグリーダ94で管理対象のidを一つずつ読み出す。この読みした個別idと検索するidとを比較して、一致した管理対象フォルダ120のみが上述したように管理対象取り出し口38に搬送される。
そして、検索対象以外のidは中央処理装置97内のメモリに保持し、パックIDタグ(所在管理用データキャリア19)内のidデータと比較し、一致しているものはそのままで、一致していないものは書き換える。なお、取り出されたことでパックIDタグ内の記憶エリアは一つ空くので、空いていることを示すコードと検索コードの取り消し情報も書き込む。再度パックされたパックフォルダ110はパックフォルダ取り出し口39から保管棚41〜4nにおける任意の棚の任意の段に戻される。
上記個別管理用タグリーダ94及びパックIDのリーダ/ライタ装置96の動作は、中央処理装置97によって制御されており、パックフォルダ110に新たにパックされた管理対象のidと、所在管理用データキャリア19の最新情報は、通信コントローラ98により通信ライン35を介して保管棚管理装置401に送られる。
次に、利用の終わった管理対象を再び現物管理システムに返却する場合の内部動作例を説明する。
パックフォルダ投入口36から少なくとも一つの空きがあるパックフォルダ110を入れ、管理対象投入口37に利用の終わった管理対象を入れる。パックフォルダ110はパックオープン装置91によりオープンされ、パックされていた管理対象はシーケンシャルリード機構92を経て再パック装置95に送られる。
利用の終わった管理対象フォルダ120も合流する。パックIDタグ内のidデータと個別管理タグリーダ94で読み出される個別idを比較し、一致しているものはそのままで、追加されたものを書き加える処理を行なう。また、空きの無いコードも書き足され、再度パックされたパックフォルダ110はパックフォルダ取り出し口39から排出されるので、これを管理棚に戻すようにする。また、パックされた管理対象のidと、所在管理用データキャリア19の最新情報は、通信コントローラ98により通信ライン35を介して保管棚管理装置401に送られる。
本実施の形態の現物管理装置130は、上述のように構成したので、所定の管理対象フォルダ120をパックフォルダ110から取り出す際に、人為的なミスによって他の管理対象フォルダ120を取り出してしまうような間違いを確実に防止することができる。
また、パックフォルダ110から取り出した管理対象フォルダ120に係わる情報、及び新たにパックフォルダ110に収納する管理対象フォルダ120の情報を上記パックIDのリーダ/ライタ装置96によって上記パックIDタグ、すなわち、上記所在管理用データキャリア19に格納するので、上記データキャリアが保持している情報と、上記パックフォルダ110内に収納されている管理対象フォルダ120とを確実に一致させることができる。したがって、上記パックフォルダ110を棚に収納した状態で棚卸を行っても、現物の棚卸と同様に正確な棚卸を実現することが可能となり、正確な棚卸を実行するための労力を格段と軽減化することができる。
なお、上記実施の形態においては、各管理対象フォルダ120に個別管理用タグ22を取り付け、これを個別管理用タグリーダ94で読み取る例を示したが、上記書類を管理する方法は、この組み合わせでなくてもよい。例えば、上記管理対象フォルダ120にバーコードを付しておけば、上記個別管理用タグリーダ94の代わりにバーコードリーダを用いることができる。
なお、上記の第1、第2、第3の実施の形態のすべてにおいて、本発明は複数の機器から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
また、本発明の目的は上述した各実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPU若しくはMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えばフレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
パックフォルダの構成の一例を示す斜視図である。 管理対象フォルダの一例を示す平面図である。 現物管理装置の構成例を示す斜視図である。 保管棚システム全体を示す斜視図である。 保管棚と所在管理用データキャリアの構成例を示す構成図である。 現物管理システムの全体構成を示すブロック図である。 所在管理用データキャリアが管理する個別idの格納状態の一例を説明する図である。 所在管理用データキャリアが管理する管理対象フォルダに付与されている個別idを検索する処理手順の一例を説明するフローチャートである。 パックフォルダの構成の一例を示す斜視図である。 管理対象フォルダの一例を示す平面図である。 現物管理装置の構成例を示す斜視図である。 現物管理装置の他の構成例を示す構成図である。
符号の説明
10 パックフォルダ
11 開閉蓋
19 所在管理用データキャリア
20 管理対象フォルダ
21 管理対象
22 個別管理用タグ
30 現物管理装置
31 所在管理用データキャリア専用のリード(/ライト)機器
32 個別管理用タグ専用リード機器
33 操作キー
34 表示装置
35 通信ライン
36 パックフォルダ投入口
37 管理対象投入口
38 管理対象取り出し口
39 パックフォルダ取り出し口
41〜4n 保管棚
401 保管棚管理装置
402 コンピュータシステム
403 表示装置
404 データベース
405 保管棚管理装置と保管棚全体をつなぐ通信線
411 列表示器
412 棚表示器
413 段表示器
51 保管棚管理装置との通信手段
52 棚制御手段
53 段制御手段
54 タグとの通信手段
55 棚間通信手段
60 運用管理システム
601 サーバ
602 システムデータベース
61 ユーザ端末
62 LAN等のデータ回線
191 所在管理用データキャリアの表示手段
192 所在管理用データキャリアの制御手段
193 所在管理用データキャリアのメモリ
91 パックオープン装置
92 シーケンシャルリード機構
93 個別搬送装置
94 個別管理用タグリーダ
95 再パック装置
96 パックIDのリーダ/ライタ装置
97 中央処理装置
98 通信コントローラ

Claims (13)

  1. 固有のIDコードが与えられていて、検索装置本体との間でデータの授受を行い、上記検索装置本体から呼びかけられたIDコードに対して所定の応答を行なうデータキャリアであって、
    複数のIDコードを記憶媒体に登録することが可能に構成され、上記登録された複数のIDコードのうち、何れか一つのIDコードで呼びかけられた場合に応答することを特徴とするデータキャリア。
  2. 固有のIDコードが与えられていて、検索装置本体との間でデータの授受を行い、上記検索装置本体から呼びかけられたIDコードに対して所定の応答を行なうデータキャリアであって、
    複数のIDコードを記憶媒体に登録することが可能に構成され、上記登録された複数のIDコードのうち、何れか一つのIDコードで呼びかけられた場合に応答するとともに、上記呼びかけられたIDコードを記憶媒体に保持するようにしたことを特徴とするデータキャリア。
  3. 上記呼びかけに対する応答は、通信手段を介して行われる電子的な応答、またはI0出力による表示により行われることを特徴とする請求項1または2に記載のデータキャリア。
  4. 上記データキャリアは、複数の管理対象フォルダを収納するパックフォルダに取り付けられて用いられることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のデータキャリア。
  5. 上記請求項1〜4の何れか1項に記載のデータキャリアと通信可能に構成された保管棚管理装置であって、
    上記データキャリアに対してID検索コマンドを送信して、上記データキャリアの記憶媒体に格納されている複数のIDコードの中から所定のIDコードを検索させるようにするとともに、上記検索の結果を応答させることを特徴とする保管棚管理装置。
  6. 上記請求項1〜4の何れか1項に記載のデータキャリアと通信可能に構成された保管棚管理装置であって、
    上記データキャリアの記憶媒体に保持されている上記呼びかけられたIDコードを読み出して表示する表示手段を有することを特徴とする保管棚管理装置。
  7. パックフォルダに取り付けられている所在管理用データキャリアに格納されている複数の管理対象フォルダにそれぞれ付与されている個別IDコードを取得して表示するとともに、上記所在管理用データキャリアに所定の情報を書き込む保管棚管理装置と、
    上記パックフォルダに格納された複数の管理対象フォルダのそれぞれに付されている個別IDコードを読み取るIDコード読み取り手段と、
    上記パックフォルダIDと上記管理対象IDとを関連させた情報を、記憶手段を有するシステムに伝える通信手段とを有することを特徴とする現物管理装置。
  8. パックフォルダに収納されている複数の管理対象フォルダを取り出す現物取り出し手段と、
    上記IDコード読み取り手段の読み取り結果に基づいて、上記現物取り出し手段により上記パックフォルダから取り出された複数の管理対象フォルダの中から所定の管理対象フォルダを選別するフォルダ選別手段と、
    上記フォルダ選別手段によって選別されなかった管理対象フォルダと、新規に管理する管理対象フォルダとを、上記パックフォルダ内に収納する管理対象収納手段とを有することを特徴とする請求項7に記載の現物管理装置。
  9. 上記請求項1〜4の何れか1項に記載のデータキャリアが取り付けられたパックフォルダを複数個収納可能な保管棚と、上記請求項5または6に記載の保管棚管理装置とを備えたことを特徴とする現物管理システム。
  10. 上記請求項7または8に記載の現物管理装置を更に備えたことを特徴とする請求項9に記載の現物管理システム。
  11. 上記保管棚管理装置は、フォルダ返却コマンドを常に発行する機能、及びアンチコリジョン機能を有しており、上記保管棚に複数のパックフォルダが同時に返却された場合においても、すべてのパックフォルダについてフォルダIDを取得することが可能であることを特徴とする請求項9または10に記載の現物管理システム。
  12. 上記保管棚管理装置は、フォルダIDを指定したリード命令により、各パックフォルダが保持している各管理対象のIDコードを読み出す機能を有することを特徴とする請求項10に記載の現物管理システム。
  13. 上記保管棚管理装置は、呼び出された所在管理用データキャリアが所定の処理を施されることなく保管棚に返却された場合には、上記所在管理用データキャリアに警告表示をさせた後、検索時のパターンを表示させる機能を有することを特徴とする請求項9〜12の何れか1項に記載の現物管理システム。
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