JPH1179328A - 貸出用収納物管理方式 - Google Patents

貸出用収納物管理方式

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JPH1179328A
JPH1179328A JP24069197A JP24069197A JPH1179328A JP H1179328 A JPH1179328 A JP H1179328A JP 24069197 A JP24069197 A JP 24069197A JP 24069197 A JP24069197 A JP 24069197A JP H1179328 A JPH1179328 A JP H1179328A
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JP
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book
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lending
shelf
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Application number
JP24069197A
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English (en)
Inventor
Kensuke Uehara
堅助 上原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本等の貸出用収納物を管理する施設におい
て、貸出用収納物を無人で管理できるようにした貸出用
収納物管理方式を提供する。 【解決手段】 書架に収納される本の背に本のIDを書
き込んだ無線タグ201を貼付し、利用者が、書架から
本を出し入れする際に書架に設けられたリーダ・ライタ
101でその本のIDを読み取り管理する。利用者が間
違った書架に本を戻した場合に警告することにより、正
しい書架に本を戻すように利用者を誘導するようにする
こともできる。これにより、書架に指定された本が整理
されて戻され、管理の無人化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、図書館等
において、本等の貸出用収納物を無人で管理し、利用者
が書架から本を借り出して、返却時に元の書架の指定さ
れた棚に戻さなかった場合に、警告及び表示等で正しい
棚に戻すように利用者を誘導できるようにした、本等の
貸出用収納物を管理する方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図書館で貯蔵されている本は種類
毎に決められた分類法により書架単位あるいは棚単位に
収納されている。そして、専門の係員が常駐している大
きな図書館の場合、利用者は貸し出し伝票に本の題目、
記号、発行年月日等を記入して係員に本の借用を依頼す
る。係員は書庫から指定された本を探し出して、利用者
に貸し出す。一方、利用者が本を返却する場合は、係員
にその本を渡すと、係員は一日の終業時近くにまとめ
て、本を元の書架に戻す作業を行なっている。
【0003】また、小さな自治体の図書館、企業の図書
館等は、規模がそれほど大きくないため、専門の係員が
少ない。そこで、利用者が自由に書庫に入って希望する
図書を探し出して、自分で貸し出し伝票を書き、本を借
り出している。そして、返却時には返却箱に本を入れて
おけば、後で係員がまとめて元の書架に戻しておき、で
きるだけ係員の作業を少なくしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような中規模の
図書館の場合、返却された本を元の書架に戻す作業に時
間がかかり、蔵書が多くなると作業量が急激に増えてい
く。作業量の増加と共に返却本が元の書架に戻るまで日
数がかかることがある。頻繁に貸し出される可能性のあ
る本は、元の書架に本が戻らない間に、次の貸し出し依
頼が生じることもある。
【0005】また、図書館に係員を常駐させるほど余裕
のない図書館の場合は、利用者が書庫に自由に入って、
希望する本を借り出し、貸し出し伝票を書く。そして、
返却の際は利用者が自分の責任で、借り出した本を元の
書架に戻しておく。そして、該当する貸し出し伝票は自
分で返却日等を記入しておく。そして、ときどき、係員
が図書館に来て、各々の書架に指定されていない本が入
っているかどうか、調べて整理する作業を行う。また、
貸し出し伝票を見て、規定された返却期間を過ぎている
本については、その本を借り出した人に返却の催促をす
る。上記の一連の作業は蔵書が多いと係員にとって作業
量が膨大になり、大きな負担になる。本来は、書架に指
定された本が収納されていなければならい。一冊でも、
本が指定されていない書架に入ってしまうとその本を見
つけだすことはかなり困難が伴い、小さな本等では発見
されない可能性がある。利用者の責任で借り出し、返却
するようなシステムの図書館は現実的な面で、蔵書数を
多くできない。ある程度規模の大きい図書館では蔵書を
日々整理する作業を行う係員を常駐させる必要がある。
【0006】本発明は、このような問題点に鑑みなされ
たもので、図書館等の貸出用収納物を管理する施設にお
いて、貸出用収納物を管理する係員を常駐させる必要が
なく、無人でこれを管理できるようにした貸出用収納物
管理方式を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る貸出用収納
物管理方式は、受信した電波に応答して識別コードを送
信する非接触式情報記録媒体を取付けた貸出用収納物を
収納する収納場所と、この収納場所から貸出用収納物が
取り出されたこと、またはこの収納場所に貸出用収納物
が挿入されたことを検知する出し入れ検知手段と、この
手段により貸出用収納物の取り出しまたは挿入が検知さ
れたとき貸出用収納物に取付けられた非接触式情報記録
媒体に対して所定の電波を送信し、非接触式情報記録媒
体からの応答により識別コードを読み取る手段と、この
手段により読み取られた識別コードを用いて収納場所に
おける貸出用収納物の収納状態を管理する手段とを具備
することを特徴とする。
【0008】このような構成とすることにより、棚等の
収納場所に収納された本あるいはCD等の貸出用収納物
を、無人で管理することができるので、貸出用収納物を
管理する施設の省力化を図ることができる。また、貸出
用収納物の取り出しまたは挿入が検知されたときに、識
別コードを読み取り管理するので、処理を効率的に行う
ことができる。
【0009】ここで、読み取られた識別コードを用いて
収納場所における貸出用収納物の収納状態を管理する手
段としては、識別コードを記憶する識別コード記憶手段
を用い、収納場所から取り出された貸出用収納物の識別
コードを識別コード記憶手段に書き込み、前記収納場所
に挿入された貸出用収納物の識別コードを識別コード記
憶手段から削除する手段とすることができる。
【0010】このような構成に加えて、収納場所に貸出
用収納物が挿入されたとき識別コード読取手段により読
み取られた識別コードが、その収納場所に収納すべき貸
出用収納物の識別コード以外の識別コードであると判別
されたとき、警告を与える手段及び読み取られた識別コ
ードの貸出用収納物が収納される収納場所に関する情報
を報知する手段のうちの少なくとも一方の手段を設ける
ことができる。
【0011】このような構成とすることにより、利用者
が間違った収納場所に貸出用収納物を戻したとき、利用
者に注意を喚起することができ、また、利用者を正しい
収納場所に誘導することもできる。そして、収納場所
に、指定されていない貸出用収納物が紛れ込もうとする
と、その時点で利用者に注意することにより、収納場所
には指定された貸出用収納物以外の貸出用収納物が収納
されることがなくなる。
【0012】また、収納場所に貸出用収納物が挿入され
たとき識別コード読取手段により読み取られた識別コー
ドが、その収納場所に収納すべき貸出用収納物の識別コ
ードであると判別されたとき、貸出用収納物が正しい収
納場所に挿入されたことを報知する手段を設けることも
できる。
【0013】このような構成とすることにより、貸出用
収納物を正しい収納場所に挿入した利用者に対して、安
心感を与えることができる。また、出し入れ検出手段
は、具体的には、少なくとも一対の赤外線送信部と赤外
線受信部とを含み、赤外線送信部から放射され赤外線受
信部で受信される赤外線の遮断状態から、貸出用収納物
が取り出されたこと、または貸出用収納物が挿入された
ことを検知する手段とすることができる。
【0014】更に、非接触式情報記録媒体に対して、電
波を送受信する際に、収納場所より外部に電波を漏洩さ
せない手段を設けるようにすることができる。このよう
に、収納場所より外部に電波を漏洩させないようにする
ことにより、収納場所単位で、収納された貸出用収納物
を確実に管理することができる。
【0015】なお、収納場所より外部に電波を漏洩させ
ないようにするためには、例えば収納場所を電磁波を遮
断する材質で構成する等、収納場所間を遮蔽するように
構成するとともに、非接触式情報記録媒体と電波を送受
信する手段をできるだけ挿入口から奥の位置に設けると
よい。
【0016】また、収納場所に収納されている貸出用収
納物に取付けられた非接触式情報記録媒体の配置範囲を
カバーする面積を有する、少なくとも一つのアンテナコ
イルにより電波の送受信を行う手段を設けることとして
もよい。
【0017】このような構成とすることにより、非接触
式情報記録媒体及びこれと電波を送受信する手段をでき
るだけ接近させることができるので、外部に対する電磁
波の漏洩を極力抑えることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
係る貸出用収納物管理方式を図書館に適用した場合の実
施形態について詳細に説明する。 なお、以下の図面にお
いて、同符号は同一部分又は対応部分を示す。
【0019】この実施形態においては、図1で示したよ
うな小さな無線タグ201を図2(a)に示すように貸
出用収納物である本200の背に貼付する。また、薄い
本200Aの場合、同図(b)に示すように無線タグ2
01を硬い紙202等に貼付してから、紙202自体を
薄い本200Aに貼付する。また、硬い紙202を薄い
本200Aの表紙に貼り付けると利用者が本200Aを
扱っている間に硬い紙202を貼り付けている部分に力
がかかり破損する心配がある。
【0020】そこで、図3(a)のように無線タグ20
1を貼付した専用バインダー202Aを用意し、このバ
インダー202Aに本200を収納すると収納された本
200Aの表紙はカバーで保護されるため長持ちする。
また、薄い本一冊一冊を区別して管理する必要のない場
合、同図(b)のように複数冊まとめてホルダー202
Bに入れ、ホルダー202Bに無線タグ201を貼付し
て、ホルダー202B全体で管理するようにしてもよ
い。
【0021】ここで、無線タグ201はできるだけ本2
00等の下側に貼付する。後述のように本200等を収
納する棚の底に無線タグ201と交信を行うためのリー
ダ・ライタコイルが配置されている。そして、リーダ・
ライタコイルが発生する電力伝送波が棚から外へ漏洩す
ることを防ぐために、リーダ・ライタコイルから生じる
電力伝送波をできるだけ小さくする必要がある。そし
て、電力伝送波が小さくても確実に無線タグ201と交
信させるには、無線タグ201を本200等の下側に貼
付することによりリーダ・ライタコイルと無線タグ20
1を接近させることができる。
【0022】図4に、この無線タグ201とリーダ・ラ
イタコイルとの交信を行うシステムを示す。無線タグ2
01は図4のリーダ・ライタ101の近傍に近づけると
無線タグ201のメモリ114に固有のIDを書き込む
ことができ、そしてメモリ114に書かれたIDはリー
ダ・ライタ101から読み込むことができ、この無線タ
グ201を貼付した本200等の識別が可能となる。
【0023】無線タグ201はリーダ・ライタ101か
ら発射された電力伝送波によって、電力供給を受け、リ
ーダ・ライタ101との間は非接触で、かつ無線タグ2
01の内部の回路は、電池を持たないで動作することが
できる。
【0024】次にこの図4に示された無線タグ201と
リーダ・ライタ101の構成から相互の動作を説明す
る。先ずリーダ・ライタ101はコンピュータ100に
よって制御される送信回路102と受信回路104とを
有している。そして、これら送信回路102と受信回路
104とには、それぞれループ状の送信アンテナコイル
103と受信アンテナコイル105とが接続されている
ことにより、無線タグ201への電力及びデータの送信
と、無線タグ201から送信されるデータの受信とが行
われる。
【0025】一方、無線タグ201は、送受信アンテナ
コイル107で電力及びデータの受信を行うと共に、整
流回路109及びコンデンサ111を介して電源(平
滑)安定化回路112で安定化されたDC電源出力を、
この無線タグ201内部の制御回路113やメモリ11
4等の各部に供給する。
【0026】ここで、制御回路113は、送受信アンテ
ナコイル107で受信したデータを含む受信波が所定の
共振周波数を与えるコンデンサ108を介して入力され
ると共に、送信波を変調回路110に供給する。この場
合、制御回路113は、受信波に対して所定の復調処理
を施して抽出したデータをメモリ114に書き込むと共
に、メモリ114内のデータを読み出して所定の処理を
施して送信波として変調回路110に供給する。また、
図4におけるコンピュータ100とリーダ・ライタ10
1各1式の組み合わせにより、新規に購入した本200
等について固有のIDを無線タグ201に書込んでか
ら、その本200等に無線タグ201を貼付することが
できる。そして、その無線タグ201の表面に固有のI
Dを記入または印刷することにより、図書館の係員及び
利用者が、IDを確認して指定された書架の棚に本20
0等を戻すことができる。
【0027】ここで、図5に示すように、本200等は
書架203で、各棚単位で整理する。すなわち第1の棚
204A内に入れなければならない本200を第2の棚
204Bに挿入すれば、直ちに警報あるいは警告の表示
を出して、正しい棚の番号を知らせることにより、利用
者に対して指定された棚に本200を入れてもらうこと
とする。
【0028】上記のように、書架に収納する全ての本2
00等には図2及び図3で示したように無線タグ201
を貼付して、図5のように書架203の各棚に収納す
る。そして、各棚単位で収納されている本200等のI
D、すなわち本200等に貼付されている無線タグ20
1と交信することで、無線タグ201に記憶されている
IDを読み取ることにより棚単位で本200等の収納状
態を管理することができる。
【0029】棚単位で収納されている本200等を管理
するために、該当する棚に収納されている本200等の
背に貼付された無線タグ201とリーダ・ライタ101
とで交信する必要がある。
【0030】図6は各棚204A、204B、204
C、204Dの端にリーダ・ライタ101A、101
B、101C、101Dを取り付けた例である。しか
し、図6の方法によるとリーダ・ライタ101Aの交信
範囲205が、本来交信すべき棚204A以外の棚に及
んでしまう。例えば、上の棚204Aからすぐ下の棚2
04Bに本200を移動させても、同じリーダ・ライタ
101Aで読んでしまう。また、棚から本200を出し
て、そばで本200をめくっていても、リーダ・ライタ
の交信範囲が広いため、その本200等の無線タグ20
1と交信してしまう。本来棚から本200等を出した動
作であっても棚に収納されている状態とみなされる。故
に、図6のようなリーダ・ライタの取り付け方法では棚
単位に収納された本200等の管理が困難である。
【0031】そこで、この実施形態においては、棚単位
に収納されたそれらの本200等に貼付された無線タグ
201の内容を確実に管理することとする。更に、該当
する棚から本200等を取り出した場合、あるいは本2
00等を挿入した場合についても本200等に貼付され
ている無線タグ201の内容を読み込み、棚から出し入
れされた本200等のIDも検出することとする。
【0032】図7はこの実施形態に係る棚単位の構成を
示す図である。棚218内に無線タグ201が貼付され
た本200が収納されている。また、無線タグ201が
貼付された薄い本200Aも収納されている。そして、
棚218の底にはリーダ・ライタのコイル210、21
1、212及び213が取り付けられている。これらの
コイル210、211、212及び213はリーダ・ラ
イタのアンテナコイルの役目をしている。棚218は電
磁波を遮断する材質であるため、コイル210、21
1、212及び213で発生する電磁波は棚218の下
側の棚に漏れることはない。
【0033】ここで、図8に示すように、奥行き方向で
lの長さの範囲で種々の大きさの本200、200A等
が置かれることを考慮している。そして、lの範囲で置
かれた本200、200A等に貼付された無線タグ20
1とリーダ・ライタコイルをできるだけ接近させ、外部
に対する電磁波の漏洩をできるだけ押さえる必要があ
る。
【0034】例えば、図9に示すように、奥行きlで、
受信コイル(220Aから220B)と送信コイル(2
21Aから221B)が渦巻き状に巻かれた平たい単一
のコイルを使うこともできる。
【0035】しかし、このようなコイルだとコイル自体
が大きいため、送信回路のドライブ電力も大きくなり、
コイルの周囲から電磁波の漏洩も大きくなる。そこで、
図8のようにしてコイルを分割すると、各コイル21
0、211、212、213に送信電力が分散され図9
の場合より各コイル210、211、212、213か
ら漏洩する電磁波を小さくすることができる。
【0036】リーダ・ライタコイル210、211、2
12及び213の各々は、図10のように平たくして送
信コイル(222Aから222B)と受信コイル(22
3Aから223B)を交互に巻いたコイルが考えられ
る。また、図11のように平たいフェライトコア224
に送信コイル(225Aから225B)と受信コイル
(226Aから226B)を交互に巻いたコイルも考え
られる。
【0037】そして、リーダ・ライタコイル210、2
11、212及び213は各コイルから発生する電磁波
を棚218から外に漏洩させないようにできるだけ本2
00等の挿入口から奥の方に取り付けている。もしも、
コイル210、211、212及び213が挿入口近く
に取り付けられていると、棚218の外で本200等を
挿入口に近づけただけで、その本200等の無線タグ2
01が読み込まれてしまうおそれがある。
【0038】また、図12に示すように、リーダ・ライ
タコイル227を本200等の挿入方向に対して斜めに
配置する方法もある。この場合図13に示すように本2
00に貼付された無線タグ201のコイル228とリー
ダ・ライタコイル229はコイルが巻かれている面がで
きるだけ平行になると、効率的な電磁界の相互誘導が実
現する。図13におけるコイル228とリーダ・ライタ
コイル229は平行ではないが、図7あるいは図8より
は効率的な相互誘導が実現する。リーダ・ライタコイル
227が斜めに配置されていると、本200のような無
線タグ201の取り付け方と本200Aのような無線タ
グ201の取り付け方のどちらも、無線タグ201とリ
一ダ・ライタコイル229の角度は直角にならないため
2つのコイル228、229の間にはある程度の相互電
磁誘導が実現する。
【0039】また、リーダ・ライタコイルの本数が多い
場合、一本一本のコイルにリーダ・ライタを取り付ける
と、リーダ・ライタの数が多くなり不経済になるので、
図14に示すように、複数本のコイル227A、227
B、227C、227Dをまとめて一つのリーダ・ライ
タ230でドライブできるようにする。一つのリーダ・
ライタ230で何本のリーダ・ライタコイルをドライブ
できるかはリーダ・ライタ230のドライブ能力あるい
は外部に漏洩する電磁界の許容限度等によって決定され
る。
【0040】また、図15のようにリーダ・ライタコイ
ルを格子状に配置し、本200あるいは本200Aのど
ちらの本が棚に挿入されても、本200あるいは本20
0Aに貼付された無線タグ201に最も効率的な相互電
磁誘導が生じるようにする方法もある。そして、各リー
ダ・ライタコイルは図14の場合と同様に、複数本まと
めて一つのリーダ・ライタでドライブして全体としてリ
ーダ・ライタの数を減らすことができる。図16は、図
15のようにリーダ・ライタコイルを格子状に配置した
場合にリーダ・ライタコイルを複数本まとめてリーダ・
ライタでドライブした例である。
【0041】ここで、棚218から本200が取り出さ
れた動作、あるいは本200が挿入された動作を検出す
るには周期的に棚218に収納されている全部の本20
0のIDをコイル210、211、212及び213を
通して検出する必要がある。検出する周期が短いと本2
00の挿入あるいは取り出す動作に十分追従するが、検
出処理の負担がかかる。一方、検出の周期が長いと、処
理の負担は軽くなるが、本200の挿入及び取り出し動
作に対する応答が遅くなり、警告の表示等も遅くなり利
用者をいらいらさせる可能性がある。
【0042】そこで、図17に示すように棚218に赤
外線送信部214、215及び赤外線受信部216、2
17を取り付けることにより、本200等が棚218か
ら取り出された直後、あるいは挿入された直後に本20
0等の移動状態をこれらの赤外線送信部214、215
及び赤外線受信部216、217から直ちに検出するこ
とができる。
【0043】図17は棚218に取り付けられた赤外線
送信部214から赤外線ビーム231が常時放射され、
赤外線受信部216で受信されている。同様に、赤外線
送信部215から赤外線ビーム232も常時放射され、
赤外線受信部217で受信されている状態を示したもの
である。そして、本200を棚218から取り出した
り、本200を棚218に挿入する際に赤外線ビーム2
31及び赤外線ビーム232が手や本200によって遮
られることになる。
【0044】図18は棚218から本200を取り出す
際に、赤外線ビーム231と赤外線ビーム232が本2
00によって遮られた状態をグラフ化したものである。
先ず、本200を取り出すとaで赤外線ビーム231が
遮られ、赤外線受信部216における赤外線の入力がな
くなる。そして、本200を手に持って前方に移動する
と、赤外線ビーム232がbで遮られ赤外線受信部21
7における赤外線の入力がなくなる。すなわち、ab間
は手による動作時間を示している。次に、本200が取
り出されて、本200の後端が赤外線ビーム231を通
り過ぎると、cで赤外線ビーム231が赤外線受信部2
16に入力される。一方、赤外線ビーム232も本20
0の後端が赤外線ビーム232を通り過ぎると、dで赤
外線ビーム232が赤外線受信部217に入力される。
dを過ぎると完全に本200は棚218から外に取り出
されたことになり、棚218に収納されている残りの本
200の無線タグ201全部の内容をコイル210、2
11、212及び213を通して読み込む。棚218か
ら本200を取り出す前に棚218に収納されていた全
部の本200のIDと、今回読み込んだ全部の本200
のIDを比較して、どの本200が取り出されたかを調
べることができる。
【0045】図19は棚218に対して、外から本20
0が挿入された場合、赤外線ビーム231と赤外線ビー
ム232が本200によって遮られた状態をグラフ化し
たものである。先ず、本200が挿入されると、aで赤
外線ビーム232が遮られる。そして、本200が奥に
移動していくと、bで赤外線ビーム231が遮られる。
そして、本200の後端が過ぎると、cで赤外線ビーム
232が再び、赤外線受信部217に入力される。次
に、本200が移動して、赤外線ビーム231を通り過
ぎると、dで赤外線ビーム231が再び赤外線受信部2
16に入力される。すなわち、dを過ぎると、本200
は完全に棚218に収納されたことになり、棚218に
収納されている全部の本200のIDをコイル210、
211、212及び213を通して読み込む。棚218
に本200を挿入する前に棚218に収納されていた全
部の本200のIDと、今回読み込んだ全部の本200
のIDとを比較して、どの本200が挿入されたかを調
べることができる。
【0046】また、棚218から本200を途中まで取
り出して、すぐに元の場所に引っ込めてしまった場合、
図20のように赤外線ビーム231はaで遮られるが、
赤外線ビーム232を遮る場所まで行かないうちに、b
で本200が元の場所に戻り、赤外線ビーム231は再
び赤外線受信部216に入力される。
【0047】棚218から本200を赤外線ビーム23
1及び赤外線ビーム232を遮る位置まで取り出して、
また元の位置まで引っ込めた場合、タイミングは図21
のようになる。すなわち、aで赤外線ビーム231が遮
られ、少し遅れて赤外線ビーム232がbで遮られる。
そして、bからcの間は本200が移動しているが、c
で本200を引っ込めてしまうと、先ず赤外線ビーム2
32がcで赤外線受信部217に到達するようになり、
少し遅れて赤外線ビーム231がdで赤外線受信部21
6に到達するようになる。
【0048】棚218に本200を途中まで挿入した
が、途中でやめてしまった動作のタイミングは図22の
ようになる。先ず、本200を挿入しようとすると、a
で赤外線ビーム232が遮られる。そして、少し挿入し
たが赤外線ビーム231を遮るまで移動させないで、途
中で、引っ込めてしまうと、赤外線ビーム232はbで
再び赤外線受信部217に到達するようになる。
【0049】棚218に対して本200を赤外線ビーム
231及び赤外線ビーム232を遮る位置まで挿入し
て、また元の位置まで引っ込めた場合、タイミングは図
23のようになる。すなわち、aで赤外線ビーム232
が遮られ、少し遅れて赤外線ビーム231がbで遮られ
る。そして、bからcの間は本200が移動している
が、cで本200を引っ込めてしまうと、先ず赤外線ビ
ーム231がcで赤外線受信部216に到達するように
なり、少し遅れて赤外線ビーム232がdで赤外線受信
部217に到達するようになる。
【0050】1対の赤外線送信部と赤外線受信部を使用
し、赤外線ビーム1本でも、ある程度利用者が棚に本2
00を戻したり、取り出したりする行動については監視
できる。しかし、上述のように2組の赤外線ビームの受
信状態すなわち、赤外線ビーム231を入力する赤外線
受信部216の動作及び赤外線ビーム232を入力する
赤外線受信部217の動作を監視することにより、棚2
18から本200を取り出したり、棚218に対して本
200を挿入したりする際に、正確な動作を検知するこ
とができる。
【0051】実際の図書館では本200の大きさが色々
あるため、図5のように書架を同じ高さの棚で分割する
だけでは済まない場合がある。例えば、図24のように
書架を変則的に分割して、色々の大きさの本200が収
納できるようにすることもできる。このような例でも各
分割した領域241、242、…、245、246を図
7で示した棚単位とみなし、各領域241、242、
…、245、246でリーダ・ライタコイルから発生す
る電磁波が他の領域に漏洩しないように遮蔽する。そし
て、上述したように棚単位に収納された本200のID
を読み取ることができる。
【0052】ここで、図25において、リーダ・ライタ
コイル210、211、212及び213により無線タ
グ251、252、253、…との間で交信を行い無線
タグ251、252、253、…に記憶されている固有
のIDを読み取る動作について説明する。先ず、第1の
リーダ・ライタ229を動作させ、コイル210の上に
乗っているか、あるいは近くに位置している無線タグと
の間で交信を行う。最初、第1のリーダ・ライタ229
からRFキャリアが発信される。無線タグはキャリアを
受信し、蓄電する。この電荷により無線タグ内のICを
動作させる。無線タグでは事前に設定されたIDを送信
する。ここで、無線タグ内の受信アンテナは送信アンテ
ナとしての動作に切り替わる。また、送信のタイミング
はランダムである。第1のリーダ・ライタ229は各タ
グからのIDを読みとる。ここで、無線タグから送信さ
れるIDにはCRC(巡回冗長検査コード)が付いてお
り、第1のリーダ・ライタ229ではCRCチェックを
行い、正しく読みとれると、そのIDの無線タグに信号
を送り無線タグの動作を停止させる。また、無線タグか
ら送信されてくるIDが第1のリーダ・ライタ229側
で衝突して読みとれなかった場合、無線タグはIDを繰
り返し送信する。そして、第1のリーダ・ライタ229
が読み取り可能な全ての無線タグのIDを読みとる。
【0053】次に、上記と同様に今度は第2のリーダ・
ライタ230と無線タグとの間で交信を行い、読み取り
可能な全ての無線タグのIDを読みとる。同様な処理を
第3のリーダ・ライタ233と第4のリーダ・ライタ2
34との間で繰り返す。ここで、第1のリーダ・ライタ
229、第2のリーダ・ライタ230、第3のリーダ・
ライタ233及び第4のリーダ・ライタ234が読み込
んだ全ての無線タグの内、複数のリーダ・ライタで同じ
無線タグを読み込む可能性がある。このようなときは該
当する無線タグのIDを一つのIDとしてマージする。
【0054】図26は書架単位で、利用者が本200を
棚に戻す場合に、指定されていない棚に本200を戻し
たときに警報ブザーで報知、あるいは警告を表示する例
である。警報ブザー261は利用者が間違った棚に本2
00を戻したときに、ブザー261を鳴らして利用者に
警告するために設けてある。更に表示部260におい
て、警告文262を表示して利用者に知らせるととも
に、該当する本200について正しい棚番号263を表
示して、利用者に注意を喚起する。ここで、利用者は本
来収納すべき書架を間違えることもある。そこで、警告
表示として、正しい書架番号と棚番号を同時に表示する
方法もある。そして、正しい書架と棚の所在について図
書館の間取り区及び配置図等で表示することもできる。
また、利用者が指定された棚に本200を戻した場合、
図27に示すように表示部260に正しく本200が戻
されたことを確認する表示271をしてもよい。この
「正しい棚に収納されました。」という表示271は利
用者に対して、安心させる効果がある。また、棚番号表
示板264、265、266及び267は固定された番
号表示板でよく、電子的に表示させず、書架にそのまま
棚番号を塗料等で書いてもよい。
【0055】そして、前記のように利用者によっては書
架の番号も間違える人がいるため、書架の上に固定した
書架番号が書かれた書架番号表示板268を掲げてもよ
い。また、書架番号表示板268は収納される本200
がいつも固定されている場合は、一般の看板のように塗
料等で書かれたものでよい。しかし、図書館のレイアウ
トが頻繁に変わるような場合、書架に統一した同じ物で
レイアウトし、棚番号表示板264、265、266及
び267あるいは書架番号表示板268は電子的に変え
られるようにしておけば、図書館全体を管理するプログ
ラムを変更することで、表示の内容が簡単に変えられ、
レイアウト変更に柔軟に対処できる。
【0056】次に、本発明の実施形態に係る図書館の管
理方式を構成する電子的な各モジュールについて説明す
る。図28及び図29はそれぞれ各棚単位及び各書架単
位で必要とされる主要な電子モジュールの構成及びその
接続を示す図である。図28において、赤外線送信部2
14、215及び赤外線受信部216、217で本20
0の挿入、取り出し動作を監視するように、書架単位で
全体を制御する制御部290に接続されている。無線タ
グのIDを読み込むために第1のリーダ・ライタ22
9、第2のリーダ・ライタ230、第3のリーダ・ライ
タ233及び第4のリーダ・ライタ234があり、これ
らの各リーダ・ライタ229、230、233、234
はそれぞれ、リーダ・ライタコイル210、211、2
12、213、送信回路281、283、285、28
7及び受信回路282、284、286、288を有
し、制御部290に接続されている。
【0057】図29は書架単位で構成されるモジュール
の接続を示す図である。第1の棚単位モジュール29
1、第2の棚単位モジュール292、第3の棚単位モジ
ュール293及び第4の棚単位モジュール294は図2
8で示した棚単位モジュールと同等の構成である。そし
て、利用者が指定された棚に間違った本200を挿入し
た場合に、警報を出力する警報出力部295と、間違っ
た本200を挿入した場合には警告の表示及び正しい棚
番号を表示しまた正しい棚に本200を挿入した場合に
はそのことを表示する表示部296とから構成され、こ
れらは書架全体を制御する制御部290に接続されてい
る。
【0058】図30に示す架単位モジュール301、3
02、…、30nは図29に示すLAN等のネットワー
ク297により図30で示した計算機300に接続され
ている。計算機300は図書館全体の本200の所在状
況を管理している。また、図書館が現在所有している全
部の本200について書架番号、棚番号毎に分類されて
IDが貯蔵本ファイル320に格納されている。貸し出
しファイル330はこの図書館に登録されている、利用
者の利用者番号と利用者毎に分類されて、貸し出されて
いる本200のID、棚番号、書架番号、貸し出し期
限、利用者の利用者番号等が格納されている。
【0059】入出力装置310は新しい本200が購入
された場合、ID、書架番号及び棚番号等を入力する部
分である。図31は入出力装置310の構成図である。
リーダ・ライタ311の上に無線タグ201を貼付した
新しい本200を置く。そして、キーボード314を操
作して、ディスプレイ313を見ながら新規のIDを入
力すると、このIDはリーダ・ライタ311を通して、
無線タグ201に書き込まれる。同時に、貯蔵本ファイ
ル320に登録される。
【0060】また、プリンター312からは図書館が所
蔵している全部の本200における書架番号、棚番号に
対応した本200の題目、IDの一覧表、及び最近貸し
出された本200の一覧表が出力される。これらの出力
データは統計データとして使用される。また、貸し出さ
れている本200の一覧表及びこれらの各本200の貸
出期限等も出力される。
【0061】また、この図書館は通常無人化されてい
る。図30に示す入館口350には利用者と対応する係
員がいない。利用者は先ず入館口350に入る。入館口
350には利用カード読取機351が設置されていて、
この図書館として登録されている利用者番号を読み込
む。読み込んだ利用者番号を貸し出し本ファイル330
に登録されている利用者と対比させて正しい利用者か確
認する。正しい利用者として見なされるとゲート制御部
352を制御して、入館口350のゲートが開放され入
館が可能となり、利用者は入館口350から図書館に入
る。次に、リーダ・ライタ353により利用者が持参し
ている本200のIDを読み込む。利用者が所持してい
る本200のIDを確実に読み込むために、リーダ・ラ
イタ353のリーダ・ライタコイルは、図32のように
利用者321が入館の際に大きなリーダ・ライタコイル
322をくぐるような方法で確実にIDを読み込むこと
ができるようにしている。
【0062】そして、利用者が所持した本200のID
が読み込まれたら、利用者が貸し出し本ファイル330
から利用者番号に対応して貸し出した本200のIDと
読み込んだIDを対比させて、現在利用者が持参した本
200と今回図書館に持参していない本200のIDを
割り出す。そして、表示部354に持参した本200に
ついて、返却する際に書架番号、棚番号を表示する。同
時に、持参していない本200についても本200の題
目及び、返却期限等を表示して、利用者に対して、それ
らの本200の返却を忘れないように注意する。
【0063】利用者は書庫に入って、持参した本200
を返却する場合、本200の背に貼付された無線タグ2
01に記入されている書架番号、及び棚番号を見て、該
当する書架の該当する棚に本200を戻す。戻す際に棚
218における赤外線送信部214、215から放射さ
れ、赤外線受信部216、217に入力される赤外線ビ
ームの遮断を検知して、棚218に新しい本200が挿
入されたことが分かる。
【0064】前記赤外線センサーが動作した後、直ち
に、第1のリーダ・ライタ229、第2のリーダ・ライ
タ230、第3のリーダ・ライタ233及び第4のリー
ダ・ライタ234が動作して、前記新しい本200のI
Dを読みとる。そして、このIDは貯蔵本ファイル32
0で検索され正しい書架で正しい棚に収納されたかが調
べられる。本200が正規の書架及び棚に収められてい
れば、該当する本200が返却されたので、貸し出し本
ファイル330からその本200のIDを消去する。
【0065】一方、利用者が間違った書架、棚に本20
0を戻した場合、上記と同様な動作で、戻された本20
0のIDから貯蔵本ファイル320で検索され、正しい
書架及び棚番号が調べられ、利用者が間違って戻した書
架から警報により知らせる。そして同時に表示により正
しい書架番号と棚番号が表示される。利用者はその本2
00を取り出して正しい書架番号と棚番号に該当する場
所に本200を戻す。そして、また書架番号あるいは棚
番号を間違えた場合、再び利用者に警報と表示によって
知らせ、利用者が正しい書架及び棚に戻すまで上記の動
作が繰り返される。
【0066】従って、利用者が本200を戻す際に書架
及び棚を間違え、警報及び表示により注意されて、その
注意を無視しなければ、必ず正しい書架の棚に本200
は戻される。
【0067】また、利用者が書架の棚から本200を取
りだし、借用する場合は、上述したように赤外線ビーム
231,232の遮断状態から、棚から本200が取り
出されたことを検知して、該当する棚から取り出された
本200のIDを一時的に貸し出し本200ファイル3
30に記憶させておく。そして利用者が図書館から帰る
ときに、出館口340に設置されているリーダ・ライタ
343で利用者が所持している本200のIDを全て読
み込む。ここで、リーダ・ライタ343のコイルは前述
したように利用者の所持している本200のIDを確実
に読み込むために、図32のように利用者321の体全
体がくぐれるような大きなものにしている。また、利用
者カード読取機341でその利用者の利用者番号も読み
とる。そして、前記棚から取り出され、貸し出し本ファ
イル330に一時的に記憶された本200のIDとリー
ダ・ライタ343で読み込まれたIDについて対応がと
られ、該当する利用者が借り出した本200のIDの対
応表が作成され、貸し出し本ファイル330に記憶され
る。そして、表示部344に利用者の利用者番号と借り
出された本200の題目及び返却期限も表示される。ま
た、利用者が借用して、図書館に持参したが棚に戻さな
かった本200、借用しているが自宅にある本200等
の題目及び返却期限も、ついでに表示され、ゲート制御
部342によりゲートが開いて利用者はゲートを通って
図書館から出ることができる。
【0068】以上説明したように、この実施形態におい
ては、図書館で所蔵している全ての本に無線タグを貼付
して、利用者が書架及び棚から借用した本を管理してい
る。そして、利用者が図書館を訪れて、該当する本を戻
す場合に、本に貼付された無線タグに記入されている書
架及び棚に利用者自身が戻す際に、無線タグの記憶され
たIDをリーダ・ライタで読みとり、正しい書架あるい
は棚にその本が戻されたかどうかを管理する。
【0069】そして、利用者が、指定された書架あるい
は棚と異なった書架あるいは棚に本を戻した場合、その
書架に付属している警報装置で利用者に警告し、表示装
置により正しい書架あるいは棚番号を表示して、利用者
が指定された書架あるいは棚に本を戻すように利用者を
誘導することにより、本を整理する係員を常駐させる必
要がなく、無人の図書館が実現する。
【0070】なお、上述の実施形態においては、貸出用
収納物が本の場合について説明したが、貸出用収納物と
しては本に限らず、他の貸出用収納物例えばCD(コン
パクトディスク)の場合にも同様に実施することができ
る。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る貸出
用収納物管理方式によれば、図書館等の貸出用収納物を
管理する施設において、貸出用収納物を管理する係員を
常駐させる必要がなく、無人で貸出用収納物を管理する
ことができる。
【0072】また、利用者が、指定された収納場所と異
なった収納場所に貸出用収納物を戻した場合、その収納
場所に付属している警告手段で利用者に警告し、表示装
置により正しい収納場所を表示して、利用者が指定され
た収納場所に貸出用収納物を戻すように利用者を誘導す
るようにすれば、利用者自身で確実に返却すべき貸出用
収納物を元の収納場所に戻すことができ、収納場所には
指定された貸出用収納物以外の貸出用収納物が紛れて収
納されることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態において、本の背に貼付す
る無線タグを示す外観斜視図。
【図2】 厚い本の背に無線タグを貼付した例、及び無
線タグを硬い紙を用いて薄い本に貼付した例を示す外観
斜視図。
【図3】 薄い本を収納するための無線タグを貼付した
専用バインダーの例、及び複数の薄い本を収納するため
の無線タグを貼付した専用ホルダーの例を示す外観斜視
図。
【図4】 本発明の実施形態における無線タグとリ一ダ
・ライタコイルとの交信を行うシステムの構成を示すブ
ロック図。
【図5】 本発明の実施形態における書架、分割された
棚及び棚に収納された本を示す斜視図
【図6】 書架で分割した棚単位に、一個のリーダ・ラ
イタを取付けた場合の、リーダ・ライタの交信範囲を説
明するための図。
【図7】 各棚の内部の構成を示す図。
【図8】 無線タグとリーダ・ライタコイルの配置関係
を示す部分的平面図。
【図9】 リーダ・ライタコイルの一例を示す平面図。
【図10】 リーダ・ライタコイルの他の例を示す平面
図。
【図11】 リーダ・ライタコイルの更に他の例を示す
平面図。
【図12】 リーダ・ライタコイルを斜めに配置した例
を示す斜視図。
【図13】 斜めに配置したリーダ・ライタコイルと無
線タグとの位置関係を説明するための図。
【図14】 斜めに配置したリーダ・ライタコイルと挿
入された本の位置関係を示す平面図。
【図15】 リーダ・ライタコイルを格子状に配置した
例を示す斜視図。
【図16】 格子状に配置したリーダ・ライタコイルを
リーダ・ライタでドライブする例を示す平面図。
【図17】 各棚における赤外線ビームの放射方向と本
の取り出し及び挿入の位置関係を説明するための平面
図。
【図18】 棚から本を取り出す動作で赤外線送信部と
赤外線受信部間で放射される赤外線ビームが遮断される
状態を示す図。
【図19】 棚に本を挿入する動作で赤外線送信部と赤
外線受信部間で放射される赤外線ビームが遮断される状
態を示す図。
【図20】 棚から本を途中まで取り出した場合に、赤
外線送信部と赤外線受信部間で放射される赤外線ビーム
が遮断される状態を示す図。
【図21】 棚から本を途中まで取り出した場合に、赤
外線送信部と赤外線受信部間で放射される赤外線ビーム
が遮断される状態を示す図。
【図22】 棚に本を途中まで挿入した場合に、赤外線
送信部と赤外線受信部間で放射される赤外線ビームが遮
断される状態を示す図。
【図23】 棚に本を途中まで挿入した場合に、赤外線
送信部と赤外線受信部間で放射される赤外線ビームが遮
断される状態を示す図。
【図24】 書架の棚を変則的に分割した例を説明する
ための図。
【図25】 リーダ・ライタで無線タグのIDを読み取
る動作を説明するための図。
【図26】 間違った棚に本を戻したときに警報ブザー
で報知、あるいは警告を表示する例を示す図。
【図27】 正しい棚に本を戻した場合、そのことを表
示する例を示す図。
【図28】 各棚単位で必要とされる主要な電子モジュ
ールの構成及びその接続を示すブロック図。
【図29】 各書架単位で必要とされる主要な電子モジ
ュールの構成及びその接続を示すブロック図。
【図30】 本発明の実施形態に係る図書館全体の主要
な電子モジュールの構成及びその接続を示すブロック
図。
【図31】 図30における入出力装置の更に詳細な構
成を示すブロック図。
【図32】 図30における出館口または入館口に設置
されるリーダ・ライタコイルの例を示す図。
【符号の説明】
100…コンピュータ 101、101A、101B、101C、101D…リ
ーダ・ライタ 102…送信回路 103…送信アンテナコイル 104…受信回路 105…受信アンテナコイル 107…送受信アンテナコイル 108、111…コンデンサ 109…整流回路 110…変調回路 112…電源(平滑)安定化回路 114…メモリ 200、200A…本 201、251、252、253…無線タグ 202…硬い紙 202A…バインダー 202B…ホルダー 203…書架 204204A、204B、204C、204D、21
8…棚 210、211、212、213…リーダ・ライタコイ
ル 214、215…赤外線送信部 216、217…赤外線受信部 227、227A、227B、227C、227D…リ
ーダ・ライタコイル 228…コイル 229、230、233、234…リーダ・ライタ 231、232…赤外線ビーム 241,242、…、245、246…分割した領域 260…表示部 261…警報ブザー 262…警告文 263…棚番号 264、265、266、267…棚番号表示板 268…書架番号表示板 271…確認の表示 281、283、285、287…送信回路 282、284、286、288…受信回路 290…制御部 297…ネットワーク 300…計算機 310…入出力装置 311…リーダ・ライタ 312…プリンター 313…ディスプレイ 314…キーボード 320…貯蔵本ファイル 321…利用者 322…リーダ・ライタコイル 330…貸し出し本ファイル 340…出館口 350…入館口 341、351…利用カード読取機 342、352…ゲート制御部 343、353…リーダ・ライタ 344、354…表示部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信した電波に応答して識別コードを送信
    する非接触式情報記録媒体を取付けた貸出用収納物を収
    納する収納場所と、 この収納場所から前記貸出用収納物が取り出されたこ
    と、またはこの収納場所に前記貸出用収納物が挿入され
    たことを検知する出し入れ検知手段と、 この手段により前記貸出用収納物の取り出しまたは挿入
    が検知されたとき前記貸出用収納物に取付けられた非接
    触式情報記録媒体に対して所定の電波を送信し、前記非
    接触式情報記録媒体からの応答により前記識別コードを
    読み取る手段と、 この手段により読み取られた前記識別コードを用いて前
    記収納場所における前記貸出用収納物の収納状態を管理
    する手段とを具備することを特徴とする貸出用収納物管
    理方式。
  2. 【請求項2】受信した電波に応答して識別コードを送信
    する非接触式情報記録媒体を取付けた貸出用収納物を収
    納する収納場所と、 この収納場所に収納されている貸出用収納物の識別コー
    ドを記憶する識別コード記憶手段と、 前記収納場所から前記貸出用収納物が取り出されたこ
    と、または前記収納場所に前記貸出用収納物が挿入され
    たことを検知する出し入れ検知手段と、 この手段により前記貸出用収納物の取り出しまたは挿入
    が検知されたとき前記貸出用収納物に取付けられた非接
    触式情報記録媒体に対して所定の電波を送信し、前記非
    接触式情報記録媒体からの応答により前記識別コードを
    読み取る識別コード読取手段と、 この識別コード読取手段により読み取られた前記識別コ
    ードを用いて、前記収納場所から取り出された貸出用収
    納物の識別コードを前記識別コード記憶手段に書き込
    み、前記収納場所に挿入された貸出用収納物の識別コー
    ドを前記識別コード記憶手段から削除する手段とを具備
    することを特徴とする貸出用収納物管理方式。
  3. 【請求項3】前記収納場所に貸出用収納物が挿入された
    とき前記識別コード読取手段により読み取られた前記識
    別コードが、その収納場所に収納すべき貸出用収納物の
    識別コード以外の識別コードであると判別されたとき、
    警告を与える手段及び読み取られた前記識別コードの貸
    出用収納物が収納される収納場所に関する情報を報知す
    る手段のうちの少なくとも一方の手段を更に具備するこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載の貸出用
    収納物管理方式。
  4. 【請求項4】前記収納場所に貸出用収納物が挿入された
    とき前記識別コード読取手段により読み取られた前記識
    別コードが、その収納場所に収納すべき貸出用収納物の
    識別コードであると判別されたとき、貸出用収納物が正
    しい収納場所に挿入されたことを報知する手段を更に具
    備することを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の貸出用収納物管理方式。
  5. 【請求項5】前記出し入れ検出手段は、少なくとも一対
    の赤外線送信部と赤外線受信部とを含み、前記赤外線送
    信部から放射され前記赤外線受信部で受信される赤外線
    の遮断状態から、前記収納場所から前記貸出用収納物が
    取り出されたこと、または前記収納場所に前記貸出用収
    納物が挿入されたことを検知する手段であることを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の貸出用収納物管
    理方式。
  6. 【請求項6】前記非接触式情報記録媒体に対して、電波
    を送受信する際に、前記収納場所より外部に電波を漏洩
    させない手段を更に備えたことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載の貸出用収納物管理方式。
  7. 【請求項7】前記収納場所に収納されている貸出用収納
    物に取付けられた前記非接触式情報記録媒体の配置範囲
    をカバーする面積を有する、少なくとも一つのアンテナ
    コイルにより電波の送受信を行う手段を更に備えたこと
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の貸出用収
    納物管理方式。
JP24069197A 1997-09-05 1997-09-05 貸出用収納物管理方式 Pending JPH1179328A (ja)

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