JP2005205009A - 化粧料コンパクト容器 - Google Patents

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Kunio Yamane
邦夫 山根
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【課題】蓋体を閉蓋状態に保持するフック機構を無くし、その構造を簡素化すると共に、使用性も向上させた化粧料コンパクト容器の提供を目的とする。
【解決手段】化粧料収納部1aが設けられた容器本体1の後壁面1eに凹陥部1cを設け、この凹陥部1cに、後側の下端を後方に突出するように段状に屈曲し、この段状に屈曲された箇所の先端側を当接部4bとした下向き略U字形の板バネ4を収納した。一方、容器本体1に枢着された蓋体2には、その回動支点の下側に、側面視略三角形状の突部2bを設け、この突部2bを前記当接部4bに当接させ、蓋体2に閉蓋付勢力を作用させることとし、かつ、ある程度開放された後は、この突部2bが板バネ4と接触せず、その回動動作を妨げないようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、化粧料を収納するコンパクト容器に関し、詳しくは、蓋体をバネの付勢力で閉蓋することにより、蓋体を閉蓋状態に保持するフック機構を無くし、その構造を簡素化すると共に、使用性も向上させた化粧料コンパクト容器に関する。
従来、この種の化粧料コンパクト容器としては、合成樹脂で形成された容器本体の後方に可撓性を有するテール部を延設し、このテール部を容器本体に枢着された蓋体の蝶板下端部に当接させることにより、所定回動位置で蓋体に回動付勢力を与え、閉蓋状態を保持できるようにしたものがあった。(例えば、特許文献1参照)。
また、この他に容器本体の後部中央に凹部を設け、この凹部に、略へ字形の板バネをその一端を周壁に固定することにより、後方下向き傾斜状に取り付けると共に、蓋体を回動可能に枢着し、かつ、この蓋体の枢着部分を横長の三角柱状とすることにより、蓋体の回動に伴ってこの三角柱状の部分を板バネとせり合わせ、所定の回動位置で蓋体に回動付勢力が作用するようにしたものもあった。(例えば、特許文献2参照)。
実公昭63−167号公報(第1−2頁、第2図) 実用新案登録第250853号公報(第2頁、第3図)
上述した従来の化粧料コンパクト容器のうち、前者の特許文献1に示されたものは、蓋体に回動付勢力を与えるテール部が、合成樹脂で容器本体に一体成形されているので、弾性が弱く、圧力がかかった状態で長時間放置すると変形し、その機能が損なわれるおそれがあった。また、テール部とこのテール部とせり合う蓋体の蝶板下端部が共に、合成樹脂で形成されているため、蓋体の開閉を繰り返すと、このせり合い部分が摩滅するおそれがあり、経年変化による材質の劣化と相まって寿命が短いという問題点もあった。
後者の特許文献2に示されたものは、金属製の板バネを用いているので、上記のような問題点は生じないものの、開蓋時に板バネが使用者側に露呈するので、見苦しく、デザイン性が重視されるこの種の容器としては、相応しい構造ではなかった。また、傾斜板状に後方に突出した板バネが、蓋体の三角柱状の枢着部分と接して、この蓋体に回動付勢力を作用させるようになっているので、蓋体の回動範囲が限られ、使用時や化粧料収納中皿の取り替え時などに、蓋体を大きく開放することができないという問題点も有していた。
本発明は、上記従来の化粧料コンパクト容器が有していた問題点の解決を、課題とする。
上記の問題点を解決するために、本発明のうち、請求項1記載の発明は、容器本体の後壁面に設けられた凹陥部に下向き略U字形の板バネが収納され、該板バネで蓋体の回動支点の下側に突設された突部が押圧されることにより、蓋体が閉蓋付勢されるようになされた化粧料コンパクト容器において、上記板バネの片側を、後方に突出するように段状に屈曲し、この段状に屈曲された箇所の下端側を蓋体の突部と接する当接部とした。このことで、閉蓋近傍位置でのみ、蓋体に付勢力が作用し、開蓋後は、その回動を妨げないようになされたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の構成中、板バネの当接部と接する蓋体の突部を、蓋体の回動支点の下方に突出するように取り付けられた別部材で構成されたものと限定したことを特徴とする。
本発明のうち、請求項1記載の発明では、板バネの後側の下端を、後方に突出するように段状に屈曲し、この段状に屈曲された先端側を、蓋体の突部と接する当接部としたので、閉蓋近傍位置でのみ、蓋体に付勢力が作用する。よって、閉蓋時に蓋体が不用意に開放しないように保持されるにも関わらず、その開閉操作が円滑に行え、操作性が向上するという効果がある。また、開蓋後は、突部に板バネが接しないので、その開放が妨げられず、蓋体が大きく開放され、使用性が向上するという効果もある。さらにこの板バネは、凹陥部に収納され、この凹陥部の外側には、蓋体の軸受け突部が位置しているので、板バネが外部に露呈せず、この種の容器として重要なデザイン性の向上も図られるという効果がある。
また、請求項2記載の発明では、板バネと接する突部を蓋体と別体で構成したので、この突部を硬質材として開閉操作に伴う摩滅を低減し、その耐久性を向上させることができると共に、たとえ摩滅が生じたとしても、突部を構成した部材を取り替えれば、その機能を回復させることができる。さらに、このように突部と蓋体を別部材とすることにより、突部の機能を損なうことなく、この種の容器として相応しい樹脂材料の使用が可能になり、質感の高いコンパクト容器の提供が可能になるという効果もある。
以下、本発明を図示した実施の形態に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明に係る化粧料コンパクト容器の実施形態を示した簡略平面図、図2は、その縦断面図である。この化粧料コンパクト容器は、従来公知のものと同様に、化粧料収納部1aが設けられたトレイ状の容器本体1の後部(図2において右側)に、この容器本体1の上面を開閉し得るように蓋体2を枢着したものであり、容器本体1の後部には、蓋体2の回動支点となる軸3を枢支する支持部1b,1bが左右対称に設けられ、この支持部1b,1b間に蓋体2の後部下方に設けられた軸受け突部2aが嵌まり込むようになっている。
なお、上記軸3は、別途、用意されたピンで構成されたものあっても、あるいは凹凸嵌合によるものであっても良い。
ここにおいて本発明の化粧料コンパクト容器では、容器本体1の後壁面1e、即ち、蓋体2の軸受け突部2aで覆われる箇所に凹陥部1cを設け、この凹陥部1cに下向き略U字形の板バネ4を収納している。
上記板バネ4は、その後側(図2において右側)の下端を、後方に突出するように段状に屈曲し、形成された段部4aの下側(図2において下端側)を後述する蓋体2の突部2bと当接する当接部4bとしたものであり、金属あるいは弾性を有する合成樹脂で形成されている。
一方、容器本体1に回動可能に枢着された蓋体2には、その回動支点の下側、即ち、軸受け突部2aの下方に、上述した当接部4bと当接する側面視略三角形状の突部2bが、閉蓋時にその前面が垂直となるように突設されている。なお、この突部2bは、蓋体2と一体成形されたものであっても良いが、図5に示したように、軸受け突部2aに空所2cを設け、この空所2cに所定形状の部材5を嵌め込むことにより、形成されるようにしてもよく、このようにすれば、摩滅し難い硬質の合成樹脂など、最適の材料を用いて板バネ4と摺設する突部5aを形成することができ、都合が良い。
本発明の化粧料コンパクト容器は、上記の構成を有している。
なお、図2において符号1dは、凹陥部1cの内周に設けられ、収納された板バネ4を逸脱不可に係止保持する係止突起を示している。
次に上記構成を有する本発明の化粧料コンパクト容器の開閉時の各部の動きについて述べると、まず、図2に示した閉蓋状態では、凹陥部1cに収納された板バネ4は、その後端の当接部4bが軸受け突部2aの下端に設けられた突部2cと接し、圧縮された状態にある。従って、この板バネ4と接した蓋体2は、その回動支点の下側がこの板バネ4で外方に押圧され、常に閉蓋方向に回動付勢されていることとなる。よって、この蓋体2は何らのフック機構を用いることなく、閉蓋状態に保持され、不用意な開放が防止される。
そして、このように閉蓋保持されている蓋体2を開放するには、蓋体2の先端側(図2において左側)を持って容器本体1と離れる方向に強制的に引き上げれば良く、このことで蓋体2は、軸3を中心に時計回りに回動し、まず、突部2bが板バネ4の当接部4bを押し付け、いっそう強い弾発力が作用することとなるが、この弾発力に抗して蓋体2をさらに回動させれば、やがて突部2bが板バネ4の段部4aを乗り越え、突部2bの下側がこの板バネ4で押し上げられることとなる。よって、蓋体2は以前と反対に開放される方向に、この板バネ4で付勢される。
しかしながら、この開放付勢力が作用するのは、圧縮されていた板バネ4が現状復帰する範囲にすぎず、すぐに突部2bは、図3に示すように板バネ4の段部4a上に位置し、板バネ4の表面から離れる。よって、蓋体2には、板バネ4の付勢力が作用せず、蓋体2は軸3を中心に自由に回動することができ、容器本体1の上面を使用可能な状態に開放することができるものである。
なお、この時、本発明の化粧料コンパクト容器では、板バネ4の後側が段状に屈曲され、回動支点の下側に突設された突部4bのみが、この板バネ4と接するようにしているので、蓋体2の開放に伴って板バネ4が蓋体2側と接するおそれはなく、蓋体2は、図4に示すように大きく開放することができる。
以上のようにして、蓋体2が開放され、コンパクト容器の使用が可能となるものである。
また、使用後、蓋体2を閉めるには、上記と全く反対に蓋体2を回動させれば良く、このことで蓋体2は、容器本体1の上面を覆う方向に移動し、容器本体1の上面を覆った閉蓋状態で板バネ4によりこの状態が維持されるように回動付勢されるようになっている。なお、この蓋体2の回動の際、突部2bが板バネ4の段部4aに接すると、一旦、この状態で蓋体2が保持されることとなるが、この状態から蓋体2を強く下方に押し付ければ、突部2bが板バネ4を押圧して内方に押し込みつつ段部4aを乗り越える。そして、このように突部2bが段部4aを乗り越えると、今度は押し込まれた板バネ4の当接部4bが突部2bの内側(蓋体の内方側)と接して、蓋体2を閉蓋する方向に付勢するように作用するものである。
以上のようにして本発明の化粧料コンパクト容器では、蓋体の開閉がなされ、使用に供されるものである。
図5は、本発明の他の実施形態を示した要部の縦断面図である。この実施形態の化粧料コンパクト容器では、板バネ4の当接部4bと接する蓋体2側の突部2bを蓋体2と別部材5で構成し、蓋体2の軸受け突部2aに設けられた空所2cに、この別部材5を嵌め込むことにより、板バネ4と摺接する突部5aを形成することとしたものであり、他の構成は、前記の実施形態のものと何ら変わるところはない。従って、その働きも上記のものと全く同じであり、同様に機能する。
本発明に係る化粧料コンパクト容器の実施形態を示した簡略平面図である。 図1のA−A線の断面図である。 開蓋途中の状態を示した要部断面図である。 蓋体を全開にした状態を示した要部断面図である。 本発明の他の実施形態を示した要部の拡大断面図である。
符号の説明
1 容器本体
1a 化粧料収納部
1b 支持部
1c 凹陥部
1d 係止突起
1e 後壁面
2 蓋体
2a 軸受け突部
2b 突部
2c 空所
3 軸
4 板バネ
4a 段部
4b 当接部
5 別部材
5a 突部

Claims (2)

  1. 容器本体の後壁面に設けられた凹陥部に下向き略U字形の板バネが収納され、該板バネで蓋体の回動支点の下側に突設された突部が押圧されることにより、蓋体が閉蓋付勢されるようになされた化粧料コンパクト容器において、
    上記板バネの片側が後方に突出するように段状に屈曲され、この段状に屈曲された箇所の下端側を、蓋体の突部と接する当接部となし、閉蓋近傍位置でのみ蓋体に付勢力が作用し、開蓋後は、その回動を妨げないようになされたことを特徴とする化粧料コンパクト容器。
  2. 上記突部が、蓋体の回動支点の下方に突出するように取り付けられた別部材で構成されていることを特徴とする請求項1記載の化粧料コンパクト容器。
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