JP2005195202A - 製氷装置 - Google Patents

製氷装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005195202A
JP2005195202A JP2004000086A JP2004000086A JP2005195202A JP 2005195202 A JP2005195202 A JP 2005195202A JP 2004000086 A JP2004000086 A JP 2004000086A JP 2004000086 A JP2004000086 A JP 2004000086A JP 2005195202 A JP2005195202 A JP 2005195202A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ice
ice making
shaft
rib
ribs
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004000086A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitoko Ishita
美桃子 井下
Tadashi Adachi
正 足立
Hiroshi Tatsui
洋 龍井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2004000086A priority Critical patent/JP2005195202A/ja
Publication of JP2005195202A publication Critical patent/JP2005195202A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/80Food processing, e.g. use of renewable energies or variable speed drives in handling, conveying or stacking
    • Y02P60/85Food storage or conservation, e.g. cooling or drying

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

【課題】ウイスキーの水割り等に使用する不定形の氷を製氷するコンパクトな製氷装置を提供する。
【解決手段】板状の氷を作る製氷容器69にあらかじめ回転軸から略放射状に伸びたリブ77のついたシャフト74を挿入した状態で製氷を行い、製氷終了後、シャフト74を、シャフト74に連結された駆動装置76をモーター78により駆動させてシャフト74を回転させることにより、板状の氷を粉砕して分割し、不定形な氷を提供する。同時に、狭角に設定された1対のリブ77aにより、他の氷に比べて小さい氷を作り、1回の製氷で複数の大きさの氷を提供する。
【選択図】図2

Description

本発明は、不定形な氷を提供できる製氷装置に関するものである。
従来より家庭用の冷蔵庫等においては、給水管から供給された水を製氷皿に貯留して製氷し、製氷後に駆動装置により製氷皿を回動反転して離氷する自動製氷装置が普及している。
図9は従来の冷蔵庫における自動製氷装置の全体構成図である。
図10は従来の自動製氷装置の製氷部の構成図である。
図9、図10において、冷蔵庫本体1は外箱2、内箱3及び外箱2との内箱3間に充填された断熱壁4により構成されている。区画壁5は冷蔵庫本体1の内部を上下に区画しており、上部に冷凍室6、下部に冷蔵室7を区画形成している。冷凍室6の背面には冷凍サイクルの冷却器8が備えられており、その上方に、冷却器8で冷却した冷気を冷凍室6及び冷蔵室7内に強制送風するための送風機9が設けられている。
冷凍室6内に備えられた自動製氷装置10は、モ−タ及び減速ギヤ部(図示せず)などを内蔵した駆動装置11、中央部に支持軸12を連結固定した製氷皿13、駆動装置11に製氷皿13を軸支させるためのフレ−ム14等により構成される。
なお、ストッパ−15は、製氷皿13を歪変形させて離氷を行わせるためにフレ−ム14の一部に設けられており、ストッパ−15に当接するように製氷皿13の上に当て板16が取付られている。
自動製氷装置10の下方には貯氷箱17が備えられている。製氷用の水を貯水するための給水タンク18は冷蔵室7内の一画に着脱自在に備えられている。
給水タンク18の給水口19は弁20によって開閉される。
給水タンク18の給水口19の下方に設けた水浮皿21は、給水口19を下向きにして給水タンク18をセットすると、弁20が押し上げられて給水口19が開口されるよう構成されている。
給水ポンプ22は水受皿21内に受けた水を揚水する働きをする。
給水管23は、給水ポンプ22に連結して、その出口を自動製氷装置10の製氷皿13に臨ませるように配設されている。
この従来の自動製氷装置10について動作を説明する。使用者によって水を満たされた給水タンク18が所定の位置にセットされると、弁20が押し上げられて給水口19が開口して水受皿21に水が満たされる。その後、満たされた水は給水ポンプ22によって揚水され、給水管23を介して製氷皿13内に注水される。こうして製氷皿13内に所定量満たされた水は冷凍室6内での冷却作用によって氷結され、氷が生成される。
そして、製氷が完了すると駆動装置11の回動作用によって製氷皿13が支持軸12を中心として回動反転し、ストッパ−15に当て板16が当接することによって製氷皿13が捻られ歪み変形を生じて製氷皿13内の氷が離氷される。離氷された氷は貯氷箱17内に落下して貯氷され、離氷作用の終了した製氷皿13は再び駆動装置11による逆回転作用によって元の位置に復帰する。
以後、この動作を給水タンク18の水を使いきるまで繰り返して自動的に製氷、貯氷を行うものである。
一方、提供する氷の形状を決める方法としては、上記の従来例で説明した製氷皿の形状によるもののほかに、比較的大きな板状の氷を砕氷機を使って割る方法がある。(例えば、特許文献1参照。)。
以下、図面を参照しながら従来の砕氷機について説明する。
図11は一部を破断した側面図、図12は縦断側面図を示す。
図において、箱形のフレーム24の天板部の凹部25にブロック状氷塊hを投入する投入口26を形成する。26aは、その投入口26を覆うカバーである。前記フレーム24の内部は、破砕された氷片iが排出される排出口27を設けた仕切壁28で上下に区画されており、該排出口27の下部には、氷片iが貯溜される容器29が固定されている。
その容器29の正面口30側には、常にフレーム24に設置された開閉扉31の背部に当接し、該開閉扉31の開閉に追随するコ字形ストッパー32が、容器29にピン33で回転自由に支承されている。前記排出口27の上部には、通常業務用に使用される重さ1貫目程度のブロック状氷塊hを通すホッパー34を一体に形成した砕氷ケース35が固定されている。そのホッパー34の上口36は、前記投入口26に連通させる。
図12に示すように砕氷ケース35内には、2本のローター37、38を一定間隔で夫々軸39、40により回転自在に設ける。両ローター37、38の軸方向には、2〜3個のアーム41、42が、砕氷の大きさに合わせて一定間隔で一列に突出して設けられ、該アーム41、42に第1打撃ピン43、44が夫々植設されている。
この第1打撃ピン43、44と180°の角度を置いて、両ローター37、38の軸方向には、2〜3個のアーム45、46が、前記同様に一列に突出して設けられ、該アーム45、46に第2打撃ピン47、48が夫々植設されている。
ローター37、38間の中央下方には、第1打撃ピン43、44と第2打撃ピン47、48により順次に破砕される氷塊hを支承する山形形状の受部49が設けられている。その受部49には、前記何れかの打撃ピンの先端が通過する位置に円弧状凹部50が形成されている。
図11に示すように、両ローター37、38の軸39、40の一端側を砕氷ケース35の外部に突出させて、一方のローター37と他方のローター38の第1打撃ピン43、44同士の位相を90°変位させて、夫々にタイミングギヤ51、52を取り付ける。他方のローター38の軸40にスプロケット53を固定し、ホッパー34の外側面に取着されたモータMの主軸にスプロケット54を固定して、スプロケット53とスプロケット54とにチェーン55が掛けられている。
このように構成したアイスクラッシャーにおいては、ホッパー34からブロック状氷塊hを投入してローター37、38が回転されると、一方のローター37と他方のローター38の第1、第2打撃ピン43、44、47、48が、その氷塊hを交互に打撃して氷塊hを投入先端から順次に破砕する。
特開平8−86548号公報
しかしながら、上記従来の製氷装置の構成では、氷の形状は製氷皿の形状により決められ、毎回、同じ形状の氷しか作ることが出来ず、更に製氷終了後、製氷皿を捻って離氷させるために、氷の形状は側面に傾斜がつき、更に氷の角部が丸みを帯びたものにする必要がある。そのため、ウイスキーの水割り等に使った際、見た目上、あまり好ましくない形状の氷しか提供できなかった。
一方、見た目上、好ましい形状の氷を提供するために、製氷装置に砕氷機を搭載しようとすると、従来の砕氷機では、氷を分割するには、製氷部で作った板状の氷を製氷部からホッパーを介してローターに搬送した上で氷を分割する必要があるため、氷の搬送装置が必要である。
また、ローターは板状の氷を挟み込むだけの大きさが必要で、なお且つ、製氷部と搬送装置それぞれに氷を収納するだけの体積が必要となり、製氷装置が大きくなってしまうという課題があった。更に、氷を割るのに大きなトルクが必要であるため、比較的大きなモーターが必要であることも、製氷装置が大きくなることの要因となっていた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、出来上がった氷の側面に大きな傾斜や丸みを帯びずに、ウイスキーの水割り等に使用する際に、見た目上、好ましい不定形な氷を提供することが出来る小型の製氷装置を提供すること目的としている。
上記従来の課題を解決するために、本発明の製氷装置の分割手段は、駆動装置により回転駆動されるシャフトを備えたものである。
これによって、板状の氷の一部にシャフトを挿入して回転駆動するだけで氷を分割することができ、砕氷機が氷を分割する際、砕氷機内に氷全体を取り込む必要がない。
本発明の製氷装置は、小型化を実現し、不定形な氷を提供することができる。
また、本発明の製氷装置は、1回の製氷で複数の大きさの氷を提供することができる。
請求項1に記載の発明は、板状の氷を作る製氷部と、製氷部に水を供給する給水装置と、製氷部で製氷された板状の氷を製氷部内において複数に分割するシャフトと、シャフトを駆動する駆動装置とからなり、シャフトには、シャフトの回転軸に対して略放射状に延伸された複数のリブが設けられ、リブ間の角度を不均一に配置することにより、分割される氷の大きさを不均一にすることができ、1回の製氷で複数の大きさの氷を提供することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、隣接する一対のリブを回転方向に対して後ろ側の長さを前側より長くしたため、一対のリブ間の角度が比較的狭角である場合でも、各リブから氷に対して効率良く力を加えることができ、確実な氷の分割を実現することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、リブの外周面を上部から下部にかけて傾斜させたため、リブが氷に接触している表面積を小さくすることができ、氷に対して確実に力を伝えながら、シャフトの回転に必要なトルクを低減することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の発明において、リブを略階段形状にしたため、リブが氷に接触している表面積を小さくすることができ、氷に対して確実に力を伝えながら、シャフトの回転に必要なトルクを低減することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の発明において、リブの側面を上部から下部に向けて傾斜させたため、分割した氷が製氷部から離氷しやすくなる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明による実施の形態1の製氷装置を搭載した冷蔵庫の側断面図であり、図2は同実施の形態の製氷装置の一部の斜視図である。図3は図2の製氷装置の一部破断分解図である。図4は図2における上面図である。 図において、第1冷蔵室56は、冷蔵庫本体1と、扉57と断熱壁58によって囲まれ外気と断熱されている。 第1冷蔵室56の下方に形成された製氷室59は、断熱壁58と扉60によって囲まれ、外気と断熱されている。製氷室59内には、氷を貯えるための貯氷容器61が下方に設置されている。 第2冷蔵室62は、第1冷蔵室56と製氷室59の間に位置し、断熱壁58と扉63によって囲まれ、外気と断熱されており、風路64により第1冷蔵室56と冷気が行き来するようになっている。
製氷装置65は、第1冷蔵室56に配置された給水タンク18,給水ポンプ22、および第1冷蔵室56から断熱壁58を貫通して製氷室59に向け配置された給水管23から構成された給水装置66と、製氷部67、および分割手段として用いる砕氷機68から構成される。 製氷部67は、一時的に水を貯え直方体の板状の氷を作成する上下面が開口した製氷容器69と、一方の面が製氷容器69の底面を形成するように製氷容器69に密着するように固定され、他方の面がペルチェ70の一方の面にヒートコンダクタ71を介して密着された冷却板72と、ペルチェ70の他方の面に密着されたヒートシンク73から構成される。
更に、冷却板72には、製氷容器69の上面開口側に向かって垂直に2本の上下面が開口された筒状部74が、製氷容器69の短辺の略中央で長辺を略三等分する位置に製氷容器69の高さと略同じ高さまで設けられている。 砕氷機68は、冷却板72を貫通して製氷容器69内へ延伸される2本のシャフト74と、シャフト74とそれぞれ接合された出力軸75をもつ駆動装置76から構成される。
シャフト74の外周部には、シャフト74の回転軸から放射状に延び、互いに所定の角度で隣接するリブ77が、回転した際に隣のシャフト74のリブ77や製氷容器69の側面に接触しない幅で突出している。
この時、複数のリブ77の内、隣接する1対のリブ77a間の角度は他のリブ77間よりも狭角に設定されている。
駆動装置76は、モーター78の回転を複数の減速歯車79等を介して減速させ、出力軸75を同時に同じ方向に回転させる。更に、駆動装置76は、製氷部67と一体になるよう、冷却板72とヒートシンク73の間にはさまれた状態で製氷部67に固定されている。
更に、製氷部67と砕氷機68は、製氷部67と砕氷機68を回転駆動させる駆動メカ80と回転駆動軸81とで、製氷容器69が給水管23の出口の下方に位置し、製氷室59内上部に、製氷室59と第2冷蔵室62との間の断熱壁58内に製氷容器69周辺が一部埋め込まれた状態で、貯氷容器61の上方に位置するように回転可能に配置されている。
以上のように構成された製氷装置65について、以下その動作、作用を説明する。 給水タンク18内の水は、給水ポンプ22を所定時間、所定間隔で所定回数だけ駆動させることにより、所定量だけ給水管23を通って製氷容器69内に間欠的に給水される。 製氷容器69の底面に位置する冷却板72は、ペルチェ70に所定の方向の直流電流を印加することにより、ヒートコンダクタ71を介して冷却され、製氷容器69内の水を氷へと相変換させる。その際、ペルチェ70の発熱面は、ヒートシンク73に固定されているため、製氷室59内の冷風により放熱される。この構成により、ペルチェ70に流れる電流を制御することで、冷却板72の温度を制御することができ、凍結速度を制御することができる。
本実施の形態では、給水回数は40回とし、一回あたりの給水量が製氷容器69の高さで0.5mmとなるように給水ポンプ22の駆動時間を調整した。また、製氷容器69周辺の温度は、第2冷蔵室62の温度の影響を受けて比較的高い温度となるが、必要に応じて製氷容器69の上部の第2冷蔵室62と製氷室59の間の断熱壁58に設置されたヒーター(図示せず)により、製氷容器69周辺の温度が0℃付近となるように調整することにより、氷が下からのみ成長するようにし、更には、冷却板72の温度を凍結速度が一定になり、2時間で給水した水が完全に凍結するようにペルチェ70に流す電流値を調節した。
また、給水ポンプ22は、前に入れた水が完全に凍結してしまう前に次の給水を行なうように、給水ポンプ22の駆動間隔を調整した。
更に製氷中、駆動メカ80により、製氷部67と砕氷機68を所定角度回転駆動させて傾け、所定時間傾けた状態で停止させてから、反対方向に傾けるというサイクルを繰り返す。本実施の形態においては、製氷容器69を15度傾け、5秒間傾けた状態で停止させてから、反対方向に傾ける、というサイクルを製氷終了まで繰り返した。
また、製氷終了は、給水ポンプ22を所定の回数駆動させ終え所定時間が経過した後、製氷容器69に取り付けた温度センサー(図示せず)が所定の温度以下になったことを検知して判断する。 製氷終了後、所定時間ペルチェ70に逆方向の電流を流して、氷を冷却板72の底面から剥がした後、砕氷機の駆動装置76のモーター78に所定時間通電することにより、減速ギア22,出力軸等を経由して、2本のシャフト74が同時に所定角度だけ回転駆動される。
シャフト74が回転されると、氷にもシャフト74とともに回転しようとする力がかかるが、製氷容器69側面により回転が抑制されるため、シャフト74のリブ77により氷に応力集中が生じ、シャフト74部分から製氷容器69外側に向けて氷に亀裂が走り、板状の氷が複数の丸みを帯びていない不定形な氷に分割される。
この時、1対のリブ77a間の角度は狭角に設定されているので、リブ77aに挟まれる氷は他のリブ77間でできる氷よりも小さくなる。
氷の分割が完了すると、製氷部67と砕氷機68は駆動メカ80により反転され、氷は分割の際に製氷容器69から剥がされているために、そのまま貯氷容器61内に落下する。
以上のように、本実施の形態の製氷装置65では、製氷部67において水が製氷容器69内で下から上に向かって徐々に凍っていくが、給水を分割して行なうことにより、未凍結の状態である水の厚さが常に薄く形成されているため、水中に溶け込んでいた空気が気泡となって周辺空気中に拡散しやすく、透明な氷を作ることができる。
更に製氷中、製氷容器69が傾いては停止する動作を繰り返していることにより、氷と水の境界面が常に動き、境界面にできた気泡が水の流れにより境界面から引き離され、気泡が浮力により、製氷容器69周辺の空気中に拡散されるのを促進するため、比較的速い凍結速度で透明度の高い氷を作ることができる。
更に、板状の氷の分割手段として用いた砕氷機68では、シャフト74が氷を割るのに必要なトルクは、氷の厚さや形状によって異なるが、本実施の形態で用いた厚さ20mm程度の氷では、シャフト1本あたり、おおよそ2〜6N・m程度であり、一般的なDCモーターで十分に実現可能なトルクであるため、小型で安価なコンパクト砕氷機が実現でき、不定形で丸みを帯びることのない、ウイスキーの水割り等に入れても官能的に優れた氷を提供することができる。
本実施の形態に示すようにリブ77を持つシャフト74を2本同時回転させると、氷はほぼ(リブの枚数−2)で分割することができるが、板状の氷を更に細かく分割したければ、シャフト74の本数を増やすと良い。
また、なお、複数のシャフト74は同時に回転しなくても氷を分割することが可能であるが、氷がシャフト74と一緒に回転しないように、氷を押さえつける必要があるため、簡単な製氷部の構造で確実に氷を分割するには、複数のシャフト74を同時に回転させるのが好ましい。
更に、冷却板に氷底面が付着した状態でシャフト74を回転させても、氷を分割することはできるが、冷却板から氷を剥がしてから分割するよりも、若干細かく砕けた氷が発生しやすくなるので、冷却板から剥がしてからシャフト74を回転させてやる方が、より好ましい。
また、なお、製氷が完了した後にシャフト74を加熱して、氷を解かしながらシャフト74を挿入し、再凍結させてからシャフト74を回転駆動させて氷を分割することも可能であるが、シャフト74の上下方向の動きと回転との二種類の動作が必要となるため、シャフト74を動作させる駆動装置76の構造が複雑になり、従来の砕氷機よりも小型の砕氷機68とすることはできるものの、製氷装置65をより小型化するためには、あらかじめ氷の中にシャフト74を入れておくのが好ましい。
なお、本実施の形態では、製氷装置65を冷蔵庫本体1に搭載したが、冷蔵庫本体1に搭載することを限定したものではなく、製氷装置65自体に周辺空間を冷却する冷却装置を設け、小型の製氷機として利用することも可能である。
また、本実施の形態で作られる氷を直方体としたが、氷の形状を直方体のみではなく側面が平板ではなく多面体を形成する形状であっても良い。その場合は作られる氷がより不定形であり、官能的に見た目が良い氷を作ることができる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2の製氷装置の上面図である。
図5において、実施の形態1と同様に、シャフト74には複数のリブ77が設けられ、隣接するリブ77b、77cは狭角に設定される。この時リブ77cはリブ77bよりも長く設定されている。
以上のように構成された製氷装置65について、以下その動作、作用を説明する。
シャフト74が回転方向82の向きに動くと、氷にもシャフト74とともに回転しようとする力がかかるが、製氷容器69側面により回転が抑制されるため、シャフト74のリブ77により氷に応力集中が生じ、シャフト74部分から製氷容器69外側に向けて氷に亀裂が走り、板状の氷が複数の丸みを帯びていない不定形な氷に分割される。
この時、回転方向82に対して後側に位置するリブ77cは、前側のリブ77bよりも長いため、リブ先端が、より確実に氷を捉えることができ、氷を小さく分割する時にも亀裂が入りやすくなる。
(実施の形態3)
図6は、本発明の実施の形態3の製氷装置の一部の斜視図である。
図6において、実施の形態1と同様に、シャフト74には複数のリブ77が設けられているが、そのリブ77の下部は上部よりも円周方向に長く設定されている。かつ、リブ先端83とリブ先端84は略直線状に結ばれている。
以上のように構成された製氷装置65について、以下その動作、作用を説明する。
シャフト74が回転されると、氷にもシャフト74とともに回転しようとする力がかかるが、製氷容器69側面により回転が抑制されるため、シャフト74のリブ77により氷に応力集中が生じ、シャフト74部分から製氷容器69外側に向けて氷に亀裂が走り、板状の氷が複数の丸みを帯びていない不定形な氷に分割される。
この時、確実に氷を分割しようとすると、リブ77の長さを円周方向に延長することが考えられるが、同時にリブ77の氷に接触する表面積が増大し、シャフト74に加えるトルクを大きくしなければならない。
リブ77の下部の長さよりも上部の長さを短くすることにより、リブ77に接触する氷の表面積増大を最小限に抑えつつ、リブ先端84で確実に氷に力を加え、氷を分割することができる。
(実施の形態4)
図7は、本発明の実施の形態4の製氷装置の一部の斜視図である。
図7において、実施の形態1と同様に、シャフト74には複数のリブ77が設けられているが、そのリブ77の下部は上部よりも円周方向に長く設定されている。かつ、リブ77の外周面は略階段形状を成している。
以上のように構成された製氷装置65について、以下その動作、作用を説明する。
この時、確実に氷を分割しようとすると、リブ77の長さを円周方向に延長することが考えられるが、同時にリブ77の氷に接触する表面積が増大し、シャフト74に加えるトルクを大きくしなければならない。
リブ77の下部の長さよりも上部の長さを短くすることにより、リブ77に接触する氷の表面積増大を最小限に抑えつつ、リブ先端85、86で確実に氷に力を加え、氷を分割することができる。また、リブ77の外周面を階段形状にしたことにより、リブ1本あたりの力の作用点が増えるという効果もある。
(実施の形態5)
図8は、本発明の実施の形態5のシャフト形状を示す上面図及び側面図である。
図8において、実施の形態1と同様に、シャフト74には複数のリブ77が設けられているが、そのリブ77の側面の側面は下方に向けて広がるように傾斜がつけられている。
以上のように構成された製氷装置65について、以下その動作、作用を説明する。
シャフト74の回転により板状の氷が分割された後、製氷部67と砕氷機68は駆動メカ80により反転され、氷は分割の際に製氷容器69から剥がされているために、そのまま貯氷容器61内に落下する。
この時、リブ77の側面に傾斜を設けることによって氷落下時の抵抗を減らし、より確実な離氷が実現できる。
以上のように、本発明にかかる製氷装置は、本発明の分割手段は、駆動装置により回転駆動されるシャフトとしたので、砕氷機内に氷全体を取り込む必要がなく製氷部で製氷された氷をシャフトの回転作用のみで分割できるので、砕氷機の小型化が可能であり、比較的小さな製氷装置で不定形な氷を提供することが出来るため、業務用製氷機にも等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1の製氷装置を搭載した冷蔵庫の側断面図 同実施の形態の製氷装置の斜視図 同実施の形態の製氷装置の一部破断分解図 同実施の形態の製氷装置の上面図 本発明の実施の形態2の製氷装置の上面図 本発明の実施の形態3の製氷装置の一部の斜視図 本発明の実施の形態4の製氷装置の一部の斜視図 本発明の実施の形態5のシャフト形状を示す上面図および側面図 従来の製氷装置を搭載した冷蔵庫の側断面図 従来の製氷装置の斜視図 従来の砕氷機の側断面図 従来の砕氷機の側断面図
符号の説明
56 第1冷蔵室
57 扉
58 断熱壁
59 製氷室
60 扉
61 貯氷容器
62 第2冷蔵室
63 扉
64 風路
65 製氷装置
66 給水装置
67 製氷部
68 砕氷機
69 製氷容器
70 ペルチェ
71 ヒートコンダクタ
72 冷却板
73 ヒートシンク
74 シャフト
75 出力軸
76 駆動装置
77 リブ
77a、77b、77c リブ
78 モーター
79 減速歯車
80 駆動メカ
81 回転駆動軸
82 回転方向
83、84、85、86 リブ先端

Claims (5)

  1. 板状の氷を作る製氷部と、前記製氷部に水を供給する給水装置と、前記製氷部で製氷された前記板状の氷を前記製氷部内において複数に分割するシャフトと、前記シャフトを駆動する駆動装置とからなり、前記シャフトには、回転軸に対して略放射状に延伸された複数のリブが設けられ、前記リブ間の角度が不均一に配置されていることを特徴とする製氷装置。
  2. 隣接する一対の前記リブにおいて、回転方向に対して後ろ側のリブの長さが前側より長いことを特徴とする請求項1に記載の製氷装置。
  3. リブの外周面が、上部から下部に向けて傾斜していることを特徴とした請求項1または2に記載の製氷装置。
  4. リブが、略階段形状をしていることを特徴とした請求項1から3のいずれか1項に記載の製氷装置。
  5. リブの側面が、上部から下部に向けて傾斜していることを特徴とした請求項1から4のいずれか1項に記載の製氷装置。
JP2004000086A 2004-01-05 2004-01-05 製氷装置 Pending JP2005195202A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004000086A JP2005195202A (ja) 2004-01-05 2004-01-05 製氷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004000086A JP2005195202A (ja) 2004-01-05 2004-01-05 製氷装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005195202A true JP2005195202A (ja) 2005-07-21

Family

ID=34816029

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004000086A Pending JP2005195202A (ja) 2004-01-05 2004-01-05 製氷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005195202A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108444160B (zh) 冰箱及其控制方法
JP4572833B2 (ja) 製氷装置
JP4593934B2 (ja) アイスメーカーを備えた冷蔵庫
US9995522B2 (en) Ice bin and method of crushing ice using the same
EP1517104B1 (en) Ice supplying device for refrigerator
ES2616764T3 (es) Cubeta para hielo para separar la escarcha de hielo
JP2004053036A (ja) 透明氷の製氷装置および透明氷の製氷方法
KR20070064207A (ko) 제빙장치 및 그 제어방법
KR20100138108A (ko) 제빙장치 및 이를 구비하는 냉장고
US20110167860A1 (en) Refrigerator with icemaker
JP2005195315A (ja) 製氷装置および冷蔵庫
KR101555756B1 (ko) 아이스 빈 및 이를 이용한 얼음 이송 방법
KR20080020126A (ko) 냉장고
JP2008142017A (ja) アイスクリーマ、およびアイスクリーマを備えた冷蔵庫
JP2005195202A (ja) 製氷装置
KR20080000128A (ko) 냉장고
KR102222062B1 (ko) 커피 및 맥주 빙수 생성장치
JP4461857B2 (ja) 製氷装置
KR20060128071A (ko) 냉장고
JP4483520B2 (ja) 製氷装置
KR100301559B1 (ko) 음파 냉동을 이용한 자동 제빙기 및 상기 자동 제빙기를 채용한 냉장고
KR20080001004A (ko) 냉장고와 이를 이용한 제빙방법
KR100774001B1 (ko) 냉장고
KR20050034337A (ko) 냉장고의 제빙장치
KR20060110549A (ko) 냉장고의 제빙 가속 구조