JP2005187570A - スルホン酸含有アニオン性ポリウレタン水分散体組成物 - Google Patents

スルホン酸含有アニオン性ポリウレタン水分散体組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】 耐加水分解性、耐水性、耐熱性等に優れたスルホン酸含有アニオン性ポリウレタン水分散体組成物の提供。
【解決手段】 芳香族スルホン酸基及び/又はその金属塩を有しないポリオール(a)に芳香族スルホン酸基及び/又はその金属塩を有するジカルボン酸又はそのエステル誘導体(b)を反応させて得られる、芳香族スルホン酸基及び/又はその金属塩を有するポリエステルポリオール(A)と、必要に応じて、芳香族スルホン酸基及び/又はその金属塩を有しないポリオール(D)と、有機ポリイソシアネート(B)とを構成要素として含むウレタンプレポリマーを、水又はポリアミン化合物により鎖伸長を行う。
【選択図】 なし

Description

本発明はスルホン酸含有アニオン性ポリウレタン水分散体組成物及び接着剤組成物に関し、更に詳細には、耐加水分解性に優れたスルホン酸含有アニオン性ポリウレタン水分散体組成物及びこれを用いた接着剤組成物に関する。
従来よりポリエステル系ポリウレタン水性分散体は、種々の分野で用いられるに至っている。しかし、その一種であるカルボキシル基含有ポリエステル系ポリウレタン水性分散体は、耐加水分解性に劣っていることが明らかになっている。耐加水分解性を改良したものとして、特許文献1〜3に開示されているようなスルホン酸含有ポリエステル系ポリウレタン水性分散体があるが、このスルホン酸含有ポリエステル系ポリウレタン水性分散体は、下記のような問題点を抱えている。
即ち、合成面からは、従来のスルホン含有ポリエステルポリオールを用いたウレタンは、ポリエステルポリオールへの芳香族スルホン酸基の導入に際し、各モノマー構成単位から合成を行うと、芳香族スルホン酸基含有ジカルボン酸又はそのエステル誘導体が反応性に乏しいため、分子末端にスルホン酸基が付加したり、スルホン酸基が局在化するなど、スルホン酸基を均一にポリエステルポリオールの分子中に導入することが困難であった。このようなスルホン酸基が局在化したポリエステルポリオールを用いてポリウレタン水性分散体を調製すると、耐水性の低いものしか得られず、特に分子末端にスルホン酸基が付加したポリエステルポリオールを用いてポリウレタン水分散体を調製すると末端停止反応となるため、分子量の高いポリウレタン水分散体を得ることができず、耐水性、耐湿性及び耐熱性に劣るという問題があった。また、従来の低分子量スルホン酸含有ポリオールは高い極性を有しているため、有機溶剤に対する溶解性に乏しいという欠点があった。そのため、ウレタン化反応時にN−メチル−2ピロリドン、DMF等の極性溶媒を使用しなければならないという欠点があった。
特開2002−201254号公報 特開2002−212257号公報 特開2002−212258号公報
本発明は、上述のような従来技術の問題点を解決するために為されたものであり、本発明の目的は、耐加水分解性、耐水性、耐湿性、密着性、耐熱性等に優れたスルホン酸含有アニオン性ポリウレタン水分散体組成物と、これを用いた接着剤組成物とを提供することである。
本発明のスルホン酸含有アニオン性ポリウレタン水分散体組成物は、芳香族スルホン酸基及び/又はその金属塩を有するポリエステルポリオール(A)と、有機ポリイソシアネート(B)とを構成要素として含むウレタンプレポリマーを、水又はポリアミン化合物(C)により鎖伸長したスルホン酸含有アニオン性ポリウレタン水分散体組成物であって、前記ポリエステルポリオール(A)は、芳香族スルホン酸基及びその金属塩を有しないポリオール(a)に、芳香族スルホン酸基及び/又はその金属塩を有するジカルボン酸又はそのエステル誘導体(b)を反応させて得られるものであることを特徴とする
前記ウレタンプレポリマーは、芳香族スルホン酸基及び/若しくはその金属塩を有するポリエステルポリオール(A)と、有機ポリイソシアネート(B)と、更に、芳香族スルホン酸基及びその金属塩を有しない分子量500以上のポリオール(D)並びに/又は分子量500未満のポリオール(E)とを構成要素として更に含んでいてもよい。
このように、本発明のスルホン酸含有アニオン性ポリウレタン水分散体組成物は、芳香族スルホン酸基及び/又はその金属塩を有するポリエステルポリオール(A)を、芳香族スルホン酸基及び/又はその金属塩を有しないポリオール(a)に芳香族スルホン酸基及び/又はその金属塩を有するジカルボン酸又はそのエステル誘導体(b)を反応させて得ているため、スルホン酸基及び/又はその金属塩をポリエステル分子中に確実に導入することができ、しかも、均一に導入することができる。従って、芳香族スルホン酸基及び/又はその金属塩を有するポリエステルポリオール(A)は有機溶剤に対する溶解性に優れ、ウレタン化反応が容易となると共に、耐水性に優れたウレタンを得ることができる。また、ポリウレタンの高分子量化に有利となり、耐湿性、耐熱性等が向上する。
本発明において使用される芳香族スルホン酸基及び/又はその金属塩を有するポリエステルポリオール(A)は、例えば、5−スルホイソフタル酸、スルホテレフタル酸、4−スルホフタル酸、5[4−スルホフェノキシ]イソフタル酸等のジカルボン酸若しくはそのジエステル、又はそのスルホン酸金属塩(Na、K、Li、Ca、Mg等)を、エステル化反応、エステル交換反応などの公知の方法によって芳香族スルホン酸基及び/又はその金属塩を有しないポリオール(a)に導入することにより得ることができる。
ポリオール(a)の調製に使用し得るグリコール成分としては、一般に公知のポリエーテル、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリエーテルエステル、ポリチオエーテル、ポリアセタール、ポリブタジエン、ポリシロキサン等が挙げられるが、特に耐熱性及びコストの点から、ポリエステルポリオールが好ましい。ポリエステルポリオールの調製に使用し得るポリオールとしては、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール等の直鎖脂肪族ジオールの他、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、2−メチル−1,8−オクタンジオール、N−メチルジエタノールアミン等の脂肪族分岐グリコールも使用することができる。また、1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、水添加ビスフェノールA等の脂環族ジオール、また、多官能成分として、グリセリン、トリメチロールプロパン、トリブチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトール等のポリオールも使用することができる。
ポリオール(a)の調製に使用し得る、芳香族スルホン酸基及び/又はその金属塩を有するジカルボン酸以外のポリカルボン酸としては、コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、無水マレイン酸、フマル酸、スベリン酸、ダイマー酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸等の脂肪族ジカルボン酸や、ε−カプロラクトン、γ−バレロラクトン等の環状ラクトンを付加したポリエステルポリオールも挙げることができる。
芳香族スルホン酸基及び/又はその金属塩を有するポリエステルポリオール(A)の調製に使用するポリオール(a)は、分子量300〜8,000であることが好ましい。分子量がこれより低いと、接着剤として用いた場合の耐水性が劣り、また、分子量がこれより高いと、接着剤として用いた場合に密着性が劣る場合があるからである。
芳香族スルホン酸基及び/又はその金属塩を有するポリエステルポリオール(A)の調製に使用される、ポリオール(a)と、芳香族スルホン酸基及び/又はその金属塩を有するジカルボン酸又はそのエステル誘導体(b)とのモル比は、2/0.1〜5/4の範囲であることが好ましい。このモル比が上記の範囲を外れると、反応がうまく進行せず、分子末端にスルホン酸基が付加したり、スルホン酸基が局在化するなど、スルホン酸基を均一にポリエステルポリオールの分子中に導入することが困難となり、このようなポリエステルポリオールを用いてポリウレタン水分散体を調製すると、耐熱性の低いものしか得られなくなるため、好ましくない。
また、本発明において使用される芳香族スルホン酸基及び/又はその金属塩を有しないポリオール(D)の調製に使用し得るポリオールとしては、上記のポリオール(a)の調製に使用し得るものと同様のものを挙げることができ、ポリオール(D)の調製に使用し得るポリカルボン酸としては、上記のポリオール(a)の調製に使用し得るものと同様のものを挙げることができる。
また、本発明のスルホン酸含有アニオン性ポリウレタン水分散体組成物では、芳香族スルホン酸基及び/又はその金属塩を有するポリエステルポリオール(A)と、芳香族スルホン酸基及び/又はその金属塩を有しない分子量500以上のポリオール(D)中のポリエステル成分との合計の含有量が10重量%以上であることが好ましい。この合計の含有量が10重量%より低いと、接着剤として用いた場合の耐熱性が劣ることとなるので好ましくない。
本発明において使用し得る有機ポリイソシアネート(B)としては、従来から慣用されている芳香族、脂肪族又は脂環族の有機ポリイソシアネートを使用することができ、具体的には、脂肪族ジイソシアネートとして、例えば、テトラメチレンジイソシアネート、ドデカメチレンジイソシアネート、1,4−ブタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、2−メチルペンタン−1,5−ジイソシアネート、3−メチルペンタン−1,5−ジイソシアネート等を例示することができ、脂環族ジイソシアネートとして、例えば、イソホロンジイソシアネート、水添キシリレンジイソシアネート、4,4’−シクロヘキシルメタンジイソシアネート、1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、メチルシクロヘキシレンジイソシアネート、1,3−ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン等を例示することができ、芳香族ジイソシアネートとして、例えば、トリレンジイソシアネート、2,2’−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルジメチルメタンジイソシアネート、4,4’−ジベンジルジイソシアネート、1,5−ナフチレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、1,3−フェニレンジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソシアネート等を例示することができ、芳香脂肪族ジイソシアネートとして、例えば、ジアルキルジフェニルメタンジイソシアネート、テトラアルキルジフェニルメタンジイソシアネート、α,α,α,α−テトラメチルキシリレンジイソシアネート等を例示することができる。これらの有機ポリソシアネートは単独でも用いることができ、また2種以上の混合物にして用いることもできる。
本発明に於いては、芳香族スルホン酸基を有するポリエステルポリオール(A)に於ける芳香族スルホン酸基及び/又はその金属塩は、最終的に得られるスルホン酸含有アニオン性ポリウレタン水分散体組成物の固形分の酸価が少なくとも2mgKOH/g以上となるように、前記芳香族スルホン酸基及び/又はその金属塩を有するポリエステルポリオール(A)に導入されていることが好ましい。この酸価が2mgKOH/gより小さいと、乳化が困難となり、安定した乳化体が得られないという傾向が現れる。
本発明のスルホン酸含有アニオン性ポリウレタン水分散体組成物は、上記のようにして得られたウレタンプレポリマーを水又はポリアミン化合物(C)により鎖伸長することにより得られる。ここで、使用し得るポリアミン化合物(C)としては、特に限定されるものではないが、例えば、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ジエチレントリアミン、ヘキシレンジアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、イソホロンジアミン、キシリレンジアミン、ジフェニルメタンジアミン、水添加ジフェニルメタンジアミン、ピペラジン類、ヒドラジン、炭酸ジヒドラジド、アジピン酸ジヒドラジド、セバシン酸ジヒドラジド、イソフタル酸ジヒドラジド等のヒドラジン誘導体を挙げることができる。
本発明のスルホン酸含有アニオン性ポリウレタン水分散体組成物は、密着性に優れているという特徴から、繊維、木、紙、皮革、金属、プラスチック等の含浸、コーティング、接着剤、塗料、インキ用ビヒクル等に使用することができる。
更に、、本発明のスルホン酸含有アニオン性ポリウレタン水分散体組成物は、他の水系樹脂エマルジョン、例えば酢酸ビニル、エチレン酢酸ビニル共重合体、アクリル酸エステルの樹脂エマルジョン、天然ゴム、SBR、NBR等のゴムラテックスとの相溶性が良好であるため、これらを改質剤として加えることも有用である。
以下、実施例及び比較例により本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例等に限定されるものではない。
《ポリエステル樹脂の分子量測定》
以下に述べる各合成例及び各比較合成例に於いて、ポリエステル樹脂の相対分子量分布は、GPCにより測定し、ポリエチレングリコール換算分子量分布を求めた。GPC測定条件は、以下のとおりである。
(GPC測定条件)
測定機種 東ソー(株)製 SC−8010システム
カラム Shodex Ohpak SB-G+Ohpak SB-806MHQ×2本
溶離液 DMF/0.06M LiBr/0.04M H3PO3
温度 カラム恒温槽 40℃
流速 1.0ml/分
濃度 0.1容量%
注入量 100μl
溶解性 完全溶解
前処理 0.45μmフィルター
検出器 示差屈折計。
以下に示す手順で、芳香族スルホン酸基の金属塩を有するポリエステルポリオール(A)を合成した。
《合成例》
芳香族スルホン酸金属塩基を含有するポリエステルポリオール(A)を以下の手順により合成した。
(合成例1:(a)/(b)モル比=2/0.9)
温度計、窒素ガス導入管及び撹拌機を備えた反応容器中で窒素ガスをバブリングしながら、アジピン酸1100部と、3−メチル−1,5−ペンタンジオール900部と、テトラブチルチタネート0.5部とを仕込み、塔頂温度が50〜60℃になるように反応温度160〜170℃に設定し、酸価が0.3mgKOH/g以下になるまで反応を行った。次に、180℃、5kPa・abs以下の減圧条件下で2時間反応を行い、水酸基価112mgKOH/g、酸価0.2mgKOH/gのポリエステルポリオール(a−1)を得た。更に、このポリエステルポリオール2000部に、5−スルホソディウムイソフタル酸ジメチル(DMIS)267部及びテトラブチルチタネート4部を仕込み、塔頂温度が50〜70℃になるよう反応温度を170〜180℃に設定して反応を行い、分子量2117、水酸基価53mgKOH/g、酸価0.3mgKOH/gのスルホン酸含有ポリエステルポリオール(A−1)を得た。
(合成例2:(a)/(b)モル比=3/2)
温度計、窒素ガス導入管及び撹拌機を備えた反応容器中で窒素ガスをバブリングしながら、アジピン酸1100部と、3−メチル−1,5−ペンタンジオール900部と、テトラブチルチタネート0.5部とを仕込み、塔頂温度が50〜60℃になるように反応温度160〜170℃に設定し、酸価が0.3mgKOH/g以下になるまで反応を行った。次に、180℃、5kPa・abs以下の減圧条件下で2時間反応を行い、分子量1000、水酸基価112mgKOH/g、酸価0.2mgKOH/gのポリエステルポリオール(a−2)を得た。更にこのポリエステルポリオール(a−2)3000部に、5−スルホソデュウムイソフタル酸ジメチル(DMIS)を592.4部と、テトラブチルチタネート8部とを仕込み、塔頂温度が50〜70℃になるよう反応温度を170〜180℃に設定して反応を行い、分子量3400、水酸基価33mgKOH/g、酸価0.3mgKOH/gのスルホン酸含有ポリエステルポリオール(A−2)を得た。
(合成例3:(a)/(b)モル比=2/1)
温度計、窒素ガス導入管及び撹拌機を備えた反応容器中で窒素ガスをバブリングしながら、アジピン酸1100部と、1,4−ブタンジオール950部と、テトラブチルチタネート0.4部とを仕込み、塔頂温度が50〜60℃になるように反応温度160〜170℃に設定し、酸価が0.3mgKOH/g以下になるまで反応を行った。次に、180℃、5kPa・abs以下の減圧条件下で2時間反応を行い、分子量500、水酸基価224mgKOH/g、酸価0.2mgKOH/gのポリエステルポリオール(a−3)を得た。更にこのポリエステルポリオール(a−3)1000部に、5−スルホソデュウムイソフタル酸ジメチル(DMIS)を296.2部と、テトラブチルチタネート3部とを仕込み、塔頂温度が50〜70℃になるよう反応温度を170〜180℃に設定して反応を行い、分子量1230、水酸基価91mgKOH/g、酸価0.3mgKOH/gのスルホン酸含有ポリエステルポリオール(A−3)を得た。
(合成例4:(a)/(b)モル比=5/4)
温度計、窒素ガス導入管及び撹拌機を備えた反応容器中で窒素ガスをバブリングしながら、アジピン酸1100部と、3−メチル−1,5−ペンタンジオール900部と、テトラブチルチタネート0.5部とを仕込み、塔頂温度が50〜60℃になるように反応温度160〜170℃に設定し、酸価が0.3mgKOH/g以下になるまで反応を行った。次に、180℃、5kPa・abs以下の減圧条件下で2時間反応を行い、分子量1000、水酸基価112mgKOH/g、酸価0.2mgKOH/gのポリエステルポリオール(a−4)を得た。更に、このポリエステルポリオール(1)500部に、5−スルホソデュウムイソフタル酸ジメチル(DMIS)を118.5部と、テトラブチルチタネート2部とを仕込み、塔頂温度が50〜70℃になるよう反応温度を170〜180℃に設定して反応を行い、分子量5900、水酸基価19mgKOH/g、酸価0.3mgKOH/gのスルホン酸含有ポリエステルポリオール(A−4)を得た。
《比較合成例》
(比較合成例1:(A)のワンバッチ合成)
温度計、窒素ガス導入管及び撹拌機を備えた反応容器中で窒素ガスをバブリングしながら、アジピン酸1100部と、3−メチル−1,5−ペンタンジオール900部と、5−スルホソデュウムイソフタル酸ジメチル(DMIS)266部と、テトラブチルチタネート0.5部とを仕込み、塔頂温度が50〜60℃になるように反応温度を160〜170℃に設定し、酸価が0.3mgKOH/g以下になるまで反応を行った。次に、180℃、5kPa・abs以下の減圧条件下で2時間反応を行い、分子量1902、水酸基価59mgKOH/g、酸価0.3mgKOH/gのスルホン酸含有ポリエステルポリオール(1)を得た。
(比較合成例2:分子量8,000を超える(a))
温度計、窒素ガス導入管及び撹拌機を備えた反応容器中で窒素ガスをバブリングしながら、アジピン酸1100部と、3−メチル−1,5−ペンタンジオール1000部と、テトラブチルチタネート0.5部とを仕込み、塔頂温度が50〜60℃になるように反応温度を160〜170℃に設定し、酸価が0.3mgKOH/g以下になるまで反応を行った。次に、180℃、5kPa・abs以下の減圧条件下で2時間反応を行い、分子量6000、水酸基価19mgKOH/g、酸価0.2mgKOH/gのポリエステルポリオールを得た。更に、このポリエステルポリオール1200部に、5−スルホソデュウムイソフタル酸ジメチル(DMIS)30部と、テトラブチルチタネート1部とを仕込み、塔頂温度が50〜70℃になるよう反応温度を170〜180℃に設定し、分子量12100、水酸基価9mgKOH/g、酸価0.3mgKOH/gのスルホン酸含有ポリエステルポリオール(2)を得た。
(比較合成例3:(a)/(b)モル比=7/6)
温度計、窒素ガス導入管及び撹拌機を備えた反応容器中で窒素ガスをバブリングしながら、アジピン酸1100部と、3−メチル−1,5−ペンタンジオール900部と、テトラブチルチタネート0.5部とを仕込み、塔頂温度が50〜60℃になるように反応温度を160〜170℃に設定し、酸価が0.3mgKOH/g以下になるまで反応を行った。次に、180℃、5kPa・abs以下の減圧条件下で2時間反応を行い、分子量1000、水酸基価112mgKOH/g、酸価0.2mgKOH/gのポリエステルポリオールを得た。更に、このポリエステルポリオール700部に5−スルホソデュウムイソフタル酸ジメチル(DMIS)を179部とテトラブチルチタネート4部とを仕込み、塔頂温度が50〜70℃になるよう反応温度を170〜180℃に設定したが、反応がうまく進行せず、製造することができなかった。
《スルホン酸含有アニオン性ポリウレタン水分散体組成物の調製》
(実施例1)
合成例1で得られたスルホン酸含有ポリエステルポリオール(A−1)280部と、ポリブチレンアジペート(D成分、MW2500、商品名HOUKOKUOL HT−250、豊国製油(株))200部と、1,4−ブタンジオール35部と、トリレンジイソシアネート(B成分、T−80、日本ポリウレタン工業(株)製)122部と、MEK(メチルエチルケトン)400重量部とを反応容器にとり、70〜75℃に保ちながら反応を行い、NCO含有率が1.0%であるウレタンプレポリマーを得た。得られたウレタンプレポリマーに、水955部を均一に添加して乳化した後、アジピン酸ジヒドラジド13部と水110重量部とを混合したアジピン酸ジヒドラジド水溶液を添加してアミン伸長を行った。次に、MEKを回収することにより、酸価12mgKOH/g、ポリエステルポリオール含有量が75%、不揮発分40%のスルホン酸含有ポリウレタン水性分散体を得た。
(実施例2)
合成例2で得られたスルホン酸含有ポリエステルポリオール(A−2)140部と、ポリブチレンアジペート(D成分、MW2500、商品名HOUKOKUOL HT−250、豊国製油(株))200部と、トリレンジイソシアネート(B成分、T−80、日本ポリウレタン工業(株)製)32部と、MEK300重量部とを反応容器にとり、70〜75℃に保ちながら反応を行い、NCO含有率が1.2%のウレタンプレポリマーを得た。得られたウレタンプレポリマーに水610部を均一に添加して乳化した後、アジピン酸ジヒドラジド9部と水90重量部とを混合したアジピン酸ジヒドラジド水溶液を添加し、アミン伸長を行った。次に、MEKを回収することにより、酸価12mgKOH/g、ポリエステルポリオール含有量が91%、不揮発分40%のスルホン酸含有ポリウレタン水性分散体を得た。
(実施例3)
合成例3で得られたスルホン酸含有ポリエステルポリオール(A−3)175部と、ポリブチレンアジペート(D成分、MW2500、商品名HOUKOKUOL HT−250、豊国製油(株))200部と、トリレンジイソシアネート(B成分、T−80、日本ポリウレタン工業(株)製)を50部と、MEK380重量部を反応容器にとり、70〜75℃に保ちながら反応してNCO含有率が1.1%であるウレタンプレポリマーを得た。得られたウレタンプレポリマーに水638部を均一に添加して乳化後、アジピン酸ジヒドラジド10部と水150重量部を混合したアジピン酸ジヒドラジド水溶液を添加し、アミン伸長を行った。次に、MEKを回収することにより、酸価19mgKOH/g、ポリエステルポリオール含有量が88%、不揮発分40%のスルホン酸含有ポリウレタン水性分散体を得た。
(実施例4)
合成例4で得られたスルホン酸含有ポリエステルポリオール(A−4)250部と、ポリブチレンアジペート(D成分、MW2500、商品名HOUKOKUOL HT−250、豊国製油(株))200部と、トリレンジイソシアネート(B成分、T−80、日本ポリウレタン工業(株)製)35部と、MEK440重量部とを反応容器にとり、70〜75℃に保ちながら反応を行い、NCO含有率が1.15%のウレタンプレポリマーを得た。得られたウレタンプレポリマーに水725部を均一に添加して乳化した後、アジピン酸ジヒドラジド11部と水150重量部とを混合したアジピン酸ジヒドラジド水溶液を添加し、アミン伸長を行った。次に、MEKを回収することにより、酸価20mgKOH/g、ポリエステルポリオール含有量が93%、不揮発分40%のスルホン酸含有ポリウレタン水性分散体を得た。
(比較例1)
比較合成例1で得られたスルホン酸含有ポリエステルポリオール(1)280部と、ポリブチレンアジペート(D成分、MW2500、商品名HOUKOKUOL HT−250、豊国製油(株))200部と、1,4−ブタンジオール35部と、トリレンジイソシアネート(B成分、T−80、日本ポリウレタン工業(株)製)122部と、MEK400重量部とを反応容器にとり、70〜75℃に保ちながら反応を行ったが、スルホン酸含有ポリエステルポリオール(1)が溶剤に完全に溶解せず、反応を行うことができなかった。
(比較例2:分子量5,000を超える(a))
比較合成例2で得られたスルホン酸含有ポリエステルポリオール(2)2420部と、トリレンジイソシアネート(B成分、T−80、日本ポリウレタン工業(株)製)52部と、MEK400重量部とを反応容器にとり、70〜75℃に保ちながら反応を行って、NCO含有率が0.4%であるウレタンプレポリマーを得た。得られたウレタンプレポリマーに、水3950部を均一に添加して乳化した後、アジピン酸ジヒドラジド20部と水180重量部とを混合したアジピン酸ジヒドラジド水溶液を添加し、アミン伸長を行った。次に、MEKを回収することにより、酸価5mgKOH/g、ポリエステルポリオール含有量が98%、不揮発分40%のポリウレタン水性分散体を得た。
(比較例3:酸価が2以下)
合成例1で得られたスルホン酸含有ポリエステルポリオール(A−1)40部と、ポリブチレンアジペート(MW2500、商品名HOUKOKUOL HT−250、豊国製油(株))200部と、3−メチル−1,5−ペンタンジオールと、アジピン酸のポリエステルポリオール(D成分、MW2000、商品名テスラック2462、日立化成ポリマー(株))240部と、1,4−ブタンジオール35部と、トリレンジイソシアネート(B成分、T−80、日本ポリウレタン工業(株)製)122部と、MEK600重量部とを反応容器にとり、70〜75℃に保ちながら反を行って、NCO含有率が1.0%のウレタンプレポリマーを得た。得られたウレタンプレポリマーに水950部を均一に添加して乳化したところ、乳化不良となり、ゲル化した。なお、ウレタンプレポリマーの酸価は1.7であった。
(比較例4:PES成分10%以下)
合成例1で得られたスルホン酸含有ポリエステルポリオール(A−1)60部と、ポリエチレングリコール(D成分、MW2000、商品名PEG 2000、第一工業製薬(株))420部と、1,4−ブタンジオール35部と、トリレンジイソシアネート(B成分、T−80、日本ポリウレタン工業(株)製)122部と、MEK400重量部とを反応容器にとり、70〜75℃に保ちながら反応を行って、NCO含有率が1.0%であるウレタンプレポリマーを得た。得られたウレタンプレポリマーに水1955部を均一に添加して乳化した後、アジピン酸ジヒドラジド13部と水110重量部とを混合したアジピン酸ジヒドラジド水溶液を添加し、アミン伸長を行った。次に、MEKを回収することにより、酸価3mgKOH/g、ポリエステルポリオール含有量が9%、不揮発分25%のポリウレタン水性分散体を得た。
《性能評価》
各実施例及び各比較例のポリウレタン水性分散体を用いて、各種性能評価を行った。評価方法は、下記の通りである。
(フィルム物性測定方法)
フィルムは、各実施例及び各比較例のポリウレタン水性分散体を膜厚200〜300ミクロンの厚さになるようにテフロン(R)板の上に塗布し、室温で24時間乾燥後、80℃で6時間の熱処理を行うことにより作製した。
(強度測定方法)
上記で作製したフィルムの強度を、JIS−K−6301に従い、引張り強度試験機(島津製作所(株)製、オートグラフ)を用いて、引張り速度200mm/分で測定した。
(耐水強度測定方法)
上記で作製したフィルムの耐水強度は、20℃の水にフィルム片を浸漬し、20℃で24時間浸漬後、濡れたままJIS−K−6301に従い、引張り強度試験機(島津製作所(株)製、オートグラフ)を用いて、引張り速度200mm/分で測定した。
(耐熱強度測定方法)
上記で作製したフィルムの耐熱強度は、フィルム片を140℃で24時間熱処理後、JIS−K−6301に従い、引張り強度試験機(島津製作所(株)製、オートグラフ)を用いて、引張り速度200mm/分で測定した。
(耐温水性測定方法)
上記で作製したフィルムの耐温水性は、2×4cmのフィルム片を40℃の温水に浸漬し、40℃で24時間浸漬後のフィルムの面積膨張率(%)により測定した。この膨張率は、次式により求めた。
膨張率(%)={(膨張後の面積−初期の面積)/初期の面積}×100
評価基準 ◎:膨張率が0〜20%未満
○:膨張率が20〜50%
×:膨張率が50%以上。
(耐湿性測定方法)
上記で作製したフィルムの耐湿性は、2×4cmのフィルム片を温度70℃、湿度95%の雰囲気中に静置し、温度70℃、湿度95%で24時間浸漬後のフィルムの面積膨張率(%)により測定した。この膨張率は、次式により求めた。
膨張率(%)={(膨張後の面積−初期の面積)/初期の面積}×100
評価基準 ◎:膨張率が0〜20%未満
○:膨張率が20〜50%
×:膨張率が50%以上。
(PET密着性試験試験)
各実施例及び各比較例の水性分散体を、塗布量が100g/m2となるように未処理PETシートにに塗布し、20℃の条件下で48時間乾燥後、セロテープ(R)(ニチバン製、12mm幅)碁盤目剥離試験により評価を行った。
評価基準 ◎:塗布層が90〜100%以上残る
○:塗布層が70〜90%以上残る
×:塗布層が70%未満。
以上の接着性試験の結果、表1に示すように、各実施例の水性分散体は、各比較例の水性分散体を用いたものと比較して、耐熱強度、耐水強度、耐温水性、耐湿性、PET密着性に優れていることが分かる。
Figure 2005187570
本発明のスルホン酸含有アニオン性ポリウレタン水分散体組成物は、耐熱強度、耐水強度、耐温水性、耐湿性、PET密着性に優れているので、接着剤、塗料、インキ用ビヒクル等の分野において使用することができる。

Claims (6)

  1. 芳香族スルホン酸基及び/又はその金属塩を有するポリエステルポリオール(A)と、有機ポリイソシアネート(B)とを構成要素として含むウレタンプレポリマーを、水又はポリアミン化合物(C)により鎖伸長したスルホン酸含有アニオン性ポリウレタン水分散体組成物であって、
    前記ポリエステルポリオール(A)は、芳香族スルホン酸基及びその金属塩を有しないポリオール(a)に、芳香族スルホン酸基及び/又はその金属塩を有するジカルボン酸又はそのエステル誘導体(b)を反応させて得られるものであることを特徴とするスルホン酸含有アニオン性ポリウレタン水分散体組成物。
  2. 前記ウレタンプレポリマーは、芳香族スルホン酸基及び/若しくはその金属塩を有するポリエステルポリオール(A)と、有機ポリイソシアネート(B)と、更に、芳香族スルホン酸基及びその金属塩を有しない分子量500以上のポリオール(D)並びに/又は分子量500未満のポリオール(E)とを構成要素として更に含むことを特徴とするスルホン酸含有アニオン性ポリウレタン水分散体組成物。
  3. 前記芳香族スルホン酸基及び/又はその金属塩を有するポリエステルポリオール(A)と、前記芳香族スルホン酸基及び/又はその金属塩を有しない分子量500以上のポリオール(D)中のポリエステル成分との合計の含有量が10重量%以上であることを特徴とする請求項2に記載のスルホン酸含有アニオン性ポリウレタン水分散体組成物。
  4. 前記芳香族スルホン酸基及び/又はその金属塩を有しないポリオール(a)の分子量が300〜8,000であることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のスルホン酸含有アニオン性ポリウレタン水分散体組成物。
  5. 前記芳香族スルホン酸基及び/又はその金属塩を含有するポリエステルポリオール(A)に於ける前記芳香族スルホン酸基及び/又はその金属塩は、前記スルホン酸含有アニオン性ポリウレタン水分散体組成物の固形分の酸価が2mgKOH/g以上となるように、前記芳香族スルホン酸基及び/又はその金属塩を含有するポリエステルポリオール(A)に導入されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のスルホン酸含有アニオン性ポリウレタン水分散体組成物。
  6. 前記芳香族スルホン酸基及び/又はその金属塩を有するポリエステルポリオール(A)に於いて、前記芳香族スルホン酸基及び/又はその金属塩を有しないポリオール(a)と、前記芳香族スルホン酸基及び/又はその金属塩を有するジカルボン酸又はそのエステル誘導体(b)とのモル比が2/0.1〜5/4であることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のスルホン酸含有アニオン性ポリウレタン水分散体組成物。
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