JP2005186503A - 木質薄片を用いた木質成形物、木質中空パネル及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 高剛性で、材料の確保が容易であり、製造コストの低い木質成形物と、この木質成形物を用いた木質中空パネルと、これらの製造方法を提供する。
【解決手段】 木質薄片として、その厚さ平均値が0.1mm以上0.6mm以下の範囲であって、その長さ平均値が前記木質薄片から得ようとする木質成形物11の凹凸の深さより大きいものを用いる。
【選択図】 図2
【解決手段】 木質薄片として、その厚さ平均値が0.1mm以上0.6mm以下の範囲であって、その長さ平均値が前記木質薄片から得ようとする木質成形物11の凹凸の深さより大きいものを用いる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、高剛性であり、材料確保が容易であり、製造コストの低い木質成形物、木質中空パネル及びその製造方法に関する。
近年、マンション等の集合住宅においては、遮音・防音を目的とした二重床を用いることが多くなってきている。二重床に用いられる木質の中空パネルとしては、高剛性で、軽量であって、施工時間を短縮できるものが求められている。また、家具やベッド等に用いられる木質の中空パネルにおいても、高剛性、軽量、製造性の良好なものが求められている。
このような木質中空パネルを製造する技術の1つとして、ベニヤ単板を接着積層し、繊維と直交方向に折り曲げることにより、波状の木質成形物を形成させ、この木質成形物の両側に合板等を貼りあわせることにより、木質中空パネルを得る方法がある(特許文献1参照)。
しかし、この方法においては、接着積層されたベニヤ単板同士が固着してずれないので折り曲げにくく、無理に折り曲げてプレスすると単板の各部に切断を生じて、木質成形物及び製品である木質中空パネルの強度が低下するという問題がある。そのため、この方法においては、接着積層されたベニヤ単板の折り曲げを適切に行うためには、ベニヤ単板の厚さを一定の値以下にし、折り曲げの程度も一定以下にするといった制約がある。
また、この方法においてベニヤ単板を得るには、フリッチからナイフで平削りする方法や大径木から単板をロータリーレースにより剥がす方法があるが、前者の方法では大面積のベニヤ単板を得ることが難しく製造コストが高いという問題がある。一方、後者の方法では、大面積のベニヤ単板は得られるものの、薄いベニヤ単板を得ることが難しく、また、大径木から単板を剥がすことから、間伐材等の小径木を使用することができず環境負荷の観点において好ましくない。
このような木質中空パネルを製造する技術の1つとして、ベニヤ単板を接着積層し、繊維と直交方向に折り曲げることにより、波状の木質成形物を形成させ、この木質成形物の両側に合板等を貼りあわせることにより、木質中空パネルを得る方法がある(特許文献1参照)。
しかし、この方法においては、接着積層されたベニヤ単板同士が固着してずれないので折り曲げにくく、無理に折り曲げてプレスすると単板の各部に切断を生じて、木質成形物及び製品である木質中空パネルの強度が低下するという問題がある。そのため、この方法においては、接着積層されたベニヤ単板の折り曲げを適切に行うためには、ベニヤ単板の厚さを一定の値以下にし、折り曲げの程度も一定以下にするといった制約がある。
また、この方法においてベニヤ単板を得るには、フリッチからナイフで平削りする方法や大径木から単板をロータリーレースにより剥がす方法があるが、前者の方法では大面積のベニヤ単板を得ることが難しく製造コストが高いという問題がある。一方、後者の方法では、大面積のベニヤ単板は得られるものの、薄いベニヤ単板を得ることが難しく、また、大径木から単板を剥がすことから、間伐材等の小径木を使用することができず環境負荷の観点において好ましくない。
上記方法の問題点を解消するために、木質薄片(以下適宜「ストランド」という。)を用いて木質中空パネルを製造する技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2の技術においては、接着樹脂(接着樹脂)を付着させた木質薄片を複数の中子と共に積層し、この積層物を一体に熱圧成形し、その後前記中子を引き抜き、リブを有する空孔を形成する木質中空パネルを得ることができる。
この方法によれば、高剛性で、軽量な木質中空パネルを得ることができ、加えて、木質薄片を用いていることから資源の有効利用若しくは環境負荷の点では好ましいものの、中子を引き抜く工程が必須となるため、その分だけ木質中空パネルの製造コストが高くなり、量産が困難であるという問題が残っている。
特開昭61−163842号公報
特開2002−120209号公報
特許文献2の技術においては、接着樹脂(接着樹脂)を付着させた木質薄片を複数の中子と共に積層し、この積層物を一体に熱圧成形し、その後前記中子を引き抜き、リブを有する空孔を形成する木質中空パネルを得ることができる。
この方法によれば、高剛性で、軽量な木質中空パネルを得ることができ、加えて、木質薄片を用いていることから資源の有効利用若しくは環境負荷の点では好ましいものの、中子を引き抜く工程が必須となるため、その分だけ木質中空パネルの製造コストが高くなり、量産が困難であるという問題が残っている。
そこで、本発明の課題は、高剛性で、材料の確保が容易であり、製造コストの低い木質成形物と、この木質成形物を用いた木質中空パネルと、これらの製造方法を提供することを課題とする。
かかる実情において鋭意研究を重ねた結果、本発明者は、木質薄片として、その厚さ平均値を0.1mm以上0.6mm以下の範囲とし、その長さ平均値を前記木質薄片から得られる木質成形物の凹凸の深さより大きいものを用いることにより、上記課題を解決することができることを見出した。
即ち、本発明の第1の発明は、厚さ平均値が0.1mm以上0.6mm以下の範囲にある木質薄片を樹脂で接着積層してなる、凹凸状の木質成形物であって、前記木質薄片の長さ平均値が前記木質成形物の凹凸の深さより大きいことを特徴とする木質成形物である。
本発明の第2の発明は、凹凸の深さの最大値が10mm以上50mm以下である第1の発明に記載の木質成形物である。
本発明の第3の発明は、同じ形状の断面の繰り返しのピッチの長さが30mm以上150mm以下である第1の発明又は第2の発明に記載の木質成形物である。
本発明の第4の発明は、第1の発明から第3の発明のいずれか1つに記載の木質成形物の片面又は両面に木質板を貼り合せたことを特徴とする木質中空パネルである。
本発明の第5の発明は、前記木質薄片を樹脂で接着積層したものを熱圧成形することを特徴とする第1の発明から第3の発明のいずれか1つに記載の木質成形物及び第4の発明に記載の木質中空パネルの製造方法である。
本発明の木質成形物、及び木質中空パネルは、木質薄片を材料としているので、1)材料の確保が容易であり、2)面積の制約がないので、大面積の成形物を製造することが容易にでき、3)割れや穴などのない均一な外観の製品を得ることができる。また、木質薄片の厚さ及び長さを適宜選択することにより、目的の木質成形物の凹凸の深さや、同じ形状の断面の繰り返しのピッチの長さを変化させても、それに応じて高い剛性を確保することができる。
さらに、本発明の木質成形物、及び木質中空パネルは、容易にかつ安価に製造することができる。従って、この木質成形物、及び木質中空パネルは二重床の床材や家具・ベッド等に好適に利用できて有用である。
さらに、本発明の木質成形物、及び木質中空パネルは、容易にかつ安価に製造することができる。従って、この木質成形物、及び木質中空パネルは二重床の床材や家具・ベッド等に好適に利用できて有用である。
以下、図面を用いて本発明を詳細に説明する。
本発明に係る木質成形物の1例を図1に示す。図1(a)は斜視図であり、(b)は正面図である。この例では、接着樹脂(以下適宜「バインダー」という。)を塗布した木質薄片をフォーミングし、フォーミングされた木質薄片を金型により熱圧成形することにより製造される波板状の木質成形物1が示されている。
図示されるように、この例の木質成形物1は平面部2と斜面部3を連結させた形状を有し、1つの平面部2とその両側の斜面部3,3とが接続された部分は、断面が略等脚台形状とされる。図1(b)に示す平面部2に対する斜面部3の傾斜角度Aは、45〜75度が好ましく、より好ましくは55〜65度であり、特に好ましくは60度である。この例の木質成形物1では、例えば、図4に示される木質薄片10の厚さ平均値が0.1mm以上0.6mm以下の範囲にあり、木質薄片10の長さ平均値が木質成形物1の凹凸の深さDより大きい、即ち台形の高さより大きいとされる。
本発明に係る木質成形物の1例を図1に示す。図1(a)は斜視図であり、(b)は正面図である。この例では、接着樹脂(以下適宜「バインダー」という。)を塗布した木質薄片をフォーミングし、フォーミングされた木質薄片を金型により熱圧成形することにより製造される波板状の木質成形物1が示されている。
図示されるように、この例の木質成形物1は平面部2と斜面部3を連結させた形状を有し、1つの平面部2とその両側の斜面部3,3とが接続された部分は、断面が略等脚台形状とされる。図1(b)に示す平面部2に対する斜面部3の傾斜角度Aは、45〜75度が好ましく、より好ましくは55〜65度であり、特に好ましくは60度である。この例の木質成形物1では、例えば、図4に示される木質薄片10の厚さ平均値が0.1mm以上0.6mm以下の範囲にあり、木質薄片10の長さ平均値が木質成形物1の凹凸の深さDより大きい、即ち台形の高さより大きいとされる。
本発明に係る木質成形物のもう1つの例を図2に示す。図2(a)は斜視図であり、(b)は正面図である。この例の木質成形物11も、接着樹脂(以下適宜「接着樹脂」という。)を塗布した木質薄片をフォーミングし、フォーミングされた木質薄片を金型により熱圧成形することにより製造される。
図1の例と同様に、この例の木質成形物11は平面部12と斜面部13を連結させた形状を有し、1つの平面部2とその両側の斜面部3,3とが接続された部分は、断面が略等脚台形状とされるが、図1に示した木質成形物1の等脚台形状の断面が等間隔で繰り返されている点が図1の例と異なっている。図2(b)に示す斜面部13の傾斜角度Aは、45〜75度が好ましく、より好ましくは55〜65度であり、特に好ましくは60度である。この例の木質成形物11では、木質薄片10の厚さ平均値が0.1〜0.6mmの範囲にあり、木質薄片10の長さ平均値が木質成形物の凹凸の深さDより大きい、即ち台形の高さより大きいとされる。加えて、この例の木質成形物では、木質成形物の凹凸の深さD、即ち台形の高さが10〜50mmの範囲にあるとされる。また、図2のPで示される台形状の断面の繰り返しのピッチの長さが30〜150mmの範囲にあり、好ましくは40〜140mmの範囲にあるとされる。
本発明に係る木質成形物においては、図2(c)に示すように、断面を曲線としてもよく、図2(d)に示す用に、断面を鋸刃状としてもよい。
図1の例と同様に、この例の木質成形物11は平面部12と斜面部13を連結させた形状を有し、1つの平面部2とその両側の斜面部3,3とが接続された部分は、断面が略等脚台形状とされるが、図1に示した木質成形物1の等脚台形状の断面が等間隔で繰り返されている点が図1の例と異なっている。図2(b)に示す斜面部13の傾斜角度Aは、45〜75度が好ましく、より好ましくは55〜65度であり、特に好ましくは60度である。この例の木質成形物11では、木質薄片10の厚さ平均値が0.1〜0.6mmの範囲にあり、木質薄片10の長さ平均値が木質成形物の凹凸の深さDより大きい、即ち台形の高さより大きいとされる。加えて、この例の木質成形物では、木質成形物の凹凸の深さD、即ち台形の高さが10〜50mmの範囲にあるとされる。また、図2のPで示される台形状の断面の繰り返しのピッチの長さが30〜150mmの範囲にあり、好ましくは40〜140mmの範囲にあるとされる。
本発明に係る木質成形物においては、図2(c)に示すように、断面を曲線としてもよく、図2(d)に示す用に、断面を鋸刃状としてもよい。
本発明に係る木質中空パネルの1例を図3に示す。図3(a)は斜視図であり、(b)は正面図である。この例の木質中空パネル20は、図2に示される木質成形物11の両面に木質板4及び5を貼りあわせることにより製造される。
図2の例と同様に、この例の木質中空パネル20に用いられる木質成形物は平面部22と斜面部23を連結させた形状を有し、1つの平面部22とその両側の斜面部23,23とが接続された部分は、断面が略等脚台形状とされ、図1に示した木質成形物の等脚台形状の断面が等間隔で繰り返されている。図3(b)に示す斜面部23の傾斜角度Aは、45〜75度が好ましく、より好ましくは55〜65度であり、特に好ましくは60度である。
この例の木質中空パネル21では、木質薄片10の厚さ平均値が0.1〜0.6mmの範囲にあり、木質薄片の長さ平均値が木質成形物の凹凸の深さDより大きい、即ち台形の高さより大きいとされる。加えて、この例の木質中空パネルでは、木質成形物の凹凸の深さ、即ち台形の高さが10〜50mmの範囲にあるとされる。また、図3のPで示されるピッチの長さが30〜150mmの範囲にあり、好ましくは40〜140mmの範囲にあるとされる。
図2の例と同様に、この例の木質中空パネル20に用いられる木質成形物は平面部22と斜面部23を連結させた形状を有し、1つの平面部22とその両側の斜面部23,23とが接続された部分は、断面が略等脚台形状とされ、図1に示した木質成形物の等脚台形状の断面が等間隔で繰り返されている。図3(b)に示す斜面部23の傾斜角度Aは、45〜75度が好ましく、より好ましくは55〜65度であり、特に好ましくは60度である。
この例の木質中空パネル21では、木質薄片10の厚さ平均値が0.1〜0.6mmの範囲にあり、木質薄片の長さ平均値が木質成形物の凹凸の深さDより大きい、即ち台形の高さより大きいとされる。加えて、この例の木質中空パネルでは、木質成形物の凹凸の深さ、即ち台形の高さが10〜50mmの範囲にあるとされる。また、図3のPで示されるピッチの長さが30〜150mmの範囲にあり、好ましくは40〜140mmの範囲にあるとされる。
本発明で用いられる木質薄片10の一例を図4に示す。木質薄片10の原料としては、特に限定されず、各種針葉樹、広葉樹の薄片を用いることができる。具体的には、アスペン、ラジアータパイン、ロッジポールパイン、スギ、ヒノキ、アカマツ、エゾマツ、トドマツなどの薄片が挙げられる。
これらの広葉樹または針葉樹の木材をディスクフレーカーなどを用いて、薄片とする。
これらの広葉樹または針葉樹の木材をディスクフレーカーなどを用いて、薄片とする。
本発明で用いられる木質薄片10は、厚さの絶対値が0.05〜1.0mm、厚さの平均値が0.10〜0.60mmのものが用いられる。ここで、木質薄片10の厚さの絶対値とは、用いる木質薄片10を無作為に200個以上抽出したときの最小と最大の厚さを意味し、厚さの平均値とは抽出した木質薄片10の厚さを平均した値を意味するものとする。木質薄片10の厚さの絶対値が0.05未満であると、これを成形して得られるパネルの強度および剛性が低下し、プレス前のフォーミング時の嵩が増加し、生産性が不利になるとともに成形後の密度も増加してしまう。また、厚さの絶対値が1.0mmを超えると、表面の平滑性が低下してしまう。現在、このように作られる木質薄片は厚さの平均値が0.10mm以上であり、それ以下のものは一般には用いられない。
また、木質薄片10の長さ平均値は、この木質薄片10を材料とする木質成形物の凹凸の深さより長いことが必要である。好ましくは、木質薄片10の長さ平均値が木質成形物の凹凸の深さより10mm長いとされ、より好ましくは、木質薄片10の長さ平均値が木質成形物の凹凸の深さより20mm長いとされる。木質薄片10の長さは、木質成形物の形状に応じて適宜選択する。木質薄片10の長さの絶対値は、目標長さ(平均値)に対して±10mm以内が好ましい。ここで、木質薄片10の長さの絶対値とは、用いる木質薄片10を無作為に50個以上抽出したときの最小と最大の長さを意味し、長さの平均値とは、目的とする値を意味する。
また、木質薄片10の幅は、絶対値が1.00〜50.00mm、平均値が5.00〜35.00mmの範囲内であることが好ましい。ここで、木質薄片10の幅の絶対値とは、用いる木質薄片10を無作為に50個以上抽出したときの最小と最大の幅を意味し、幅の平均値とは抽出した木質薄片10の幅を平均した値を意味するものとする。木質薄片10の幅の絶対値が1.00mm未満であると、幅方向の接着不良となり、強度低下を引き起こしてしまう。また、幅の絶対値が50.00mmを超えると、木質薄片10がカールしたり、折れ曲がり易く、接着樹脂との混合時に折れ曲がった内側まで接着樹脂が付着し難く、また、成形時に空気の抜けが悪く、ボイド(泡)が発生し易くなり、これらに起因して木質薄片10が剥離したり、さらには得られる中空パネルの表面の平滑度が低下してしまう。
また、木質成形物及び木質中空パネルをなす木質薄片10の配列は、木目方向をほぼ一方向に揃えて配列されたものが好ましい。あるいはいくつかの層構造にし、隣接する層をなす木質薄片10の木目方向を直交方向、下層の木目方向を平行方向としてもよい。さらに、目的とする木質中空パネルの強度や剛性に応じて同一方向に配列する木質薄片10の割合を変更できる。
また、木質成形物及び木質中空パネルをなす木質薄片10の配列は、木目方向をほぼ一方向に揃えて配列されたものが好ましい。あるいはいくつかの層構造にし、隣接する層をなす木質薄片10の木目方向を直交方向、下層の木目方向を平行方向としてもよい。さらに、目的とする木質中空パネルの強度や剛性に応じて同一方向に配列する木質薄片10の割合を変更できる。
本発明で用いられる接着樹脂としては、それ自体が発泡する発泡性接着樹脂、非発泡性接着樹脂、およびこれらの混合物のいずれも用いることができる。中でも、発泡性接着樹脂が好適に用いられる。発泡性接着樹脂は、木質薄片10同士の交差点にのみ樹脂分を存在させ、木質薄片の小さな隙間を、発泡セルで押し広げるようにすることにより、樹脂分の使用量を少なくし、得られる木質成形物及び木質中空パネルを低密度化させることができる。さらに、発泡セルによって、木質中空パネルの断熱・防音効果を向上させることができる。
発泡性接着樹脂としては、自己発泡する発泡性樹脂、またはフェノール、メラミン、ユリア、エポキシ、アクリルなどの非発泡性樹脂に発泡剤を加えた混合系発泡性樹脂のいずれを用いてもよいが、剛性の向上と密度の低い木質の中空パネルを得る点から自己発泡する発泡性樹脂から構成されているのが好ましい。自己発泡する発泡性樹脂の例としては、発泡性ポリウレタン樹脂、イソシアネート系樹脂、好ましくはメチレンジフェニルジイソシアネート(MDI)の1種であるPMDI(Polymeric Diphenyl Methane Diisocyanateまたは粗MDI)を挙げることができる。発泡性ポリウレタン樹脂やイソシアネート系樹脂を用いると、水分と反応し易く、イソシアネート基(−NCO)が水と反応して自己発泡するため、反応時間が早くなりプレス時間を短縮することができる。
特に、PMDIを用いると接着樹脂の接着力が強靭となる。また、このPMDIは低温で発泡硬化するため反応時間が速く、具体的には熱圧成形時の温度を140〜200℃、さらには140〜180℃程度まで下げることができ、時間も目的とする板厚(mm)×10〜15秒程度と短くて済むので熱圧成形工程を短縮できる。また、PMDIを接着樹脂として用いる場合は、上述のように成形温度が140〜180℃と低温であるので離型剤の分解を抑えることができ、離型性が良好で、成形作業効率が向上する。
木質中空パネルを構成する木質薄片10に対する接着樹脂の割合は、木質薄片10の100重量部(絶乾重量)に対して3.5〜20重量部とすることが好ましい。接着樹脂の添加量を変更することにより、得られる木質中空パネルの密度および強度を変更することもできる。
接着樹脂には、必要に応じて、硬化剤、硬化触媒、硬化促進剤、希釈剤、増粘剤、分散剤、撥水剤などを添加してもよい。
接着樹脂には、必要に応じて、硬化剤、硬化触媒、硬化促進剤、希釈剤、増粘剤、分散剤、撥水剤などを添加してもよい。
また、木質薄片10は、予めアセチル化しておくことが好ましい。木質薄片10をアセチル化する場合は、その木質薄片10を含水率3%以下、好ましくは1%以下になるまで乾燥した後、酢酸、無水酢酸、クロル酢酸などの気化蒸気に接触させて気相中でアセチル化(アセチル化度12〜20%)することが好ましい。このように上記木質薄片10をアセチル化することにより、耐水性が得られ、木質中空パネルに寸法安定性を付与できる。
次に、木質薄片10の表面上に、木質薄片10を結合するための接着樹脂を付着させる。木質薄片10と接着樹脂との混合は、通常、スプレー方式で塗布する方法が用いられる。例えば、低速で回転する回転ドラム内に、上記のように大きさと含水率が調整された木質薄片10を入れ、この回転ドラム内で木質薄片10が自然落下する際に接着樹脂を木質薄片10にスプレー塗布する方法が好適である。
接着樹脂をスプレー方式で木質薄片10に塗布する場合、予め溶剤に溶解して溶液として塗布する。なお、均一分散良好なスプレー装置を使用する場合は、溶剤での希釈は不要である。
次に、接着樹脂が木質薄片10に付着した木質薄片は、接着樹脂中に含まれる水やアセトンなどの溶剤を乾燥除去される。
次に、接着樹脂が木質薄片10に付着した木質薄片は、接着樹脂中に含まれる水やアセトンなどの溶剤を乾燥除去される。
本発明に係る木質成形1の製造方法の一例を図5に示す。この例では図2に示す木質成形物11を製造する方法が示されているが、図1に示す木質成形物1の製造も同様の方法で行うことができる。
接着樹脂を塗布した木質薄片を平板6上にフォーミングし、平板6を下金型7上にセットする(図5(a))。その後、上金型8を下降させ木質薄片を適度に押さえながら(図5(b))平板6を引き抜く。これによりフォーミングした木質薄片9を下金型7の上に落下させる(図5(c))。ついで、上金型8を上金型7に合うように下降させ、温度140〜220℃、圧力15〜50kg/cm2で、1〜15分熱圧成形する(図5(d))。
接着樹脂を塗布した木質薄片を平板6上にフォーミングし、平板6を下金型7上にセットする(図5(a))。その後、上金型8を下降させ木質薄片を適度に押さえながら(図5(b))平板6を引き抜く。これによりフォーミングした木質薄片9を下金型7の上に落下させる(図5(c))。ついで、上金型8を上金型7に合うように下降させ、温度140〜220℃、圧力15〜50kg/cm2で、1〜15分熱圧成形する(図5(d))。
本発明に係る木質中空パネル20は、前記製造方法により得られた木質成形物11に木質板を貼りあわせることにより得られる。木質板の種類としては、合板、繊維板、オリエンテッド・ストランド・ボード(以下、「OSB」と略記する。)等が用いられる。
本発明の木質成形物では、木質薄片の厚さ平均値を0.1〜0.6mmの範囲とし、その長さ平均値を前記木質薄片を材料として得られる木質成形物の凹凸の深さより大きくすることにより、曲げヤング係数が高い値となり、高い剛性を持つようになる。また、木質成形物の凹凸の深さを10〜50mmの範囲とし、ピッチ(の長さ)を30〜150mmの範囲とすることにより、この木質成形物を用いた木質中空パネルでは、見掛け密度が過度に大きくならず、軽量であり、平均曲げヤング係数が高い値となり、高い剛性を示す。
本発明の実施形態に係る木質成形物を製造し、剛性等について試験した。
製造例1
実施の形態の図2に示す木質成形物(以下適宜「波板」という。)を作製した。木材としてアスペンを用い、接着樹脂としてPMDIを用いた。
木質薄片の厚さ平均値を0.1〜0.6mmの範囲とし、木質薄片の長さ平均値を木質成形物の凹凸の深さより大きくしたものを実施例1から3とし、木質薄片の厚さ平均値を0.1〜0.6mmの範囲とし、木質薄片の長さ平均値を木質成形物の凹凸の深さ以下としたものを比較例1から3とし、木質薄片の厚さ平均値を0.6mmより大きくし、木質薄片の長さ平均値を木質成形物の凹凸の深さ以下としたものを比較例4−1とした。
実施例1では木質薄片の厚さ平均値が0.1mmのものを用い、木質薄片の長さ平均値又はピッチを変えて、実施例1−1から1−4とした。
実施例2では木質薄片の厚さ平均値が0.3mmのものを用い、木質薄片の長さ平均値又はピッチを変えて、実施例2−1から2−4とした。
実施例3では木質薄片の厚さ平均値が0.6mmのものを用い、木質薄片の長さ平均値又はピッチを変えて、実施例3−1から3−4とした。
比較例1では木質薄片の厚さ平均値が0.1mmのものを用い、木質薄片の長さ平均値と凹凸深さを変えて、比較例1−1及び1−2とした。
比較例2では木質薄片の厚さ平均値が0.3mmのものを用い、木質薄片の長さ平均値と凹凸深さを変えて、比較例2−1及び2−2とした。
比較例3では木質薄片の厚さ平均値が0.6mmのものを用い、木質薄片の長さ平均値と凹凸深さを変えて、比較例3−1及び3−2とした。
これらの木質成形物(波板)の両面に木質板を接着して、木質中空パネルを得た。傾斜角度Aは60度とした。木質板として、OSB:厚さ5mm、密度0.6g/cm3、曲げヤング係数50tonf/cm2のものを用いた。
製造例1
実施の形態の図2に示す木質成形物(以下適宜「波板」という。)を作製した。木材としてアスペンを用い、接着樹脂としてPMDIを用いた。
木質薄片の厚さ平均値を0.1〜0.6mmの範囲とし、木質薄片の長さ平均値を木質成形物の凹凸の深さより大きくしたものを実施例1から3とし、木質薄片の厚さ平均値を0.1〜0.6mmの範囲とし、木質薄片の長さ平均値を木質成形物の凹凸の深さ以下としたものを比較例1から3とし、木質薄片の厚さ平均値を0.6mmより大きくし、木質薄片の長さ平均値を木質成形物の凹凸の深さ以下としたものを比較例4−1とした。
実施例1では木質薄片の厚さ平均値が0.1mmのものを用い、木質薄片の長さ平均値又はピッチを変えて、実施例1−1から1−4とした。
実施例2では木質薄片の厚さ平均値が0.3mmのものを用い、木質薄片の長さ平均値又はピッチを変えて、実施例2−1から2−4とした。
実施例3では木質薄片の厚さ平均値が0.6mmのものを用い、木質薄片の長さ平均値又はピッチを変えて、実施例3−1から3−4とした。
比較例1では木質薄片の厚さ平均値が0.1mmのものを用い、木質薄片の長さ平均値と凹凸深さを変えて、比較例1−1及び1−2とした。
比較例2では木質薄片の厚さ平均値が0.3mmのものを用い、木質薄片の長さ平均値と凹凸深さを変えて、比較例2−1及び2−2とした。
比較例3では木質薄片の厚さ平均値が0.6mmのものを用い、木質薄片の長さ平均値と凹凸深さを変えて、比較例3−1及び3−2とした。
これらの木質成形物(波板)の両面に木質板を接着して、木質中空パネルを得た。傾斜角度Aは60度とした。木質板として、OSB:厚さ5mm、密度0.6g/cm3、曲げヤング係数50tonf/cm2のものを用いた。
試験例1
これらの木質中空パネルについて、見掛け密度及び平均曲げヤング係数の値を測定した。ここに、見掛け密度とは、中空パネル/(中空パネルの縦×横×高さ)で表され、平均曲げヤング係数とは、木質中空パネルにおいて、縦方向と横方向での曲げヤング係数の平均値のことをいう。
木質中空パネルの評価基準としては、見掛け密度が0.40g/cm3未満のものを合格とし、0.40g/cm3以上のものを不合格とした。平均曲げヤング係数が25tonf/cm2以上のものを合格とし、25tonf/cm2未満のものを不合格とした。結果を表1に示す。
これらの木質中空パネルについて、見掛け密度及び平均曲げヤング係数の値を測定した。ここに、見掛け密度とは、中空パネル/(中空パネルの縦×横×高さ)で表され、平均曲げヤング係数とは、木質中空パネルにおいて、縦方向と横方向での曲げヤング係数の平均値のことをいう。
木質中空パネルの評価基準としては、見掛け密度が0.40g/cm3未満のものを合格とし、0.40g/cm3以上のものを不合格とした。平均曲げヤング係数が25tonf/cm2以上のものを合格とし、25tonf/cm2未満のものを不合格とした。結果を表1に示す。
これより、木質薄片の平均厚さを0.6mmより大きくすると、曲げヤング係数が著しく低下することが分かる。これは、木質薄片の平均厚さが0.6mm以上になると、木質薄片の接着面積が少なくなること、成形時に割れやすくなることが原因であると推測される。
また、木質薄片の平均長さを木質成形物の凹凸の深さ以下とすると、曲げヤング係数が著しく低下することが分かる。これは、木質薄片の平均長さが木質成形物の凹凸の深さ以下であると、木質薄片が金型の凹み部に落下して木質成形物の均一性が悪くなることが原因であると推測される。
また、木質薄片の平均長さを木質成形物の凹凸の深さ以下とすると、曲げヤング係数が著しく低下することが分かる。これは、木質薄片の平均長さが木質成形物の凹凸の深さ以下であると、木質薄片が金型の凹み部に落下して木質成形物の均一性が悪くなることが原因であると推測される。
製造例2
実施の形態の図2に示す木質成形物(以下適宜「波板」という。)を作製した。木材としてアスペンを用い、接着樹脂としてPMDIを用いた。
製造例2においては、木質薄片の厚さ平均値を0.1〜0.6mmの範囲とし、木質薄片の長さ平均値を木質成形物の凹凸の深さより大きくした。
凹凸の深さの最大値を10〜50mmの範囲とし、同じ形状の断面の繰り返しのピッチの長さを30〜150mmとしたものを実施例2及び3とし、凹凸の深さの最大値を10〜50mmの範囲外とし、同じ形状の断面の繰り返しのピッチの長さを30〜150mmの範囲外としたものを比較例2及び3とした。
実施例2では木質薄片の厚さ平均値が0.3mmのものを用い、木質薄片の長さ平均値と、凹凸深さと、ピッチとを変えて、実施例2−5から2−8とした。
実施例3では木質薄片の厚さ平均値が0.6mmのものを用い、木質薄片の長さ平均値と、凹凸深さと、ピッチとを変えて、実施例3−5から3−8とした。
比較例2では木質薄片の厚さ平均値が0.3mmのものを用い、木質薄片の長さ平均値と、凹凸深さと、ピッチとを変えて、比較例2−3から2−6とした。
比較例3では木質薄片の厚さ平均値が0.6mmのものを用い、木質薄片の長さ平均値と、凹凸深さと、ピッチとを変えて、比較例3−3から3−6とした。
これらの木質成形物(波板)の両面に木質板を接着して、木質中空パネルを得た。傾斜角度Aは60度とした。木質板として、OSB:厚さ5mm、密度0.6g/cm3、曲げヤング係数50tonf/cm2のものを用いた。
実施の形態の図2に示す木質成形物(以下適宜「波板」という。)を作製した。木材としてアスペンを用い、接着樹脂としてPMDIを用いた。
製造例2においては、木質薄片の厚さ平均値を0.1〜0.6mmの範囲とし、木質薄片の長さ平均値を木質成形物の凹凸の深さより大きくした。
凹凸の深さの最大値を10〜50mmの範囲とし、同じ形状の断面の繰り返しのピッチの長さを30〜150mmとしたものを実施例2及び3とし、凹凸の深さの最大値を10〜50mmの範囲外とし、同じ形状の断面の繰り返しのピッチの長さを30〜150mmの範囲外としたものを比較例2及び3とした。
実施例2では木質薄片の厚さ平均値が0.3mmのものを用い、木質薄片の長さ平均値と、凹凸深さと、ピッチとを変えて、実施例2−5から2−8とした。
実施例3では木質薄片の厚さ平均値が0.6mmのものを用い、木質薄片の長さ平均値と、凹凸深さと、ピッチとを変えて、実施例3−5から3−8とした。
比較例2では木質薄片の厚さ平均値が0.3mmのものを用い、木質薄片の長さ平均値と、凹凸深さと、ピッチとを変えて、比較例2−3から2−6とした。
比較例3では木質薄片の厚さ平均値が0.6mmのものを用い、木質薄片の長さ平均値と、凹凸深さと、ピッチとを変えて、比較例3−3から3−6とした。
これらの木質成形物(波板)の両面に木質板を接着して、木質中空パネルを得た。傾斜角度Aは60度とした。木質板として、OSB:厚さ5mm、密度0.6g/cm3、曲げヤング係数50tonf/cm2のものを用いた。
試験例2
前記と同様に、これらの木質中空パネルについて、見掛け密度及び平均曲げヤング係数の値を測定した。木質中空パネルの評価基準としては、見掛け密度が0.40g/cm3未満のものを合格とし、0.40g/cm3以上のものを不合格とした。平均曲げヤング係数が25tonf/cm2以上のものを合格とし、25tonf/cm2未満のものを不合格とした。結果を表2に示す。
前記と同様に、これらの木質中空パネルについて、見掛け密度及び平均曲げヤング係数の値を測定した。木質中空パネルの評価基準としては、見掛け密度が0.40g/cm3未満のものを合格とし、0.40g/cm3以上のものを不合格とした。平均曲げヤング係数が25tonf/cm2以上のものを合格とし、25tonf/cm2未満のものを不合格とした。結果を表2に示す。
これより、木質成形物の凹凸の深さが10mm未満であると見掛け密度が0.40g/cm3以上となり好ましくなく、木質成形物の凹凸の深さが50mmを超えると平均曲げヤング係数が25tonf/cm2未満となり好ましくないことが分かった。
木質成形物のピッチが30mm未満であると見掛け密度が0.40g/cm3以上となり好ましくなく、木質成形物のピッチが150mm以上であると平均曲げヤング係数が25tonf/cm2未満となり好ましくないことが分かった。
木質成形物のピッチが30mm未満であると見掛け密度が0.40g/cm3以上となり好ましくなく、木質成形物のピッチが150mm以上であると平均曲げヤング係数が25tonf/cm2未満となり好ましくないことが分かった。
このように、本発明においては、木質薄片の厚さと長さを調節することにより、高剛性で軽量の木質成形物及び木質中空パネルを得られることが分かった。
1・・木質成形物、2・・平面部、3・・斜面部、4・・木質板、5・・木質板、6・・平板、7・・下金型、8・・上金型、9・・フォーミングした木質薄片、10・・木質薄片、11・・木質成形物、12・・平面部、13・・斜面部、21・・木質中空パネル、22・・平面部、23・・斜面部
Claims (5)
- 厚さ平均値が0.1mm以上0.6mm以下の範囲にある木質薄片を樹脂で接着積層してなる、凹凸状の木質成形物であって、前記木質薄片の長さ平均値が前記木質成形物の凹凸の深さより大きいことを特徴とする木質成形物。
- 凹凸の深さの最大値が10mm以上50mm以下である請求項1記載の木質成形物。
- 同じ形状の断面の繰り返しのピッチの長さが30mm以上150mm以下である請求項1又は2記載の木質成形物。
- 請求項1から3のいずれか1項記載の木質成形物の片面又は両面に木質板を貼り合せたことを特徴とする木質中空パネル。
- 前記木質薄片を樹脂で接着積層したものを熱圧成形することを特徴とする請求項項1から3のいずれか1項記載の木質成形物及び請求項4記載の木質中空パネルの製造方法。
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JP2003432266A JP2005186503A (ja) | 2003-12-26 | 2003-12-26 | 木質薄片を用いた木質成形物、木質中空パネル及びその製造方法 |
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-
2003
- 2003-12-26 JP JP2003432266A patent/JP2005186503A/ja active Pending
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