JP2005184641A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 動画モード時はノイズリダクション処理を動作させ、静止画モード時はノイズリダクション処理動作をさせないで、撮像した画像を記憶する撮像装置を提供する。
【解決手段】 CCDにより撮像した画像信号を出力する撮像装置は、画像信号に含まれるノイズを軽減させる信号処理部(47,49,63,64,65,66)と、この画像信号を、信号処理部(47,49,63,64,65,66)へ通過させるか否かを切り換えるSW(51)と、SW(51)で切り換えられて得られた画像信号を記憶する画像メモリ(46)と、を備えることにより、上記課題の解決を図る。
【選択図】 図3

Description

本発明は固体撮像装置に関し、特に顕微鏡用カメラなどに好適な固体撮像装置のノイズリダクション方法に関する。
近年、撮影レンズ等の撮影光学系によって光学的に撮影された被写体像を撮像素子等の撮像手段によって光電変換し、この光電変換された電気信号としての画像信号を電子的に記録するようにした電子カメラ等の電子的撮像装置(以下、電子カメラという)が広く普及している。このような電子カメラにおいては、撮像手段としてCCDなどが一般的に利用されている。
通常の場合、CCDにより光電変換して得られる電気信号としての画像信号には、同CCDの製造過程中における種々の要因により発生する白点キズ等の欠陥による固定パターンノイズの他、ショットノイズ等のランダムノイズが混在する。
そこで、より良好な画像を表示手段等に表示するために、上記画像信号からノイズ等を抑圧又は除去するための様々な信号処理が施されている。また、被写体像を画像として忠実に表示するために、上記画像信号に対して各種の補正等を施す様々な信号処理が行われている。
上記画像信号のノイズ軽減をリアルタイムに行うノイズリダクションの方式として図26のようなノイズコアリング方式による雑音圧縮装置が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3。)。この方式は、映像信号の高域成分中の小振幅成分ノイズを除去する方式である。
図26において、入力信号の所定周波数以下の低域信号成分を抽出するローパスフィルタ(以後、「LPF」と記す)47と、入力信号の所定周波数以上の高域信号成分を抽出するハイパスフィルタ(以後、「HPF」と記す)64と、HPF64を通した信号を所定のコアリングレベルでリミッタをかけるコアリング回路65と、コアリング回路65の出力信号とLPF47との出力信号を加算する加算器52と、が順次接続されている。
図27は、一般的な電子的撮像装置におけるコアリング部によるコアリング処理の入出力特性を示す。同図に示されるように、通常のコアリング処理は、画像信号のA2信号から上記HPF部64によって抽出されたエッジ信号の入力A2に対する出力にコアリングレベルK(不感帯域)を設け、これによりエッジ信号の出力のノイズ成分を抑圧するというものである。すなわち、コアリング回路65の入力P1点とコアリング回路の出力P2点は、図27に示すようにコアリングレベルKの分リミッタをかけるようになっている。
このようなコアリング処理においては、上記コアリングレベルKを拡げて、抑圧すべきノイズレベルを上げる程、即ちコアリングレベルを上げる程、図28に示すようにS/N比は向上し、またコアリングレベルを低く設定すればS/N比も劣化するという傾向がある。
図29は、図26のノイズコアリング方式による雑音圧縮装置の動作を説明する図である。この雑音圧縮装置に、例えば入力信号として、図29(A)のようなノイズを含む撮像画像信号が入力される。LPF47では、この信号から図29(B)に示すような低域の成分のみの低域信号成分が抽出される。HPF64では、この信号から図29(C)に示すような撮像画像信号中の高域信号成分が得られる。この高域信号成分中の小振幅成分がノイズ成分である。
そこでコアリング回路65では、コアリングレベルKによりリミッタレベルが設定され、このリミッタレベルより小さい振幅のノイズ成分が除去され、図29(D)に示すようなノイズ成分を除去した高域信号成分が得られる。最後にLPF47で抽出された低域信号成分とコアリング回路65でノイズを除去された高域信号成分とが加算器52で混合され、図29(E)に示すような、ノイズが除去された主力信号が出力される。
上記従来の電子カメラにおいては、被写体像の撮影を行う際に必要となる露出調節や焦点調節等の動作を自動的に行わしめるためのAE(オートエクスポージャー)、AF(オートフォーカス)などの制御回路を設け、カメラの操作を容易にするようにしているものが普通である。また、AE、AFや画角を合わせるためのフレーミング等を行う時の動画モードと、静止画を記録媒体等に記録する静止画モードとに分別できる。
一方、顕微鏡の観察法のひとつである蛍光観察法等、微弱な光を扱っている分野においては、数値解析が必要となるため画像処理をしない生データが必要になる。
図30は、この微弱な光を静止画に取り込むときのタイミングチャートであり、上段から順に1フレーム単位の同期信号VD、CCD撮像素子の動作モード、電荷蓄積領域から垂直転送路への移送パルスTG、電荷蓄積領域の電荷を半導体基板(サブストレート=縦形オーバーフロードレインVOFD)に強制排出するための基板印加高電圧パルスVSUB、回路ゲイン状態、信号出力SIGの各信号と、メモリ記録動作、液晶やモニタ出力をする画像出力が示されている。
被写体が微弱な光なため、フォーカスや画角を合わせるための動画モード時は、フレームレートを早くしたいためゲインアップ(静止画モード時の4倍)をし、静止画撮影時は長時間露光をして撮影をしている。そうすると、画像出力には、動画時のゲインアップのためにノイズが重畳されている。
特開平7−16288号公報 特開平11−112837号公報 特開平11−113012号公報
しかしながら、顕微鏡等の測定・計測した画像データは、画像処理がされていない未加工のままのデータ(生データ)が必要な場合も試験・研究等の用途によってはあり得るので、このようなデータを別途格納する必要がある。
しかし、そのようなデータは静止画像のみでよく、動画像までも生データである必要はないので、静止画モード時には画像データを生データとして記憶し、動画モード時はノイズ除去等の画像処理をすることが考えられる。しかしながら、動画モード時においてはフレームレートが速くなるので、その分露光時間が短くなり、出力される画像信号のレベルが小さくなる。そのためゲインをアップさせて画像信号レベルを大きくするが、それに伴い、ノイズもゲインアップされてしまう。よって、このようにゲインアップをするため、S/Nが悪く、静止画を撮影してみないと、画像信号を確認できない場合が生じていた(ノイズが重畳しているため、画像信号がそのノイズに埋もれてしまうため)。
上記の課題に鑑み、本発明は、動画モード時はノイズリダクション処理を動作させ、静止画モード時はノイズリダクション処理動作をさせないで、撮像した画像を記憶する撮像装置を提供する。また、動画モード(レックビュー)時は露光時間を短くしてゲインを上げながらノイズリダクション処理を動作させ、静止画取り込み時は露光時間を長くしてゲインを下げ、ノイズリダクション処理動作をしないで記録することにより、高フレームレート高S/Nでかつ画像処理をしない静止画像を得ることができる撮像装置を提供する。
上記課題は、特許請求の範囲の請求項1に記載の発明によれば、撮像素子により撮像した画像信号を出力する撮像装置において、前記画像信号に含まれるノイズを軽減させるノイズ軽減手段と、前記画像信号と前記ノイズを軽減させた画像信号とのうちのいずれかを記憶させる制御を行う記憶制御手段と、を備え、前記ノイズ軽減手段は、前記画像信号の低域の周波数成分を抽出する低域成分抽出手段と、前記画像信号の高域の周波数成分を抽出する高域成分抽出手段と、前記高域成分抽出手段により抽出された高域の周波数成分のうち、所定値以上の振幅を抽出する振幅抽出手段と、前記低域の周波数成分と前記所定値以上の振幅である高域の周波数成分とを合成する合成手段と、を備えることを特徴とする撮像装置を提供することによって達成できる。
このように構成することによって、撮影した画像をノイズ軽減未処理の画像信号(生データ)、またはノイズ軽減処理した画像信号として記憶することができる。
上記課題は、特許請求の範囲の請求項2に記載の発明によれば、前記記憶制御手段は、前記撮像装置で動画像の撮影を行う場合には、前記ノイズ軽減手段によりノイズを軽減した前記画像信号を記憶させ、前記撮像装置で静止画像の撮影を行う場合には、前記撮像素子により撮像されたままの前記画像信号を記憶させることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置を提供することによって達成できる。
このように構成することによって、静止画像をノイズ軽減未処理の画像信号(生データ)として、動画像をノイズ軽減処理した画像信号として記憶することができる。
上記課題は、特許請求の範囲の請求項3に記載の発明によれば、動画像を取得する場合には、前記画像信号を増幅して当該画像信号のレベルを大きくし、かつ前記撮像素子の露光時間を短くし、静止画像を取得する場合には、前記画像信号のレベルを小さくし、かつ前記撮像素子の露光時間を長くすることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置を提供することによって達成できる。
このように構成することによって、動画モード(RECビュー)時は露光時間を短くしてゲインを上げながらノイズリダクション処理を動作させ、静止画取り込み時は露光時間を長くしてゲインを下げ、ノイズリダクション処理動作をしないで記録することにより、高フレームレート高S/Nでかつ画像処理をしない静止画像を得ることができる。
上記課題は、特許請求の範囲の請求項4に記載の発明によれば、前記撮像装置は、さらに第1の記憶手段と第2の記憶手段とを備え、前記記憶制御手段は、前記撮像装置で動画像の撮影を行う場合には、前記ノイズ軽減手段によりノイズを軽減した前記画像信号を前記第1の記憶手段に記憶させ、前記撮像装置で静止画像の撮影を行う場合には、前記撮像素子により撮像されたままの前記画像信号を前記第2の記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置を提供することによって達成できる。
このように構成することによって、動画像と静止画像を記憶する記憶装置を別々にすることができる。
上記課題は、特許請求の範囲の請求項5に記載の発明によれば、前記記憶制御手段は、前記撮像装置で動画像の撮影を行う場合には、前記ノイズ軽減手段によりノイズを軽減した前記画像信号を記憶させ、前記撮像装置で静止画像の撮影を行う場合には、前記撮像素子により撮像されたままの前記画像信号と前記ノイズ軽減手段によりノイズを軽減した前記画像信号とを記憶させることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置を提供することによって達成できる。
このように構成することによって、ノイズリダクション有り無しの静止画像を瞬時に記憶媒体に記録できる。
上記課題は、特許請求の範囲の請求項6に記載の発明によれば、前記振幅抽出手段は、前記画像信号に応じて、前記所定値が設定されることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置を提供することによって達成できる。
このように構成することによって、信号レベルに応じてコアリングレベルを可変できるため、レベル補正に応じたノイズリダクションが可能となる。
上記課題は、特許請求の範囲の請求項7に記載の発明によれば、前記撮像素子は、前記撮像した画像信号を該撮像素子内部で加算する素子内信号加算手段を備え、前記振幅抽出手段は、前記加算の結果に応じて、前記所定値が設定されることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置を提供することによって達成できる。
このように構成することによって、ビニング数に応じてコアリングレベルを可変できるため、最適なノイズリダクションが可能となる。
上記課題は、特許請求の範囲の請求項8に記載の発明によれば、前記低域成分抽出手段により抽出される前記周波数成分の範囲を制御する低域成分抽出範囲制御手段を、さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置を提供することによって達成できる。
このように構成することによって、ノイズリダクション効果を可変することが可能となる。
上記課題は、特許請求の範囲の請求項9に記載の発明によれば、前記周波数成分の範囲は、フィルタ行列の大きさ及び該行列の要素の重み付けにより制御されることを特徴とする請求項8に記載の撮像装置を提供することによって達成できる。
このように構成することによって、ノイズリダクション効果を可変することが可能となる。
上記課題は、特許請求の範囲の請求項10に記載の発明によれば、前記高域成分抽出手段により抽出される前記周波数成分の範囲を制御する高域成分抽出範囲制御手段を、さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置を提供することによって達成できる。
このように構成することによって、ノイズリダクション効果を可変することが可能となる。
上記課題は、特許請求の範囲の請求項11に記載の発明によれば、前記周波数成分の範囲は、フィルタ行列の大きさ及び該行列の要素の重み付けにより制御されることを特徴とする請求項10に記載の撮像装置を提供することによって達成できる。
このように構成することによって、ノイズリダクション効果を可変することが可能となる。
上記課題は、特許請求の範囲の請求項12に記載の発明によれば、請求項1〜11のうちいずれか1項に記載の撮像装置を備えた顕微鏡システムを提供することによって達成できる。
このように構成することによって、対物レンズの交換するなどして、解像度が変化した場合に適したLPFやコアリングレベルを設定することにより、S/Nのよい電子的撮像装置を使用した顕微鏡システムを提供することができる。
上記課題は、特許請求の範囲の請求項13に記載の発明によれば、撮像素子により撮像した画像信号を出力する撮像装置の制御方法であって、前記画像信号とノイズを軽減させた前記画像信号とのうちのいずれかを記憶させる制御を行い、前記ノイズの軽減は、前記画像信号の低域の周波数成分を抽出し、前記画像信号の高域の周波数成分を抽出し、前記高域の周波数成分のうち、所定値以上の振幅を抽出し、前記低域の周波数成分と前記所定値以上の振幅である高域の周波数成分とを合成することにより、行うことを特徴とする撮像装置の制御方法を提供することによって達成できる。
このように構成することによって、撮影した画像をノイズ軽減未処理の画像信号(生データ)、またはノイズ軽減処理した画像信号として記憶することができる。
上記課題は、特許請求の範囲の請求項14に記載の発明によれば、前記撮像装置で動画像の撮影を行う場合には、前記画像信号の前記ノイズを軽減して記憶し、前記撮像装置で静止画像の撮影を行う場合には、前記撮像素子により撮像されたままの前記画像信号を記憶することを特徴とする請求項13に記載の撮像装置の制御方法を提供することによって達成できる。
このように構成することによって、静止画像をノイズ軽減未処理の画像信号(生データ)として、動画像をノイズ軽減処理した画像信号として記憶することができる。
上記課題は、特許請求の範囲の請求項15に記載の発明によれば、動画像を取得する場合には、前記画像信号を増幅して当該画像信号のレベルを大きくし、かつ前記撮像素子の露光時間を短くし、静止画像を取得する場合には、前記画像信号のレベルを小さくし、かつ前記撮像素子の露光時間を長くすることを特徴とする請求項13に記載の撮像装置の制御方法を提供することによって達成できる。
このように構成することによって、動画モード(RECビュー)時は露光時間を短くしてゲインを上げながらノイズリダクション処理を動作させ、静止画取り込み時は露光時間を長くしてゲインを下げ、ノイズリダクション処理動作をしないで記録することにより、高フレームレート高S/Nでかつ画像処理をしない静止画像を得ることができる。
上記課題は、特許請求の範囲の請求項16に記載の発明によれば、前記撮像装置で動画像の撮影を行う場合には、前記ノイズを軽減した前記画像信号を記憶し、前記撮像装置で静止画像の撮影を行う場合には、前記撮像素子により撮像されたままの前記画像信号と前記ノイズ軽減手段によりノイズを軽減した前記画像信号とを記憶することを特徴とする請求項13に記載の撮像装置の制御方法を提供することによって達成できる。
このように構成することによって、ノイズリダクション有り無しの静止画像を瞬時に記憶媒体に記録できる。
上記課題は、特許請求の範囲の請求項17に記載の発明によれば、前記所定値以上の振幅の抽出において、前記画像信号に応じて、当該所定値を設定することを特徴とする請求項13に記載の撮像装置の制御方法を提供することによって達成できる。
このように構成することによって、信号レベルに応じてコアリングレベルを可変できるため、レベル補正に応じたノイズリダクションが可能となる。
上記課題は、特許請求の範囲の請求項18に記載の発明によれば、前記撮像素子は、前記撮像した画像信号を該撮像素子内部で加算する素子内信号加算手段を備え、前記所定値以上の振幅の抽出は、前記加算の結果に応じて、当該所定値を設定することを特徴とする請求項13に記載の撮像装置の制御方法を提供することによって達成できる。
このように構成することによって、ビニング数に応じてコアリングレベルを可変できるため、最適なノイズリダクションが可能となる。
上記課題は、特許請求の範囲の請求項19に記載の発明によれば、前記画像信号の低域の周波数成分の抽出において、当該周波数成分の範囲を制御することを特徴とする請求項13に記載の撮像装置の制御方法を提供することによって達成できる。
このように構成することによって、ノイズリダクション効果を可変することが可能となる。
上記課題は、特許請求の範囲の請求項20に記載の発明によれば、前記周波数成分の範囲は、フィルタ行列の大きさ及び該行列の要素の重み付けにより制御されることを特徴とする請求項19に記載の撮像装置の制御方法を提供することによって達成できる。
このように構成することによって、ノイズリダクション効果を可変することが可能となる。
上記課題は、特許請求の範囲の請求項21に記載の発明によれば、前記画像信号の高域の周波数成分の抽出において、当該周波数成分の範囲を制御することを特徴とする請求項13に記載の撮像装置の制御方法を提供することによって達成できる。
このように構成することによって、ノイズリダクション効果を可変することが可能となる。
上記課題は、特許請求の範囲の請求項22に記載の発明によれば、前記周波数成分の範囲は、フィルタ行列の大きさ及び該行列の要素の重み付けにより制御されることを特徴とする請求項21に記載の撮像装置の制御方法を提供することによって達成できる。
このように構成することによって、ノイズリダクション効果を可変することが可能となる。
本発明を用いることにより、動画モード時はノイズリダクション処理を動作させ、静止画モード時はノイズリダクション処理動作をさせないで、撮像した画像を記憶することができる。また、動画モード(レックビュー)時は露光時間を短くしてゲインを上げながらノイズリダクション処理を動作させ、静止画取り込み時は露光時間を長くしてゲインを下げ、ノイズリダクション処理動作をしないで記録することにより、高フレームレート高S/Nでかつ画像処理をしない静止画像を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従い説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る顕微鏡システムの構成を示す図である。同図において、顕微鏡本体1には、ステージ26上の試料3に対向する対物レンズ27が配置されている。また、この対物レンズ27を介した観察光軸上には、三眼鏡筒ユニット5を介して接眼レンズユニット6が配置されているとともに、結像レンズユニット100を介して電子カメラ36が配置されている。
図2は、上記の顕微鏡システムの詳細な構成を示す図である。同図では、透過明視野観察、暗視野観察、位相差観察、微分干渉観察、蛍光観察などの各種の検鏡法を適宜選択可能な構成を示している。図2に示す顕微鏡システムには、照明系として、透過照明光学系11及び落射照明光学系12が備えられている。
透過照明光学系11には透過照明用光源13が備えられ、この透過照明用光源13から照射される透過照明光の光路上に、この透過照明光を集光するレクタレンズ14、透過用フィルタユニット15、透過視野絞り16、透過シャッタ161、折曲げミラー17、透過開口絞り18、コンデンサ光学素子ユニット19、及びトップレンズユニット20が配置されている。
また、落射照明光学系12には、落射照明用光源21が備えられ、この落射照明用光源21から照射される落射照明光の光路上に、落射用フィルタユニット22、落射シャッタ23、落射視野絞り24、及び落射開口絞り25が配置されている。
透過照明光学系11と落射照明光学系12との各光軸が重なる観察光路S上には、観察の対象となる標本を載せる試料ステージ26、対物レンズ27が複数装着され、一つの対物レンズ27を回転動作で選択し観察光路S上に位置させるためのレボルバ28、対物レンズ側光学素子ユニット29、例えば透過明視野観察または蛍光観察などの各種検鏡法に応じて観察光路S上のダイクロイックミラーを切り替えるためのキューブユニット30、観察光路Sを観察光路Saと観察光路Sbとに分岐するビームスプリッタ31が配置されている。
このビームスプリッタ31は、三眼鏡筒ユニット5内に配置されている。ビームスプリッタ31で手前に折り曲げられた観察光路Sa上には、接眼レンズ6aが配置されている。また、ビームスプリッタ31を透過した観察光路Sb上には、中間変倍光学系(ズーム鏡筒)33、オートフォーカス(AF)ユニット371と写真接眼レンズユニット35からなる結像レンズユニット100、及び電子カメラ3 6が配置されている。
中間変倍光学系(ズーム鏡筒)33は、電子カメラ36で撮像される像を変倍するための変倍ズームレンズ33aを内蔵している。なお、中間変倍が不要な場合は、この中間変倍光学系(ズーム鏡筒)33を取り外すことができる。電子カメラ36内には撮像素子42が配置されている。
対物レンズ27からの光像は、写真接眼レンズユニット35内の写真接眼レンズ35aによって撮像素子42の撮像面に結像する。オートフォーカス(AF)ユニット371内には、ビームスプリッタ34が配置され、ここで観察光路Sbから分岐された光路上には、AF用受光素子34aが配置されている。
オートフォーカスユニット371は、この受光素子34aからの出力信号をもとに合焦検出を行うもので、AF機能が不要な場合にはユニットごと取り外すことができる。透過照明光学系11における透過用フィルタユニット15、透過視野絞り16、透過シャッタ
161、透過開口絞り18、コンデンサ光学素子ユニット19、及びトップレンズユニット20、落射照明光学系12における落射用フィルタユニット22、落射シャッタ23、落射視野絞り24、及び落射開口絞り25、レボルバ28、対物レンズ側光学素子ユニット29、キューブユニット30、ビームスプリッタ31、中間変倍光学系(ズーム鏡筒)33は、それぞれモータライズされており、駆動回路部37からの各駆動信号によって図示しない各モータにより駆動される。
一方、レボルバ28には、観察光路S上に位置される対物レンズ27の種類を検出する対物レンズ検出部38が配置され、対物レンズ側光学素子ユニット29には、リタデーション調整動作を検出するリタデーション調整動作検出部39が配置され、写真接眼レンズユニット35には、写真接眼レンズの種類を検出する写真接眼レンズ検出部40が配置されている。
顕微鏡コントロール部41は、顕微鏡全体の動作を制御するもので、透過照明用光源13、落射照明用光源21、駆動回路部37、対物レンズ検出部38、リタデーション調整動作検出部39、写真接眼レンズ検出部40、及び電子カメラ36が接続されている。顕微鏡コントロール部41は、電子カメラ36での撮像条件等を決めるCPU60に従って、透過照明用光源13及び落射照明用光源21の調光を行うとともに、駆動回路部37に対して制御指示を行う。
さらに顕微鏡コントロール部41は、透過照明用光源13及び落射照明用光源21に対する制御状態、駆動回路部37に対する制御状態を始め、対物レンズ検出部38、リタデーション調整動作検出部39、写真接眼レンズ検出部40からの検出情報を電子カメラ36へフィードバックする。
<第1の実施形態>
図3は、本実施形態におけるシステム構成図である。同図は、上記顕微鏡システムに用いられる電子カメラの概念的な構成を示すブロック図である。同図において、電子カメラ36は、撮像素子(CCD)42、CDS回路43、増幅器(AMP)44と、A/D変換器45、画像メモリ46、メモリコントローラ55、低周波信号処理部200、高周波信号処理部201、加算器52、スイッチ(SW)51、液晶ディスプレイ(LCD)59、DRAM56と、圧縮伸長回路57と、記録媒体58、操作部61、タイミングジェネレータ(TG)53、及びシグナルジェネレータ(SG)54から構成されている。さらに、顕微鏡コントロール部41を制御するCPU60も含まれる。
低周波信号処理部200は、ローパスフィルタ(LPF)47と低周波用γ補正回路49からなる。また、高周波信号処理部201は、エッジ用γ補正回路63、HPF64、コアリング部65、及びエッジ強調回路66からなる。
撮像素子(CCD)42は、カラーあるいは白黒画像を撮像するものであり、上述した顕微鏡の写真接眼レンズユニット35とともに観察光路Sb上に配置されている。CCDなどの固体撮像素子(以下、単にCCDという)42は、顕微鏡により拡大される標本の観察像を撮像し光電変換する。
CDS回路(相関二重サンプリング回路:Correlated Double Sampling)43は、CCD42の出力信号から画像信号成分を抽出する。増幅器(AMP)44は、CDS回路43の出力信号レベルを所定のゲイン値に調整するためのAGC回路等を含むゲイン制御手段である。
A/D変換器45は、AMP44から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。画像メモリ46は、A/D変換器45から出力されるデジタル信号を記憶する。メモリコントローラ55は、画像メモリ46を制御する。ローパスフィルタ(LPF)47は、画像メモリ46から読み出された画像信号を低周波入力信号の所定周波数以下の低域信号成分を抽出する。
低周波用γ補正回路49は、主信号のガンマ(γ)補正を行う。高周波用γ補正回路63は、画像メモリ46から読み出された信号のガンマ(γ)補正を行う。ハイパスフィルタ(HPF)部64は、高周波用γ補正回路63から出力される信号の低周波成分を除去して輪郭信号(以下、エッジ信号という)を抽出する。
コアリング部65は、HPF64により生成されたエッジ信号のノイズ成分を抑圧して、S/N比を改善させるコアリング処理を行う。エッジ強調回路66は、このコアリング部65によってコアリング処理が施された高周波信号に所定の係数を掛け合わせる積算器を含み、エッジ強調処理を行う。
加算器52は、エッジ強調回路66から出力されるエッジ強調処理済みの高周波信号から低周波用γ補正回路49から出力される信号に加算する。スイッチ(SW)51は、加算器52から出力される信号と画像メモリ46から読み出された信号を切り替える。液晶ディスプレイ(LCD)59は、画像信号を表示可能な形態に処理する信号処理回路を含む表示手段である。
DRAM56は、画像信号を一時的に記憶するメモリ等からなるカメラ内蔵記憶手段である。圧縮伸長回路57は、画像信号に圧縮処理及び伸長処理を施す。記録媒体58は、画像信号を保存するメモリカード等の記憶媒体である。
操作部61は、撮影時にAF動作を開始させると共に、露光動作を開始させるトリガー信号を発生させ得るトリガースイッチ,対物レンズ動作スイッチ,開口絞り制御スイッチ等の複数のスイッチからなる。タイミングジェネレータ(TG)53は、CCD42の駆動パルス等の同期信号を発生させる。シグナルジェネレータ(SG)54は、TG53に同期信号を供給する。
そして、上記各構成部材は、制御手段であるCPU60に電気的に接続されており、本実施形態の電子的撮像装置全体は、同CPU60によって統括的に制御されている。なお、上記CCD42は、SUB電圧変換回路等により電子シャッタ機能(手段)を有しており、これにより露光時間の制御を行うことができるようになっている。
次に、以上のように構成された上記顕微鏡システムの作用を説明する。なお、ここでは撮影時に行われる作用のうち、本発明にかかわる部分のみを説明している。
蛍光観察検鏡法では、落射照明光学系12より出た光がキューブユニット30内の落射開口絞り25を通り、キューブユニット30内の蛍光キューブにより分光され、対物レンズ27を通って縮小されて標本3を照射する。標本3は前記照射された光より微弱な励起光が発光され、発光された光が対物レンズ27を通って拡大され、キューブユニット30内の蛍光キューブによって前記分光とは異なる波長で分光されてCCD42に照射する。
上記CCD42によって得られた画像信号は、CDS回路43において画像信号成分が抽出され、AMP44において出力信号レベルが所定のゲイン値に調整され、A/D変換器45においてデジタル信号に変換される。このデジタル信号に変換された画像信号は、画像メモリ46に一時的に記憶される。
画像メモリ46に記憶された信号は、LPF47により高域を除去した低域信号ができる。また、HPF64により低域を除去した高域信号ができ、コアリング回路65により高域のノイズ成分を除去した信号ができ、エッジ強調回路66によりノイズを除去した高域信号のゲインをかけ、エッジを強調している。この信号と前記低域信号を加算することにより、高域のノイズ成分を除去した信号ができる。
このノイズを除去した信号bと画像メモリ46に記憶された生信号aは、SW51により切り替えることができる。
ここで、低周波用γ補正回路49と高周波用γ補正回路63は、図4に示すようにγカーブ=1としており、画像メモリ46に記憶された生信号と同じリニアリティーとしている。通常は、(表示モニタのγ値を補正するために)γ=0.45で画像信号をγ補正しているが、本実施形態ではγ=1でγ補正をし、生信号と同じリニアリティーとしている。通常、顕微鏡等の計測的用途で用いる場合には、生信号はリニア(γ=1)で作成されることが多い。
図5は、本実施形態における静止画撮影時の露光時間が動画撮影時の露光時間より4倍長いときのタイミングを示した図である。上段から順に1フレーム単位の同期信号VD、CCD撮像素子の動作モード、電荷蓄積領域から垂直転送路への移送パルスTG、電荷蓄積領域の電荷を半導体基板(サブストレート=縦形オーバーフロードレインVOFD)に強制排出するための基板印加高電圧パルスVSUB、回路ゲイン状態、信号出力SIGの各信号と、メモリ46の記録動作、液晶やモニタ出力をする画像出力、及びSW51の動作(H/L)を示している。
このとき、動画モード時は、静止画モード時よりも4倍ゲインアップしているので、A/D入力信号にノイズが発生している。従来例と異なるところは、動画モード時では、SW51をH(信号bが入力される)とし、高域成分のノイズ成分を除去した信号を出力させ、静止画モード時ではSW51をL(信号aが入力される)とし、ノイズ成分を除去しない未処理の信号を出力させているところである。
図6は、図5のタイミング図の変形例である。同図において、図5と異なるのは、SW51の切り換えのタイミングである。静止画2フレーム分を記録するのに、図5では2フレーム分とも生データを出力しているが、図6では一方のフレームをノイズリダクション出力(SW51の信号bの出力経由)で記録し、他方のフレームを生データ出力(SW51の信号aの出力経由)で記録している。
以上より、動画時はノイズリダクションによりフレームレートを早くしながらS/Nのよい画像を出力でき、静止画時は画像処理をしない生データを長時間露光によりS/Nよい画像を得ることができる。
また、静止画時の画像は、画像メモリ46に一時的に記憶させるため、記録媒体58に記憶する画像に関しては、生データ及びノイズリダクションを通したデータの両方を記憶することも可能である(図6参照)。
<第2の実施形態>
ノイズは通常、光のショットノイズNaとCCDの暗電流や回路ノイズ等の暗ノイズNbに分類される。ノイズN(総合)は、この2種類のノイズ成分の下式によって表すことができる。
N=SQRT(Na2+Nb2
図7は、入力信号に対するノイズレベルおけるノイズの成分の一例を示すグラフである。横軸は入力信号レベル(8bitで表される256レベル)、縦軸がノイズレベルである。この場合、コアリングによるノイズ除去は全領域カバーできない。例えば、同図のように、コアリングレベル=8を選んでも、約80レベルから高輝度部分(256レベル付近)に入力レベルが上昇するに従って、ノイズ除去効果が薄らいでしまう。
一方、微弱蛍光を撮影する電子カメラは、ゲインを変えずに記録してからゲインを上げる、いわゆるレベル補正をすることが多い。これに関して、図8で説明する。
図8は、図7を4倍ゲインしたものを示す。例えば図7でコアリングレベル=8を選んでいた場合、図8ではコアリングレベル=32となるので、明らかにコアリングのかけすぎによりノイズ以外の必要な高周波成分までも除去してしまう。つまり、高周波成分のない画像となってしまう。そこで、入力信号レベルに応じてコアリングレベルを可変すれば、あらゆる信号レベルに対応することができる。これについて図9で説明する。
図9は、本実施形態におけるシステム構成図を示す。図3のシステム構成と異なり、図9では、LPF62と、乗算器及び加算器50が搭載されている。ここでは、LPF62で高域をカットした信号に応じて、コアリング係数を乗算器50で変化させている。
図10は、図9のシステム構成を用いた場合のコアリング係数を示す。図10では、
信号レベル<32の時、コアリング係数=K×信号レベル/8+2
32≦信号レベル<128の時、コアリング係数=K×信号レベル/16+4
128≦信号レベルの時、コアリング係数=K×信号レベル/32+8
としている(K=1)。これらは、LPF62とコアリング係数を乗算器及び加算器50とで実現される。同図ではコアリングとノイズ(総合)レベルが、いずれの入力信号においても、ほぼ重なっており、必要以上にコアリングがかかることがない。これより、あらゆる信号において適切なコアリング値をとるようにできる。
図11は、図10を4倍ゲインしたものを示す。同図において、レベル補正でゲインを4倍にしても、図10で決めたコアリング値は適切な値となっている。
なお、本実施形態のノイズ除去は、各画面のうち、部分ごと、すなわちLPF62を通過した信号ごとにレベル補正を行うことができる。
以上より、信号レベルに応じてコアリングレベルを可変できるため、レベル補正に応じたノイズリダクションが可能となる。
<第3の実施形態>
第2の実施形態では、信号によってコアリング量が異なるため、S/Nはよいが、明るいエッジと暗いエッジで強調度合いが異なるため不自然な画像となる恐れがある。
しかし、コアリング量を固定にすると、前述で示したようにレベル補正によってメリハリのない画像となってしまう。そこで、図12のシステムを用いる。
図12は、本実施形態におけるシステムの構成を示す図である。図3と異なるのは、LPF62が搭載されていることである。図12では、画像メモリ46から出力された信号をLPF62に通してCPUへ入力し、そのLPF62を通った信号を基に画像を解析し、ヒストグラムやピーク検出をしてからコアリング量を決める。
このようにすることにより、画像ごとのヒストグラムやピーク検出をしてからコアリング量を決めることができる。これより、各画像に適したコアリング量によりノイズを除去することができる。また、レベル補正は、自動で行う場合、通常ピーク検出やヒストグラムをもとにゲイン値を決めている。よって、このゲイン値を予測するようにコアリング量を決めてあげればよい。
以上より、信号レベルに応じてコアリングレベルを可変できるため、レベル補正に応じたノイズリダクションが可能となる。
<第4の実施形態>
本実施形態はCCD素子内で信号加算をしたときのノイズリダクション係数を変化させる場合について説明する。
図13は、本実施形態におけるシステム構成図を示す。図13は、操作部61の操作に応じてビニングモード(コアリング係数1、又はコアリング係数2)を切り換えることができる。ここで、「ビニング」とは、CCDの素子内で画像信号を足してしまうことをいう。まず、CCDの動作について簡単に説明をする。
図14は、インターラインのCCDの素子構造を示したものであり、フォトダイオード206に蓄積された信号電荷は垂直転送路(V転送路)202に移送される。この垂直転送路202の電荷は順次水平転送路203に移送される。この水平転送路203に転送された電荷は、電荷検出器204とアンプ205を介して信号出力される。
図15は、ビニングがない場合のCCD撮像素子内のタイミングチャートである。同図において、上からリセットパルスRST、水平転送路203を駆動させるパルスH1及びH2(2層で駆動させている)、画像の出力信号、TG53から出されたパルスSHP及びSHDが示されている。
電荷検出器204では通常、図15のように、リセットパルスRSTでリセットされた後、1ピクセル内で黒レベルと信号レベルを出力する。この信号をTG53から出されたパルスSHP、SHDのタイミングでCDS回路により信号出力をしている。
次にCCDの素子内加算について説明をする。CCD素子内加算には垂直方向の加算と水平方向の加算との2種類の方式がある。
図16は、ビニング時のCCD撮像素子内のタイミングチャートである。まず、水平方向の素子内加算について説明をする。水平方向の素子内加算をするためには、図16に示すように、リセットパルスRSTを歯抜けにすればよい。例えば2ピクセルに1回リセットパルスRSTを出すようにすれば、電荷検出器204内で電荷が加算されることとなり、図16に示すように出力信号は2倍の信号を得ることができ、この2倍となった信号を取り出せるようにSHP、SHDパルスの周波数および位相を調整すれば、水平に隣あった信号を加算することが可能となる。
次に垂直方向の素子内加算について説明をする。垂直方向を加算するためには、垂直転送路202から水平転送路203に移送する時に連続に移送して水平転送路203内部で電荷を加算すればよい。
図17は、垂直方向の素子内加算時のタイミング図である。ここで、通常の読み出しと異なるところは、素子内加算時(図ではビニング時)にV転送パルスの本数が2倍になったところである。つまり、垂直転送路202から水平転送路203に移送する回数を2倍にして垂直加算を行っている。
なお、図17では、水平方向の素子内加算を含めてビニング時とし、信号出力は4倍の信号が図示されている。
このように、ビニング時においては信号レベルが4倍となる。ここで、前述で示したようなレベル補正を用いる場合、ゲイン値は1/4となるためレベル補正によるノイズ量増大が少なくなる。ノイズ量が少なくなった分コアリング量を小さくすることが可能となり、より不自然さのないノイズリダクションとなる。
図13では、コアリング係数1又はコアリング係数2を設定することができるので、ビニング時において、コアリング量を調整することができる。なお、本実施形態では、選択可能なコアリング係数は2つであるが、これに限定されず、さらに複数存在しても良い。
以上より、ビニング数に応じてコアリングレベルを可変できるため、最適なノイズリダクションが可能となる。
<第5の実施形態>
図18は、本実施形態におけるシステム構成図を示す。本実施形態では、図3と異なり、LPF47、HPF64、及びコアリング回路65の設定を操作部61により可変できるようにしている。
本実施形態においては、LPF47は、後述するようにフィルタ行列を3段階(図中のLPF1,LPF2,LPF3)に切り換えることができ、これにより、ノイズ低減を効果的に行うことができる。また、HPF64についてもフィルタ行列を3段階(図中のHPF1,HPF2,HPF3)に切り換えることができる。また、コアリング回路65についても同様にコアリング係数を3段階(コアリング係数1、コアリング係数2、コアリング係数3)に切り換えることができる。
なお、上述の通り本実施形態では、LPF47、HPF64、コアリング回路65はそれぞれ、3段階に切り換えることができるが、これに限定されず、さらに複数段階あってもよい。
図19は、本実施形態のLPFとHPFとノイズの関係を示した図である。図19の右の列(C列)は、上から順に、2×2(C1)、4×4(C2)、6×6(C3)のLPFをフィルタ行列として表したものである。それぞれのフィルタ行列の行列要素には重み付けの値が示されている。
図19の左列(A列)の図は、MTF(Modulation Transfer Function)と周波数を示した図であり、LPFの上の斜線部分が高域成分である。MTFとは、コントラスト伝達関数の略であり、光学系の性能評価方法の一つである。空間周波数の増加に対する正弦波物体の像の変調を示したものであり、正弦波の強度分布を持つ物体を被検レンズによって結像したときに、像側の強度分布は物体側の強度分布と異なってくる。
A1は、生データと2×2LPFで処理されたデータを示している。2×2LPFで処理されたデータは、A1の斜線で示される高周波成分がなく、低周波成分のデータである。A2は、生データと4×4LPFで処理されたデータを示している。4×4LPFで処理されたデータは、A2の斜線で示される高周波成分がなく、低周波成分のデータである。A3は、生データと6×6LPFで処理されたデータを示している。6×6LPFで処理されたデータは、A1の斜線で示される高周波成分がなく、低周波成分のデータである。
図19の中央の列(B列)の図は、周波数とノイズ低減比率(ゲイン)を示した図である(コアリングが効いている場合)。LPFで処理するので、高周波数になるほどノイズが低減している。同図からは、ノイズの低減効果を確認することができる。B1は、2×2LPFで処理された場合のノイズの低減効果を示している。B2は、4×4LPFで処理された場合のノイズの低減効果を示している。B3は、6×6LPFで処理された場合のノイズの低減効果を示している。
これより分かることは、6×6LPFのほうがノイズ低減比率が小さく、つまりノイズ低減となっている。すなわち、フィルタ行列の大きさが大きくなるほど、高周波成分として除去される周波数の領域が大きくなる。例えば、B1とB3の周波数0.50付近を比較してみると、B1でのノイズ低減比率は約0.70に対して、B3では約0.2である。ただし、その分、解像感が落ちるため、被写体やレンズにより設定する必要がある。
図20は、本実施形態におけるタイミングチャートを示す。レンズの倍率、レンズの種類、データを周波数解析させてから判断させ、出力する画像信号に高周波成分がないと判断した場合には静止画を6×6のフィルタを選べば、よりノイズを低減することが可能となる。なぜなら、出力する画像信号に高周波成分がないが、ノイズは高周波のものが存在するからであり、本実施形態によれば、そのノイズを取り除くことができる。
また、HPFについてもLPFと同様である。つまり、HPFは、図19で言えば、A列の低周波成分が取り除かれた高周波成分(斜線部分)が抽出され、それを対象にノイズ除去されるだけであり、フィルタ行列についての考え方もノイズ軽減効果についての考え方もLPFと同様であり、フィルタ行列の大きさが大きくなるほど、低周波成分として除去される周波数の領域が大きくなる。
なお、上述の通り本実施形態では、2×2、4×4、6×6のフィルタ行列を用いたが、これに限定されず、n×n(nは正数)のフィルタ行列でもよい。
以上より、ノイズリダクション効果を可変することが可能となる。
<第6の実施形態>
図21は、第5の実施形態を顕微鏡に応用したときのブロック図である。対物レンズの倍率27を上げたり、落射開口絞り25を絞ると限界の解像度が低下したり、MTFが変動したりすることが知られている。このことを図22、図23で説明する。
図22は、対物レンズの倍率と限界解像度との関係を示す図である。同図に示すように、レンズ倍率が上がると、限界解像度は下がる。
図23は、対物レンズの開口絞りと限界解像度との関係を示す図である。同図に示すように、開口絞りを絞ると(深度は深くなる)、限界解像度は下がる。
そこで、対物レンズの倍率の変化に応じてLPFおよびHPFまたはコアリングレベルを変動させればよい。
例えば、解像が低くなった場合は、LPFの係数を大きくしたり、コアリングレベルを大きくすればS/Nがよい画像を得ることができる。この時、解像はもともと低いので影響はほとんどない。図24、図25にそのフロー図を示す。
図24は、本実施形態における開口絞りの切り換えに応じてノイズリダクション処理をON/OFFの切り換えを行うフローを示す。同図において、まず。顕微鏡システムの電源をONにする(ステップS1、以下ステップをSと略する。)。次に、試料ステージ26に試料3をセットする(S2)。
次に、電子カメラ36の電源をONにする(S3)。次に、顕微鏡1を介して試料を電子カメラで動画モードで撮像する(動画 RECビュー)(S4)。次に、操作部61のセットをする(S5)。ここでは、操作部61を使って開口絞りを切り換える。次に、操作部61の静止画取り込みトリガをONにする(S6)と、静止画が画像メモリ46に記録される(S7)。
次に、開口絞りが切り換えられたか否かを判断する(S8)。開口絞りが切り換えられていない場合には、S14の処理へ進み、開口絞りが切り換えられている場合には、ノイズリダクション処理を行うか否か(ON/OFF)を操作部61の操作により決定する(S9)。次に、上述したように操作部61を用いて、LPFを決定し(S10)、HPFを決定し(S11)、コアリング値を決定する(S12)。S10−S12で決定した情報を信号処理部(低周波信号処理部200及び高周波信号処理部201)へ転送し(S13)、撮影された画像がメモリカード等の記憶媒体58に書き込まれ(記憶され)、S4の処理へ戻る。
このようにすることにより、開口絞りが絞られると、限界解像度が下がるので、画像に含まれる高周波成分がなくなるが、高周波のノイズは存在しているので、そのノイズを除去することができる。
図25は、本実施形態における対物レンズの切り換えに応じてノイズリダクション処理をON/OFFの切り換えを行うフローを示す。同図において、まず。顕微鏡システムの電源をONにする(S21)。次に、試料ステージ26に試料3をセットする(S22)。
次に、電子カメラ36の電源をONにする(S23)。次に、顕微鏡1を介して試料を電子カメラで動画モードで撮像する(動画 RECビュー)(S24)。次に、操作部61のセットをする(S25)。ここでは、操作部61を使って対物レンズを切り換える。次に、操作部61の静止画取り込みトリガをONにする(S26)と、静止画が画像メモリ46に記録される(S27)。
次に、レンズの倍率が切り換えられたか否かを判断する(S8)。レンズの倍率が切り換えられていない場合には、S14の処理へ進み、レンズの倍率が切り換えられている場合には、ノイズリダクション処理を行うか否か(ON/OFF)を操作部61の操作により決定する(S9)。次に、上述したように操作部61を用いて、LPFを決定し(S10)、HPFを決定し(S11)、コアリング値を決定する(S12)。S10−S12で決定した情報を信号処理部(低周波信号処理部200及び高周波信号処理部201)へ転送し(S13)、撮影された画像がメモリカード等の記憶媒体58に書き込まれ(記憶され)、S4の処理へ戻る。
このようにすることにより、レンズの倍率が上げられると、限界解像度が下がるので、画像に含まれる高周波成分がなくなるが、高周波のノイズは存在しているので、そのノイズを除去することができる。
以上より、本実施形態によれば、対物レンズの交換するなどして、解像度が変化した場合に適したLPFやコアリングレベルを設定することにより、S/Nのよい電子的撮像装置を使用した顕微鏡システムを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る顕微鏡システムの構成を示す図である。 図1の顕微鏡システムの詳細な構成を示す図である。 第1の実施形態におけるシステムの構成を示す図である。 第1の実施形態におけるγカーブの切り換えのグラフを示す図である。 第1の実施形態における静止画撮影時の露光時間が動画撮影時の露光時間より4倍長いときのタイミングを示した図である。 図5のタイミング図の変形例である。 従来のコアリング係数とノイズレベルの関係を示す図である。 図7を4倍ゲインしたものを示す図である。 第2の実施形態におけるシステムの構成を示す図である。 第2の実施形態におけるコアリング係数とノイズレベルの関係を示す図である。 図10を4倍ゲインしたものを示す図である。 第3の実施形態におけるシステムの構成を示す図である。 第4の実施形態におけるシステムの構成を示す図である。 第4の実施形態におけるCCD撮像素子の素子構造を示す図である。 第4の実施形態におけるビニングがない場合のタイミングを示す図である。 第4の実施形態におけるビニングがある場合のタイミングを示す図である。 第4の実施形態における垂直方向の素子内加算時のタイミング図である。 第5の実施形態におけるシステムの構成を示す図である。 第5の実施形態におけるLPFとHPFとノイズの関係を示した図である。 第5の実施形態におけるタイミングチャートを示す図である。 第6の実施形態における、第5の実施形態を顕微鏡に応用したときのブロック図である。 第6の実施形態における対物レンズの倍率と限界解像度との関係を示す図である。 第6の実施形態における対物レンズの開口絞りと限界解像度との関係を示す図である。 第6の実施形態における開口絞り切り換えのフローを示す図である。 第6の実施形態における対物レンズ切り換えのフローを示す図である。 従来におけるノイズコアリング方式による雑音圧縮装置を示す図である。 一般的な電子的撮像装置におけるコアリング部によるコアリング処理の入出力特性を示す図である。 一般的な電子的撮像装置における撮影時のコアリングレベルと画像信号のS/N比の関係を示す図である。 図26のノイズコアリング方式による雑音圧縮装置の動作を説明する図である。 従来における微弱な光を静止画に取り込むときのタイミングチャートである。
符号の説明
1 顕微鏡本体
3 試料
5 三眼鏡筒ユニット
6 接眼レンズユニット
11 透過照明光学系
12 落射照明光学系
13 透過照明用光源
14 コレクタレンズ
15 透過用フィルタユニット
16 透過視野絞り
161 透過シャッタ
17 折曲げミラー
18 透過開口絞り
19 コンデンサ光学素子ユニット
20 トップレンズユニット
21 落射照明用光源
22 落射用フィルタユニット
23 落射シャッタ
24 落射視野絞り
25 落射開口絞り
26 試料ステージ
27 対物レンズ
28 レボルバ
29 対物レンズ側光学素子ユニット
30 キューブユニット
31 ビームスプリッタ
33 中間変倍光学系(ズーム鏡筒)
34 ビームスプリッタ
35 写真接眼レンズユニット
36 電子カメラ
37 駆動回路部
38 対物レンズ検出部
39 リタデーション調整動作検出部
40 写真接眼レンズ検出部
41 顕微鏡コントロール部
42 撮像素子(CCD)
43 CDS回路
44 増幅器(AMP)
45 A/D変換器
46 画像メモリ
55 メモリコントローラ
52 加算器
51 スイッチ(SW)
53 タイミングジェネレータ(TG)
54 シグナルジェネレータ(SG)
56 DRAM56
57 圧縮伸長回路
58 記録媒体
59 液晶ディスプレイ(LCD)
60 CPU
61 操作部
200 低周波信号処理部
201 高周波信号処理部
202 V転送路
202 垂直転送路
203 水平転送路203
204 電荷検出器
205 アンプ
206 フォトダイオード

Claims (22)

  1. 撮像素子により撮像した画像信号を出力する撮像装置において、
    前記画像信号に含まれるノイズを軽減させるノイズ軽減手段と、
    前記画像信号と前記ノイズを軽減させた画像信号とのうちのいずれかを記憶させる制御を行う記憶制御手段と、を備え、
    前記ノイズ軽減手段は、
    前記画像信号の低域の周波数成分を抽出する低域成分抽出手段と、
    前記画像信号の高域の周波数成分を抽出する高域成分抽出手段と、
    前記高域成分抽出手段により抽出された高域の周波数成分のうち、所定値以上の振幅を抽出する振幅抽出手段と、
    前記低域の周波数成分と前記所定値以上の振幅である高域の周波数成分とを合成する合成手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記記憶制御手段は、
    前記撮像装置で動画像の撮影を行う場合には、前記ノイズ軽減手段によりノイズを軽減した前記画像信号を記憶させ、
    前記撮像装置で静止画像の撮影を行う場合には、前記撮像素子により撮像されたままの前記画像信号を記憶させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 動画像を取得する場合には、前記画像信号を増幅して当該画像信号のレベルを大きくし、かつ前記撮像素子の露光時間を短くし、
    静止画像を取得する場合には、前記画像信号のレベルを小さくし、かつ前記撮像素子の露光時間を長くする
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記撮像装置は、さらに第1の記憶手段と第2の記憶手段とを備え、
    前記記憶制御手段は、
    前記撮像装置で動画像の撮影を行う場合には、前記ノイズ軽減手段によりノイズを軽減した前記画像信号を前記第1の記憶手段に記憶させ、
    前記撮像装置で静止画像の撮影を行う場合には、前記撮像素子により撮像されたままの前記画像信号を前記第2の記憶手段に記憶させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記記憶制御手段は、
    前記撮像装置で動画像の撮影を行う場合には、前記ノイズ軽減手段によりノイズを軽減した前記画像信号を記憶させ、
    前記撮像装置で静止画像の撮影を行う場合には、前記撮像素子により撮像されたままの前記画像信号と前記ノイズ軽減手段によりノイズを軽減した前記画像信号とを記憶させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記振幅抽出手段は、前記画像信号に応じて、前記所定値が設定されることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  7. 前記撮像素子は、前記撮像した画像信号を該撮像素子内部で加算する素子内信号加算手段を備え、
    前記振幅抽出手段は、前記加算の結果に応じて、前記所定値が設定されることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  8. 前記低域成分抽出手段により抽出される前記周波数成分の範囲を制御する低域成分抽出範囲制御手段を、さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  9. 前記周波数成分の範囲は、フィルタ行列の大きさ及び該行列の要素の重み付けにより制御されることを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
  10. 前記高域成分抽出手段により抽出される前記周波数成分の範囲を制御する高域成分抽出範囲制御手段を、さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  11. 前記周波数成分の範囲は、フィルタ行列の大きさ及び該行列の要素の重み付けにより制御されることを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
  12. 請求項1〜11のうちいずれか1項に記載の撮像装置を備えた顕微鏡システム。
  13. 撮像素子により撮像した画像信号を出力する撮像装置の制御方法であって、
    前記画像信号とノイズを軽減させた前記画像信号とのうちのいずれかを記憶させる制御を行い、
    前記ノイズの軽減は、
    前記画像信号の低域の周波数成分を抽出し、
    前記画像信号の高域の周波数成分を抽出し、
    前記高域の周波数成分のうち、所定値以上の振幅を抽出し、
    前記低域の周波数成分と前記所定値以上の振幅である高域の周波数成分とを合成する
    ことにより、行うことを特徴とする撮像装置の制御方法。
  14. 前記撮像装置で動画像の撮影を行う場合には、前記画像信号の前記ノイズを軽減して記憶し、
    前記撮像装置で静止画像の撮影を行う場合には、前記撮像素子により撮像されたままの前記画像信号を記憶する
    ことを特徴とする請求項13に記載の撮像装置の制御方法。
  15. 動画像を取得する場合には、前記画像信号を増幅して当該画像信号のレベルを大きくし、かつ前記撮像素子の露光時間を短くし、
    静止画像を取得する場合には、前記画像信号のレベルを小さくし、かつ前記撮像素子の露光時間を長くする
    ことを特徴とする請求項13に記載の撮像装置の制御方法。
  16. 前記撮像装置で動画像の撮影を行う場合には、前記ノイズを軽減した前記画像信号を記憶し、
    前記撮像装置で静止画像の撮影を行う場合には、前記撮像素子により撮像されたままの前記画像信号と前記ノイズ軽減手段によりノイズを軽減した前記画像信号とを記憶する
    ことを特徴とする請求項13に記載の撮像装置の制御方法。
  17. 前記所定値以上の振幅の抽出において、
    前記画像信号に応じて、当該所定値を設定する
    ことを特徴とする請求項13に記載の撮像装置の制御方法。
  18. 前記撮像素子は、前記撮像した画像信号を該撮像素子内部で加算する素子内信号加算手段を備え、
    前記所定値以上の振幅の抽出は、前記加算の結果に応じて、当該所定値を設定することを特徴とする請求項13に記載の撮像装置の制御方法。
  19. 前記画像信号の低域の周波数成分の抽出において、
    当該周波数成分の範囲を制御する
    ことを特徴とする請求項13に記載の撮像装置の制御方法。
  20. 前記周波数成分の範囲は、フィルタ行列の大きさ及び該行列の要素の重み付けにより制御されることを特徴とする請求項19に記載の撮像装置の制御方法。
  21. 前記画像信号の高域の周波数成分の抽出において、
    当該周波数成分の範囲を制御する
    ことを特徴とする請求項13に記載の撮像装置の制御方法。
  22. 前記周波数成分の範囲は、フィルタ行列の大きさ及び該行列の要素の重み付けにより制御されることを特徴とする請求項21に記載の撮像装置の制御方法。


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