JP4812247B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は固体撮像装置に関し、特に顕微鏡用カメラなどに好適な固体撮像装置の高感度化に関する。
近年、CCD(Charge Coupled Device)などの固体撮像素子を用いた電子カメラが種々開発されている。電子カメラにおいては、CCD撮像素子によって被写体像を光電変換することによって撮像画像信号が得られる。このCCD撮像素子の感度を向上させるためには、フォトダイオードの光電変換効率の向上が最も有効な手段である。
フォトダイオードに入射した光は、フォトダイオードにより光電変換され、信号電荷を生成する。その際、短波長の光はフォトダイオード内での減衰が大きいため、フォトダイオードの比較的浅い箇所で光電変換される。一方、長波長の光は減衰が少ないため、フォトダイオードの比較的深い箇所まで到達して、深い箇所においても光電変換される。
図19は、従来におけるフォトダイオードの深さVSポテンシャル分布図である。図19(a)のポテンシャル分布図に示すように、オーバーフローバリアOFBより浅い箇所で生成された信号電荷はフォトダイオードに蓄積され、この信号電荷が垂直転送路202(図4参照)に移送されて転送されることになる。また、オーバーフローバリアOFBより深い箇所で生成された信号電荷は、フォトダイオードには蓄積されず、基板300側(図5参照)に掃き出される。
したがって、フォトダイオードにおける深い箇所で生成された信号電荷をより利用できるようにするためには、オーバーフローバリアOFBができるだけ深い位置に形成されるようにすればよく、その場合深い箇所に到達した光も光電変換されるので、全体として光電変換効率が高まり、フォトダイオードの感度が向上する。
ここで、基板電圧VSUB(図5参照)が低くなると、ポテンシャル分布図は図19(b)に示したようなものとなり、通常のオーバーフローバリアより深い箇所にオーバオーバーフローバリアOFBが形成され、CCD撮像素子の感度が向上される。
一方、特許文献1に記載されるように、近年のCCD撮像素子は、光電変換、信号電荷の蓄積、転送及び検出を円滑に行なうために、半導体基板には、CCD素子内部で基板バイアス用の電圧(以下基板内部電圧ともいう)が供給されている。
図20は、この種の固体撮像装置および基板バイアス発生回路の従来の構成例を示す。基板バイアス発生回路は、電圧分割用の抵抗R1及びR2を有している。抵抗R1の一端は電源線VCCに接続され、その他端は抵抗R2の一端に接続される。抵抗R2の他端は接地線GNDに接続されている。
基板内部電圧は、抵抗R1及びR2の直列接続点からトランジスタTR1を介してVSUBとして引き出され、フォトダイオード、垂直転送路、水平転送路203、及び電荷検出器204などを配置した半導体基板に供給される。電圧分割用の抵抗R1及びR2の直列接続点CSUBには基板バイアス端子が設けられ、外付け用の抵抗R3およびトランジスタTR2が接続され、端子VSUBCont1がHとなった場合は、端子CSUBの電位が下がり、その結果基板電圧VSUBを下げる。
VSUB電圧が下がることによりオーバオーバーフローバリアOFBが深くなるので、CCD撮像素子の感度が向上する。
特開2000−22126号公報 特開2002−281397号公報
しかし、抵抗R3によって基板電圧VSUBを下げると、抵抗R1に流れる電流増加によりR1付近に熱が生じてしまう。そこで、CCD撮像素子の露光時間を長時間にすると、この熱のために画像に白いノイズが生じてしまう欠点があった(図21(a)参照)。
図21は、30秒間露光したときのノイズの出方を示す。図21(a)は、VSUB=内部発生値−4Vのときのノイズの出方を示し、図21(a)は、VSUB=内部発生値−4Vのときのノイズの出方を示す。図21(a)に示すように、VSUB電圧を下げて長時間露光すると、画面右上部に白いノイズが生じてしまう。これは、抵抗R1付近の画素(右上部)が熱のために暗電流が多くなり、その結果、オフセットレベルが上がってしまって白く見えてしまうためである。
さらに、基板電圧VSUBを下げると、オーバーフローバリアOFBのポテンシャルが深くなると同時にポテンシャルが高くなる(図19(b)参照)。よって、被写体が明るいなど余剰電荷が生じた場合に、余剰電荷が半導体基板に掃き捨てられずに、ブルーミングが発生し、さらに余剰電荷が発生するとV転送路に電荷が入り込み、大量のスミアとなってしまう欠点があった。
ここで、ブルーミングとは、強い光が入射した場合に、画素が飽和し、信号電荷があふれ、隣接画素や信号線、垂直転送路等に入り込み、ちょうど花が咲いたように周囲に白い部分が広がる現象である。
また、スミアとは、信号線や垂直転送路等に光が混入したり、半導体基板内部で発生した電荷が拡散により広がり、隣接画素や転送レジスタに混入することにより発生することである。スミアは光の強さに無関係に一定の割合で発生する。従って、光量の少ないときには気にならないが、強い光が入射された場合に、その白点が上下に縞状に伸びて現れてくる。以下では、基板電圧VSUBを下げたことによって、信号電荷が垂直転送路に入り込み、上下に縞状に伸びて現れたノイズをスミアと表する。
上記の課題に鑑み、本発明では、長時間露光時に上述のような白いノイズが発生することなく、また、高輝度時のスミアを低減しながら高感度撮影が可能な固体撮像装置を提供する。
上記課題は、特許請求の範囲の請求項1に記載の発明によれば、固体撮像素子を有する撮像装置において、前記固体撮像素子に印加する電圧である素子印加電圧を分圧して前記固体撮像素子内の半導体基板に印加する基板バイアス電圧を供給する電圧供給手段と、前記素子印加電圧を変化させる素子印加電圧変化手段と、を備えることを特徴とする撮像装置を提供することによって達成できる。
このように構成することによって、VCC電圧を下げることにより、VSUB電圧がさがるので、CCDの高感度化を実現することができる。
上記課題は、特許請求の範囲の請求項2に記載の発明によれば、前記撮像装置は、前記分圧するときの分圧比を変化させる分圧変化手段を、さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置を提供することによって達成できる。
このように構成することによって、動画モード時は合成抵抗値を可変する手段でVSUB値を制御することにより高フレームレートの画像を出力し、静止画モード時は電源電圧を可変する手段でVSUB値を制御する方式により高S/Nな画像を出力することができる(合成抵抗値を可変する手段はノイズが乗る欠点があり、電源電圧を可変する手段は、露光時間と読み出しを別に設定するためフレームレートが遅くなる欠点があるためである)。
また上記課題は、特許請求の範囲の請求項3に記載の発明によれば、前記撮像装置は、静止画像を得るのか動画像を得るのかに応じて、前記素子印加電圧変化手段による前記素子印加電圧の変化タイミング及び前記分圧変化手段による前記分圧比の変化タイミングを切り換えることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置を提供することによって達成できる。
このように構成することによって、動画モード時は合成抵抗値を可変する手段でVSUB値を制御することにより高フレームレートの画像を出力し、静止画モード時は電源電圧を可変する手段でVSUB値を制御する方式により高S/Nな画像を出力することができる(合成抵抗値を可変する手段はノイズが乗る欠点があり、電源電圧を可変する手段は、露光時間と読み出しを別に設定するためフレームレートが遅くなる欠点があるためである)。
また上記課題は、特許請求の範囲の請求項4に記載の発明によれば、前記撮像装置は、前記固体撮像素子の露光時間に応じて、前記素子印加電圧変化手段による前記素子印加電圧の変化タイミング及び前記分圧変化手段による前記分圧比の変化タイミングを切り換えることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置を提供することによって達成できる。
このように構成することによって、露光時間が長くなった場合は、電源電圧を可変する手段と合成抵抗値を可変する手段とではフレームレートに大きな差はなくまた、露光時間が長くなると合成抵抗値を可変する手段によるノイズが目立つため、電源電圧を可変する手段で基板バイアス電圧を制御したほうがよい。
また上記課題は、特許請求の範囲の請求項5に記載の発明によれば、前記撮像装置は、前記撮像した静止画像を読み出す場合には、前記固体撮像素子内での電荷の転送タイミングを規定するクロックの速度を遅くすることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置を提供することによって達成できる。
このように構成することによって、S/N向上と、フォトダイオードの飽和向上による読み出しパルス幅の拡大のために、電荷量の転送を制御することができる。
また上記課題は、特許請求の範囲の請求項6に記載の発明によれば、前記撮像装置は、さらに、撮像した画像の黒レベルを所定の値に設定するクランプ回路を備え、前記固体撮像素子により画像を取得する前又は該画像を取得した後に前記クランプ回路を動作させるための信号を複数発生させることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置を提供することによって達成できる。
このように構成することによって、露光期間中に電源電圧が下がると信号のDC成分が下がり、クランプしきれずにVサグとなることを抑制することができる。
また上記課題は、特許請求の範囲の請求項7に記載の発明によれば、前記撮像装置は、さらに撮像した黒ラベルを所定の値に設定するクランプ回路を備え、前記素子印加電圧変化手段により印加電圧を所定の値より低くしている間は、少なくとも前記クランプ回路を動作させる信号を停止させることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置を提供することによって達成できる。
このように構成することによって、露光期間中はクランプパルスを発生しないようにすることができるので、クランプ電位は収束しやすくなりVサグの発生を抑制することができる。
また上記課題は、特許請求の範囲の請求項8に記載の発明によれば、前記撮像装置は、さらに、前記固体撮像素子を駆動させる駆動手段を備え、前記固体撮像素子を駆動させる電圧は、前記素子印加電圧を得るためのものとは異なる電源から得ることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置を提供することによって達成できる。
このように構成することによって、露光中にSUBパルス(電子シャッタ)をかけることが可能となり、垂直同期信号VDに関係なく露光時間を制御することが可能となり、回路が簡易化される。
また上記課題は、特許請求の範囲の請求項9に記載の発明によれば、前記撮像装置は、前記固体撮像素子の露光時に、前記固体撮像素子内の電荷の転送速度を速くすることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置を提供することによって達成できる。
このように構成することによって、基板バイアス電圧低下により露光中に発生するスミアを低減することが可能となる。
また上記課題は、特許請求の範囲の請求項10に記載の発明によれば、前記素子印加電圧変化手段は、静止画像を得る場合には、前記固体撮像素子の露光時に、前記素子印加電圧を下げることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置を提供することによって達成できる。
このように構成することによって、(動画モード時においては電圧を下げないあるいは若干下げる場合において、動画モード時のゲイン値または露光時間を静止画モード時よりも上げることで)感度を揃えたり、飽和量が減った分ゲインをかけることで、動画時のブルーミング対策となる。
また上記課題は、特許請求の範囲の請求項11に記載の発明によれば、請求項10に記載の撮像装置と、数種類の蛍光部材と、該複数の蛍光部材とを切り換える切り換えユニットを構成に含む顕微鏡システムにおいて、前記撮像装置により動画像を取得する場合、前記切り換えユニットにより切り換えられた前記蛍光部材の種類に応じて、前記固体撮像素子のゲイン値または露光時間を変化させることを特徴とする顕微鏡システムを提供することによって達成できる。
このように構成することによって、前記蛍光キューブによって、被写体に当てる光源およびCCDに当たる励起光の分光感度が限定されるため、蛍光キューブの種類が分かれば分光感度がほぼ予測できる。よって、キューブユニットによってゲインや露光時間を変えれば、静止画撮影時と動画モード時の出力レベルを合わせることが可能となる。
また上記課題は、特許請求の範囲の請求項12に記載の発明によれば、固体撮像素子の動作時に、該固体撮像素子に印加する素子印加電圧を分圧することで該固体撮像素子内の半導体基板に印加する基板バイアス電圧を得ると共に、前記素子印加電圧を変化させることを特徴とする、固体撮像素子の電圧印加方法を提供することによって達成できる。
このように構成することによって、VCC電圧を下げることにより、VSUB電圧がさがるので、CCDの高感度化を実現することができる。
また上記課題は、特許請求の範囲の請求項13に記載の発明によれば、さらに、前記分圧するときの分圧比を変化させることを特徴とする請求項12に記載の、固体撮像素子の電圧印加方法を提供することによって達成できる。
また上記課題は、特許請求の範囲の請求項14に記載の発明によれば、前記固体撮像素子が静止画像を撮像するのか動画像を撮像するのかに応じて、前記素子印加電圧の変化タイミング及び前記分圧比の変化タイミングを切り換えることを特徴とする請求項13に記載の、固体撮像素子の電圧印加方法を提供することによって達成できる。
このように構成することによって、動画モード時は合成抵抗値を可変する手段でVSUB値を制御することにより高フレームレートの画像を出力し、静止画モード時は電源電圧を可変する手段でVSUB値を制御する方式により高S/Nな画像を出力することができる(合成抵抗値を可変する手段はノイズが乗る欠点があり、電源電圧を可変する手段は、露光時間と読み出しを別に設定するためフレームレートが遅くなる欠点があるためである)。
また上記課題は、特許請求の範囲の請求項15に記載の発明によれば、前記固体撮像素子の露光時間に応じて、前記素子印加電圧の変化タイミング及び前記分圧比の変化タイミングを切り換えることを特徴とする請求項13に記載の、固体撮像素子の電圧印加方法を提供することによって達成できる。
このように構成することによって、露光時間が長くなった場合は、電源電圧を可変する手段と合成抵抗値を可変する手段とではフレームレートに大きな差はなく、また、露光時間が長くなると合成抵抗値を可変する手段によるノイズが目立つため、電源電圧を可変する手段で基板バイアス電圧を制御したほうがよい。
また上記課題は、特許請求の範囲の請求項16に記載の発明によれば、前記撮像した静止画像を読み出す場合には、前記固体撮像素子内での電荷の転送タイミングを規定するクロックの速度を遅くすることを特徴とする請求項13に記載の、固体撮像素子の電圧印加方法を提供することによって達成できる。
このように構成することによって、S/N向上と、フォトダイオードの飽和向上による読み出しパルス幅の拡大のために、電荷量の転送を制御することができる。
また上記課題は、特許請求の範囲の請求項17に記載の発明によれば、前記固体撮像素子により画像を取得する前又は該画像を取得した後に、撮像した該画像の黒レベルを所定の値に設定するクランプ回路を動作させるための信号を複数発生させることを特徴とする請求項12に記載の、固体撮像素子の電圧印加方法を提供することによって達成できる。
このように構成することによって、露光期間中に電源電圧が下がると信号のDC成分が下がり、クランプしきれずにVサグとなることを抑制することができる。
また上記課題は、特許請求の範囲の請求項18に記載の発明によれば、前記固体撮像素子を駆動させる電圧は、前記素子印加電圧を得るためのものとは異なる電源から得ることを特徴とする請求項12に記載の、固体撮像素子の電圧印加方法を提供することによって達成できる。
このように構成することによって、露光中にSUBパルス(電子シャッタ)をかけることが可能となり、垂直同期信号VDに関係なく露光時間を制御することが可能となり、回路が簡易化される。
また上記課題は、特許請求の範囲の請求項19に記載の発明によれば、前記固体撮像素子の露光時に、前記固体撮像素子内の電荷の転送速度を速くすることを特徴とする請求項12に記載の、固体撮像素子の電圧印加方法を提供することによって達成できる。
このように構成することによって、基板バイアス電圧低下により露光中に発生するスミアを低減することが可能となる。
また上記課題は、特許請求の範囲の請求項20に記載の発明によれば、静止画像を取得する場合には、前記固体撮像素子の露光時に、前記素子印加電圧を下げることを特徴とする請求項12に記載の、固体撮像素子の電圧印加方法を提供することによって達成できる。
このように構成することによって、(動画モード時においては電圧を下げないあるいは若干下げる場合において、動画モード時のゲイン値または露光時間を静止画モード時よりも上げることで)感度を揃えたり、飽和量が減った分ゲインをかけることで、動画時のブルーミング対策となる。
このように構成することによって、前記蛍光キューブによって、被写体に当てる光源およびCCDに当たる励起光の分光感度が限定されるため、蛍光キューブの種類が分かれば分光感度がほぼ予測できる。よって、キューブユニットによってゲインや露光時間を変えれば、静止画撮影時と動画モード時の出力レベルを合わせることが可能となる。
本発明を用いることで、長時間露光時に白いノイズが発生することなく、また、高輝度時のスミアを低減しながら高感度撮影ができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従い説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る顕微鏡システムの構成を示す図である。同図において、顕微鏡本体1には、ステージ26上の試料3に対向する対物レンズ27が配置されている。また、この対物レンズ27を介した観察光軸上には、三眼鏡筒ユニット5を介して接眼レンズユニット6が配置されているとともに、結像レンズユニット100を介して電子カメラ36が配置されている。
図2は、上記顕微鏡システムの詳細な構成を示す図である。同図では、透過明視野観察、暗視野観察、位相差観察、微分干渉観察、蛍光観察などの各種の検鏡法を適宜選択可能な構成を示している。
図2に示す顕微鏡システムには、照明系として、透過照明光学系11及び落射照明光学系12が備えられている。透過照明光学系11には透過照明用光源13が備えられ、この透過照明用光源13から照射される透過照明光の光路上に、この透過照明光を集光するレクタレンズ14、透過用フィルタユニット15、透過視野絞り16、透過シャッタ161、折曲げミラー17、透過開口絞り18、コンデンサ光学素子ユニット19、及びトップレンズユニット20が配置されている。
また、落射照明光学系12には、落射照明用光源21が備えられ、この落射照明用光源21から照射される落射照明光の光路上に、落射用フィルタユニット22、落射シャッタ23、落射視野絞り24、及び落射開口絞り25が配置されている。
透過照明光学系11と落射照明光学系12との各光軸が重なる観察光路S上には、観察の対象となる標本を載せる試料ステージ26、対物レンズ27が複数装着され、一つの対物レンズ27を回転動作で選択し観察光路S上に位置させるためのレボルバ28、対物レンズ側光学素子ユニット29、例えば透過明視野観察または蛍光観察などの各種検鏡法に応じて観察光路S上のダイクロイックミラーを切り換えるためのキューブユニット30、観察光路Sを観察光路Saと観察光路Sbとに分岐するビームスブリッタ31が配置されている。
このビームスプリッタ31は、三眼鏡筒ユニット5内に配置されている。ビームスプリッタ31で手前に折り曲げられた観察光路Sa上には、接眼レンズ6aが配置されている。また、ビームスブリッタ31を透過した観察光路Sb上には、中間変倍光学系(ズーム鏡筒)33、オートフォーカス(AF)ユニット371と写真接眼レンズユニット35からなる結像レンズユニット100、及び電子カメラ36が配置されている。
中間変倍光学系(ズーム鏡筒)33は、電子カメラ36で撮像される像を変倍するための変倍ズームレンズ33aを内蔵している。なお、中間変倍が不要な場合は、この中間変倍光学系(ズーム鏡筒)33を取り外すことができる。電子カメラ36内には撮像素子42が配置されている。対物レンズ27からの光像は、写真接眼レンズユニット35内の写真接眼レンズ35aによって撮像素子42の撮像面に結像する。
オートフォーカス(AF)ユニット371内には、ビームスプリッタ34が配置され、ここで観察光路Sbから分岐された光路上には、AF用受光素子34aが配置されている。オートフォーカスユニット371は、この受光素子34aからの出力信号をもとに合焦検出を行なうもので、AF機能が不要な場合にはユニットごと取り外すことができる。
透過照明光学系11における透過用フィルタユニット15、透過視野絞り16、透過シャッタ161、透過開口絞り18、コンデンサ光学素子ユニット19、及びトップレンズユニット20、落射照明光学系12における落射用フィルタユニット22、落射シャッタ23、落射視野絞り24、及び落射開口絞り25、レボルバ28、対物レンズ側光学素子ユニット29、キューブユニット30、ビームスプリッタ31、中間変倍光学系(ズーム鏡筒)33は、それぞれモータライズされており、駆動回路部37からの各駆動信号によって図示しない各モータにより駆動される。
一方、レボルバ28には、観察光路S上に位置される対物レンズ27の種類を検出する対物レンズ検出部38が配置され、対物レンズ側光学素子ユニット29には、リタデーション調整動作を検出するリタデーション調整動作検出部39が配置され、写真接眼レンズユニット35には、写真接眼レンズの種類を検出する写真接眼レンズ検出部40が配置されている。
顕微鏡コントロール部41は、顕微鏡全体の動作を制御するもので、透過照明用光源13、落射照明用光源21、駆動回路部37、対物レンズ検出部38、リタデーション調整動作検出部39、写真接眼レンズ検出部40、及び電子カメラ36が接続されている。顕微鏡コントロール部41は、電子カメラ36での撮像条件等を決めるCPU60(図3参照)に従って、透過照明用光源13及び落射照明用光源21の調光を行なうとともに、駆動回路部37に対して制御指示を行なう。
さらに顕微鏡コントロール部41は、透過照明用光源13及び落射照明用光源21に対する制御状態、駆動回路部37に対する制御状態を始め、対物レンズ検出部38、リタデーション調整動作検出部39、写真接眼レンズ検出部40からの検出情報を電子カメラ36ヘフィードバックする。
図3は、上記顕微鏡システムに用いられる電子カメラの構成を示すブロック図である。同図において、電子カメラ36は、顕微鏡コントロール部41を制御するCPU60が含まれる電子カメラ36の構成を示している。同図において、撮像素子42はカラーあるいは白黒画像を撮像するものであり、上述した顕微鏡の写真接眼レンズユニット35とともに観察光路Sb上に配置されている。
CCD等の固体撮像素子(以下、単にCCDという)42は、顕微鏡により拡大される標本の観察像を撮像し光電変換する。このCCD42の出力信号から画像信号成分を抽出するCDS回路(相関二重サンプリング回路:Correlated Double Sampling)43と、このCDS回路3の出力信号レベルを所定のゲイン値に調整するためのAGC回路等を含むゲイン制御手段である増幅器(AMP)44と、このAMP44からの出力信号の黒レベルを決めるOBクランプ回路52と、このOBクランプ回路52から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器45と、A/D変換器45から出力されるデジタル信号を記憶する画像メモリ46と、画像メモリ46を制御するメモリコントローラ55と、この画像メモリ46から読み出された画像信号をγ補正、エッジ強調等の画像処理をする画像信号処理回路51と、画像信号を表示可能な形態に処理する信号処理回路を含む表示手段である液晶ディスプレイ(LCD)59と、画像信号を一時的に記憶するメモリ等からなるカメラ内蔵記憶手段であるDRAM56と、画像信号に圧縮処理及び伸長処理を施す圧縮伸長回路57と、画像信号を保存するメモリカード等の記録媒体58と、撮影時にAF動作を開始させると共に、露光動作を開始させるトリガー信号を発生させ得るトリガースイッチ、キューブユニット回転動作スイッチ等の複数のスイッチからなる操作部61と、上記CCD42の駆動パルス等の同期信号を発生させるタイミングジェネレータ(TG)53及びTG53に同期信号を供給するシグナルジェネレータ(SG)54等によって構成されている。
また、CCD42内部電圧にクランプされたSUBパルスを入力させるSUB電圧変換回路49とCCD電源電圧切り換えSW47と、CCDSUB電圧切り換えSW48で構成されている。
そして、上記各構成部材は、制御手段であるCPU60に電気的に接続されており、本実施形態の電子的撮像装置全体は、このCPU60によって統括的に制御されている。なお、上記CCD42は、SUB電圧変換回路49等により電子シャッタ機能(手段)を有しており、これにより露光時間の制御を行なうことができるようになっている。
次に、以上のように構成された上記顕微鏡システムの作用を説明する。なお、ここでは撮影時に行われる作用のうち、本発明にかかわる部分のみを説明している。
<第1の実施形態>
蛍光観察検鏡法では、落射照明光学系12より出た光がキューブユニット30内の蛍光キューブにより分光され、対物レンズ27を通って縮小されて標本3に照射する。標本3は前記照射された光より微弱な励起光が発光され、発光された光が対物レンズ27を通って拡大されキューブユニット30内の蛍光キューブによって前記分光とは異なる波長で分光されてCCD42に照射する。
上記CCD42によって得られた画像信号は、CDS回路43において画像信号成分が抽出され、AMP44において出力信号レベルが所定のゲイン値に調整され、OBクランプ52で黒レベルを決めた後、A/D変換器5においてデジタル信号に変換される。このデジタル信号に変換された画像信号は、画像メモリ46に一時的に記憶される。
画像メモリ46に記憶された画像信号をγ補正、エッジ強調等の画像処理をする画像信号処理回路51を介して、上記LCD59に出力されて、画像の再生表示処理がなされる。
以上が撮影および画像記録表示までの動作である。
上記蛍光観察検鏡法では、微弱な励起光である蛍光物体を撮影するため、高感度なカメラが必要となる。よって、CCD42をより高感度で撮影できる方式が必要となる。次にこのCCD42の構造について説明する。なお、CCD撮像素子42は、例えば縦型オーバーフロードレイン構造のインターライン型(プログレッシブ(順次)走査型のもの)である。
図4は、CCD撮像素子42の素子構造を示す平面図である。受光素子としてフォトダイオード201がマトリクス配置され、フォトダイオード201間に縦列方向に複数本の垂直転送路202が配置され、垂直転送路202の端部に横列方向に1本の水平転送路203が配置されている。
そして、フォトダイオード201に蓄積された信号電荷は、電荷移送パルスTG(トランスファーゲート)308(図5参照)により垂直転送路202に読み出され、垂直転送路202内を図4の下方向に転送される。垂直転送路202を転送した信号電荷は水平転送路203に転送され、この水平転送路203を図4の左方向に転送され、電荷検出器204を介して、最終的に読み出しアンプ205により出力されるようになっている。
垂直転送路202は、通常に水平転送路203により読み出される1水平期間に1回電荷を転送するが、高速排出時には連続的に動作させることにより、垂直転送路中の電荷を排出させている。
図5には、CCD撮像素子42として利用される、縦型オーバーフロードレイン構造のインターライン型CCDの断面構造が示されている。n型半導体基板300は接合の浅いPウェルの第1領域301と接合の深いPウェルの第2領域302で形成されている。第1領域301の接合n型領域が形成された領域部分はフォトダイオード、いわゆる光電変換領域(電荷蓄積部)303として作用する。
第2領域302は埋込みチャネル304からなる垂直シフトレジスタ、すなわち転送電極(転送ゲート電極)305が形成される。その主面は絶縁層306を介して転送電極305が配置されている。光電変換領域303と埋込みチャネル304は高いp型不純物層からなるチャネルストップ領域307によって分離されている。
また、光電変換領域303と対応する埋込みチャネル304との間には、トランスファーゲート(TG)領域308が配置されている。さらに、光電変換領域303以外は金属層309で遮光されている。ブルーミング抑制はN型半導体基板300と、Pウェルの第1領域301及び第2領域302との接合に逆バイアス電圧である基板バイアス電圧VSUB311を印加し、光電変換領域303直下のPウェルの第1領域301を完全に空乏化(空乏層化)することにより実現される。
従来例(図19(b)参照)で説明したように、基板バイアス電圧VSUB値を小さくすることにより、通常のオーバーフローバリアより深い箇所にオーバオーバーフローバリアOFBが形成され、CCD撮像素子の感度が向上される。
図6は、本実施形態の固体撮像装置および基板バイアス発生回路の構成例を示す図である。従来例(図20参照)と異なるのは、電源電圧切り換え回路47を追加し、SUB電圧切り換え回路48を削除したところである。この電源電圧切り換え回路47は、VSUBCont2パルスを用いることにより、2種類のVCC電圧を切り換えることができる。本実施形態では、VCCを15Vから7Vへ、または7Vから15への切り換えを行っている。VSUBCont2パルスの発生(High又はLow)は、CPUにより制御されている。
例えば、VCC電圧を15Vから7Vに下げると、VSUBCont2がOFFのときのCSUB電圧が下がる。R1:R2=1:4の場合、CSUB電圧は12V→5.6Vに下がる。これより、VSUB電圧は11.4V→5Vとなり、CCDの高感度化を実現することができる。
図7は、本実施形態における撮像素子の駆動方法を説明するためのタイミングチャートである。上段から順に1フレーム単位の同期信号VD、各モード状態、垂直転送路VCCDの駆動の様子を表すVCCD、電荷蓄積領域から垂直転送路への移送パルスTG、電荷蓄積領域の電荷を半導体基板(サブストレート=縦形オーバーフロードレインVOFD)に強制排出するための基板印加高電圧パルスVSUB、電源電圧を選択するVSUBCont2、VCC(電源電圧)、CCDに供給するクロック系の原振クロックMCK、画像信号出力SIGの各信号と、メモリ記録動作とが示されている。
静止画を取り込む前は、例えば、電子カメラの表示部に動画(ライブ画)表示をしている。まず、VCC(電源電圧)を7Vにすると、VSUB電圧が除々に下がっていく。この期間は切り換え期間として露光も読み出しもしない期間である(タイミングtm1)。VSUB電圧が下がると、次に電荷移送パルスTGを立ててフォトダイオード(以下、PDと略する)の電荷をV転送路に移送させ、PDの電荷を空にした後に露光が始まる。
ここで、VCCの電圧を下げると、図6に示すように電荷検出回路204のVCCも下げてしまうため、信号を出力することができない。また、従来例で説明したように、VSUBを下げるとスミアが発生しやすくなる。そこで、露光中にV転送パルスVCCDを高速に動作することにより、スミアを除去している。
スミア除去については静止画取り込み時に詳しく説明をする。なお、V転送パルスは、図3で言えば、タイミングジェネレータ53からCCD42に入力されるパルスに相当し、このV転送パルスに電荷移送パルスは重畳されている。
次に、静止画取り込み時のシーケンスについて説明をする。本シーケンスは、例えば、電子カメラの所定のスイッチを押下したときに、撮影した画像を静止画として記録する場合を想定しているものとする。静止画トリガ撮り込み指令(タイミングt0)を受けて、静止画の画像を取り込むようにしている。そうすると、静止画トリガ撮り込み指令(タイミングt0)を受けて、VCCを7Vに変化させ、VSUB電圧を下げている。
次に、電荷移送パルスTGが立ちあがってPD内に電荷がなくなった時点t1が露光開始時点となる。その時点と同時に垂直転送路(VCCD)の高速駆動が始まる。図7では太線で示したTGパルスが出力された時点t1が露光開始時点となる。
露光開始時点から、VCCDは転送路内の不要電荷排出のための高速駆動を連続的に行っている。これは、各画素信号を個別に読み出す通常駆動(毎回の水平ブランキング期間に1単位=1水平画素相当の垂直駆動パルスを出力するもの)とは異なり、通常駆動の数倍〜数十倍の転送速度でVCCDを連続的に駆動することで、撮像面に光が当たり続けていることによって生じているスミアなどの不要電荷を高速に排出するものである。これは、後に引き続く露光終了のタイミングであるt2の直前まで続けられる。
なお、通常駆動に対する高速駆動時の駆動倍数(1画面の転送に要する時間の逆比として定義される)がXであるときに、この高速駆動期間は最低1フレーム期間の1/Xは必要である。時刻t2においてTGパルスが出力されると、蓄積された光電荷が遮光された垂直転送路に移送されるので、この時点で露光が終了する。
露光が終了すると同時あるいは直後に電源電圧を15Vに戻し、前記露光された信号を動画記録としてメモリに書き込む。電源電圧を15Vに戻してもVSUB電圧はすぐに上がらないため、読み出し中にVSUB電圧低下によるスミアが発生するおそれがあるため、 VSUBパルスを発生しておき、スミアを防止している。
静止画記録トリガ撮り込み指令後も同様なシーケンスで画像を記録する。ここで、読み出し期間にクロックスピードを28MHzから14MHzとしているが、これはクロックスピードが遅くなるとS/Nがよくなるためである。また、VSUB電圧を下げて飽和容量が増加した分、電荷移送や転送不良の恐れがあるため、電荷移送およびV転送およびH転送の時間を長くする必要がある。
このため原振クロックを下げることで、効果的に転送時間を長くすることができる。以上より、VSUBコントロール回路206以外でVSUBをコントロールできるので、図21(a)に示すような右上に白いノイズが出ないでVSUB電圧を下げることができ、またスミアが出ず、静止画においては転送不良が起こることなく、S/Nがよく高感度な画像を取得することができる。
<第2の実施形態>
図8は、本実施形態における固体撮像装置および基板バイアス発生回路の構成例を示す図である。第1の実施形態(図6参照)と異なるのは、SUB電圧切り換え回路48を追加し、電源電圧切り換え回路47と併用できるようにしたところである。SUB電圧切り換え回路48は、VSUBCont1パルスにより、2種類のVSUB電圧へ切り換えることができる。
VSUBCont1パルスが入力されると、CSUB電圧が下がる。例えば第1の実施形態と同様にR1:R2=1:4の場合、抵抗R3によってCSUB電圧は12V→5.6Vに下がることができる。これより、VSUB電圧は約11.4V→5Vとなり、CCDの高感度化を実現することができる。
図9は、本実施形態における撮像素子の駆動方法を説明するためのタイミングチャートである。第1の実施形態と異なるのは、VSUBCont1が追加されているところである。上段から順に1フレーム単位の同期信号VD、各モード状態、垂直転送路VCCDの駆動の様子を表わすVCCD、電荷蓄積領域から垂直転送路への移送パルスTG、電荷蓄積領域の電荷を半導体基板(サブストレート=縦形オーバーフロードレインVOFD)に強制排出するための基板印加高電圧パルスVSUB、VSUBコントロール回路206をコントロールするVSUBCont1、電源電圧を選択するVSUBCont2、VCC(電源電圧)、CCDに供給するクロック系の原振クロックMCK、画像信号出力SIGの各信号(信号出力)と、メモリ記録動作を示されている。
この方式では、図上の静止画トリガ撮り込み指令(タイミングt0)を受けて、静止画の画像を取り込むようにしている。静止画を取り込む前は、動画(ライブ画)の表示をしている。VCC(電源電圧)は15Vのまま、VSUBCont1がONになっている。第1の実施形態と違い、動画時はVCCが15Vのため、露光中も信号を読み出しすることが可能である(タイミングtm1)。
この場合、従来例に示したように、右上にノイズが出る可能性はあるが(図21参照)、動画(ライブ画)時はノイズよりもフォーカスやフレーミングのため動画時はよりフレームレートを早くする方が優先順位は高い。また、右上のノイズは露光時間により比例して大きくなるため、露光時間が短い場合は右上のノイズは目立たない。
静止画トリガ撮り込み指令(タイミングt0)を受けてからは、VSUBCont1をONからOFFにし、VSUBCont2をOFFからONにすることで、VCC電圧を15Vから7Vに下げ、第1の実施形態と同様なタイミングとしている。これは、静止画の場合はフレームレートのスピードよりも画質を優先させ、右上のノイズやスミアの除去や転送不良の解除をしているためである。
以上より、動画モード時においてもフレームレートを下げることなく高感度な画像を得ることができ、また静止画撮りこみ時においては、右上の白いノイズやスミアや転送不良が起きることがなく、S/Nがよく高感度な画像を得ることが可能となる。
なお、静止画の読み出し期間中は、クロックスピードを遅くしてもよい。つまり、S/Nの向上と飽和向上による読み出しパルス幅の拡大のためである。このことを、図10で説明する。
図10は、本実施形態における4相駆動のVCCDのポテンシャルのタイミングチャートを示す。縦方向は、時間の経過を表し、横方向は垂直転送方向を表す。そして、各時間におけるポテンシャルの状態、そのときの電荷の転送状態を示している。時間t1において、電荷はポテンシャルの低いV2、V3の部分にある(図9中の網掛けの部分)。
このとき、V4を下げると、時間t2では、V4が下がった状態になる。すると、V2,V3,V4のポテンシャルの低い部分ができ、そこに電荷がある。この状態からV2を上げると、時間t3の状態になり、t1の状態と比べると電荷が右に移動していることが分かる。このようにして、ポテンシャルの上げ下げで電荷を移動させている。
一方、VSUB値を下げるとPDの飽和容量が増えるため、その分、VCCDが転送する電荷も増加する。しかし、電荷量が多い場合は、転送スピードに対して電荷転送がついていけずに、上下混じってしまう場合が生じた。特に、RGBなど1画素置きにモザイク色フィルタが貼ってある場合は混色となってしまい、ハイライト時に色むらがおきる欠点が生じた。
そこで、VSUB値を下げた場合にV転送スピードを遅くすれば、電荷量が増えても電荷転送できる。
<第3の実施形態>
図11は、本実施形態におけるタイミングチャートである。同図において、第1の実施形態と異なっているのは、動画モード時に長時間露光をしていることである。当初第2の実施形態で動作していた電子カメラを切り換えボタン(操作部61に備わる1つの機能)に切り換えることで、本実施形態のシーケンスに切り替わる。
第2の実施形態において、図9のシーケンスのまま長時間露光を行うと、動画モードの長時間露光時においては右上部ノイズ(図21参照)が目立ってしまう。そこで、本実施形態のように、動画モード時に長時間露光を行うことにより、ノイズの発生を防ぐ。
図11に示すように、長時間露光時には、VSUBCont2=ONのため、VCCは7Vとなる。すると、VSUB電圧が下がるので、ノイズの発生が抑えられ、CCDの高感度化を実現することができる。
すなわち、読み出し期間や切り換え期間に比べて、露光期間が長いのでVCCを下げてもフレームレートには影響しない。よって、図11では、動画モード時においてもVCCを7Vに下げて動作させている。もちろん、露光時間が短い時は、切り換えボタンで、図9のようなシーケンスに切り換えたほうがよい。
なお、図3のSG54からTG53へ入力されるVDパルスのパルス幅を変更することにより、露光時間を変更している。
以上より、動画モード時において、長時間露光時においては電源電圧切り換え回路47でVSUBを下げ、通常露光時はSUB電圧切り換え回路48でVSUBを下げることにより、S/Nがよく高フレームレートで画像を出力することが可能となる。
<第4の実施形態>
第1の実施形態において、図12に示すように黒レベルを所定の数値に設定するOBクランプ回路52に映像期間のOBまたはHのブランキング期間にクランプパルス(CPパルス、図3ではTG53からOBクランプ回路52に入力されるパルス)を発生させておくと、OBクランプ52から出力され、A/D45に入力される信号(信号出力(A/D前))にVサグが発生してしまう。Vサグとは画面の上部が白く持ち上がってしまう現象である。
これはVCCを7Vにした場合、図6に示す電荷検出器204のリセットされる電圧が7V付近となってしまうため、CCD42から出力される信号レベルが15V付近よりかなり下がってしまうためである(図12の信号出力(SIGOUT)参照)。電源電圧VCCが7Vになる場合は、クランプ電位が大きく下がってしまうため、電源電圧VCCが切り替わってもクランプ電位がすぐに立ち上がって収束しない。また、クランプ電位が収束できずに下がっていると、黒レベルが下がり、その分信号レベルが上がってVサグとなってしまう。
図13は、これを対策したものである。露光期間中はすべてクランプパルス(CPパルス)を抜いている。これにより、7V時の出力レベルはクランプされないので、クランプ電位は収束しやすくなりVサグは出ない。
また、上記対策ではクランプパルスを抜いてしまうため、露光時間によってはクランプ電位を保持できない場合もある。そこで、図14に示すようにクランプパルスを読み出しの始めに増やすことが有効的である。同図において、動画又は静止画を読み出す場合、クランプパルスを一時的に多数発生させる。読み出しの始めはすぐに信号出力(信号出力(A/D前))が出ないため、クランプパルスを増やすことが可能となり、これによりクランプ電位の立ち上がりの収束が早くなる。
それでも収束しない場合は、電荷を読み出した後に所定時間Vの転送を止めておけばクランプ時間は確保できる。
図15は、Vサグが出ないように読み出し前にV転送を所定時間停止させたタイミングチャートを示す。同図に示すように、クランプ電位が立ち上がって収束するまで、V転送を止める。なお、V転送停止中はV転送を低速にしてもよい。なぜなら、画像には上下数画素ののりしろがあるため、その分は転送しても良いからであり、また、V転送停止による暗電流増加を回避するためである。
なお、図15において、図13と同様にVCC電圧が7Vのときには、CPパルスを抜いても良い。
また、クランプパルスの数を増やすというよりはパルスを反転させたり出しっぱなしにさせることも効果的である。また、露光期間にクランプパルスを止めるのと合わせると効果的である。
以上より、Vサグなく高感度な画像を取得できることが可能となる(クランプ回路の切替えについては、特許文献2参照)。
<第5の実施形態>
本実施形態では、図6において、TG53の電源15VとSUBパルス重畳回路49の電源15VとVCCは独立させている。これより、VCCが7VになってもSUBパルスは出力できるため電子シャッタが使用できる。つまり、SUBパルス(TG53からSUBパルス重畳回路49へ入力されるパルス)がSUBパルス重畳回路49を通過するとDCが変動し、VSUB値が変動する。電子シャッタを使用するだけのVSUB値を確保することができる。
図6において、例えばTG53の電源15VとVCCが独立していない場合、VCCが15VのときSUBパルス重畳回路49に入力されるパルス幅は22V(15V〜―7V)である。このとき、VCCが7Vになれば、このパルス幅は14V(7V〜―7V)になり、8Vも下がってしまう。これにより、電子シャッタを機能させることができなくなる可能性がある。
図16は、本実施形態における電子シャッタを使用した場合のタイミングチャートである。同図に示すように、早めに5Vになる。このとき、電子シャッタを使用することができる。
これよりVパルスの同期信号を一定にすることが可能となるため回路の簡略化となる。また、切り換え期間にSUBパルスを立てると早くVSUB値が下がるメリットもある。最終VSUBパルスが出力された時点t1が露光開始時点となる。
<第6の実施形態>
図17は、本実施形態におけるタイミングチャートである。本実施形態では、第1の実施形態または第2の実施形態と異なり、動画時にVSUB値を変化させないことを特徴としている。VSUB値を変化させないので、分光感度がその分悪くなるが、その悪くなった分ゲインを上げて補っている。
ゲインの調整は、AMP44で行っている。同図では、AMP44のゲインを静止画時に比べて動画時には1.4倍にしている。これにより、動画モード時におけるノイズやスミアを低減しながら高フレームレートで画像を出力することが可能となる。また、露光時間をかえてもよい。
図18は、本実施形態におけるVSUB値を一定にした場合の光電変換される波長(nm)と光電変換された電荷の出力レベルとの関係を示す。図中のB付近は青色領域、G付近は緑色領域、R付近は赤色領域を示している。同図では、VSUBを5V、6.5V、8V、11.4Vにした場合の分光感度を示している。これより、VSUBのゲインを上げることにより、動画時にVSUB値を変化させないで、分光感度の低下を防ぐことができる。
<第7の実施形態>
第6の実施形態ではゲインまたは露光時間を変えたが、VSUB値を変えると分光感度がかわってしまうため、被写体によっては同じゲインや露光時間の比率が変わってしまう。よって、被写体の分光感度がある程度分かっていれば、ゲインや露光時間の比率を変化させることができる。
顕微鏡システムにおいて、このような高感度撮影が必要となる場合は、ほとんど蛍光撮影の場合である。蛍光撮影の場合は図3に示すようにキューブユニット30を通してから撮影をする。このキューブユニット30には、蛍光キューブが数種類入っており、顕微鏡コントロール41により数種類の蛍光キューブを選択することができる。
前記蛍光キューブによって、被写体に当てる光源およびCCDに当たる励起光の分光感度が限定されるため、蛍光キューブの種類が分かれば、分光感度がほば予測できる。
よって、キューブユニット30によってゲインや露光時間を変えれば、静止画撮影時と動画モード時の出力レベルを合わせることが可能となる。具体的には、CPU60から顕微鏡コントロールにキューブの種類を命令し、キューブを指定する。同時にゲインを変動させてり、TG53に露光時間の変動をさせればよい。
以上より、動画と静止画の出力レベルを合わせて、ノイズやスミアを低減して高感度な画像を取得することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る顕微鏡システムの構成を示す図である。 顕微鏡システムの詳細な構成を示す図である。 顕微鏡システムに用いられる電子カメラの構成を示すブロック図である。 CCD撮像素子42の素子構造を示す図である。 CCD撮像素子42の断面を示す図である。 第1の実施形態における固体撮像装置および基板バイアス発生回路の構成例を示す図である。 第1の実施形態におけるタイミングチャートである。 第2の実施形態における固体撮像装置および基板バイアス発生回路の構成例を示す図である。 第2の実施形態におけるタイミングチャートである。 第2の実施形態における4相駆動のVCCDのポテンシャルのタイミングチャートである。 第3の実施形態におけるタイミングチャートである。 第4の実施形態におけるVサグの発生を示すタイミングチャートである。 第4の実施形態における図12の弊害を抑制したタイミングチャートである(その1)。 第4の実施形態における図12の弊害を抑制したタイミングチャートである(その2)。 第4の実施形態における図12の弊害を抑制したタイミングチャートである(その3)。 第5の実施形態におけるタイミングチャートである。 第6の実施形態におけるタイミングチャートである。 第6の実施形態におけるVSUB値と波長との関係を示す図である。 従来におけるフォトダイオードの深さVSポテンシャル分布図である。 従来の固体撮像装置および基板バイアス発生回路の構成例を示す図である。 画像上のノイズの出方を示す図である。
符号の説明
1 顕微鏡本体
3 試料
5 三眼鏡筒ユニット
6 接眼レンズユニット
11 透過照明光学系
12 落射照明光学系
13 透過照明用光源
14 コレクタレンズ
15 透過用フィルタユニット
16 透過視野絞り
17 折曲げミラー
18 透過開口絞り
19 コンデンサ光学素子ユニット
20 トップレンズユニット
21 落射照明用光源
22 落射用フィルタユニット
23 落射シャッタ
24 落射視野絞り
25 落射開口絞り
26 資料ステージ
27 対物レンズ
29 対物レンズ側光学素子ユニット
30 キューブユニット
31 ビームスプリッタ
33 中間変倍光学系(ズーム鏡筒)
34 ビームスプリッタ
35 写真接眼レンズユニット
36 電子カメラ
37 駆動回路部
38 対物レンズ検出部
39 リタデーション調整動作検出部
40 写真接眼レンズ検出部
41 顕微鏡コントロール部
42 固体撮像素子(CCD)
43 CDS回路
44 増幅器(AMP)
45 A/D変換器
46 画像メモリ
47 CCD電源電圧切り換えSW
48 CCDSUB電圧切り換えSW
49 SUB電圧変換回路
51 画像信号処理回路
52 OBクランプ回路
53 タイミングジェネレータ(TG)
54 シグナルジェネレータ(SG)
55 メモリコントローラ
56 DRAM
57 圧縮伸長回路
58 記録媒体
59 液晶ディスプレイ(LCD)
60 CPU
61 操作部
100 結像レンズユニット
161 透過シャッタ



Claims (20)

  1. 固体撮像素子を有する撮像装置において、
    前記固体撮像素子に印加する電圧である素子印加電圧を分圧して前記固体撮像素子内の半導体基板に印加する基板バイアス電圧を供給する電圧供給手段と、
    前記素子印加電圧を変化させる素子印加電圧変化手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記撮像装置は、前記分圧するときの分圧比を変化させる分圧変化手段を、さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮像装置は、静止画像を得るのか動画像を得るのかに応じて、前記素子印加電圧変化手段による前記素子印加電圧の変化タイミング及び前記分圧変化手段による前記分圧比の変化タイミングを切り換える
    ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記撮像装置は、前記固体撮像素子の露光時間に応じて、前記素子印加電圧変化手段による前記素子印加電圧の変化タイミング及び前記分圧変化手段による前記分圧比の変化タイミングを切り換える
    ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  5. 前記撮像装置は、前記撮像した静止画像を読み出す場合には、前記固体撮像素子内での電荷の転送タイミングを規定するクロックの速度を遅くする
    ことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  6. 前記撮像装置は、さらに、撮像した画像の黒レベルを所定の値に設定するクランプ回路を備え、
    前記固体撮像素子により画像を取得する前又は該画像を取得した後に前記クランプ回路を動作させるための信号を複数発生させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  7. 前記撮像装置は、さらに撮像した黒ラベルを所定の値に設定するクランプ回路を備え、
    前記素子印加電圧変化手段により印加電圧を所定の値より低くしている間は、少なくとも前記クランプ回路を動作させる信号を停止させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  8. 前記撮像装置は、さらに、
    前記固体撮像素子を駆動させる駆動手段を備え、
    前記固体撮像素子を駆動させる電圧は、前記素子印加電圧を得るためのものとは異なる電源から得る
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  9. 前記撮像装置は、前記固体撮像素子の露光時に、前記固体撮像素子内の電荷の転送速度を速くする
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  10. 前記素子印加電圧変化手段は、
    静止画像を得る場合には、前記固体撮像素子の露光時に、前記素子印加電圧を下げることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  11. 請求項10に記載の撮像装置と、数種類の蛍光部材と、該複数の蛍光部材とを切り換える切り換えユニットを構成に含む顕微鏡システムにおいて、
    前記撮像装置により動画像を取得する場合、前記切り換えユニットにより切り換えられた前記蛍光部材の種類に応じて、前記固体撮像素子のゲイン値または露光時間を変化させる
    ことを特徴とする顕微鏡システム。
  12. 固体撮像素子の動作時に、該固体撮像素子に印加する素子印加電圧を分圧することで該固体撮像素子内の半導体基板に印加する基板バイアス電圧を得ると共に、前記素子印加電圧を変化させることを特徴とする、固体撮像素子の電圧印加方法。
  13. さらに、前記分圧するときの分圧比を変化させることを特徴とする請求項12に記載の、固体撮像素子の電圧印加方法。
  14. 前記固体撮像素子が静止画像を撮像するのか動画像を撮像するのかに応じて、前記素子印加電圧の変化タイミング及び前記分圧比の変化タイミングを切り換えることを特徴とする請求項13に記載の、固体撮像素子の電圧印加方法。
  15. 前記固体撮像素子の露光時間に応じて、前記素子印加電圧の変化タイミング及び前記分圧比の変化タイミングを切り換えることを特徴とする請求項13に記載の、固体撮像素子の電圧印加方法。
  16. 前記撮像した静止画像を読み出す場合には、前記固体撮像素子内での電荷の転送タイミングを規定するクロックの速度を遅くすることを特徴とする請求項13に記載の、固体撮像素子の電圧印加方法。
  17. 前記固体撮像素子により画像を取得する前又は該画像を取得した後に、撮像した該画像の黒レベルを所定の値に設定するクランプ回路を動作させるための信号を複数発生させることを特徴とする請求項12に記載の、固体撮像素子の電圧印加方法。
  18. 前記固体撮像素子を駆動させる電圧は、前記素子印加電圧を得るためのものとは異なる電源から得ることを特徴とする請求項12に記載の、固体撮像素子の電圧印加方法。
  19. 前記固体撮像素子の露光時に、前記固体撮像素子内の電荷の転送速度を速くすることを特徴とする請求項12に記載の、固体撮像素子の電圧印加方法。
  20. 静止画像を取得する場合には、前記固体撮像素子の露光時に、前記素子印加電圧を下げることを特徴とする請求項12に記載の、固体撮像素子の電圧印加方法。
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