JP2005182880A - テープカートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】 RFIDタグ検出のための検索時間の短縮に資することができ、かつ、RFIDタグの品質状態を検出する手段を提供する。
【解決手段】 本発明に係るテープカートリッジは、テープ状記録媒体である磁気テープMTと、前記磁気テープMTの管理情報を記憶するRFIDタグ9と、前記磁気テープMT及びRFIDタグ9を収容するカートリッジケース2とを備える磁気テープカートリッジ1であって、前記カートリッジケース2に前記RFIDタグ9の有無を検出するためのRFIDタグ被検出手段10を有している。また、このRFIDタグ被検出手段10として、当該RFIDタグ9が備えられる位置に合わせて、磁気テープカートリッジ1を構成する上ハーフ2A及び下ハーフ2Bに光を透過させるための光透過部10aを設けている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、テープカートリッジ、特に、テープ状記録媒体を有する磁気テープカートリッジに関する。より詳しくは、磁気テープカートリッジに備えられるRFIDタグの有無を検出可能な磁気テープカートリッジに関する。
磁気テープカートリッジは、大容量の記録媒体として広く使用されているが、構造上、一本の磁気テープにデータを記録するため、保存されているデータへのアクセス時間が長くなってしまう。かかる問題点を鑑みて、無線を用いた自動認識手段である非接触式のICタグ(Radio Frequency Identification;以下、本願明細書において「RFIDタグ」という。)を利用して、記録しているデータに関する磁気テープ上の位置情報や、その他、磁気テープカートリッジの生産管理情報などを書き込み・読み出し可能とすることで、データへのアクセス時間の短縮を図った製品が主流となりつつある。
ここで、RFIDタグは、保存されているデータに関する管理情報を記憶しておくための集積回路(IC)チップと、電波の送受信を行うアンテナとを内蔵することでRFIDリーダライタと直接接触することなしに、電波で交信して情報をやりとりすることができる(図1の符号9参照)。このように、RFIDタグから必要なデータに関する管理情報を読み出すことによって、磁気テープカートリッジのどの位置にデータが保存されているのかを瞬時に確認することができるので、必要なデータへのアクセスを容易にしている。
通常、RFIDタグを備える磁気テープカートリッジにおいては、まず、RFIDリーダライタを活性化し、これに記録されている管理情報を参照した上で磁気テープに保存されているデータの読み出しを行っている。また、新規なデータを磁気テープに書き込んだ場合は、RFIDリーダライタによってその旨の管理情報の書き込みを行っている。このようにして管理情報の書き込まれたRFIDタグ自体の有無の確認は、RFIDリーダライタを活性化させてRFIDタグとの交信を行い、RFIDタグからの応答が有るか否かを判断することによって確認している。
なお、従来このRFIDタグは、予めカートリッジ内に内蔵した状態で使用されていたが、最近、RFIDタグをカートリッジ本体とは別のブロック体に取り付け、そのブロック体をカートリッジに設けられた開孔に挿脱することでこのRFIDタグを着脱可能とした磁気テープカートリッジが開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、カートリッジに貼付する背ラベルにRFIDタグを備え、必要に応じてこれを後から磁気テープカートリッジに貼付・剥離できるものも提案されている。
特開2003−297040号公報(段落0020〜0028、図1、図3及び図4)
しかし、RFIDタグをカートリッジ本体に内蔵せず、別体として取り付け可能に構成したものは、RFIDタグとRFIDリーダライタとの位置関係が悪い場合や性能差が有る場合が想定される。このように、位置関係が悪い場合や性能差が有る場合、RFIDリーダライタはRFIDタグを認識することができず、RFIDタグを認識しようとコマンド送受信による長時間の検索を試みるという虞があった。また、このような現象はRFIDタグを認識するための規格が異なる場合などにおいても同様に起こり得る問題である。
また、前記した特許文献2のように、RFIDタグが内蔵型ではない磁気テープカートリッジにおいては、当該RFIDタグを後から着脱することが可能であることから、着脱作業の際にこれを破損してしまう虞がある。このような場合にも前記と同様、長時間の検索を試みる虞があった。
本発明は前記課題に鑑みてなされたものであり、第一の目的は、RFIDリーダライタとは別に、RFIDタグの有無を検出するための構成を設けることにより、RFIDタグ認識のための検索時間の短縮に資するテープカートリッジを提供することにある。
さらに、第二の目的として、RFIDタグの有無を検出するための構成と、RFIDリーダライタとを協働させることによって、RFIDタグの有無やRFIDタグの破損の有無を検出し、RFIDタグの品質状態や異なる規格のRFIDタグの挿入を検出する手段を提供することにある。
前記第一と第二の目的を同時に達成するために、本発明に係るテープカートリッジは、テープ状記録媒体と、前記テープ状記録媒体の管理情報を記憶するRFIDタグと、前記テープ状記録媒体及びRFIDタグを収容するカートリッジケースとを備えるテープカートリッジであって、前記カートリッジケースに前記RFIDタグの有無を検出するためのRFIDタグ被検出手段を有していることを特徴とする。
このように、本発明に係るテープカートリッジによれば、そのカートリッジケースにRFIDタグの有無を検出するための被検出手段を有しているので、この被検出手段を検出することによって、RFIDタグの有無の検出を容易に行うことができる。
ここで、前記「管理情報」とは、例えば、テープカートリッジの製造情報、使用履歴情報、磁気テープ上の位置情報などをいう。このように、RFIDタグに管理情報を記憶させておくことで、磁気テープ上の特定の領域に管理情報を記録する場合に比べて、各種動作が非常に効率化される。すなわち、RFIDタグに管理情報を記憶させておくので、従来のようにテープ自体にこれら管理情報を書き込む必要や、書き込んだ管理情報を読み出すためにテープを走行させる必要がなくなるので、管理情報の読み出しや更新に要する時間を著しく短縮することができるとともに、必要なデータへのアクセスを短縮することができる。
また、このRFIDタグ被検出手段としては、例えば、RFIDタグが備えられる位置に合わせて、カートリッジケースを構成する上ハーフの上面及び下ハーフの下面に、光を透過させるための光透過部を設ける構成とするのがよい。
このように、RFIDタグが備えられる位置に合わせて上ハーフの上面と下ハーフの下面のそれぞれに光透過部を設けているので、かかる光透過部を通過するように外部から光を照射することにより、RFIDタグが備えられているか否かを検出することができる。すなわち、RFIDタグが備えられている場合は外部から照射した光はRFIDタグにより遮られ、他方に通過することはない。一方、RFIDタグが備えられていない場合は外部から照射した光は遮られることなく他方に通過する。従って、外部から光を照射したときの光の透過の有無を検出することでRFIDタグの有無を容易に判断することができる。
さらに、このRFIDタグ被検出手段としては、例えば、RFIDタグが備えられる位置に合わせて下ハーフの下面又は上ハーフの上面のうちいずれか一方の面と、カートリッジケースの側面に光透過部を設けるとともに、例えば、反射率が0.7以上の高反射率の基材で作製したRFIDタグを備える構成としたものでもよい。
ここで、下ハーフの下面とカートリッジケースの側面の双方に光透過部を設けた場合のRFIDタグは、カートリッジケースの後端側から前端側へかけて下り45°の傾斜状にRFIDタグを配置するのが好ましい。また、上ハーフの上面とカートリッジケースの側面の双方に光透過部を設けた場合も同様にカートリッジケースの後端側から先端側にかけて右斜め45°の傾斜状にRFIDタグを配置することができる。
このように下ハーフの下面又は上ハーフの上面のうちいずれか一方の面と、カートリッジケースの側面に光透過部を設けているので、外部からカートリッジケースの側面に向かって光を照射すると、照射した光はカートリッジケースの側面に設けられた光透過部を通過してRFIDタグに反射し、下ハーフの下面又は上ハーフの上面のいずれか一方の面に設けられた光透過部を通過する。従って、RFIDタグによって反射された光の有無を検出することにより、容易にRFIDタグの有無を判断することができる。
また、RFIDタグ被検出手段としては、例えば、カートリッジケースの上面、下面又は側面のいずれか一つの面に光透過部を設け、この光透過部と平行となるようにRFIDタグを設けることもできる。
このように構成すると、光透過部を介してRFIDタグに対して垂直となるように光を照射すると、光はRFIDタグによって入射してきた方向に反射する。従って、この反射された光の有無を検出することで容易にRFIDタグの有無を判断することができる。
なお、RFIDタグを低反射率(例えば、反射率が0.3以下)の基材で作製し、カートリッジケース内部の素材、特に、RFIDタグを支える部分を高反射率(例えば、反射率0.7以上)のものとすることも可能である。
このように構成すると、照射した光の反射を検出することができない場合にRFIDタグが備えられていると判断することができ、カートリッジケース内部のRFIDタグを支える部分に反射した光を検出することができる場合にRFIDタグが備えられていないと判断することができる。
さらに、RFIDタグ被検出手段としては、磁気テープカートリッジにRFIDタグが備えられているときに、カートリッジケースの所定部分に孔部や凹部或いは凸部を設けるものであってもよい。
このように構成すれば、カートリッジケースの所定位置に設けられた孔部、凹部或いは凸部を検出するだけでRFIDタグが備えられているか否かを容易に判断することができる。
また、RFIDタグ被検出手段としては、背ラベルやカートリッジケース表面の所定部位を、黒色若しくは特定の色彩(以下、「黒色等」という)で着色したもの、又は、反射材を配したものであってもよい。
なお、「反射材」としては、具体的には反射シールや反射シートを挙げることができる。
また、「配した」とは、例えば、背ラベルの所定部位に反射シールを貼付することや、反射シートを予め背ラベルに付着させておくことを挙げることができる。
このように構成すれば、背ラベルやカートリッジケース表面の所定部位を黒色等で着色されているか否か、或いは、かかる所定部位に反射シールが貼付されているか否かを光センサで検出することによってRFIDタグが備えられているか否かを判断することができる。
例えば、RFIDタグが備えられているときに黒色等で着色するものである場合、所定部位に光を照射して反射する光を検出することができなければRFIDタグが備えられていると判断することができ、反射する光を検出することができればRFIDタグが備えられていないと判断することができる。
また、RFIDタグが備えられているときに反射材を配した場合は、この反射材に向けて光を照射したときに反射した光を検出することができればRFIDタグが備えられていると判断することができ、反射する光を検出することができなければRFIDタグが備えられていないと判断することができる。
これらは特に、背ラベルとRFIDタグとが一体的に構成されている場合に好適に用いることができる。すなわち、所定部位を黒色等で予め着色された背ラベルにRFIDタグを備える、或いは、所定部位に反射シールを貼付した背ラベルにRFIDタグを備えることとすれば、この背ラベルを磁気テープカートリッジに貼付することにより、RFIDタグ被検出手段を具現することができる。
さらに、RFIDタグ被検出手段としては、背ラベルやカートリッジケース表面の所定部位に通電材を配したものであってもよい。
ここで、「通電材」としては、電気を通すことのできる通電性シールや通電性シートを具体的に挙げることができる。
このように構成すれば、例えば、RFIDタグを備えているときに通電性シールを配した場合、この通電性シールに通電検査器のプラス極及びマイナス極を当接し、通電の有無を確認するだけでRFIDタグの有無を検出することができる。
さらに、以下で説明するRFIDタグ状態確認手段によって、RFIDタグが故障している、若しくは、異なる規格のRFIDタグが挿入されていると判断することができる。すなわち、本発明におけるRFIDタグ状態確認手段は、前記したRFIDタグ被検出手段によって提示されたRFIDタグの有無に関する情報を確認する第一工程と、RFIDリーダライタによるRFIDタグの有無を確認する第二工程と、前記第一工程で確認された結果と前記第二工程で確認された結果とを比較する第三工程と、前記第三工程で比較された結果によりRFIDタグが存在しているか否か、及び、RFIDタグが故障しているか否か、若しくは、異なる規格のRFIDタグが挿入されているか否かを判断する第四工程と、を含むことを特徴とする。
また、RFIDタグ状態確認手段は、前記RFIDタグ被検出手段によって提示されたRFIDタグの有無に関する情報を確認する第一工程と、RFIDリーダライタによるRFIDタグの有無を確認する第二工程と、前記第一工程で確認された結果と前記第二工程で確認された結果とを比較した結果、これらの結果が異なる場合にRFIDタグが故障しているか否か、若しくは、異なる規格のRFIDタグが挿入されているか否かを判断する第三工程とを含むものであってもよい。
何れにしても、通常行われるRFIDリーダライタのコマンド送受信によるRFIDタグの有無の確認と、本発明によって開示されたRFIDタグの有無の確認とを行い、それらの確認結果を比較することでRFIDタグが故障しているか否かについて判断することができる。これにより、例えば、磁気テープカートリッジに故障しているRFIDタグが内蔵されている場合であっても、このようなRFIDタグに対して行われる長時間の検索を防止することが可能である。
本発明に係るRFIDタグ被検出手段を有する磁気テープカートリッジによれば、RFIDリーダライタに依らずともRFIDタグを備えているか否かを判断することができる。
また、本発明に係るRFIDタグ被検出手段とRFIDリーダライタとを協働させることによりRFIDタグの不具合の有無の確認や、長時間に渡る虞のあるRFIDリーダライタによるRFIDタグの検索を防止することができる。
以下、本発明に係る磁気テープカートリッジのRFIDタグ被確認手段の実施の形態について適宜図面を参照しつつ詳細に説明する。参照する図面において図1は、本発明に係る第1の実施の形態のRFIDタグ被確認手段を備えた磁気テープカートリッジの分解斜視図、図2は、図1におけるX−X線断面の要部を拡大した図である。図3は、磁気テープカートリッジを用いたライブラリーの模式図である。
以下の説明及び図面において、前、後、上、下、左及び右の各方向は、図1に示すF、B、U、D、L及びRの各方向に該当する。なお、かかる磁気テープカートリッジがドライブに挿入される装填方向を前方向(F方向)としている。
[第1の実施の形態]
(構成)
まず、図1及び図2を参照して、RFIDタグ被検出手段を備えた本発明に係る磁気テープカートリッジの第1の実施の形態について説明する。なお、図1における右斜め上方向をドライブ200への装填方向(F方向(前方向)、図3参照)とし、図2における右方向をドライブ200への装填方向(F方向)としている。
図1に示す磁気テープカートリッジ1は、いわゆるLTO(Linear Tape-Open)規格に準拠しており、下ハーフ2Bと上ハーフ2Aとに分割構成されたカートリッジケース2の内部に、あらかじめ磁気テープMTが巻装された単一のリール3、リール3の回転をロック状態に保つためのリールロック4及び圧縮コイルばね5、リール3のロック状態を解除するためのリリースパッド6、下ハーフ2B及び上ハーフ2Aに跨ってカートリッジケース2の一側面に形成された磁気テープ引出口2Cを開閉するスライドドア2D、スライドドア2Dを磁気テープ引出口2Cの閉位置に付勢するねじりコイルばね7、誤消去防止爪8、RFIDタグ9、上ハーフ2Aに形成されたRFIDタグ被検出手段10である光透過部10a、下ハーフ2Bの光透過部10aに対向する位置に形成された光透過部10b(図1では不図示)、磁気テープ引出口2Cの近傍に形設されたリーダピン格納部12などで構成されている。
また、この種の磁気テープカートリッジ1が装填されるドライブ200(図3参照)は、カートリッジケース2の側面の磁気テープ引出口2Cからリーダピン11を引き出して磁気テープMTをリール3から巻き出しつつデータの記録・再生を行い、また、下ハーフ2Bにおける底面のリール駆動用の開口2Eからリール3のハブ(不図示)を回転駆動して磁気テープMTをリール3に巻き戻しつつデータの記録・再生を行う。
RFIDタグ9は、図1及び図2に示すように、磁気テープカートリッジ1の後方向から前方向へかけて下り45°の傾斜状に配置されている(図2参照)。このRFIDタグ9には、少なくとも磁気テープMTの種類や記録容量等の管理情報が電気的に記憶されているほか、個別情報も書き込み可能となっている。
RFIDタグ9を傾斜させているので、図3に示すライブラリー100のロボットフィンガー300に設けられたリーダ301(図1参照)により磁気テープカートリッジ1の後端側の側面方向から管理情報を読み取ることができる。さらに、磁気テープカートリッジ1の下面に設けられたRFIDリーダライタ201(図1参照)との電波を用いた送受信によって非接触的に読み取り・書き込みすることが可能である。
なお、このRFIDタグ9の位置は、前記のように装填方向に対して後端側となる側面近傍とするほか、例えばドライブ200への装填方向に対して左側側面近傍など、当該磁気テープカートリッジ1の磁気テープ引出口2C以外であればどのような位置に備えてもよい。また、ロボットフィンガー300に設けられているリーダ301をドライブ200に備え、ドライブ200側に設けられたRFIDリーダライタ201をロボットフィンガー300に備えてもよい。
そして、この磁気テープカートリッジ1の第1の実施の形態では、図2に示すように、RFIDタグ被検出手段10として、RFIDタグ9の上下方向に合わせて上ハーフ2Aと下ハーフ2Bにそれぞれ光透過部10a,10bを備えている。従って、かかる磁気テープカートリッジ1をドライブ200に装填したときに光センサ202によってこれを検出することによりRFIDタグ9が備えられているか否かを判断することができる。なお、光センサ202は、光照射装置202Aと受光装置202Bとから構成されており、第1の実施の形態においては磁気テープカートリッジ1の上方に備えられた光照射装置202Aから当該光透過部10aに向かって光Pを照射し、磁気テープカートリッジ1の下方に備えられた受光装置202Bによって磁気テープカートリッジ1を通過した光Pを受光することによりRFIDタグ9の有無を検出することができる。
なお、ここで用いる光Pとしては、可視光(波長約380nm〜約780nm)や赤外光(波長約780nm〜約1mm)を好適に用いることができるが、紫外光(波長約1nm〜約380nm)を用いることも可能である。
また、RFIDタグ9は照射する光の波長に対して非透過性の基材とするのがよい。
カートリッジケース2に設ける光透過部10a,10bは、光を吸収或いは反射しない透過度60%以上の透明な樹脂で構成するのが好ましい。このような樹脂としては、PC(ポリカーボネート)を好適に用いることができる。
(RFIDタグ状態確認手段)
そして、本発明の磁気テープカートリッジ1の第1の実施の形態においては、光Pを照射することにより確認されたRFIDタグ9の有無に関する結果と、RFIDリーダライタ201によるRFIDタグ9の管理情報読み出し結果(特に、RFIDタグ9の有無に関する確認結果)とを比較することにより、RFIDタグ9が故障しているか否か、若しくは、異なる規格のRFIDタグ9か否かを確認することができる。
以下、本発明におけるRFIDタグ9が故障しているか否かを確認する手段(RFIDタグ状態確認手段)について、適宜図1から図3を参照して説明する。なお、図3における右斜め上方向をドライブ200への装填方向(F方向)としている。
まず、磁気テープカートリッジ1をドライブ200に挿入すると、ドライブ200に備えられている光センサ202(光照射装置202A及び受光装置202B、図2を参照)が起動する。起動した光照射装置202Aからカートリッジケース2に備えられている光透過部10a,10b(RFIDタグ被検出手段10)に向けて光Pを照射し、照射された光Pを受光装置202Bによって検出できるか否かでRFIDタグ9の有無を検出する(第一工程)。なお、この場合において、カートリッジケース2の上方向から照射した光Pをカートリッジケース2の下方向(すなわち光透過部10b)に設けられた受光装置202Bで受光できなければRFIDタグ9が「有る」という旨の検出結果を得ることができ、光Pを受光することができればRFIDタグ9が「無い」という旨の検出結果を得ることができる。
次に、RFIDリーダライタ201を活性化し、RFIDリーダライタ201によるRFIDタグ9のコマンドの送受信を試み、RFIDタグ9の有無を検出する(第二工程)。
そして、光センサ202によって得られたRFIDタグ9の検出結果と、RFIDリーダライタ201によって得られたRFIDタグ9の検出結果とを比較し(第三工程)、RFIDタグ9が備えられているか否か、さらには、RFIDタグ9に不具合があるか否かを判断する(第四工程)。
なお、前記した第一工程と第二工程との順番を入れ替えて処理してもよく、また、これら第一工程と第二工程とを同時に処理してもよいことはいうまでもない。
そして、第一工程から第四工程からなるRFIDタグ状態確認手段により得られた結果から、RFIDタグ9の有無に関する確認やRFIDタグ9の故障の有無に関して、以下の(A)から(D)に示すように判断することができる。
(A)光センサ202による検出結果がRFIDタグ「有り」であって、RFIDリーダライタ201による検出結果が「有り」の場合は、RFIDタグ9が備えられているとして、RFIDタグ9から管理情報を読み出した上で磁気テープMTに記録されているデータの読み出しを行う。なお、(A)の場合、磁気テープMTを走行させる前にRFIDタグ9に記録されている管理情報を参照することができるので、データの位置情報等を磁気テープMTから読み出す必要がなくなる。従って、必要なデータにアクセスする時間を大幅に短縮することができる。また、その磁気テープカートリッジ1に納められているデータが利用者にとって必要なものであるか否かの判断についても、管理情報を参照しない場合と比較して短時間で行うことができる。
一方、(B)光センサ202による検出結果がRFIDタグ「有り」であって、RFIDリーダライタ201による検出結果が「無し」の場合は、RFIDタグ9が備えられている旨提示されているものの、RFIDタグ9から管理情報を読み出すことができない状態であることから、RFIDタグ9の故障や取り付け位置不良といった不具合があると判断することができる。この場合、利用者に対し、ドライブ200と接続された表示装置(不図示)を介してRFIDタグ9に不具合がある旨警告するとよい。
さらに、(C)光センサ202による検出結果がRFIDタグ「無し」であって、RFIDリーダライタ201による検出結果が「有り」の場合は、光センサ202の結果に依らず、RFIDタグ9に記録されている管理情報の読み出しを行う。この場合は、本願発明を適用していない従来の磁気テープカートリッジであると判断することができる。
(D)光センサ202による検出結果がRFIDタグ「無し」であって、さらにRFIDリーダライタ201による検出結果が「無し」の場合は、RFIDタグ9が備えられていない、或いは、従来の磁気テープカートリッジであってRFIDタグが故障したものであると判断して、RFIDタグ9からの管理情報の読み出しを行わずに磁気テープMTに記録されているデータの読み出しを行う。
以上、本発明に係る磁気テープカートリッジの第1の実施の形態について説明したが、本発明は前記した内容に限定されることはなく、種々変更改変してこれを用いることができる。
以下、本発明に係る磁気テープカートリッジのRFIDタグ被確認手段の他の実施の形態について説明することとする。
参照する図面において図4は、本発明に係る磁気テープカートリッジのRFIDタグ被確認手段の他の実施の形態を示す図であって、(a)は、第2の実施の形態の要部を表す縦断図面であり、(b)は、第3の実施の形態の要部を表す横断面図であり、(c)は、第4の実施の形態の要部を表す縦断図面であり、(d)は、第5の実施の形態の要部を表す縦断面図である。また、図5は、本発明に係る磁気テープカートリッジの他の実施の形態を示す図であって、(a)は、第6の実施の形態を表す斜視図であり、(b)は、第7の実施の形態及び第8の実施の形態を表す斜視図である。
ここで、図4(a)〜(d)においては図の右方向をドライブ200への装填方向(F方向)としている。図5(a)においては右斜め下方向をドライブ200への装填方向(F方向)とし、(b)においては右斜め上方向をドライブ200への装填方向(F方向)としている。
なお、以下に説明する第2の実施の形態から第8の実施の形態における磁気テープカートリッジの構成は第1の実施の形態と概ね同様であるので説明を省略する。
また、後記する第2の実施の形態から第8の実施の形態におけるRFIDタグ状態確認手段については、第1の実施の形態に係る磁気テープカートリッジ1のRFIDタグ状態確認手段と同様である。すなわち、RFIDタグ被検出手段10によるRFIDタグ9の検出(第一工程)と、RFIDリーダライタ201によるRFIDタグ9の検出(第二工程)と、第一工程及び第二工程で得られた検出結果の比較(第三工程)と、第三工程の比較結果からRFIDタグ9に故障などの不具合があるか否かを判断(第四工程)することによりRFIDタグ9の状態を確認することができる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態に係るRFIDタグ被検出手段10としては、図4(a)の縦断面図に示すように、下ハーフ2Bの側面に光透過部10cを設け、下ハーフ2Bの底面に光透過部10dを設けるとともに、高反射率の基材で作製したRFIDタグ9を磁気テープカートリッジ1の後端側から先端側にかけて下り45°の傾斜状に配置された構成としている。すなわち、隣接する二面のそれぞれにRFIDタグ被検出手段10を備え、一方の面から入射された光PがRFIDタグ9で反射し、他方の面から出射されるように構成したものである。
従って、光照射装置202Aから光透過部10cを通過してRFIDタグ9に光Pを照射すると、照射された光PはRFIDタグ9によって略直角に反射する。反射した光Pは光透過部10dを通過し、ドライブ200に備えられた受光装置202Bによって検出される。このように、受光装置202Bによって反射した光Pが検出されればRFIDタグ9が「有る」という旨の検出結果を得ることができる。一方、RFIDタグ9が備えられていない場合は光Pが反射しないので、RFIDタグ9が「無い」という旨の検出結果を得ることができる。
第2の実施の形態に係るRFIDタグ被検出手段10の変形例として、RFIDタグ9を低反射率の基材で作製し、カートリッジケース2の内部にRFIDタグ9の角度を維持するための板材(不図示)をRFIDタグ9と同じ角度で設け、この板材を高反射率となるよう加工したものを例示することができる。
この場合、RFIDタグ9が備えられていると照射された光Pは反射しないので、受光装置202Bによって光Pが受光されることはない。従って、RFIDタグ9が「有る」旨の検出結果を得ることができる。
一方、このようなRFIDタグ9が備えられていない磁気テープカートリッジ1である場合、カートリッジケース2内に備えられている板材(不図示)が高反射率であるために、光照射装置202Aから照射された光PはこのRFIDタグ9によって略直角に反射することとなる。そして、このように反射した光Pは光透過部10dを通過してドライブ200に備えられた受光装置202Bで検出される。従って、RFIDタグ9が「無い」旨の検出結果を得ることができる。
このようにRFIDタグ9の反射率を高反射率若しくは低反射率とした場合は、それに応じてカートリッジケース2の内部の反射率を調整するとより好ましい。例えば、RFIDタグ9を高反射率のものとした場合はカートリッジケース2の内面を荒らす、或いは、低反射率となる部材やテープを貼るなどして低反射率とするとよい。また例えば、RFIDタグ9を低反射率のものとした場合はカートリッジケース2の内面を高反射率となるよう加工するとよい。これらのように構成することにより、RFIDタグ9の有無による反射率差が大きくなるので誤動作を低減することができる。
なお、RFIDタグ9や板材を「高反射率」とするには、特定の波長の光に対して高反射能を具備する樹脂を用いることや、成形した後に表面を鏡面加工することによって具現できる。RFIDタグ9や板材を「低反射率」とするには、特定の波長の光に対して低い反射能を具備する樹脂を用いることや、成形時に表面をエンボス加工等することによって具現できる。また、樹脂系塗料を塗布することによって反射率を調整してもよい。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態に係るRFIDタグ被検出手段10は、図4(b)の縦断面図に示すように、光透過部10eをカートリッジケース2の後端側の側面(図4(b)では下ハーフ2Bの後端側の側面)に設け、かつ、RFIDタグ9を、この光透過部10eと平行となるように設置している。すなわち、カートリッジケース2の有するいずれか一面にRFIDタグ被検出手段10を備え、かつ、RFIDタグ被検出手段10が備えられた側面と平行となるようにRFIDタグ9を設ける構成としている。
従って、光照射装置202Aから下ハーフ2Bの後端側の側面に備えられている光透過部10eに向かって光Pを照射すると、光透過部10eを通過した光PはRFIDタグ9で入射してきた方向に反射し、再び光透過部10eを通過する。従って、この反射した光Pを受光装置202Bによって検出することができた場合、RFIDタグ9が「有る」旨の検出結果を得ることができ、光Pを検出することができなかった場合、RFIDタグ9が「無い」旨の検出結果を得ることができる。
[第4の実施の形態]
第4の実施の形態に係るRFIDタグ被検出手段10は、図4(c)の横断面図に示すように、磁気テープカートリッジ1の装填方向に対して、下ハーフ2Bの後端側及び右側のそれぞれの側面に光透過部10f,10gを設けるとともに、RFIDタグ9を磁気テープカートリッジ1の後端側から先端側にかけて右斜め45°の傾斜状に配置(図4(c)では下り45°の傾斜状で描画)された構成とすることもできる。
この場合、光照射装置202Aから下ハーフ2Bの後端側の側面に備えられている光透過部10fに向かって光Pを照射すると、光透過部10fから入射した光PはRFIDタグ9で略90°反射し、カートリッジケース2の右側の側面に設けられた光透過部10gを通過する。従って、反射した光Pを受光装置202Bによって検出することができた場合、RFIDタグ9が「有る」旨の検出結果を得ることができ、光Pを検出することができなかった場合、RFIDタグ9が「無い」旨の検出結果を得ることができる。
[第5の実施の形態]
第5の実施の形態に係るRFIDタグ被検出手段10は、図4(d)の縦断面図に示すように、上ハーフ2Aの上面にのみ光透過部10hを設け、上ハーフ2Aの上面と平行となるように高反射率の基材で作製されたRFIDタグ9を下ハーフ2Bに備えることもできる。この場合も前記と同様、光Pを照射することでRFIDタグ9の検出を行うことができる。
この場合、光照射装置202Aから上ハーフ2Aの上面に設けられている光透過部10hに向かって光Pを照射すると、光透過部10hから入射した光PはRFIDタグ9で入射してきた方向に反射し、再び光透過部10hを通過する。従って、この反射した光Pを受光装置202Bによって検出することができた場合、RFIDタグ9が「有る」旨の検出結果を得ることができ、光Pを検出することができなかった場合、RFIDタグ9が「無い」旨の検出結果を得ることができる。
また、第5の実施の形態に係るRFIDタグ被検出手段10の変形例としては、前記第5の実施の形態において上ハーフ2Aの上面に設けていた光透過部10hを、磁気テープカートリッジ1への装填方向に対して左右いずれかの側面や、下ハーフ2Bの下面に設けることもできる。
この場合も前記と同様、光照射装置202Aから光Pを照射すると、光透過部10hを通過し、高反射率の基材で作製されたRFIDタグ9で入射してきた方向に反射する。反射した光Pは、磁気テープカートリッジ1に設けられた光透過部10hを再び通過してくるので、受光装置202Bによって検出することができる。
なお、前記で説明した他の実施の形態及びその変形例においては、第2の実施の形態の変形例で説明したように、RFIDタグ9を低反射率の基材で作製することとしてもよい。また、RFIDタグ9が高反射率であるか低反射率であるかの仕様の相違によってカートリッジケース2の内面の反射率を調整してもよいことはいうまでもない。
[第6の実施の形態]
第6の実施の形態に係るRFIDタグ被検出手段10は、図5(a)の斜視図に示すように、RFIDタグ9を備えたときにカートリッジケース2の側面の所定位置にRFIDタグ被検出手段10として孔部10iを設けたものである。なお、この孔部10iはリール3の回転を妨げないように設けるのが望ましい。
この場合、ドライブ200に備えられた孔部10iを検出するための当接子202Cを設け、磁気テープカートリッジ1をドライブ200に装填したときにこの当接子202Cが応動するか否かを検出することでRFIDタグ9が備えられているか否かを検出することができる。
例えば、RFIDタグ9が備えられているときは、磁気テープカートリッジ1の装填方向に対してカートリッジケース2の前方向(装填方向)側面の左側にRFIDタグ被検出手段10としての孔部10iを設け、RFIDタグ9が備えられていないときは、かかる所定位置に孔部10iを設けないとした場合について説明する。
この場合において、孔部10iと一致する位置に、孔部10iを検出するための当接子202Cをドライブ200内に設けておくと、磁気テープカートリッジ1を装填したときに当接子202Cが応動するか否かを検出することができる。従って、当接子202Cが応動した場合、RFIDタグ9が「有る」旨の検出結果を得ることができ、当接子202Cが応動しない場合、RFIDタグ9が「無い」旨の検出結果を得ることができる。
なお、前記「所定位置」としては、磁気テープ引出口2Cを除くカートリッジケース2の表面において定められた任意の箇所をいい、具体的には、カートリッジケース2の側面にかかる孔部10i(図5(a)参照)を設けることを好適に示すことができる。また、カートリッジケース2の上面や底面に孔部10iを設けてもよい。
さらに、この孔部10iを覆う開閉自在のスライド式蓋部材(不図示)を設けると、RFIDタグ9の着脱に合わせて孔部10iの有る状態と孔部10iの無い状態のいずれをも選択することができるのでより好ましい。
また、第6の実施の形態に係るRFIDタグ被検出手段10の変形例として、RFIDタグ被検出手段としての孔部10iを、凹部や凸部(いずれも不図示)とすることもできる。
凹部としては、カートリッジケース2の内面まで貫通しない程度に当該カートリッジケース2の一部を薄肉化させて凹部を形成することや、カートリッジケース2に有底箱型の凹部を形成したものを示すことができる。また、凹部や前記した孔部10iの形状は四角形とするほか、円形や三角形あるいはスリットとして形成することもできる。
凸部としては、カートリッジケース2の外面に半球状、円柱状、四角柱状の突出部を形成することを好適に示すことができる。
なお、カートリッジケース2の表面に凸部が設けられている場合も前記と同様、当接子202Cが応動するか否かを検出することでRFIDタグ9が備えられているか否かを検出することができる。
[第7の実施の形態]
第7の実施の形態に係るRFIDタグ被検出手段10は、図5(b)に示すように、磁気テープカートリッジ1がRFIDタグ9を備えるときに背ラベル13の所定部位(図5(b)において符号10jを付して示した部位、以下同じ。)を黒色に着色したものである。
この場合、この所定部位10jが黒色で着色されているか否かは、光センサ202(光照射装置202A及び受光装置202B)によって検出することができる。より具体的には、RFIDタグ9を備えたときに所定部位10jを黒色に着色することとすれば、光照射装置202Aから光Pを照射したときの光Pの反射を受光装置202Bによって検出することができない場合、RFIDタグ9が「有る」旨の検出結果を得ることができ、光Pを検出することができる場合、RFIDタグ9が「無い」旨の検出結果を得ることができる。
なお、着色する色彩は黒色に限られることはなく、着色した部位に向かって光Pを照射した場合に光Pの反射が生じない色彩、或いは、光Pの反射を大幅に減ずることのできる色彩であれば用いることが可能である。
また、第7の実施の形態に係るRFIDタグ被検出手段10の変形例として、磁気テープカートリッジ1がRFIDタグ9を備えるときに背ラベル13の所定部位10jに反射材(反射シール14)を貼付することもできる(図5(b)参照)。
この場合は、前記と同様に光照射装置202Aから前記反射シール14に向かって光Pを照射し、受光装置202Bによって光Pの反射を検出することができた場合、RFIDタグ9が「有る」旨の検出結果を得ることができ、光Pの反射を検出することができなかった場合、RFIDタグ9が「無い」旨の検出結果を得ることができる。
なお、RFIDタグ9と一体的に構成された背ラベル13と反射シール14とはそれぞれ別に構成することもできるほか、RFIDタグ9と一体的に構成された背ラベル13については、所定部位10jを黒色に予め着色しておく、或いは、所定部位10jに反射シール14を予め貼付しておいてもよい。
[第8の実施の形態]
第8の実施の形態に係るRFIDタグ被検出手段10は、磁気テープカートリッジ1がRFIDタグ9を備えるときに、背ラベル13の所定部位10j(図5(b)参照)に通電性シール15を貼付するものである(図5(b)参照)。
この場合、RFIDタグ9を備えているときに当該通電性シール15を貼付することとすれば、この通電性シール15と通電検査器(不図示)のプラス極及びマイナス極を当接し、通電の有無を検出することによって、RFIDタグ9が備えられているか否かを検出することができる。すなわち、通電性シール15によって通電している場合、RFIDタグ9が「有る」旨の検出結果を得ることができる。また、通電していない場合、RFIDタグ9が「無い」旨の検出結果を得ることができる。
なお、通電させる電気は、磁気テープカートリッジ1や情報の読み出し・書き込みに影響を与えない程度の弱い電気(例えば、1.5〜5V程度の電気)であることが好ましい。
また、カートリッジケース2は、絶縁性の樹脂で作製するのがよい。
そして、通電性シール15としては、金、銀、銅、鉄、アルミニウム等の金属を薄く加工した金属箔を含んでなるシールや、通電性の樹脂を含んでなるシールを例示することができる。
さらに、通電性シール15は、カートリッジケース2の表面であれば前記した背ラベル13の所定部位10j以外に貼付してもよい。なお、この場合は図示しない電極も当該通電性シール15と合わせた位置に設ける必要があることはいうまでもない。
以上、本発明に係る磁気テープカートリッジのRFIDタグ被検出手段10の第2の実施の形態から第8の実施の形態について説明したが、これらをさらに種々変更改変して用いることも可能である。
例えば、光照射装置202Aや受光装置202Bを取り付ける位置を適宜変更することも可能である。
また、前記第1の実施の形態から第8の実施の形態で説明したRFIDタグ被検出手段10は、各々を単独で用いることができるほか、これらを複数組み合わせて用いることも可能である。
ここまで、RFIDタグ被検出手段を有するテープカートリッジとして磁性層を含んでなる磁気テープカートリッジについて説明したが、ベースフィルム上に有機色素媒体及び保護層を重層させてなる追記記録型の光テープや、ベースフィルム上に反射膜層、磁性層、誘電体層及び保護層を重層させてなる書き換え可能な光テープを用いたテープカートリッジにおいても同様に用いることができる。
本発明の第1の実施の形態に係るRFIDタグ被確認手段を備えた磁気テープカートリッジの分解斜視図である。 図1におけるX−X線断面の要部を拡大した図である。 磁気テープカートリッジを用いたライブラリーの模式図である。 本発明の磁気テープカートリッジのRFIDタグ被確認手段の他の実施の形態を示す図であって、(a)は、第2の実施の形態の要部を表す縦断図面であり、(b)は、第3の実施の形態の要部を表す縦断面図であり、(c)は、第4の実施の形態の要部を表す横断図面であり、(d)は、第5の実施の形態の要部を表す縦断面図である。 本発明の磁気テープカートリッジのRFIDタグ被確認手段の他の実施の形態を示す図であって、(a)は、第6の実施の形態を表す斜視図であり、(b)は、第7の実施の形態及び第8の実施の形態を表す斜視図である。
符号の説明
1 磁気テープカートリッジ
2 カートリッジケース
2A 上ハーフ
2B 下ハーフ
2C 磁気テープ引出口
9 RFIDタグ
10 RFIDタグ被検出手段
13 背ラベル
14 反射シール
15 通電性シール
100 ライブラリー
200 ドライブ
201 RFIDリーダライタ
202 光センサ
202A 光照射装置
202B 受光装置
300 ロボットフィンガー
301 リーダ
MT 磁気テープ
P 光

Claims (1)

  1. テープ状記録媒体と、前記テープ状記録媒体の管理情報を記憶するRFIDタグと、前記テープ状記録媒体及びRFIDタグを収容するカートリッジケースとを備えるテープカートリッジであって、
    前記カートリッジケースに前記RFIDタグの有無を検出するためのRFIDタグ被検出手段を有していることを特徴とするテープカートリッジ。
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