JP2005180032A - 防火防煙用のシートシャッター装置および防火防煙用のシートシャッター装置におけるシート開閉方法 - Google Patents

防火防煙用のシートシャッター装置および防火防煙用のシートシャッター装置におけるシート開閉方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 シート体に切れ込み部を形成してなる親扉が緊急脱出口となるシートシヤッター装置において、シート体の内外の気圧差により親扉が開放することがなく、しかも、親扉の開放が操作性よくできるように構成する。
【解決手段】 シート体1に下端が切り放された切れ込み部Cを形成して開閉自在な親扉6を構成して緊急脱出口とし、親扉6の戸先部を親扉6の内外両側から覆う一対の子扉7、8を設けるとともに、前記親扉6とシート体1下端部に配される主座板5とのあいだに、親扉6の閉鎖に伴い主座板5と係合する施錠装置11を設ける一方、親扉6の戸先側部位に長尺体13を重合状に設け、該長尺体13を施錠装置11に連繋し、親扉6とともに長尺体13を押し操作することで係合状態の施錠装置11を係合解除して親扉6を開放する構成とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、不燃性または耐火性のシート材で建築物の開口部や内部空間を間仕切りすることにより、煙の拡散や延焼を防止する防火防煙用のシートシャッター装置および防火防煙用のシートシャッター装置におけるシート開閉方法の技術分野に属するものである。
一般に、この種シートシャッター装置のなかには、不燃性または耐火性のシート材を用い、建築物の開口部や内部空間を間仕切りすることで防火防煙をするようにしたものがある。このようなものでは、シート体の一部に開閉自在となる開閉扉(親扉)を形成し、該親扉を押しやることにより、シャッター装置で仕切られた空間に取り残された人が脱出するための緊急脱出口が形成されるようにしたものが知られている。しかるに、シート体に親扉を形成した場合、該親扉とシート体とのあいだの隙間から煙が侵入してしまいシート体で仕切られた内部の封止性が損なわれるという問題がある。
この改善策として、親扉の戸先側部位とシート体とが積層する状態で親扉を設けて親扉の一方側面部を覆う一方、親扉の戸先側部位の他方側面部を覆う子扉を設けて、親扉とシート体とのあいだに隙間が両側面から覆われるように構成するとともに、これら親扉と子扉との下端部にウエイトを設けて、内部の封止性を高めるようにしたものが知られている。
特開2002−70457号公報
ところが、前記従来のものは、親扉と子扉との下端部にウエイトを設けることで、各扉の閉鎖状態における封止性を維持する構成であり、親扉をウエイトに抗して押しやることで、親扉と、子扉とが連動して開放するように構成されている。このため、火災時に緊急脱出口としての親扉を開放することは容易であるが、例えばシート体により仕切られた内外に大きな圧力差が生じたような場合では親扉、子扉とがともに開放してしまう惧れがあり、このようになると、防火、防煙機能を果すことができないという問題がある。これに対処するためには、親扉に施錠装置を設けてシート体に対して施錠しておくことが考えられるが、このようにすると、緊急避難時に施錠装置を解錠する操作が必要になり、従来のような解錠操作が必要な施錠装置をそのまま用いることはできないという問題があり、これらに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、開口部をシート体で開閉するシートシャッター装置において、前記シート体に下端が切り放された切れ込み部を形成して開閉自在な親扉を構成し、該親扉の戸先部が子扉により覆われた緊急脱出口を設けるにあたり、前記シート体の下端部に配される座板と親扉とのあいだには、親扉の閉鎖に伴い座板と係合し、親扉の戸先側部位に設けた長尺体を親扉とともに押し操作することに基づいて係合解除する施錠装置が設けられているものである。
そして、このようにすることにより、親扉が施錠されて不用意に解放することがないものでありながら、親扉を開放しようとする動作がそのまま施錠装置の解錠操作となり、緊急時であっても、迅速、かつ、操作性よく避難することができる。
請求項2の発明は、請求項1において、長尺体は、上縁部が親扉の上部に縫着され、下端部に施錠装置に連繋する連繋手段が設けられるものとし、前記下端部は、親扉とともに押し操作されることで親扉に対して相対上動して施錠装置の係合解除をするように構成されているものであり、このようにすることにより、全閉姿勢のシート体に、シート体内外の圧力差が作用して撓んだようなときでも、施錠装置が誤作動することがないようにできる。
請求項3の発明は、請求項1または2において、施錠装置を、座板側に設けられるラッチ受け片と、親扉側に設けられ、付勢弾機により係合姿勢に付勢されるラッチ片とを備えて構成する一方、前記ラッチ片と長尺体とのあいだの連繋手段を、長尺体の親扉に対する相対上動に基づいてラッチ片を係合解除姿勢に変姿させるリンク機構により構成したものである。
請求項4の発明は、請求項3において、ラッチ片は、親扉の自重閉鎖に伴いラッチ受け片に係合するように構成されているものであり、このようにすることにより、親扉が開放された後においても親扉の閉鎖がなされ、防火防煙性能を維持することができる。
請求項5の発明は、請求項1、2、3または4の何れかにおいて、子扉は、親扉の戸先部を内外両側から覆う一対のものとし、これら一対の子扉は、親扉の開放に伴いそれぞれ内外方向に拡開状に開放し、親扉の閉鎖に伴い親扉に後行して閉鎖するよう、下端部に子扉用金具が設けられているものであり、このようにすることにより、親扉の封止性がよいものにできるうえ、親扉の開放後の閉鎖時においても、子扉が親扉の戸先を覆うことができて、高い防火防煙性能を維持することができる。
請求項6の発明は、請求項5において、子扉用金具は、座板に揺動自在に設けられ、かつ、親扉の外側を覆う外側子扉が連結され、開放する親扉の戸先部に干渉して開放する外側用金具と、座板に揺動自在に設けられ、かつ、親扉の内側を覆う内側子扉が連結され、外側用金具の開放作動に連動して内側に開放する内側用金具と、外側用金具と座板とのあいだに設けられ、外側用金具の開放で伸長し、親扉の閉鎖に伴う親扉の戸先との干渉で折曲して外側用金具を閉鎖する連結リンクとを備えて構成されているものである。
請求項7の発明は、請求項1、2、3、4、5または6の何れかにおいて、親扉と該親扉の開放側を覆う子扉とは、親扉の切れ込み上端部近傍部位から子扉の戸先側に向く縫着部が形成されているものであり、このようにすることにより、親扉に後行して閉鎖する子扉の作動がより確実になる。
請求項8の発明は、開口部をシート体で開閉するシートシャッター装置において、前記シート体に下端が切り放された切れ込み部を形成して開閉自在な親扉を構成し、該親扉の戸先部が子扉により覆われた緊急脱出口を設けるにあたり、前記シート体の下端部に配される座板と親扉とのあいだに施錠装置を設け、該施錠装置を親扉の閉鎖に伴い座板と係合させる一方、親扉の戸先側部位に長尺体を設け、該長尺体を親扉とともに押し操作することで施錠装置による係合が解除されて親扉が開放するものである。
そして、このようにすることにより、親扉が施錠されて不用意に解放することがないものでありながら、親扉を開放しようとする動作がそのまま施錠装置の解錠操作となるので、緊急時であっても、迅速、かつ、操作性よく避難することができる。
請求項9の発明は、請求項8において、親扉は、押し操作の解除で自重閉鎖して施錠装置による座板との係合がなされるものであり、このようにすることにより、親扉が開放された後においても親扉と座板との係合がなされた状態で閉鎖され、高い防火防煙性能を保持することができる。
請求項10の発明は、請求項8または9において、親扉の戸先部を内外両側から覆う一対のものとし、これら一対の子扉は、下端部に子扉用金具が設けられ、親扉の開放に伴い内外方向拡開状に開放する一方、親扉の閉鎖に伴い親扉に後行して閉鎖するものであり、このようにすることにより、親扉の封止性がよいものにできるうえ、親扉の開放後の閉鎖時において、子扉が親扉の戸先を覆うことができて、高い防火防煙性能を維持することができる。
請求項1の発明とすることにより、親扉が施錠されるものでありながら、緊急時に、迅速、かつ、操作性よく避難することの可能なシートシャッター装置とすることができる。
請求項2の発明とすることにより、誤作動のない防火防煙性能の高いシートシャッター装置とすることができる。
請求項4の発明とすることにより、親扉が開放された後に親扉が閉鎖して高い防火防煙性能を維持することができる。
請求項5の発明とすることにより、親扉の封止性がよく、かつ、親扉の開放後であっても高い防火防煙性能を維持することができる。
請求項7の発明とすることにより、親扉に後行して閉鎖する子扉の作動がより確実になる。
請求項8の発明とすることにより、親扉が施錠されるものでありながら、緊急時に、迅速、かつ、操作性よく避難することの可能なシートシャッター装置とすることができる。
請求項9の発明とすることにより、親扉が開放された後に親扉と座板とが施錠された状態となって、高い防火防煙性能を維持することができる。
請求項10の発明とすることにより、親扉の封止性がよく、かつ、親扉に後行して閉鎖する子扉の作動がより確実になる。
つぎに、本発明の第一の実施の形態について、図1〜8の図面に基づいて説明する。
図面において、1は建築物の間仕切りとして設けられるシートシャッター装置のシート体であって、該シート体1は不燃性または耐火性のあるシート材を用いて構成されている。前記シート体1は、上端部が天井部に回転自在に設けられた巻取りドラム2に連結されており、該巻取りドラム2に連動連結される開閉機3の正逆回動に基づいて回転することにより、シート体1を巻取りドラム2に巻取り、巻出しするように構成され、これによって、シート体1は、開口部を開放する全開姿勢と閉鎖する全閉姿勢とに変姿するように設定されている。さらに、この変姿作動において、シート体1は、左右両側縁部が開口部の左右両側部に配されるガイドレール4にガイドされるように構成されている。尚、シートシャッター装置は、通常時は全開姿勢となっており、火災等の発生に伴い検知センサが作動することに基づいて開閉機3が閉鎖作動し、これによって、シート体1が開口部に巻出されて全閉姿勢となって間仕切りがなされ、防火区域を形成するように設定されている。
前記シート体1の下端部には、金属材で形成された主座板5が左右方向に長く配されるが、該主座板5は水平方向を向く金属製板材で形成され、所定の重量に設定することによりシート体1のウエイトとして機能するように構成されている。前記主座板5の左右両端部には上下方向を向く連結板材5aが一体的に設けられ、該連結板材5aを介してシート体1下端部の左右端部位がそれぞれ一体化されており、シート体1の中央部位と主座板5とは一体化されず自由状態となっている。そして、シート体1下端部の主座板5との一体化がなされない自由状態部位の一側部、本実施の形態では図1の左側に偏寄して、下端が切り放たれた状態の切れ込み部Cが上下方向に長く形成されている。これによって、シート体1の切れ込み部Cと、主座板5に一体化されない中央下端部とを二辺とする略三角形状部位(図1において一点鎖線で示す部位)が本発明の親扉6に相当しており、該親扉6は、シート体1と面一状となって防火、防煙区画を形成する閉鎖姿勢から、外方に押しやられることによりシート体1に対して開放して人が緊急脱出することが可能な緊急脱出口を形成する開放姿勢に変姿するように構成されている。
さらに、シート体1には、切れ込み部C近傍部位、即ち親扉6の戸先部位をシート体1の内外方向から覆蓋するべく、右側半部が親扉6に重合する(積層する)状態で内外一対の子扉7、8が設けられており、これによって、閉鎖姿勢の親扉6による封止性が高められるように設定されている。ここで、前記一対の子扉7、8は、シート体1に対し上側縁部と左側縁部とがそれぞれ縫い付けられ、右側縁部と下側縁部とについては縫い付けられない自由な状態になっている。また、これら子扉7、8は、シート体1を構成するシート材とは別個に用意されたものを用いて構成されているが、何れか一方の子扉については、シート体に延長して設ける構成、あるいは、別個に用意されたものをシート体に縫着する構成としてもよい。
前記親扉6の下端部には、上下方向を向く金属製板材で形成され所定の重量に設定された親扉用座板9が螺子止め等の一体化手段により連結されており、該親扉用座板9の右側端部と、シート体1の右側端部が連結されている連結板材5aとは、蝶番10を介して連結され、これによって、親扉6は、蝶番10を支点として外方への開閉揺動が自在となるように設定されている。
ここで、前記蝶番10は、親扉用座板9の戸先側が僅かに上位に変位するよう主座板5に対して傾斜状に設けられている。これによって、親扉6は、避難者によって押しやられる開放操作がなされることにより、戸先側部位が上方に変位する状態で開放姿勢となり、開放操作がなくなると親扉用座板9等の自重によって自動的に閉鎖方向に揺動(自閉)するように構成されている。
そして、親扉用座板9の戸先側部位に、本発明の施錠装置11を構成するラッチ部12が設けられている。前記ラッチ部12は、親扉用座板9の戸先側内側面に固定される上下方向を向く板状体からなる支持体12aを備えて構成されており、該支持体12aの左右縁部からは内方に突出する左右一対の脚片部12b、12cが形成され、これら脚片部12b、12c間に上下一対の支持軸12dが支架されている。これら支持軸12dには、ラッチ片12eが左側に向けて出没変位自在な状態で内装された矩形ボックス状のスライド体12fが、軸方向(左右方向)移動自在に取り付けられている。前記スライド体12fは、支持軸12dに外嵌する第一付勢弾機12gにより、常時左側脚片部12bに突当てられるように付勢されている。尚、12hは、スライド体12fの右側端部に一体的に連結されるリンク桿であって、該リンク桿12hを右方に引き作動することで、スライド体12fは第一付勢弾機12gの付勢力に抗して右方に変位するように設定されている。
さらに、スライド体12fのボックス内に内装されるラッチ片12eは、ボックス内に左右方向移動自在に設けられるとともに、ラッチ片12e基端部とスライド体12fの右側端部とのあいだに介装された第二付勢弾機12iにより、ラッチ片12eの先端部がスライド体12fから所定の突出量で突出するように付勢されている。これによって、ラッチ片12eは、第一、第二付勢弾機12g、12iの付勢力を受ける自然状態において、先端縁が左側脚片部12bよりも左側に突出する施錠姿勢(係合姿勢)を保持するように設定され、該施錠姿勢において、後述するラッチ受け部15のラッチ受け片15aに内側から係合するように設定されている。
尚、第二付勢弾機12iの付勢力は、一対の第一付勢弾機12gの付勢力よりも小さい付勢力に設定されている。
一方、親扉6戸先側部位の内面に沿って本発明の長尺体13が重合状(積層状)に設けられるが、該長尺体13は、上下方向に長い帯状に形成されたものの上端部のみがシート体1に縫い付けられている。そして、自由状態の長尺体13下端部に連結金具13aが取り付けられており、該連結金具13aの左右方向中央部に下方に突出する突片13bが設けられ、該突片13bに連結ピン13cが内外方向を向く状態で貫通支持されている。
14はリンク機構を構成するL字形状に形成された作動アームであって、該作動アーム14は、コーナー部がピン14aにより親扉用座板9に枢支されているとともに、一方の作動片14bに、前記長尺体13下端部に設けられた連結ピン13cが枢支され、長尺体13と作動アーム14との連動連結がなされている。そして、作動アーム14の他方の作動片14cに、ラッチ片12eが収容されたスライド体12fに連結されたリンク桿12hに連結ピン14dを介して枢支されており、これによって、スライド体12fと作動アーム14との連動連結がなされるように構成され、これら連結金具13a、作動アーム14、そして、リンク桿12hとがリンク機構を構成し、長尺体13とラッチ片12eとを連繋する連繋手段となっている。
そして、後述するように、長尺体13が内方から外方に向けて押圧される等して、親扉6(親扉用座板9)に対して相対的に上方に持ち上げられた場合に、作動アーム14は、図4に示すように、ピン14aを支点としてリンク桿12hを右方に引っ張るように回転し、これによって、スライド体12fが第一付勢弾機12gの付勢力に抗して右方に変位するように設定されている。そして、この場合、ラッチ片12eは、スライド体12fと一体化された状態で右方に退避し、これによって、前記ラッチ受け片15aとの係合が解除される解錠姿勢(係合解除姿勢)に変姿するように設定されている。
前記親扉6の開放状態において、スライド体12fは第一付勢弾機12gの付勢力を受けて左側脚片12bに突き当てられており、かつ、ラッチ片12eは第二付勢弾機12g、12iの付勢力を受けてスライド体12fから突出する施錠姿勢となっている。そして、開放姿勢となった親扉6が内方側に向けて自閉する場合では、施錠姿勢のラッチ片12eがラッチ受け片15aに当接することに伴い、ラッチ片12eの内側に形成された傾斜面12jがラッチ受け片15aの外側に形成された傾斜面15bによってガイドされる状態で右方に押しやられ、ラッチ片12eが第二付勢弾機12iの付勢力に抗してスライド体12fのボックス内に没入することにより解錠姿勢に変姿するように設定されている。そして、ラッチ片12eは、前記解錠姿勢になってラッチ受け片15aを乗り越えた後は、第二付勢弾機12iの付勢力を受けて施錠姿勢に復帰し、ラッチ受け片15aに内側から係合して(係合状態)、親扉6の開放を規制するように設定されている。この場合では、第二付勢弾機12iの付勢力が第一付勢弾機12gの付勢力よりも小さいことから、長尺体13の相対上動に基づく解錠操作に比して軽負荷で解錠がなされるように設定されており、これによって、親扉6が自重で閉鎖したときであっても、ラッチ片12eとラッチ受け片15aとの施錠が確実になるように構成されている。
尚、9bは親扉用座板9のラッチ部12が取付けられた戸先側部位に形成された切欠き部であって、親扉6の閉鎖姿勢において親扉用座板9がラッチ受け部15近傍部材に干渉しないように構成されている。
一方、シート体1に連結される主座板5の中間部であって、親扉6対向部位の左側に偏寄する部位には開閉金具ユニット16が設けられている。前記開閉金具ユニット16は、左右方向に長い板状体で構成された取り付け片部16aに後述する各種部材が組込まれたものに構成され、該組み込まれた状態で主座板5上面に固定されるように設定されている。このとき、取り付け片部16aは左側ほど高位となる傾斜状となって取付けられて、その右端部位に、前記親扉6側のラッチ部12とともに施錠装置11を構成する前述のラッチ受け部15が設けられている。
前記ラッチ受け部15は、矩形状の本体部15cを備え、本体部15cの右側面に、前記施錠姿勢のラッチ片12eが係合するラッチ受け片15aが右方に突出して設けられている。また、本体部15cの外側面には、係合凸部15dが出没自在に設けられており、該係合凸部15dは、親扉6が閉鎖姿勢になることに伴い親扉用座板9の内側面に形成された係合凹部9aに係合するように設定されている。これによって、親扉9が閉鎖したときに、シート体1(主座板5)に対する位置決めがなされるとともに親扉9の上動が規制され、ラッチ片12eとラッチ受け片15aとの係合が、親扉6(シート体1)の上下方向の相対移動によって解除されることを回避できるように構成されているとともに、親扉6の自閉による閉鎖姿勢(ラッチ片12eの施錠姿勢)への変姿が確実になるようになっている。
さらに、開閉金具ユニット16には、親扉6の戸先側部位を覆蓋するよう内外面に縫着された内外側子扉7、8の下端部にそれぞれ連結される子扉用開閉金具が設けられており、親扉6の開放に連動して外側子扉8の下端部を外方へ、内側子扉7の下端部を内方へそれぞれ開放せしめるとともに、親扉6の閉鎖に連動して両子扉7、8をともに閉鎖せしめるように構成されている。
前記子扉用開閉金具を構成する支持ブラケット16bはL字形に構成され、一方の脚片16cの一端部が取り付け片部16aの左側端部に位置して固定されており、右方に突出する上側脚片16dの内外両部位に内側用金具17と外側用金具18とがそれぞれ揺動自在に連結されている。そして、前記内側用金具17は内側子扉7の下端部に連結された内側子扉用座板7aに一体的に連結され、外側用金具18は外側子扉8の下端部に連結された外側子扉用座板8aに一体的に連結され、これによって、内外側子扉7、8の下端部が主座板5側に連結され、内外側子扉7、8による親扉6戸先部の封止性が高められるように設定されている。
尚、支持ブラケット16bは、傾斜状の取り付け片部16aに対して直交状に取付けられることで、上側脚片16dが右端ほど低位になる傾斜状に設けられている。これによって、後述するように、上側脚片16dに設けられる内外側用金具17、18が主座板5に対してそれぞれ傾斜状に設けられ、これらに連結する内外子扉7、8の戸先を上方に変位させる状態で開放するとともに、これら内外子扉7、8の自閉がなされやすいように構成されている。
前記内側用金具17の上下縁部には、外方に向けて折曲された上下側片部17a、17bが形成されており、これら上下側片部17a、17bの左側端部(左側端部)が枢支軸17cを介して支持ブラケット16の上側脚片16dに枢支されている。前記枢支軸17cには捻り弾機17dが外嵌されており、これによって、内側用金具17は、右側端部が内方側(内側子扉7を開放する方向)に向けて付勢されるように設定されている。さらに、内側用金具下側片部17bには、外側用金具18側に向けて突出する突片17eが形成されている。
一方、外側用金具18の上下縁部には、内方に向けて折曲された上下側片部18a、18bが形成されており、これら上下側片部18a、18bの左側端部(左側端部)が枢支軸18cを介して支持ブラケット16bの上側脚片16dに枢支されている。そして、外側用金具18と支持ブラケット16(主座板5側)とのあいだには、上下に並列する二つのコイル弾機18dが介装されており、これらコイル弾機18dは、外側用金具18の外側への開放が小さいあいだは外側用金具18を内方側(閉鎖側)に向けて付勢し、外側用金具18の外側への開放が大きくなると、思案点を越える状態となって外側用金具18を外方側(開放側)に向けて付勢するように介装されており、これによって、外側用金具18は、所定の閉鎖状態と開放状態との両状態(姿勢)に保持されるように設定されている。
そして、内側用金具17と外側用金具18とは、両金具17、18がともに閉鎖している状態(内外側子扉7、8の閉鎖状態)において、内側用金具下側片部17bの突片17eが外側用金具下側片部18bの左側から突当てられる状態で配設されている。このとき、内側用金具17に設けられる捻り弾機17dの付勢力は、外側用金具18に設けられるコイル弾機18dの付勢力よりも小さく設定されており、このため、閉鎖方向に付勢される外側用金具18は、開放方向を向く付勢力を受けて開放しようとする内側用金具17を規制して閉鎖状態を保持するように設定されている。
前記両金具17、18の閉鎖状態において、これらのあいだに、閉鎖している親扉用座板9が位置するように配設されており、両金具17、18と内外側子扉用座板7a、8aとの連結部近傍部位と親扉用座板9の戸先部位とが内外方向に重合(積層)する状態となっている。
そして、後述するように、親扉6が押し操作されて開放された場合に、親扉用座板9の外方に重合する外側用金具18がコイル弾機18dの付勢力に抗して外方に押しやられ、これによって外側用金具18(外側子扉8)が開放するように設定されている。そして、この外側用金具18の外方への揺動(開放揺動)で外側用金具下側片部18bが変姿することに伴い、内側用金具17は、突部17eを介する開放規制が解除される状態となり、捻り弾機17dの付勢力を受けるようにして内方側に向けて開放するように設定されている。
さらに、外側用金具18と取り付け片部16a(主座板5側)とのあいだには連結リンク19が設けられている。前記連結リンク19は、一端が取り付け片16a側に枢支される第一リンク19aの他端部と、他端が外側用金具18に連結された外側子扉用座板8aに対し左右方向に所定の移動が自在な状態で連結された第二リンク19bの一端部とを枢支する連結部19cを備えて構成されており、親扉6の開閉に伴い、第一、第二リンク19a、19bが略直線状に伸長する伸長姿勢と、第一、第二リンク19a、19bが連結部19cを介して平行となる折曲姿勢とに変姿するように設定されている。そして、連結リンク19は、親扉6の開放により外側子扉8が開放することに伴い伸長姿勢に変姿し、該伸長姿勢は、外側用金具18側に設けられたコイル弾機18dの付勢力を受ける状態で保持されるように設定されている。このとき、連結部19cは、親扉用座板9の左側端部における閉鎖軌跡上に位置するように設定されており、これによって、親扉6が閉鎖作動する過程で、親扉用座板9が連結部19cに当接して内方側に押しやることにより連結リンク19が折曲するように設定されている。そして、連結リンク19の折曲に伴い、外側用金具18の強制的な閉鎖作動がなされ、所定の位置まで閉鎖した後は、コイル弾機18dの閉鎖方向への付勢力を受けて折曲姿勢に変姿し、これによって、内外側子扉7、8が閉鎖するように設定されている。因みに、連結リンク19は、親扉用座板9の左側端部の閉鎖軌跡上に位置させる部位を連結部19cではなく、第一リンク19aとすることもでき、何れの場合も親扉6の閉鎖作動で連結リンク19が折曲姿勢となり、内外側子扉7、8を強制的に閉鎖作動させることができる。
ここで、親扉6が閉鎖作動をする過程で、親扉6(親扉用座板9)は、外側子扉7の開放位置よりも内側において連結部19cと当接し、これを押しやる状態で閉鎖する構成である。このため、予め親扉6が内側に向けて閉鎖することにより外側用金具18(外側子扉8)が閉鎖するという作動順序が構成されることになり、これによって、外側子扉8と、該外側子扉8の閉鎖作動に連動して閉鎖する内側子扉7とは、親扉6が閉鎖姿勢に変姿した後、即ち、親扉6に後行して閉鎖するように設定されている。
尚、内外用金具17、18の閉鎖作動は、前述したように傾斜状の支持ブラケット上側脚片16dに設けられていることによる自重閉鎖の作用も加わって、円滑になされるように配慮されている。
このように構成されたシートシヤッター装置において、シート体1を全閉姿勢としたとき、親扉6(親扉用座板9)は主座板5側に施錠されて封止性が高められた状態となっている。ここで、前記シート体1は、親扉6の形成部位に弛みが生じるように形成され、該弛みのあるシート体1に対し長尺体13は張設される状態でリンク桿12hに連繋されている。そして、シート体1の全閉姿勢において、シート体1の内外には圧力差(内外差圧)が生じることになるが、この場合に、弛みのある親扉6部位は撓むが、長尺体13は上端部のみがシート体1に縫着されているので、図8(B)に示すように、長尺体13が撓むことはなく、もって、長尺体1が親扉6に対して相対上動するような張力が作用することがなく、ラッチ片12eが解錠姿勢になってしまうようなこと(施錠装置11の誤作動)はない。
尚、シート体1内外に圧力差が生じた場合において、親扉6の上動は、親扉用座板9の係合凹部9aとラッチ受け部15に設けられた係合凸部15dとの係合により規制されており、これによって、ラッチ片12eの施錠状態(親扉6の閉鎖状態)が維持され、封止性が確保されるように構成されている。
そして、緊急時に避難しようとした場合に、親扉6とともに長尺体13部位が押し操作されると、長尺体13は、弛みのある親扉6に対して張設された状態に配設されているため、ラッチ部12に設けられた第一付勢弾機12gの付勢力に抗して長尺体13が親扉6に対して相対上動し、ラッチ片12eが解錠姿勢に変姿してラッチ受け片15aとの係合が解除され、そうして、親扉6は、図8(A)に示すように、親扉6の押し操作量に応じて外方に開放するように設定されている。
叙述の如く構成された本形態において、シートシャッター装置が閉鎖作動し、シート体1が全閉姿勢に変姿した状態において、シート体1に切れ込み部Cを形成することにより構成される親扉6は開閉自在となって緊急脱出口となるが、該親扉6は、戸先側が内外一対の子扉7、8に覆われていて封止性が高いものになっている。
そして、このものにおいて、親扉6は、親扉用座板9に設けたラッチ片12eが、シート体1下端部に設けられる主座板5側に設けられたラッチ受け部15aに係合して施錠されるため、シート体1の内外に圧力差が生じたとしても開放されるような不具合がなく、防火、防煙性能の優れたシートシャッター装置とすることができる。
しかも、このものでは、親扉6を施錠する施錠装置11は、親扉6に重合状に設けられた長尺体13を、親扉6の開放操作と同時に押し操作されることで解錠されるので、緊急時に避難しようとする人が、親扉6を開放しようとする動作を行うことがそのまま施錠装置11の解錠操作となるので、緊急時であっても操作性よく、かつ、迅速に親扉6を開放することができる。
さらにこのものにおいて、長尺体13は、シート体1に対して上端部のみが縫着される構成であるので、親扉6がシート体1の内外に生じた圧力差により撓んだとしても、長尺体13は圧力差の影響を受けることがなく、長尺体13が上動して施錠装置11を解錠させてしまうようなことがなく、誤作動の防止を図ることができる。
また、このものにおいて、脱出するために開放された親扉6は、開放操作がなくなることで自重に基づいて閉鎖するが、このとき、ラッチ片12eは、ラッチ受け片15aに当接するだけのような軽負荷で解錠姿勢に変姿するので、人が脱出して閉鎖操作をしなかったとしても、開放後に親扉6が開け放たれたままの状態となることはなく、脱出後に親扉6は再び自重閉鎖するとともに施錠状態となって、防火、防煙性能を発揮することができる。
しかも、このものにおいて、親扉6の戸先側を覆う内外側の子扉7、8は、下端部に内側用金具17、外側用金具18、連結リンク19とが設けられているため、親扉6の開放操作に連繋して下端部が強制的に開放するとともに、親扉6の閉鎖操作に伴い親扉6の閉鎖に後行して閉鎖する。これによって、親扉6が一旦開放した後における封止性も確保された優れたシートシャッター装置とすることができる。
そのうえこのものにおいて、親扉6の戸先側の一対の子扉7、8は、それぞれ子扉用金具である内外側用金具17、18が設けられていて、親扉6の開放に伴いそれぞれ内外反対方向に拡開して開放する構成となっているので、親扉6を開放することで親扉6の左側部位と併せて大きな開口部を確保することができ、より迅速、かつ、安全に避難することが可能となる。
尚、本発明は前記実施の形態に限定されないことは勿論であり、図9に示す第二の実施の形態のようにすることもできる。
このものは、シート体1に設けられる内外側子扉20、21のうち、親扉6の開放方向である外側子扉21のシート体1への縫着状態が後述するようになっていること以外は、前記第一の実施の形態と同様であり、長尺体13部位を押し操作することで主座板5に施錠された親扉6を開放することができる構成となっていて、防火防煙機能が優れ、かつ、迅速に避難できるシートシャッター装置となっている。
前記第二の実施の形態において、内外側子扉20、21は、上端縁部と左側縁部とが親扉6に縫着されており、外側子扉21は、前記縫着部に加えて切れ込み部C上側において、切れ込み部Cに沿った縦方向部位Sv、そして、切れ込み部Cの上端部から内外側子扉20、21の戸先側に向く横方向部位Sh、さらに該横方向部位Shの戸先側端部から上縁部戸先側とのあいだの傾斜方向部位Stがそれぞれ親扉6に縫着されている。このように、切れ込み部Cから外側子扉21の戸先との中間部位までの横方向部位Shの縫着がなされることにより、外側子扉21と親扉6とが開放した状態から自重閉鎖する場合に、各扉6、21の重合状態が規制されて親扉6と外側子扉21との重合順序が逆になる、即ち、親扉6に先行して外側子扉21が先行して閉鎖してしまうような不具合の発生のさらなる防止が図れるように配慮されている。さらに、傾斜方向部位Stが縫着されることにより、外側子扉21が開放しにくくなってしまうような不具合が解消されるように配慮されている。
シートシャッター装置の概略正面図である。 図2(A)、(B)は図1におけるA−A断面図、親扉が開放した状態の平面断面図である。 図3(A)、(B)はそれぞれ要部における平面断面図、親扉が開放した状態の要部平面断面図である。 施錠装置の構成を説明する正面図である。 要部の拡大正面図である。 施錠装置の構成を説明する平面図である。 要部の拡大平面図である。 図8(A)、(B)はそれぞれシャッター装置の作用を説明するパターン側面図である。 第二の実施の形態におけるシートシャッター装置の概略正面図である。
符号の説明
1 シート体
2 巻取りドラム
3 開閉機
5 座板
6 親扉
7 内側子扉
8 外側子扉
9 親扉用座板
10 蝶番
11 施錠装置
12 ラッチ部
12e ラッチ片
12f スライド体
12g 第一付勢弾機
12i 第二付勢弾機
13 長尺体
14 作動アーム
15 ラッチ受け部
16 開閉金具ユニット
17 内側用金具
17d 捻り弾機
18 外側用金具
18d コイル弾機

Claims (10)

  1. 開口部をシート体で開閉するシートシャッター装置において、前記シート体に下端が切り放された切れ込み部を形成して開閉自在な親扉を構成し、該親扉の戸先部が子扉により覆われた緊急脱出口を設けるにあたり、前記シート体の下端部に配される座板と親扉とのあいだには、親扉の閉鎖に伴い座板と係合し、親扉の戸先側部位に設けた長尺体を親扉とともに押し操作することに基づいて係合解除する施錠装置が設けられている防火防煙用のシートシャッター装置。
  2. 請求項1において、長尺体は、上縁部が親扉の上部に縫着され、下端部に施錠装置に連繋する連繋手段が設けられるものとし、前記下端部は、親扉とともに押し操作されることで親扉に対して相対上動して施錠装置の係合解除をするように構成されている防火防煙用のシートシャッター装置。
  3. 請求項1または2において、施錠装置を、座板側に設けられるラッチ受け片と、親扉側に設けられ、付勢弾機により係合姿勢に付勢されるラッチ片とを備えて構成する一方、前記ラッチ片と長尺体とのあいだの連繋手段を、長尺体の親扉に対する相対上動に基づいてラッチ片を係合解除姿勢に変姿させるリンク機構により構成した防火防煙用のシートシャッター装置。
  4. 請求項3において、ラッチ片は、親扉の自重閉鎖に伴いラッチ受け片に係合するように構成されている防火防煙用のシートシャッター装置。
  5. 請求項1、2、3または4の何れかにおいて、子扉は、親扉の戸先部を内外両側から覆う一対のものとし、これら一対の子扉は、親扉の開放に伴いそれぞれ内外方向に拡開状に開放し、親扉の閉鎖に伴い親扉に後行して閉鎖するよう、下端部に子扉用金具が設けられている防火防煙用のシートシャッター装置。
  6. 請求項5において、子扉用金具は、座板に揺動自在に設けられ、かつ、親扉の外側を覆う外側子扉が連結され、開放する親扉の戸先部に干渉して開放する外側用金具と、座板に揺動自在に設けられ、かつ、親扉の内側を覆う内側子扉が連結され、外側用金具の開放作動に連動して内側に開放する内側用金具と、外側用金具と座板とのあいだに設けられ、外側用金具の開放で伸長し、親扉の閉鎖に伴う親扉の戸先との干渉で折曲して外側用金具を閉鎖する連結リンクとを備えて構成されている防火防煙用のシートシャッター装置。
  7. 請求項1、2、3、4、5または6の何れかにおいて、親扉と該親扉の開放側を覆う子扉とは、親扉の切れ込み上端部近傍部位から子扉の戸先側に向く縫着部が形成されている防火防煙用のシートシャッター装置。
  8. 開口部をシート体で開閉するシートシャッター装置において、前記シート体に下端が切り放された切れ込み部を形成して開閉自在な親扉を構成し、該親扉の戸先部が子扉により覆われた緊急脱出口を設けるにあたり、前記シート体の下端部に配される座板と親扉とのあいだに施錠装置を設け、該施錠装置を親扉の閉鎖に伴い座板と係合させる一方、親扉の戸先側部位に長尺体を設け、該長尺体を親扉とともに押し操作することで施錠装置による係合が解除されて親扉が開放する防火防煙用のシートシャッター装置におけるシート開閉方法。
  9. 請求項8において、親扉は、押し操作の解除で自重閉鎖して施錠装置による座板との係合がなされる防火防煙用のシートシャッター装置におけるシート開閉方法。
  10. 請求項8または9において、親扉の戸先部を内外両側から覆う一対のものとし、これら一対の子扉は、下端部に子扉用金具が設けられ、親扉の開放に伴い内外方向拡開状に開放する一方、親扉の閉鎖に伴い親扉に後行して閉鎖する防火防煙用のシートシャッター装置におけるシート開閉方法。
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