JP2005160843A - 吸収性物品 - Google Patents

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【課題】前後部にそれぞれ拡幅された耳部を有するインナーパッドである場合に、紙おむつへの装着時に、上下左右へのズレを防止する。
【解決手段】紙おむつ1は、前側領域FZ及び後側領域BZにおける前記一対のポケットP、Pの最大幅距離S、Sが、前記紙おむつ1の股下領域CZにおける前記一対のポケットP、Pの最大幅距離Sよりも大きく設定されており、かつ前記インナーパッド14は前記前側領域FZから後側領域BZに亘る製品長とされるとともに、前記前側領域FZ、後側領域BZ及び股下領域CZのそれぞれにおいて前記一対のポケットP、Pの最大幅距離S、S、Sに相当する製品幅とされ、かつインナーパッド14の前側領域FZから後側領域BZに至るほぼ全区間において、その左右側縁をそれぞれ前記ポケットP、Pを形成している立体ギャザーBS、BSの基端部に当接させて挿入可能となっている。
【選択図】図5

Description

本発明は、尿取りパッド、失禁パッド等のインナーパッドを併用可能とした使い捨て紙おむつ等の吸収性物品に関する。
近年、使い捨て紙おむつにおいては、頻繁に紙おむつを交換せずに済むようにするとともに、おむつの購入費用を削減するために、紙おむつと尿取りパッド・失禁パッド等のインナーパッドとを組み合わせて使用する方法が普及している。
具体的に下記特許文献1では、図6に示されるように、不織布などからなる透液性トップシート51と、ポリエチレン等からなる不透液性バックシート52の間に、綿状パルプなどの吸収体53を介在させ、かつ表面側両側部に立体ギャザーBS、BSを形成するギャザーシート54,54を備えた構造の紙おむつ50に対して、不織布などからなる透液性トップシート56と、ポリエチレン等からなる不透液性バックシート57との間に、綿状パルプなどの吸収体58を介在させた構造を成し、全体としては方形を成しているインナーパッド55とを組み合わせて使用可能としている。
前記インナーパッドを紙おむつに装着するに当たっては、体動により前記インナーパッド55がずれないように、通常は同図に示されるように、前記インナーパッド55の不透液性バックシート57の外面側に粘着剤層59を設け、使い捨て紙おむつ50等のトップシート51に接着するようにしているが、前記粘着剤層59による固定のみでは複雑な変形、移動を強いられるインナーパッド55のズレを確実に防止するのは困難であり、前記ギャザーシート54,54によるポケットP、P内に前記インナーパッド55を挿入することにより横ズレを防止するようにしている。なお、図中斜線部分は前記ギャザーシート54の接着面を示したものであるが、ポケットP、Pの最大幅距離は、インナーパッド55の形状に合うように長手方向に均一幅となっている。
また、下記特許文献2では、上記特許文献1の場合は、横ズレは阻止できても上下方向のズレは防止し得ないとして、紙おむつの前側域における一対のポケットの最大幅距離を股下領域における前記一対のポケットの最大幅距離よりも大きくし、前記前側域のポケット最大幅距離を増大させた領域に、吸液性補助パッドを該パッドの左右側縁と前後側縁とをそれぞれ前記ポケットを形成しているフラップの接合部に当接させて挿入するようにした使い捨て紙おむつが提案されている。
特開2000−93439号公報 特開平9−75385号公報
ところで、従来より前記使い捨て紙おむつとは別に、おむつカバーと挿入パッドとを組み合わせて使用するようにした製品も市場に提供されており、近年は前記おむつカバー用挿入パッドとして、横向きや仰向き寝の状態で効率よく体液を吸収し漏れを防止するために、方形状のインナーパッドに代えて、前後部にそれぞれ拡幅された耳部を有する平面形状のインナーパッドが使用されるようになってきている。
前記使い捨て紙おむつとインナーパッドとの組合せ使用においても、吸収量の増大と漏れ防止を図るために、前記前後部にそれぞれ拡幅された耳部を有するインナーパッドの使用が望まれるところ、現状では前記耳部を有するインナーパッドを効果的に固定するための構造は存在せず、例えばインナーパッドの股間部幅を一対のポケットの底部間幅に合わせた場合にはインナーパッドの耳部をポケット内にきっちりと挿入することができず、また前後領域において左右へのズレを防止することができない。また、インナーパッドの耳部幅を一対の立体ギャザーの底部間幅に合わせた場合には、股下領域においてインナーパッドの固定機能が低下し、漏れを確実に防止することができなくなる。
そこで本発明の主たる課題は、吸収性物品と、この吸収性物品の使用面側に装着されるインナーパッドとからなる組合せ使用に際して、前後部にそれぞれ拡幅された耳部を有するインナーパッドである場合に、装着時にインナーパッドの上下左右方向へのズレを確実に防止し、立体ギャザーの漏れ防止機能を確実に発揮させるようにすることにある。
前記課題を解決するための請求項1に係る本発明として、透液性表面シートと裏面シートとの間に吸収体が介在されるとともに、表面側両側部にそれぞれギャザーシートにより内方側に向かって開口する一対のポケットを形成する立体ギャザーを備え、前記透液性表面シート上に、インナーパッドを前記ポケットに挿入して保持することが可能な吸収性物品において、
前記吸収性物品の前側領域及び後側領域における前記一対のポケットの最大幅距離が、前記吸収性物品の股下領域における前記一対のポケットの最大幅距離よりも大きく設定されており、かつ前記インナーパッドは前記前側領域から後側領域に亘る製品長とされるとともに、前記前側領域、後側領域及び股下領域のそれぞれにおいて前記一対のポケットの最大幅距離に相当する製品幅とされ、かつインナーパッドの前側領域から後側領域に至るほぼ全区間において、その左右側縁をそれぞれ前記ポケットを形成している立体ギャザーの基端部に当接させて挿入可能となっていることを特徴とする吸収性物品が提供される。
請求項2記載の本発明として、前記吸収性物品の後側ウエスト部分に、内方側に向かって開口する背面側ポケットを形成するウエスト部立体ギャザーを備え、前記インナーパッドの後側端縁を前記背面側ポケットを形成しているウエスト部立体ギャザーの基端部に当接させて挿入可能となっている請求項1記載の吸収性物品が提供される。
請求項3記載の本発明として、前記透液性表面シート上に、前記前側領域から後側領域に亘り、前記一対のポケット間に前記インナーパッドが挿入保持されている請求項1、2いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
請求項4記載の本発明として、前記インナーパッドは、透液性表面シートと裏面シートとの間に吸収体が介在されるとともに、表面側両側部にそれぞれギャザーシートにより内方側に向かって開口する一対のポケットを形成する立体ギャザーを備え、前記透液性表面シート上に、更に第2のインナーパッドを前記ポケット間に挿入保持されている請求項3記載の吸収性物品が提供される。
以上詳説のとおり本発明によれば、前後部にそれぞれ拡幅された耳部を有するインナーパッドである場合に、装着時にインナーパッドの上下左右方向へのズレを確実に防止し得るようになるとともに、一対のポケット内にきっちりとインナーパッドが挿入保持されるため立体ギャザーの漏れ防止機能を確実に発揮し得るようになる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
図1は本発明に係る使い捨て紙おむつ1の一部破断展開図、図2はそのII−II線矢視図、図3はそのIII−III線矢視図、図4はインナーパッド14の一部破断展開図である。
(使い捨て紙おむつ1の構造)
図1において、使い捨て紙おむつ1は、不織布などからなる透液性表面シート3と、バックシート2との間に、綿状パルプなどの吸収体4を介在させた構造の紙おむつである。より具体的には、有孔または無孔の不織布や孔開きプラスチックシート等からなり使用面側を覆う透液性トップシート3と、不織布からなり紙おむつの外面側を覆うとともに、おむつ両側部では後述のギャザーシート6と共にサイドフラップ部SFを構成する不織布からなるバックシート2と、前記透液性トップシート3とバックシート2との間に介在された、綿状パルプ等からなる、たとえば砂時計形状(または長方形状等)のある程度の剛性を有する吸収体4と、前記吸収体4とバックシート2との間に少なくとも吸収体4の全面積を覆うように配設されたポリエチレン等からなる防水フィルム5と、紙おむつの両側部に表面側に起立する立体ギャザーBSを形成するとともに、おむつ両側部では前記バックシート2と共にサイドフラップ部SFを構成するためのギャザーシート6とから主に構成されている。なお、前記吸収体4は、形状保持と透液性トップシート3を透過した体液の拡散性向上のためにクレープ紙(図示せず)によって囲繞されているのが望ましい。
また、紙おむつ1の腹部および背側では、前記バックシート2、防水フィルム5および透液性トップシート3が共に延在し、吸収体4の存在しないエンドフラップ部EFが形成され、特に背側エンドフラップ部EFにおいては、前記防水フィルム5と透液性トップシート3との間に、複数の弾性伸縮部材10,10…が介在され、ウエストギャザーが形成されている。また、背側の両側部にはそれぞれ紙おむつを装着する際に使用されるファスニングシート8,8が固着されている。
なお、本例では、おむつ外面を覆うために用いられているシートとして、不織布からなるバックシート2が用いられ、かつ吸収体4とバックシート2との間にポリエチレン等からなる防水フィルム5が介在されているが、前記バックシートとして不透液性フィルムを使用し、防水フィルム5を省略した構造であってもよい。
前記吸収体4の表面側(肌当接面側)を覆う透液性トップシート3としては、有孔または無孔の不織布や多孔性プラスチックシートなどが好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維は、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。これらの加工法の内、スパンレース法は柔軟性、ドレープ性に富む点で優れ、サーマルボンド法は嵩高でソフトである点で優れている。透液性トップシート3に多数の透孔を形成した場合には、尿などが速やかに吸収されるようになりドライタッチ性に優れたものとなる。
前記防水フィルム5は、両側縁部は吸収体4側縁よりも若干側方に延在して形成され、透液性トップシート3とホットメルト接着剤などにより固着されている。また、前記バックシート2は、前記防水フィルム5の外面側に積層され、紙おむつの外形線を成す位置まで延在され、後述のギャザーシート6とともにサイドフラップ部SFを形成している。なお、前記防水フィルム5とバックシート2との積層体として、側縁部を本発明紙おむつに適合するように、防水フィルム5の側縁をバックシート2の内側位置として積層させたラミネート不織布を用いることができる。
前記防水フィルム5としては、近年、ムレ防止の点から透湿性を有するものが好適に用いられる。この遮水・透湿性シートは、たとえばポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン樹脂中に無機充填材を溶融混練してシートを形成した後、一軸または二軸方向に遠心することにより得られる微多孔性シートであり、仮にシート厚が同じであれば無孔シートよりも剛性が低下するため、柔軟性の点で勝るものとなる。
前記紙おむつの表面側両側部には、透液性トップシート3の側部を覆うとともに、バックシート2の側縁まで延在するギャザーシート6が配設され、このギャザーシート6の内方側シート部分により、内方側に向かって開口する一対のポケットP、Pを形成する立体ギャザーBS、BSが形成されている。すなわち、ギャザーシート6の内方側が二重に折り返され、この折返し部分に弾性伸縮部材12が配設され、内方側シート部分が前記弾性伸縮部材12の伸縮力を利用して表面側に起立するようになっている。
前記ギャザーシート6は、側部においてバックシート2と積層され、サイドフラップSFを構成している。このサイドフラップ部SFにおいては、紙おむつ長手方向に沿って複数本、図示の例では2本の弾性伸縮部材13,13…が配設され、平面ギャザーが形成されている。
一方、後側の背側ウエストフラップEF部分には、透液性トップシート3の側部を覆うとともに、バックシート2の後側端縁まで延在するウエスト部ギャザーシート7が配設され、このウエスト部ギャザーシート7の内方側シート部分により、内方側に向かって開口するポケットPを形成する立体ギャザーWBが形成されている。すなわち、ウエスト部ギャザーシート7の内方側が二重に折り返され、この折返し部分に弾性伸縮部材21が配設され、内方側シート部分が前記弾性伸縮部材21の伸縮力を利用して表面側に起立するようになっている。
前記弾性伸縮部材12,13、21としては、通常使用されるスチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコン、ポリエステル等の素材を用いることができる。
前述のバックシート2、透液性トップシート3およびギャザーシート6、7を構成する素材繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工方法に得られた不織布を用いることができるが、特にサイドフラップ部SFを構成する前記ギャザーシート6およびバックシート2としては、ゴワ付き感を無くすとともに、ムレを防止するために、坪量を抑えて通気性に優れた不織布を用いるのがよい。
一方、背側両側部に設けられたファスニングシート8,8は紙おむつの腹側表面に設けられたフロントターゲットテープ11に前記ファスニングシート8の接合片8aを止着することによって紙おむつが身体に装着されるようになっている。前記ファスニングシート8は、先端側に外側縁から延在して上下2段で側方に突出する接合片8a、8aが形成され、この接合片8a、8aの内面側(透液性表面シート3側)には、雄側面ファスナー9,9がそれぞれ取り付けられ、雌側面ファスナーを構成する前記フロントターゲットテープ11へ接合可能となっている。なお、前記面ファスナー9を雌側とし、前記フロントターゲットテープ11側を雄側としてもよい。
(インナーパッド14の構造)
一方、図4に示されるインナーパッド14は、不織布などからなる透液性トップシート15と、ポリエチレン等からなる不透液性バックシート16(又は防水フィルム及び不織布バックシート)との間に、綿状パルプなどの吸収体17を介在させた構造を成し、前記紙おむつ1の前側領域FZから後側領域BZに亘る製品長とされるとともに、前部側及び後部側にそれぞれ拡幅された耳部を有する平面形状となっている。また、表面側両側部には、透液性トップシート15の側部を覆うとともに、不透液性バックシート16の側縁まで延在するギャザーシート18、18が配設され、このギャザーシート18の内方側シート部分により立体ギャザーBS、BSが形成されている。すなわち、ギャザーシート18の内方側が二重に折り返され、この折返し部分に弾性伸縮部材19が配設され、内方側シート部分が前記弾性伸縮部材19の伸縮力を利用して表面側に起立するようになっている。
さらに、前記不透液性バックシート16の外面側には、インナーパッド14を前記紙おむつ1の表面側に装着(接着)するために、粘着剤、面ファスナーなどの接合手段20が設けられている。
(インナーパッドを装着するための紙おむつ構造)
図5に前記インナーパッド14を紙おむつ1に装着した状態を示す。前記インナーパッド14は、外面側に設けられた接合手段20を紙おむつ1の透液性表面シート3に対して接合するとともに、立体ギャザーBS、BSのポケットP、Pを利用して装着されるようになっている。
先ず、前記紙おむつ1側においては、図5に示されるように、ギャザーシート6をおむつ表面の両側部にホットメルト接着剤或いはヒートシール等によって接着する際、同図に接着面を斜線で示したように、接着パターンに変化を付けて前記ギャザーシート6を取り付けるようにする。具体的には、前側領域FZ及び後側領域BZにおける前記一対のポケットP、Pの最大幅距離S、Sが、前記使い捨て紙おむつ1の股下領域CZにおける前記一対のポケットP、Pの最大幅距離Sよりも大きくなるように段状の接着パターンによりギャザーシート6を取り付けるようにする。
この場合、前記前側領域FZ及び後側領域BZにおける前記一対のポケットP、Pの最大幅距離S、Sは前記インナーパッド14の耳部を有する前部側及び後部側の製品幅S'、S'に対応しており、前記股下領域CZにおける前記一対のポケットP、Pの最大幅距離Sはインナーパッド14の股間部製品幅S'に対応した寸法となっている。また、後側領域BZにおける前記一対のポケットP、Pの最大幅距離がSである長手区間長Lはインナーパッド14の耳部を有する後側部分の長手方向寸法L'に対応しており、前側領域FZにおける前記一対のポケットP、Pの最大幅距離がSである長手区間長Lはインナーパッド14の耳部を有する前側部分の長手方向寸法L'にそれぞれ対応している。
なお、紙おむつ1における後側領域BZと股下領域CZとの境界点と、前側領域FZと股下領域CZとの境界点は任意に変化し得るものである。例えば、後側領域BZと前側領域FZとをほぼ同一の寸法とすることでもよいし、特に男性用に対応させるために前側領域FZを後側領域BZよりも大きくすることも可能である。また、本例ではインナーパッド14の拡幅された前側及び後側の製品幅S'、S'を同一としたが、どちらか一方を大きくすることでもよい。
従って、前記インナーパッド14を紙おむつ1に装着した状態では、図5に示されるように、インナーパッド14の前側領域から後側領域に至るほぼ全区間において、その左右側縁をそれぞれ前記ポケットP、Pを形成している立体ギャザーBS、BSの基端部に当接させて挿入されているため、インナーパッド14は上下左右方向のいずれの方向にも位置ズレしないように保持される。なお、同図では、後側ウエスト部においても、前記インナーパッド14の後側端縁を前記背面側ポケットPを形成しているウエスト部立体ギャザーWBの基端部に当接させて挿入されているため、前記後方向への位置ズレが確実に防止されるようになっている。
以上のように、前後部にそれぞれ拡幅された耳部を有するインナーパッド14は、立体ギャザーBS、BSによるポケットP、P内にきっちりと挿入保持されているため、インナーパッド14に形成された立体ギャザーBS、BSはもちろんのこと、紙おむつ1に形成された立体ギャザーBS、BSを有効に機能させることができるようになる。
〔他の形態例〕
(1)上記形態例では、本発明の対象となる紙おむつ型式はテープ式紙おむつとしたが、パンツ式紙おむつでも良く、かつ装着対象者も大人用、ベビー用のいずれでもよい。
(2)上記形態例では、使い捨て紙おむつ1の上面にインナーパッド14を装着するようにしたが、更に前記インナーパッド14の透液性表面シート15の上面に、第2のインナーパッドを立体ギャザーBS、BS間に挿入保持させるようにしてもよい。
(3)本発明の対象となる吸収性物品は、前記使い捨ておむつの他、パッド等の吸収性物品を含むものである。すなわち、透液性表面シートと裏面シートとの間に吸収体が介在されるとともに、表面側両側部にそれぞれギャザーシートにより内方側に向かって開口する一対のポケットを形成する立体ギャザーを備えたパッドの上面にインナーパッド14が装着される態様を含むものである。
本発明に係る使い捨て紙おむつ1の一部破断展開図である。 図1のII−II線矢視図である。 図1のIII−III線矢視図である。 インナーパッド14の一部破断展開図である。 インナーパッド14を紙おむつ1へ装着した状態を示す展開図である。 従来のインナーパッド併用型紙おむつを示す、(A)は紙おむつ展開図、(B)はインナーパッド展開図である。
符号の説明
1……使い捨て紙おむつ、2…バックシート、3…透液性表面シート、4…吸収体、5…防水フィルム、6…ギャザーシート、7…ウエストギャザーシート、8…基材シート、8a…接合部、9…面ファスナー、14…インナーパッド、15…透液性表面シート、16…不透液性裏面シート、17…吸収体、BS…立体ギャザー、P…ポケット、SF…サイドフラップ

Claims (4)

  1. 透液性表面シートと裏面シートとの間に吸収体が介在されるとともに、表面側両側部にそれぞれギャザーシートにより内方側に向かって開口する一対のポケットを形成する立体ギャザーを備え、前記透液性表面シート上に、インナーパッドを前記ポケットに挿入して保持することが可能な吸収性物品において、
    前記吸収性物品の前側領域及び後側領域における前記一対のポケットの最大幅距離が、前記吸収性物品の股下領域における前記一対のポケットの最大幅距離よりも大きく設定されており、かつ前記インナーパッドは前記前側領域から後側領域に亘る製品長とされるとともに、前記前側領域、後側領域及び股下領域のそれぞれにおいて前記一対のポケットの最大幅距離に相当する製品幅とされ、かつインナーパッドの前側領域から後側領域に至るほぼ全区間において、その左右側縁をそれぞれ前記ポケットを形成している立体ギャザーの基端部に当接させて挿入可能となっていることを特徴とする吸収性物品。
  2. 前記吸収性物品の後側ウエスト部分に、内方側に向かって開口する背面側ポケットを形成するウエスト部立体ギャザーを備え、前記インナーパッドの後側端縁を前記背面側ポケットを形成しているウエスト部立体ギャザーの基端部に当接させて挿入可能となっている請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記透液性表面シート上に、前記前側領域から後側領域に亘り、前記一対のポケット間に前記インナーパッドが挿入保持されている請求項1、2いずれかに記載の吸収性物品。
  4. 前記インナーパッドは、透液性表面シートと裏面シートとの間に吸収体が介在されるとともに、表面側両側部にそれぞれギャザーシートにより内方側に向かって開口する一対のポケットを形成する立体ギャザーを備え、前記透液性表面シート上に、更に第2のインナーパッドを前記ポケット間に挿入保持されている請求項3記載の吸収性物品。
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