JP2005160501A

JP2005160501A - おむつ濡れ通報装置

Info

Publication number: JP2005160501A
Application number: JP2003399456A
Authority: JP
Inventors: Masamori Matsuda; 昌盛松田
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2003-11-28
Filing date: 2003-11-28
Publication date: 2005-06-23

Abstract

【課題】主として老人や病人などおむつ装着者のおむつが濡れていることをセンサにより感知し、介護者に対し正確且つ迅速に通報可能にすること。
【解決手段】コードの先に平板状の電極板を１箇若しくは２箇〜３箇の複数を取付けたものとなし、これをおむつの濡れる箇所に当接させておくことにより、おむつが濡れると、電極板が導通状態となり、光の点滅によって合図する第一合図手段及び又は音によって合図する第二合図手段、並びに切り替えスイッチにより前記の再生音をＦＭ電波に載せて送信し、他の離れたＦＭラジオ受信機によって再生音を受信することにより合図する第三合図手段とを備えた構成となしたことを特徴とする。
【選択図】図１

Description

本発明はおむつ着装者に対し、電極を備えたセンサを取付けることにより、おむつが排尿で濡れると直ちにそのことを通報可能にするおむつ濡れ通報装置に関する。

おむつが濡れているかどうかを調べる為に、従来はおむつの中に手を差し入れ、濡れた箇所を触ることによって調べていた。

おむつが濡れても、当事者が合図しない、又は合図できない場合は、第三者がその事を知ることは出来なかった。

例えば特開２００２−３０１０９８号公報には、おむつ自体にセンサを取付けているが、加工及び装置が大掛かりとなり、安価且つ簡単に調べることは難しいものである。
特開平６−３００７２３号公報特開平９−３０４３１２号公報特開２００２−３０１０９８号公報

長時間濡れたおむつのまま放置されることによって、着装者は不快な思いを強いられ、感染症を引き起こす原因にもなる。又、寒い時には体が冷えて風邪を引く原因になることもあった。
更に、おむつが濡れているかどうかを、手で触って調べることは衣類の脱着等手間が掛かり且つ非衛生的であり、病院等の施設によっては院内感染の危険性もある。
本発明は、このような問題を解決しようとするものであって、おむつの濡れていることをセンサによって合図することにより、介護者が正確且つ衛生的に判別することができ、即座に対応することが出来る。当事者に於いては濡れたおむつを速やかに交換してもらうことができ、不快な思いを軽減させることが出来る。

コードの先に電極板を備えたセンサの１箇若しくは２〜３箇を、尿器の前面側或いはこれを挟む状態におむつ内へ配置させ、適宜センサが濡れることにより、光の点滅によって合図する第一合図手段及び又は音によって合図する第二合図手段並びに、切り替えスイッチにより上記の録音した音をＦＭ電波に載せて送信し、その音を他の離れたＦＭラジオ受信機によって聞くことの出来る第三合図手段とを備えた構成とする。
このさい、合図する音はおむつ着用者によって希望の音声や楽曲などを約２０秒間程度の録音ができるものとなしてあり、またＦＭラジオ受信機の周波数は７６ＭＨｚ〜８１ＭＨｚの放送周波数帯で、ラジオ放送周波数帯以外の希望の周波数に設定できるものとする。

本発明によれば、適宜センサをおむつに当接させておくことにより、手を汚すことなく随時衛生的に且つ正確におむつが濡れていることを調べることが出来る。即ち、夜間等音を出したくない時は、ＬＥＤの点滅によっておむつが濡れていることを合図することが出来る。又、これと併用して着装者が予め録音した声を再生することにより、或は着装者との間で取り決めた音を発生させることにより音によって通報することが出来る。なお、本発明ではおむつの濡れている状況を他の離れた場所に居ても、即ち上記の発生音をＦＭラジオ受信機を介して受信することが出来て、直ちに対応処置の図れるものとなすことができる。
請求項２記載の発明で特に着装者の声を再生させる場合には親近感のある介護を可能にする上で著効がある。
請求項３記載の発明によれば、受信周波数を変えることにより、他の電子器の使用周波数との混信を避けることが出来る。

図１は本発明装置の実施態様を示すフローシート図であり、図２は通報装置の回路図である。また図３はセンサに係る電極板の平面図、図４は信号処理回路図である。

１は縦、横寸法を凡そ３５ｍｍ程度となした平板状の電極１ａ，１ｂを備えたセンサ、２はそのコードであっておむつ着装者が寝ている状態か、起きている状態かなどによってその長さ寸法を適宜調整可能にする手段が採用されている。本発明装置では上記センサ１を除く他の機器は１つの匣体３内へ収蔵されるものとなるのであり、本発明者の試作品によれば縦、横、高さが凡そ２ｃｍ×５ｃｍ×１２ｃｍ程度のポケット収納サイズの大きさのものとなされる。

即ち、上記匣体３内には電源及び電源回路（三端子レギュレータ）４、センサからの信号処理回路５及び、これによるＬＥＤ表示器具６、また同ボイスレコーダ器具７及びスピーカ８、並びにＦＭ電波送信回路９などが組込まれたものとなされている。本例の説明でセンサ１は１箇の使用について図示しているが、２箇或は３箇などの複数の使用を可能にするものである。なお、図面で１０はオンオフスイッチ、１１及び１２は夫々れ切替えスイッチである。

次に動作について説明する。本発明では上記センサ１をおむつに当接するさい、尿器の前方及び又は尿器を挟む状態に取付けるようにする。このさい、当接したセンサが動かないようにするためには粘着テープで仮止めしたりする。
而して、電源回路４のスイッチ１０を入れるのであり、おむつが濡れるとセンサ１の電極板が短絡され、その信号が信号処理回路５に送られ、今切替えスイッチ１１が切れておれば、ＬＥＤ６が点滅して合図する第一合図手段の通報が行われる

一方、スイッチ１０が入り、切替えスイッチ１１がスピーカ８の側になっておれば、ボイスレコーダ７に録音されている音が再生されてスピーカ８から流れ、第二合図手段として通報が行われるものとなる。
他方、切替えスイッチ１１が入り、切替えスイッチ１２がＦＭ電波送信回路の側になっておれば、録音した音をＦＭ電波に載せて送信し、他の離れた場所にあるＦＭラジオ受信機からの再生音により合図する第三合図手段としての通報が行われる。このさい、ＦＭラジオ受信機の周波数は７６ＭＨｚ〜８１ＭＨｚの放送周波数帯で、ラジオ放送受信周波数帯以外の希望の周波数に設定されるのである。

本発明によれば、以上三通りの手段を選択し、おむつが濡れていることを知ることが出来る。なお、本発明では被介護人自身の声、即ち「○○ですが、おむつの交換をして下さい。」など生の声として通報できる。或は独自に選択した音楽や信号などの音として通報される。而して、これらは図４の信号処理回路図例で示される如き指令信号によって、センサの作動中、繰返して流すことができるようにするのである。
本発明では介護人が戸外では携帯用のＦＭラジオを所持することにより、被介護人のおむつの濡れ状態を遠く離れた位置であっても適確に知ることが可能となり、個人家庭では勿論のこと、老人施設や病院などに於ける効率的な看護や管理の適切なサービス向上の遂行が図れるものとなるのである。

本発明装置の実施態様を示すフローシート図である。通報装置の回路図である。センサに係る電極板の平面図である。信号処理の回路図である。

符号の説明

１センサ
２コード
３匣体
４電源回路
５信号処理回路
６ＬＥＤ表示回路
７ボイスレコーダ器具
８スピーカ
９ＦＭ電波送信回路
１０オンオフスイッチ
１１切替えスイッチ
１２切替えスイッチ

Claims

コードの先に平板状の電極板を１箇若しくは２箇〜３箇の複数を取付けたものとなし、これをおむつの濡れる箇所に当接させておくことにより、おむつが濡れると、電極板が導通状態となり、光の点滅によって合図する第一合図手段及び又は音によって合図する第二合図手段、並びに切り替えスイッチにより前記の再生音をＦＭ電波に載せて送信し、他の離れたＦＭラジオ受信機によって再生音を受信することにより合図する第三合図手段とを備えた構成となしたことを特徴とするおむつ濡れ通報装置。
発生音はおむつ着装者自身の予め録音した声、或いは当該着装者との間で取り決めた音楽や信号音などであることを特徴とする請求項１記載のおむつ濡れ通報装置。
ＦＭラジオ受信機の周波数は７６ＭＨｚ〜８１ＭＨｚの放送周波数帯で、ラジオ放送受信周波数帯以外の周波数となされることを特徴とする請求項１又は２記載のおむつ濡れ通報装置。