JP2005159409A - スピーカ用振動板およびこの振動板を使用したスピーカ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 側面視がほぼV字状となるよう板状体12,13で構成された振動板主体11と、ヨーク16、マグネット17、プレート18からなる磁気回路19および、この磁気回路19の周辺に配置されるボイスコイル21、ダンパー20とから構成される駆動体Xと、前記駆動体Xの磁気回路19に付設されるフレーム23とからなるものであって、少なくとも二股に分岐した振動板主体11の一方の端部を、前記駆動体Xを構成するボイスコイル21のボビン22に連結してスピーカ10とする。
【選択図】 図1
Description
板状体によって、側面視がほぼV字状の振動板主体を構成し、
二股に分岐した前記振動板主体の少なくとも一方の板状体の端部が、ボイスコイルのボビンとの連結部として用いられること
を特徴とするものである。
請求項1に記載のスピーカ用振動板において、
前記振動板主体は、
相対する2枚の平面板で構成され、各平面板の上端部を互いに貼り合わせて側面視がほぼV字状となるよう構成されていること
を特徴とするものである。
請求項1に記載のスピーカ用振動板において、
前記振動板主体は、
1枚の平面板を側面視でほぼV字状となるように折り曲げるとともに、当該折曲げ部を互いに貼り合わせて構成されていること
を特徴とするものである。
請求項1〜3のいずれかに記載のスピーカ用振動板において、
前記振動板主体は、
ほぼV字状を構成する両面ともに同一素材であること
を特徴とするものである。
請求項1又は2に記載のスピーカ用振動板において、
前記振動板主体は、
ほぼV字状を構成する一方の面と他方の面が、互いに異なる素材であること
を特徴とするものである。
請求項1〜5のいずれかに記載のスピーカ用振動板において、
前記振動板主体は、
二股に分岐した他方の板状体の端部が、スピーカを構成するフレームに固着されて用いられるものであること
を特徴とするものである。
請求項1〜5のいずれかに記載のスピーカ用振動板において、
前記振動主体は、
二股に分岐した各板状体の端部が、ボイスコイルのボビンとの連結部として用いられること
を特徴とするものである。
側面視がほぼV字状となるよう板状体で構成された振動板主体と、
ヨーク、マグネット、プレートからなる磁気回路および、この磁気回路の周辺に配置されるボイスコイル、ダンパーとから構成される駆動体と、
前記駆動体の磁気回路に付設されるフレーム
とからなるものであって、
二股に分岐した前記振動板主体の少なくとも一方の板状体の端部が、前記駆動体を構成するボイスコイルのボビンに連結されていること
を特徴とするものである。
請求項8に記載のスピーカにおいて、
前記振動板主体は、
二股に分岐した板状体の他方の端部が、前記フレームに固定されていること
を特徴とするものである。
請求項8に記載のスピーカにおいて、
前記駆動体は、
複数で構成され、二股に分岐した板状体の少なくとも一方の端部を、各駆動体で同時に駆動させるよう構成されていること
を特徴とするものである。
請求項8に記載のスピーカにおいて、
前記駆動体は、
同一構造の複数で構成され、二股に分岐した板状体の各端部を、それぞれの駆動体で同時に駆動させるよう構成されていること
を特徴とするものである。
請求項11に記載のスピーカにおいて、
前記複数の駆動体は、
二股に分岐した振動板主体の、一方の端部を駆動させるボイスコイルの巻き方向と、他方の端部を駆動させるボイスコイルの巻き方向とを、互いに逆方向とさせたこと
を特徴とするものである。
請求項11に記載のスピーカにおいて、
前記複数の駆動体は、
二股に分岐した振動板主体の、一方の端部を駆動させる駆動体を構成する磁気回路のマグネットの着磁方向と、他方の端部を駆動させる駆動体を構成する磁気回路のマグネットの着磁方向とを、互いに逆相とさせたこと
を特徴とするものである。
請求項8〜11のいずれかに記載のスピーカにおいて、
前記振動板主体は、
二股に分岐する上縁部が、駆動体を形成する磁気回路に付設された支持フレームに、エッジを介して固定されていること
を特徴とするものである。
側面視がほぼV字状となるよう板状体で構成された一対の振動板主体と、ヨーク、マグネット、プレートからなる磁気回路および、この磁気回路の周辺に配置されるボイスコイル、ダンパーとからなる駆動体と、前記磁気回路のプレートおよびヨークにそれぞれ付設されるフレームとから構成され、
前記一方の振動板主体における二股に分岐した一方の端部を、前記駆動体を構成するボイスコイルのボビン頂部に固着されたキャップに連結するとともに、他方の端部を、前記磁気回路のプレートに付設されたフレームに固着し、
前記他方の振動板主体における二股に分岐した他方の端部を、前記磁気回路のヨークの背面に付設されたフレームに固着するとともに、一方の端部を、前記ヨークに設けたセンターポールの中心部に軸方向に沿って貫通孔を遊嵌した連結杆の基端部に連結させ、
この連結杆の先端部を前記キャップの裏面中心部に固着させ、
前記磁気回路を中心に点対称に配置された一対の振動板主体を、ボイスコイルの駆動によって同時に振動させるよう構成したこと
を特徴とするものである。
請求項15に記載のスピーカにおいて、
前記一対の振動板主体は、
同一構造からなる複数の駆動体の、各ボイスコイルによって同時に振動させるよう構成したこと
を特徴とするものである。
請求項15に記載のスピーカにおいて、
前記連結杆は、
中空または中実の棒状体もしくは板状体からなるもので、前記ヨークの底面部から突出した部位がダンパーによって上下動自在に係合保持されていること
を特徴とするものである。
この発明のスピーカ用振動板11は、図1および図2から明らかなように、側面視がほぼV字状で、平面視が矩形状となるように振動板主体11(なお、前記スピーカ用振動板と実質的に同一であるので同一符号とする。)を板状体で構成したもので、板状体で振動板主体11を構成するには、たとえば、2枚の方形ないし矩形状の板状体12と13を相対させ、その上縁部同士を接着剤によって所要幅で貼り合わせて貼り合わせ部14を形成し、側面視がほぼV字状となるようにする方法と、図3に示すように、1枚の矩形状の板状体15をほぼ中央部で2つ折りし、互いに重畳する部位を接着剤で貼り合わせて貼り合わせ部14aを形成し、側面視ほぼV字状の振動板主体11とする方法とがある。
11 スピーカ用振動板(振動板主体)
12,13 振動板主体を構成する板状体
14 貼り合わせ部
16 ヨーク
17 マグネット
18 プレート
19 磁気回路
20 ダンパー
21 ボイスコイル
22 ボビン
23 フレーム
Claims (17)
- 板状体によって、側面視がほぼ逆V字状の振動板主体を構成し、
二股に分岐した前記振動板主体の少なくとも一方の板状体の端部が、ボイスコイルのボビンとの連結部として用いられること
を特徴とするスピーカ用振動板。 - 前記振動板主体は、
相対する2枚の平面板で構成され、各平面板の上端部を互いに貼り合わせて側面視がほぼ逆V字状となるよう構成されていること
を特徴とする請求項1に記載のスピーカ用振動板。 - 前記振動板主体は、
1枚の平面板を側面視でほぼV字状となるように折り曲げるとともに、当該折曲げ部を互いに貼り合わせて構成されていること
を特徴とする請求項1に記載のスピーカ用振動板。 - 前記振動板主体は、
ほぼV字状を構成する両面ともに同一素材であること
を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のスピーカ用振動板。 - 前記振動板主体は、
ほぼV字状を構成する一方の面と他方の面が、互いに異なる素材であること
を特徴とする請求項1又は2に記載のスピーカ用振動板。 - 前記振動板主体は、
二股に分岐した他方の板状体の端部が、スピーカを構成するフレームに固着されて用いられるものであること
を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のスピーカ用振動板。 - 前記振動主体は、
二股に分岐した各板状体の端部が、ボイスコイルのボビンとの連結部として用いられること
を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のスピーカ用振動板。 - 側面視がほぼV字状となるよう板状体で構成された振動板主体と、
ヨーク、マグネット、プレートからなる磁気回路および、この磁気回路の周辺に配置されるボイスコイル、ダンパーとから構成される駆動体と、
前記駆動体の磁気回路に付設されるフレーム
とからなるものであって、
二股に分岐した前記振動板主体の少なくとも一方の板状体の端部が、前記駆動体を構成するボイスコイルのボビンに連結されていること
を特徴とするスピーカ。 - 前記振動板主体は、
二股に分岐した板状体の他方の端部が、前記フレームに固定されていること
を特徴とする請求項8に記載のスピーカ。 - 前記駆動体は、
複数で構成され、二股に分岐した板状体の少なくとも一方の端部を、各駆動体で同時に駆動させるよう構成されていること
を特徴とする請求項8に記載のスピーカ。 - 前記駆動体は、
同一構造の複数で構成され、二股に分岐した板状体の各端部を、それぞれの駆動体で同時に駆動させるよう構成されていること
を特徴とする請求項8に記載のスピーカ。 - 前記複数の駆動体は、
二股に分岐した振動板主体の、一方の端部を駆動させるボイスコイルの巻き方向と、他方の端部を駆動させるボイスコイルの巻き方向とを、互いに逆方向とさせたこと
を特徴とする請求項11に記載のスピーカ。 - 前記複数の駆動体は、
二股に分岐した振動板主体の、一方の端部を駆動させる駆動体を構成する磁気回路のマグネットの着磁方向と、他方の端部を駆動させる駆動体を構成する磁気回路のマグネットの着磁方向とを、互いに逆相とさせたこと
を特徴とする請求項11に記載のスピーカ。 - 二股に分岐する上縁部が、駆動体を形成する磁気回路に付設された支持フレームに、エッジを介して固定されていること
を特徴とする請求項8〜11のいずれかに記載のスピーカ。 - 側面視がほぼV字状となるよう板状体で構成された一対の振動板主体と、ヨーク、マグネット、プレートからなる磁気回路および、この磁気回路の周辺に配置されるボイスコイル、ダンパーとからなる駆動体と、前記磁気回路のプレートおよびヨークにそれぞれ付設されるフレームとから構成され、
前記一方の振動板主体における二股に分岐した一方の端部を、前記駆動体を構成するボイスコイルのボビン頂部に固着されたキャップに連結するとともに、他方の端部を、前記磁気回路のプレートに付設されたフレームに固着し、
前記他方の振動板主体における二股に分岐した他方の端部を、前記磁気回路のヨークの背面に付設されたフレームに固着するとともに、一方の端部を、前記ヨークに設けたセンターポールの中心部に軸方向に沿って貫通孔を遊嵌した連結杆の基端部に連結させ、
この連結杆の先端部を前記キャップの裏面中心部に固着させ、
前記磁気回路を中心に点対称に配置された一対の振動板主体を、ボイスコイルの駆動によって同時に振動させるよう構成したこと
を特徴とするスピーカ。 - 前記一対の振動板主体は、
同一構造からなる複数の駆動体の、各ボイスコイルによって同時に振動させるよう構成したこと
を特徴とする請求項15に記載のスピーカ。 - 前記連結杆は、
中空または中実の棒状体もしくは板状体からなるもので、前記ヨークの底面部から突出した部位がダンパーによって上下動自在に係合保持されていること
を特徴とする請求項15に記載のスピーカ。
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