JP2005156619A - 画像形成装置 - Google Patents

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龍治 服部
Toru Tamura
徹 田村
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Abstract

【課題】
像担持体を容易に着脱することができ、位置ずれや濃度ムラなどといった各色のトナー像に関する検知を精度よく行うことができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】
感光体や現像器などを各色ごとに備えたタンデム方式の画像形成装置において、像担持体ユニットと現像ユニットを現像筐体内に装着し、その現像筐体や転写ユニットなどを本体筐体内に装着する。像担持体ユニットについては、着脱自在に現像筐体内に装着し、現像筐体は抜き差し自在に本体筐体に装着する。また、転写ベルト上に転写される各色のトナー像に関する検知を行うトナー像検知器は、現像筐体が本体筐体に差し込まれた状態において、現像筐体に対して位置決めする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の像担持体を備え、それぞれの像担持体上に形成されたトナー像を記録用紙上に重ね合わせて定着させることにより、記録用紙上に画像を形成する画像形成装置に関する。
従来より、帯電させた像担持体の表面に、画像データに応じた露光によって潜像を担持させて、その潜像を現像してトナー像を形成し、そのトナー像を最終的に記録媒体上に転写させる電子写真方式を採用した画像形成装置が知られている。近年では、画像形成にかかる時間を短縮するために、像担持体や現像ユニット等を含む画像形成ユニットを、例えばC(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー),K(黒)各色ごとに備えたタンデム方式の画像形成装置が実用化されている。このタンデム方式の画像形成装置は、まず、回転する複数の像担持体上に各色トナーによるトナー像を形成し、これら複数の像担持体上に形成された各色のトナー像を中間転写体上に重なるように転写させて、その複数のトナー像が重なってなる画像を最終的に記録媒体上に転写することによって記録媒体上に画像を形成する。
このような画像形成装置においては、像担持体や中間転写体の回転ムラなどに起因して、記録媒体上に形成されるカラー画像に位置ずれや濃度ムラなどといった不具合が発生する場合がある。このような不具合を解決する方法として、特許文献1には、中間転写体上にC,M,Y,K各色のトナー像を形成し、各トナー像の位置ずれを本体筐体などに取り付けられたセンサで検知して、その検知結果に基づいて、各色のトナー像が精度よく重なるように所定の補正処理を行う画像形成装置について記載されている。検知結果に基づいた補正処理を行うことによって、見た目に美しい、再現精度のよい画像を形成することができる。
ところで、上述したタンデム型の画像形成装置においては、各色ごとに備えられた像担持体のうちの1つでも故障してしまうと、画像形成装置を使用することができなくなってしまう。像担持体は表面が磨耗しやすい消耗品であるため、これら像担持体を各色ごとに交換可能に装着することによって、画像形成装置全体の寿命を延ばそうとする試みがなされている。この技術に関し、特許文献2には、本体筐体内に、上述した画像形成ユニットや、中間転写体を含む転写ユニットなどを、少なくとも像担持体は着脱可能に装着した画像形成装置について記載されている。
しかし、特許文献2の画像形成装置は、像担持体の着脱作業はメーカーの技術者等が行うという想定で考案されたものであり、他の構成要素を傷つけないように避けながら像担持体を取り出したり、転写ユニットとの位置を正確に合わせて像担持体を装着するなどといった着脱作業を一般のユーザが行うことは大変困難であるという問題がある。
このような像担持体の着脱を容易にする方法として、本体筐体に対して位置決めがなされた、本体筐体から引き出し可能な引出筐体を用意し、その引出筐体内に画像形成ユニットを収納することが考えられる。このような構成を有することにより、一般のユーザでも引出筐体を引き出して容易に像担持体を取り出し、像担持体が装着された引出筐体を閉じることによって容易に像担持体と転写ユニットとの位置を合わせることができる。
特開2002−357942号公報 特開2003−66686号公報
ここで、上述したセンサは、像担持体からみたときの、中間転写体上のカラー画像の位置ずれや濃度ムラ等を検知するものであり、このように検知された検知結果に基づいて、例えば、像担持体の帯電量、露光量、現像バイアス、現像ロールの回転数、露光のタイミングなどを調整する補正処理が行われる。
上述した引出筐体を備えた画像形成装置においては、引出筐体が本体筐体に対して位置決めされてはいるものの、引出筐体が本体装置から抜き差しされたときに、引出筐体の位置が微妙にずれてしまうことがある。このような画像形成装置に、特許文献1に記載されたセンサを取り付けると、引出筐体の位置がずれてしまった場合などに、本体筐体に取り付けられたセンサでの検知結果に、引出筐体内に装着された像担持体と本体筐体に取り付けられた転写ユニットとの位置関係が反映されず、補正処理の精度が劣化してしまうという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑み、像担持体を容易に着脱することができ、位置ずれや濃度ムラなどといった各色のトナー像に関する検知を精度よく行うことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の画像形成装置は、静電潜像を形成し、静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成し、トナー像を最終的に記録媒体上に転写および定着することにより記録媒体上に画像を形成する画像形成装置において、
本体筐体と、
回転しながら表面に静電潜像が形成される像担持体が配備された像担持体ユニットと、静電潜像をトナーで現像して像担持体の表面にトナー像を形成する現像ユニットとで構成されるセットを複数色のトナーそれぞれに対応して複数セット支持するとともに、本体筐体に抜き差し自在に支持される現像筐体と、
現像筐体が支持する複数のセットそれぞれに含まれている各像担持体から各色のトナー像の転写を受ける転写ベルトが配備された、本体筐体に支持される、現像筐体が本体筐体に差し込まれた状態において現像筐体に対して位置決めされる転写ユニットと、
現像筐体が支持する複数のセットそれぞれに含まれている各像担持体から転写ベルト上に転写される各色のトナー像に関する検知を行う、現像筐体が本体筐体に差し込まれた状態において現像筐体に対して位置決めされるトナー像検知器とを備えたことを特徴とする。
本発明の画像形成装置によると、本体筐体に抜き差し自在に支持された現像筐体内に、像担持体ユニットと現像ユニットが配備されており、像担持体ユニットを容易に着脱することができる。また、トナー像検知器は、現像筐体が本体筐体に差し込まれた状態において、像担持体ユニットが装着された現像筐体に対して位置決めされている。したがって、現像筐体の位置がずれてしまった場合であっても、トナー像検知器の位置もいっしょにずれるため、トナー像検知器での検知結果に、像担持体ユニットと転写ユニットとの間の距離などといった位置関係が反映され、精度のよい検知結果を得ることができる。
また、本発明の画像形成装置において、上記トナー像検知器は、転写ベルト上に転写された各色のトナー像の位置を検知するものであることが好ましい。
各色のトナー像の位置を検知するトナー像検知器を備えることによって、記録媒体上に形成されるカラー画像の位置ずれを検出することができる。
また、本発明の画像形成装置において、上記トナー像検知器は、転写ベルト上に転写された各色のトナー像の濃度を検知するものであることも好ましい。
各色のトナー像の濃度を検知するトナー像検知器を備えることによって、記録媒体上に形成されるカラー画像の濃度ムラを検出することができる。
また、本発明の画像形成装置において、上記現像筐体が本体筐体に差し込まれるとトナー像検知器に各色のトナー像に関する検知を行わせ、トナー像検知器での検知結果に基づいてこの画像形成装置の各部を制御することによって、各色のトナー像に関する不具合を補正する制御部をさらに備えたことが好ましい。
現像筐体が本体筐体に差し込まれる際には、現像筐体内に装着された像担持体ユニットと本体筐体に装着された転写ユニットとの間の距離などが微妙にずれてしまうことがあり、そのままの状態で画像の形成を行うと、形成されたカラー画像に位置ずれや濃度ムラなどといった不具合が生じてしまう恐れがある。したがって、現像筐体が本体筐体に差し込まれたときに、トナー像検知器による検知結果を得て、その検知結果に基づいた補正処理を行うことによって、効率よく不具合を補正することができる。
また、本発明の画像形成装置において、上記トナー像検知器は、現像筐体が本体筐体に差し込まれた状態において現像筐体に対して固定されるとともに、現像筐体が本体筐体から抜かれた状態において現像筐体から離脱するものであり、
本体筐体は、現像筐体から離脱したトナー像検知器を保持するものであってもよい。
トナー像検知器は、常に現像筐体に対して固定されている必要はなく、現像筐体が本体筐体に差し込まれたときにのみ、現像筐体に対して固定されるものであってもよい。
また、本発明の画像形成装置は、上記本体筐体に取り付けられた弾性部材をさらに備え、
本体筐体は、現像筐体が本体筐体に差し込まれる奥側に、トナー像検知器が突き当てられる突き当て部を有し、
弾性部材は、トナー像検知器を突き当て部に向けて付勢するものであることが好適である。
トナー像検知器が本体筐体の突き当て部に向けて付勢されることによって、トナー像検知器の位置を前後方向に対して精度よく固定することができる。
また、本発明の画像形成装置において、上記転写ベルト上に転写された各色のトナー像の位置を検知する第1のトナー像検知器と、各色のトナー像の濃度を検知する第2のトナー像検知器と、温度及び/又は湿度を検知する温湿度検知器とのうち、いずれか2つ以上が同一のユニットとして構成されることが好ましい。
各種検知器を同一のユニットとして構成することによって、検知器を画像形成装置に対して容易に装着することができる。
本発明によれば、像担持体を容易に着脱することができ、位置ずれや濃度ムラなどといった各色のトナー像に関する検知を精度よく行うことができる画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態が適用されたプリンタの外枠の外観斜視図である。尚、このプリンタ1は、感光体や現像器などを、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、およびK(黒)各色ごとに備えたタンデム方式のプリンタである。
プリンタ1は、本体筐体10、および、本体筐体10に対して抜き差し自在な引出筐体100の内部に、後述する各種要素が格納されて構成される。以下では、引出筐体100が本体筐体10に対して差し込まれる方向を後(あるいは奥)方向、引出筐体100が引き出される方向を前(あるいは手前)方向と称する。引出筐体100は、凸部102が本体筐体10の凹部12に嵌入されることによって、本体筐体10に対して位置決めされる。この本体筐体10は、本発明の画像形成装置における本体筐体の一例に相当し、引出筐体100は、本発明の画像形成装置における現像筐体の一例にあたる。
引出筐体100が本体筐体10から引き抜かれた状態において、本体筐体10は、各種センサが取り付けられたセンサユニット200を支持している。引出筐体100が本体筐体10に差し込まれると、センサユニット200の位置決めピン201が引出筐体100の穴101に嵌入されて、センサユニット200が引出筐体100に対して位置決めされるとともに、センサユニット200の後端が本体筐体の後壁11に突き当てられる。センサユニット200は、本発明の画像形成装置におけるトナー像検知器の一例にあたり、後壁11は、本発明にいう突き当て部の一例に相当する。このセンサユニット200と、本体筐体10および引出筐体100との位置関係については、後で詳しく説明する。
引出筐体100の底には、ヘリ103が設けられており、引出筐体100の底と本体筐体10とで形成される空間2に、後述する転写ユニットが配置される。
図2は、引出筐体と転写ユニットとの位置関係を示す図である。
転写ユニット300は、本体筐体10に対して位置決めがなされ、図1に示す空間2に配置される。転写ユニット300には、引出筐体100のヘリ103の形状に適合する形状を有するヘリ301が設けられている。引出筐体100が本体筐体10に差し込まれた状態において、引出筐体100のヘリ103と転写ユニットのヘリ301とが嵌合することによって、引出筐体100が転写ユニット300に対して位置決めされる。この転写ユニット300は、本発明の画像形成装置における転写ユニットの一例に相当する。
図3は、引出筐体内に格納されるドロワーを示す図である。
ドロワー400には、感光体ユニット410と、現像ユニット420とで構成される単色セット401が、C,M,Y,K各色ごとに備えられている。この感光体ユニット410は、本発明にいう像担持体ユニットの一例にあたり、現像ユニット420は、本発明にいう現像ユニットの一例にあたり、単色セット401は、本発明にいうセットの一例に相当する。このドロワー400は、図1および図2に示す引出筐体100内に格納される。現像ユニット420は、感光体ユニット410から離れる方向に移動可能であり、感光体ユニット410は、各色ごとにドロワー400から着脱自在に装着される。したがって、一般のユーザであっても、本体筐体10から引出筐体100を引き出し、さらに、現像ユニット420をずらして、ドロワー400から感光体ユニット410を引き抜くことによって、容易に感光体ユニット410を取り出すことができる。
ここで、プリンタ1の基本構成について説明する。
図4は、プリンタの主要部を示す概略構成図である。
図4に示すように、プリンタ1には、4つの画像形成部600Y,600M,600C,600Kと、図1にも示すセンサユニット200と、図2にも示す転写ユニット300と、各種制御を行う制御部700と、図1に示す引出筐体100が本体筐体10に差し込まれたことを検知する差込検知器701とが備えられている。制御部700は、本発明の画像形成装置における制御部の一例に相当する。
各画像形成部600Y,600M,600C,600Kには、それぞれ、図3にも示す、感光体ユニット410Y,410M,410C,410Kと、現像ユニット420Y,420M,420C,420Kとからなる単色セット401Y,401M,401C,401K、帯電器610Y,610M,610C,610K、露光器620Y,620M,620C,620K、およびクリーニング装置630Y,630M,630C,630Kが備えられている。
転写ユニット300には、一次転写体310Y,310M,310C,310K、中間転写ベルト302、中間転写ベルトクリーナ320、二次転写体330、定着器340、およびテンションローラ350が備えられている。この中間転写ベルト302は、本発明にいう転写ベルトの一例にあたる。
また、本実施形態においては、センサユニット200には、転写ベルト302上に形成された多色トナー像を構成する各色のトナー像の位置を検知する位置センサ、多色トナー像を構成する各色のトナー像の濃度を検知する濃度センサ、および、多色トナー像が形成される際の温度および湿度を検知する温湿度センサとが備えられている。
続いて、プリンタ1の、画像形成における基本動作について説明する。この説明中においては、感光体ユニット410Y,410M,410C,410Kは、感光体ユニット410Y,410M,410C,410K内に配備された各感光体のことを表わす。
まず、画像を形成するための準備として、各色用の感光体ユニット410Y,410M,410C,410Kが矢印A方向に回転され、それら感光体ユニット410Y,410M,410C,410Kの表面に、接触式の帯電器610Y,610M,610C,610Kによって所定の電荷がそれぞれ付与される。
続いて、画像がイエロー、マゼンタ、シアン、および黒に色分解された色分解画像を表す画像データが、制御部700によって、対応する画像形成部600Y,600M,600C,600Kに与えられる。
次に、イエローの画像形成部600Yによるトナー像の形成が開始され、露光器630Yにより感光体ユニット410Y表面に、イエローの色分解画像に相当する露光光が照射されて静電的な潜像(静電潜像)が形成される。その静電潜像は、現像ユニット420Yによって循環供給される現像剤に含まれたイエローのトナーで、現像ユニット420Yと感光体410Yとの間の現像位置に印加された現像電圧によって現像されて感光体ユニット410Y上にイエローのトナー像が形成される。そのトナー像は一次転写体310Yにより中間転写ベルト302に転写される。
中間転写ベルト30は矢印B方向に循環移動しており、中間転写ベルト30上に転写されたイエローのトナー像が次の色の画像形成部600Mの一次転写体310Mに到達するタイミングに合わせて、次の色のマゼンタのトナー像が一次転写体310Mに到達するように、マゼンタの画像形成部600Mによるトナー像形成が行われる。こうして形成されたマゼンタのトナー像は、一次転写体310Mにおいて中間転写ベルト302上のイエローのトナー像の上に重ねて転写される。ここで、各感光体ユニット410Y,410M,410C,410K上のトナー像が中間転写ベルト302上に転写されると、クリーニング装置16Y,16M,16C,16Kによって、各感光体ユニット410Y,410M,410C,410K上に残留する廃トナーが除去される。
続いて、シアンおよび黒の画像形成部600C、600Kによるトナー像形成が上記と同様のタイミングで行われ、一次転写体310C、310Kにおいて中間転写ベルト302のイエローおよびマゼンタのトナー像の上に順次重ねて転写される。
こうして、中間転写ベルト302上に転写された多色トナー像は、二次転写体330により用紙500上に二次転写され、多色トナー像は用紙500とともに矢印C方向に搬送され、定着器340により用紙500上に定着されることによりカラー画像が形成される。通常の画像形成処理においては、以上のような一連の処理が行われる。
また、差込検知器701で、図1に示す引出筐体100が本体筐体10に差し込まれたことが検知されたときには、以下に示すような一連の補正処理が行われる。
まず、イエロー、マゼンタ、シアン、および黒のサンプルトナー像を形成するための画像データが、制御部700によって、対応する画像形成部600Y,600M,600C,600Kに与えられる。
次に、上述した通常の画像形成処理と同様に、それぞれの画像形成部600Y,600M,600C,600Kによるトナー像の形成が行われ、中間転写ベルト302上に、イエロー、マゼンタ、シアン、および黒のサンプルトナー像が重ねあわされた多色トナー像が形成される。
続いて、センサユニット200に含まれる位置センサでは、多色トナー像を構成する各色のトナー像の位置が検知され、濃度センサでは、多色トナー像を構成する各色のトナー像の濃度が検知され、温湿度センサでは、温度および湿度が検知される。これらの検知結果は、制御部700に伝えられる。
制御部700は、センサユニット200から伝えられた検知結果に基づいて、各色のトナー像の位置ずれや濃度ムラを補正するための帯電量、露光量、現像ロールの回転数、露光のタイミングなどといった制御値を算出する。さらに、制御部700は、それら制御値に基づいて、感光体ユニット410Y,410M,410C,410K、現像ユニット420Y,420M,420C,420K、帯電器610Y,610M,610C,610K、露光器620Y,620M,620C,620Kなどを制御して、中間転写ベルト302上に形成された多色トナー像に関する、位置ずれや濃度ムラなどといった不具合を補正する。
多色トナー像に関する不具合が補正されると、上述したような通常の画像形成処理が行われる。
ここで、精度よく補正処理を行うためには、センサユニット200での検知結果が、感光体ユニット410Y,410M,410C,410Kと、中間転写ベルト302との間の距離を正しく反映していることが必要となる。
以下では、センサユニット200の取り付け位置について詳しく説明する。
図5は、センサユニットを示す概略図である。
センサユニット200には、距離センサ210、濃度センサ220、および温湿度センサ230とが備えられており、それら各種センサは、プリンタ1の奥行き方向に延びる長手形状のセンサフレーム240にまとめて搭載されている。この距離センサ210は、本発明にいう第1のトナー像検知器の一例にあたり、濃度センサ220は、本発明にいう第2のトナー像検知器の一例にあたり、温湿度センサ230は、本発明にいう温湿度検知器の一例に相当する。センサフレーム240の後端202に対する前端には、図1にも示す位置決めピン201が備えられている。また、センサユニット200は、当接部14が図1に示す本体筐体10に取り付けられる保持部材13に、全方向に余裕を持って保持されている。保持部材13には、板バネ15が備えられている。この板バネ15は、本発明の画像形成装置における弾性部材の一例に相当する。
図6は、保持部材が本体筐体に取り付けられたときの、センサユニットと本体筐体との位置関係を示す図である。
保持部材13は、当接部14が本体筐体10にネジ留めされており、通常は本体筐体10から離脱されずに、本体筐体10と一体的に扱われる。図6に示すように、図1に示す引出筐体100が本体筐体10に差し込まれていないときには、センサユニット200は、保持部材13を介して、本体筐体10に、全方向に自由度を持って支持されている。
図7は、図6の状態から、図1に示す引出筐体を本体筐体に差し込んだときの位置関係を示す図である。
引出筐体100を本体筐体10に差し込むと、図1に示す引出筐体100に設けられた凸部102が、本体筐体10に設けられた凹部12に嵌入されて、図7に示す接合部110で位置決めがなされる。また、図6にも示すセンサユニット200の位置決めピン201は、引出筐体100の穴101に嵌入されて、センサユニット200が引出筐体100に対して位置決めされる。
図8は、図7の状態における、引出筐体とセンサユニットとの位置関係を示す図である。
保持部材13に取り付けられた板バネ15は、センサユニット200を矢印Aの方向(奥方向)に付勢している。これによって、保持部材13は、図1に示すように、センサユニット200の後端が本体筐体の後壁11に突き当てられて、センサユニット200の前後方向の位置がしっかりと固定される。
このように、センサユニット200は、引出筐体100が本体筐体10に差し込まれた状態において、感光体ユニット410が装着された引出筐体に対して位置決めされる。したがって、例えば、引出筐体100の位置が微妙にずれてしまって、感光体ユニット410と中間転写ベルト302との間の距離がずれてしまった場合であっても、センサユニット200の位置もいっしょにずれるため、センサユニット200内の各種センサで検知された検知結果に、感光体ユニット410と中間転写ベルト302との位置関係が反映されて、精度よい検知結果を得ることができる。
なお、上記説明では、現像筐体が本体筐体に差し込まれた状態においてのみ、現像筐体に対して位置決めされるトナー像検知器を備えた画像形成装置について説明したが、本発明にいうトナー像検知器は、予め現像筐体に固定されているものであってもよい。
また、上記説明では、保持部材を介してトナー像検知器を支持する本体筐体を備えた画像形成装置について説明したが、本発明にいう本体筐体は、保持部材の役割を担う支持部分を有し、その支持部分でトナー像検知器を支持するものであってもよい。
また、上記説明では、弾性部材として板バネが適用された画像形成装置について説明したが、本発明にいう弾性部材は通常のバネなどであってもよい。
また、上記説明では、距離センサ、および濃度センサをトナー像検知器として備えた画像形成装置について説明したが、本発明にいうトナー像検知器は、これら以外のトナー像の検知に関するセンサが適用されるものであってもよい。
また、上記説明では、距離センサ、濃度センサ、および温湿度センサを全て同一のユニットとして備えた画像形成装置について説明したが、本発明の画像形成装置においては、これらのセンサのうち2つのセンサが同一のユニットとして備えられ、残りの1つのセンサはユニットとは別に備えられたものであってもよく、あるいは、各センサが全て独立に備えられたものであってもよい。
本発明の画像形成装置の一実施形態が適用されたプリンタの外枠の外観斜視図である。 引出筐体と転写ユニットとの位置関係を示す図である。 引出筐体内に格納されるドロワーを示す図である。 プリンタの主要部を示す概略構成図である。 センサユニットを示す概略図である。 保持部材が本体筐体に取り付けられたときの、センサユニットと本体筐体との位置関係を示す図である。 図6の状態から、図1に示す引出筐体を本体筐体に差し込んだときの位置関係を示す図である。 図7の状態における、引出筐体とセンサユニットとの位置関係を示す図である。
符号の説明
1 プリンタ
2 空間
11 後壁
12 凹部
13 保持部材
14 当接部
15 板バネ
10 本体筐体
100 引出筐
101 穴
102 凸部
103 ヘリ
200 センサユニット
201 位置決めピン
210 距離センサ
220 濃度センサ
230 温湿度センサ
240 センサフレーム
300 転写ユニット
301 ヘリ
310Y,310M,310C,310K 一次転写体
301 中間転写ベルト
320 中間転写ベルトクリーナ
330 二次転写体
340 定着器
350 テンションローラ
400 ドロワー
401 単色セット
410Y,410M,410C,410K 感光体ユニット
420Y,420M,420C,420K 現像ユニット
600Y,600M,600C,600K 画像形成部
610Y,610M,610C,610K 帯電器
620Y,620M,620C,620K 露光器
630Y,630M,630C,630K クリーニング装置
700 制御部
701 差込検知器

Claims (7)

  1. 静電潜像を形成し、該静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成し、該トナー像を最終的に記録媒体上に転写および定着することにより該記録媒体上に画像を形成する画像形成装置において、
    本体筐体と、
    回転しながら表面に静電潜像が形成される像担持体が配備された像担持体ユニットと、前記静電潜像をトナーで現像して前記像担持体の表面にトナー像を形成する現像ユニットとで構成されるセットを複数色のトナーそれぞれに対応して複数セット支持するとともに、前記本体筐体に抜き差し自在に支持される現像筐体と、
    前記現像筐体が支持する複数のセットそれぞれに含まれている各像担持体から各色のトナー像の転写を受ける転写ベルトが配備された、前記本体筐体に支持される、該現像筐体が該本体筐体に差し込まれた状態において該現像筐体に対して位置決めされる転写ユニットと、
    前記現像筐体が支持する複数のセットそれぞれに含まれている各像担持体から前記転写ベルト上に転写される各色のトナー像に関する検知を行う、該現像筐体が前記本体筐体に差し込まれた状態において該現像筐体に対して位置決めされるトナー像検知器とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記トナー像検知器は、前記転写ベルト上に転写された各色のトナー像の位置を検知するものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記トナー像検知器は、前記転写ベルト上に転写された各色のトナー像の濃度を検知するものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記現像筐体が前記本体筐体に差し込まれると前記トナー像検知器に前記各色のトナー像に関する検知を行わせ、該トナー像検知器での検知結果に基づいてこの画像形成装置の各部を制御することによって、前記各色のトナー像に関する不具合を補正する制御部をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記トナー像検知器は、前記現像筐体が前記本体筐体に差し込まれた状態において該現像筐体に対して固定されるとともに、該現像筐体が該本体筐体から抜かれた状態において該現像筐体から離脱するものであり、
    前記本体筐体は、前記現像筐体から離脱した前記トナー像検知器を保持するものであることを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  6. 前記本体筐体に取り付けられた弾性部材をさらに備え、
    前記本体筐体は、前記現像筐体が該本体筐体に差し込まれる奥側に、前記トナー像検知器が突き当てられる突き当て部を有するものであり、
    前記弾性部材は、前記トナー像検知器を前記突き当て部に向けて付勢するものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  7. 前記転写ベルト上に転写された各色のトナー像の位置を検知する第1のトナー像検知器と、該各色のトナー像の濃度を検知する第2のトナー像検知器と、温度及び/又は湿度を検知する温湿度検知器とのうち、いずれか2つ以上が同一のユニットとして構成されることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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