JP2005152199A - サウナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】浴室に使用されるサウナ装置において、噴射式のサウナ装置では水の使用量が多くランニングコストがかかり、また水を使用するため水中菌等の安全面が重要視されており、ランニングコストが安価かつ安全なサウナ装置の提供を目的とする。
【解決手段】浴室内を加湿する加湿手段1と浴室内を加熱する加熱手段2を備え、加湿手段1は水または温水を循環する水循環回路11を有し、水循環回路11は菌の繁殖を抑制する菌発生抑制手段24を備えたことにより、省エネかつ水中菌の繁殖を抑制した安全なサウナ装置が得られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、浴室やシャワー室等に使用されるサウナ装置に関する。
サウナには、室内の温度を100℃程度、相対湿度を10%程度の高温低湿環境にするドライ式サウナや、室内の温度を40〜50℃程度、相対湿度を70%以上程度の中高温高湿環境にする水破砕方式のサウナがある。近年、浴室やシャワー室等に設置し、浴室やシャワー室そのものをサウナルームとして使用可能とするサウナ装置が注目されており、水破砕方式のものが種々提案されている。
従来、この種のサウナ装置は、水破砕式のミストを噴出するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、そのサウナ装置について図10および図11を参照しながら説明する。
図10に示すように、浴室空調装置は、ミスト対象室としての浴室101に設置され、循環ファン102や可動ルーバー103を備えた装置本対部104、その装置本体部104に支持される温水噴射手段としてのミスト噴出部105、循環ファン102およびミスト噴出部105を制御する制御手段としての制御回路(図示せず)などから構成されている。
前記装置本体部104は図11に示すように、装置本体部104は浴室101内の浴槽Aの上部に相当する箇所に設置され、装置本体部104は、本体ケーシング104a内に。吸気口107を通して浴室101内の空気を吸引して吹出口108を通して空気を吹出すための循環通風路109、その循環通風路109に対して通風作用する循環ファン102、循環通風路109を通風する空気に対して加熱作用をする加熱手段として熱交換器110、その熱交換器110に熱源機Bからの温水の供給を断続する熱動弁111、吹出口108を通して吹出される空気の吹出し方向を変更自在な可動ルーバー103、浴室101内の空気を吸引して排気ダクト112を通して屋外に排気する換気ファン113などを備えて構成されている。
一方、装置本体部104は内部にミスト噴出部114を備え、ミスト噴出部114には複数の噴出ノズル115が配設され、噴出ノズル115に対応する位置に、ミストを噴出するための複数のミスト噴出口116が形成されたものであった。このミスト噴出口116より給湯機等の熱源機で加熱した給湯温水を噴出ノズル115から浴室101内に細分化された温水ミストで噴射するもので、このため浴室101内は高温高湿の空間となる。
特開2002−336155号公報
このような従来のサウナ装置では、噴射ノズルから噴射された温水はそのまま排水されるため水および熱源の使用量が多く、水の排水量および水を温水に変えるための熱の使用量にロスが多いという課題があり、環境に優しいランニングコストのかからない省エネタイプのサウナ装置とすることが要求されており、また水中菌の繁殖を抑制したサウナ装置が要求されている。
また、噴射ノズルが詰まると性能が低下するため定期的にメンテナンスをしなければならないが使用者にメンテナンス時期がわかり難いという課題があり、使用者にメンテナンス時期を明示することが要求されている。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、サウナ装置から菌を吹出さず水または温水を循環利用することによりランニングコスト低減ができ、また、メンテナンス時期を使用者に知らせることができるサウナ装置を提供することを目的としている。
本発明のサウナ装置は上記目的を達成するために、浴室内を加湿する加湿手段と浴室内を加熱する加熱手段を備え、加湿手段は水または温水を循環する水循環回路を有し、水循環回路は菌の繁殖を抑制する菌発生抑制手段を備えたものである。
この手段により水または温水を循環利用することとなり、省エネ化が図れ、また水循環回路内の菌の繁殖を抑制することができ、省エネかつ安全性の高いサウナ装置が得られる。
また、本発明のサウナ装置は上記目的を達成するために、給水開閉手段と排水開閉手段を備え、水循環回路に給水開閉手段より給水された後水または温水が一定時間以上滞留すると排水手段より排水を行なう水滞留時間制御手段を備えたものである。
これにより水循環回路内には一定時間以上水が滞留することがなくなり、水循環回路内の菌の繁殖を抑制することができ、菌の吹出しのないサウナ装置が得られる。
また、本発明のサウナ装置は上記目的を達成するために、給水開閉手段と排水開閉手段を備え、給水開閉手段より水循環回路に給水された水または温水が、加湿手段が停止中のときに排水開閉手段により排水するものである。
これによりサウナ装置運転始動時には給水開閉手段より新鮮な水が水循環回路内に給水され、サウナ装置停止時に排水開閉手段より水循環回路内の残留水を排水することとなり、サウナ運転中は常時新鮮な水または温水が水循環回路内を循環するため、水循環回路内での菌の繁殖はなく、またサウナ使用中に排水を始めるといったわずらわしさのないサウナ装置が得られる。
また、サウナ装置は上記目的を達成するために、前記水循環回路と遅延排水手段を備え、サウナ装置停止一定時間経過後に遅延排水手段より水循環回路内の水または温水を排水するものである。
これにより例えば数人の入浴者が順番に入浴する場合に、サウナ装置が停止するたびに排水・給水することがなくなり熱ロスおよび水のロスの少ないサウナ装置が得られる。
また、本発明のサウナ装置は上記目的を達成するために、水循環回路内に水温を検出する水温検出部を備え、水温検出部により水循環回路内の水温がある温度以下になった時、排水開閉手段により水循環回路内の水または温水の排水を開始するものである。
これにより排水する水の温度が低下してから排水することができ、排水管を耐熱性のものを使用する必要がなくなるとともに、排水時に水漏れ等発生しても火傷等の被害とならないサウナ装置が得られる。
また、本発明のサウナ装置は上記目的を達成するために、空気を加熱加湿する加湿部と、加湿部へ空気を供給し加湿部通過後の加熱加湿空気を浴室へ吹き出す送風手段と、加湿部へ温水を循環供給する水循環回路と、水循環回路内部の温水を循環させる温水循環手段と、外部の熱源から供給される熱と水循環回路内部の温水との間で熱交換を行い水循環回路内部の温水を加熱する熱交換器を備えた加湿手段において、送風手段を停止し温水循環手段のみを動作させる除菌モードを備えたものである。
これにより水循環回路内の温度は熱源と同温度まで上昇し水循環回路内の菌を死滅することができ、よってサウナ吹出口から菌を吹出さないサウナ装置が得られる。
また、本発明のサウナ装置は上記目的を達成するために、浴室内を加湿する加湿手段と浴室内を加熱する加熱手段を備え、加湿手段は水または温水を循環する水循環回路と水循環回路内に水または温水を供給する給水開閉手段と水循環回路内の水または温水を排水する排水開閉手段と、給水開閉手段動作からの時間を積算するタイマーを備え、タイマーにより給水開閉弁が動作した後一定時間以上経過すると排水手段より排水を行なったあと排水開閉手段を閉止し、給水開閉手段から給水を行ない、一定時間後に再び排水開閉手段から排水を行なう残水入れ替え手段を設けたものである。
これによりサウナ装置が連続運転されているときにでも、一定時間ごとに水循環回路内が洗浄されることとなり残留水または水循環回路内に付着した菌の繁殖を抑制することができ、連続サウナ運転でもサウナ吹出口から菌を吹出さないサウナ装置が得られる。
また、本発明のサウナ装置は上記目的を達成するために、水循環回路と給水開閉手段と排水開閉手段を有した加湿手段と加熱手段を備え、一定時間経過後に給水開閉手段から給水し水循環回路内に水または温水を滞留し排水開閉手段より排水する動作を周期的に行なう定期殺菌手段を備えたものである。
これによりサウナ装置が長期間使用されない時でも、一定時間ごとに水循環回路内が洗浄されることとなり残留水または水循環回路内に付着した菌の繁殖を抑制することができ、長期間の未使用状態後のサウナ運転でもサウナ吹出口から菌を吹出さないサウナ装置が得られる。
また、本発明のサウナ装置は上記目的を達成するために、加湿手段は水循環回路に水または温水を給水する給水管を備え、給水管は給水開閉手段と給水された水を浄化する給水フィルターと、給水開閉弁からの給水量を検知する給水フィルター目詰まり検知手段を備えたものである。
これにより給水フィルターが目詰まりしサウナの運転に支障をきたした場合でも、原因を特定することができ、給水フィルターのメンテナンス時期の判断ができるサウナ装置が得られる。
また、本発明のサウナ装置は上記目的を達成するために、給水開閉手段が動作した後一定時間後水循環回路に水または温水が一定量溜まらなかった場合信号を出す給水異常検知手段を備えたものである。
これにより給水フィルターが目詰まりし給水が行なわれずにサウナ運転に支障をきたした場合でも、原因を特定することができ、給水フィルターのメンテナンス時期が判断できるサウナ装置が得られる。
また、本発明のサウナ装置は上記目的を達成するために、加湿手段および加熱手段は送風手段を備え、送風手段の上流側には埃や塵を捕集するエアフィルターが設けられており、エアフィルターを通過する風量に変動があった時に異常を検出するエアフィルター目詰まり検知手段を備えたものである。
これによりエアフィルターが目詰まりし送風量が減少し加熱性能および加湿性能に支障をきたした場合、使用者に異常を明示することができ、エアフィルターのメンテナンス時期を判断できるサウナ装置が得られる。
また、本発明のサウナ装置は上記目的を達成するために、ファンを備えた送風手段はファンの回転数を検知するファン回転数検出手段を備え、ファン回転数検出手段によりファンの回転数に変動が出た場合異常を検出するエアーフィルター目詰まり検出手段を備えたものである。
これによりエアフィルターが目詰まりをしファン回転数が変動し送風量が減少し加熱性能および加湿性能に支障をきたした場合、使用者に異常を明示することができ、エアフィルターのメンテナンス時期を判断できるサウナ装置が得られる。
本発明によれば水循環回路を備えることにより水の循環利用が可能でありロスの少ない省エネタイプのサウナ装置が得られるとともに、水循環回路は菌の繁殖を抑制する菌発生抑制手段を備えたという効果のあるサウナ装置を提供できる。
また、給水されたあと水または温水が一定時間以上滞留すると排水手段より排水を行なうことができるサウナ装置を提供できる。
また、加湿手段が停止中のときに排水開閉手段により排水することができるためサウナ運転時は快適に使用することができる効果のあるサウナ装置を提供できる。
また、サウナ装置一定時間経過後に遅延排水手段より水循環回路内の水または温水を排水することができるため連続運転中でも水循環回路内の菌が繁殖しないという効果のあるサウナ装置を提供できる。
また、水温検出部により水循環回路内の水温がある温度以下になった時、排水開閉手段により水循環回路内の水または温水の排水を開始するため、排水管に耐熱性の管を使用する必要がなくなり施工時部材のコストダウンが図れ、また排水時に漏洩しても火傷等しないという効果のあるサウナ装置を提供できる。
また、除菌モードにより水循環回路内の菌を死滅することができる効果のあるサウナ装置を提供できる。
また、給水開閉手段動作から一定時間以上経過すると排水手段より排水を行なったあと排水開閉手段を閉止し、給水開閉手段から給水を行ない、一定時間後に再び排水開閉手段から排水を行なう残水入れ替え手段を設けることにより、サウナの連続運転または長期間サウナ装置を未使用の場合でも水中菌の繁殖を抑制できる効果のあるサウナ装置を提供できる。
また、一定時間経過後に給水開閉手段から給水し水循環回路内に水または温水を滞留し排水開閉手段より排水する動作を周期的に行なう定期殺菌手段を備えたものであり、サウナ装置を長期間使用しない場合でも水循環回路内の菌の繁殖を抑制することができる効果のあるサウナ装置を提供できる。
また、給水フィルターのメンテナンス時期を使用者に報知することができる効果のあるサウナ装置を提供できる。
また、エアフィルターの目詰まりによる性能低下を使用者に報知するとともにエアフィルターのメンテナンス時期を使用者が認識できる効果のあるサウナ装置を提供できる。
本発明の請求項1記載の発明は浴室内を加湿する加湿手段と浴室内を加熱する加熱手段を備え、加湿手段は水または温水を循環する水循環回路を有し、水循環回路が水を循環利用することによる無駄なロスが少なくなりランニングコストが安価になるという作用を有し、また菌発生抑制手段により水循環回路内の菌の繁殖を抑制するという作用を有する。
また本発明の請求項2記載の発明は、給水開閉手段と排水開閉手段を備え、水循環回路に給水開閉手段より給水された後水または温水が一定時間以上滞留すると排水手段より排水を行なうことができる。
また本発明の請求項3記載の発明は、給水開閉手段と排水開閉手段を備え、給水開閉手段より水循環回路に給水された水または温水が、加湿手段が停止中のときに排水開閉手段により排水することができる。
また本発明の請求項4記載の発明は、水循環回路と遅延排水手段を備え、サウナ装置停止一定時間経過後に遅延排水手段より水循環回路内の水または温水を排水することができる。
また本発明の請求項5記載の発明は、水循環回路内に水温を検出する水温検出部を備え、水温検出部により水循環回路内の水温がある温度以下になった時、排水開閉手段により水循環回路内の水または温水の排水を開始することできる。
また本発明の請求項6記載の発明は、空気を加熱加湿する加湿部と、加湿部へ空気を供給し加湿部通過後の加熱加湿空気を浴室へ吹き出す送風手段と、加湿部へ温水を循環供給する水循環回路と、水循環回路内部の温水を循環させる温水循環手段と、外部の熱源から供給される熱と水循環回路内部の温水との間で熱交換を行い水循環回路内部の温水を加熱する熱交換器を備えた加湿手段において、送風手段を停止し温水循環手段のみを動作させる除菌モードを備えたことにより、水循環回路内の菌を死滅させるという作用を有する。
また本発明の請求項7記載の発明は、浴室内を加湿する加湿手段と浴室内を加熱する加熱手段を備え、加湿手段は水または温水を循環する水循環回路と水循環回路内に水または温水を供給する給水開閉手段と水循環回路内の水または温水を排水する排水開閉手段と、給水開閉手段動作からの時間を積算するタイマーを備え、タイマーにより給水開閉弁が動作した後一定時間以上経過すると排水手段より排水を行なったあと排水開閉手段を閉止し、給水開閉手段から給水を行ない、一定時間後に再び排水開閉手段から排水を行なう残水入れ替え手段を設けることによりサウナの連続運転においても水中菌の繁殖を抑制するという作用を有する。
また本発明の請求項8記載の発明は、水循環回路と給水開閉手段と排水開閉手段を有した加湿手段と加熱手段を備え、一定時間経過後に給水開閉手段から給水し水循環回路内に水または温水を滞留し排水開閉手段より排水する動作を周期的に行なう定期殺菌手段を備えたものであり、サウナ装置を長期間使用しない場合でも水循環回路内の菌の繁殖を抑制することができる。
また本発明の請求項9記載の発明は、加湿手段は水循環回路に水または温水を給水する給水管を備え、給水管は給水開閉手段と給水された水を浄化する給水フィルターと、給水開閉弁からの給水量を検知する給水フィルター目詰まり検知手段を備えたもので、給水フィルターのメンテナンス時期を使用者に報知することができる。
また本発明の請求項10記載の発明は、給水開閉手段が動作した後一定時間後水循環回路に水または温水が一定量溜まらなかった場合信号を出す給水異常検知手段を備えたものであり、給水フィルターのメンテナンス時期を使用者に報知することができる。
また本発明の請求項11記載の発明は、加湿手段および加熱手段は送風手段を備え、送風手段の上流側には埃や塵を捕集するエアフィルターが設けられており、エアフィルターを通過する風量に変動があった時に異常を検出するエアフィルター目詰まり検知手段を備えたもので、エアフィルターの目詰まりによる性能低下を使用者に報知するとともにエアフィルターのメンテナンス時期を報知できる。
また本発明の請求項12記載の発明は、ファンを備えた送風手段はファンの回転数を検知するファン回転数検出手段を備え、ファン回転数検出手段によりファンの回転数に変動が出た場合異常を検出するエアーフィルター目詰まり検出手段を備えたものであり、エアフィルターの目詰まりによる性能低下を使用者に報知するとともにエアフィルターのメンテナンス時期を報知するという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1、図2および図3に示すように、浴室101は天井面上部に加湿手段1と加熱手段2を備え、浴室101の側面には熱源である給湯器3が設置され、加湿手段1と給湯器3は加湿用1次温水循環回路4で連結され給湯器3から80度の温水が加湿手段1に送水され、熱交換した後加湿手段1より加湿用1次温水循環回路4を通じて給湯器3に戻り給湯器3で再び加熱され加湿手段1に送水される。一方加熱手段2と給湯器3は加熱用1次温水循環回路5で連結され給湯器3から80度の温水が加熱手段2に送水され、熱交換した後加熱手段2より加熱用1次温水循環回路5を通じて給湯器3に戻り給湯器3で再び加熱され加熱手段5に送水される。また加湿手段1と加熱手段2は電気的に接続され、加湿手段1は浴室101外側壁面に取り付けた操作用リモコン6と電気的に接続され、操作用リモコン6を操作することにより加湿手段1に信号が送信され、さらに加熱手段2にも信号が送信される。加湿手段1は加湿手段外郭1aの側面にあたる面に市水または温水を通水し供給する給水管7と加湿手段1内の水または温水を排出する排水管8が設けられた構成となっている。
また、空気を加熱加湿する加湿手段1は加湿部9と送風手段10と水循環回路11と熱交換器12と温水循環手段13と貯水部14および給水手段15から構成され、加湿部9には、温水を循環供給する水循環回路11が接続されるとともに、送風手段10によって加熱加湿空間である浴室やシャワー室等の空気が供給されている。水循環回路11は、貯水部14と、温水循環手段としてのポンプ13と、熱交換器12と加湿部9に連結され、貯水部14に蓄えられた水または温水が温水循環手段13により、熱交換器12を介して加湿部9を通過し再び貯水部14に戻る回路により構成されている。貯水部14には、給水手段15として給水回路16が給水管7に接続されるとともに、貯水部14内の水位を検出する一定量貯水手段として水位センサー17が設けられている。一定量検知手段17の一定量とは、あまり容量を多くすると水量および熱量が無駄となり、一方少なすぎると給水される頻度が高くなり供給水が冷水の場合そのたびに貯水部14内水温が低下し、サウナ装置の性能が一時低下することとなるため、加湿量が4L/時間とした場合3〜4L程度がよい。なお実施例の給水手段はヘッド圧を有する水道管としたがヘッド圧を有する給湯器3としてもよく、またヘッド圧がない水または温水を給水する場合はポンプを備えたものとしてもよい。
給水回路16には給水開閉手段18が設けられておりさらに水浄化する給水フィルター19が備えられている。給水手段としての給水回路16から供給される水は給水開閉手段の18が開いていているときに給水フィルター19により水中に混入する不純物が除去され貯水部14に給水されることとなる。給水される水は貯水部14および水循環回路11に貯水され、ある一定貯水量になると一定量貯水手段である水位センサー17が検知し、給水開閉手段18を閉にするように信号を送ることにより給水開閉手段18が閉となり貯水部14への給水は停止する。貯水部14における貯水量が低下すると水位センサー17が検知し給水開閉手段18を開にするように信号を送ることにより給水開閉手段18が開となり再び給水が開始される。なお水位センサー17と給水開閉手段18が一体となり構成されているボールタップを用いても同様の効果が得られる。
熱交換器12には、外部の熱源としての給湯器3の暖房循環配管系である加湿用1次温水回路4が接続されている。加湿用1次温水回路4には、熱源である給湯器3で加熱された温水が循環している。熱源である給湯器3から供給された温水は熱交換器12に常に80℃程度の一定温度と2L/分程度の流量の温水を供給する。つまり熱交換器12には常時同じ熱量が加湿用1次温水回路4より提供される構成となっている。熱交換器12を通過した温水は加湿用1次温水回路4により給湯器3に戻され再び熱を帯び熱交換器12に循環供給する。
一方、水循環回路11は2次流量調節手段20を備えており、2次流量調節手段20は定流量弁であり常に温水循環手段であるポンプ13から吐出された水の流量を一定に保つものである。このため水循環回路11には常に一定の量の水または温水が流れ、熱交換器12にも常に一定の流量の水つまり水循環回路循環水が流れることとなる。給湯器3に備えられた加湿用1次供給温度流量調整手段(図示せず)により常に外部の熱源である給湯器3からは一定の熱量を熱交換器12は授受しているため、熱交換器12を通過した水循環回路循環水は一定の熱量を持って加湿部9に供給されこととなり、加湿部9からは常に一定の熱量を持った加熱加湿空気が吹出されることとなる。なお、本実施例では2次流量調節手段20を設けたが、温水循環手段であるポンプ13が電源周波数の異なる地域で同吐出量または性能が異なることが許容され、水循環回路11内の圧力損失とポンプ13の性能がチューニングされている場合は省略してもかまわない。
貯水部14の下部には貯水した水を排水する排水開閉手段21が設けられている。排水開閉手段21は排水回路22と排水閉止弁23から構成され、排水回路22は貯水部14に貯水された水または温水を排水するのに十分な勾配を持ち、排水閉止弁23が開くと貯水部14に貯水された水または温水が排水される。排水開閉手段21は制御回路24と電気的に接続され、制御回路24が排水閉止弁23に排水弁の開閉の信号を送信する。排水閉止弁23は通常装置の停止状態は開いており、つまり排水モードで待機する。サウナ運転開始つまり温水循環手段13および送風手段10の動作開始時に制御回路24より信号が送られ排水閉止弁23は閉じた状態となり排水開閉手段21は給水モードとなる。
また貯水部14上部には水位センサーである溢水検知手段25を備えている。貯水部17給水する給水手段18の故障、一定量貯水手段8の故障により給水が止まらない場合、または熱交換器15内部で1次温水22が漏洩し水循環回路14内に侵入した場合に貯水部17の保有水量が一定量を超過し、溢水検知手段25により異常を検知し、電気的に接続された制御回路24に信号を送り、制御回路24から給水開閉手段18と排水開閉手段21と温水循環手段13と送風手段10に信号を送り、給水開閉手段18は給水動作を停止する動作を行い、排水開閉手段21は排水モードである排水閉止弁23を開く動作を行い、一方、温水循環手段13と送風手段10は停止する。
図3は、本発明の実施の形態1に係るサウナ装置における加湿部9の構成を模式化した説明図である。図3に示すように、加湿部9は水蒸気透過性を有する透湿膜26を挟んで、膜の一方側に温水を流通させる温水経路27、反対側に空気を流通させる空気流路28が形成された構成となっている。
以上のような構成を有する、本実施の形態のサウナ装置の基本的な動作は次のようなものである。
加湿部9に水循環回路11内部の温水がポンプ14によって循環され、熱交換器12において加湿用1次温水回路4内部の温水との間で熱交換されて所定の温度まで加熱される。この時の温度は、加湿用1次温水回路4内の温水温度が80℃程度の時に70℃程度である。こうして加熱された水循環回路11内部の温水は加湿部9に供給され、温水経路27を通過する。この時、水蒸気透過性を有する透湿膜26を水蒸気だけが透過して透湿膜26を挟んだ反対側、すなわち空気経路28側に拡散する。残りの温水は、加湿部9を通過しそのまま水循環回路11を循環する。一方、吸込み空気は、送風手段10によって加湿部9に供給され、空気流路28を通過する。この時、温水経路27から透過してきた水蒸気によって空気は加湿されるとともに、温水との熱交換によって加熱される。そして、この加熱加湿された空気が加熱加湿空間とする浴室やシャワー室に吹き出される。こうして浴室やシャワー室内の空気は加熱加湿され、サウナ浴に適した室内の温湿度条件、すなわち温度が40〜50℃程度、相対湿度が70%以上程度に保持される。
本実施例のサウナ装置では、加湿部9において水循環回路11を循環する温水から水蒸気のみが透湿膜26を介して空気に供給され、残りの温水は再び水循環回路11を循環し、熱交換器12で加熱後再び加湿器9に供給される。このため、残りの温水が保有するエネルギーを有効に再利用でき、効率的な加湿が可能である。その結果、温水の使用量や温水を所定の温度まで昇温するための加熱量が少なくなり、ランニングコストを抑えることが可能となる。
また空気中に温水を噴出するのではなく、透湿膜26を透過した水蒸気のみを空気に供給する構成である。この為、微細水滴が浴室内に吹き出されて入浴者の体に触れることはなく、体感上も快適なものとなる。
加湿手段1は操作用リモコン6と電気的に接続され、操作用リモコン6で運転を指示することにより、給水回路16より貯水部14に給水され、ポンプ13により水循環回路11内を循環することとなる。給水された直後の市水中の菌保有数は水道法に定められた基準以下であるが、時間経過とともに循環水内の塩素成分がとび、菌の繁殖しやすい状況となる。加湿手段1は菌発生抑制手段として水滞留時間制御手段と除菌モードを備えている。以下菌発生抑制手段の一つである水滞留時間制御手段を説明する。
給水回路16の給水開閉手段18が開くことにより貯水部14に給水されるとともに電気的に接続された制御回路24に給水開閉手段18が開いたことが送信される。貯水部14内に給水された水の水位が水位センサー17の位置まで来ると給水開閉手段18は閉じ給水を終了する。給水された水は貯水部14を一部とした水循環回路11の内部を温水循環手段13が運転することにより循環する。運転中に一部の水は加湿部9より水蒸気となり浴室101に放出されるため、徐々に貯水部14内の水の水位が下がってくるが温水循環手段13がエアがみをしない最低位置(図示せず)まで来ると再び給水開閉手段18が開き貯水部14に給水することとなる。一方、サウナ運転停止つまり温水循環手段13および送風手段10が動作停止すると水循環回路11内には循環水が滞留する。貯水部14は一部開放部(図示せず)を有しているため開放部より空中浮遊菌が貯水部14内を通り水循環回路11内に残存する残留水に浸入する。一方水滞留時間制御手段として制御回路24は給水開閉手段18が開いたあと一定時間後つまりは24時間以内の水中菌が繁殖に適する水中内の残留塩素濃度が低くなる前に電気的に接続された排水閉止弁に開の信号を送り、前記信号を受け排水閉止弁23が開き水循環回路11内の残留水を排水開閉手段21である排水回路22を通じて装置外に排出する。このため水中菌の繁殖は抑えられ、加湿部9より菌の吹出しの抑制されたサウナ装置となる。
(実施の形態2)
図4は本発明第2実施の形態におけるサウナ装置の加熱手段および加湿手段の内部構造図を示す。なお、実施の形態1と同一部分については、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
サウナ装置停止つまりは加湿手段1と加熱手段2が停止すると水滞留時間制御として遅延排水手段30は停止時間の積算を始める。遅延排水手段30は一定時間経過後、遅延排水手段30と電気的に接続された排水閉止弁23に開の信号を送り、前記信号を受け排水閉止弁23が開き水循環回路11内の残留水を排水開閉手段21である排水回路22を通じて装置外に排水する。
前記一定時間後とは水中の塩素が水中菌の増殖を抑制する時間内であり、水温にもよるが一般的には常温で24時間以内であれば水道水内部の残留塩素により菌の繁殖が抑制されるため最長でも24時間以内であり、一方、貯水部14に貯水されている温水は60〜70℃と高温のため排水開閉手段21に現地で施工される排水管が耐熱性のものでないと排水管の亀裂等不具合が起こるため、貯水部14に貯水された温水が50℃以下程度となる3〜10分程度の一定時間温水を放置した後流す必要があり、つまり一定時間とは排水の水温が低下するまでの時間から給水後24時間以内を示す。
(実施の形態3)
図5は本発明第3実施の形態のサウナ装置の加熱手段および加湿手段の内部構造図を示す。なお、実施の形態1と同一部分については、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
水循環回路11内には水温検出部29が具備され、水温検出部29は水循環回路11内の水温を検出する。水温検出部29は水滞留時間制御手段として制御回路24と電気的に接続され、サウナ装置停止後つまり加湿手段1と加熱手段2の停止後水循環回路11内の水の温度がある一定温度以下、例えば45度以下となったと水温検出部29に検知されたとき、制御回路24は排水閉止弁23に開の信号を送り、前記信号を受け排水閉止弁23が開き水循環回路11内の残留水を排水開閉手段21である排水回路22を通じて装置外に排水する。このことによりサウナ装置停止後早いタイミングの排水となり、水中菌の繁殖前に残留水を排水でき、排水の水温は高くないため一般仕様の排水管でも十分いに排水できることとなり、排水管施工に耐熱性の制約がなくなる。また万一排水経路より水が染み出す等してきた場合でも火傷等の被害とならない。
(実施の形態4)
つぎに菌発生抑制手段として除菌モードを説明する。
図6は本発明第4実施の形態におけるサウナ装置の加湿手段の内部構造図を示す。また図7は熱交換器の構造図を示す。なお、実施の形態1と同一部分については、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
加湿手段1は、加湿部9と送風手段10と水循環回路11と熱交換器12と温水循環手段13と貯水部14と給水回路16および排水開閉手段21を備えている。加湿手段1は起動時には給水開閉手段18が開き貯水部14に給水を行なうと同時にタイマー機能を有した制御回路24が時間のカウントを始める。給水された水は貯水部14を一部とした水循環回路11に貯水され、貯水部14に備えられた水位センサー17の位置まで溜まると、水位センサー17と電気的に接続された制御回路24は給水開閉手段21に閉の信号を送り給水開閉手段21は閉となり給水は止まる。一方熱交換器12は2重管構造で内管31は水循環回路11の一部であり外管32は熱源3と接続されており、外管32は常時熱源3から80度の温水が供給されている。通常加湿手段1は通常送風手段10と温水循環手段13が同時に運転することによる送風と水循環回路11内での水循環が起こり、加湿部9での冷却能力と熱交換器12での加熱能力が加熱−冷却能力として釣り合っている。給水が止まった後、制御回路24より温水循環手段13に動作指令が送信され、温水循環手段13は運転を始める。水循環回路11内の水は内部を循環し熱交換器12で熱を受け取り加熱することとなるが、送風手段10は停止しているため次第に熱源3の供給温度である80度付近まで上昇し、水循環回路11内の水中菌はたいがい死滅する。
なお、本実施例では起動時に除菌モードを行なう仕様としたが、一定時間間隔で定期的に行なうとより一層効果があがる。
一方、残水入れ替え手段として制御回路24の動作指示は、給水開閉手段18の動作後一定時間例えば24時間経過すると制御回路24より排水開閉手段21に信号が送信され排水開閉手段21は開状態となり水循環回路11内の水は排水される。水循環回路11内の水が排水された後制御回路24は排水開閉手段21に信号を送ることにより排水開閉手段21は閉の状態となる。続いて制御回路24より給水開閉手段18に信号を送ることにより給水開閉手段は開の状態となり貯水部14への給水が開始される。そして水位センサー17まで水が溜まると給水開閉手段18は閉となり給水は停止する。つづいて制御回路24から温水循環手段13に動作指示が送信され温水循環手段13は運転し、水循環回路11内を水が一定時間として一分ほど流動する。一分経過すると温水循環手段13は停止し、排水開閉手段21が開き再び排水する。
残水入れ替え手段が終了したあと、タイマー機能を有する制御回路24が再び時間カウントを始め、一定時間後例えば24時間後までにサウナ装置の運転がなされていないときには制御回路24より排水開閉手段21に信号が送信され排水開閉手段21は開状態となり水循環回路11内の水は排水される。水循環回路11内の水が排水された後制御回路24は排水開閉手段21に信号を送ることにより排水開閉手段21は閉の状態となる。続いて制御回路24より給水開閉手段18に信号を送り給水開閉手段は開になり貯水部14への給水が開始される。そして水位センサー17まで水が溜まると給水開閉手段18は閉となり給水は停止する。つづいて制御回路24から温水循環手段13に動作指示が送信され温水循環手段13は運転し、水循環回路11内を水が一定時間として一分ほど流動する。一分経過すると温水循環手段13は停止し、排水開閉手段21が開き再び排水する動作を周期的に例えば一日おきにおこなう定期殺菌手段を実行する。
なお本実施例では定期殺菌手段を水の給排水による定期的な入れ替えとしたが、給水開閉手段18を開き給水し温水循環手段13を動作させるとき紫外線殺菌ランプを用いて殺菌する方法、または熱源となる給湯器3で80度の温水を循環させつつ熱交換器12で残水温度を上げ菌を死滅させ排水開閉手段21により排水する方法とした方がより一層水中菌殺菌効果は高いものとなる。
(実施の形態5)
図8は本発明第5実施の形態のサウナ装置の加湿手段の内部構造図を示す。なお、実施の形態1と同一部分については、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
給水回路16には給水開閉手段18が設けられておりさらに水浄化する給水フィルター19が備えられている。給水手段としての給水回路16から供給される水は給水開閉手段の18が開いていているときに給水フィルター19により水中に混入する不純物が除去され貯水部14に給水されることとなる。給水される水は貯水部14および水循環回路11に貯水される。貯水部14には水位センサー17が設けられ水位センサー17は電気的に給水フィルター目詰まり検知手段として給水異常検知手段33と電気的に接続されており、給水異常検知手段33は操作用リモコン6に電気的に接続されている。水循環回路11の一部である貯水部14は水位センサー17の位置まで水が溜まると水位センサー17が検知し、給水開閉手段18を閉にするように信号を送ることにより給水開閉手段18が閉となり貯水部14への給水は停止するが、給水フィルター19が詰まると給水量が減るため給水時間が長くなることとなる。給水フィルター目詰まり検知手段として給水異常検知手段33は給水開閉手段18が開くと時間カウントを始め、一定の時間つまり通常水が溜まり水位センサー17の位置にくる時間の2倍以上の時間がかかっても水位センサー17の位置まで水が溜まっていないと検知した時に表示部として操作用リモコン6に給水異常であることを表示する。このことにより給水フィルター19の交換時期を使用者は認知できる。
(実施の形態6)
図9は本発明第6実施の形態のサウナ装置における加湿手段の内部構造図を示す。なお、実施の形態1と同一部分については、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
加湿手段1は、送風手段10と水循環回路11と熱交換器12と温水循環手段13と貯水部14と給水回路16および排水開閉手段21を備えている。加湿手段1は浴室101天井面上部に設置され、浴室101は一部開口部(図示せず)を有しており、前記開口部を介し加湿手段1はグリル34と連結されている。グリル34は空気吸込口35と加湿加熱空気吹出口36を有しており、吸込口35は送風手段10の吸込み側に位置し、吹出口36は送風手段10の吹出し側に位置したところのグリル34に形成されており、吸込口35にはエアフィルター37が装着され、浴室101の空気は送風手段10が動作することによりグリル34の吸込口35に装着された塵や埃を捕獲するエアフィルター37を通過し、清浄な空気で送風手段10に導かれ、加湿部9を通過後加湿加熱空気となって吹出口36を通り浴室101へ吹出される。送風手段10はDCモーターを使用した送風機であり前記DCモーター内部にはファンの回転数を検知するファン回転数検知手段38が備えられ、ファン回転数検知手段38は検知したファン回転数を電気的に接続したエアーフィルター目詰まり検知手段39に送信し、一方エアフィルター目詰まり検知手段39では初期のファンの回転数と送信されてきたファンの回転数の比較判定をおこなう。初期ファン回転数に対し一定回転数例えば吸込み空気の温湿度の影響により回転数が多少変化することも考慮に入れ70%以下となった場合、エアフィルター37の目詰まりと判断し、電気的に接続された表示部として操作用リモコン6に信号を送りエアーフィルター目詰まり異常を表示する。このことにより、使用者は風量および性能が低下していることを認知するとともに、エアフィルターのメンテナンスとしての掃除の時期を知ることができる。
加湿手段に水循環回路を取り付けることにより、経済的な加湿システムとなるため、空調用の加湿器に幅広く適用できる。
また、菌発生抑制手段を取り付けることにより容易に水中菌の発生を抑制を行なうことができるため、人体に影響を及ぼす水を使用する機器例えば一般の加湿器や風呂にも適用できる。
また、エアフィルター目詰まり検知手段を用いることにより容易にエアフィルターの掃除の時期がわかるため、送風機を用いる製品全般に適用できる。
本発明実施例1のサウナ装置の設置イメージを示す図 同サウナ装置における加熱手段および加湿手段の内部構造図 同サウナ装置における加湿部の構成を模式化した説明図 本発明実施例2におけるサウナ装置の加熱手段および加湿手段の内部構造図 本発明実施例3におけるサウナ装置の加熱手段および加湿手段の内部構造図 本発明実施例4におけるサウナ装置の加湿手段の内部構造図 同熱交換器を示す図 本発明実施例5におけるサウナ装置の加湿手段の内部構造図 本発明実施例6におけるサウナ装置の加湿手段の内部構造図 従来のサウナ装置の設置イメージを示す図 同サウナ装置の加湿手段および加湿手段の内部構造図
符号の説明
1 加湿手段
2 加熱手段
3 熱源
6 操作用リモコン
9 加湿部
10 送風手段
11 水循環回路
12 熱交換器
13 温水循環手段
16 給水回路
18 給水開閉手段
19 給水フィルター
21 排水開閉手段
24 制御回路
29 水温検出部
30 遅延排水手段
33 給水異常検知手段
37 エアフィルタ−
38 ファン回転数検出手段
39 エアフィルター目詰まり検出手段

Claims (12)

  1. 浴室内を加湿する加湿手段と浴室内を加熱する加熱手段を備え、前記加湿手段は水または温水を循環する水循環回路を有し、前記水循環回路は菌の繁殖を抑制する菌発生抑制手段を備えたことを特徴とするサウナ装置。
  2. 給水開閉手段と排水開閉手段を備え、水循環回路に前記給水開閉手段より給水された後、水または温水が一定時間以上滞留すると前記排水開閉手段より排水を行なう水滞留時間制御手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のサウナ装置。
  3. 給水開閉手段と排水開閉手段を備え、前記給水開閉手段より水循環回路に給水された水または温水が、加湿手段が停止中のときに前記排水開閉手段により排水することを特徴とした請求項2記載のサウナ装置。
  4. 水循環回路と遅延排水手段を備え、前記遅延排水手段はサウナ装置停止から一定時間経過後に前記水循環回路内の水または温水を排水することを特徴とする請求項3記載のサウナ装置。
  5. 水循環回路内に水温を検出する水温検出部を備え、前記水温検出部により前記水循環回路内の水温がある温度以下になった時、排水開閉手段により前記水循環回路内の水または温水の排水を開始することを特徴とした請求項3記載のサウナ装置。
  6. 空気を加熱加湿する加湿部と、前記加湿部へ空気を供給し前記加湿部通過後の加熱加湿空気を浴室へ吹き出す送風手段と、前記加湿部へ温水を循環供給する水循環回路と、前記水循環回路内部の温水を循環させる温水循環手段と、外部の熱源から供給される熱と前記水循環回路内部の温水との間で熱交換を行い前記水循環回路内部の温水を加熱する熱交換器を備えた加湿手段において前記送風手段を停止し前記温水循環手段のみを動作させる除菌モードを備えたことを特徴とする請求項1記載のサウナ装置。
  7. 浴室内を加湿する加湿手段と浴室内を加熱する加熱手段を備え、前記加湿手段は水または温水を循環する水循環回路と前記水循環回路内に水または温水を供給する給水開閉手段と前記水循環回路内の水または温水を排水する排水開閉手段と、前記給水開閉手段動作からの時間を積算するタイマーを備え、前記タイマーにより前記給水開閉弁が動作した後一定時間以上経過すると前記排水手段より排水を行なったあと前記排水開閉手段を閉止し、前記給水開閉手段から給水を行ない、一定時間後に再び前記排水開閉手段から排水を行なう残水入れ替え手段を設けたことを特徴とする請求項1または6記載のサウナ装置。
  8. 水循環回路と給水開閉手段と排水開閉手段を有した加湿手段と加熱手段を備え、前記排水手段動作時より一定時間経過後に前記給水開閉手段から給水し前記水循環回路内に水または温水を滞留し前記排水開閉手段より排水する動作を周期的に行なう定期殺菌手段を備えたことを特徴とする請求項1または6記載のサウナ装置。
  9. 加湿手段は水循環回路に水または温水を給水する給水回路を備え、前記給水回路は給水開閉手段と給水された水を浄化する給水フィルターと、前記給水開閉手段からの給水量を検知する給水フィルター目詰まり検知手段を備えたことを特徴とするサウナ装置。
  10. 給水開閉手段が動作した後一定時間後水循環回路に水または温水が一定量溜まらなかった場合に表示部に信号を発信する給水異常検知手段を備えたことを特徴とする請求項9記載のサウナ装置。
  11. 加湿手段または加熱手段は送風手段を備え、前記送風手段の上流側は埃や塵を捕集するエアフィルターを備え、前記エアフィルターを通過する風量に変動があった時に異常を検出するエアフィルター目詰まり検知手段を備えたことを特徴とするサウナ装置。
  12. ファンを備えた送風手段はファンの回転数を検知するファン回転数検出手段を備え、前記ファン回転数検出手段によりファンの回転数に変動が出た場合異常を検出するエアフィルター目詰まり検出手段を備えたことを特徴とする請求項11記載のサウナ装置。
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