JP2001104441A - 蒸気発生装置とその洗浄方法、およびサウナ装置 - Google Patents

蒸気発生装置とその洗浄方法、およびサウナ装置

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JP2001104441A
JP2001104441A JP29006799A JP29006799A JP2001104441A JP 2001104441 A JP2001104441 A JP 2001104441A JP 29006799 A JP29006799 A JP 29006799A JP 29006799 A JP29006799 A JP 29006799A JP 2001104441 A JP2001104441 A JP 2001104441A
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water tank
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steam generator
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JP29006799A
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English (en)
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Kazuhiro Haraga
一博 原賀
Yoshihiro Ogami
芳浩 大神
Kunihide Shigematsu
邦英 重松
Takayuki Sato
隆之 佐藤
Satoshi Sawamura
智 澤村
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Toto Ltd
Koito Industries Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Koito Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】装置の主要部である温水タンクと蒸気生成部と
を同時に殺菌、洗浄したり、さらには乾燥させることが
可能であり、装置全体の衛生性を確実かつ容易に向上さ
せることができ、雑菌やカビの混入のおそれのない快適
な蒸気を供給することができる蒸気発生装置を提供す
る。 【解決手段】殺菌モードでは、温水タンク20内に供給
された水を、ヒータ22により通常使用温度よりも高い
殺菌使用温度に加熱し、この高温水を駆動ポンプ241
により前記蒸気生成部30および温水タンク20に循環
させる。また洗浄モードでは、温水タンク20内に給水
部210から水の他に洗浄剤を供給し、温水タンク20
内の洗浄水を、駆動ポンプ241により、蒸気生成部3
0および温水タンク20に循環させる。さらに乾燥モー
ドでは、温水タンク20内を排水部220により排水し
た後、ファン40だけを回転駆動して前記蒸気生成部3
0および温水タンク20に送風する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所望の場所で多湿
雰囲気を形成するための蒸気を生成する蒸気発生装置お
よびその洗浄方法に関するものである。ここでの蒸気発
生装置は通常可搬式であり、例えば一般家庭や養護老人
ホーム等で高齢者や身体障害者等も利用できるサウナ装
置における主要部を成すものである。
【0002】
【従来の技術】一般家庭や養護老人ホーム等で利用でき
る可搬式のサウナ装置は、最近の福祉機運の高まりと共
に益々重要性を増しており、かかるサウナ装置の主要部
を成す蒸気発生装置としては、例えば、特開平11−1
04208号公報に示すものが既に提案されている。
【0003】当該従来の蒸気発生装置は、熱交換部と、
該熱交換部に温水を散水する散水部と、該散水部に前記
温水を供給する温水供給部と、前記熱交換部で発生した
蒸気を外部に送る送風機等を備えている。ここで前記温
水供給部であるタンクは、熱交換部等の他の構成部品と
は分離されて構成されていた。
【0004】ところで、前記蒸気発生装置の特に温水供
給部および熱交換部は、残水を適切に処理しないでその
まま放置すると、汚れが付着して雑菌やカビ等が発生す
るという問題がある。このように汚れて雑菌やカビが発
生したままの状態で装置を使用し、生成した蒸気をサウ
ナ装置に利用した場合、高齢者等では免疫力が低下して
いる関係上、病気の原因となるおそれもあり得た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の蒸気発生装置では、前記温水供給部について詳
細な説明はないが、一般にはタンク内に投げ込み式のヒ
ータ等の部品が内蔵され、また前記熱交換部には、接触
面積拡大部材等が充填されたものであり、洗浄作業性に
欠けるという問題点を有していた。また、前記温水供給
部と、熱交換部等の他の構成部品とが分離されており、
熱交換部側にあるブロワの送風で温水供給部であるタン
クを乾燥させることも困難であった。
【0006】本発明は、以上のような従来の蒸気発生装
置が有する問題点に着目してなされたもので、装置の主
要部である温水タンクと蒸気生成部とを同時に殺菌、洗
浄したり、さらには乾燥させることが可能であり、装置
全体の衛生性を確実かつ容易に向上させることができ、
雑菌やカビの混入のおそれのない快適な蒸気を供給する
ことができる蒸気発生装置を提供することを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための本発明の要旨とするところは、以下の各項に存す
る。 [1]所望の場所で多湿雰囲気を形成するための蒸気を
生成する蒸気発生装置(10)において、温水タンク
(20)と、該温水タンク(20)から送られた温水を
蒸気化する蒸気生成部(30)とを少なくとも有し、前
記温水タンク(20)内に供給された水を通常使用温度
よりも高い殺菌使用温度に加熱し、この高温水を前記蒸
気生成部(30)および温水タンク(20)に循環させ
る殺菌モードを有することを特徴とする蒸気発生装置
(10)。
【0008】[2]前記温水タンク(20)に内設さ
れ、該温水タンク(20)内の水を加熱するヒータ(2
2)を有し、前記ヒータ(22)により、通常動作時に
は前記温水タンク(20)内の水を通常使用温度の温水
に加熱し、前記殺菌モードでは前記温水タンク(20)
内の水を殺菌使用温度の高温水に加熱することを特徴と
する[1]記載の蒸気発生装置(10)。
【0009】[3]所望の場所で多湿雰囲気を形成する
ための蒸気を生成する蒸気発生装置(10)において、
温水タンク(20)と、該温水タンク(20)から送ら
れた温水を蒸気化する蒸気生成部(30)とを少なくと
も有し、前記温水タンク(20)内に水の他に洗浄剤を
供給し、該温水タンク(20)内で洗浄剤が水ないし温
水に混ざった洗浄水を、前記蒸気生成部(30)および
温水タンク(20)に循環させる洗浄モードを有するこ
とを特徴とする蒸気発生装置(10)。
【0010】[4]前記温水タンク(20)内に外部よ
り水を供給する給水部(210)を有し、前記給水部
(210)から、前記洗浄モードにおいて水の他に洗浄
剤を供給することを特徴とする[3]記載の蒸気発生装
置(10)。
【0011】[5]所望の場所で多湿雰囲気を形成する
ための蒸気を生成する蒸気発生装置(10)において、
温水タンク(20)と、該温水タンク(20)から送ら
れた温水を蒸気化する蒸気生成部(30)とを少なくと
も有し、前記温水タンク(20)内を排水した後に、前
記蒸気生成部(30)および温水タンク(20)に送風
する乾燥モードを有することを特徴とする蒸気発生装置
(10)。
【0012】[6]前記温水タンク(20)に内設さ
れ、該温水タンク(20)内の水を加熱するヒータ(2
2)を有し、前記ヒータ(22)により、前記乾燥モー
ドにおいて前記温水タンク(20)内を空焚き可能に構
成したことを特徴とする[5]記載の蒸気発生装置(1
0)。
【0013】[7]前記蒸気生成部(30)で生成され
た蒸気を外部に送り出すべく送風するファン(40)
と、前記温水タンク(20)内を排水する排水部(22
0)とを有し、前記乾燥モードでは、前記排水部(22
0)により前記温水タンク(20)内を排水した後、前
記ファン(40)により前記蒸気生成部(30)および
温水タンク(20)に送風することを特徴とする[5]
または[6]記載の蒸気発生装置(10)。
【0014】[8]前記殺菌モード、洗浄モード、乾燥
モードのうち、少なくとも2つ以上のモードを有し、前
記モードを切替可能に構成したことを特徴とする
[1],[2],[3],[4],[5],[6]また
は[7]記載の蒸気発生装置(10)。
【0015】[9]前記殺菌モード、洗浄モード、乾燥
モードにおける各必要動作は、それぞれ所定操作により
開始されると共に、同じく所定操作により、あるいは所
定時間の経過後自動的に停止するよう制御されることを
特徴とする[1],[2],[3],[4],[5],
[6],[7]または[8]記載の蒸気発生装置(1
0)。
【0016】[10]前記殺菌モード、洗浄モード、乾
燥モードの何れかの動作中に、該当するモードである旨
を目視可能に表示する表示部(130)を有することを
特徴とする[1],[2],[3],[4],[5],
[6],[7],[8]または[9]記載の蒸気発生装
置(10)。
【0017】[11]所望の場所で多湿雰囲気を形成す
るための蒸気を生成する蒸気発生装置(10)の洗浄方
法であって、前記蒸気発生装置(10)は、温水タンク
(20)と、該温水タンク(20)から送られた温水を
蒸気化する蒸気生成部(30)とを少なくとも有し、前
記温水タンク(20)内に供給された水を通常使用温度
よりも高い殺菌使用温度に加熱し、この高温水を前記蒸
気生成部(30)および温水タンク(20)に循環させ
る殺菌モードと、前記温水タンク(20)内に水の他に
洗浄剤を供給し、該温水タンク(20)内で洗浄剤が水
ないし温水に混ざった洗浄水を、前記蒸気生成部(3
0)および温水タンク(20)に循環させる洗浄モード
と、前記温水タンク(20)内を排水した後に、前記蒸
気生成部(30)および温水タンク(20)に送風する
乾燥モードとに順次切り替えることを特徴とする蒸気発
生装置(10)の洗浄方法。
【0018】[12][1],[2],[3],
[4],[5],[6],[7],[8],[9]また
は[10]記載の蒸気発生装置(10)と、人体の略全
身を収納可能な身体収納体とを組み合わせて成り、前記
蒸気発生装置(10)で生成された蒸気を前記身体収納
体内に供給し、該身体収納体内を多湿雰囲気とすること
を特徴とするサウナ装置。
【0019】次に前述した解決手段に基づく作用を説明
する。本発明に係る蒸気発生装置(10)によれば、温
水タンク(20)内の温水を蒸気生成部(30)へ供給
し、該蒸気生成部(30)で温水を蒸気化することで、
多湿雰囲気を形成するための蒸気を生成することができ
る。蒸気生成部(30)では、具体的には例えば、散水
させた温水をなるべく広い接触面積にて向流の空気と接
触させることで、容易に蒸気を生成することができる。
【0020】前記蒸気発生装置(10)の使用後、ある
いは長期保管後における使用前には、本装置を殺菌モー
ド、洗浄モード、あるいは乾燥モードに切替ることによ
り、装置の主要部である温水タンク(20)と蒸気生成
部(30)とを、同時に殺菌、洗浄したり、さらには乾
燥させることができる。それにより、装置全体の衛生性
を確実かつ容易に向上させることができ、雑菌やカビの
混入のおそれのない快適な蒸気を生成することができ
る。
【0021】先ず殺菌モードでは、前記温水タンク(2
0)内に供給された水を通常使用温度よりも高い殺菌使
用温度に加熱し、この高温水を前記蒸気生成部(30)
および温水タンク(20)に循環させる。かかる殺菌モ
ードでは、例えば温水タンク(20)に内設されている
ヒータ(22)をそのまま利用して、温水タンク(2
0)内の水を殺菌使用温度の高温水に加熱するとよい。
【0022】次に洗浄モードでは、前記温水タンク(2
0)内に水の他に洗浄剤を供給し、該温水タンク(2
0)内で洗浄剤が水ないし温水に混ざった洗浄水を、前
記蒸気生成部(30)および温水タンク(20)に循環
させる。かかる洗浄モードでは、例えば温水タンク(2
0)内に外部より水を供給する給水部(210)から、
水の他に洗浄剤を供給するとよい。
【0023】そして乾燥モードでは、前記温水タンク
(20)内を排水した後に、前記蒸気生成部(30)お
よび温水タンク(20)に送風して残水を乾燥させる。
かかる乾燥モードでは、前記ヒータ(22)により、温
水タンク(20)内を空焚きすれば、より迅速に乾燥さ
せることが可能となる。
【0024】また乾燥モードでは、例えば温水タンク
(20)内を排水する排水部(220)により、温水タ
ンク(20)内の水(温水、高温水、洗浄水を含む。)
を外部に排出した後、前記蒸気を外部に送り出すファン
(40)をそのまま利用して、前記蒸気生成部(30)
および温水タンク(20)に送風するとよい。
【0025】また、前記殺菌モード、洗浄モード、乾燥
モードにおける各必要動作は、それぞれ所定操作により
開始されると共に、同じく所定操作により、あるいは所
定時間の経過後自動的に停止するよう制御するとよい。
【0026】さらにまた、前記殺菌モード、洗浄モー
ド、乾燥モードの何れかの動作中に、該当するモードで
ある旨を表示部(130)により目視可能に表示すれ
ば、使用者は容易に確認することができる。
【0027】なお、前述した蒸気発生装置(10)を、
人体の略全身を収納可能な身体収納体と組み合わせてサ
ウナ装置を構成すれば、前記蒸気発生装置(10)で生
成された蒸気を前記身体収納体内に供給することで、該
身体収納体内を多湿雰囲気とすることができる。かかる
サウナ装置によれば、健常者や身体障害者、高齢者等を
問わず、寝室等でも簡単にサウナ浴を得ることができ
る。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明を代表
する一の実施の形態を説明する。図1〜図11は本発明
の一実施の形態を示している。本実施の形態に係る蒸気
発生装置10は、所望の場所で多湿雰囲気を形成するた
めの蒸気を生成する装置である。かかる蒸気発生装置1
0は可搬式となっており、一般家庭や養護老人ホーム等
で、高齢者や身体障害者等が横臥した状態で利用できる
サウナ装置の主要部として用いるのに好適なものであ
る。
【0029】蒸気発生装置10は、その主要部を成す温
水タンク20および蒸気生成部30に高温水を循環させ
る殺菌モードと、洗浄水を循環させる洗浄モードと、送
風する乾燥モードとに切替可能に構成されている。各モ
ードの詳細については、後述する洗浄方法として説明す
る。
【0030】図1,図8〜図10に示すように、蒸気発
生装置10は、各種関連部品が収められたカバー本体1
1を備え、該カバー本体11の一側壁面(後述する温水
タンク20の一側壁面20aに対面する部位)には開閉
可能なフタ部12が設けられている。フタ部12は、上
下一対のヒンジ12a,12a(図8参照)によりカバ
ー本体11側に開閉可能に連結されている。
【0031】図2,図3に示すように、フタ部12の上
部には裏面側へ出っ張る磁性金属から成る被吸着部19
が設けられており、該被吸着部19が対向するカバー本
体11側には上下に並ぶ一対の磁石板18,18を備え
た吸着部17が設けられている。
【0032】吸着部17の各磁石板18間には、フタ部
12の開閉状態を検知するフタ部開閉検知手段140が
設けられている。フタ部開閉検知手段140は具体的に
はリミットスイッチから成り、フタ部12が閉じて吸着
部17と被吸着部19が対接した際に被吸着部19側に
押されてオフとなるが、フタ部12が開いた際にはオン
となり後述の制御部100へ開信号を出力するものであ
る。
【0033】また、カバー本体11の上面部には、各種
スイッチ120や表示部130を備えた操作パネル13
が設けられている。さらにまた、カバー本体11の上面
部の重心付近には、持ち運び用の取っ手14が突設され
ている。なお、カバー本体11の底面部下には、4つの
支持脚15,15…が取り付けられている。
【0034】カバー本体11の内部には、温水タンク2
0、温水を蒸気化する蒸気生成部30、蒸気を外部に排
出する蒸気吹出部50およびファン40等の各種関連部
品がコンパクトに収められている。また、カバー本体1
1の下端側より電源コード16が外部に延ばされてい
る。
【0035】図1に示すように、温水タンク20は、カ
バー本体11の最下部に配設されている。温水タンク2
0は、その開口面上が上部板21で覆われて閉じ構造と
なっている。温水タンク20の底部付近には、供給され
る水を所定温度まで直接加温するためのヒータ22が内
設されている。
【0036】ヒータ22は、具体的には熱効率やコスト
の観点より投げ込み式の電気ヒータが用いられている。
また、温水タンク20には、温水の温度を検出する温度
センサ23(図7参照)と、温水の容量を検出するフロ
ートスイッチ24が内設されている。
【0037】温水タンク20の一側壁面20aには、外
部より温水タンク20内に水を供給するための給水部2
10が設けられている。給水部210は管状体から成
り、その終端側は、温水タンク20における最低必要量
(ヒータ22を総て覆いうる水量)の温水面下となる位
置に連通接続されている。
【0038】ここで給水部210の終端側となる通水口
211は、温水タンク20の一側壁面20aに連通接続
されている。給水部210は、前記通水口211より上
方へ一側壁面20aに沿って延ばされ、その上端となる
始端側には給水口212が設けられている。ここで給水
口212は、傾斜して外側方より内部を覗ける状態に開
口しており、該給水口212の下端縁212aが、前記
温水タンク20における最高限度量の温水面となる位置
に合致するように設定されている。
【0039】給水口212には、異物混入防止用のスト
レーナ(フィルタ)213が着脱自在に取り付けられて
いる。さらに給水口212には、キャップ214が開閉
可能に取り付けられている。かかる給水口212は、給
水時以外にはキャップ214で塞がれるようになってい
る。
【0040】また、温水タンク20の一側壁面20aに
おける前記給水部210の下方には、温水タンク20内
の温水(水も含む。)を外部に排出するための排水部2
20が設けられている。排水部220は管状体から成
り、その終端側は、一側壁面20a側に近い温水タンク
20の底面壁(最下位置)に連通接続されている。
【0041】排水部220の終端側は、温水タンク20
の一壁面20a側へ延ばされ、該終端側には、ツマミ2
22により開閉操作するバルブ221が設けられてい
る。ここでツマミ222は、温水タンク20の一壁面2
0a側より容易に操作できる状態に配置されている。な
お、排水部220は、別途ポンプを設けて、操作パネル
13の操作により、電気(強制)的に排水するように構
成してもよい。
【0042】また、温水タンク20の上部には、外部よ
り空気を採り入れる吸気部230が設けられている。吸
気部230は管状体から成り、その終端側は、温水タン
ク20における最高限度量の温水面上となる位置に連通
接続されている。ここで吸気部230の終端側となる通
気口231は、前記上部板21に開設されている。
【0043】吸気部230の始端側は温水タンク20の
一側壁面20a側へ延ばされており、その始端側には吸
気口232が設けられている。吸気口232にも、異物
混入防止用のストレーナ(フィルタ)233が着脱自在
に取り付けられている。
【0044】前記温水タンク20の上方には、該温水タ
ンク20から送られた温水を蒸気化する蒸気生成部30
が一体に配設されている。蒸気生成部30の下端側は、
前記温水タンク20の開口面上に重なる位置に配され、
該開口面を塞ぐ前記上部板21には、蒸気生成部30の
下端側に連通するための連通口31が開設されている。
【0045】この連通口31により、蒸気生成部30で
蒸気化されなかった残水が、そのまま前記温水タンク内
に落下するように設定されている。また、本実施の形態
では、前記吸気部230の吸気口232から前記上部板
21下の温水タンク20内の温水面上の空間より、前記
連通口31を介して蒸気生成部30から後述する蒸気吹
出部50に至るように気流経路が形成されている。
【0046】図1に示すように、蒸気生成部30内に
は、噴射手段32と、熱交換部材33が配設されてい
る。噴射手段32は、蒸気生成部30内の上部で水平方
向に延びるように配設され、前記温水タンク20から送
られてきた温水を散水噴射するノズルから成る。ノズル
には長手方向の所定間隔おきに複数の小孔が連設されて
いる。
【0047】熱交換部材33は、前記噴射手段32より
下方へ散水噴射された温水を受けて蒸気化させるもので
あり、具体的には上下3段にそれぞれ略水平に配設され
た熱交換板34から成る。各熱交換板34は、蒸気生成
部30の横断面にほぼ合致するような形状で、図示省略
したが数多の小孔が密に穿設されており、水との接触面
積が拡大されている。
【0048】図4に示すように、前記噴射手段32と温
水タンク20とは、温水を動力により揚送する温水供給
手段240で連結されている。温水供給手段240は、
駆動ポンプ241と、該駆動ポンプ241と温水タンク
20の下部とを連通接続する吸引側の循環ホース242
と、前記駆動ポンプ241と前記噴射手段32とを連通
接続する送出側の循環ホース243とから成る。
【0049】前記蒸気生成部30の上端側には、支持台
41を介してファン40が取り付けられている。ファン
40は駆動モータ40aにより回転駆動され、前記吸気
部230より空気を装置内部に引き込むと共に、前記蒸
気生成部30で生成された蒸気を蒸気吹出部50へ向け
て送り出すものである。ファン40は具体的には遠心式
のファンから成る。
【0050】ファン40の側方には蒸気を外部に排出す
る蒸気吹出部50が連通接続されている。蒸気吹出部5
0は管状体から成り、その吹出口側はカバー本体11の
側壁を貫通した状態で外部へ延出されている。また、蒸
気吹出部50の内部には吹き出す蒸気の温度を検出する
ための温度センサ51が設けられている。
【0051】また、前記蒸気生成部30およびファン4
0の背後には、制御部100が配設されている。図11
に示すように制御部100は、装置全体の動作を制御す
るマイクロコンピュータ110を備え、これには操作パ
ネル13上の各種スイッチ120や表示部130、それ
にヒータ22、温度センサ23、フロートスイッチ2
4、温水供給手段240、ファン40の駆動モータ40
a、温度センサ51等の制御関連機器が信号線を介して
接続されている。
【0052】ここでヒータ22は、温度ヒューズ22a
および両切リレー22bを介して電源コード16に接続
されている。温度ヒューズ22aは、温水タンク20内
の温水がコントロール不能となり高温になった場合に、
溶断してヒータ22への通電を停止させるものである。
【0053】また、ヒータ22は、フタ部12が開いて
いるとき通電不能な状態となるように設定されている。
すなわち、フタ部12が開いた際には前記フタ部開閉検
知手段140がオンとなり、フタ部開閉検知手段140
からマイクロコンピュータ110へ開信号が出力される
が、この開信号を受けたマイクロコンピュータ110
は、前記両切リレー22bを両切り状態に制御すること
で、電源コード16からヒータ22への通電が断たれる
ようになっている。
【0054】以上のような蒸気発生装置10によれば、
図11において、スイッチ120の1つである準備SW
をオンにすると、温水タンク20のヒータ22が内部の
水を加熱して温水にする。ここでは、制御部100によ
り、例えば温水タンク20の温水を60℃等と定値制御
することができる。ここで駆動ポンプ241を動作さ
せ、少量の温水を蒸気生成部30と温水タンク20内で
循環させると、温水タンク20内の温水温度を均一にす
ることができる。
【0055】また、運転SWをオンにすると、駆動ポン
プ241が駆動されて、温水タンク20の温水が蒸気生
成部30の上部にある噴射手段32に揚送され、噴射手
段32から下方にある各熱交換板34に向けて温水が散
水噴射される。また、ファン40も回転駆動されて、吸
気部230から上部板21下の温水タンク20内の温水
面上の空間より、連通口31を介して蒸気生成部30か
ら蒸気吹出部50に至る気流経路に送風が生じる。
【0056】ここで蒸気生成部30に至る送風は、別途
ヒータ等を設けることなく前記温水タンク20内の余熱
を利用して効率よく温めることができる。蒸気生成部3
0では、各熱交換板34に散水噴射された温水と、前記
暖気の向流による接触によって温水が蒸気化される。生
成された蒸気は、前記気流経路を流れる送風により蒸気
吹出部50へ送られ、そのまま外部へ吹き出される。
【0057】蒸気の噴き出し温度は、蒸気吹出部50に
ある温度センサ51により検知され、この吐出温度信号
に基づいて、マイクロコンピュータ110で前記駆動ポ
ンプ241の出力を制御し、温水の噴射量を増減するこ
とで、前記蒸気の噴き出し温度を所望の値に調整するこ
とができる。本装置を後述するサウナ装置として利用す
る場合には、38℃〜44℃の中高温に保つことが好ま
しい。なお、装置の停止は停止SWや自動タイマーによ
って行われる。
【0058】また、前記蒸気生成部30は温水タンク2
0の上方に配され、蒸気生成部30の下端側は、蒸気化
されなかった温水の残りをそのまま前記温水タンク20
内に落下させるように、前記温水タンク20の開口面上
に重なる位置に配される。そのため、蒸気生成部30に
おける余分な温水を、何ら動力を用いることなく簡易な
構成で、再び温水タンク20内に容易に戻すことがで
き、温水の熱量を有効に再利用することができる。
【0059】次に前記蒸気発生装置10の洗浄方法につ
いて説明する。前記蒸気発生装置10においては、その
使用後あるいは長期保管後における使用前に、前記温水
タンク20および蒸気生成部30に高温水を循環させる
殺菌モードと、洗浄水を循環させる洗浄モードと、送風
する乾燥モードとに順次切り替えることができる。
【0060】かかる洗浄方法によれば、前記温水タンク
20と蒸気生成部30とをそれぞれに内設された構成部
品ごと、同時に殺菌、洗浄したり、さらには乾燥させる
ことが可能であり、装置全体の衛生性を確実かつ容易に
向上させることができる。したがって、次回の使用時に
は、雑菌やカビの混入のおそれのない快適な蒸気を供給
することができる。さらに、長期間保管後に実施しても
同様のことが言える。
【0061】[1]殺菌モード 温水タンク20に適量の水(温水含む。)が入っている
状態で、待機中にスイッチ120のうち例えば運転S
W、+(プラス)SW、−(マイナス)SWを同時に押
す所定操作を行うと、マイクロコンピュータ110の制
御によりヒータ22は、温水タンク20内の水を通常使
用温度よりも高い殺菌使用温度(例えば75℃)に加熱
する。このようにヒータ22の出力制御により、殺菌モ
ードにおいては殺菌用の高温水を生成する。
【0062】また、駆動ポンプ241が駆動されて、温
水タンク20の高温水が蒸気生成部30の上部にある噴
射手段32に揚送され、噴射手段32から下方にある各
熱交換板34に向けて高温水が散水噴射される。このと
きファン40は停止しているため、蒸気生成部30で高
温水は蒸気化することなく、そのまま上部板21にある
連通口31より下方へ落下して温水タンク20に戻され
る。
【0063】このようにして高温水は、温水タンク20
と蒸気生成部30との間を隈無く循環し、これら自体の
内壁だけでなく、温水タンク20内のヒータ22はもち
ろん、温度センサ23やフロートスイッチ24も高温水
により殺菌される。蒸気生成部30内にある噴射手段3
2や、熱交換部材33の各熱交換板34についても同様
である。また、循環経路をなす温水供給手段240やそ
の駆動ポンプ241も殺菌されることになる。
【0064】また、殺菌モード中には、表示部130の
7セグメントLEDによりその旨表示(例えば「HH」
等の記号)されるから、使用者は容易に確認することが
できる。また、カバー本体11のフタ部12が開いてい
る際は、前記フタ部開閉検知手段140がオンとなり、
このときには前記運転SW等3つのSWを同時押下して
も、殺菌モードにおける前記動作は行われないように制
御される。
【0065】以上のような殺菌モードは、スイッチ12
0の停止SWを押下することにより、あるいは自動タイ
マー(例えば20分程度)によって停止し、待機状態に
戻る。また、殺菌モードの終了後には、排水部220の
操作により温水タンク20の排水を行うとよい。
【0066】[2]洗浄モード 先ず最初に、温水タンク20に適量の水(温水含む。)
が入っている状態で、給水部210から温水タンク20
内に洗浄剤(例えば中性洗剤)を供給する。そして、ス
イッチ120のうち例えば温度設定SW、+(プラス)
SW、−(マイナス)を同時に押す所定操作を行うと、
マイクロコンピュータ110の制御により駆動ポンプ2
41のみが駆動される。
【0067】すると、温水タンク20内で洗浄剤が水な
いし温水に混ざった洗浄水が、蒸気生成部30の上部に
ある噴射手段32に揚送され、噴射手段32から下方に
ある各熱交換板34に向けて洗浄水が散水噴射される。
このときファン40は停止しているため、蒸気生成部3
0で洗浄水は蒸気化することなく、そのまま上部板21
にある連通口31より下方へ落下して温水タンク20に
戻される。
【0068】このようにして洗浄水は、温水タンク20
と蒸気生成部30との間を隈無く循環し、これら自体の
内壁だけでなく、温水タンク20内のヒータ22はもち
ろん、温度センサ23やフロートスイッチ24も洗浄水
により十分に洗浄される。蒸気生成部30内にある噴射
手段32や、熱交換部材33の各熱交換板34について
も同様である。また、循環経路をなす温水供給手段24
0やその駆動ポンプ241も洗浄されることになる。
【0069】また、洗浄モード中には、表示部130の
7セグメントLEDによりその旨表示(例えば「5J」
等の記号)されるから、使用者は容易に確認することが
できる。また、カバー本体11のフタ部12が開いてい
る際は、前記フタ部開閉検知手段140がオンとなり、
このときには前記温度設定SW等3つのSWを同時押下
しても、洗浄モードにおける前記動作は行われないよう
に制御される。
【0070】以上のような洗浄モードは、スイッチ12
0の停止SWを押下することにより、あるいは自動タイ
マー(例えば5分程度)によって停止し、待機状態に戻
る。また、洗浄モードの終了後には、排水部220の操
作により温水タンク20の排水を行うとよい。さらに、
新たに供給した水を循環させてから排水するとよい。
【0071】[3]乾燥モード 先ずフタ部12を開いた状態で、排水部220によって
温水タンク20内を排水する。なお、前記駆動ポンプ2
41は止水機能がないため、蒸気生成部30や温水供給
手段240においても、残水することなく総て排水され
ることになる。
【0072】前記フタ部12を閉じた状態で、待機中に
スイッチ120のうち例えば時間設定SW、+(プラ
ス)SW、−(マイナス)を同時に押す所定操作を行う
と、マイクロコンピュータ110の制御により、今度は
ファン40の駆動モータ40aのみが回転駆動される。
それにより、前記吸気部230から上部板21下の温水
タンク20内空間より、連通口31を介して蒸気生成部
30から蒸気吹出部50に至る気流経路に送風が生じる
ため、各構成部品に残っていた水分も乾燥することにな
る。
【0073】また、乾燥モード中には、表示部130の
7セグメントLEDによりその旨表示(例えば「FF」
等の記号)されるから、使用者は容易に確認することが
できる。また、カバー本体11のフタ部12が開いてい
る際は、前記フタ部開閉検知手段140がオンとなり、
このときには前記時間設定SW等3つのSWを同時押下
しても、乾燥モードにおける前記動作は行われないよう
に制御される。
【0074】以上のような乾燥モードは、スイッチ12
0の停止SWを押下することにより、あるいは自動タイ
マー(例えば10分程度)によって停止し、待機状態に
戻る。なお乾燥モードにおいては、前記ヒータ22が空
焚き可能なものである場合には、該ヒータ22も加熱す
ることで、より迅速に乾燥させることが可能となる。
【0075】さらに前述した前記各モード時や通常の給
排水作業時において、前記フタ部12が開いているとき
には、前記温水タンク20内にあるヒータ22が通電不
能な状態となる。詳しくは図11において、フタ部12
が開いた際には前記フタ部開閉検知手段140がオンと
なり、フタ部開閉検知手段140からマイクロコンピュ
ータ110へ開信号が出力される。
【0076】マイクロコンピュータ110がフタ部開閉
検知手段140からの開信号を受けると、前記両切リレ
ー22bが両切り状態に制御されて電源コード16から
ヒータ22への通電が断たれる。ここで両切リレー22
bを、例えば遮断距離が2mm以上のものを使用すれ
ば、前記ヒータ22が基礎絶縁しか確保されていなくて
も、遮断距離2mm以上の両切リレー22bが付加絶縁
となり、いわゆる2重絶縁構造となる。そのため、万一
何らかの理由によりヒータ22に絶縁破壊が生じた場合
でも、利用者が水や金属製の温水タンク20に触れるこ
とで感電するようなおそれはない。
【0077】以上の蒸気発生装置10は、人体の略全身
を収納可能な身体収納体と組み合わせてサウナ装置を構
成すればよい。前記蒸気発生装置で生成された蒸気を前
記身体収納体内に供給することで、該身体収納体内を多
湿雰囲気とすることができる。
【0078】ここで身体収納体は、例えば特開平11−
104208に開示された寝袋状のものから、着座した
状態で首の下を包み込む袋状のもの、その他ユニットバ
スそのものを利用することも考えられる。かかるサウナ
装置によれば、健常者や身体障害者、高齢者等を問わ
ず、寝室等でも簡単にサウナ浴を得ることができる。
【0079】なお、本発明に係る蒸気発生装置10は、
前述した実施の形態に限定されるものではなく、例えば
蒸気発生装置10はサウナ装置とは別に加湿器等として
も利用することができる。また、前記実施の形態では、
殺菌モード、洗浄モード、および乾燥モードの総てのモ
ードを有する場合について説明したが、各モードのうち
の何れか1つ、あるいは2つ以上のモードを有するよう
に構成してもかまわない。
【0080】
【発明の効果】本発明に係る蒸気発生装置およびその洗
浄方法によれば、温水タンクと蒸気生成部に高温水を循
環させる殺菌モードと、洗浄水を循環させる洗浄モード
と、送風する乾燥モードとのうち少なくとも何れか1つ
を有し、また各モードを順次切り替えることができるこ
とにより、前記温水タンクと蒸気生成部とをそれぞれに
内設された構成部品ごと、同時に殺菌、洗浄したり、さ
らには乾燥させることが可能であり、装置全体の衛生性
を確実かつ容易に向上させることができる。したがっ
て、次回の使用時には、雑菌やカビの混入のおそれのな
い快適な蒸気を供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る蒸気発生装置を一
部破断した状態で正面側から見た正面側断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る蒸気発生装置の内
部構造も一部示した右側面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る蒸気発生装置を構
成するカバー本体およびフタ部の要部を拡大して示す平
面図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る蒸気発生装置を一
部破断した状態で背面側から見た背面側断面図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る蒸気発生装置を一
部破断した状態で左側から見た左側面側断面図である。
【図6】本発明の一実施の形態に係る蒸気発生装置を一
部破断した状態で右側から見た右側面側断面図である。
【図7】本発明の一実施の形態に係る蒸気発生装置の内
部構造を示す横断面図である。
【図8】本発明の一実施の形態に係る蒸気発生装置を示
す正面図である。
【図9】本発明の一実施の形態に係る蒸気発生装置を示
す右側面図である。
【図10】本発明の一実施の形態に係る蒸気発生装置を
示す平面図である。
【図11】本発明の一実施の形態に係る蒸気発生装置を
概略的に示すシステムブロック図である。
【符号の説明】
10…蒸気発生装置 11…カバー本体 12…フタ部 13…操作パネル 14…取っ手 16…電源コード 17…吸着部 18…磁石板 19…被吸着部 20…温水タンク 20a…一側壁面 21…上部板 22…ヒータ 22a…温度ヒューズ 22b…両切リレー 23…温度センサ 24…フロートスイッチ 30…蒸気生成部 31…連通口 32…噴射手段 33…熱交換部材 34…熱交換板 40…ファン 40a…駆動モータ 50…蒸気吹出部 51…温度センサ 100…制御部 110…マイクロコンピュータ 140…フタ部開閉検知手段 210…給水部 211…通水口 212…給水口 213…ストレーナ 220…排水部 221…バルブ 222…ツマミ 230…吸気部 231…通気口 232…吸気口 233…ストレーナ 240…温水供給手段 241…駆動ポンプ 242…循環ホース 243…循環ホース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大神 芳浩 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 重松 邦英 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 佐藤 隆之 神奈川県横浜市戸塚区前田町100番地 小 糸工業株式会社内 (72)発明者 澤村 智 神奈川県横浜市戸塚区前田町100番地 小 糸工業株式会社内 Fターム(参考) 4C094 AA01 DD08 EE02 GG03

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所望の場所で多湿雰囲気を形成するための
    蒸気を生成する蒸気発生装置において、 温水タンクと、該温水タンクから送られた温水を蒸気化
    する蒸気生成部とを少なくとも有し、 前記温水タンク内に供給された水を通常使用温度よりも
    高い殺菌使用温度に加熱し、この高温水を前記蒸気生成
    部および温水タンクに循環させる殺菌モードを有するこ
    とを特徴とする蒸気発生装置。
  2. 【請求項2】前記温水タンクに内設され、該温水タンク
    内の水を加熱するヒータを有し、 前記ヒータにより、通常動作時には前記温水タンク内の
    水を通常使用温度の温水に加熱し、前記殺菌モードでは
    前記温水タンク内の水を殺菌使用温度の高温水に加熱す
    ることを特徴とする請求項1記載の蒸気発生装置。
  3. 【請求項3】所望の場所で多湿雰囲気を形成するための
    蒸気を生成する蒸気発生装置において、 温水タンクと、該温水タンクから送られた温水を蒸気化
    する蒸気生成部とを少なくとも有し、 前記温水タンク内に水の他に洗浄剤を供給し、該温水タ
    ンク内で洗浄剤が水ないし温水に混ざった洗浄水を、前
    記蒸気生成部および温水タンクに循環させる洗浄モード
    を有することを特徴とする蒸気発生装置。
  4. 【請求項4】前記温水タンク内に外部より水を供給する
    給水部を有し、 前記給水部から、前記洗浄モードにおいて水の他に洗浄
    剤を供給することを特徴とする請求項3記載の蒸気発生
    装置。
  5. 【請求項5】所望の場所で多湿雰囲気を形成するための
    蒸気を生成する蒸気発生装置において、 温水タンクと、該温水タンクから送られた温水を蒸気化
    する蒸気生成部とを少なくとも有し、 前記温水タンク内を排水した後に、前記蒸気生成部およ
    び温水タンクに送風する乾燥モードを有することを特徴
    とする蒸気発生装置。
  6. 【請求項6】前記温水タンクに内設され、該温水タンク
    内の水を加熱するヒータを有し、 前記ヒータにより、前記乾燥モードにおいて前記温水タ
    ンク内を空焚き可能に構成したことを特徴とする請求項
    5記載の蒸気発生装置。
  7. 【請求項7】前記蒸気生成部で生成された蒸気を外部に
    送り出すべく送風するファンと、前記温水タンク内を排
    水する排水部とを有し、 前記乾燥モードでは、前記排水部により前記温水タンク
    内を排水した後、前記ファンにより前記蒸気生成部およ
    び温水タンクに送風することを特徴とする請求項5また
    は6記載の蒸気発生装置。
  8. 【請求項8】前記殺菌モード、洗浄モード、乾燥モード
    のうち、少なくとも2つ以上のモードを有し、前記モー
    ドを切替可能に構成したことを特徴とする請求項1,
    2,3,4,5,6または7記載の蒸気発生装置。
  9. 【請求項9】前記殺菌モード、洗浄モード、乾燥モード
    における各必要動作は、それぞれ所定操作により開始さ
    れると共に、同じく所定操作により、あるいは所定時間
    の経過後自動的に停止するよう制御されることを特徴と
    する請求項1,2,3,4,5,6,7または8記載の
    蒸気発生装置。
  10. 【請求項10】前記殺菌モード、洗浄モード、乾燥モー
    ドの何れかの動作中に、該当するモードである旨を目視
    可能に表示する表示部を有することを特徴とする請求項
    1,2,3,4,5,6,7,8または9記載の蒸気発
    生装置。
  11. 【請求項11】所望の場所で多湿雰囲気を形成するため
    の蒸気を生成する蒸気発生装置の洗浄方法であって、 前記蒸気発生装置は、温水タンクと、該温水タンクから
    送られた温水を蒸気化する蒸気生成部とを少なくとも有
    し、 前記温水タンク内に供給された水を通常使用温度よりも
    高い殺菌使用温度に加熱し、この高温水を前記蒸気生成
    部および温水タンクに循環させる殺菌モードと、 前記温水タンク内に水の他に洗浄剤を供給し、該温水タ
    ンク内で洗浄剤が水ないし温水に混ざった洗浄水を、前
    記蒸気生成部および温水タンクに循環させる洗浄モード
    と、 前記温水タンク内を排水した後に、前記蒸気生成部およ
    び温水タンクに送風する乾燥モードとに順次切り替える
    ことを特徴とする蒸気発生装置の洗浄方法。
  12. 【請求項12】請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8,9または10記載の蒸気発生装置と、人体の略全身
    を収納可能な身体収納体とを組み合わせて成り、 前記蒸気発生装置で生成された蒸気を前記身体収納体内
    に供給し、該身体収納体内を多湿雰囲気とすることを特
    徴とするサウナ装置。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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