JP2005144010A - ヘッドレスト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 構造の簡素化を図ることが期待でき、しかも、駆動モータを大型化する必要がなく、ヘッドレストの位置調整と頸部保護とを同時に実現することのできるヘッドレスト装置を提供する。
【解決手段】 車両1のシート2に取り付けられ、モータ41の駆動によりシート2に対して前後方向へ移動可能に設けられたヘッドレスト3を有し、車両1の被衝突を予測検知するセンサ6から、予測検知の信号を受けたときに、モータ41の駆動によりヘッドレスト3をシート2に対して前方方向へ移動させるとともに、センサ6から予測検知の信号を受けない通常時に、乗員の操作によりモータ41の駆動を断続制御してヘッドレスト3をシート2に対して前後方向へ移動調節可能にする駆動機構4を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両のシートに設けられるヘッドレスト装置に関し、より詳しくは、車両の被衝突時(被後突時)における乗員の頸部への負担を軽減するとともに、通常時においてはヘッドレストの位置調整を可能としたヘッドレスト装置に関するものである。
近年、車両のシートに設けられるヘッドレストは、シートに対して前後方向へ位置調整可能に構成されたものが知られており、そのような位置調整機構を備えたヘッドレスト装置が多くなっている。このようなヘッドレスト装置における位置調整は、一般的に、ヘッドレストの側方等に設けられた調整ハンドルを手動操作することにより行われる。また、このような手動操作に代えて、電動モータ等による移動機構をヘッドレストの内部に設けて、電動による位置調整を行えるようにした技術も知られている。
一方、自車両の被後突時における乗員の頸部への負担を軽減するために、ヘッドレストをシートに対して前方方向へ強制的に移動させる技術が知られている。このようなヘッドレスト装置によれば、被後突時にヘッドレストが前方に高速で移動して、ヘッドレストと乗員の頭部との間隔が縮まるように構成されており、乗員の頸部への負担が軽減されるようになっている(例えば、特許文献1,2)。
特開平11−334439号公報(段落0032〜0039,図2等) 特開2000−127823号公報(段落0011〜0042,図1等)
前記従来のヘッドレスト装置では、ヘッドレストの位置調整と頸部保護とを行なうことが可能である。しかしながら、これらを実現するための機構は、それぞれ独立した機構であり、これらの機能を同時に得ようとするとシートやヘッドレストの構造が複雑化してしまう。そこで、これらの機構をひとつにまとめて、前記機能を同時に実現することのできるヘッドレスト装置の開発が望まれている。
しかしながら、これら2つの機構を1つにまとめようとすると、次のような問題を生じる。
すなわち、それぞれの機能を実現させるためのヘッドレストの作動速度は、大きく異なっており、例えば、頸部保護に対応するためには、ヘッドレストを高速で移動させる必要がある。これに対して、ヘッドレストの位置調整を目的とした場合には、乗員の好みに合わせた位置に的確にヘッドレストを移動させるために、少なくとも低速で移動することが条件となる。
この2つの条件に対応するための手法としては、駆動モータに入力される電圧を変化させることにより、ヘッドレストの作動速度を変更するという手法が考えられる。しかしながら、この手法では、作動速度を低下させたときに、駆動モータのトルクが低下しやすくなり駆動モータが停止するおそれがある。この場合、仮に、低速時におけるトルクを確保するようにすれば、駆動モータの停止を回避することも可能ではあるが、そのためには、駆動モータを大型化する必要がある。したがって、シート内の狭い空間等に取り付けることが困難である等の別の問題を生じる。
そこで、本発明の課題は、構造の簡素化を図ることが期待でき、しかも、駆動モータを大型化する必要がなく、ヘッドレストの位置調整と頸部保護とを同時に実現することのできるヘッドレスト装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決した本発明のうち請求項1に係るヘッドレスト装置は、車両のシートに取り付けられ、モータの駆動により前記シートに対して前後方向へ移動可能に設けられたヘッドレストを有するヘッドレスト装置であって、前記車両の被衝突を予測検知するセンサから、予測検知の信号を受けたときに、前記モータの駆動により前記ヘッドレストを前記シートに対して前方方向へ移動させるとともに、前記センサから予測検知の信号を受けない通常時、乗員の操作により前記モータの駆動を断続制御して前記ヘッドレストを前記シートに対して前後方向へ移動調節可能にする移動機構を具備したことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、移動機構は、車両の被衝突を予測検知するセンサから、予測検知の信号を受けたときに、モータの駆動によりヘッドレストをシートに対して前方方向へ高速で移動する。これにより、乗員の頭部とヘッドレストとの間隔を瞬時に縮めることができ、衝突時に乗員の頸部に発生する負担を軽減することができる。
また、移動機構は、車両の被衝突を予測検知するセンサから、予測検知の信号を受けない通常時、乗員の操作によりモータの駆動を断続制御してヘッドレストをシートに対して前後方向へ移動調節可能に構成されているので、予測検知の信号を受けない通常時におけるヘッドレストの移動調節に際して、モータが連続駆動されてしまうということがなくなり、乗員の好みに合わせた位置に的確にヘッドレストを移動させることができるようになる。したがって、モータの速度を変更するような手法を採ることなく、モータの速度を低速にしてヘッドレストを移動させたときのように、ヘッドレストの位置調節をうまく行うことができる。なお、ヘッドレストの移動調整は、例えば、乗員がシートに着座したときの手元付近に配置した操作スイッチ等により行うことができる。このような操作スイッチを設けた場合に乗員は、着座した姿勢(運転姿勢等)を崩さずに、ヘッドレストを位置調節することができ、操作姿勢がとり易いという利点が得られる。
請求項2に記載のヘッドレスト装置は、請求項1に記載のヘッドレスト装置において、前記移動機構は、前記ヘッドレストを前記シートの前後方向へ間欠移動させる駆動制御部を備えていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、移動機構がヘッドレストをシートの前後方向へ間欠移動させる駆動制御部を備えているので、車両の被衝突を予測検知するセンサから、予測検知の信号を受けないときに、ヘッドレストを間欠移動させて位置調節を行うことができ、乗員の好みに合わせた位置に、より一層的確にヘッドレストを移動させることができるようになる。したがって、より確実性の高い位置調節が可能となる。
本発明によれば、構造の簡素化を図ることが期待でき、しかも、駆動モータを大型化する必要がなく、ヘッドレストの位置調整と頸部保護とを同時に実現することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係るヘッドレスト装置の詳細について説明する。また、以下の説明において、「前後」とは、ヘッドレストがシートに設けられた状態を基準とする。
参照する図面において、図1は、本発明の一実施の形態に係るヘッドレスト装置が設けられるシートの構造を示した斜視図である。図2は、ヘッドレストの移動状態を示した図であり、(a)は、通常の状態を示した模式図、(b)は、衝突予測時における状態を示した模式図である。
図1に示すように、本実施の形態のヘッドレスト装置は、自動車等の車両1のシート2に前後方向移動可能に設けられたヘッドレスト3と、このヘッドレスト3を駆動可能とするための駆動機構4と、この駆動機構4の駆動を制御する制御ユニット5(駆動制御部)と、車両1の被衝突を予測検知して、その予測信号を制御ユニット5に送出するセンサとしての予測検知センサ6とを備えている。
シート2は、シートクッションが設けられるシートクッションフレーム2aと、シートバックが設けられるシートバックフレーム2bと、ヘッドレスト3を保持するためのヘッドレストフレーム2cとを備え、車両1の運転席や助手席、あるいは後部座席等として設けられる。
シートクッションフレーム2aの下方には、スペースが形成されており、このスペースを利用して制御ユニット5が配置されている。シートバックフレーム2bは、シートクッションフレーム2aに対して図示しないロック機構を介して揺動可能に設けられている。本実施形態では、シートバックフレーム2bに、駆動機構4が設けられている。
ヘッドレストフレーム2cは、正面視コ字形に形成された棒状のフレームであり、駆動機構4の後記する取付パイプ47に対して差し込み可能となっている。ヘッドレスト3は、内部にこのヘッドレストフレーム2cを有しており、他に特別な機構や構造を有していない。したがって、ヘッドレスト3は、従来から用いられている一般的なヘッドレストを転用することができる。
駆動機構4は、モータ41と、このモータ41の駆動軸41aに固定されたリンク板42と、このリンク板42に連結されたリンク棒43と、図3にも示すように、このリンク棒43の上端部に連結部43aを介して連結されたクランク形状のシャフト44と、このシャフト44のクランク部44aに回動可能かつピン45aで脱落不能に連結されたロッド46と、このロッド46の上部に取り付けられた取付パイプ47とから構成されている。
このような駆動機構4は、ヘッドレスト3を乗員の頭部の重心位置と同等程度またそれ以上の高さとなる斜め前方側に向けて上昇させるようになっている。
モータ41は、車両1の図示しないバッテリを電源として駆動されるようになっており、本実施形態では、高出力、高回転で可逆回転可能なステッピングモータが用いられている。モータ41には、図1に示すように、一体的にギア部41bが設けられており、このギア部41bの出力軸となる駆動軸41aにリンク板42が図示しないボルト等により固定されている。これによりリンク板42は、駆動軸41aを中心として図1中矢印A1,A2方向に揺動可能である。
リンク棒43は、リンク板42と連結部43aを介してシャフト44との間に連結されており、リンク板42の図1中矢印A1,A2方向の揺動により斜め上下方向に昇降動し、この昇降動によってシャフト44を回動させるようになっている。
シャフト44は、図3にも示すように、両端部44b(図3では一方のみ図示)がシートバックフレーム2b(図1参照)の図示しない軸穴に挿通されており、前記リンク棒43の昇降動にともなって、図3中矢印B1,B2方向に回動可能になっている。
ロッド46およびパイプ47は、シャフト44の回動にともなって、回動しつつ昇降動するように設けられており、その回動は、図1に示すように、シートバックフレーム2bの上部に設けられた挿通孔2d,2d(図1参照)付近を支点として、シート2の前後方向(X1,X2方向)に行われるようになっている。
このような構成よりなる駆動機構4によれば、モータ41が駆動されると、その駆動方向によって、リンク板42が図1中矢印A1あるいはA2方向に回動し、その回動方向によってリンク棒43が昇降動する。図3に示すように、例えば、リンク棒43が図中矢印Y1方向に下降動すると、シャフト44が図中矢印B1方向に回動し、これに伴って、ロッド46およびパイプ47が図2(b)に示すように、挿通孔2d付近を支点としながら、シート2の前方方向へ若干せり出しつつ回動する。
また、リンク棒43が図3中矢印Y2方向に上昇動すると、シャフト44が図中矢印B2方向に回動し、これにともなって、ロッド46およびパイプ47が図2(a)に示すように、挿通孔2d付近を支点としながら、シート2の後方方向へ若干沈みつつ回動する。
制御ユニット5は、前記駆動機構4のモータ41の駆動を制御するためのユニットであり、図4に示すように、衝突(主として後突)を予測する予測検知センサ6からの信号に基づいて、内部に格納されたプログラムに従って、モータ41を駆動制御するようになっているとともに、シート2(図1参照)のシートクッションフレーム2aの側方に設けられた操作スイッチ20の操作に基づいて、モータ41を駆動制御するようになっている。
ここで、制御ユニット5におけるモータ41の駆動制御は、次の2つの制御モードを有している。そのひとつは、前記予測検知センサ6からの信号に基づいた制御モードであり、これは、ヘッドレスト3がシート2に対して最前方へ高速で移動するようにモータ41を駆動制御する衝突予測モードである。また、他のひとつは、乗員の操作スイッチ20に基づいた制御モードであり、ヘッドレスト3がシート2に対して前後方向(X1,X2方向(図1,図2(b)参照))へ後記する間欠駆動により移動されるようにモータ41を駆動制御する通常モードである。予測検知センサ6からの信号が送られてこない通常時には、ヘッドレスト装置は、この通常制御モードで動作するように構成され、衝突が予測されたときに、前記通常制御モードから前記衝突予測モードに変更されて動作するように構成されている。
制御ユニット5は、その内部に図示しない衝突タイミングを判定するための判定部を有しており、予測検知センサ6からの計測データを入力して、衝突(後突)の予測時点から実際に衝突がおこるタイミング(衝突タイミング)を演算により判定するようになっている。
予測検知センサ6は、自車両の被後突を予測するための他車との相対距離や相対速度の計測データを超音波等を用いて行うようになっており、そのデータを制御ユニット5へ送出するようになっている。なお、予測検知センサ6としては、他にGセンサ、赤外線センサ、レーダー等を用いてもよく、制御ユニット5は、前記計測データとともにこれらのセンサ等から送られてくる計測データに基づいて後突を予測または検出するように構成しても良い。
このように構成されたヘッドレスト装置の作用を、図5に示したフローチャートを参照して、以下に詳述する。
第1ステップS1で、制御ユニット5(図1,図4参照)は、予測検知センサ6による検出を開始し、次の第2ステップS2で、予測検知センサ6の出力に基づいて衝突予測が行われたか否かを判定する。そして、YES判定時(予測検知センサ6の出力あり)には、第3ステップS3に移行し、また、NO判定時には、第4ステップS4に移行する。
前記YES判定時には、第3ステップS3で、制御ユニット5は、モータ41を連続駆動し、リンク板42を図1中矢印A1方向に揺動させて、リンク棒43を図中矢印Y1方向に下降動させ、シャフト44を図3中矢印B1方向に回動させる。これにより、図2(b)に示すように、ヘッドレスト3がシート2に対して前方方向X1にせり出しつつ回動する。したがって、シート2に着座している乗員Hの頭部とヘッドレスト3との間隔が縮められ、その後に衝突が生じた場合に乗員の頸部に発生する負担を軽減することができる。このとき(緊急作動)の様子を図6(a)を用いて説明すると、制御ユニット5によるモータ41の作動onで、モータ41が連続駆動され、その作業量L(mm)、この場合は、ヘッドレスト3の最前方への移動が作業量Lとなるように、モータ41等のステップ値によりその値が検出されるまでモータ41が連続で駆動される。その後、所定の作業量Lとなったことがモータ41のステップ値等により検出された時点で、自動的にモータ41の駆動が停止される。
また、前記NO判定時には、第4ステップS4で、操作スイッチ20の操作が行われたかどうかを判定する。そして、YES判定時には、第5ステップS5に移行し、また、NO判定時には、前記ステップS2に戻る。
ステップS4において、YES判定時には、制御ユニット5の制御によりモータ41が間欠駆動されるように制御する。この場合、操作スイッチ20を所望の方向、例えば、ヘッドレスト3が前方方向へ移動するように、1クリック操作すると、制御ユニット5の制御によりモータ41が所定の1ステップだけ駆動され、図6(b)示すように、ヘッドレスト3が1クリック分(作業量La(mm))移動され、システム(制御ユニット5)offとされる。したがって、ヘッドレスト3の所定の作業量La・nを得ようとする場合には、所望の回数nだけクリック操作を行う。これにより、所望の位置にヘッドレスト3を移動させることができる。なお、1クリック操作により、1つの間欠駆動が間隔を置いて断続的に制御されるように構成しても良い。
前記ステップS3に戻って、モータ41が駆動されると、ステップS6で衝突発生か否かが判定される。YES判定時には、スタートにリターンされ、また、NO判定時には、ステップS7で所定時間経過したか否かが判定される。ここで、所定時間とは、予め制御ユニット5に設定されている衝突予測から衝突までの時間、あるいは、前記判定部により算出された時間であり、通常1〜2秒程度の時間となる。ステップS7によるNO判定時には、ステップS6にリターンして、再び衝突発生か否かが判定される。一方、ステップS7によるYES判定時には、所定時間経過後も衝突が発生していないと判断され、ステップS8で、シート2の最前方へ移動させたヘッドレスト3の作動を解除し、ヘッドレスト3を元の位置、あるいは、最後方位置へ移動させるべく、モータ41を逆駆動準備する。
その後、ステップS9でヘッドレスト3の復帰が行われ、ヘッドレスト3が元の位置あるいは最後方位置に復帰され、スタートにリターンされる。ここで、ヘッドレスト3の元の位置(乗員の操作による好みの位置)への復帰は、制御ユニット5に内蔵されているメモリに記憶されている位置情報に基づいてモータ41が逆駆動されることにより行われる。
以上説明したヘッドレスト装置によれば、駆動機構4は、車両1の被衝突を予測検知する予測検知センサ6から、予測検知の信号を受けたときに、モータ41の駆動によりヘッドレスト3をシート2に対して前方方向(図1,図2(b)中X1方向)へ高速で移動する。これにより、乗員Hの頭部とヘッドレスト3との間隔を瞬時に縮めることができ、衝突時に乗員Hの頸部に発生する負担を軽減することができる。
また、駆動機構4は、予測検知センサ6から、予測検知の信号を受けないとき(通常時)に、乗員の操作によりモータ41の駆動を間欠駆動してヘッドレスト3をシート2に対して前後方向へ移動調節可能に構成されているので、ヘッドレスト3の移動調節に際して、モータ41が連続駆動されるということがなくなり、乗員Hの好みに合わせた位置に的確にヘッドレスト3を移動させることができる。したがって、モータ41の速度を変更するような手法を採ることなく、モータ41の速度を低速にしてヘッドレスト3を移動させたときのように、ヘッドレスト3の位置調節をうまく行うことができる。また、間欠駆動によりヘッドレスト3が移動調整されるので、乗員Hの好みに合わせた位置により一層ヘッドレスト3を併せやすいという利点が得えられる。
このように本実施形態のヘッドレスト装置によれば、ヘッドレスト3の位置調整と頸部保護とを同時に実現することができる。
また、このようなヘッドレスト3の移動調整は、例えば、乗員Hがシート2に着座したときの手元付近に配置した操作スイッチ20により行うことができる。このような操作スイッチ20を用いることにより乗員Hは、着座した姿勢(運転姿勢等)を崩さずに、ヘッドレスト3を位置調節することができ、操作姿勢がとり易いという利点が得られる。
さらに、本実施形態のヘッドレスト装置によれば、ヘッドレスト3の内部に駆動のための機構を設ける必要がないので、構造の簡素化を図ることが期待できる。しかも、モータ41の速度を変更する必要がないので、モータ41を大型化する必要がないという利点が得られる。また、ヘッドレスト3の内部に調整を行うための機構を設ける必要がないので、ヘッドレスト3の外観デザインの自由度が増すとともに、ヘッドレスト3の重量が重くならないので、着脱等の操作性が向上するという利点も得られる。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されず、発明の主旨に応じた適宜の変更実施が可能であることはいうまでもない。例えば、間欠駆動による1クリック操作で移動するヘッドレスト3の作業量は任意に設定することができる。また、1クリック操作で、2クリック操作分の作業量となるように設定することもできる。
本発明の一実施の形態に係るヘッドレスト装置が設けられるシートの構造を示した斜視図である。 ヘッドレストの移動状態を示した図であり、(a)は、通常の状態を示した模式図、(b)は、衝突予測時における状態を示した模式図である。本発明の一実施の形態に係るサブフレームの取付構造を説明するための車体前部の模式平面図である。 移動機構の要部の拡大模式図である。 本発明の一実施の形態に係るヘッドレスト装置を示すブロック図である。 ヘッドレスト装置の動作を説明するためのフローチャートである。 ヘッドレストの前後調整作動時あるいは緊急作動時における作動あるいは操作と作業量との関係を示す図である。
符号の説明
1 車両
2 シート
3 ヘッドレスト
4 移動機構
5 制御ユニット
6 予測検知センサ
20 操作スイッチ
41 モータ
41a 駆動軸
41b ギア部
42 リンク板
43 リンク棒
43a 連結部
44 シャフト
44a クランク部
44b 両端部
45a ピン
46 ロッド
47 パイプ

Claims (2)

  1. 車両のシートに取り付けられ、モータの駆動により前記シートに対して前後方向へ移動可能に設けられたヘッドレストを有するヘッドレスト装置であって、
    前記車両の被衝突を予測検知するセンサから、予測検知の信号を受けたときに、前記モータの駆動により前記ヘッドレストを前記シートに対して前方方向へ移動させるとともに、前記センサから予測検知の信号を受けない通常時、乗員の操作により前記モータの駆動を断続制御して前記ヘッドレストを前記シートに対して前後方向へ移動調節可能にする移動機構を具備したことを特徴とするヘッドレスト装置。
  2. 前記移動機構は、前記ヘッドレストを前記シートの前後方向へ間欠移動させる駆動制御部を備えていることを特徴とする請求項1に記載のヘッドレスト装置。
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