JP4517883B2 - 車両用シート - Google Patents

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Description

本発明は、車両用シートに関し、特に、ヘッドレストが上下に分割されて個別に調整可能に構成された車両用シートにおける後突時の制御に関する。
従来から、車両用シートにおいては、乗員の頭部を適切に支持するためには、ヘッドレストの高さや角度を調整する必要がある。
このため、ヘッドレストの一部を独立して調整可能に構成したものがある(特許文献1)。特許文献1に記載された構成は、ヘッドレストの下部に前方から見てU字型となり、シートの側部方向に延設される軸を中心に回動する下部回動部を設け、下部回動部の両端が前方に位置するように回動されることで、頭部の横方向の揺れを抑制するものである。
一方、ヘッドレストの前方下部に、乗員の頸部を支持すべく、取り付け自在の枕を設置したものも知られている(特許文献2)。特許文献2に記載された構成は、シートとは別体の枕を後から設置するものである。
特開平9−075167号公報 登録実用新案第3091897号公報
上記のような従来の車両用シートにおいて、後突つまり車両後方側からの後面衝突の際の働きを検討する。特許文献1に記載された構成は、U字型の部分を回動することで両端部分で頭部の横方向の揺れを抑制するものであるが、後突時に乗員の頭部や頸部を支持したり保持するものではない。
一方、特許文献2に記載された構成では、乗員の頸部や後頭部周辺を支持するように枕を取り付け可能であるが、枕の取り付け位置によっては、後突の際に乗員の頸部にかかる負荷を軽減することができなくなってしまう。すなわち、後突の際のヘッドレストと枕との位置関係を制御するものではない。
後突の際には乗員の頭部には上半身と異なる向きや大きさの力が働き易く、このため頸部への負荷が増大してしまう。
近年、後突時に生じる乗員の上体の後方への変位を利用して機械的にヘッドレストを前方に変位させる、アクティブヘッドレストと呼ばれる機構を有する車両用シートが知られている。このようなアクティブヘッドレストは、ヘッドレストが一体的に構成されていることを前提としており、ヘッドレストが上下に分割されて個別に調整可能な構成に単純に採用しても有効な効果が得られない場合が生じる。
すなわち、上下に分割されて個別に調整可能に構成されたヘッドレストを有する車両用シートにおいては、このようなアクティブヘッドレストを採用しても、2つの部分の位置関係によっては乗員の頭部を適切に保持できず、このため頸部にかかる負荷を軽減できない場合が生じる。
本発明は上記従来技術の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、上下に分割されて個別に調整可能に構成されたヘッドレストを有し、アクティブヘッドレストを採用した車両用シートにおいて、後突の際に乗員の頭部を適切に保持すると共に乗員の頸部にかかる負荷を軽減することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一態様としての車両用シートは、シートバックと、前記シートバックの上端部周辺に設置されるヘッドレストとを備え、前記ヘッドレストは、該ヘッドレストの上部に位置し、前記シートバックに支持された上ヘッドレスト部と、該上ヘッドレスト部の下方側で、前記上ヘッドレスト部に対する前後方向の移動量を調整可能となるように配設される下部移動部とから構成される車両用シートにおいて、後突時に、少なくとも前記ヘッドレストを前方に変位させる後突用ヘッドレスト可動手段と、前記後突用ヘッドレスト可動手段の作動に対応して、前記下部移動部を前記上ヘッドレスト部に対する前後方向の位置を保持した状態から、前記上ヘッドレスト部に対して少なくとも後方移動が可能な状態とする調整手段と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、後突時にヘッドレストが前方に変位すると共に、下部移動部の上ヘッドレスト部に対する後方移動が可能となる。このため、後突時に頸部や頭部と下部移動部との当接を緩和して、頭部と前方変位する上ヘッドレスト部との当接が促進されるので、後突時に乗員の頭部の保持を適切な姿勢で行うことができる。
前記後突用ヘッドレスト可動手段は、
前記シートバック内に配置され、乗員の上体の後方変位に伴って後方変位する荷重受け部と、
前記荷重受け部の後方変位に伴って前記ヘッドレストを前方変位させる前方変位手段と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、機械式のアクティブヘッドレスト機構を有する車両用シートは、後突時に乗員の上体の後方変位が大きくなるように構成して、上体の後方変位の検知性を高めて、ヘッドレストの前方移動を促進させているものが多いが、このような構成においても、乗員の頸部と下部移動部との当接を緩和することができる。
前記下部移動部は、衝突時に乗員からの該下部移動部に対する後方への慣性力によって、前記後方移動が可能なように構成されており、前記下部移動部の底面前側面の曲率半径が10mm以上であることを特徴とする。
この構成によれば、後突時の乗員の後方かつ斜め上方への変位に対して、乗員の頸部から背中にかけての部位と、下部移動部との強い接触を軽減しつつ、乗員の後頭部からの押圧力を利用して下部移動部をより効率的に後方移動させることができる。
本発明によれば、上下に分割されて個別に調整可能に構成されたヘッドレストを有する車両用シートにおいて、後突時に頸部や頭部と下部移動部との当接を緩和して、頭部と前方変位する上ヘッドレスト部との当接が促進されるので、後突時に乗員の頭部の保持を適切な姿勢で行うことができる。
以下に、図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<第1の実施形態>
(車内レイアウト)
図8は、本発明に係る車両用シートが取り付けられる車内のレイアウトを模式的に示す概略図である。
図8において、フロアパネル1、フロントガラス2、ルーフパネル3および後部隔壁4で仕切られた車室8内に、フロントシート10とリアシート20とが2列取り付けられている。
フロントシート10は、運転席用と助手席用との2つがあり、それぞれエンジンルーム5及びステアリングシャフト7に取り付けられたステアリング6に対する水平方向前後位置の調整(スライド)、及びフロアパネル1に対する鉛直方向位置の調整が可能にフロアパネル1に取り付けられており、座面となるシートクッション11、背もたれとして機能するシートバック12及びシートバックの上端部に設置されるヘッドレスト13で構成されている。2つのフロントシート10は、シートバック12の鉛直方向に対する角度をそれぞれ独立に調整可能である。
リアシート20も、フロントシートと同様に、座面となるシートクッション21、背もたれとして機能するシートバック22及びシートバック上端部に設置されるヘッドレスト23で構成されているが、シートクッション21及びシートバック22は全体として1つの長い面を有し、水平方向位置や鉛直方向位置の調整は不能に取り付けられている。リアシート20は、2名着席時にはそれぞれ独立してシートバック22の鉛直方向に対する角度を調整可能なように、シートバック11が分割されており、分割された2つの部分に対応してヘッドレスト23も2つ設けられている。
なお、車両の仕様等に応じて、リアシートを分割可能な2つの部分を有する1つの面で構成せずに、フロントシートと同様な独立した2つのシートとしてもよいのはもちろんである。
以下の説明では、本発明に係る車両用シートの例としてフロントシートの助手席に取り付けられた車両用シートについて詳細に説明するが、本発明に係る車両用シートは、所望する仕様等に応じてリアシート等に取り付けられてもかまわない。ただし、本発明に係る車両用シートは、後傾(リクライニング)時に乗員の頭部を快適な姿勢で保持することを目的としているものであるので、運転席以外の位置に取り付けるのがよい。
(リクライニング機構)
図9は、本発明に係る車両用シートのリクライニング機構を説明する部分拡大図である。
図9において、シートクッションに固定されるクッション支持プレート115と、シートバックに固定されるバック支持プレート116の下端に連結された回動プレート117とが回動軸170で回動可能に連結されている。該回動プレート117は、下部外周に所定長のギア部171が形成され、所定位置に係合部172が設けられ、該系合部172に回動プレート117を反時計方向に付勢するバネ118の一端を係合させ、バネ118の他端はクッション支持プレート115に固定された支持ブラケット181に係合されている。回動プレート117のギア部171噛み合うギア部191を一端に備えたロックプレート119の他端がピン190でクッション支持プレート115に回動自在に軸支され、ロックプレート119のギア部191と反対側に係合部192が形成されている。
操作レバー104は、基部がピン140でクッション支持プレート115に回動自在に軸支され、操作レバーを図中の時計方向に付勢するバネ120の一端が係合される係合部143と、ロックプレート119の係合部192に当接する係合部142とを備えている。この操作れベー104を図における時計方向に回動させると、操作レバー104の係合部142とロックプレート119の係合部192との係合が解除され、回動プレート117が回動可能となる。この状態でシートバックを図中右側である後方へ加重をかけると後傾(リクライニング)状態となり、シートバックに加重をかけないと、バネ118の力により立設状態へ戻る。
(調整の概略説明)
以上説明したようなリクライニング機構を有する、本実施形態の車両用シートにおけるシートバックの角度変化に対応したヘッドレストの調整について詳細に説明する。
図1は、本実施形態の車両用シートのシートバックを水平側へ角度変化させた後傾状態(リクライニング状態、或いは寝かせた状態)を示す図であり、図2は、図1の状態からシートバックを鉛直側へ角度変化させた立設状態(倒立状態、或いは起こした状態)を示す図である。
図1において、車両用シート10は、シートクッション11、シートバック12、ヘッドレスト13から構成され、車両用シート10に対して乗員20の移動量を下腹部及び胸部で規制する3点式のシートベルト14を備えている。シートクッション11は、シートスライド上部111に固定され、シートスライド上部111は前後方向にスライド可能にシートスライド下部112と結合されており、シートスライド下部112はシートマウント前部113及びシートマウント後部114によってフロアパネルに結合されている。また、本実施形態の車両用シート10は、シートバック12の角度を検知すべく、シートバック12の回動軸(ヒンジ)170の回転角度(の変化)に対応した信号を出力するエンコーダ等を含むセンサ175が内蔵されている。
ヘッドレスト13は、シートバック12の上端部周辺に設置され、支持バーによってシートバックに支持された上ヘッドレスト部として機能するヘッドレスト本体131と、該ヘッドレスト本体131の下方に位置し、ヘッドレスト本体131に対して前後方向に移動量が調整可能に配設された下部移動部として機能するネックレスト132の2つの部分から構成されている。ネックレストは、上ヘッドレストのシート幅方向の両側に夫々位置し、ネックレストが上ヘッドレストの下側に位置している場合において、その上部が上ヘッドレストのシート幅方向に沿った横軸に軸支される2つの連結部と、夫々の連結部の下部に接続され、シート幅方向に沿って延設されるネックサポート部とにより構成される。本実施形態では、後述するようにネックレスト132はヘッドレスト本体131とヘッドレスト本体の上部の両側で回動可能に結合されており、ヘッドレスト本体131に対する角度θを調整することで、ヘッドレスト本体131に対する前後方向移動量を調整可能となっている。
図1に示す後傾状態において、ヘッドレスト本体131は乗員20の後頭部を支持すべくシートバック12からの距離(高さ)を調整され、ネックレスト132は、乗員の頸部を支持すべくヘッドレスト本体131に対する角度θの調整により、前後方向移動量が調整されている。図示されたように、通常後傾状態において乗員の後頭部を支持するように調整すると、ヘッドレスト本体131の高さは低くなり、乗員の頸部を支持するように調整すると、ネックレスト132のヘッドレスト本体131に対する前方への移動量が大きくなる(θが大きくなる)。
ここで、乗員がシートベルト14をした状態で、図1に示す後傾状態から図2に示す立設状態へシートバック12の角度を変更すると、シートバック12の角度変化の回動軸170と乗員20の角度変化の支点とがずれているため、ヘッドレスト本体131の高さ及びネックレスト132の前後方向移動量を再度調整する必要が生じる。図2に示すように、立設状態においては乗員の後頭部を適切に支持するためには、シートクッション11の沈み込み量が増えることを考慮しても、ヘッドレスト本体131を高くする(上方へ移動させる)必要が生じ、後突時などの際に乗員の頭部及び頸部への負担を軽減したり、ネックレストによる、頭部や頸部の保持を快適な状態に維持するためには、ヘッドレスト本体131とネックレスト132の両側部との段差によって乗員の頭部や頸部に、上体と異なる向きや異なる大きさの荷重がかからないようにするため、ネックレスト132をヘッドレスト本体131に対して後方へ移動させる(θを小さくする)のが好ましい。
このように、ヘッドレスト13がヘッドレスト本体131とネックレスト132との2つの部分からなる構成においては、シートバック12の角度変化に対応して、ヘッドレスト本体131の高さの調整と、ネックレスト132の前後方向移動量の調整との2つの調整が必要となり、煩わしい。本実施形態ではこのような調整の煩わしさを軽減すべく、シートバックの角度変化をセンサ175で検知して、ヘッドレスト本体131の高さの調整と、ネックレスト132の前後方向移動量の調整との2つの調整を自動的に行う調整手段を備えている。
すなわち、本実施形態の調整手段は、図1の後傾状態から図2の立設状態への角度変更に対応して、ヘッドレスト本体131の高さを高くすると共に、ネックレスト132を後方へ移動させる。また、図2の立設状態から図1の後傾状態への角度変化に対応して、ヘッドレスト本体131の高さを低くすると共に、ネックレスト132を前方へ移動させる。ただし、この立設状態(図2)から後傾状態(図1)への角度変更の際には、ヘッドレスト本体131とシートバック12の上端部とが接触しないように、ヘッドレスト本体131の下方側への移動量を抑制して両者の間の距離hが所定の距離以上となるようにしている。これは、例えば、乗員の髪や衣類などがヘッドレスト本体131の下部とシートバック12の上端部との間に挟まれるのを防止するためである。
なお、これらヘッドレスト本体131の高さ及びネックレスト132の前後方向移動量は、いずれもマニュアルでも調整可能である。特に、ネックレストの前後方向移動量(角度θ)に関しては、例えば、シートバックが少なくとも立設状態であるときに、乗員が所定値(例えば、車両前後方向水平において、30〜100N)以上の押圧力でネックレスト132を押圧することにより、ネックレスト132の前後方向移動量が調整可能なように、ネックレスト132とヘッドレスト131との間の摺動抵抗(摩擦)を利用した機構や、ネックレスト132の回動の軸支部におけるフリクション機構が設けられていても良い。
(調整手段)
図3は、本実施形態の調整手段の構成例を示す部分透視図である。ヘッドレスト13は、正面から見て中央及び上部側に位置し、シートバック12に2つの支持バー1315及び1316によって支持されるヘッドレスト本体131と、正面から見てヘッドレスト本体131の両側部から下方に伸延するU字型の形状であり、ヘッドレスト本体131を貫通し、軸支部1313でヘッドレスト本体131に固定された回動軸1314によってヘッドレスト本体131の両側に回動可能に結合されたネックレスト132とから構成されている。ヘッドレスト本体131内には、ヘッドレスト本体131に対するネックレスト132の角度を制御するためのモータ1311、該モータ1311の回転軸に係合し、回動軸1314に結合されたギア1312が設けられており、モータ1311はシートバック12内に設けられた駆動ボックス123からの信号に応じて駆動される。
一方、シートバック12内には、シートバックフレーム121、該シートバックフレーム121に回転軸スリーブ124によって連結され、乗員のシートバックに対する押圧力(荷重)に応じて回動(変位)する荷重受け板122、ヘッドレスト13の高さを調整する駆動ボックス123が設けられている。また、回転軸スリーブ124にはヘッドレスト本体131に取り付けられた2本の支持バーを上下方向の高さ調整可能に保持する支持バー用スリーブ125が取り付けられている。従って後突時に乗員の上体が後方変位すると、荷重受け板122が後方へ回動され、これに伴って回転軸スリーブ124及びヘッドレスト本体131に取り付けられた2本の支持バーが回動することにより、ヘッドレスト13が前方へ変位する。駆動ボックス123には、ヘッドレストの高さを制御するためのモータ1231、モータ1231の回転軸に係合するギア1232、及び不図示の演算装置等が含まれている。なお、荷重受け板122は、シートバックフレーム121に結合されていなくてもよく、回動軸がシートバックフレーム121から独立していても良い。
本実施形態の調整手段のシートバックの角度変更に伴う動作を説明すると、シートバック12の角度を検知するセンサ175からの信号が駆動ボックス123に入力されると、不図示の演算装置(CPU)によって該信号からシートバックの角度変化の有無が判定され、角度変化がある場合には変更角度の方向及び大きさが判定される。そして、演算装置は、変更角度の方向及び大きさに応じてヘッドレスト13の高さ及びネックレストの前後方向移動量(角度θ)を算出し、ヘッドレストの高さを制御するためのモータ1231及びネックレストの前後方向移動量(角度θ)を制御するためのモータ1311に対する駆動信号を出力する。この2つのモータに対する駆動信号に応じて、モータ1231及び1311が駆動されてヘッドレストの高さ及びネックレストの前後方向移動量が調整される。
なお、ヘッドレスト本体131の高さを制御するモータ1231及びネックレスト132の角度を制御するモータ1311は、駆動ボックス123内の演算装置から出力されるパルス数に応じて回転角度を制御可能なモータであり、例えば、ステッピングモータ或いはサーボモータなどが用いられる。
(後突時の動作)
本実施形態の車両用シートは、上述のように後突時にヘッドレストを前方に変位させるアクティブヘッドレスト機構を有しているが、この後突時の作動に対応してネックレスト132がヘッドレスト本体131に対して後方へ移動可能となるように構成されている。この後突時の動作に関して図5から図7を参照して説明する。
図5は、シートバック12の角度が立設状態に近い状態で、乗員の嗜好によってネックレスト132が前方に大きく移動させられている場合におけるアクティブヘッドレスト機構の作動を示している。図5では後突前の状態を破線a、後突時の状態を実線、後突後の状態を破線bでそれぞれ示している。破線aで示す状態で後突が生じると、乗員20の上体にはシートバック12に押し付けられる力が働き、シートバック12は後傾すると共に大きく沈み込み荷重受け板122が後方へ変位する。これに伴って回転軸スリーブに結合されているヘッドレスト13が前方へ変位して実線で示す状態となる。その所定時間後にはシートバックには後傾を戻す復元力が働き、破線bで示す状態となる。
ここでネックレスト132が前方へ大きく移動させられていると、実線で示す後突時にネックレスト132が乗員の頸部に強い力で当接するため、乗員の頭部がやや上を向いた状態となる。このような状態でシートバックの後傾が戻ると、頭部及び頸部には上体と異なる方向に力が作用するため、乗員は不快感や違和感を感じる。機械式のアクティブヘッドレストを採用している車両用シートでは、荷重受け板122が後突時に変位しやすいようにシートバックの沈み込み量を大きく設計する傾向があるので、後突時にこのような不都合が生じやすい。
本実施形態ではこのような不都合を防止すべく、後突時のアクティブヘッドレストの作動に対応させて、ネックレスト132がヘッドレスト本体131に対して後方移動が可能となるようにしている。本実施形態では、後突時のアクティブヘッドレストの作動を検出して、ネックレスト132の移動(回動)を制御しているモータ1311によってネックレスト132の後方(角度θが小さくなる方向)への移動を可能とする。アクティブヘッドレストの作動の検出は、荷重受け板122の回動を検出しても良いし、荷重受け板122と共に回動する支持バー1315及び1316やヘッドレスト本体131の動きを検出しても良い。更に検出の方式は電気的であっても機械的であっても良い。
この際の後方への移動は、モータ1311に駆動信号を与えることによって、所定の位置(例えば、角度θが20度以下となる位置)まで移動させてもよいし、モータ1311に特定のコマンド等を送信することによってネックレスト132が乗員から受ける荷重によって後方への移動を許容するようにしてもよい。いずれにしても、図5において破線aで示す状態からbで示す状態に変化した場合において、乗員の頸部に所定値以上の力がかからない後方位置への移動が行われるようにすればよい。
図6は、図5の破線bで示す後突後によて生じたシートバックの後傾が戻った状態をより詳細に示した図である。ここでは、本実施形態の調整手段によってネックレスト132が後方位置へ移動する状態を示している。図示した例では、後突時のアクティブヘッドレストの作動の検出に対応して、モータ1311を駆動してネックレスト132を初期位置まで戻している。
図7は、後突時におけるヘッドレストに対する乗員の頭部の相対的変位を示す図である。通常の状態で乗員の頭部はAで示す位置にあるが、後傾時には上体のシートバックへの沈み込み及びシートバックの後傾により一旦Bで示す位置まで下方に移動し、その後生じるシートバックの戻りにより、乗員もAで示す位置まで斜め後方かつ上方に移動する。このときネックレスト132の乗員の頸部又は後頭部の下部に当接する部分の曲率半径が小さい(角がある、又は尖っている)と、乗員の頸部や頸から背中にかけての部位の一部だけに力が作用することとなり、好ましくない。また、ネックレスト132が乗員から受ける荷重によって後方へ移動するような構成においては、ネックレスト132の乗員の頸部又は頸部から背中にかけての後方側に緩やかに湾曲した部位に当接する部分の曲率半径が小さいと、ネックレストが後方へ移動しにくくなってしまう。特に、アクティブヘッドレストにより、後突時に乗員の頭部が前方へ変位する場合には、乗員の頸部から背中に変位が大きくなるので、ネックレストが後方へ移動しにくい。
本実施形態では、ネックレスト132が乗員から受ける荷重によって後方へ移動しやすいように、ネックレスト132の底面前側面の曲率半径を大きくしている。ネックレスト132の底面前側面の曲率半径は、具体的には10mm以上とするのがよい。
(制御フロー)
本実施形態の調整手段による処理のフローについて、図4のフローチャートを参照して説明する。
最初に、現在のデータとして、荷重受け板の状態、センサ175の出力に基づくシートバックの角度やヘッドレストの高さ、ネックレストの角度を求める(ステップS401)。なお、荷重受け板の状態以外のデータに関しては、車両の電気回路が起動されたときにこれらのデータを求め、その値を駆動ボックス内に設けた不図示のメモリ(RAM等)に記憶しておくように構成すれば、この処理が起動されたときにはメモリに記憶されている値を読み出せばよい。
次に、アクティブヘッドレストが作動したか否かを荷重受け板の状態を検出するセンサにより判定する(ステップS402)。なお、車体後部に設けた加速度センサにより後突を検出してもよい。
そして、アクティブヘッドレストが作動していない場合には、乗員の操作によりシートバックの角度が変更されたか否かを判定する(ステップS403)。これはシートバックの角度を検知するセンサ175の信号出力を監視することで行われる。
シートバックの角度変化が検知された場合、駆動ボックス123内の演算装置によって、センサ175の信号出力に基づいてシートバックの角度を算出し、算出したシートバックの角度に対応したヘッドレストの高さ及びネックレストの角度を算出して、それぞれのモータを駆動してヘッドレストの高さ及びネックレストの角度を調整する(ステップS404)。
ステップS404においては、シートバックの角度変化が水平方向への角度変化である場合には、駆動ボックス123内の演算装置によって算出されたヘッドレストの高さが所定値未満であれば、算出結果を強制的に所定値に置き換え、ヘッドレストの下部とシートバック上端との間隔が所定値未満とならないようにする。
ステップS402でアクティブヘッドレストの作動が判定された場合、ネックレストの位置が初期位置からの回動角度θが所定角度(20度)以下の後方位置となるように、ネックレストの回動角度θを制御すべくモータ1311に対する駆動信号を出力する(ステップS405)。
ここで、アクティブヘッドレストの作動とネックレストの後方への移動は実質的に同時に行われても良いし、両者の間に時間のずれ、すなわち遅延時間或いはタイムラグがあっても良い。
また、上述のように、車両の電気回路が起動されたときに求めた値を駆動ボックス内に設けた不図示のメモリに記憶しておく構成においては、ステップS404又はS405の後に、調整された値を現在のデータとして更新するのが好ましい。
以上説明したように本実施形態によれば、後突時にヘッドレストが前方に変位すると共に、下部移動部が上ヘッドレスト部に対して所定の位置まで後方移動される。このため、後突時に頸部や頭部と下部移動部との当接を緩和して、頭部と前方変位する上ヘッドレスト部との当接が促進されるので、後突時に乗員の頭部の保持を適切な姿勢で行うことができる。
(変形例)
上記の実施形態では、ヘッドレスト本体131の高さ及びネックレスト132の前後方向移動量(初期位置からの回動角度θ)をいずれもモータで電気的に制御する構成を例に挙げて説明したが、ネックレスト132の前後方向移動量(回動角度θ)については乗員がマニュアルで調整する機械的構成としても良い。
例えば、ラチェット機構などを用いてネックレスト132のヘッドレスト本体131に対する角度を複数段階に調整可能な構成としても良い。この場合、ネックレスト132を最大可動位置まで回動させるとラチェット機構が解除され、初期位置まで復帰可能な構成とするのが良い。
このような機械的構成においては、図4の制御フローにおいてアクティブヘッドレストの作動に応じて、ステップS405でラチェット機構を解除すればよい。この場合、後突時に乗員の後頭部から受ける荷重によりネックレストが自然に初期位置側へ戻るように、ラチェット機構を解除したときにわずかな荷重でネックレスト132が戻るようにするのがよい。
このようにすると、構成を簡素化しつつ、上記の実施形態と同様な効果が得られる。
<他の実施形態>
尚、本発明は実施形態に限定されるものではなく、当業者によって考え得るその他の種々の実施形態を包含するものである。
上記実施形態では、ヘッドレストが中央部及び上方のヘッドレスト本体とU字型のネックレストからなる構成としているが、ヘッドレストの構成や形状はこれに限らず、ヘッドレスト本体及び/又はネックレストの形状並びに構成を様々なものとすることができる。例えば、ネックレスト(下部移動部)はヘッドレスト本体(上ヘッドレスト部)に対して相対的に前後方向の移動あるいは回動が可能であれば良い。
また、上記実施形態では、シートバック内部に演算装置を有する駆動ボックスが設けられる構成について例示的に説明したが、演算装置や駆動ボックスは車両の構成や仕様に応じて適切な位置に設けられれば良く、これらが設けられる位置は上記の例に限定されない。
更に、後突時にヘッドレストを前方へ変位させる構成は、上記の機械式アクティブヘッドレストに限定されず、様々な方式のものが使用できる。
本発明の実施形態の車両用シートのシートバックを水平側へ角度変化させた後傾状態を示す図である。 本発明の実施形態の車両用シートのシートバックを鉛直側へ角度変化させた立設状態を示す図である。 実施形態の調整手段の構成例を示す部分透視図である。 実施形態の調整手段による調整処理のフローチャートである。 後突時のシート及び乗員の動きを説明する図である。 図5のbで示す状態を詳細に示す図である。 後突時におけるヘッドレストに対する乗員の頭部の相対的変位を示す図である。 本発明に係る車両用シートが取り付けられる車内のレイアウトを模式的に示す概略図である。 本発明に係る車両用シートのリクライニング機構を説明する部分拡大図である。
符号の説明
10 車両用シート
11 シートクッション
12 シートバック
13 ヘッドレスト
20 乗員
104 操作レバー
131 ヘッドレスト本体
132 ネックレスト
170 回動軸
175 センサ

Claims (5)

  1. シートバックと、前記シートバックの上端部周辺に設置されるヘッドレストとを備え、
    前記ヘッドレストは、該ヘッドレストの上部に位置し、前記シートバックに支持された上ヘッドレスト部と、該上ヘッドレスト部の下方側で、前記上ヘッドレスト部に対する前後方向の移動量を調整可能となるように配設される下部移動部とから構成される車両用シートにおいて、
    後突時に、少なくとも前記ヘッドレストを前方に変位させる後突用ヘッドレスト可動手段と、
    前記後突用ヘッドレスト可動手段の作動に対応して、前記下部移動部を前記上ヘッドレスト部に対する前後方向の位置を保持した状態から、前記上ヘッドレスト部に対して少なくとも後方移動が可能な状態とする調整手段と、
    を備えたことを特徴とする車両用シート。
  2. 前記後突用ヘッドレスト可動手段の作動を検出するセンサを備え、
    前記調整手段は、前記センサが前記後突用ヘッドレスト可動手段の作動を検出した場合に、前記下部移動部を前記上ヘッドレスト部に対する前後方向の位置を保持した状態から、前記上ヘッドレスト部に対して少なくとも後方移動が可能な状態とすることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
  3. 後突を検出する加速度センサを備え、
    前記調整手段は、前記加速度センサによる後突の検出により、前記後突用ヘッドレスト可動手段の作動時において、前記下部移動部を前記上ヘッドレスト部に対する前後方向の位置を保持した状態から、前記上ヘッドレスト部に対して少なくとも後方移動が可能な状態とすることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
  4. 前記後突用ヘッドレスト可動手段は、
    前記シートバック内に配置され、乗員の上体の後方変位に伴って後方変位する荷重受け部と、
    前記荷重受け部の後方変位に伴って前記ヘッドレストを前方変位させる前方変位手段と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
  5. 前記下部移動部は、衝突時に乗員からの該下部移動部に対する後方への慣性力によって、前記後方移動が可能なように構成されており、前記下部移動部の底面前側面の曲率半径が10mm以上であることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
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