JP2005143083A - 画像処理装置、運転支援装置および運転支援システム - Google Patents

画像処理装置、運転支援装置および運転支援システム Download PDF

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Abstract

【課題】画像処理のできない画像が撮像された場合の原因がカメラの異常または環境が撮像に不適切な状態にあるのかを短時間で判断することができる画像処理装置を得る。
【解決手段】カメラ11と、カメラからの画像の濃度を認識する画像認識部12と、画像認識部の認識結果に基づいて露出値を制御する露出値制御部13とを有する画像処理装置1において、露出値制御部13は、露出値を自動制御している通常露出値による撮像中に、最大露出値および最小露出値で撮像する期間を挿入し、画像認識部12は、その認識結果に応じて、カメラ11の異常または環境が撮像に不適切な状態にあることを判断する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像処理装置、運転支援装置および運転支援システムに関し、特に画像処理のできない画像が撮像された場合の原因が撮像手段の異常または環境が撮像に不適切な状態にあるのかを短時間で判断することができる画像処理装置、この画像処理装置を利用する運転支援装置および運転支援システムに関するものである。
近年、車両の走行にかかる各種情報を撮像し、車両事故の防止、車両走行や車両駐車のアシストを行う技術の開発が進められている。車両走行にかかる各種情報は、車両にカメラ等の撮像装置を装着することによって取得し、このカメラ等で撮像された画像を演算、加工処理することによって車両事故を防止するための情報等を得ている。カメラを自動車等の車両に装着する場合、カメラは太陽光の影響を受けるため、光源の状況が常に変化する。このため、カメラのシャッタースピードや絞り等の制御が光源の状況変化に追いつかない場合が生じることがある。また、シャッタースピードや絞り等の制御範囲では対応できない白飛びや黒つぶれが生じる場合がある。
このような、光源の状況変化にカメラの制御が追いつかない場合やカメラの制御範囲では対応できない白飛びや黒つぶれの場合は、撮像した画像信号の処理ができないため「カメラによって得られた画像を異常状態で撮像した画像であって画像処理のできないもの」と判断する必要がある。異常状態で画像を撮像した場合であってもカメラが故障していない場合は、所定時間の経過後に正常状態の画像を撮像することができるが、カメラが故障している場合等は、所定時間の経過後であっても正常状態の画像を撮像することはできない。このため、白飛びや黒つぶれの画像を撮像した場合はカメラが故障しているか否かの判断を行う必要がある。
また、車両は高速で走行したり、方向転換を行うため、カメラの光源の状況も高速で変化する。したがって、カメラで撮像された画像の情報処理も高速で行う必要があり、前述の異常状態で撮像した画像に対してもこの異常状態が一時的な環境の変化によるものであるのか、カメラ自体の故障によるものであるかを速く判断して車両の運転者に通知する必要がある。
特許文献1に記載のビデオカメラ用露出制御装置は、入力された被写体画像の輝度信号が、予め設定されたクリップレベル以上である場合、被写体画像の輝度信号を同一輝度信号にする高輝度クリップ回路を設けている。高輝度クリップ回路は、逆光シーンで適正な測光情報をえるため低クリップレベルと逆光シーン以外の撮影シーンで適正な測光情報を得るための高クリップレベルとの間でクリップレベルを変更している。そして、高輝度クリップ回路を通過した輝度情報からの測光情報に基づいてアイリスを制御している。また、低クリップレベルと高クリップレベルとの間でクリップレベルを変更する場合には、クリップレベルを徐々にまたは所定の時間遅れをもたせて変更している。
特開平5−122600号公報
しかしながら、上記従来技術によれば、予め設定されたクリップレベル以上の輝度信号を同一輝度信号にして逆光シーンでの適正な測光情報を得ることはできるが、予め設定されたクリップレベル以上の輝度信号が一時的な環境の変化によるものであるのか、ビデオカメラ自体の故障によるものであるかを判断することはできないといった問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、画像処理のできない画像が撮像された場合の原因が撮像手段の異常または環境が撮像に不適切な状態にあるのかを短時間で判断することができる画像処理装置、これを利用する運転支援装置および運転支援システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1の発明にかかる画像処理装置は、撮像部(図2に示すカメラ11に対応する)と、前記撮像部からの画像の濃度を認識する画像認識部(図2に示す画像認識部12に対応する)と、前記画像認識部の認識結果に基づいて露出値を制御する露出値制御部(図2に示す露出値制御部13に対応する)とを有する画像処理装置(図2に示す画像処理装置1に対応する)において、前記露出値制御部は、前記露出値を自動制御している露出値自動制御期間中(図7−1に示す通常露出値画像A1〜A4に対応する)に、露出値を最大露出値とする最大露出値期間(図7−1に示す最大露出値画像B1〜B3に対応する)および最小露出値とする最小露出値期間(図7−1に示す最小露出値画像C1〜C3に対応する)を挿入し、前記画像認識部は、その認識結果に応じて、撮像手段の異常または環境が撮像に不適切な状態にあることを判断することを特徴とする。
この請求項1の発明によれば、露出値制御部が、露出値自動制御期間中に、最大露出値期間および最小露出値期間を挿入し、画像認識部が、撮像手段の異常または環境が撮像に不適切な状態にあることを判断しているので、露出値制御期間中に画像を撮像しながら、撮像手段の異常または環境が撮像に不適切な状態にあることを判断できる。
また、請求項2の発明に係る画像処理装置は、請求項1の発明において、前記露出値制御部は、露出値自動制御期間、最大露出値期間および最小露出値期間を同一の時間をもって所定の順番にしたがって行うことを特徴とする。
この請求項2の発明によれば、露出値制御部は、露出値自動制御期間、最大露出値期間および最小露出値期間を同一の時間をもって所定の順番にしたがって行っているので、露出値自動制御期間の撮像と同一の時間間隔で最大露出値、最小露出値の撮像を行うことができる。
また、請求項3の発明に係る画像処理装置は、請求項1の発明において、前記露出値制御部は、露出値自動制御期間が、最大露出値期間および最小露出値期間よりも長くなるよう制御することを特徴とする。
この請求項3の発明によれば露出値制御部は、露出値自動制御期間が、最大露出値期間および最小露出値期間よりも長くなるよう制御しているので、露出値自動制御期間の撮像が、最大露出値期間および最小露出値期間の撮像よりも長くなる。
また、請求項4の発明に係る画像処理装置は、請求項1〜3のいずれか一つの発明において、前記画像認識部は、前記露出値自動制御期間に撮像された画像に擬似信号であるスミアまたはゴーストが発生していることを認識した場合であって、前記最小露出値期間に撮像された画像にスミアまたはゴーストが発生していないことを認識した場合は、前記露出値自動制御期間における露出値が不適切であると判断することを特徴とする。
この請求項4の発明によれば画像認識部は、最小露出値期間に撮像された画像にスミアまたはゴーストが発生していないことを認識した場合に、露出値自動制御期間における露出値が不適切であると判断するので、露出最小値で撮像した画像にスミアやゴーストが発生しているか否かを判断するだけで画像を撮像した露出値が不適切であるか否かの判断を容易に行うことができる。
また、請求項5の発明に係る画像処理装置は、請求項1〜4のいずれか一つの発明において、前記画像認識部は、最大露出値期間に撮像された画像が黒つぶれ状態である場合または最大露出値期間に撮像された画像が白飛び状態である場合に、撮像手段の異常または環境が撮像に不適切な状態にあると判断することを特徴とする。
この請求項5の発明によれば画像認識部は、画像認識部は、最大露出値期間に撮像された画像が黒つぶれ状態である場合または最小露出値期間に撮像された画像が白飛び状態である場合に、撮像手段の異常または環境が撮像に不適切な状態にあると判断をするので、最大露出値期間に撮像された画像が黒つぶれ状態であること、最大露出値期間に撮像された画像が白飛び状態であることを認識するだけで、撮像手段の異常または環境が撮像に不適切な状態にあるか否かの判断を容易に行うことができる。
また、請求項6の発明に係る画像処理装置は、請求項1〜5のいずれか一つの発明において、前記画像認識部は、最大露出値期間に撮像された画像が黒つぶれ状態である場合は、露出値を最大にして撮像される画像が黒つぶれ状態にならないように撮像環境を変えた後、最大露出値期間に撮像された画像が黒つぶれ状態である場合は撮像手段の異常であると判断し、黒つぶれ状態でない場合は環境が撮像に不適切な状態にあると判断することを特徴とする。
この請求項6の発明によれば画像認識部は、最大露出値期間に撮像された画像が黒つぶれ状態である場合は、撮像環境を変えた後、最大露出値期間に撮像された画像が黒つぶれ状態である場合は撮像手段の異常であると判断し、黒つぶれ状態でない場合は環境が撮像に不適切な状態にあると判断しているため、最大露出値期間における2回の撮像によって撮像手段の異常を判断することができる。
また、請求項7の発明に係る画像処理装置は、請求項1〜6のいずれか一つの発明において、前記露出値を最大にして撮像される画像が黒つぶれ状態にならないような撮像環境は、前記撮像手段が所定の光源を撮像する撮像環境であることを特徴とする。
この請求項7の発明によれば、露出値を最大にして撮像される画像が黒つぶれ状態にならないような撮像環境は、撮像手段が所定の光源を撮像する撮像環境であるため、所定の光源を撮像するだけで、撮像手段の異常を判断することができる。
また、請求項8の発明に係る画像処理装置は、請求項1〜7のいずれか一つの発明において、前記画像認識部は、最小露出値期間に撮像された画像が白飛び状態である場合は、露出値を最小にして撮像される画像が白飛び状態にならないように撮像環境を変えた後、最小露出値期間に撮像された画像が白飛び状態である場合は撮像手段の異常であると判断し、白飛び状態でない場合は環境が撮像に不適切な状態にあると判断することを特徴とする。
この請求項8の発明によれば画像認識部は、最小露出値期間に撮像された画像が白飛び状態である場合は、撮像環境を変えた後、最小露出値期間に撮像された画像が白飛び状態である場合は撮像手段の異常であると判断し、白飛び状態でない場合は環境が撮像に不適切な状態にあると判断しているため、最小露出値期間における2回の撮像によって撮像手段の異常を判断することができる。
また、請求項9の発明に係る画像処理装置は、請求項1〜8のいずれか一つの発明において、前記露出値を最小にして撮像される画像が白飛び状態にならないような撮像環境は、前記撮像手段に光源を入れないで撮像する撮像環境であることを特徴とする。
この請求項9の発明によれば露出値制御部は、露出値を最小にして撮像される画像が白飛び状態にならないような撮像環境は、撮像手段に光源を入れないで撮像する撮像環境であるため、光源を入れないよう撮像するだけで、撮像手段の異常を判断することができる。
また、請求項10の発明に係る画像処理装置は、請求項1〜9のいずれか一つの発明において、前記画像認識部は、前記撮像手段による撮影が奇数段目と偶数段目の2回の走査に分けて行うインターレース方式である場合は、1回の走査で得た画像によって濃度認識を行うことを特徴とする。
この請求項10の発明によれば画像認識部は、撮像手段がインターレース方式で撮像して、1回の走査で得た画像によって濃度認識を行うので、画像の濃度認識が終わるまでの時間を短縮することができる。
また、請求項11に係る画像処理装置は、請求項1〜10のいずれか一つの発明において、前記画像認識部は、前記インターレース方式である場合、1回目の走査で得た画像によって黒つぶれ状態であるか否かを判断し、2回目の走査で得た画像によって撮像手段の異常または撮像環境が不適切な状態にあることを判断することを特徴とする。
この請求項11の発明によれば画像認識部は、撮像がインターレース方式である場合に、1回目の走査で得た画像によって黒つぶれ状態であるか否かを判断し、2回目の走査で得た画像によって撮像手段の異常または撮像環境が不適切な状態にあることを判断するので、黒つぶれ状態、撮像手段の異常、撮像環境が不適切な状態にあることの判断が終わるまでの時間を短縮することができる。
また、請求項12に係る画像処理装置は、請求項1〜11のいずれか一つの発明において、前記画像認識部は、前記インターレース方式である場合、1回目の走査で得た画像によって白飛び状態であるか否かを判断し、2回目の走査で得た画像によって撮像手段の異常または撮像環境が不適切な状態にあることを判断することを特徴とする。
この請求項12の発明によれば画像認識部は、撮像がインターレース方式である場合に、1回目の走査で得た画像によって白飛び状態であるか否かを判断し、2回目の走査で得た画像によって撮像手段の異常または撮像環境が不適切な状態にあることを判断するので、白飛び状態、撮像手段の異常、撮像環境が不適切な状態にあることの判断が終わるまでの時間を短縮することができる。
また、請求項13の発明に係る画像処理装置は、請求項1〜12のいずれか一つの発明において、前記画像認識部において撮像手段が異常であると判断した場合は、前記撮像手段が異常であることを通知する通知部を備えることを特徴とする。
この請求項13の発明によれば、前記撮像手段が異常であることを通知する通知部を備えるので、撮像手段の異常時に画像処理装置の使用者が撮像手段の異常を知ることができる。
また、請求項14の発明に係る画像処理装置は、車両周辺の画像を撮影、もしくは車両周辺を撮影した画像を外部の装置から受信する画像取得手段と、前記画像取得手段が取得した画像の濃度分布に基づいて撮影時における露出値を制御するとともに、当該露出値自動制御期間中に露出値を強制的に最大値とする最大露出値期間および露出値を強制的に最小値とする最小露出値期間を挿入する露出制御手段と、前記露出値自動制御期間、前記最大露出期間および/または前記最小露出期間に撮影した画像に基づいて、撮像手段における異常の有無および/または環境が撮像に不適切な状態にあるか否かを判定する判定手段と、を備えたことを特徴とする。
この請求項14の発明によれば画像処理装置は、画像の濃度分布に基づいて露出値を制御する場合に、露出値を強制的に最大値とする最大露出値期間および露出値を強制的に最小値とする最小露出値期間を挿入し、この最大露出期間や最小露出期間に撮影した画像に基づいて、撮像手段における異常の有無および/または環境が撮像に不適切な状態にあるか否かを判定する。
また、請求項15の発明に係る画像処理装置は、請求項14の発明において、前記露出制御手段による前記最大露出期間および前記最小露出期間の挿入タイミングおよび/または挿入間隔を変更制御するタイミング変更部をさらに備えたことを特徴とする。
この請求項15の発明によれば画像処理装置は、最大露出期間や最小露出期間に撮影した画像に基づいて撮像手段の状態を判定する場合に、最大露出期間および最小露出期間の挿入タイミングと挿入間隔を可変制御する。
また、請求項16の発明に係る画像処理装置は、請求項15の発明において、自車両の車両状態、自車両周辺の周辺状況、撮影画像の使用用途のうち少なくともいずれか一つに基づいて前記タイミング変更部による変更制御の内容を設定するタイミング設定部をさらに備えたこと特徴とする。
この請求項16の発明によれば画像処理装置は、最大露出期間や最小露出期間に撮影した画像に基づいて撮像手段の状態を判定する場合に、自車両の車両状態、自車両周辺の周辺状況、撮影画像の使用用途などに対応して最大露出期間および最小露出期間の挿入タイミングと挿入間隔を可変制御する。
また、請求項17の発明に係る画像処理装置は、請求項14,15または16の発明において、前記判定手段による判定結果を、外部の車両制御装置に出力する出力手段をさらに備えたことを特徴とする。
この請求項17の発明によれば画像処理装置は、画像の濃度分布に基づいて露出値を制御する場合に、露出値を強制的に最大値とする最大露出値期間および露出値を強制的に最小値とする最小露出値期間を挿入し、この最大露出期間や最小露出期間に撮影した画像に基づいて、撮像手段における異常の有無および/または環境が撮像に不適切な状態にあるか否かを判定し、外部の車両制御装置に出力する。
また、請求項18の発明に係る運転支援装置は、画像処理装置が処理を施した画像情報を取得する画像情報取得手段と、少なくとも前記画像情報を用いて車両の動作制御もしくは運転者への情報提供を行って車両走行を支援する支援手段と、前記画像処理装置が使用する撮影部に異常が発生したことを示す通知を受けた場合に、前記支援手段の動作内容を変更する支援動作変更手段と、を備えたことを特徴とする。
この請求項18の発明によれば運転支援装置は、画像処理装置が処理を施した画像情報を用いて車両の動作制御もしくは運転者への情報提供を行って車両走行を支援するともに、画像処理装置が使用する撮影部に異常が発生した場合に、支援の動作内容を変更する。
また、請求項19の発明に係る運転支援装置は、請求項18の発明において、画像の濃度分布に基づく露出自動制御期間中に露出値を強制的に最大値とする最大露出値期間および露出値を強制的に最小値とする最小露出期間を挿入し、当該最大露出期間および最小露出期間に撮影した画像を用いて撮影部の異常判定を行なう画像処理装置に対し、自車両の車両状態、自車両周辺の周辺状況、前記画像情報の使用用途のうち少なくともいずれか一つに基づいて前記最大露出期間および最小露出期間の挿入タイミングおよび/または挿入間隔を設定して送信するタイミング設定手段をさらに備えたことを特徴とする。
この請求項19の発明によれば運転支援装置は、画像の濃度分布に基づく露出自動制御期間中に最大露出値期間および最小露出期間を挿入して撮影した画像を用いて撮影部の異常判定を行なう画像処理装置に対し、自車両の車両状態、自車両周辺の周辺状況、前記画像情報の使用用途などに基づいて最大露出期間および最小露出期間の挿入タイミングや挿入間隔を設定して送信する。
また、請求項20の発明に係る運転支援装置は、請求項19の発明において、前記タイミング設定手段は、自車両と他車両との車間距離、自車両の走行速度、車両の動作制御に用いるアクチュエータの応答速度、のいずれかを少なくとも用いて前記挿入タイミングおよび/または挿入間隔を設定することを特徴とする。
この請求項20の発明によれば運転支援装置は、画像の濃度分布に基づく露出自動制御期間中に最大露出値期間および最小露出期間を挿入して撮影した画像を用いて撮影部の異常判定を行なう画像処理装置に対し、自車両と他車両との車間距離、自車両の走行速度、車両の動作制御に用いるアクチュエータの応答速度などに基づいて最大露出期間および最小露出期間の挿入タイミングや挿入間隔を設定して送信する。
また、請求項21の発明に係る運転支援装置は、請求項18,19または20の発明において、前記支援手段は、車線の逸脱を防止するレーンキーピング支援、車間距離の調節を支援する車間距離調節支援、車両の衝突事故を回避する衝突回避支援、衝突事故発生時の損傷を軽減する衝突緩和支援、駐車動作を簡易化する駐車支援、のいずれかを少なくとも実行することを特徴とする。
この請求項21の発明によれば運転支援装置は、画像処理装置が処理を施した画像情報を用いてレーンキーピング支援、車間距離調節支援、衝突回避支援、衝突緩和支援、駐車支援などの支援を行うとともに、画像処理装置が使用する撮影部に異常が発生した場合に、支援の動作内容を変更する。
また、請求項22の発明に係る運転支援装置は、請求項18〜21のいずれか一つの発明において、前記支援動作変更手段は、前記撮影部に異常が発生したことを示す通知を受けた場合に、前記支援手段の動作を中止することを特徴とする。
この請求項22の発明によれば運転支援装置は、画像処理装置が処理を施した画像情報を用いて車両の動作制御もしくは運転者への情報提供を行って車両走行を支援するともに、画像処理装置が使用する撮影部に異常が発生した場合に、支援動作を中止する。
また、請求項23の発明に係る運転支援装置は、請求項18〜22のいずれか一つの発明において、前記支援手段は車両の動作制御による支援を実行し、前記支援動作変更手段は、前記撮影部に異常が発生したことを示す通知を受けた場合に、他の検知手段を前記画像処理手段の代替手段として用いて前記支援手段を動作させることを特徴とする。
この請求項23の発明によれば運転支援装置は、画像処理装置が処理を施した画像情報を用いて車両の動作制御もしくは運転者への情報提供を行って車両走行を支援するともに、画像処理装置が使用する撮影部に異常が発生した場合に、他の検知手段を代替手段として支援動作を行う。
また、請求項24の発明に係る運転支援システムは、撮影部が撮影した画像を取得する画像取得手段と、前記画像取得手段が取得した画像の濃度分布に基づいて撮影時における露出値を制御するとともに、当該露出値自動制御期間中に露出値を強制的に最大値とする最大露出値期間および露出値を強制的に最小値とする最小露出値期間を挿入する露出制御手段と、前記露出値自動制御期間、前記最大露出期間および/または前記最小露出期間に撮影した画像に基づいて、撮像手段における異常の有無および/または環境が撮像に不適切な状態にあるか否かを判定する判定手段と、少なくとも前記画像を用いて車両の動作制御もしくは運転者への情報提供を行って車両走行を支援する支援手段と、を備えたことを特徴とする。
この請求項24の発明によれば運転支援システムは、画像の濃度分布に基づいて露出値を制御する場合に、露出値を強制的に最大値とする最大露出値期間および露出値を強制的に最小値とする最小露出値期間を挿入し、この最大露出期間や最小露出期間に撮影した画像に基づいて、撮像手段における異常の有無および/または環境が撮像に不適切な状態にあるか否かを判定するとともに、画像を利用した車両走行の支援を行う。
請求項1の発明によれば、露出値制御期間中に画像を撮像しながら、撮像手段の異常または環境が撮像に不適切な状態にあることを判断できるので、撮像された画像が画面処理のできない画像であっても画像の撮像に適した撮像環境になれば画面処理のできる画像の撮像ができるのか、カメラが故障していて画像の撮像に適した撮像環境になっても画面処理のできる画像の撮像ができないのかを判断することができるという効果を奏する。
また、請求項2の発明によれば、露出値自動制御期間の撮像と同一の時間間隔で最大露出値、最小露出値の撮像を行うことができるので、露出値自動制御期間の撮像によって通常の画像を撮像する時間間隔と同一の時間間隔で、撮像手段の異常または環境が撮像に不適切な状態にあることを判断できる画像処理装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項3の発明によれば、露出値自動制御期間の撮像が、最大露出値期間および最小露出値期間の撮像よりも長くなるため、露出値自動制御期間の撮像と同一の時間間隔で最大露出値、最小露出値の撮像を行う場合よりも、露出値自動制御期間の撮像によって得られる画像が多くなり、画面処理に用いることができる画像の撮像が多くなる画像処理装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項4の発明によれば、最小露出値期間に撮像した画像にスミアやゴーストが発生しているか否かを判断するだけで画像を撮像した露出値が不適切であるか否かの判断を容易に行うことができ、露出値自動制御期間における露出値を適切な値に制御すれば、露出値自動制御期間にスミアやゴーストが発生しない画像を撮像できる。したがって、撮像環境が変化することを待たなくても画像の撮像を行い続けることができると判断のできる画像処理装置を得ることができるというという効果を奏する。
また、請求項5の発明によれば、最大露出値期間に撮像された画像が黒つぶれ状態であること、最大露出値期間に撮像された画像が白飛び状態であることを認識するだけで、撮像手段の異常または環境が撮像に不適切な状態にあるか否かの判断を容易に行うことができる画像処理装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項6の発明によれば、最大露出値期間における2回の撮像によって撮像手段の異常を判断することができるので、撮像手段の異常を短時間で判断することができる画像処理装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項7の発明によれば、所定の光源を撮像するだけで、撮像手段の異常を判断することができるので、簡易な構成で撮像手段の異常を判断することができる画像処理装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項8の発明によれば、最小露出値期間における2回の撮像によって撮像手段の異常を判断することができるので、撮像手段の異常を短時間で判断することができる画像処理装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項9の発明によれば、光源を入れないよう撮像するだけで、撮像手段の異常を判断することができるので、簡易な構成で撮像手段の異常を判断することができる画像処理装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項10の発明によれば、インターレース方式で撮像した画像のうち、1回の走査で得た画像によって濃度認識を行うので、画像の濃度認識が終わるまでの時間を短縮することができる画像処理装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項11の発明によれば、撮像がインターレース方式である場合に、1回目の走査で得た画像によって黒つぶれ状態であるか否かを判断し、2回目の走査で得た画像によって撮像手段の異常または撮像環境が不適切な状態にあることを判断するので、黒つぶれ状態、撮像手段の異常、撮像環境が不適切な状態にあることの判断が終わるまでの時間を短縮することができる画像処理装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項12の発明によれば、撮像がインターレース方式である場合に、1回目の走査で得た画像によって白飛び状態であるか否かを判断し、2回目の走査で得た画像によって撮像手段の異常または撮像環境が不適切な状態にあることを判断するので、白飛び状態、撮像手段の異常、撮像環境が不適切な状態にあることの判断が終わるまでの時間を短縮することができる画像処理装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項13の発明によれば、撮像手段の異常時に画像処理装置の使用者が撮像手段の異常を知ることができるので、撮像手段の異常に対して迅速に対応することが可能な画像処理装置を得ることができるという効果を奏する。
この請求項14の発明によれば画像処理装置は、画像の濃度分布に基づいて露出値を制御する場合に、露出値を強制的に最大値とする最大露出値期間および露出値を強制的に最小値とする最小露出値期間を挿入し、この最大露出期間や最小露出期間に撮影した画像に基づいて、撮像手段における異常の有無および/または環境が撮像に不適切な状態にあるか否かを判定するので、撮像手段の異常検知を迅速に実行可能な画像処理装置を得ることができるという効果を奏する。
この請求項15の発明によれば画像処理装置は、最大露出期間や最小露出期間に撮影した画像に基づいて撮像手段の状態を判定する場合に、最大露出期間および最小露出期間の挿入タイミングと挿入間隔を可変制御するので、撮像手段の異常検知を任意のタイミングと間隔で実行可能な画像処理装置を得ることができるという効果を奏する。
この請求項16の発明によれば画像処理装置は、最大露出期間や最小露出期間に撮影した画像に基づいて撮像手段の状態を判定する場合に、自車両の車両状態、自車両周辺の周辺状況、撮影画像の使用用途などに対応して最大露出期間および最小露出期間の挿入タイミングと挿入間隔を可変制御するので、撮像手段の異常検知を状況に適応したタイミングと間隔で実行可能な画像処理装置を得ることができるという効果を奏する。
この請求項17の発明によれば画像処理装置は、画像の濃度分布に基づいて露出値を制御する場合に、露出値を強制的に最大値とする最大露出値期間および露出値を強制的に最小値とする最小露出値期間を挿入し、この最大露出期間や最小露出期間に撮影した画像に基づいて、撮像手段における異常の有無および/または環境が撮像に不適切な状態にあるか否かを判定し、外部の車両制御装置に出力するので、撮像手段の異常検知を迅速に実行し、他の装置に通知可能な画像処理装置を得ることができるという効果を奏する。
この請求項18の発明によれば運転支援装置は、画像処理装置が処理を施した画像情報を用いて車両の動作制御もしくは運転者への情報提供を行って車両走行を支援するともに、画像処理装置が使用する撮影部に異常が発生した場合に、支援の動作内容を変更するので、撮像手段に異常が生じた場合であっても誤動作を確実に防止可能な運転支援装置を得ることができるという効果を奏する。
この請求項19の発明によれば運転支援装置は、画像の濃度分布に基づく露出自動制御期間中に最大露出値期間および最小露出期間を挿入して撮影した画像を用いて撮影部の異常判定を行なう画像処理装置に対し、自車両の車両状態、自車両周辺の周辺状況、前記画像情報の使用用途などに基づいて最大露出期間および最小露出期間の挿入タイミングや挿入間隔を設定して送信するので、必要なタイミングおよび間隔で画像処理装置に撮像手段の異常検知を実行させる運転支援装置を得ることができるという効果を奏する。
この請求項20の発明によれば運転支援装置は、画像の濃度分布に基づく露出自動制御期間中に最大露出値期間および最小露出期間を挿入して撮影した画像を用いて撮影部の異常判定を行なう画像処理装置に対し、自車両と他車両との車間距離、自車両の走行速度、車両の動作制御に用いるアクチュエータの応答速度などに基づいて最大露出期間および最小露出期間の挿入タイミングや挿入間隔を設定して送信するので、必要なタイミングおよび間隔で画像処理装置に撮像手段の異常検知を実行させる運転支援装置を得ることができるという効果を奏する。
この請求項21の発明によれば運転支援装置は、画像処理装置が処理を施した画像情報を用いてレーンキーピング支援、車間距離調節支援、衝突回避支援、衝突緩和支援、駐車支援などの支援を行うとともに、画像処理装置が使用する撮影部に異常が発生した場合に、支援の動作内容を変更するので、撮像手段に異常が生じた場合であっても誤動作を確実に防止可能な運転支援装置を得ることができるという効果を奏する。
この請求項22の発明によれば運転支援装置は、画像処理装置が処理を施した画像情報を用いて車両の動作制御もしくは運転者への情報提供を行って車両走行を支援するともに、画像処理装置が使用する撮影部に異常が発生した場合に、支援動作を中止するので、撮像手段に異常が生じた場合に確実に支援動作中止可能な運転支援装置を得ることができるという効果を奏する。
この請求項23の発明によれば運転支援装置は、画像処理装置が処理を施した画像情報を用いて車両の動作制御もしくは運転者への情報提供を行って車両走行を支援するともに、画像処理装置が使用する撮影部に異常が発生した場合に、他の検知手段を代替手段として支援動作を行うので、撮像手段に異常が生じた場合であっても代替手段によって支援を継続可能な運転支援装置を得ることができるという効果を奏する。
この請求項24の発明によれば運転支援システムは、画像の濃度分布に基づいて露出値を制御する場合に、露出値を強制的に最大値とする最大露出値期間および露出値を強制的に最小値とする最小露出値期間を挿入し、この最大露出期間や最小露出期間に撮影した画像に基づいて、撮像手段における異常の有無および/または環境が撮像に不適切な状態にあるか否かを判定するとともに、画像を利用した車両走行の支援を行うので、撮像手段の異常検知を迅速に実行可能な運転支援システムを得ることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照し、この発明に係る画像処理装置、運転支援装置および運転支援システムの好適な実施例について説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
まず、本実施例1における画像処理装置の概要構成について説明する。図1は、本発明の実施例1である画像処理装置の概要構成を示す概要構成図である。同図に示すように、露出値制御部13はカメラ11の露出値を予め設定しておいた所定の周期に従って、通常露出値、露出最大値、露出最小値で制御する。ここでの露出値は、露出時間によって決められるものであり、露出時間が長い場合に露出値が大きくなり、露出時間が短い場合に露出値が小さくなるものとする。露出時間はシャッタースピードによって決まるものであり、段階的に制御できるものとする。例えば、シャッタースピードは1/60秒、1/120秒、1/240秒のように段階的に制御する。したがって、露出値も段階的に制御されるものとする。なお、露出値は絞りによって制御するようにしてもよい。
ここで、通常露出値は、直前に撮像された画像の露出値よりも画像の露出値が最適値に近づくよう露出値を随時変更しながら設定制御される露出値をいう。露出最大値は、カメラ11において制御可能な露出値の最大値をいい、露出最小値は、カメラ11において制御可能な露出値の最小値をいう。例えば、露出値制御部13を、100msec毎に通常露出値、露出最大値、露出最小値の順番で制御して露出値を変更する。露出最大値とは露出時間を最も長く設定した状態を表し、露出最大値で撮像すると後述する白飛び状態が起こりやすい。一方、露出最小値とは露出時間を最も短く設定した状態を表し、露出最小値で撮像すると後述する黒つぶれ状態が起こりやすい。
画像認識部12は、カメラ11から供給される画像と、この画像をカメラ11において撮像した際のカメラ11の露出値とから、カメラ11において撮像した画像が、明るい部分の濃度階調が失われた白飛び、カメラ11の撮像画面に高輝度のスポット光が入った場合にカメラ11の画面上に明るい縦方向の帯が発生するスミア、暗い部分の濃度階調が失われた黒つぶれ等であるか否かの判定を行う。また、このときカメラ11の故障が発生しているか否かの判定も行う。
そして、カメラ11において撮像した画像が白飛び、スミア、黒つぶれであると判定した場合には、このような画像の撮像が一時的な環境の変化によるものであるのか、カメラ11自体の故障によるものであるかを判断する。
例えば、通常露出値で得られた画像が白飛びであった場合、この後に所定の条件下であって露出最小値で得られた画像が白飛びをしている否かを確認する。そして、露出最小値で得られた画像が白飛びをしている場合には、カメラ11の故障と判定する。
一方、通常露出値で得られた画像が黒つぶれであった場合、この後に所定の条件下であって露出最大値で得られた画像が黒つぶれをしている否かを確認する。そして、露出最大値で得られた画像が黒つぶれをしている場合には、カメラ11の故障と判定する。なお、ここでの白飛び、黒つぶれは画像の濃度階調と濃度階調毎の画面上の画素数に基づいて判断するものとする。
図2は、本発明の実施例1である画像処理装置の構成を示す図である。同図に示すように画像処理装置1は、カメラ11、画像認識部12、露出値制御部13、モニタ14、故障判定部15および報知部16からなる。なお、本発明の目的を達成するためには、必ずしもモニタ14と報知部16は必要なく、画像認識部での演算結果や判定結果を出力するものがあればよい。カメラ11は、所定の露出値で車両の前方や後方等の所定の方向を撮像し、撮像した画像を画像データとして画像認識部12に供給する。
画像認識部12は、故障判定部15を備え、カメラ11、露出値制御部13、モニタ14、報知部16と接続されている。画像認識部12は、カメラ11からの画像データを演算処理してモニタ14に供給するとともに、カメラ11から供給される画像の階調と階調毎の画面上の画素数を求める。そして、画像の階調毎の画素数および露出値制御部13から供給される露出値の情報に基づいて、カメラ11から供給される画像が白飛び、スミア、黒つぶれであるか否かの判定を行う。
故障判定部15は、画像の階調毎の画素数および露出値制御部13から供給される露出値の情報に基づいて、カメラ11が故障しているか否かの判定を行う。露出値制御部13は、予め設定しておいた所定の周期でカメラ11の露出値を制御する。このときの露出値は、通常露出値、露出最大値、露出最小値にする場合の3通りの露出値を所定の周期に従って変更するよう制御する。
モニタ14は、画像認識部12で演算処理された画像データを画像として表示させる。報知部16は、故障判定部15でカメラ11の故障であると判定された場合に、画像処理装置1の使用者にカメラ11が故障していることを警告ランプ、警告音、警告表示等によって通知する。なお、本実施例1においては、モニタ14と報知部16を別々の構成としてが、モニタ14が報知部16を備える構成としてもよい。
次に、図2に示した画像認識部において認識される画像の階調と各階調における画素数の関係について説明する。図3〜5は、濃度ヒストグラムを示した図である。濃度ヒストグラムは画像の輝度分布を表すものである。横軸は画像データをデジタル変換したときの明るさを示す濃度の階調であり、例えば0(黒)〜255(白)で表される。縦軸は、その濃度を示す画素数を示している。
図3は、画像が明るすぎる場合の濃度ヒストグラムの一例を示す図である。例えば、逆光の場合やカメラ11の露出値が適正な値よりも大きい場合は濃度の高い画素数が多くなる。例えば、濃度201以上の画素数の全体の画素数に占める割合が所定値以上である場合の画像を白飛びであると判断する。また、画像の全体濃度の平均値によって、画像が白飛びであるか否かの判断をしてもよい。例えば、画像の全体濃度の平均値が201以上のとき白飛びであると判断する。
画像にスミアが発生した場合の画像の濃度について説明する。画像を垂直方向の直線で分割することによって画像の水平方向の位置が同じ画素を1つのブロックとし、ブロック毎の画素の濃度の合計値を求める。例えば、画像の水平方向に300画素が並んでいる場合、画像を垂直方向の直線によって300等分して300個のブロックに分割する。そして、各ブロック内の画素の濃度の合計値を求める。
図4は、画像に発生したスミアの検出を説明するための図である。図4において、横軸は画像の水平方向の位置を示し、縦軸はブロック毎の各画素の濃度の合計値を示している。図4において濃度ピークが存在するか否かを判断し、濃度ピークが存在する場合は、これを第1ピークとして抽出する。第1ピークの両側±n画素分(nは所定の自然数)の位置に濃度ピークが存在するか否かを判断し、濃度ピークが存在する場合はこれを第2ピークとして抽出する。そして、第1ピークの濃度の合計値と第2ピークの濃度の合計値の差の絶対値が所定値以上である場合、第1ピークと第2ピークのうち濃度の合計値の大きい方をスミアと判断する。
図5は、画像が暗すぎる場合の濃度ヒストグラムの一例である。例えば、光源の全く無い場合やカメラ11の露出値が適正な値よりも小さい場合は濃度の低い画素数が多くなる。例えば濃度51未満の画素数の全体の画素数に占める割合が所定値以上である場合の画像を黒つぶれであると判断する。また、画像の全体濃度の平均値によって、画像が黒つぶれであるか否かの判断をしてもよい。例えば、画像の全体濃度の平均値が51以下のときは黒つぶれであると判断する。
図6は、露出バランスが良い場合の濃度ヒストグラムの一例である。光源に対するカメラ11の露出値を適正な値で撮像した場合は濃度の高い画素数と濃度の低い画素数の割合が偏ることなく分布する。
次に、露出値制御部13での露出値の制御手順について説明する。図7−1は、カメラ11を通常露出値制御で撮像する場合を説明するための図であり、図7−2は、カメラ11を通常露出値、露出最大値、露出最小値の順番で制御して撮像する場合を説明するための図である。露出値制御部13は所定の時間間隔で露出値を変更するよう制御する。ここでは、33msecに1回の割合でカメラ11が1つの画像を撮像し、画像認識部12が画像の濃度を認識するのに100msecを要する場合について説明する。
図7−1においては、33msec毎に通常露出値での画像(以下、通常露出値画像という)を撮像し(1秒間に30枚の画像を撮像)、100msec毎に撮像された画像の濃度を認識している場合を示している。画像認識が行われる毎に露出値を直前に撮像された画像の露出値よりも最適値に近づくよう変更している。ここでは、画像の濃度を認識するのに100msecを要しているため、画像の露出値を変更するのに100msec遅延することとなる。
通常露出値画像A1は画像認識X1に示す間に濃度認識され、通常露出値画像A2は画像認識X2に示す間に濃度認識されている。以下、同様に通常露出値画像A3は画像認識X3に示す間に濃度認識され、通常露出値画像A4は画像認識X4に示す間に濃度認識され、通常露出値画像A5は画像認識X5に示す間に濃度認識されている。
画像認識X1によって通常露出値画像A1の濃度を認識すると、この濃度認識に基づいてカメラ11の通常露出値が最適値に近づくよう変更して通常露出値画像A5を撮像する。また、画像認識X2によって通常露出値画像A2の濃度を認識すると、この濃度認識に基づいてカメラ11の通常露出値が最適値に近づくよう変更して通常露出値画像A6を撮像する。さらに、画像認識X3によって通常露出値画像A3の濃度を認識すると、この濃度認識に基づいてカメラ11の通常露出値が最適値に近づくよう変更して通常露出値画像A7を撮像する。以下、同様に画像の濃度認識をすると、この濃度認識に基づいてカメラ11の露出値が最適値に近づくよう変更して通常露出値画像を撮像する動作を繰り返す。
ここでは撮像した通常露出値画像A1の濃度分布が画像認識X1で暗い濃度に偏っていると判断した場合を示している。このため、通常露出値画像A5においては通常露出値画像A1〜A4よりも露出値が1段階高くなるよう変更して撮像している。
さらに、撮像した通常露出値画像A2の濃度分布が画像認識X2で暗い濃度に偏っていると判断した場合を示している。このため、通常露出値画像A6においては通常露出値画像A5よりも露出値が1段階高くなるよう変更して撮像している。
さらに、撮像した通常露出値画像A3の濃度分布が画像認識X3で暗い濃度に偏っていると判断した場合を示している。このような画像の濃度分布が暗い濃度に偏っていると判断した場合であっても、通常露出値画像A5が最大の露出値で撮像されているため、通常露出値画像A6は通常露出値画像A5と同じ最大の露出値で撮像する。
このように、撮像した画像の濃度分布が暗い濃度に偏っていると判断された場合は、所定の段階ずつ露出値を大きくするよう変更している。そして、カメラ11の故障により出力される画像が黒つぶれ状態の場合であっても、このような段階的な露出値の変更が行われる。このため、カメラ11が故障している場合であっても、通常露出値画像A1を撮像した後、通常露出値画像A6を撮像するまでは露出の最大値で撮像されることはない。
さらに、通常露出値画像A1を撮像した後も所定時間の間、露出の最大値で撮像を続けるとともに、この間に撮像された画像の濃度分布から画像が黒つぶれであると判断され続けなければカメラ11が故障していることを検出できない。
さらに、画像が黒つぶれしているものの画像の黒つぶれが環境の変化による一時的なものであり、所定の時間経過後には画像処理装置1が復帰するものと予測できるのか、カメラ11の故障によって所定の時間経過後であっても画像処理装置1は復帰しないのかの判定も困難である。
なお、画像認識部12によって画像の濃度分布が明るい濃度に偏っていると判断された場合は、次の撮像の露出値を1段階低く変更する。また、画像認識部12によって画像の濃度分布が適切であると判断された場合は、次の撮像の露出値を変更させない。
図7−2は、33msec毎に通常露出値画像、露出最大値での画像(以下、最大露出値画像という)、露出最小値での画像(以下、最小露出値画像という)を順番に撮像し、100msec毎に通常露出値画像の濃度を認識している場合を示している。
通常露出値画像の画像認識が行われる毎に通常露出値を、直前に撮像された通常露出値画像の通常露出値よりも最適値に近づくよう変更している。ここでは、33msec毎に通常露出値画像、最大露出値画像、最小露出値画像を順番に撮像し、画像の濃度を認識するのに100msecを要しているため、画像の露出値を変更するのに167msec遅延することとなる。
通常露出値画像A1は画像認識X1に示す間に濃度認識され、通常露出値画像A2は画像認識X2に示す間に濃度認識され、通常露出値画像A3は画像認識X3に示す間に濃度認識されている。以下、同様に通常露出値画像は画像の撮像後100msec間で濃度認識されるものとする。
画像認識X1によって通常露出値画像A1の濃度を認識すると、この濃度認識に基づいてカメラ11の通常露出値が最適値に近づくよう変更して通常露出値画像A3を撮像する。また、画像認識X2によって通常露出値画像A2の濃度を認識すると、この濃度認識に基づいてカメラ11の通常露出値が最適値に近づくよう変更して通常露出値画像A4を撮像する。さらに、画像認識X3によって通常露出値画像A3の濃度を認識すると、この濃度認識に基づいてカメラ11の通常露出値が最適値に近づくよう変更して通常露出値画像A5(図示せず)を撮像する。以下、同様に通常露出値画像の濃度認識をすると、この濃度認識に基づいてカメラ11の通常露出値が最適値に近づくよう変更して通常露出値画像を撮像する動作を繰り返すものとする。
また、通常露出値画像A1の後に最大露出値画像B1、最小露出値画像C1を撮像している。さらに、通常露出値画像A2の後に最大露出値画像B2、最小露出値画像C2を撮像している。
最大露出値画像B1は、画像認識Y1に示す間に濃度認識され、最大露出値画像B2は画像認識Y2に示す間に濃度認識され、最大露出値画像B3は画像認識Y3に示す間に濃度認識されている。以下、同様に最大露出値画像は最大露出値画像の撮像後100msec間で濃度認識されるものとする。
また、最小露出値画像C1は画像認識Z1に示す間に濃度認識され、最小露出値画像C2は画像認識Z2に示す間に濃度認識されている。以下、同様に最小露出値画像は最小露出値画像の撮像後100msec間で濃度認識されるものとする。
画像認識Y1による最大露出値画像B1と画像認識Y2による最大露出値画像B2の濃度を認識し、この濃度認識に基づいてカメラ11の故障を判定する。以下、同様に最大露出値画像の濃度を2回認識することによってカメラ11の故障を判定するものとする。
ここでは撮像した通常露出値画像A1の濃度分布が画像認識X1で暗い濃度に偏っていると判断した場合を示している。このため、通常露出値画像A3においては通常露出値画像A1,A2よりも露出値が1段階高くなるよう変更して撮像している。
露出値が小さく設定されていたために通常露出値画像A1が黒つぶれ状態の画像となった場合であっても、最大露出値画像B1が黒つぶれ状態でなければ通常露出値画像A2を撮像する際に通常露出値を最適化することによって黒つぶれ状態でない画像を撮像できるため画像処理装置1は以後通常露出値を変更しながら撮像するとともに露出最大値、露出最小値の順番で撮像する通常の動作を続けることとなる。このように1回目の最大露出値画像B1によって、露出値を最適化すれば黒つぶれ状態でない画像を撮像できるか否かを判定する(以下、黒つぶれ判定という)。なお、撮像された画像が黒つぶれ状態であるか否かの判定精度を上げるため、最大露出値画像を複数枚撮像した後、黒つぶれ判定をしてもよい。
一方、露出値が最大で撮像される最大露出値画像B1が黒つぶれ状態である場合は、カメラ11によって制御可能な露出値では撮像できない撮像に不適切な環境下(以下、限界環境下という)であるか、カメラ11が故障しているかのいずれかであると判断する。
限界環境下であるか、カメラ11が故障しているかのいずれかであると判断した場合、次の最大露出値画像B2によって両者どちらが原因であるかを判断する(以下、故障判定という)。ここで、限界環境下であるかカメラ11の故障であるかを区別する方法としては、例えばどれだけ暗い環境下であってもカメラ11が露出最大値である場合は画像が黒つぶれしないで撮像できる光源をカメラ11の前に搭載しておく。
そして、次の最大露出値画像である最大露出値画像B2を撮像する際に、この光源を撮像する。露出最大値でこの光源を黒つぶれ状態でなく撮像できた場合は限界環境下であると判断し、露出最大値であってもこの光源が黒つぶれ状態で撮像される場合はカメラ11の故障であると判断する。
なお、カメラ11の前に光源を搭載する場合に限られず車両が搭載しているヘッドライトによる明るさを濃度認識できた場合は、限界環境下であると判断し、車両が搭載しているヘッドライトによる明るさを濃度認識できない場合はカメラ11の故障であると判断してもよい。
さらに、車両が走行している時間帯(昼と夜等)、車両の走行している環境(雨、雪、霧、トンネル内等)の情報を考慮して限界環境下であるかカメラ11の故障かを判断してもよい。なお、カメラ11の故障であるか否かの判定精度を上げるため、最大露出値画像を複数枚撮像した後、限界環境下であるかカメラ11の故障であるかを判断してもよい。
限界環境下であると判断された場合は、カメラ11によって制御可能な露出値の範囲内で撮像できるような撮像環境に変化するのを待つこととなる。一方、カメラ11の故障による撮像であると判断された場合は、画像処理装置1はカメラ11の故障を報知部16によって画像処理装置1の使用者に通知する。なお、限界環境下であることを報知部16によって画像処理装置1の使用者に通知してもよい。
このように、通常露出値画像A1が黒つぶれ状態の画像であった場合であっても、通常露出値画像A1を撮像した後、最大露出値画像B1を撮像しているため、黒つぶれ状態が露出値が小さいために引き起こされたものであるか否かの判断をすることができる。
さらに、どれだけ暗い環境下であってもカメラ11が露出最大値である場合は黒つぶれしないで撮像できるきる光源をカメラ11の前に搭載し、最大露出値画像B2を撮像する際にこの光源を撮像しているので、最大露出値画像B1が黒つぶれ状態の画像であってもカメラ11の故障が原因であるか否かの判定を行うことができる。
つぎに、画像認識Z1による最小露出値画像C1と画像認識Z2による最小露出値画像C2の濃度を認識し、この濃度認識に基づいてカメラ11の故障を判定する。以下、同様に最小露出値画像の濃度を2回認識することによってカメラ11の故障を判定するものとする。
露出値が大きく設定されていたために通常露出値画像A1が白飛び状態の画像となった場合であっても、最小露出値画像C1が白飛び状態でなければ通常露出値画像A2を撮像する際の通常露出値を最適化することによって白飛び状態でない画像を撮像できるため画像処理装置1は以後通常露出値を変更しながら撮像するとともに露出最大値、露出最小値の順番で撮像する通常の動作を続けることとなる。このように1回目の最小露出値画像C1によって、露出値を最適化すれば白飛び状態でない画像を撮像できるか否かを判定する(以下、白飛び判定という)。なお、撮像された画像が白飛び状態であるか否かの判定精度を上げるため、最小露出値画像を複数枚撮像した後、白飛び判定をしてもよい。
一方、露出値が最大で撮像される最小露出値画像C1が白飛び状態である場合は、限界環境下であるか、カメラ11が故障しているかのいずれかであると判断する。限界環境下であるか、カメラ11が故障しているかのいずれかであると判断した場合、次の最小露出値画像C2によって故障判定を行う。
ここで、限界環境下であるかカメラ11の故障であるかを区別する方法としては、例えば露出値を限りなく0秒に近づけることや、カメラ11の前方を黒い板等によって遮断して外部からの光が一切入らないようにすることによって逆光等の明るい環境下であってもカメラ11が露出最小値である場合は画像が白飛びしないで撮像できる状態を設定できるようにしておく。
そして、次の最小露出値画像である最小露出値画像C2を撮像する際に、逆光等によっても白飛びしないで撮像できる状態で撮像する。露出最小値でこの光源を白飛び状態でなく撮像できた場合は限界環境下であると判断し、露出最小値であってもこの設定による撮像が白飛び状態で撮像される場合はカメラ11の故障であると判断する。
さらに、車両が走行している時間帯(昼と夜等)、車両の走行している環境(雨、雪、霧、トンネル内等)の情報を考慮して限界環境下であるかカメラ11の故障かを判断してもよい。なお、カメラ11の故障であるか否かの判定精度を上げるため、最小露出値画像を複数枚撮像した後、限界環境下であるかカメラ11の故障であるかを判断してもよい。
限界環境下であると判断された場合は、カメラ11によって制御可能な露出値の範囲内で撮像できるような撮像環境に変化するのを待つこととなる。一方、カメラ11の故障による撮像であると判断された場合は、画像処理装置1はカメラ11の故障を報知部16によって画像処理装置1の使用者に通知する。
このように、通常露出値画像A1が白飛び状態の画像であった場合であっても、通常露出値画像A1を撮像した後、最小露出値画像C1を撮像しているため、白飛び状態が露出値が小さいために引き起こされたものであるか否かの判断をすることができる。
さらに、どれだけ明るい環境下であってもカメラ11が露出最小値である場合は白飛びしないで撮像できる状態で最小露出値画像C2を撮像しているので、最小露出値画像C1が白飛び状態の画像であってもカメラ11の故障が原因であるか否かの判定を行うことができる。
また、通常露出値画像A1においてスミアやゴーストが発生していると判断された場合も、最小露出値画像C1が白飛び状態の画像でなければ、露出値を最適化することによってスミアやゴーストが発生しないような画像を撮像できるため画像処理装置1は以後の動作をそのまま続けることとなる。
なお、最小露出値画像C1においてもスミアやゴーストが発生する場合は、限界環境下またはカメラ11の故障であると判断される。そして、最小露出値画像C2の撮像によってカメラ11の故障であるか否かの判定を行う。なお、スミアやゴーストが発生した画像はスミア等が道路上の白線等と間違って認識される場合があるため、画像処理装置1からの画像データを演算処理することによって車を誘導する装置等においてはスミア等が発生した画像を用いないこととする。
次に、図2に示した画像処理装置の処理動作について説明する。図8は、画像処理装置の処理動作を示すフローチャートである。露出値制御部13においてカメラ11の露出値が通常露出値となるよう制御し、カメラ11は通常の露出値で画像を撮像して通常露出値画像を得る(ステップS100)。撮像された通常露出値画像は、画像認識部12において濃度認識される。
つぎに、露出値制御部13においてはカメラ11の露出値が最大露出値となるよう制御し、カメラ11は最大の露出値で画像を撮像して最大露出値画像を得る(ステップS110)。撮像された最大露出値画像は、画像認識部12において濃度認識される。
つぎに、露出値制御部13においてはカメラ11の露出値が最小露出値となるよう制御し、カメラ11は最小の露出値で画像を撮像して最小露出値画像を得る(ステップS120)。撮像された最小露出値画像は、画像認識部12において濃度認識される。
その後、同様に露出値制御部13において、通常露出値、露出最大値、露出最小値の順番で露出値を制御する。そして、カメラ11は通常露出値画像、最大露出値画像、最小露出値画像の順番で画像を撮像する。
図9−1は、通常露出値画像を撮像するための通常露出値を変更する手順を示すフローチャートである。カメラ11で撮像された通常露出値画像は、画像認識部12において濃度認識される(ステップS200)。そして、この濃度認識に基づいて、通常露出値画像が撮像された通常露出値が小さいと判断された場合は(ステップS210、Yes)、この画像の濃度認識後、次に通常露出値画像を撮像する際に、通常露出値を1段階大きくして通常露出値画像を撮像する(ステップS220)。
一方、濃度認識に基づいて、通常露出値画像が撮像された通常露出値が大きいと判断された場合は(ステップS230、Yes)、この画像の濃度認識後、次に通常露出値画像を撮像する際に、通常露出値を1段階小さくして通常露出値画像を撮像する(ステップS240)。また、濃度認識に基づいて、通常露出値画像が撮像された通常露出値が適切であると判断された場合は、次に通常露出値画像を撮像する際に、露出値の変更をせず通常露出値画像を撮像する(ステップS250)。
図9−2は、最大露出値画像の濃度認識に基づいてカメラの故障判定を行う手順を示すフローチャートである。カメラ11で撮像された最大露出値画像は、画像認識部12において濃度認識される。そして、濃度認識に基づいて最大露出値画像が黒つぶれしているか否かの黒つぶれ判定をする(ステップS300)。最大露出値画像が黒つぶれしていると判定された場合は(ステップS310、Yes)、この画像の濃度認識後、次に最大露出値画像を撮像する際に、カメラ11の故障判定を行う(ステップS320)。一方、ステップS310において、最大露出値画像が黒つぶれしていないと判定された場合は、この画像の濃度認識後、次に最大露出値画像を撮像する際にも同様の黒つぶれ判定を行うこととなる。なお、カメラ11の故障判定は、カメラ11の前方に装着しておいた光源等を撮像することによって行う。
カメラ11の故障判定においてカメラ11の故障ではないと判定された場合は(ステップS330、No)、限界環境下による撮像であったため次に露出最大値で撮像する際に、カメラ11の前方に装着しておいた光源等を撮像しないで撮像対象を撮像した最大露出値画像が黒つぶれしているか否かの黒つぶれ判定をする。一方、カメラ11の故障判定においてカメラ11の故障であると判定された場合は(ステップS330、Yes)、報知部16によって画像処理装置の使用者にカメラ11が故障していることを通知する(ステップS340)。
図9−3は、最小露出値画像の濃度認識に基づいてカメラの故障判定を行う手順を示すフローチャートである。カメラ11で撮像された最小露出値画像は、画像認識部12において濃度認識される。そして、濃度認識に基づいて最小露出値画像が白飛びしているか否かの白飛び判定をする(ステップS400)。最小露出値画像が白飛びしていると判定された場合は(ステップS410、Yes)、この画像の濃度認識後、次に最小露出値画像を撮像する際に、カメラ11の故障判定を行う(ステップS420)。一方、ステップS410において、最小露出値画像が白飛びしていないと判定された場合は、この画像の濃度認識後、次に最小露出値画像を撮像する際にも同様の白飛び判定を行うこととなる。なお、カメラ11の故障判定は、カメラ11に外部からの光源等が入らない状態で撮像することによって行う。
カメラ11の故障判定においてカメラ11の故障ではないと判定された場合は(ステップS430、No)、限界環境下による撮像であったため次に露出最小値で撮像する際に、カメラ11に光源等が入らない状態でなく撮像対象を撮像した最小露出値画像が白飛びしているか否かの白飛び判定をする。一方、カメラ11の故障判定においてカメラ11の故障であると判定された場合は(ステップS430、Yes)、報知部16によって画像処理装置の使用者にカメラ11が故障していることを通知する(ステップS440)。
なお、本実施例1においては、画像を撮像した後に画像の濃度認識を行っているが、1回の撮像や画面表示を奇数段目と偶数段目の2回の走査に分けて行うインターレース方式である場合、1回のみの走査で得た画像で濃度認識やカメラ11の故障判定を行ってもよい。例えば、1回目の走査が奇数段目の走査であり、2回目の走査が偶数段目の走査である場合、1回目の走査で得た画像で濃度認識を行う。これによって、画像の濃度認識が終わるまでの時間が短縮されることとなる。
また、露出最大値で撮像する場合、1回目の走査で得た画像で黒つぶれ判定をし、2回目の走査で得た画像でカメラ11の故障判定を行うといったように1回目の撮像と2回目の撮像で撮像環境を変更してもよい。同様に、露出最小値で撮像する場合においても、1回目の走査で得た画像で白飛び判定をし、2回目の走査で得た画像でカメラ11の故障判定を行うといったように1回目の撮像と2回目の撮像で撮像環境を変更してもよい。
なお、本実施例1においては、33msecに1回の割合でカメラ11が1つの画像を撮像する場合について説明したが、カメラ11が画像を撮像する間隔は33msecに1回の割合に限られず、これよりも長い時間間隔や短い時間間隔で画像を撮像するようにしてもよい。また、画像認識部12が画像の濃度を認識するのに100msecを要する場合について説明したが、画像認識部12が画像の濃度を認識するのに要する時間は100msecに限られず、画像の濃度を認識するのに要する時間がこれよりも短い場合や長い場合であってもよい。画像の濃度を認識するのに要する時間がこれよりも短い場合は、画像を撮像してから通常露出値の変更をするまでの遅延時間が短くなる。
なお、本実施例1においては、通常露出値画像、最大露出値画像、最小露出値画像の順番で画像を撮像することとしたが、撮像する順番はこの順番に限られず、例えば通常露出値画像、最小露出値画像、最大露出値画像の順番で撮像してもよい。
また、本実施例1においては、通常露出値画像、最大露出値画像、最小露出値画像の撮像間隔を時間的に等間隔で撮像することとしたが、撮像間隔は時間的に等間隔である場合に限られない。例えば、通常露出値画像を10枚等の複数枚撮像した後、最大露出値画像と最小露出値画像を1枚撮像するようにしてもよい。これにより、撮像間隔が時間的に等間隔である場合よりも、通常露出値画像を多く撮像できるため通常露出値画像の画像濃度の認識精度が向上する。したがって、撮像された画像の演算処理に用いる画像データが多くなる。
なお、本実施例1においては、黒つぶれ判定や白飛び判定を行った後、限界環境下であるかカメラ11の故障であるかの故障判定をしたが、限界環境下であるかカメラ11の故障であるかの故障判定をした後、限界環境下であると判断された場合に黒つぶれ判定や白飛び判定を行ってもよい。
なお、本実施例1においては、通常露出値画像、最大露出値画像、最小露出値画像の順番で画像を撮像することとしたが、通常露出値画像の濃度が所定値に収まらないような状況が所定回数続いた場合のみ最大露出値画像と最小露出値画像を撮像して黒つぶれ判定、白飛び判定、カメラ11の故障判定を行うようにしてもよい。
このように実施例1によれば、通常露出値画像を撮像した後、最大露出値画像、最小露出値画像を撮像しているので、画像の撮像環境が変わりやすい状況であっても黒つぶれ判定、白飛び判定、環境限界下であるかの判定、カメラ11の故障であるかの判定を短時間で行うことができる。
本実施例2では、本発明にかかる画像処理装置を運転支援システムに組み込む場合の構成について説明する。まず、実施例1では通常露出値、露出最大値、露出最小値の3通りの露出値を所定の周期で切替えていたが、本実施例2では、最大露出値や最小露出値へ切替えるタイミングや間隔を可変制御可能としている。
この本実施例2にかかる画像処理装置2の構成を図10に示す。同図に示すように、画像処理装置2は、その内部に故障判定タイミング変更部21を備えている。この故障判定タイミング変更部21は、外部からの制御信号を受けて露出値制御部23の動作、すなわち、通常露出値、露出最大値、露出最小値の切替動作を制御する。さらに、故障タイミング変更部21は、どのタイミングで露出最大値および露出最小値を挿入したかを画像認識部22に通知する。
そして、画像認識部22は、故障判定タイミング変更21からの通知をもとに、取得した画像を故障判定部15による故障判定に使用する。また、画像処理部22は、通常露出値で撮影した画像に対して所定の画像処理を施して外部に出力するとともに、故障判定部15による判定結果を外部に出力する。
その他の構成および動作は、図2に示した画像処理装置1と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
つぎに、本発明にかかる画像処理装置を組み込んだ運転支援システムの構成例を図11に示す。同図に示す運転支援システムでは、画像処理装置に対応する画像処理ECU(Electrical Control Unit)3は、外部のカメラ31が撮影した画像を取得し、画像処理と故障判定をおこなって制御ECU4に出力するとともに、制御ECU4からの制御信号を受けて露出最大値や露出最小値の切替動作を制御する。
制御ECU4は、各種情報を取得し、車両の動作制御もしくは運転者への情報提供を行って車両走行を支援する運転支援装置として機能する。具体的には、制御ECU4は、画像処理ECU3に加え、レーザレーダ32、超音波センサ33、車速センサ34などの検知手段や、運転者への情報提供を行う情報提供系5および車両の動作制御を行う動作制御系6と接続する。
情報提供系5は、ディスプレイ51やスピーカ52を含む。この情報提供系5は、ナビゲーションシステムやカーオーディオシステムなど、他の車載システムと共用することが好適である。
また、動作制御系6は、ハンドルの動作を制御するハンドル制御アクチュエータ61、スロットル開度を制御するスロットル制御アクチュエータ、ブレーキの動作を制御するブレーキ制御アクチュエータ63、シートベルトの巻き上げ機構を制御するシートベルト制御アクチュエータ64などを含む。
制御ECU4は、その内部に支援処理部41、支援動作変更部42、故障判定タイミング設定部43を有する。支援処理部41は、各種情報から状況判断し、支援処理を実行する処理を行う。
具体的には、支援処理部41は、レーンキーピング支援、車間距離調節支援、衝突回避支援、衝突緩和支援、駐車支援などの支援を実行する。ここで、レーンキーピング支援とは、画像認識によって路上の白線を識別し、車線逸脱の危険がある場合に情報提供系5を用いた運転者への通知や、動作制御系6(特にハンドル制御アクチュエータ61など)を用いた動作制御を実行することで、自車両の車線逸脱を防止する支援処理である。
また、車間距離調節支援とは、画像処理やレーザレーダ32の出力から先行車両との車間距離を測定し、車間距離が適切な範囲となるように情報提供系5を用いた通知や、動作制御系6(特にスロットル制御アクチュエータ62など)を用いた動作制御を実行することで、車間距離の調節を支援する支援処理である。
同様に、衝突回避支援は、画像処理やレーザレーダ32、超音波センサ33の出力から衝突事故の危険を検知し、運転者への通知や回避動作(ブレーキ制御アクチュエータ63などの自動操作)を実行することで衝突事故の回避を支援する処理である。
また、衝突緩和支援は、画像処理やレーザレーダ32、超音波センサ33の出力から衝突事故の発生を予測し、ブレーキ制御アクチュエータ63による減速やシートベルト制御アクチュエータ64によるシートベルトの事前巻上げ、エアバッグの事前展開などによって事故の衝撃を緩和する支援を行う処理である。
さらに、駐車支援は、画像処理や超音波センサ33の出力から駐車スペースの状態を判定し、報提供系5を用いた運転者への通知や、動作制御系6(特にハンドル制御アクチュエータ61など)を用いた動作制御を実行することで、駐車動作を簡易化する支援処理である。
支援動作変更部42は、画像処理ECU3がカメラ31における故障発生を通知した場合に、支援処理部41による支援処理の動作内容を変更する処理を行う。具体的には、各支援処における通知(情報提供系5を用いた情報提供支援)については、カメラ31の故障によって画像処理を利用した情報提供が不可能であることを通知する。
一方、各支援処理における動作制御については、動作制御による支援自体を中止するか、他のセンサ(例えばレーダセンサ32や超音波センサ33)によって画像処理の代替が可能であるならば、これらの代替機能を用いた動作制御に切替える。
故障判定タイミング設定部43は、自車両の車両状態、自車両周辺の周辺状況、画像情報の使用用途に基づいて、故障判定のタイミングを設定し、画像処理ECU3に送信する処理を行う。
ここで、自車両の車両状態は、車速センサ34などのセンサや動作制御系6から取得することができる。また、自車両周辺の周辺状況は、レーザレーダ32や超音波センサ33、画像処理ECU3の出力から判断することができる。さらに、画像情報の使用用途は、提供する支援処理や使用するアクチュエータなどによって変化する。
そして、故障判定タイミング設定部43は、カメラ31の異常状態を早期に検出する必要がある場合には、故障判定のタイミング、すなわち、露出最大値および露出最小値の挿入タイミングを早め、また、挿入間隔(故障判定の間隔)を短く設定する。一方、異常状態の検出を早期に検出する必要性が小さい場合には、故障判定のタイミング遅く設定し、また、故障判定の間隔を長く設定する。
例えば、情報提供による処理を行なう場合には、異常状態を早期に検出する必要性が比較的小さいので、故障判定のタイミングを遅く、間隔を長く設定する。その一方で、衝突回避支援や衝突緩和支援など、動作制御が緊急に必要となる支援では、かかる支援を高速かつ正確に実施するためにカメラ31の異常状態を早期に検出することが必要となるので、故障判定の挿入タイミングを早く、間隔を短く設定する。
このように画像の使用用途が動作制御である場合には、その動作制御に使用するアクチュエータの応答時間が大きく影響する。例えば、衝突緩和支援において衝突の発生を予測し、シートベルト制御アクチュエータ64がシートベルトの事前巻上げを行なう場合、図12に示すように、現時点から衝突予測時点までの全体時間がTmであるとすると、アクチュエータ(ここではシートベルト制御アクチュエータ64)の動作を衝突予測時点までに完了する必要がある。
このアクチュエータの応答所要時間が「Ta」であるならば、画像処理とカメラ31の故障判定に使用可能な時間は「Tb=Tm−Ta」となる。そこで、故障判定タイミング設定部43は、カメラ31の異常状態の検出が使用可能時間「Tb」内に収まるように故障判定のタイミングと間隔を設定する。
そして、アクチュエータ応答速度Taはアクチュエータごとに異なるので、故障判定タイミング設定部43は、使用するアクチュエータの種類に応じて故障判定のタイミングと間隔を変更することとなる。
また、全体時間「Tm」、すなわち動作完了までにどれだけの時間的な余裕があるかは、自車両の状態や周辺状況によって変化する。例えば、車間距離調節支援では、先行車両と自車両との車間距離が小さいほど全体時間「Tm」が短くなる。車間距離調節支援に使用するアクチュエータの応答速度は変わらないので、使用可能時間「Tb」が短くなり、故障判定のタイミングを早く、間隔を短く設定することが必要となる。
同様に、車速センサ34によって測定された自車両の走行速度が大きいほど、全体時間「Tm」が短くなる。そのため、使用可能時間「Tb」が短くなり、故障判定のタイミングを早く、間隔を短く設定することが必要となる。
上述してきたように、本実施例2にかかる画像処理装置(画像処理ECU)、運転支援装置(運転支援ECU)および運転支援システムでは、車両状態や周辺状況、画像情報の使用用途に適応し、最大露出値や最小露出値へ切替えるタイミングや間隔を可変制御してカメラの故障判定を行なっている。
そのため、カメラに故障が発生した場合であっても、運転支援システムにおける誤動作の発生を確実に防止し、安定して動作する信頼性の高い運転支援システムを得ることができる。
なお、本実施例2における運転支援システムは、本発明の適用の一例であり、適宜構成を変更して実施することのできるものである。たとえば、本実施例2では車両状態や周辺状況、画像情報の使用用途を判定して故障判定のタイミングを設定する故障判定タイミング設定部を運転支援装置である制御ECU4に持たせているが、この故障判定タイミング設定部を画像処理ECU3に持たせる構成としてもよいし、画像処理ECU3と制御ECU4とを一体化した構成としてもよい。
以上のように、本発明にかかる画像処理装置は、画像を撮像する環境が不適切な環境であることやカメラが故障していることを短時間で判断できる画像処理装置に適しており、信頼性の高い運転支援装置および運転支援システムの実現に寄与することができる。
実施例1にかかる画像処理装置の概要構成を示す概要構成図である。 図1に示した画像処理装置の構成を示す図である。 画像が明るすぎる場合の濃度ヒストグラムの一例を示す図である。 画像に発生したスミアの検出を説明するための図である。 画像が暗すぎる場合の濃度ヒストグラムの一例を示す図である。 露出バランスが良い場合の濃度ヒストグラムの一例を示す図である。 カメラを通常露出値で撮像する場合を説明するための図である。 カメラ11を通常の露出値、露出最大値、露出最小値の順番で制御して撮像する場合を説明するための図である。 画像処理装置の処理動作を示すフローチャートである。 通常露出値画像を撮像するための露出値を変更する手順を示すフローチャートである。 最大露出値画像の濃度認識に基づいてカメラの故障判定を行う手順を示すフローチャートである 最小露出値画像の濃度認識に基づいてカメラの故障判定を行う手順を示すフローチャートである。 実施例2にかかる画像処理装置の構成を示す構成図である。 実施例2にかかる運転支援システムの概要構成を示す概要構成図である。 故障判定タイミングの設定について説明する説明図である。
符号の説明
1,2 画像処理装置
3 画像処理ECU
4 制御ECU
5 情報提供系
6 動作制御系
11,31 カメラ
12,22 画像認識部
13,23 露出値制御部
14 モニタ
15 故障判定部
16 報知部
21 故障判定タイミング変更部
32 レーザレーダ
33 超音波センサ
34 車速センサ
41 支援処理部
42 支援動作変更部
43 故障判定タイミング設定部
51 ディスプレイ
52 スピーカ
61 ハンドル制御アクチュエータ
62 スロットル制御アクチュエータ
63 ブレーキ制御アクチュエータ
64 シートベルト制御アクチュエータ
A1〜A7 通常露出値画像
B1〜B3 最大露出値画像
C1〜C3 最小露出値画像
X1〜X5,Y1〜Y3,Z1,Z2 画像認識
Ta 使用可能時間
Tb アクチュエータ応答所要時間
Tm 全体時間

Claims (24)

  1. 撮像部と、前記撮像部からの画像の濃度を認識する画像認識部と、前記画像認識部の認識結果に基づいて露出値を制御する露出値制御部とを有する画像処理装置において、
    前記露出値制御部は、前記露出値を自動制御している露出値自動制御期間中に、露出値を最大露出値とする最大露出値期間および最小露出値とする最小露出値期間を挿入し、
    前記画像認識部は、その認識結果に応じて、撮像部の異常または環境が撮像に不適切な状態にあることを判断することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記露出値制御部は、露出値自動制御期間、最大露出値期間および最小露出値期間を同一の時間をもって所定の順番にしたがって行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記露出値制御部は、露出値自動制御期間が、最大露出値期間および最小露出値期間よりも長くなるよう制御することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記画像認識部は、
    前記露出値自動制御期間に撮像された画像に擬似信号であるスミアまたはゴーストが発生していることを認識した場合であって、前記最小露出値期間に撮像された画像にスミアまたはゴーストが発生していないことを認識した場合は、前記露出値自動制御期間における露出値が不適切であると判断することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  5. 前記画像認識部は、
    最大露出値期間に撮像された画像が黒つぶれ状態である場合または最小露出値期間に撮像された画像が白飛び状態である場合に、撮像手段の異常または環境が撮像に不適切な状態にあると判断することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  6. 前記画像認識部は、
    最大露出値期間に撮像された画像が黒つぶれ状態である場合は、
    露出値を最大にして撮像される画像が黒つぶれ状態にならないように撮像環境を変えた後、最大露出値期間に撮像された画像が黒つぶれ状態である場合は撮像手段の異常であると判断し、黒つぶれ状態でない場合は環境が撮像に不適切な状態にあると判断することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  7. 前記露出値を最大にして撮像される画像が黒つぶれ状態にならないような撮像環境は、前記撮像手段が所定の光源を撮像する撮像環境であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  8. 前記画像認識部は、
    最小露出値期間に撮像された画像が白飛び状態である場合は、
    露出値を最小にして撮像される画像が白飛び状態にならないように撮像環境を変えた後、最小露出値期間に撮像された画像が白飛び状態である場合は撮像手段の異常であると判断し、白飛び状態でない場合は環境が撮像に不適切な状態にあると判断することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  9. 前記露出値を最小にして撮像される画像が白飛び状態にならないような撮像環境は、前記撮像手段に光源を入れないで撮像する撮像環境であることを特徴とする請求項1〜8のいずれ一つに記載の画像処理装置。
  10. 前記画像認識部は、前記撮像手段による撮影が奇数段目と偶数段目の2回の走査に分けて行うインターレース方式である場合は、1回の走査で得た画像によって濃度認識を行うことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  11. 前記画像認識部は、
    前記インターレース方式である場合、1回目の走査で得た画像によって黒つぶれ状態であるか否かを判断し、2回目の走査で得た画像によって撮像手段の異常または撮像環境が不適切な状態にあることを判断することを特徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  12. 前記画像認識部は、
    前記インターレース方式である場合、1回目の走査で得た画像によって白飛び状態であるか否かを判断し、2回目の走査で得た画像によって撮像手段の異常または撮像環境が不適切な状態にあることを判断することを特徴とする請求項1〜11のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  13. 前記画像認識部において撮像手段の異常であると判断した場合は、前記撮像手段が異常であることを通知する通知部を備えることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  14. 車両周辺の画像を撮影、もしくは車両周辺を撮影した画像を外部の装置から受信する画像取得手段と、
    前記画像取得手段が取得した画像の濃度分布に基づいて撮影時における露出値を制御するとともに、当該露出値自動制御期間中に露出値を強制的に最大値とする最大露出値期間および露出値を強制的に最小値とする最小露出値期間を挿入する露出制御手段と、
    前記露出値自動制御期間、前記最大露出期間および/または前記最小露出期間に撮影した画像に基づいて、撮像手段における異常の有無および/または環境が撮像に不適切な状態にあるか否かを判定する判定手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  15. 前記露出制御手段による前記最大露出期間および前記最小露出期間の挿入タイミングおよび/または挿入間隔を変更制御するタイミング変更部をさらに備えたことを特徴とする請求項14に記載の画像処理装置。
  16. 自車両の車両状態、自車両周辺の周辺状況、撮影画像の使用用途のうち少なくともいずれか一つに基づいて前記タイミング変更部による変更制御の内容を設定するタイミング設定部をさらに備えたこと特徴とする請求項15に記載の画像処理装置。
  17. 前記判定手段による判定結果を、外部の車両制御装置に出力する出力手段をさらに備えたことを特徴とする請求項14,15または16に記載の画像処理装置。
  18. 画像処理装置が処理を施した画像情報を取得する画像情報取得手段と、
    少なくとも前記画像情報を用いて車両の動作制御もしくは運転者への情報提供を行って車両走行を支援する支援手段と、
    前記画像処理装置が使用する撮影部に異常が発生したことを示す通知を受けた場合に、前記支援手段の動作内容を変更する支援動作変更手段と、
    を備えたことを特徴とする運転支援装置。
  19. 画像の濃度分布に基づく露出自動制御期間中に露出値を強制的に最大値とする最大露出値期間および露出値を強制的に最小値とする最小露出期間を挿入し、当該最大露出期間および最小露出期間に撮影した画像を用いて撮影部の異常判定を行なう画像処理装置に対し、自車両の車両状態、自車両周辺の周辺状況、前記画像情報の使用用途のうち少なくともいずれか一つに基づいて前記最大露出期間および最小露出期間の挿入タイミングおよび/または挿入間隔を設定して送信するタイミング設定手段をさらに備えたことを特徴とする請求項18に記載の運転支援装置。
  20. 前記タイミング設定手段は、自車両と他車両との車間距離、自車両の走行速度、車両の動作制御に用いるアクチュエータの応答速度、のいずれかを少なくとも用いて前記挿入タイミングおよび/または挿入間隔を設定することを特徴とする請求項19に記載の運転支援装置。
  21. 前記支援手段は、車線の逸脱を防止するレーンキーピング支援、車間距離の調節を支援する車間距離調節支援、車両の衝突事故を回避する衝突回避支援、衝突事故発生時の損傷を軽減する衝突緩和支援、駐車動作を簡易化する駐車支援、のいずれかを少なくとも実行することを特徴とする請求項18,19または20に記載の運転支援装置。
  22. 前記支援動作変更手段は、前記撮影部に異常が発生したことを示す通知を受けた場合に、前記支援手段の動作を中止することを特徴とする請求項18〜21のいずれか一つに記載の運転支援装置。
  23. 前記支援手段は車両の動作制御による支援を実行し、前記支援動作変更手段は、前記撮影部に異常が発生したことを示す通知を受けた場合に、他の検知手段を前記画像処理手段の代替手段として用いて前記支援手段を動作させることを特徴とする請求項18〜22のいずれか一つに記載の運転支援装置。
  24. 撮影部が撮影した画像を取得する画像取得手段と、
    前記画像取得手段が取得した画像の濃度分布に基づいて撮影時における露出値を制御するとともに、当該露出値自動制御期間中に露出値を強制的に最大値とする最大露出値期間および露出値を強制的に最小値とする最小露出値期間を挿入する露出制御手段と、
    前記露出値自動制御期間、前記最大露出期間および/または前記最小露出期間に撮影した画像に基づいて、撮像手段における異常の有無および/または環境が撮像に不適切な状態にあるか否かを判定する判定手段と、
    少なくとも前記画像を用いて車両の動作制御もしくは運転者への情報提供を行って車両走行を支援する支援手段と、
    を備えたことを特徴とする運転支援システム。
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