JP2005141682A - 高速メモリアクセス制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高速動作するSDRAMなどの高速メモリのバーストアクセスにおける処理時間の短縮を図るとともに回路規模の増大を回避する。
【解決手段】 アクセス開始アドレスBMAおよびバースト長信号BRSTに基づいて、アドレスバースト数判定回路111により、2ページにまたがる例外アクセスが必要であることを例外アクセス判定フラグext_acsで判定し、各ページのアクセスワード数をプリバースト信号PREBRSTおよびポストバースト信号POSTBRSTにより出力する処理をSDRAM3のアクセスシーケンス開始前に実行する。また、開始カラムアドレスCOLAが奇数であることを開始アドレス判定回路132で判定すると、アドレス制御回路14でその開始カラムアドレスを1つ前の偶数に変更し、奇数の開始カラムアドレスから指定されたワード数のみアクセスするようにデータマスクイネーブル信号DQMのタイミングを制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、外部記憶装置として利用されるSDRAMなどの高速メモリへのアクセス制御を行う高速メモリアクセス制御装置に関するものである。
SDRAM(Synchronous Dynamic Random Accsess Memory)などの高速型のRAMは、従来の非同期のDRAMでは高速動作に限界があることから、DRAMとは異なる仕様を用いることによって、より高速動作を可能にしている。また、一般に、SDRAMは、CPU(プロセッサ)と制御信号の機能やデータ処理の方法が異なるため、直接CPUに接続することができないことから、コントローラ(制御装置)を介してCPUと接続される。
このようなコントローラを用いたSDRAMのアクセス制御については、例えば特許文献1に開示されているように行われる。具体的には、SDRAMに入力されるアドレスをロウ(行)アドレスとカラム(列)アドレスとに分離し、その各々を制御することにより、SDRAMへのアクセスアドレスの最終的な制御を実現している。また、特許文献2には、メモリを構成する複数のバンクにおいて、同一バンク内で異なるページを連続してアクセスする場合の制御について開示している。
一般に、SDRAMは、連続した領域へのアクセスを効率的に行うため、連続してデータの入出力を行うバーストモードを動作モードとして備えている。SDRAMのバーストモードでは、複数ワードの連続するアクセスが同一のページだけで完結せずに次のページにまたがる場合、アクセスに用いられるカラムアドレスがページを越えることになる。従来、SDRAMのコントローラでは、ページ毎のアクセスを実行するために、カラムアドレスのページ越え(境界越え)の判定、そのためのアドレス計算、ページ越え前およびページ越え後のアクセスワード数などの決定を加減算器で行っていた。
特開2002−24083号公報(2002年1月25日公開) 特開2000−172560号公報(2000年6月23日公開)
ところが、上記のようなコントローラでは、カラムアドレスのページ越えの判定をSDRAMのアクセス中に行うと、動作クロックの周期内での演算やデータを確定するためのタイミングマージンを確保することが難しくなる。また、ページ越えの判定やページ越え前およびページ越え後のアクセスワード数の決定するなどの演算を加減算器で行うと、アドレスのbit幅が大きいほど、演算に要する時間が多くなるため、周波数の高い動作のクロックに対応できなくなるという不都合が生じるだけでなく、比較判定回路やアドレス算出のための演算回路の規模が大きくなる。パイプライン処理をすることによって、周波数の高い動作クロックに対応することは可能であるが、そのためにハードウエアの規模が増大するという問題がある。
また、バーストアクセスにおいては、開始アドレスが奇数アドレスである場合、SDRAM内部に設定されるカラムアドレスは、上位ビットが固定され、最下位bitがバーストアクセス用に“1”から“0”へトグル動作により変化するために、上位アドレスから下位アドレスという順でメモリアクセスが発生する。このような動作に対して、連続してメモリ空間にアクセスするには、カラムアドレスの最下位bitが“0”から“1”へと変化するためのデータ整列用のバッファがコントローラに必要になる。このため、バッファにおける処理時間によって、バーストアクセスに要する時間が長引くという不都合がある。
具体的には、図4(b)に示すように、開始アドレスとなるカラムアドレスの最下位bitが“1”(または“3”)であり、それに続くカラムアドレスの最下位bitが“0”(または“2”)となる場合に次のように動作する。この場合、バースト長が1ワードであれば、開始アドレスの最下位bitが“1”(または“3”)であっても、DQM(データマスク)動作が非アクティブ(Lレベル)となる期間に開始アドレスにのみアクセスする。これにより、期待有効アクセス通りのアクセスが可能であり、上記のようなアクセス順の逆転は生じない。しかしながら、バースト長が2ワードであれば、開始アドレスの最下位bitが“1”(または“3”)であることから、期待有効アクセスが“1,2”(または“3,4”)の順で行われるべきであるのに、実際には、DQM動作が非アクティブ(Lレベル)となる2ワード分の期間にアクセスすることにより、“1,0”(または“3,2”)の順でアクセスが行われて、上記のようなアクセス順の逆転が生じる。これは、バースト長が3ワードや4ワードの場合でも同様であり、2ワード以上で生じる。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、高速で動作するSDRAMなどの高速メモリのバーストアクセスにおける処理時間の短縮を図り、さらにはバーストアクセスに起因するハードウエア規模の増大を回避することを目的としている。
本発明に係る第1の高速メモリ制御装置は、指定された数のワードを連続的に入出力するためのバーストアクセスを行う高速メモリのアクセスを制御する高速メモリアクセス制御装置であって、上記の課題を解決するために、外部から供給されるバーストワード数およびアクセス開始アドレスに基づいてバーストアクセスが連続する2ページにまたがる例外アクセスであることを判定するとともに、各ページにバーストアクセスするアクセスワード数を決定する例外アクセス情報決定手段と、前記高速メモリにバーストアクセスを開始するための開始アドレスを発生するとともに、バーストアクセスを開始するページから次のページにアクセスするために開始アドレスを切り替えるアドレス発生手段と、バーストアクセスが連続する2ページにまたがると判定されたときに、決定された前記バースト数に基づいて前記アドレス発生手段によるアドレスの切替タイミングを制御する切替制御手段と、前記例外アクセス情報決定手段によって例外アクセスの判定およびバーストアクセスのワード数決定が行なわれた後に前記高速メモリへのアクセスを開始するようにアクセスのタイミングを制御するタイミング制御手段とを備えていることを特徴としている。
前記高速メモリアクセス制御装置において、前記例外アクセス情報決定手段は、前記アクセス開始アドレスから特定される開始カラムアドレスと前記バーストワード数とで前記アクセスワード数を特定するテーブルを有していることが好ましい。
あるいは、前記高速メモリアクセス制御装置は、ページへのアクセスを開始するための開始カラムアドレスが奇数であるか否かを判定する奇数判定手段と、前記カラムアドレスが奇数であると判定されたときに前記開始カラムアドレスを1つ前の偶数に変更するアドレス変更手段とを備え、前記タイミング制御手段が、奇数の前記カラムアドレスから指定されたバーストアクセスのワード数のアクセスのみ有効とするようにアクセスのタイミングを制御することが好ましい。
本発明に係る第2の高速メモリアクセス制御装置は、指定された数のデータを連続的に入出力するためのバーストアクセスを行う高速メモリのアクセスを制御する高速メモリアクセス制御装置であって、上記の課題を解決するために、ページへのアクセスを開始するための開始カラムアドレスが奇数であるか否かを判定する奇数判定手段と、前記カラムアドレスが奇数であると判定されたときに前記開始カラムアドレスを1つ前の偶数に変更するアドレス変更手段と、奇数の前記カラムアドレスから指定されたバーストアクセスのワード数のアクセスのみ有効とするようにアクセスのタイミングを制御するタイミング制御手段とを備えていることを特徴としている。
第1の高速メモリアクセス制御装置では、アドレス発生手段により、高速メモリにバーストアクセスを開始するための開始アドレスを発生する。高速メモリは、この開始アドレスが与えられると、内部のアドレスカウンタにより、1つずつ内部アドレスをインクリメントしていく。また、例外アクセス情報決定手段により、バーストアクセスが例外アクセスであると判定されるとともに、各ページにバーストアクセスするアクセスワード数が決定される。例えば、4ワードのバーストアクセスが要求されている場合、開始アドレスが1ページの最終アドレスから3つ手前であれば、アクセスを開始したページでは3ワードのアクセスを行い、次のページでは残余の1ワードのアクセスを行うことになる。
すると、切替制御手段により、そのアクセスワード数に基づいて、開始アドレスの切替タイミングが制御される。アドレス発生手段では、その切替タイミングにしたがって開始アドレスが切り替えられる。これにより、開始アドレスのページ越えが生じた場合には、アクセスを開始したページに続いて、次のページの先頭で新たな開始アドレス発行されるので、ページ越えのアクセスが可能となる。また、タイミング制御手段により、上記の例外アクセス情報決定手段による処理が行われた後に高速メモリへのアクセスが開始するので、高速メモリのアクセス中に例外アクセスの判定をすることが回避され、その結果、タイミングマージンに余裕を持たせることができる。したがって、演算のための回路規模を増大させることなく、メモリアクセスの速度低下を防止することができるという効果を奏する。
また、例外アクセス情報決定手段が前記テーブルを有することにより、各ページにおけるアクセス開始位置を決定するための開始カラムアドレスとバーストワード数とでアクセスワード数を特定するので、加減算器などの演算回路が不要になり、高速メモリアクセス制御装置算の回路規模を縮小することが可能になる。
第2の高速メモリアクセス制御装置では、奇数判定手段により開始アドレスが奇数であると判定されると、アドレス変更手段により、開始カラムアドレスが1つ前の偶数に変更される。実際の高速メモリへのアクセスは、タイミング制御手段により、変更した偶数の開始カラムアドレスではなく、本来の奇数の開始カラムアドレスから指定されたバーストアクセスのワード数のアクセスのみ有効とするようにアクセスのタイミングが制御される。このタイミング制御は、例えば、高速メモリ内部では、偶数の開始カラムアドレスから指定されたワード数に応じてアクセスが行われるが、SDRAMなどにおいては、奇数の開始カラムアドレスから上記のワード数だけアクセスするように、高速メモリアクセス制御装置から高速メモリに与えるデータマスクイネーブル信号をアクティブにする。
これにより、開始カラムアドレスの最下位ビットが“0”から“1”に変化する下位アドレスから上位アドレスの順でのアクセスが実現される。それゆえ、アクセスしたデータを整列するためのバッファを設ける必要がなくなり、高速メモリアクセス制御装置の回路規模の増大を防止することができるとともに、データ整列のための処理時間を削減して、メモリアクセスの速度低下を防止することができるという効果を奏する。
この第2の高速メモリアクセス制御装置の構成は、第1の高速メモリアクセス制御装置にも適用が可能であり、このような構成によれば、高速メモリアクセス制御装置の回路規模をより一層縮小することができるだけでなく、SDRAMなどの高速メモリの高速アクセス性を損なうことなく、アクセス制御を行うことができる。
本発明の一実施形態について図1ないし図4に基づいて説明すると、以下の通りである。
図1に示すように、本実施形態のSDRAMコントローラ1は、マスタ回路2からの各種の信号に基づいてSDRAM3へのアクセスを制御する回路である。
マスタ回路2は、周辺デバイスがSDRAM3を使用するときに、SDRAMコントローラ1にメモリリクエストなどの指示を与えたり、データを入出力したりする回路であり、CPUやDMA(Direct Memory Access)コントローラなどであってもよい。マスタ回路2とSDRAMコントローラ1との間、およびSDRAMコントローラ1とSDRAM3との間のデータや各種制御信号の授受は、32bit幅のインターフェースを介して行われる。また、SDRAMコントローラ1からSDRAM3へのアドレスおよび各種制御信号の転送は、3ステートバッファ4を介して行われる。また、SDRAMコントローラ1とSDRAM3との間のデータの授受は、I/Oバッファ5を介して行われる。
マスタ回路2は、SDRAM3にアクセスするときの開始アドレスとして23bitのアクセス開始アドレスBMA[24:2]を出力する。以降、各データおよび各信号の符号に付記する[a:b](a,bは自然数)については、32bit幅のインターフェースにおける転送に使用される最上位bit番号(a)および最下位bit番号(b)を表すものとする。また、マスタ回路2は、バースト転送を行うときのアクセスデータ数を表すバースト長信号BRST[1:0]を出力する。また、マスタ回路2は、チップセレクト信号SDCS_L、リード信号RD_L、ライト信号WR_L、データバイトイネーブル信号BE_L[3:0]を制御信号発生回路13に出力するとともに、書込制御回路15へ書込データDI[31:0]を出力する。さらに、マスタ回路2は、制御信号発生回路13から出力されるデータインターフェース信号SDRDY_Lおよび読出制御回路16から出力される読出データDO[31:0]が入力される。
SDRAM3は複数のバンク(例えば4バンク)によって構成されており、各バンクはmカラム(列)×nロウ(行)(m,nは自然数)個のマトリクス状に配されたメモリセルからなるメモリアレイを有している。各ワード線に接続されるm個のメモリセルから形成される各ロウはページを構成しており、各ページにおけるメモリセルのデータは、ロウアドレスによって選択されたロウにおいてカラムアドレスによりアクセスされる。バンクを指定するためのアドレスは、例えば4バンクを有する場合、SDRAM3にSDRAMコントローラ1から与えられるアドレスA[14:0]のうちの下位2bitで与えられる(バンクアドレスBA[1:0])。
SDRAM3においては、制御信号発生回路13から供給されるクロック信号CLKの立上がりエッジで、同じく制御信号発生回路13からのロウアドレスストローブ信号/RAS、コラムアドレスストローブ信号/CAS、ライトイネーブル信号(書込許可信号)/WEおよびアドレス[14:0]が取り込まれる。アドレスA[14:0]は、ロウアドレスとカラムアドレスとが時分割的に多重化されて与えられる。ロウアドレスストローブ信号/RASがクロック信号CLKの立上がりエッジにおいて活性状態の"L"にあればそのときのアドレスA[14:0]がロウアドレスとして取り込まれる。続いて、コラムアドレスストローブ信号/CASがクロック信号CLKの立上がりエッジにおいて活性状態の“L”にあれば、そのときのアドレスA[14:0]がカラムアドレスとして取り込まれる。この取り込まれたロウアドレスおよびカラムアドレスにしたがってSDRAM3内においてロウおよびカラムの選択動作が行われる。
SDRAMコントローラ1は、高速メモリアクセス制御装置として機能するために、例外アクセス判定回路11と、アドレス発生回路12と、制御信号発生回路13と、アドレス制御回路14と、書込制御回路15と、読出制御回路16とを備えている。
図2にも示すように、例外アクセス判定回路11は、マスタ回路2から出力される2bitのバースト長信号BRST[1:0]およびアクセス開始アドレスBMA[24:2]の下位8bit[9:2]からなる下位アドレスLA[7:0]に基づいて、SDRAM3へのアクセスが例外アクセスであるか通常アクセスであるかを判定する回路である。本実施形態では、バーストワード数(1ワードは32bit)が1,2,3,4に設定可能であるので、バースト長信号BRST[1:0]=1,2,3,4となる。
例外アクセスは、バーストアクセスにおいてデータのアクセスがあるページから次のページにわたって行われるアクセスである。例外アクセス判定回路11は、上記の判定を行うために、アクセスバースト数判定回路111を有している。このアクセスバースト数判定回路11は、アドレス比較回路111aおよびアクセス動作情報決定回路111bを含んでいる。
アドレス比較回路111aは、下位アドレスLA[7:0]を、後述するカラムアドレスCOLA[14:0]の下位8bitを構成するCOLA[7:0]のうち1ページの最終アドレスであるCOLA[7:0]=0xFF、最終アドレスの1つ前のアドレスであるCOLA[7:0]=0xFE、最終アドレスの2つ前のアドレスであるCOLA[7:0]=0xFDとそれぞれ比較し、下位アドレスLA[7:0]が、最終アドレス、最終アドレスの1つ前のアドレス、最終アドレスの2つ前のアドレスのいずれかと一致する場合に、それぞれ最終アドレスデータL1,L2,L3を出力する。また、アドレス比較回路111aは、下位アドレスLA[7:0]が上記の3つのアドレスのいずれにも一致しない場合は、非最終アドレスデータL4を出力する。
アクセス動作情報決定回路111bは、最終アドレスデータL1〜L3とバースト長信号BRST[1:0]とをデコードすることにより、これから行われるアクセスが例外アクセスであるか通常アクセスであるかを判定し、その結果を例外アクセス判定フラグext_acsのアクティブ(例外アクセス=1)/非アクティブ(通常アクセス=0)として出力する。また、アクセス動作情報決定回路111bは、上記のデコードにより、アクセスを開始したアクセス開始ページでのアクセスデータ数(ページ越え前のアクセスデータ数)である開始ページアクセスデータ数PRE1〜PRE3をプリバースト信号PREBRST[2:0]として出力するとともに、アクセス開始ページの次のページでのアクセスデータ数(ページ越え後のアクセスデータ数)である次ページアクセスデータ数POST1〜POST3をポストバースト信号POSTBRST[2:0]として出力する。
バースト長信号BRST[1:0]は、表1に示すように表記される。
アクセス動作情報決定回路111bは、具体的には、例えば図3に示すような、最終アドレスデータL1〜L3を行とし、バースト長信号BRST[1:0]を列とするアクセスバースト数判定テーブルを用いて、上記のプリバースト信号PREBRST[2:0]およびポストバースト信号POSTBRST[2:0]を出力する。例えば、最終アドレスデータL1およびバースト長信号BRST[1:0]=2の場合、アクセス動作情報決定回路111bは、例外アクセスと判定して、プリバースト信号PREBRST[2:0]=1およびポストバースト信号POSTBRST[2:0]=1を出力する。また、最終アドレスデータL1およびバースト長信号BRST[1:0]=1の場合のように、アクセスのページ越えが生じないような場合、アクセス動作情報決定回路111bは、通常アクセスと判定して、プリバースト信号PREBRST[2:0]=0およびポストバースト信号POSTBRST[2:0]=0を出力する。
一方、アクセス動作情報決定回路111bは、非最終アドレスデータL4が入力されると、これから行われるアクセスを通常アクセスと判断して、プリバースト信号PREBRST[2:0]=0およびポストバースト信号POSTBRST[2:0]=0を出力するとともに、例外アクセス判定フラグext_acsを非アクティブにする。また、アクセス動作情報決定回路111bは、これから行われるアクセスを通常アクセスと判断した場合にはバースト長信号BRST[1:0]をそのまま出力する。
なお、アクセス動作情報決定回路111bは、図3に示すアクセスバースト数判定テーブルを備える代わりに、最終アドレスデータL1〜L3とバースト長信号BRST[1:0]とを組み合わせたデータをデコードするデコーダを備えていてもよい。
制御信号発生回路13は、例外アクセス制御回路131を有している。この例外アクセス制御回路131は、上記のアクティブの例外アクセス判定フラグext_acsが入力されると、プリバースト信号PREBRST[2:0]で定まるアクセス開始ページでのアクセスワード数およびポストバースト信号POSTBRST[2:0]で定まる次のページでのアクセスワード数に応じて、アクセスを次のページに切り換えるタイミングでアドレス選択信号ADSELを“0”から“1”に切り替える。また、例外アクセス制御回路131は、上記の非アクティブの例外アクセス判定フラグext_acsが入力されると、“0”のアドレス選択信号ADSELを出力する。
また、例外アクセス制御回路131は、アドレス選択信号ADSELに基づくアドレス発生回路12でのアドレスが、SDRAM3へのアクセス動作の開始、すなわちアクセスのための各種の制御信号の出力よりも前に確定するように、アドレス選択信号ADSELの出力タイミングをタイミングカウンタによって管理している。例えば、例外アクセス時には、アクセスのページ越えが生じるときに、アドレス発生回路12で1つインクリメントされた後述の開始ロウアドレスROWA[14:0]を出力できるタイミングでアドレス選択信号ADSELが出力される。
なお、制御信号発生回路13のその他の機能については、後に詳しく説明する。
アドレス発生回路12は、アクセス開始アドレスBMA[24:2]に基づいて開始ロウアドレスROWA[14:0]および開始カラムアドレス[14:0]を発生する回路であり、マルチプレクサ(図中、MUX)121,122および加算器123を有している。開始カラムアドレスCOLA[14:0]は、下位8bitCOLA[7:0]がアクセス開始アドレスBMA[24:2]のBMA[9:2]からなり、上位7bitCOLA[14:8]が0データからなる。
マルチプレクサ121には、アクセス開始アドレスBMA[24:2]のうちの下位8bitBMA[9:2]からなる下位アドレスLA[7:0]、および8bitの0データ“0x00”が入力される。このマルチプレクサ121は、アドレス選択信号ADSELが“1”であるとき(例外アクセス時)に0データ“0x00”を出力し、アドレス選択信号ADSELが“0”であるとき(通常アクセス時)に下位アドレス[7:0]を出力する選択回路である。
加算器123は、アクセス開始アドレスBMA[24:2]のうちの上位15bitBMA[24:10]からなる上位アドレスUA[14:0]に1を加算する回路である。マルチプレクサ122は、アドレス選択信号ADSELが“1”であるときに加算器123からの上位アドレスUA[14:0]を出力し、アドレス選択信号ADSELが“0”であるときにマスタ回路2から直接入力された下位アドレスLA[7:0]を出力する選択回路である。
なお、アドレス発生回路12は、アドレス選択信号ADSELが“0”から“1”に変化するタイミングで加算器123からの上位アドレスUA[14:0]を出力できるように、加算器123以降にラッチを有している。
制御信号発生回路13は、外部から供給されるシステムクロックとしてのクロック信号CLKを、SDRAM3に出力するとともに、回路内部の各部の動作クロックとして利用している。また、制御信号発生回路13は、前述のロウアドレスストローブ信号/RAS、コラムアドレスストローブ信号/CAS、ライトイネーブル信号/WEや、SDRAM3に与えるチップセレクト信号/CS、クロックイネーブル信号CKEおよびデータマスクイネーブル信号DQM[3:0]の他、3ステートバッファ4の出力の有効/無効を制御するための出力イネーブル信号SDCOE_LおよびI/Oバッファ5の出力の有効/無効を制御するための出力イネーブル信号DQOE_Lを、マスタ回路2から供給されるチップセレクト信号SDCS_L、リード信号RD_L、ライト信号WR_L、データバイトイネーブル信号BE_L[3:0]を基に発生する。また、制御信号発生回路13は、書込制御回路15に与える書き込みのタイミングや読出制御回路16に与える読み出しのタイミングを発生する。また、制御信号発生回路13は、バーストアクセスを2ワード単位で行うようにアクセスを制御する。これに対し、SDRAM3の内部アドレスカウンタは、2ワードのアクセス毎に開始カラムアドレスからアドレスを2つずつインクリメントする。
制御信号発生回路13は、例外アクセス制御回路131以外に、開始アドレス判定回路132、基本バーストアクセスタイミング規定回路133および変則バーストタイミング規定回路134を有している。
開始アドレス判定回路132は、マスタ回路2から出力された下位アドレスLA[7:0]に基づいて開始カラムアドレス[14:0]が偶数であるか奇数であるかを判定する回路である。この判定は、例えば、下位アドレスLA[7:0]の最下位bitの値が“1”であるか否かを判定するコンパレータによって行われるが、それ以外の方法で行ってもよい。
基本バーストアクセスタイミング規定回路133は、開始アドレス判定回路132により開始カラムアドレス[14:0]が偶数であると判定されたときに、通常アクセス(通常バーストアクセス)のためのSDRAM3の制御コマンドを発生するタイミングを規定する回路である。この基本バーストアクセスタイミング規定回路133は、ロウアドレスストローブ信号/RAS、コラムアドレスストローブ信号/CAS、ライトイネーブル信号/WE、チップセレクト信号/CS、クロックイネーブル信号CKE、データマスクイネーブル信号DQM[3:0]などの論理状態の組み合わせによって定まる制御コマンドを定義したコマンドテーブルを備えている。また、基本バーストアクセスタイミング規定回路133は、例外アクセス判定回路11からのバースト長信号BRST[1:0]、プリバースト信号PREBRST[2:0]およびポストバースト信号POSTBRST[2:0]によって要求されるバースト数の通常アクセスを行うために、例外アクセス制御回路131からのアドレス選択信号ADSELが確定してから、所定時間後に上記のテーブルから各信号/RAS,/CAS,/WE,/CS,CKE,DQMなどを出力するとともに、アドレス制御回路14にアドレスの出力を指示する。
変則バーストアクセスタイミング規定回路134は、開始アドレス判定回路132により開始カラムアドレス[14:0]が奇数であると判定されたときに、変則アクセス時(変則バーストアクセス)のためのSDRAM3の制御コマンドを発生するタイミングを規定する回路である。この変則バーストアクセスタイミング規定回路134は、基本バーストアクセスタイミング規定回路133と同様な制御コマンドを定義したコマンドテーブルを備えている。また、変則バーストアクセスタイミング規定回路134は、例外アクセス判定回路11からのバースト長信号BRST[1:0]、プリバースト信号PREBRST[2:0]およびポストバースト信号POSTBRST[2:0]によって要求されるバースト数の変則アクセスを行うために、例外アクセス制御回路131からのアドレス選択信号ADSELが確定してから、所定時間後に上記の各信号/RAS,/CAS,/WE,/CS,CKE,DQMなどを出力するとともに、アドレス制御回路14にアドレスの出力する。
変則バーストアクセスタイミング規定回路134は、次の2点(1)および(2)において、基本バーストアクセスタイミング規定回路133と異なる。
(1)アドレス制御回路14にアドレスの出力を指示するときに、併せて開始カラムアドレス[14:0]を奇数から1つ前の偶数へ変更することを指示する。
(2)データマスクイネーブル信号DQM[3:0]が、本来指定された奇数の開始カラムアドレス[14:0]のデータ以降の指定されたアクセスワード数のデータへのアクセスをマスクしない一方、それ以外の、奇数から偶数に変更された開始カラムアドレス[14:0]を含むカラムアドレスについてのアクセスをマスクするように、上記のコマンドテーブルに設定されている。
アドレス制御回路14は、アドレス発生回路12で発生した開始ロウアドレスROWA[14:0]および開始コラムアドレスCOLA[14:0]をロードしており、基本バーストアクセスタイミング規定回路133または変則バーストアクセスタイミング規定回路134のアドレス出力指示に基づいて、上記の各信号/RAS,/CAS,/WE,/CS,CKE,DQMなどの出力と同期して出力する。また、アドレス制御回路14は、変則バーストアクセスタイミング規定回路134からのアドレス変更指示に基づいて奇数の開始カラムアドレス[14:0]を1つデクリメントして出力する。
続いて、上記のように構成されるSDRAMコントローラ1によるSDRAM3のアクセス制御の動作を説明する。まず、例外アクセスにおける動作について説明し、それに続いて変則アクセスにおける動作について説明する。
マスタ回路2からアクセス開始アドレスBMA[24:2]が出力されると、アクセスバースト数判定回路111により下位アドレスLA[7:0]に基づいて、これから行うアクセスが通常アクセスであるか例外アクセスであるかが判定されるとともに、プリバースト信号PREBRST[2:0]およびポストバースト信号POSTBRST[2:0]が決定される。このとき、通常アクセスと判定されると、アクセスバースト数判定回路111から、非アクティブの例外アクセス判定フラグext_acsと、無効とされたプリバースト信号PREBRST[2:0]=0およびポストバースト信号POSTBRST[2:0]=0とが出力される。一方、例外アクセスと判定されると、アクセスバースト数判定回路111から、アクティブの例外アクセス判定フラグext_acsと、有効とされたプリバースト信号PREBRST[2:0]およびポストバースト信号POSTBRST[2:0]とが出力される。
制御信号発生回路13の例外アクセス判定回路131は、非アクティブの例外アクセス判定フラグext_acsが入力されると、通常アクセスと判定して、“0”のアドレス選択信号ADSELを出力する。このとき、アドレス発生回路12においては、通常アクセスと判定されたときに、マルチプレクサ121から出力された下位アドレスLA[7:0](下位bitCOLA[7:0])と上位7bitCOLA[14:8]とにより、開始カラムアドレスCOLA[14:0]が決定されるとともに、マルチプレクサ122から出力される上位アドレスUA[14:0]により開始ロウアドレスROWA[14:0]が決定される。
また、例外アクセス判定回路13は、アクティブの例外アクセス判定フラグext_acsが入力されると、アクセスを開始ページから次のページに切り替えるタイミングでアドレス選択信号ADSELを“0”から“1”に切り替える。このとき、下位bitCOLA[7:0]=“0x00”が、マルチプレクサ121から出力されるとともに、加算器123により1が加算された開始ロウアドレスROWA[14:0]が、マルチプレクサ122から出力される。このように開始ロウアドレスROWA[14:0]および開始カラムアドレスCOLA[14:0]が更新されることにより、次のページにおける先頭のカラムへのアクセスが可能となる。
例えば、アクセス開始アドレスBMA[24:2]が“0x0000FE”である場合、下位bitCOLA[7:0]は“0xFE”となり偶数である。また、マスタ回路2により要求されるバーストアクセスワード数が4である場合、表1に示すように、バイナリ表記で“11”と表されるバースト長信号BRST[1:0]が、アドレス制御回路14から3ステートバッファ4を経てSDRAM3に入力される。したがって、この場合は、アクセス開始アドレスBMA[24:2]=“0x0000FE”から、“0x0000FF”,“0x000100”,“0x000101”で定まるアドレスで4ワードをアクセスする必要がある。
このとき、アクセス動作情報決定回路111bにより、図3に示すアクセスバースト数判定テーブルから、PREBRST[2:0]=2,POSTBRST[2:0]=2が出力されるとともに、例外アクセス判定フラグext_acs=1が出力される。また、開始アドレス判定回路132により、開始カラムアドレスCOLA[14:0]が偶数であると判定されるので、基本バーストアクセスタイミング規定回路133で規定されたタイミングで、開始ロウアドレスROWA[14:0]および開始カラムアドレスCOLA[14:0]がアドレス制御回路14から出力されるとともに、各種の制御信号が制御信号発生回路13から出力される。
これにより、SDRAM3では、開始ロウアドレスROWA[14:0]で指定されたアクセス開始ページにおいて開始カラムアドレスCOLA[14:0]で指定されたカラムから2ワードがアクセスされ、次のページにおける先頭のカラムから残余の2ワードがアクセスされる。4ワードのアクセス時には、データマスクイネーブル信号DQM[3:0]が“0”となって、アクセスがマスクされない。このように、ページ越えが発生する場合は、2つのページにわたって2回のアクセス(2回の開始カラムアドレスCOLA[14:0]の発行)が実行される。
一方、ページ越えが発生しない場合は、前述のように通常アドレスと判定されると、プリバースト信号PREBRST[2:0]およびポストバースト信号POSTBRST[2:0]の値が無効(=0)となる。したがって、開始ロウアドレスROWA[14:0]で指定されたアクセス開始ページにおいて開始カラムアドレスCOLA[14:0]で指定されたカラムから、バースト長信号BRST[1:0]で指定された数のワードがアクセスされる。このように、ページ越えが発生しない場合は、1つのページで1回のみのアクセスが実行される。
開始カラムアドレスCOLA[14:0]が偶数であるときは、図4(a)に示すように、開始アドレスとなるカラムアドレスの最下位bitが“0”(または“2”)であり、それに続くカラムアドレスの最下位bitが“1”(または“3”)となる場合に次のように動作する。この場合、バースト長が1ワードであれば、開始アドレスの最下位bitが“0”(または“2”)であっても、DQM(データマスク)動作が非アクティブ(Lレベル)となる期間に開始アドレスにのみアクセスする。これにより、期待有効アクセス通りのアクセスが可能であり、上記のようなアクセス順の逆転は生じない。また、バースト長が2ワードであれば、同様に開始アドレスの最下位bitが“0”(または“2”)であることから、期待有効アクセスが“0,1”(または“2,3”)の順で行われるべきであり、実際にも、DQM動作が非アクティブ(“L”)となる2ワード分の期間にアクセスすることにより、“0,1”(または“2,3”)の順でアクセスが行われる。これは、バースト長が3ワードや4ワードの場合でも同様であり、開始アドレスとなるカラムアドレスの最下位bitが増加していき、アクセスが正常に行なわれる。
ところで、開始カラムアドレスCOLA[14:0]が奇数である場合は、通常アクセスおよび例外アクセスにおける開始ページのアクセスについて、変則バーストアクセスのシーケンスが実行される。また、例外アクセスにおける次ページのアクセスについては、ページの先頭のカラム(カラムアドレス=0)からアクセスが行われるので、変則バーストアクセスのシーケンスは実行されない。
例えば、アクセス開始アドレスBMA[24:2]が“0x0000FD”である場合、下位bitCOLA[7:0]は“0xFD”となり奇数である。また、マスタ回路2により要求されるバーストアクセスワード数が4である場合、表1に示すように、バイナリ表記で“11”と表されるバースト長信号BRST[1:0]が、アドレス制御回路14から3ステートバッファ4を経てSDRAM3に入力される。したがって、この場合は、アクセス開始アドレスBMA[24:2]=“0x0000FD”から、“0x0000FE”,“0x0000FF”,“0x000100”で定まるアドレスで4ワードをアクセスする必要がある。
このとき、アクセス動作情報決定回路111bにより、図3に示すアクセスバースト数判定テーブルから、PREBRST[2:0]=3,POSTBRST[2:0]=1が出力されるとともに、例外アクセス判定フラグext_acs=1が出力される。また、開始アドレス判定回路132により、開始カラムアドレスCOLA[14:0]が奇数であると判定されるので、変則バーストアクセスタイミング規定回路134で規定されたタイミングで、開始ロウアドレスROWA[14:0]および1つ前の偶数に変更された開始カラムアドレスCOLA[14:0]がアドレス制御回路14から出力されるとともに、各種の制御信号が制御信号発生回路13から出力される。
このとき、SDRAM3では、偶数の開始ロウアドレスROWA[14:0]で指定されたアクセス開始ページにおいて指定されたカラム(アクセス開始アドレスBMA[24:2]=“0x0000FC”)から3ワードがアクセスされ、次のページにおける先頭のカラムから残余の1ワードがアクセスされる。また、本来の奇数の開始カラムアドレスCOLA[14:0]から指定された4ワード数のアクセスは、データマスクイネーブル信号DQM[3:0]が“L”となってマスクされないが、それ以外のカラムアドレスでのアクセスは、データマスクイネーブル信号DQM[3:0]が“H”となってマスクされる。
変則アクセスを行なう場合、図4(c)に示すように、開始カラムアドレスCOLA[14:0]が奇数から1つ前の偶数に変更されるので、開始アドレスとなるカラムアドレスの最下位bitが“0”(または“2”)であり、それに続くカラムアドレスの最下位bitが“1”(または“3”)となる。この場合、バースト長が1ワードであれば、開始アドレスの最下位bitが“0”(または“2”)であっても、DQM動作が非アクティブとなって無効となるが、本来の開始カラムアドレスである次の最下位bit“1”(または“3”)でDQM動作がアクティブとなる期間にアクセスが可能になる。このとき、変則バーストアクセスタイミング規定回路134で規定されたように、SDRAM3に対して2バースト長のアクセスが指示されるが、上記のように、奇数の開始カラムアドレスCOLA[14:0]の1ワードのみバーストアクセスが実行される。
なお、1ワードのバーストアクセスでは、図4(b)に示すように、開始カラムアドレスCOLA[14:0]が奇数であっても問題なくアクセス可能であるが、変則バーストアクセスタイミング規定回路134で規定された変則バーストアクセスのタイミングにしたがってアクセスが行なわれる。
また、バースト長が2ワードであれば、同様に次の奇数アドレスから2ワード分がアクティブとなるDQM動作によってアクセス可能となるが、それ以外の偶数に変換された開始アドレスを含むアドレスに対するアクセスは、DQM動作が非アクティブとなって無効となる。このとき、制御信号発生回路13により2バースト単位でアクセスが制御されるため、2ワードのバーストアクセスが要求された場合には、SDRAM3においては4バースト長のアクセスが行われることになり、奇数アドレスから2ワード分がアクティブ(“L”)となるDQM動作によって奇数の開始カラムアドレスCOLA[14:0]から、“1,2”(または“2,3”)のように2ワードのみバーストアクセスが実行される。
また、バースト長が3ワードの場合、2ワードアクセスの場合と同様、4バースト長のアクセスが行われるが、奇数アドレスから3ワード分がアクティブとなるDQM動作によって“1,2,3”(または“2,3,4”)のようにアクセス可能となる。さらに、バースト長が4ワードの場合、6バースト長のアクセスが行われるが、奇数アドレスから4ワード分がアクティブとなるDQM動作によって“1,2,3,4”(または“2,3,4,5”)のようにアクセス可能となる。
以上のように、本実施形態のSDRAMコントローラ1は、変則バーストアクセスタイミング規定回路134で規定されたタイミングにしたがってメモリアクセスシーケンスが開始されるまでに、バーストアクセスが2つのページにまたがるカラムアドレスのページ越えが生じる場合、例外アクセス判定回路11のアクセスバースト数判定回路111により、ページ越えが必要な例外アクセスと判定するとともに、バースト長信号BRST[1:0]によるバースト長の情報に基づいてページ越え前後のアクセスバースト数をプリバースト信号PREBRST[2:0]およびポストバースト信号POSTBRST[2:0]の値によってページ越え前後のアクセスバースト数を特定する。これにより、SDRAM3のアクセス中にページ越えの判定をすることが回避されるので、クロック信号CLKに対してタイミングマージンに余裕を持たせることができる。したがって、演算のためのハードウェアの規模を増大させることなく、メモリアクセスの速度低下を防止することができる。
また、本実施形態のSDRAMコントローラ1は、基本バーストアクセスタイミング規定回路133または変則バーストアクセスタイミング規定回路134で規定されたタイミングにしたがってメモリアクセスシーケンスが開始されるまでに、開始アドレス判定回路132により開始カラムアドレスCOLA[14:0]が奇数であると判定されたときには、開始カラムアドレスCOLA[14:0]を1つ前の偶数に変更するとともに、奇数の開始カラムアドレスCOLA[14:0]からのアクセスを有効とするように、データマクスイネーブル信号DQM[3:0]をアクティブにするタイミングを制御する。これにより、開始カラムアドレスCOLA[14:0]の最下位bitが“0”から“1”に変化する下位アドレスから上位アドレスの順でのアクセスが実現される。それゆえ、SDRAMコントローラ1において、データ整列のためのバッファを設ける必要がなくなり、ハードウェア規模の増大を防止することができるとともに、データ整列のための処理時間を削減して、メモリアクセスの速度低下を防止することができる。
なお、上述の説明では、高速メモリがSDRAM3である場合について説明したが、高速メモリは、バーストアクセス可能であり、バーストアクセス時に隣り合う2ページにわたってデータをアクセスできる構造を有するメモリであれば、SDRAM3には限定されない。例えば、高速メモリとしては、R(Rambus(R))DRAM、SDRAMを画像データの記憶用に特化したSGRAM(Synchronous Graphics RAM )であってもよく、これらのRAMの制御に対しても、SDRAMコントローラ1と同等の制御装置によってアクセスを制御することにより、本実施形態と略同様の効果が得られる。
また、本実施形態では、バースト長が最大で4ワードに設定されているが、これに限らず、例えば最大バースト長を8ワードとしてもよい。
本発明の高速メモリアクセス制御装置は、2ページにまたがるページ越えのバーストアクセスを判定するための演算処理をメモリアクセスシーケンスに先立って行なうことによって、タイミングマージンを確保することができるとともに、ページ越えの判定をメモリアクセスシーケンスに行なうための演算回路を削減してハードウェア規模を縮小することができる、また、奇数の開始カラムアドレスを偶数に変更し、かつ本来の奇数の開始カラムアドレスからバーストアクセスを行なうようにアクセスのタイミングを制御することによって、データ整列用のバッファを不要にするとともに、そのための処理時間を削減することができるので、SDRAMなどの高速メモリのアクセス制御に適用できる。
本発明の実施形態に係るSDRAMコントローラを含むSDRAM制御システムの構成を示すブロック図である。 上記SDRAMコントローラの要部の構成を示すブロック図である。 上記SDRAMコントローラにおける例外アクセス判定回路のアドレスバースト数判定回路に設けられるアクセスバースト数判定テーブルを示す図である。 (a)ないし(c)はそれぞれ、開始カラムアドレスが偶数である場合、開始カラムアドレスが奇数である場合、開始カラムアドレスを奇数から偶数に変更した場合のSDRAM内部でのアドレス動作およびデータマスク動作を示す図である。
符号の説明
1 SDRAMコントローラ(高速メモリアクセス制御装置)
2 マスタ回路
3 SDRAM(高速メモリ)
11 例外アクセス判定回路(例外アクセス情報決定手段)
12 アドレス発生回路(アドレス発生手段)
13 制御信号発生回路
14 アドレス制御回路(アドレス変更手段)
111 アドレスバースト数判定回路
131 例外アクセス制御回路(切替制御手段)
132 開始アドレス判定回路(奇数判定手段)
133 基本バーストアクセスタイミング規定回路(タイミング制御手段)
134 変則バーストアクセスタイミング規定回路(タイミング制御手段)

Claims (4)

  1. 指定された数のワードを連続的に入出力するためのバーストアクセスを行う高速メモリのアクセスを制御する高速メモリアクセス制御装置であって、
    外部から供給されるバーストワード数およびアクセス開始アドレスに基づいてバーストアクセスが連続する2ページにまたがる例外アクセスであることを判定するとともに、各ページにバーストアクセスするアクセスワード数を決定する例外アクセス情報決定手段と、
    前記高速メモリにバーストアクセスを開始するための開始アドレスを発生するとともに、バーストアクセスを開始するページから次のページにアクセスするために開始アドレスを切り替えるアドレス発生手段と、
    バーストアクセスが連続する2ページにまたがると判定されたときに、決定された前記バースト数に基づいて前記アドレス発生手段によるアドレスの切替タイミングを制御する切替制御手段と、
    前記例外アクセス情報決定手段によって例外アクセスの判定およびバーストアクセスのワード数決定が行なわれた後に前記高速メモリへのアクセスを開始するようにアクセスのタイミングを制御するタイミング制御手段とを備えていることを特徴とする高速メモリアクセス制御装置。
  2. 前記例外アクセス情報決定手段は、前記アクセス開始アドレスから特定される開始カラムアドレスと前記バーストワード数とで前記アクセスワード数を特定するテーブルを有していることを特徴とする請求項1に記載の高速メモリアクセス制御装置。
  3. ページへのアクセスを開始するための開始カラムアドレスが奇数であるか否かを判定する奇数判定手段と、
    前記カラムアドレスが奇数であると判定されたときに前記開始カラムアドレスを1つ前の偶数に変更するアドレス変更手段とを備え、
    前記タイミング制御手段は、奇数の前記カラムアドレスから指定されたバーストアクセスのワード数のアクセスのみ有効とするようにアクセスのタイミングを制御することを特徴とする請求項1に記載の高速メモリアクセス制御装置。
  4. 指定された数のデータを連続的に入出力するためのバーストアクセスを行う高速メモリのアクセスを制御する高速メモリアクセス制御装置であって、
    ページへのアクセスを開始するための開始カラムアドレスが奇数であるか否かを判定する奇数判定手段と、
    前記カラムアドレスが奇数であると判定されたときに前記開始カラムアドレスを1つ前の偶数に変更するアドレス変更手段と、
    奇数の前記カラムアドレスから指定されたバーストアクセスのワード数のアクセスのみ有効とするようにアクセスのタイミングを制御するタイミング制御手段とを備えていることを特徴とする高速メモリアクセス制御装置。

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