JP2005138240A - 防振ハンドル付き携帯用電動工具 - Google Patents

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Junichi Shoji
潤一 東海林
Mitsumasa Yokoyama
光聖 横山
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Abstract

【課題】 手持ち式電動工具のハンドルでグリップ部と弾性的な振動を減衰する弾性体と、該弾性体に固定された固定部とを介してケーシングに固定されている形式のものにおいて、質量体を設た防振効果の高い防振ハンドルを安価に提供する。
【解決手段】 弾性的な振動を減衰する部材10と、グリップ部9および固定部8からなる防振ハンドルにおいて、グリップ部9および固定部8をプラスチック成形品で構成し、前記質量体12をグリップ部9にインサート一体成形により結合する。
【選択図】図2

Description

本発明は、少なくとも1つのハンドルを有する携帯用電動工具、特にディスクグラインダであって、該ハンドルが少なくとも1つのグリップ部を備えており、該グリップ部が、少なくとも1つの弾性的な振動を減衰する部材と、該弾性的な部材に固定された固定部とを介してケーシングに固定されている防振ハンドル付き携帯用電動工具に関する。
特開昭58−143970号公報の明細書によれば、少なくとも1つのハンドルを有する手持ち式電動工具であって、該ハンドルが少なくとも1つのグリップ部を備えており、該グリップ部が、少なくとも1つの弾性的な振動を減衰する部材と固有振動数を下げるする質量体を備え、該弾性的な部材に固定された固定部とを介してケーシングに固定されている形式の防振ハンドルが公知である。また、図6に示す、ケーシングへの固定部とグリップ部の間に弾性体を有し、前記グリップ部および固定部をプラスチック成形品で構成し、前記弾性体を熱可塑性エラストマーで構成した2層成形により製造している形式の防振ハンドルが公知である。
図5において、これらの防振ハンドル20は、グリップ部21とケーシリングへの固定ボルト22の間に振動を減衰するゴム,バネなどの弾性体23を備えており、電動工具の振動を減衰し、実際に手で握って操作するグリップ部21の振動を小さくする効果を有している。また、この振動減衰効果は、弾性体を軟らかくするか、重量を増すことにより高められることも知られている。
しかし、弾性体を軟らかくすると防振ハンドルの剛性が低下し操作性が悪くなるので、防振ハンドル20は質量体24をグリップ部21の自由端面先端に取付けて固有振動数を下げることにより振動減衰効果を高めている。
質量体を有する防振ハンドル20は、図6に示す質量体を有しない2層成形の防振ハンドル30に比べ構造が複雑で製造コストがかかるため高価なものとなっている。具体的には、通常の防振ハンドル33がケーシングへの固定ボルト34を備えたモールド品であるのに対し、図5に示す従来の質量体を有する防振ハンドル20はケーシングへの固定ボルト22のボルト部22aの他端部22bは棒状に形成され、その外周を覆うように弾性体23が設けられている。
弾性体23の外側には円筒形のグリップ部21が設けられ、さらにグリップ部21の自由端面の内側先端部21bには質量体24が取付けられている。これらの部材は、使用中の負荷や振動に耐えるよう構成されており、圧入や接着剤、溶接などにより結合されており、部品数が多く機械加工により製造されているため、製造コストがかかるため高価なものとなっている。さらには、手持ち式電動工具は先端工具や覆いなどを取り付けて使用するため、それらとの共振などによりハンドルの振動が大きくなる場合があったり、小形から大形まで多種類の手持ち式電動工具があるため、その電動工具の種類によって異なる防振ハンドルを使用していた。
特開昭58−143970号公報
本発明の課題は、従来技術の欠点を改良し防振効果の高い防振ハンドルを安価に提供することである。また、電動工具の大きさや種類が替わっても使用できる汎用性の高い防振ハンドルを提供することである。
本発明は、少なくとも1つのハンドルを有する携帯用電動工具であって、該ハンドルが少なくとも1つのグリップ部を備えており、該グリップ部が、少なくとも1つの弾性的な振動を減衰する部材とに質量体を設けており、該弾性的な部材に固定された固定部とを介してケーシングに固定されている形式のものにおいて、前記グリップ部および固定部をプラスチック成形品で構成し、前記弾性的な部材を熱可塑性エラストマーで構成し射出成形する2層成形により製造し、前記質量体はグリップ部にインサート一体成形により設ることで解決できる。
また、前記質量体を円筒形状に構成することで解決できる。前記グリップ部または、質量体に抜け止め部を設け、抜け止め部を質量体の外周に設けた環状溝で構成することで解決できる。さらに、前記質量体に係合する補助質量体を設け、補助質量体を位置調整可能でかつ着脱可能に構成することで解決できる。
本発明の構成によれば、電動工具の振動を減衰し、手(人体)へ伝わる振動を少なくする効果を有し、防振ハンドルを安価に提供することができる。具体的には、固定部及びグリップ部をプラスチックとし、ゴム製の弾性体を熱可塑性エラストマーとして、2層成形により製造し、質量体をインサート一体成形で結合することにより、製造コストを大幅に低減でき、信頼性の高い防振ハンドルを提供することができる。
また、電動工具により、固有振動数を容易に変化させ最適な状態で使用することができる汎用性の高い防振ハンドルを提供することが出来る。
図1、2に本発明の一実施例を示す。図1は携帯用電動工具の一種であるディスクグラインダに防振ハンドル6を備えた外観図である。図2は防振ハンドル6の縦断面図である。図1において、図示しないモータを有するハウジング1後方にスイッチ2を備えたハンドル3を有し、ハウジング1前方には図示しない減速装置を備えたケーシング4を有し、ケーシング4の下方に研削トイシなどの先端工具5を備えている。また、ケーシング4の適所には防振ハンドル6が設けられている。
上記構成においての、ディスクグラインダの使用方法を説明する。ディスクグラインダは(先端工具の研削トイシの直径が180mm以上の大形のものは特に)片方の手でハンドル3を保持してスイッチ2を操作し、モータを駆動させて先端工具5を回転させ、他方の手で防振ハンドル6を保持しながら操作して、研削や切断などの作業を行っている。即ち、防振ハンドル6の操作により、研削位置や研削荷重をコントロールしている。
図2において、防振ハンドル6は、ケーシング4への固定ボルト7を有するプラスチック成形品の固定部8と、プラスチック成形品で内部に中空部を有するグリップ部9との間に熱可塑性エラストマー製の弾性体10を備えている。また、グリップ部9の自由端側の内径には、防振のための質量体12がインサート一体成形により設けられている。
これは、防振効果を高めるには、弾性体10を軟らかくするか、ハンドルの質量を増し、防振ハンドル6の固有振動数を下げることが効果的であることが知られているが、弾性体10を軟らかくすると、防振ハンドル6の剛性が低下し、研削位置や研削荷重をコントロールし難くなり操作性が悪くなるので、弾性体10を比較的硬くして質量体12を設けて固有振動数を下げるためである。また、グリップ9および質量体12が円筒形なのは、インサート成形を容易にし安価とするためである。質量体12は、その外形に環状溝12aを有しており、グリップ9の終端部9aと共に結合部から質量体12が抜けるのを防止している。
上記構成において、ディスクグラインダを操作すると、モータ、減速装置、先端工具5の回転や先端工具5での研削や切断などにより、ディスクグラインダが振動する。この振動は、防振ハンドル6を介して手に伝わるが、前記質量体12によりハンドルの固有振動数が低下しており、携帯用電動工具から発せられる振動数とを離すことができ、実用域である4,000〜6,600rpm(回転周波数は66.7Hz〜110Hz)での振動が押さえられ、かつ前記弾性体10により減衰されるので、長時間作業しても振動障害を避けることが出来る。
図4に、本実施例の防振バンドルをディスクグラインダに取付、手に加わる振動を測定したグラフを示す。縦軸は振動の大きさを表し、防振ハンドルに加速度センサーを取付測定し、数値が大きいほど手に伝わる振動が大きくなる。縦軸はディスクグラインダの研削トイシ
または、研削トイシの取り付けられている図示されていないスピンドルの回転数を表している。
条件として質量体12の重量を変化させ、質量体12を取付無い状態(0g)と50g、75g、150g取付た状態の振動を測定した。その結果、質量体を取付無い状態(0g)では、振動の最大値が実用域の回転数にあり、手に伝わる振動が大きいことが分かる。
なお、この振動の最大値は、防振ハンドルの固有振動数とディスクグラインダの回転数とが共振しているためである。
それに対し質量体12を50g、75g、150gと増やしていくと、振動値の最大値が小さくなるとともに最大値が低い回転数側に移動しており、実用域の回転数から外れているので、実作業中に手に伝わる振動が小さくなっていることが分かる。
なお、ピーク値が低い回転数側に移動したのは、防振ハンドルに質量体12を取付たことにより、防振ハンドルの固有振動数が変化したため、ディスクグラインダの回転数(周波数)との共振点が低速側に下がったためである。
本実施例では2層成形で防振ハンドルを製造し、質量体12をインサート一体成形したことにより、防振効果の高い防振ハンドルを安価に製造し、提供することができる。
また、グリップ9の終端部9aと質量体12の外形に環状溝12aによりプラスチックが水分を吸って膨張しても質量体12がグリップ9から抜けださない。さらに、製品を誤って高所から落としてグリップ9の終端部9aが破損しても、質量体12の環状溝12aにより質量体12がグリップ9から抜けださないなど対候性、耐久性にも優れた防振ハンドルを提供することができる。
図3に本発明の別の実施例を示す。図3は別案の防振ハンドル15の断面図である。防振ハンドル15は、図2に示す防振ハンドル6の質量体12内径にはめねじ12bが設けられており、補助質量体13の外周に設けられたおねじ13aがねじ勘合している。また、質量体12の終端には、補助質量体13の脱落を防止するストッパ14が着脱自在に設けられている。
上記構成において、工具係合部13bに工具を係合させ、補助質量体13を回すことにより補助質量体13の位置を容易に調整可能で、かつストッパ14を外すことにより着脱可能に構成されているので、携帯用電動工具に合わせて補助質量体13を変えることにより、防振ハンドルの固有振動数を容易に変化させ最適な状態で使用することができる。即ち、比較的振動の小さい電動工具では、補助質量体13を外して、軽い状態で使用することにより、防振効果と操作性を得ることができ、振動の大きい電動工具では、補助質量体13を取付けて、防振効果を高めることができる。さらには、ホイルガードなどとの共振がある場合には、補助質量体13の位置を調整し、共振を防止できる。
本発明の一実施例である防振ハンドルを装着したディスクグラインダの外観図である。 本発明の一実施例である防振ハンドルの縦断面図である。 本発明の別の実施例である防振ハンドルの縦断面図である。 回転数(周波数)と振動の関係図である。 従来の防振ハンドルの縦断面図である。 従来の防振ハンドルの縦断面図である。
符号の説明
6,15,20,33は防振ハンドル、 8,15,は固定部、 9,21,37はグリップ部、 10,23,26は弾性体、 12,24は質量体、 13は補助質量体

Claims (6)

  1. 中空部を有するグリップ部と、ケーシングに固定される固定部と、該グリップ部と該固定部の間に配置された弾性部材とを有する防振ハンドルを備えた携帯用電動工具において、前記グリップ部の中空部内に質量体を固定配置したことを特徴とする防振ハンドル付き携帯用電動工具。
  2. 前記質量体を円筒形状に構成したことを特徴とする、請求項1記載の防振ハンドル付き携帯用電動工具。
  3. 前記グリップ部または、質量体に抜け止め部を設けたことを特徴とする、請求項1および2記載の防振ハンドル付き携帯用電動工具。
  4. 前記抜け止め部を質量体の外周に設けた環状溝で構成したことを特徴とする、請求項3記載の防振ハンドル付き携帯用電動工具。
  5. 前記質量体に係合する補助質量体を設けたことを特徴とする、請求項1および2記載の防振ハンドル付き携帯用電動工具。
  6. 前記補助質量体を位置調整可能でかつ着脱可能に構成したことを特徴とする、請求項5記載の防振ハンドル付き携帯用電動工具。
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