JP2005136642A - コンテンツ配信システム、コンテンツ配信システムの制御方法、及びコンテンツ配信システムに用いる通信端末 - Google Patents

コンテンツ配信システム、コンテンツ配信システムの制御方法、及びコンテンツ配信システムに用いる通信端末 Download PDF

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Abstract

【課題】移動体に搭載された通信端末に対してコンテンツの配信を適切に行うことができるようにする。
【解決手段】アドホック式の無線通信によって双方向通信を行う、少なくとも一つ以上のコンテンツ配信装置及び移動可能な複数の通信端末を含んで構成され、前記通信端末が、前記通信により前記コンテンツ配信装置からデータを受信するデータ受信部と、前記データ受信部が受信した前記データに基づくコンテンツを前記通信端末の画面に表示するデータ表示部と、前記コンテンツの前記画面への表示制御に関する制御情報を記憶するフィルタリング情報記憶部と、前記フィルタリング記憶部が記憶している前記制御情報に従って前記コンテンツを表示するように前記データ表示部を制御するフィルタリング部と、を備えるコンテンツ配信システムを構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、移動体に搭載された通信端末にコンテンツを配信する技術に関する。
近年、地域情報や広告等のコンテンツを無線通信を利用して自動車等の移動体に搭載された通信端末に配信する様々な技術が提案されている。例えば、特許文献1には、車両等の移動体に搭載された通信端末に対し、移動体の現在位置に応じた広告情報を提供する技術が開示されている。また特許文献2には、店舗設置端末から車載端末へと広告を配信する技術が開示されている。ここでこれらいずれの文献に開示される技術についても、移動体に広告を配信するための通信方式としては、携帯電話網や一般電話回線等が用いられている。
特開2002−288518号公報 特開2003−58770号公報
移動体間もしくは移動体と固定局との間で双方向通信を行うための技術として、従来からアドホック式の無線通信に関する技術が知られている(例えば、IETF(The Internet Engineering Task Force(http://www.ietf.org/html.charters/manet-charter.html))を参照)。アドホック式の無線通信では、複数の通信装置をアクセスポイントの介在なしに双方向接続する形態で通信が行われる。つまり、アドホック式の無線通信では、無線基地局や固定式のルータ等の固定設備を設けずに、無線通信ネットワークを構築することができる。例えば、アドホック式の無線通信では、第一の通信装置が当該通信装置の無線電波の到達範囲外に存在する第二の通信装置と通信しようとする場合、第一及び第二の通信装置はこれらのいずれとも異なる第三の通信装置を経由して通信を行うことができる。なお、アドホック式の無線通信に関するプロトコルとしては、例えば、GPSR(Greedy and Perimeter Stateless Routing:例えば、B. Karp and H. T. Kung: "GPSR: Greedy Perimeter Stateless Routing for Wireless Networks", Proceeding of Mobicom (2000)を参照 )が知られている。このプロトコルでは、ルーティングテーブルを構築するために送出するメッセージに、それぞれの端末の位置情報を含めることで、端末の位置情報と関連付けられたルーティングテーブルを構築する。
この度、本発明者らはこのようなアドホック式の無線通信技術の有するこのような特性に着目し、アドホック式の無線通信技術を用いて、移動体に搭載された通信装置に効率よくコンテンツを配信する仕組みについての新たな着想を得た。なお、上記プロトコルを用いた場合でも、例えば、複数の配信元から同じ通信端末に対して同時にコンテンツの配信が行われることがある。従って、このような事態も想定した形でコンテンツの配信が適切に行われるようにするための仕組みも必要となる。
本発明はこのような経緯でなされたのもで、移動体に搭載された通信端末に対してコンテンツの配信を適切に行うことが可能なコンテンツ配信システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の主たる発明は、アドホック式の無線通信によって双方向通信を行う、少なくとも一つ以上のコンテンツ配信装置及び移動可能な複数の通信端末を含んで構成されるコンテンツ配信システムであって、前記通信端末が、前記通信により前記コンテンツ配信装置から配信されてくるデータを受信するデータ受信部と、前記データ受信部が受信した前記データに基づくコンテンツを前記通信端末の画面に表示するデータ表示部と、前記コンテンツの前記画面への表示制御に関する制御情報を記憶するフィルタリング情報記憶部と、前記フィルタリング記憶部が記憶している前記制御情報に従って前記コンテンツを表示するように前記データ表示部を制御するフィルタリング部と、を備えることとする。
この発明によれば、コンテンツの配信をアドホック式の無線通信によって行うため、他の通信方式のように固定の無線基地局等、電話線や固定式のルータ等の設備を必要とせず、低コストで効率よくコンテンツの配信を行うことができる。またフィルタリング情報に従ってコンテンツの表示制御がなされることにより、コンテンツ配信者や通信端末のユーザ等にとって好ましい形で適切にコンテンツの配信を行うことができる。
この発明によれば、移動体に搭載された通信端末に対してコンテンツの配信を適切に行うことができる。
以下、本発明の一実施形態について詳述する。図1に本発明の一実施形態として説明するコンテンツ配信システム1の概略的な構成を示している。コンテンツ配信システム1は、移動体に搭載された複数の通信端末10及び一つ以上のコンテンツ配信装置20を含んで構成される。通信端末10及びコンテンツ配信装置20は、自律分散型の無線ネットワークであるアドホック式の無線通信(アドホックネットワーク)により双方向通信を行う。移動体は、例えば、自動車であり、通信端末10は、例えば、カーナビゲーションシステムのような車載装置と一体化されて移動体に搭載される。コンテンツ配信装置20は、例えば、地域に存在する店舗経営者等の配信者によって運用されている。コンテンツ配信装置20は、通信端末10に対して広告情報等のコンテンツを配信する。コンテンツ配信装置20は、固定局であることもあるし、移動体に搭載されていることもある。移動体が自動車である場合には、自動車のドライバー等は、例えば、ドライブ先の地域に設置されているコンテンツ配信装置20から配信されているコンテンツを通信端末10により視聴する。この場合、コンテンツの配信者は、地域の店舗経営者や住民や地域団体等である。以下に説明する仕組みによって、アドホック式の無線通信によりコンテンツ配信装置20から通信端末10にコンテンツの配信が適切になされる。コンテンツの配信者は、例えば、自動車等の移動体に乗って当該地域の訪問者に対して店の宣伝などの広告情報や駐車場の空き状況等の地域情報等を配信し、訪問者に対して広告情報・地域情報等を配信する。またコンテンツを閲覧等する訪問者は、双方向通信が可能であることを利用して、アドホック式の無線通信によりコンテンツ配信装置20等の相手先に接続して駐車場の予約等を行う。
図2に通信端末10のハードウエア構成を示している。通信端末10は、プログラムを実行するプロセッサ251、プログラムやデータを記憶するRAM・ROM等のメモリ252、ハードディスク装置等の不揮発性の記憶装置である外部記憶装置253、アドホック式の無線通信を行うインタフェースである無線通信インタフェース254、操作ボタン等を有する入力装置256、ディスプレイ等の表示装置258、マイク・スピーカ等の音声入出力装置259、速度センサや加速度センサ、GPS受信機等を用いて構成され当該情報処理装置の現在位置・姿勢・進行方向等の情報を取得する位置姿勢情報取得装置260、等を備えて構成される。
図3にコンテンツ配信装置20のハードウエア構成を示している。コンテンツ配信装置20は、プログラムを実行するプロセッサ351、プログラムやデータを記憶するRAM・ROM等のメモリ352、ハードディスク装置等の不揮発性の記憶装置である外部記憶装置353、アドホック式の無線通信を行うインタフェースである無線通信インタフェース354、マウスやキーボード等の入力装置356、ディスプレイ等の表示装置358、等を備えて構成される。コンテンツ配信装置20は、自身の地理的な位置を示す情報(例えば、緯度・経度等)を記憶している。
通信端末10及びコンテンツ配信装置20では様々なプログラムが動作している。プログラムはあらかじめ各装置内に記憶されている場合もあるし可搬型記憶媒体または通信媒体(ネットワークまたはネットワークを伝播する搬送波)によって供給されることもある。
通信端末10及びコンテンツ配信装置20は、以上に説明したハードウエアや、上記プログラムが実行されることによって実現される、コンテンツの配信や受信に関する様々な機能を備えている。例えば、図1において、通信端末10のデータ送信部104は、アドホック式の無線通信により他の通信端末10やコンテンツ配信装置20にデータを送信する。データ受信部101は、アドホック式の無線通信により他の通信端末10やコンテンツ配信装置20から送信されてくるデータを受信する。データ受信部101は、受信したデータを後述するデータ表示部106に供給する。データ受信部101は、後述する通知情報を受信する。データ受信部101は、コンテンツ配信装置20にアクセスしてコンテンツを受信(ダウンロード)する。コンテンツを受信する際に用いられる通信プロトコルとしては、例えば、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)が用いられる。コンテンツの受信は、Webブラウザ相当の機能がコンテンツの格納先のアドレスにアクセスすることにより行われる。
位置姿勢情報取得部102は、通信端末10の現在位置を示す位置情報や当該通信端末10の現在の姿勢を示す姿勢情報、当該通信端末10の現在の進行方向を示す進行方向情報を取得する。位置姿勢情報取得部102は、取得した位置情報や姿勢情報をデータ送信部104に適宜通知する。データ送信部104は、位置姿勢情報取得部102から通知された位置情報や姿勢情報、進行方向情報を、適宜他の通信端末10やコンテンツ配信装置20に送信する。通信状況取得部105は、当該通信端末10と、他の通信端末10、もしくは、コンテンツ配信装置20との間で行われるアドホック式の無線通信の通信状況に関する情報である通信状況情報を取得する。なお、通信状況取得部105が取得する通信状況情報には、RSSI(Received Signal Strength Indicator)、パケットロス率、利用可能帯域等がある。通信状況取得部105は、取得した通信状況情報をデータ送信部104に適宜通知する。データ送信部104は、通信状況取得部105から通知された通信状況情報を、他の通信端末10やコンテンツ配信装置20に適宜送信する。また通信状況取得部105は、取得した通信状況情報を後述するデータ表示部106に供給する。
データ表示部106は、データ受信部101から通知されるデータ(例えば、HTML(HyperText Markup Language)形式やXML(Extensible Markup Language)形式のデータ)に基づいて、通信端末10の表示装置258に、文字や映像からなるコンテンツを表示する。なお、コンテンツには音声出力装置159に出力される音声情報が含まれていることもある。
フィルタリング情報記憶部107は、データ表示部106が表示装置258に表示するコンテンツを選出する条件やパラメータ(以後、これらの条件やパラメータをフィルタリング情報と称する)を記憶する。フィルタリングルール設定部108は、フィルタリング情報記憶部107に記憶させる前記フィルタリング情報を、通信端末10のユーザ等に設定させる。フィルタリング部109は、フィルタリング情報記憶部107に記憶されているフィルタリング情報に従ってコンテンツの表示がなされるようにデータ表示部106を制御する。ユーザ等に設定されるフィルタリング情報としては、例えば、レストランに関するコンテンツのみ表示、ガソリンスタンドに関するコンテンツのみ表示といった店舗の種類を指定するものがある。また、例えば、コンテンツ配信装置20からコンテンツに付帯してタイトル情報が配信される場合に、配信されてくるタイトル情報のみ表示、もしくは、コンテンツのみ表示といった制御を行うものがある。
図1に示すように、コンテンツ配信装置20は、通信端末10に配信可能なコンテンツが存在することを示す情報である通知情報を設定する通知情報設定部151、通知情報を通信端末10に送信する通知情報送信部152、通信端末10からのアクセスに応じて、表示装置258においてコンテンツを配信するコンテンツ配信部153、を備えている。
なお、本実施例において「コンテンツを配信(送信)する」という場合には、通信端末10においてコンテンツを表現(映像や文字等を表示装置258に表示したり、音声を音声出力装置259に出力すること)するためのデータ(以後、コンテンツ表現データと称する)をコンテンツ配信装置20から通信端末10に送信することを意味する。また、「コンテンツを受信」という場合には、コンテンツ表現データを受信することを意味する。
===コンテンツの配信===
次に、コンテンツ配信装置20から通信端末10にコンテンツが配信される仕組について、図4に示すフローチャートとともに説明する。
まずコンテンツ配信装置20の通知情報送信部152が、コンテンツを配信することができる通信端末10を特定する(S401)。上記の特定は、例えば、通知情報送信部152がアドホック式の無線通信における経路情報を参照し、コンテンツの配信が可能な通信端末10のネットワークアドレスを取得することにより行われる。コンテンツの配信が可能な通信端末10が特定されると、次に通知情報送信部152は配信可能なコンテンツを保有していることを通知する情報である通知情報を上記により特定された各通信端末10に向けて送信する(S402)。通知情報の送信は、ブロードキャスト方式やマルチキャスト方式で行うことができる。また通知情報は複数のパケットに分割して送信することもできる。
通知情報はコンテンツ配信装置20の通知情報設定部151によって生成される。図5に通知情報のデータフォーマットを示している。この図において、アドレスの欄501には、アドホック式の無線通信においてコンテンツ配信装置20に割り当てられているネットワークアドレス、つまり当該通知情報を送信したコンテンツ配信装置20のネットワークアドレスが設定される。位置姿勢情報の欄502には、当該通知情報を送信してきたコンテンツ配信装置20の位置を示す情報である位置情報及び姿勢情報が設定される。経路情報の欄504には、当該通知情報がコンテンツ配信装置20から通信端末10に送信される間に辿った通信経路を示す情報である経路情報が設定される。コンテンツの表示時間の欄505には、通信端末10の表示装置258にコンテンツを表示させておく時間を指定する情報である表示時間が設定される。メモリ保持時間の欄506には、当該通知情報を通信端末10のメモリに記憶させておく時間を指定する情報であるメモリ保持時間が設定される。表示優先度の欄507には、表示装置258にコンテンツを表示する際における優先度を示す情報である表示優先度が設定される。属性の欄508には、コンテンツの表示を制御する情報である属性が設定される。属性の具体例としては、コンテンツ配信装置20から送信されるコンテンツのジャンルを示す情報等がある。また属性はフィルタリング部109がそのコンテンツについての表示装置258への表示/非表示を制御する際のパラメータとして用いられる。
(S402)の処理において通知情報送信部152が通知情報を送信した後は、CPUが過負荷となるのを防ぐためにコンテンツ配信装置20は設定された所定時間だけ待機状態(スリープ)に移行する(S403)。オペレータ等による終了要求があった場合、コンテンツ配信装置20は通知情報の送信に関する当該処理を終了する(S404)。終了要求が無ければ再び(S401)の処理に進む。
通信端末10は通知情報を受信したかどうかをリアルタイムに監視している(S411)。通知情報を受信した場合(S411:YES)、通信端末10は、当該通信端末10が既にいずれかのコンテンツ配信装置20から配信されてくるコンテンツを受信中であるかどうかを判断する(S412)。ここでコンテンツの受信中である場合には(S412:YES)、通信端末10は、受信中のコンテンツを配信しているコンテンツ配信装置20が、(S411)の処理において受信した通知情報に設定されているコンテンツ配信装置20と同じであるかどうかを判断する(S413)。ここで通知情報に設定されているコンテンツ配信装置20と同じでない場合には(S413:NO)、(S414)の処理に進む。
(S411)の処理において、通知情報を受信していない場合には(S411:NO)、(S411)の処理に進む。(S412)の処理において、コンテンツを受信中でない場合には(S412:NO)、(S414)の処理(コンテンツ受信処理)に進む。(S413)の処理において、既にコンテンツを受信中のコンテンツ配信装置20が、(S411)の処理において受信した通知情報に設定されているコンテンツ配信装置20と同じコンテンツ配信装置20である場合には(S413:YES)、(S415)の処理に進む。これにより同じコンテンツを重複して受信(ダウンロード)することが無くなる。(S415)の処理において、オペレータ等により終了要求が入力された場合には本処理を終了し(S415:YES)、一方、終了要求が無ければ、再び(S411)の処理に進む。
図6は、図3のフローチャートにおける、(S414)の処理(コンテンツ受信処理)を説明するフローチャートである。(S411)の処理において、通信端末10は、(S411)の処理において受信した通知情報と同じ通知情報を既にメモリ252に記憶しているかどうかを判断する(S611)。ここで同じ通知情報を記憶していない場合には、受信した通知情報に対応するコンテンツはまだ当該通信端末10が受信していないコンテンツであると判断されるので、通信端末10は、受信した通知情報のアドレスの欄501に設定されているアドレスにアクセスしてコンテンツを受信し、受信したコンテンツをメモリ252に記憶する(S612)。また上記通知情報をメモリ252に記憶する(S613)。なお、(S611)の処理において、通知情報を既にメモリ252に記憶している場合には、(S614)の処理に進む。
(S614)の処理では、メモリ252に記憶している上記通知情報について、上記通知情報のメモリ保持時間の欄506に設定されているメモリ保持時間を超過している場合には、上記通知情報をメモリ252から削除する(S621)。これにより古い通知情報が自動的にメモリ252から削除され、メモリの記憶領域がオーバーフローするといったことを防ぐことができる。なお、メモリ保持時間を用いる方法以外にも、有限個数nのキャッシュ記憶領域を用意し、所定数を超える通知情報がメモリ252に記憶されるとFIFO(Fast In Fast Out)で通知情報をメモリ252から順次削除していくようにすることもできる。なお、メモリ252に記憶されている通知情報の個数を調べることで、通信端末10が現在受信しているコンテンツの数を把握することができる。
以上の仕組みによれば、通信端末10が同じコンテンツの通信情報を受信する度に、同じコンテンツを何度も受信するようなことがなくなる。これにより通信端末10やコンテンツ配信装置20における通信負荷を軽減することができる。またアドホック式の無線通信を効率よく利用することができる。
===受信データ===
通信端末10において、(S411)において受信した通知情報は、受信データとして通信端末10のメモリ252に記憶され管理される。なお、メモリ252に記憶されている受信データには、通知情報に含まれている情報以外の情報が含まれている。
受信データのデータフォーマットを図7に示している。この図において、通知情報と同じ名称の欄には通知情報の対応する名称の欄に設定されている内容と同じ内容が設定される。通信状況の欄703には、上述した当該通知情報を送信してきたコンテンツ配信装置20と当該通知情報を受信した通信端末10との間の通信状況を示す情報が設定される。なお、通信状況の欄703に設定される通信状況は、通信状況取得部105により取得されたものである。受信時刻の欄720には、当該受信データに対応する通知情報を受信した時刻(タイムスタンプ)が設定される。この時刻は受信データをメモリ252に記憶した時から現在までの経過時間を算出する場合等に参照される。コンテンツ表示中フラグ721の欄には、当該通知情報に対応するコンテンツが表示装置258に現在表示中であるかどうかを示すフラグであるコンテンツ表示中フラグ(1:表示中、0:非表示)が設定される。
===進行方向側のコンテンツ配信装置から優先的に取得する===
通信端末10のユーザ等は、移動体の進行方向側に在るコンテンツ配信装置20から配信されてくるコンテンツにより強い関心を持つことが多いと考えられる。通信端末10は、進行方向側に存在するコンテンツ配信装置20から送信されてくるコンテンツを優先して表示装置258に表示する仕組みを備えている。
図8の(S811)〜(S812)は、この仕組みを説明するフローチャートである。まず、通信端末10は、位置姿勢情報取得部102により自身の進行方向を取得する(S811)。次に、通信端末10は、(S411)において受信した通知情報及びメモリ252に記憶している通知情報のそれぞれに含まれるコンテンツ配信装置20の位置情報と、位置姿勢情報取得部102によって把握される当該通信端末10の進行方向情報とを比較して、メモリ252に記憶している通知情報に対応する各コンテンツ配信装置20のそれぞれについて、当該通信端末10の進行方向側に在るかどうかを判断する。そして、通信端末10は、上記判断により進行方向側に無いと判断されたコンテンツ配信装置20については、コンテンツの受信先候補から外すように制御する(S812)。
以上の構成によれば、通信端末10の進行方向側にあるコンテンツ配信装置20から配信されてくるコンテンツが優先的に表示装置258に表示されることとなり、通信端末10のユーザのニーズに則した形でコンテンツを提示することができる。
===近くにあるコンテンツ配信装置20から優先的にコンテンツを取得===
通信端末10のユーザ等は、自分のいる場所から近い場所に在るコンテンツ配信装置20から配信されてくるコンテンツにより強い関心を持つことが多いと考えられる。通信端末10は、当該通信端末10から近い場所にあるコンテンツ配信装置20から配信されてくるコンテンツを優先して表示装置258に表示する仕組みを備えている。
図8の(S821)〜(S824)は、この仕組みを説明するフローチャートである。通信端末10は、(S411)において受信した通知情報及びメモリ252に記憶している通知情報のそれぞれに含まれるコンテンツ配信装置20の位置情報と、位置姿勢情報取得部102によって取得される通信端末10の位置情報とを比較する(821)。次に通信端末10は距離が最も近いコンテンツ配信装置20にアクセスしてコンテンツを取得する(S822)。通信端末10は、通知情報をメモリ252に記憶する(S823)。通信端末10は、メモリ保持時間を超えて記憶されている通知情報をメモリ252から削除する(S824)。
以上の構成によれば、通信端末10から近い所にあるコンテンツ配信装置20から配信されてくるコンテンツが優先して表示装置258に表示されることになり、ユーザ等のニーズに則した形でコンテンツを提示することができる。
なお、(S821)〜(S824)の処理は、例えば、図6に示す処理と組み合わせて実行することができる。また、上述の(S811)〜(S812)の処理は、(S821)〜(S824)の処理と組み合わせて実行することができる。
==表示時間を保証する===
例えば、あるコンテンツ配信装置20から配信されてくるコンテンツの表示した直後に他のコンテンツ配信装置20から配信されてくるコンテンツを受信してしまうと、先に表示中であったコンテンツの表示時間が充分に確保されなくなってしまう。また、渋滞情報や事故情報のように、コンテンツを一定時間以上表示させておくことが好ましい場合もある。そこで、通信端末10は、受信したコンテンツが少なくとも一定の表示時間は表示されるようにする仕組みを備えている。
図9はこの仕組みを説明するフローチャートである。(S411)において通知情報を受信した場合、通信端末10は、現在表示中のコンテンツが当該コンテンツに対応する通知情報の表示時間の欄505に設定されている表示時間以上表示されているかどうかを判断する(S911)。ここで表示時間以上表示されている場合には、通信端末10は、(S411)で受信した通知情報のアドレスの欄501に設定されているアドレスにアクセスしてコンテンツを取得する(S912)。通信端末10は、(S411)で受信した通知情報を記憶する(S913)。
(S911)において、表示時間以上表示されていない場合には、(S411)で受信した通知情報の表示優先度の欄407に設定されている表示優先度と、現在表示しているコンテンツの表示優先度とを比較して、いずれが高いかどうかを判断する(S914)。ここで前記表示優先度は、コンテンツ配信装置20においてランダムに、もしくは、所定の規則に従って設定される。このように表示優先度についての判断を行っているのは、通信端末10とコンテンツ配信装置20との位置関係によって、あるコンテンツは常に表示されるが、あるコンテンツは常に表示されないということがないようにするためである。(S411)で受信した通知情報の表示優先度の欄407に設定されている表示優先度の方が高ければ(S914:YES)、(S912)の処理に進み、(S411)で受信した通知情報に対応するコンテンツを受信する。すなわち、(S411)で受信した通知情報に対応するコンテンツの方が優先して通信端末10の表示装置258に表示されることになる。現在表示しているコンテンツの表示優先度の方が高ければ(S914:NO)、(S912)〜(S913)の処理はスキップする。つまり、この場合は表示装置258に現在表示されているコンテンツがそのまま継続して表示されることになる。(S911)〜(S914)の処理は、例えば、図6に示す処理と組み合わせて実行することができる。なお、表示優先度を設定することにより、例えば、コンテンツの配信者はコンテンツの表示時間を適切に確保することができる。
===複数のコンテンツを表示する===
通信端末10は、表示装置258に複数の異なるコンテンツを同時に表示する仕組みを備えている。図10はこの仕組みを説明するフローチャートである。
通信端末10は、メモリ252に記憶している通知情報の数を調べることにより、複数のコンテンツ配信装置20から通知情報を受信しているかどうかを判断する(S1011)。ここで複数のコンテンツ配信装置20から通知情報を受信してない場合には(S1011:NO)、通信端末10は(S1011)において受信した通知情報のアドレスの欄501に設定されているアドレスにアクセスしてコンテンツを取得し(S1019)、(S1017)の処理に進む。
通信端末10には、複数のコンテンツをフレームに割り当てて表示するように構成されたHTMLファイルが記憶されている。図11A、図11Bに、上記HTMLファイルにより表示される画面例を示す。図11Aはフレーム数が2つの場合の画面例、図11Bはフレーム数が3つの場合の画面例である。(S1011)において、通信端末10が複数のコンテンツ配信装置20からの通知情報を受信している場合には(S1011:YES)、通信端末10は記憶している通知情報の数以上のフレームを表示するHTMLファイルを選択する(S1012)。
次に、通信端末10は、(S1012)において選択したHTMLファイルのフレームに空きがあるかどうかをチェックする(S1013)。ここで空きのフレームが存在する場合には(S1013:YES)、メモリ252に記憶している通知情報のコンテンツ表示中フラグの欄を調べることにより、(S411)において今回受信した通知情報に対応するコンテンツ表現データが既にHTMLファイルに既に書き込まれていないかどうかを調べる(S1014)。ここで前記コンテンツ表現データが既にHTMLファイルに書き込まれている場合には(S1014:YES)、(S1017)の処理に進む。書き込まれていない場合には(S1014:NO)、(S1015)の処理に進む。このようにコンテンツが既に表示されている場合にはHTMLファイルに書き込まれているかどうかに応じてHTMLファイルに書き込むようにしているため、コンテンツが重複表示されることが無く、画面の表示領域が有効に利用され、また、重複表示による不快感を通信端末のユーザ等に与えることもない。
(S1015)において、通信端末10は、(S1012)において選択したHTMLファイルについて、その空きフレームに(S411)において新たに受信した通知情報のアドレスの欄501に設定されているアドレスのコンテンツが表示されるようにHTMLファイルに設定を行い(S1015)、前記アドレスからコンテンツを取得する。また、通信端末10は、前記コンテンツに対応する受信データのコンテンツ表示中フラグの欄621にフラグを立てる(S1016)。また、通信端末10は、通知情報をメモリ252に記憶し(S1017)、さらに、メモリ保持時間を超えて記憶されている通知情報をメモリ252から削除する(S1018)。
以上の仕組みによれば、1つの画面に複数のコンテンツ配信装置20からの情報を同時に表示することができ、通信端末10のユーザ等に同時に多くの情報を提供することができる。なお、(S1011)〜(S1019)の処理は、例えば、図6に示すコンテンツ受信処理と組み合わせて実行することができる。
===各種情報の表示と制御===
通信端末10は、メモリ252に記憶している受信データを利用して、各種の情報を表示する。通信端末10が表示装置258に表示する各種の情報について、図12に示す受信データのデータフォーマットとともに説明する。
通信端末10のデータ表示部106は、他の通信端末10やコンテンツ配信装置20の位置を示す映像(アイコン)を、当該通信端末10の現在位置周辺の地図映像とともに表示する。なお、地図映像は、例えば、外部記憶装置153やメモリ252に記憶されている。
通信端末10は、通信状況取得部105により取得される、当該通信端末10とコンテンツ配信装置20との間の通信状況を、コンテンツ配信装置20から取得したコンテンツとともに表示装置258に表示する。このように通信状況が表示されることで、通信端末10のユーザ等は当該通信端末10とコンテンツ配信装置20との間の通信状況を視覚的に把握することができる。また、例えば、現在居る場所がコンテンツ配信装置20から配信されてくるコンテンツを受信するのに都合のよい場所であるのかどうかを把握することができる。また通信端末10のメンテナンス作業者等は、通信端末10の検査や保守時等において、通信端末10とコンテンツ配信装置20との間の通信状況を容易に把握することができ、検査や保守等の作業を効率よく進めることができる。
データ表示部106は、当該通信端末10とコンテンツ配信装置20との間の距離に応じて、コンテンツ配信装置10の位置を示す映像(アイコン)の表示装置258への表示/非表示を制御する。この制御において、データ表示部106は、当該通信端末10の位置と、通知情報に設定されているコンテンツ配信装置20の位置情報とに基づいて当該通信端末10とコンテンツ配信装置20との間の距離を求め、前記距離が所定の閾値以下である場合にはコンテンツ配信装置20を表示装置258に表示し、前記閾値よりも大である場合には、表示装置258に表示しないようにする。またデータ表示部106は、姿勢情報から当該通信端末10の進行方向を取得し、当該通信端末10の進行方向側にないコンテンツ配信装置20(当該通信端末10の進行方向側とは反対側に存在するコンテンツ配信装置20)から配信されてくるコンテンツを表示装置258に表示しないように制御する(1210)。これにより不必要に多くの情報が提供されなくなるため、通信端末10のユーザ等が必要とする情報を効率よく取得することができる。
データ表示部106は、地図映像に重ねて表示しているコンテンツ配信装置20の位置を示す映像うち、通信端末10がコンテンツを受信しているコンテンツ配信装置20の映像については、これを強調表示(例えば、点滅、色替え等)する。また、データ表示部106は、例えば、コンテンツ配信装置20と通信端末10とが通信可能な状態にある場合には、両者を結ぶ線を表示装置258に表示する。これにより通信端末のユーザ等は、コンテンツを配信してきたコンテンツ配信装置20の位置を視覚的に把握することができる。
また、データ表示部106は、通信状況の良否に対応させて、例えば、図12に示すように、通信不可の場合は線無し、低い通信速度で通信している場合には細い線、高い通信速度で通信している場合には太い線、といった具合に変化させる(1211)。通信状況の良否は、例えば、アドホック式の無線通信において取得される情報である、RSSI、パケットロス率、通信ビットレート、等に基づいて決定する。また、通信端末10は、これらの値に応じてコンテンツ配信装置20の位置を示す映像(アイコン)の表示/非表示を制御する。また、データ表示部106は、通知情報の通信状況の欄703に設定されている通信状況を示す情報に応じてコンテンツ配信装置20の位置を示す映像(アイコン)の表示装置258への表示/非表示を制御する(1212)。また、通信状況が良くない(あらかじめ設定した閾値以上の通信品質が確保できない)コンテンツ配信装置20から配信されてくるコンテンツを受信しないようにすることもできる。
データ表示部106は、受信データの経路情報の(欄704の内容に含まれる、例えば、コンテンツ配信装置20と通信端末10とコンテンツ配信装置20との間における、アドホック式の無線通信におけるホップ数や、当該通信端末10において管理しているアドホック式の無線通信におけるルーティングテーブルのMetric値に基づいて、通信端末10とコンテンツ配信装置20との間のホップ数を求める。そして、データ表示部106は、例えば、求めたホップ数等に応じて、そのコンテンツ配信装置20を示す映像(アイコン)の表示/非表示を制御する(1213)。
図13は、以上に説明した情報の表示や制御に関する処理を説明するフローチャートである。まず、データ表示部106は、通信端末10が通知情報を受信したかどうかを判断する(S1311)。ここで通信端末10が通知情報を受信した場合、(S1312)の処理に進む。(S1312)の処理において、通信端末10は、受信した通知情報の内容とフィルタリング情報記憶部107が記憶している各種の閾値とを、フィルタリング情報記憶部107が記憶している規則に基づいて比較することにより、前記通知情報を送信してきたコンテンツ配信装置20の位置を示す映像(アイコン)を、表示装置258に表示するかどうかを決定する。例えば、受信した通知情報に対応するコンテンツ配信装置20までの距離を「Dis」、端末1から見た場合のコンテンツ配信装置20の方向を「Dir」、コンテンツ配信装置20と端末1との通信状況を「Stat」、コンテンツ配信装置20から端末1までのホップ数をパラメータ「Hop」とし、これらパラメータに対応する閾値リスト157に記述された閾値をそれぞれ、「DisT」、「DirT」、「StatT」、「HopT」とする。この場合、前記規則は、(1)Dis>DisTならば、コンテンツ配信装置20の位置を示す映像(アイコン)を表示対象とする、(2)Stat<StatTならば、コンテンツ配信装置20の位置を示す映像(アイコン)を表示対象としない、といったものになる。前記規則は、フィルタリングルール設定部108が、通信端末10のユーザによる入力操作を受け付けたり、可搬型記憶媒体または通信媒体(ネットワークまたはネットワークを伝播する搬送波)を介して他の装置から受信したプログラムを実行すること等によって設定される。
データ表示部106は、前記規則に従って表示するように選出されたコンテンツ配信装置20の位置を示す映像、及び前記コンテンツ配信装置20と通信端末10との間の通信状況を示す線を表示する(S1313)。
データ表示部106は、ユーザ入力割り込みやプログラム割り込み等によって終了要求を受け付けた場合には処理を終了する(S1314:YES)。それ以外は(S1314:NO)の処理に進む。このようにして情報の表示や制御に関する処理は行われる。
ところで、以上の説明は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
本発明の一実施例にかかるコンテンツ配信システム1の概略的な構成を示す図である。 本発明の一実施例にかかる通信端末10のハードウエア構成を示す図である。 本発明の一実施例にかかるコンテンツ配信装置20のハードウエア構成を示す図である。 本発明の一実施例にかかるコンテンツ配信装置20から通信端末10にコンテンツが配信される仕組を説明するフローチャートを示す図である。 本発明の一実施例にかかる通知情報のデータフォーマットを示す図である。 本発明の一実施例にかかるコンテンツ受信処理を説明するフローチャートを示す図である。 本発明の一実施例にかかる通知情報のデータフォーマットを示す図である。 本発明の一実施例にかかるコンテンツを優先的に表示する仕組みを説明するフローチャートを示す図である。 本発明の一実施例にかかる受信したコンテンツが少なくとも一定の表示時間は表示されるようにする仕組みを説明するフローチャートを示す図である。 本発明の一実施例にかかる表示装置258に複数の異なるコンテンツを同時に表示する仕組みを説明するフローチャートを示す図である。 図11Aは、本発明の一実施例におけるHTMLファイルに基づいて表示される、フレーム数が2つの場合の画面例を示す図であり、図11Bは、本発明の一実施例におけるHTMLファイルに基づいて表示される、フレーム数が3つの場合の画面例を示す図である。 本発明の一実施例にかかる受信データのデータフォーマットを示す図である。 本発明の一実施例にかかる情報の表示や制御に関する処理を説明するフローチャートを示す図である。
符号の説明
1 コンテンツ配信システム
10 通信端末
20 コンテンツ配信装置
101 データ受信部
102 位置姿勢情報取得部
104 データ送信部
105 通信状況取得部
106 データ表示部
107 フィルタリング情報記憶部
108 フィルタリングルール設定部
109 フィルタリング部
151 通知情報設定部
152 通知情報送信部
153 コンテンツ配信部

Claims (14)

  1. アドホック式の無線通信によって双方向通信を行う、少なくとも一つ以上のコンテンツ配信装置及び移動可能な複数の通信端末を含んで構成されるコンテンツ配信システムであって、
    前記通信端末が、
    前記通信により前記コンテンツ配信装置から配信されてくるデータを受信するデータ受信部と、
    前記データ受信部が受信した前記データに基づくコンテンツを前記通信端末の画面に表示するデータ表示部と、
    前記コンテンツの前記画面への表示制御に関する制御情報を記憶するフィルタリング情報記憶部と、
    前記フィルタリング記憶部が記憶している前記制御情報に従って前記コンテンツを表示するように前記データ表示部を制御するフィルタリング部と、
    を備えることを特徴とするコンテンツ配信システム。
  2. 請求項1に記載のコンテンツ配信システムであって、
    前記通信端末は、前記コンテンツ配信装置から前記コンテンツ配信装置の位置を示す情報である位置情報を受信する位置情報受信部を備え、
    前記データ表示部は、前記コンテンツとともに、前記位置情報に基づいて生成される前記コンテンツ配信装置の位置を示す映像を前記画面に表示すること、
    を特徴とするコンテンツ配信システム。
  3. 請求項1に記載のコンテンツ配信システムであって、
    前記データ受信部は、前記コンテンツ配信装置が配信可能な前記コンテンツを有する旨を通知する情報である通知情報を受信し、
    前記データ受信部は、前記通知情報に示される前記コンテンツを表示するためのデータを既に記憶している場合には、前記コンテンツの受信を行わないこと、
    を特徴とするコンテンツ配信システム。
  4. 請求項1に記載のコンテンツ配信システムであって、
    前記データ受信部は、前記コンテンツ配信装置が配信可能な前記コンテンツを有する旨を通知する情報である通知情報を受信し、
    前記データ受信部は、前記通知情報に示される所在にアクセスすることにより前記コンテンツを表示するためのデータを受信し、
    前記データ受信部は、前記コンテンツの表示時間を示す情報である表示時間情報を受信し、
    前記データ表示部は、前記表示時間情報により指定される表示時間は少なくとも前記コンテンツを表示するように制御すること、
    を特徴とするコンテンツ配信システム。
  5. 請求項4に記載のコンテンツ配信システムにおいて、
    前記データ受信部は、前記コンテンツの前記表示装置への表示優先度を前記コンテンツ配信装置から受信して、前記優先度の高い前記コンテンツを優先的に画面に表示すること、
    を特徴とするコンテンツ配信システム。
  6. 請求項1に記載のコンテンツ配信システムであって、
    前記通信端末は、当該通信端末の進行方向を示す情報である進行方向情報を取得する進行方向取得部を備え、
    前記データ受信部は、前記コンテンツ配信装置の位置を示す情報である位置情報を受信し、
    前記データ表示部は、前記コンテンツ配信装置の位置情報と、前記進行方向情報とに基づいて、前記進行方向側に存在する前記コンテンツ配信装置から送信されてくるコンテンツを前記画面に優先的に表示すること、
    を特徴とするコンテンツ配信システム。
  7. 請求項1に記載のコンテンツ配信システムにおいて、
    前記通信端末は、当該通信端末の位置を示す情報である位置情報を取得する進行方向取得部を備え、
    前記データ受信部は、前記コンテンツ配信装置の位置を示す情報である位置情報を受信し、
    前記データ受信部は、当該通信端末の現在位置を示す情報である現在位置情報を取得し、
    前記データ表示部は、当該通信端末の位置情報と、前記コンテンツ配信装置の位置情報とに基づいて、当該通信端末と前記コンテンツ配信装置との間の距離を求め、前記通信端末から近い位置に在る前記コンテンツ配信装置から配信されてくるコンテンツを前記画面に優先的に表示するように制御すること、
    を特徴とするコンテンツ配信システム。
  8. 請求項1に記載のコンテンツ配信システムであって、
    前記データ表示部は、前記データ受信部が複数の前記コンテンツ配信装置のそれぞれから受信した複数の前記データに基づく複数のコンテンツを、前記画面の表示領域を分割して設けられる各フレームに割り当てて前記複数のコンテンツを前記画面に同時に表示すること、
    を特徴とするコンテンツ配信システム。
  9. 請求項8に記載のコンテンツ配信システムであって、
    前記データ表示部は、前記コンテンツを前記画面に現在表示しているかどうかを示す情報を記憶し、
    前記データ表示部は、前記情報に基づいて複数の前記コンテンツのそれぞれが前記画面に現在表示されているかどうかを判断し、表示されている場合にはそのコンテンツを前記画面に表示しないこと、
    を特徴とするコンテンツ配信システム。
  10. 請求項1に記載のコンテンツ配信システムであって、
    前記通信端末と前記データのコンテンツ配信装置との間の前記アドホック通信おける通信状況を示す情報である通信状況情報を取得する通信状況取得部を備え、
    前記データ表示部が、前記コンテンツとともに、前記通信状況取得部により取得した前記通信状況情報を前記画面に表示すること、
    を特徴とするコンテンツ配信システム。
  11. 請求項1に記載のコンテンツ配信システムであって、
    前記データ表示部は、前記アドホック式の無線通信における当該通信端末と前記コンテンツ配信装置との間におけるホップ数を示す情報、当該通信端末と前記コンテンツ配信装置との間の距離を示す情報、当該通信端末の進行方向を示す情報、当該通信端末の通信状況を示す情報、のうちの少なくともいずれかを取得し、
    前記データ表示部は、取得した少なくともいずれかの前記情報に応じて、前記コンテンツ配信装置の位置を示す情報の前記画面への表示/非表示を制御すること、
    を備えることを特徴とするコンテンツ配信システム。
  12. 請求項1に記載のコンテンツ配信システムであって、
    前記データ表示部は、前記コンテンツを表示中である場合に、当該コンテンツを配信してきたコンテンツ配信装置の位置を示す映像を前記画面に強調表示すること、
    を特徴とするコンテンツ配信システム。
  13. アドホック式の無線通信によって双方向通信を行う、少なくとも一つ以上のコンテンツ配信装置及び移動可能な複数の通信端末を含んで構成されるコンテンツ配信システムの制御方法であって、
    前記通信端末が、
    前記通信により前記コンテンツ配信装置から配信されてくるデータを受信し、
    受信した前記データに基づくコンテンツを前記通信端末の画面に表示し、
    前記コンテンツの前記画面への表示制御に関する制御情報を記憶し、
    記憶した前記制御情報に従って前記コンテンツを表示するように制御すること、
    を特徴とするコンテンツ配信システムの制御方法。
  14. アドホック式の無線通信によって双方向通信を行う、少なくとも一つ以上のコンテンツ配信装置及び移動可能な複数の通信端末を含んで構成されるコンテンツ配信システムに用いる前記通信端末であって、
    前記通信により前記コンテンツ配信装置から配信されてくるデータを受信するデータ受信部と、
    前記データ受信部が受信した前記データに基づくコンテンツを前記通信端末の画面に表示するデータ表示部と、
    前記コンテンツの前記画面への表示制御に関する制御情報を記憶するフィルタリング情報記憶部と、
    前記フィルタリング記憶部が記憶している前記制御情報に従って前記コンテンツを表示するように前記データ表示部を制御するフィルタリング部と、
    を備えることを特徴とするコンテンツ配信システムに用いる通信端末。
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