JP2005135673A - 燃料電池の加湿装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、燃料電池の運転停止時に温水加湿器内で加湿膜を通して温水側から空気側へ移動する水分が空気ブロワおよびカソード極に溜まり込んで機器を損傷させるのを防止すること。
【解決手段】本発明の燃料電池の加湿装置は、空気ブロワ7と、入口配管路12と、加湿膜14を有する温水加湿器5と、出口配管路13と、カソード極10と冷却水循環回路4を有する燃料電池1とを備え、入口配管路12と出口配管路13とを冷却水循環回路4より上方に立ち上げることにより、冷却水循環回路4から加湿膜14を通過して空気側に移動する水が、空気ブロワ7およびカソード極10に流れ込むのを防止することが出来るので、空気ブロワ7などの機器の損傷を防止し、燃料電池の再起動を確実にして信頼性の高い装置を供給すつことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池の発電時に発生する熱を回収して給湯および暖房に利用するコジェネシステムの燃料電池の加湿装置の関するものである。
従来、この種の燃料電池の加湿装置は、燃料電池の冷却水循環回路に設けた温水加湿器で燃料電池のカソード極に供給する空気を加湿している(例えば、特許文献1参照)。
図10は、特許文献1に記載された従来の燃料電池の加湿装置を示すものである。図10に示すように、燃料電池1と、改質装置2と、貯湯タンク3と、冷却水循環回路4と、温水加湿器5と、放熱器6と、空気ブロワ7と、貯湯循環回路8と、冷却水循環ポンプ9と、カソード極10と、アノード極11と、入口配管路12と、出口配管路13から構成されている。
特開2001−196075号公報
しかしながら、前記従来の構成では、燃料電池の冷却水循環回路に設けた温水加湿器によりカソード極に供給する空気を加湿する構成としているために、温水加湿器内で温水回路側の温水が加湿膜を通過して空気回路側に移動する。装置を長期間運転停止している場合などは、冷却水循環回路の水が空気回路側に多量に入り込むため、空気ブロワや燃料電池のカソード極にも水が溜まり、機器を損傷したり装置の運転ができなくなるなどの課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、温水加湿器内で温水回路側から空気回路側へ移動した水が空気ブロワや燃料電池のカソード極等の空気回路部品に溜まり込むのを防止して、機器の損傷を防ぐとともに長期間運転を停止した場合でも確実に再運転ができる信頼性の高い装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の燃料電池の加湿装置は、温水加湿器の入口配管路と出口配管路とを冷却水循環回路より上方に立ち上げて配管したものである。
これによって、冷却水循環路内の水の大部分が加湿膜を通過して空気側に移動した場合でも空気ブロワや燃料電池のカソード極等の空気回路側の部品に溜まり込んで部品を損傷させることを防止することが出来る。
また、本発明の燃料電池の加湿装置は出口配管路から分岐して冷却水循環回路に接続するバイパス配管を設け、空気回路側に溜まり込んだ水を冷却水循環回路に回収する構成としたものである。
これによって、余分な水をカソード極に供給するのを防いでフラッディングによって生じる不安定運転を防止することが出来る。
本発明の燃料電池の加湿装置は、空気ブロワ等の空気回路に設けた部品の損傷とフラッディングによる不安定運転を防止することにより耐久性に優れた信頼性の高い燃料電池の加湿装置を提供することが出来る。
第1の発明は、温水加湿器の入口配管路と出口配管路とを冷却水循環回路より上方に立ち上げて配管することにより、温水加湿器内で温水側から加湿膜を通過して空気側へ移動した水は立ち上げた入口配管路と出口配管路を越えて空気ブロワおよびカソード極へ流れ込むことを防止して、水による空気ブロワの損傷とカソード極のフラッディングによる不安定運転を防止することが出来る。
第2の発明は、温水加湿器の入口配管路と出口配管路とを冷却水循環回路に設けた冷却水タンクの液面より上方に立ち上げて配管することにより、入口配管路と出口配管路内に入った水の液面は最終的には冷却水タンク内の液面と同じ高さになるので、温水加湿器内で温水側から加湿膜を通過して空気側へ移動する水の量を少なくすることが出来る。
第3の発明は、特に第1の発明又は第2の発明の燃料電池の加湿装置に加え、温水加湿器の入口配管路または出口配管路から分岐して冷却水循環回路に接続するバイパス回路と、バイパス回路に設けた開閉手段と、開閉手段を制御する制御装置とをもうけた構成とすることにより、温水加湿器内で温水側から加湿膜を通過して空気側へ移動した水を冷却水循環回路に戻すことが出来る。
第4の発明は、特に第1〜3の発明の燃料電池の加湿装置に加え、冷却水循環回路の最下部に冷却タンクを設けた構成とすることにより、運転停止時には冷却水循環回路の水が全て冷却タンク内に回収されて、温水加湿器内の水もなくなるため、空気側へ水が移動するのを防止することが出来る。
第5の発明は、特に第1〜4の発明の燃料電池の加湿装置に加え、温水加湿器の入口配管路に液留めを設けた構成とすることにより、温水加湿器内で温水側から加湿膜を通過して空気側へ移動した水を液留めに回収して、空気ブロワおよびカソード極へ流れ込むことを防止することが出来る。
第6の発明は、特に第1〜5の発明の燃料電池の加湿装置に加え、温水加湿器の出口配管路に設けた管路切換え手段と、管路切換え手段に接続する液留めと、管路切換え手段を制御する制御装置とを設けた構成とすることにより、制御装置で運転開始時に管路切換え手段を切り替えて空気流路内に溜まり込んだ水を空気ブロワで液留めに送り込んで、カソード極に水が流れ込むのを防止することが出来る。
第7の発明は、特に第1〜6の発明の燃料電池の加湿装置に加え、温水加湿器から冷却水循環回路に設けた冷却水タンク内の液面上方空間部に接続し、空間部からカソード極に接続する出口配管路を設けた構成とすることにより、空気流路内に溜まり込んだ水を空気ブロワで冷却タンクに回収することが出来る。
第8の発明は、特に第1〜7の発明の燃料電池の加湿装置に加え、温水加湿器の入口配管路に設けた加熱装置と加熱装置を制御する制御装置とを設けた構成とすることにより、入口配管路内の空気を加熱して配管路内の水滴を蒸発させることが出来、さらに温水加湿器によって冷却水循環回路内の水を加熱することが出来るので、外気温度が0℃以下の環境においても装置内の水が凍結するのを防止することが出来る。
第9の発明は、特に第1〜8の発明の燃料電池の加湿装置に加え、温水加湿器とカソード極の入口とを接続する出口配管路から分岐してカソード極の出口に接続するカソードバイパス配管と、出口配管路の分岐部に設けた管路切換え手段と、管路切換え手段を制御する制御装置とを設けた構成とすることにより、運転開始時に制御装置で管路切換え手段をカソードバイパス配管側に切り替えて空気ブロワを運転して空気流路内の水分をカソード極に流さないで外部に放出することができ、燃料電池を確実に起動することが出来る。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態における燃料電池の加湿装置の構成図を示すものである。図1において、燃料電池1はカソード極10に空気を供給する空気ブロワ7とアノード11に水素を供給する改質装置2とを接続したものであり、燃料電池1の冷却部には放熱器6と冷却水循環ポンプ9と内部に加湿膜14を設けた温水加湿器5とを有する冷却水循環回路4を接続し、放熱器6を貯湯循環回路8によって貯湯タンク3に接続している。空気ブロワ7とカソード極10とを接続する空気流路には、カソード極10出口から熱回収する全熱交換器15と、冷却水循環回路4より上方に立ち上げた入口配管路12と出口配管路13とを有する温水加湿器5とを設けて構成している。
以上のように構成された燃料電池の加湿装置について、以下その動作、作用を説明する。
まず、カソード極10に空気ブロワ7から空気と、アノード11に改質装置2から水素を供給することにより燃料電池1は発電し負荷へ電力を供給する一方、燃料電池1で発生する熱は冷却水循環回路4に設けた放熱器6によって貯湯循環回路8を介して貯湯タンク3に回収蓄熱する。空気ブロワ7で導入する外気は、カソード極10の排空気を熱源とする全熱交換器15と冷却水循環回路4内の温水を熱源とする温水加湿器5によって加湿してカソード極10に供給する。装置の運転停止時には、温水加湿器5において冷却水循環回路4内の水が加湿膜14を通過して空気側に移動しさらに入口配管路12と出口配管路13へ流れ込むこととなるが、入口配管路12と出口配管路13を冷却水循環回路4より上方に立ち上げているため、この立ち上げ部を越えて空気ブロワ7と全熱交換器15およびカソード極10に水が浸入することを防止できる。
以上のように、本実施の形態においては、入口配管路12と出口配管路13を冷却水循環回路4より上方に立ち上げているため、空気ブロワ7と全熱交換器15およびカソード極10への水の浸入を防ぎ機器の損傷を防止することが出来る。
(実施の形態2)
図2は本発明の第2の実施の形態の燃料電池の加湿装置の構成図である。図2において、冷却水タンク16は燃料電池1の冷却水循環回路4に接続して設けたものであり、空気ブロワ7と全熱交換器15とを接続する加湿膜14を有する温水加湿器5の入口配管路12とカソード極10に接続する出口配管路13とは、冷却水タンク16内の液面より上方に立ち上げて配管して構成している。
以上のように構成された燃料電池に加湿装置について、以下その動作、作用を説明する。
まず、装置の運転停止時には、温水加湿器5において冷却水循環回路4内の水が加湿膜14を通過して空気側に移動しさらに入口配管路12と出口配管路13へ流れ込むこととなるが、入口配管路12と出口配管路13を冷却水タンク16内の液面より上方に立ち上げているため、この立ち上げ部を越えて空気ブロワ7と全熱交換器15およびカソード極10に水が浸入することを防止できる。
この立ち上げ部を越えて空気ブロワ7およびカソード極10に水が浸入することは無い。
以上のように、本実施の形態においては、入口配管路12と出口配管路13を冷却水タンク16の液面より上方に立ち上げているため、空気ブロワ7と全熱交換器15およびカソード極10への水の浸入を防ぎ機器の損傷を防止することが出来、冷却水タンク16内の水量と設置する高さを適切に設定することにより、入口配管路12と出口配管路13の立ち上げ高さを低く抑えて装置を小型化することが出来る。
(実施の形態3)
図3は本発明の第3の実施の形態の燃料電池の加湿装置の構成図である。図3において、バイパス回路17は加湿膜14を有する温水加湿器5の入口配管路12から分岐して冷却水循環回路4の冷却水循環ポンプ9の吸入側に接続して設けたものであり、入口配管路12に空気ブロワ7と全熱交換器15を設け出口配管路13をカソード極10に接続し、制御装置18で制御する開閉弁19をバイパス回路17に設けて構成している。
以上のように構成された燃料電池の加湿装置について、以下その動作、作用を説明する。
まず、装置の運転停止時には、制御装置18で開閉弁19を閉止してバイパス回路17を閉じた状態にする。この時、温水加湿器5において冷却水循環回路4内の水が加湿膜14を通過して空気側に移動しさらに入口配管路12と出口配管路13へ流れ込む。装置の再運転時には、制御装置18で開閉弁19をあけてバイパス回路17を開放して冷却水循環ポンプ9を運転し温水加湿器5と入口配管路12と全熱交換器15と出口配管路13からなる空気流路に溜まった水を冷却水循環回路4に回収したあと開閉弁19を閉じてバイパス回路17を閉塞して燃料電池1の運転を開始する。
以上のように、本実施の形態においては、運転停止時に温水加湿器5において温水側から空気側に移動した水を、運転開始時にバイパス回路17から冷却水循環回路4に回収することにより、燃料電池1のカソード極10に多量の水が流入するのを防止してフラッディングなどの不安定運転をさけて燃料電池の安定した運転を実現することが出来る。
(実施の形態4)
図4は本発明の第4の実施の形態の燃料電池の加湿装置の構成図である。図4において、冷却水タンク16と冷却水循環ポンプ9は、加湿膜14を有する温水加湿器5を設けた燃料電池1の冷却循環回路4の最下部に位置するように設けたものであり、温水加湿器5の入口配管路12に空気ブロワ7と全熱交換器15を設け出口葉遺憾路13はカソード極10に接続して構成している。
以上のように構成された燃料電池の加湿装置について、以下その動作、作用を説明する。
まず、装置の運転時は冷却水循環ポンプ9で温水を循環することにより温水加湿器5で空気ブロワ7で導入される空気を加湿してカソード極10に供給するが、運転停止時には冷却水循環ポンプ9も停止することにより、冷却水循環回路4内の大部分の水を再下方に設けた冷却水タンク16に流れ落として溜めることが出来る。冷却水循環回路4の水を冷却水タンク16に集めることにより温水加湿器5内の水を無くすることが出来るので、運転停止時において、温水加湿器5内の加湿膜14を水が移動するのを防止することができる。
以上のように、本実施の形態においては、冷却水タンク16と冷却水循環ポンプ9を冷却循環回路4の最下部に設けることにより、運転停止時に温水加湿器5を有する冷却水循環回路4内の水を冷却水タンク16に回収することが出来るので、温水加湿器5内での水分移動を防止して空気流路側の部品を水で損傷するのを防止することが出来、カソード極10に浸入する水を抑えてフラッディングを防止することが出来る。
(実施の形態5)
図5は本発明の第5の実施の形態の燃料電池の加湿装置の構成図である。図5において、液留め20aは加湿膜14を有する温水加湿器5の入口配管路12に設け液留め20bは出口配管路13に設けたもので、液留め20aと液留め20bからはポンプ21を有する水回収配管22で冷却水循環回路4の冷却水タンク16に接続したものであり、入口配管路12に空気ブロワ7と全熱交換器15を設け出口配管路13はカソード極10に接続して構成している。
以上のように構成された燃料電池の加湿装置について、以下その動作、作用を説明する。
まず、装置の運転停止時には、温水加湿器5において冷却水循環回路4内の水が加湿膜14を通過して空気側に移動しさらに入口配管路12と出口配管路13へ流れ込むこととなるが、入口配管路12と出口配管路13にはそれぞれ液留め20aと液留め20bとを設けているため空気側に入り込んだ水は液留め20aと液留め20bに溜め込むことが出来、余分な水が空気ブロワ7と全熱交換器15とカソード極10に浸入するのを防止することが出来る。さらに運転時においても流路内の余分な水分を回収することが出来るので、燃料電池を安定して運転することが出来る。さらに、液留め20aと液留め20bに溜まり込んだ水をポンプ21を運転して水回収配管22から冷却水循環回路4の冷却水タンク16に回収することが出来るので、冷却水循環回路4への水の補給も少なくすることが出来る。
以上のように、本実施の形態においては、入口配管路12と出口配管路13に液留め20aと液留め20bを設けた構成とするこにより、空気流路内の余分な水分を液留め20aと液留め20bに溜め込んで、空気ブロワ7と全熱交換器15とカソード極10に水が浸入するのを防止することが出来、空気流路側の部品を水で損傷するのを防止することが出来、カソード極10に浸入する水を抑えてフラッディングを防止することが出来る。
(実施の形態6)
図6は本発明の第6の実施の形態の燃料電池の加湿装置の構成図である。図6において、制御装置18で制御する三方弁23は加湿膜14を有する温水加湿器5の出口配管路13に設けたものであり、三方弁23の分岐側には液留め20cを接続し、さらに液留め20cから冷却水循環回路4内の冷却水タンク16に接続し、入口配管路12に空気ブロワ7と全熱交換器15を設けて構成している。
以上のように構成された燃料電池の加湿装置について、以下その動作、作用を説明する。
まず、装置の運転停止時には、温水加湿器5において冷却水循環回路4内の水が加湿膜14を通過して温水加湿器5の空気側に移動しさらに入口配管路12と出口配管路13へ流れ込んで溜まり込む。運転開始時には制御装置18で三方弁23を液留め20cに接続するように切り替えて空気ブロワ7を運転することにより、空気流路内に溜まり込んだ水分を液留め20cに回収した後、三方弁23をカソード10側に切り替えて燃料電池1を運転することにより余分な水をカソード10に流し込むのを防止することが出来る。さらに、回収した水は液留め20cから水回収配管22を通して冷却水循環回路4内の冷却水タンク16に回収することが出来る。
以上のように、本実施の形態においては、出口配管路13に制御装置18で制御する三方弁23を設け、三方弁23の先に液留め20cと水回収配管22を設けて冷却水タンク16に接続する構成とすることにより、空気流路内の余分な水分を液留め20cに溜め冷却水タンク16に回収することが出来るので、カソード極10に浸入する水を低減して燃料電池のフラッディングを防止することが出来る。
(実施の形態7)
図7は本発明の第7の実施の形態の燃料電池の加湿装置の構成図である。図7において、加湿膜14を有する温水加湿器5の出口配管路13は、冷却水循環回路4内の冷却水タンク16の液面上方の空間部に接続して燃料電池1のカソード極10に接続したもので、冷却水タンク16は制御装置18で制御する開閉弁19を介して冷却水循環回路4に接続している。
以上のように構成された燃料電池の加湿装置について、以下その動作、作用を説明する。
まず、装置の運転停止時には、温水加湿器5において冷却水循環回路4内の水が加湿膜14を通過して空気側に移動し温水加湿器5の空気側流路と入口配管路12と出口配管路13へ流れ込んで溜まり込む。運転開始時は空気ブロワ7を運転することにより冷却水タンク16で水と空気は分離されるので、余分な水分は冷却水タンク16に溜まり空気だけをカソード極10に供給することが出来る。冷却水タンク16内に溜まった水は制御装置18開閉弁19を開放することにより冷却水循環回路4に回収することが出来る。
以上のように、本実施の形態においては、出口配管路13を冷却水循環回路4内の冷却水タンク16の液面上方の空間部に接続して燃料電池1のカソード極10に接続する構成とすることにより、カソード極10に過剰な水分を供給するのを防止してフラッディングを防止するため、燃料電池1を確実に起動して安定して発電することが出来る。
(実施の形態8)
図8は本発明の第8の実施の形態の燃料電池の加湿装置の構成図である。図8において、制御装置18で制御する加熱装置24は空気ブロワ7と加湿膜14を有する温水加湿器5とを接続する入口配管路12に設けたものであり、入口配管路12には全熱交換器15を設け出口配管路13は冷却水循環回路4を有する燃料電池1のカソード極10に接続している。
以上のように構成された燃料電池の加湿装置について、以下その動作、作用を説明する。
まず、装置の運転停止時には、温水加湿器5において冷却水循環回路4内の水が加湿膜14を通過して空気側に移動し温水加湿器5の空気側流路と入口配管路12と出口配管路13へ流れ込んで溜まり込む。運転開始時は制御装置18で加熱装置24を運転して空気を加熱することにより空気流路内の水分を加熱蒸発させてカソード極10に空気を供給することが出来る。さらに、外気温度が0℃以下になって空気流路に溜まった水分および冷却水循環回路4内の水が凍結する恐れがある場合にも、制御装置18で加熱装置24を運転して空気を加熱することにより空気流路内の水分を加熱するとともに、温水加湿器5を通して冷却水循環回路4内の水を加熱して凍結を防止することが出来る。
以上のように、本実施の形態においては、制御装置18で制御する加熱装置24を入口配管路12に設けた構成にすることにより、空気ブロワ7で供給する外気を加熱することが出来、空気流路内の水分を加熱蒸発させてカソード極10に供給する空気から余分な水分を除いてフラッディングを防止して、さらに、低温時には加熱装置24で空気と冷却水循環回路4内の水を加熱して凍結を防止することが出来る。
(実施の形態9)
図9は本発明の第9の実施の形態の燃料電池の加湿装置の構成図である。図9において、カソードバイパス配管25は温水加湿器5とカソード極10の入口を接続する出口配管路13から制御装置18で制御する三方弁23を介してカソード極10の出口に接続して設けたものであり、カソード極10をバイパスして設けたものである。
以上のように構成された燃料電池の加湿装置について、以下その動作、作用を説明する。
まず、装置の運転停止時には、温水加湿器5において冷却水循環回路4内の水が加湿膜14を通過して空気側に移動し温水加湿器5の空気側流路と入口配管路12と出口配管路13へ流れ込んで溜まり込む。運転開始時は制御装置18で三方弁23をカソードバイパス配管25側に切り換えて空気ブロワ7を運転することにより、空気流路内の水分をカソード極10をバイパスして外部に放出することが出来る。
以上のように、本実施の形態においては、制御装置18で制御する三方弁23とカソードバイパス配管25を設けた構成とすることにより、多量の水分をカソード極10に流し込むことなく燃料電池1を起動させることが出来るので、確実に装置の立ち上げが出来る信頼性の高い装置を提供することが出来る。
以上のように、本発明にかかる燃料電池の加湿装置は、温水加湿器内で温水側から空気側へ移動する水が空気ブロワ等の部品に溜まり込んで部品を損傷するのを防止し、燃料電池を確実に起動して信頼性の高い装置を提供することが出来るので、自動車用燃料電池システムおよび住宅用燃料電池システムの加湿装置等の用途にも適用することが出来る。
本発明の実施の形態1における構成図 本発明の実施の形態2における構成図 本発明の実施の形態3における構成図 本発明の実施の形態4における構成図 本発明の実施の形態5における構成図 本発明の実施の形態6における構成図 本発明の実施の形態7における構成図 本発明の実施の形態8における構成図 本発明の実施の形態9における構成図 従来の燃料電池の加湿装置の構成図
符号の説明
1 燃料電池
2 改質装置
3 貯湯タンク
4 冷却水循環回路
5 温水加湿器
6 放熱器
7 空気ブロワ
8 貯湯循環回路
9 冷却水循環ポンプ
10 カソード極
11 アノード極
12 入口配管路
13 出口配管路
14 加湿膜
15 全熱交換器
16 冷却水タンク
17 バイパス回路
18 制御装置
19 開閉弁(開閉手段)
20a 液留め
20b 液留め
20c 液留め
21 ポンプ
22 水回収配管
23 三方弁(管路切換え手段)
24 加熱装置
25 カソードバイパス配管

Claims (9)

  1. 冷却水循環ポンプと放熱器とを有する燃料電池の冷却水循環回路に設けた温水加湿器と、燃料電池のカソード極に空気を供給する空気ブロワと、前記空気ブロワと前記温水加湿器とを接続して前記冷却水循環回路より上方に立ち上げて配管した入口配管路と、前記温水加湿器とカソード極とを接続して前記冷却水循環回路より上方に立ち上げて配管した出口配管路とを設けた燃料電池の加湿装置。
  2. 冷却水タンクと冷却水循環ポンプと放熱器とを有する燃料電池の冷却水循環回路に設けた温水加湿器と、燃料電池のカソード極に空気を供給する空気ブロワと、前記空気ブロワと前記温水加湿器とを接続して前記冷却水タンク内液面より上方に立ち上げて配管した入口配管路と、前記温水加湿器とカソード極とを接続して前記冷却水タンク内液面より上方に立ち上げて配管した出口配管路とを設けた燃料電池の加湿装置。
  3. 温水加湿器の入口配管路または出口配管路から分岐して冷却水循環回路に接続するバイパス回路と、前記バイパス回路に設けた開閉手段と、前記開閉手段を制御する制御装置とを設けた請求項1又は2に記載の燃料電池の加湿装置。
  4. 冷却水循環回路の最下部に冷却水タンクを設けた請求項1から3のいずれか1項に記載の燃料電池の加湿装置。
  5. 温水加湿器の入口配管路と出口配管路に液留めを設けた請求項1から4のいずれか1項に記載の燃料電池の加湿装置。
  6. 温水加湿器の出口配管路に設けた管路切換え手段と、前記管路切換え手段に接続する液留めと、前記管路切換え手段を制御する制御装置とを設けた請求項1から5のいずれか1項に記載の燃料電池の加湿装置。
  7. 温水加湿器から冷却水循環回路に設けた冷却水タンクの液面上方の空間部に接続し前記空間部からカソード極に接続する出口配管路を設けた請求項1から6のいずれか1項に記載の燃料電池の加湿装置。
  8. 温水加湿器の入口配管路に設けた加熱装置と、前記加熱装置を制御する制御装置とを設けた請求項1から7のいずれか1項に記載の燃料電池の加湿装置。
  9. 燃料電池のカソード極をバイパスするカソードバイパス配管と、前記カソードバイパス配管の管路を切り替える管路切換え手段と、前記管路切換え手段を制御する制御装置とを設けた請求項1から8のいずれか1項に記載の燃料電池の加湿装置。
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