JP2005132276A - カーテンエアバッグ装置 - Google Patents

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【課題】 クリップにおけるエアバッグ装置のメンテナンスや修理等に際して取り外し簡単構造であると共に、エアバッグの膨張展開時クリップのルーフサイドレールに対する取り付け強度を高めた。
【解決手段】 クリップ5を備えた係止手段4によりルーフサイドレール2の車室側面に取り付けられた内装材1と、内装材1に形成されたエアバッグ収納室3内に折り畳まれた状態で収納されたエアバッグ7と、エアバッグ7より延設され、かつ係止手段4に係止された取り付け片7aとを具備したカーテンエアバッグ装置であって、クリップ5に、内装材1をルーフサイドレール2に係止する第1係止部5gと、取り付け片7aを係止する第2係止部5eとを形成して、エアバッグの展開時、取り付け片7aに生ずる引張力を第2係止部5eに作用させ、第1係止部5gにおけるルーフサイドレール2に対する取り付け保持力を増大させた。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両のドアと乗員との間に膨張展開することにより乗員を保護するようになしたカーテンエアバッグ装置に関する。
従来自動車等の車両には、車両が衝突した際の衝撃から乗員を保護するエアバッグ装置が設置されている。
またエアバッグ装置には、車両の前後方向の衝突から乗員を保護するエアバッグ装置とは別に、車両の側面衝突等から乗員を保護するカーテンエアバッグ装置を採用した車両も多くなっている。
カーテンエアバッグ装置は、車室内のフロントピラーからルーフサイドレールを覆うピラーガーニッシュ(内装材)内に装着されていて、車両が側面衝突等した際、乗員とドアの間にカーテン状に膨張展開することにより、側面衝突等の際に発生する衝撃から乗員を保護するように構成されている。
一方カーテンエアバッグ装置は、エアバッグが折り畳まれた状態でルーフサイドレールと内装材の間に収容されており、エアバッグをルーフサイドレールへ取り付ける構造としては、例えば特許文献1に記載された「自動車乗員用保護装置の配置構造」が公知である。
特開平10−138861公報。
前記特許文献1に記載された配置構造では、折り畳まれた状態で内装材内に格納されたエアバッグを収容するケースの固定部が複数のボルトによりルーフサイドレールに固着された構成となっている。
またカーテンエアバッグ装置のエアバッグ取り付け構造としては、例えば図8ないし図10に示すものも公知である。
図8ないし図10に示すエアバッグの取り付け構造では、ルーフサイドレールaを車室側より覆う内装材bに形成されエアバッグ収納室cの隔壁d内面に、複数のクリップ係止座eとクリップ支持突起fを突設し、これらクリップ支持突起fに嵌合したクリップgの脚部hをクリップ係止座eの係止爪iに係止することにより、内装材bに対してクリップgが取り付けられている。
またクリップgは弾性を有する金属薄板より形成されていて、クリップ支持突起fの両側に突出するほぼく字形の第1係止部jを有しており、各クリップgをルーフサイドレールaに形成された取り付け孔kに車室側より圧入すると、第1係止部jの頂部が図9に示すように取り付け孔kの開口縁に内側より係止され、これによってルーフサイドレールaに対して内装材bが取り付けられている。
一方内装材bのエアバッグ収納室cに折り畳まれた状態で収納されたエアバッグmには、クリップ係止座eと同じ間隔で取り付け片nが設けられていて、これら取り付け片nに形成された取り付け孔pを図9に示すようにクリップ係止座eに嵌合することにより、内装材bに対してエアバッグmが取り付けられている。
しかし前記特許文献1に記載されたカーテンエアバッグの取り付け構造のように、複数のボルトによりエアバッグケースをルーフサイドレールに取り付けたものでは、車両を修理したり、メンテナンスのためにカーテンエアバッグをルーフサイドレールより脱着する場合、工具を使用して複数のボルトを脱着しなければならないため、作業に時間がかかって作業能率が悪い等の問題がある。
一方図8ないし図10に示すエアバッグ取り付け構造では、エアバッグ装置のメンテナンスや修理時等に、クリップgの第1係止部jを押し縮めることによりルーフサイドレールaより内装材bとともに簡単にエアバッグmを取り外すことができる利点を有する。
しかし反面車両が側面衝突してエアバッグmが膨張展開した際、エアバッグmの取り付け片nに過大な引張力gが作用すると、図10に示すように引張力qにより内装材bが上方へ弾性変形して、クリップgの第1係止部jが取り付け孔kの開口縁により押し縮められるおそれがあり、クリップgのルーフサイドレールaに対する取付け強度が弱くなることから、ボルトによる取り付けを合わせて行うなどしている。
本発明はかかる問題を改善するためになされたもので、クリップによる取付け手段による利点としてのエアバッグ装置のメンテナンスや修理等に際しての取り外し簡単構造である点を生かしつつ、エアバッグが膨張展開した際におけるクリップのルーフサイドレールに対する取り付け強度を高めたカーテンエアバッグ装置を提供することを目的とするものである。
本発明のカーテンエアバッグ装置は、クリップを備えた係止手段によりルーフサイドレールの車室側面に取り付けられた内装材と、内装材に形成されたエアバッグ収納室内に折り畳まれた状態で収納されたエアバッグと、エアバッグより延設され、かつ係止手段に係止された取り付け片とを具備したカーテンエアバッグ装置であって、クリップに、内装材をルーフサイドレールに係止する第1係止部と、取り付け片を係止する第2係止部とを形成して、エアバッグの展開時、取り付け片に生ずる引張力を第2係止部に作用させることによって、第1係止部におけるルーフサイドレールに対する取り付け保持力を増大させるように構成したものである。
前記構成により、クリップによりルーフサイドレールに内装材やエアバッグの着脱が容易に行えるため、修理やメンテナンスのためにエアバッグを取り外す作業が短時間で能率よく行えるようになる。
また車両が側面衝突した際エアバッグが膨張した時に、取り付け片に生ずる引張力を第2係止部に作用させることによって、第2係止部を拡開させ、この第2係止部を有する脚部も拡開されると共に、この脚部から一体に切り起された第1係止部も拡開され、第1係止部におけるルーフサイドレールに対する取り付け保持力を増大させることになる。これによってルーフサイドレールよりクリップが抜け出すことがなく、エアバッグ装置のルーフサイドレールに対する取付け強度を高めることができる。
本発明のカーテンエアバッグ装置は、第1係止部を、クリップの脚部をほぼく字形に切起こすことにより形成し、また第2係止部を、クリップの脚部より延設した係止爪の先端をフック状に折り曲げることにより形成したものである。
前記構成により、エアバッグが膨張した際、第2係止部に過大な引張力が作用すると、クリップの脚部が拡開するのに伴い脚部に設けられた第1係止部も拡開して、ルーフサイドレールに対する保持力が増大するため、エアバッグ装置のルーフサイドレールに対する取付け強度を高めることができる。
本発明のカーテンエアバッグ装置は、係止手段による取り付け片の係止位置と、第2係止手段による取り付け片の係止位置を、エアバッグが膨張する際に取り付け片に作用する引張方向に対して同一線上とならないように配置したものである。
前記構成により、取り付け片に過大な引張力が作用しても、取り付け片に形成された係止孔付近から取り付け片が破損することがないため、エアバッグ装置のルーフサイドレールに対する取付け強度を高めることができる。
本発明のカーテンエアバッグ装置によれば、クリップによりルーフサイドレールに内装材やエアバッグの着脱が容易に行えるため、修理やメンテナンスのためにエアバッグを取り外す作業が短時間で能率よく行えるようになると共に、車両が側面衝突した際エアバッグが膨張した際に、取り付け片に生ずる引張力を第2係止部に作用させることによって、第1係止部におけるルーフサイドレールに対する取り付け保持力を増大させることになって、内装材に取り付けられたクリップの取り付け姿勢が崩れることがなく、これによってルーフサイドレールよりクリップが抜け出すことがなく、エアバッグ装置のルーフサイドレールに対する取付け強度を高めることができる。
本発明の実施の形態を、図面を参照して詳述する。
図1はフロントピラー及びルーフサイドレールの車室側を内装材(ピラーガーニッシュ)で覆った状態を模式的に示した正面図、図2は図1のA−A線に沿う断面図、図3は図2のB方向からの拡大矢視図、図4は図2のC円内の拡大図、図5はクリップ部分の分解斜視図、図6は作用説明図である。
図1に示す内装材1は、車室の前部から上部にかけて設けられたフロントピラー及びルーフサイドレール2の車室側を覆うように設けられたもので、硬質樹脂により一体成形された芯材1aの表面を、軟質樹脂よりなる表皮1bで被覆した構造となっている。
内装材1の芯材1aは、図1に示す点線1c部分が図2に示すようにルーフサイドレール2側へ凹入されていて、この凹入部分にエアバッグ収納室3が形成されており、エアバッグ収納室3のルーフサイドレール2側に位置する側壁1dの外側面に、内装材1をルーフサイドレール2に取り付ける係止手段4が前後方向に間隔を存して複数個所設けられている。
係止手段4は図2及び図5に示すように、内装材1の側壁1dと一体に突設されたクリップ支持突起4aと、クリップ支持突起4aの基部近傍に突設されたクリップ固定座4c、4d及びクリップ支持突起4aに嵌着されたクリップ5とからなる。
クリップ支持突起4aは、断面が略長方形の柱状となっていて、先端部はクリップ5の頂部とほぼ同曲率の円弧状となっており、クリップ5の脚部5aから頂部までの高さとほぼ同じ高さに形成されていると共に、一側面には先端から基部にかけて凹溝4bが形成されている。
クリップ支持突起4aの基部両側に突設されたクリップ固定座4c、4dのうち、一方のクリップ固定座4cは、図5に示すように先端部がクリップ支持突起4aの側面と平行するほぼ逆L字形となっていて、先端部と側壁1dの間にスペーサ6を挿入する係止溝4eが形成されている。
スペーサ6は、クリップ支持突起4aに嵌着されたクリップ5の脚部5aが脱落しないように係止するもので、一側がわに脚部5aを外側へ折り曲げることにより形成された係止部5bが嵌合する切り欠き6aが形成され、他側がわには、クリップ固定座4cの係止溝4eに嵌合する切り欠き6bが形成されている。
他方のクリップ固定座4dは、図5に示すようにクリップ支持突起4aの長手方向に2分割されていて、クリップ5の脚部5aより外側へ折り曲げ形成された係止爪5cの段部5dが嵌合する係止溝4fが形成されている。
クリップ5は弾性を有する金属薄板より形成されていて、図5に示すように上部が円弧状の連設部5fにより連設された一対の脚部5aを有しており、一方の脚部5aに前述した係止部5bが、そして他方の脚部5aに前述した係止爪5cが折り曲げ形成されている。
係止爪5cは、段部5dより先端側が脚部5aより幅狭となっていて、先端部にエアバッグ7より延設された取り付け片7aの係止孔7cを嵌合するフック状の第2係止部5eが形成されている。
またクリップ5の各脚部5aには、クリップ支持突起4aの凹溝4bより僅かに幅が狭い第1係止部5gがそれぞれ切り起し形成されている。
各第1係止部5gは図5に示すように、脚部5aの外側へほぼく字形に屈曲されていて、基端部がそれぞれ連設部5fの接線方向に連設されており、連設部5fを中心にクリップ支持突起4aの接離方向に弾性を有している。
各第1係止部5gの先端側は小円弧状に形成されていて、屈曲部5hが押圧された際円弧状部5iがクリップ支持突起4aの両側面に圧接されるようになっている。
一方エアバッグ7は、車両が側面衝突した際、乗員とドアの間にカーテン状の膨張展開される形状となっていて、ナイロン繊維等からなる基布を袋状に縫製することにより形成されており、膨張した際上側となる上縁部に、係止手段4と同じ間隔で帯状の取り付け片7aが一体成形又は別体のものを縫着することにより形成されている。
各取り付け片7aの先端には、図5に示すようにクリップ取り付け座4c、4dとクリップ支持突起4aが嵌合自在な角孔状の取り付け孔7bと、クリップ5の第2係止部5eを嵌合する係止孔7cが形成されている。
エアバッグ7の一端側にはガス吹き込み口が形成されていて、このガスの吹き込み口に例えばリヤピラーに取り付けられたインフレータ(図示せず)が接続されていると共に、エアバッグ7は折り畳まれた状態で内装材1のエアバッグ収納室3内に図2に示すように収納されている。
エアバッグ7より延設された取り付け片7aは、エアバッグ収納室3の側壁1dに形成された長孔1fより係止手段4側に引き出された状態で、取り付け孔7bがクリップ取り付け座4c、4dとクリップ支持突起4aに嵌合され、係止孔7cがクリップ5の第2係止部5eに嵌合されている。
一方エアバッグ収納室3の車室側面は、カバー部材8により覆われている。
カバー部材8の表面は、内装材1の表面を被覆する表皮1bにより被覆されていて、車室側からエアバッグ7の存在が視認できないようになっており、カバー部材8と表皮1bは接着剤によって一体にされ、表皮1bの上下裏面と芯材1aの上下部表面を振動溶着、超音波溶着、接着剤等によって固定されている。カバー部材8の上縁部は、内装材1の芯材1aに形成されたスリット1gに係止されている。
またカバー部材8の下縁部は、側壁1dの下部に形成されたスリット1hに緩く嵌挿されていて、エアバッグ7が膨張した際、側壁1dより抜け外れるようになっている。
次に前記構成されたカーテンエアバッグ装置の作用を、図6を参照して説明する。
折り畳んだ状態でエアバッグ7を内装材1のエアバッグ収納室3へ収納して、カーテンエアバッグ装置の組み立てが完了したら、内装材1をフロントピラーとルーフサイドレール2の車室側面に取り付ける。
取り付けに当っては、内装材1の内側に設けられた複数の係止手段4とルーフサイドレール2に形成された取り付け孔2aの位置合せをした状態で、クリップ5の先端側を取り付け孔2aへ押し込むもので、取り付け孔2aの幅は予めクリップ5の厚みより小さく形成されているが、クリップ5を押し込むことによりクリップ5の第1係止部5gが厚さ方向へ弾性変形するため、ルーフサイドレール2に対して簡単に内装材1を取り付けることができる。
また内装材1の取り付け後は、クリップ5の第1係止部5gに形成された屈曲部5hが取り付け孔2aの開口縁に内側より係止されるため、ルーフサイドレール2に対して確実に内装材1を固定することができる。
一方車両が側面衝突した際の衝撃によりインフレータよりガスが噴出されてエアバッグ7が膨張を開始すると、エアバッグ7の膨張圧によりカバー部材8が車室側へ押圧され、エアバッグ7の膨張圧でカバー部材8の下縁部が内装材1より抜け外れて、エアバッグ7は膨張しながら図6に示すように下方へ展開される。
またエアバッグ7が下方へ膨張展開する際、エアバッグ7の取り付け片7aには図6の矢印方向へ過大な引張力10が作用するが、取り付け片7aの係止孔7cがクリップ5の一方の脚部5aに設けられた係止爪5cの第2係止部5eに係止されているため、過大な引張力10は第2係止部5eに直接作用する。
これによって第2係止部5eを設けた脚部5aは図6に示すように上方向へ拡開するが、クリップ支持突起4aに嵌合されたクリップ5は第2係止部5eを設けた脚部5aが拡開するのに伴い脚部5aに設けられた第1係止部5gも同様に上方へ拡開して、ルーフサイドレール2に対する保持力が増大する。従って、ルーフサイドレール2の取り付け孔2aよりクリップ5が抜け外れることがないことから、過大な引っ張り力10によるルーフサイドレール2に対する内装材1、延いてはエアバッグ7の取り付け強度が高まることになる。
なお図7は係止手段4の変形例を示すもので、この変形例では係止手段4のクリップ固定座4cによるエアバッグ7の取り付け片7aの係止位置と、第2係止部5eによるエアバッグ7の取り付け片7aの係止位置を、取り付け片7aに作用する引張方向に対して同一線上とならないようにする。すなわち、係止爪5cの先端が脚部5aの幅より大きくなるほぼT字形に形成し、その両端にフック状の第2係止部5eを形成すると共に、取り付け片7a側には、第2係止部5eと対応する位置に一対の係止孔7cを形成したものである。
これによってエアバッグ7が膨張した際取り付け片7aに過大な引張力が作用しても、取り付け片7aに形成された取り付け孔7bや、係止孔7c付近から取り付け片7aが破損することがないため、エアバッグ7の取り付け強度が増すと共に、取り付け片7aを必要以上に幅広くする必要がないため、エアバッグ7のコスト低減が図れるようになる。
本発明は、クリップによりルーフサイドレールに内装材やエアバッグの着脱が容易に行えるため、修理やメンテナンスのためにエアバッグを取り外す作業が短時間で能率よく行えるようになると共に、車両が側面衝突した際エアバッグが膨張した時に、エアバッグの取り付け片に生ずる引張力を第2係止部に作用させることによって、第1係止部におけるルーフサイドレールに対する取り付け保持力を増大させることになり、これによってルーフサイドレールよりクリップが抜け出すことがなく、エアバッグ装置のルーフサイドレールに対する取付け強度を高めることができることから、車両のドアと乗員との間に膨張展開することにより乗員を保護するようになしたカーテンエアバッグ装置のみならず、車体パネルにエアバッグを取り付けたエアバッグ装置全般に適用することができる。
本発明の実施の形態になるカーテンエアバッグ装置を装着した内装材をルーフサイドレールに取り付けた状態を模式的に示した正面図である。 図1のA―A線に沿う拡大断面図である。 図2のB方向からの矢視図である。 図2のC円内の拡大図である。 本発明の実施の形態になるカーテンエアバッグ装置に採用した係止手段の分解斜視図である。 本発明の実施の形態になるカーテンエアバッグ装置の作用説明図である。 本発明の実施の形態になるカーテンエアバッグ装置に採用した係止手段の変形例を示す分解斜視図である。 従来のカーテンエアバッグ装置の断面図である。 図8のD円内の拡大図である。 従来のカーテンエアバッグ装置の作用説明図である。
符号の説明
1 内装材
2 ルーフサイドレール
3 エアバッグ収納室
4 係止手段
5 クリップ
5a 脚部
5c 係止爪
5e 第2係止部
5g 第1係止部
7 エアバッグ
7a 取り付け片

Claims (3)

  1. クリップを備えた係止手段によりルーフサイドレールの車室側面に取り付けられた内装材と、前記内装材に形成されたエアバッグ収納室内に折り畳まれた状態で収納されたエアバッグと、前記エアバッグより延設され、かつ前記係止手段に係止された取り付け片とを具備したカーテンエアバッグ装置であって、前記クリップに、前記内装材を前記ルーフサイドレールに係止する第1係止部と、前記取り付け片を係止する第2係止部とを形成して、前記エアバッグの展開時、前記取り付け片に生ずる引張力を前記第2係止部に作用させることによって、前記第1係止部における前記ルーフサイドレールに対する取り付け保持力を増大させるように構成したことを特徴とするカーテンエアバッグ装置。
  2. 前記第1係止部を、前記クリップの脚部をほぼく字形に切起こすことにより形成し、また前記第2係止部を、前記クリップの脚部より延設した係止爪の先端をフック状に折り曲げることにより形成してなる請求項1に記載のカーテンエアバッグ装置。
  3. 前記係止手段による前記取り付け片の係止位置と、前記第2係止手段による前記取り付け片の係止位置を、前記エアバッグが膨張する際に前記取り付け片に作用する引張方向に対して同一線上とならないように配置してなる請求項1または2に記載のカーテンエアバッグ装置。
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