JP2005117090A - 画像読取り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 原稿台ガラス上の原稿読取り位置に付着したゴミにより読取り画像に発生したスジを検出し、スジの発生した画像データを補正することができる画像読取り装置を提供する。
【解決手段】 デジタルスキャナ100は、スキャナコントローラ301と、スジ検出回路305と、スジ補正回路306とを備え、ADF原稿読取りモードでの読取り動作を指示されると、スキャナコントローラ301は、原稿102の読取りを開始し、スジ検出回路305は、読取り画像にゴミによるスジが発生したか否かを判別し、スジが発生したときは、スジ補正回路306は、スジの発生した画像データを他の画像データに置き換えるスジ補正を行う。
【選択図】 図5

Description

本発明は、画像読取り装置に関し、特に、原稿搬送装置によって搬送される原稿から画像データを読取る機能を有する画像読取り装置に関する。
従来、デジタル複写機、スキャナ、ファクシミリ等の画像読取り装置には、ローラ等により原稿を搬送する原稿搬送装置(以下、「ADF(auto document feeder) 」という)によって搬送される原稿を走査する構成のものがある。
この画像読取り装置は、ADF下方に設けられたランプ及びミラーを搭載した光学台をモータによって予め設定された読取り位置に移動し、原稿台ガラスとADFの間でローラによって所定速度で搬送される原稿にランプを照射して、この搬送原稿を走査するように構成されており、この走査したデータに基づいてプリンタ部にて処理を行うことにより、複写画像を得ることができる。
この光学系固定・原稿移動方式の画像読取り装置を用いた場合に、原稿の読取り位置において原稿台ガラス上にゴミが付着していると、原稿を走査する際にゴミも読取るので、読取り画像のゴミに対応した位置に副走査方向のスジが発生する。原稿台ガラス上に黒いゴミが付着すると、図22に示すように読取り画像の明るい部分に黒スジが発生し、原稿台ガラス上に白いゴミが付着すると、図23に示すように読取り画像の暗い部分に白スジが発生する。
原稿台ガラス上にゴミがこびりつくと、原稿台ガラスの清掃作業等を行うまで常に読取り画像にスジが発生することがある。また、搬送される原稿と共にゴミが原稿台ガラス上の原稿読取り位置に運ばれて、原稿読取り途中からスジが発生することや、原稿台ガラス上の原稿読取り位置に付着していたゴミが原稿と共に原稿読取り位置から運ばれて、原稿読取り途中でスジが消滅することもある。
上記のゴミによる影響を軽減する方法として、ゴミの付着や滞留の起こりやすい原稿押圧手段と原稿台により形成される最狭部以外の位置で原稿読取りを行う技術が知られている(例えば、特許文献1)。しかしながら、この技術を用いた場合、ゴミを読取る確率を軽減することはできるが、一旦ゴミを読取ってしまうと、スジが発生した読取り画像をそのまま出力する。
また、原稿読取りに先立って原稿台ガラス上の原稿読取り位置に付着したゴミを検出し、原稿読取り位置を変更する方法も知られている(例えば、特許文献2)。しかしながら、この方法を用いた場合、原稿読取り前から原稿台ガラス上の原稿読取り位置に付着しているゴミを検出することはできるが、原稿読取りの途中から原稿台ガラス上の原稿読取り位置に付着したゴミによるスジの発生を防ぐことはできない。
特開平09−093392号公報 特開2000−196814号公報
本発明の目的は、原稿台ガラス上の原稿読取り位置に付着したゴミにより読取り画像に発生したスジを検出し、スジの発生した画像データを補正することができる画像読取り装置を提供することにある。
上述の目的を達成するために、請求項1記載の画像読取り装置は、原稿を画像読取り位置に搬送する原稿搬送手段と、前記搬送されている原稿から画像データを読取る読取り手段とを備えた画像読取り装置において、前記読取られた画像データが周囲の画像データと相関性があるか否かを判別する相関性判別手段と、前記相関性がないときに、前記相関性のない画像データが副走査方向に連続性があるか否かを判別する連続性判別手段と、前記連続性があるときは、前記連続性のある画像データを当該連続性のある画像データと異なる画像データに置き換える置き換え手段とを備えることを特徴とする。
請求項2記載の画像読取り装置は、請求項1記載の画像読取り装置において、前記相関性判別手段は、前記読取られた画像データの画像データレベルが前記周囲の画像データの画像データレベルと所定値以上異なるときに前記相関性がないと判別することを特徴とする。
請求項3記載の画像読取り装置は、請求項1記載の画像読取り装置において、前記相関性判別手段は、前記読取られた画像データを複数含むと共に当該複数の前記読取られた画像データは副走査方向に隣接している注目領域の画像データレベルが、前記周囲の画像データを複数含む周囲領域の画像データレベルと所定値以上異なるときに前記相関性がないと判別することを特徴とする。
請求項4記載の画像読取り装置は、請求項3記載の画像読取り装置において、前記相関性判別手段は、前記注目領域の画像データレベルの平均値が前記周囲領域の画像データレベルの平均値と所定値以上異なったときに前記相関性がないと判別することを特徴とする。
請求項5記載の画像読取り装置は、請求項3記載の画像読取り装置において、前記相関性判別手段は、前記注目領域の画像データレベルの分散値が前記周囲領域の画像データレベルの分散値と所定値以上異なったときに前記相関性がないと判別することを特徴とする。
請求項6画像読取り装置は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像読取り装置において、前記連続性のある画像データの主走査方向の幅を検出する主走査幅検出手段を備え、前記置き換え手段は、前記主走査方向の幅が所定値以下の画像データを当該主走査方向の幅が所定値以下の画像データと異なる画像データに置き換えることを特徴とする。
請求項7記載の画像読取り装置は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の記載の画像読取り装置において、前記置き換え手段は、前記連続性のある画像データを前記周囲の画像データを基に置き換えることを特徴とする。
請求項1記載の画像読取り装置によれば、周囲の画像データと相関性がない画像データが副走査方向に連続性があるときは、連続性のある画像データを当該連続性のある画像データと異なる画像データに置き換えるので、原稿台ガラス上の原稿読取り位置に付着したゴミにより読取り画像に発生したスジを検出し、スジの発生した画像データを補正することができる。
請求項2記載の画像読取り装置によれば、読取られた画像データの画像データレベルが周囲の画像データの画像データレベルと所定値以上異なるときに相関性がないと判別するので、原稿台ガラス上の原稿読取り位置に付着したゴミにより読取り画像に発生したスジを検出することができる。
請求項3記載の画像読取り装置によれば、読取られた画像データを複数含むと共に当該複数の読取られた画像データは副走査方向に隣接している注目領域の画像データレベルが、前記周囲の画像データを複数含む周囲領域の画像データレベルと所定値以上異なるときに相関性がないと判別ので、ノイズのある画像や網点画像においてもスジを検出することができる。
請求項4記載の画像読取り装置によれば、注目領域の画像データレベルの平均値が周囲領域の画像データレベルの平均値と所定値以上異なったときに相関性がないと判別するので、ノイズのある画像においてもスジを検出することができる。
請求項5記載の画像読取り装置によれば、注目領域の画像データレベルの分散値が周囲領域の画像データレベルの分散値と所定値以上異なったときに相関性がないと判別するので、網点画像においてもスジを検出することができる。
請求項6画像読取り装置によれば、連続性のある画像データの主走査方向の幅が所定値以下の画像データを当該主走査方向の幅が所定値以下の画像データと異なる画像データに置き換えるので、原稿台ガラス上の原稿読取り位置に付着したゴミにより読取り画像に発生したスジを検出し、スジの発生した画像データを補正することができる。
請求項7記載の画像読取り装置によれば、連続性のある画像データを周囲の画像データを基に置き換えるので、スジの発生した画像データを補正することができる。
以下、本発明の第1の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。
図1において、デジタルスキャナ100(画像読取り装置)は、ADF101(原稿搬送手段)と、ADF101を載置する本体105(原稿読取り手段)とを備える。
ADF101は、原稿102を搬送する搬送ローラ103と、搬送された原稿102を後述する原稿台ガラス106上に押圧するプラテンローラ104とを備える。
本体105は、原稿102が通過する原稿台ガラス106と、原稿102の原稿面に光を照射するランプ107、及び原稿102からの反射光を反射するミラー108を載置すると共に画像読取り位置に移動する光学台109と、ミラー108からの反射光を後述するレンズ116に導くミラー110,111を載置する光学台112と、光学台109,112にワイヤ113によって連結されたモータ114と、光学台109のホームポジションを指示するポジションセンサ115と、光学台109,112によって導かれた反射光を集光するレンズ116と、レンズ116によって集光された反射光を光電変換するCCD117とを備える。
モータ114は、正転又は逆転することによりポジションセンサ115を基準として光学台109,112を移動して、原稿台ガラス106上の原稿102を走査する。また、モータ114は後述する図2のエンコーダ302を備え、エンコーダ302は、モータ114の回転数に応じたエンコーダパルスを出力する。即ち、ポジションセンサ115及びエンコーダ302が出力するエンコーダパルスにより光学台109,112の位置を把握して、モータ114により光学台109,112を移動する。
以上の構成により、デジタルスキャナ100は、ADF101により搬送される原稿102を、光学台109,112をADF101の原稿読取り位置に移動することにより読取るADF原稿読取りモードと、原稿台ガラス106上に載置された原稿102を光学台109,112を副走査方向に移動して走査することにより読取る原稿台ガラス原稿読取りモードとの2つのモードで原稿の読取りを行うことができる。
ADF101を備えたデジタルスキャナ100は、図2に示すように、原稿読取り位置であるプラテンローラ104と原稿台ガラス106上との間隙にゴミ200が滞留し易く、この滞留したゴミ200は、ADF原稿読取りモードでの原稿102の読取りと同時に読取られるので、読取り画像にスジが発生する。
図3は、図1のデジタルスキャナ100の内部構成を示すブロック図である。
図3において、デジタルスキャナ100は、デジタルスキャナ100を制御して、原稿読取り動作を行うスキャナコントローラ301を有する。
また、デジタルスキャナ100は、搬送ローラ103、プラテンローラ104、ランプ107、モータ114、エンコーダ302、及びポジションセンサ115を備え、これらはスキャナコントローラ301に接続されている。
さらに、デジタルスキャナ100は、原稿面からの反射光を光電変換を行って信号を出力するCCD117と、CCD117の出力した信号をA/D変換するA/D変換回路303と、A/D変換された出力信号に対してCCD117及びレンズ116等の光学系特性のシェーディング補正を行うシェーディング補正回路304と、シェーディング補正された信号からゴミ等により発生するスジを検出する後述する図4のスジ検出回路305と、検出されたスジ画像データを他の画像データに置き換えるスジ補正回路306とを備え、これらは直列に接続されると共に、スジ補正回路306は、スキャナコントローラ301に接続されている。
スキャナコントローラ301は、デジタルスキャナ100の各構成要素を制御する。
図4は、図3におけるスジ検出回路305の内部構成を示すブロック図である。
図4において、スジ検出回路305は、周囲画素と注目画素の画像データレベルを比較する相関性比較部401と、相関性比較部401の比較結果を保存する主走査検知メモリ402と、主走査検知メモリ402に保存された比較結果から相関性なし画素の副走査方向への連続性を検出する連続性検出部403とを備える。
連続性検出部403は、相関性なし画素の副走査方向への連続性からスジの有無を検出し、スジのあることを示すスジ検出結果「1」、又はスジのないことを示すスジ検出結果「0」の2値フラグ信号をスジ補正回路306に送信する。
図5は、図1のデジタルスキャナ100によって実行される原稿読取り動作処理のフローチャートである。
図5において、ADF原稿読取りモードでの読取り動作を指示されると(ステップS501でYES)、スキャナコントローラ301は、原稿読取り位置に光学台109,112を移動し(ステップS502)、ランプ107を点灯すると共に搬送ローラ103により原稿102を搬送することにより、原稿102の読取りを開始して(ステップS503)、CCD117は、原稿面からの反射光を光電変換をして信号を出力し、A/D変換回路303は、CCD117の出力した信号をA/D変換する。
次いで、シェーディング補正回路304は、A/D変換された出力信号に対してCCD117及びレンズ116等の光学系特性のシェーディング補正を行い(ステップS504)、スジ検出回路305は、シェーディング補正された信号から、読取り画像にゴミによるスジが発生したか否かを判別し(ステップS505)、スジが発生したときは、スジ補正回路306は、スジの発生した画像データを他の画像データに置き換えるスジ補正を行い(ステップS506)(置き換え手段)、一方、スジが発生していないときは、ステップS506のスジ補正を行うことなく本処理を終了する。
図5の処理によれば、読取り画像にゴミによるスジが発生したときは(ステップS505でYES)、スジ補正回路306は、スジの画像データを他の画像データに置き換えるスジ補正を行う(ステップS506)ので、原稿台ガラス上の原稿読取り位置に付着したゴミにより読取り画像に発生したスジを検出し、スジの発生した画像データを補正することができる。
図6は、図4のスジ検出回路305によって実行される白スジ検出処理である。
図6において、スジ検出回路305は、入力される画像データを順次注目画素とし、注目画素が周囲画素に対して相関性があるか否かを判別する(ステップS601)(相関性検出手段)。ステップS601の判別は、相関性比較部401にて、注目画素及び周囲画素の画像データレベルを比較し、注目画素の画像データレベルが周囲画素の画像データレベルよりも所定閾値以上明るい場合は、注目画素は周囲画素に対して相関性がないとすることにより行われる。
ステップS601の判別の結果、注目画素が周囲画素に対して相関性がないときは、該注目画素の主走査座標に対応する主走査検知メモリ402の値をインクリメントし(ステップS602)、注目画素が周囲画素に対して相関性があるときは、該注目画素の主走査座標に対応する主走査検知メモリ402の値をクリアする(ステップS603)。
続くステップS604では、連続性検出部403は、相関性なし画素の副走査方向への連続性を検出するために、主走査検知メモリ402の値が所定値α以上であるか否かを判別し(ステップS604)(連続性検出手段)、主走査検知メモリ402の値が所定値α以上であるときは、この主走査座標にゴミ等による白スジがあると判断し、スジ検出結果「1」をスジ補正回路306に送信し(ステップS605)、本処理を終了する。
ステップS604の判別の結果、主走査検知メモリ402の値が所定値α以上でないときは、この主走査座標には白スジはないと判断し、スジ検出結果「0」を補正回路306に送信し(ステップS606)、本処理を終了する。
図6の処理によれば、注目画素が周囲画素に対して相関性がないときにインクリメントした主走査検知メモリ402の値が所定値α以上であるときは(ステップS604でYES)、スジ検出結果「1」をスジ補正回路306に送信する(ステップS605)ので、原稿台ガラス上の原稿読取り位置に付着したゴミにより読取り画像に発生したスジを検出することができる。
図6の処理では、白スジ検出処理について説明したが、黒スジ検出処理は、ステップS601において、注目画素及び周囲画素の画像データレベルを比較し、注目画素の画像データレベルが周囲画素の画像データレベルよりも所定閾値以上暗い場合は、注目画素は周囲画素に対して相関性がないとする点が、白スジ検出処理とは異なる。
図7は、図4における相関性比較部401によって実行される相関性比較処理のフローチャートである。
図7において、相関性比較部401は、注目画素と、該注目画素の左隣の周囲画素とを比較し、注目画素が左隣の周囲画素に対して相関性があるか否かを判別する(ステップS701)。このとき、例えば、図8において画素bを注目画素とすると、左隣の周囲画素である画素aと比較する。
ステップS701の判別の結果、注目画素が左隣の周囲画素に対して相関性がないときは、現在の注目画素の右隣の画素を新たに注目画素として(ステップS702)、ステップS701に戻り、新たな注目画素と、最初の注目画素の左隣の周囲画素とを比較し、相関性があるか否かを判別する。例えば、図8において、新たな注目画素である画素cと、最初の注目画素の左隣の周囲画素である画素aとを比較する。
新たな注目画素を、最初の注目画素の左隣の周囲画素ではなく、新たな注目画素の左隣の周囲画素と比較すると、主走査方向の幅が複数画素に渡るスジを検出することができない。例えば、図8において、新たな注目画素である画素cと、新たな注目画素の左隣の周囲画素である画素bを比較すると、両者の間には相関性があるので、スジとして検出できない。
ステップS701〜ステップS702の処理は、ステップS701で相関性があると判別されるまで繰り返される。
ステップS701の判別の結果、注目画素が、最初の注目画素の左隣の周囲画素に対して相関性があるときは、相関性ありと判別された注目画素の左隣の画素が相関性があるか否かを判別し(ステップS703)、注目画素の左隣の画素が相関性があるときは、注目画素の主走査検知メモリ402の値をクリアして(ステップS704)、本処理を終了する。
ステップS703の判別の結果、注目画素の左隣の画素が相関性がないときは、ステップS701で相関性なしと判別された画素と、それらの画素の左右の周囲画素とを比較し、相関性なしと判別された画素が、左右の周囲画素に対して相関性があるか否かを夫々判別する(ステップS705)。例えば、図8において、画素aに対して相関性無しと判別された画素である画素b及び画素cと、画素b,cの左右の周囲画素である画素aから左の画素、及び画素dから右の画素とを夫々比較する。ここで比較対照となる左右の周囲画素の範囲は、予め設定されている。
ステップS705の判別の結果、相関性無しと判別された画素が、左右の周囲画素のいずれか1つに対して相関性があるときは、相関性無しと判別された画素の主走査検知メモリ402の値をクリアし(ステップS704)、相関性無しと判別された画素が、左右の周囲画素の全てと相関性がないときは、相関性無しと判別された画素の主走査検知メモリ402の値をインクリメントして(ステップS706)、本処理を終了する。
図7の処理によれば、ステップS701で相関性なしと判別された画素が、左右の周囲画素の全てと相関性がないときは(ステップS705でNO)、相関性無しと判別された画素の主走査検知メモリ402の値をインクリメントする(ステップS706)ので、原稿台ガラス上の原稿読取り位置に付着したゴミにより読取り画像に発生したスジを検出することができる。
この主走査検知メモリ402の動作例を図11に示す。図11の動作例は、例えば、図9に示す画像について白スジ検出を行い、比較対照となる周囲画素の範囲を図10に示すように主走査方向に左右2画素、副走査方向に5画素に設定した場合のものである。
図11は、図9の画像に対応した、各副走査ラインの各主走査位置における主走査検知メモリ402の値を示している。図9右の白スジは、図10に示す範囲に相関性がある画素が存在しないので、図11に示すように主走査検知メモリ402の値はインクリメントされる。一方、図9左の白で示されたCの文字は、図10に示す範囲に相関性がある画素が存在するので、相関性なしと判別され、図11に示すように主走査検知メモリ402の値はインクリメントされない。
図12は、図3のスジ補正回路306によって実行されるスジ補正処理のフローチャートである。
図12において、スジ補正回路306はスジ検出結果「1」を受信し(ステップS121でYES)、スジの幅が所定値以下であるときは(ステップS122でYES)(主走査幅検出手段)、スジの検出された主走査位置のα(図6のステップS604における所定値)ライン遡った副走査ラインから画像データの置き換えを行い(ステップS123)、本処理を終了する。
ステップS123の画像データの置き換えは、スジの検出された主走査位置の画像データを、スジの検出された主走査位置の左右に隣接する各主走査位置の各画像データの線形補間値と置き換えることにより行う。
例えば、図13(a)におけるスジの検出された主走査位置fの画像データは、図13(b)に示すようにスジの検出された主走査位置の左右に隣接する各主走査位置e及びgの各画像データの線形補間値によって置き換えられる。
図12の処理によれば、スジ補正回路306はスジ検出結果「1」を受信し(ステップS121でYES)、スジの幅が所定値以下であるときは(ステップS122でYES)、画像データの置き換えを行う(ステップS123)ので、原稿台ガラス上の原稿読取り位置に付着したゴミにより読取り画像に発生したスジを検出し、スジの発生した画像データを補正することができる。
図14は、図4のスジ検出回路305によって実行される他の白スジ検出処理である。
図14において、図6のステップと同一のステップには同一符号を付し、その説明を省略する。
図14において、スジ検出回路305は、入力される画像データを順次注目画素とし、図15に示すように注目画素及び注目画素に副走査方向に隣接した複数の画素を注目領域として、注目領域の各画素の画像データレベルの平均値を算出する(ステップS141)。
次いで、図16に示すように互いに隣接した複数の周囲画素を周囲領域として、周囲領域の各画素の画像データレベルの平均値を算出し、注目領域の平均値が周囲領域の平均値に対して相関性があるか否かを判別する(ステップS142)。ステップS142の判別は、相関性比較部401にて、周囲領域の平均値と注目領域の平均値を比較し、注目領域の平均値が周囲領域の平均値よりも所定閾値以上明るい場合は相関性がないとすることにより行われる。
ステップS142の判別の結果、注目領域の平均値が周囲領域の平均値に対して相関性がないときは、該注目領域の主走査座標に対応する主走査検知メモリ402の値をインクリメントし(ステップS602)、注目領域の平均値が周囲領域の平均値に対して相関性があるときは、該注目領域の主走査座標に対応する主走査検知メモリ402の値をクリアし(ステップS603)、ステップS604以降の処理を実行して、本処理を終了する。
図14の処理によれば、注目領域の平均値が周囲領域の平均値に対して相関性がないときは(ステップS142でNO)、該注目領域の主走査座標に対応する主走査検知メモリ402の値をインクリメントする(ステップS602)ので、図17に示すようなノイズのある画像においてもスジを検出することができる。
図17に示すノイズのある画像について白スジ検出を行ったときの主走査検知メモリ402の動作例を図18に示す。図17において、白スジ上に周囲画素と相関性のある画素が存在しているが、白スジの注目領域の画像データの平均値は、周囲領域の画像データの平均値と比較して明るいので、図18に示すように白スジに対応する主走査検知メモリ402の値はインクリメントされる。
図19は、図4のスジ検出回路305によって実行されるさらに他の白スジ検出処理である。
図19において、図6のステップと同一のステップには同一符号を付し、その説明を省略する。
図19において、スジ検出回路305は、入力される画像データを順次注目画素とし、図15に示すように注目画素に副走査方向に隣接した複数の画素を注目領域として、注目領域の各画素の画像データレベルの分散値を算出する(ステップS191)。
次いで、図16に示すように互いに隣接した複数の周囲画素を周囲領域として、周囲領域の各画素の画像データレベルの分散値を算出し、周囲領域の分散値が注目領域の分散値に対して相関性があるか否かを判別する(ステップS192)。ステップS192の判別は、相関性比較部401にて、周囲領域の分散値と注目領域の分散値を比較し、注目領域の分散値が周囲領域の分散値よりも所定閾値以上小さい場合は相関性がないとすることにより行われる。
ステップS192の判別の結果、注目領域の分散値が周囲領域の分散地に対して相関性がないときは、該注目領域の主走査座標に対応する主走査検知メモリ402の値をインクリメントし(ステップS602)、注目領域の分散値の相関性があるときは、該注目領域の主走査座標に対応する主走査検知メモリ402の値をクリアし(ステップS603)、ステップS604以降の処理を実行して、本処理を終了する。
図19の処理によれば、注目領域の分散値が周囲領域の分散値に対して相関性がないときは(ステップS192でNO)、該注目領域の主走査座標に対応する主走査検知メモリ402の値をインクリメントする(ステップS602)ので、図20に示すような網点画像においてもスジを検出することができる。
図20に示す網点画像について白スジ検出を行ったときの主走査検知メモリ402の動作例を図21に示す。図20において、網点画像は、白スジの画素と相関性のある画素を有しているが、白スジの注目領域の画像データの分散値は、周囲領域の画像データの分散値と比較して小さいので、図21に示すように白スジに対応する主走査検知メモリ402の値はインクリメントされる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 図1のデジタルスキャナ100の一部を示す図である。 図1のデジタルスキャナ100の内部構成を示すブロック図である。 図3におけるスジ検出回路305の内部構成を示すブロック図である。 図1のデジタルスキャナ100によって実行される原稿読取り動作処理のフローチャートである。 図4のスジ検出回路305によって実行される白スジ検出処理である。 図4における相関性比較部401によって実行される相関性比較処理のフローチャートである。 図1のデジタルスキャナ100によって読取られる画像の一例を示す図である。 図1のデジタルスキャナ100によって読取られる画像の一例を示す図である。 図7のステップS705で相関性検出に用いられる周囲画素の範囲の一例を示す図である。 図4における主走査検知メモリ402の動作例を示す図である。 図3のスジ補正回路306によって実行されるスジ補正処理のフローチャートである。 図4における主走査検知メモリ402の動作例を示す図であり、(a)は画像データの置き換え前、(b)は画像データの置き換え後である。 図4のスジ検出回路305によって実行される他の白スジ検出処理である。 図14のステップS141で使用される注目領域の一例を示す図である。 図14のステップS142で使用される周囲領域の一例を示す図である。 図1のデジタルスキャナ100によって読取られる画像の一例を示す図である。 図4における主走査検知メモリ402の動作例を示す図である。 図4のスジ検出回路305によって実行されるさらに他の白スジ検出処理である。 図1のデジタルスキャナ100によって読取られる画像の一例を示す図である。 図4における主走査検知メモリ402の動作例を示す図である。 従来の画像読取り装置によって発生する黒スジの一例を示す図である。 従来の画像読取り装置によって発生する白スジの一例を示す図である。
符号の説明
100 デジタルスキャナ
101 ADF
102 原稿
301 スキャナコントローラ
305 スジ検出回路
306 スジ補正回路

Claims (7)

  1. 原稿を画像読取り位置に搬送する原稿搬送手段と、前記搬送されている原稿から画像データを読取る読取り手段とを備えた画像読取り装置において、
    前記読取られた画像データが周囲の画像データと相関性があるか否かを判別する相関性判別手段と、前記相関性がないときに、前記相関性のない画像データが副走査方向に連続性があるか否かを判別する連続性判別手段と、前記連続性があるときは、前記連続性のある画像データを当該連続性のある画像データと異なる画像データに置き換える置き換え手段とを備えることを特徴とする画像読取り装置。
  2. 前記相関性判別手段は、前記読取られた画像データの画像データレベルが前記周囲の画像データの画像データレベルと所定値以上異なるときに前記相関性がないと判別することを特徴とする請求項1記載の画像読取り装置。
  3. 前記相関性判別手段は、前記読取られた画像データを複数含むと共に当該複数の読取られた画像データは副走査方向に隣接している注目領域の画像データレベルが、前記周囲の画像データを複数含む周囲領域の画像データレベルと所定値以上異なるときに前記相関性がないと判別することを特徴とする請求項1記載の画像読取り装置。
  4. 前記相関性判別手段は、前記注目領域の画像データレベルの平均値が前記周囲領域の画像データレベルの平均値と所定値以上異なったときに前記相関性がないと判別することを特徴とする請求項3記載の画像読取り装置。
  5. 前記相関性判別手段は、前記注目領域の画像データレベルの分散値が前記周囲領域の画像データレベルの分散値と所定値以上異なったときに前記相関性がないと判別することを特徴とする請求項3記載の画像読取り装置。
  6. 前記連続性のある画像データの主走査方向の幅を検出する主走査幅検出手段を備え、前記置き換え手段は、前記主走査方向の幅が所定値以下の画像データを当該主走査方向の幅が所定値以下の画像データと異なる画像データに置き換えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像読取り装置。
  7. 前記置き換え手段は、前記連続性のある画像データを前記周囲の画像データを基に置き換えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の記載の画像読取り装置。
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