JP2005104323A - ステアリングホイール用エアバッグ - Google Patents

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Abstract

【課題】膨張途中の揺動を抑制できるステアリングホイール用エアバッグを提供すること。
【解決手段】ステアリングホイール用エアバッグ20は、操舵時に把持するリング部Rを備えたステアリングホイールに収納され、運転者側壁部25とホイール側壁部22とを備える。壁部22は、中央に、膨張用ガスの供給用とするとともに、周縁をステアリングホイールへの取付部位とする開口23を、備える。開口23付近には、壁部25・22の離隔距離を規制して、膨張完了時の厚さを規制する厚さ規制用テザー41が、配設されている。膨張完了時におけるステアリングホイールのリング部R付近には、テザー41による壁部22・25間の離隔距離L1より短い長さで、壁部22・25間の離隔距離L2を規制する揺動規制用テザー43が、配設されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、操舵時に把持するリング部を備えたステアリングホイールにおけるリング部の中央付近のボス部に、折り畳まれて収納されるエアバッグに関する。
従来、ステアリングホイール用エアバッグとしては、相互に外形形状を略等しくして、膨張完了時の運転者側に配置される運転者側壁部と、ステアリングホイール側に配置されるホイール側壁部と、を備えて構成されていた。さらに、ホイール側壁部の中央付近には、膨張用ガスの供給用とするとともに、周縁をステアリングホイールへの取付部位とする開口が配設されていた。そして、この開口付近には、膨張完了時の運転者側壁部とホイール側壁部との離隔距離を規制して、膨張完了時の厚さを規制する厚さ規制用テザーが、配設されていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−012111公報
しかし、従来のステアリングホイール用エアバッグでは、膨張途中において、外周縁付近の部位が上下(ステアリングホイールが車両に搭載された際のステアリングシャフトの軸方向に沿う上下である)に揺動する場合があった。そして、このような状態が甚だしければ、エアバッグの外周縁の部位がリング部から上方に離れた状態で、運転者が、前進移動して、直接、リング部に触れる事態を招く虞れが生じ、エアバッグの拘束性能にバラツキを生じさせてしまうことから、膨張途中の揺動防止に、改善の余地があった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、膨張途中の揺動を抑制できるステアリングホイール用エアバッグを提供することを目的とする。
本発明に係るステアリングホイール用エアバッグは、操舵時に把持するリング部を備えたステアリングホイールにおけるリング部の中央付近のボス部に、折り畳まれて収納されるとともに、相互に外形形状を略等しくして膨張完了時の運転者側に配置される運転者側壁部とステアリングホイール側に配置されるホイール側壁部と、を備えて構成され、さらに、
ホイール側壁部の中央付近に、膨張用ガスの供給用とするとともに、周縁をステアリングホイールへの取付部位とする開口が配設され、
この開口付近に、膨張完了時の運転者側壁部とホイール側壁部との離隔距離を規制して、膨張完了時の厚さを規制する厚さ規制用テザーが、配設されているステアリングホイール用エアバッグであって、
膨張完了時におけるステアリングホイールのリング部付近に、厚さ規制用テザーによる運転者側壁部とホイール側壁部との離隔距離より短い長さで、運転者側壁部とホイール側壁部との離隔距離を規制する揺動規制用テザーが、配設されていることを特徴とする。
本発明に係るエアバッグでは、供給される膨張用ガスによって、折り畳まれた状態から展開すれば、揺動規制用テザーが、膨張完了時におけるステアリングホイールのリング部付近において、運転者側壁部とホイール側壁部との離隔距離を、厚さ規制用テザーより短い距離で、所定以上に離隔しないように規制することとなる。
すなわち、従来のエアバッグの外周縁付近の大きな揺動は、エアバッグのリング部付近の部位が、膨張完了時のエアバッグの最も厚くなる部位の厚さ程度、あるいは、それ以上の厚さとなる状態と、その反動で、その厚さを薄くするような状態と、を繰り返すことにより、発生していた。
しかし、本発明では、エアバッグのリング部付近が、揺動規制用テザーによって、運転者側壁部とホイール側壁部との離隔距離を、厚さ規制用テザーより短い距離で、所定以上に離隔しないように規制されていることから、膨張途中の上下の揺動が抑えられて、リング部から離れ難くなる。そして、本発明では、エアバッグのリング部付近が、膨張完了時の形状、すなわち、リング部に接触しつつリング部を覆う形状、を膨張初期段階から確保し易くなって、膨張途中で、運転者が前方移動してきても、運転者のリング部との直接接触を、防止することができる。
したがって、本発明に係るステアリングホイール用エアバッグでは、膨張途中の揺動を抑制できて、エアバッグの運転者の拘束性能を安定させることができる。
そして、運転者側壁部とホイール側壁部とを重ねて平らに展開した状態での、揺動規制用テザーにおける運転者側壁部とホイール側壁部との連結箇所は、開口周縁をステアリングホイール側に取り付けた際における平面視の状態でのステアリングホイールのリング部の配置位置より、外側の位置に、配置されるように、設定する。
このように構成されていれば、エアバッグの膨張時、運転者側壁部とホイール側壁部とが膨らんで離隔されることから、揺動規制用テザーにおける運転者側壁部とホイール側壁部との連結箇所が、運転者側・ホイール側壁部を平らにしていた状態より、開口側、すなわち、リング部側に、確実に接近することから、揺動規制用テザーにおける運転者側壁部とホイール側壁部との連結箇所を、エアバッグの膨張完了時に、確実に、リング部付近に配置させることができる。
また、揺動規制用テザーは、膨張完了時のエアバッグにおけるリング部の前後のエリアに配置させてもよいが、後部側だけのエリアに配置させるように、配設させてもよい。
このような場合には、エアバッグにおけるリング部の後部側のエリアが、揺動規制用テザーによって、膨張初期から安定して、リング部を覆うように、配置されることとなって、運転者の腹部に近いリング部の後部側に、素早く、エアバッグを安定させて配置させることができる。そして、逆に、エアバッグにおけるリング部の前部側のエリアは、厚い状態で、リング部の前部側を覆うことから、運転者の頭部をクッション性良く保護できる。なお、エアバッグにおけるリング部の前部側のエリアは、揺動規制用テザーが配置されていないことから、膨張初期に、揺動するが、この部位は運転者の頭部付近を拘束する部位であって、ステリアングホイールのリング部の面が水平方向から傾斜している関係上、運転者の腹部を拘束するエアバッグの後部側に比べて、運転者から離れている。そのため、揺動が収まった状態で、運転者の頭部付近を拘束するため、エアバッグにおけるリング部の前部側のエリアに、揺動規制用テザーが配置されていなくとも、支障は生じない。
勿論、揺動規制用テザーが、開口を中心とするとともに、均等な間隔を有して、放射状に複数(望ましくは三本以上)配置されていれば、エアバッグの全体が、揺動を抑えて、膨張初期から安定することから、ステアリングホイールの操舵途中に、エアバッグが膨張することとなっても、その操舵角度に無関係に、運転者の拘束性能を向上させることができる。
また、揺動規制用テザーは、膨張完了時における開口からエアバッグの後端側に向かう膨張用ガスの流路を確保して、配設されていることが望ましい。
このように構成されていれば、直進操舵時にエアバッグが膨張する際、エアバッグの後端側、すなわち、リング部の後部側から運転者の腹部を保護するエリアが、素早く、膨張用ガスを流入させて、膨張できることから、膨張途中で、運転者が前進してきても、運転者の腹部をクッション性を良好にして保護することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、実施形態のエアバッグ20は、図2の二点鎖線や図6に示すように、ステアリングホイールWの中央付近のボス部Bに搭載されるステアリングホイール用のエアバッグ装置Mに使用されるものである。
なお、実施形態における前後上下左右方向は、特に断らない限り、車両に搭載させたステアリングホイールWの直進操舵時を基準とするものであり、ステアリングホイールWを組み付けるステアリングシャフトSS(図9参照)の軸方向に沿った上下を上下方向とし、ステアリングシャフトSSの軸直交方向である車両の前後方向を前後方向とし、ステアリングシャフトSSの軸直交方向である車両の左右方向を左右方向として、前後上下左右方向を示すものである。
ステアリングホイールWは、図2・6に示すように、操舵時に把持するリング部Rと、中央に配置されてステアリングシャフトSS(図9参照)に連結されるボス部Bと、ボス部Bとリング部Rとを連結する三本のスポーク部Sと、を備えて構成されている。また、ステアリングホイールWは、構成部品上では、エアバッグ装置Mとステアリングホイール本体1とを備えて構成されている。
ステアリングホイール本体1は、図6に示すように、リング部R・ボス部B・スポーク部Sの各部を連結するように配置されるアルミニウム合金等からなる芯金2と、リング部Rとリング部R側の各スポーク部Sとの芯金2を被覆する合成樹脂製の被覆層3と、ボス部Bの下部に配置される合成樹脂製のロアカバー4と、を備えて構成されている。
エアバッグ装置Mは、図6に示すように、折り畳まれたエアバッグ20と、エアバッグ20に膨張用ガスを供給するインフレーター8と、エアバッグ20とインフレーター8とを収納して保持するバッグホルダ10と、折り畳まれたエアバッグ20の上方を覆うパッド17と、エアバッグ装置Mをステアリングホイール本体1に取り付けるための取付ブラケット14と、を備えて構成されている。
インフレーター8は、上部に膨張用ガスを吐出する複数のガス吐出口8bを備えた略円柱状の本体8aと、本体8aの外周面から突出して配置される略四角板状のフランジ部8cと、を備えて構成されている。複数のガス流出口8bは、本体8aの上部で、周方向に均等に配設され、本体8aからの膨張用ガスを放射状に吐出させるように配設されている。フランジ部8cには、リテーナ6から突出するボルト6aを挿通させるための挿通孔8dが、形成されている。
リテーナ6は、略四角環状体の板金製として、四隅に、下方へ突出するボルト6aを備えて構成されている。このリテーナ6は、エアバッグ20の開口23・35aの周縁を押えるとともに、ボルト6aを、開口23・35aの周縁やバッグホルダ10を経て、インフレーター8のフランジ部8cから突出させる。そして、各ボルト6aにナット7を締結することにより、エアバッグ20が、リテーナ6を利用して、バッグホルダ10に取り付けられ、さらに、エアバッグ装置Mの取付ブラケット14を利用して、ステアリングホイールWの芯金2に取り付けられることとなる。
なお、このリテーナ6は、補助膨張部32の開口35aの周縁を、エアバッグ本体21の開口23の周縁に押えることとなり、補助膨張部32のホイール側結合部35を形成することとなる。
バッグホルダ10は、板金製として、上方を開口させた略直方体形状としている。バッグホルダ10の底壁部11には、インフレーター8の本体8aを下方から挿入させる挿入孔11aと、挿入孔11aの周囲に配置されてリテーナ6のボルト6aを挿通させる取付孔11bと、を備え、さらに、底壁部11の周縁から上方に延びる側壁部12には、その上端の各スポーク部Sの配置位置に、外方へ延びる連結座12aが配設され、各連結座12aが、ホーンスイッチ機構13を介在させて、取付ブラケット14に連結されている。そして、取付ブラケット14は、略円環状として、各スポーク部Sの芯金2の部位で、ボルト15止めされる取付座14aを備えている。
パッド17は、ボス部Bの上部を覆う蓋体部17aと、蓋体部17aの周縁の下面から略四角筒形状に下方へ突出する側壁部17bbと、を備える。蓋体部17aは、側壁部17bに囲まれた部位に、エアバッグ20の膨張時、ステアリングホイールWの前後方向へ開く2つの扉部(図符号省略)を備えて構成され、それらの扉部の周囲には、エアバッグ20に押されて破断して、扉部を円滑に開かせる薄肉の破断予定部(図符号省略)が、形成されている。側壁部17bは、図示しない所定位置で、バッグホルダ10の側壁部12に、リベット止めされている。
エアバッグ20は、図1〜5に示すように、膨張用ガスを流入させて膨張する袋状の外周壁を構成するエアバッグ本体21と、エアバッグ本体21内に配設される補助膨張部32と、エアバッグ本体21内に配設される二種類の厚さ規制用テザー41及び揺動規制用テザー43と、を備えて構成されている。
エアバッグ本体21は、相互に外形形状を略等しくして膨張完了時の運転者D側に配置される運転者側壁部25と、ステアリングホイールW側に配置されるホイール側壁部22と、を備えて構成されている。これらの壁部22・25は、ポリアミドやポリエステル等の可撓性を有した織布から、形成され、平らに展開させた際に、ステアリングホイールWのリング部Rにおける外径寸法の約1.5〜2倍程度の直径の円板状としている。
ホイール側壁部22の中央付近には、膨張用ガスの供給用とするとともに、周縁24をステアリングホイールW側への取付部位とする円形の開口23が、配設されている。開口23は、インフレーター8の本体8aが下方から挿入されて、インフレーター8のガス吐出口8bから吐出される膨張用ガスを、エアバッグ20内に流入させるための部位となる。また、開口23の周縁24には、リテーナ6に形成されたボルト6aを挿通させる取付孔24aが四個形成されている。なお、エアバッグ20の開口周縁24とインフレーター8のフランジ部8cとの間には、バッグホルダ10が配設されている。しかし、図1・5・7・8では、バッグホルダ10は、省略されている。
また、開口周縁24には、壁部22・25と同様な織布からなる四枚の略円形の補強布27・28・29・30が、開口23や取付孔24aを開口させて、縫合されている。
さらに、ホイール側壁部22には、余剰の膨張用ガスを排気可能なベントホール22a・22aが形成されている。実施形態の場合、ベントホール22aは、複数のスリットから形成されて、ガスの排気時にスリット間を破断させて、略長方形の開口を形成する構成としている。
そして、エアバッグ本体21内には、開口23付近に、膨張完了時の運転者側壁部25とホイール側壁部22との離隔距離を規制して、膨張完了時のエアバッグ20の厚さを規制する厚さ規制用テザー41・41が、二箇所に配設されている。実施形態の場合、これらの厚さ規制用テザー41・41は、補強布28の左右両縁から外方に延びた延設部28aと、膨張部用布材34の左右両側に延びた帯状部34bと、の先端部28b・34c相互を結合させて、形成されている。
膨張部用布材34は、エアバッグ20の膨張初期時に、エアバッグ20の中央部位の厚さを確保するための補助膨張部32を形成するためのものであり、補強布27等より外形形状を大きくした略円板状の平板部34aと、平板部34aの左右両側から外方に延びる帯状部34b・34bと、を備えて構成されている。平板部34aの中央には、インフレーター8の本体8aを下方から挿入可能な開口35aが形成されるとともに、開口35aの周縁には、リテーナ6の各ボルト6aを挿入可能な取付孔35bが形成されている。この開口35aの周縁は、リテーナ6に押えられてホイール側の壁部22に結合されるホイール側結合部35となる。また、平板部34aの外周縁付近は、運転者側の壁部25の中央に縫合されて、運転者側結合部39としている。
そして、平板部34aにおけるホイール側結合部35と運転者側結合部39との間が、補助膨張部32の膨張時における外周壁を構成する筒状の周壁部36となる。なお、補助膨張部32は、エアバッグ本体21の膨張完了前に膨張を完了させるものであり、図7・8に示すように、周壁部36が、開口23の周縁24における円環状のホイール側結合部35から、下狭まりのテーパ管状に立ち上がって膨張する。この周壁部36には、インフレーター8から吐出された膨張用ガスGをエアバッグ本体21内に流出させる複数(実施形態では二個)のガス流出口37が形成されている。ガス流出口37・37は、開口35a周縁に沿って長方形を湾曲させたような扇状に開口し、周壁部36の前後の二箇所に、形成されている。なお、ガス流出口37・37の合計の開口面積は、補助膨張部32が、流入される膨張用ガスを、一旦、貯留させて、低温時でも、クッション作用を奏し得る内圧を確保可能な大きさに、設定されている。
また、周壁部36には、エアバッグ本体21の内圧が所定圧力(10〜20KPa程度)に到達した際に、補助膨張部32の膨張状態を解除するように、ホイール側結合部35と運転者側結合部39との間の部位を、破断する複数(実施形態では二個)の破断予定部38が、形成されている。破断予定部38・38は、実施形態の場合、ガス流出口37・37の間に、ミシン目状の切込みを形成したスリットを設けて、形成されている。これらの破断予定部38・38は、それぞれ、前後のガス流出口37の左右両縁相互を連結するように、前後方向に沿って延びる直線状に配置されている。そして、各破断予定部38の破断前には、周壁部36が、開口23から運転者側壁部25の対向部位25aまでの離隔距離を規制することとなる。
そして、厚さ規制用テザー41・41は、既述したように、膨張部用布材34の左右両側の帯状部34bと補強布28における左右両側の延設部28aとから形成されて、対応する先端部34c・28b相互を縫合させて、開口23の近傍に配設されている。そして、テザー41・41は、エアバッグ本体21の膨張完了形状を規制して、運転者側壁部25の対向部位25aが開口23から離れた離隔距離を、規制することとなる。なお、テザー41による開口23から対向部位25aまでの離隔距離L1は、周壁部36の規制時より、長くなるように設定されている。
揺動規制用テザー43は、壁部22・25と同様な織布から帯状に形成されて、エアバッグ20の膨張完了時におけるステアリングホイールWのリング部R付近の位置に配置されて、運転者側壁部25とホイール側壁部22との離隔距離を規制するように、上下両端43a・43bを、それぞれ、壁部25・22に縫合させている。実施形態の場合、揺動規制用テザー43は、開口23を中心とするとともに、前後左右に均等な間隔を有して、放射状に、四本配置されている。さらに、実施形態の場合には、エアバッグ20の膨張完了時における開口23から車両後方側の後端21b側に向かう膨張用ガスGの流路GRを確保できるように、後部側の二本のテザー43A・43Bが、左右両側に離れて、テザー43A・43Bの間に、流路GRを確保する開口45を設けている。
また、各テザー43の長さは、厚さ規制用テザー41による運転者側壁部25とホイール側壁部22との離隔距離L1より短い長さで、運転者側壁部25とホイール側壁部22との離隔距離L2を規制するように、設定されている。ちなみに、実施形態の場合には、L2をL1の半分程度に設定している。
つぎに、エアバッグ20の製造について述べる。補助膨張部32を形成する膨張部用布材34には、予め、開口35a、取付孔35b、ガス流出口37、及び、破断予定部38、を形成しておく。そして、まず、運転者側壁部25に対して、運転者側結合部39の位置で、結合部布材34を縫合し、ついで、ホイール側壁部22に、補強布27・28・29・30を縫合する。縫合後、取付孔24aと開口23との孔明け加工を、ホイール側壁部22と補強布27・28・29・30とに施す。なお、ベントホール22aのスリットは、予め形成しておいたり、あるいは、孔明け加工時に、同時に形成してもよい。
その後、各揺動規制用テザー43の一方の端部43a若しくは端部43bを、所定の壁部22若しくは壁部25に縫合する。
この時、各テザー43が、エアバッグ20の膨張完了時にリング部R付近に配置されるように、運転者側壁部25とホイール側壁部22とを重ねて平らに展開した状態での、揺動規制用テザー43における運転者側壁部25とホイール側壁部26との連結箇所42は、図2・3に示すように、開口周縁24をステアリングホイールW側に取り付けた際における平面視の状態でのステアリングホイールWのリング部Rの配置位置より、外側の位置に、配置されるように、設定されている。
また、テザー43の一方の端部43a若しくは端部43bの縫合と同時に、壁部22・25を、それぞれ、外表面側が対向するように重ねて、壁部22・25の外周縁相互を、縫合する。外周縁の縫合後、外周縁の縫合代がエアバッグ20の外表面に表れないように、エアバッグ本体21を、開口23を利用して、反転させる。そして、反転後に、テザー43の他方の端部43b若しくは端部43aを、対応する壁部25若しくは壁部22に縫合するとともに、補強布28の延設部28aと布材34の帯状部34bとの対応する先端部28b・34c相互を、開口23から引き出し、縫合して、テザー41・41を形成すれば、エアバッグ20を製造することができる。
なお、テザー43の他方の端部43b若しくは端部43aの縫合作業に手間がかかる場合には、図4の括弧内に示すように、テザー43を長手方向で二分割した二枚の布材44・44から形成して、それぞれの端部43a・43b側を壁部22・25に縫合しておき、そして、テザー41・41と同様に、壁部22・25の外周縁相互を縫合した後における反転後に、分割していた布材44の先端部44a相互を、開口23から引き出して、縫合して、テザー43を形成してもよい。
そして、上記のようにして製造したエアバッグ20を使用して、エアバッグ装置Mを組み立てる場合には、まず、エアバッグ20の折り畳み前に、リテーナ6を、開口23・35aからエアバッグ20内に挿入させて、運転者側壁部25と膨張部用布材34との間に配置させる。そして、各ボルト6aを取付孔35b・24aから突出させた状態で、エアバッグ20を折り畳む。ついで、折り崩れ防止用のラッピング材で包んだ後、エアバッグ20から突出しているリテーナ6の各ボルト6aを、バッグホルダ10の各取付孔11bに貫通させて、エアバッグ20をバッグホルダ10の底壁部11上に載置する。なお、この時、バッグホルダ10には、ホーンスイッチ機構13を介在させて、取付ブラケット14を連結させておく。そして、エアバッグ20にパッド17を被せて、側壁部17bをバッグホルダ10の側壁部11にリベット止めさせる。
その後、インフレーター8の本体8aを、下方から、バッグホルダ10の挿入孔11a・開口23・35aに挿入させるとともに、リテーナ6の各ボルト6aを、インフレーター8のフランジ部8cに形成された挿通孔8dから下方へ突出させ、各ボルト6aにナット7を螺合させれば、エアバッグ20・バッグホルダ11・取付ブラケット14・インフレーター8を一体的に組み付けることができて、エアバッグ装置Mの組み立てが完了することとなる。
ついで、ステアリングホイール本体1のボス部Bの芯金2を、車両のステアリングシャフトSSに締結させた状態で、取付ブラケット14の各取付座14aを芯金2にボルト15止めすれば、エアバッグ装置Mを、ステアリングホイールWに取り付けることができる。
その後、車両の走行時に、インフレーター本体8aのガス吐出口8bから膨張用ガスが吐出されれば、折り畳まれていたエアバッグ20が、パッド17の蓋体部17aの所定位置を破断させて、大きく膨張することとなる。
この作動初期、実施形態のエアバッグ装置Mでは、インフレーター本体8aのガス吐出口8bから吐出された膨張用ガスGは、図7・8や図9のAに示すように、ホイール側結合部35、周壁部36、及び、運転者側壁部25に囲まれた補助膨張部32に、一旦、充満されて、補助膨張部32を膨張させ、かつ、ガス流出口37・37から、流入方向を制御されて、前後方向両側に向かうように、エアバッグ本体21内に、流入することとなる。
そして、エアバッグ本体21内に膨張用ガスGが流入して、エアバッグ本体21の内圧が所定圧力に到達すると、周壁部36における運転者側結合部39とホイール側結合部35との間に所定以上の張力が発生して、破断予定部38・38が破断され、運転者側壁部25と開口23の近傍との連結状態が解除される。その結果、インフレーター8の本体8aにおけるガス吐出口8bからの膨張用ガスGが、流れを規制されること無く、開口23を中心として放射状に流れて、エアバッグ本体21が、膨張することとなる。
この膨張時、エアバッグ本体21は、テザー41・43により、運転者側壁部25とホイール側壁部22との離隔距離がL1・L2となるように、規制されて、膨張する。
そして、エアバッグ20(エアバッグ本体21)は、供給される膨張用ガスGによって、折り畳まれた状態から展開すれば、揺動規制用テザー43が、膨張完了時におけるステアリングホイールWのリング部R付近において、運転者側壁部25とホイール側壁部22との離隔距離L2を、厚さ規制用テザーL1による離隔距離L1より短い距離で、所定以上に離隔しないように規制する。
すなわち、図9のBに示すように、従来のエアバッグ19の外周縁付近の大きな揺動は、エアバッグ19のリング部R付近の部位が、膨張完了時のエアバッグ19の最も厚くなる部位の厚さ程度、あるいは、それ以上の厚さとなる状態と、その反動で、その厚さを薄くするような状態と、を繰り返すことにより、発生していた。
しかし、実施形態では、エアバッグ20のリング部R付近が、揺動規制用テザー43によって、運転者側壁部25とホイール側壁部22との離隔距離L2を、厚さ規制用テザーL1より短い距離で、所定以上に離隔しないように規制されていることから、膨張途中の上下の揺動が抑えられて、リング部Rから離れ難くなる(図1・9のC参照)。そして、エアバッグ20のリング部R付近が、膨張完了時の形状、すなわち、リング部Rに接触しつつリング部Rを覆う形状、を膨張初期段階から確保し易くなって、膨張途中で、運転者Dが前方移動してきても、運転者Dのリング部Rとの直接接触を、防止することができる。
したがって、実施形態のステアリングホイール用エアバッグ20では、膨張途中の揺動を抑制できて、エアバッグ20の運転者Dの拘束性能を安定させることができる。
また、実施形態のエアバッグ20では、図2・3に示すように、運転者側壁部25とホイール側壁部22とを重ねて平らに展開した状態での、揺動規制用テザー43における運転者側壁部25とホイール側壁部22との連結箇所42が、開口周縁24をステアリングホイールW側に取り付けた際における平面視の状態でのステアリングホイールWのリング部Rの配置位置より、外側の位置に、配置されるように、設定されている。そのため、エアバッグ20の膨張時には、図1に示すように、運転者側壁部25とホイール側壁部22とが膨らんで離隔されることから、揺動規制用テザー43における壁部25・22との連結箇所42が、壁部25・22を平らにしていた状態より、開口23側、すなわち、リング部R側に、確実に接近することから、揺動規制用テザー43における運転者側壁部25とホイール側壁部22との連結箇所42を、エアバッグ20の膨張完了時に、確実に、リング部R付近に配置させることができる。
また、実施形態のエアバッグ20では、揺動規制用テザー43は、膨張完了時における開口23からエアバッグ20の後端21b側に向かう膨張用ガスGの流路GRを確保して、配設されている。そのため、直進操舵時にエアバッグ20が膨張する際、エアバッグ20の後端21b側、すなわち、リング部Rの後部Rb側から運転者Dの腹部DBを保護するエリア21bが、素早く、膨張用ガスGを流入させて、膨張できることから、膨張途中で、運転者Dが前進してきても、運転者Dの腹部DBをクッション性を良好にして保護することができる。
さらに、実施形態では、揺動規制用テザー43が、開口23を中心とするとともに、均等な間隔を有して、放射状に四本配置されている。そのため、エアバッグ20の全体が、揺動を抑えて、膨張初期から安定することから、ステアリングホイールWの操舵途中に、エアバッグ20が膨張することとなっても、その操舵角度に無関係に、運転者Dの拘束性能を向上させることができる。なお、開口23を中心として、均等な間隔を有して、放射状にテザー43を複数配置させる場合には、三本以上であれば、よい。
なお、上記の点を考慮しなければ、図10に示すエアバッグ20Aのように、後端21b側への膨張用ガスの流路GRを確保できるように、大きな開口43cを設けた揺動規制用テザー43C(図11参照)を、後部側エリア21aに、一つ配置させるように、構成してもよい。
また、揺動規制用テザー43は、膨張完了時に、リング部における前後のエリアに配置させてもよいが、図12・13に示すエアバッグ20Bのように、リング部Rにおける後部Rb側だけのエリア21aに配置させるように、配設させてもよい。
このような場合には、エアバッグ20Bにおけるリング部Rの後部Rb側に位置するエリア21aが、揺動規制用テザー43によって、膨張初期から安定して、リング部Rを覆うように、配置されることとなって、運転者Dの腹部DBに近いリング部Rの後部Rb側に、素早く、エアバッグ20Bの後端21bを安定させて配置させることができる。そして、逆に、エアバッグ20Bにおけるリング部Rの前部Rf側のエリア21cは、厚い状態で、リング部Rの前部Rf側を覆うことから、運転者Dの頭部DHをクッション性良く保護できる。なお、エアバッグ20Bにおけるリング部Rの前部Rf側の部位21cは、揺動規制用テザー43が配置されていないことから、膨張初期に、揺動するが、この部位21cは運転者Dの頭部DH付近を拘束する部位であって、ステリアングホイールRのリング部Rの面RPが水平方向から傾斜している関係上、運転者Dの腹部DBを拘束するエアバッグ20Bの後端21b側に比べて、運転者Dから離れている。そのため、揺動が収まった状態で、運転者Dの頭部DH付近を拘束するため、エアバッグ20Bにおけるリング部Rの前部Rf側の部位21cに、揺動規制用テザー43が配置されていなくとも、支障は生じない。
また、実施形態のエアバッグ20では、揺動規制用テザー43による運転者側壁部25とホイール側壁部22との離隔距離L2を、厚さ規制用テザー41による壁部25・22相互の離隔距離L1の約半分程度のとした。しかし、膨張完了時のエアバッグ20におけるリング部R付近の部位20aの離隔距離L2を、一定にすれば、膨張途中の揺動を抑制できることから、揺動規制用テザー43による壁部25・22の離隔距離L2は、厚さ規制用テザー41による壁部25・22相互の離隔距離L1より、短ければよい。
但し、テザー43の離隔距離L2が、厚さ規制用テザー41によって規制されただけの状態での、リング部R付近の部位20aの壁部25・22間の寸法より、短ければ、エアバッグ20の膨張完了時、テザー43が弛むこととなって、材料の無駄ともなることから、厚さ規制用テザー41によって規制されただけの状態での、リング部R付近の部位20aの壁部25・22間の寸法より、離隔距離L2を短くすることが好ましい。勿論、エアバッグ20のリング部R付近の部位20aの厚さが薄くなりすぎれば、クッション効果を得られないなため、揺動規制用テザー43による運転者側壁部25とホイール側壁部22との離隔距離L2は、50mm以上は確保することが望ましい。すなわち、L1>L2≧50mm、好ましくは、L1×2/3≧L2≧50mmの範囲が、望ましい。なお、離隔距離L1は、通常、150〜350mm、望ましい範囲では、L1が、180〜300mmであることから、L1×2/3=100〜235≧L2≧50mm、望ましくは、L1×2/3=120〜200≧L2≧50mmの範囲が好ましい。
また、実施形態のエアバッグ20では、膨張初期に、補助膨張部32が、膨張用ガスGの一部をガス流出口37・37からエアバッグ本体21側に流出させつつ、膨張を完了させている。この時、流入してくる膨張用ガスGが低温時で体積を小さくしていても、ガス流出口37・37の開口面積が広すぎないことから、エアバッグ本体21側に流出する膨張用ガスGの流量が少なく、補助膨張部32は、内圧を高めて、クッション作用を確保可能に膨張することができ、運転者Dの頭部H等の保護することも可能となる。
本発明の実施形態におけるエアバッグの単体での膨張完了時の概略縦断面図であり、図2・3のI−I部位に対応する。 実施形態のエアバッグの概略横断面図であり、図1のII−II部位に対応する。 実施形態のエアバッグの概略横断面図であり、図1のIII−III部位に対応する。 実施形態のエアバッグの部分分解斜視図である。 実施形態のエアバッグの平らに展開した状態の左右方向に沿った概略縦断面図である。 実施形態のエアバッグが使用されるエアバッグ装置の左右方向に沿った概略縦断面図である。 実施形態のエアバッグの作動初期における補助膨張部の状態を示す左右方向に沿った概略部分縦断面図である。 実施形態のエアバッグの作動初期における補助膨張部の状態を示す前後方向に沿った概略部分縦断面図であり、図7の後の状態を示す。 実施形態のエアバッグの膨張状態と従来のエアバッグの膨張状態とを示す側面図である。 実施形態の変形例のエアバッグを示す図である。 図10のエアバッグに使用する揺動規制用テザーの斜視図である。 実施形態の他の変形例のエアバッグを示す図である。 図12に示すエアバッグの膨張完了時を示す側面図である。
符号の説明
20・20A・20B…エアバッグ、
21…エアバッグ本体、
21a…(エアバッグにおけるリング部の後部側の)エリア、
21b…(エアバッグの)後端、
22…ホイール側壁部、
23…開口、
24…開口周縁、
25…運転者側壁部、
41…厚さ規制用テザー、
42…連結箇所、
43・43A・43B・43C…揺動規制用テザー、
L1…(厚さ規制用テザーの)規制距離、
L2…(揺動規制用テザーの)規制距離、
G…膨張用ガス、
GR…(ガスの)流路、
W…ステアリングホイール、
R…リング部、
B…ボス部、
M…エアバッグ装置。

Claims (5)

  1. 操舵時に把持するリング部を備えたステアリングホイールにおける前記リング部の中央付近のボス部に、折り畳まれて収納されるとともに、相互に外形形状を略等しくして膨張完了時の運転者側に配置される運転者側壁部とステアリングホイール側に配置されるホイール側壁部と、を備えて構成され、さらに、
    前記ホイール側壁部の中央付近に、膨張用ガスの供給用とするとともに、周縁を前記ステアリングホイールへの取付部位とする開口が配設され、
    該開口付近に、膨張完了時の前記運転者側壁部と前記ホイール側壁部との離隔距離を規制して、膨張完了時の厚さを規制する厚さ規制用テザーが、配設されているステアリングホイール用エアバッグであって、
    膨張完了時における前記ステアリングホイールのリング部付近に、前記厚さ規制用テザーによる前記運転者側壁部と前記ホイール側壁部との離隔距離より短い長さで、前記運転者側壁部と前記ホイール側壁部との離隔距離を規制する揺動規制用テザーが、配設されていることを特徴とするステアリングホイール用エアバッグ。
  2. 前記運転者側壁部と前記ホイール側壁部とを重ねて平らに展開した状態での、前記揺動規制用テザーにおける前記運転者側壁部と前記ホイール側壁部との連結箇所が、前記開口周縁を前記ステアリングホイール側に取り付けた際における平面視の状態での前記ステアリングホイールのリング部の配置位置より、外側の位置に、配置されるように、設定されていることを特徴とする請求項1に記載のステアリングホイール用エアバッグ。
  3. 前記揺動規制用テザーが、膨張完了時の前記エアバッグにおける前記リング部の後部側のエリアだけに配置されるように、配設されていることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載のステアリングホイール用エアバッグ。
  4. 前記揺動規制用テザーが、前記開口を中心とするとともに、均等な間隔を有して、放射状に複数配置されていることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載のステアリングホイール用エアバッグ。
  5. 前記揺動規制用テザーが、膨張完了時における前記開口から前記エアバッグの後端側に向かう膨張用ガスの流路を確保して、配設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のステアリングホイール用エアバッグ。
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