JP2003170804A - ステアリングホイール用エアバッグ装置 - Google Patents

ステアリングホイール用エアバッグ装置

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JP2003170804A
JP2003170804A JP2002032175A JP2002032175A JP2003170804A JP 2003170804 A JP2003170804 A JP 2003170804A JP 2002032175 A JP2002032175 A JP 2002032175A JP 2002032175 A JP2002032175 A JP 2002032175A JP 2003170804 A JP2003170804 A JP 2003170804A
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Japan
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airbag
gas
folded
gas inlet
folding
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JP2002032175A
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English (en)
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Sunao Yamamoto
直 山本
Hitoshi Iida
仁 飯田
Hirohisa Yokoyama
博久 横山
Tadashi Yamada
正 山田
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エアバッグ本体内に配設される整流用部材によ
る膨張用ガスの整流効果を高めて、膨張初期に、膨張用
ガスの規制方向に沿って、エアバッグを広く迅速に展開
させることが可能なステアリングホイール用エアバッグ
装置の提供。 【解決手段】エアバッグ20は、エアバッグ本体と、エ
アバッグ本体内に流入する膨張用ガスの方向を、ガス流
入口を中心として対称となる2方向に規制する整流用部
材と、を備えるとともに、二段階を経て、折り畳まれて
収納される。エアバッグ20が、折り畳みの第1段階に
おいて、膨張用ガスの規制方向と略直交する方向におけ
るエアバッグ20の両縁側の部位56・57を、ガス流
入口23の開口面に略直交する方向で相互に折り重ねる
ようにして、膨張用ガスの規制方向に沿った長尺状に、
折り畳まれている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、膨張用ガスを流入
させるためのガス流入口を有するとともに、折り畳まれ
てステアリングホイール内に収納されるエアバッグを備
えた構成のステアリングホイール用エアバッグ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来、上記構成のステアリン
グホイール用エアバッグ装置としては、国際公開WO9
7/36768に示す構成のものがあった。このエアバ
ッグ装置では、エアバッグが、エアバッグ本体と、エア
バッグ本体内に配置されてエアバッグ本体内への膨張用
ガスの流入方向を規制するための可撓性を有した整流用
部材と、を備える構成であり、車体側壁部と運転者側壁
部とを重ねて平らに展開した周縁をガス流入口側に接近
させるように、二段階で折り畳まれて、ステアリングホ
イールに収納される構成であった。
【0003】従来のエアバッグ装置では、エアバッグに
おける整流用部材が、エアバッグ本体内に流入する膨張
用ガスの流入方向を、前方側と後方側との2方向に規制
していた。また、エアバッグの折り畳みでは、第1段階
においては、エアバッグにおける左右両縁側の部位を、
それぞれ、ガス流入口側に接近させるように折り畳ん
で、2つの折り畳み部位を、左右方向に並設させてい
た。第2段階においては、第1段階の2つの折り畳み部
位における前後両縁側の部位を、それぞれ、折り畳み部
位相互を一体化して、ガス流入口側に接近させるように
折り畳んで、新たな2つの折り畳み部位を、前後方向に
並設させていた。
【0004】そして、膨張用ガスがエアバッグ本体内に
流入すると、エアバッグは、第2段階や第1段階におけ
る折り畳みを解消しつつ、展開膨張して、膨張を完了さ
せていた。
【0005】しかし、従来のエアバッグ装置では、エア
バッグの折り畳みにおける第1段階において、エアバッ
グにおける左右両縁側の部位が、それぞれ、左右に並設
された2つの折り畳み部位を形成するように、折り畳ま
れていることから、エアバッグの膨張初期において、ガ
ス流入口と対向する運転者側壁部の部位が膨張用ガスに
より押し上げられると、第2段階の折り畳みにおける前
後に並設された2つの折り畳み部位の折り畳みを解消す
るように展開すると同時に、第1段階の折り畳みにおけ
る左右に並設された2つの折り畳み部位も、膨張用ガス
により押し上げられて、相互に離れるように、折りを解
消するように展開する。この第1段階での2つの折り畳
み部位の折りの解消は、左右両側への展開であり、整流
用部材による整流効果を阻害してしまう。すなわち、従
来のエアバッグ装置では、エアバッグ本体内に配設され
る整流用部材による膨張用ガスの整流効果を高めて、膨
張用ガスの規制方向に沿って、エアバッグを広く迅速に
展開させる点に改善の余地があった。
【0006】本発明は、上述の課題を解決するものであ
り、エアバッグ本体内に配設される整流用部材による膨
張用ガスの整流効果を高めて、膨張初期に、膨張用ガス
の規制方向に沿って、エアバッグを広く迅速に展開させ
ることが可能なステアリングホイール用エアバッグ装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るステアリン
グホイール用エアバッグ装置は、膨張用ガスを流入させ
るためのガス流入口を有するとともに、折り畳まれて収
納されるエアバッグを備えて構成され、エアバッグが、
ガス流入口を備えた車体側壁部とガス流入口に対向する
運転者側壁部との周縁相互を結合させて形成されるエア
バッグ本体と、エアバッグ本体内に配置されて、エアバ
ッグ本体内への膨張用ガスの流入方向を規制するための
可撓性を有した整流用部材と、を備えるとともに、整流
用部材が、エアバッグ本体内に流入する膨張用ガスの方
向を、ガス流入口を中心として対称となる2方向に規制
可能な構成であって、エアバッグが、車体側壁部と運転
者側壁部とを重ねて平らに展開した後、膨張用ガスの規
制方向と略直交する方向におけるエアバッグの両縁側の
部位を、ガス流入口側に接近させるように、膨張用ガス
の規制方向に沿う折目を付けて折り畳む第1段階と、第
1段階により折り畳まれたエアバッグにおける膨張用ガ
スの規制方向と沿う方向の両縁側の部位を、ガス流入口
側に接近させるように、折り畳む第2段階と、の少なく
とも二段階を経て、折り畳まれて収納される構成のステ
アリングホイール用エアバッグ装置において、エアバッ
グが、折り畳みの第1段階において、膨張用ガスの規制
方向と略直交する方向におけるエアバッグの両縁側の部
位を、ガス流入口の開口面に略直交する方向で相互に折
り重ねるようにして、膨張用ガスの規制方向に沿った長
尺状に、折り畳まれていることを特徴とする。
【0008】また、整流用部材を、運転者側壁部及びガ
ス流入口近傍に、それぞれ、結合されて、エアバッグ本
体における運転者側壁部とガス流入口近傍とを連結する
とともに、エアバッグ本体の膨張途中で、運転者側壁部
とガス流入口近傍との連結状態を維持し、かつ、エアバ
ッグ本体の膨張完了前に連結状態を解除可能な構成とす
ることが好ましい。
【0009】さらに、エアバッグが、第1段階の折り畳
み後における膨張用ガスの規制方向と略直交する方向の
両縁を、ガス流入口側に折り返して、折り畳まれている
構成とすることが好ましい。
【0010】さらにまた、エアバッグが、第2段階にお
いて、第1段階により折り畳まれたエアバッグにおける
膨張用ガスの規制方向と沿う方向の両縁側をガス流入口
側に接近させて、それぞれ、膨張用ガスの規制方向に沿
って並設される2つの折り畳み部位を形成するように、
折り畳まれている構成とすることが好ましい。
【0011】
【発明の効果】本発明に係るステアリングホイール用エ
アバッグ装置では、エアバッグの膨張初期において、ガ
ス流入口と対向する運転者側壁部の部位が膨張用ガスに
より押し上げられる。しかし、エアバッグは、折り畳み
の第1段階において、膨張用ガスの規制方向と略直交す
る方向における両縁側の部位を相互に折り重ねるように
折り畳まれて、1つの折り畳み部位を配置させている。
そのため、この折り重ねられた両縁側の部位の表面相互
の接触により生ずる摩擦が抵抗となって、第1段階の折
り畳み部位は、折りを直ちに解消するように展開せず、
折り畳み状態を維持しつつ、ガス流入口と対向する運転
者側壁部の部位とともに押し上げられることとなる。そ
して、膨張用ガスは、整流用部材により、流入方向を規
制された状態で、エアバッグ内に流入することから、エ
アバッグは、まず、膨張用ガスの規制方向に沿って、第
2段階における折り畳み部位の折り畳みを解消するよう
に展開し、その後、第1段階における折り畳み部位の折
り畳みを解消するように展開膨張して、膨張を完了させ
ることとなる。すなわち、本発明のステアリングホイー
ル用エアバッグ装置では、エアバッグにおける膨張用ガ
スの規制方向に沿って、第2段階での折り畳み部位を、
幅広く迅速に展開させた後、膨張用ガスの流入方向と直
交する部位を展開させて、膨張を完了させることとな
る。
【0012】従って、本発明のステアリングホイール用
エアバッグ装置では、エアバッグ本体内に配設される整
流用部材による膨張用ガスの整流効果を高めて、膨張初
期に、膨張用ガスの規制方向に沿って、エアバッグを広
く迅速に展開させることが可能である。
【0013】また、請求項2に記載したような構成とす
れば、エアバッグの膨張初期に、運転者側壁部とガス流
入口近傍とが、整流用部材により連結されていることか
ら、運転者側への突出を抑えた状態で、エアバッグを膨
張させることができる。すなわち、整流用部材により、
エアバッグ本体内への膨張用ガスの流入方向を規制でき
ると同時に、膨張初期におけるエアバッグの厚さを制御
して、運転者側基布の運転者側への突出を規制できるこ
ととなる。
【0014】さらに、請求項3に記載したような構成と
すれば、エアバッグが、第1段階の折り畳み後における
膨張用ガスの規制方向と略直交する方向の両縁を、ガス
流入口側に折り返されて、折り畳まれていることから、
エアバッグの展開膨張時において、第1段階における折
り畳み部位の折り畳み解消時に、折り畳み部位の先端と
なる膨張用ガスの規制方向と略直交する方向の両縁側が
開き難くなり、エアバッグを、運転者側への突出を抑え
た状態で、一層、広く展開させることができる。
【0015】さらにまた、請求項4に記載したような構
成とすれば、エアバッグが、折り畳みの第2段階におい
て、2つの折り畳み部位を、膨張用ガスの規制方向に沿
って並設させていることから、エアバッグの膨張初期に
おいて、膨張用ガスの流入時に、ガス流入口と対向する
運転者側壁部の部位が膨張用ガスにより押し上げられる
と、第2段階における2つの折り畳み部位は、相互に離
れるように展開し、相互に干渉することなく、それぞ
れ、迅速に折りを解消することとなる。そのため、エア
バッグにおける第2段階の折り畳み状態を、迅速に解消
させることが可能となって、エアバッグを、一層、迅速
に展開させることが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0017】本発明の一実施形態であるステアリングホ
イール用エアバッグ装置Mを図1・2に示す。なお、実
施形態における前後上下左右方向は、特に断らない限
り、車両に搭載させたステアリングホイールWの直進操
舵時を基準とするものであり、ステアリングホイールW
を組み付けるステアリングシャフトSS(図12参照)
の軸方向に沿った上下を上下方向とし、ステアリングシ
ャフトSSの軸直交方向である車両の前後方向を前後方
向とし、ステアリングシャフトSSの軸直交方向である
車両の左右方向を左右方向として、前後上下左右方向を
示すものである。
【0018】エアバッグ装置Mは、図1・2に示すよう
に、ステアリングホイールWの中央のボス部Bにおける
上部に配置される構成である。ステアリングホイールW
は、操舵時に把持するリング部Rと、中央に配置されて
ステアリングシャフトSS(図11参照)に連結される
ボス部Bと、ボス部Bとリング部Rとを連結する四本の
スポーク部Sと、を備えて構成されている。また、ステ
アリングホイールWは、構成部品上では、エアバッグ装
置Mとステアリングホイール本体1とを備える構成であ
る。
【0019】ステアリングホイール本体1は、リング部
R・ボス部B・スポーク部Sの各部を連結するように配
置されるアルミニウム合金等からなる芯金2と、リング
部Rとリング部R側の各スポーク部Sとの芯金2を被覆
する合成樹脂製の被覆層3と、ボス部Bの下部に配置さ
れる合成樹脂製のロアカバー4と、を備えて構成されて
いる。
【0020】エアバッグ装置Mは、図2に示すように、
折り畳まれたエアバッグ20と、エアバッグ20に膨張
用ガスを供給するインフレーター8と、折り畳まれたエ
アバッグ20を覆ってエアバッグ20とインフレーター
8とを保持するケース10と、を備えて構成されてい
る。
【0021】インフレーター8は、上部に膨張用ガスを
吐出するガス吐出口8bを備えた略円柱状の本体8a
と、本体8aの外周面から突出して配置される略四角板
状のフランジ部8cと、を備えて構成されている。フラ
ンジ部8cには、後述するリテーナ6から突出するボル
ト6aを挿通させるための挿通孔8dが形成されてい
る。
【0022】リテーナ6は、略四角環状態の板金製とし
て、四隅に、下方へ突出するボルト6aを備えて構成さ
れている。このリテーナ6は、エアバッグ20の後述す
るガス流入口23の周縁を押えるとともに、ボルト6a
を、ガス流入口23の周縁や後述するバッグホルダ11
を経て、インフレーター8のフランジ部8cから突出さ
せて、ナット7止めすることにより、エアバッグ20
を、ケース10のバッグホルダ11に取り付けている。
【0023】ケース10は、板金製のバッグホルダ11
と、エアバッグカバーとしての合成樹脂製のパッド15
と、から構成されている。
【0024】バッグホルダ11は、上方を開口させた略
直方体形状のホルダプレート12と、ホルダプレート1
2と協動してパッド15を挟持するバックアッププレー
ト13と、から構成されている。各プレート12・13
には、インフレーター8の本体8aを下方から挿入させ
る挿入孔12a・13aと、挿入孔12a・13aの周
囲に配置されてリテーナ6のボルト6aを挿通させる取
付孔12b・13bと、を備えて構成されている。ま
た、バックアッププレート13は、ステアリングホイー
ル本体1の芯金2に接続される図示しないブラケットを
備えて、構成されている。
【0025】パッド15は、ボス部Bの上部を覆う蓋体
部16と、蓋体部16の周縁の下面から略四角筒形状に
下方へ突出する側壁部17と、を備えて構成されてい
る。蓋体部16は、側壁部17に囲まれた部位に、エア
バッグ20の膨張時、ステアリングホイールWの前後方
向へ開く2つの扉部(図符号省略)を備えて構成され、
それらの扉部の周囲には、エアバッグ20に押されて破
断して、扉部を円滑に開かせる薄肉の破断予定部(図符
号省略)が形成されている。側壁部17は、バッグホル
ダ11を構成するホルダプレート12とバックアッププ
レート13とで、下端付近を挟持されて、バッグホルダ
11に保持されている。
【0026】なお、折り畳まれたエアバッグ20は、実
施形態の場合、下面側がバッグホルダ11のホルダプレ
ート12とインフレーター8の本体8aとで規制され、
上面側がパッド15の蓋体部16と側壁部17とで規制
されることとなる。
【0027】エアバッグ20は、図3〜5に示すよう
に、膨張用ガスを流入させて膨張する袋状のエアバッグ
本体21と、エアバッグ本体21内への膨張用ガスの流
入方向を規制するための整流用部材としての整流布36
と、を備えている。エアバッグ本体21は、ポリアミド
やポリエステル等からなる可撓性を有した織布から構成
されて、膨張完了時にステアリングホイールW側となる
車体側壁部22と、車体側壁部22における後述するガ
ス流入口23と対向して配置されて膨張完了時に運転者
側となる運転者側壁部25と、を備えている。車体側壁
部22には、インフレーター本体8aを下方から挿入可
能として、インフレーター8のガス吐出口8bから吐出
される膨張用ガスを流入させるガス流入口23が、中央
に、円形に開口して形成されている。また、ガス流入口
23の周縁には、リテーナ6に形成されるボルト6aを
挿通させる取付穴24が4個形成されている。なお、図
5・7・9・10では、エアバッグ11のガス流入口2
3周縁とインフレーター8のフランジ部8cとの間に配
置されることとなるバッグホルダ11は、省略されてい
る。
【0028】そして、実施形態では、エアバッグ本体2
1は、図6・7に示すように、車体側壁部22を構成し
て、ガス流入口23を構成する円形の開口28aを備え
て円形状の車体側基布28と、運転者側壁部25を構成
する円形の運転者側基布29と、ガス流入口23周縁に
おいて車体側基布28に縫着される4枚の補強布30・
31・32・33と、を備えて構成されている。補強布
30・31・32・33は、ガス流入口23周縁の強度
を補強するために配置されるもので、配置数は、インフ
レーター8の出力に応じて適宜変更可能である。車体側
基布28は、開口28aの周縁に、取付穴24を構成す
る4つの取付穴28bを備えている。また、車体側基布
28には、図4に示すように、ベントホール28cが、
形成されている。
【0029】各補強布30・32・33は、図6に示す
ように、それぞれ、中央付近にガス流入口23に対応し
た円形の開口30a・32a・33aを備えて、略円環
状に形成されている。また、各開口30a・32a・3
3aの周縁には、取付穴24に対応した位置に、取付穴
30b・32b・33bが、それぞれ、形成されてい
る。
【0030】補強布31は、補強布30と補強布32と
の間に配置されて、各補強布30・32・33と同様
に、中央付近に形成されるガス流入口23に対応した円
形の開口31aと、開口31a周縁に形成される取付穴
24に対応した取付穴31bと、を備えている。そし
て、補強布31には、周縁から、整流布36の後述する
テザー部43・43に連結される帯状の連結部31c・
31cが、左右対称となるように、左右方向両側へ延設
されて形成されている。
【0031】補強布30・31は、3箇所に配置される
円環状の縫合部位47・48・49で、縫合糸53によ
り縫合されて、車体側基布28に縫着されている。ま
た、補強布32・33は、補強布30・31とともに、
2箇所に配置される縫合部位47・48で、車体側基布
28に縫着されることとなる。
【0032】整流布36は、エアバッグ本体21と同様
に、ポリアミドやポリエステル等からなる可撓性を有し
た織布から構成されて、図3・6に示すように、略円形
の整流布本体37と、整流布本体37周縁から延設され
る2本の帯状のテザー部43・43と、を備えて構成さ
れる。整流布本体37は、運転者側壁部25と車体側壁
部22におけるガス流入口23近傍とに、それぞれ、結
合されて、運転者側壁部25と車体側壁部22における
ガス流入口23近傍とを連結するとともに、エアバッグ
本体21の内圧が所定圧力に到達した際に、運転者側壁
部25と車体側壁部22におけるガス流入口23近傍部
位との連結状態を解除する構成である。
【0033】具体的には、整流布本体37は、整流布本
体37の外周縁近傍に配設されることとなる円環状の運
転者側結合部39(縫合部位50)で、運転者側基布2
8と縫着されて、運転者側壁部25と結合されることと
なる。そして、整流布本体37における運転者側結合部
39の内側部位には、車体側結合部38が、配設されて
いる。この車体側結合部38は、リテーナ6を利用して
車体側基布28におけるガス流入口23近傍に連結され
て、車体側壁部22におけるガス流入口23近傍と整流
布本体37とを結合させることとなる。また、車体側結
合部38には、ガス流入口23に対応する位置に形成さ
れて、インフレーター本体8aを挿入可能とする円形の
開口38aと、取付穴24に対応して形成されて、リテ
ーナ6のボルト6aを挿通可能とされる取付穴38b
と、を備えて構成されている。すなわち、実施形態で
は、運転者側結合部38の上部側にリテーナ6を配置さ
せて、車体側結合部38を、車体側基布28とともにリ
テーナ6によりバッグホルダ11に取付固定すること
で、整流布本体37を車体側壁部22におけるガス流入
口23近傍に結合させている。
【0034】また、整流布本体37における運転者側結
合部39と車体側結合部38との間には、インフレータ
ー8から吐出された膨張用ガスをエアバッグ本体21内
に流出させるガス流出口40が形成されている。このガ
ス流出口40は、エアバッグ本体21内への膨張用ガス
の流入方向を、ガス流入口23を中心として対称となる
前後方向に、規制するもので、開口38aの前後の2箇
所に、形成されている。各ガス流出口40は、開口38
aの周縁に沿うように、配設されている。そして、ガス
流出口40・40の間には、整流布本体37を構成する
基布にミシン目状の切込みを形成して構成される直線状
の破断予定部41・41が、ガス流出口40・40を連
結するように配設されている。この破断予定部41・4
1は、エアバッグ本体21の内圧が所定圧力(10〜2
0KPa)に到達した際に破断される構成であり、破断
時に、整流布本体37における車体側結合部38側と運
転者側結合部39側とが分断されて、運転者側壁部25
と車体側壁部22におけるガス流入口23近傍部位との
連結状態が解除されることとなる。
【0035】テザー部43・43は、帯状とされて、整
流布本体37の周縁から左右方向に突出するように延設
されている。このテザー部43・43は、エアバッグ2
0膨張完了時におけるガス流入口23からの運転者側壁
部25の離隔距離を規制して、エアバッグ本体21の膨
張形状を規制するもので、端部43a・43aを、それ
ぞれ、補強布31における連結部31c・31cの端部
31d・31dと、縫合糸53により縫合させて、ガス
流入口23近傍に連結される構成である。
【0036】次に、エアバッグ20の製造について述べ
る。整流布36には、予め、開口38a、取付穴38
b、及び、破断予定部41、を形成しておく。そして、
まず、運転者側基布29に、縫合糸53を利用して、整
流布本体37を縫合させ、整流布本体37を、運転者側
結合部39(縫合部位50)により、運転者側基布29
に結合させる。次いで、車体側基布28に、縫合糸53
を利用して、補強布30・31・32・33を縫合す
る。なお、開口28a・30a・31a・32a・33
aは、予め形成しておく。この縫合時、縫合部位47・
48・49は、ガス流入口23周縁において、3本の円
環状として構成される。内側に配置される縫合部位47
は、ガス流入口23と取付穴24との間に形成されるこ
ととなり、外側に配置される縫合部位48・49は、取
付穴24の外側に形成されることとなる。そして、縫合
部位47・48は、補強布30・31・32・33を車
体側基布28に縫着させており、縫合部位49は、補強
布30・31のみを車体側基布28に縫着させる構成で
ある。
【0037】次いで、縫合作業の後、取付穴24の孔明
け加工を、車体側基布28と、補強布30・31・32
・33と、に施す。なお、この孔明け加工時に、同時
に、ガス流入口23を設けるようにして、縫合作業前に
は、開口28a・30a・31a・32a・33aが形
成されていないようにしてもよい。なお、ベントホール
28cは、予め形成しておいてもよく、孔明け加工時
に、同時に形成する構成としてもよい。
【0038】その後、車体側基布28と運転者側基布2
9とを、それぞれ、外表面側が対向するように重ねて、
外周縁を、縫合糸53により縫合する。外周縁の縫合作
業後、外周縁の縫合代がエアバッグ20の外表面に表れ
ないように、エアバッグ本体21を、ガス流入口23を
利用して反転させる。反転作業後に、補強布31に形成
される連結部31c・31cの端部31d・31dと、
整流布36に形成されるテザー部43・43の端部43
a・43aと、を、それぞれ、ガス流入口23から引き
出し、縫合糸53により、端部31d・43a相互を重
ねて、縫合して、テザー部43・43の端部43a・4
3aをガス流入口23周縁に連結させる。
【0039】そして、上記のようにして製造したエアバ
ッグ20を使用して、エアバッグ装置Mを組み立てる。
まず、エアバッグ20を折り畳む。実施形態の場合、エ
アバッグ20は、運転者側基布29と整流布本体37と
の間にリテーナ6を配置させ、ボルト6aを取付穴24
から突出させた状態で、縦折りと横折りとの2つの段階
を経て折り畳まれることとなる。
【0040】具体的には、エアバッグ20は、第1段階
では、図8Aに示すように、運転者側基布29を車体側
基布28に重ねて平らに展開する。その時、ガス流入口
23には、運転者側壁部25の中央部位25aが対向す
るように配設される。そして、膨張用ガスの規制方向と
直交する左右方向の両縁側の部位56・57を、ガス流
入口23側に接近させるように、前後方向に沿う折目を
付けて、折り畳む。このとき、エアバッグ20の右側部
位56を、まず、前後方向に沿う折目を付けて、運転者
側基布29に載せるように、ロール折りし、次いで、エ
アバッグ20の左側部位57を、前後方向に沿う折目を
つけて右側部位56に載せるようにロール折りして、右
側部位56と左側部位57とを、ガス流入口23の開口
面Lに直交する方向となるガス流入口23の上部側で、
相互に折り重ねるようにして、エアバッグ20を折り畳
み、第1段階を完了する(図8B・C参照)。すなわ
ち、実施形態では、第1段階完了時に、右側部位56と
左側部位57とを相互に折り重ねるようにして、運転者
側壁部25側に1つの折り畳み部位60が配置されるこ
ととなる。このとき、右側部位56及び左側部位57の
縁部56a・57aは、それぞれ、運転者側となる上部
側に露出しないように、ガス流入口23側に、折り返さ
れて折り畳まれている。そして、第1段階完了時におけ
る縦折りされたエアバッグ59は、膨張用ガスの規制方
向である前後方向に沿った長尺状とされている。
【0041】次いで、第1段階により縦折りされたエア
バッグ59における膨張用ガスの規制方向側となる前後
方向の両縁側の部位61・62を、ガス流入口23側に
接近させるように、左右方向に沿う折目をつけて折り畳
む。そして、実施形態では、前側部位61と後側部位6
2とは、それぞれ、端部61a・62aをガス流入口2
3側として蛇腹折りし、前後方向に沿って並設される2
つの折り畳み部位64・65を形成するように折り畳ま
れることとなる。この2つの折り畳み部位64・65を
運転者側壁部25側に載せるように折り畳んで、第2段
階である横折りを完了させることとなり、図8Dに示す
ように、エアバッグ20の折り畳みを完了する。
【0042】次いで、折り畳んだエアバッグ20のケー
ス10内への収納について説明すると、まず、折り畳ん
だエアバッグ20から突出しているリテーナ6の各ボル
ト6aを、バッグホルダ11のホルダプレート12に形
成される各取付孔12bに貫通させて、エアバッグ20
をホルダプレート12上に載置する。
【0043】その後、パッド15を、エアバッグ20の
上方から被せて、ホルダプレート12に係止させ、さら
に、バックアッププレート13をホルダプレート12の
下方に配置させて、パッド15の側壁部17を、ホルダ
プレート12とバックアッププレート13とで挟持し
て、パッド15をバッグホルダ15に保持させる。この
とき、リテーナ6の各ボルト6aは、バックアッププレ
ート13に形成される取付孔13bを貫通させておく。
【0044】そして、インフレーター8の本体8aを、
下方から、バッグホルダ11の挿入孔12a・13a・
ガス流入口23・開口38aに挿入させるとともに、リ
テーナ6の各ボルト6aを、インフレーター8のフラン
ジ部8cに形成される挿通孔8dから下方へ突出させ、
ナット7を螺合させれば、エアバッグ20・バッグホル
ダ11・インフレーター8を一体的に組み付けることが
できて、エアバッグ装置Mの組み立てが完了することと
なる。
【0045】その後、ステアリングホイール本体1のボ
ス部Bの芯金2を、車両のステアリングシャフトSSに
締結させた状態で、バッグホルダ11の図示しないブラ
ケットを利用すれば、エアバッグ装置Mを、ステアリン
グホイールWに取り付けることができる。ステアリング
ホイールWが車両に搭載されて、インフレーター本体8
aのガス吐出口8bから膨張用ガスが吐出されれば、折
り畳まれていたエアバッグ20が、パッド15の所定位
置を破断させて、大きく膨張することとなる。
【0046】そして、実施形態のエアバッグ装置Mで
は、エアバッグ20の膨張初期において、ガス流入口2
3と対向する運転者側壁部25の部位25aが膨張用ガ
スにより押し上げられる。しかし、エアバッグ20は、
折り畳みの第1段階において、膨張用ガスの規制方向と
略直交する方向となる右側部位56と左側部位57とを
相互に折り重ねるように折り畳まれて、1つの折り畳み
部位60を配置させている。そのため、この折り重ねら
れた右側部位56及び左側部位57の表面相互の接触に
より生ずる摩擦が抵抗となって、第1段階の折り畳み部
位60は、折りを直ちに解消するように展開せず、折り
畳み状態を維持しつつ、ガス流入口23と対向する運転
者側壁部25の部位25aとともに押し上げられること
となる。そして、膨張用ガスは、整流用部材としての整
流布36のガス流出口40・40により、流入方向を前
後方向に規制された状態で、エアバッグ20内に流入す
ることから、エアバッグ20は、まず、図11の二点鎖
線に示すように、膨張用ガスの規制方向である前後方向
に沿って、第2段階における折り畳み部位64・65の
折り畳みを解消するように展開し、その後、第1段階に
おける折り畳み部位60の折り畳みを解消するように展
開膨張して、膨張を完了させることとなる。すなわち、
実施形態のステアリングホイール用エアバッグ装置Mで
は、エアバッグ20における膨張用ガスの規制方向に沿
って、第2段階での折り畳み部位64・65を、幅広く
迅速に展開させた後、膨張用ガスの流入方向と直交する
左右方向の部位56・57を展開させて、膨張を完了さ
せることとなる。
【0047】従って、実施形態のステアリングホイール
用エアバッグ装置Mでは、エアバッグ本体21内に配設
される整流布36による膨張用ガスの整流効果を高め
て、膨張初期に、膨張用ガスの規制方向に沿って、エア
バッグ20を広く迅速に展開させることが可能である。
【0048】また、実施形態のエアバッグ装置Mでは、
エアバッグ20の膨張初期に、運転者側壁部25とガス
流入口23近傍とが、整流布36により連結されている
ことから、運転者側への突出を抑えた状態で、エアバッ
グ20を膨張させることができる。すなわち、整流布3
6により、エアバッグ本体21内への膨張用ガスの流入
方向を規制できると同時に、膨張初期におけるエアバッ
グ20の厚さを制御して、運転者側基布29の運転者側
への突出を規制できることとなる。
【0049】すなわち、インフレーター8の作動当初、
実施形態のエアバッグ装置Mでは、インフレーター本体
8aのガス吐出口8bから吐出された膨張用ガスGは、
図9に示すように、運転者側基布29と整流布本体37
との間に、一旦、充填された後、整流布本体37に形成
されるガス流出口40・40から、流入方向を制御され
て、前後方向に向かうように、エアバッグ本体21内に
流入することとなる。このとき、整流布本体37は、運
転者側結合部39(縫合部位50)により運転者側壁部
25と結合されるとともに、車体側結合部38を車体側
基布28とともにリテーナ6によりバッグホルダ11に
取付固定することで、ガス流入口23近傍に結合されて
いる。そのため、整流布本体37が、エアバッグ本体2
1における運転者側壁部25とガス流入口23近傍とを
連結させることとなって、図11の二点鎖線に示すよう
に、膨張初期におけるエアバッグ本体21の運転者側へ
の突出が押えられる。
【0050】その後、さらにエアバッグ本体21内に膨
張用ガスGが流入して、エアバッグ本体21の内圧が所
定圧力に到達すると、破断予定部41・41が破断され
ることとなり、運転者側壁部25とガス流入口23近傍
との連結状態が解除されて、図10に示すように、エア
バッグ本体21が膨張を完了させることとなる。
【0051】なお、エアバッグ20の膨張時に、ガス流
入口23と対向する運転者側壁部25の部位25aが、
運転者側に大きく突出すれば、破断予定部41・41が
破断して、運転者側壁部25とガス流入口23近傍との
連結状態が解除される。しかし、実施形態におけるエア
バッグ装置Mのエアバッグ20では、膨張初期におい
て、ガス流入口23と対向する運転者側壁部25の部位
25aが、第1段階の折り畳み部位60によって、大き
く突出することを抑えられている。そのため、エアバッ
グ20を膨張用ガスの規制方向に沿って、広く展開させ
た状態で、整流布36の破断予定部41・41が、破断
されることとなリ、整流布36が破断予定部41を備え
ていても、時期を早めて不必要に破断予定部41を破断
させる虞れは、生じない。
【0052】さらに、実施形態のエアバッグ装置Mで
は、エアバッグ20が、右側部位56及び左側部位57
の縁部56a・57aを、それぞれ、ガス流入口23側
に折り返されて、折り畳まれていることから、エアバッ
グ20の展開膨張時において、右側部位56と左側部位
57との折り畳み解消時に、図12に示すように、この
部位56・57の先端となる縁部56a・57a側が運
転者側に開き難く、エアバッグ20を、運転者側への突
出を抑えた状態で、一層、広く展開させることができ
る。
【0053】勿論、この点を考慮しなければ、エアバッ
グ20を、図13に示すような工程で折り畳んでもよ
い。図13に示す折り畳み工程の第1段階では、エアバ
ッグ20における右側部位56と左側部位47とが、右
側部位56を運転者側基布29に載せるように折り返し
た状態から、前後方向に沿うように折目を付けて、共
に、蛇腹折りされて、1つの折り畳み部位70を形成
し、縦折りを完了させている構成である。そして、第2
段階において、第1段階完了時における縦折りされたエ
アバッグ69の前側部位71と後側部位72とを、ガス
流入口23側に接近させるように、左右方向に沿う折目
を付けて折り畳み、前後方向に沿って並設される2つの
折り畳み部位73・74を形成して、エアバッグ20の
折り畳みを完了させている。
【0054】さらにまた、実施形態のエアバッグ装置M
では、エアバッグ20が、折り畳みの第2段階におい
て、2つの折り畳み部位64・65を、膨張用ガスの規
制方向となる前後方向に沿って並設させていることか
ら、エアバッグ20の膨張初期において、膨張用ガスの
流入時に、ガス流入口23と対向する運転者側壁部25
の部位25aが膨張用ガスにより押し上げられると、第
2段階における2つの折り畳み部位64・65は、相互
に離れるように展開し、相互に干渉することなく、それ
ぞれ、迅速に折りを解消することとなる。そのため、エ
アバッグ20における第2段階の折り畳み状態を、迅速
に解消させることが可能となって、エアバッグ20を、
一層、迅速に展開させることが可能となる。
【0055】なお、実施形態では、エアバッグ本体21
の内圧が所定圧力に到達した際に、破断予定部41が破
断して、運転者側基布28とガス流入口23周縁付近と
の連結状態を解除する構成の整流布36を示したが、例
えば、整流布として、インフレーター8から吐出される
高温の膨張用ガスにより、所定箇所が溶融して破断さ
れ、運転者側基布27とガス流入口23周縁付近との連
結状態を解除する構成のものを使用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるエアバッグ装置が使
用されるステアリングホイールの平面図である。
【図2】同実施形態のステアリングホイールの概略断面
図である。
【図3】同実施形態で使用されるエアバッグの展開状態
の平面図である。
【図4】同実施形態のエアバッグにおける展開状態の底
面図である。
【図5】同実施形態のエアバッグにおける展開状態の概
略断面図である。
【図6】同実施形態のエアバッグの製造時における構成
部材を示す概略分解斜視図である。
【図7】同実施形態のエアバッグの開口付近を示す概略
断面図である。
【図8】同実施形態のエアバッグの折り畳み工程を示す
概略図である。
【図9】同実施形態のエアバッグ装置におけるエアバッ
グの膨張初期状態を示す概略断面図である。
【図10】同実施形態のエアバッグ装置におけるエアバ
ッグの膨張完了状態を示す概略断面図である。
【図11】同実施形態のエアバッグ装置におけるエアバ
ッグの膨張過程を示す概略図である。
【図12】同実施形態のエアバッグ装置におけるエアバ
ッグの膨張過程を示す概略図である。
【図13】同実施形態のエアバッグにおける他の折り畳
み工程を示す概略図である。
【符号の説明】
20…エアバッグ、 21…エアバッグ本体、 22…車体側壁部、 23…ガス流入口、 25…運転者側壁部、 36…整流布(整流用部材)、 37…整流布本体、 38…車体側結合部、 39…運転者側結合部、 40…ガス流出口、 56…右側部位、 56a…縁部、 57…左側部位、 57a…縁部、 59・69…縦折りされたエアバッグ(第1段階完了後
のエアバッグ)、 60・70…折り畳み部位、 61・71…前側部位、 62・72…後側部位、 64・65・73・74…折り畳み部位、 W…ステアリングホイール、 M…エアバッグ装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横山 博久 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 山田 正 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 Fターム(参考) 3D054 AA02 AA13 BB01 CC10 CC29 DD11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 膨張用ガスを流入させるためのガス流入
    口を有するとともに、折り畳まれて収納されるエアバッ
    グを備えて構成され、 前記エアバッグが、 前記ガス流入口を備えた車体側壁部と前記ガス流入口に
    対向する運転者側壁部との周縁相互を結合させて形成さ
    れるエアバッグ本体と、 該エアバッグ本体内に配置されて、前記エアバッグ本体
    内への膨張用ガスの流入方向を規制するための可撓性を
    有した整流用部材と、 を備えるとともに、 該整流用部材が、前記エアバッグ本体内に流入する膨張
    用ガスの方向を、前記ガス流入口を中心として対称とな
    る2方向に規制可能な構成であって、 前記エアバッグが、 前記車体側壁部と前記運転者側壁部とを重ねて平らに展
    開した後、前記膨張用ガスの規制方向と略直交する方向
    における前記エアバッグの両縁側の部位を、前記ガス流
    入口側に接近させるように、前記膨張用ガスの規制方向
    に沿う折目を付けて折り畳む第1段階と、 該第1段階により折り畳まれた前記エアバッグにおける
    前記膨張用ガスの規制方向と沿う方向の両縁側の部位
    を、前記ガス流入口側に接近させるように、折り畳む第
    2段階と、 の少なくとも二段階を経て、折り畳まれて収納される構
    成のステアリングホイール用エアバッグ装置において、 前記エアバッグが、折り畳みの前記第1段階において、
    前記膨張用ガスの規制方向と略直交する方向における前
    記エアバッグの両縁側の部位を、前記ガス流入口の開口
    面に略直交する方向で相互に折り重ねるようにして、前
    記膨張用ガスの規制方向に沿った長尺状に、折り畳まれ
    ていることを特徴とするステアリングホイール用エアバ
    ッグ装置。
  2. 【請求項2】 前記整流用部材が、 前記運転者側壁部及び前記ガス流入口近傍に、それぞ
    れ、結合されて、前記エアバッグ本体における前記運転
    者側壁部と前記ガス流入口近傍とを連結するとともに、 前記エアバッグ本体の膨張途中で、前記運転者側壁部と
    前記ガス流入口近傍との連結状態を維持し、かつ、前記
    エアバッグ本体の膨張完了前に前記連結状態を解除可能
    に、構成されていることを特徴とする請求項1記載のス
    テアリングホイール用エアバッグ装置。
  3. 【請求項3】 前記エアバッグが、前記第1段階の折り
    畳み後における前記膨張用ガスの規制方向と略直交する
    方向の両縁を、前記ガス流入口側に折り返して、折り畳
    まれていることを特徴とする請求項1又は2記載のステ
    アリングホイール用エアバッグ装置。
  4. 【請求項4】 前記エアバッグが、前記第2段階におい
    て、前記第1段階により折り畳まれたエアバッグにおけ
    る前記膨張用ガスの規制方向と沿う方向の両縁側を前記
    ガス流入口側に接近させて、それぞれ、前記膨張用ガス
    の規制方向に沿って並設される2つの折り畳み部位を形
    成するように、折り畳まれていることを特徴とする請求
    項1乃至3のいずれかに記載のステアリングホイール用
    エアバッグ装置。
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