JP2005101070A - 搬送装置、基板処理装置、ジグ、及びティーチング方法 - Google Patents

搬送装置、基板処理装置、ジグ、及びティーチング方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005101070A
JP2005101070A JP2003330011A JP2003330011A JP2005101070A JP 2005101070 A JP2005101070 A JP 2005101070A JP 2003330011 A JP2003330011 A JP 2003330011A JP 2003330011 A JP2003330011 A JP 2003330011A JP 2005101070 A JP2005101070 A JP 2005101070A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
substrate
jig
unit
mounting table
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003330011A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4279101B2 (ja
Inventor
Takeo Okamoto
健男 岡本
Takashi Taguchi
隆志 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2003330011A priority Critical patent/JP4279101B2/ja
Publication of JP2005101070A publication Critical patent/JP2005101070A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4279101B2 publication Critical patent/JP4279101B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Manipulator (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

【課題】オペレータの負担を低減するとともに、組み立て誤差等に起因する位置ずれを正確かつ短時間で効率的に解消し得る搬送装置を得る。
【解決手段】載置台の上面の中央箇所には位置識別用の小孔41が形成されており、保持アームには、センサを有するセンシングジグがセットされている。保持アームを走査駆動することによって、センサによって小孔41のエッジを検出する。次に、保持アームを駆動することにより、センサによってエッジ上の2点P1,P2を検出し、それらのθ座標θ0,θ1の平均値θ2を算出して、正式なθ軸ポジションとして設定する。次に、保持アームを+X方向及び−X方向に駆動することにより、センサによってエッジ上の2点P3,P4を検出し、それらのX座標x2,x3の平均値x4を算出して、正式なX軸ポジションとして設定する。
【選択図】図17

Description

本発明は、半導体ウェハ等の基板を搬送する搬送装置、当該搬送装置を備える基板処理装置、基板を搬送すべき搬送位置をティーチングする際に使用されるジグ、及び、ティーチング方法に関する。
従来より、半導体ウェハ等の基板を処理する基板処理装置には複数の処理部が設けられており、各処理部では基板に対してそれぞれ異なる処理が施されている。このような基板処理装置には、複数の処理部間で基板を搬送するために、あるいは各処理部内で基板を搬送するために、搬送装置が設けられている。
このような搬送装置では、各処理部における基板の受け渡し部に対して基板を正確な位置に搬送することが必要とされる。基板を正確な位置に搬送できないと、基板に処理ムラを生じさせたり、受け渡し部からの基板の脱落を生じさせたり、不要なパーティクルを付着させたりするおそれがあり、好ましくないからである。
ところが、現実には基板を保持するアームを構成する部材の加工誤差、各部材を取り付ける際の取り付け誤差、及び搬送装置を組み立てる際の組立誤差等の種々の誤差が原因となって、搬送装置のアームは、正確な搬送位置にアクセスせず、正確な搬送位置から位置ずれを生じている。
このような誤差等による位置ずれを解消するために、実際に基板を搬送するのに先だって、搬送装置に対するティーチング作業が行われている。
なお、搬送装置を備える基板処理装置の例が、下記特許文献1に開示されている。
特開平11−163083号公報
上記のような従来の基板処理装置における搬送装置のティーチング作業は、実際にアームに基板を載せ、オペレータが手動でアームを少しずつ移動させながら目視にて合わせ込みを行う必要があるため、非常に面倒で時間のかかる作業であった。また、ティーチング作業を行うオペレータの経験や技術力によって、その精度に大きく差が生じることとなっていた。
また、ティーチングを行う対象となる処理部が熱処理を行う処理部であると、熱処理雰囲気を保てるよう周囲が密閉されているため、基板を出し入れする開口部から合わせ込む位置を目視しなければならず、その作業は非常に困難なものであった。
このようにティーチング作業はオペレータの負担となるとともに、ティーチング作業に時間がかかることや精度にばらつきが生じることは、基板処理装置を効率的かつ正確に運転するという観点から考えても好ましいものではない。
本発明は、上記課題に鑑みて成されたものであって、オペレータの負担を低減するとともに、組み立て誤差等に起因する位置ずれを正確かつ短時間で効率的に解消し得る搬送装置、当該搬送装置を備える基板処理装置、これらの装置に使用するジグ、及びティーチング方法を得ることを目的とするものである。
請求項1に記載の搬送装置は、アームを有するアームユニットと、アームユニットによって搬送された基板を載置可能であり、位置識別用の第1の識別構造が所定の箇所に形成された載置台と、第1の検出手段を有するセンシングジグをアームに保持させた状態で、載置台の近傍でアームを水平方向に移動させる第1の制御手段と、第1の検出手段が第1の識別構造を検出した位置の情報に基づいて、アームが基板を搬送する水平方向の位置を設定する第1の設定手段とを備える。
請求項2に記載の搬送装置は、請求項1に記載の搬送装置において特に、第1の識別構造は、載置台の上面に形成された小孔である。
請求項3に記載の搬送装置は、請求項2に記載の搬送装置において特に、第1の検出手段は、小孔を検出対象とする限定反射型の光学式センサである。
請求項4に記載の搬送装置は、請求項1ないし請求項3のいずれか一つに記載の搬送装置において特に、センシングジグは、第1の検出手段による検出結果に関する第1のデータを無線送信する第1の送信手段をさらに有し、第1の設定手段は、第1の送信手段から送られてきた第1のデータを受信する第1の受信手段を有する。
請求項5に記載の搬送装置は、請求項1ないし請求項4のいずれか一つに記載の搬送装置において特に、センシングジグは、第2の検出手段として、水平方向に沿って互いに対向する光照射部と受光部とを有する透過型の光学式センサをさらに有し、搬送装置は、第2の検出手段の検出対象である突起が所定の箇所に形成されたターゲットジグが載置台上に載置され、センシングジグをアームに保持させた状態で、ターゲットジグの近傍でアームを高さ方向に移動させる第2の制御手段と、第2の検出手段による突起の検出可否の境界の高さに基づいて、アームが基板を搬送する高さ方向の位置を設定する第2の設定手段とをさらに備える。
請求項6に記載の搬送装置は、請求項5に記載の搬送装置において特に、センシングジグは、第2の検出手段による検出結果に関する第2のデータを無線送信する第2の送信手段をさらに有し、第2の設定手段は、第2の送信手段から送られてきた第2のデータを受信する第2の受信手段を有する。
請求項7に記載の搬送装置は、請求項5又は請求項6に記載の搬送装置において特に、アームユニットは、ティーチングの際にセンシングジグを保持する第1のアームと、ティーチングの際にターゲットジグを保持する第2のアームとを有し、ターゲットジグには、所定の箇所に位置識別用の第2の識別構造がさらに形成されており、搬送装置は、ターゲットジグを第2のアームによって載置台上に搬送させた後、第1のアームにセンシングジグを保持させた状態で、ターゲットジグの近傍で第1のアームを水平方向に移動させる第3の制御手段と、第1の検出手段が第2の識別構造を検出した位置の情報に基づいて、第1のアームと第2のアームとの水平方向の位置偏差を設定する第3の設定手段とをさらに備える。
請求項8に記載の搬送装置は、アームを有するアームユニットと、アームユニットによって搬送された基板を載置可能な載置台と、検出手段を有するセンシングジグをアームに保持させ、検出手段の検出対象である突起が所定の箇所に形成されたターゲットジグが載置台上に載置された状態で、ターゲットジグの近傍でアームを高さ方向に移動させる制御手段と、検出手段による突起の検出可否の境界の高さ情報に基づいて、アームが基板を搬送する高さ方向の位置を設定する設定手段とを備える。
請求項9に記載の搬送装置は、請求項1ないし請求項8のいずれか一つに記載の搬送装置において特に、アームユニットは、基板を保持するアームとは別体のアームとして、センシングジグが保持された専用アームを有する。
請求項10に記載の基板処理装置は、基板に対して所定の処理を行う処理部を備えるとともに、処理部に対する基板の搬出入を行う搬送装置として、請求項1ないし請求項9のいずれか一つに記載の搬送装置を備える。
請求項11に記載のジグは、基板を保持可能なアームを有するアームユニットと、位置識別用の小孔が所定の箇所に形成された上面を有する載置台とを備えた搬送装置について、アームによって基板を搬送すべき、載置台上の水平方向の搬送位置をティーチングする際に使用されるジグであって、アームによって保持可能な本体部と、本体部の所定の箇所に配設され、小孔を検出対象とする限定反射型の光学式センサとを備える。
請求項12に記載のジグは、基板を保持可能なアームを有するアームユニットと、載置台とを備えた搬送装置について、アームによって基板を搬送すべき、載置台上の高さ方向の搬送位置をティーチングする際に使用されるジグであって、アームによって保持可能な第1の本体部と、第1の本体部の所定の箇所に形成された突起とを有するターゲットジグと、アームによって保持可能な第2の本体部と、第2の本体部の所定の箇所に配設され、水平方向に沿って互いに対向する光照射部及び受光部を含む透過型の光学式センサとを有するセンシングジグとを備える。
請求項13に記載のティーチング方法は、基板を保持可能なアームを有するアームユニットと、載置台とを備えた搬送装置について、アームによって基板を搬送すべき、載置台上の水平方向の搬送位置をティーチングする方法であって、(a)検出手段を有するセンシングジグをアームに保持させる工程と、(b)位置識別用の識別構造が所定の箇所に形成された載置台の近傍で、センシングジグを保持したアームを水平方向に移動させる工程と、(c)検出手段が識別構造を検出した位置の情報を取得する工程と、(d)位置の情報に基づいて搬送位置を設定する工程とを備える。
請求項14に記載のティーチング方法は、基板を保持可能なアームを有するアームユニットと、載置台とを備えた搬送装置について、アームによって基板を搬送すべき、載置台上の高さ方向の搬送位置をティーチングする方法であって、(a)検出手段を有するセンシングジグをアームに保持させる工程と、(b)所定の箇所に突起が形成されたターゲットジグを、載置台上に載置する工程と、(c)センシングジグを保持したアームを、ターゲットジグの近傍で高さ方向に移動させる工程と、(d)検出手段による突起の検出可否の境界に関する高さ情報を取得する工程と、(e)高さ情報に基づいて搬送位置を設定する工程とを備える。
請求項1に記載の搬送装置によれば、ティーチングの際にオペレータの負担を低減できるとともに、誤差による水平方向の位置ずれを正確かつ短時間で効率的に解消することができる。また、載置台自体に位置識別用の第1の識別構造が形成されているため、専用のターゲットジグを載置台上に載置する必要がなく、部品数の削減及び作業の効率化を図ることもできる。
請求項2に記載の搬送装置によれば、小孔の形成は簡単であるため、第1の識別構造を高精度かつ容易に形成することができる。
請求項3に記載の搬送装置によれば、限定反射型の光学式センサを用いることにより、レーザ変位センサ等を用いる場合と比較すると、コストの低減を図ることができる。
請求項4に記載の搬送装置によれば、センシングジグと第1の設定手段との間で、第1のデータがワイヤレスで送受信される。そのため、ティーチングの際にセンシングジグと第1の設定手段とを配線やコネクタを用いて接続する手間が省けるため、作業性が向上する。
請求項5に記載の搬送装置によれば、透過型の光学式センサと、突起が形成されたターゲットジグとを用いた比較的簡単な構造によって、高さ方向に関するティーチングを実行することができる。
請求項6に記載の搬送装置によれば、センシングジグと第2の設定手段との間で、第2のデータがワイヤレスで送受信される。そのため、ティーチングの際にセンシングジグと第2の設定手段とを配線やコネクタを用いて接続する手間が省けるため、作業性が向上する。
請求項7に記載の搬送装置によれば、第1のアームと第2のアームとの位置偏差を求めることができ、その位置偏差を考慮することによって、より正確なティーチングを行うことができる。
請求項8に記載の搬送装置によれば、ティーチングの際にオペレータの負担を低減できるとともに、誤差による高さ方向の位置ずれを正確かつ短時間で効率的に解消することができる。
請求項9に記載の搬送装置によれば、ティーチングの際にセンシングジグをアームに取り付ける手間が省けるため、作業性が向上する。
請求項10に記載の基板処理装置によれば、ティーチングの際にオペレータの負担を低減できるとともに、誤差による位置ずれを正確かつ短時間で効率的に解消することができる。
請求項11に記載のジグによれば、ジグをアームに保持させた状態で、載置台の近傍でアームを水平方向に移動させることにより、センサが小孔を検出した位置の情報に基づいて、アームによって基板を搬送すべき、載置台上の水平方向の搬送位置を設定することができる。
請求項12に記載のジグによれば、ターゲットジグを載置台上に載置し、センシングジグをアームに保持させた状態で、ターゲットジグの近傍でアームを高さ方向に移動させることにより、センサによる突起の検出可否の境界に関する高さ情報に基づいて、アームによって基板を搬送すべき、載置台上の高さ方向の搬送位置を設定することができる。
請求項13に記載のティーチング方法によれば、ティーチングの際にオペレータの負担を低減できるとともに、誤差による水平方向の位置ずれを正確かつ短時間で効率的に解消することができる。また、載置台自体に位置識別用の識別構造が形成されているため、専用のターゲットジグを載置台上に載置する必要がなく、部品数の削減及び作業の効率化を図ることもできる。
請求項14に記載のティーチング方法によれば、ティーチングの際にオペレータの負担を低減できるとともに、誤差による高さ方向の位置ずれを正確かつ短時間で効率的に解消することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。
以下では、半導体ウェハ(基板)に反射防止膜やフォトレジスト膜を塗布形成するとともに、露光された基板に現像処理等の薬液処理を施す基板処理装置を例にとって説明する。但し、本発明に係る基板処理装置の処理対象となる基板は、半導体ウェハに限定されるものではなく、フラットディスプレイパネル(例えば液晶パネル等)用のガラス基板等であっても良い。また、本発明に係る基板処理装置の処理内容は、塗布形成や現像処理に限定されるものではなく、エッチング処理や洗浄処理等であっても良い。
図1は、本発明の実施の形態に係る基板処理装置100の構成を示す上面図である。図1及び以降の各図には、それらの方向関係を明確にすべく、Z軸方向を鉛直方向とし、XY平面を水平面とするXYZ直交座標系を、必要に応じて適宜付している。
図1に示すように、基板処理装置100は、インデクサブロック1と、処理対象である基板に対して所定の薬液処理を行う3つの処理ブロック(具体的には、反射防止膜処理ブロック2、レジスト膜処理ブロック3、及び現像処理ブロック4)と、インタフェイスブロック5とを有しており、これらのブロックを並設して構成されている。インタフェイスブロック5には、基板処理装置100とは別体の外部装置である露光装置(ステッパー)STPが並設されている。
インデクサブロック1は、基板処理装置100の外部からの未処理の基板Wの受け入れや、逆に処理済の基板Wの外部への払い出しを担う部位である。インデクサブロック1は、所定枚数の基板Wを多段に収納可能なカセットCを複数個(図1に示した例では4個)並べて載置するカセット載置台6と、カセットCから未処理の基板Wを順に取り出して後段の処理へと供するとともに、処理済の基板W受け取って再びカセットCへと順に収納するインデクサ用搬送機構7とを備えている。
インデクサ用搬送機構7は、カセット載置台6に沿ってY軸方向に水平移動可能な可動台7aと、可動台7a上にあって基板Wを水平姿勢で保持する保持アーム7bと、保持アーム7bの先端部分の内側に突出する複数本(図1に示した例では3本)のピン7cとを備えている。保持アーム7bは、Z軸方向への上下移動、水平面内の旋回移動、及び旋回半径方向への進退移動がそれぞれ可能に構成されている。基板Wは、ピン7cによって水平姿勢で保持される。
また、互いに隣接するインデクサブロック1と反射防止膜処理ブロック2との境界部には、互いの雰囲気を遮断することを目的として隔壁13が設けられている。そして、インデクサブロック1と反射防止膜処理ブロック2との間で基板Wの受け渡しを行うために、基板Wを載置する2つの基板載置部PASS1,PASS2が、当該隔壁13を部分的に貫通して、上下に近接して設けられている。
インデクサブロック1における基板Wの受け渡しについて概説する。まず、インデクサ用搬送機構7が、所定のカセットCに対向する位置にまで水平移動する。続いて、保持アーム7bが昇降及び進退移動することにより、そのカセットCに収納されている未処理の基板Wを取り出す。保持アーム7bに基板Wを保持した状態で、インデクサ用搬送機構7が、基板載置部PASS1,PASS2に対向する位置にまで水平移動する。
そして、保持アーム7b上の基板Wを、基板払出し用の上側の基板載置部PASS1に載置する。基板戻し用の下側の基板載置部PASS2に処理済みの基板Wが載置されている場合、インデクサ用搬送機構7は、その処理済みの基板Wを保持アーム7b上に受け取って、所定のカセットCに処理済みの基板Wを収納する。以下、同様にカセットCから未処理基板Wを取り出して基板載置部PASS1に搬送するとともに、処理済み基板Wを基板載置部PASS2から受け取ってカセットCに収納するという動作を繰り返し行う。
図2は、基板処理装置100の構成を示す正面図である。図3は、図2と同じ方向から眺めた場合の、熱処理部TPの配置構成を示す正面図である。反射防止膜処理ブロック2は、フォトレジスト膜の下部に、露光装置STPにおける露光時に発生する定在波やハレーションを減少させるための反射防止膜を形成する処理を行う。図1〜3を参照して、反射防止膜処理ブロック2は、基板Wの表面に反射防止膜を塗布する処理を行う第1塗布処理部8(塗布処理ユニット8a〜8cを有する)と、塗布に際し必要な熱処理を行う第1熱処理部9(複数の加熱プレートHP、冷却ユニットCP、及びアドヒージョン処理ユニットAHLを有する)と、第1塗布処理部8及び第1熱処理部9に対して基板Wの受け渡しを行う第1主搬送機構10Aとを備えている。
図4は、第1主搬送機構10Aの構造を簡略化して示す斜視図である。第1主搬送機構10Aは、保持アーム10a,10b及びブラケット10dを有するアームユニット10eと、基板処理装置100の天井面及び床面に両端が固定されたZ軸部10fとを備えている。保持アーム10a,10bは、上下に近接して配設されており、独立にブラケット10dから進退可能である。保持アーム10a,10bは略C字状の先端部分を有しており、この先端部分の内側から複数本(例えば3本)のピン10cが突出している。複数本のピン10c上に基板Wを載置することにより、基板Wを水平姿勢で保持することができる。アームユニット10eは、θ軸駆動部62(図16参照)によって、Z軸部10fを中心とした水平面内の旋回移動が、及び、Z軸駆動部60(図16参照)によって、Z軸部10fに沿った昇降移動が、それぞれ可能に構成されている。また、保持アーム10a,10bは、X軸駆動部64(図16参照)によって、アームユニット10eの旋回半径方向の進退移動が可能に構成されている。後述する第2〜第4主搬送機構10B〜10Dも、第1主搬送機構10Aと同様の構成を有している。以後、第1〜第4主搬送機構10A〜10Dを特に区別しない場合、「主搬送機構10」と称する。
図1を参照して、互いに隣接する反射防止膜処理ブロック2とレジスト膜処理ブロック3との境界部には、隔壁13が設けられている。当該隔壁13には、基板Wを載置するための基板載置部PASS3,PASS4が、当該隔壁13を部分的に貫通して、上下に近接して設けられている。基板載置部PASS3,PASS4は、反射防止膜処理ブロック2の第1主搬送機構10Aとレジスト膜処理ブロック3の第2主搬送機構10Bとの間で基板Wの受け渡しを行うための載置部である。
反射防止膜処理ブロック2において反射防止膜を形成する処理が完了した基板Wは、第1主搬送機構10Aの保持アーム10aによって、上側の基板載置部PASS3に載置される。そして、基板載置部PASS3に載置された基板Wは、第2主搬送機構10Bによってレジスト膜処理ブロック3内に搬入される。また、露光装置STP及び現像処理ブロック4において露光処理、露光後ベーク処理、及び現像処理が完了した基板Wは、第2主搬送機構10Bによって下側の基板載置部PASS4に載置される。そして、第1主搬送機構10Aの保持アーム10bによって、反射防止膜処理ブロック2内に搬入される。すなわち、反射防止膜処理ブロック2とレジスト膜処理ブロック3とは、基板載置部PASS3,PASS4を介して基板Wの受け渡しを行う。
レジスト膜処理ブロック3は、反射防止膜が形成された基板W上にフォトレジスト膜を形成する処理を行う。図1〜3を参照して、レジスト膜処理ブロック3は、フォトレジスト膜を塗布する処理を行う第2塗布処理部15(塗布処理ユニット15a〜15cを有する)と、塗布に際し必要な熱処理を行う第2熱処理部16(複数の加熱部PHP及び冷却ユニットCPを有する)と、第2塗布処理部15及び第2熱処理部16に対して基板Wの受け渡しを行う第2主搬送機構10Bとを備えている。
図1を参照して、互いに隣接するレジスト膜処理ブロック3と現像処理ブロック4との境界部には、隔壁13が設けられている。当該隔壁13には、基板Wを載置するための基板載置部PASS5,PASS6が、当該隔壁13を部分的に貫通して、上下に近接して設けられている。基板載置部PASS5,PASS6は、レジスト膜処理ブロック3の第2主搬送機構10Bと現像処理ブロック4の第3主搬送機構10Cとの間で基板Wの受け渡しを行うための載置部である。
レジスト膜処理ブロック3においてフォトレジスト膜の塗布処理が完了した基板Wは、第2主搬送機構10Bの保持アーム10aによって上側の基板載置部PASS5に載置される。そして、基板載置部PASS5に載置された基板Wは、第3主搬送機構10Cによって現像処理ブロック4内に搬入される。また、露光装置STP及び現像処理ブロック4において露光処理、露光後ベーク処理、及び現像処理が完了した基板Wは、第3主搬送機構10Cによって下側の基板載置部PASS6に載置される。そして、第2主搬送機構10Bの保持アーム10bによってレジスト膜処理ブロック3内に搬入される。すなわち、レジスト膜処理ブロック3と現像処理ブロック4とは、基板載置部PASS5,PASS6を介して基板Wの受け渡しを行う。
現像処理ブロック4は、露光装置STPにおいて所定の回路パターンが露光された基板Wに対して現像処理を行う機構である。現像処理ブロック4は、現像液により現像処理を行う現像処理部30と、現像処理に際し必要な熱処理を行う第3熱処理部31と、現像処理部30及び第3熱処理部31に対して基板Wの受け渡しを行う第3主搬送機構10Cとを備えている。
図2を参照して、現像処理部30は、同様の構成を備えた5つの現像処理ユニット30a〜30eを上下に積層配置して構成されている。各現像処理ユニット30a〜30eは、基板Wを水平姿勢で吸着保持して回転するスピンチャック32や、スピンチャック32上に保持された基板W上に現像液を供給するノズル33等を備えている。
図3を参照して、第3熱処理部31は、各々複数個の加熱プレートHP、基板仮置部付きの加熱部PHP、及び、基板Wを常温にまで高い精度で冷却する冷却プレートCP等の熱処理部を含み、各熱処理部が上下に積層されるとともに並列配置されている。
図5は、加熱部PHPの構成を示す模式図である。加熱部PHPは、基板Wを載置して加熱処理する加熱プレートHPと、加熱プレートHPから離れた上方位置に基板Wを載置する基板仮置部19と、加熱プレートHPと基板仮置部19との間で基板Wを搬送するローカル搬送機構20とを備えている。加熱プレートHPには、プレート表面に複数本の可動支持ピン21が出没自在に設けられている。加熱プレートHPの上方には加熱処理時に基板Wを覆う昇降自在の上蓋22が設けられている。基板仮置部19には基板Wを支持する複数本の固定支持ピン23が設けられている。
ローカル搬送機構20は、基板Wを略水平姿勢で保持する保持プレート24を備え、この保持プレート24がネジ送り駆動機構25によって昇降移動されるとともに、ベルト駆動機構26によって進退移動されるように構成されている。保持プレート24には、これが加熱プレートHPや基板仮置部19の上方に進出したときに、可動支持ピン21や固定支持ピン23と干渉しないように、複数本のスリット24aが形成されている。また、ローカル搬送機構20は、加熱プレートHPから基板仮置部19へ基板Wを搬送する過程で基板を水冷する冷却ユニットを備えている。
ローカル搬送機構20は、インタフェイスブロック5の第4主搬送機構10Dが対向する面19eと隣り合う面19f(図5(b)参照)と対向するように設置されている。そして、加熱プレートHP及び基板仮置部19を覆う筐体27の上部、即ち基板仮置部19を覆う部位には、面19eに第4主搬送機構10Dの進入を許容する開口部19aが、面19fにローカル搬送機構20の進入を許容する開口部19bがそれぞれ設けられている。また、筐体27の下部、即ち加熱プレートHPを覆う部位は、面19eが閉塞し、面19fにローカル搬送機構20の進入を許容する開口部19cが設けられている。
上述した加熱部PHPに対する基板Wの出し入れは以下のようにして行われる。まず、第3主搬送機構10Cが基板Wを保持して、基板仮置部19の固定支持ピン23の上に基板Wを載置する。続いて、ローカル搬送機構20の保持プレート24が基板Wの下側に進入してから少し上昇することにより、固定支持ピン23から基板Wを受け取る。基板Wを保持した保持プレート24は筐体27から退出して、加熱プレートHPに対向する位置まで下降する。このとき加熱プレートHPの可動支持ピン21は、基板Wの下面と保持プレート24の上面とが接する加熱位置まで下降しているとともに、上蓋22は上昇している。基板Wを保持した保持プレート24は加熱プレートHPの上方に進出する。可動支持ピン21が上昇して基板Wを受取位置にて受け取った後に保持プレート24が退出する。続いて、可動支持ピン21が下降して基板Wを加熱プレートHP上に載せるととともに、上蓋22が下降して基板Wを覆う。この状態で基板Wが加熱処理される。加熱処理が終わると上蓋22が上昇するとともに、可動支持ピン21が上昇して基板Wを持ち上げる。続いて、保持プレート24が基板Wの下に進出した後、可動支持ピン21が下降することにより、基板Wが保持プレート24に受け渡される。基板Wを保持した保持プレート24が退出して、さらに上昇して基板Wを基板仮置部19に搬送する。基板仮置部19内で保持プレート24に支持された基板Wが、保持プレート24が保有する冷却機能によって冷却される。保持プレート24は、冷却した(常温に戻した)基板Wを基板仮置部19の固定支持ピン23上に移動する。第3主搬送機構10Cが基板Wを取り出して搬送する。
図3を参照して、第3熱処理部31の右側(インタフェイスブロック5に隣接している側)の熱処理部の列には、現像処理ブロック4の第3主搬送機構10Cとインタフェイスブロック5の第4主搬送機構10Dとの間で基板Wの受け渡しを行うための2つの基板載置部PASS7,PASS8が上下に近接して設けられている。
図1,3を参照して、レジスト膜処理ブロック3から現像処理ブロック4に搬入された基板Wは、第3主搬送機構10Cの保持アーム10aによって、上側の基板載置部PASS7に載置される。そして、基板載置部PASS7に載置された基板Wは、第4主搬送機構10Dによってインタフェイスブロック5内に搬入される。また、露光装置STPにおいて露光処理が完了した基板Wは、第4主搬送機構10Dによって、下側の基板載置部PASS8に載置される。そして、第3主搬送機構10Cの保持アーム10bによってレジスト膜処理ブロック3内に搬入される。すなわち、現像処理ブロック4とインタフェイスブロック5とは、基板載置部PASS7,PASS8を介して基板Wの受け渡しを行う。
インタフェイスブロック5は、基板処理装置100とは別体の外部装置である露光装置STPに対して基板Wの受け渡しを行う機構である。インタフェイスブロック5は、露光装置STPとの間で基板Wの受け渡しをするためのインタフェイス用搬送機構35の他に、フォトレジストが塗布された基板Wの周縁部を露光する2つのエッジ露光ユニットEEWと、現像処理ブロック4内に配設された基板仮置部付きの加熱部PHP及びエッジ露光ユニットEEWに対して基板Wを受け渡しする第4主搬送機構10Dとを備えている。
エッジ露光ユニットEEWは、図2に示すように、基板Wを水平姿勢で吸着保持して回転するスピンチャック36や、このスピンチャック36上に保持された基板Wの周縁部を露光する光照射器37等を備えている。2つのエッジ露光ユニットEEWは、インタフェイスブロック5の中央部に上下に積層配置されている。
図6は、インタフェイスブロック5の構成を示す側面図である。2つのエッジ露光ユニットEEWの下側に基板戻し用の戻し用バッファRBFがあり、さらにその下側に2つの基板載置部PASS9,PASS10が積層配置されている。基板戻し用のバッファRBFは、故障等のために現像処理ブロック4が基板Wの現像処理をすることができない場合に、現像処理ブロック4の加熱部PHPで露光後の加熱処理を行った後に、その基板Wを一時的に収納保管しておくものである。このバッファRBFは、複数枚の基板Wを多段に収納できる収納棚から構成されている。基板載置部PASS9,PASS10は、第4主搬送機構10Dとインタフェイス用搬送機構35との間で基板Wの受け渡しを行うためのもので、上側が基板払出し用、下側が基板戻し用になっている。
インタフェイス用搬送機構35は、図1及び図6に示すように、Y方向に水平移動可能な可動台35aを備え、この可動台35a上に基板Wを保持する保持アーム35bを搭載している。保持アーム35bは、昇降・旋回及び旋回半径方向に進退移動可能に構成されている。インタフェイス用搬送機構35の搬送経路の一端(図6に示す位置P1)は、積層された基板載置部PASS9,PASS10の下方にまで伸びており、この位置P1で露光装置STPとの間で基板Wの受け渡しを行う。また、搬送経路の他端位置P2では、基板載置部PASS9,PASS10に対する基板Wの受け渡しと、送り用バッファSBFに対する基板Wの収納と取り出しとを行う。送り用バッファSBFは、露光装置STPが基板Wの受け入れをできないときに、露光処理前の基板Wを一時的に収納保管するもので、複数枚の基板Wを多段に収納できる収納棚から構成されている。
図7は、基板載置部PASS1の構成を簡略化して示す上面図であり、図8は、図7に示したラインVIII−VIIIに沿った位置に関する断面図である。基板載置部PASS1は、主搬送機構10によって搬送された基板Wを載置可能な載置台40を備えており、載置台40の上面の中央箇所には、位置識別用の識別構造として機能する、略円形の小孔41が形成されている。小孔41のサイズは、基板載置部としての性能に影響しない程度のサイズであり、例えば、直径が2mm、深さが2mm以上である。上記した基板載置部PASS2〜PASS10も、基板載置部PASS1と同様の構成を有している。以後、基板載置部PASS1〜PASS10を特に区別しない場合、「基板載置部PASS」と称する。
図9は、Z軸ターゲットジグ48の構成を簡略化して示す上面図であり、図10は、図9に示したラインX−Xに沿った位置に関する断面図である。Z軸ターゲットジグ48は、後述のように、Z軸に関するティーチングの際に基板載置部PASS上に載置される。Z軸ターゲットジグ48は、保持アーム10bによって保持可能な、基板Wとほぼ同形状の薄板状の本体部45と、本体部45の上面のほぼ中央箇所に設けられた、突起状の検出ピン46とを備えている。例えば、基板Wが直径300mmの円盤状である場合は、本体部45も直径300mmの円盤状である。また、本体部45の底面から検出ピン46の上端までの高さHは、所定値に設定されている。
図11は、センシングジグ49の構成を簡略化して示す底面図である。センシングジグ49は、後述のように、X軸及びθ軸に関するティーチングの際に保持アーム10aによって保持される。センシングジグ49は、保持アーム10aによって保持可能な、基板Wとほぼ同形状の薄板状の本体部42と、本体部42の底面の中央箇所に設けられた限定反射型の光学式センサ43と、本体部42の底面のほぼ中央箇所に設けられた透過型の光学式センサ44(図11における符号44a,44b)とを備えている。例えば、基板Wが直径300mmの円盤状である場合は、本体部42も直径300mmの円盤状である。センサ43の検出対象は、図7,8に示した小孔41である。センサ44は、水平方向(XY平面の面内方向)に沿って互いに対向する光照射部44aと受光部44bとを有しており、センサ44の検出対象は、図9,10に示した検出ピン46である。
図12,13は、センサ44によって検出ピン46を検出する状況を模式的に示す断面図である。Z軸ターゲットジグ48は、載置台40上に載置されている。センシングジグ49は、水平方向に関して光照射部44aと受光部44bとの間に検出ピン46が位置するように、保持アーム10a(図12,13には示さない)によって保持されている。
図12を参照して、センシングジグ49と載置台40とがZ方向に関して十分に離れている場合は、光照射部44aから照射された光は、検出ピン46によって遮られることなく、受光部44bに到達する。この状態から、センシングジグ49と載置台40とが互いに近付く方向に、センシングジグ49を徐々に降下させる。
図13を参照して、センシングジグ49と載置台40とが所定距離まで近付くと、具体的には、載置台40の上面からセンサ43までの距離がH1(例えば6mm)になるまでセンシングジグ49が降下されると、光照射部44aから照射された光は、検出ピン46によって遮られて受光部44bに到達しない。従って、受光部44bが光を受光しなくなったことにより、センシングジグ49と載置台40とが上記の所定距離まで近付いたことを検出することができる。そして、Z軸に関するティーチングの際には、受光部44bが光を受光しなくなった時点での保持アーム10aの高さ位置(Z座標)を参照することにより、載置台40の実際の高さ位置(Z座標)を求めることができる。
図14,15は、センサ43によって小孔41を検出する状況を模式的に示す断面図である。Z軸ターゲットジグ48は載置台40上から撤収されており、センシングジグ49は保持アーム10a(図14,15には示さない)によって保持されている。また、載置台40の上面からセンサ43までの距離は、上記の距離H1に保たれている。
センサ43は、光を照射する光照射部と、受光した反射光の光量を検出可能な受光部とを有している。そして、センサ43から反射対象物までのZ方向に関する距離が上記の距離H1(6mm)である場合に、反射光量がピーク値となるように設定されている。
図14を参照して、小孔41の真上にセンサ43が位置しない場合は、センサ43は、光量がピーク値の反射光を受光する。ピーク値よりもわずかに小さい値のしきい値を設定しておき、上記しきい値よりも大きい光量の反射光をセンサ43が受光したことにより、センサ43が小孔41の真上には位置していないことを検出することができる。
図15を参照して、小孔41の真上にセンサ43が位置する場合は、センサ43は、ピーク値よりも光量が少ない反射光を受光する。光量が上記しきい値以下の反射光をセンサ43が受光したことにより、センサ43が小孔41の真上に位置していることを検出することができる。
図16は、ティーチングを行うための制御機構の構成を示すブロック図である。なお、図16には、上記のセンシングジグ49が保持アーム10aによって保持されている場合のブロック図を示している。
図16に示すように、制御部50aは、保持アーム10a,10bに対する駆動命令を出すCPU51と、予めプログラムが書き込まれたROM52と、ユーザプログラムや位置情報等が格納されるRAM53と、インタフェイス54と、サーボ制御部55とを備えている。そして、ROM52、RAM53、インタフェイス54、及びサーボ制御部55は、いずれもCPU51に接続されている。
インタフェイス54は、コネクタ58を介して、センシングジグ49のセンサ43,44に接続されている。
サーボ制御部55は、Z軸駆動部60、θ軸駆動部62、X軸駆動部64、及びエンコーダ61,63,65に接続されている。ここで、エンコーダ61はZ軸駆動部60の駆動量を、エンコーダ63はθ軸駆動部62の駆動量を、エンコーダ65はX軸駆動部64の駆動量を、それぞれ検出する機能を有している。従って、各エンコーダ61,63,65の出力をサーボ制御部55を介して取得することにより、CPU51は、主搬送機構10が動作した変位量を検知することができ、これにより、保持アーム10a,10bの位置情報を得ることができる。また、CPU51は、サーボ制御部55に対してZ軸、θ軸、X軸のそれぞれの駆動量を出力することにより、主搬送機構10の駆動を制御することができる。
また、CPU51には、オペレータに対して各種の情報を表示するための出力装置(例えば表示ディスプレイ等)57と、オペレータが処理コマンド等を入力するための入力装置(例えばキーボード等)56とが接続されている。
以下、ティーチングの流れについて説明する。以下では、上側の保持アーム10aを基準としてベース値Z0,X0,θ0が設定されている場合を例にとり説明する。ここで、ベース値Z0,X0,θ0は、主搬送機構10が基板載置部PASSにアクセスする際の設計上の座標であり、各主搬送機構10について予めRAM53に記憶されている。
まず、オペレータによって、保持アーム10aにセンシングジグ49が所定の向きにセットされ、保持アーム10bにZ軸ターゲットジグ48が所定の向きにセットされる。オペレータは、センシングジグ49及びZ軸ターゲットジグ48のセットが完了したことを、入力装置56によって入力する。
次に、CPU51は、アームユニット10eを+Z方向に駆動するように、サーボ制御部55に対して命令を送出する。サーボ制御部55は、Z軸駆動部60を駆動することにより、保持アーム10aのZ座標がベース値Z0に一致するように、Z軸部10fに沿ってアームユニット10eを移動させる。
次に、CPU51はサーボ制御部55に対して命令を送出し、サーボ制御部55は、X軸駆動部64及びθ軸駆動部62を駆動することにより、保持アーム10bのX座標及びθ座標がベース値X0,θ0にそれぞれ一致するように、保持アーム10bを移動させる。そして、保持アーム10bによって保持されているZ軸ターゲットジグ48が載置台40上に載置された後、保持アーム10bはブラケット10d内に再び収納される。
次に、CPU51はサーボ制御部55に対して命令を送出し、サーボ制御部55は、X軸駆動部64を駆動することにより、保持アーム10aのX座標がベース値X0に一致するように、保持アーム10bを+X方向に移動させる。これにより、載置台40上に載置されているZ軸ターゲットジグ48の真上に、センシングジグ49が搬送される。センシングジグ49は、水平方向に関して光照射部44aと受光部44bとの間に検出ピン46が位置するように、保持アーム10aによって保持されている。
次に、CPU51は、アームユニット10eを−Z方向に駆動するように、サーボ制御部55に対して命令を送出する。サーボ制御部55は、Z軸駆動部60を駆動することにより、センシングジグ49と載置台40とが互いに近付くように、アームユニット10eを徐々に降下させる。CPU51はセンサ44の出力を監視しており、センサ44の出力がオフとなった時点、即ち受光部44bが光を受光しなくなった時点(図13参照)で、アームユニット10eの降下を停止するようサーボ制御部55に対して命令を送出する。サーボ制御部55は、この命令を受けて、Z軸駆動部60の駆動を停止する。CPU51は、エンコーダ61から得られるZ軸の現在位置(Z座標ZR)をサーボ制御部55を介して取得し、保持アーム10aが基板載置部PASSに基板Wを搬送する際の適正なZ軸ポジション値として、RAM53に記憶する。以上で、Z軸に関するティーチングが終了する。
次に、CPU51は、保持アーム10bを−X方向に駆動するように、サーボ制御部55に対して命令を送出する。サーボ制御部55は、X軸駆動部64を駆動することにより、保持アーム10bのX座標がベース値X0に一致するように、保持アーム10bを移動させる。そして、載置台40上に載置されているZ軸ターゲットジグ48を保持アーム10bによって保持した後、保持アーム10a,10bをブラケット10d内に再び収納する。これにより、Z軸ターゲットジグ48が回収され、小孔41が形成された載置台40の上面が露呈する。
次に、CPU51は、保持アーム10aを+X方向に駆動するように、サーボ制御部55に対して命令を送出する。サーボ制御部55は、X軸駆動部64を駆動することにより、保持アーム10aのX座標がベース値X0に一致するように、保持アーム10bを再び移動させる。図17は、X軸及びθ軸に関するティーチングを説明するための概念図であり、小孔41が形成されている付近の上面図に相当する。図11に示したように、センサ43は本体部42の底面の中央箇所に配設されている。そのため、図17に示すように、この時点でセンサ43は、X座標及びθ座標がいずれもベース値(x0,θ0)の、ポイントP0に位置している。
次に、CPU51は、サーボ制御部55に対して命令を送出し、サーボ制御部55は、センサ43によって小孔41のエッジが検出されるまで、X軸駆動部64(及び必要に応じてθ軸駆動部62)を駆動することによって保持アーム10aを走査駆動する。具体的には、CPU51はセンサ43の出力を監視しており、センサ43の出力がしきい値以下となった時点で、保持アーム10aの走査駆動を停止するようサーボ制御部55に対して命令を送出する。サーボ制御部55は、この命令を受けて、X軸駆動部64及びθ軸駆動部62の駆動を停止する。本実施の形態では、ポイントP1で小孔41のエッジが検出されたものとする。
次に、CPU1は、保持アーム10aをθ軸方向に駆動するようにサーボ制御部55に対して命令を送出し、サーボ制御部55は、θ軸駆動部62を駆動することによって、小孔41の直径以上の距離Lだけ保持アーム10aを+θ方向(図17における左方向)に移動させた後、保持アーム10aを再び−θ方向(図17における右方向)に移動させる。小孔41のエッジが検出された時点で保持アーム10aの−θ方向の移動は停止され、CPU51は、その時点でエンコーダ63から得られるθ軸の現在位置をサーボ制御部55を介して取得し、その座標をRAM53に記憶する。本実施の形態では、ポイントP1のθ座標θ0がRAM53に記憶される。
次に、CPU1は、保持アーム10aをθ軸方向に駆動するようにサーボ制御部55に対して命令を送出し、サーボ制御部55は、θ軸駆動部62を駆動することによって、距離Lだけ保持アーム10aを−θ方向に移動させた後、再び+θ方向に移動させる。小孔41のエッジが検出された時点で保持アーム10aの+θ方向の移動は停止され、CPU51は、その時点でエンコーダ63から得られるθ軸の現在位置をサーボ制御部55を介して取得し、その座標をRAM53に記憶する。本実施の形態では、ポイントP2のθ座標θ1がRAM53に記憶される。
次に、CPU1は、θ座標θ0,θ1をRAM53から読み出し、それらの平均値(θ座標θ2)を算出し、保持アーム10aが基板載置部PASSに基板Wを搬送する際の適正なθ軸ポジション値として、RAM53に記憶する。以上で、θ軸に関するティーチングが終了する。また、CPU1は、保持アーム10aをθ軸方向に駆動するようにサーボ制御部55に対して命令を送出し、サーボ制御部55は、θ軸駆動部62を駆動することによって、座標(x1,θ2)の地点に保持アーム10aを移動させる。
次に、CPU1は、保持アーム10aをX軸方向に駆動するようにサーボ制御部55に対して命令を送出し、サーボ制御部55は、X軸駆動部64を駆動することによって、距離Lだけ保持アーム10aを−X方向に移動させた後、再び+X方向に移動させる。小孔41のエッジが検出された時点で保持アーム10aの+X方向の移動は停止され、CPU51は、その時点でエンコーダ65から得られるX軸の現在位置をサーボ制御部55を介して取得し、その座標をRAM53に記憶する。本実施の形態では、ポイントP3のX座標x2がRAM53に記憶される。
次に、CPU1は、保持アーム10aをX軸方向に駆動するようにサーボ制御部55に対して命令を送出し、サーボ制御部55は、X軸駆動部64を駆動することによって、距離Lだけ保持アーム10aを+X方向に移動させた後、再び−X方向に移動させる。小孔41のエッジが検出された時点で保持アーム10aの−X方向の移動は停止され、CPU51は、その時点でエンコーダ65から得られるX軸の現在位置をサーボ制御部55を介して取得し、その座標をRAM53に記憶する。本実施の形態では、ポイントP4のX座標x3がRAM53に記憶される。
次に、CPU1は、X座標x2,x3をRAM53から読み出し、それらの平均値(X座標x4)を算出し、保持アーム10aが基板載置部PASSに基板Wを搬送する際の適正なX軸ポジション値として、RAM53に記憶する。以上で、X軸に関するティーチングが終了し、次のユニットポジションに移動して同様にティーチング動作を行う。
指示したポジションのティーチングが終了すると、最後に、センシングジグ49及びZ軸ターゲットジグ48を保持アーム10a,10bから取り外すことにより、ティーチング動作が完了する。なお、本実施の形態ではθ軸ポジション値を求めた後にX軸ポジション値を求めたが、載置台40とZ軸部10fとが十分に離れていれば、X軸ポジション値を求めた後にθ軸ポジション値を求めてもよい。
このように本実施の形態に係る搬送装置によれば、ティーチングの際にオペレータの負担を低減できるとともに、組み立て誤差等に起因する位置ずれを正確かつ短時間で効率的に解消することができる。また、X軸及びθ軸に関するティーチングについては、載置台40自体に位置識別用の小孔41が形成されているため、専用のターゲットジグを載置台40上に載置する必要がなく、部品数の削減及び作業の効率化を図ることもできる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の例に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
<変形例1>
以上の説明では、X軸、θ軸、及びZ軸の各方向の駆動機構を有する搬送装置について述べたが、Y軸方向の駆動機構をさらに有する搬送装置にも本発明は適用可能である。
<変形例2>
センシングジグ49には、限定反射型の光学式センサ43と、透過型の光学式センサ44とが配設されているが、これらのセンサ43,44の代わりに、レーザ変位センサを配設しても良い。図18は、変形例2に係るセンシングジグ49の構成を示す底面図であり、図19は、図18に示したラインXIX−XIXに沿った位置に関する断面図である。本体部42の底面の中央箇所に、レーザ変位センサ70が配設されている。レーザ変位センサ70は、レーザビームを照射する照射部と反射ビームを検出する検出部とを備えており、レーザビームの反射対象物までの距離を検出可能である。そのため、レーザ変位センサ70を使用する場合には、Z軸ターゲットジグ48は不要となる。レーザ変位センサ70を使用すると、光学式センサ43,44を使用する場合よりも高精度な位置検出が可能となる。
<変形例3>
以上の説明では、位置識別用の識別構造として載置台40に小孔41が形成されている例について述べたが、載置台40の特定の箇所を識別できる構造であれば、どのような構造(例えば二次元的なマーク等)であっても良い。例えば、小孔41を形成する代わりに、磁石等の異物を載置台40の上面に埋め込んでも良く、この場合は、光学式センサ43の代わりに磁気センサが用いられる。
<変形例4>
以上の説明では、ティーチングの際に、センシングジグ49が制御部50aにコネクタ58を介して接続される例について述べたが、電波通信や光通信等の無線の送受信によって位置情報を授受する構成としても良い。図20は、変形例4に係るセンシングジグ49の構成を示す側面図であり、図21は、変形例4に係る制御機構の構成を示すブロック図である。図20を参照して、センサ43と、センサ44の光照射部44a及び受光部44bとは、送信部71に接続されている。送信部71は、センサ43,44による各検出データを無線送信する。図21を参照して、制御部50bは受信部72を備えており、CPU51は、受信部72に接続されている。受信部72は、送信部71から送られてきた検出データを受信する。
なお、変形例4に係るセンシングジグ49は、ティーチングが行われない際には基板処理装置内の所定の収納ポジションに収納しておき、ティーチング開始の命令を受けると、主搬送機構10が収納ポジションに自動的にアクセスして、保持アーム10aにセンシングジグ49をセットすれば良い。また、センシングジグ49に電源供給用のバッテリーを搭載しておき、センシングジグ49が上記の収納ポジションで待機している際に、バッテリーの充電を行うこともできる。
変形例4に係る搬送装置によれば、ティーチングの際にオペレータがセンシングジグ49と制御部50bとを配線やコネクタを用いて接続する手間が省けるため、作業性が向上する。
<変形例5>
図22は、変形例5に係る搬送装置の構成を示す側面図である。図4には、2本の保持アーム10a,10bを備えるアームユニット10eを示したが、図22に示すように、変形例5に係るアームユニット1eは、基板Wを保持する保持アーム10a,10bとは別体のアームとして、センシングジグ49が常時専用に保持された保持アーム10gを備えている。なお、保持アーム10gは、保持アーム10aより上に配設されていても良く、あるいは、保持アーム10aと保持アーム10bとの間に配設されていても良い。但し、基板処理装置の内部には、清浄空気がダウンフローの状態で供給されているため、保持アーム10gやセンシングジグ49に付着しているパーティクル等によって基板Wが汚染されることを未然に防止すべく、保持アーム10gは、保持アーム10a,10bよりも下に配設されていることが望ましい。
変形例5に係る搬送装置によれば、ティーチングの際にオペレータがセンシングジグ49を保持アーム10aに取り付ける手間が省けるため、作業性が向上する。
<変形例6>
以上の説明では、センシングジグ49は保持アーム10aによって保持されたが、この状態で小孔41の中心ポイントP5の座標(x4,θ2)の取得が完了した後、センシングジグ49を保持アーム10bに付け替えて、上記と同様に、小孔41の中心ポイントP5の座標を取得しても良い。センシングジグ49を付け替える前後で中心ポイントP5の座標に誤差が生じた場合、その誤差は保持アーム10aと保持アーム10bとの位置偏差ということになるので、その位置偏差を考慮して、保持アーム10bに関するX軸ポジション値及びθ軸ポジション値が設定される。
<変形例7>
図23は、変形例7に係るZ軸ターゲットジグ48aの構成を示す底面図であり、図24は、図23に示したラインXXIV−XXIVに沿った位置に関する断面図である。変形例7に係るZ軸ターゲットジグ48aは、本体部45の上面の中央箇所に、載置台40に形成されている小孔41と同形状の小孔46が形成されている。上記と同様に、ベース値(x0,θ0)を目標として、保持アーム10bによってZ軸ターゲットジグ48aを載置台40上に載置する。次に、保持アーム10bをブラケット10d内に収納する。次に、ベース値(x0,θ0)を目標として、センシングジグ49を保持した保持アーム10aを送り出し、センサ43によって小孔80の中心ポイントの座標を求める。求めた中心ポイントの座標とベース値(x0,θ0)との間に誤差が生じた場合、その誤差は保持アーム10aと保持アーム10bとの位置偏差ということになるので、その位置偏差を考慮して、保持アーム10bに関するX軸ポジション値及びθ軸ポジション値が設定される。
変形例7に係る搬送装置によれば、保持アーム10aと保持アーム10bとの位置偏差を求めることができ、その位置偏差を考慮することによって、より正確なティーチングを行うことができる。
本発明の実施の形態に係る基板処理装置の構成を示す上面図である。 基板処理装置の構成を示す正面図である。 熱処理部の配置構成を示す正面図である。 第1主搬送機構の構造を簡略化して示す斜視図である。 加熱部の構成を示す模式図である。 インタフェイスブロックの構成を示す側面図である。 基板載置部の構成を簡略化して示す上面図である。 図7に示したラインVIII−VIIIに沿った位置に関する断面図である。 Z軸ターゲットジグの構成を簡略化して示す上面図である。 図9に示したラインX−Xに沿った位置に関する断面図である。 センシングジグの構成を簡略化して示す底面図である。 センサによって検出ピンを検出する状況を模式的に示す断面図である。 センサによって検出ピンを検出する状況を模式的に示す断面図である。 センサによって小孔を検出する状況を模式的に示す断面図である。 センサによって小孔を検出する状況を模式的に示す断面図である。 制御機構の構成を示すブロック図である。 センサによって小孔を探索している状況を模式的に示す上面図である。 変形例2に係るセンシングジグの構成を示す底面図である。 図18に示したラインXIX−XIXに沿った位置に関する断面図である。 変形例4に係るセンシングジグの構成を示す側面図である。 変形例4に係る制御機構の構成を示すブロック図である。 変形例5に係る搬送装置の構成を示す側面図である。 変形例7に係るZ軸ターゲットジグの構成を示す底面図である。 図23に示したラインXXIV−XXIVに沿った位置に関する断面図である。
符号の説明
1 インデクサブロック
2 反射防止膜処理ブロック
3 レジスト膜処理ブロック
4 現像処理ブロック
5 インタフェイスブロック
10A 第1主搬送機構
10B 第2主搬送機構
10C 第3主搬送機構
10D 第4主搬送機構
10a,10b,10g 保持アーム
40 載置台
41,80 小孔
42,45 本体部
43 センサ
44a 光照射部
44b 受光部
46 検出ピン
48,48a Z軸ターゲットジグ
50a,50b 制御部
51 CPU
71 送信部
72 受信部
W 基板

Claims (14)

  1. アームを有するアームユニットと、
    前記アームユニットによって搬送された基板を載置可能であり、位置識別用の第1の識別構造が所定の箇所に形成された載置台と、
    第1の検出手段を有するセンシングジグを前記アームに保持させた状態で、前記載置台の近傍で前記アームを水平方向に移動させる第1の制御手段と、
    前記第1の検出手段が前記第1の識別構造を検出した位置の情報に基づいて、前記アームが前記基板を搬送する水平方向の位置を設定する第1の設定手段と
    を備える、搬送装置。
  2. 前記第1の識別構造は、前記載置台の上面に形成された小孔である、請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記第1の検出手段は、前記小孔を検出対象とする限定反射型の光学式センサである、請求項2に記載の搬送装置。
  4. 前記センシングジグは、前記第1の検出手段による検出結果に関する第1のデータを無線送信する第1の送信手段をさらに有し、
    前記第1の設定手段は、前記第1の送信手段から送られてきた前記第1のデータを受信する第1の受信手段を有する、請求項1ないし請求項3のいずれか一つに記載の搬送装置。
  5. 前記センシングジグは、第2の検出手段として、水平方向に沿って互いに対向する光照射部と受光部とを有する透過型の光学式センサをさらに有し、
    前記搬送装置は、
    前記第2の検出手段の検出対象である突起が所定の箇所に形成されたターゲットジグが前記載置台上に載置され、前記センシングジグを前記アームに保持させた状態で、前記ターゲットジグの近傍で前記アームを高さ方向に移動させる第2の制御手段と、
    前記第2の検出手段による前記突起の検出可否の境界の高さに基づいて、前記アームが前記基板を搬送する高さ方向の位置を設定する第2の設定手段と
    をさらに備える、請求項1ないし請求項4のいずれか一つに記載の搬送装置。
  6. 前記センシングジグは、前記第2の検出手段による検出結果に関する第2のデータを無線送信する第2の送信手段をさらに有し、
    前記第2の設定手段は、前記第2の送信手段から送られてきた前記第2のデータを受信する第2の受信手段を有する、請求項5に記載の搬送装置。
  7. 前記アームユニットは、ティーチングの際に前記センシングジグを保持する第1のアームと、ティーチングの際に前記ターゲットジグを保持する第2のアームとを有し、
    前記ターゲットジグには、所定の箇所に位置識別用の第2の識別構造がさらに形成されており、
    前記搬送装置は、
    前記ターゲットジグを前記第2のアームによって前記載置台上に搬送させた後、前記第1のアームに前記センシングジグを保持させた状態で、前記ターゲットジグの近傍で前記第1のアームを水平方向に移動させる第3の制御手段と、
    前記第1の検出手段が前記第2の識別構造を検出した位置の情報に基づいて、前記第1のアームと前記第2のアームとの水平方向の位置偏差を設定する第3の設定手段と
    をさらに備える、請求項5又は請求項6に記載の搬送装置。
  8. アームを有するアームユニットと、
    前記アームユニットによって搬送された基板を載置可能な載置台と、
    検出手段を有するセンシングジグを前記アームに保持させ、前記検出手段の検出対象である突起が所定の箇所に形成されたターゲットジグが前記載置台上に載置された状態で、前記ターゲットジグの近傍で前記アームを高さ方向に移動させる制御手段と、
    前記検出手段による前記突起の検出可否の境界の高さ情報に基づいて、前記アームが前記基板を搬送する高さ方向の位置を設定する設定手段と
    を備える、搬送装置。
  9. 前記アームユニットは、前記基板を保持可能なアームとは別体のアームとして、前記センシングジグが保持された専用アームを有する、請求項1ないし請求項8のいずれか一つに記載の搬送装置。
  10. 基板に対して所定の処理を行う処理部を備えるとともに、
    前記処理部に対する前記基板の搬出入を行う搬送装置として、請求項1ないし請求項9のいずれか一つに記載の搬送装置を備える、基板処理装置。
  11. 基板を保持可能なアームを有するアームユニットと、位置識別用の小孔が所定の箇所に形成された上面を有する載置台とを備えた搬送装置について、前記アームによって前記基板を搬送すべき、前記載置台上の水平方向の搬送位置をティーチングする際に使用されるジグであって、
    前記アームによって保持可能な本体部と、
    前記本体部の所定の箇所に配設され、前記小孔を検出対象とする限定反射型の光学式センサと
    を備える、ジグ。
  12. 基板を保持可能なアームを有するアームユニットと、載置台とを備えた搬送装置について、前記アームによって前記基板を搬送すべき、前記載置台上の高さ方向の搬送位置をティーチングする際に使用されるジグであって、
    前記アームによって保持可能な第1の本体部と、前記第1の本体部の所定の箇所に形成された突起とを有するターゲットジグと、
    前記アームによって保持可能な第2の本体部と、前記第2の本体部の所定の箇所に配設され、水平方向に沿って互いに対向する光照射部及び受光部を含む透過型の光学式センサとを有するセンシングジグと
    を備える、ジグ。
  13. 基板を保持可能なアームを有するアームユニットと、載置台とを備えた搬送装置について、前記アームによって前記基板を搬送すべき、前記載置台上の水平方向の搬送位置をティーチングする方法であって、
    (a)検出手段を有するセンシングジグを前記アームに保持させる工程と、
    (b)位置識別用の識別構造が所定の箇所に形成された前記載置台の近傍で、前記センシングジグを保持した前記アームを水平方向に移動させる工程と、
    (c)前記検出手段が前記識別構造を検出した位置の情報を取得する工程と、
    (d)前記位置の情報に基づいて前記搬送位置を設定する工程と
    を備える、ティーチング方法。
  14. 基板を保持可能なアームを有するアームユニットと、載置台とを備えた搬送装置について、前記アームによって前記基板を搬送すべき、前記載置台上の高さ方向の搬送位置をティーチングする方法であって、
    (a)検出手段を有するセンシングジグを前記アームに保持させる工程と、
    (b)所定の箇所に突起が形成されたターゲットジグを、前記載置台上に載置する工程と、
    (c)前記センシングジグを保持した前記アームを、前記ターゲットジグの近傍で高さ方向に移動させる工程と、
    (d)前記検出手段による前記突起の検出可否の境界に関する高さ情報を取得する工程と、
    (e)前記高さ情報に基づいて前記搬送位置を設定する工程と
    を備える、ティーチング方法。
JP2003330011A 2003-09-22 2003-09-22 搬送装置、基板処理装置、ジグ、及びティーチング方法 Expired - Fee Related JP4279101B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003330011A JP4279101B2 (ja) 2003-09-22 2003-09-22 搬送装置、基板処理装置、ジグ、及びティーチング方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003330011A JP4279101B2 (ja) 2003-09-22 2003-09-22 搬送装置、基板処理装置、ジグ、及びティーチング方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005101070A true JP2005101070A (ja) 2005-04-14
JP4279101B2 JP4279101B2 (ja) 2009-06-17

Family

ID=34459110

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003330011A Expired - Fee Related JP4279101B2 (ja) 2003-09-22 2003-09-22 搬送装置、基板処理装置、ジグ、及びティーチング方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4279101B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009253291A (ja) * 2008-04-09 2009-10-29 Asml Holding Nv ロボット位置キャリブレーションツール(rpct)
JP2011508976A (ja) * 2007-12-27 2011-03-17 ラム リサーチ コーポレーション 少なくとも1つの光源を使用してエンドエフェクタ・アラインメントを校正するためのシステムおよび方法
JP2012523682A (ja) * 2009-04-09 2012-10-04 アーエーエス モトマチオーン ゲーエムベーハー センサキャリアにより基板処理システム内の物体の位置を自動的に測定して教示する方法および関連するセンサキャリア
WO2019064891A1 (ja) * 2017-09-29 2019-04-04 川崎重工業株式会社 基板搬送装置及び基板搬送ロボットと基板載置部との位置関係を求める方法
CN115072051A (zh) * 2022-07-06 2022-09-20 珠海格力智能装备有限公司 一种转运设备

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011508976A (ja) * 2007-12-27 2011-03-17 ラム リサーチ コーポレーション 少なくとも1つの光源を使用してエンドエフェクタ・アラインメントを校正するためのシステムおよび方法
JP2009253291A (ja) * 2008-04-09 2009-10-29 Asml Holding Nv ロボット位置キャリブレーションツール(rpct)
JP2012523682A (ja) * 2009-04-09 2012-10-04 アーエーエス モトマチオーン ゲーエムベーハー センサキャリアにより基板処理システム内の物体の位置を自動的に測定して教示する方法および関連するセンサキャリア
WO2019064891A1 (ja) * 2017-09-29 2019-04-04 川崎重工業株式会社 基板搬送装置及び基板搬送ロボットと基板載置部との位置関係を求める方法
JP2019067910A (ja) * 2017-09-29 2019-04-25 川崎重工業株式会社 基板搬送装置及び基板搬送ロボットと基板載置部との位置関係を求める方法
CN111095518A (zh) * 2017-09-29 2020-05-01 川崎重工业株式会社 基板搬运装置以及求出基板搬运机器人与基板载置部的位置关系的方法
CN111095518B (zh) * 2017-09-29 2023-06-02 川崎重工业株式会社 基板搬运装置以及求出机器人与载置部的位置关系的方法
CN115072051A (zh) * 2022-07-06 2022-09-20 珠海格力智能装备有限公司 一种转运设备
CN115072051B (zh) * 2022-07-06 2023-12-01 珠海格力智能装备有限公司 一种转运设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP4279101B2 (ja) 2009-06-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101485297B1 (ko) 열처리 장치 및 기판 반송 위치 조정 방법
KR101015778B1 (ko) 기판 처리장치 및 기판 수수 위치의 조정 방법
KR101020021B1 (ko) 기판 처리 장치, 기판 전달 위치의 조정 방법 및 기억 매체
JP4993614B2 (ja) 搬送手段のティーチング方法、記憶媒体及び基板処理装置
US9539607B2 (en) Substrate processing apparatus and substrate processing method
JP2005019963A (ja) 基板処理装置及び基板受け渡し位置の調整方法
KR20160055010A (ko) 웨이퍼 이송 로봇 및 그 제어 방법
CN113228246B (zh) 基板搬运机器人和自动示教方法
US7364376B2 (en) Substrate processing apparatus
JP2008141098A (ja) 基板搬送装置の検査装置および基板処理装置
CN110383453B (zh) 基板搬送装置
JP5089765B2 (ja) 制御装置及び制御方法
JP4279101B2 (ja) 搬送装置、基板処理装置、ジグ、及びティーチング方法
JP2007234790A (ja) 実装方法および表面実装機
JP4523513B2 (ja) 基板受け渡し装置、基板受け渡し方法及び記憶媒体
JP4473827B2 (ja) 基板処理装置及び基板の受け渡し位置の調整方法
JP3845585B2 (ja) 処理装置
JP4676302B2 (ja) 表面実装機および表面実装機の制御方法
TWI818482B (zh) 基板處理裝置、教示資訊生成方法、教示組及基板型治具
JP2008108776A (ja) データ作成装置および表面実装機
JP4047182B2 (ja) 基板の搬送装置
JP2005101069A (ja) 搬送装置及び基板処理装置
JPH10173030A (ja) 基板搬送装置およびこれを用いた露光装置
JP5537380B2 (ja) 露光装置及びデバイス製造方法
JP2006080198A (ja) 基板搬送装置及び基板搬送方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080603

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080610

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080808

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080808

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090310

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090311

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120319

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120319

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120319

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140319

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees