JP4471938B2 - 自動溶接システム - Google Patents

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本発明は、例えば自動二輪車等のバイク型車両の車体フレームを溶接する際、設備スペースの縮小化、簡素化が可能で、また、機種が変更されても対応可能な自動溶接システムに関する。
従来、溶接時のワーク位置決めを精度良く行い、また、機種が変更されても設備の複雑化を招かない自動溶接システムとして、ワーク投入ステーションとワーク払出ステーションとの間に搬路を設けて搬送ロボットを走行自在にし、搬路の途中に接続される複数の溶接ステーションにそれぞれポジショナーと一対の多関節ロボットを配設することにより、搬送ロボットで搬送される車体フレームを各ポジショナーに受け渡して多関節ロボットで自動溶接していくようにした技術が知られている。(例えば、特許文献1参照。)
特開2000−158135号公報
また、溶接ラインシステムにおける搬送ロボットの稼動率を向上させるため、ワークの搬入ラインと搬出ラインに近接して搬送ロボットを配設し、この搬送ロボットの周囲に複数の溶接部を配置して、各溶接部にワークの保持具を設けることにより、搬送ロボットでワークを順次各溶接部に送り込んでいくような技術も知られている。(例えば、特許文献2参照。)
特開平8−294781号公報
ところが、前記特許文献1のような自動溶接システムの場合、広い設備スペースが必要となり、また、ワークの移動工程が長いため、時間ロスも多くなるという問題がある。
また、前記特許文献2のような溶接ラインシステムの場合、ある箇所の溶接部にワークを搬送する際、当該箇所に既に存在するワークを払出さないと新たなワークを投入できないため、一台の搬送ロボットでは、ロボットの移動軌跡に無駄が多くなるという問題がある。また、この技術では、ワークの種類が変更になったときに簡単に対応できないという問題もある。
そこで本発明は、自動溶接のための設備スペースの縮小化を図るとともに、ワークの搬送時間の短縮化を図り、また、取扱うワークの種類が変更された場合でも簡単に対応できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため本発明は、ワーク投入部とワーク払出部との間に搬送ロボットを配設し、この搬送ロボットの可動範囲内に複数の溶接ステーションを配設するとともに、前記搬送ロボットに、複数のバイク型車両の車体フレームを同時に把持することのできる複数の把持部を設け、これらの把持部は、多機種のバイク型車両の車体フレームを把持するために多機種対応機構とし、ヘッドパイプを固定した後、傾動角がフリーとなるヘッドパイプ固定部と、リヤフレームの所定部位をクランプするフレームクランプ部を備え、特定の溶接ステーションに新たなバイク型車両の車体フレームを投入する際、前記搬送ロボットのいずれか一ヶ所の把持部で投入するバイク型車両の車体フレームを把持、他の一ヶ所の把持部で当該溶接ステーションに既に存在払出されるバイク型車両の車体フレームを把持して、バイク型車両の車体フレームの投入、払出し作業を連続的に行うようにした。
このように搬送ロボットの可動範囲内に複数の溶接ステーションを配設すれば、設備スペースの縮小化が図られるとともに、搬送ロボットに複数の把持部を設けてワークの投入、払出し作業を連続的に行うことにより、搬送ロボットの移動軌跡の無駄を無くすことができる。
また本発明では、前記搬送ロボットの把持部に多機種のバイク型車両の車体フレームを把持するための多機種対応機構を設けるようにした。
そして、多機種対応機構として、ヘッドパイプを固定した後、傾動角がフリーとなるヘッドパイプ固定部と、リヤフレームの所定部位をクランプするフレームクランプ部を設ける。
そして、ヘッドパイプ固定部で車体フレームのヘッドパイプを固定した後、ヘッドパイプ固定部の傾動角をフリーにすれば、ヘッドパイプの傾斜角や、ヘッドパイプとリヤフレームの位置関係が異なるバイク型車両の車体フレームの場合でも、フレームクランプ部を所定の一軸方向にスライドさせるだけで所定のクランプ箇所をクランプできるようになり、すべての機種のバイク型車両の車体フレームにも簡易に対応できる。また、多機種対応機構の軽量化が図れる。
なお、バイク型車両としては、オートバイ等の二輪車のほか、四輪バイクや三輪バイク等も含まれるものとする。
ワーク投入部とワーク払出部との間に配設される搬送ロボットの可動範囲内に複数の溶接ステーションを配設し、この搬送ロボットに、複数のバイク型車両の車体フレームを同時に把持することのできる複数の把持部を設け、これらの把持部は、多機種のバイク型車両の車体フレームを把持するための多機種対応機構とし、ヘッドパイプを固定した後、傾動角がフリーとなるヘッドパイプ固定部と、リヤフレームの所定部位をクランプするフレームクランプ部を備え、特定の溶接ステーションに新たなバイク型車両の車体フレームを投入する際、搬送ロボットのいずれか一ヶ所の把持部で投入するバイク型車両の車体フレームを把持、他の一ヶ所の把持部で当該溶接ステーションに既に存在払出されるバイク型車両の車体フレームを把持して、バイク型車両の車体フレームの投入、払出し作業を連続的に行うようにすれば、設備スペースの縮小が図られるとともに、溶接ステーションに順次バイク型車両の車体フレームを投入する際の搬送ロボットによる搬送を効率良く行うことができる。
そして、多機種対応機構として、ヘッドパイプを固定した後、傾動角がフリーとなるヘッドパイプ固定部と、リヤフレームの所定部位をクランプするフレームクランプ部を設ければ、フレームクランプ部を一軸方向にスライドさせるだけでいかなる機種の車体フレームでもリヤフレームをクランプできるようになり、すべての機種のバイク型車両の車体フレームにも簡易に対応でき、しかも、多機種対応機構の軽量化が図れる。
本発明の実施の形態について添付した図面に基づき説明する。
ここで図1は本自動溶接システムの構成概要の一例を示す全体図、図2は搬送ロボットの説明図、図3は二輪バイク型車両の車体フレームの一例を示す斜視図、図4は二輪バイク型車両の車体フレームの機種による形態の違いの一例を示す説明図、図5は搬送ロボットによるワーク把持要領の一例を示す説明図、図6は増打ステーションに配置されるワークセット・姿勢制御治具の説明図、図7はワークセット・姿勢制御治具によるワーク保持要領の一例を示す説明図、図8はワークセット・姿勢制御治具によるワーク姿勢制御の一例を示す説明図である。
本発明に係る自動溶接システムは、ワークを自動溶接するための設備スペースの縮小化を図るとともに、ワークの搬送時間の短縮化を図り、また、取扱うワークの種類が変更された場合でも簡単に対応できるようにされ、本実施例では、バイク用車両の車体フレーム等の溶接工程に適用されている。
すなわち、図1に示すように、本自動溶接システム1は、作業者が手作業で仮付け治具2上に部品をセットする部品セット部3と、部品セット部3から搬送された仮付け治具2上の部品を不図示の溶接ロボットで仮付け溶接する仮付けステーション4と、仮付けステーション4で仮付けされたワークWを増打ステーション6に搬送する搬送ロボット5と、増打ステーション6に配設されるワークセット・姿勢制御治具7を備えており、搬送ロボット5は仮付けされたワークWをワークセット・姿勢制御治具7に受渡すようにされるとともに、このワークセット・姿勢制御治具7上で不図示の溶接ロボットで本付け溶接を行うようにされている。そして前記部品セット部3がワーク投入部とされるとともに、前記搬送ロボット5の可動範囲内に不図示のワーク払出部が設けられており、増打ステーション6で本付け溶接されたワークWは、搬送ロボット5に把持されてワーク払出部に払出されるようにされている。
ここで、一台の搬送ロボット5の可動範囲内に仮付けステーション4や増打ステーション6のような複数の溶接ステーションを設ければ、設備スペースを縮小化することができるが、搬送ロボット5の役割として、仮付けステーション4で仮付けされたワークを増打ステーション6に搬送する役割と、増打ステーション6で本付けされたワークWをワーク払出部に搬送する役割との両方を果す必要があるため、一般的に搬送ロボット5のロボットハンドの移動軌跡に無駄が多くなりがちである。
このため、本発明では、搬送ロボット5の移動軌跡の無駄をなくすと同時に、ワークWの機種が変更された場合でも簡易に対応できるようにされ、本実施例では、バイク型車両のすべての車体フレームの溶接に適用できるようにされている。
すなわち、本搬送ロボット5は、図2に示すように、多関節ロボットとして構成されるロボットアームの先端に、上下一対の把持部8a、8bを備えており、これら把持部8a、8bによって複数のワークWを同時に把持できるようにされている。
前記把持部8a、8bは、アーム10の中心軸xを基本にして上下対称形に同じ形態で設けられており、アーム10は中心軸x周りに回転自在にされている。このため、任意の側の把持部8a、8bを下向きにすることができるようにされるとともに、アーム10の先端部には、二輪バイク型車両の車体フレームのヘッドパイプを保持するためのそれぞれのヘッドパイプ固定部11a、11bと、このヘッドパイプ固定部11a、11bの挿入バーiの傾斜角を変化させるためのエアシリンダ13が設けられており、またアーム10の上面と下面には、スライド部10sが設けられている。そしてヘッドパイプ固定部11a、11bの挿入バーiは、ヘッドパイプ内に挿入された後、例えば拡縮自在な爪チャック機構によりヘッドパイプ内に固定できるような構造にされている。
そして、各スライド部10sには、それぞれ紙面垂直方向の左右一対のフレームクランプ部14a、14bが矢印方向にスライド自在に設けられ、また、ヘッドパイプ固定部11a、11bよりやや内側に奥まった箇所には、四輪バイク型車両のフロントフレームをクランプするためのフロント固定部15a、15bが設けられ、クランプ部が矢印方向に進退動自在にされている。そして、一方側のヘッドパイプ固定部11aと同側のフレームクランプ部14a、フロント固定部15aにより一方側の把持部8aが構成され、他方側のヘッドパイプ固定部11bと同側のフレームクランプ部14b、フロント固定部15bにより他方側の把持部8bが構成されている。
そして、いずれの把持部8a、8bでも、二輪バイク型車両の場合、ヘッドパイプ固定部11a、11bの挿入バーiを図3に示すワークWのヘッドパイプa内に挿入して内側から固定し、フレームクランプ部14a、14bにより、ワークWのリヤフレームの所定位置cを両側から挟み込んでクランプするようにされ、四輪バイク型車両の場合、フロント固定部15a、15bによりフロントフレームをクランプし、フレームクランプ部14a、14bにより、ワークWのリヤフレームの所定のクランプ位置を両側から挟み込んでクランプするようにされている。
ここで、二輪バイク型車両の車体フレームの形態の違いの一例について図4に基づき説明する。
二輪バイク型車両の車体フレームのヘッドパイプaとリヤフレームのクランプ位置c(ハッチングで示す。)とピボットbの水平、垂直距離の関係や、ヘッドパイプaの傾斜角は、ワークWの機種によってすべて異なっている。
このため、搬送ロボット5の把持部8a、8bでワークWを把持する際、機種に合わせてヘッドパイプ固定部11a、11bの挿入バーiの傾斜角を調整することは勿論であるが、挿入バーiをヘッドパイプaに挿入して固定しただけでは、フレームクランプ部14a、14bを水平、垂直の二軸方向に移動させなければ、リヤフレームの所望のクランプ位置cをクランプすることはできない。
しかしながら、フレームクランプ部14a、14bを二軸方向に移動させようとすると、装置が複雑化して重量増加を招くようになり、この場合は、ロボットアーム先端の重量増加を招くため好ましくない。
そこで、本発明では、搬送ロボット5でワークWを把持する際、まず、ヘッドパイプ固定部11a、11bの挿入バーiの傾斜角を、エアシリンダ13の作動により、取扱う機種のヘッドパイプaの傾斜角に合わせた後、ヘッドパイプa内に挿入して固定し、その後、エアシリンダ13の圧力を抜いて挿入バーiの傾斜角がフリーになるようにし、その後、フレームクランプ部14a、14bをスライドさせてリヤフレームの所望のクランプ位置cを把持するようにしている。
このような把持方法を採用することで、図5に示すように、機種によってヘッドパイプaの傾斜角や、リヤフレームの所望のクランプ位置cまでの位置関係が異なる場合であっても、フレームクランプ部14a、14bを一軸方向にスライドさせるだけでの所望のクランプ位置cを把持できるようになり、装置の簡素化、軽量化が図られる。
次に、前記増打ステーション6に配設されるワークセット・姿勢制御治具7について図6乃至図8に基づき説明する。
このワークセット・姿勢制御治具7は、基台20に対して枢支軸21周りに回動自在な回転体22と、この回転体22の基台20寄り側に設けられるヘッドパイプ固定部23と、このヘッドパイプ固定部23の挿入バーjの傾斜角を変化させるためのエアシリンダ24と、回転体22のスライド台25にスライド自在に設けられる左右一対のピボット支持台26と、スライド台25の基台20寄り側に設けられるフロント固定部30を備えており、前記ピボット支持台26は、駆動モータ28の作動によって、図6の矢印方向にスライド自在にされるとともに、各ピボット支持台26の上部には、車体フレームの左右のピボットbを支持することのできる基準ピン部27が設けられている。また、ヘッドパイプ固定部23の挿入バーjは、ヘッドパイプa内に挿入された後、例えば拡縮自在な爪チャック機構によりヘッドパイプa内に固定できるような構造にされている。
このワークセット・姿勢制御治具7でワークWを保持する場合、機種に応じた車体フレームのヘッドパイプaの傾斜角に合わせてヘッドパイプ固定部23の挿入バーjの傾斜角を調整することは勿論であるが、挿入バーjをヘッドパイプaに挿入して固定しただけでは、ピボット支持台26を上下、水平の二軸方向に移動させなければ、基準ピン部27を所望のピボットbの位置に合わせることはできない。
このため、本ワークセット・姿勢制御治具7では、ヘッドパイプ固定部23の挿入バーjの傾斜角を、エアシリンダ24の作動により、取扱う機種のヘッドパイプaの傾斜角に合わせた後、ヘッドパイプa内に挿入して固定し、その後、エアシリンダ24の圧力を抜いて挿入バーjの傾斜角がフリーになるようにし、その後、ピボット支持台26を一軸方向にだけスライドさせてピボットbを保持できるようにしている。
このような保持方法を採用することで、図7に示すように、機種によってヘッドパイプaの傾斜角や、ピボットb位置までの水平、垂直距離が異なる場合であっても、ピボット支持台26を一軸方向にスライドさせるだけでの基準ピン部27によりピボットbを保持できるようになり、装置の簡素化、軽量化が図られる。
なお、ワークセット・姿勢制御治具7により車体フレームの両側のピボットbを保持するのは、溶接段階では正確に位置決め保持する必要があるからであり、前記搬送ロボット5が車体フレームのリヤフレームのクランプ位置cを把持するのは、搬送段階ではさほど正確な位置決めは必要とされないからである。
なお、このワークセット・姿勢制御治具7にセットされたワークの姿勢は、図8に示すように、回転体22が枢支軸21周りに回転自在にされるとともに、枢支軸21と基準ピン部27を結ぶ軸線y周りに回動自在にされることから、ワークWの姿勢を任意に変更することができ、最適の方向から溶接できるとともに、溶接時のスパッタの発生方向等がワークWに不具合を与えない姿勢で溶接することができる。
以上のような自動溶接システム1の作用等を説明する。
図1の部品セット部3において仮付け治具2上に作業者が組付部品をセットし、その後、仮付け治具2を仮付けステーション4に搬送する。すると、仮付けステーション4では不図示の溶接ロボットにより部品の仮付け溶接が行われる。
仮付け治具2上で部品が仮付け溶接されると、搬送ロボット5が作動し、いずれか一方側の把持部8bでワークWを把持する。すなわち、エアシリンダ13の作動により、ヘッドパイプ固定部11bの挿入バーiの傾斜角を、所定のヘッドパイプaの傾斜角に合わせた後、ヘッドパイプa内に上方から挿入して固定し、その後、エアシリンダ13の圧力を抜いて挿入バーiの傾斜角がフリーになるようにし、その後、フレームクランプ部14bをスライドさせてリヤフレームのクランプ位置cを把持する。
次いで、把持したワークWを増打ステーション6に搬送し、ワークWをワークセット・姿勢制御治具7に受渡すが、この際、ワークセット・姿勢制御治具7上には、その前の段階で本付け溶接されたワークWが存在するため、この本付け溶接されたワークWを払出さなければ、仮付けしたワークWを受渡すことができない。
そこで、搬送ロボット5は、アーム10が中心軸x周りに180度回転して、他方側の把持部8aが下方向きとなり、この把持部8aで払出し用のワークWを把持した後、再び反転して仮付けしたワークWをワークセット・姿勢制御治具7に受渡す。
すなわち、ワークセット・姿勢制御治具7では、ヘッドパイプ固定部23の挿入バーjの傾斜角を、エアシリンダ24の作動により、ヘッドパイプaの所定の傾斜角に合わせた後、ヘッドパイプa内に下方から挿入して固定し、その後、エアシリンダ24の圧力を抜いて挿入バーjの傾斜角がフリーになるようにし、その後、ピボット支持台26を一軸方向にだけスライドさせてそれぞれの基準ピン27により左右のピボットbを保持する。そして、ワークセット・姿勢制御治具7がワークWを保持すると、搬送ロボット5の把持部8bは把持を開放して離脱し、他方側の把持部8aで把持するワークWをワーク払出部に搬送する。
以上のような要領により、搬送ロボット5の移動軌跡を最小にすることができ、搬送効率を高めることができる。
そして、ワークセット・姿勢制御治具7では、位置決めされたワークWを本付け溶接するにあたり、図8に示すように、ワークWの姿勢を任意に変更しながら行うことで、最適な方向から溶接できるとともに、溶接時のスパッタがワークWに与える悪影響を避けることができる。
なお、以上の実施例では、二輪バイク型車両の車体フレームを例にとって説明したが、四輪バイク型車両を把持する場合は、搬送ロボット5においては、フロント固定部15a、15bとフレームクランプ部14a、14bによって行い、ワークセット・姿勢制御治具7においては、フロント固定部30とピボット支持台26の基準ピン27によって行う。
また、上記実施例では、搬送ロボット5に二ヶ所に把持部8a、8bを設けているが、三ヶ所以上に設けても良く、更に、搬送ロボット5の可動範囲内に三ヶ所以上の溶接ステーションを設けるようにしても良い。
以上のように、ワークの自動溶接において一台の搬送ロボットに複数の把持部を設けることにより、ワークの払出しや投入を効率良く行うことができるため、例えば順送りワークの自動溶接等の作業効率を向上させることができる。また、機種が異なるワークの場合でも適用できるため汎用性が高い。
本自動溶接システムの構成概要の一例を示す全体図 搬送ロボットの説明図 二輪バイク型車両の車体フレームの一例を示す斜視図 二輪バイク型車両の車体フレームの機種による形態の違いの一例を示す説明図 搬送ロボットによるワーク把持要領の一例を示す説明図 増打ステーションに配置されるワークセット・姿勢制御治具の説明図 ワークセット・姿勢制御治具によるワーク保持要領の一例を示す説明図 ワークセット・姿勢制御治具によるワーク姿勢制御の一例を示す説明図
符号の説明
1…自動溶接システム、2…仮付け治具、4…仮付けステーション、5…搬送ロボット、6…増打ステーション、7…ワークセット・姿勢制御治具、8a、8b…把持部、11a、11b…ヘッドパイプ固定部、14a、14b…フレームクランプ部、W…ワーク、a…ヘッドパイプ、b…ピボット、c…リヤフレームのクランプ位置。

Claims (1)

  1. ワーク投入部とワーク払出部との間に搬送ロボットを配設し、この搬送ロボットの可動範囲内に複数の溶接ステーションを配設するとともに、前記搬送ロボットに、複数のバイク型車両の車体フレームを同時に把持することのできる複数の把持部を設け、これらの把持部は、多機種のバイク型車両の車体フレームを把持するために多機種対応機構とし、ヘッドパイプを固定した後、傾動角がフリーとなるヘッドパイプ固定部と、リヤフレームの所定部位をクランプするフレームクランプ部を備え、特定の溶接ステーションに新たなバイク型車両の車体フレームを投入する際、前記搬送ロボットのいずれか一ヶ所の把持部で投入するバイク型車両の車体フレームを把持、他の一ヶ所の把持部で当該溶接ステーションに既に存在払出されるバイク型車両の車体フレームを把持して、バイク型車両の車体フレームの投入、払出し作業を連続的に行うことを特徴とする自動溶接システム。
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