JP2005090769A - 純粋蒸気発生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 純粋蒸気使用機器での蒸気使用量が変動しても、純粋蒸気の圧力すなわち温度の変動を極力少なくすることのできる純粋蒸気発生装置を提供する。
【解決手段】 熱交換タンク１２と純粋蒸気使用機器２を純粋蒸気供給管１３で接続する。蒸気使用機器２の下方に真空ポンプ３を接続する。真空ポンプ３をエゼクタ２１と循環水タンク８，９と循環ポンプ２３で構成する。真空ポンプ３の循環水タンク８，９に純水管１０を延設したコイル状の純水供給管４を通して、熱交換タンク１２と接続する。
循環水タンク８，９で加熱された純水が熱交換タンク１２へ供給されて純粋蒸気となり、蒸気使用機器２で被加熱物を加熱する。加熱により生じた復水はエゼクタ２１に吸引される。エゼクタ２１の吸引力によって蒸気使用機器２内には所定の圧力勾配が維持される。
【選択図】 図１
【解決手段】 熱交換タンク１２と純粋蒸気使用機器２を純粋蒸気供給管１３で接続する。蒸気使用機器２の下方に真空ポンプ３を接続する。真空ポンプ３をエゼクタ２１と循環水タンク８，９と循環ポンプ２３で構成する。真空ポンプ３の循環水タンク８，９に純水管１０を延設したコイル状の純水供給管４を通して、熱交換タンク１２と接続する。
循環水タンク８，９で加熱された純水が熱交換タンク１２へ供給されて純粋蒸気となり、蒸気使用機器２で被加熱物を加熱する。加熱により生じた復水はエゼクタ２１に吸引される。エゼクタ２１の吸引力によって蒸気使用機器２内には所定の圧力勾配が維持される。
【選択図】 図１
Description
本発明は、１００℃以下の低温純粋蒸気で各種医薬品や食料品等を加熱する純粋蒸気発生装置に関する。
純粋蒸気発生装置は、不純物の少ない純水を加熱することによって純粋蒸気を発生するものである。
この純粋蒸気発生装置においては、純粋蒸気使用機器での蒸気使用量が変動すると、純粋蒸気の圧力も変動してしまい、この圧力の変動に伴って純粋蒸気の温度も変動してしまう問題点があった。特に低圧低温の純粋蒸気使用機器では、僅かな温度変化で医薬品や食料品等が熱損傷を来たしてしまうのである。
特開２００３−９０５０４号公報
解決しようとする問題点は、純粋蒸気使用機器での蒸気使用量が変動しても、純粋蒸気の圧力すなわち温度の変動を極力少なくすることのできる純粋蒸気発生装置を提供することである。
本発明は、熱交換部で純水を低圧の加熱用蒸気によって加熱することにより、不純物の少ない低圧純粋蒸気を発生するものにおいて、熱交換部に純水供給管と加熱用蒸気供給管を接続し、当該熱交換部で発生した純粋蒸気を純粋蒸気使用機器へ供給する純粋蒸気供給管を接続すると共に、当該純粋蒸気使用機器と真空ポンプを連通したことを特徴とする。
本発明の純粋蒸気発生装置は、純粋蒸気使用機器と真空ポンプを連通したことによって、純粋蒸気使用機器内に所定の圧力勾配が維持されて、純粋蒸気使用機器内での蒸気使用量の増減に応じて純粋蒸気使用機器内への供給蒸気量が増減することにより、純粋蒸気の圧力すなわち温度の変動を防止することができるという利点がある。
本発明は、純粋蒸気使用機器を介在して真空ポンプと熱交換部を接続したものであり、純粋蒸気使用機器での蒸気圧力すなわち蒸気温度の変動を押さえることができる。
図１は本発明の１実施例の構成図であって、低圧純粋蒸気を発生する熱交換部１と、純粋蒸気使用機器２、及び、真空ポンプ３で純粋蒸気発生装置を構成する。
熱交換部１に純水供給管４と加熱用蒸気供給管５をそれぞれ接続する。加熱用蒸気供給管５には供給する蒸気の圧力を制御する自動制御弁６と開閉弁７を取り付ける。加熱用蒸気供給管５の出口側端部に蒸気トラップ１１を取り付ける。純水供給管４は、後述する真空ポンプ３の循環水タンク８，９内を通して純水管１０と接続する。純水供給管４から熱交換タンク１２内へ純水が供給され、加熱用蒸気で加熱されることによって純粋蒸気を発生する。
熱交換部１の上部と純粋蒸気使用機器２を純粋蒸気供給管１３で接続する。供給管１３には、圧力センサ１４と自動制御弁１５と開閉弁１６及び蒸気使用機器２の入口側の圧力を検出する圧力センサ１７をそれぞれ取り付ける。圧力センサ１４は図示しない圧力コントローラを介して自動制御弁６と電気接続し、一方、圧力センサ１７は同じくコントローラを介して自動制御弁１５と電気接続する。
純粋蒸気使用機器２内のコイル状の純粋蒸気供給管１８の下端出口側は、並列に配置したバルブ１９と蒸気トラップ２０を介して、真空ポンプ３を構成するエゼクタ２１の吸引室２２と接続する。純粋蒸気使用機器２内で図示しない被加熱物を加熱して熱を奪われた供給管１８内の純粋蒸気は、凝縮して復水となって、蒸気トラップ２０を通って吸引室２２へ吸引される。
真空ポンプ３をエゼクタ２１と循環水タンク８，９と循環ポンプ２３及びこれらを連結する連結管路２４で構成する。エゼクタ２１の出口管２５を分岐して循環水タンク８，９と接続し、それぞれの循環水タンク８，９の出口側は連結管路２４と接続して循環ポンプ２３と連設する。真空ポンプ３は、循環ポンプ２３で循環水タンク８又は９内の循環水をエゼクタ２１へ供給して吸引力を発生するものである。
純水の供給源と連通した純水管１０を分岐した純水分岐管２６，２７を、それぞれ循環水タンク８，９内をコイル状に通過して純水供給管４と連通する。また、純水管１０を分岐した分岐管２８，２９を循環水タンク８，９へ接続して、供給する純水の量を制御することによって、タンク８，９内の水温を任意にコントロールできるようにする。なお、タンク８，９内へ純水を供給する代わりに工業用水や水道水を供給することもできる。
純水管１０と純水分岐管２６，２７を通った純水は、循環水タンク８，９内をコイル状に通過する間にタンク８，９内の循環水によって加熱されて、純水供給管４から熱交換タンク１２内へ至る。このように、熱交換タンク１２へ供給する純水を加熱することによって、熱交換タンク１２内での純水の蒸発を効率的に行うことができる。
タンク８，９内の循環水の温度を、例えば、４０℃と７０℃と異なる温度に設定しておけば、付設のバルブを操作することによって、循環ポンプ２３からエゼクタ２１へ供給する循環水の水温を異なる温度へ瞬時に切り替えることができる。なお、循環水タンク８，９は通常は両方を同時に使用することはなく、付設のバルブを開閉弁していずれか一方の循環水タンク８又は９を使用する。
熱交換タンク１２内で発生した純粋蒸気は、純粋蒸気供給管１３から蒸気使用機器２へ供給されて被加熱物を加熱し凝縮して復水となって蒸気トラップ２０又はバルブ１９を通ってエゼクタ２１に吸引される。エゼクタ２１の吸引力により、あるいは、コイル状の純粋蒸気供給管１８内で蒸気が凝縮してその体積が急激に減少することにより、蒸気供給管１８内の純粋蒸気は大気圧以下の真空蒸気圧力に維持される。
エゼクタ２１で吸引することによって、蒸気供給管１８内には所定の圧力勾配が維持されることにより、蒸気供給管１８内での蒸気使用量の増減に応じて供給蒸気量が増減することによって、純粋蒸気の圧力すなわち温度の変動を防止することができる。
純粋蒸気使用機器を介在して真空ポンプと熱交換部を接続したものであり、純粋蒸気使用機器での蒸気圧力すなわち蒸気温度の変動を押さえることができる。
１ 熱交換部
２ 純粋蒸気使用機器
３ 真空ポンプ
４ 純水供給管
８，９ 循環水タンク
１０ 純水管
１２ 熱交換タンク
１３ 純粋蒸気供給管
２１ エゼクタ
２３ 循環ポンプ
２ 純粋蒸気使用機器
３ 真空ポンプ
４ 純水供給管
８，９ 循環水タンク
１０ 純水管
１２ 熱交換タンク
１３ 純粋蒸気供給管
２１ エゼクタ
２３ 循環ポンプ
Claims (1)
- 熱交換部で純水を低圧の加熱用蒸気によって加熱することにより、不純物の少ない低圧純粋蒸気を発生するものにおいて、熱交換部に純水供給管と加熱用蒸気供給管を接続し、当該熱交換部で発生した純粋蒸気を純粋蒸気使用機器へ供給する純粋蒸気供給管を接続すると共に、当該純粋蒸気使用機器と真空ポンプを連通したことを特徴とする純粋蒸気発生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003320889A JP2005090769A (ja) | 2003-09-12 | 2003-09-12 | 純粋蒸気発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003320889A JP2005090769A (ja) | 2003-09-12 | 2003-09-12 | 純粋蒸気発生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005090769A true JP2005090769A (ja) | 2005-04-07 |
Family
ID=34452723
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003320889A Pending JP2005090769A (ja) | 2003-09-12 | 2003-09-12 | 純粋蒸気発生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2005090769A (ja) |
-
2003
- 2003-09-12 JP JP2003320889A patent/JP2005090769A/ja active Pending
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060720 |
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Effective date: 20071113 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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Effective date: 20071225 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080212 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080617 |