JP2005090237A - 自動二輪車のマフラーの接続構造とカバー - Google Patents

自動二輪車のマフラーの接続構造とカバー Download PDF

Info

Publication number
JP2005090237A
JP2005090237A JP2003320747A JP2003320747A JP2005090237A JP 2005090237 A JP2005090237 A JP 2005090237A JP 2003320747 A JP2003320747 A JP 2003320747A JP 2003320747 A JP2003320747 A JP 2003320747A JP 2005090237 A JP2005090237 A JP 2005090237A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
muffler
cover
motorcycle
connection structure
exhaust
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003320747A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4357910B2 (ja
JP2005090237A5 (ja
Inventor
Kunihiro Tanaka
邦博 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Heavy Industries Ltd filed Critical Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority to JP2003320747A priority Critical patent/JP4357910B2/ja
Publication of JP2005090237A publication Critical patent/JP2005090237A/ja
Publication of JP2005090237A5 publication Critical patent/JP2005090237A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4357910B2 publication Critical patent/JP4357910B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Exhaust Silencers (AREA)

Abstract

【課題】 マフラーと、その上流側の排気管のカバーとの接続部分をより簡単に且つ外観的に美しく見せるような、自動二輪車のマフラーの接続構造等を提供することを目的とする。
【解決手段】 自動二輪車50の排気通路5A,5Bの終端部に設けられ、排気ガスが内方に存在し終端から排気ガスを外へ向かって排出するマフラー4A,4Bと、その上流側に配置される排気管を覆うカバー8との接続構造であって、マフラーに、排気ガスが流れるように、排気管3A,3Bを接続するとともに、マフラーと、排気管の少なくとも取付部の締めつけ部分を除いて該排気管の外周方を覆うカバー8とを、入れ子式に接続し、カバー8をマフラーに対して、該マフラーの外周を周回するリング状のバンド部材9で締めつけて接合した。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動二輪車のマフラーの接続構造、さらに詳しくはマフラーとカバーとの接続構造、及び該カバーに関する。
自動二輪車の場合にも、他の製品と同じく多様化が進み、種々の形式の自動二輪車が市場に提供されている。
また、近年、大型の自動二輪車の場合、排気量が次第に大きくなる傾向にある。このような大型の自動二輪車の一種類として、米国を中心に使用される所謂「アメリカン」と呼ばれるタイプのものがあり、この「アメリカン」タイプの自動二輪車は、基本的に、各気筒の容積が大きなV型2気筒のエンジンが使用され、低速型のエンジンが原動機として搭載されている。
そして、ライダーは、この「アメリカン」タイプの自動二輪車の有する、大きな且つシート位置の低い車体に跨がって、前記エンジンの発する低い振動数の振動と排気音を感じて楽しむ。
このような「アメリカン」タイプを含む多くの自動二輪車の場合、マフラーは外周面がメッキ処理されたパイプあるいはステンレススチール製のパイプによって構成するとともに、その上流側の排気管はその外周方をメッキされたカバーによってカバーすることによって、前記マフラーと一体感を醸しだすよう、外観的に美しく見せるような処理が施されている(特許文献1参照)。
特開2003−227333号公報。
本発明は、このような現況に鑑みておこなわれたもので、マフラーと、その上流側の排気管のカバーとの接続部分をより簡単に且つ外観的に美しく見せるような、自動二輪車のマフラーの接続構造とカバーを提供することを目的とする。
本発明にかかる自動二輪車のマフラーの接続構造は、自動二輪車の排気通路の終端部に設けられ、終端から排気ガスを外へ向かって排出するマフラーと、その上流側に配置される排気管を覆うカバーとの接続構造であって、
前記マフラーに、排気ガスが流れるように、排気管を接続するとともに、
前記マフラーと、前記排気管の少なくとも取付部の締めつけ部分を除いて該排気管の外周方を覆うカバーとを、接続するとともに、
前記カバーを前記マフラーに対して、該マフラーの外周を周回するバンド部材で締めつけて接合したことを特徴とする。
本発明にかかる自動二輪車のカバーは、自動二輪車の排気通路の終端部に設けられ、排気ガスが内方に存在し終端から排気ガスを外へ向かって排出するマフラーあるいはその上流側に配置される排気管を覆うカバーであって、
前記カバーは、その内周方に配置され内面が前記マフラーあるいは排気管の外周面から離間したインナープレートに対して、ハニカム状の接続部材を介して一体になっていることを特徴とする。
前述のように構成された本発明にかかる自動二輪車のマフラーの接続構造によれば、排気管からマフラー内に排気ガスを排出することができるとともに、外観上は、マフラーとその上流側の排気管が、該排気管の外周方を覆うカバーとマフラーがバンド部材によって接続されて、接続部分がないかのような状態で、これらが一体のもののように形成することが可能となる。
また、前述のように構成された本発明にかかる自動二輪車のカバーによれば、外観が美しくなるととともに、排気管あるいはマフラー側からカバー8側への熱の伝達率も低減させられ、さらに剛性が高まることによってビビリ音も低減させることができる。
また、前記自動二輪車のマフラーの接続構造において、前記締めつけ部分が、マフラーの車体側に位置して、自動二輪車の側方から見えないように構成すると、外観上、好ましい構成となる。
また、前記自動二輪車のマフラーの接続構造において、前記リング状のバンド部材が、少なくとも2つの部材から構成され、これら2つの各部材に互いに連結する連結手段が形成されるとともに、
前記少なくとも2つの部材のうちの1つの部材が前記カバーの内周面に一体に固着されていると、接続部分でのマフラーカバーのマフラー側への取付作業が容易な構成となる。
また、前記自動二輪車のマフラーの接続構造において、前記連結手段が、前記カバーの内周面に一体に固着されている1つの部材と、これに連結される他の部材の、いずれか一方の部材に、もう一方の部材をスライド自在に保持する保持手段であると、作業者が視認できない箇所においても、取付けることがより容易な構成となる。
また、前記自動二輪車のマフラーの接続構造において、前記保持手段が、前記一方の部材の両側方とその背面を保持する保持爪であるような構成とすることができる。
また、前記自動二輪車のマフラーの接続構造において、前記保持手段により前記一方の部材と該一方の部材に保持されているもう一方の部材に、前記スライド自在の終端を定めるストッパー機構が設けられていると、スライド時に一方の部材ともう一方の部材とが外れることがなく、作業性に優れた構成となる。
また、前記自動二輪車のマフラーの接続構造において、前記連結手段が、ボルトとナットによって連結される連結機構であると、強固な締結が可能となる。
また、前記自動二輪車のマフラーの接続構造において、前記連結手段が、前記少なくとも2つの部材のうちの一方の部材に形成された係止穴と、この係止穴に係止されるフック部により構成されてもよく、かかる構成の場合、構成がシンプルな且つ製作性に優れた構成となる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施例にかかる自動二輪車のマフラーについて具体的に説明する。
図1は本発明の1つの実施例にかかる自動二輪車の全体側面図、図2は図1に示す自動二輪車のマフラーおよびその排気ガス流れにおける上流側の排気管および該排気管の外方の部分を覆うカバーを示す車体のセンター側の上方位置から見た要部拡大斜視図、図3は図1,図2に示すマフラーの内部構造を示すカット面の長軸方向に沿って断面した断面図、図4は図3に示すマフラーを真上から見た平面図、図5はマフラーの後端部の構成を示す楕円形のカット面の長軸方向(図3のV−V矢視方向)に沿って断面した部分断面図である。
図1に図示する所謂「アメリカンタイプ」の自動二輪車50では、2つのシリンダ2A,2Bが側面視においてVの字状に配置された所謂「Vツイン型」のエンジン1が搭載されている。このエンジン1において、V型に配置されている一方のシリンダ2Aから排気管3Aが、またもう一方のシリンダ2Bから排気管3Bが、それぞれ自動二輪車50の後方に向けて延設され、各排気管3A,3Bの後端は、それぞれ別個のマフラー4A,4Bに接続されている。そして、図1に図示するように、後輪51の前端部近傍において、前記排気管3Aに接続されている前記マフラー4Aと、前記排気管3Bに接続されているマフラー4Bは、上下に平行な状態で、後方に延びている。
前記排気管3Aとマフラー4Aとによって、前記シリンダ2Aのための第1の排気通路5Aが形成され、また、前記排気管3Bとマフラー4Bとによって、前記シリンダ2Bのための第2の排気通路5Bが形成されている。そして、図2に図示するように、前記第1の排気通路5Aと第2の排気通路5Bは、前記排気管3Aと排気管3Bの各中程の位置と、前記マフラー4Aとマフラー4Bの各上流端部の位置で、それぞれ連結パイプ10,11によって相互に連結されている。
ところで、この実施例にかかる自動二輪車のマフラー4A,4Bの場合、それぞれが、図3に図示するように、インナーチューブ4bとアウターチューブ4cとからなる2重管の形態を有し、インナーチューブ4bの内部には前記排気管3A(あるいは3B)からの排気ガスが通過するよう構成されている。また、該インナーチューブ4bの内部には、消音作用を高めるためのバッフル板等の消音機構4Rが内蔵されている。
そして、図3に図示するように、前記アウターチューブ4cは、インナーチューブ4bの後端よりさらに後方へ延設されて、この延設したアウターチューブ4cの終端部は、図1に図示するように、カット面4aが該アウターチューブ4cの長手方向に対して斜めに概略外方を向くように、正確には該カット面4aが前記外方で且つ下方に略20度傾いた状態で且つ自動二輪車50の側方(外方)を向くように、カットされている。
そして、前記アウターチューブ4cは、図5に図示するように、その後端で内側にラウンド状に屈曲形成された屈曲部4eを有し、この屈曲部4eから自動二輪車50の前方側へ延びる端4kは、図3に図示するように、前記インナーチューブ4b側に向かって、後述する排出管6の終端6eよりさらに前方の位置まで延設されている。なお、この実施例では、前記終端6cは、インナーチューブ4b側とは接続されず、自由端となっている。
この実施例の場合、図5に拡大して図示するように、前記屈曲部4eの曲率半径は約2mm〜3mm程度に形成されて、内側から外側に排出される排気ガス(排気流)が滑らかにカット面4aの周縁からその外方に放出されるように構成されている。
そして、前記排出管6はインナーチューブ4bの終端に設けられた蓋部材4f(図3参照)を貫通してその後方へ突設している。
この実施例では、前記排出管6の後端6eは、前記アウターチューブ4cの前記前方に反転している端4kの位置よりやや後方の位置にあり、且つ、前記カット面4aの最も前方の位置4jから少し前方(この実施例では、3〜7cm程度前方)に位置しており、従って、この排出管6のインナーチューブ4bから突出している部分は、該アウターチューブ4cによって周囲を囲まれた状態となり、従って、アウターチューブ4cによって囲まれた空間内に排気ガス(排気音)を排出するように構成されている。
また、この実施例の場合、図5に図示するように、前記アウターチューブ4cは、製造上の理由から、該アウターチューブ4cの前記屈曲部分4eで、二つの部材4w,4qが接合されることによって、一体になったアウターチューブ4cが形成されているが、勿論、1枚の板を深絞りすることによって前記屈曲部4eを形成してもによい。
ところで、図2から明らかなように、前記排気管3A,3Bの車体側を除く外周は、それぞれカバー8によって覆われており、このカバー8の後端8eは、前記マフラー4A,4Bの前端4sと、以下のような接続構造によって接続されることによって、図1に図示するように、あたかも、前記排気管3A(3B)とその後端側のマフラー4A(4B)が一本の排気管路で形成されているな外観に形成されている。
図2に図示するように、前記マフラー4A,4Bに対するそれぞれのカバー8は、バンド部材9によって接続されている。つまり、カバー8の後端の内面に、リング状のバンド部材9の一部を構成する主部9A(図6参照)が一体に取着(この実施例ではスポット溶接)されるとともに、この主部9Aには、補助部9B(図7参照)が連結され、全体としてリング状になるよう構成されている。さらに具体的に述べると、この二箇所の連結のうちの一箇所の連結は、図7(b)に示す穴部9aへの図6(a)に示すフック部9bによる「係着機構」により、また、他の箇所の連結は、図6(b)に示す穴9dにボルト(図示せず)を通してその先端のおねじ部を図7(a)に示すナット9nのめねじ部9fに締結する「螺着機構」によっておこなわれている。つまり、前記バンド部材9は、主部9Aと補助部9Bの二つの部材から構成され、該主部9Aと補助部9Bの各両端部には、連結部として、前記係着機構(前記穴部9aと前記フック部9b)および螺着機構(前記ナット9nとこれに螺合する図示しないボルト)を備えている。
しかしながら、前記係着機構(前記穴部9aと前記フック部9b)に代えて、図9に図示するように、前記カバー8側に一体に取着(スポット溶接)された主部9Aの両側方に、前記補助部9Bをスライド自在に保持する、L字型の左右一対の保持爪9rを形成して、該主部9Aに対して補助部9Bをスライド自在(図9のスライド方向R参照)に保持するような保持手段によって構成することもできる。さらに、この実施例の場合、前記保持爪9rの他に、前記主部9A側(この実施例では主部9Aの先端)に補助部9B側に向けて突出する突起9yを設けるとともに、該補助部9B側に前記突起9yの幅に略一致した溝幅を有する溝9uをスライド方向に沿って延設することによって、この部分でもスライド自在に保持するように構成すると、よりスライド動作が円滑に、且つ幅方向に振れることの少ない構成のスライド機構を実現できる。また、前記突起9yと溝9uは、これら主部9Aと補助部9Bのスライドの終端と始端を制限するストッパー機構としても機能する、言わば「一石二鳥」の構成となる。
そして、上述したように、スライド自在に構成すると、視認できない箇所においても、単に補助部9Bを主部9Aに対してスライドさせることによって、前記螺着機構(前記ナット9nとこれに螺合する図示しないボルト)による螺着をより容易に且つ迅速におこなえるような構成となる。しかも、上述のように、ストッパー機構が設けられていると、主部9Aに対して補助部9Bが脱落することがなく、作業性に優れた構成となる。
従って、この実施例のように、前記ナット9nとこれに螺合する図示しないボルトとの螺合が作業者から見えない箇所でおこなわるように場合にも簡単に取り付けが可能な構成を実現できる。なお、図9において、図6、図7と同じ構成については同じ参照符号を付し、その説明を省略する。
ところで、前記実施例では、保持爪9rによる保持機構と、突起9yと溝9uによる保持機構を設けているが、一方の保持機構のみの構成とすることもできる。
そして、前記カバー8のマフラー4A(4B)への実際の接続(連結)は、前記カバー8に固着された主部9Aをマフラー4A(4B)のアウターチューブ4cの前端の外周に接触させた状態、つまり、側方から見ると、カバー8をマフラー4A(4b)へ所謂「入れ子式」に接合した状態において、前記補助部9Bの穴9aへ、前記主部9Aのフック部9bを係着し、該主部9Aの穴9dからボルト(図示せず)の先端を補助部9Bのナット9nに向けて螺着してゆくことによって締結し、その結果、確実な接続がおこなわれるよう構成されている。
そして、図2に図示するように、前記ボルト(図示せず)とナット9n(図7(a)、図9参照)による締結部分が、車体フレーム側(マフラー4A(4B)の車体よりの側部)に位置するような状態でおこなわれると、図1に図示するように、自動二輪車50の側方からは隠れた位置となり、接続部分が外観上目立たないようにすることができる。
そして、前記ボルト(図示せず)とナット9nの締結は、ボックスレンチ等によってマフラー4A,4Bの上方あるいは下方から容易におこなうことが可能となる。
さらに、図2に図示するように、前記排気管3A(3B)とマフラー4A(4B)は、マフラー4A(4B)の上流端から前方に突出している導入管部分14に、排気管3A(3B)の後端が連結部材17,18を介して接続され、この接続部分がリング状のバンド金具19で締結されることによって、排気ガスが排気管3A(3B)からマフラー4A(4B)に排出されるよう構成されている。なお、このバンド金具19は、この実施例では、前記バンド部材9の構成とは異なり、一体のものでリング状に構成され、1の連結部で着脱可能に構成されている。
また、この実施例において、前記カバー8も、剛性を高めてビビリ音を発生させることのないように、且つ相互の振動が干渉し合って打ち消し合うように、図8に2箇所の各断面を図示するように、断面視において前記カバー8の内周方に内面が排気管3A(3B)の外周面から離間した状態(隙間を設けた状態)でインナープレート8Nを配置して、該カバー8とインナープレート8N間をハニカム状の接続部材8Wで一体に接合した構造に構成されている。勿論、このように構成すると、排気管3A(3B)側からカバー8側への熱の伝達率も低減させられる。そして、前記カバー8と接続部材8W間は所謂「スポット」溶接により一体になり、またインナープレート8Nと接続部材8W間は所謂「プラグ溶接」によって一体になっている。このような構成を備えたカバーはマフラーの外周方にも配置しても良い。
そして、前述のような構成を具備する本実施例に係るマフラー4A,4Bによれば、該マフラー4A,4Bが二重管の形態を有し、また、インナーチューブ4bから排出管6を通過して外気側に排出される排気ガスは、前記アウターチューブ4cの後端が該排出管6より後方まで延設されていることから、且つアウターチューブ4cの後端の屈曲部4eがラウンド状に屈曲されていることから、該アウターチューブ4c自身の後端の剛性が高まり、また外気側に排出される排気音の拡大損失が低減されて、ノイズとなる所謂「はじき音」や「びびり音」の発生が有効に防止されて、重低音のピュアな排気音のみマフラー4A,4Bの後端のカット面4aから外気側に発せられる。しかも、このカット面4aが、略20度程度下方を向いた状態で、長手方向に対して、カット面が自動二輪車50の略外方を向くように斜めにカットされているため、自動二輪車の側方にいる人は勿論のこと、ライダーおよびパッセンジャにも程良い(心地よい)排気音が聞こえることになる。
また、前記マフラー4A,4Bは、その前端(上流端)において上流側に位置する排気管3A,3Bを覆うカバー8に対して、簡単に且つ側方からの見栄え良く接続することができる。
また、この実施例では、マフラー4A,4Bのアウターチューブ4c後端のカット面4aを略20度程度下方に向くよう傾けているため、自動二輪車50をサイドスタンドを利用して駐車したときには、自動二輪車50がサイドスタンド側に略20度程度傾く結果、サイドスタンドの反対側に位置するカット面4aが真横に見えて、好ましい外観を醸しだす。
しかしながら、前述のように下方に傾ける角度については、20度より小さい15度程度あっても、あるいは20度より大きな30度程度の角度とすることもできる。つまり、この角度は、自動二輪車がサイドスタンドによる駐車時の傾きに合った傾斜角度、例えば、15度〜30度程度の範囲が好ましく、10度〜40度程度の範囲であってもよい。
本発明にかかる自動二輪車のマフラーの接続構造およびカバーは、各種自動二輪車あるいは自動三輪車に適用することができる。
本発明の1つの実施例にかかる自動二輪車の全体側面図である。 図1に示す自動二輪車のマフラーおよびその上流側の排気管および該排気管の外方の部分を覆うカバーを示す車体のセンター側の上方位置から見た要部拡大斜視図である。 図1,図2に示すマフラーの内部構造を示す長手方向に沿って断面した断面図である。 図3に示すマフラーを真上から見た平面図である。 マフラーの後端部の構成を示す楕円形のカット面の長軸方向(図3のV−V矢視方向)に沿って断面した部分断面図である。 排気管を覆うカバーをマフラーに取着するためのバンド部材の主部の構成を示す図で、(a)はカバーの接続端側から見た背面図、(b)は(a)のVIb - VIb 矢視図である。 排気管を覆うカバーをマフラーに取着するためのバンド部材の補助部の構成を示す図で、(a)はカバーの接続端側から見た背面図、(b)は(a)のVIIb - VIIb 矢視図、(c)は(a)のVIIc - VIIc 矢視図である。 排気管を覆うカバーの構成を示す図1の IIXa - IIXa, IIXb - IIXbでの各矢視断面図である。 図6,図7に図示する連結手段と別の実施形態にかかる連結手段の構成を示すマフラーとカバーとの接続部分の斜視図である。
符号の説明
3A,3B 排気管
4A,4B マフラー
5A,5B 排気通路
8 カバー
9 バンド部材
50 自動二輪車

Claims (9)

  1. 自動二輪車の排気通路の終端部に設けられ、終端から排気ガスを外へ向かって排出するマフラーと、その上流側に配置される排気管を覆うカバーとの接続構造であって、
    前記マフラーに、排気ガスが流れるように、排気管を接続するとともに、
    前記マフラーと、前記排気管の少なくとも取付部の締めつけ部分を除いて該排気管の外周方を覆うカバーとを、接続するとともに、
    前記カバーを前記マフラーに対して、該マフラーの外周を周回するバンド部材で締めつけて接合したことを特徴とする自動二輪車のマフラーの接続構造。
  2. 前記締めつけ部分が、マフラーの車体側に位置して、自動二輪車の側方から見えないことを特徴とする請求項1記載のマフラーの接続構造。
  3. 前記リング状のバンド部材が、少なくとも2つの部材から構成され、これら2つの各部材に互いに連結する連結手段が形成されるとともに、
    前記少なくとも2つの部材のうちの1つの部材が前記カバーの内周面に一体に固着されていることを特徴とする請求項1又は2記載のマフラーの接続構造。
  4. 前記連結手段が、前記カバーの内周面に一体に固着されている1つの部材と、これに連結される他の部材の、いずれか一方の部材に、もう一方の部材をスライド自在に保持する保持手段であることを特徴とする請求項3記載のマフラーの接続構造。
  5. 前記保持手段が、前記一方の部材の両側方とその背面を保持する保持爪であることを特徴とする請求項4記載のマフラーの接続構造。
  6. 前記保持手段により前記一方の部材と該一方の部材に保持されているもう一方の部材に、前記スライド自在の終端を定めるストッパー機構が設けられていることを特徴とする請求項4記載のマフラーの接続構造。
  7. 前記連結手段が、ボルトとナットによって連結される連結機構であることを特徴とする請求項3記載のマフラーの接続構造。
  8. 前記連結手段が、前記少なくとも2つの部材のうちの一方の部材に形成された係止穴と、この係止穴に係止されるフック部により構成されることを特徴とする請求項3記載のマフラーの接続構造。
  9. 自動二輪車の排気通路の終端部に設けられ、排気ガスが内方に存在し終端から排気ガスを外へ向かって排出するマフラーあるいはその上流側に配置される排気管を覆うカバーであって、
    前記カバーは、その内周方に配置され内面が前記マフラーあるいは排気管の外周面から離間したインナープレートに対して、ハニカム状の接続部材を介して一体になっていることを特徴とする自動二輪車のカバー。

JP2003320747A 2003-09-12 2003-09-12 自動二輪車のマフラーの接続構造とカバー Expired - Fee Related JP4357910B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003320747A JP4357910B2 (ja) 2003-09-12 2003-09-12 自動二輪車のマフラーの接続構造とカバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003320747A JP4357910B2 (ja) 2003-09-12 2003-09-12 自動二輪車のマフラーの接続構造とカバー

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2005090237A true JP2005090237A (ja) 2005-04-07
JP2005090237A5 JP2005090237A5 (ja) 2006-05-25
JP4357910B2 JP4357910B2 (ja) 2009-11-04

Family

ID=34452613

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003320747A Expired - Fee Related JP4357910B2 (ja) 2003-09-12 2003-09-12 自動二輪車のマフラーの接続構造とカバー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4357910B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1818521A2 (en) 2006-01-06 2007-08-15 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Muffler and vehicle equipped with muffler
JP2007205348A (ja) * 2006-01-06 2007-08-16 Yamaha Motor Co Ltd マフラー及びマフラーを備えた車両
JP2009179305A (ja) * 2008-02-01 2009-08-13 Kawasaki Heavy Ind Ltd 車輌用クランプ装置
US8322479B2 (en) 2009-11-04 2012-12-04 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Covering for motorcycle exhaust tube
JP2023050301A (ja) * 2021-09-30 2023-04-11 本田技研工業株式会社 内燃機関の排気装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62255514A (ja) * 1986-04-30 1987-11-07 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車の排気装置
US5036947A (en) * 1990-05-21 1991-08-06 Metzger Jeffrey S Exhaust pipe shield
JPH0710424U (ja) * 1993-07-13 1995-02-14 カルソニック株式会社 遮熱板の取付構造
JPH1089067A (ja) * 1996-09-20 1998-04-07 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車における排気系のカバー装置
JP2000087723A (ja) * 1998-09-09 2000-03-28 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車のマフラープロテクタ取付構造

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62255514A (ja) * 1986-04-30 1987-11-07 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車の排気装置
US5036947A (en) * 1990-05-21 1991-08-06 Metzger Jeffrey S Exhaust pipe shield
JPH0710424U (ja) * 1993-07-13 1995-02-14 カルソニック株式会社 遮熱板の取付構造
JPH1089067A (ja) * 1996-09-20 1998-04-07 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車における排気系のカバー装置
JP2000087723A (ja) * 1998-09-09 2000-03-28 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車のマフラープロテクタ取付構造

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1818521A2 (en) 2006-01-06 2007-08-15 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Muffler and vehicle equipped with muffler
JP2007205348A (ja) * 2006-01-06 2007-08-16 Yamaha Motor Co Ltd マフラー及びマフラーを備えた車両
JP2007205347A (ja) * 2006-01-06 2007-08-16 Yamaha Motor Co Ltd マフラー及びマフラーを備えた車両
US7677357B2 (en) 2006-01-06 2010-03-16 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Muffler and vehicle equipped with muffler
US7866442B2 (en) 2006-01-06 2011-01-11 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Muffler and vehicle equipped with muffler
JP2009179305A (ja) * 2008-02-01 2009-08-13 Kawasaki Heavy Ind Ltd 車輌用クランプ装置
US8322479B2 (en) 2009-11-04 2012-12-04 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Covering for motorcycle exhaust tube
JP2023050301A (ja) * 2021-09-30 2023-04-11 本田技研工業株式会社 内燃機関の排気装置
JP7413333B2 (ja) 2021-09-30 2024-01-15 本田技研工業株式会社 内燃機関の排気装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4357910B2 (ja) 2009-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7434656B2 (en) Exhaust device for vehicle engine
JP5093668B2 (ja) 自動二輪車の排気構造
US7624842B2 (en) Exhaust system for an engine and motorcycle including the exhaust system
EP2050937B1 (en) Exhaust gas purifying device for engine
US8479862B2 (en) Motorcycle exhaust device
US6076632A (en) Cross flow baffle muffler
US6457553B1 (en) Low cost muffler
JP2005291121A (ja) 車両の排気系支持構造
US7866442B2 (en) Muffler and vehicle equipped with muffler
JP2020063725A (ja) 鞍乗型車両の消音器構造
JP4357910B2 (ja) 自動二輪車のマフラーの接続構造とカバー
JP4260585B2 (ja) 自動二輪車のマフラー
JP2015143497A (ja) 小型車両のマフラー取付構造
JP7006030B2 (ja) 排気装置
JP2009162094A (ja) 排気装置及び鞍乗型車両
JP7155861B2 (ja) 鞍乗型車両の消音器構造
JP2005299411A (ja) 車両における排気系フィニッシャーの配置構造
JP2007205204A (ja) 自動二輪車の排気装置
JP2004340118A (ja) 自動二輪車用エンジンのマフラ構造
JP2019210864A (ja) 鞍乗型車両のテールパイプ構造
JP6392596B2 (ja) エンジンの排気装置
CA2727186C (en) Exhaust device of internal combustion engine
JP7359042B2 (ja) マフラ
JP2976674B2 (ja) 小型エンジンのマフラ
JP2005042636A (ja) 自動二輪車の排気装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060328

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060328

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090317

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090518

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090804

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090805

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120814

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees