JP2005081469A - スローアウェイチップ及びピンミラーカッター - Google Patents

スローアウェイチップ及びピンミラーカッター Download PDF

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Abstract

【課題】 クランクシャフトを加工するスローアウェイチップ及び、ピンミラーカッターにおいて、ピン部の側面の面精度の確保を図ることのできるようにする。
【解決手段】 略四角形平板状をなすチップ本体20の上面21又は下面22と側面24との少なくとも1の交差稜線部に切刃25Bが形成され、交差稜線部を形成する一方の面である上面21又は下面22が逃げ面とされると共に、同他方の面である一の側面24がすくい面とされ、すくい面とされた一の側面24と、一の側面24に隣接する二の側面23との交差稜線部に副切刃30が形成されていることを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、往復式内燃機関に用いられるクランクシャフト等を加工する場合に用いて好適なスローアウェイチップ及びピンミラーカッターに関する。
周知のように、往復式内燃機関のクランクシャフト等を加工する工具としては、円環状をなす円環状のカッター本体と、カッター本体が取り付けられる取付部と、カッター本体の内周面と両端面とに脱着可能な状態で装着された複数のチップとから概ね構成されたピンミラーカッターが使用されている(特許文献1参照)。図6は、このピンミラーカッターの一例を示すものである。図6に示すピンミラーカッターは、軸線O回りに回転させられる略円環状をなすカッター本体1と、このカッター本体1が取り付けられる取付部1Aとを備えてなるものであり、カッター本体1の内周面2Aに、第一のチップ取付座3Aが複数形成され、カッター本体の両端面2B、2Bに、複数のチップ取付座3Bが形成され、これら、第一チップ取付座3Aと及び第二チップ取付座3Bとにスローアウェイチップ50が装着されている。
図7に示されるように、ピンミラーカッターに使用されるスローアウェイチップ50は、略四角形平板をなし、厚み方向の両端部の上下面51、52と、すくい面とされる一の側面53と、この一の側面に隣接する二の側面54とから形成され、二の側面54の厚み方向の両端部には凸面形状に形成された曲面部59、60が形成されている。
二の側面54の直線部54aの延長線と、上面51の直線部51aの延長線との成す角度θ3が鋭角とされると共に、この部分において曲面部59が形成され、この二の側面54の曲面部59と一の側面53との交差稜線部に曲線刃55が形成されている。
また、二の側面54の直線部54aの延長線と、下面52の直線部52aの延長線とのなす角度θ4が鈍角とされるとともに、この部分に曲面部60が形成され、この二の側面の曲面部60と一の側面53との交差稜線部に曲線刃56が形成されている。
また、すくい面とされた一の側面53と上面51との交差稜線部には直線刃58が形成されている。ここで、曲線刃55と直線刃58とがクランクシャフトのピン部を加工するピン刃とされている。また、曲線刃56がクランクシャフトにおけるカウンターウェイト部の側面を加工するウェイブ刃とされる。
さらに、一の側面53と二の側面54との交差稜線部には、曲線刃55の端部から曲線刃56の端部に向かうに従い漸次、チップ本体側に傾斜させられた傾斜部57が形成されている。
このように構成されたピンミラーカッターは、カッター本体1が自転しつつ公転して、クランクシャフトの加工を行う。
この場合、図8に示されるように、第一のチップ取付座3Aに装着されたスローアウェイチップ50がクランクシャフトのピン部を加工する過程において、ピン部の底部70を直線刃58が加工する。
その一方で、スローアウェイチップ50の一の側面53と二の側面54との交差稜線部には、曲線刃55の端部から曲線刃56側に向かうほどスローアウェイチップ50本体側に傾斜させられて形成された傾斜部57が形成されており、この傾斜部57によってピン部の側面71が加工されることになっている。
このため、ピン部の側面71には、断面形状が略三角形状の突出部80が形成されることになっている。
特開平1−252302号公報(第1−3頁)
ところで、従来のスローアウェイチップ及びピンミラーカッターにおいては、加工後におけるピン部の側面の面精度を確保できないという問題があった。
即ち、チップがクランクシャフトのピン部を切削する場合に、切削動作に一定の間隔が生じる一方で、その間にチップが加工面に対して送られることから、チップ本体の傾斜部がピン部の側面を加工することになり、ピン部の側面71に断面形状が略三角形状の突出部80が形成されることになる。
したがって、加工後におけるピン部の側面の面精度を確保できないという問題があった。
さらに、ピン部の側面の面精度を確保するためには、砥石でピン部の側面部を研磨する必要が生じるという問題が生じていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、クランクシャフトの加工において、ピン部側面の面精度の確保を図ることのできるピンミラーカッター及び、スローアウェイチップを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、この発明は以下の手段を提案している。
請求項1に記載された発明は、ピンミラーカッターのカッター本体の内周面に形成されたチップ取付座に装着されるスローアウェイチップにおいて、略四角形平板状をなすチップ本体の上面又は下面と側面との少なくとも1の交差稜線部に切刃が形成され、上記交差稜線部を形成する一方の面である上面又は下面が逃げ面とされると共に、同他方の面である一の側面がすくい面とされ、該すくい面とされた上記一の側面のコーナ部にコーナ刃が形成されると共に、上記一の側面と上記二の側面との交差稜線部のうち上記コーナ刃の端部に連続して副切刃が形成されていることを特徴とする。
この発明に係るピンミラーカッター用スローアウェイチップによれば、すくい面とされた一の側面と、上面又は下面との交差稜線部に形成された切刃と、すくい面と二の側面の交差稜線上に形成された曲線刃とを用いて加工する際において、上記切刃が加工する加工面に略垂直に形成される加工側面を副切刃が切削することになり、加工側面が平坦に加工されることになる。
請求項2に記載された発明は、請求項1または請求項2に記載のピンミラーカッター用スローアウェイチップにおいて、上記副切刃の上記チップ本体の上記厚み方向の長さが0.2mm以上3.0mm以下に形成されていることを特徴とする。
この発明に係るピンミラーカッター用スローアウェイチップによれば、チップに送りを加えて加工した際においても、加工側面が平坦に加工される。
つまり、副切刃の厚み方向の幅が、0.2mmよりも狭いと、既に加工された加工面を次のチップの切刃が更に加工する際において、加工側面に突出部が形成されることになり、また、副切刃の厚み方向の幅が3.0mmよりも厚いと副切刃と加工側面との切削抵抗が過大なものとなる。
請求項3に記載された発明は、請求項1または請求項2に記載のピンミラーカッター用スローアウェイチップにおいて、上記副切刃は、上記曲線刃と連続する端部側から他端部側に向かうに従い上記厚さ方向に平行な軸線から漸次チップ本体側に乖離するように0度50分以上3度50度以下傾斜させられて形成されていることを特徴とする
この発明に係るピンミラーカッター用スローアウェイチップによれば、加工側面が略平坦に形成される一方で、副切刃に生じる切削抵抗が過大なものとならない。
請求項4に記載の発明は、軸線回りに回転させられる円環状のカッター本体と、該カッター本体の取付部とを備えてなり、上記カッター本体に請求項1から3のいずれかに記載のピンミラーカッター用スローアウェイチップが装着されていることを特徴とする。
この発明に係るピンミラーカッターによれば、ピンミラーカッターに装着されたピンミラーカッター用スローアウェイチップに形成された副切刃によって、加工側面が平坦に加工されることになる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のピンミラーカッターにおいて、カッター本体には、その内周面に第一のチップ取付座が形成されると共に、その端面には第二の取付座が形成され、これら第一、第二のチップ取付座に請求項1から3のいずれかに記載のピンミラーカッター用スローアウェイチップが装着されていることを特徴とする。
この発明に係るピンミラーカッターによれば、第一のチップ取付座に装着されたピンミラーカッター用スローアウェイチップが加工する際に、このピンミラーカッター用スローアウェイチップの副切刃によって加工側面が平坦に加工される。
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載のピンミラーカッターにおいて、上記カッター本体の径方向の軸線と副切刃とのなす角度が0度以上3度以下とされていることを特徴とする。
この発明に係るピンミラーカッターによれば、加工の際に生じる切削抵抗が軽減される。
つまり、カッター本体の径方向の軸線と副切刃との成す角度が、0度より小さい場合には、切削抵抗が過大なものとなり、また、3度より大きい場合には加工側面が平坦に形成されなくなる。
以上説明したように、本発明によれば、クランクシャフトの加工において、ピン部の側面の面精度の確保を図ることのできるピンミラーカッター用スローアウェイチップ及び、ピンミラーカッターを提供することができる。
以下、図1、図2を参照し、この発明の一実施形態について説明する。まず、スローアウェイチップが装着されるピンミラーカッターについて説明する。ピンミラーカッターは軸線O回りに回転させられる軸線Oを中心とした略円環状に形成されているカッター本体10と、クランクシャフトが架け渡されるチャックと、カッター本体10の取付部とから略構成されている。
図1、図2に示されるように、カッター本体10の径方向内側を向く内周面11には、複数の第一のチップ取付座13が、カッター本体10の周方向に沿って略等間隔に形成され、軸線O方向外方を向く端面12A、12Bのうちそれぞれ内周面11側には、複数の第二のチップ取付座14が、カッター本体10の周方向に沿って略等間隔に形成されている。
カッター本体10の内周面11に形成された複数の第一のチップ取付座13は、カッター本体10の両端面12A,12Bのうち一方の端面12Aよりに形成されたものと、他方の端面12Bよりに形成されたものとが、カッター本体10の周方向に交互に配置されている。
ここで、カッター本体10の第一のチップ取付座13及び第二のチップ取付座14に装着されるチップ本体20について説明する。
図3に示されるように、チップ本体20は、略長方形平板(略四角形平板)をなすものであり、チップ本体20の厚み方向の両端において、対向配置される互いに平行な上下面21,22と、チップ本体20の長手方向の両端において対向配置される互いに平行な一対の短側面(二の側面)23,23と、チップ本体20の短手方向の両端において対向配置される一対の長側面(一の側面)24,24とが設けられている。
ここで、図3(a)に示されるように、チップ本体20の略中央部には、チップがネジ止めされる際に用いられるクランプネジを挿通させてなるための挿通孔26が上下面21、22に略直交する方向、つまり、チップ本体の厚み方向に貫通するように形成されている。
図3(b)、(c)に示されるように、チップ本体20の上下面21、22は、チップ本体20の長手方向(一対の短側面23、23に直交する方向)の両端部において、チップ20本体の一対の短側面23、23に対してそれぞれ交差させられ、短側面23、23のそれぞれにおける上記厚み方向の両端側部分は、上下面21,22に対してそれぞれ滑らかに接続するような凸曲面状に加工された曲面部23A1,23A2とされている。
チップ本体20の短側面23、23は、それぞれチップ本体20の厚み方向に対して僅かに(例えば5度程度)傾斜させられている。
図3(b)、(c)に示されるように、一方の短側面23の直線部43の延長線と、下面22の直線部42の延長線との成す角度αが鋭角(例えば、85度程度)とされると共に、この部分に曲面部23A1が形成され、また、上面21の直線部41の延長線との成す角度βが鈍角(例えば、95度程度)とされると共に、曲面部23A2が形成されている。
他方の短側面23の直線部43の延長線と、下面22の直線部42の延長線とのなす角度βが鈍角(例えば、95度程度)とされると共に、この部分に曲面部23A2が形成され、また、上面21の直線部41の延長線との成す角度αが鋭角(例えば、85度程度)とされると共に、この部分に曲面部23A1が形成されている。
また、短側面23の曲面部23A1と長側面24との交差稜線部にはた曲線刃25A1が形成されており、さらに、短側面23の曲面部23A2と長側面24との交差稜線部には、曲線刃25A2が形成されている。
そして、チップ本体20には、一対の長側面24、24と上下面21,22との交差稜線上に直線刃25Bが形成されている。
即ち、一対の短側面23、23の曲面部23A1,23A2と一対の長側面24,24との交差稜線部に略凸曲線状をなすような曲線刃25A1、25A2がそれぞれ4つずつ形成されており、上下面21、22と、一対の長側面24,24との交差稜線部に、略直線状をなすような直線刃25Bが計4つ形成されている。
さらに、長側面24と短側面23との交差稜線部の曲線刃25A1と曲線刃25A2との間において、曲線刃25A2の端部からチップ本体20の厚み方向と略平行に形成された副切刃30が形成され、副切刃30の端部から曲線刃25A2の端部の間に傾斜部31が形成されている。
長側面24と短側面23との交差稜線部に形成された副切刃30は、曲線刃25A1の端部から曲線刃25A2の端部側に向かうに従い、チップ本体10の厚み方向と平行な軸線からチップ本体側に乖離する方向に傾斜して形成されている。詳細には、チップ本体10の厚み方向と平行な軸線と副切刃30とのなす角度は、0度50分以上3度50分以下となるように形成されている。
つまり、0度50分より角度が小さくなると、ピン部を加工する際に切削抵抗が大きくなり、また、3度50分より大きな角度に設定されると、ピン部の側面71を平坦に加工することができないことになる。
また、この副切刃30のチップ本体20の厚み方向の長さLは、0.2mm以上3.0mm以下に形成されている。なお、この副切刃30の長さLは、加工の際、加工面に対して送られる送り量に1.5を乗した値が好ましい。
この一方で、傾斜部31は、副切刃30の端部から曲線刃25A2の端部に向かうに従い、チップ本体20の厚み方向と平行な軸線からチップ本体20側に乖離するように傾斜して形成されている。
ここで、傾斜部31とチップ本体20の厚み方向と平行な軸線とのなす角度は、5度程度とされ、曲線刃25A1の端部から曲線刃25A2の端部に向かうに従って、チップ本体20側に傾斜させられて形成されている。
このように形成されたチップ本体20を、カッター本体10の第一チップ取付座13と第二チップ取付座14とに装着する。
ここで、図2に示されるように、第一チップ取付座13に装着されたチップ本体20は、チップ本体20に形成された曲線刃25A1の4つの切刃のうち一つの曲線刃25A1をカッター本体10の内周面11からカッター本体10の径方向内周側に突出させるとともに、カッター本体10の端面12A又は端面12Bから上記軸線O方向外方へ突出させ、この曲線刃25A1に連設される直線刃25Bをカッター本体の内周面から突出させている。即ち、チップ本体20の長側面24をすくい面として設置する。
このような突出状態に配置された曲線刃25A1と直線刃25Bとが、クランクシャフトにおけるピン部の外周面を加工するピン刃とされている。
また、図4(a)、(b)はカッター本体10が回転したときの、チップ本体20の軌跡を示したものであり、第一チップ取付座13に装着されたチップ本体20は、カッター本体10の径方向に平行な軸線Pと副切刃30との成す角度θ1が0度以上3度以下となるように設置し、副切刃30は径方向内方から外方に向かうに従って、上記軸線O方向外内方に向かうように設置されている。
なお、副切刃30とカッター本体10の径方向に平行な軸線Pとの成す角度θ1は、0度15分以上0度20分以下に設定されることが好ましい。
また、傾斜部31は、カッター本体10の径方向に平行な軸線Pとの成す角度θ2は、4度10分程度であり、径方向内方から外方に向かうに従って、カッター本体10の軸線Oの外方から内方に向かうように傾斜させられるように設置させられている。
また、第二チップ取付座14に装着されたチップ本体20は、チップ本体20の厚み方向をカッター本体10の軸線方向に略一致させて、一対の長側面24、24のうち一つをカッター回転方向T前方側に向けてすくい面とするように、チップ本体20の挿通孔20Aに挿通されるクランプネジ15によってネジ止めされて装着される。
このように、第二のチップ取付座14に装着されたチップ本体20は、曲線刃25A2を、カッター本体10の端面12Aから突出するように設置されている。
このような突出状態に配置された曲線刃25A2がクランクシャフトにおけるカウンターウェイト部の側面を加工するウェイブ刃とされる。
ここで、上記のようにチップ本体20が装着されたカッター本体10は、加工機の取付部10Aに、カッター本体10の軸線Oが主軸と一致するように取り付けられ、チャックに架け渡されたクランクシャフトをカッター本体10の内空部に貫通させた状態で、クランクシャフトの軸方向に沿って移動しながら、カッター本体10の軸線Oを中心に自転するとともに、クランクシャフトの軸線回りを公転しながら、クランクシャフトを所定形状に加工する。
図5に示されるように、クランクシャフトのピン部を加工する際において、ピン部の底部70はチップ本体20の下面22と長側面24との交差稜線部に形成された直線刃25Bによって加工される。また、ピン部の底部70と側面部71とを連接する曲面部72は曲線刃25A1によって加工され、ピン部の側面部71は副切刃30によって加工される。
ここで、一のチップ本体20がピン部を加工した後に、次のチップ本体20が既に加工されたピン部を加工する際には、チップ本体20は一定量送りが加えられて加工することになる。
チップ本体20が送られる方向は、カッター本体10の径方向と略平行な方向である。その一方で、副切刃30はカッター本体10の径方向と略平行となるように装着されている。
このため、一のチップ本体20がピン部を加工した後に、さらに、次のチップ本体20が加工する際には、既に加工された加工側面71と略平行に設置された副切刃30が、既に形成された加工側面71の曲面部72側から新たに加工側面を形成する。この新たに形成される加工側面71と、既に形成されていた加工側面71とは、平坦に連設されることになる。
つまり、ピン部の加工側面71はチップ本体20の副切刃30によって、平坦に形成されることになる。
したがって、ピン部の側面が平坦面にされることから、ピン部の側面の面精度を確保することができる。
以上説明したように、本発明によれば、クランクシャフトの加工において、ピン部の側面の面精度の確保を図ることのできるスローアウェイチップ及び、ピンミラーカッターを提供することができる。
スローアウェイカッターが装着されるピンミラーカッターの上面図である。 図1のピンミラーカッターの内周面を示す図である。 本発明に係るスローアウェイチップの上面図と、側面図と、側面の一部拡大図である。 カッター本体が回転した際のチップ本体の軌跡を示す概略図である。 クランクシャフトのピン部を加工する過程を表した図である。 従来のピンミラーカッターの上面図である。 従来のスローアウェイチップの側面の一部拡大図である。 ピン部の加工工程を示した図である。
符号の説明
10 カッター本体
11 カッター本体の内周面
20 チップ本体(スローアウェイチップ)
21 上面
22 下面
23 短側面(他の側面)
23A1、23A2 曲面部
24 長側面(一の側面)
25A1,25A2 曲線刃
25B 直線刃(切刃)
30 副切刃

Claims (5)

  1. ピンミラーカッターのカッター本体の内周面に形成されたチップ取付座に装着されるスローアウェイチップにおいて、
    略四角形平板状をなすチップ本体の上面又は下面と側面との少なくとも1の交差稜線部に切刃が形成され、上記交差稜線部を形成する一方の面である上面又は下面が逃げ面とされると共に、同他方の面である一の側面がすくい面とされ、該すくい面とされた上記一の側面のコーナ部にコーナ刃が形成されると共に、上記一の側面と上記二の側面との交差稜線部のうち上記コーナ刃の端部に連続して副切刃が形成されていることを特徴とするスローアウェイチップ。
  2. 請求項1に記載のスローアウェイチップにおいて、
    上記副切刃の上記チップ本体の上記厚み方向の長さが0.2mm以上3.0mm以下に形成されていることを特徴とするスローアウェイチップ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のスローアウェイチップにおいて、
    上記副切刃は、上記コーナ刃と連続する端部側から他端部側に向かうに従いチップ本体の内側に後退するように0度50分以上3度50分以下傾斜させられて形成されていることを特徴とするスルーアウェイチップ。
  4. 中心軸線回りに回転させられる円環状のカッター本体と、該カッター本体の取付部とを備えてなるピンミラーカッターにおいて、
    上記チップ取付座に請求項1から3のいずれかに記載のスローアウェイチップが装着されていることを特徴とするピンミラーカッター。
  5. 請求項4に記載のピンミラーカッターにおいて、
    上記カッター本体の径方向の軸線と副切刃とのなす角度が0度以上3度以下とされていることを特徴とするピンミラーカッター。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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