JP2005079543A - 成膜方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】CVDによるTi膜を成膜した後、TiN膜等の他の膜を成膜する場合に、Ti成膜が低温であってもこれらの間の膜剥がれを防止することができる成膜方法を提供すること。
【解決手段】被処理基板にTi膜を成膜する工程(STEP2)と、Ti膜の表面を酸化させる工程(STEP3)と、その上にCVDによりTiN膜を成膜する工程(STEP5)とを具備する。
【選択図】図5

Description

本発明は、CVDによるTi膜を成膜した後、その上にTiN膜等の他の膜を成膜する成膜方法に関する。
半導体デバイスの製造におけるコンタクトホールやビアホールの埋め込みには、一般的にAl(アルミニウム)やW(タングステン)、あるいはこれらを主体とする合金が用いられる。このような金属や合金と下層のSi基板やpoly−Si層とのコンタクトを形成するために、これらの埋め込みに先立ってコンタクトホールやビアホールの内側にTi膜を成膜し、さらにバリア層としてTiN膜を成膜することが行われている。
これらの膜の成膜には、デバイスの微細化および高集積化が進んでも電気抵抗が増加せず良質な膜を形成することができ、しかもステップカバレッジを良好にすることができる化学的蒸着(CVD)が用いられている。具体的には、成膜ガスとしてTiCl(四塩化チタン)を用い、基板である半導体ウエハをステージヒーターにより加熱しながら、TiClとH(水素)とを反応させることによりTi膜を成膜し、TiClとNH(アンモニア)とを反応させることによりTiN膜を成膜している。
このようなTiClを用いたCVD成膜の問題点として、膜中に塩素が残留することにより、Ti膜とTiN膜との間の膜剥がれが生じることが挙げられる。
このような残留塩素に起因する膜剥がれの問題に対し、従来は、Ti膜の成膜後、NHガスを供給してTi膜表面を窒化処理する方法が採られている(例えば、特許文献1)。この方法によれば、膜表面のTi−Cl結合をTi−N結合に置換して塩素を脱離させるので、塩素の影響を低減することができ、膜剥がれを防止することができる。
ところで、近時、デバイスの高速化の観点からpoly−Siに代えてよりコンタクト特性が良好なCoSiやNiSi等のシリサイドが用いられつつあり、中でもNiSiはロジックコンタクトとして注目されているが、NiSiは耐熱温度が500℃と低く、その上にTi膜を成膜する場合には、その耐熱温度以下の成膜温度で実施する必要がある。そのため、Ti成膜においては、500℃以下の低温成膜が指向されつつある。
しかしながら、500℃以下という低温でTi膜を成膜した場合には、通常の600℃以上の比較的高温で成膜する場合に比して、Ti膜中に残留する塩素濃度が高くなってしまうため、上述のように窒化処理を行ってもなお膜剥がれが生じてしまう。
特開平11−97386号公報
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、CVDによりTi膜を成膜した後、その上にTiN膜等の他の膜を成膜する場合に、Ti成膜が低温であってもこれらの間の膜剥がれを防止することができる成膜方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の観点では、被処理基板上にCVDによりTi膜を成膜する工程と、前記Ti膜の表面を酸化させる工程と、前記Ti膜表面を窒化処理する工程とを具備することを特徴とする成膜方法を提供する。
また、本発明の第2の観点では、被処理基板上にCVDによりTi膜を成膜する工程と、前記Ti膜の表面を酸化させる工程と、その上にCVDによりTiN膜を成膜する工程とを具備することを特徴とする成膜方法を提供する。
さらに、本発明の第3の観点では、Ti成膜チャンバーと、TiN成膜チャンバーと、これらチャンバーに接続され、被処理基板を搬送する搬送手段を備えた搬送チャンバーとを有する成膜システムによってCVDにより被処理基板にTi/TiN膜を成膜する成膜方法であって、被処理基板上にTi膜を成膜する工程と、前記Ti膜の表面を酸化させる工程と、その上にCVDによりTiN膜を成膜する工程とを連続的に行うことを特徴とする成膜方法を提供する。
本発明者らの検討結果によれば、低温成膜の場合に、成膜後のTi膜表面を窒化処理してもTi/TiN界面で膜剥がれが生じるのは、窒化処理時に発生するClガスやHClガスによって、Ti膜表面が腐食されてしまうためであることが判明した。窒化処理によってTi膜表面のTi−Cl結合がTi−N結合に置換されるが、低温成膜の場合には、窒化反応自体が生じ難いことに加え、Ti膜中の残留塩素濃度が高いため、窒化処理の際に発生するClガスやHClガスが多い。このため、表面のTi−N結合が少ないのにもかかわらず、多量のClガスやHClガスに曝されることとなり、それによってTi膜表面が腐食(エッチング)され、膜剥がれに至る。これに対して、上記第1の観点から第3の観点においては、Ti膜を成膜した後、Ti膜表面を酸化することにより、膜表面のTi−Cl結合をTi−O結合に置換して塩素を脱離させるが、Ti−O結合は、Ti−N結合と比較して安定であるため、塩素の脱離によって発生するClガスやHClガスに対する耐食性が大きく、これらガスによる腐食を生じ難くすることができる。したがって、膜中に残留する塩素濃度が高くなる低温のTi成膜であっても、その後に成膜されるTiN膜等の他の膜との間の膜剥がれを防止することができる。酸化後は、Ti−O結合によって膜の抵抗が高くなるが、引き続き行われる窒化処理またはTiN成膜によりTi−O結合をTi−N結合に置換するので問題はない。
上記第3の観点においては、被処理基板上にTi膜を成膜する工程と、Ti膜の表面を酸化させる工程と、その上にCVDによりTiN膜を成膜する工程とを連続的に実施することができるので、スループットの点で極めて有利である。
上記第1の観点から上記第3の観点のいずれにおいても、前記Ti膜の表面を酸化させる工程は、Ti膜の成膜後、Ti成膜チャンバー内に被処理基板を配置したまま、チャンバー内に酸素含有ガスを導入することにより実施することができる。また、Ti膜の成膜後、他のチャンバーへ被処理基板を搬送し、この他のチャンバー内に酸素含有ガスを導入することにより実施することができる。さらに、Ti膜の成膜後、被処理基板を大気雰囲気にさらすことにより実施することもでき、具体的には、前記基板搬入出部に載置された基板収容器に被処理基板を払い出すことが挙げられる。
また、上記第3の観点においては、前記Ti膜の表面を酸化させる工程は、Ti膜の成膜後、搬送チャンバーへ被処理基板を搬送し、前記搬送チャンバー内に酸素含有ガスを導入することにより実施することができる。
前記酸素含有ガスとしては、HO、O2、O、NO、O、酸素原子、酸素ラジカル、酸素イオン、空気等を挙げることができる。
また、上記第1の観点から第3の観点のいずれにおいても、前記Ti膜の表面を酸化させる工程の後、Ti膜表面の窒化処理を行うことが好ましい。また、上記第2の観点および第3の観点においては、TiN膜を成膜する工程の後、TiN膜表面の窒化処理を行ってもよい。
さらに、上記第1の観点から第3の観点のいずれにおいても、Ti膜はプラズマCVDにより成膜することができ、上記第2の観点および第3の観点においては、TiN膜は熱CVDにより成膜することができる。
本発明によれば、Ti膜を成膜した後、Ti膜の表面を酸化させることにより、ClガスおよびHClガスに対する耐食性を向上させ、これらガスによる腐食を生じ難くすることができるので、残留塩素濃度が高くなる低温のTi成膜であっても、その後に成膜されるTiN膜等の他の膜との間の膜剥がれを防止することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本発明の方法を実施するTi成膜装置およびTiN成膜装置が搭載されたマルチチャンバータイプの成膜システムを示す概略構成図である。
図1に示すように、この成膜システム100は、プラズマCVDによりTi膜を成膜する2つのTi成膜装置1,2、および熱CVDによりTiN膜を成膜する2つのTiN成膜装置3,4の合計4つの成膜装置を有しており、これら成膜装置1,2,3,4は、六角形をなすウエハ搬送室5の4つの辺にそれぞれ対応して設けられている。また、ウエハ搬送室5の他の2つの辺にはそれぞれロードロック室6,7が設けられている。これらロードロック室6,7のウエハ搬送室5と反対側にはウエハ搬入出室8が設けられており、ウエハ搬入出室8のロードロック室6,7と反対側にはウエハWを収容するウエハ収容器である3つのフープ(FOUP)Fを取り付け、成膜システム100に対してウエハWを搬入出するポート9,10,11が設けられている。
Ti成膜装置1,2は、それぞれTi成膜チャンバー51を有し、TiN成膜装置3,4は、それぞれTiN成膜チャンバー151を有し、これらTi成膜チャンバー51、TiN成膜チャンバー151およびロードロック室6,7は、同図に示すように、ウエハ搬送室5の各辺にゲートバルブGを介して接続され、これらは各ゲートバルブGを開放することによりウエハ搬送室5と連通され、各ゲートバルブGを閉じることによりウエハ搬送室5から遮断される。また、ロードロック室6,7のウエハ搬入出室8に接続される部分にもゲートバルブGが設けられており、ロードロック室6,7は、ゲートバルブGを開放することによりウエハ搬入出室8に連通され、これらを閉じることによりウエハ搬入出室8から遮断される。
ウエハ搬送室5内には、Ti成膜装置1,2、TiN成膜装置3,4、およびロードロック室6,7に対して、被処理体であるウエハWの搬入出を行うウエハ搬送装置12が設けられている。このウエハ搬送装置12は、ウエハ搬送室5の略中央に配設されており、回転および伸縮可能な回転・伸縮部13の先端にウエハWを保持する2つのブレード14a,14bを有しており、これら2つのブレード14a,14bは互いに反対方向を向くように回転・伸縮部13に取り付けられている。また、2つのブレード14a,14bは個別にまたは同時に伸縮可能である。なお、このウエハ搬送室5内は所定の真空度に保持されるようになっている。
ウエハ搬入出室8の天井部にはHEPAフィルタ(図示せず)が設けられており、このHEPAフィルタを通過した清浄な空気がウエハ搬入出室8内にダウンフロー状態で供給され、大気圧の清浄空気雰囲気でウエハWの搬入出が行われるようになっている。ウエハ搬入出室8のフープF取り付け用の3つのポート9,10,11にはそれぞれシャッター(図示せず)が設けられており、これらポート9,10,11にウエハWを収容したまたは空のフープが直接取り付けられ、取り付けられた際にシャッターが外れて外気の侵入を防止しつつウエハ搬出入室8と連通するようになっている。また、ウエハ搬入出室8の側面にはアライメントチャンバー15が設けられており、そこでウエハWのアライメントが行われる。
ウエハ搬入出室8内には、フープFに対するウエハWの搬入出およびロードロック室6,7に対するウエハWの搬入出を行うウエハ搬送装置16が設けられている。このウエハ搬送装置16は、多関節アーム構造を有しており、フープFの配列方向に沿ってレール18上を走行可能となっており、その先端のハンド17上にウエハWを載せてその搬送を行う。
ウエハ搬送装置12,16の動作等、システム全体の制御は、制御部19によって行われる。
このような成膜システム100においては、まず、大気圧の清浄空気雰囲気に保持されたウエハ搬入出室8内のウエハ搬送装置16により、いずれかのフープFからウエハWを一枚取り出してアライメントチャンバー15に搬入し、ウエハWの位置合わせを行う。次いで、ウエハWをロードロック室6,7のいずれかに搬入し、そのロードロック内を真空引きした後、ウエハ搬送室5内のウエハ搬送装置12によりそのロードロック内のウエハを取り出し、ウエハWをTi成膜装置1または2のTi成膜チャンバー51内に装入してTi膜の成膜を行い、Ti成膜後、ウエハ搬送装置12によりウエハWをTi成膜チャンバー51から取り出し、引き続きTiN成膜装置3または4のTiN成膜チャンバー151に装入してTiN膜の成膜を行う。すなわち、Ti成膜およびTiN成膜は、in−situで連続的に実施される。その後成膜後のウエハWをウエハ搬送装置12によりロードロック室6,7のいずれかに搬入し、その中を大気圧に戻した後、ウエハ搬入出室8内のウエハ搬送装置16によりロードロック室内のウエハWを取り出し、フープFのいずれかに収容される。このような動作を1ロットのウエハWに対して行い、1セットの処理が終了する。
このような成膜処理により、例えば、図2に示すように、層間絶縁膜21に形成された、下地層20に達するコンタクトホール22内にコンタクト層としてのTi膜23およびバリア層としてのTiN膜24が成膜される。その後、他の装置により、AlやW等の成膜を行い、コンタクトホール22の埋め込みと配線層の形成を行う。下地層20としては、Poly−Siや、CoSi、NiSi等のシリサイドが挙げられる。
次に、Ti成膜装置1について説明する。なお、上述したようにTi成膜装置2も全く同一の構成を有する。図3は、本発明に係るプラズマCVD成膜方法を実施するTi成膜装置を示す断面図である。このTi成膜装置1は、上述したようにTi成膜チャンバー51を有している。このTi成膜チャンバー51は、気密に構成された略円筒状のチャンバーであり、その中には被処理基板であるウエハWを水平に支持するためのサセプタ52がその中央下部に設けられた円筒状の支持部材53により支持された状態で配置されている。
このサセプタ52はAlN等のセラミックスからなり、その外縁部にはウエハWをガイドするためのガイドリング54が設けられている。また、サセプタ52にはヒーター55が埋め込まれており、このヒーター55はヒーター電源56から給電されることにより被処理基板であるウエハWを所定の温度に加熱する。サセプタ52には、下部電極として機能する電極58がヒーター55の上に埋設されている。
チャンバー51の天壁51aには、絶縁部材59を介してシャワーヘッド60が設けられている。このシャワーヘッド60は、上段ブロック体60a、中段ブロック体60b、下段ブロック体60cで構成されている。下段ブロック体60cの外周近傍には、リング状をなすヒーター96が埋設されており、このヒーター96はヒーター電源97から給電されることにより、シャワーヘッド60を所定温度に加熱することが可能となっている。
下段ブロック体60cにはガスを吐出する吐出孔67と68とが交互に形成されている。上段ブロック体60aの上面には、第1のガス導入口61と、第2のガス導入口62とが形成されている。上段ブロック体60aの中では、第1のガス導入口61から多数のガス通路63が分岐している。中段ブロック体60bにはガス通路65が形成されており、上記ガス通路63が水平に延びる連通路63aを介してこれらガス通路65に連通している。また、上段ブロック体60aの中では、第2のガス導入口62から多数のガス通路64が分岐している。中段ブロック体60bにはガス通路66が形成されており、上記ガス通路64がこれらガス通路66に連通している。さらにこのガス通路66が中段ブロック体60b内に水平に延びる連通路66aに接続されており、この連通路66aが下段ブロック体60cの多数の吐出孔68に連通している。上記第1および第2のガス導入口61,62は、それぞれ後述するガス供給機構70のガスライン78,80に接続されている。
ガス供給機構70は、クリーニングガスであるClFガスを供給するClFガス供給源71、Ti含有ガスであるTiClガスを供給するTiClガス供給源72、プラズマガスであるArガスを供給するArガス供給源73、還元ガスであるHガスを供給するHガス供給源74、窒化ガスであるNHガスを供給するNHガス供給源75、Nガスを供給するNガス供給源76、Oガスを供給するOガス供給源93を有している。そして、ClFガス供給源71にはClFガス供給ライン77が、TiClガス供給源72にはTiClガス供給ライン78が、Arガス供給源73にはArガス供給ライン79が、Hガス供給源74にはHガスライン80が、NHガス供給源75にはNHガス供給ライン80aが、Nガス供給源76にはNガス供給ライン80bが、Oガス供給源93にはOガス供給ライン94が、それぞれ接続されている。そして、各ガス供給ラインにはマスフローコントローラ82およびマスフローコントローラ82を挟んで2つの開閉バルブ81が設けられている。また、TiClガス供給ライン78およびOガス供給ライン94には、後述する排気管87と繋がるプリフローライン95、99がそれぞれ接続されている。
前記第1のガス導入口61にはTiClガス供給源72から延びるTiClガス供給ライン78が接続されており、このTiClガス供給ライン78にはClFガス供給源71から延びるClFガス供給ライン77、Arガス供給源73から延びるArガス供給ライン79が接続されている。また、前記第2のガス導入口62にはHガス供給源74から延びるHガス供給ライン80が接続されており、このHガス供給ライン80には、NHガス供給源75から延びるNHガス供給ライン80a、Nガス供給源76から延びるNガス供給ライン80b、およびOガス供給源93から延びるOガス供給ライン94が接続されている。したがって、成膜時には、TiClガス供給源72からのTiClガスがArガス73からのArガスとともに、TiClガス供給ライン78を介してシャワーヘッド60内の第1のガス導入口61からシャワーヘッド60内に至り、ガス通路63,65を経て吐出孔67からTi成膜チャンバー51内へ吐出される。すなわち、シャワーヘッド60は、TiClガスとHガスとが全く独立してTi成膜チャンバー51内に供給されるポストミックスタイプとなっており、これらは吐出後に混合され反応が生じる。また、バルブ81およびマスフローコントローラ82はコントローラ98によって制御される。
シャワーヘッド60には、伝送路83が接続されており、この伝送路83には、整合器200を介して高周波電源84が接続されており、成膜の際に高周波電源84から伝送路83を介してシャワーヘッド60に高周波電力が供給されるようになっている。高周波電源84から高周波電力を供給することにより、シャワーヘッド60および電極58の間に高周波電界が生じ、Ti成膜チャンバー51内に供給されたガスをプラズマ化し、Ti膜を成膜するようになっている。高周波電源84としては周波数が400kHz〜13.56MHzのものが用いられる。
Ti成膜チャンバー51の底壁51bの中央部には円形の穴85が形成されており、底壁51bにはこの穴85を覆うように下方に向けて突出する排気室86が設けられている。排気室86の側面には排気管87が接続されており、この排気管87には排気装置88が接続されている。そしてこの排気装置88を作動させることによりTi成膜チャンバー51内を所定の真空度まで減圧することが可能となっている。
サセプタ52には、ウエハWを支持して昇降させるための3本(2本のみ図示)のウエハ支持ピン89がサセプタ52の表面に対して突没可能に設けられ、これらウエハ支持ピン89は支持板90に支持されている。そして、ウエハ支持ピン89は、エアシリンダ等の駆動機構91により支持板90を介して昇降される。
Ti成膜チャンバー51の側壁には、ウエハ搬送室5との間でウエハWの搬入出を行うための搬入出口92と、この搬入出口92を開閉するゲートバルブGとが設けられている。
次に、TiN成膜装置3について説明する。なお、上述したようにTiN成膜装置4も全く同一の構成を有する。図4は、本発明に係るTiN膜の成膜方法を実施するTiN成膜装置を示す断面図である。このTiN成膜装置3は、上述したようにTiN成膜チャンバー151を有している。このTiN成膜チャンバー151は、前述のTi成膜チャンバー51と同様に、天壁151aと底壁151bを有し、気密に構成された略円筒状のチャンバーである。なお、このTiN成膜装置3は、プラズマ生成手段およびシャワーヘッドを加熱する手段が存在せず、ガス供給機構のガス系が多少異なる以外は、ほぼTi膜成膜装置1,2と同一の構成を有しているので、図3と同様の部分には同じ符号を付し、それらの説明は省略する。
ガス供給機構110は、クリーニングガスであるClFガスを供給するClFガス供給源111、Ti含有ガスであるTiClガスを供給するTiClガス供給源112、Nガスを供給する第1のNガス供給源113、窒化ガスであるNHガスを供給するNHガス供給源114、Nガスを供給する第2のNガス供給源115を有している。そして、ClFガス供給源111にはClFガス供給ライン116が、TiClガス供給源112にはTiClガス供給ライン117が、第1のNガス供給源113には第1のNガス供給ライン118が、NHガス供給源114にはNHガス供給ライン119が、第2のNガス供給源115には第2のNガス供給ライン120が、それぞれ接続されている。また、図示しないがArガス供給源も有している。そして、各ガス供給ラインにはマスフローコントローラ122およびマスフローコントローラ122を挟んで2つのバルブ121が設けられている。また、TiClガス供給ライン117には、排気管87と繋がるプリフローライン124が接続されている。
シャワーヘッド60の第1のガス導入口61にはTiClガス供給源112から延びるTiClガス供給ライン117が接続されており、このTiClガス供給ライン117にはClFガス供給源111から延びるClFガス供給ライン116および第1のNガス供給源113から延びる第1のNガス供給ライン118が接続されている。また、第2のガス導入口62にはNHガス供給源114から延びるNHガス供給ライン119が接続されており、このNHガス供給ライン119には、第2のNガス供給源115から延びる第2のNガス供給ライン120が接続されている。したがって、プロセス時には、TiClガス供給源112からのTiClガスが第1のNガス供給源113からのNガスとともにTiClガス供給ライン117を介してシャワーヘッド60の第1のガス導入口61からシャワーヘッド60内に至り、ガス通路63,65を経て吐出孔67からTiN成膜チャンバー151内へ吐出される一方、NHガス供給源114からの窒化ガスであるNHガスが第2のNガス供給源115からのNガスとともにNHガス供給ライン119を介してシャワーヘッド60の第2のガス導入口62からシャワーヘッド60内に至り、ガス通路64,66を経て吐出孔68からTiN成膜チャンバー151内へ吐出される。すなわち、シャワーヘッド60は、TiClガスとNHガスとが全く独立してTiN成膜チャンバー151内に供給されるポストミックスタイプとなっており、これらは吐出後に混合され反応が生じる。なお、バルブ121およびマスフローコントローラ122はコントローラ123によって制御される。
次に、上記のようなTi成膜装置1によりTi膜を成膜し、その上にTiN成膜装置3によりTiN膜を成膜する際の成膜方法について図5を参照しながら説明する。図5は、Ti/TiN膜を成膜する際の工程を説明するためのフローチャートである。
まず、Ti成膜装置1のTi成膜チャンバー51内を排気し、ヒーター96によりシャワーヘッド60を450℃以上の温度、例えば470〜490℃程度に加熱しつつ、ヒーター55によりサセプタ52を400〜700℃、例えば500℃に加熱する。そして、ウエハ搬送装置12によりウエハ搬送室5からウエハWをTi成膜チャンバー51内へ搬入する(STEP1)。
次いで、プリフローライン95を介してTiClガスのプリフローを行った後、高周波電源84からシャワーヘッド60に高周波電力を供給しつつ、TiClガス供給源72、Arガス供給源73から第1のガス導入口61へTiClガスおよびArガスを供給し、Hガス供給源74から第2のガス導入口62へHガスを供給し、それぞれガス吐出口67,68から吐出する。これにより、Ti成膜チャンバー51内にこれらガスのプラズマを生成し、プラズマCVDによるTi膜の成膜工程を実施する(STEP2)。
そして、Ti膜の成膜工程終了後に、Ti膜表面を酸化する。この酸化は、Ti膜の最表面のみ、具体的には深さ10nm以下であることが好ましい。酸化工程は、Ti成膜チャンバー51内にウエハWを配置したままの状態で、Ti成膜チャンバー51内に酸素含有ガスを導入することにより実施される(STEP3)。具体的には、上記成膜ガスの供給および高周波電源84への給電を停止して、プリフローライン99を介してOガスのプリフローを行った後、Oガス供給源93からOガスをTi成膜チャンバー51内に供給する。Oガスは、1〜20mL/minで供給するのが好ましく、本実施形態では、例えば10mL/minの流量で、10秒間供給する。なお、この酸化工程は、Ti成膜チャンバー51内にArガスと酸素含有ガスをプラズマ生成することにより実施してもよく、遠隔装置で生成した酸素ラジカルや酸素イオンを供給してもよい。
このようにTi成膜チャンバー51内にOガスを導入することにより、Ti膜の表面が酸化され、膜表面のTi−Cl結合をTi−O結合に置換して塩素を脱離させる。Ti−O結合は比較的安定であることから、塩素の脱離によって発生するClガスやHClガスに対する耐食性が大きく、これらガスによる腐食を生じ難くすることが可能になる。したがって、Ti膜中に残留する塩素濃度が高くなる低温のTi成膜であっても、この後に成膜されるTiN膜との間の膜剥がれを防止することができる。特に、下地層20がNiSiである場合、すなわち成膜温度を500℃程度以下の低温にする必要がある場合に有効である。
Ti膜表面の酸化工程終了後は、Ti膜表面の窒化処理を行う。窒化処理は、NHガスとHガスとプラズマガスであるArガスをそれぞれ所定流量でTi成膜チャンバー51内に供給し、高周波電源84から高周波電力を供給してプラズマを形成することにより実施される(STEP4)。このような窒化処理を行うことにより、Ti膜の酸化による抵抗の上昇を防止するとともに、次に成膜されるTiN膜との密着性を良好にすることができる。
次いで、ウエハ搬送装置12によりTi成膜装置1のTi成膜チャンバー51内からウエハWを取り出し、TiN成膜装置3のTiN成膜チャンバー151に装入してTiN膜の成膜を行う。TiN成膜装置3では、まず、排気装置88によりTiN成膜チャンバー151内を真空排気し、ゲートバルブGを開にして、ウエハ搬送室5からウエハ搬送装置12により搬入出口92を介してウエハWをTiN成膜チャンバー151内へ搬入する。そして、TiN成膜チャンバー151内にNガス、NHガスを供給するとともに、ヒーター55によりウエハWを予備加熱し、ウエハの温度がほぼ安定した時点で、プリフローライン124を介してTiClガスのプリフローを行い、その後、TiClガスをTiN成膜チャンバー151内に導入する。この際に、ウエハWは加熱されているから、熱CVDによりウエハWのTi膜上にTiN膜が成膜される(STEP5)。
次に、TiN成膜工程終了後、NHガスおよびTiClガスを停止し、図示しないパージガスラインからNガスをパージガスとして所定流量で流して、TiN成膜チャンバー151内のパージを行い、その後、NガスおよびNHガスを流し、ウエハWに成膜したTiN薄膜の表面の窒化処理を行う(STEP6)。この際のNガスの供給は、第1および第2のNガス供給源113および115のいずれか、または両方から行われる。なお、この窒化処理は必須なものではない。
所定時間経過後、NガスおよびNHガスを停止し、これらのガスの供給が完全に停止された時点でTi/TiN成膜プロセスを終了する。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されることなく種々変形可能である。例えば、上記実施形態においては、Ti成膜装置1のTi成膜チャンバー51内に酸素含有ガスを導入することでTi膜表面の酸化を行ったが、これに限らず、ウエハ搬送室5に酸素含有ガス供給手段を設け、ウエハ搬送室5内にウエハWを搬送した後に、ウエハ搬送室5内に酸素含有ガスを導入することで実施することもできる。また、別途、酸化専用のチャンバーを設けても良く、この場合、それぞれ2つあるTi成膜装置およびTiN成膜装置のうち、いずれか1つを酸化専用のチャンバーとすることができる。酸素含有ガスとしては、Tiを酸化させることができるものであればよく、上述したO、酸素ラジカル、酸素イオン以外に、HO、NO、NO、O、酸素原子、空気等を挙げることができる。
また、上記Ti膜表面の酸化は、Ti膜の成膜後、基板を大気雰囲気にさらすことにより実施することもできる。具体的には、Ti膜の成膜後のウエハWをフープFへ払い出すこと等が挙げられる。
さらに、被処理基板としては半導体ウエハに限らず、例えば液晶表示装置(LCD)用基板等の他のものであってもよい。
次に、実際に本発明の方法の効果を確認した結果について説明する。ここでは、上述のようにTi膜成膜後のウエハWをフープFへ払い出し、大気雰囲気にさらすことによってTi膜表面の酸化を行い、その後、窒化処理、TiN膜の成膜、窒化処理を行って製造されたサンプルの膜剥がれの有無を調査した。また、比較のため、Ti膜の成膜後、Ti膜表面の酸化を行わずに、窒化処理、TiN膜の成膜、窒化処理を行ったサンプルについても膜剥がれの有無を調査した。膜剥がれは、目視観察および変色(膜剥がれが生じている部分は変色している)によって把握した。
その結果、本実施形態のTi膜表面の酸化工程を実施したものは、TiN膜の成膜後、目視による膜剥がれおよび変色が見られず、膜剥がれが生じていないことが確認された。これに対してTi膜表面の酸化工程を実施しない場合には、TiN膜の成膜後、ウエハ中央部の膜剥がれおよび変色が確認された。
本発明の方法を実施するTi成膜装置が搭載されたマルチチャンバータイプの成膜システムを示す概略構成図。 Ti膜をコンタクト層に用いた半導体装置のコンタクトホール部分を示す断面図。 本発明に係るTi膜の成膜方法を実施するTi成膜装置を示す断面図。 本発明に係るTiN膜の成膜方法を実施するTiN成膜装置を示す断面図。 Ti/TiN膜を成膜する際の処理の一例を説明するためのフローチャート。
符号の説明
1,2 Ti成膜装置
3,4 TiN成膜装置
5 ウエハ搬送室
6,7 ロードロック室
8 ウエハ搬入出室
12 ウエハ搬送装置
16 ウエハ搬送装置
51 Ti成膜チャンバー
52 サセプタ
55 ヒーター
60 シャワーヘッド
70 ガス供給機構
93 Oガス供給源
100 成膜システム
151 TiN成膜チャンバー
W……半導体ウエハ

Claims (17)

  1. 被処理基板上にCVDによりTi膜を成膜する工程と、
    前記Ti膜の表面を酸化させる工程と、
    前記Ti膜表面を窒化処理する工程と
    を具備することを特徴とする成膜方法。
  2. 前記Ti膜は、プラズマCVDにより成膜されることを特徴とする請求項1に記載の成膜方法。
  3. 被処理基板上にCVDによりTi膜を成膜する工程と、
    前記Ti膜の表面を酸化させる工程と、
    その上にCVDによりTiN膜を成膜する工程と
    を具備することを特徴とする成膜方法。
  4. 前記Ti膜の表面を酸化させる工程は、Ti膜の成膜後、Ti成膜用のチャンバー内に被処理基板を配置したまま、前記チャンバー内に酸素含有ガスを導入することにより実施されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の成膜方法。
  5. 前記Ti膜の表面を酸化させる工程は、Ti膜の成膜後、他のチャンバーへ被処理基板を搬送し、前記他のチャンバー内に酸素含有ガスを導入することにより実施されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の成膜方法。
  6. 前記Ti膜の表面を酸化させる工程は、Ti膜の成膜後、被処理基板を大気雰囲気にさらすことにより実施されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の成膜方法。
  7. 前記Ti膜の表面を酸化させる工程の後、Ti膜表面の窒化処理を行うことを特徴とする請求項3から請求項6のいずれか1項に記載の成膜方法。
  8. 前記TiN膜を成膜する工程の後、TiN膜表面の窒化処理を行うことを特徴とする請求項3から請求項7のいずれか1項に記載の成膜方法。
  9. Ti成膜チャンバーと、TiN成膜チャンバーと、これらチャンバーに接続され、被処理基板を搬送する搬送手段を備えた搬送チャンバーとを有する成膜システムによってCVDにより被処理基板にTi/TiN膜を成膜する成膜方法であって、
    被処理基板上にTi膜を成膜する工程と、
    前記Ti膜の表面を酸化させる工程と、
    その上にCVDによりTiN膜を成膜する工程と
    を連続的に行うことを特徴とする成膜方法。
  10. 前記Ti膜の表面を酸化させる工程は、Ti膜成膜後、前記Ti成膜チャンバー内に被処理基板を配置したまま、前記Ti成膜チャンバー内に酸素含有ガスを導入することにより実施されることを特徴とする請求項9に記載の成膜方法。
  11. 前記成膜システムは他のチャンバーを有し、
    前記Ti膜の表面を酸化させる工程は、Ti膜の成膜後、前記他のチャンバーへ被処理基板を搬送し、前記他のチャンバー内に酸素含有ガスを導入することにより実施されることを特徴とする請求項9に記載の成膜方法。
  12. 前記Ti膜の表面を酸化させる工程は、Ti膜の成膜後、前記搬送チャンバーへ被処理基板を搬送し、前記搬送チャンバー内に酸素含有ガスを導入することにより実施されることを特徴とする請求項9に記載の成膜方法。
  13. 前記成膜システムは、被処理基板を収容する基板収容器を配置可能な、前記成膜システムに対して被処理基板を搬入出する基板搬入出部を有し、
    前記Ti膜の表面を酸化させる工程は、Ti膜の成膜後、前記基板搬入出部に載置された前記基板収容器に被処理基板を払い出し、被処理基板を大気雰囲気にさらすことにより実施することを特徴とする請求項9に記載の成膜方法。
  14. 前記Ti膜の表面を酸化させる工程の後、前記Ti成膜チャンバー内でTi膜表面の窒化処理を行うことを特徴とする請求項9から請求項13のいずれか1項に記載の成膜方法。
  15. 前記TiN膜を成膜する工程の後、前記TiN成膜チャンバー内でTiN膜表面の窒化処理を行うことを特徴とする請求項9から請求項14のいずれか1項に記載の成膜方法。
  16. 前記酸素含有ガスは、HO、O2、O、NO、O、酸素原子、酸素ラジカル、酸素イオン、または空気であることを特徴とする請求項4、5、10、11および12のいずれか1項に記載の成膜方法。
  17. 前記Ti膜は、プラズマCVDにより成膜され、前記TiN膜は熱CVDにより成膜されることを特徴とする請求項3から請求項16のいずれか1項に記載の成膜方法。
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