JP2005065005A - 入出力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 優れた操作性と、本体の小型化を実現し、また操作の確認を可能とする入出力装置を提供する。
【解決手段】 首掛け型のストラップと、ストラップを環状に連結した連結部材215とが具備され、ストラップに1以上の入力部が組み込まれ、連結部材215に入力部と携帯型情報端末との接続コネクタ244が備えられていることを特徴とする入出力装置を採用する。
【選択図】 図9

Description

本発明は、電気信号を介して電子機器の操作や情報の入力を行う入出力装置に関するものである。
図15は、リモコン装置(入出力装置)を搭載した携帯用音響機器の一例を示す図である。この図に示す携帯用音響機器1231の筐体上面には、十字方向の位置でシーソー動作することでスイッチ操作を行うための円盤型の操作部1232が設けられており、この操作部1232により、例えば音響ディスクの再生/停止、スキップ(一曲飛び越し)やバックスキップ(一曲逆戻り)などの操作を行えるようになっている。
この携帯用音響機器1231のリモコン装置R2には、携帯用電子機器1231を操作するための操作部S2と、この操作部S2を備えたケース1233に接続された音声信号用の被複線1235と、被複線1235の一端部に接続された一対のイヤホン1236と、前記ケース1233に取り付けられ、一端にプラグ1237を備えた紐状の被複線1238とを有して構成されており、被複線1238は、音声信号用と操作部S2からの信号を引き出す被複線(図示せず)とが一体となって形成されている。
前記操作部S2は、合成樹脂の成型品からなる箱形のケース1233と、ケース1233から露出され、前記操作部1232と同様に十字方向でシーソー動作によりスイッチ操作を行うことができる操作体1234を有している。そして、操作体1234によって、携帯用音響機器1231の筐体に備えられた操作部1232と同様の操作が行えるようになっている。
上記リモコン装置R2は、プラグ1237を携帯用音響機器1231のジャック部に差し込むか、引き抜いて取り外すことで、携帯用音響機器1231への着脱を行うようになっている。このような携帯用音響機器1231の使用形態は、携帯用音響機器1231を衣服のポケットやバッグに入れた状態でイヤホン1236を耳に挿着して使用するのが一般的である。そして、リモコン装置R2の操作部S2により音楽の再生/停止操作等を行えるようになっている。
また、本出願人は、携帯用音響機器に適用することができるリモコン装置として、柔軟性を有する紐状の外装部材に形成された操作部材を有するものを提案している。(例えば特許文献1)
特開2001−258078号公報
近年、携帯用音響機器に限らず、携帯型電話機や携帯型情報端末に搭載されるリモコン装置は小型化される傾向がある。しかしながら、図15に示す構成のリモコン装置R2を小型化すると、必然的に操作部S2も小型化されることとなり、シーソー動作する操作体234の幅やストロークが小さくなるため、操作性が損なわれるという問題がある。また、操作部S2としては操作体1234に代えて複数のボタンスイッチを備えたものもあるが、その場合に操作部を小型化すると操作性の低下がより顕著なものとなる。更に操作部が小型化されると必然的に、指による操作を正確に行わなければならないが、周りが暗い場合など密集して配列されたボタンスイッチ群の中から特定の一つを正確に選び出して操作することは困難で、またどのボタンを押したか、その確認がディスプレイ等の目視によっては困難になる場合も多い。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、優れた操作性と、本体の小型化を実現し、また操作の確認を可能とする入出力装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は以下の構成を採用した。
本発明の入出力装置は、首掛け型のストラップと、前記ストラップを環状に連結した連結部材とが具備され、前記ストラップに1以上の入力部が組み込まれ、前記連結部材に前記入力部と携帯型電話機もしくは携帯型情報端末との接続コネクタが備えられていることを特徴とする。
上記構成の入出力装置は、首掛け型等の帯状のストラップに、携帯型電話機もしくは携帯型情報端末の操作手段として適用可能な入出力部を備えたものである。これらの構成を備えた入出力装置によれば、優れた操作性を保持し、かつ小型化することができる。また、入出力装置のファッション性を向上させることも容易である。
尚、本発明における「携帯型情報端末」にはいわゆるPDAやノート型パーソナルコンピュータが含まれるものとする。
また上記構成によれば、小型で軽量の入出力装置とすることができ、携帯時及び操作時の煩わしさを低減することができる。従って、携帯型電話機もしくは携帯型情報端末に用いて好適な入出力装置を提供することができる。
また本発明の入出力装置は、先に記載の入出力装置であり、前記ストラップに電源が組み込まれるとともに前記接続コネクタに電源端子が備えられ、前記電源と前記携帯型電話機とが前記電源端子により接続されることを特徴とする。
上記構成によれば、入出力装置に備えた電源により携帯型電話機を充電することが可能になり、携帯型電話機が不意に電池切れした場合でも、電力を供給することができる。
また本発明の入出力装置は、先に記載の入出力装置であり、USBコネクタであることを特徴とする。
上記の構成によれば、USBコネクタを備えることで、入出力装置を携帯型情報端末の操作手段として用いることができる。また、携帯型情報端末からUSBコネクタを介して入出力装置の入力部に電力を供給することもできる。
また本発明の入出力装置は、先に記載の入出力装置であり、前記ストラップの一端側と他端側に個々にケース型の連結部材が設けられ、前記一方の連結部材に前記接続コネクタが内蔵されてなり、前記ストラップの内部に前記接続コネクタに接続された配線部材が収納されるとともに、前記一方のケース型の連結部材の内部に前記入力部と前記接続コネクタとを接続する入出力回路が備えられ、前記他方のケース型の連結部材に前記配線部材に接続されて前記携帯型電話機または前記携帯型情報端末用の入出力が可能な端子が設けられてなることを特徴とする。
連結部材内の端子を利用して電子機器の出力を利用できる。この端子はストラップの端部に固定されているケース型の連結部材に配置されているので、イヤホンやヘッドホンなどの機器の接続が容易にでき、接続手段に接続された携帯型電話機や携帯型情報端末からの音響情報を聞くことができる。
また本発明の入出力装置は、先に記載の入出力装置であり、前記ストラップ又は連結部材に、前記携帯型電話機の着信信号または前記携帯型情報端末の信号を受けて振動する振動部材が組み込まれたことを特徴とする。
連結部材に振動部材を設けることで、振動部材を目立つことなく配置できるとともに、首掛け型のストラップにおいて振動を容易に感知できるので、スイッチの入力動作と出力動作に応じて使用者が感覚的に入出力動作を把握することが容易にできる。
また、振動部材は着信信号等に応じて振動するので、入力部の操作状態に応じて振動でその操作状態を容易に把握することができる。
更に携帯者は、環境騒音や身体障害等により着信音が聞き取れなかったり、あるいは携帯電話機を振動モードにした状態でカバンの中に入れて置いた場合でも、着信を身体に感じる振動として確認することができる。また携帯型情報端末が確実に操作されたことを身体に感じる振動として確認することができる。
また本発明の入出力装置は、先に記載の入出力装置であり、前記連結部材の内部に制御回路が備えられ、該制御回路は、前記携帯型電話機もしくは前記携帯型情報端末が複数接続された際に、接続された前記携帯型電話機もしくは前記携帯型情報端末のうちのいずれか一つを選択して前記入力部に接続させるものであることを特徴とする。
この構成により、複数の携帯型電話機または複数の携帯型情報端末あるいは携帯型電話機と携帯型情報端末を同時に持ち歩く場合に、複数の入出力装置を携帯する必要がなく、一つの入出力装置にこれら携帯型電話機等を接続した上でいずれか一つを選択して操作することができ、操作性が向上する。
また、前記振動部材は、振動モータ、コイル振動器、又は圧電振動素子の何れかを振動源として含むものであることが好ましい。
振動モータ、コイル振動器、圧電振動素子は何れも小型又は薄型で比較的消費電力が少なく、しかも携帯者が感知するに十分な振動を発生することができる。ここで振動モータとはモータの回動軸に偏心錘を装着したものであり、コイル振動器とは電磁コイルと振動片とスイッチング回路とからなるブザー形式ものであり、圧電振動素子とはパルス性の荷電により変形復帰する素子からなるものである。
また前記振動部材は、前記ストラップの携帯者に振動を伝達し得る位置に設けられることが好ましい。特に、前記振動部材が携帯者の後頸部に振動を伝達し得る位置に装着されていることが好ましい。
携帯者に振動を伝達し得る位置とは、具体的には、例えば本発明の入出力装置のように首掛け型ストラップからなる場合は、連結部材を手前にして首に掛けたとき携帯者の後頸部と接触する位置、すなわち環状ストラップの中央位置又はその周辺の内側である。また、入出力装置が手提げ型のストラップからなり、例えばその連結部材に外部電子機器を連結して携行する場合であれば、環状ストラップの中央位置又はその周辺の内側に振動部材を配置することが好ましい。本発明の入出力装置が腕巻き型のバンドからなる場合は、腕と接触するバンドの裏側の適当な位置に振動部材を配置することが好ましい。
また、本発明の入出力装置は、前記連結部材またはストラップに少なくとも振動部材に電力を供給するための電源を保持していることが好ましい。
振動部材を駆動するには一定の電力が必要であり、この電力は接続した外部電子機器の電源に必ずしも依存できないので、少なくとも振動部材を駆動する電源としての電源は本発明の入出力装置が搭載していることが好ましい。装着された電源は、振動部材を駆動するためばかりでなくリモートコントロール部の作動に必要な電力を供給してもよい。
以上説明したように、本発明の入出力装置によれば、優れた操作性と、本体の小型化を実現し、また操作の確認を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1〜図11は、本発明に係るストラップコントローラの第1実施形態を示すもので、この実施形態のストラップコントローラ(入出力装置)200は、図1、2に示すような首掛け型の平紐状(帯状)で略V字型に組まれたストラップ211と、このストラップ211を環状に連結するとともにUSBコネクタ(接続コネクタ)を内蔵した第1の連結部材215および第2の連結部材216とを備えて構成されている。また、第1の連結部材には、図示を省略したUSBコネクタと携帯用情報端末(例えばスケジュール機能、アドレス帳機能などを有するPDA装置)18とを接続するための接続コード217が接続されている。なお、この実施形態では接続コード217の先端部には例えば図1に示す携帯用情報端末18に接続するためのUSB端子(ユニバーサルシリアルバス)217Aが設けられている。
この第1実施形態のストラップコントローラ200において、ストラップ211は、第1の連結部材215を一端側に、第2の連結部材216を他端側にそれぞれ配置してこれらを連結して環状をなすように組まれた2本のストラップ本体211A、211Bからなり、一方のストラップ本体211Aには1組のスイッチ部材(入力部)218、219が組み込まれるとともに、他方のストラップ本体211Bにはスライド型のスイッチ部材(入力部)220、221が組み込まれている。
前記ストラップ本体211A、211Bの内部には、PETフィルム等からなる可撓性のシート状のメンブレン223が後述する如く折り畳まれた状態で収納されている。前記メンブレン223は、図4Aに示すように短冊状に形成された第1〜第4の基板223a、223b、223c、223dを平行に離間して配置し、更に4本の基板223a〜223dの個々の一端側を桟部223eで連結してなる櫛刃状に形成されている。また、先の桟部223eの中央部側において第3の基板223cの形成側と反対側には、桟部223eを舌状に延出してなる形の端子部224が突出形成され、この端子部224には、後述する入力部の接点部に接続して電気回路を引き回すための複数の回路パターン224aが形成されている。
以上のような構成のメンブレン223は、図4Bまたは図5に示すように第1の基板223aの基端部側の桟部223eの一部分を折り畳んで第2の基板223b上に第1の基板223aを重ね合わせて積層体223Aとされ、第4の基板224dの基端部側の桟部223eの一部分を折り畳んで第3の基板223c上に第4の基板223dを重ね合わせて積層体223Bとされ、全体として図4Bまたは図5に示すように二股状になるように加工されている。また、折り畳んだ桟部223eの近傍表面に設けられた接着層226によって第2の基板223bの基端部側に第1の基板223aの基端部側が接着され、第3の基板223cの基端部側に第4の基板223dの基端部側が接着されている。
次に、第2の基板223bと第3の基板223cの先端部側にこれらを厚さ方向に貫通する矩形状のスリット223fが形成されるとともに、前記第1の基板223aと第4の基板223dの各先端側両側縁部に、各基板223a〜223dの横幅を先のスリット223fを挿通自在な横幅に調整するための切欠部223g、223gが形成されている。更にまた、先の第1の基板223aはその先端部223a1を先の第2の基板223bのスリット223fを介して第2の基板223bの裏面側に出して第2の基板223bに重ねられるとともに、第4の基板223dはその先端部223d1を先の第3の基板223cのスリット223fを介して第3の基板223cの裏面側に出して第3の基板223cに重ねられている。
そして、基板223a、223bを重ねた状態で第1の基板223aの切欠部223gは第2の基板223bのスリット223fの内側縁に位置合わせされるとともに、基板223c、223dを重ねた状態で第4の基板223dの切欠部223gは第3の基板223cのスリット223fの内側縁に位置合わせされ、第1の基板223aの先端側と第2の基板223bの先端側とが互いの長さ方向に所定距離相対摺動自在に(層ずれ自在に)、かつ、第3の基板223cの先端側と第4の基板223dの先端側とが互いの長さ方向に所定距離相対摺動自在(層ずれ自在)に重ねられている。
換言すると、第1の基板223aの先端部223a1側と第2の基板223bの先端部223b1側とが、スリット223fに沿って切欠部223g、223gの部分を移動できる範囲内で相対摺動自在に重ねられ、第3の基板223cの先端部223c1側と第4の基板223dの先端部223d1側とが、スリット223fに沿って切欠部223g、223gの部分を移動できる範囲内で相対摺動自在に重ねられている。
一方、前記第1〜第4の基板223a〜223dのそれぞれの表面側には、端子部224の回路パターン224aに接続する良導電体膜からなる電極層223A'が、各基板に沿って例えば図6に示すように形成され、これら電極層223A'上には抵抗体膜からなる抵抗体層223B'が形成されている。また、これらの抵抗体層223B'はその周辺部分が絶縁性のレジスト膜223Dでオーバーコートされて所定範囲が露出され、それらの各露出部分が接点部223Eとされていて、各基板223a〜223dの表面部分には同一平面形状の接点部が各々形成されている。
従って第1の基板223aと第2の基板223bとを重ねたことで、図6に示すように各基板の抵抗体層223Bどうしが所定間隔離間して配向配置されて前述のスイッチ部材(入力部)218、219、220、221が形成されている。前記接点部は対向する抵抗体層を撓ませて互いに接近させて接触させることで使用する。
なお、前述したメンブレン223の端子部224の回路パターン224aの各端子は、前記第1〜第4の基板223a〜223dのそれぞれの表面側に形成されている電極層のいずれかに接続されていて、前記接点部からの入力が回路パターン224aの各端子に伝達されるようになっている。
先の構造のスイッチ部材218〜221において、抵抗体層の両端に電圧を印加し、抵抗体層の延在方向の電界分布を形成しておけば、接触位置で電極層から取り出される電位により、接点部の長さ方向の位置情報を得ることができ、連続的に位置情報を得ることで基板上を摺動する手指の移動方向や移動速度も検出することが可能となる。そして、得られた位置情報や移動方向に基づいて例えばUSB端子217に接続された装置が先に図1を基に説明した携帯型情報端末18であるならば、その操作画面上においてメニュー項目の選択やスライダスイッチ等を操作することができる。また、本実施形態では接点部の位置に応じて携帯型情報端末18の電源の入/切やアプリケーションの切換え等の他の機能を割り当ててもよいのは勿論である。
また、この実施形態で適用されるスイッチ部材218〜221においては、図4〜図7に示す形状の抵抗膜と電極膜を有した構成に限らず、他の構造のスイッチの積層構造を適宜利用して良い。
例えばこの実施形態ではスイッチ部材218がスキップ動作、スイッチ部材219がバックスキップ動作、スイッチ部材220、221がスライド動作の機能が付与されているが、これらの機能に制限されるものではないのは勿論である。
前記2股状に加工されたメンブレン223は、図7に示すように第1の基板223aと第2の基板223bを重ねた部分をポリエチレン袋等の袋状の細長い防水性の包装体227に挿入し、第3の基板223cと第4の基板223dを重ねた部分をポリエチレン袋等の細長い袋状の防水性の包装体228に挿入し、更にこれらを細長い筒形の網組体等の外装体229、230に挿入して組み付けられ、更に第3の基板223cと第4の基板223dを通した側の外装体230側に包装体228の外部を通過するように可撓性配線基板(配線部材)231が挿通されている。前記包装体227、228は一端部を閉じ他端部を開口させた袋状とされ、メンブレン223の短冊状の基板全長を覆うことができる程度の長さとされている。
従って、第1の基板223aと第2の基板223bとこれらを覆う包装体227と外装体229とにより一方のストラップ本体211Aが構成されるとともに、第3の基板223cと第4の基板223dとこれらを覆う包装体228と可撓性配線基板231と外装体230とにより他方のストラップ本体211Bが構成されている。
更に、先の重ね合わされた第1の基板223aと第2の基板223bの一側縁の部分に位置する包装体227の縁部(図4Bに示す斜線部分)227aは、溶着されて隙間なく基板223a、223bを包むとともに、重ね合わされた第3の基板223cと第4の基板223dの一測縁の部分に位置する包装体228の縁部(図4Bに示す斜線部分)228aも溶着されてそれらが隙間なく基板223c、223dを包むように形成されている。
また、図8Aに示すように先のストラップ本体229、230の一端部側から前記メンブレン223の端子部224と前記可撓性配線基板231の一端231Aが必要長さ引き出されるとともに、これらの側のストラップ本体229、230が重ねられてそれらの表面に樹脂モールドにより形成された被覆体(モールド体)232が設けられて両者が結束されるとともに、2股に分けられた側のストラップ本体229、230の各他端部側表面のそれぞれに樹脂モールドにより形成された板状の被覆体233、234が設けられている。また、ストラップ本体230の他端側においても可撓性配線基板231の他端部231Bが必要長さ引き出されている。
前記ストラップ本体229、230において被覆体232を形成した側が前述の連結部材215に接続されている。この連結部材215は、平面視レーストラック型とされ、上面が開口した薄型の底部ケース体240と、下面が開口した薄型の上部ケース体241とからなる中空構造とされている。
図9に示すように、底部ケース体240の内部の一側には、前述のストラップ本体229の端部と被覆体232を部分的に収納可能に形成された第1の収容部(2重壁構造部)243が形成され、他側にはUSBコネクタ(接続コネクタ)244を部分的に収納可能に形成された第2の収容部(2重壁構造部)245が形成され、この収容部245に隣接して吊り下げ用のループ型の紐体246の基端部246aを収用可能な第3の収容部(2重壁構造部)247が形成され、更に、配線接続用の取付基板248とICチップ249と図示略のスイッチ部材等が収容されている。
前記第1の収容部243にあっては、底部ケース体240の外壁の一部にストラップ本体229の端部を引き込むための挿入口251が形成され、この挿入口251を介して連結部材215の内部に引き込まれた前述の被覆体232をその厚さ半分ほど囲むための内部壁250が形成されている。また、内壁部250の内側には被覆体232に形成された周溝部232Aに係止するための凹部250aが形成され、この凹部250aの部分をストラップ本体229のメンブレン223が乗り越える形で引き込まれてメンブレン223の端子部224の回路パターン224aが基板248上のICチップ249に電気的に接続されている。また、ストラップ本体229の端部から引き出されている可撓性配線基板231の配線先端部231cがコICチップに電気的に接続されている。
前記第2の収容部245は、底部ケース体240の周壁の内側にUSBコネクタ244を囲むことができるような大きさの内部壁260を備えた2重壁構造とされ、底部ケース体240の周壁の一部とその内側の内部壁260の一部とを貫通してUSBコネクタ244が接合されている。また、第3の収容部247は、底部ケース体240の周壁の内側に前述の紐体246の結び目となる基端部246aを収納可能な空間を形成する内部壁262を有し、底部ケース体240の外壁の一部に形成された透孔265に先の紐体246が挿通されている。これら第1〜第3の収容部243、245、247は連結部材215の防水性を向上させるために設けられている。
前記連結部材215の底部ケース体240上には、該底部ケース体240を閉じることができる大きさの図10に示す上部ケース体241がネジ止めなどの接合手段で一体化されている。この上部ケース体241の中央部には透孔241aが形成され、この透孔241aに内側から装着するように防水用ゴムからなる円盤状のシール体266と円盤状のキートップ部材267が設けられている。このキートップ部材267は図9と図10には記載を略したスイッチ装置を操作するための押しボタンを構成する。なお、上部ケース体241の周壁の内側には先の底部ケース体240の第1の収容部243と同じ機能を奏するための内部壁268が形成されている。この内部壁268は、上部ケース体241を底部ケース体240に被せて一体化した場合に、先の被覆体232の厚さ半分程を囲む内部壁250とともに先の第1の収容部を構成して被覆体232を取り囲むことができるように構成されている。
なお、上部ケース体241の他側の内部には先の底部ケース体240の第2の収容部245の内壁部260とともにUSBコネクタ244を囲む内壁部が構成されて2重壁構造とされ、更に先の底部ケース体240の第3の収容部247の内壁部とともに紐体246の基端部246aを囲む内部壁が構成されて2重壁構造とされているが、上部ケース体241の2重壁構造部分は図10では記載を略している。
従って、連結部材215においては、底部ケース体240と上部ケース体241の第1の収容部と第2の収容部と第3の収容部により、先のストラップ本体229の端部側および被覆体232と、USBコネクタ244と、紐体246とが、いずれも防水性を高められた状態で連結部材215に接続されている。
図11は連結部材216に収容されている振動部材340とその他の部材を示す分解斜視図である。本実施形態において、振動部材340の機構とイヤホンジャックソケット350とは合体してケーシング342aに収容されている。振動部材340は概略、振動板341、ケーシング342a、蓋部材342b、硬質基板343、バネ部材344、台座345、振動モータ346、及びイヤホンジャックソケット350、電池(電源)351からなっている。
振動板341は、図1に示すように本装置を首に掛けたとき携帯者の後頸部と接触する位置に配置され、その上下振動を携帯者に不快感なく感知させるような表面パターンが形成されている。この振動板341は、その表面が蓋部材342bに形成された開口347から、やや突出して露出するように配置されている。
振動モータ346は、モータの回動軸に偏心錘346aを装着したもので、電池351から電力を供給した状態において図示略の制御回路から振動を起こす指令が出されると、偏心錘346aが回転することで振動を発生する。この振動モータ346は台座345の一方の面に固定されている。台座345の他方の面にはラバークッション345aが貼着され、このラバークッション345aの表面に前記の振動板341の裏面が貼着されている。
台座345は、硬質基板343から湾曲して立ち上がった帯状のバネ部材344によって支持されている。このバネ部材344は、振動モータ346が回転するとき、その回転振動を上下のストローク振動に変換すると共に、振動板341が外力で不用意に押し込まれても直ちに復元できる反発力を備えている。
基板343は、振動モータ346の反対側(図示下面)に駆動回路、接続端子などが形成されると共に、イヤホンジャックソケット350と電池351が直付けで装着されている。イヤホンジャックソケット350はケーシング342aに形成された開口351を通してジャック挿入口350aが連結部材216の外部に開放されている。
ストラップ211A,211Bの内部には信号用及び電源用の配線が挿通されており、配線の各導線端末は振動部材340のケーシング342a内部に導入され、それぞれ基板343の所定の接続端子に接続されている。ストラップ211A、211Bの振動部材340側端末にはフランジ315a,315bが取付けられていて、このフランジ315a,315bがケーシング342aの縁に形成された切欠348a,348bの内側にはめ込まれて係合することによりストラップ211A、211Bとが、引き抜きに強くしかも柔軟に連結されている。ケーシング342aの内壁にはストッパ349a,349bが形成され、フランジ315a,315bが不用意に押し込まれて回路等を損傷するのを防いでいる。ケーシング342aは、前記各部材を収容した状態で蓋部材342bと嵌合され、振動部材340の外殻を形成している。
以上説明のごとく構成されたストラップコントローラ200は、連結部材215側を胸側に連結部材216を首の後ろ側にして環状に接続されたストラップ本体211A、211Bを首にかけ、USB端子217Aを例えば図1に示す携帯型情報端末18に接続した状態で使用する。
使用に際してはストラップ本体211A、211Bのいずれかに組み込まれているスイッチ部材218〜221を指でつまんで対向する抵抗体層どうしを接触させ、スイッチ機能やスライド動作を行って使用する。
また、キートップ部材267を操作して連結部材215内部のスイッチ装置を切り替えることにより、携帯型情報端末18の決定操作や、ストラップ本体211A、211Bに設けられた入力部やスイッチ部の動作の許可/禁止切替が行えるようになっている。
また、接続コネクタとしてUSBコネクタ244を備えているので、ストラップコントローラ200を携帯型情報端末18の操作手段として用いることができる。また、携帯型情報端末18からUSBコネクタを介してストラップコントローラ200のスイッチ部材218〜221やICチップ249等に電力を供給することもできる。
更に本実施形態のストラップコントローラ200においては、メンブレン233の各基板233a〜233d上に形成されている電極層を包装体227、228で覆っているので、電極層の防水性を高めた構造になっている。
この種のスイッチ装置にあっては、電極層の構成材料として銀ペーストを塗布し焼成してなる銀電極層が多用されるが、この銀電極層は水分の存在による腐食現象によりマイグレーションと称される状態が生じ易く、マイグレーションを生じると銀電極層上に樹枝状晶が成長して対向する層どうしの間にショート現象を引き起こすなどの問題を生じるおそれがある。この点において先の包装体227、228で覆っておくことで電極層側に対する水分の侵入を防止することができる。即ち、首かけ状態で使用するストラップコントローラ200において雨や湿気の存在に伴う水分の電極層に対する侵入を防止でき、マイグレーションを防止できるという優れた効果を奏する。
また、上述のような防水性の向上効果を十分に得るために、ストラップ本体211Aと211Bを結束する被覆体232の形成位置を包装体227、228でメンブレン223の基板223a〜dを包む部分とすることが必要であり、両者を被覆体で拘束状態で結束することで防水性を高めることができる。例えば雨や霧の中で使用した場合に外装体229、230に仮に水分が付着しても内部側のメンブレン223の電極層側に水分の侵入を防止でき、電極層の腐食またはマイグレーションを防止できる。また、被覆体232を連結部材215の2重壁構造部を介して連結部材215の内部側に設けているので、連結部材215まわりの部分においても防水性を向上させることができる。
更に、USBコネクタ244を連結部材215に導入した部分、及び、紐体246を連結部材215に接続した部分においても2重壁構造部としているので、これらの部分での防水性を高めることができる。なお、可撓性配線基板231においては配線を樹脂で覆っているので配線部分の腐食のおそれは少なく、そのため包装体227、228で覆っていないが、可撓性配線基板231においても必要に応じて包装体227、228あるいは別の包装体で別途覆って防水性を高めても差し支えない。
また、前記構成のストラップコントローラ200にあっては、ストラップ本体211A、211Bを曲げた際、スリット223fに沿って切欠部223gを備えた第1の基板223aの先端部が移動できる範囲で第1の基板223aと第2の基板223bが層ずれできるとともに、スリット223fに沿って切欠部223gを備えた第4の基板223dの先端部が移動できる範囲で第3の基板223cと第4の基板223dが層ずれできるので、ストラップ本体211A、211Bの撓曲性も良好であり、ストラップ本体211A、211Bを曲げた際に対向する基板どうしの間隔が変わるおそれも少ない。仮に、対向する基板どうしの両端側を拘束しておくと、ストラップ211A、211Bを曲げた場合に必然的に対向する基板どうしが層ずれできないので、曲げの外側に位置する基板が曲げの内側に位置する基板から部分的にめくれ上がることとなり、基板どうしの間の間隔が変わるおそれが高く、基板がめくれ上がった部分でスイッチ操作を円滑に実施できないおそれを有する。この点において上述のごとく基板どうしを層ずれできる構成としたことで曲げた場合のスイッチ操作の円滑性を確保できる。
更に、ストラップコントローラ200を首に掛けて使用する場合、首の後ろ側に第2の連結部材216の端子ボックス273の端子273aが存在するので、イヤフォンやヘッドフォンなどの接続端子を該端子273aに挿入することで携帯型情報端末18から発せられる音声情報を聞くことができる。このようにこの形態のストラップコントローラ200においては第2の連結部材216が使用者の耳の直近に位置するので、イヤフォンやヘッドフォンとの接続が容易であり、これらの接続用コードを短くすることができる。
また、スイッチ部材218〜221を操作して携帯型情報端末18のスキップ動作、バックスキップ動作、メニュー選択等の機能を使用できるが、首かけ型であるので、スイッチ部材218でのバックスキップ動作を行う場合は単にスイッチ部材218の接点部を下になぞるか部分的に把持するだけで操作可能であり、スイッチ部材220を下になぞるだけでメニュー選択の際の下スライド動作が可能である。この場合にストラップは首に引掛かって下向きに移動を阻止されるので操作は片手で可能であり操作性が良好となる。逆に、スキップ動作と上スライド動作には片手でストラップの一部を把持したままスイッチ部材219と221を上になぞるか部分的に把持する操作だけで操作できる。
次に、第2の連結部材216に図11に示す振動モータ346を組み込んでいるので、使用者の首の部分に振動が伝わりやすく、使用者は容易に振動を感知できる。この振動モータ346は、キートップ部材267でのスイッチ操作の度に振動するように構成して、スイッチ操作の作動状態を使用者が確実に把握できるように構成しても良い。また、スイッチ部材218、219220、221の操作に応じて逐一振動するように構成しても良い。更に、携帯型情報端末18の動作に合わせて振動するように構成しても良い。
また、連結部材216の内部に電池351を組み込み、振動モータ346の電源としているので、携帯用外部電子機器18の電源には負担をかけずに振動モータ346の作動させることができる。また、この電池351を携帯型情報端末18の補助電源として用いるように構成することもできる。
(第2実施形態)
図12は、本発明の第2実施形態である首掛け型の入出力装置、及び本装置に接続された外部電子機器の一例であるCDプレヤー710、イヤホン720及び携帯型電話機730を示す正面図である。図13Aは連結部材320の裏面を示す平面図であり、図13Bは連結部材320の内部構造を表面側から見た平面図であり、図13Cは連結部材320の底面を示す図である。また図14は本装置の電気系統を示す配線図の一例である。
図12において本実施形態の入出力装置Aは、平帯状のストラップ310a,310bと、ストラップ310a,310bを環状に連結する連結部材320と、外部電子機器であるCDプレヤー710及び携帯電話機730の入出力を実行するリモートコントロール部330a,330bと、前記リモートコントロール部330a,330bからの信号により駆動される振動部材340と、イヤホン720からコード722を経由して接続されたジャック721を受けるソケット350とを備えている。
ストラップ310a,310bについて図12を参照して説明する。ストラップ310a,310bは長さがほぼ等しく、それぞれ一方の端部は振動部材340を中央に挟んで互いに連結されている。ストラップ310aの反対側の端部311は連結部材320に固定的に連結されている。ストラップ310bの反対側の端部は開放され、その先端にはフック312が取付けられている。このフック312は、連結部材320に設けられた受け金(図示せず)と係合し、フック312上に設けられた開閉ボタン313を操作することで開閉自由に連結部材320に連結されている。そして、携帯者がストラップ310を首に回し、胸元でフック312を連結部材320の受け金に差し込むと、ストラップ310は首を囲んで環状に連結される。携帯者がストラップ310を首に掛け、ストラップ310が環状に連結された状態では、連結部材320は携帯者の胸元のほぼ中央に位置する。この連結部材320からV字形に延びるストラップ310a,310bの連結部材320に近い表面には、それぞれ、後に詳しく説明するリモートコントロール部330a,330bの操作ボタン類が配列されている。また携帯者がストラップ310を首に掛けた状態では、振動部材340の振動板341が携帯者の後頸部と接触するように配置される。振動部材340の上部には、イヤホン720のジャック721を受けるソケット350が配置される。
次に連結部材320について説明する。連結部材320はペンダント状の箱形成形物であり、その表面には、CDプレヤー710からコード711を経由して延びるプラグ712と接続するコンセント321、リモートコントロール機能の全体をオン/オフするメインスイッチ322、振動機能をオン/オフする振動スイッチ323、切換スイッチ325が設けられている。また連結部材320の下端には携帯電話機530の着信信号を出力する配線731の先端に取付けられたジャック732を受ける接続コネクタ324が設けられている。更に、連結部材320の裏面には、図13Aに示すように、防水蓋325によって開閉自由に覆われた電池室326が形成され、この電池室326の内部には、前述の振動部材340を駆動するための電池BTが装着されている。
また、図13Bに示すように、連結部材320の内部には回路基板411が収納されており、回路基板411上にはICチップ412やチップ部品413…が実装されて入出力回路414を構成している。いる。また、回路基板411には接続コネクタ324が取り付けられ、接続コネクタ324から延びる図示略の配線が入出力回路414に接続されている。更に、入出力回路414にはストラップ310a、310b内の配線が接続されている。この構成により、リモートコントロール部330a,330bからの動作信号が携帯型電話機730やCDプレヤー710に出力できるようになっている。
更に、図13Cに示すように、接続コネクタ324には、携帯型電話機730に各種の信号を送るための信号端子324aと、携帯型電話機730に電力を供給するための電源端子324bが備えられている。信号端子324aは入出力回路414を介してリモートコントロール部330a,330bに接続されており、リモートコントロール部330a,330bからの動作信号を携帯型電話機に送ったり、携帯電話機730からの着信信号や音声を振動部材340に送れるようになっている。また、電源端子324bは入出力回路414を介して電池BTに接続されており。携帯型電話機730の内蔵電池の残量が不足した場合に接続部材320内の電池BTから電力を携帯型電話機730に供給できるようになっている。
次にリモートコントロール部330a,330bについて説明する。リモートコントロール部330a,330bは、図12において符号330a,330bとして包括的に示した入力端末の群と、ストラップ310及び連結部材320の内部に配設された制御回路338(図14参照)とからなっている。
リモートコントロール部330aには、入力端末として、連結部材320の側から順に、プレイボタン331、スライド式音響調整器332が配列されている。リモートコントロール部330bには、入力端末として、連結部材320の側から順に、サーチボタン333、スキップボタン334、ポーズボタン335、リピートボタン336、及びリプレイボタン337が配列されている。リモートコントロール部330a,330bに形成された全ての入力端末には、それぞれの表面又は隣接位置に、それぞれの機能を示す文字又は記号(図示せず)が印刷されている。
リモートコントロール部330a,330bは、ストラップ310及び連結部材320の内部に配線された制御回路338を有している。概略を図14に示すように、制御回路338は、一方ではリモートオン/オフスイッチ322aとソケット321とを経由してCDプレヤー710のリモートコントロール入力ポートに連結され、他方では着信オン/オフスイッチ322bとソケット324とを経由して携帯電話機730の着信信号出力ポートに連結されている。このリモートオン/オフスイッチ322aと着信オン/オフスイッチ322bは、電池室326に接続された電源オン/オフスイッチ322cとも連動してメインスイッチ322を構成している。すなわちメインスイッチ322のオン/オフによって制御回路338に電力が供給/停止されると共に、CDプレヤー710及び携帯電話機730との双方の接続が同時にオン/オフされる。また、制御回路338はリモートコントロール部330a,330bの各入力端末、すなわちプレイボタン331、スライド式音響調整器332、サーチボタン333、スキップボタン334、ポーズボタン335、リピートボタン336、及びリプレイボタン337に個別に接続され、更にイヤホンジャックソケット350を経由してイヤホン720に、また振動スイッチ323を経由して振動部材340に接続されている。
更に、切換スイッチ325は、CDプレヤー710及び携帯電話機730のいずれか一方を選択し、選択されたCDプレヤー710または携帯電話機730をリモートコントロール部330a,330bに接続させる。即ち切換スイッチ325を作動させることによって制御回路338がCDプレヤー710または携帯電話機730のいずれか一方を選択し、これらをリモートコントロール部330a,330bに接続させる。
本実施形態の装置は、図12に示すように、ストラップ310を首に掛けた状態でCDプレヤー710、イヤホン720及び携帯電話機730を所定のソケットに接続し、メインスイッチ322を押すと、リモートコントロール部330a,330bの各入力端末が待機状態にセットされる。また振動スイッチ323を押すと、振動モードが待機状態にセットされる。CDプレヤー710にCDを装着し、ストラップ310a上のプレイボタン331を押すとCDは第1トラックから演奏を開始し、イヤホン720から音声を聞くことができる。このとき、CDの演奏に先立って、プレイボタン331がオンにされたことの確認信号として、振動部材340から短時間の振動が携帯者の後頸部に伝えられる。音量はスライド式音響調整器332を指で操作して調整することができる。その他、CDの演奏に関する操作、例えば一時停止、スキップ、サーチ、リプレイ等は、ストラップ310b上の所定のボタンを押すことによってリモートコントロールすることができる。この際も動作の確認は、振動部材340の短時間の振動により携帯者の後頸部に伝えられる。
この状態で携帯電話機730に着信があると、その着信信号はコード731を経由して本装置に伝送され、振動部材340から、例えば間欠持続性の振動として携帯者に伝えられる。このように、CDプレヤー710に対する動作の確認信号と携帯電話機730の着信信号とは、個々の振動のパターンを変えることで携帯者は容易に判別することができる。
また例えば、切換スイッチ325を操作して、CDプレーヤー710を選択した場合は、リモートコントロール部330a,330bの各入力端末、すなわちプレイボタン331、スライド式音響調整器332など各種ボタン333、334、335、336、337は専らCDプレーヤー710の操作に用いられ、携帯電話機730に対する操作は行われない。これにより、CDプレヤー710及び携帯電話機730の両方を同時に持ち歩く場合に、複数の入出力装置を携帯する必要がなく、一つの入出力装置にこれら携帯電話機730等を接続した上でいずれか一つを選択して操作することができ、操作性が向上する。
本発明の第1実施形態の首掛け型のストラップコントローラを示す図である。 図2は同ストラップコントローラの全体構成を示すもので、図2Aは平面図、図2Bは側面図である。 図3は同ストラップコントローラの底面図である。 図4は同ストラップコントローラに内蔵されるメンブレンを示すもので、図4Aはその展開図、図4Bは折り畳み状態を示す図である。 図5は同メンブレンの端部の積層状態を説明するための斜視図である。 図6は同メンブレンの断面図である。 図7は同メンブレンを包装体と外装体に挿入する状態を説明するための斜視図である。 図8は同メンブレンを包装体と外装体とで覆った状態を示すもので、図8Aは一部の平面図、図8Bは他の部分の平面図である。 図9はストラップ本体を連結部材の底部ケース体に接合した状態を示す一部分解説明図である。 図10は図9に示す底部ケース体に被着される蓋体の分解斜視図である。 図11は同ストラップコントローラに設けられる他方の連結部材を示す分解斜視図である。 本発明に係る第2実施形態の首掛け型の入出力装置と本装置に接続された外部電子機器の例を示す正面図である。 図13Aは第2実施形態の連結部材の裏面側を示す平面図であり、図13Bは連結部材の内微構造を表面側から見た平面図であり、図13Cは連結部材の底面を示す底面図である。 同実施形態における電気系統接続例を示す配線図である。 従来のリモートコントロール装置を備えた携帯用音響機器の一例を示す斜視図である。
符号の説明
18…携帯型情報端末、200…ストラップコントローラ(入出力装置)、211…ストラップ、211A、211B…ストラップ本体、215、216…連結部材、218、219、220、221…スイッチ部材(入力部)、223…メンブレン、244…USBコネクタ(接続コネクタ)、320…連結部材、324…接続コネクタ、324b…電源端子、340…振動部材、351、BT…電池(電源)

Claims (6)

  1. 首掛け型のストラップと、前記ストラップを環状に連結した連結部材とが具備され、前記ストラップに1以上の入力部が組み込まれ、前記連結部材に前記入力部と携帯型電話機もしくは携帯型情報端末との接続コネクタが備えられていることを特徴とする入出力装置。
  2. 前記ストラップに電源が組み込まれるとともに前記接続コネクタに電源端子が備えられ、前記電源と前記携帯型電話機とが前記電源端子により接続されることを特徴とする請求項1に記載の入出力装置。
  3. 前記接続コネクタが、USBコネクタであることを特徴とする請求項1に記載の入出力装置。
  4. 前記ストラップの一端側と他端側に個々にケース型の連結部材が設けられ、前記一方の連結部材に前記接続コネクタが内蔵されてなり、前記ストラップの内部に前記接続コネクタに接続された配線部材が収納されるとともに、前記一方のケース型の連結部材の内部に前記入力部と前記接続コネクタとを接続する入出力回路が備えられ、前記他方のケース型の連結部材に前記配線部材に接続されて前記携帯型電話機または前記携帯型情報端末用の入出力が可能な端子が設けられてなることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の入出力装置。
  5. 前記ストラップ又は連結部材に、前記携帯型電話機の着信信号または前記携帯型情報端末の信号を受けて振動する振動部材が組み込まれたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の入出力装置。
  6. 前記連結部材の内部に制御回路が備えられ、該制御回路は、前記携帯型電話機もしくは前記携帯型情報端末が複数接続された際に、接続された前記携帯型電話機もしくは前記携帯型情報端末のうちのいずれか一つを選択して前記入力部に接続させるものであることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の入出力装置。
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