JP2005065005A - 入出力装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 首掛け型のストラップと、ストラップを環状に連結した連結部材215とが具備され、ストラップに1以上の入力部が組み込まれ、連結部材215に入力部と携帯型情報端末との接続コネクタ244が備えられていることを特徴とする入出力装置を採用する。
【選択図】 図9
Description
前記操作部S2は、合成樹脂の成型品からなる箱形のケース1233と、ケース1233から露出され、前記操作部1232と同様に十字方向でシーソー動作によりスイッチ操作を行うことができる操作体1234を有している。そして、操作体1234によって、携帯用音響機器1231の筐体に備えられた操作部1232と同様の操作が行えるようになっている。
また、本出願人は、携帯用音響機器に適用することができるリモコン装置として、柔軟性を有する紐状の外装部材に形成された操作部材を有するものを提案している。(例えば特許文献1)
本発明の入出力装置は、首掛け型のストラップと、前記ストラップを環状に連結した連結部材とが具備され、前記ストラップに1以上の入力部が組み込まれ、前記連結部材に前記入力部と携帯型電話機もしくは携帯型情報端末との接続コネクタが備えられていることを特徴とする。
上記構成によれば、入出力装置に備えた電源により携帯型電話機を充電することが可能になり、携帯型電話機が不意に電池切れした場合でも、電力を供給することができる。
上記の構成によれば、USBコネクタを備えることで、入出力装置を携帯型情報端末の操作手段として用いることができる。また、携帯型情報端末からUSBコネクタを介して入出力装置の入力部に電力を供給することもできる。
連結部材に振動部材を設けることで、振動部材を目立つことなく配置できるとともに、首掛け型のストラップにおいて振動を容易に感知できるので、スイッチの入力動作と出力動作に応じて使用者が感覚的に入出力動作を把握することが容易にできる。
また、振動部材は着信信号等に応じて振動するので、入力部の操作状態に応じて振動でその操作状態を容易に把握することができる。
更に携帯者は、環境騒音や身体障害等により着信音が聞き取れなかったり、あるいは携帯電話機を振動モードにした状態でカバンの中に入れて置いた場合でも、着信を身体に感じる振動として確認することができる。また携帯型情報端末が確実に操作されたことを身体に感じる振動として確認することができる。
振動モータ、コイル振動器、圧電振動素子は何れも小型又は薄型で比較的消費電力が少なく、しかも携帯者が感知するに十分な振動を発生することができる。ここで振動モータとはモータの回動軸に偏心錘を装着したものであり、コイル振動器とは電磁コイルと振動片とスイッチング回路とからなるブザー形式ものであり、圧電振動素子とはパルス性の荷電により変形復帰する素子からなるものである。
携帯者に振動を伝達し得る位置とは、具体的には、例えば本発明の入出力装置のように首掛け型ストラップからなる場合は、連結部材を手前にして首に掛けたとき携帯者の後頸部と接触する位置、すなわち環状ストラップの中央位置又はその周辺の内側である。また、入出力装置が手提げ型のストラップからなり、例えばその連結部材に外部電子機器を連結して携行する場合であれば、環状ストラップの中央位置又はその周辺の内側に振動部材を配置することが好ましい。本発明の入出力装置が腕巻き型のバンドからなる場合は、腕と接触するバンドの裏側の適当な位置に振動部材を配置することが好ましい。
振動部材を駆動するには一定の電力が必要であり、この電力は接続した外部電子機器の電源に必ずしも依存できないので、少なくとも振動部材を駆動する電源としての電源は本発明の入出力装置が搭載していることが好ましい。装着された電源は、振動部材を駆動するためばかりでなくリモートコントロール部の作動に必要な電力を供給してもよい。
(第1実施形態)
図1〜図11は、本発明に係るストラップコントローラの第1実施形態を示すもので、この実施形態のストラップコントローラ(入出力装置)200は、図1、2に示すような首掛け型の平紐状(帯状)で略V字型に組まれたストラップ211と、このストラップ211を環状に連結するとともにUSBコネクタ(接続コネクタ)を内蔵した第1の連結部材215および第2の連結部材216とを備えて構成されている。また、第1の連結部材には、図示を省略したUSBコネクタと携帯用情報端末(例えばスケジュール機能、アドレス帳機能などを有するPDA装置)18とを接続するための接続コード217が接続されている。なお、この実施形態では接続コード217の先端部には例えば図1に示す携帯用情報端末18に接続するためのUSB端子(ユニバーサルシリアルバス)217Aが設けられている。
換言すると、第1の基板223aの先端部223a1側と第2の基板223bの先端部223b1側とが、スリット223fに沿って切欠部223g、223gの部分を移動できる範囲内で相対摺動自在に重ねられ、第3の基板223cの先端部223c1側と第4の基板223dの先端部223d1側とが、スリット223fに沿って切欠部223g、223gの部分を移動できる範囲内で相対摺動自在に重ねられている。
従って第1の基板223aと第2の基板223bとを重ねたことで、図6に示すように各基板の抵抗体層223Bどうしが所定間隔離間して配向配置されて前述のスイッチ部材(入力部)218、219、220、221が形成されている。前記接点部は対向する抵抗体層を撓ませて互いに接近させて接触させることで使用する。
なお、前述したメンブレン223の端子部224の回路パターン224aの各端子は、前記第1〜第4の基板223a〜223dのそれぞれの表面側に形成されている電極層のいずれかに接続されていて、前記接点部からの入力が回路パターン224aの各端子に伝達されるようになっている。
例えばこの実施形態ではスイッチ部材218がスキップ動作、スイッチ部材219がバックスキップ動作、スイッチ部材220、221がスライド動作の機能が付与されているが、これらの機能に制限されるものではないのは勿論である。
前記2股状に加工されたメンブレン223は、図7に示すように第1の基板223aと第2の基板223bを重ねた部分をポリエチレン袋等の袋状の細長い防水性の包装体227に挿入し、第3の基板223cと第4の基板223dを重ねた部分をポリエチレン袋等の細長い袋状の防水性の包装体228に挿入し、更にこれらを細長い筒形の網組体等の外装体229、230に挿入して組み付けられ、更に第3の基板223cと第4の基板223dを通した側の外装体230側に包装体228の外部を通過するように可撓性配線基板(配線部材)231が挿通されている。前記包装体227、228は一端部を閉じ他端部を開口させた袋状とされ、メンブレン223の短冊状の基板全長を覆うことができる程度の長さとされている。
従って、第1の基板223aと第2の基板223bとこれらを覆う包装体227と外装体229とにより一方のストラップ本体211Aが構成されるとともに、第3の基板223cと第4の基板223dとこれらを覆う包装体228と可撓性配線基板231と外装体230とにより他方のストラップ本体211Bが構成されている。
更に、先の重ね合わされた第1の基板223aと第2の基板223bの一側縁の部分に位置する包装体227の縁部(図4Bに示す斜線部分)227aは、溶着されて隙間なく基板223a、223bを包むとともに、重ね合わされた第3の基板223cと第4の基板223dの一測縁の部分に位置する包装体228の縁部(図4Bに示す斜線部分)228aも溶着されてそれらが隙間なく基板223c、223dを包むように形成されている。
図9に示すように、底部ケース体240の内部の一側には、前述のストラップ本体229の端部と被覆体232を部分的に収納可能に形成された第1の収容部(2重壁構造部)243が形成され、他側にはUSBコネクタ(接続コネクタ)244を部分的に収納可能に形成された第2の収容部(2重壁構造部)245が形成され、この収容部245に隣接して吊り下げ用のループ型の紐体246の基端部246aを収用可能な第3の収容部(2重壁構造部)247が形成され、更に、配線接続用の取付基板248とICチップ249と図示略のスイッチ部材等が収容されている。
従って、連結部材215においては、底部ケース体240と上部ケース体241の第1の収容部と第2の収容部と第3の収容部により、先のストラップ本体229の端部側および被覆体232と、USBコネクタ244と、紐体246とが、いずれも防水性を高められた状態で連結部材215に接続されている。
振動板341は、図1に示すように本装置を首に掛けたとき携帯者の後頸部と接触する位置に配置され、その上下振動を携帯者に不快感なく感知させるような表面パターンが形成されている。この振動板341は、その表面が蓋部材342bに形成された開口347から、やや突出して露出するように配置されている。
振動モータ346は、モータの回動軸に偏心錘346aを装着したもので、電池351から電力を供給した状態において図示略の制御回路から振動を起こす指令が出されると、偏心錘346aが回転することで振動を発生する。この振動モータ346は台座345の一方の面に固定されている。台座345の他方の面にはラバークッション345aが貼着され、このラバークッション345aの表面に前記の振動板341の裏面が貼着されている。
基板343は、振動モータ346の反対側(図示下面)に駆動回路、接続端子などが形成されると共に、イヤホンジャックソケット350と電池351が直付けで装着されている。イヤホンジャックソケット350はケーシング342aに形成された開口351を通してジャック挿入口350aが連結部材216の外部に開放されている。
使用に際してはストラップ本体211A、211Bのいずれかに組み込まれているスイッチ部材218〜221を指でつまんで対向する抵抗体層どうしを接触させ、スイッチ機能やスライド動作を行って使用する。
また、キートップ部材267を操作して連結部材215内部のスイッチ装置を切り替えることにより、携帯型情報端末18の決定操作や、ストラップ本体211A、211Bに設けられた入力部やスイッチ部の動作の許可/禁止切替が行えるようになっている。
この種のスイッチ装置にあっては、電極層の構成材料として銀ペーストを塗布し焼成してなる銀電極層が多用されるが、この銀電極層は水分の存在による腐食現象によりマイグレーションと称される状態が生じ易く、マイグレーションを生じると銀電極層上に樹枝状晶が成長して対向する層どうしの間にショート現象を引き起こすなどの問題を生じるおそれがある。この点において先の包装体227、228で覆っておくことで電極層側に対する水分の侵入を防止することができる。即ち、首かけ状態で使用するストラップコントローラ200において雨や湿気の存在に伴う水分の電極層に対する侵入を防止でき、マイグレーションを防止できるという優れた効果を奏する。
更に、USBコネクタ244を連結部材215に導入した部分、及び、紐体246を連結部材215に接続した部分においても2重壁構造部としているので、これらの部分での防水性を高めることができる。なお、可撓性配線基板231においては配線を樹脂で覆っているので配線部分の腐食のおそれは少なく、そのため包装体227、228で覆っていないが、可撓性配線基板231においても必要に応じて包装体227、228あるいは別の包装体で別途覆って防水性を高めても差し支えない。
また、連結部材216の内部に電池351を組み込み、振動モータ346の電源としているので、携帯用外部電子機器18の電源には負担をかけずに振動モータ346の作動させることができる。また、この電池351を携帯型情報端末18の補助電源として用いるように構成することもできる。
図12は、本発明の第2実施形態である首掛け型の入出力装置、及び本装置に接続された外部電子機器の一例であるCDプレヤー710、イヤホン720及び携帯型電話機730を示す正面図である。図13Aは連結部材320の裏面を示す平面図であり、図13Bは連結部材320の内部構造を表面側から見た平面図であり、図13Cは連結部材320の底面を示す図である。また図14は本装置の電気系統を示す配線図の一例である。
Claims (6)
- 首掛け型のストラップと、前記ストラップを環状に連結した連結部材とが具備され、前記ストラップに1以上の入力部が組み込まれ、前記連結部材に前記入力部と携帯型電話機もしくは携帯型情報端末との接続コネクタが備えられていることを特徴とする入出力装置。
- 前記ストラップに電源が組み込まれるとともに前記接続コネクタに電源端子が備えられ、前記電源と前記携帯型電話機とが前記電源端子により接続されることを特徴とする請求項1に記載の入出力装置。
- 前記接続コネクタが、USBコネクタであることを特徴とする請求項1に記載の入出力装置。
- 前記ストラップの一端側と他端側に個々にケース型の連結部材が設けられ、前記一方の連結部材に前記接続コネクタが内蔵されてなり、前記ストラップの内部に前記接続コネクタに接続された配線部材が収納されるとともに、前記一方のケース型の連結部材の内部に前記入力部と前記接続コネクタとを接続する入出力回路が備えられ、前記他方のケース型の連結部材に前記配線部材に接続されて前記携帯型電話機または前記携帯型情報端末用の入出力が可能な端子が設けられてなることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の入出力装置。
- 前記ストラップ又は連結部材に、前記携帯型電話機の着信信号または前記携帯型情報端末の信号を受けて振動する振動部材が組み込まれたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の入出力装置。
- 前記連結部材の内部に制御回路が備えられ、該制御回路は、前記携帯型電話機もしくは前記携帯型情報端末が複数接続された際に、接続された前記携帯型電話機もしくは前記携帯型情報端末のうちのいずれか一つを選択して前記入力部に接続させるものであることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の入出力装置。
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