JP2005049972A - 多機能画像形成装置及び文書情報検索方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】蓄積された文書から希望の文書の情報を迅速に検索することが可能である多機能画像形成装置等を提供する。
【解決手段】多機能画像形成装置1の制御部11は、コピーされた文書とスキャナによる読取文書とメール文書について、文書の画像データを取得して、記憶部17の文書格納部17aに記録する。また、制御部11は、文書格納部17aに記憶されている各文書について使用頻度を計数し、使用頻度情報として記録する。また、制御部11は、文書検索を行う操作者に所定の情報を入力させ、入力された情報を照合し、操作者が文書の検索に関する権限所有者であるかを判定し、操作者が正当な権限所有者であると判定された場合、使用頻度情報に基づいて、文書格納部17aに記憶されている文書の情報を使用頻度の高い順に入力操作部12の表示部に表示する。
【選択図】 図1
【解決手段】多機能画像形成装置1の制御部11は、コピーされた文書とスキャナによる読取文書とメール文書について、文書の画像データを取得して、記憶部17の文書格納部17aに記録する。また、制御部11は、文書格納部17aに記憶されている各文書について使用頻度を計数し、使用頻度情報として記録する。また、制御部11は、文書検索を行う操作者に所定の情報を入力させ、入力された情報を照合し、操作者が文書の検索に関する権限所有者であるかを判定し、操作者が正当な権限所有者であると判定された場合、使用頻度情報に基づいて、文書格納部17aに記憶されている文書の情報を使用頻度の高い順に入力操作部12の表示部に表示する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、コピーした文書、スキャナーで読み取った文書、メール文等の各種文書のデータを蓄積するとともに、ユーザの操作に従って蓄積された文書を検索することができる多機能画像形成装置及び文書情報検索方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、スキャナ、プリンタ、ファクシミリ等の機能を有する複合機の利用者は、複合機(多機能画像形成装置)に蓄積された文書を検索したいときは、操作部のディスプレイにおいて、上位の分類カテゴリから検索対象の文書が所属する下位の分類カテゴリを順次選択していくことで所望の文書を絞り込んでいた。
例えば、「契約管理」−「ライセンス契約」−「顧客Aについてのライセンス契約」−「契約文書A1」という構造で蓄積されている契約文書A1を表示したい場合には、まず、最上位の分類カテゴリ名「契約管理」、「報告書管理」・・・等をディスプレイに表示させる。次に、その中から「契約管理」を選択して「契約管理」カテゴリの下位の分類カテゴリ名「ライセンス契約」、「共同出願契約」、・・・等を表示させる。次に、その中から「ライセンス契約」を選択して「ライセンス契約」カテゴリの下位の分類カテゴリ名「顧客Aについてのライセンス契約」、「顧客Bについてのライセンス契約」、・・・等を表示させる。次に、その中から「顧客Aについてのライセンス契約」を選択して「顧客Aについてのライセンス契約」カテゴリの下位にある文書名「契約文書A1」、「契約文書A2」を表示させる。次に、その中から「契約文書A1」を選択することにより、契約文書A1をディスプレイに表示させることができる。
また、送信文書をメモリに蓄積し、キーワードにより検索することができる文書検索機能を有する複合機等がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−77998号公報(第3頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような複合機では、文書検索において、所望の文書を絞り込むまでに時間がかかるため、ユーザが希望する情報を迅速に取得することができなかった。
また、誰でも文書の検索が可能であるため、十分な文書のセキュリティ管理ができなかった。
【0005】
この発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、蓄積された文書から希望の文書の情報を迅速に検索することが可能である多機能画像形成装置等を提供することを目的とする。
また、この発明は、正当な権限を有する者のみが文書の検索を行うことができる多機能画像形成装置等を提供することを他の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明の第1の観点に係る多機能画像形成装置は、
コピー機能とスキャナ機能とメール送信機能を有する多機能画像形成装置において、
文書の画像データを蓄積記憶する文書格納手段と、
コピーされた文書とスキャナによる読取文書とメール文書の少なくとも1つについて、文書の画像データを取得して前記文書格納手段に記録する蓄積制御手段と、
前記文書格納手段に記憶されている各文書について使用頻度を計数し、使用頻度情報として所定の記憶領域に記録する使用頻度計数手段と、
データ入力を受け付ける入力部とデータを表示する表示部を備える入力操作手段と、
文書検索を行う操作者に所定の情報を入力させる手段と、
前記入力された情報を照合し、操作者が文書の検索に関する権限所有者であるかを判定する操作者判定手段と、
前記操作者が正当な権限所有者であると判定された場合、前記使用頻度情報に基づいて、前記文書格納手段に記憶されている文書の情報を使用頻度の高い順に前記入力操作手段の表示部に表示する検索制御手段と、
を備える。
【0007】
前記検索制御手段は、前記文書格納手段に記憶された文書の情報を使用頻度の高い順に表示するとともに、ユーザが希望する文書の選択入力を受け付け、当該選択された文書の画像データを前記文書格納手段から読み出して前記入力操作手段の表示部に表示してもよい。
【0008】
前記検索制御手段は、FAX送信を指示する入力操作がなされた場合、前記入力操作手段の表示部に表示された前記選択された文書の画像データを、指定された宛先にFAX送信させる手段をさらに備えてもよい。
【0009】
前記検索制御手段は、メール送信を指示する入力操作がなされた場合、前記入力操作手段の表示部に表示された前記選択された文書の画像データを、指定された宛先にメール送信させる手段をさらに備えてもよい。
【0010】
前記操作者判定手段は、コードとパスワードの照合と、指紋の照合と、の少なくとも1つを用いるようにしてもよい。
【0011】
前記操作者判定手段は、コードとパスワードの照合と、指紋の照合と、音声の照合と、の少なくとも1つを用いるようにしてもよい。
【0012】
前記操作者判定手段は、コードとパスワードの照合と、指紋の照合と、音声の照合と、虹彩の照合と、の少なくとも1つを用いるようにしてもよい。
【0013】
また、この発明の第2の観点に係る多機能画像形成装置は、
無線LAN受発信器を備える1又は複数の操作部と無線LANにより接続されている多機能画像形成装置において、
前記操作部から入力された情報を用いて操作者の認証を行い、
認証結果が正しい場合に、所定の記憶部に蓄積記憶されている文書を、使用頻度が高い順に一覧表示する。
【0014】
また、この発明の第3の観点に係る文書情報検索方法は、
コピー機能とスキャナ機能とメール送信機能を有する多機能画像形成装置において蓄積された文書の情報を検索するための文書情報検索方法であって、
コピーされた文書とスキャナによる読取文書とメール文書の少なくとも1つについて、文書の画像データを取得して所定の記憶部に記録する蓄積制御ステップと、
前記記憶部に記憶されている各文書について使用頻度を計数し、使用頻度情報として記録する使用頻度計数ステップと、
文書検索を行う操作者に所定の情報を入力させるステップと、
前記入力された情報を照合し、操作者が文書の検索に関する権限所有者であるかを判定する操作者判定ステップと、
前記操作者が正当な権限所有者であると判定された場合、前記使用頻度情報に基づいて、前記記憶部に記憶されている文書の情報を使用頻度の高い順に所定の表示部に表示する検索制御ステップと、
を備える。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る多機能画像形成装置について図面を参照して説明する。
図1はこの発明の実施形態に係る多機能画像形成装置の構成例を示し、また図2は、この多機能画像形成装置の外観の一例を示す。
この多機能画像形成装置1は、例えば、制御部11、入力操作部12、読取部13、指紋読取部14、印刷部15、通信部16、記憶部17等を備える。
【0016】
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等から構成され、本装置全体を制御するためのものである。制御部11は、記憶部17に予め記憶された動作プログラム等を読み出して実行することにより、蓄積制御部111、検索制御部112、使用頻度計数部113等を実現する。
【0017】
蓄積制御部111は、通常のコピー処理、スキャナ読取処理、メール送信処理等によりコピーされた文書、スキャナで読み取られた文書、メール送信された文書等の文書の画像データ(文書データ)を、処理内容(コピー処理、スキャナ読取処理、メール送信処理)に基づいて、文書種別毎(コピー文書、スキャナ読取文書、メール文書等)に記憶部17の文書格納部17aに蓄積記憶する処理を行う。このとき蓄積制御部111は、文書データの文書名をユーザに入力させ又は自動的に作成し、ファイル名として付与する。なお、文書格納部17aに格納された文書は、後述する文書検索処理において読み出されて表示され、再利用(FAX送信、メール送信等)されるものである。また、蓄積制御部111は、文書格納部17aに格納した文書データについて、例えば図3に示すような、文書名(ファイル名)、使用頻度(初期値0)等の情報からなる使用頻度情報を生成し、記憶部17に記憶する。
【0018】
検索制御部112は、文書検索を要求する所定の入力操作に応じて、操作者の認証を行い、蓄積記憶された文書について検索・表示する文書検索処理を行う。操作者の認証では、例えば、コードとパスワードの入力を受け付け、入力されたコードとパスワードが予め記憶部17に登録されているものと一致するか否かを判別し、一致する場合には、指紋読取部14から取得した操作者の指紋の画像データ(指紋データ)を予め記憶部17に登録されている権限所有者の指紋データと照合する。そして、照合した指紋データが一致する場合には、操作者が正当な権限所有者であると判定し、指紋データが一致しない場合には、操作者が不正な者であると判定する。検索制御部112は、操作者が正当な権限所有者であると判定した場合には、検索制御部112は、記憶部17に蓄積されている文書について使用頻度の高い順に検索し、文書名等の文書情報を入力操作部12のディスプレイに表示する。具体的には、記憶部17に記憶されている使用頻度情報を読み出して各文書の使用頻度の値を比較し、使用頻度の値の高い順に文書をソートし、ソート結果が示す順番に従って、文書名等の文書情報の一覧を入力操作部12のディスプレイに表示する。そして、表示された文書の中から文書を選択する入力操作がなされると、選択された文書の文書名等をキーとして記憶部17の文書格納部17aから文書データを読み出して入力操作部12に表示する。なお、操作者の認証において、操作者が不正な者であると判定した場合(照合したコードとパスワードが一致しない場合、照合した指紋データが一致しない場合)には、文書検索操作を許可しない旨のメッセージを出力(表示等)する等の所定のエラー処理を行う。
【0019】
また、検索制御部112は、文書データが入力操作部12に表示されている状態で、FAXボタンの押下等のFAX送信を指示する入力操作がなされた場合、文書の宛先に関する入力(送信先の電話番号等)を受け付け、FAX送信機能を実現するプログラム(FAX送信アプリケーション)を起動して、入力された宛先に表示文書をFAX送信させる。また、検索制御部112は、文書データが入力操作部12に表示されている状態で、メール送信ボタンの押下等のメール送信を指示する入力操作がなされた場合、文書の宛先に関する入力(メールアドレス等)の入力を受け付け、メール送信機能を実現するプログラム(メール送信アプリケーション)を起動して、入力された宛先に表示文書をメール送信させる。
【0020】
使用頻度計数部113は、コピーされた文書、スキャナで読み取られた文書、メール送信された文書等の使用頻度(使用回数)を計数する処理を行う。具体的には、コピー処理、スキャナ読取処理、FAX送信処理等が実行されると、処理対象の文書データの文書名に基づいて記憶部17の使用頻度情報における該当文書の使用頻度の値をカウントアップする。なお、通常のコピー処理、スキャナ読取処理、メール送信処理が実行された場合には、蓄積制御部111により文書データに付与される文書名を取得し、また、文書検索処理により検索・表示された文書についてコピー処理、メール送信処理等が実行された場合には、検索制御部112により処理対象の文書データの文書名を取得する。
【0021】
また、制御部11は、記憶部17に記憶された各種プログラム等を読み出して実行することにより、読取部13、印刷部15、通信部16等を制御して、複写機、ファクシミリ、電子メール送信機等の各種機能を実現する。
【0022】
入力操作部12は、例えば入力キー等の入力部と液晶ディスプレイ等の表示部を備える。制御部11からの指示に従って、種々の情報等を表示する。また、入力部から入力されたデータを制御部11に供給する。
読取部13は、スキャナ等から構成され、制御部11からの指示に従って、文書、図面等の原稿を光学的に走査して画像を読み取り、画像情報に変換する。
指紋読取部14は、指紋センサ等から構成され、制御部11からの指示に従って、指紋を読み取って指紋の画像情報を生成して制御部11に供給する。
印刷部15は、制御部11からの指示に従って、画像情報を用紙上に印字する。
【0023】
通信部16は、インターネット、公衆回線網等のネットワークに接続される通信装置等から構成される。
記憶部17は、ハードディスク、DVD−RAM等から構成され、コピー文書、スキャナ読取文書、メール文書が文書種別毎に蓄積記憶される文書格納部17aを備える。また、文書格納部17aは、例えば、コピー文書が蓄積されるコピー文書格納部、スキャナ読取文書が格納されるスキャナ読取文書格納部、メール文書が格納されるメール文書格納部等を備える。
また、記憶部17は、制御部11が実行する各種動作プログラム、使用頻度情報(図3参照)、処理に必要な各種のデータ等を記憶する。また、記憶部17は、認証処理で使用するコード、パスワード、文書検索を行う権限を所有する者(権限所有者)の指紋データ等を記憶する。
【0024】
次に、本発明の実施形態に係る多機能画像形成装置1のシステム動作について説明する。
まず、コピーされた文書、スキャナにより読み取られた文書、メール送信された文書等を記憶部17に蓄積記憶する文書蓄積処理について図4のフローチャートを参照して説明する。
多機能画像形成装置1の制御部11は、通常のコピー処理、スキャナ読取処理、メール送信処理の実行に応じて、各処理における処理対象の文書データを取得し(ステップS1)、この文書データの文書名を、ユーザに入力させ又は自動的に生成し、ファイル名として付与し(ステップS2)、文書格納部17aに記憶する(ステップS3)。文書格納部17aにおける文書の格納先は、実行された各処理内容(コピー処理、スキャナ読取処理、メール送信処理)に基づいて決定されてもよく、例えば、コピー処理が実行された場合には、処理対象の文書データは文書格納部17a内のコピー文書格納部に格納され、スキャナ読取処理が実行された場合には、処理対象の文書データは文書格納部17a内のスキャナ読取文書格納部に格納され、メール送信処理が実行された場合には、処理対象の文書データは文書格納部17a内のメール文書格納部に格納されてもよい。
次に、制御部11は、格納した文書データについて使用頻度情報を生成して記憶部17に記憶して(ステップS4)、本処理を終了する。
【0025】
次に、上述した文書蓄積処理により記憶部17に格納された文書から操作者が希望する文書を検索して表示するための文書検索処理について図5のフローチャートを参照して説明する。
制御部11は、文書検索を要求する所定の入力操作に応じて、操作者の認証を行うため、まず、コードとパスワードの入力を受け付ける(ステップS11)。
そして、入力操作部12から入力されたコードとパスワードを、予め記憶部17に登録されているものと一致するか否かを判別する(ステップS12)。
照合したコードとパスワードが一致する場合には(ステップS12:YES)、制御部11は、指紋読取部14を介して操作者の指紋の画像データ(指紋データ)を取得し(ステップS13)、取得した指紋データを予め記憶部17に登録されている文書検索の権限所有者の指紋データと照合する(ステップS14)。
照合した指紋データが一致する場合には、記憶部17に蓄積されている文書について使用頻度情報を読み出し、各文書の使用頻度を比較して、使用頻度の値の高い順に文書をソートし、使用頻度の高い順に文書名等を入力操作部12のディスプレイに表示する(ステップS15)。一画面に表示しきれない場合には、数ページに分けて表示するようにしてもよく、「次ページ表示ボタン」の押下等に応じて順次表示を切り換えるようにしてもよい。
【0026】
そして、表示された文書の中から文書を選択する入力操作がなされると、制御部11は、選択された文書名の文書データを記憶部17の文書格納部17aから読み出して入力操作部12に表示する(ステップS16)。
そして、制御部11は、例えば文書データが表示されている状態で、FAXボタンの押下やメール送信ボタンの押下等がなされた場合(ステップS17:メール送信ボタン押下、FAX送信ボタン押下等)、制御部11は、送信に必要な文書の宛先に関する入力(電話番号やメールアドレス等)を受け付け、対応するアプリケーション(FAX送信アプリケーション、メール送信アプリケーション等)を起動して、入力された宛先に表示文書の文書データを送信させる(ステップS18)。そして、該当する文書の使用頻度情報における使用頻度の値に1だけ加算して(ステップS19)、終了する。また、文書データが表示された状態で終了ボタン等が押下された場合には(ステップS17:終了ボタン押下)そのまま本処理を終了する。
なお、ステップS12とステップS14において、照合したデータが一致しない場合には、制御部11は、文書検索操作を許可しない旨のメッセージを出力(表示等)する等の所定のエラー処理を行う(ステップS20)。
【0027】
以上説明したように、本発明によれば、蓄積された文書を検索する際に使用頻度の高い順に文書名等を表示して希望する文書を選択させることにより、使用回数が多い文書ほどユーザが見つけやすいことから、迅速な検索を総合的に可能とすることができる。また、操作者の認証を行うことにより、正当な権限を有する者のみが文書の検索を行うことができるためシステムの安全性を高めることができる。
【0028】
なお、上記説明では、指紋読取部14と検索制御部112により、読み取られた指紋の認証を行うようにしているが、これに限定されず、例えば、図6に示すような、指紋の読取を行う指紋認識部と、権限所有者の指紋データが登録されている指紋登録部と、指紋認識部により取得された指紋データを指紋登録部に登録されている指紋データと照合して双方が一致するかを判定し、判定結果を多機能画像形成装置1の制御部11に送信する指紋判定部と、を備える指紋照合部(指紋照合装置)が多機能画像形成装置1と無線LAN又は有線により接続され、この指紋照合部が指紋照合を行うようにしてもよい。
【0029】
また、入力操作部12は、無線LANにより制御部11に接続され、本装置から着脱可能なように構成されてもよい。この場合、入力操作部12は、指紋読取部14を備えても良い。
【0030】
また、上記説明では、操作者の認証処理においてコードとパスワードの入力と、指紋照合を行っているが、操作者の認証方法はこれに限定されない、例えば、指紋照合に代えて、又は指紋照合とともに、音声照合や虹彩照合を用いてもよい。
音声照合を採用する場合、多機能画像形成装置1は、マイクロホン等から構成される音声入力部をさらに有し、権限所有者の音声データを記憶部17に予め登録しておき、認証処理において、発注申込者から所定のキーワードの音声入力を音声入力部から受け付けて、制御部11が、その入力音声について所定の変換処理(A/D変換等)を行って得た音声データを、登録されている所定のキーワードの音声データと照合し、合致した場合に権限所有者であると判定するようにしてもよい。
また、虹彩照合を採用する場合、多機能画像形成装置1はカメラ等の虹彩認識部を更に備え、権限所有者の虹彩の画像情報を予め登録しておき、認証処理において、発注申込者の虹彩をカメラで撮像等して虹彩の画像情報(虹彩データ)を取得し、予め登録されている虹彩の画像情報と照合し、合致した場合に権限所有者であると判定するようにしてもよい。
また、コードとパスワードの一方を用いた認証を行っても良い。
【0031】
また、上述の音声入力部と虹彩認識部の少なくとも一方が入力操作部12に含まれるような構造にしてもよい。
また、音声入力部と、指紋読取部14と、虹彩認識部と、の少なくとも1つを備える操作部と、入力操作部12(操作部)と、を多機能画像形成装置1と無線LANにより接続し、着脱自在に設けるようにしてもよい。この場合、各操作部(入力操作部12を含む)は図示せぬ無線LAN受発信器を備え、多機能画像形成装置1側の図示せぬ無線LAN受発信器と無線LANにより接続される。
【0032】
また、文書検索処理では、文書の使用頻度が高い順に文書名等の情報が表示されるようにしているが、例えば、所定のボタンの押下に応じて、文書カテゴリの階層構造に従った検索表示に切り換えるようにしてもよい。この場合、文書の階層構造を分類カテゴリで示す階層構造情報と、各文書について少なくとも最下位の分類カテゴリ等が設定されている分類カテゴリ情報と、を用いて、上位の分類カテゴリから下位のカテゴリを順次操作者に選択させ、最下位の分類カテゴリが選択された場合に、当該カテゴリに属する文書名を表示し、その中から選択された文書の文書データを文書格納部17aから読み出して表示するようにしてもよい。
【0033】
また、文書検索処理において、所定のタイミングで(例えば、使用頻度の高い順に文書名の一覧が表示されている状態で)、コピーボタンが押下された場合に、コピー文書に限定して、使用頻度の高い順に文書名を表示し、また、スキャナ読取ボタンが押下された場合に、スキャナ読取文書に限定して、使用頻度の高い順に文書名を表示し、また、メールボタンが押下された場合に、メール文書に限定して、使用頻度の高い順に文書名を表示するようにしてもよい。この場合、蓄積制御部111は、例えば、文書名、使用頻度、文書種別(コピー文書、スキャナ読取文書、メール文書等)等の情報からなる使用頻度情報を生成して記憶部17に記憶してもよい。
【0034】
なお、例えば、上述の動作を実行するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体(FD、CD−ROM、DVD等)に格納して配布し、該プログラムを多機能画像形成装置1にインストールするようにしてもよい。また、インターネット等のネットワーク上のサーバ装置が有するディスク装置に格納しておき、例えば搬送波に重畳して多機能画像形成装置1にダウンロード等するようにしてもよい。
また、上述の機能を、OSが分担又はOSとアプリケーションの共同により実現する場合等には、OS以外の部分のみを媒体に格納して配布してもよく、また、搬送波に重畳してコンピュータにダウンロード等してもよい。
【0035】
【発明の効果】
本発明によれば、多機能画像形成装置において、蓄積された文書から希望の文書の情報を迅速に検索することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る多機能画像形成装置の構成例を示す図である。
【図2】この発明の実施の形態に係る多機能画像形成装置の外観図の一例を示す図である。
【図3】使用頻度情報のデータ構造を示す図である。
【図4】文書蓄積処理のフローチャートである。
【図5】文書検索処理のフローチャートである。
【図6】指紋照合部を備える場合の多機能画像形成装置の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 多機能画像形成装置
11 制御部
111 蓄積制御部
112 検索制御部
113 使用頻度計数部
12 入力操作部
13 読取部
14 指紋読取部
15 印刷部
16 通信部
17 記憶部
17a 文書格納部
【発明の属する技術分野】
この発明は、コピーした文書、スキャナーで読み取った文書、メール文等の各種文書のデータを蓄積するとともに、ユーザの操作に従って蓄積された文書を検索することができる多機能画像形成装置及び文書情報検索方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、スキャナ、プリンタ、ファクシミリ等の機能を有する複合機の利用者は、複合機(多機能画像形成装置)に蓄積された文書を検索したいときは、操作部のディスプレイにおいて、上位の分類カテゴリから検索対象の文書が所属する下位の分類カテゴリを順次選択していくことで所望の文書を絞り込んでいた。
例えば、「契約管理」−「ライセンス契約」−「顧客Aについてのライセンス契約」−「契約文書A1」という構造で蓄積されている契約文書A1を表示したい場合には、まず、最上位の分類カテゴリ名「契約管理」、「報告書管理」・・・等をディスプレイに表示させる。次に、その中から「契約管理」を選択して「契約管理」カテゴリの下位の分類カテゴリ名「ライセンス契約」、「共同出願契約」、・・・等を表示させる。次に、その中から「ライセンス契約」を選択して「ライセンス契約」カテゴリの下位の分類カテゴリ名「顧客Aについてのライセンス契約」、「顧客Bについてのライセンス契約」、・・・等を表示させる。次に、その中から「顧客Aについてのライセンス契約」を選択して「顧客Aについてのライセンス契約」カテゴリの下位にある文書名「契約文書A1」、「契約文書A2」を表示させる。次に、その中から「契約文書A1」を選択することにより、契約文書A1をディスプレイに表示させることができる。
また、送信文書をメモリに蓄積し、キーワードにより検索することができる文書検索機能を有する複合機等がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−77998号公報(第3頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような複合機では、文書検索において、所望の文書を絞り込むまでに時間がかかるため、ユーザが希望する情報を迅速に取得することができなかった。
また、誰でも文書の検索が可能であるため、十分な文書のセキュリティ管理ができなかった。
【0005】
この発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、蓄積された文書から希望の文書の情報を迅速に検索することが可能である多機能画像形成装置等を提供することを目的とする。
また、この発明は、正当な権限を有する者のみが文書の検索を行うことができる多機能画像形成装置等を提供することを他の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明の第1の観点に係る多機能画像形成装置は、
コピー機能とスキャナ機能とメール送信機能を有する多機能画像形成装置において、
文書の画像データを蓄積記憶する文書格納手段と、
コピーされた文書とスキャナによる読取文書とメール文書の少なくとも1つについて、文書の画像データを取得して前記文書格納手段に記録する蓄積制御手段と、
前記文書格納手段に記憶されている各文書について使用頻度を計数し、使用頻度情報として所定の記憶領域に記録する使用頻度計数手段と、
データ入力を受け付ける入力部とデータを表示する表示部を備える入力操作手段と、
文書検索を行う操作者に所定の情報を入力させる手段と、
前記入力された情報を照合し、操作者が文書の検索に関する権限所有者であるかを判定する操作者判定手段と、
前記操作者が正当な権限所有者であると判定された場合、前記使用頻度情報に基づいて、前記文書格納手段に記憶されている文書の情報を使用頻度の高い順に前記入力操作手段の表示部に表示する検索制御手段と、
を備える。
【0007】
前記検索制御手段は、前記文書格納手段に記憶された文書の情報を使用頻度の高い順に表示するとともに、ユーザが希望する文書の選択入力を受け付け、当該選択された文書の画像データを前記文書格納手段から読み出して前記入力操作手段の表示部に表示してもよい。
【0008】
前記検索制御手段は、FAX送信を指示する入力操作がなされた場合、前記入力操作手段の表示部に表示された前記選択された文書の画像データを、指定された宛先にFAX送信させる手段をさらに備えてもよい。
【0009】
前記検索制御手段は、メール送信を指示する入力操作がなされた場合、前記入力操作手段の表示部に表示された前記選択された文書の画像データを、指定された宛先にメール送信させる手段をさらに備えてもよい。
【0010】
前記操作者判定手段は、コードとパスワードの照合と、指紋の照合と、の少なくとも1つを用いるようにしてもよい。
【0011】
前記操作者判定手段は、コードとパスワードの照合と、指紋の照合と、音声の照合と、の少なくとも1つを用いるようにしてもよい。
【0012】
前記操作者判定手段は、コードとパスワードの照合と、指紋の照合と、音声の照合と、虹彩の照合と、の少なくとも1つを用いるようにしてもよい。
【0013】
また、この発明の第2の観点に係る多機能画像形成装置は、
無線LAN受発信器を備える1又は複数の操作部と無線LANにより接続されている多機能画像形成装置において、
前記操作部から入力された情報を用いて操作者の認証を行い、
認証結果が正しい場合に、所定の記憶部に蓄積記憶されている文書を、使用頻度が高い順に一覧表示する。
【0014】
また、この発明の第3の観点に係る文書情報検索方法は、
コピー機能とスキャナ機能とメール送信機能を有する多機能画像形成装置において蓄積された文書の情報を検索するための文書情報検索方法であって、
コピーされた文書とスキャナによる読取文書とメール文書の少なくとも1つについて、文書の画像データを取得して所定の記憶部に記録する蓄積制御ステップと、
前記記憶部に記憶されている各文書について使用頻度を計数し、使用頻度情報として記録する使用頻度計数ステップと、
文書検索を行う操作者に所定の情報を入力させるステップと、
前記入力された情報を照合し、操作者が文書の検索に関する権限所有者であるかを判定する操作者判定ステップと、
前記操作者が正当な権限所有者であると判定された場合、前記使用頻度情報に基づいて、前記記憶部に記憶されている文書の情報を使用頻度の高い順に所定の表示部に表示する検索制御ステップと、
を備える。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る多機能画像形成装置について図面を参照して説明する。
図1はこの発明の実施形態に係る多機能画像形成装置の構成例を示し、また図2は、この多機能画像形成装置の外観の一例を示す。
この多機能画像形成装置1は、例えば、制御部11、入力操作部12、読取部13、指紋読取部14、印刷部15、通信部16、記憶部17等を備える。
【0016】
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等から構成され、本装置全体を制御するためのものである。制御部11は、記憶部17に予め記憶された動作プログラム等を読み出して実行することにより、蓄積制御部111、検索制御部112、使用頻度計数部113等を実現する。
【0017】
蓄積制御部111は、通常のコピー処理、スキャナ読取処理、メール送信処理等によりコピーされた文書、スキャナで読み取られた文書、メール送信された文書等の文書の画像データ(文書データ)を、処理内容(コピー処理、スキャナ読取処理、メール送信処理)に基づいて、文書種別毎(コピー文書、スキャナ読取文書、メール文書等)に記憶部17の文書格納部17aに蓄積記憶する処理を行う。このとき蓄積制御部111は、文書データの文書名をユーザに入力させ又は自動的に作成し、ファイル名として付与する。なお、文書格納部17aに格納された文書は、後述する文書検索処理において読み出されて表示され、再利用(FAX送信、メール送信等)されるものである。また、蓄積制御部111は、文書格納部17aに格納した文書データについて、例えば図3に示すような、文書名(ファイル名)、使用頻度(初期値0)等の情報からなる使用頻度情報を生成し、記憶部17に記憶する。
【0018】
検索制御部112は、文書検索を要求する所定の入力操作に応じて、操作者の認証を行い、蓄積記憶された文書について検索・表示する文書検索処理を行う。操作者の認証では、例えば、コードとパスワードの入力を受け付け、入力されたコードとパスワードが予め記憶部17に登録されているものと一致するか否かを判別し、一致する場合には、指紋読取部14から取得した操作者の指紋の画像データ(指紋データ)を予め記憶部17に登録されている権限所有者の指紋データと照合する。そして、照合した指紋データが一致する場合には、操作者が正当な権限所有者であると判定し、指紋データが一致しない場合には、操作者が不正な者であると判定する。検索制御部112は、操作者が正当な権限所有者であると判定した場合には、検索制御部112は、記憶部17に蓄積されている文書について使用頻度の高い順に検索し、文書名等の文書情報を入力操作部12のディスプレイに表示する。具体的には、記憶部17に記憶されている使用頻度情報を読み出して各文書の使用頻度の値を比較し、使用頻度の値の高い順に文書をソートし、ソート結果が示す順番に従って、文書名等の文書情報の一覧を入力操作部12のディスプレイに表示する。そして、表示された文書の中から文書を選択する入力操作がなされると、選択された文書の文書名等をキーとして記憶部17の文書格納部17aから文書データを読み出して入力操作部12に表示する。なお、操作者の認証において、操作者が不正な者であると判定した場合(照合したコードとパスワードが一致しない場合、照合した指紋データが一致しない場合)には、文書検索操作を許可しない旨のメッセージを出力(表示等)する等の所定のエラー処理を行う。
【0019】
また、検索制御部112は、文書データが入力操作部12に表示されている状態で、FAXボタンの押下等のFAX送信を指示する入力操作がなされた場合、文書の宛先に関する入力(送信先の電話番号等)を受け付け、FAX送信機能を実現するプログラム(FAX送信アプリケーション)を起動して、入力された宛先に表示文書をFAX送信させる。また、検索制御部112は、文書データが入力操作部12に表示されている状態で、メール送信ボタンの押下等のメール送信を指示する入力操作がなされた場合、文書の宛先に関する入力(メールアドレス等)の入力を受け付け、メール送信機能を実現するプログラム(メール送信アプリケーション)を起動して、入力された宛先に表示文書をメール送信させる。
【0020】
使用頻度計数部113は、コピーされた文書、スキャナで読み取られた文書、メール送信された文書等の使用頻度(使用回数)を計数する処理を行う。具体的には、コピー処理、スキャナ読取処理、FAX送信処理等が実行されると、処理対象の文書データの文書名に基づいて記憶部17の使用頻度情報における該当文書の使用頻度の値をカウントアップする。なお、通常のコピー処理、スキャナ読取処理、メール送信処理が実行された場合には、蓄積制御部111により文書データに付与される文書名を取得し、また、文書検索処理により検索・表示された文書についてコピー処理、メール送信処理等が実行された場合には、検索制御部112により処理対象の文書データの文書名を取得する。
【0021】
また、制御部11は、記憶部17に記憶された各種プログラム等を読み出して実行することにより、読取部13、印刷部15、通信部16等を制御して、複写機、ファクシミリ、電子メール送信機等の各種機能を実現する。
【0022】
入力操作部12は、例えば入力キー等の入力部と液晶ディスプレイ等の表示部を備える。制御部11からの指示に従って、種々の情報等を表示する。また、入力部から入力されたデータを制御部11に供給する。
読取部13は、スキャナ等から構成され、制御部11からの指示に従って、文書、図面等の原稿を光学的に走査して画像を読み取り、画像情報に変換する。
指紋読取部14は、指紋センサ等から構成され、制御部11からの指示に従って、指紋を読み取って指紋の画像情報を生成して制御部11に供給する。
印刷部15は、制御部11からの指示に従って、画像情報を用紙上に印字する。
【0023】
通信部16は、インターネット、公衆回線網等のネットワークに接続される通信装置等から構成される。
記憶部17は、ハードディスク、DVD−RAM等から構成され、コピー文書、スキャナ読取文書、メール文書が文書種別毎に蓄積記憶される文書格納部17aを備える。また、文書格納部17aは、例えば、コピー文書が蓄積されるコピー文書格納部、スキャナ読取文書が格納されるスキャナ読取文書格納部、メール文書が格納されるメール文書格納部等を備える。
また、記憶部17は、制御部11が実行する各種動作プログラム、使用頻度情報(図3参照)、処理に必要な各種のデータ等を記憶する。また、記憶部17は、認証処理で使用するコード、パスワード、文書検索を行う権限を所有する者(権限所有者)の指紋データ等を記憶する。
【0024】
次に、本発明の実施形態に係る多機能画像形成装置1のシステム動作について説明する。
まず、コピーされた文書、スキャナにより読み取られた文書、メール送信された文書等を記憶部17に蓄積記憶する文書蓄積処理について図4のフローチャートを参照して説明する。
多機能画像形成装置1の制御部11は、通常のコピー処理、スキャナ読取処理、メール送信処理の実行に応じて、各処理における処理対象の文書データを取得し(ステップS1)、この文書データの文書名を、ユーザに入力させ又は自動的に生成し、ファイル名として付与し(ステップS2)、文書格納部17aに記憶する(ステップS3)。文書格納部17aにおける文書の格納先は、実行された各処理内容(コピー処理、スキャナ読取処理、メール送信処理)に基づいて決定されてもよく、例えば、コピー処理が実行された場合には、処理対象の文書データは文書格納部17a内のコピー文書格納部に格納され、スキャナ読取処理が実行された場合には、処理対象の文書データは文書格納部17a内のスキャナ読取文書格納部に格納され、メール送信処理が実行された場合には、処理対象の文書データは文書格納部17a内のメール文書格納部に格納されてもよい。
次に、制御部11は、格納した文書データについて使用頻度情報を生成して記憶部17に記憶して(ステップS4)、本処理を終了する。
【0025】
次に、上述した文書蓄積処理により記憶部17に格納された文書から操作者が希望する文書を検索して表示するための文書検索処理について図5のフローチャートを参照して説明する。
制御部11は、文書検索を要求する所定の入力操作に応じて、操作者の認証を行うため、まず、コードとパスワードの入力を受け付ける(ステップS11)。
そして、入力操作部12から入力されたコードとパスワードを、予め記憶部17に登録されているものと一致するか否かを判別する(ステップS12)。
照合したコードとパスワードが一致する場合には(ステップS12:YES)、制御部11は、指紋読取部14を介して操作者の指紋の画像データ(指紋データ)を取得し(ステップS13)、取得した指紋データを予め記憶部17に登録されている文書検索の権限所有者の指紋データと照合する(ステップS14)。
照合した指紋データが一致する場合には、記憶部17に蓄積されている文書について使用頻度情報を読み出し、各文書の使用頻度を比較して、使用頻度の値の高い順に文書をソートし、使用頻度の高い順に文書名等を入力操作部12のディスプレイに表示する(ステップS15)。一画面に表示しきれない場合には、数ページに分けて表示するようにしてもよく、「次ページ表示ボタン」の押下等に応じて順次表示を切り換えるようにしてもよい。
【0026】
そして、表示された文書の中から文書を選択する入力操作がなされると、制御部11は、選択された文書名の文書データを記憶部17の文書格納部17aから読み出して入力操作部12に表示する(ステップS16)。
そして、制御部11は、例えば文書データが表示されている状態で、FAXボタンの押下やメール送信ボタンの押下等がなされた場合(ステップS17:メール送信ボタン押下、FAX送信ボタン押下等)、制御部11は、送信に必要な文書の宛先に関する入力(電話番号やメールアドレス等)を受け付け、対応するアプリケーション(FAX送信アプリケーション、メール送信アプリケーション等)を起動して、入力された宛先に表示文書の文書データを送信させる(ステップS18)。そして、該当する文書の使用頻度情報における使用頻度の値に1だけ加算して(ステップS19)、終了する。また、文書データが表示された状態で終了ボタン等が押下された場合には(ステップS17:終了ボタン押下)そのまま本処理を終了する。
なお、ステップS12とステップS14において、照合したデータが一致しない場合には、制御部11は、文書検索操作を許可しない旨のメッセージを出力(表示等)する等の所定のエラー処理を行う(ステップS20)。
【0027】
以上説明したように、本発明によれば、蓄積された文書を検索する際に使用頻度の高い順に文書名等を表示して希望する文書を選択させることにより、使用回数が多い文書ほどユーザが見つけやすいことから、迅速な検索を総合的に可能とすることができる。また、操作者の認証を行うことにより、正当な権限を有する者のみが文書の検索を行うことができるためシステムの安全性を高めることができる。
【0028】
なお、上記説明では、指紋読取部14と検索制御部112により、読み取られた指紋の認証を行うようにしているが、これに限定されず、例えば、図6に示すような、指紋の読取を行う指紋認識部と、権限所有者の指紋データが登録されている指紋登録部と、指紋認識部により取得された指紋データを指紋登録部に登録されている指紋データと照合して双方が一致するかを判定し、判定結果を多機能画像形成装置1の制御部11に送信する指紋判定部と、を備える指紋照合部(指紋照合装置)が多機能画像形成装置1と無線LAN又は有線により接続され、この指紋照合部が指紋照合を行うようにしてもよい。
【0029】
また、入力操作部12は、無線LANにより制御部11に接続され、本装置から着脱可能なように構成されてもよい。この場合、入力操作部12は、指紋読取部14を備えても良い。
【0030】
また、上記説明では、操作者の認証処理においてコードとパスワードの入力と、指紋照合を行っているが、操作者の認証方法はこれに限定されない、例えば、指紋照合に代えて、又は指紋照合とともに、音声照合や虹彩照合を用いてもよい。
音声照合を採用する場合、多機能画像形成装置1は、マイクロホン等から構成される音声入力部をさらに有し、権限所有者の音声データを記憶部17に予め登録しておき、認証処理において、発注申込者から所定のキーワードの音声入力を音声入力部から受け付けて、制御部11が、その入力音声について所定の変換処理(A/D変換等)を行って得た音声データを、登録されている所定のキーワードの音声データと照合し、合致した場合に権限所有者であると判定するようにしてもよい。
また、虹彩照合を採用する場合、多機能画像形成装置1はカメラ等の虹彩認識部を更に備え、権限所有者の虹彩の画像情報を予め登録しておき、認証処理において、発注申込者の虹彩をカメラで撮像等して虹彩の画像情報(虹彩データ)を取得し、予め登録されている虹彩の画像情報と照合し、合致した場合に権限所有者であると判定するようにしてもよい。
また、コードとパスワードの一方を用いた認証を行っても良い。
【0031】
また、上述の音声入力部と虹彩認識部の少なくとも一方が入力操作部12に含まれるような構造にしてもよい。
また、音声入力部と、指紋読取部14と、虹彩認識部と、の少なくとも1つを備える操作部と、入力操作部12(操作部)と、を多機能画像形成装置1と無線LANにより接続し、着脱自在に設けるようにしてもよい。この場合、各操作部(入力操作部12を含む)は図示せぬ無線LAN受発信器を備え、多機能画像形成装置1側の図示せぬ無線LAN受発信器と無線LANにより接続される。
【0032】
また、文書検索処理では、文書の使用頻度が高い順に文書名等の情報が表示されるようにしているが、例えば、所定のボタンの押下に応じて、文書カテゴリの階層構造に従った検索表示に切り換えるようにしてもよい。この場合、文書の階層構造を分類カテゴリで示す階層構造情報と、各文書について少なくとも最下位の分類カテゴリ等が設定されている分類カテゴリ情報と、を用いて、上位の分類カテゴリから下位のカテゴリを順次操作者に選択させ、最下位の分類カテゴリが選択された場合に、当該カテゴリに属する文書名を表示し、その中から選択された文書の文書データを文書格納部17aから読み出して表示するようにしてもよい。
【0033】
また、文書検索処理において、所定のタイミングで(例えば、使用頻度の高い順に文書名の一覧が表示されている状態で)、コピーボタンが押下された場合に、コピー文書に限定して、使用頻度の高い順に文書名を表示し、また、スキャナ読取ボタンが押下された場合に、スキャナ読取文書に限定して、使用頻度の高い順に文書名を表示し、また、メールボタンが押下された場合に、メール文書に限定して、使用頻度の高い順に文書名を表示するようにしてもよい。この場合、蓄積制御部111は、例えば、文書名、使用頻度、文書種別(コピー文書、スキャナ読取文書、メール文書等)等の情報からなる使用頻度情報を生成して記憶部17に記憶してもよい。
【0034】
なお、例えば、上述の動作を実行するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体(FD、CD−ROM、DVD等)に格納して配布し、該プログラムを多機能画像形成装置1にインストールするようにしてもよい。また、インターネット等のネットワーク上のサーバ装置が有するディスク装置に格納しておき、例えば搬送波に重畳して多機能画像形成装置1にダウンロード等するようにしてもよい。
また、上述の機能を、OSが分担又はOSとアプリケーションの共同により実現する場合等には、OS以外の部分のみを媒体に格納して配布してもよく、また、搬送波に重畳してコンピュータにダウンロード等してもよい。
【0035】
【発明の効果】
本発明によれば、多機能画像形成装置において、蓄積された文書から希望の文書の情報を迅速に検索することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る多機能画像形成装置の構成例を示す図である。
【図2】この発明の実施の形態に係る多機能画像形成装置の外観図の一例を示す図である。
【図3】使用頻度情報のデータ構造を示す図である。
【図4】文書蓄積処理のフローチャートである。
【図5】文書検索処理のフローチャートである。
【図6】指紋照合部を備える場合の多機能画像形成装置の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 多機能画像形成装置
11 制御部
111 蓄積制御部
112 検索制御部
113 使用頻度計数部
12 入力操作部
13 読取部
14 指紋読取部
15 印刷部
16 通信部
17 記憶部
17a 文書格納部
Claims (9)
- コピー機能とスキャナ機能とメール送信機能を有する多機能画像形成装置において、
文書の画像データを蓄積記憶する文書格納手段と、
コピーされた文書とスキャナによる読取文書とメール文書の少なくとも1つについて、文書の画像データを取得して前記文書格納手段に記録する蓄積制御手段と、
前記文書格納手段に記憶されている各文書について使用頻度を計数し、使用頻度情報として所定の記憶領域に記録する使用頻度計数手段と、
データ入力を受け付ける入力部と、データを表示する表示部と、を備える入力操作手段と、
文書検索を行う操作者に所定の情報を入力させる手段と、
前記入力された情報を照合し、操作者が文書の検索に関する権限所有者であるかを判定する操作者判定手段と、
前記操作者が正当な権限所有者であると判定された場合、前記使用頻度情報に基づいて、前記文書格納手段に記憶されている文書の情報を使用頻度の高い順に前記入力操作手段の表示部に表示する検索制御手段と、
を備えることを特徴とする多機能画像形成装置。 - 前記検索制御手段は、前記文書格納手段に記憶された文書の情報を使用頻度の高い順に表示するとともに、ユーザが希望する文書の選択入力を受け付け、当該選択された文書の画像データを前記文書格納手段から読み出して前記入力操作手段の表示部に表示する、
ことを特徴とする請求項1に記載の多機能画像形成装置。 - 前記検索制御手段は、FAX送信を指示する入力操作がなされた場合、前記入力操作手段の表示部に表示された前記選択された文書の画像データを、指定された宛先にFAX送信させる手段をさらに備える、
ことを特徴とする請求項2に記載の多機能画像形成装置。 - 前記検索制御手段は、メール送信を指示する入力操作がなされた場合、前記入力操作手段の表示部に表示された前記選択された文書の画像データを、指定された宛先にメール送信させる手段をさらに備える、
ことを特徴とする請求項2に記載の多機能画像形成装置。 - 前記操作者判定手段は、コードとパスワードの照合と、指紋の照合と、の少なくとも1つを用いることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の多機能画像形成装置。
- 前記操作者判定手段は、コードとパスワードの照合と、指紋の照合と、音声の照合と、の少なくとも1つを用いることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の多機能画像形成装置。
- 前記操作者判定手段は、コードとパスワードの照合と、指紋の照合と、音声の照合と、虹彩の照合と、の少なくとも1つを用いることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の多機能画像形成装置。
- 無線LAN受発信器を備える1又は複数の操作部と無線LANにより接続されている多機能画像形成装置において、
前記操作部から入力された情報を用いて操作者の認証を行い、
認証結果が正しい場合に、所定の記憶部に蓄積記憶されている文書を、使用頻度が高い順に一覧表示する、
ことを特徴とする多機能画像形成装置。 - コピー機能とスキャナ機能とメール送信機能を有する多機能画像形成装置において蓄積された文書の情報を検索するための文書情報検索方法であって、
コピーされた文書とスキャナによる読取文書とメール文書の少なくとも1つについて、文書の画像データを取得して所定の記憶部に記録する蓄積制御ステップと、
前記記憶部に記憶されている各文書について使用頻度を計数し、使用頻度情報として記録する使用頻度計数ステップと、
文書検索を行う操作者に所定の情報を入力させるステップと、
前記入力された情報を照合し、操作者が文書の検索に関する権限所有者であるかを判定する操作者判定ステップと、
前記操作者が正当な権限所有者であると判定された場合、前記使用頻度情報に基づいて、前記記憶部に記憶されている文書の情報を使用頻度の高い順に所定の表示部に表示する検索制御ステップと、
を備えることを特徴とする文書情報検索方法。
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