JP2005042266A - 経編地 - Google Patents

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Abstract

【課題】 相対する2枚の基布、及びこれら両基布を連結する糸よりなる経編スペーサ生地において、好適な衝撃吸収性及び弾力性を有するとともに、外観的にもデザイン性に優れた経編地を提供することを目的とする。
【解決手段】 少なくとも一方側の基布がプレーン部分とメッシュ部分を有するとともに、複数種の糸により図柄を構成することで、少なくとも一方側の基布において、2種及び/又は2種の図柄がプレーン部分とメッシュ部分に対して効果的に複合されてファッション性豊かな経編地となり、図柄を構成する柄糸を表現される基布の反対側に基布に逃がすか、又は、両基布間に隠蔽することで、図柄自体が明瞭な経編地となる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、相対する2枚の基布、及びこれら両基布を連結する糸よりなる経編地に関し、特にはスポーツシューズなどの靴胛被地として好適に使用される、いわゆるスペーサ生地に関する。
従来から、スポーツシューズなどの靴胛被地として、織生地や編生地からなる基布を用いたものが知られている。この中で、例えば特開平5−176804号公報で提案されているものは、靴材の各部分についてドビー織機を用い織成し、織成される単一織物の中で、それぞれの織物組織を組み合わせて模様を一体構成してなるものである。
又、本出願人が取得した実用新案では、ダブルニードル列経編機を用いて編成してなる二面式経編地(経編スペーサ生地)において、その少なくとも一方側の基布の各ウエールをジャカード制御で個別に変化させてなるものとして、例えば靴胛被地などへの用途についても提案している。
特開平5−176804号公報 実用新案登録公報第2548713号
上記従来技術において前述のものは、主として開示される織生地が一層織物であるので、スペーサ生地特有の衝撃吸収性及び弾力性に欠ける。請求範囲では、一応二層袋織りによるものも示唆されているものの、具体的な内容については何一つ開示されておらず、事実上実施が不可能である。
又、後述のものは、経編スペーサ生地であって靴胛被地についても開示しているが、実施例に示されるものは、基布としてメッシュ部分を単に示しているにすぎず、デザイン的に単調であることは否めない。
本発明は、相対する2枚の基布、及びこれら両基布を連結する糸よりなる前記経編地、いわゆる経編スペーサ生地において、スポーツシューズなどに好適な衝撃吸収性及び弾力性を有するとともに、外観的にもデザイン性に優れ、又、表現される図柄が基布上に鮮明に浮き出たものを具現化できる編成方法を含む経編地の具体構造を提供せんとするものである。
上記課題を解決するために本発明は、相対する2枚の基布、及びこれら両基布を連結する糸よりなる経編地であって、少なくとも一方側の基布がプレーン部分とメッシュ部分を有するとともに、複数種の糸により図柄が形成されてなる構成としたものである。
本発明は、単にプレーン部分とメッシュ部分を組み合わせただけでなく、複数種の糸、即ち少なくとも2種及び/又は2色の糸を用いて、基布上に図柄が構成されてなることで、衝撃吸収及び通気などの機能性とともに、ファッション性に優れた経編地、特にスポーツシューズの靴胛被地として好適なものが得られる。
複数種の糸のうちの1種の糸が、一方側の基布上でニードルループ部分での柄出しをしている部分において、他種の糸は他方側の基布に挿入あるいは編み込むことで隠蔽されるように構成することで、表現される1種の糸が他の糸によって邪魔されることがなく、図柄が基布上で鮮明に表現される。
メッシュ部分は、個別変化される糸により穴部のサイズ及び穴部領域が形成されることで、特にスポーツシューズにおいてシューズを構成する各部に応じた通気性を考慮するためのメッシュの大きさを自在に変化できる。
次に本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の経編地を編成するために使用してなるダブルニードル列経編機の筬配列図である。Fは前部ニードル列、Bは後部ニードル列であって、前後部ニードル列F,Bに対し各編筬が配列されてなる。GB1、GB2、GB3は前部の地筬であり、GB7、GB9、GB10は後部の地筬である。PJB5−1、PJB5−2、PJB6−1、PJB6−2はジャカード筬であって、各ジャカード筬は各々に配設される導糸ガイドが個別に圧電素子で制御可能な構成となっている。各一対のジャカード筬PJB5−1、PJB5−2とジャカード筬PJB6−1、PJB6−2は、各々の導糸ガイドの密度が編機ゲージに対し半分に設定してあり、各ジャカード筬の導糸ガイドは、ニードルに作用可能に交互にずらされた配列で各ニードルに対応して設けられている。ジャカード筬PJB5−1,PJB5−2,PJB6−1,PJB6−2は、前部地筬GB1,GB2,GB3と後部地筬GB7,GB9,GB10の間に設けられている。実施例の経編地の編成には24ゲージ(ニードル本数/1インチ)で、機械幅42インチのダブルニードル列経編機を使用した。図1における地筬GB1,GB2,GB3,GB7,GB9,GB10は各々サーボモータによってニードル列(F,B)に平行な方向にラッピング可能に設けられている。
図2は、本発明の一実施例経編地を編むための編組織図、図3はスポーツシューズ用として編成された靴胛被地の一例を示す平面図、図4は靴胛被地の概略断面模式図、図5の(I)〜(VI)は、ジャカード筬PJB5(PJB5−1とPJB5−2の1組を代表して示す)とジャカード筬PJB6(PJB6−1とPJB6−2の1組を代表して示す)の変化編組織図である。編成には、地筬GB3,GB7,GB9,GB10とジャカード筬PJB5−1,PJB5−2,PJB6−1,PJB6−2が使用される。そして、協同して前部基布20を構成するために、地筬GB3には地糸3を、ジャカード筬PJB5−1,PJB5−2には地糸5をそれぞれ編機ゲージに対応して導糸ガイドに総詰めで通糸する。又、協同して後部基布30を編成するために、地筬GB9に地糸9を、地筬GB10に地糸10を各々通糸してなる。更に、前記前部基布20と後部基布30を連結するために連結糸7を地筬GB7に通糸する。連結糸7としては、衝撃吸収性を効果的に付与するために、モノフィラメント糸とすることが望ましい。なお、ジャカード筬PJB6−1,PJB6−2には図柄を構成することを目的とした先染め糸あるいは後染め可能な柄糸6を通糸してなる。
ここで、ジャカード筬PJB5−1,PJB5−2に通糸した地糸5は圧電素子を備えた導糸ガイドによってニードル列(F,B)に平行な方向でラッピングが制御される。地筬GB3により鎖編に編成される地糸3に対し、ジャカード筬PJB5(PJB5−1とPJB5−2)より導糸される地糸5が図5の編組織(I)に示す通り、前部ニードル列Fにおいて矢印方向に制御され、同じニードルにオーバラップして地糸5−1に変化させることで、隣接ウエールに関与しない穴地と、編組織(II)による隣接ウエールに関与する薄地との組み合わせによりメッシュ部分Mが構成されるが、穴地の編コースが連続する長さを調節することで、メッシュ部分Mのサイズが選択される。このメッシュ部分Mのサイズとともに、穴部領域についても地糸5がジャカード制御により個別変化されることで輪郭線を伴う図柄が構成される。又、地糸5について薄地が連続する場合は、これにより切断線Lが形成される。更に、編組織(III)に示すように矢印方向に制御され、導糸ガイドが2ゲージ分アンダラップされて地糸5−2に変化されることで厚地となり、薄地と併せてプレーン部分Pが形成される。
前記メッシュ部分Mとプレーン部分Pに対し、柄糸6が、編組織(IV)に示す矢印方向に制御され柄糸6−1にされることで、図11に示すように、前部基布のみに柄糸6のニードルループ6aが形成され、これによって図柄Dが形成される。なお編組織(IV)において、柄糸6が2つのニードルに作用してなる破線で示すジャカード制御されない基本組織でも、むろん基布上に図柄Dを構成できるが、デザイン構成上、柄端を直線に変化させた方が柄を作りやすい。そして、図柄を構成しない部分では、編組織(V)に基づき、前部基布20と後部基布30の間で柄糸6を隠すために、矢印方向に制御して前部ニードルFでのオーバラップをうち消しかつ、基布間に挟み込み柄糸6−2とすることで隠蔽部6cとなるが、この隠蔽個所が長く続くと、柄糸6が抜けやすくなるので、編組織(VI)で矢印方向に変化される編成に基づき図12に示すごとく柄糸6の一部を後部ニードルBでオーバラップさせて柄糸6−3とすることでニードルループ6bとなって後部基布30に止定されるのである。
図6に示す編組織図例は、編機ゲージの半分の本数の導糸ガイドを各編筬に設けて編成してなる、いわゆるオフセット編成によるものを示している。地筬については、通常の編筬と同じであるので、編組織例の説明は省略するが、ジャカード筬については、変化するので説明する。ジャカード筬PJB5−1,5−2の基本編組織は、4−0/4−4/4−8/4−4//であり、ジャカード筬PJB6−1,6−2の基本編組織は、2−6/2−2/2−0/2−2//である。そして、ジャカード筬PJB5−1,5−2には、各々異種及び/又は異色の柄糸55,56を通糸する。
ここで、基本編組織における柄糸55(56)が編コースK3で制御されることで、厚地の柄糸55a(56a)となる。柄糸55b(56b)は各編コースでジャカード制御されない柄糸である。柄糸55c(56c)は編コースK1でジャカード制御されて実質的に同一鎖ウエールに絡みつく編組織となる。そして、前記実施例同様、薄地の柄糸55b(56b)と穴地の柄糸55c(56c)の組合せによってメッシュM部分が構成される。又、薄地の柄糸と厚地の柄糸55a(56a)の連続編成により、プレーン部分Pが形成される。
又、柄糸65a(66a)は、基本編組織における編コースK3で制御されることで前部基布側にてオーバラップされ、図柄が構成できる。柄糸65b(66b)は編コースK1,K3にて制御されることで変化されてなるもので、この柄糸部分は基布間に遊離する形態となる。柄糸65c(66c)は編コースK1,K3でオーバラップを打ち消すとともに、編コースK2でオーバラップさせることで形成され、遊離されてなる柄糸65b(66b)の一部を基布に止定することになる。
上記実施例においては、柄糸6を1色及び/又は1種の糸で構成していたが、これに換えて、2色の異種及び/又は異色の糸を用いることができる。この場合、図1におけるジャカード筬PJB5−1に一方の柄糸を、ジャカード筬PJB5−2に他方の柄糸を各々編機ゲージに対し1本入れ1本抜きで通糸し、一方の柄糸が一方側の基布上でニードルループにより柄構成してなるとき、他方の柄糸は、基布間で遊離させ、適宜コースごとに他方側の基布に止定させるとともに、他方の柄糸が一方側の基布上でニードルループにより柄構成してなるとき、一方の柄糸を、基布間で遊離させ、適宜コースごとに他方側の基布に止定させることで、2種及び/又は2色の柄構成の図柄を基布上に現出できる。
次に、柄糸を2色用い、連結糸は用いずに柄糸により連結糸の機能を兼用した場合の実施例について説明する。その際の糸入れは、ジャカード筬PJB5−1,5−2に1色の柄糸50を、ジャカード筬PJB6−1,6−2に他色の柄糸60を各々通糸してなる。そして地筬GB1,GB2,GB3,GB7,GB9,GB10には各々地糸1,2,3,7,9,10を通糸してなる。
図7は上記糸配列の構成よりなる実施例の一つとして編成されたブラジャーのカップ用素材としての経編地の平面図であり、図8はこの経編地の基布の変化例を示す編組織図であり、図9は編機ゲージに対応した糸本数分導糸ガイドに通糸した場合のジャカード筬の編組織図であり、図10は、編機ゲージに対して半分のゲージ分の本数を導糸ガイドに通糸し、互いに1ゲージずらした位置に設けた、いわゆるオフセットによるジャカード筬の編組織図である。図13は、2色の柄糸を前部基布において交互に図柄構成し、図柄構成しない時は基布間に遊離させてなる経編地の断面図であり、図14は、後部基布でオーバラップさせることで柄糸を隠蔽してなる例の断面図である。
図7では、柄域が表現された前部基布の構成を示しており、後部基布については、地筬GB7,9,10により編成されプレーンとメッシュの編組織が適宜組み合わされて編成されるが、ここでは図柄が構成される前部基布200のみを説明し、後部基布300については省略する。図中、Cは編成方向、Wは編幅方向を示す。C1、C2、C3は連続した編成部分であり、これら編成部分C1、C2、C3が1リピートの編成領域である。編成部分C1は、図8における編組織204で編成を行うもので、地筬GB2,3での地糸2,3による鎖編に対し、地筬GB1での地糸1による2針間の挿入編により編成される。更に、編成部分C2は、編組織207で編成を行うもので、地筬GB2,3での地糸2,3による鎖3ウエール間対称移行組織に対し、地筬GB1での地糸1による1針間の挿入編の組合せ、通称変則パワーネット組織と呼ばれる編組織により編成される。そして、編成部分C3では、編組織202で編成を行うもので、地筬GB2,3での地糸2,3による2×1トリコット組織に対し、地筬GB1での地糸1による1×1トリコット組織によりプレーン部分に編成され、以降編成部分C1,C2,C3を1単位として繰り返し編成される。
上記実施例では、3種類の編組織202,204,207を使用したが、これ以外に図8に示すプレーン部分を表現する編組織201,203,205及び、メッシュ部分を表現する編組織206,208,209を適宜組み合わせて使用することで、よりバリエーション豊かな経編地とすることが可能となる。
次に、柄糸50,60による2色の図柄構成について説明する。図7において、D1、D2は図柄であり、図柄D1は、柄糸50のニードルループ部分よりなり、図柄D2は柄糸60のニードルループ部分よりなる。柄糸50を通糸してなるジャカード筬PJB5の基本編組織は、図9に示すとおりで、そのチェーン番号は2−0/0−0/2−4/2−2//である。又、柄糸60を通糸してなるジャカード筬PJB6の基本編組織は、そのチェーン番号が2−2/2−0/4−4/2−4//である。
図13において、50aは柄糸50のニードルループ部分であり、60aは、柄糸60のニードル部分であり、これらニードルループ部分50a,60aにより図柄が構成される。図9において、ニードル部分50aについては、ジャカード筬PJB5の基本編組織における編コースK2,K4でジャカード制御することで達成され、ニードルループ部分60aについては、ジャカード筬PJB6の基本組織における編コースK1,K3でジャカード制御することで達成される。
又、柄糸50を基布200,300の間に挿入させるには、ジャカード筬PJB5の基本編組織における編コースK1,K3のオーバラップを打ち消すことで柄糸50c部分が達成される。更に、柄糸60を基布200,300の間に挿入させるには、ジャカード筬PJB6の基本編組織における編コースK2,K4のオーバラップを打ち消すことで、柄糸60c部分が達成される。
次に、図13で図示してはいないが、柄糸50又は柄糸60の一方について、基布間での挿入が長く続く場合、柄糸が外力により抜け出す虞があるので、柄糸50,60を部分的に後部基布300へ止定することが必要であり、柄糸50場合には、編コースK1,K3でオーバラッピングを打ち消すとともに、編コースK4で逆にオーバラッピングさせることで、柄糸50dとなる。又、柄糸60の場合、編コースK4でオーバラッピングを打ち消すとともに、1ゲージアンダラップさせ、編コースK3でも1ゲージ右方向にアンダラップさせることで柄糸60dとなる。
上記実施例においては、柄糸50と柄糸60は少なくともいずれか一方が基布200と基布300を連結するために制御されるので、独立した連結糸を用いずとも、スペーサ生地としての経編地が成立するものである。図14は、図13における柄糸50c,60cの各部分を設けず、オーバラップによるニードルループ部分50d,60dを後部基布300に設けたもので、この場合、柄糸50,60により、前部基布200と後部基布300の両面に所望の異なる別図柄を構成することができる。
又、図10に示す編組織図例は、地筬及びジャカード筬(PJB5,PJB6)について、各々編機ゲージの半分の本数の導糸ガイドを設けて編成してなる例であり、ジャカード筬については、各々2列の独立したジャカード筬PJB5−1,PJB5−2,PJB6−1,PJB6−2として編成してなる4色柄出しの例を示すもので、ジャカード筬PJB5−1,5−2の基本編組織は、2−0/0−0/4−6/4−4//であり、ジャカード筬PJB6−1,6−2の基本編組織は、2−2/2−0/6−6/4−6//である。そして、ジャカード筬PJB5−1,5−2には各々異種及び/又は異色の柄糸51、52を、ジャカード筬PJB6−1,6−2には各々異種及び/又は異色の柄糸61,62を通糸する。ここで図柄を構成する場合は、基本編組織の編コースK2,K4で制御して柄糸51a,52aに、又、編コースK1,K3で制御して柄糸61a,62aとする。これら柄糸51a,52a,61a,62aのうちの一種の糸で図柄を構成するように制御する。図柄を構成しない残りの3種に糸については基布間への挿入形態とするために、柄糸51,52が編コースK1とK3での制御により、オーバラップを打ち消し柄糸51b,52bとし、柄糸61,62が編コースK2,K4での制御によりオーバラップを打ち消し、柄糸61b,62bとする。又、挿入が長くなる場合は、柄糸51,52が編コースK1,K3でオーバラップを打ち消すとともに、編コースK4でオーバラップさせる。又、柄糸61,62を編コースK1で1ゲージアンダラップさせるとともに、編コースK2でオーバラップさせる。これによって、挿入の合間における後部基布側でのオーバラップによる止定柄糸51c,52c,61c,62cとするものである。
なお、以上の実施例で示される編組織は実施可能なものの一部にすぎず、これ以外にも本発明の特許請求範囲を逸脱しない範囲において、種々の実施例編組織による経編地について編成され得ることはいうまでもない。
本発明の経編地は、特にスポーツシューズ等の靴胛被地として最適なものや、実施例で挙げたブラジャーのカップ材の他、使用される経編地の糸使い、編組織、打ち込み密度などを適宜選択することで、カーシート、椅子張り、各種マットとして幅広く利用できるほか、二重カーテン、テーブルクロス等にも用途がある。
本発明の経編地編成のために使用してなるダブルニードル列経編機の筬配列図である。 本発明の一実施例経編地を編むための編組織図である。 スポーツシューズ用として編成された靴甲被地の一例を示す平面図である。 靴甲被地の概略断面模式図である。 ジャカード筬PJB5(PJB5−1とPJB5−2の1組を代表して示す)とジャカード筬PJB6(PJB6−1とPJB6−2の1組を代表して示す)の変化編組織図である。 編機ゲージに対して半分のゲージ分の本数を設けた導糸ガイドに通糸したオフセットによるジャカード筬PJB5−1,5−2、ジャカード筬PJB6−1,6−2の編組織図である。 ブラジャーのカップ用素材としての経編地の平面図である。 図7の経編地の基布の変化例を示す編組織図である。 編機ゲージに対応した糸本数分導糸ガイドに通糸した場合のジャカード筬の編組織図である。 編機ゲージに対して半分のゲージ分の本数を設けた導糸ガイドに通糸したオフセットによるジャカード筬の編組織図である。 前部基布に柄糸をオーバラップさせてニードルループ部分を形成した経編地の断面図である。 後部基布でオーバラップさせることで柄糸を隠蔽してなる経編地の断面図である。 2色の柄糸を前部基布において交互に図柄構成し、図柄構成しない時は基布間に遊離させている経編地の断面図である。 2色の柄糸で両面に所望の異なる別図柄を構成してなる経編地の断面図である。
符号の説明
F 前部ニードル列
B 後部ニードル列
1、2、3、5、7、9、10 地糸
6、50、51、52、60、61、62 柄糸
7 連結糸
20、200 前部基布
30、300 後部基布
GB1、GB2、GB3 前部の地筬
GB7、GB9、GB10 後部の地筬
PJB5(PJB5−1とPJB5−2) ジャカード筬
PJB6(PJB6−1とPJB6−2) ジャカード筬
M メッシュ部分
L 切断線
P プレーン部分
D、D1、D2 図柄
C 編成方向
K1 編幅方向
C1、C2、C3 編成部分

Claims (3)

  1. 相対する2枚の基布、及びこれら両基布を連結する連結糸よりなる経編地であって、少なくとも一方側の基布がプレーン部分とメッシュ部分を有するとともに、複数種の糸により図柄が形成されてなることを特徴とする経編地。
  2. 複数種の糸のうちの1種の糸が、一方側の基布上でニードルループ部分での柄出しをしている部分において、他種の糸は他方側の基布に挿入あるいは編み込むことで隠蔽されていることを特徴とする請求項1に記載の経編地。
  3. メッシュ部分は、個別変化される糸により穴部のサイズ及び穴部領域が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の経編地。
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