JP2005041845A - N−(2−ヒドロキシアルキル)−n−アルキルアミノカルボン酸組成物、それを含有する界面活性剤用刺激緩和剤および該組成物の製造方法 - Google Patents

N−(2−ヒドロキシアルキル)−n−アルキルアミノカルボン酸組成物、それを含有する界面活性剤用刺激緩和剤および該組成物の製造方法 Download PDF

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隆二 菊地
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Abstract

【課題】
低温安定性に優れ、低pH領域での起泡力にすぐれたN−(2−ヒドロキシアルキル)−N−アルキルアミノカルボン酸型界面活性剤組成物を提供する。
【解決手段】
エポキシアルカンをアミノカルボン酸に付加することによって得られるN−(2−ヒドロキシアルキル)−N−アルキルアミノカルボン酸を含有する組成物であって、該組成物に含まれる一般式(4)
【化1】
Figure 2005041845

[但し式中Rは前記定義に同じであり、XYは各々独立に水素原子または低級アルキル基を示す。]
で表されるアルキルジオール誘導体化合物の含有量が5重量%以下であることを特徴とするN−(2−ヒドロキシアルキル)−N−アルキルアミノカルボン酸組成物。
【選択図】 なし

Description

本発明は低温安定性に優れ、優れた界面活性性能を有するN−(2−ヒドロキシアルキル)−N−アルキルアミノカルボン酸組成物および該組成物の製造方法に関するものである。
更に本発明組成物はオボアルブミン(以下、OVAと略称する)変性スコアの高い4級窒素型カチオン及び含硫黄型アニオン界面活性剤と併用することにより、OVA変性スコアを低減化させる刺激緩和剤としての性能を有する。
N−(2−ヒドロキシアルキル)−N−アルキルアミノカルボン酸はアルキルアミノ酸型両性界面活性剤に分類される化合物である。
アルキルアミノ酸型両性界面活性剤は、例えば特許文献1にN−アルキル−βアラニンを含有する洗浄剤組成物が開示されている。特許文献1に記載された発明は、アルキルエーテルサルフェートにN−アルキル−β−アラニンと添加すると、一般的に相溶性が悪く白濁不透明な溶液となるため、ピロリン酸カリウムを添加して透明溶液とするものである。アルキルアミノ酸型両性界面活性剤において、低温保存時における保存安定性に関する改善が求められていた。
低温安定性の問題を解決するために、N−アルキル−βアラニンにN低級アルキル基の導入、あるいはオキシアルキレン基を導入することにより低温安定性を補強する技術が開示されている。
N低級アルキル基導入型のアルキルアミノ酸型両性界面活性剤しては、特許文献2に良好な皮膚相容性、起泡力、洗浄作用などを有する洗剤組成物を提供できる界面活性剤としてN−(2−ヒドロキシアルキル)−N−アルキルアミノカルボン酸が紹介されている。
しかしながら、特許文献2によるN−(2−ヒドロキシアルキル)−N−アルキルアミノカルボン酸型界面活性剤の低温安定性の改善は不十分であり、低pH領域での起泡力の低下等の問題があり、それらの改善が求められていた。
また、4級窒素型カチオンや含硫黄型アニオン界面活性剤はOVA変性スコアが高く、これらの界面活性剤のOVA変性スコアを緩和する方法が求められている。
特公昭48−7484号公報 特開昭47−33109号公報
本発明が解決しようとする課題は、低温安定性に優れ、低pH領域での起泡力にすぐれたN−(2−ヒドロキシアルキル)−N−アルキルアミノカルボン酸型界面活性剤組成物を提供することであり、また4級窒素型カチオンや含硫黄型アニオン界面活性剤のOVA変性スコアを低減化させる界面活性剤用刺激緩和剤を提供することである。
本発明者らは、N−(2−ヒドロキシアルキル)−N−アルキルアミノカルボン酸の製造条件に関して鋭意検討した結果、N−(2−ヒドロキシアルキル)−N−アルキルアミノカルボン酸の低温安定性を悪化させる要因は、反応原料であるエポキシアルカンが開環したアルキルジオール及び反応時に溶媒に添加される低級アルコールとエポキシアルカンより生成するアルキルジオール誘導体化合物の存在量によるものであることを確認した。
更に反応に使用する水性溶媒にイソプロピルアルコールを使用した場合、エポキシアルカンが開環したアルキルジオール及び、反応推進に溶媒に添加される低級アルコールとエポキシアルカンより生成するエーテル化合物を低温安定性が実質上問題にならない程度に抑制することができることを見出し本発明を完成した。
また、本発明者らは、本発明によるN−(2−ヒドロキシアルキル)−N−アルキルアミノカルボン酸組成物は、OVA変性試験において高いスコアを示す含硫黄型アニオン界面活性剤や4級窒素含有界面活性剤のOVA変性スコアを緩和させる作用を有することを見出した。4級窒素含有界面活性剤は、界面活性剤の分類としてはカチオン性界面活性剤に属するものである。正の電荷を分子内に持つ為、髪への吸着を利用したヘアリンス剤等によく利用されるほか、一般的にカチオン性活性剤には殺菌力がある事も知られている。例えば、塩化ベンザルコニウム液等のいわゆる逆性石鹸と呼ばれる物は殺菌洗浄剤として広く用いられている。しかし、逆性石鹸等カチオン含有の組成物は皮膚刺激の強い洗浄剤であり、長期間の使用による肌荒れは避けがたい物となっていた。これはカチオン界面活性剤が蛋白質を変性させるほど刺激が強い為と考えられ、卵白に逆性石鹸,ヘアリンス,ハンドソープ等のカチオン含有組成物や或いはカチオン性界面活性剤を単独に加えた際、卵白中の水溶性蛋白質が変性を受け白濁或いは固化する事より容易に類推出来る。この蛋白変性はカチオン性界面活性剤のみならず一部のアニオン性界面活性剤、特に含硫界面活性剤にも多く見られる現象である。アニオン性界面活性剤の蛋白変性が市場に流通する酢酸ベタイン型両性類の添加により緩和される事はすでに周知の事実であるが、これらの刺激緩和作用の有る酢酸ベタイン型両性類をカチオンに添加しても蛋白変性の刺激緩和作用はない。これらの実験から本発明のN−(2−ヒドロキシアルキル)−N−アルキルアミノカルボン酸組成物が種々な配合組成物において、界面活性剤を選ばず刺激緩和剤として使用できることを明らかにした。
即ち本発明は、
(1) 一般式(1)
Figure 2005041845
[但し式中、Rは炭素数6〜20のアルキル基を示す]
で表されるエポキシアルカンに一般式(2)
Figure 2005041845
[但し式中、Rはメチル基、エチル基、ヒドロキシエチル基またはヒドロキシプロピル基を示し、nは1または2の整数を示し、Mは水素原子、アルカリ金属およびアミン類から選ばれる少なくとも1種を示す。]
で表されるアミノカルボン酸を付加することによって得られる一般式(3)
Figure 2005041845
[但し式中、R、R、nおよびMは前記定義に同じである。]
で表されるN−(2−ヒドロキシアルキル)−N−アルキルアミノカルボン酸を含有する組成物であって、該組成物に含まれる一般式(4)
Figure 2005041845
[但し式中Rは前記定義に同じであり、XYは各々独立に水素原子または反応溶媒に用いた低級アルコールのアルキル基を示す。]
で表されるアルキルジオール誘導体化合物の含有量が5重量%以下であることを特徴とするN−(2−ヒドロキシアルキル)−N−アルキルアミノカルボン酸組成物、
(2) (1)記載のN−(2−ヒドロキシアルキル)−N−アルキルアミノカルボン酸組成物からなる界面活性剤用刺激緩和剤。
(3) 一般式(1)
Figure 2005041845
[但し式中、Rは炭素数6〜20のアルキル基を示す]
で表されるエポキシアルカンを一般式(2)
Figure 2005041845
[但し式中、Rはメチル基、エチル基、ヒドロキシエチル基またはヒドロキシプロピル基を示し、nは1または2の整数を示し、Mは水素原子、アルカリ金属およびアミン類から選ばれる少なくとも1種を示す。]
で表されるアミノカルボン酸に、イソプロパノールを含む水系溶媒中で付加させることを特徴とする一般式(3)
Figure 2005041845
[但し式中、R、R、nおよびMは前記定義に同じであり、。]
で表されるN−(2−ヒドロキシアルキル)−N−アルキルアミノカルボン酸を含有する組成物の製造方法であって、該組成物に含まれる一般式(4)
Figure 2005041845
[但し式中Rは前記定義に同じであり、XYは各々独立に水素原子または低級アルキル基を示す。]
で表されるアルキルジオール誘導体化合物の含有量が5重量%以下であることを特徴とするN−(2−ヒドロキシアルキル)−N−アルキルアミノカルボン酸組成物の製造方法、
に関するものである。
請求項1に係る本発明により、低温安定性に優れ、低pH領域での起泡力にすぐれたN−(2−ヒドロキシアルキル)−N−アルキルアミノカルボン酸組成物が得られる。
請求項2に係る本発明により、OVA変性スコアを低減化させる界面活性剤用刺激緩和剤を得ることができる。
また、請求項3に係る本発明の製造方法により、低温安定性に優れ、低pH領域での起泡力にすぐれたN−(2−ヒドロキシアルキル)−N−アルキルアミノカルボン酸組成物を得ることができる。
本発明の前記一般式(3)で表されるN−(2−ヒドロキシアルキル)−N−アルキルアミノカルボン酸を含む組成物は、副反応によって発生する前記一般式(4)で示されるアルキルジオール誘導体の含有量が組成物全体の5重量%以下に抑制されていることが重要であり、より好ましくは3重量%以下に抑制されていることが好ましい。
前記一般式(3)で表されるN−(2−ヒドロキシアルキル)−N−アルキルアミノカルボン酸としては、例えばN−(2−ヒドロキシドデシル)−N−メチルザルコシン、N−(2−ヒドロキシドデシル)−N−メチル−β−アラニン等を挙げることができる。
前記一般式(4)で表されるアルキルジオール誘導体の含有量が5重量%を超えた場合には、得られるN−(2−ヒドロキシアルキル)−N−アルキルアミノカルボン酸組成物の低温安定性が悪化するだけではなく、特に低pH時の起泡力の減少及び、他界面活性剤との相溶性が劣るなどの問題が発生し好ましくない。
前記一般式(4)で表されるアルキルジオール誘導体において、XYは水素原子または溶媒に用いた低級アルコールから誘導される低級アルキル基である。エポキシアルカンの加水開環による前記一般式(4)のアルキルジオール誘導体は、XYともに水素原子からなるジオール体である。低級アルコールの存在下反応を行うと、エポキシアルカン加水開環によるジオール体とは別に低級アルコールとエポキシアルカンが反応する。その結果、ジオール体以外の一般式(4)で示されるアルキルジオール体として、XもしくはYが低級アルコールを起源とする低級アルキル基となり、他方が水素原子からなるエーテル体となる。例えば、溶媒にメタノールを使用した場合、Xは水素原子を示し、Yはメチル基を示すエーテル体となるか、あるいは逆にXがメチル基を示し、Yが水素原子を示すエーテル体となる。
前記一般式(4)で表されるアルキルジオール誘導体の副生を抑制するための、本発明のN−(2−ヒドロキシアルキル)−N−アルキルアミノカルボン酸組成物の製造方法に関して詳細に述べる。
本発明のN−(2−ヒドロキシアルキル)−N−アルキルアミノカルボン酸は前記一般式(1)で示されるエポキシアルカンと前記一般式(2)で示されるアミノカルボン酸を、イソプロピルアルコールを10〜90重量%含有する水系溶媒中で付加反応することによって得られる。水系溶媒中のイソプロピルアルコールが10重量%を下回ると、反応終結までの時間が長くなるだけではなく、エポキシアルカンの自己開環がおこり、不純物としてジオール体(前記一般式(4)において、XYともに水素原子で示される)が発生し好ましくない。またイソプロピルアルコールが、90重量%を超えると、原料のアミノカルボン酸の析出が発生するなどして好ましくない。
なお、原料として用いる前記一般式(2)のアミノカルボン酸を水溶液として使用する場合、水溶液の水も水系溶媒としてとらえる。
このとき水系溶媒においてイソプロピルアルコールを使用することが重要である。他の低級アルコール、たとえばメタノール、エタノールを用いた場合、原料のエポキシアルカンと付加反応が進行しやすく、エーテル体(前記一般式(4)において、XYのうち一方が水素原子、他方が低級アルコールを起源とするアルキル基)の生成が促進される。また、アセトン及びTHFを溶媒として使用した場合は、付加反応が進行しないため好ましくない。
不純物である前記一般式(4)で表されるアルキルジオール誘導体の生成を抑制して、前記一般式(3)で表されるN−(2−ヒドロキシアルキル)−N−アルキルアミノカルボン酸を得る為に使用される一般式(1)で示されるエポキシアルカンの好適例としては、1,2−エポキシドデカン、1,2−エポキシテトラデカン及びこれらの混合物などが例示される。
また、前記一般式(2)で示されるアミノカルボン酸の好適例としては、ザルコシン、N−メチル−β−アラニン、N−エチルグリシン、N−ヒドロキシエチル−β−アラニン等が挙げられる。
N−(2−ヒドロキシドデシル)−N−メチル−β−アラニンの製造を例にとり反応の詳細について説明する。
反応溶媒を還流できる装置をつけた反応器にN−メチル−β−アラニンナトリウム1モルに対して1,2−エポキシドデカンを0.8〜0.98モルの比率で仕込む、この時エポキシアルカンの仕込みモル数が、アミノカルボン酸の仕込みモル数を超えないようにする事が重要である。エポキシアルカンの添加量がアミノカルボン酸を上回ると、反応生成物中にエポキシアルカンが残留する事があり、これが理由となって皮膚刺激を起こすなどの問題が発生し好ましくない。更にイソプロピルアルコールを10〜90重量%含有する水系溶媒を加え、水系溶媒の還流温度まで昇温して付加反応を進行する。反応終点は、内容物のエポキシアルカンをガスクロマトグラフィーで分析することにより明らかになる。
ガスクロマトグラフィーで反応終結を確認して、イソプロピルアルコールを溜去した後pH調整し、希望の濃度に水で希釈することにより本発明のN−(2−ヒドロキシドデシル)−N−メチル−β−アラニン組成物を得る。
本発明者らは、本発明のN−(2−ヒドロキシアルキル)−N−アルキルアミノカルボン酸組成物が低温安定性に優れ、起泡力、他界面活性剤との相溶性に優れることを確認したうえ、N−(2−ヒドロキシアルキル)−N−アルキルアミノカルボン酸組成物が、OVA変性試験において高いスコアを示す含硫黄型アニオン界面活性剤やカチオン界面活性剤のOVA変性スコアを緩和させる作用が見出され、本発明組成物が種々な配合組成物において、刺激緩和剤として用いられることを見出した。
本発明組成物がOVA変性スコアを緩和させる作用の詳細な理由は不明であるが、N−(2−ヒドロキシアルキル)−N−アルキルアミノカルボン酸組成物がカチオン性界面活性剤と静電的に弱い会合状態を作り、カチオン性界面活性剤と蛋白の接触を弱めているものと推察される。
本発明のN−(2−ヒドロキシアルキル)−N−アルキルアミノカルボン酸組成物からなる刺激緩和剤を4級窒素含有カチオン性界面活性剤に適用する場合には、4級窒素含有カチオン性界面活性剤の配合量に対して0.5倍以上、より好ましくは2.0倍以上添加することが好ましい。
本発明の刺激緩和剤または組成物は、逆性石鹸,ヘアリンス,ヘアコンディショナー、ハンドソープをはじめとするカチオン性界面活性剤及び含硫黄型アニオン界面活性剤を含有する組成物に応用できる。洗浄剤組成物として使用する場合は、泡の増強及び洗浄力を強化する目的で他のアニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤を配合する事が可能である。
この時両性界面活性剤であるアミド酢酸ベタイン等は含硫黄型アニオンに対する刺激緩和作用を有するので、本発明を利用するにあたり加えなければならいN−(2−ヒドロキシアルキル)−N−アルキルアミノカルボン酸組成物の好ましい添加量は以下の式で計算できる。
N−(2−ヒドロキシアルキル)−N−アルキルアミノカルボン酸組成物の必要量
=0.5×(カチオン量+(含硫黄型アニオン量−両性量))
本発明の効果であるOVA変性緩和を実現する為には、4級窒素含有カチオン性活性剤と蛋白変性のあるアニオン総量とN−(2−ヒドロキシアルキル)−N−アルキルアミノカルボン酸組成物及びベタイン型両性界面活性剤総量が本発明に記載される範囲であれば任意に配合することができる。
本発明の組成物を界面活性剤用刺激緩和剤として使用する場合、特に望ましい4級窒素含有カチオン性界面活性剤としては、入手のしやすさからC12〜C18のモノアルキルトリメチルアンモニウムクロライド、C12〜C18のジアルキルジメチルアンモニウムクロライド、C12〜C20のジメチルベンジルアンモニウムクロライド等が挙げられる。
本発明の界面活性剤用刺激緩和剤であるN−(2−ヒドロキシアルキル)−N−アルキルアミノカルボン酸組成物として具体的にはN−(2−ヒドロキシドデシル)−N−メチル−β−アラニン組成物、N−(2−ヒドロキシドデシル)−N−サルコシン組成物が挙げられる。
なお、本発明の組成物には付加価値・使用感を向上する目的で香料、着色料、パール剤、高分子増粘剤、コンディショニング剤、保湿剤、油剤、防腐剤、ハイドロトロープ剤、紫外線吸収剤等を任意に配合しても良い。
以下の実施例1〜2及び比較例1に従って、各種N−(2−ヒドロキシアルキル)−N−アルキルアミノカルボン酸組成物を作成して、各製造物の一般式(4)で示されるアルキルジオール誘導体化合物の含有率を測定した。尚、一般式(4)で示されるアルカンジオール誘導体化合物は以下の条件のガスクロマトグラフィーから定量された。

ガスクロ条件
カラム:THERMON-3000 5% SHINCARBON A 60-80mash
インジェクション温度:280℃
検出器:FID
検出器温度:280℃
昇温条件:150℃(5分保持)-10℃/分-230℃(10分保持)

更に各サンプルに関して、低温安定性、起泡力を測定した。
(エポキシドデカンとザルコシンの反応(IPA溶媒))
3000mL4ツ口フラスコにザルコシンナトリウム水溶液630.1g(純分37.6%、236.9g、2.13モル)、イソプロピルアルコール1200gを仕込み70℃に加熱した。ここに、1,2−エポキシドデカン(商品名:α−オレフィンオキサイドC12、旭電化社製)374.4g(2.03モル)を1.5時間かけて滴下した。滴下終了後82℃に昇温後4時間攪拌した。その後、減圧下で溶媒を溜去した。溶媒を溜去した後室温に冷却し水を添加して濃度調整した後、塩酸でpH7に調整した(固形分濃度20%)。この組成物の分析値は、活性剤含量19.2%、ジオール体0.7%、エーテル体0.2%であった。
従って実施例1の組成物において、一般式(4)で示されるアルキルジオール誘導体化合物の含有率は、
(0.7+0.2)/(19.2+0.7+0.2)=0.048(4.48%)となる。
(エポキシドデカンとN−メチル−β−アラニンの反応(IPA溶媒))
500mL4ツ口フラスコにN−メチル−β−アラニンナトリウム水溶液153.5g(純分27.6%、42.4g、0.36モル)、イソプロピルアルコール200.0gを仕込み70℃に加熱した。ここに、1,2−エポキシドデカン(商品名:α−オレフィンオキサイドC12、旭電化社製)62.4g(0.34モル)を1.0時間かけて滴下した。滴下終了後82℃に昇温後3時間攪拌した。その後、減圧下で溜去した。溶媒を溜去した後室温に冷却し水を添加して濃度調整した後、塩酸でpH7に調整した(固形分濃度20%)。この活性剤溶液中の分析値は、活性剤含量18.9%、ジオール体0.3%、エーテル体0.6%であった。
従って実施例2の組成物における、一般式(4)で示されるアルキルジオール誘導体化合物の含有率は、
(0.3+0.6)/(18.9+0.3+0.6)=0.0454(4.54%)となる
表3に示す組成物を調製し、室温安定性と低音安定性を調べた。
表3に示す組成物を調製し、室温安定性と低音安定性を調べた。
表3に示す組成物を調製し、室温安定性と低音安定性を調べた。
表3に示す組成物を調製し、室温安定性と低音安定性を調べた。
表4に示す組成物を調製し、変性率を調べた。
表4に示す組成物を調製し、変性率を調べた。
表4に示す組成物を調製し、変性率を調べた。
表5に示す組成物を調製し、変性率を調べた。
表5に示す組成物を調製し、変性率を調べた。
表5に示す組成物を調製し、変性率を調べた。
表5に示す組成物を調製し、変性率を調べた。
表5に示す組成物を調製し、変性率を調べた。
比較例1
(エポキシドデカンとN−メチル−β−アラニンの反応(MeOH溶媒))
1L4ツ口フラスコにN−メチル−β-アラニンナトリウム水溶液159.8g(純分27.9%、44.6g、0.36モル)、メタノール200gを仕込み60℃に加熱した。ここに、1,2−エポキシドデカン(商品名:α−オレフィンオキサイドC12、旭電化社製)62.4g(0.34モル)を1.75時間かけて滴下した。滴下終了後65℃に昇温後3時間攪拌した。その後、減圧下で溜去した。溶媒を溜去した後室温に冷却し水を添加して濃度調整した後、塩酸でpH7に調整した(固形分濃度20%)。この活性剤溶液中の分析値は、活性剤含量16.5%、ジオール体0.3%、エーテル体3.2%であった。
従って比較例1の組成物は、一般式(4)で示されるアルキルジオール誘導体化合物の含有率は、
(0.3+3.2)/(16.5+0.3+3.2)=0.175(17.5%)となる。
実施例1,2及び比較例1のサンプル及び、市販されている一般式(4)の物質である1,2−ジヒドロキシドデカンを使用して下図の表に従ってサンプルを調整して安定性を室温(20℃)及び−5℃24時間保存の条件で確認した。
各温度における保存安定性は以下の評価で行った。
○:透明均一液状
△:くすみが発生する
×:固化
Figure 2005041845
表1より明らかな様に、一般式(4)で示されるアルカンジオール誘導体の含有量比率が5%を超えると−5℃での保存安定性が悪化し、更に増加すると室温での安定性も悪化することがわかる。また、実施例6及び比較例6を比較すれば、アルカンジオール誘導体の含有量比率が5%を超えたN−(2−ヒドロキシアルキル)−N−アルキルアミノカルボン酸組成物の低温安定性は他の界面活性剤との混合系においても影響があることがわかる。
起泡力試験
実施例2及び比較例1のサンプルを界面活性剤総量 0.25重量% 40℃の下表のpHの各サンプルを作成し、n=3でロス−マイルス起泡力試験を行った。
Figure 2005041845
表2の結果より明らかなように、一般式(4)で示されるアルキルジオール誘導体含量が大きい比較例1の起泡力は特に弱酸性領域での起泡力の低下が確認された。
刺激緩和作用に関する実験
1.含硫黄型アニオンに対する刺激緩和効果
下記表3に従って含硫黄型アニオンとしてポリオキシエチレンラウリルエーテルサルフェートの実施例1による刺激緩和を評価した。
尚OVA変性率は下記高速液体クロマトグラフによって測定した。
オボアルブミンは(SIGMA製、ALBUMIN, CHICKEN EGG)を使用した。
1)
10mlのメスフラスコに表中の各測定サンプルを正確に1ml量りとり、OVA0.025%溶離液溶液で10mlにメスアップしたサンプルを25℃暗所に24時間静置した後、OVA変性試験試料液とした。
2)
10mlのメスフラスコに溶離液を正確に1ml量りとり、OVA0.025%溶離液溶液で10mlにメスアップしたサンプルを25℃暗所に24時間静置した後、OVAブランクとした。
上記1)OVA変性試験試料液及び2)OVAブランクを下記高速液体クロマトグセフィーで分析を行い、各々のOVAのピーク高さを測定し、次式によりOVA変性率を求める
・変性率の求め方
OVAブランクとOVA変性試料液中のOVAのピーク高さを測定し、次式でOVA変性率を求める。
Figure 2005041845
HPLC条件
注入量 :20μl Inject
メインカラム :Shodex Ionpak KS-803
ガードカラム :Shodex Ohpak SB-G
溶離液 :50mMリン酸バッファー(pH=7.0)
0.15M Na2SO4
流量 :1.0ml/min
カラム温度 :40℃
検出器 :UV 220nm
Figure 2005041845
表3の各サンプルは、必ずSLESが純分で1.00%入る様に調整されており、各サンプルに実施例1の組成物をSLESと同量になるまで加えていったものである。実施例7の添加率即ちSLESの半量の実施例1の組成物を加えたところから変性率が激減しており、実施例7以降は比較例7、8に比較して界面活性剤総量が多いにも関わらず、低いOVA変性スコアを示した。このことは実施例1の組成物がSLESの刺激緩和を発生させており、効果的な刺激緩和は加えられたSLESの濃度の0.5倍量加えた時点から発現し、1.0倍量においては、SLESのOVA変性率を0にまで緩和している。
2.4級窒素含有カチオンに対する刺激緩和効果
下記表4に従って4級窒素含有カチオンとして、モノステアリルトリメチルアンモニウム・クロライド(STAC)の実施例1の組成物による刺激緩和を評価した。
実験操作等は上記条件と同じである。
Figure 2005041845
表4の各サンプルは、必ずSTACが純分で1.00%入る様に調整されている。実施例10の添加率即ちSTACの半量の実施例1の組成物を加えたところから変性率が激減しており、実施例10以降は比較例9、10に比較して界面活性剤総量が多いにも関わらず、低いOVA変性スコアを示した。このことは実施例1の組成物がSTACの刺激緩和を発生させており、効果的な刺激緩和は加えられたSLESの濃度の0.5倍量加えた時点から発現している事を示している。
(低刺激性殺菌ハンドソープ)
ラウリン酸 5.50%
製造例1の組成物 20%溶液 5.00%
塩化ベンザルコニウム 50%溶液 1.00%
塩化ベンゼトニュウム 50%溶液 0.50%
ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド 2.50%
ヤシ脂肪酸イミダゾリウムベタイン(注1) 10.50%
トリエタノールアミン pH=7.8とする量
グリセリン 3.00%
精製水 100%とする量
すべての配合成分を混ぜ、80℃まで加熱して均一に溶解させた後冷却する。この処方では製造例1の組成物の配合量はカチオンに対して1.3倍重量配合されている。本処方をOVA変性試験に供したところ変性率は12%に測定された。
(低刺激性ボディシャンプー)
ヤシ脂肪酸・アルギニン塩 4.00%
製造例1の組成物 20%溶液 15.00%
塩化ベンザルコニウム 50%溶液 1.00%
グリセリン 3.00%
ポリオキシエチレンラウリル硫酸ナトリウム塩 25% 20.00%
ラウロイル-N−メチル−β-アラニンナトリウム塩 30% 10.00%
ラウリン酸ジエタノールアミン塩 4.00%
クエン酸 pH=7.5とする量
EDTA 2ナトリウム 0.20%
精製水 100%とする量
すべての配合成分を混ぜ、80℃まで加熱して均一に溶解させた後冷却する。この処方では製造例1の組成物はサルフェート及びカチオンに対して0.55倍重量になる。本処方をOVA変性試験に供したところ変性率は14%に測定された。
本発明のN−(2−ヒドロキシアルキル)−N−アルキルアミノカルボン酸組成物は、低温安定性に優れ、低pH領域での起泡力にすぐれている。また、本発明のN−(2−ヒドロキシアルキル)−N−アルキルアミノカルボン酸組成物は、4級窒素型カチオンや含硫黄型アニオン界面活性剤のOVA変性スコアを低減化させる刺激緩和作用を有する。

Claims (3)

  1. 一般式(1)
    Figure 2005041845
    [但し式中、Rは炭素数6〜20のアルキル基を示す]
    で表されるエポキシアルカンを一般式(2)
    Figure 2005041845
    [但し式中、Rはメチル基、エチル基、ヒドロキシエチル基またはヒドロキシプロピル基を示し、nは1または2の整数を示し、Mは水素原子、アルカリ金属およびアミン類から選ばれる少なくとも1種を示す。]
    で表されるアミノカルボン酸に付加することによって得られる一般式(3)
    Figure 2005041845
    [但し式中、R、R、nおよびMは前記定義に同じである。]
    で表されるN−(2−ヒドロキシアルキル)−N−アルキルアミノカルボン酸を含有する組成物であって、該組成物に含まれる一般式(4)
    Figure 2005041845
    [但し式中Rは前記定義に同じであり、XYは各々独立に水素原子または低級アルキル基を示す。]
    で表されるアルキルジオール誘導体化合物の含有量が5重量%以下であることを特徴とするN−(2−ヒドロキシアルキル)−N−アルキルアミノカルボン酸組成物。
  2. 請求項1記載のN−(2−ヒドロキシアルキル)−N−アルキルアミノカルボン酸組成物からなる界面活性剤用刺激緩和剤。
  3. 一般式(1)
    Figure 2005041845
    [但し式中、Rは炭素数6〜20のアルキル基を示す]
    で表されるエポキシアルカンを一般式(2)
    Figure 2005041845
    [但し式中、Rはメチル基、エチル基、ヒドロキシエチル基またはヒドロキシプロピル基を示し、nは1または2の整数を示し、Mは水素原子、アルカリ金属およびアミン類から選ばれる少なくとも1種を示す。]
    で表されるアミノカルボン酸に、イソプロパノールを含む水系溶媒中で付加させることを特徴とする一般式(3)
    Figure 2005041845
    [但し式中、R、R、nおよびMは前記定義に同じである。]
    で表されるN−(2−ヒドロキシアルキル)−N−アルキルアミノカルボン酸を含有する組成物の製造方法であって、該組成物に含まれる一般式(4)
    Figure 2005041845
    [但し式中Rは前記定義に同じであり、XYは各々独立に水素原子または低級アルキル基を示す。]
    で表されるアルキルジオール誘導体化合物の含有量が5重量%以下であることを特徴とするN−(2−ヒドロキシアルキル)−N−アルキルアミノカルボン酸組成物の製造方法。
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