JP2005037586A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】縦長のベルトユニット単体で置いても、前記画像形成装置に装着されていた略縦長状態の姿勢で立てることを可能とし、トナー汚染や中間転写ベルト、感光体ベルトの損傷を回避でき、メンテナンスの容易なベルトユニットを有する画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本体装着時に縦長のベルト及び当該ベルトを清掃するクリーニング装置を載置するベルトユニットを備えた画像形成装置において、当該ベルトユニットは、単体でも、姿勢保持部材によって前記画像形成装置に装着されていた略縦長状態の姿勢で立てることを可能とする支持部材を有することを特徴とする画像形成装置。
【選択図】 図2
【解決手段】本体装着時に縦長のベルト及び当該ベルトを清掃するクリーニング装置を載置するベルトユニットを備えた画像形成装置において、当該ベルトユニットは、単体でも、姿勢保持部材によって前記画像形成装置に装着されていた略縦長状態の姿勢で立てることを可能とする支持部材を有することを特徴とする画像形成装置。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式の画像形成装置に関し、特に、垂直方向に像担持体である複数個の感光体ドラムと中間転写ベルト、または感光体ベルトを有したカラー画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、縦長の中間転写ベルトユニット(以下、単に、ベルトユニットともいう。)または感光体ベルトユニットと複数の画像形成ユニットを立設したタンデム型のカラー画像形成装置はカラーページプリンタやカラーデジタル複写機などの印刷部として用いられている。
【0003】
クリーニング装置を含む前記ベルトユニット(または感光体ベルトユニット)、前記画像形成ユニット、および、それぞれの画像形成ユニットに対応する像担持体であるドラムはドラム架台に載置、支持され、メンテナンス時は、前記ドラム架台を画像形成装置本体(以下、単に装置本体という)外に引き出して、現像剤、トナー等の供給、清掃、部品交換等が行われる。
【0004】
すでに、開示されている例として、現像装置・トナー補給装置を含む縦長の画像形成ユニット、中間転写ベルト、帯電・書き込み装置等を含むユニットと、給紙装置、転写搬送ベルト、定着装置等を含むユニットとを別個のユニットとして装置本体を形成し、分離可能に構成することによって、メンテナンスの容易化を図った技術等がある(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−331008号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記ドラム架台から外されたベルトユニットは、縦長の形態となっているため、単体で、装置本体に装着されていた姿勢で放置することは難しい。また、ベルトユニットを傾けたり、横にすると、クリーニング装置から廃棄トナーが漏れ、飛散するトナー汚染や、中間転写ベルト、感光体ベルトの損傷等の問題が発生する。また、横にすると、メンテナンス作業もしにくくなり不便である。
【0007】
本発明は、前記ベルトユニットを、単体でも、装置装置に装着されていた縦型の状態の姿勢で立てることを可能し、その結果、トナー汚染が回避でき、中間転写ベルトまたは感光体ベルトに損傷を与えず、メンテナンス作業がし易いベルトユニットを有する画像形成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本体装着時に縦長のベルト及び当該ベルトを清掃するクリーニング装置を載置するベルトユニットを備えた画像形成装置において、当該ベルトユニットは、単体でも、姿勢保持部材によって前記画像形成装置に装着されていた縦長状態の姿勢で立てることを可能とする支持部材を有することを特徴とする画像形成装置。
【0009】
【発明の実施の形態】
はじめに、本発明の画像形成装置について説明する。
【0010】
本発明の実施の形態における説明では、本明細書に用いる用語により本発明の技術範囲が限定されることはない。
【0011】
図1は画像形成装置の全体構成の一例を示す模式図である。
図1において、10は像担持体である感光体、11は帯電手段であるスコロトロン帯電器、12は画像書き込み手段である書き込み装置、13は現像手段である現像器、14は感光体10の表面を清掃するためのクリーニング装置、15はクリーニングブレード、16は現像スリーブ、20は中間転写ベルトを示す。画像形成手段1は感光体10、スコロトロン帯電器11、現像器13、およびクリーニング装置14等からなっており、各色毎の画像形成手段1の機械的な構成は同じであるので、図ではY(イエロー)系列のみの構成について参照符号を付けており、M(マゼンタ)、C(シアン)およびK(黒)の構成要素については参照符号を省略した。
【0012】
各色毎の画像形成手段1の配置は中間転写ベルト20の走行方向に対して、Y、M、C、Kの順になっており、各感光体10は中間転写ベルト20の張設面に接触し、接触点で中間転写ベルト20の走行方向と同方向、かつ、同線速度で回転する。
【0013】
中間転写ベルト20は従動ローラ21、転写ローラ22、テンションローラ23、除電ローラ27、駆動ローラ24等に張架され、これらのローラと中間転写ベルト20、転写器25、クリーニング装置28、転写補助ローラ29等でベルトユニット3を構成する。中間転写ベルト20の走行は不図示の駆動モータによる駆動ローラ24の回転によって行われる。なお、本発明に係るベルトユニットについての詳細は後述する。
【0014】
感光体10は、例えばアルミ材によって形成される円筒状の金属基体の外周に導電層、a−Si層あるいは有機感光体(OPC)等の感光層を形成したものであり、導電層を接地した状態で図の矢印で示す反時計方向に回転する。
【0015】
読み取り装置80からの画像データに対応する電気信号は画像形成レーザで光信号に変換され、書き込み装置12によって感光体10上に投光される。
【0016】
現像器13は、感光体10の周面に対し所定の間隔を保ち、感光体10の回転方向と最接近位置において同方向に回転する円筒状の非磁性ステンレスあるいはアルミ材で形成された現像スリーブ16を有している。
【0017】
中間転写ベルト20は、体積抵抗率106〜1012Ω・cmの無端ベルトであり、例えば変性ポリイミド、熱硬化ポリイミド、エチレンテトラフルオロエチレン共重合体、ポリフッ化ビニリデン、ナイロンアロイ等のエンジニアリングプラスチックに導電材料を分散した、厚さ0.1〜1.0mmの半導電性フィルム基体の外側に、好ましくはトナーフィルミング防止層として厚さ5〜50μmのフッ素コーティングを行った2層構成のシームレスベルトである。ベルトの基体としては、この他に、シリコンゴム或いはウレタンゴム等に導電材料を分散した厚さ0.5〜2.0mmの半導電性ゴムベルトを使用することもできる。
【0018】
転写器25は、トナーと反対極性の直流が印加され、感光体10上に形成されたトナー像を中間転写ベルト20上に転写させる機能を有する。転写器25としてはコロナ放電器の他に転写ローラを用いることもできる。
【0019】
26は、中間転写ベルト20を介して転写ローラ22から当接解除可能なアースローラで、中間転写ベルト20上に形成されたトナー像を転写材Pに再転写する。
【0020】
クリーニング装置28は、中間転写ベルト20を挟んで駆動ローラ24に対向して設けられている。トナー像を転写材Pに転写後、中間転写ベルト20は、トナーと同極性または逆極性の直流電圧を重畳した交流電圧が印加された除電ローラ27で残留トナーの電荷が弱められ、掻きおとされ、搬送ローラ282で搬送スクリュー283へ落とされ、搬送パイプ285(図2参照)を介して廃棄ダクト284(図2参照)へ搬送される。
【0021】
4は定着装置であり、41は加熱ローラ、42は加圧ローラ、43はガイド板、44は定着排紙ローラ、81は本体排紙ローラである。70は紙送り出しローラ、71はタイミングローラ、72は紙カセット、73は搬送ローラである。
【0022】
次に、画像形成プロセスについて説明する。
画像記録のスタートと同時に不図示の感光体駆動モータの始動により色信号Yの感光体10は矢印で示す反時計方向に回転され、同時にスコロトロン帯電器11の帯電作用により感光体10に電位の付与が開始される。
【0023】
感光体10は電位を付与されたあと、書き込み装置12によってYの画像データに対応する画像の書き込みが開始され、感光体10の表面に原稿画像のYの画像に対応する静電潜像が形成される。
【0024】
前記の静電潜像はYの現像器13により非接触の状態で反転現像され、感光体10の回転に応じYのトナー像が感光体10上に形成される。
【0025】
当該感光体10上に形成されたYのトナー像は、Yの転写器25の作用により、中間転写ベルト20上に転写される。
【0026】
Yのトナー像が中間転写ベルト20に転写された後、前記感光体10はクリーニング装置14によって清掃され、次の画像形成サイクルにはいる(以下、M、C、Kのクリーニングプロセスにても同様故、説明を省略する)。
【0027】
次いで、書き込み装置12によってM(マゼンタ)の色信号すなわちMの画像データに対応する画像書き込みが行われ、感光体10の表面に原稿画像のMの画像に対応する静電潜像が形成される。当該静電潜像は、Mの現像器13により感光体10上にMのトナー像となり、Mの転写器25において、中間転写ベルト20上の前記Yのトナー像と同期が取られ、前記Yのトナー像の上に重ね合わされる。
【0028】
同様のプロセスにより、Y、Mの重ね合わせトナー像と同期が取られ、C(シアン)のトナー像が、Cの転写器25において、前記のY、Mの重ね合わせトナー像上へ重ね合わされ、更にY、M、Cの重ね合わせトナー像と同期が取られ、K(黒)のトナー像が、Kの転写器25において、前記のY、M、Cの重ね合わせトナー像上へ重ね合わされ、中間転写ベルト20上にY、M、CおよびKの重ね合わせトナー像が形成される。重ね合わせトナー像が担持されている中間転写ベルト20は矢印のように時計方向に送られる。
【0029】
一方、転写材Pは、紙カセット72より、紙送り出しローラ70によって送り出され、搬送ローラ73を経て、タイミングローラ71へ搬送され、当該タイミングローラ71の駆動によって、中間転写ベルト20上の重ね合わせトナー像と同期がとられて、トナーと同極性の直流電圧がに印加されている転写ローラ222(アースローラ26とは当接状態にある)の転写領域Sに給送され、中間転写ベルト20上の重ね合わせトナー像が転写材Pに転写される。その後、中間転写ベルト20は、除電ローラ27で残留トナーの電荷が弱められ、当該中間転写ベルト20に当接したクリーニングブレード281により清掃され、次の画像形成サイクルに入る。
【0030】
重ね合わせトナー像が転写された転写材Pは、更に定着装置40へと送られ、加熱ローラ41と加圧ローラ42の間のニップ部Tで熱と圧力とが加えられながら挟持搬送され、重ね合わせトナー像が溶融定着された転写材Pは排紙ローラ81によって排紙皿82へ排出される。
【0031】
次に、本発明に係るベルトユニットについて説明する。
図2は装置本体に装着された状態の中間転写ベルトユニットを図1におけるA方向から視た平面図である。
【0032】
図3は、中間転写ベルトユニットが載置されるドラム架台を示す透視図である。
【0033】
図4は、ドラム架台に載置された中間転写ベルトユニットを装置本体の前面方向から視た図である。
【0034】
図2において、ベルトユニット3が載置されたドラム架台5は、装置本体に装着されている。
【0035】
31、32は、ベルトユニット3の枠体である前側板、後側板で、不図示の軸受けを介して中間転写ベルト20を回転させる駆動ローラ24、図1に示す従動ローラ21、テンションローラ23等々を支持すると共に、クリーニング装置28も支持している。
【0036】
図3において、ドラム架台5は、前パネル51、後パネル52、ステイ53A、53B、ガイドレール54A、54B、不図示の現像器支持棚等々で補強された枠体を構成し、装置本体に設けられた、前記ガイドレール54A、54Bに対応する、レール55A、55B(図2参照)に沿って装置本体との出し入れが可能となる。
【0037】
図2に戻って、ドラム架台5が装置本体に装着されているときは、ベルトユニット3は、前パネル51にネジ止めされた、前側板31の位置決め部材である、支持ピン511が前側板31の位置決め穴311に係合して前側板31の位置が規制されており、また、装置本体の不図示の枠体に設けられた、後側板32の位置決め部材である支持ピン521が後側板32の位置決め穴321に係合して後側板32の位置が規制されることによって所定の位置が保たれる。
【0038】
また、ベルトユニット3の前側板31、後側板、32の上側にはクリーニング装置28が載置され、ブレード281(図1参照)で掻き落とされた廃トナーは搬送スクリュー283で搬送パイプ285に沿って矢印X方向に搬送され、装置本体に取り付けられた廃棄ダクト284を経由して、不図示の廃棄タンクに貯留される。
【0039】
中間転写ベルト20は、駆動ローラ24と一体の駆動軸241に固定されたカップリング242を介して不図示の駆動部からの動力で回転する。
【0040】
次に、ドラム架台5を装置本体から引き出し、ベルトユニット3をドラム架台5から外す作業について説明する。
【0041】
はじめに、ガイドレール54A、54Bを介して装置本体に装着されているドラム架台5を不図示のロックを外し、矢印B方向に引き出すにしたがって、支持ピン521が位置定め穴321から外れる。同時に、後側板32の支持位置が、後側板32に設けられた支持ピン322が、後パネル52に設けられた受け部材52Aに当接し、ベルトユニット3が幾分傾いた状態でドラム架台5と共に装置本体の外部に引き出される。同時に、カップリング242は咬合が解除され、また、廃棄トナーガイド285は廃棄ダクト284からぬけ、廃棄口287は搬送パイプ285をバネ力でスライドするシャッタ286によって塞がれる。
【0042】
次に、ネジ止めされている支持ピン511を前面パネル51から取り外すと、ベルトユニット3の前側板31に設けられた支持ピン312が、前パネル51に設けられた受け部材51Aに当接し、前側板31の支持位置が変わる。すなわち、ベルトユニット3は支持ピン312、322を介して、受け部材51A、52Aで支持されることになる。
【0043】
言い替えれば、ドラム架台5が装置本体に装着されているときは、前記支持ピン312、322は、前記受け部材51A、52Aから浮いた状態にある。
【0044】
ここで、受け部材51A、52Aで支持されたベルトユニット3のみを持ち上げることによって単体で取り出すことができる。
【0045】
なお、支持ピン511、521の先端側はテーパが付けられ、逆にベルトユニット3をドラム架台5に取り付ける際に位置決め穴311と容易に係合でき、またドラム架台5を装置本体に挿入するときも位置決め穴321と容易に係合できるようになっている。
【0046】
しかしながら、前述したように、ベルトユニット3は縦長の姿勢で機内に装着されているため、横に倒すとクリーニング装置に残存する廃トナーが外部にこぼれ落ちトナー汚染となり、また、中間転写ベルトの損傷や、横にした状態ではメンテナンス作業の効率の低下が懸念される。
【0047】
したがって、ベルトユニット3はドラム架台5に載置されたときと、ほぼ同じ縦長状態の姿勢で立てることが望ましい。
【0048】
本発明は、姿勢保持部材を適用することによって、ベルトユニット3を装置本体に装着された状態とほぼ近い姿勢で立てることを可能にすることにより、トナー汚れや中間転写ベルトの損傷を回避し、メンテナンス作業を改善できることを特徴としている。
【0049】
図5は、ベルトユニットに縦長の姿勢を保持するための姿勢保持部材を付加した状態を示す図である。
【0050】
図5において、本実施の形態では、姿勢保持部材30は、ストッパとしてEリング315が溝に係止された、軸状の支持棒313と、前側板31(または、後側板32)と一体の二つの支持部材である支持板314等からなり、当該支持板314には前記支持棒313が嵌合する穴が設けられ、当該姿勢保持部材30によってベルトユニット3を縦長状態の姿勢で立てることを可能としている。
【0051】
ベルトユニット3を単体で立てかけるときは、前記支持板314の穴に前記支持棒313を挿入しEリング315まで差し込んで置けば、装置本体に装着された略縦長状態の姿勢で立てることができる。ただし、中間転写ベルト20の損傷を回避するために、ベルトユニット3の前側板31、後側板32の端部が床面につき、中間転写ベルト20は床から浮いた位置にしておく必要がある。
【0052】
ベルトユニット3がドラム架台5に載置されているときは、前記支持棒313は装置本体のフリースペースに収納できるようにすればよい。なお、支持棒313を伸縮可能な構造にすれば、収納のため小スペースで済ますことができる。
【0053】
また、姿勢保持部材として、支持ピン312を利用して、取付け、取外しのできる板状の部材317を、ベルトユニット3が倒れない位置に取り付けてもよい。
【0054】
以上は、中間転写ベルトユニットを実施の形態として説明したが、縦長の感光体ベルトユニットを取り入れた画像形成装置についても同様な姿勢保持部材を適用できる。
【0055】
図6は、感光体ベルト方式の画像形成装置を示す図である。
図6において、10Aは像担持体である無端、可撓性の感光体ベルト、11Aは帯電手段であるスコロトロン帯電器、12Aは画像書き込み手段である書き込み装置、13Aは現像手段である現像器、16Aは現像スリーブ、28Aは感光体ベルト10Aを清掃するクリーニング装置を示す。画像形成手段1はスコロトロン帯電器11A、現像器13A等からなっており、各色毎の画像形成手段1の機械的な構成は同じであるので、図ではY(イエロー)系列のみの構成について参照符号を付けており、M(マゼンタ)、C(シアン)およびK(黒)の構成要素については参照符号を省略した。
【0056】
各色毎の画像形成手段1の配置は感光体ベルト10Aの走行方向に対して、上からY、M、C、Kの順になっている。
【0057】
感光体ベルトユニット3Aは、感光体ベルト10Aが張架されている従動ローラ21A、転写ローラ22A、テンションローラ23A、除電ローラ27A、駆動ローラ24A、補助ローラ29A及びこれらのローラを支持する枠体である前側板31Aと後側板32A(図7参照)、クリーニング装置28A等で構成されている。
【0058】
感光体ベルト10Aの走行は、不図示の駆動モータによる駆動源から不図示のクラッチを介して回転する駆動ローラ24Aによって行われる。
【0059】
読み取り装置80からの画像データに対応する電気信号は画像形成レーザで光信号に変換され、前記書き込み装置12Aによって感光体ベルト10A上に投光される。
【0060】
現像器13Aは、感光体ベルト10Aの面に対し所定の間隔を保ち、感光体ベルト10Aの走行方向と同方向に、最接近して回転する円筒状の非磁性ステンレスあるいはアルミ材で形成されてた現像スリーブ16Aを有している。
【0061】
アースローラ26Aは、感光体ベルト10Aに当接および当接解除可能であって、転写ローラ22Aに対向して設けられている。転写後の感光体ベルト20Aは、トナーと同極性または逆極性の直流電圧が印加された除電ローラ27Aで残留トナーの電荷が弱められ、クリーニングブレード28Bによって周面のトナーが掻きおとされる。
【0062】
4は定着装置であり、41は加熱ローラ、42は加圧ローラ、43はガイド板、44は定着排紙ローラ、81は本体排紙ローラである。70は紙送り出しローラ、71はタイミングローラ、72は紙カセット、73は搬送ローラである。
【0063】
次に、感光体ベルト方式の画像形成プロセスについて説明する。
画像記録のスタートと同時に不図示の駆動モータの始動により駆動ローラ24Aが回転し、色信号Yに対応するスコロトロン帯電器11の帯電作用により感光体ベルト10Aに電位の付与が開始される。
【0064】
感光体ベルト10Aは電位を付与されたあと、書き込み装置12AによってYの画像データに対応する画像の書き込みが開始され、感光体ベルト10Aの表面に原稿画像のYの画像に対応する静電潜像が形成される。
【0065】
前記の静電潜像はYの現像器13により非接触の状態で反転現像され、感光体10の回転に応じYのトナー像が感光体10上に形成される。
【0066】
Yのトナー像が感光体ベルト10Aに形成された後、次のM以下の画像形成サイクルにはいる(以下、M、C、Kの画像形成プロセスにても同様故、説明を省略する)。
【0067】
次いで、感光体ベルト10A上の前記Yのトナー像と同期が取られ、前記Yのトナー像の上にMのトナー像が重ね合わされる。
【0068】
同様のプロセスにより、Y、Mの重ね合わせトナー像と同期が取られ、C(シアン)のトナー像が前記のY、Mの重ね合わせトナー像上へ重ね合わされ、更にY、M、Cの重ね合わせトナー像と同期が取られ、K(黒)のトナー像が前記のY、M、Cの重ね合わせトナー像上へ重ね合わされ、中間転写ベルト20上にY、M、CおよびKの重ね合わせトナー像が形成される。
【0069】
重ね合わせトナー像が担持されている感光体ベルト10Aは矢印のように時計方向に送られる。
【0070】
一方、転写材Pは、紙カセット72より紙送り出しローラ70によって送り出され、搬送ローラ73を経て、タイミングローラ71へ搬送され、当該タイミングローラ71の駆動によって、感光体ベルト10A上の重ね合わせトナー像と同期がとられて、トナーと同対極性の直流電圧がに印加されている転写ローラ22A(アースローラ26Aとは当接状態にある)の転写領域Sに給送され、感光体ベルト10A上の重ね合わせトナー像が転写材Pに転写される。その後、感光体ベルト10Aは走行し、除電ローラ27Aで残留トナーの電荷が弱められ、当該感光体ベルト10Aに当接したクリーニングブレード28Bにより清掃され、次の画像形成サイクルに入る。
【0071】
重ね合わせトナー像が転写された転写材Pは、更に定着装置40へと送られ、加熱ローラ41と加圧ローラ42の間のニップ部Tで熱と圧力とが加えられながら挟持搬送され、重ね合わせトナー像が溶融定着された転写材Pは排紙ローラ81によって排紙皿82へ排出される。
【0072】
次に、本発明にかかる感光体ベルトユニットの姿勢保持について説明する。
感光体ベルトユニット3Aは、前述した中間転写ベルトユニット3と同様に、装置本体に挿入、引出し可能な架台に装着されており、引き出されて架台から容易に取り外せる構造になっている。
【0073】
ここでは、感光体ベルト10Aを架台に取り付け、取り外し方法の詳細についての説明は省略し、本発明に係わる内容についてのみ記述する。
【0074】
図7は、感光体ベルトユニットに姿勢保持部材を付加した状態の図である。
図7において、姿勢保持部材30Aは、ストッパとしてEリング315が溝に係止された、軸状の支持棒313と前記支持棒313の支持部材である、前側板31A(または後側板32A)と一体の二つの支持部材である支持板314等からなり、当該支持板314には前記支持棒313が嵌合する穴が設けられている。ここで、姿勢保持部材を構成する各部材の参照符号は前記ベルトユニット3と同じ番号を使用した。
【0075】
感光体ベルトユニット3Aを単体で立てかけるときは、前記支持板314の穴に前記支持棒313を挿入しEリング315まで差し込んで置けば、装置本体に装着された縦長状態の姿勢で立てることができる。ただし、中間転写ベルト20の損傷を回避するために、感光体ベルト3Aの前側板31、後側板32の端部が床面につき、中間転写ベルト20は床面から浮いた位置にしておく必要がある。
【0076】
感光体ベルトユニット3Aがドラム架台5に載置されているときは、前記支持棒313は装置本体のフリースペースに収納することができる。なお、支持棒313を伸縮可能な構造にすれば、収納のため小スペースで済ますことができる。
【0077】
また、一点鎖線で示した、取付け、取外しのできる板状の部材317を取り付けてもよい。
【0078】
【発明の効果】
縦長のベルトユニットを、装置本体に装填された縦長状態の姿勢で立てることが可能となり、廃トナーが外部にこぼれ落ちることによるトナー汚染や中間転写ベルト、感光体ベルトの損傷が回避でき、また、メンテナンス作業が改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の全体構成の一例を示す模式図である。
【図2】装置本体に装着された状態の中間転写ベルトユニットを図1におけるA方向から視た平面図である。
【図3】中間転写ベルトユニットが載置されるドラム架台を示す透視図である。
【図4】ドラム架台に載置された中間転写ベルトユニットを装置本体の前面方向から視た図である。
【図5】ベルトユニットに縦長の姿勢を保持するための姿勢保持部材を付加した状態を示す図である。
【図6】感光体ベルト方式の画像形成装置を示す図である。
【図7】感光体ベルトユニットに姿勢保持部材を付加した状態の図である。
【符号の説明】
10 感光体
10A 感光体ベルト
20 中間転写ベルト
22、22A 転写ローラ
21、21A 従動ローラ
24、24A 駆動ローラ
26、26A アースローラ
3 中間転写ベルトユニット
3A 感光体ベルトユニット
30 姿勢保持部材
31、31A 前側板
32、32A 後側板
312、322 支持ピン
313 支持棒
314 支持板
5 ドラム架台
51 前パネル
52 後パネル
51A、52A 受け部材
511、521 支持ピン
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式の画像形成装置に関し、特に、垂直方向に像担持体である複数個の感光体ドラムと中間転写ベルト、または感光体ベルトを有したカラー画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、縦長の中間転写ベルトユニット(以下、単に、ベルトユニットともいう。)または感光体ベルトユニットと複数の画像形成ユニットを立設したタンデム型のカラー画像形成装置はカラーページプリンタやカラーデジタル複写機などの印刷部として用いられている。
【0003】
クリーニング装置を含む前記ベルトユニット(または感光体ベルトユニット)、前記画像形成ユニット、および、それぞれの画像形成ユニットに対応する像担持体であるドラムはドラム架台に載置、支持され、メンテナンス時は、前記ドラム架台を画像形成装置本体(以下、単に装置本体という)外に引き出して、現像剤、トナー等の供給、清掃、部品交換等が行われる。
【0004】
すでに、開示されている例として、現像装置・トナー補給装置を含む縦長の画像形成ユニット、中間転写ベルト、帯電・書き込み装置等を含むユニットと、給紙装置、転写搬送ベルト、定着装置等を含むユニットとを別個のユニットとして装置本体を形成し、分離可能に構成することによって、メンテナンスの容易化を図った技術等がある(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−331008号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記ドラム架台から外されたベルトユニットは、縦長の形態となっているため、単体で、装置本体に装着されていた姿勢で放置することは難しい。また、ベルトユニットを傾けたり、横にすると、クリーニング装置から廃棄トナーが漏れ、飛散するトナー汚染や、中間転写ベルト、感光体ベルトの損傷等の問題が発生する。また、横にすると、メンテナンス作業もしにくくなり不便である。
【0007】
本発明は、前記ベルトユニットを、単体でも、装置装置に装着されていた縦型の状態の姿勢で立てることを可能し、その結果、トナー汚染が回避でき、中間転写ベルトまたは感光体ベルトに損傷を与えず、メンテナンス作業がし易いベルトユニットを有する画像形成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本体装着時に縦長のベルト及び当該ベルトを清掃するクリーニング装置を載置するベルトユニットを備えた画像形成装置において、当該ベルトユニットは、単体でも、姿勢保持部材によって前記画像形成装置に装着されていた縦長状態の姿勢で立てることを可能とする支持部材を有することを特徴とする画像形成装置。
【0009】
【発明の実施の形態】
はじめに、本発明の画像形成装置について説明する。
【0010】
本発明の実施の形態における説明では、本明細書に用いる用語により本発明の技術範囲が限定されることはない。
【0011】
図1は画像形成装置の全体構成の一例を示す模式図である。
図1において、10は像担持体である感光体、11は帯電手段であるスコロトロン帯電器、12は画像書き込み手段である書き込み装置、13は現像手段である現像器、14は感光体10の表面を清掃するためのクリーニング装置、15はクリーニングブレード、16は現像スリーブ、20は中間転写ベルトを示す。画像形成手段1は感光体10、スコロトロン帯電器11、現像器13、およびクリーニング装置14等からなっており、各色毎の画像形成手段1の機械的な構成は同じであるので、図ではY(イエロー)系列のみの構成について参照符号を付けており、M(マゼンタ)、C(シアン)およびK(黒)の構成要素については参照符号を省略した。
【0012】
各色毎の画像形成手段1の配置は中間転写ベルト20の走行方向に対して、Y、M、C、Kの順になっており、各感光体10は中間転写ベルト20の張設面に接触し、接触点で中間転写ベルト20の走行方向と同方向、かつ、同線速度で回転する。
【0013】
中間転写ベルト20は従動ローラ21、転写ローラ22、テンションローラ23、除電ローラ27、駆動ローラ24等に張架され、これらのローラと中間転写ベルト20、転写器25、クリーニング装置28、転写補助ローラ29等でベルトユニット3を構成する。中間転写ベルト20の走行は不図示の駆動モータによる駆動ローラ24の回転によって行われる。なお、本発明に係るベルトユニットについての詳細は後述する。
【0014】
感光体10は、例えばアルミ材によって形成される円筒状の金属基体の外周に導電層、a−Si層あるいは有機感光体(OPC)等の感光層を形成したものであり、導電層を接地した状態で図の矢印で示す反時計方向に回転する。
【0015】
読み取り装置80からの画像データに対応する電気信号は画像形成レーザで光信号に変換され、書き込み装置12によって感光体10上に投光される。
【0016】
現像器13は、感光体10の周面に対し所定の間隔を保ち、感光体10の回転方向と最接近位置において同方向に回転する円筒状の非磁性ステンレスあるいはアルミ材で形成された現像スリーブ16を有している。
【0017】
中間転写ベルト20は、体積抵抗率106〜1012Ω・cmの無端ベルトであり、例えば変性ポリイミド、熱硬化ポリイミド、エチレンテトラフルオロエチレン共重合体、ポリフッ化ビニリデン、ナイロンアロイ等のエンジニアリングプラスチックに導電材料を分散した、厚さ0.1〜1.0mmの半導電性フィルム基体の外側に、好ましくはトナーフィルミング防止層として厚さ5〜50μmのフッ素コーティングを行った2層構成のシームレスベルトである。ベルトの基体としては、この他に、シリコンゴム或いはウレタンゴム等に導電材料を分散した厚さ0.5〜2.0mmの半導電性ゴムベルトを使用することもできる。
【0018】
転写器25は、トナーと反対極性の直流が印加され、感光体10上に形成されたトナー像を中間転写ベルト20上に転写させる機能を有する。転写器25としてはコロナ放電器の他に転写ローラを用いることもできる。
【0019】
26は、中間転写ベルト20を介して転写ローラ22から当接解除可能なアースローラで、中間転写ベルト20上に形成されたトナー像を転写材Pに再転写する。
【0020】
クリーニング装置28は、中間転写ベルト20を挟んで駆動ローラ24に対向して設けられている。トナー像を転写材Pに転写後、中間転写ベルト20は、トナーと同極性または逆極性の直流電圧を重畳した交流電圧が印加された除電ローラ27で残留トナーの電荷が弱められ、掻きおとされ、搬送ローラ282で搬送スクリュー283へ落とされ、搬送パイプ285(図2参照)を介して廃棄ダクト284(図2参照)へ搬送される。
【0021】
4は定着装置であり、41は加熱ローラ、42は加圧ローラ、43はガイド板、44は定着排紙ローラ、81は本体排紙ローラである。70は紙送り出しローラ、71はタイミングローラ、72は紙カセット、73は搬送ローラである。
【0022】
次に、画像形成プロセスについて説明する。
画像記録のスタートと同時に不図示の感光体駆動モータの始動により色信号Yの感光体10は矢印で示す反時計方向に回転され、同時にスコロトロン帯電器11の帯電作用により感光体10に電位の付与が開始される。
【0023】
感光体10は電位を付与されたあと、書き込み装置12によってYの画像データに対応する画像の書き込みが開始され、感光体10の表面に原稿画像のYの画像に対応する静電潜像が形成される。
【0024】
前記の静電潜像はYの現像器13により非接触の状態で反転現像され、感光体10の回転に応じYのトナー像が感光体10上に形成される。
【0025】
当該感光体10上に形成されたYのトナー像は、Yの転写器25の作用により、中間転写ベルト20上に転写される。
【0026】
Yのトナー像が中間転写ベルト20に転写された後、前記感光体10はクリーニング装置14によって清掃され、次の画像形成サイクルにはいる(以下、M、C、Kのクリーニングプロセスにても同様故、説明を省略する)。
【0027】
次いで、書き込み装置12によってM(マゼンタ)の色信号すなわちMの画像データに対応する画像書き込みが行われ、感光体10の表面に原稿画像のMの画像に対応する静電潜像が形成される。当該静電潜像は、Mの現像器13により感光体10上にMのトナー像となり、Mの転写器25において、中間転写ベルト20上の前記Yのトナー像と同期が取られ、前記Yのトナー像の上に重ね合わされる。
【0028】
同様のプロセスにより、Y、Mの重ね合わせトナー像と同期が取られ、C(シアン)のトナー像が、Cの転写器25において、前記のY、Mの重ね合わせトナー像上へ重ね合わされ、更にY、M、Cの重ね合わせトナー像と同期が取られ、K(黒)のトナー像が、Kの転写器25において、前記のY、M、Cの重ね合わせトナー像上へ重ね合わされ、中間転写ベルト20上にY、M、CおよびKの重ね合わせトナー像が形成される。重ね合わせトナー像が担持されている中間転写ベルト20は矢印のように時計方向に送られる。
【0029】
一方、転写材Pは、紙カセット72より、紙送り出しローラ70によって送り出され、搬送ローラ73を経て、タイミングローラ71へ搬送され、当該タイミングローラ71の駆動によって、中間転写ベルト20上の重ね合わせトナー像と同期がとられて、トナーと同極性の直流電圧がに印加されている転写ローラ222(アースローラ26とは当接状態にある)の転写領域Sに給送され、中間転写ベルト20上の重ね合わせトナー像が転写材Pに転写される。その後、中間転写ベルト20は、除電ローラ27で残留トナーの電荷が弱められ、当該中間転写ベルト20に当接したクリーニングブレード281により清掃され、次の画像形成サイクルに入る。
【0030】
重ね合わせトナー像が転写された転写材Pは、更に定着装置40へと送られ、加熱ローラ41と加圧ローラ42の間のニップ部Tで熱と圧力とが加えられながら挟持搬送され、重ね合わせトナー像が溶融定着された転写材Pは排紙ローラ81によって排紙皿82へ排出される。
【0031】
次に、本発明に係るベルトユニットについて説明する。
図2は装置本体に装着された状態の中間転写ベルトユニットを図1におけるA方向から視た平面図である。
【0032】
図3は、中間転写ベルトユニットが載置されるドラム架台を示す透視図である。
【0033】
図4は、ドラム架台に載置された中間転写ベルトユニットを装置本体の前面方向から視た図である。
【0034】
図2において、ベルトユニット3が載置されたドラム架台5は、装置本体に装着されている。
【0035】
31、32は、ベルトユニット3の枠体である前側板、後側板で、不図示の軸受けを介して中間転写ベルト20を回転させる駆動ローラ24、図1に示す従動ローラ21、テンションローラ23等々を支持すると共に、クリーニング装置28も支持している。
【0036】
図3において、ドラム架台5は、前パネル51、後パネル52、ステイ53A、53B、ガイドレール54A、54B、不図示の現像器支持棚等々で補強された枠体を構成し、装置本体に設けられた、前記ガイドレール54A、54Bに対応する、レール55A、55B(図2参照)に沿って装置本体との出し入れが可能となる。
【0037】
図2に戻って、ドラム架台5が装置本体に装着されているときは、ベルトユニット3は、前パネル51にネジ止めされた、前側板31の位置決め部材である、支持ピン511が前側板31の位置決め穴311に係合して前側板31の位置が規制されており、また、装置本体の不図示の枠体に設けられた、後側板32の位置決め部材である支持ピン521が後側板32の位置決め穴321に係合して後側板32の位置が規制されることによって所定の位置が保たれる。
【0038】
また、ベルトユニット3の前側板31、後側板、32の上側にはクリーニング装置28が載置され、ブレード281(図1参照)で掻き落とされた廃トナーは搬送スクリュー283で搬送パイプ285に沿って矢印X方向に搬送され、装置本体に取り付けられた廃棄ダクト284を経由して、不図示の廃棄タンクに貯留される。
【0039】
中間転写ベルト20は、駆動ローラ24と一体の駆動軸241に固定されたカップリング242を介して不図示の駆動部からの動力で回転する。
【0040】
次に、ドラム架台5を装置本体から引き出し、ベルトユニット3をドラム架台5から外す作業について説明する。
【0041】
はじめに、ガイドレール54A、54Bを介して装置本体に装着されているドラム架台5を不図示のロックを外し、矢印B方向に引き出すにしたがって、支持ピン521が位置定め穴321から外れる。同時に、後側板32の支持位置が、後側板32に設けられた支持ピン322が、後パネル52に設けられた受け部材52Aに当接し、ベルトユニット3が幾分傾いた状態でドラム架台5と共に装置本体の外部に引き出される。同時に、カップリング242は咬合が解除され、また、廃棄トナーガイド285は廃棄ダクト284からぬけ、廃棄口287は搬送パイプ285をバネ力でスライドするシャッタ286によって塞がれる。
【0042】
次に、ネジ止めされている支持ピン511を前面パネル51から取り外すと、ベルトユニット3の前側板31に設けられた支持ピン312が、前パネル51に設けられた受け部材51Aに当接し、前側板31の支持位置が変わる。すなわち、ベルトユニット3は支持ピン312、322を介して、受け部材51A、52Aで支持されることになる。
【0043】
言い替えれば、ドラム架台5が装置本体に装着されているときは、前記支持ピン312、322は、前記受け部材51A、52Aから浮いた状態にある。
【0044】
ここで、受け部材51A、52Aで支持されたベルトユニット3のみを持ち上げることによって単体で取り出すことができる。
【0045】
なお、支持ピン511、521の先端側はテーパが付けられ、逆にベルトユニット3をドラム架台5に取り付ける際に位置決め穴311と容易に係合でき、またドラム架台5を装置本体に挿入するときも位置決め穴321と容易に係合できるようになっている。
【0046】
しかしながら、前述したように、ベルトユニット3は縦長の姿勢で機内に装着されているため、横に倒すとクリーニング装置に残存する廃トナーが外部にこぼれ落ちトナー汚染となり、また、中間転写ベルトの損傷や、横にした状態ではメンテナンス作業の効率の低下が懸念される。
【0047】
したがって、ベルトユニット3はドラム架台5に載置されたときと、ほぼ同じ縦長状態の姿勢で立てることが望ましい。
【0048】
本発明は、姿勢保持部材を適用することによって、ベルトユニット3を装置本体に装着された状態とほぼ近い姿勢で立てることを可能にすることにより、トナー汚れや中間転写ベルトの損傷を回避し、メンテナンス作業を改善できることを特徴としている。
【0049】
図5は、ベルトユニットに縦長の姿勢を保持するための姿勢保持部材を付加した状態を示す図である。
【0050】
図5において、本実施の形態では、姿勢保持部材30は、ストッパとしてEリング315が溝に係止された、軸状の支持棒313と、前側板31(または、後側板32)と一体の二つの支持部材である支持板314等からなり、当該支持板314には前記支持棒313が嵌合する穴が設けられ、当該姿勢保持部材30によってベルトユニット3を縦長状態の姿勢で立てることを可能としている。
【0051】
ベルトユニット3を単体で立てかけるときは、前記支持板314の穴に前記支持棒313を挿入しEリング315まで差し込んで置けば、装置本体に装着された略縦長状態の姿勢で立てることができる。ただし、中間転写ベルト20の損傷を回避するために、ベルトユニット3の前側板31、後側板32の端部が床面につき、中間転写ベルト20は床から浮いた位置にしておく必要がある。
【0052】
ベルトユニット3がドラム架台5に載置されているときは、前記支持棒313は装置本体のフリースペースに収納できるようにすればよい。なお、支持棒313を伸縮可能な構造にすれば、収納のため小スペースで済ますことができる。
【0053】
また、姿勢保持部材として、支持ピン312を利用して、取付け、取外しのできる板状の部材317を、ベルトユニット3が倒れない位置に取り付けてもよい。
【0054】
以上は、中間転写ベルトユニットを実施の形態として説明したが、縦長の感光体ベルトユニットを取り入れた画像形成装置についても同様な姿勢保持部材を適用できる。
【0055】
図6は、感光体ベルト方式の画像形成装置を示す図である。
図6において、10Aは像担持体である無端、可撓性の感光体ベルト、11Aは帯電手段であるスコロトロン帯電器、12Aは画像書き込み手段である書き込み装置、13Aは現像手段である現像器、16Aは現像スリーブ、28Aは感光体ベルト10Aを清掃するクリーニング装置を示す。画像形成手段1はスコロトロン帯電器11A、現像器13A等からなっており、各色毎の画像形成手段1の機械的な構成は同じであるので、図ではY(イエロー)系列のみの構成について参照符号を付けており、M(マゼンタ)、C(シアン)およびK(黒)の構成要素については参照符号を省略した。
【0056】
各色毎の画像形成手段1の配置は感光体ベルト10Aの走行方向に対して、上からY、M、C、Kの順になっている。
【0057】
感光体ベルトユニット3Aは、感光体ベルト10Aが張架されている従動ローラ21A、転写ローラ22A、テンションローラ23A、除電ローラ27A、駆動ローラ24A、補助ローラ29A及びこれらのローラを支持する枠体である前側板31Aと後側板32A(図7参照)、クリーニング装置28A等で構成されている。
【0058】
感光体ベルト10Aの走行は、不図示の駆動モータによる駆動源から不図示のクラッチを介して回転する駆動ローラ24Aによって行われる。
【0059】
読み取り装置80からの画像データに対応する電気信号は画像形成レーザで光信号に変換され、前記書き込み装置12Aによって感光体ベルト10A上に投光される。
【0060】
現像器13Aは、感光体ベルト10Aの面に対し所定の間隔を保ち、感光体ベルト10Aの走行方向と同方向に、最接近して回転する円筒状の非磁性ステンレスあるいはアルミ材で形成されてた現像スリーブ16Aを有している。
【0061】
アースローラ26Aは、感光体ベルト10Aに当接および当接解除可能であって、転写ローラ22Aに対向して設けられている。転写後の感光体ベルト20Aは、トナーと同極性または逆極性の直流電圧が印加された除電ローラ27Aで残留トナーの電荷が弱められ、クリーニングブレード28Bによって周面のトナーが掻きおとされる。
【0062】
4は定着装置であり、41は加熱ローラ、42は加圧ローラ、43はガイド板、44は定着排紙ローラ、81は本体排紙ローラである。70は紙送り出しローラ、71はタイミングローラ、72は紙カセット、73は搬送ローラである。
【0063】
次に、感光体ベルト方式の画像形成プロセスについて説明する。
画像記録のスタートと同時に不図示の駆動モータの始動により駆動ローラ24Aが回転し、色信号Yに対応するスコロトロン帯電器11の帯電作用により感光体ベルト10Aに電位の付与が開始される。
【0064】
感光体ベルト10Aは電位を付与されたあと、書き込み装置12AによってYの画像データに対応する画像の書き込みが開始され、感光体ベルト10Aの表面に原稿画像のYの画像に対応する静電潜像が形成される。
【0065】
前記の静電潜像はYの現像器13により非接触の状態で反転現像され、感光体10の回転に応じYのトナー像が感光体10上に形成される。
【0066】
Yのトナー像が感光体ベルト10Aに形成された後、次のM以下の画像形成サイクルにはいる(以下、M、C、Kの画像形成プロセスにても同様故、説明を省略する)。
【0067】
次いで、感光体ベルト10A上の前記Yのトナー像と同期が取られ、前記Yのトナー像の上にMのトナー像が重ね合わされる。
【0068】
同様のプロセスにより、Y、Mの重ね合わせトナー像と同期が取られ、C(シアン)のトナー像が前記のY、Mの重ね合わせトナー像上へ重ね合わされ、更にY、M、Cの重ね合わせトナー像と同期が取られ、K(黒)のトナー像が前記のY、M、Cの重ね合わせトナー像上へ重ね合わされ、中間転写ベルト20上にY、M、CおよびKの重ね合わせトナー像が形成される。
【0069】
重ね合わせトナー像が担持されている感光体ベルト10Aは矢印のように時計方向に送られる。
【0070】
一方、転写材Pは、紙カセット72より紙送り出しローラ70によって送り出され、搬送ローラ73を経て、タイミングローラ71へ搬送され、当該タイミングローラ71の駆動によって、感光体ベルト10A上の重ね合わせトナー像と同期がとられて、トナーと同対極性の直流電圧がに印加されている転写ローラ22A(アースローラ26Aとは当接状態にある)の転写領域Sに給送され、感光体ベルト10A上の重ね合わせトナー像が転写材Pに転写される。その後、感光体ベルト10Aは走行し、除電ローラ27Aで残留トナーの電荷が弱められ、当該感光体ベルト10Aに当接したクリーニングブレード28Bにより清掃され、次の画像形成サイクルに入る。
【0071】
重ね合わせトナー像が転写された転写材Pは、更に定着装置40へと送られ、加熱ローラ41と加圧ローラ42の間のニップ部Tで熱と圧力とが加えられながら挟持搬送され、重ね合わせトナー像が溶融定着された転写材Pは排紙ローラ81によって排紙皿82へ排出される。
【0072】
次に、本発明にかかる感光体ベルトユニットの姿勢保持について説明する。
感光体ベルトユニット3Aは、前述した中間転写ベルトユニット3と同様に、装置本体に挿入、引出し可能な架台に装着されており、引き出されて架台から容易に取り外せる構造になっている。
【0073】
ここでは、感光体ベルト10Aを架台に取り付け、取り外し方法の詳細についての説明は省略し、本発明に係わる内容についてのみ記述する。
【0074】
図7は、感光体ベルトユニットに姿勢保持部材を付加した状態の図である。
図7において、姿勢保持部材30Aは、ストッパとしてEリング315が溝に係止された、軸状の支持棒313と前記支持棒313の支持部材である、前側板31A(または後側板32A)と一体の二つの支持部材である支持板314等からなり、当該支持板314には前記支持棒313が嵌合する穴が設けられている。ここで、姿勢保持部材を構成する各部材の参照符号は前記ベルトユニット3と同じ番号を使用した。
【0075】
感光体ベルトユニット3Aを単体で立てかけるときは、前記支持板314の穴に前記支持棒313を挿入しEリング315まで差し込んで置けば、装置本体に装着された縦長状態の姿勢で立てることができる。ただし、中間転写ベルト20の損傷を回避するために、感光体ベルト3Aの前側板31、後側板32の端部が床面につき、中間転写ベルト20は床面から浮いた位置にしておく必要がある。
【0076】
感光体ベルトユニット3Aがドラム架台5に載置されているときは、前記支持棒313は装置本体のフリースペースに収納することができる。なお、支持棒313を伸縮可能な構造にすれば、収納のため小スペースで済ますことができる。
【0077】
また、一点鎖線で示した、取付け、取外しのできる板状の部材317を取り付けてもよい。
【0078】
【発明の効果】
縦長のベルトユニットを、装置本体に装填された縦長状態の姿勢で立てることが可能となり、廃トナーが外部にこぼれ落ちることによるトナー汚染や中間転写ベルト、感光体ベルトの損傷が回避でき、また、メンテナンス作業が改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の全体構成の一例を示す模式図である。
【図2】装置本体に装着された状態の中間転写ベルトユニットを図1におけるA方向から視た平面図である。
【図3】中間転写ベルトユニットが載置されるドラム架台を示す透視図である。
【図4】ドラム架台に載置された中間転写ベルトユニットを装置本体の前面方向から視た図である。
【図5】ベルトユニットに縦長の姿勢を保持するための姿勢保持部材を付加した状態を示す図である。
【図6】感光体ベルト方式の画像形成装置を示す図である。
【図7】感光体ベルトユニットに姿勢保持部材を付加した状態の図である。
【符号の説明】
10 感光体
10A 感光体ベルト
20 中間転写ベルト
22、22A 転写ローラ
21、21A 従動ローラ
24、24A 駆動ローラ
26、26A アースローラ
3 中間転写ベルトユニット
3A 感光体ベルトユニット
30 姿勢保持部材
31、31A 前側板
32、32A 後側板
312、322 支持ピン
313 支持棒
314 支持板
5 ドラム架台
51 前パネル
52 後パネル
51A、52A 受け部材
511、521 支持ピン
Claims (5)
- 本体装着時に縦長のベルト及び当該ベルトを清掃するクリーニング装置を載置するベルトユニットを備えた画像形成装置において、当該ベルトユニットは、単体でも、姿勢保持部材によって前記画像形成装置に装着されていた縦長状態の姿勢で立てることを可能とする支持部材を有することを特徴とする画像形成装置。
- 前記姿勢保持部材は軸状の形体であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記姿勢保持部材は板状状の形体であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記ベルトユニットは中間転写ベルトであることを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
- 前記ベルトユニットは感光体ベルトであることを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
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