JP2005036235A - 水中で再分散可能なポリマー粉末組成物、その製造法および該組成物の使用 - Google Patents

水中で再分散可能なポリマー粉末組成物、その製造法および該組成物の使用 Download PDF

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Abstract

【課題】水中で再分散可能なポリマー粉末組成物の添加により、硬化されたモルタルの機械的強度がさらに上昇される、水中で再分散可能なポリマー粉末組成物を開発する。
【解決手段】1〜15個のC原子を有する非分枝鎖状または分枝鎖状アルキルカルボン酸のビニルエステル、1〜15個のC原子を有するアルコールのメタクリル酸エステルおよびアクリル酸エステル、ビニル芳香族化合物、オレフィン、ジエンおよびビニルハロゲン化物、1つ以上の保護コロイド、場合によっては粘着防止剤を含む群からの1つ以上のモノマーのホモポリマーまたはコポリマーを基礎とする、水中で再分散可能なポリマー粉末組成物の場合に、ポゾランの群からの1つ以上の化合物が含有されている。
【選択図】なし

Description

本発明は、ポゾランの性質を有する1つ以上の成分を有する、水中で再分散可能なポリマー粉末組成物、その製造法および該組成物の使用に関する。
ビニルエステル、塩化ビニル、(メタ)アクリレートモノマー、スチレン、ブタジエンおよびエチレンを基礎とするポリマーは、水中で再分散可能なポリマー粉末の形で様々な用途で、例えば異なる支持体のための被覆剤または接着剤として使用される。この生成物は、殊に水硬性接着剤、例えばWDVSモルタル(WDVS=熱絶縁複合体系)中の結合剤として、およびセメントまたは石膏の基礎となるタイル用接着剤中の結合剤として使用される。水硬性モルタル材料の重要な性質は、なかんずく一定時間に亘っての加工可能性および硬化後の水硬性モルタル材料の機械的強度である。再分散粉末の添加は、3つの観点で作用を生じる:モルタルの保水能を上昇させた場合には、このモルタルは、被膜形成によって蒸発を阻止し、付加的な結合剤として硬化されたモルタルの機械的強度を増強させる。
本発明の課題は、水中で再分散可能なポリマー粉末組成物の添加により、硬化されたモルタルの機械的強度がさらに上昇される、水中で再分散可能なポリマー粉末組成物を開発することであった。
この課題は、意外なことに、ポゾランの性質を有する添加剤の添加によって、即ち所謂ポゾランの添加によって解決されることができた。
本発明の対象は、1〜15個のC原子を有する非分枝鎖状または分枝鎖状アルキルカルボン酸のビニルエステル、1〜15個のC原子を有するアルコールのメタクリル酸エステルおよびアクリル酸エステル、ビニル芳香族化合物、オレフィン、ジエンおよびビニルハロゲン化物、1つ以上の保護コロイド、場合によっては粘着防止剤を含む群からの1つ以上のモノマーのホモポリマーまたはコポリマーを基礎とする、水中で再分散可能なポリマー粉末組成物であり、この組成物は、ポゾランの群からの1つ以上の化合物が含有されていることによって特徴付けられている。
ポゾラン的性質を有する添加剤(ポゾラン)は、珪酸含有または珪酸含有および粘土含有の天然または人造の物質であり、この場合には、自己永続的な結合を有していないが、しかし、水および石灰と一緒になってセメント状の性質を有する水不溶性の結合を形成する(www.b-i-m.deでのBIM-Lexikon)。天然のポゾランと人造のポゾランとは、区別される。天然のポゾランには、ガラスに富んだ灰分およに火山に由来する岩石、例えば軽石(Bimsstein)、トラス(微粒状凝灰岩)、サントリン土、珪藻土、角石(フリント)、粘板岩および防波堤の土が含まれる。人造のポゾランは、焼成され微粉砕された粘土(煉瓦粉)、飛塵、例えば発電所での石炭の灰、シリカダスト、油母頁岩塵(オイルシェール=瀝青状の石灰含有粘板岩)ならびに焼成カオリン(メタカオリン)である。
好ましいのは、煉瓦粉、飛塵、シリカダスト、油母頁岩塵ならびにメタカオリンを含む群からの人造のポゾランである。最も好ましいのは、メタカオリンである。使用量は、それぞれ水中で再分散可能なポリマー粉末組成物の全質量に対して5〜50質量%、有利に10〜30質量%である。
基礎ポリマーに適したビニルエステルは、1〜15個のC原子を有するカルボン酸のビニルエステルである。好ましいビニルエステルは、ビニルアセテート、ビニルプロピオネート、ビニルブチレート、ビニル−2−エチルヘキサノエート、ビニルラウレート、1−メチルビニルアセテート、ビニルピバレートおよび9〜13個のC原子を有するα−分枝鎖状モノカルボン酸のビニルエステル、例えばVeoVa9(登録商標)またはVeoVa10(登録商標)(Shell社の商品名)である。特に好ましいのは、ビニルアセテートである。
適当なメタクリル酸エステルまたはアクリル酸エステルは、1〜15個のC原子を有する非分枝鎖状または分枝鎖状のアルコール、例えばメチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、プロピルアクリレート、プロピルメタクリレート、n−ブチルアクリレート、n−ブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、ノルボルニルアクリレートである。好ましいのは、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、n−ブチルアクリレートおよび2−エチルヘキシルアクリレートである。
オレフィンおよびジエンの例は、エチレン、プロピレンおよび1,3−ブタジエンである。適当なビニル芳香族化合物は、スチレンおよびビニルトルエンである。適当なビニルハロゲン化物は、塩化ビニルである。
場合によっては、なお基礎ポリマーの全質量に対して0.05〜50質量%、有利に1〜10質量%の補助モノマーが共重合されていてよい。補助モノマーの例は、エチレン系不飽和モノカルボン酸およびエチレン系不飽和ジカルボン酸、特にアクリル酸、メタクリル酸、フマル酸およびマレイン酸;エチレン系不飽和カルボン酸アミドおよびエチレン系不飽和カルボン酸ニトリル、特にアクリルアミドおよびアクリルニトリル;フマル酸およびマレイン酸のモノエステルおよびジエステル、例えばジエチルエステルおよびジイソプロピルエステル、ならびに無水マレイン酸、エチレン系不飽和スルホン酸またはその塩、特にビニルスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチル−プロパンスルホン酸である。他の例は、前架橋性コモノマー、例えばポリエチレン系不飽和コモノマー、例えばジビニルアジペート、ジアリルマレエート、アリルメタクリレートまたはトリアリルシアヌレート、または後架橋性コモノマー、例えばアクリルアミドグリコール酸(AGA)、メチルアクリルアミドグリコール酸メチルエステル(MAGMA)、N−メチロールアクリルアミド(NMA)、N−メチロールメタクリルアミド(NMMA)、N−メチロールアリルカルバメート、アルキルエーテル、例えばイソブトキシエーテルまたはN−メチロールアクリルアミドのエステル、N−メチロールメタクリルアミドのエステルおよびN−メチロールアミドカルバメートのエステルである。また、適当なのは、エポキシド官能性コモノマー、例えばグリシジルメタクリレートおよびグリシジルアクリレートである。他の例は、珪素官能性コモノマー、例えばアクリルオキシプロピルトリ(アルコキシ)−シランおよびメタクリルオキシプロピルトリ(アルコキシ)−シラン、ビニルトリアルコキシシランおよびビニルメチルジアルコキシシランであり、この場合には、アルコキシ基として、例えばメトキシ基、エトキシ基およびエトキシプロピレングリコールエーテル基が含有されていてよい。また、ヒドロキシ基またはCO基を有するモノマー、例えばメタクリル酸ヒドロキシアルキルエステルおよびアクリル酸ヒドロキシアルキルエステル、例えばヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレートもしくはヒドロキシブチルアクリレートまたはヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレートもしくはヒドロキシブチルメタクリレートも挙げられる。
適したホモポリマーもおよびコポリマーの例は、ビニルアセテート−ホモポリマー、ビニルアセテートとエチレンとのコポリマー、ビニルアセテートとエチレンおよび1つ以上の他のビニルエステルとのコポリマー、ビニルアセテートとエチレンおよびアクリル酸エステルとのコポリマー、ビニルアセテートとエチレンおよび塩化ビニルとのコポリマー、スチレン−アクリル酸エステル−コポリマー、スチレン−1,3−ブタジエン−コポリマーである。
好ましいのは、ビニルアセテート−ホモポリマー;
ビニルアセテートとエチレン1〜40質量%とのコポリマー;
ビニルアセテートとエチレン1〜40質量%およびカルボン酸基中に1〜12個のC原子を有するビニルエステル、例えばビニルプロピオネート、ビニルラウレート、9〜13個のC原子を有するα−分枝鎖状カルボン酸のビニルエステル、例えばVeoVa9(登録商標)、VeoVa10(登録商標)、VeoVa11(登録商標)の群からの1つ以上のコモノマー1〜50質量%とのコポリマー;
ビニルアセテートとエチレン1〜40質量%と特に1〜15個のC原子を有する非分枝鎖状または分枝鎖状のアルコールのアクリル酸エステル、殊にn−ブチルアクリレートまたは2−エチルヘキシルアクリレート1〜60質量%とのコポリマー;および
ビニルアセテート30〜75質量%、ビニルラウレートまたは9〜11個のC原子を有するα−分枝鎖状のカルボン酸のビニルエステル1〜30質量%、ならびに1〜15個のC原子を有する非分枝鎖状または分枝鎖状のアルコールのアクリル酸エステル1〜30質量%を有するコポリマー、この場合このコポリマーは、なおエチレン1〜40質量%を含有し;
ビニルアセテート、エチレン1〜40質量%および塩化ビニル1〜60質量%を有するコポリマーであり;この場合、
ポリマーは、なお記載された補助モノマーを記載された量で含有していてよく、質量%での記載は、それぞれ100質量%になるまで添加される。
また、好ましいのは、(メタ)アクリル酸エステル−ポリマー、例えばn−ブチルアクリレートまたは2−エチルヘキシルアクリレートのコポリマーまたはメチルメタクリレートとn−ブチルアクリレートおよび/または2−エチルヘキシルアクリレートとのコポリマー;
メチルアクリレート、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレートの群からの1つ以上のモノマーを有するスチレン−アクリル酸エステル−コポリマー;
メチルアクリレート、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレートおよび場合によってはエチレンの群からの1つ以上のモノマーを有するビニルアセテート−アクリル酸エステル−コポリマー;
スチレン−1,3−ブタジエン−コポリマーであり;
この場合、ポリマーは、なお記載された補助モノマーを記載された量で含有していてよく、質量%での記載は、それぞれ100質量%になるまで添加される。
この場合、モノマーの選択またはコモノマーの質量分の選択は、一般に−50℃〜+50℃、特に−30℃〜+40℃のガラス転移温度Tgが生じる程度に行なわれる。ポリマーのガラス転移温度Tgは、公知方法で示差走査熱量測定(DSC)により測定されうる。また、Tgは、フォックスの方程式(Fox-Gleichung)により近似的に見積もることもできる。Fox T.G., Bull. Am. Physics Soc. 1, 3, 第123頁(1956)によれば、次の通り確認されている:
1/Tg = x1/Tg1 + x2/Tg2 + ... + xn/Tgn、
この場合xnは、モノマーnの質量の分数(質量%/100)を表わし、Tgnは、モノマーnのホモポリマーのケルビンでのガラス転移温度である。ホモポリマーのためのTg値は、Polymer Handbook 2nd Edition, J. Wiley & Sons, New York (1975)に記載されている。
ホモポリマーおよびコポリマーの製造は、乳化重合法または懸濁重合法、特に乳化重合法により行なわれ、この場合重合温度は、一般に40℃〜100℃、特に60℃〜90℃である。また、ガス状コモノマー、例えばエチレン、1,3−ブタジエンまたは塩化ビニルの共重合の場合には、圧力下、一般に5バール〜100バールで作業されてよい。
重合の開始は、乳化重合または懸濁重合にとって常用の水溶性開始剤またはモノマー可溶性開始剤または酸化還元開始剤−組合せ物を用いて行なわれる。水溶性開始剤の例は、ペルオキソ二硫酸のナトリウム塩、カリウム塩およびアンモニウム塩、過酸化水素、第三ブチルペルオキシド、第三ブチルヒドロペルオキシド、カリウムペルオキソジホスフェート、第三ブチルペルオキソピバレート、クメンヒドロペルオキシド、イソプロピルベンゼンモノヒドロペルオキシド、アゾビスイソブチロニトリルである。モノマー可溶性開始剤の例は、ジセチルペルオキシジカーボネート、ジシクロヘキシルペルオキシジカーボネート、ジベンゾイルペルオキシドである。記載された開始剤は、一般にそれぞれモノマーの全質量に対して0.001〜0.02質量%、特に0.001〜0.01質量%の量で使用される。
酸化還元開始剤としては、記載された開始剤の組合せ物が還元剤との組合せで使用される。適当な還元剤は、アルカリ金属の亜硫酸塩および亜硫酸水素塩ならびにアンモニウムの亜硫酸塩および亜硫酸水素塩、例えば亜硫酸ナトリウム、スルホキシル酸の誘導体、例えば亜鉛ホルムアルデヒドスルホキシレートまたはアルカリ金属ホルムアルデヒドスルホキシレート、例えばナトリウムヒドロキシメタンスルフィネートおよびアスコルビン酸である。還元剤の量は、一般にそれぞれモノマーの全質量に対して0.001〜0.03質量%、特に0.001〜0.015質量%である。
分子量の制御のために、重合の間には、調節剤が使用されてよい。調節剤を使用する場合には、この調節剤は、通常、重合すべきモノマーに対して0.01〜5.0質量%の量で使用され、別々にかまたは反応成分と前混合して計量供給される。このような調節剤の例は、n−ドデシルメルカプタン、第三ドデシルメルカプタン、メルカプトプロピオン酸、メルカプトプロピオン酸メチルエステル、イソプロパノールおよびアセトアルデヒドである。
適当な保護コロイドは、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール;ポリビニルピロリドン;水溶性の形での多糖類、例えば澱粉(アミロースおよびアミロペクチン)、セルロースおよびそのカルボキシメチル誘導体、メチル誘導体、ヒドロキシエチル誘導体、ヒドロキシプロピル誘導体;蛋白質、例えばカゼインまたはカゼイン塩、大豆蛋白、ゼラチン;リグニンスルホネート;合成ポリマー、例えばポリ(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリレートとカルボキシル官能性コモノマー単位とのコポリマー、ポリ(メタ)アクリルアミド、ポリビニルスルホン酸およびその水溶性コポリマー;メラミンホルムアルデヒドスルホネート、ナフタリンホルムアミドスルホネート、スチレンマレイン酸−コポリマーおよびビニルエーテルマレイン酸−コポリマーである。
好ましいのは、80〜100モル%を有する部分的に鹸化されたかまたは完全に鹸化されたポリビニルアルコール、殊に80〜95モル%の加水分解度および4%の水溶液中で1〜30mPasのヘプラー粘度(20℃でのヘプラーによる方法、DIN 53015)を有する部分的に鹸化されたポリビニルアルコールである。また、好ましいのは、80〜95モル%の加水分解度および4%の水溶液中で1〜30mPasのヘプラー粘度を有する部分的に鹸化された、疎水性に変性されたポリビニルアルコールである。このための例は、ビニルアセテートと疎水性のコモノマー、例えばイソプロピレンアセテート、ビニルピバレート、ビニルエチルヘキサノエート、5個または9〜11個のC原子を有するα−分枝鎖状の飽和モノカルボン酸のビニルエステル、ジアルキルマレイネートおよびジアルキルフマレート、例えばマレイン酸ジイソプロピルおよびフマル酸ジイソプロピル、塩化ビニル、ビニルアルキルエーテル、例えばビニルブチルエーテル、オレフィン、例えばエテンおよびデセンとの部分的に鹸化されたコポリマーである。疎水性単位の含量は、部分的に鹸化されたポリビニルアルコールの全質量に対して特に0.1〜10質量%である。また、記載されたポリビニルアルコールの混合物が使用されてもよい。
最も好ましいのは、85〜94モル%の加水分解度および4%の水溶液中で3〜15mPasのヘプラー粘度(20℃でのヘプラーによる方法、DIN 53015)を有するポリビニルアルコールである。記載された保護コロイドは、当業者に公知の方法により得ることができ、一般に重合の際にモノマーの全質量に対して1〜20質量%の量で添加される。
乳化剤の存在で重合させる場合には、乳化剤の量は、モノマー量に対して1〜5質量%である。適当な乳化剤は、陰イオン乳化剤、陽イオン乳化剤ならびに非オン乳化剤、例えば陰イオン界面活性剤、例えば8〜18個のC原子の鎖長を有するアルキルスルフェート、疎水性基中に8〜18個のC原子および40個までのエチレン単位または酸化プロピレン単位を有するアルキルスルフェートまたはアルキルアリールエーテルスルフェート、8〜18個のC原子を有するアルキルスルホネートまたはアルキルアリールスルホネート、スルホコハク酸と1価アルコールまたはアルキルフェノールとのエステルおよび半エステル、または非イオン界面活性剤、例えば8〜40個の酸化エチレン単位を有するアルキルポリグリコールエーテルまたはアルキルアリールポリグリコールエーテルである。
重合の終結後には、残留モノマーの脱脂に使用される公知方法により後重合させることができ、一般に酸化還元触媒で開始される後重合によって行なわれる。また、揮発性の残留モノマーは、蒸留により、特に減圧下で場合によっては不活性の連行ガス、例えば空気、窒素または水蒸気を導通させながらかまたは空気、窒素または水蒸気に移行させながら除去されうる。それによって得ることができる水性分散液は、30〜75質量%、特に50〜60質量%の固体含量を有する。
水中で再分散可能なポリマー粉末を製造するために、水性分散液は、場合によっては粉末化助剤としての保護コロイドの添加後に、例えば渦動床乾燥、凍結乾燥または噴霧乾燥により乾燥される。特に、分散液は、噴霧乾燥される。この場合、噴霧乾燥は、常用の噴霧乾燥装置中で行なわれ、この場合噴霧は、一物質流ノズル、二物質流ノズルもしくは多物質流ノズルまたは回転噴霧器により行なうことができる。出口温度は、一般に装置、樹脂のTgおよび所望の乾燥度に応じて45℃〜120℃、有利に60℃〜90℃の範囲内で選択される。
一般に、粉末化助剤(保護コロイド)は、分散液のポリマー成分に対して3〜30質量%の全体量で使用される。即ち、乾燥工程前の保護コロイドの全体量は、ポリマー含量に対して3〜30質量%であり;好ましくは、ポリマー含量に対して5〜20質量%が使用される。
適当な粉末化助剤は、部分的に鹸化されたポリビニルアルコール;ポリビニルピロリドン;水溶性の形での多糖類、例えば澱粉(アミロースおよびアミロペクチン)、セルロースおよびそのカルボキシメチル誘導体、メチル誘導体、ヒドロキシエチル誘導体、ヒドロキシプロピル誘導体;蛋白質、例えばカゼインまたはカゼイン塩、大豆蛋白、ゼラチン;リグニンスルホネート;合成ポリマー、例えばポリ(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリレートとカルボキシル官能性コモノマー単位とのコポリマー、ポリ(メタ)アクリルアミド、ポリビニルスルホン酸およびその水溶性コポリマー;メラミンホルムアルデヒドスルホネート、ナフタリンホルムアミドスルホネート、スチレンマレイン酸−コポリマーおよびビニルエーテルマレイン酸−コポリマーである。好ましくは、ポリビニルアルコール以外の保護コロイドは、粉末化助剤として全く使用されず、この場合には、保護コロイドとして好ましいポリビニルアルコールは、有利に粉末化助剤としても使用される。
粉末化の場合には、基礎ポリマーに対して数倍の消泡剤1.5質量%の含量が有利であることが判明した。殊に低いガラス転移温度を用いての粉末化の場合に粘着防止安定性の改善によって貯蔵能を高めるために、得られた粉末には、付加的にポリマー成分の全質量に対して従来の粘着防止剤(焼き付け防止剤)を有利に5〜20質量%備えさせることができる。従来の粘着防止剤のための例は、Ca−炭酸塩またはMg−炭酸塩、タルク、石膏、珪酸、カオリン、特に10nm〜10μmの範囲内の粒径を有する珪酸塩である。
噴霧することができる供給原料の粘度は、固体含量により、1000mPas未満(20回の回転および23℃でのブルックフィールド粘度)、有利に250mPas未満の値を得ることができる程度に調節される。噴霧することができる分散液の固体含量は、35%未満、有利に40%未満である。
使用技術的性質を改善するために、噴霧の間に他の添加剤を添加することができる。好ましい実施態様に含まれている、分散粉末組成物の他の成分は、例えば顔料、充填剤、気泡安定剤、親水性化剤である。
ポリマー粉末組成物の製造のために、ポゾランは、乾燥の前、間または後に添加される。乾燥前に添加する場合には、ポゾランを相応するポリマー分散液に混入し、引続きこの混合物を乾燥させるように行なうことができる。特に、ポゾランは、ポリマー粉末に乾燥の間および後に添加される。乾燥の間の好ましい添加は、ポゾランを乾燥空気中にまたは乾燥箱中で分配させることによって、供給原料(ポリマー分散液)の噴霧と同時に行なうことができる。特に好ましい実施態様において、ポゾラン以外に、粘着防止剤は、もはや使用されない。
水中で再分散可能なポリマー粉末組成物は、そのために典型的な使用範囲において使用されることができる。建築化学的生成物においては、例示的に、場合によっては水硬性結合剤、例えばセメント(ポートランドセメント、アルミナセメント、トラスセメント、高炉セメント、マグネシアセメント、ホスフェートセメント)、石膏および水ガラスと関連して使用され、建築用接着剤、殊にタイル用接着剤および完全熱保護接着剤、プラスター、スパチュラ材料、床用スパチュラ材料、流展材料、シール用スラッジ、継目用モルタルおよび着色剤を製造するために使用される。好ましい使用分野は、タイル用接着剤および完全熱保護接着剤(WDVS−接着剤)である。
例:
分散液D1:
分散液としてポリビニルアルコールにより安定化された、ビニルアセテートとエチレンとからなるコポリマーの分散液を使用した。製造は、当業者に公知の乳化重合法により行なわれる。安定化のために、88モル%の鹸化度および4mPasのヘプラー粘度を有するポリビニルアルコール10質量%を使用した。コポリマーの組成は、ビニルアセテート92質量%およびエチレン8質量%であった。
分散液D2:
分散液としてポリビニルアルコールにより安定化された、ビニルアセテートとエチレンとからなるコポリマーの分散液を使用した。製造は、当業者に公知の乳化重合法により行なわれた。安定化のために、88モル%の鹸化度および4mPasのヘプラー粘度を有するポリビニルアルコール10質量%を使用した。コポリマーの組成は、ビニルアセテート88質量%およびエチレン12質量%であった。
粉末:
粉末を記載された分散液の噴霧乾燥によって、88モル%の鹸化度および4mPasのヘプラー粘度を有するポリビニルアルコール5質量%および88モル%の鹸化度および13mPasのヘプラー粘度を有するポリビニルアルコール2質量%を添加しながら製造した。
次に、この分散液を二物質流ノズルにより噴霧した。粉末化構成成分として4バールに前圧縮された空気を使用し、形成された液滴を125℃に加熱された空気を用いて直流で乾燥させた。得られた乾燥粉末にメタカオリン10質量%または20質量%を添加した。比較のために、メタカオリンの代わりに等量の市販の粘着防止剤(カルシウム−マグネシウム−カーボネート)が添加された粉末を製造した。
試験:
得られた粉末を粉末特性および鉱物性タイル用接着剤中での作用について試験した。
細流能RF:
細流能を目視的にのみ円錐形山積み物の形成により評価した。
不粘着性BFの測定:
不粘着性を測定するために、分散粉末をねじを備えた鉄製管中に充填し、その後に金属製プランジャーで負荷した。負荷下に50℃で6時間貯蔵した。室温への冷却後、粉末を管から取り出し、不粘着安定性を、定性的に粉末を押し潰すことによって測定した。不粘着安定性を次のように分級化した:
1〜3=極めて良好な不粘着安定性
4〜6=良好な不粘着安定性
7〜8=満足な不粘着安定性
9〜10=不粘着安定性でない、粉末は、押し潰されないかまたは押し潰した後にもはや細流能を有していない。
沈殿挙動RAの測定:
再分散液の沈殿挙動は、粉末の再分散可能性のための基準として使用される。再分散液を50%で水中で強力な剪断力の作用によって製造した。
沈殿挙動を希釈された再分散液(固体含量0.5%)について測定し、そのためにこの分散液100mlを目盛り付き管中に充填し、固体の沈殿高さを測定した。データの記載は、沈殿物mm中で24時間後に行なった。7を上廻る値は、粉末の不十分な再分散を示す。
再分散液の細流能RF、不粘着性BFおよび沈殿挙動RAの試験の結果は、第1表中に記載されている。
この結果は、ポゾランの添加により、粘着防止剤で変性された粉末特性に関連して優れている再分散粉末を得ることができることを示す。それによって、ポゾランにより細流能を有する焼き付きのない粉末を、粘着防止剤で変性された粉末の欠点、即ち不活性の性質なしに得ることができる。
Figure 2005036235
再分散粉末で変性された、セメント状のタイル用接着剤の不粘着性の測定:
タイル用接着剤における付着引張強さを次の配合物で試験した(プラスチック分3%):
石英砂 565部
ポートランドセメント 400部
セルロース 5部
再分散粉末 30部。
付着引張強さを3つの貯蔵条件により測定した:
28T: 28日間の乾燥貯蔵
7T/21N: 7日間の乾燥/21日間の湿潤(湿式貯蔵)
14T/14TS+70℃/1T:熱貯蔵
F/T: 凍結−露−作業周期。
この試験の結果は、第2表中に記載されている。
この結果は、殊に水中貯蔵後の付着引張強さに対するポゾランのプラスの効果を示す。
Figure 2005036235

Claims (10)

  1. 1〜15個のC原子を有する非分枝鎖状または分枝鎖状アルキルカルボン酸のビニルエステル、1〜15個のC原子を有するアルコールのメタクリル酸エステルおよびアクリル酸エステル、ビニル芳香族化合物、オレフィン、ジエンおよびビニルハロゲン化物、1つ以上の保護コロイド、場合によっては粘着防止剤を含む群からの1つ以上のモノマーのホモポリマーまたはコポリマーを基礎とする、水中で再分散可能なポリマー粉末組成物において、ポゾランの群からの1つ以上の化合物が含有されていることを特徴とする、水中で再分散可能なポリマー粉末組成物。
  2. 軽石、トラス、サントリン土、珪藻土、角石、粘板岩、防波堤の土、煉瓦粉、飛塵、シリカダスト、油母頁岩塵、焼成カオリンを含む群からの1つ以上のポゾランが含有されている、請求項1記載の水中で再分散可能なポリマー粉末組成物。
  3. ポゾランとしてメタカオリンが含有されている、請求項1記載の水中で再分散可能なポリマー粉末組成物。
  4. ホモポリマーまたはコポリマーとしてビニルアセテート−ホモポリマー、ビニルアセテートとエチレンとのコポリマー、ビニルアセテートとエチレンおよび1つ以上の他のビニルエステルとのコポリマー、ビニルアセテートとエチレンおよびアクリル酸エステルとのコポリマー、ビニルアセテートとエチレンおよび塩化ビニルとのコポリマー、スチレン−アクリル酸エステル−コポリマー、スチレン−1,3−ブタジエン−コポリマーが使用されている、請求項1から3までのいずれか1項に記載の水中で再分散可能なポリマー粉末組成物。
  5. 保護コロイドとして80〜100モル%の加水分解度および1〜30mPasの4%の水溶液中でのヘプラー粘度(20℃でのヘプラーによる方法、DIN 53015)を有する、部分的に鹸化されたかまたは完全に鹸化された、場合によっては疎水性に変性されたポリビニルアルコールを使用する、請求項1から4までのいずれか1項に記載の水中で再分散可能なポリマー粉末組成物。
  6. ポゾラン成分が粉末組成物の全質量に対して5〜50質量%の量で含有されている、請求項1から5までのいずれか1項に記載の水中で再分散可能なポリマー粉末組成物。
  7. 請求項1から6までのいずれか1項に記載の水中で再分散可能なポリマー粉末組成物の製造法において、ポゾラン成分を乾燥前に相応するポリマー分散液に添加するかまたは乾燥の間にポリマー分散液と一緒に噴霧するかまたは乾燥後にポリマー粉末に添加する、請求項1から6までのいずれか1項に記載の水中で再分散可能なポリマー粉末組成物の製造法。
  8. 水中で再分散可能なポリマー粉末組成物に他の粘着防止剤を添加しない、請求項7記載の水中で再分散可能なポリマー粉末組成物の製造法。
  9. 水硬性結合剤、例えばセメント、石膏および水ガラスと関連して、建築化学的生成物中での請求項1から6までのいずれか1項に記載の水中で再分散可能なポリマー粉末組成物の使用。
  10. 建築用接着剤、タイル用接着剤および完全熱保護接着剤、プラスター、スパチュラ材料、床用スパチュラ材料、流展材料、シール用スラッジ、継目用モルタルおよび着色剤を製造するための請求項1から6までのいずれか1項に記載の水中で再分散可能なポリマー粉末組成物の使用。
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