JP2005035192A - 冊子体のカバー、冊子体の表紙材及び冊子体 - Google Patents

冊子体のカバー、冊子体の表紙材及び冊子体 Download PDF

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Abstract

【課題】 強度、耐性を向上させるとともに、印刷面を保護し、高い強度、耐性を向上させる。
【解決手段】 一方主面に印刷が施されている表紙材N1と、この表紙材N1の両端部が差し込まれる一対の袋状の空間を構成する第1及び第2の表紙等差込部2、3とを備えたノートカバー1と、複数枚のページ要素からなるノート本体N2とが一体に綴じられている。上記ノートカバー1には、第1及び第2の表紙等差込部2、3に、切目5、7a、7bや穴部6からなる開口が形成され、第1及び第2の表紙等差込部2、3の内側空間がポケットとして構成されている。そして、表紙材N1の表面側には、発注者による任意のデザインからなるオリジナル性の高い印刷が施されている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、ノート、手帳等の冊子体のカバー、冊子体の表紙材及び冊子体に関し、さらにはこの表紙材の製造方法に関する。
従来から、ノート、手帳等の冊子体の表紙及び裏表紙の表面の汚れや傷つき、表紙等になされた印刷のかすれを防止し、冊子体自体の強度、耐性の向上、及び印刷面の保護の目的で、その全表面を覆うカバーを上記冊子体に取り付けることが一般に行われている。そして、このようなカバーは、筆記用具やプリント、レシート等を収納し、一緒に持ち運びできるように、その内面側に他物品収納用のポケットが取り付けられているものが提供されている。このようなポケットは、裏表紙の差込部側に設けられることが多く、また、その構成は冊子体の上下方向に併せて上方側に開口部、下方側に底部が位置するものがほとんどである。
一方、上述したノート、手帳等の冊子体にあっては、表紙及び裏表紙の表面の汚れや傷つき等を防止し、冊子体自体の強度、耐性の向上、及び印刷面の保護の目的で、冊子体の表紙材自体をビニールシート等の合成樹脂シートによってラミネートしたものが提供されている。
ところで、ノート等の冊子体にあっては、その用途によって右開き式のものと左開き式のものがある。これらの両方に上述したカバーを、該カバーの表紙側差込部に表紙を、裏表紙側差込部に裏表紙を差し込んで装着させた場合、冊子体の表紙と裏表紙の位置が逆になるため、カバー自体を180°回転させる、すなわち上下方向を逆にする必要がある。しかしながら、カバーに取り付けられているポケットは、上述したように冊子体の上下方向に併せて上方側に開口部、下方側に底部が位置しているものがほとんどであるため、カバーの上下方向を逆にして冊子体に取り付けた場合には開口部が下方側に、底部が上方側に位置するようになり、ポケットとして使用できなくなってしまう。
また、冊子体自体にあっては、近年、需要者のニーズは多様化しており、一般に販売されているデザインではなく、自分のオリジナルのデザイン、例えば自分や家族等のスナップ写真や文章等が自分の望むレイアウトで印刷されている表紙を有するような、より個性的且つ個別的なものに対する需要が強まっている。そして、このような冊子体に対しては、その表紙が自分のオリジナルのデザインであり、需用者としてはより長く大切に使っていきたいということもあり、上述した強度、耐性の向上、及び印刷面の保護という要請もより強くなっている。
さらに、上述したようなオリジナルの冊子体に関しては、需用者一人一人のニーズに対応してオリジナル性の高いものを作製することが難しく、対応するようにした場合であっても製造コストが高くなるという問題があるのが現状である。
そこで、本発明は、強度、耐性を向上させるとともに、印刷面を保護し、右開き式と左開き式の両方の冊子体に装着させることが可能な冊子体のカバー、並びに高い強度、耐性を有し、オリジナル性も高く安価な冊子体の表紙材及び冊子体、並びに冊子体の表紙材の製造方法を提供することを目的とする。
上述した目的を達成する本発明に係る冊子体のカバーは、軟質合成樹脂シート又は硬質合成樹脂シートからなるカバー本体と、該カバー本体の一方主面に、上記カバー本体との間で冊子体の表紙、裏表紙が差し込まれる一対の袋状の空間を構成する第1及び第2の差込部とを備える。そして、上記第1及び第2の差込部のいずれか、或いは両方には、幅方向に形成される切目や切り抜きからなる開口部が設けられ、上記第1及び第2の差込部の内側空間がポケットとして構成されていることを特徴とする。
上述した構成を有する本発明に係る冊子体のカバーでは、冊子体に装着させることで、その表紙及び裏表紙の印刷面が保護されるとともに、強度、耐性が向上する。
また、本発明では、第1及び第2の差込部に設けられた切目を開口とする第1及び第2の差込部とカバー本体との間の空間を使用してポケットが構成されている。したがって、本発明によれば、180°回転させて上下位置を逆転させた場合であっても、切目よりも下方側にポケットとして機能し得る空間が存在することになるため、例えば右開き式の冊子体と左開き式の冊子体の何れにも装着が可能となる。
本発明に係る冊子体は、一方主面に印刷が施されている表紙材と、軟質合成樹脂シート又は硬質合成樹脂シートからなるカバー本体の一方主面に、該カバー本体との間で上記表紙材の両端部が差し込まれる一対の袋状の空間を構成する第1及び第2の差込部とを備えたカバー部材と、複数枚のページ要素からなる冊子体本体とを備える。そして、上記第1及び第2の差込部のいずれか、或いは両方には、切目や切り抜きからなる開口部が形成され、上記第1及び第2の差込部の内側空間がポケットとして構成されており、上記表紙材、上記カバー部材及び上記冊子体本体が一体に綴じられていることを特徴とする。
また、本発明に係る冊子体の表紙材は、軟質合成樹脂シート又は硬質合成樹脂シートからなり、三方の周縁部が綴じられて袋状とされるとともに、開口している残りの一方の周縁部に上記開口を綴じるための蓋部が設けられているラミネート部と、該ラミネート部内に挿入される表紙用紙片とを備えることを特徴とする。そして、本発明に係る冊子体は、上記構成の表紙材と、複数枚のページ要素からなる冊子体本体とを備えることを特徴とする。
さらに、本発明に係る他の構成の冊子体の表紙材は、一方主面に印刷が施されている表紙用紙片と、該表紙用紙片の一方主面に貼り付けられる軟質合成樹脂シート又は硬質合成樹脂シートと、紙の一方面に軟質合成樹脂シート又は硬質合成樹脂シートが貼り付けられてなり、紙側の面が上記表紙用紙片の他方主面に袋貼りされるラミネート紙とからなるラミネート部を備えることを特徴とする。そして、本発明に係る他の構成の冊子体は、上記構成の表紙材と、複数枚のページ要素からなる冊子体本体とを備えることを特徴とする。
上述の冊子体の表紙材を製造する本発明に係る表紙材の製造方法は、複数枚分の所定サイズの表紙用紙片が含まれる大きさの表紙用紙片原紙の一方主面に、複数枚分の表紙用の印刷を施す工程と、上記表紙用紙片原紙の一方主面に、上記表紙用紙片原紙と同サイズ、或いは略同サイズの軟質合成樹脂シート又は硬質合成樹脂シートを貼り付ける工程と、上記表紙用紙片原紙の他方主面に、上記所定サイズの表紙用紙片における周縁部にあたる部分のみを貼着部として、上記表紙用紙片原紙と同サイズ、或いは略同サイズの紙に軟質合成樹脂シート又は硬質合成樹脂シートを貼り付けてなるラミネート紙シートを貼り付ける工程と、上記軟質合成樹脂シート又は硬質合成樹脂シート、及び上記ラミネート紙シートが貼り付けられた上記表紙用紙片原紙を、上記所定サイズの複数枚の表紙用紙片に裁断する工程を有することを特徴とする。
また、本発明に係る他の構成の冊子体の表紙材は、一方主面に印刷が施されている表紙用紙片と、該表紙用紙片を挟み込む一対の軟質合成樹脂シート又は硬質合成樹脂シートからなるラミネート部と、該ラミネート部の上記表紙用紙片の他方主面側に取り付けられるポケット部材とを備えることを特徴とする。そして、本発明に係る他の構成の冊子体は、上記構成の表紙材と、複数枚のページ要素からなる冊子体本体とを備えることを特徴とする。
上述した構成を有する本発明に係る冊子体の表紙材及び冊子体では、軟質合成樹脂シート又は硬質合成樹脂シートによって発注者が印刷を望む写真やイラスト、文章等の各要素を上記発注者が任意でレイアウトしたオリジナルのデザイン等の印刷が施された表紙用紙片がカバーされる。
また、本発明の表紙材の製造方法によれば、より簡易な方法で、ポケットを有するとともに表紙用紙片がカバーされた複数に同じデザインの印刷が施される量産タイプの表紙材が製造可能となる。
上記の各本発明における表紙用紙片には、一方主面に、発注者が印刷を望む写真やイラスト、文章等の各要素を上記発注者が任意でレイアウトしたオリジナルのデザインの印刷を施してもよい。このオリジナルのデザインは、上記発注者による任意のレイアウトに対応して、受注者がパーソナルコンピュータ上で上記レイアウトを実現する操作を行って上記表紙用紙片に印刷される。
本発明に係る冊子体のカバーによれば、冊子体に装着させることで、その表紙及び裏表紙の印刷面を保護することができるとともに、強度、耐性を向上させることができ、さらには、180°回転させて上下位置を逆転させた場合であっても、切目よりも下方側にポケットとして機能し得る空間が存在するため、例えば右開き式の冊子体と左開き式の冊子体の何れにも装着をすることができるようになる。
また、本発明に係る冊子体の表紙材及び冊子体によれば、軟質ビニールシート又は硬質ビニールシートにより、印刷が施された表紙用紙片をカバーするため、冊子体の表紙の印刷面を保護することができるとともに、その強度、耐性を向上させることができる。
さらに、本発明の表紙材の製造方法によれば、より簡易な方法で、ポケットを有するとともに表紙用紙片の強度、耐性が向上した量産タイプの表紙材を製造することができるようになり、ひいては、この表紙材を使用して簡易に強度、耐性が向上した冊子体を製造することができるようになる。
また、本発明では、特に上述の表紙の印刷面にオリジナル性の高いデザインの印刷を施す場合においては、受注者がパーソナルコンピュータ上でレイアウトを実現する操作を行ってなされるため、例えばまず平版を作製し、この平版を転写することで印刷を行う従来の方法に比して簡易且つ安価に、オリジナル性の高いデザインが印刷された表紙材、及びこの表紙材を有する一人一冊からの冊子体を作製することができるようになる。
以下、本発明に係る冊子体のカバー、冊子体の表紙材及び冊子体の具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明においては、本発明を冊子体の一具体例であるノートに適用した場合について説明する。
図1は、第1の実施形態に係るノートカバー1であり、該ノートカバー1は、シート状の軟質又は硬質の合成樹脂、例えば軟質ビニール又は硬質ビニール(以下、単に軟質ビニールシート又は硬質ビニールシートと称する。)からなるカバー本体1aが、後述するように装着されるノートの見開きの状態とした場合の形状である、例えばA4判サイズやB4判サイズと略同一サイズ、すなわちノートにおける表紙から背表紙を経て裏表紙へと亘る形状に形成されている。そして、このノートカバー1には、ノートに装着した場合におけるカバー本体1aの該ノートに面する主面(以下、内面と称する。これに対して、この内面と逆側の主面を表面と称する。)に、ノートの表紙、裏表紙が差し込まれる袋状の第1及び第2の表紙等差込部2、3が設けられている。また、ノートカバー1には、ノートの背表紙に接し且つ該ノートカバー1の折れ線となってカバー本体1aにおける表紙被覆部分と裏表紙被覆部分とを分ける折りスジ4が形成されている。
第1及び第2の表紙等差込部2、3は、上記折りスジ4を挟んで対向するカバー本体1aの両端部に設けられている。なお、これら第1及び第2の表紙等差込部2、3は、カバー本体1aと一体に、具体的にはカバー本体1aの両端を折り返して、この折り返した周縁部とこの周縁部に隣接している周縁部を圧着等して設けてもよく、また、カバー本体1aとは別の軟質ビニールシート又は硬質ビニールシートをカバー本体1aの両端部に圧着等して設けてもよい。
第1の表紙等差込部2は、ノートカバー1の一方端部側に、折りスジ4側以外の三方の周縁部が、カバー本体1a側の周縁部と重ねて綴じられることによって設けられている。この第1の表紙等差込部2は、カバー本体1a側の周縁部と重なっていない上記折りスジ4側の周縁部が、後述するノートの表紙或いは裏表紙を差し込む際の差込口2aとされている。第1の表紙等差込部2は、ノートカバー1の内面の半分と略同等の幅とされ、その略中央に幅方向、すなわち上記折りスジ4と直交する方向に亘って形成されている切目5が設けられている。この切目5の両端部分は、ポケット開閉時におけるシートの裂けを防止するために、それぞれ円形状に切り抜かれている。
第2の表紙等差込部3は、ノートカバー1の他方端部側に、上記第1の表紙等差込部2と同様に、折りスジ4側以外の三方の周縁部が、カバー本体1a側の周縁部と重ねて綴じられることによって設けられている。この第2の表紙等差込部3は、カバー本体1a側の周縁部と重なっていない上記折りスジ4側の周縁部が、ノートの表紙或いは裏表紙を差し込む際の差込口3aとされている。第2の表紙等差込部3は、上記第1の表紙等差込部2に比して幅が狭く、ノートカバー1の内面の半分の約3分の1程度の幅とされ、その略中央に第2の表紙等差込部3が楕円形状に切り抜かれてなる穴部6が設けられている。また、第2の表紙等差込部3には、上下方向の両端にそれぞれ幅方向に亘って形成された切目7a、7bが設けられている。これら切目7a、7bの両端部分は、上記切目5と同様に、ポケット開閉時におけるシートの裂けを防止するために、それぞれ円形状に切り抜かれている。
また、第2の表紙等差込部3は、図2に示すように、差込口3aとなる周縁部に、第2の表紙等差込部3の内側に入り込み、該第2の表紙等差込部3とカバー本体1aとの間に介在される折り返し部8が設けられている。この折り返し部8は、各周縁部が第2の表紙等差込部3との間で綴じられることで該第2の表紙等差込部3を二重構造とし、該二重構造によって第2の表紙等差込部3に袋状の空間を構成するものであり、カバー本体1aとはノートの表紙が差込可能なように離間するように設けられている。
上述した第1及び第2の表紙等差込部2、3には、切目5、7a、7b及び穴部6をそれぞれ設けることで、第1の表紙等差込部2内側の空間と、第2の表紙等差込部3と折り返し部8との間の空間とに、切目5、7a、7b及び穴部6を開口部とするポケットが構成される。このように、ノートカバー1と一体に複数のポケットが構成されることで、例えば鉛筆や物差し等の収納が可能となり、これらとノートとを一緒に持ち運び等することができるようになる。なお、切目7a、7bは、幅が狭い第2の表紙等差込部3に設けられてはいるが、上述のように折り返し部8が設けられているため、収納物の第2の表紙等差込部3からの飛び出し、及びこの飛び出し後の脱落が防止されている。また、切目5には、該切目5において分離されている第1の表紙等差込部2を開いて、収納物を入れやすくするように、中央部分が円形状に切り欠かれている。
上述したようなノートカバー1においては、第1の表紙等差込部2の切目5は比較的幅広に形成されているため、例えば封筒や折り畳んだプリント等、幅のあるものであっても安定して収納することができ、また、第2の表紙等差込部3の穴部6及び切目7a、7bは鉛筆等の細いものを収納するのに適している。特に、第2の表紙等差込部3においては、このように複数の開口を設けることで、例えば短くなってしまった鉛筆等、様々な長さのものが収納できるようになる。
上述した構成のノートカバー1の使用例について説明する。ノートカバー1は、ノート表紙部分に筆記用具を収納できたら便利であるため、図3に示すように、ノートNの表紙NCを筆記用具等が収納可能なポケットを有する第2の表紙等差込部3に差し込み、同様に裏表紙NBを第1の表紙等差込部2に差し込むことによって、ノートNに対して装着される。このようにノートカバー1を装着させることで、ノートNの表紙NC及び裏表紙NBの印刷面を保護することができるようになるとともに、その強度、耐性を向上させることもできる。また、第1及び第2の表紙等差込部2、3にそれぞれポケットとして作用する切目5、7a、7b及び穴部6が設けられているため、文房具等の収納を同時に行えるようになる。
また、ノートNには、図3に示すような右開き式のものと、これとは逆の左開き式のものがある。そして、左開き式のノートにおいても、ノート表紙部分に筆記用具を収納できたら便利である。上述したようなノートカバー1では、同図に示す右開き式のノートだけでなく、左開き式のノートにも表紙側に第2の表紙等差込部3を位置させて装着させることができる。具体的には、ノートカバー1は、右開き式のノートNに装着させる図3の状態から180°回転させる、すなわち上下位置を逆転させることで、左開き式のノートの表紙側に第2の表紙等差込部3を位置させて、ノートに装着させることができるようになる。ノートカバー1にあっては、このように180°回転させた場合であっても、切目5、7a、7b及び穴部6よりも下方側にポケットとして機能し得る空間があるため、右開き式のノートと左開き式のノートの何れに装着された場合であっても、上述したような鉛筆や封筒等を収納することができる。
上述したノートカバー1は、ノートNの表紙材のラミネート用としても用いることができる。具体的には、図4に示すように、ノートNの表紙NC及び裏表紙NBを構成する表紙材N1と、罫線等が印刷され、或いは白紙とされた複数枚のページ要素からなってノートNの中身を構成するノート本体N2とが分離されている状態において、表紙材N1に対してノートカバー1を取り付け、その状態でノートカバー1の表面側から、ノートカバー1、表紙材N1及びノート本体N2を綴じることによって、ノートカバー1が一体とされたノートNを得ることができる。このようなノートNにおいて、ノートカバー1、表紙材N1及びノート本体N2を綴じる際には、例えば糸綴じや針金綴じ、のり付け等従来から公知の方法が用いられる。
ところで、上述したようなノートカバー1が一体に綴じられたノートNにおいては、表紙材N1に、その表面側にオリジナルの、例えばノートの製造依頼者や使用者等(以下、単に発注者と称する。)自身、又はノートの製造依頼者等が印刷を望む任意の写真や、オリジナルの文章、オリジナルのイラスト、模様等(以下、印刷素材と称して説明する。)、発注者による任意のデザインからなる印刷が施されたものを用い、オリジナルのノートとすることができる。例えば、同図に示すノートNのように、表紙NC側に「○○ノート」や発注者側の名前等の文字、発注者の写真、図示はしていないが上記文字、写真部分以外の箇所に縞模様やチェック柄、イラスト等の模様、さらには所定の配色での印刷がなされる。
このようなノートNの表紙材N1に印刷されるデザインは、発注者からの注文によって決定される。例えば、発注者は、該発注者のパーソナルコンピュータ(以下、パソコンと略称する。)や携帯電話等の端末機器から、インターネット等の情報通信ネットワークを介して、表紙材N1への印刷を希望する印刷素材や、そのレイアウト、例えば写真、イラスト、デジタルカメラ等で撮影された画像等の画像ファイルや文章等のテキストファイル、及びこれらのレイアウト、具体的には写真、イラスト、文章の文字の大きさやこれらの表紙材N1上における位置等の説明に関する情報等(以下、上記各ファイル及びレイアウトに関する情報等を含めてデザイン情報と称して説明する。)を、ノートの製造者(以下、受注者と称する。)側のパソコンに送信する。このようなインターネット等を介したデザイン情報の送信は、公知の方法により行われ、例えば受注者のホームページの注文フォームに上述したデザイン情報に関する必要事項等を入力してこのデータを送信する方法や、単に受注者に対してデザイン情報を記載し、添付ファイルとして添付した電子メールを送信する方法等がある。
また、上述のインターネット等を利用した注文以外にも、デザイン情報を受注者に対して郵送するようにしてもよい。このとき、写真や画像の印刷を希望する場合には、現像した写真自体や画像ファイルを格納した記録媒体(CD−ROM等)を同封する。
そして、受注者は、上述したような種々の方法で発注者から受け取ったデザイン情報に基づいて、表紙材N1にデザイン情報通りの印刷を行う。この印刷は、受注者側のパソコンにてデザイン情報通りのレイアウト構成を行い、それをそのままプリンタ等の出力装置で出力(プリントアウト)することによって行われる。このように、表紙材N1は、パソコン上でのレイアウト構成等を経て、それをそのまま印刷するので、従来の方法、例えばまず平版を作製し、この平版を転写することによって印刷を行う場合に比して、簡易且つ安価に表紙材N1を得ることができる。
なお、上述の例では、ノートNにオリジナルの表紙を用いたものについて説明したが、本実施形態では、複数に同じデザインの印刷が施される、いわゆる量産タイプの表紙材を用いてもよく、また、市販されているノートを表紙部分と本体部分とに分離し、その表紙部分にノートカバー1を取り付けて、それを再度本体部分と綴じることによって構成されるものであってもよい。そして、上述の量産タイプの表紙材を用いる場合には、その印刷は、上記のパソコン上でレイアウトしたものをそのまま印刷する方法で行うものであってもよく、平版を作製し、その平版を転写する方法、例えば一旦フィルムにデータを出力してから平版を出力するオフセット印刷や、直接印刷用の平版を出力するフィルムレスのCTP(Computer to Plate)印刷等により行うものであってもよい。
このように、上述したような簡易且つ安価に製造可能な表紙材N1を用いることによって、オリジナルの印刷が表紙に施されたオリジナルのノートNを簡易且つ安価で製造することができるようになる。また、このようなノートNは、パソコン上でのレイアウト構成という簡単な方法によって一人一人の発注者の注文に対応することも可能となり、また安価な方法により製造可能であるため、多数冊の製造はもちろん、一人一冊からの製造にも対応することが可能となる。
また、上述したノートNは、表紙材N1にノートカバー1が一体に綴じられているため、表紙の印刷面を保護することができるようになるとともに、その強度、耐性を向上させることができる。さらには、使用し終わったノートNからノートカバー1のみを取り外すことによって、例えば市販されている他のノートのノートカバーとしても再利用することができる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図5は、第2の実施形態に係るノートの表紙材11であり、三方の周縁部が綴じられた袋状のラミネート部12と、該ラミネート部12内に挿入される紙等の表紙用紙片13とによって構成されている。このような構成の表紙材11は、同図中一点鎖線において折曲され、後述するノートの表紙及び裏表紙を構成する。
ラミネート部12は、軟質ビニールシート又は硬質ビニールシートで形成され、その袋状とされた部分が、ノートの見開きの状態とした場合の形状である、例えばA4判サイズやB4判サイズと略同一サイズとされている。そして、綴じられていない一方の周縁部が、上記表紙用紙片13が挿入される挿入口12aとされている。また、ラミネート部12には、上記挿入口12aとされた周縁部に、表紙用紙片13挿入後に挿入孔12aを閉じるための蓋部12bが設けられている。この蓋部12bは、挿入孔12aを閉じる際に、内側に折り畳まれる。
ラミネート部12の内面には、一方の半分側に、その幅方向に亘って形成された切目14が設けられている。また、ラミネート部12の内面には、他方の半分側(蓋部12b側)に、蓋部12bが設けられている周縁部近傍の略中央に穴部15が、上下方向の両端に切目16a、16bが設けられている。これにより、表紙材11には、これら切目14、16a、16b及び穴部15を開口部とする複数のポケットが構成される。
表紙用紙片13は、上記ラミネート部12の袋状部分と同サイズであり、その一面にはノートの表紙となる印刷が施されている。この表紙用紙片13には、上述した第1の実施形態における表紙材N1と同様に、ノートの発注者による任意のデザインからなる印刷がなされている。
上述した構成を有する表紙材11は、図6に示すように、該表紙材11と見開きした状態において同サイズで、且つ罫線等が印刷され、或いは白紙とされた複数枚のページ要素からなるノート本体17を一緒に綴じ込むことでノートNを構成する。このとき、同図に示すように、表紙材11の蓋部12bがノート本体17側(内側)に折り畳まれているが、この折り畳まれた蓋部12bは、持ち運び時等の未使用時においてはノート本体17のページ要素間に挟んでノートNのしおりとすることができる。
このような表紙材11とノート本体17の綴じ方は、例えば針金綴じ等、従来から公知の方法が用いられる。このように、簡易且つ安価に製造可能な表紙材11を用いることによって、オリジナルの印刷が表紙に施されたオリジナルノートを簡易且つ安価で製造することができるようになる。
また、このようなオリジナルのノートNは、パソコン上でのレイアウト構成という簡単な方法によって一人一人の発注者の注文に対応することも可能となり、また安価な方法により製造可能であるため、多数冊の製造はもちろん、一人一冊からの製造にも対応することが可能となる。
さらに、上述した表紙材11及びこの表紙材11を使用したノートNは、ノートの表紙の印刷面を保護することができるようになるとともに、その強度、耐性を向上させることもできる。
なお、上述した構成の表紙材11は、ラミネート部12の内面側に切目14、16a、16bや穴部15を設けることでポケットを構成しているが、本発明はこのようなものに限定されず、袋状のポケット部材を貼り付ける等して設けてもよい。
また、上述の例では、オリジナルの印刷が施された表紙材11について説明したが、本実施形態では、表紙材11が、複数に同じデザインの印刷が施される量産タイプのであってもよく、このような場合には、表紙用紙片13への印刷を、上記のパソコン上でレイアウトしたものをそのまま印刷する方法で行うものであっても、平版を作製し、その平版を転写する方法により行うものであってもよい。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図7は、第3の実施形態に係るノートの表紙材21であり、印刷面を有する表紙用紙片22と、この表紙用紙片22の表裏に貼られるラミネート部材とからなる。このような構成の表紙材21は、同図中一点鎖線において折曲され、後述するノートの表紙及び裏表紙を構成する。
表紙用紙片22には、ノートの見開きの状態とした場合の形状である、例えばA4判サイズやB4判サイズと略同一サイズのものであり、上述した第1及び第2の実施形態と同様の印刷、すなわち発注者からのデザイン情報に基づいた印刷素材の印刷が施されている。このように、表紙用紙片22は、上述したパソコン上でのレイアウト構成等を経て、それをそのまま印刷するので、従来の方法に比して、簡易且つ安価に表紙材21を得ることができる。
ラミネート部材は、上記表紙用紙片22の表面側に貼り付けられる軟質ビニールシート又は硬質ビニールシートと、内面側に貼り付けられる紙の一方面に軟質合成樹脂シート又は硬質合成樹脂シートが貼り付けられたラミネート紙23とからなる。軟質ビニールシート又は硬質ビニールシート、及びラミネート紙は、ノートの見開きの状態とした場合の形状である、例えばA4判サイズやB4判サイズと略同一サイズのものである。表紙用紙片22の表面側に貼り付けられる軟質ビニールシート又は硬質ビニールシートは、表紙用紙片22の表面、すなわち印刷面の全面に亘って貼り付けられている。また、表紙用紙片22の内面側に貼り付けられるラミネート紙23は、同図中の斜線が付されている領域B、すなわち表紙用紙片22の内面における周縁部のみが貼着される袋貼りによって貼り付けられている。このとき、ラミネート紙23は、ビニールシートが貼られていない紙側の面において表紙用紙片22と袋貼りされる。
ラミネート紙23は、折曲部分を挟んだ一方の半分側に、幅方向に亘って形成された切目24が設けられている。また、ラミネート紙23は、他方の半分側に、周縁部近傍の略中央にU字状の切目25が、上下方向の両端に上記切目24と同一方向の直線状の切目26a、26bが設けられている。これにより、表紙材21には、これら切目24、25、26a、26bを開口部とする複数のポケットが構成される。なお、上述の切目24、25、26a、26bは、表紙材21において表紙用紙片22とラミネート紙23とが貼着される領域Bと重ならないように形成される。また、切目24、26a、26bの両端部分は、ポケット開閉時における裂けを防止するために、それぞれ円弧状に切目が形成されている。さらに、切目25には、その略中央がポケットの開閉を容易にするために、U字状を呈するように切られている。
上記構成の表紙材21は、以下のようにして作製される。なお、本例では、見開きA4判の表紙材21を作製する場合について説明する。
まず、図8に示すように、表紙用紙片22の原紙となるA全判紙31を用意する。このA全判紙31は、同図中点線にて示すように、A4判の表紙材21に使用する表紙用紙片22の8面分が含まれる大きさを有する表紙用紙片用の原紙である。そして、このA全判紙31の一方主面(表面側)に、表紙用の印刷が施される。この印刷は、表紙用紙片22用の印刷を8面分、上記A全判紙31の表面に対して行う。また、A全判紙31の他方主面(内面側)には、後述するようにラミネート紙シートが袋貼りされる部位以外の部分、具体的には同図中斜線にて示す領域Bの内側の領域にニス塗り(ニス印刷)が施される。
次に、A全判紙31の表面、すなわち印刷面側にA全判紙31と同サイズのビニールシート32がビニール貼りされる。このA全判紙31とビニールシート32との貼り付けは、A全判紙31の表面の全面に、例えば接着剤やのり等が塗布等されて、圧着や熱溶着等、従来から公知の方法により行われる。
次に、A全判紙31の内面に、このA全判紙31と同サイズで、且つ予め各切目の形抜きがなされたラミネート紙シート33が袋貼りされる。具体的には、まず、A全判紙31の内面全面にのり等が塗布され、その上からラミネート紙シート33が貼り付けされる。このとき、A全判紙31内面側には、上述した領域Bの内側にニス塗りが施されており、このニスが塗布されたのり等をはじくため、この部分においてはA全判紙31とラミネート紙シート33とが貼着されず、ニスが塗られていない領域B、すなわち表紙用紙片22における周縁部にあたる部分のみにおいてA全判紙31とラミネート紙シート33とが貼着される。このように、一枚の表紙用紙片22の周縁部である領域Bのみで貼着されることにより、表紙用紙片22とラミネート紙シート23とが袋貼りされた表紙材21が作製される。なお、このような表紙材21を作製する際に、上述したようにA全判紙31の内面全面にのり等を塗布してラミネート紙シート33の貼り付けを行うが、各切目が上述したように穴が形成されないように丸抜きがない状態とされているため、ラミネート紙シート33上にのり等がはみ出ることがない。
そして、A全判紙31の表裏にビニールシート32及びラミネート紙シート33が貼り付けられた状態で、同図中A全判紙31に付した点線に沿って8枚の表紙材21に裁断され、分離される。このような製造方法は、特に、複数に同じデザインの印刷が施される量産タイプの表紙材を複数製造する際に有用である。なお、上述した製造方法は、表紙用紙片の原紙となる紙が小さいと、ビニール貼りが困難となるため、A判であればA4判の表紙用紙片を2面分取れるA3判大以下、B判であればB4判の表紙用紙片を2面分取れるB3判大以下の原紙に対しては行えない。
上述した実施例においては、予め各切目が形抜きされているラミネート紙シート33を用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、切目の形抜き前のラミネート紙シートを貼り付け、その後に切目の形抜きを行うものであってもよい。この後から行う切目の形抜きは、各表紙材毎の裁断時に同時に行うものであってもよく、その場合、表紙材21間の裁断を行う刃と、各切目の形抜きを行う刃の高さを、切目14の形抜きを行う刃が表紙材21間の裁断を行う刃よりもより浅い裁断しか行えないような高さに調整することによって、表紙用紙片22を傷つけずに、各表紙材21の分離のための裁断と、切目14の形抜きとを同時に行うことができるようになる。
上述した構成を有する表紙材21は、上記各実施形態に係る表紙材と同様に、表紙材21と同サイズのノート本体を一緒に綴じ込むことでノートを構成する。このような表紙材21とノート本体の綴じ方は、例えば糸綴じや針金綴じ、糊付け等従来から公知の方法が用いられる。このように、簡易且つ安価に製造可能な表紙材21を用いることによって、オリジナルの印刷が表紙に施されたオリジナルノートを簡易且つ安価で製造することができるようになる。
また、このようなオリジナルのノートは、パソコン上でのレイアウト構成という簡単な方法によって一人一人の発注者の注文に対応することも可能となり、また安価な方法により製造可能であるため、多数冊の製造はもちろん、一人一冊からの製造にも対応することが可能となる。
さらに、上述した表紙材21及びこの表紙材21を使用したノートは、ノートの表紙の印刷面を保護することができるようになるとともに、その強度、耐性を向上させることもできる。
また、本実施形態では、表紙材21が、複数に同じデザインの印刷が施される量産タイプのであってもよく、このような場合には、表紙用紙片22への印刷を、上記のパソコン上でレイアウトしたものをそのまま印刷する方法で行うものであっても、平版を作製し、その平版を転写する方法により行うものであってもよい。
そして、量産タイプの表紙材を作製する場合には、上述した一度に多面に亘る表紙用紙片へのラミネート紙シートの貼り付けを行う製造方法を実施することによってより安価に表紙材21、及びこの表紙材21を用いたノートを製造することができるようになる。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。図9は、第4の実施形態に係るノートの表紙材41であり、印刷面を有する表紙用紙片42と、該表紙用紙片42を挟み込んでなるラミネート部43と、ラミネート部43の一方主面、具体的には上記表紙用紙片42の印刷面が位置する側とは逆側の面に取り付けられたポケット部材44とによって構成されている。このような構成の表紙材41は、同図中一点鎖線において折曲され、後述するノートの表紙及び裏表紙を構成する。
表紙用紙片42は、ノートの見開きの状態とした場合の形状である、例えばA4判サイズやB4判サイズと略同一サイズのものであり、上述各実施形態と同様の印刷、すなわち発注者からのデザイン情報に基づいた印刷素材の印刷が施されている。このように、表紙用紙片42は、上述したパソコン上でのレイアウト構成等を経て、それをそのまま印刷するので、従来の方法に比して、簡易且つ安価に表紙材41を得ることができる。
ラミネート部43は、上記表紙用紙片42を挟み込む一対の軟質ビニールシート又は硬質ビニールシートからなる。これら一対の軟質ビニールシート又は硬質ビニールシートは、ノートの見開きの状態とした場合の形状である、例えばA4判サイズやB4判サイズと略同一サイズのものである。
ポケット部材44は、例えば軟質ビニールシートにて形成されており、同図に示すように、方形の三方の周縁部が綴じられた袋状とされている。そして、綴じられていない一方の周縁部が表紙材41の上方を向けて表紙材41のラミネート部43に取り付けられている。なお、本例にあっては、ポケット部材44は、ラミネート部43において同図中左側に位置して取り付けられているが、このような構成に限定されるものではなく、図中右側に取り付けても、左右両側に取り付けてもよい。
上述した構成を有する表紙材41は、各実施形態に係る表紙材と同様に、表紙材41と同サイズのノートのノート本体を一緒に綴じ込むことでノートを構成する。このような表紙材41とノート本体の綴じ方は、例えば糸綴じや針金綴じ、糊付け等従来から公知の方法が用いられる。このように、簡易且つ安価に製造可能な表紙材41を用いることによって、オリジナルの印刷が表紙に施されたオリジナルノートを簡易且つ安価で製造することができるようになる。
また、このようなノートは、パソコン上でのレイアウト構成という簡単な方法によって一人一人の発注者の注文に対応することも可能となり、また安価な方法により製造可能であるため、多数冊の製造はもちろん、一人一冊からの製造にも対応することが可能となる。
さらに、上述した表紙材41及びこの表紙材41を使用したノートは、ノートの表紙の印刷面を保護することができるようになるとともに、その強度、耐性を向上させることもできる。
また、上述の例では、オリジナルの印刷が施された表紙材41について説明したが、本実施形態では、表紙材41が、複数に同じデザインの印刷が施される量産タイプのであってもよく、このような場合には、表紙用紙片42への印刷を、上記のパソコン上でレイアウトしたものをそのまま印刷する方法で行うものであっても、平版を作製し、その平版を転写する方法により行うものであってもよい。
上記各実施の形態にあっては、本発明をノートに適用した例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の冊子体、例えば手帳等に適用するものであってもよい。
このように本発明は、上述した実施形態の如き構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
本発明の第1の実施形態に係るノートカバーの平面図である。 同ノートカバーの図1中A−A線における断面図である。 同ノートカバーがノートに装着される状態を示す斜視図である。 同ノートカバーが表紙材と一体とされるノートの分解斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る表紙材の平面図である。 同表紙材を使用したノートの斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係る表紙材の平面図である。 同表紙材の製造に際する袋貼り工程を説明するための図である。 本発明の第4の実施形態に係る表紙材の平面図である。
符号の説明
1 ノートカバー,2 第1の表紙等差込部,3 第2の表紙等差込部,4 折りスジ,5、7a、7b 切目,6 穴部,8 折り返し部,11、21、41 表紙材,12、43 ラミネート部,13、22、42 表紙用紙片,23 ラミネート紙,N ノート

Claims (14)

  1. 軟質合成樹脂シート又は硬質合成樹脂シートからなるカバー本体と、
    該カバー本体の一方主面に、上記カバー本体との間で冊子体の表紙、裏表紙が差し込まれる一対の袋状の空間を構成する第1及び第2の差込部とを備えてなり、
    上記第1及び第2の差込部のいずれか、或いは両方に、幅方向に形成される切目や切り抜きからなる開口部が設けられ、上記第1及び第2の差込部の内側空間がポケットとして構成されていることを特徴とする冊子体のカバー。
  2. 上記第1及び第2の差込部の少なくともいずれか一方は、少なくとも上記冊子体の表紙、裏表紙の差込口が位置する周縁部が綴じられた二重構造とされ、該二重構造によって構成される空間が、上記切目や切り抜きを開口部とするポケットとして構成されていることを特徴とする請求項1記載の冊子体のカバー。
  3. 一方主面に印刷が施されている表紙材と、
    軟質合成樹脂シート又は硬質合成樹脂シートからなるカバー本体の一方主面に、該カバー本体との間で上記表紙材の両端部が差し込まれる一対の袋状の空間を構成する第1及び第2の差込部とを備えたカバー部材と、
    複数枚のページ要素からなる冊子体本体とを備え、
    上記第1及び第2の差込部のいずれか、或いは両方には、切目や切り抜きからなる開口部が形成され、上記第1及び第2の差込部の内側空間がポケットとして構成されており、
    上記表紙材、上記カバー部材及び上記冊子体本体が一体に綴じられていることを特徴とする冊子体。
  4. 軟質合成樹脂シート又は硬質合成樹脂シートからなり、三方の周縁部が綴じられて袋状とされるとともに、開口している残りの一方の周縁部に上記開口を綴じるための蓋部が設けられているラミネート部と、
    該ラミネート部内に挿入される表紙用紙片とを備えることを特徴とする冊子体の表紙材。
  5. 上記ラミネート部の内面側には、幅方向に形成される切目や切り抜きからなる開口部が設けられ、上記ラミネート部と該ラミネート部内に挿入された表紙用紙片との間の空間がポケットとして構成されていることを特徴とする請求項4記載の冊子体の表紙材。
  6. 軟質合成樹脂シート又は硬質合成樹脂シートからなり、三方の周縁部が綴じられて袋状とされるとともに、開口している残りの一方の周縁部に上記開口を綴じるための蓋部が形成されているラミネート部内に、一方主面に印刷が施されている表紙用紙片が挿入されてなる表紙材と、
    複数枚のページ要素からなる冊子体本体とを備え、
    上記表紙材と上記冊子本体とが綴じられてなることを特徴とする冊子体。
  7. 一方主面に印刷が施されている表紙用紙片と、
    該表紙用紙片の一方主面に貼り付けられる軟質合成樹脂シート又は硬質合成樹脂シートと、紙の一方面に軟質合成樹脂シート又は硬質合成樹脂シートが貼り付けられてなり、紙側の面が上記表紙用紙片の他方主面に袋貼りされるラミネート紙とからなるラミネート部を備えることを特徴とする冊子体の表紙材。
  8. 上記ラミネート紙には、幅方向に形成される切目や切り抜きからなる開口部が設けられ、上記ラミネート紙と該ラミネート紙と袋貼りされた上記表紙用紙片との間の空間がポケットとして構成されていることを特徴とする請求項7記載の冊子体の表紙材。
  9. 印刷が施されている表紙用紙片の一方主面側に軟質合成樹脂シート又は硬質合成樹脂シートが貼り付けられるとともに、他方主面側に紙の一方面に軟質合成樹脂シート又は硬質合成樹脂シートが貼り付けられたラミネート紙が紙側において上記表紙用紙片と袋貼りされてなる表紙材と、
    複数枚のページ要素からなる冊子体本体とを備え、
    上記表紙材と上記冊子本体とが綴じられてなることを特徴とする冊子体。
  10. 複数枚分の所定サイズの表紙用紙片が含まれる大きさの表紙用紙片原紙の一方主面に、複数枚分の表紙用の印刷を施す工程と、
    上記表紙用紙片原紙の一方主面に、上記表紙用紙片原紙と同サイズ、或いは略同サイズの軟質合成樹脂シート又は硬質合成樹脂シートを貼り付ける工程と、
    上記表紙用紙片原紙の他方主面に、上記所定サイズの表紙用紙片における周縁部にあたる部分のみを貼着部として、上記表紙用紙片原紙と同サイズ、或いは略同サイズの紙に軟質合成樹脂シート又は硬質合成樹脂シートを貼り付けてなるラミネート紙シートを貼り付ける工程と、
    上記軟質合成樹脂シート又は硬質合成樹脂シート、及び上記ラミネート紙シートが貼り付けられた上記表紙用紙片原紙を、上記所定サイズの複数枚の表紙用紙片に裁断する工程を有することを特徴とする冊子体の表紙材の製造方法。
  11. 一方主面に印刷が施されている表紙用紙片と、
    該表紙用紙片を挟み込む一対の軟質合成樹脂シート又は硬質合成樹脂シートからなるラミネート部と、
    該ラミネート部の上記表紙用紙片の他方主面側に取り付けられるポケット部材とを備えることを特徴とする冊子体の表紙材。
  12. 一方主面に印刷が施されている表紙用紙片が、一対の軟質合成樹脂シート又は硬質合成樹脂シートからなるラミネート部で挟み込まれるとともに、該ラミネート部の上記表紙用紙片の他方主面側にポケット部材が取り付けられてなる表紙材と、
    複数枚のページ要素からなる冊子体本体とを備え、
    上記表紙材と上記冊子本体とが綴じられてなることを特徴とする冊子体。
  13. 上記表紙用紙片の一方主面には、発注者が印刷を望む写真やイラスト、文章等の各要素を上記発注者が任意でレイアウトしたオリジナルのデザインの印刷が施されており、
    上記オリジナルのデザインは、上記発注者による任意のレイアウトに対応して、受注者がパーソナルコンピュータ上で上記レイアウトを実現する操作を行って上記表紙用紙片に印刷されることを特徴とする請求項4、5、7、8又は11いずれか1項記載の冊子体の表紙材。
  14. 上記表紙用紙片の一方主面には、発注者が印刷を望む写真やイラスト、文章等の各要素を上記発注者が任意でレイアウトしたオリジナルのデザインの印刷が施されており、
    上記オリジナルのデザインは、上記発注者による任意のレイアウトに対応して、受注者がパーソナルコンピュータ上で上記レイアウトを実現する操作を行って上記表紙用紙片に印刷されることを特徴とする請求項3、6、9又は12いずれか1項記載の冊子体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009069192A1 (ja) * 2007-11-27 2009-06-04 King Jim Co., Ltd. 冊子カバー
DE102012108726A1 (de) * 2012-09-17 2014-03-20 Maping Kommandiittiyhtiö L. Huotari Personalisierbares Hardcover für ein Buch, Rohling zur Schaffung eines personalisierbaren Hardcovers und Verfahren zur Herstellung eines personalisierten Hardcovers für ein Buch
JP2018028844A (ja) * 2016-08-19 2018-02-22 株式会社エフブロック オリジナルノートの受注装置、受注方法、及びプログラム

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