JP2005010853A - 商品情報提供装置、タグリーダ制御装置及び商品情報通知サーバ、並びに商品情報提供方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯端末の大型化および改変をすることなく、低コスト化を図るのに好適であり、しかも商品の知識が少ない顧客等にとって使い勝手がよく携帯端末の低消費電力化を図るのに好適な商品情報提供装置を提供する。
【解決手段】携帯用RFIDタグを商品に接近させると、タグリーダ18a〜18dにより、携帯用RFIDタグから会員番号が読み取られるとともに、商品用RFIDタグから商品情報が読み取られる。商品情報通知サーバ200は、読み取られた会員番号に対応するアドレス情報をアドレス情報登録テーブルから検索し、索出したアドレス情報に基づいて、読み取られた商品情報を携帯電話14に送信する。
【選択図】 図1
【解決手段】携帯用RFIDタグを商品に接近させると、タグリーダ18a〜18dにより、携帯用RFIDタグから会員番号が読み取られるとともに、商品用RFIDタグから商品情報が読み取られる。商品情報通知サーバ200は、読み取られた会員番号に対応するアドレス情報をアドレス情報登録テーブルから検索し、索出したアドレス情報に基づいて、読み取られた商品情報を携帯電話14に送信する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品に関する商品情報を携帯端末に提供する装置およびサーバ、並びに方法に係り、特に、携帯端末の大型化および改変をすることなく、低コスト化を図るのに好適であり、しかも商品の知識が少ない顧客等にとって使い勝手がよく携帯端末の低消費電力化を図るのに好適な商品情報提供装置、タグリーダ制御装置および商品情報通知サーバ、並びに商品情報提供方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
RFID(Radio Frequency IDentification)非接触型ICタグは、外部からタグ情報を非接触で読書可能なタグである。商品情報をタグ情報として記憶したRFID非接触型ICタグを商品に付することによって、その商品の流通管理、品質管理等が可能になるので、極めて有用なものとして利用が拡大している。
【0003】
例えば、商店の店頭に陳列された商品に、その商品に関する商品情報を記憶したRFID非接触型ICタグを付し、商品を購入しようとする人が自由にその商品情報を読み取れれば便利である。
ところが、RFID非接触型ICタグから非接触でタグ情報を読み取るタグリーダは、ある程度の大きさの物が必要であり、利用者が携帯し、自由に持ち運びをすることは困難である場合が多い。
【0004】
タグリーダには、様々な種類があり、通信可能距離が近距離(例えば、数[Cm])のものは携帯可能なものも可能と考えられるが、通信可能距離が遠距離(例えば、数[m])のものはある程度の大きさになり、利用者が携帯し手軽に利用するということは困難であると一般には考えられている。
このような問題に関して、ショッピングカートにタグリーダを搭載する構成が知られている。このような構成であれば、利用者がショッピングカートに商品を入れると、商品に付されたRFID非接触型ICタグからは、ショッピングカートのタグリーダによりタグ情報が読み取られる。タグ情報には商品価格等が含まれており、読み取られたタグ情報はレジに無線で送信される。これにより、商品の価格の精算が容易となる。
【0005】
このような構成の場合には、ショッピングカートにタグリーダを搭載することができるので、ある程度の大きさのものが利用可能である。
また、特許文献1には、タグリーダを内蔵した携帯端末を店舗の入口で利用者に貸し渡し、携帯端末を用いて、商品見本のRFID非接触型ICタグから商品コードを読み取ることによって、商品の注文を行う技術が開示されている。この注文にしたがって、レジでは、利用者が所望する商品を準備することができ、利用者は、レジで商品を受け取ることができる。
【0006】
また、特許文献2には、RFID非接触型ICタグを床に複数個配置し、利用者は、タグリーダを身につけ、タグリーダにより読み取られたタグ情報に基づいて利用者の位置を特定し、特定した位置に対応する情報を利用者の持つ携帯端末に表示する技術が開示されている。
また、特許文献3には、タグリーダを内蔵した携帯端末で商品コードを読み取り、サーバに送信する構成が開示されている。サーバは、受信した商品コードから商品を特定し、特定した商品に関する商品情報をWEBサーバ等を介して消費者に通知する技術が開示されている。
【0007】
また、特許文献4には、各商品陳列棚ごとに無線局を設置し、無線局によりその商品陳列棚の商品に付されたRFID非接触型ICタグから商品IDを読み取り、読み取った商品IDに基づいてサーバから商品情報を取得し、取得した商品情報を携帯端末に送信する技術が開示されている。例えば、店舗の売り場担当者が携帯端末をもって商品陳列棚の前に立つと、その商品陳列棚の商品に関する商品情報を無線局から携帯端末に入手することができる。入手した商品情報を基に、売り場にいる顧客に対し助言を行ったり、顧客からの問い合わせに対処したりできる顧客支援サービスが実施可能となる。
また、特許文献5には、ショッピングカートにバーコードリーダを搭載し、ショッピングカートに商品を入れた時点で購入金額の計算を行う技術が開示されている。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−163722号公報
【特許文献2】
特開2002−149875号公報
【特許文献3】
特開2002−73449号公報
【特許文献4】
特開2001−147770号公報
【特許文献5】
特開平5−135277号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1および3記載の発明にあってはいずれも、タグリーダを携帯端末に内蔵する構成となっているため、遠距離型のタグリーダを採用した場合には、携帯端末が大型化してしまうという問題があった。また、タグリーダを携帯端末に設けることは、コストの上昇を招くほか、既存の携帯端末を利用することができないという問題もあった。
【0010】
また、特許文献2記載の発明にあっては、タグリーダと携帯端末とが別体となっているものの、利用者はタグリーダを身につけなければならず、遠距離型のタグリーダを採用した場合には、携帯しづらいという問題があった。また、利用者ごとにタグリーダを用意しなければならず、コストの上昇を招きやすい問題もあった。
【0011】
また、特許文献4記載の発明にあっては、各商品陳列棚ごとに無線局を設置し、無線局によりその商品陳列棚の商品に関する商品情報を携帯端末に送信する構成となっているため、商品陳列棚に複数種類の商品が陳列されている場合は、携帯端末に複数種類の商品情報が表示されることとなる。そのため、利用者は、それらのなかから所望の商品を選択しなければならない。この発明に係る携帯端末は、そもそも売り場担当者が利用することを想定しているため、商品の知識のある売り場担当者にとっては商品の選択を比較的容易に行うことができる。しかしながら、これを顧客の携帯端末として利用しようとする場合、携帯端末の表示画面において、多くの商品のなかから所望の商品を選択させることは操作負担が大きく、顧客にとって決して使い勝手のよいものではない。また、商品情報を正確に取得するには、携帯端末がID情報を所定周期で無線局に送信しなければならず、消費電力が大きいという問題もあった。
【0012】
また、特許文献5記載の発明にあっては、バーコードリーダを利用する構成となっているが、これに代えてタグリーダを利用する構成としても、上記同様の問題が生じる。
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、携帯端末の大型化および改変をすることなく、低コスト化を図るのに好適であり、しかも商品の知識が少ない顧客等にとって使い勝手がよく携帯端末の低消費電力化を図るのに好適な商品情報提供装置、タグリーダ制御装置および商品情報通知サーバ、並びに商品情報提供方法を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る請求項1記載の商品情報提供装置は、商品が陳列される商品陳列棚に、非接触型タグからタグ情報を非接触で読み取るタグリーダを、当該タグリーダの通信可能領域が前記商品の陳列領域と重なり合うようにして設置した商品陳列システムに適用される装置であって、前記タグリーダと、携帯端末とに通信可能に接続し、前記携帯端末には、当該携帯端末の利用者を識別するための利用者情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグが付され、前記商品には、当該商品に関する商品情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグが付されており、前記携帯端末のアドレス情報を前記利用者情報と対応付けて記憶するためのアドレス情報記憶手段と、前記タグリーダで読み取られた利用者情報を受信する利用者情報受信手段と、前記タグリーダで読み取られた商品情報を受信する商品情報受信手段と、前記利用者情報受信手段で受信した利用者情報に対応するアドレス情報を前記アドレス情報記憶手段のなかから検索するアドレス情報検索手段と、前記アドレス情報検索手段で索出したアドレス情報に基づいて前記商品情報受信手段で受信した商品情報を前記携帯端末に送信する商品情報通知手段とを備える。
【0014】
このような構成であれば、利用者は、携帯端末に付された非接触型タグを商品に接近させると、タグリーダの通信可能領域が商品の陳列領域と重なり合っているので、タグリーダにより、携帯端末に付された非接触型タグから利用者情報が非接触で読み取られる。また、タグリーダにより、商品に付された非接触型タグから商品情報が非接触で読み取られる。読み取られた利用者情報および商品情報は、本発明に係る商品情報提供装置に送信される。
【0015】
本発明に係る商品情報提供装置では、利用者情報受信手段により利用者情報を、商品情報受信手段により商品情報をそれぞれ受信すると、アドレス情報検索手段により、受信した利用者情報に対応するアドレス情報がアドレス情報記憶手段のなかから検索される。その結果、該当のアドレス情報が索出されると、商品情報通知手段により、索出されたアドレス情報に基づいて、受信した商品情報が携帯端末に送信される。
【0016】
ここで、非接触型タグを携帯端末に付することには、非接触型タグを携帯端末の表面または内面に付着することのほか、非接触型タグを携帯端末に埋め込むことも含まれる。このことは、非接触型タグを商品に付する場合についても同じである。以下、請求項2および5記載のタグリーダ制御装置、請求項3および6記載の商品情報通知サーバ、請求項4記載の商品情報提供装置、並びに請求項7および8記載の商品情報提供方法において同じである。
【0017】
また、非接触型タグとしては、例えば、ICを含む非接触型ICタグを利用することもできるし、ICを含まない非接触型タグを利用することもできる。また、非接触でタグ情報を通信可能な構造であれば、電源内蔵型のものや電源不要のものも利用することができる。小型化および低コスト化を図る観点からは、RFID非接触型ICタグを利用することが好ましい。以下、請求項2および5記載のタグリーダ制御装置、請求項3および6記載の商品情報通知サーバ、請求項4記載の商品情報提供装置、並びに請求項7および8記載の商品情報提供方法において同じである。
【0018】
また、アドレス情報記憶手段は、アドレス情報をあらゆる手段でかつあらゆる時期に記憶するものであり、アドレス情報をあらかじめ記憶してあるものであってもよいし、アドレス情報をあらかじめ記憶することなく、本装置の動作時に外部からの入力等によってアドレス情報を記憶するようになっていてもよい。以下、請求項2および5記載のタグリーダ制御装置、請求項3および6記載の商品情報通知サーバ、並びに請求項4記載の商品情報提供装置において同じである。
【0019】
一方、上記目的を達成するために、本発明に係る請求項2記載のタグリーダ制御装置は、商品が陳列される商品陳列棚に、非接触型タグからタグ情報を非接触で読み取るタグリーダを、当該タグリーダの通信可能領域が前記商品の陳列領域と重なり合うようにして設置した商品陳列システムに適用される装置であって、前記タグリーダに通信可能に接続し、携帯端末には、当該携帯端末の利用者を識別するための利用者情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグが付され、前記商品には、当該商品に関する商品情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグが付されており、さらに、前記携帯端末のアドレス情報を前記利用者情報と対応付けて記憶するためのアドレス情報記憶手段と、前記商品情報および前記利用者情報を受信する商品情報等受信手段と、前記商品情報等受信手段で受信した利用者情報に対応するアドレス情報を前記アドレス情報記憶手段のなかから検索するアドレス情報検索手段と、前記アドレス情報検索手段で索出したアドレス情報に基づいて前記商品情報等受信手段で受信した商品情報を前記携帯端末に送信する商品情報通知手段とを有する商品情報通知サーバに通信可能に接続し、前記利用者情報を記憶するための利用者情報記憶手段と、前記タグリーダで読み取られた利用者情報を受信する利用者情報受信手段と、前記利用者情報受信手段で受信した利用者情報と同一の利用者情報が前記利用者情報記憶手段に記憶されているときは前記商品情報を読み取るべきことを示す商品情報読取要求を前記タグリーダに送信する読取要求送信手段と、前記商品情報読取要求に応じて前記タグリーダで読み取られた商品情報を受信する商品情報受信手段と、前記商品情報受信手段で受信した商品情報および前記利用者情報受信手段で受信した利用者情報を前記商品情報通知サーバに送信する商品情報等送信手段とを備える。
【0020】
このような構成であれば、利用者は、携帯端末に付された非接触型タグを商品に接近させると、タグリーダの通信可能領域が商品の陳列領域と重なり合っているので、タグリーダにより、携帯端末に付された非接触型タグから利用者情報が非接触で読み取られる。読み取られた利用者情報は、本発明に係るタグリーダ制御装置に送信される。
【0021】
本発明に係るタグリーダ制御装置では、利用者情報受信手段により利用者情報を受信し、受信した利用者情報と同一の利用者情報が利用者情報記憶手段に記憶されていると、読取要求送信手段により、商品情報読取要求がタグリーダに送信される。
タグリーダでは、商品情報読取要求を受信すると、タグリーダの通信可能領域が商品の陳列領域と重なり合っているので、商品に付された非接触型タグから商品情報が非接触で読み取られる。読み取られた商品情報は、本発明に係るタグリーダ制御装置に送信される。
【0022】
本発明に係るタグリーダ制御装置では、商品情報受信手段により商品情報を受信すると、商品情報等送信手段により、受信した商品情報および利用者情報が商品情報通知サーバに送信される。
商品情報通知サーバでは、商品情報等受信手段により商品情報および利用者情報を受信すると、アドレス情報検索手段により、受信した利用者情報に対応するアドレス情報がアドレス情報記憶手段のなかから検索される。その結果、該当のアドレス情報が索出されると、商品情報通知手段により、索出されたアドレス情報に基づいて、受信した商品情報が携帯端末に送信される。
【0023】
ここで、利用者情報記憶手段は、利用者情報をあらゆる手段でかつあらゆる時期に記憶するものであり、利用者情報をあらかじめ記憶してあるものであってもよいし、利用者情報をあらかじめ記憶することなく、本装置の動作時に外部からの入力等によって利用者情報を記憶するようになっていてもよい。以下、請求項3および6記載の商品情報通知サーバ、並びに請求項5記載のタグリーダ制御装置において同じである。
【0024】
一方、上記目的を達成するために、本発明に係る請求項3記載の商品情報通知サーバは、商品が陳列される商品陳列棚に、非接触型タグからタグ情報を非接触で読み取るタグリーダを、当該タグリーダの通信可能領域が前記商品の陳列領域と重なり合うようにして設置した商品陳列システムに適用されるサーバであって、携帯端末に通信可能に接続し、前記携帯端末には、当該携帯端末の利用者を識別するための利用者情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグが付され、前記商品には、当該商品に関する商品情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグが付されており、さらに、前記利用者情報を記憶するための利用者情報記憶手段と、前記タグリーダで読み取られた利用者情報を受信する利用者情報受信手段と、前記利用者情報受信手段で受信した利用者情報と同一の利用者情報が前記利用者情報記憶手段に記憶されているときは前記商品情報を読み取るべきことを示す商品情報読取要求を前記タグリーダに送信する読取要求送信手段と、前記商品情報読取要求に応じて前記タグリーダで読み取られた商品情報を受信する商品情報受信手段と、前記商品情報受信手段で受信した商品情報および前記利用者情報受信手段で受信した利用者情報を前記商品情報通知サーバに送信する商品情報等送信手段とを有するタグリーダ制御装置に通信可能に接続し、前記携帯端末のアドレス情報を前記利用者情報と対応付けて記憶するためのアドレス情報記憶手段と、前記商品情報および前記利用者情報を受信する商品情報等受信手段と、前記商品情報等受信手段で受信した利用者情報に対応するアドレス情報を前記アドレス情報記憶手段のなかから検索するアドレス情報検索手段と、前記アドレス情報検索手段で索出したアドレス情報に基づいて前記商品情報等受信手段で受信した商品情報を前記携帯端末に送信する商品情報通知手段とを備える。
【0025】
このような構成であれば、利用者は、携帯端末に付された非接触型タグを商品に接近させると、タグリーダの通信可能領域が商品の陳列領域と重なり合っているので、タグリーダにより、携帯端末に付された非接触型タグから利用者情報が非接触で読み取られる。読み取られた利用者情報は、タグリーダ制御装置に送信される。
【0026】
タグリーダ制御装置では、利用者情報受信手段により利用者情報を受信し、受信した利用者情報と同一の利用者情報が利用者情報記憶手段に記憶されていると、読取要求送信手段により、商品情報読取要求がタグリーダに送信される。
タグリーダでは、商品情報読取要求を受信すると、タグリーダの通信可能領域が商品の陳列領域と重なり合っているので、商品に付された非接触型タグから商品情報が非接触で読み取られる。読み取られた商品情報は、タグリーダ制御装置に送信される。
【0027】
タグリーダ制御装置では、商品情報受信手段により商品情報を受信すると、商品情報等送信手段により、受信した商品情報および利用者情報が本発明に係る商品情報通知サーバに送信される。
本発明に係る商品情報通知サーバでは、商品情報等受信手段により商品情報および利用者情報を受信すると、アドレス情報検索手段により、受信した利用者情報に対応するアドレス情報がアドレス情報記憶手段のなかから検索される。その結果、該当のアドレス情報が索出されると、商品情報通知手段により、索出されたアドレス情報に基づいて、受信した商品情報が携帯端末に送信される。
【0028】
一方、上記目的を達成するために、本発明に係る請求項4記載の商品情報提供装置は、商品が陳列される商品陳列棚に、非接触型タグからタグ情報を非接触で読み取る第1タグリーダを、当該第1タグリーダの通信可能領域が前記商品の陳列領域と重なり合うようにして設置し、かつ、前記商品陳列棚が設置される店舗の入口に、前記非接触型タグから前記タグ情報を非接触で読み取る第2タグリーダを設置した商品陳列システムに適用される装置であって、前記第1タグリーダと、前記第2タグリーダと、携帯端末とに通信可能に接続し、前記携帯端末には、当該携帯端末の利用者を識別するための利用者情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグが付され、前記商品には、当該商品に関する商品情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグが付されており、前記携帯端末のアドレス情報を前記利用者情報と対応付けて記憶するためのアドレス情報記憶手段と、前記第2タグリーダで読み取られた利用者情報を受信する利用者情報受信手段と、前記利用者情報受信手段で受信した利用者情報に対応するアドレス情報を前記アドレス情報記憶手段のなかから検索するアドレス情報検索手段と、前記アドレス情報検索手段で索出したアドレス情報に基づいて前記商品を指定すべきことを示す商品指定要求を前記携帯端末に送信する商品指定要求送信手段と、前記携帯端末からの商品指定応答を受信する商品指定応答受信手段と、前記商品指定応答受信手段で受信した商品指定応答に対応する商品情報を読み取るべきことを示す商品情報読取要求を前記第1タグリーダに送信する読取要求送信手段と、前記商品情報読取要求に応じて前記第1タグリーダで読み取られた商品情報を受信する商品情報受信手段と、前記アドレス情報検索手段で索出したアドレス情報に基づいて前記商品情報受信手段で受信した商品情報を前記携帯端末に送信する商品情報通知手段とを備える。
【0029】
このような構成であれば、利用者は、携帯端末を持って店舗の入口に進入すると、店舗の入口には第2タグリーダが設置されているので、第2タグリーダにより、携帯端末に付された非接触型タグから利用者情報が非接触で読み取られる。読み取られた利用者情報は、本発明に係る商品情報提供装置に送信される。
本発明に係る商品情報提供装置では、利用者情報受信手段により利用者情報を受信すると、アドレス情報検索手段により、受信した利用者情報に対応するアドレス情報がアドレス情報記憶手段のなかから検索される。その結果、該当のアドレス情報が索出されると、商品指定要求送信手段により、索出されたアドレス情報に基づいて、商品指定要求が携帯端末に送信される。
【0030】
利用者は、携帯端末において、商品指定要求に応じて所望の商品を指定すると、本発明に係る商品情報提供装置に商品指定応答が送信される。
本発明に係る商品情報提供装置では、商品指定応答受信手段により商品指定応答を受信すると、読取要求送信手段により、受信した商品指定応答に対応する商品情報を読み取るべきことを示す商品情報読取要求が第1タグリーダに送信される。
【0031】
第1タグリーダでは、商品情報読取要求を受信すると、タグリーダの通信可能領域が商品の陳列領域と重なり合っているので、商品に付された非接触型タグから商品情報読取要求に係る商品情報が非接触で読み取られる。読み取られた商品情報は、本発明に係る商品情報提供装置に送信される。
本発明に係る商品情報提供装置では、商品情報受信手段により商品情報を受信すると、商品情報通知手段により、索出されたアドレス情報に基づいて、受信した商品情報が携帯端末に送信される。
【0032】
一方、上記目的を達成するために、本発明に係る請求項5記載のタグリーダ制御装置は、商品が陳列される商品陳列棚に、非接触型タグからタグ情報を非接触で読み取る第1タグリーダを、当該第1タグリーダの通信可能領域が前記商品の陳列領域と重なり合うようにして設置し、かつ、前記商品陳列棚が設置される店舗の入口に、前記非接触型タグから前記タグ情報を非接触で読み取る第2タグリーダを設置した商品陳列システムに適用される装置であって、前記第1タグリーダと、前記第2タグリーダとに通信可能に接続し、携帯端末には、当該携帯端末の利用者を識別するための利用者情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグが付され、前記商品には、当該商品に関する商品情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグが付されており、さらに、前記携帯端末のアドレス情報を前記利用者情報と対応付けて記憶するためのアドレス情報記憶手段と、前記利用者情報を受信する第1利用者情報受信手段と、前記第1利用者情報受信手段で受信した利用者情報に対応するアドレス情報を前記アドレス情報記憶手段のなかから検索するアドレス情報検索手段と、前記アドレス情報検索手段で索出したアドレス情報に基づいて前記商品を指定すべきことを示す商品指定要求を前記携帯端末に送信する商品指定要求送信手段と、前記携帯端末からの商品指定応答を受信する商品指定応答受信手段と、前記商品指定応答受信手段で受信した商品指定応答に対応する商品情報を読み取るべきことを示す商品情報読取要求を当該タグリーダ制御装置に送信する第1読取要求送信手段と、前記商品情報を受信する第1商品情報受信手段と、前記アドレス情報検索手段で索出したアドレス情報に基づいて前記第1商品情報受信手段で受信した商品情報を前記携帯端末に送信する商品情報通知手段とを有する商品情報通知サーバに通信可能に接続し、前記利用者情報を記憶するための利用者情報記憶手段と、前記第2タグリーダで読み取られた利用者情報を受信する第2利用者情報受信手段と、前記第2利用者情報受信手段で受信した利用者情報と同一の利用者情報が前記利用者情報記憶手段に記憶されているときは前記第2利用者情報受信手段で受信した利用者情報を前記商品情報通知サーバに送信する利用者情報送信手段と、前記商品情報読取要求を受信する読取要求受信手段と、前記読取要求受信手段で受信した商品情報読取要求を前記第1タグリーダに送信する第2読取要求送信手段と、前記商品情報読取要求に応じて前記第1タグリーダで読み取られた商品情報を受信する第2商品情報受信手段と、前記第2商品情報受信手段で受信した商品情報を前記商品情報通知サーバに送信する商品情報送信手段とを備える。
【0033】
このような構成であれば、利用者は、携帯端末を持って店舗の入口に進入すると、店舗の入口には第2タグリーダが設置されているので、第2タグリーダにより、携帯端末に付された非接触型タグから利用者情報が非接触で読み取られる。読み取られた利用者情報は、本発明に係るタグリーダ制御装置に送信される。
本発明に係るタグリーダ制御装置では、第2利用者情報受信手段により利用者情報を受信し、受信した利用者情報と同一の利用者情報が利用者情報記憶手段に記憶されていると、利用者情報送信手段により、受信した利用者情報が商品情報通知サーバに送信される。
【0034】
商品情報通知サーバでは、第1利用者情報受信手段により利用者情報を受信すると、アドレス情報検索手段により、受信した利用者情報に対応するアドレス情報がアドレス情報記憶手段のなかから検索される。その結果、該当のアドレス情報が索出されると、商品指定要求送信手段により、索出されたアドレス情報に基づいて、商品指定要求が携帯端末に送信される。
【0035】
利用者は、携帯端末において、商品指定要求に応じて所望の商品を指定すると、商品情報通知サーバに商品指定応答が送信される。
商品情報通知サーバでは、商品指定応答受信手段により商品指定応答を受信すると、第1読取要求送信手段により、受信した商品指定応答に対応する商品情報を読み取るべきことを示す商品情報読取要求が本発明に係るタグリーダ制御装置に送信される。
【0036】
本発明に係るタグリーダ制御装置では、読取要求受信手段により商品情報読取要求を受信すると、第2読取要求送信手段により、受信した商品情報読取要求が第1タグリーダに送信される。
第1タグリーダでは、商品情報読取要求を受信すると、タグリーダの通信可能領域が商品の陳列領域と重なり合っているので、商品に付された非接触型タグから商品情報読取要求に係る商品情報が非接触で読み取られる。読み取られた商品情報は、本発明に係るタグリーダ制御装置に送信される。
【0037】
本発明に係るタグリーダ制御装置では、第2商品情報受信手段により商品情報を受信すると、商品情報送信手段により、受信した商品情報が商品情報通知サーバに送信される。
商品情報通知サーバでは、第1商品情報受信手段により商品情報を受信すると、商品情報通知手段により、索出されたアドレス情報に基づいて、受信した商品情報が携帯端末に送信される。
【0038】
一方、上記目的を達成するために、本発明に係る請求項6記載の商品情報通知サーバは、商品が陳列される商品陳列棚に、非接触型タグからタグ情報を非接触で読み取る第1タグリーダを、当該第1タグリーダの通信可能領域が前記商品の陳列領域と重なり合うようにして設置し、かつ、前記商品陳列棚が設置される店舗の入口に、前記非接触型タグから前記タグ情報を非接触で読み取る第2タグリーダを設置した商品陳列システムに適用されるサーバであって、携帯端末に通信可能に接続し、前記携帯端末には、当該携帯端末の利用者を識別するための利用者情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグが付され、前記商品には、当該商品に関する商品情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグが付されており、さらに、前記利用者情報を記憶するための利用者情報記憶手段と、前記第2タグリーダで読み取られた利用者情報を受信する第1利用者情報受信手段と、前記第1利用者情報受信手段で受信した利用者情報と同一の利用者情報が前記利用者情報記憶手段に記憶されているときは前記第1利用者情報受信手段で受信した利用者情報を当該商品情報通知サーバに送信する利用者情報送信手段と、商品情報読取要求を受信する読取要求受信手段と、前記読取要求受信手段で受信した商品情報読取要求を前記第1タグリーダに送信する第1読取要求送信手段と、前記商品情報読取要求に応じて前記第1タグリーダで読み取られた商品情報を受信する第1商品情報受信手段と、前記第1商品情報受信手段で受信した商品情報を当該商品情報通知サーバに送信する商品情報送信手段とを有するタグリーダ制御装置に通信可能に接続し、前記携帯端末のアドレス情報を前記利用者情報と対応付けて記憶するためのアドレス情報記憶手段と、前記利用者情報を受信する第2利用者情報受信手段と、前記第2利用者情報受信手段で受信した利用者情報に対応するアドレス情報を前記アドレス情報記憶手段のなかから検索するアドレス情報検索手段と、前記アドレス情報検索手段で索出したアドレス情報に基づいて前記商品を指定すべきことを示す商品指定要求を前記携帯端末に送信する商品指定要求送信手段と、前記携帯端末からの商品指定応答を受信する商品指定応答受信手段と、前記商品指定応答受信手段で受信した商品指定応答に対応する商品情報を読み取るべきことを示す商品情報読取要求を前記タグリーダ制御装置に送信する第2読取要求送信手段と、前記商品情報を受信する第2商品情報受信手段と、前記アドレス情報検索手段で索出したアドレス情報に基づいて前記第2商品情報受信手段で受信した商品情報を前記携帯端末に送信する商品情報通知手段とを備える。
【0039】
このような構成であれば、利用者は、携帯端末を持って店舗の入口に進入すると、店舗の入口には第2タグリーダが設置されているので、第2タグリーダにより、携帯端末に付された非接触型タグから利用者情報が非接触で読み取られる。読み取られた利用者情報は、タグリーダ制御装置に送信される。
タグリーダ制御装置では、第1利用者情報受信手段により利用者情報を受信し、受信した利用者情報と同一の利用者情報が利用者情報記憶手段に記憶されていると、利用者情報送信手段により、受信した利用者情報が本発明に係る商品情報通知サーバに送信される。
【0040】
本発明に係る商品情報通知サーバでは、第2利用者情報受信手段により利用者情報を受信すると、アドレス情報検索手段により、受信した利用者情報に対応するアドレス情報がアドレス情報記憶手段のなかから検索される。その結果、該当のアドレス情報が索出されると、商品指定要求送信手段により、索出されたアドレス情報に基づいて、商品指定要求が携帯端末に送信される。
【0041】
利用者は、携帯端末において、商品指定要求に応じて所望の商品を指定すると、本発明に係る商品情報通知サーバに商品指定応答が送信される。
本発明に係る商品情報通知サーバでは、商品指定応答受信手段により商品指定応答を受信すると、第2読取要求送信手段により、受信した商品指定応答に対応する商品情報を読み取るべきことを示す商品情報読取要求がタグリーダ制御装置に送信される。
【0042】
タグリーダ制御装置では、読取要求受信手段により商品情報読取要求を受信すると、第1読取要求送信手段により、受信した商品情報読取要求が第1タグリーダに送信される。
第1タグリーダでは、商品情報読取要求を受信すると、タグリーダの通信可能領域が商品の陳列領域と重なり合っているので、商品に付された非接触型タグから商品情報読取要求に係る商品情報が非接触で読み取られる。読み取られた商品情報は、タグリーダ制御装置に送信される。
【0043】
タグリーダ制御装置では、第1商品情報受信手段により商品情報を受信すると、商品情報送信手段により、受信した商品情報が本発明に係る商品情報通知サーバに送信される。
本発明に係る商品情報通知サーバでは、第2商品情報受信手段により商品情報を受信すると、商品情報通知手段により、索出されたアドレス情報に基づいて、受信した商品情報が携帯端末に送信される。
【0044】
一方、上記目的を達成するために、本発明に係る請求項7記載の商品情報提供方法は、商品に関する商品情報を携帯端末に提供する方法であって、前記商品が陳列される商品陳列棚に、非接触型タグからタグ情報を非接触で読み取るタグリーダを、当該タグリーダの通信可能領域が前記商品の陳列領域と重なり合うようにして設置するタグリーダ設置ステップと、前記携帯端末の利用者を識別するための利用者情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグを前記携帯端末に付する第1非接触型タグ付与ステップと、前記商品情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグを前記商品に付する第2非接触型タグ付与ステップと、前記携帯端末のアドレス情報を前記利用者情報と対応付けてアドレス情報記憶手段に記憶する利用者情報記憶ステップと、前記タグリーダにより前記非接触型タグから前記利用者情報を読み取る利用者情報読取ステップと、前記タグリーダにより前記非接触型タグから前記商品情報を読み取る商品情報読取ステップと、前記利用者情報読取ステップで読み取った利用者情報に対応するアドレス情報を前記アドレス情報記憶手段のなかから検索するアドレス情報検索ステップと、前記アドレス情報検索ステップで索出したアドレス情報に基づいて、前記商品情報読取ステップで読み取った商品情報を前記携帯端末に送信する商品情報通知ステップとを含む。
【0045】
さらに、本発明に係る請求項8記載の商品情報提供方法は、商品に関する商品情報を携帯端末に提供する方法であって、前記商品が陳列される商品陳列棚に、非接触型タグからタグ情報を非接触で読み取る第1タグリーダを、当該第1タグリーダの通信可能領域が前記商品の陳列領域と重なり合うようにして設置する第1タグリーダ設置ステップと、前記商品陳列棚が設置される店舗の入口に、前記非接触型タグから前記タグ情報を非接触で読み取る第2タグリーダを設置する第2タグリーダ設置ステップと、前記携帯端末の利用者を識別するための利用者情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグを前記携帯端末に付する第1非接触型タグ付与ステップと、前記商品情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグを前記商品に付する第2非接触型タグ付与ステップと、前記携帯端末のアドレス情報を前記利用者情報と対応付けてアドレス情報記憶手段に記憶するアドレス情報記憶ステップと、前記第2タグリーダにより前記非接触型タグから前記利用者情報を読み取る利用者情報読取ステップと、前記利用者情報読取ステップで読み取った利用者情報に対応するアドレス情報を前記アドレス情報記憶手段のなかから検索するアドレス情報検索ステップと、前記アドレス情報検索ステップで索出したアドレス情報に基づいて、前記商品を指定すべきことを示す商品指定要求を前記携帯端末に送信する商品指定要求送信ステップと、前記携帯端末からの商品指定応答を受信する商品指定応答受信ステップと、前記商品指定応答受信ステップで受信した商品指定応答に対応する商品情報を前記第1タグリーダにより前記非接触型タグから読み取る商品情報読取ステップと、前記アドレス情報検索ステップで索出したアドレス情報に基づいて、前記商品情報読取ステップで読み取った商品情報を前記携帯端末に送信する商品情報通知ステップとを含む。
【0046】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1ないし図5は、本発明に係る商品情報提供装置、タグリーダ制御装置および商品情報通知サーバ、並びに商品情報提供方法の実施の形態を示す図である。
本実施の形態は、本発明に係る商品情報提供装置、タグリーダ制御装置および商品情報通知サーバ、並びに商品情報提供方法を、図1に示すように、商品陳列棚16に陳列されている商品に関する商品情報を携帯電話14で取得する場合について適用したものである。
【0047】
まず、本発明に係る商品情報提供システムの構成を図1を参照しながら説明する。
図1は、商品情報提供システムの構成を示す図である。
商品陳列棚16は、図1に示すように、4段の棚16a〜16dを有し、各棚16a〜16dには、商品が陳列されている。図1の例では、商品陳列棚16の最上段の棚16aには清涼飲料水が、上から2段目の棚16bにはカップ麹が、上から3段目の棚16cには帽子が、最下段の棚16dには手袋がそれぞれ陳列されている。各商品には、その商品に関する商品情報をタグ情報として記憶したRFID非接触型ICタグ(以下、商品用RFIDタグと略称する。)が付されている。商品情報としては、例えば、商品名、価格、製造年月日、入荷年月日、製造者、販売者、原材料、添加物、熱量、特徴、調理方法、賞味期限等種々の情報を含めることができる。商品情報は、もちろん商品の種類によって異なる。例えば、帽子や手袋であれば、サイズを含めることが好ましい。その他、評価や売れ行き等を含めることも好ましい。
【0048】
顧客である利用者10の携帯電話14には、利用者10を特定するための会員番号をタグ情報として記憶したRFID非接触型ICタグ(以下、携帯用RFIDタグと略称する。)が付されている。携帯用RFIDタグは、携帯電話14のストラップの先端に設けられている。
各棚16a〜16dには、RFID非接触型ICタグからタグ情報を非接触で読み取るタグリーダ18a〜18dが設置されている。タグリーダ18aは、棚16aの陳列領域とほぼ同じ通信可能領域を有するものであり、タグリーダ18aの通信可能領域と棚16aの陳列領域とが重なり合うようにして設けられている。タグリーダ18b〜18dについても、タグリーダ18aと同等の機能を有し同様に設置されている。
【0049】
商品陳列棚16の頂部には、タグリーダ18a〜18dを制御するタグリーダ制御装置100が設置されており、タグリーダ制御装置100は、各タグリーダ18a〜18dと通信可能に接続されている。タグリーダ18a〜18dは、携帯用RFIDタグが通信可能領域に侵入したときは、これを検出して携帯用RFIDタグから会員番号を読み取り、読み取った会員番号をタグリーダ制御装置100に送信する。また、商品情報読取要求を受信したときは、通信可能領域にある商品用RFIDタグから商品情報を読み取り、読み取った商品情報をタグリーダ制御装置100に送信する。
【0050】
店舗内には、このような商品陳列棚16が多数設置されている。そして、各タグリーダ制御装置100は、タグリーダ18a〜18dで読み取られた商品情報を携帯電話14に通知する商品情報通知サーバ200とネットワーク199を介して通信可能に接続されている。
商品情報通知サーバ200は、タグリーダ制御装置100から送信されてきた商品の陳列位置に基づいて商品情報を適宜携帯電話14に送信する。このとき、棚16a〜16dのうち携帯用RFIDタグが近接しているものに陳列されている商品の商品情報を携帯電話14に送信する。これにより、利用者10は、携帯用RFIDタグを所望の商品に接近させることにより、携帯電話14でその商品の商品情報を参照することができる。
【0051】
次に、タグリーダ制御装置100の構成を図2を参照しながら詳細に説明する。
図2は、タグリーダ制御装置100の構成を示すブロック図である。
タグリーダ制御装置100は、図2に示すように、制御プログラムに基づいて演算およびシステム全体を制御するCPU30と、所定領域にあらかじめCPU30の制御プログラム等を格納しているROM32と、ROM32等から読み出したデータやCPU30の演算過程で必要な演算結果を格納するためのRAM34と、外部装置に対してデータの入出力を媒介するI/F38とで構成されており、これらは、データを転送するための信号線であるバス39で相互にかつデータ授受可能に接続されている。
【0052】
I/F38には、外部装置として、データやテーブル等をファイルとして格納する記憶装置42と、ネットワーク199の信号線とが接続されている。
記憶装置42には、利用者10の会員番号を登録した会員番号登録テーブルが格納されている。会員番号は、利用者10が会員登録の手続を行うと発行され、各タグリーダ制御装置100の会員番号登録テーブルに登録される。会員番号の登録は、会員登録の手続の後に、商品情報通知サーバ200が行うようにしてもよいし、図示しないWebサーバ等が行うようにしてもよい。
【0053】
CPU30は、マイクロプロセッシングユニット(MPU)等からなり、ROM32の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図3のフローチャートに示すタグリーダ制御処理を実行するようになっている。
図3は、タグリーダ制御処理を示すフローチャートである。
【0054】
タグリーダ制御処理は、タグリーダ18a〜18dを制御する処理であって、CPU30において実行されると、図3に示すように、まず、ステップS100に移行するようになっている。
ステップS100では、タグリーダ18a〜18dで読み取られた会員番号を受信したか否かを判定し、会員番号を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS102に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、会員番号を受信するまでステップS100で待機する。
【0055】
ステップS102では、受信した会員番号と同一の会員番号を会員番号登録テーブルのなかから検索し、該当の会員番号を索出したか否かを判定することにより会員番号が正規のものであるか否かを判定し、受信した会員番号が正規のものであると判定したとき(Yes)は、ステップS104に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、ステップS100に移行する。
【0056】
ステップS104では、タグリーダ18a〜18dのうち会員番号の送信元に対して商品情報読取要求を送信する。商品情報読取要求は、例えば、入荷時期が比較的新しい商品の商品情報のみを読み取るべきことを示す要求であることも好ましい。例えば、1週間以内に入荷した商品の商品情報のみを読み取るように要求を行う。その理由は、古くから商品陳列棚16に置かれている商品は、魅力が乏しくなっている可能性があり、また、利用者10は、新しい商品の商品情報を知りたいと思う傾向にあることが経験的に知られているからである。
【0057】
次いで、ステップS106に移行して、タグリーダ18a〜18dで読み取られた商品情報を受信したか否かを判定し、商品情報を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS108に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、商品情報を受信するまでステップS106で待機する。
ステップS108では、ステップS106で受信した商品情報およびステップS100で受信した会員番号を商品情報通知サーバ200に送信し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
【0058】
次に、商品情報通知サーバ200の構成を図4を参照しながら詳細に説明する。
図4は、商品情報通知サーバ200の構成を示すブロック図である。
商品情報通知サーバ200は、図4に示すように、制御プログラムに基づいて演算およびシステム全体を制御するCPU50と、所定領域にあらかじめCPU50の制御プログラム等を格納しているROM52と、ROM52等から読み出したデータやCPU50の演算過程で必要な演算結果を格納するためのRAM54と、外部装置に対してデータの入出力を媒介するI/F58とで構成されており、これらは、データを転送するための信号線であるバス59で相互にかつデータ授受可能に接続されている。
【0059】
I/F58には、外部装置として、携帯電話14と無線通信を行う無線通信装置60と、データやテーブル等をファイルとして格納する記憶装置62と、ネットワーク199の信号線とが接続されている。
記憶装置62には、携帯電話14のアドレス情報を会員番号と対応付けて登録したアドレス情報登録テーブルが格納されている。アドレス情報登録テーブルには、各利用者10ごとにアドレス情報および会員番号が対応付けられて登録されている。アドレス情報は、携帯電話14と通信を行うために必要な情報であって、例えば、電話番号やメールアドレスを利用することができる。アドレス情報および会員番号の登録は、会員登録の手続の後に、商品情報通知サーバ200が行うようにしてもよいし、図示しないWebサーバ等が行うようにしてもよい。
【0060】
CPU50は、マイクロプロセッシングユニット(MPU)等からなり、ROM52の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図5のフローチャートに示す商品情報通知処理を実行するようになっている。
図5は、商品情報通知処理を示すフローチャートである。
【0061】
商品情報通知処理は、タグリーダ制御装置100から受信した商品情報を携帯電話14に送信する処理であって、CPU50において実行されると、図5に示すように、まず、ステップS200に移行するようになっている。
ステップS200では、商品情報および会員番号を受信したか否かを判定し、商品情報および会員番号を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS202に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、商品情報および会員番号を受信するまでステップS200で待機する。
【0062】
ステップS202では、受信した会員番号に対応するアドレス情報をアドレス情報登録テーブルのなかから検索し、ステップS204に移行して、索出したアドレス情報に基づいて、ステップS200で受信した商品情報を携帯電話14に送信し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
【0063】
まず、利用者10は、店舗のWWW(World Wide Web)サイトにアクセスし、商品情報提供サービスの会員になるために会員登録の手続を行う。WWWサイトは、商品情報通知サーバ200が提供することが好ましいが、他のサーバがWWWサイトを提供するように構成してもよい。会員登録の手続では、利用者10は、自己の氏名や連絡先等の情報のほか、携帯電話14のアドレス情報を入力する。会員登録の手続が完了すると、固有の会員番号が発行され、アドレス情報および会員番号は、商品情報通知サーバ200のアドレス情報登録テーブルに、各タグリーダ制御装置100の会員番号登録テーブルにそれぞれ登録される。
【0064】
次に、利用者10は、店舗に赴き、店頭で会員証を店側から受け取る。会員証は、携帯電話14に取り付け可能なストラップ14bであり、ストラップ14bには携帯用RFIDタグが縫い込まれている。携帯用RFIDタグには、会員登録時に発行された会員番号が記憶されている。利用者10は、会員証であるストラップ14bを自分の携帯電話14に取り付けておく。
【0065】
次に、利用者10は、店舗のWWWサイトから、商品情報提供サービスを受けるためのサービスプログラムを携帯電話14にダウンロードする。サービスプログラムは、携帯電話14上で動作するプログラムであり、例えば、iアプリ(登録商標)で記述することができる。利用者10は、商品情報提供サービスを受けようとする場合には、サービスプログラムをあらかじめ起動しておく。なお、サービスプログラムは、他の言語(例えば、JAVA(登録商標))で記述することもできる。
【0066】
次に、利用者10は、サービスプログラムを起動し、携帯電話14を携行して店舗内を歩き、商品の物色を開始する。
利用者10は、詳細な商品情報を知りたい商品が陳列された棚(16a〜16d)を見つけると、携帯電話14に付された携帯用RFIDタグを所望の商品に接近させる。例えば、カップ麺についての商品情報を知りたいときは、棚16bに携帯用RFIDタグを接近させる。
【0067】
携帯用RFIDタグをカップ麺に接近させると、タグリーダ18bの通信可能領域が棚16bの陳列領域と重なり合っているので、タグリーダ18bにより、携帯電話14に付された携帯用RFIDタグから会員番号が非接触で読み取られる。読み取られた会員番号は、タグリーダ制御装置100に送信される。
タグリーダ制御装置100では、会員番号を受信すると、ステップS102を経て、受信した会員番号と同一の会員番号が会員番号登録テーブルのなかから検索される。その結果、該当の会員番号が索出されると、ステップS104を経て、タグリーダ18bに商品情報読取要求が送信される。
【0068】
タグリーダ18bでは、商品情報読取要求を受信すると、タグリーダ18bの通信可能領域が棚16bの陳列領域と重なり合っているので、カップ麺に付された商品用RFIDタグから商品情報が非接触で読み取られる。読み取られた商品情報は、棚16bに陳列されているカップ麺に関する情報であり、タグリーダ制御装置100に送信される。
【0069】
タグリーダ制御装置100では、商品情報を受信すると、ステップS108を経て、受信した商品情報および会員番号が商品情報通知サーバ200に送信される。
商品情報通知サーバ200では、商品情報および会員番号を受信すると、ステップS202を経て、受信した会員番号に対応するアドレス情報がアドレス情報記憶手段のなかから検索される。その結果、該当のアドレス情報が索出されると、ステップS204を経て、索出されたアドレス情報に基づいて、受信した商品情報が携帯電話14に送信される。
【0070】
携帯電話14では、商品情報を受信すると、サービスプログラムによりカップ麺に関する情報が表示画面等に表示される。これにより、利用者10は、棚16bにあるカップ麺の商品情報を参照することができる。
このようにして、本実施の形態では、携帯用RFIDタグを商品に接近させたときは、タグリーダ18a〜18dにより、携帯用RFIDタグから会員番号を読み取るとともに、商品用RFIDタグから商品情報を読み取り、読み取った会員番号に対応するアドレス情報をアドレス情報登録テーブルから検索し、索出したアドレス情報に基づいて、読み取った商品情報を携帯電話14に送信するようになっている。
【0071】
これにより、携帯用RFIDタグを携帯電話14に付するだけでよいので、携帯電話14がさほど大型化することなく、携帯電話14の改変が軽微ですみ、コストもさほどかからない。したがって、従来に比して、利用者10が携帯しやすく、既存の携帯電話14でも比較的容易に利用することができるとともに、コストの上昇を抑制することができる。
【0072】
また、利用者10は、携帯電話14に付された携帯用RFIDタグを商品に接近させることにより携帯電話14でその商品の商品情報を参照することができるので、携帯電話14の表示画面等において、多くの商品のなかから所望の商品を選択するという操作負担が発生する可能性が少ない。さらに、ID情報等を所定周期で送信する必要がないので、携帯電話14の消費電力が大きくなることもない。したがって、従来に比して、商品の知識が少ない顧客等にとって使い勝手がよくなり、携帯電話14の電力消費を抑制することができる。
【0073】
上記第1の実施の形態において、会員番号は、請求項1ないし3または7記載の利用者情報に対応し、RFID非接触型ICタグは、請求項1ないし3または7記載の非接触型タグに対応し、携帯電話14は、請求項1ないし3または7記載の携帯端末に対応し、記憶装置42は、請求項2または3記載の利用者情報記憶手段に対応している。また、ステップS100は、請求項1ないし3記載の利用者情報受信手段に対応し、ステップS104は、請求項2または3記載の読取要求送信手段に対応し、ステップS106は、請求項1ないし3記載の商品情報受信手段に対応し、ステップS108は、請求項2または3記載の商品情報等送信手段に対応している。
【0074】
また、上記第1の実施の形態において、記憶装置62は、請求項1ないし3または7記載のアドレス情報記憶手段に対応し、ステップS200は、請求項2または3記載の商品情報等受信手段に対応し、ステップS202は、請求項1ないし3記載のアドレス情報検索手段、または請求項7記載のアドレス情報検索ステップに対応している。また、ステップS204は、請求項1ないし3記載の商品情報通知手段、または請求項7記載の商品情報通知ステップに対応している。
【0075】
次に、本発明の第2の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図6ないし図9は、本発明に係る商品情報提供装置、タグリーダ制御装置および商品情報通知サーバ、並びに商品情報提供方法の実施の形態を示す図である。
本実施の形態は、本発明に係る商品情報提供装置、タグリーダ制御装置および商品情報通知サーバ、並びに商品情報提供方法を、図1に示すように、商品陳列棚16に陳列されている商品に関する商品情報を携帯電話14で取得する場合について適用したものであり、上記第1の実施の形態と異なるのは、店舗の見取り図を見て利用者10が所望の商品を選択する点にある。なお、以下、上記第1の実施の形態と異なる部分についてのみ説明し、重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0076】
まず、本発明に係る商品情報提供システムの構成を図6を参照しながら説明する。
図6は、商品情報提供システムの構成を示す図である。
店舗の入口20には、図6に示すように、RFID非接触型ICタグからタグ情報を非接触で読み取る入場ゲート22が設置されている。入場ゲート22は、タグリーダ18a〜18dと同様にタグリーダ制御装置100と通信可能に接続されており、携帯用RFIDタグが通信可能領域に侵入したときは、これを検出して携帯用RFIDタグから会員番号を読み取り、読み取った会員番号をタグリーダ制御装置100に送信する。
【0077】
タグリーダ制御装置100は、図3のフローチャートに示すタグリーダ制御処理に代えて、図7のフローチャートに示すタグリーダ制御処理を実行するようになっている。
図7は、タグリーダ制御処理を示すフローチャートである。
タグリーダ制御処理は、タグリーダ18a〜18dおよび入場ゲート22を制御する処理であって、CPU30において実行されると、図7に示すように、まず、ステップS400に移行するようになっている。
【0078】
ステップS400では、入場ゲート22で読み取られた会員番号を受信したか否かを判定し、会員番号を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS402に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、会員番号を受信するまでステップS400で待機する。
ステップS402では、受信した会員番号と同一の会員番号を会員番号登録テーブルのなかから検索し、該当の会員番号を索出したか否かを判定することにより会員番号が正規のものであるか否かを判定し、受信した会員番号が正規のものであると判定したとき(Yes)は、ステップS404に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、ステップS400に移行する。
【0079】
ステップS404では、受信した会員番号を商品情報通知サーバ200に送信し、ステップS406に移行して、商品情報読取要求を受信したか否かを判定し、商品情報読取要求を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS408に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、商品情報読取要求を受信するまでステップS406で待機する。
【0080】
ステップS408では、タグリーダ18a〜18dのうち受信した商品情報読取要求により指定されるものに対して商品情報読取要求を送信する。商品情報読取要求は、例えば、入荷時期が比較的新しい商品の商品情報のみを読み取るべきことを示す要求であることも好ましい。例えば、1週間以内に入荷した商品の商品情報のみを読み取るように要求を行う。その理由は、古くから商品陳列棚16に置かれている商品は、魅力が乏しくなっている可能性があり、また、利用者10は、新しい商品の商品情報を知りたいと思う傾向にあることが経験的に知られているからである。
【0081】
次いで、ステップS410に移行して、タグリーダ18a〜18dで読み取られた商品情報を受信したか否かを判定し、商品情報を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS412に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、商品情報を受信するまでステップS410で待機する。
ステップS412では、ステップS410で受信した商品情報を商品情報通知サーバ200に送信し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
【0082】
商品情報通知サーバ200は、図5のフローチャートに示す商品情報通知処理に代えて、図8のフローチャートに示す商品情報通知処理を実行するようになっている。
図8は、商品情報通知処理を示すフローチャートである。
商品情報通知処理は、タグリーダ制御装置100から受信した商品情報を携帯電話14に送信する処理であって、CPU50において実行されると、図8に示すように、まず、ステップS500に移行するようになっている。
【0083】
ステップS500では、会員番号を受信したか否かを判定し、会員番号を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS502に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、会員番号を受信するまでステップS500で待機する。
ステップS502では、受信した会員番号に対応するアドレス情報をアドレス情報登録テーブルのなかから検索し、ステップS504に移行して、索出したアドレス情報に基づいて、店舗の見取り図を示す見取り図情報を携帯電話14に送信し、ステップS506に移行する。
【0084】
ステップS506では、商品指定を含む商品指定応答を受信したか否かを判定し、商品指定応答を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS508に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、商品指定応答を受信するまでステップS506で待機する。
ステップS508では、タグリーダ18a〜18dのうち商品指定応答により指定される商品が陳列されているものを特定し、特定したタグリーダにより商品情報を読み取るべきことを示す商品情報読取要求をタグリーダ制御装置100に送信し、ステップS510に移行する。
【0085】
ステップS510では、商品情報を受信したか否かを判定し、商品情報を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS512に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、商品情報を受信するまでステップS510で待機する。
ステップS512では、索出したアドレス情報に基づいて、ステップS510で受信した商品情報を携帯電話14に送信し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
【0086】
次に、本実施の形態の動作を説明する。会員登録の手続、会員証の交付およびサービスプログラムのダウンロードについては、上記第1の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
まず、利用者10は、サービスプログラムを起動し、携帯電話14を携行して店舗の入口20に進入し、入場ゲート22を通過する。入場ゲート22はタグリーダとなっているので、入場ゲート22を通過すると、携帯電話14に付された携帯用RFIDタグから会員番号が非接触で読み取られる。読み取られた会員番号は、タグリーダ制御装置100に送信される。
【0087】
タグリーダ制御装置100では、会員番号を受信すると、ステップS402を経て、受信した会員番号と同一の会員番号が会員番号登録テーブルのなかから検索される。その結果、該当の会員番号が索出されると、ステップS404を経て、受信した会員番号が商品情報通知サーバ200に送信される。
商品情報通知サーバ200では、会員番号を受信すると、ステップS502を経て、受信した会員番号に対応するアドレス情報がアドレス情報登録テーブルのなかから検索される。その結果、該当のアドレス情報が索出されると、ステップS504を経て、索出されたアドレス情報に基づいて、店舗の見取り図を示す見取り図情報が携帯電話14に送信される。
【0088】
図9は、見取り図情報に基づいて店舗の見取り図を表示した場合を示す図である。
携帯電話14では、見取り図情報を受信すると、サービスプログラムにより、図9に示すように、受信した見取り図情報に基づいて店舗の見取り図が表示画面等に表示される。サービスプログラムは、公知の技術により十分に実現することができる。
【0089】
図9に示すように、店舗内の見取り図においては、各商品陳列棚16に番号が示されており、利用者10は、所望の番号を入力することにより所望の商品を指定することができる。例えば、利用者10は、「4」等を押下することにより所望の商品(例えば、カップ麺)を指定する。そして、携帯電話14では、所望の商品が指定されると、サービスプログラムにより、商品の指定を含む商品指定応答が商品情報通知サーバ200に送信される。
【0090】
商品情報通知サーバ200では、商品指定応答を受信すると、ステップS508を経て、タグリーダ18a〜18dのうち商品指定応答により指定される商品が陳列されているものが特定され、特定されたタグリーダにより商品情報を読み取るべきことを示す商品情報読取要求がタグリーダ制御装置100に送信される。
【0091】
タグリーダ制御装置100では、商品情報読取要求を受信すると、ステップS408を経て、タグリーダ18a〜18dのうち受信した商品情報読取要求により指定されるものに対して商品情報読取要求が送信される。利用者10は、カップ麺を指定したので、この場合は、タグリーダ18bに商品情報読取要求が送信される。
【0092】
タグリーダ18bでは、商品情報読取要求を受信すると、タグリーダ18bの通信可能領域が棚16bの陳列領域と重なり合っているので、カップ麺に付された商品用RFIDタグから商品情報が非接触で読み取られる。読み取られた商品情報は、棚16bに陳列されているカップ麺に関する情報であり、タグリーダ制御装置100に送信される。
【0093】
タグリーダ制御装置100では、商品情報を受信すると、ステップS412を経て、受信した商品情報が商品情報通知サーバ200に送信される。
商品情報通知サーバ200では、商品情報を受信すると、ステップS512を経て、索出されたアドレス情報に基づいて、受信した商品情報が携帯電話14に送信される。
携帯電話14では、商品情報を受信すると、サービスプログラムによりカップ麺に関する情報が表示画面等に表示される。これにより、利用者10は、棚16bにあるカップ麺の商品情報を参照することができる。
【0094】
このようにして、本実施の形態では、入場ゲート22により携帯用RFIDタグから会員番号を読み取り、読み取った会員番号に対応するアドレス情報をアドレス情報登録テーブルのなかから検索し、索出したアドレス情報に基づいて見取り図情報を携帯電話14に送信し、携帯電話14からの商品指定応答を受信し、タグリーダ18a〜18dにより商品指定応答に対応する商品情報を商品用RFIDタグから読み取り、索出したアドレス情報に基づいて、読み取った商品情報を携帯電話14に送信するようになっている。
【0095】
これにより、携帯用RFIDタグを携帯電話14に付するだけでよいので、携帯電話14がさほど大型化することなく、携帯電話14の改変が軽微ですみ、コストもさほどかからない。したがって、従来に比して、利用者10が携帯しやすく、既存の携帯電話14でも比較的容易に利用することができるとともに、コストの上昇を抑制することができる。
また、ID情報等を所定周期で送信する必要がないので、携帯電話14の消費電力が大きくなることもない。したがって、従来に比して、商品の知識が少ない顧客等にとって使い勝手がよくなり、携帯電話14の電力消費を抑制することができる。
【0096】
上記第2の実施の形態において、RFID非接触型ICタグは、請求項4、5または8記載の非接触型タグに対応し、タグリーダ18a〜18dは、請求項4、5または8記載の第1タグリーダに対応し、入場ゲート22は、請求項4、5または8記載の第2タグリーダに対応し、携帯電話14は、請求項4、5または8記載の携帯端末に対応している。また、会員番号は、請求項4、5または8記載の利用者情報に対応し、記憶装置42は、請求項5記載の利用者情報記憶手段に対応し、ステップS400は、請求項4記載の利用者情報受信手段、または請求項5記載の第2利用者情報受信手段に対応し、ステップS404は、請求項5記載の利用者情報送信手段に対応している。
【0097】
また、上記第2の実施の形態において、ステップS406は、請求項5記載の読取要求受信手段に対応し、ステップS408は、請求項4記載の読取要求送信手段、または請求項5記載の第2読取要求送信手段に対応し、ステップS410は、請求項4記載の商品情報受信手段、または請求項5記載の第2商品情報受信手段に対応している。また、ステップS412は、請求項5記載の商品情報送信手段に対応し、記憶装置62は、請求項4、5または8記載のアドレス情報記憶手段に対応し、ステップS500は、請求項5記載の第1利用者情報受信手段に対応し、ステップS502は、請求項4若しくは5記載のアドレス情報検索手段、または請求項8記載のアドレス情報検索ステップに対応している。
【0098】
また、上記第2の実施の形態において、ステップS504は、請求項4若しくは5記載の商品指定要求送信手段、または請求項8記載の商品指定要求送信ステップに対応し、ステップS506は、請求項4若しくは5記載の商品指定応答受信手段、または請求項8記載の商品指定応答受信ステップに対応している。また、ステップS508は、請求項5記載の第1読取要求送信手段に対応し、ステップS512は、請求項4若しくは5記載の商品情報通知手段、または請求項8記載の商品情報通知ステップに対応し、ステップS510は、請求項5記載の第1商品情報受信手段に対応している。
【0099】
上記第2の実施の形態において、RFID非接触型ICタグは、請求項6記載の非接触型タグに対応し、タグリーダ18a〜18dは、請求項6記載の第1タグリーダに対応し、入場ゲート22は、請求項6記載の第2タグリーダに対応し、携帯電話14は、請求項6記載の携帯端末に対応している。また、会員番号は、請求項6記載の利用者情報に対応し、記憶装置42は、請求項6記載の利用者情報記憶手段に対応し、ステップS400は、請求項6記載の第1利用者情報受信手段に対応し、ステップS404は、請求項6記載の利用者情報送信手段に対応している。
【0100】
また、上記第2の実施の形態において、ステップS406は、請求項6記載の読取要求受信手段に対応し、ステップS408は、請求項6記載の第1読取要求送信手段に対応し、ステップS410は、請求項6記載の第1商品情報受信手段に対応し、ステップS412は、請求項6記載の商品情報送信手段に対応している。また、記憶装置62は、請求項6記載のアドレス情報記憶手段に対応し、ステップS500は、請求項6記載の第2利用者情報受信手段に対応し、ステップS502は、請求項6記載のアドレス情報検索手段に対応し、ステップS504は、請求項6記載の商品指定要求送信手段に対応している。
【0101】
また、上記第2の実施の形態において、ステップS506は、請求項6記載の商品指定応答受信手段に対応し、ステップS508は、請求項6記載の第2読取要求送信手段に対応し、ステップS512は、請求項6記載の商品情報通知手段に対応し、ステップS510は、請求項6記載の第2商品情報受信手段に対応している。
【0102】
なお、上記第1および第2の実施の形態においては、商品用RFIDタグに商品情報を記憶するように構成したが、これに限らず、商品情報をIDコード(例えば、商品コード)と対応付けて登録した商品情報登録データベース(以下、データベースのことを単にDBと略記する。)を設け、商品用RFIDタグにはIDコードを記憶しておき、商品用RFIDタグからIDコードを読み取り、読み取ったIDコードに対応する商品情報を商品情報登録DBのなかから検索し、索出した商品情報を携帯電話14に送信するように構成することもできる。このことは、携帯用RFIDタグに会員番号を記憶する場合についても同じである。
【0103】
また、上記第1および第2の実施の形態においては、ストラップ14bを会員証として利用する例を示したが、これに限らず、携帯電話14に取り付け可能または内蔵可能なものであればどのようなものでもかまわない。
また、上記第1および第2の実施の形態においては、タグリーダ18aにより入荷時期が比較的新しい商品の商品情報のみを読み取るように構成したが、これに限らず、タグリーダ18aにより棚16aに陳列されているすべての商品の商品情報を読み取り、タグリーダ制御装置100がそのなかから入荷時期が新しい商品の商品情報のみを選択するように構成することもできる。また、タグリーダ制御装置100は、すべての商品情報をその陳列棚の位置とともにすべて商品情報通知サーバ200に送信し、商品情報通知サーバ200が同様の選択を行うように構成することもできる。
【0104】
また、上記第1および第2の実施の形態においては、商品情報通知サーバ200と携帯電話14との間の通信を無線により行うように構成したが、これに限らず、データを送信可能なものであればあらゆる通信媒体を利用することができる。例えば、iアプリ(登録商標)で作成したプログラムは、HTTP(HyperText Transfer Protocol)と呼ばれるプロトコルで外部との間でデータ通信を行えるので、この手法を用いることも好ましい。
【0105】
また、上記第1および第2の実施の形態において、商品情報通知サーバ200と携帯電話14との間では、HTTPと呼ばれるプロトコルを用いて無線によりデータ通信を行うように構成したが、これに限らず、同プロトコルを用いてインターネットを介して通信を行うことも好ましい。この場合には、商品情報通知サーバ200はいわゆるWEBサーバを構成することになる。
【0106】
また、商品情報通知サーバ200と携帯電話14との間の通信は、いわゆる電子メールを用いることも好ましい。近年利用されている携帯電話14は、電子メール機能を備えるものが多いので、商品情報通知サーバ200が送信する電子メールを受信することができる。この場合には、商品情報通知サーバ200は、会員番号と携帯電話14の電子メールアドレスとの対応テーブルを備えている必要がある。
【0107】
また、上記第1および第2の実施の形態においては、「陳列場所」の例として商品陳列棚16を示したが、これに限らず、ショーウィンドウその他の陳列場所でもかまわない。
また、上記第1および第2の実施の形態においては、携帯電話14のストラップを会員証としたが、携帯電話14とは別体の会員証でもよい。上記第1の実施の形態においてこの別体の会員証を適用する場合は、その会員証を棚16に近づければよい。上記第2の実施の形態においてこの別体の会員証を適用する場合は、その会員証をポケットや鞄内に携帯していればよい。携帯することによって、利用者10が店舗内に入店したことが検知されるのである。
【0108】
例えば、この別体の会員証は、RFID非接触型ICタグを埋め込んだカードが好ましい。また、RFID非接触型ICタグ以外のIrDA、IrMCでも外部から記憶されているデータが読める他の手段を採用することも可能である。なお、IrDAは、赤外線を用いた外部からデータを読み出す手法の一つであり、IrMCも同様である。
また、記憶できるデータ量は多くはないが、1次元バーコード、2次元バーコードを利用することも好ましい。これらのバーコードは光学的な手法で読み出すことができる。これらのバーコードを記載したカードを会員証とするのである。
【0109】
また、いわゆる磁気カードを利用することも好ましい。磁気カードを読むには、磁気カードリーダを通過させる必要があるので、利用者10は、店舗内に入店する場合には、入口20で磁気カードリーダに会員証である磁気カードを通過させる必要がある。この通過によって、会員である利用者10が入店したことが商品情報通知サーバ200によって通知されるのである。この構成を採用する場合には、RFID非接触型ICタグを読み取るタグリーダ18の代わりに、磁気カードリーダを店舗の入口20に設ける必要がある。さらに、上記第1の実施の形態において適用する場合は、磁気カードリーダを各棚16a〜16dにも設ける必要がある。
【0110】
また、上記第1および第2の実施の形態においては、店舗の例を示したが、これに限らず、ショッピングモールやその他の店舗でもかまわない。
また、上記第1および第2の実施の形態においては、携帯電話14を利用する例を示したが、これに限らず、利用者10が携帯可能な装置であればどのようなものでもかまわない。例えば、PDA(Personal Digital Assistant)のような装置でもよい。
【0111】
また、上記第1および第2の実施の形態において、図3および図7のフローチャートに示す処理を実行するにあたってはいずれも、ROM32にあらかじめ格納されている制御プログラムを実行する場合について説明したが、これに限らず、これらの手順を示したプログラムが記憶された記憶媒体から、そのプログラムをRAM34に読み込んで実行するようにしてもよい。
【0112】
また、上記第1および第2の実施の形態において、図5および図8のフローチャートに示す処理を実行するにあたってはいずれも、ROM52にあらかじめ格納されている制御プログラムを実行する場合について説明したが、これに限らず、これらの手順を示したプログラムが記憶された記憶媒体から、そのプログラムをRAM54に読み込んで実行するようにしてもよい。
【0113】
ここで、記憶媒体とは、RAM、ROM等の半導体記憶媒体、FD、HD等の磁気記憶型記憶媒体、CD、CDV、LD、DVD等の光学的読取方式記憶媒体、MO等の磁気記憶型/光学的読取方式記憶媒体であって、電子的、磁気的、光学的等の読み取り方法のいかんにかかわらず、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体であれば、あらゆる記憶媒体を含むものである。
【0114】
また、上記第1および第2の実施の形態においては、本発明に係る商品情報提供装置、タグリーダ制御装置および商品情報通知サーバ、並びに商品情報提供方法を、図1に示すように、商品陳列棚16に陳列されている商品に関する商品情報を携帯電話14で取得する場合について適用したが、これに限らず、本発明の主旨を逸脱しない範囲で他の場合にも適用可能である。
【0115】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る請求項1記載の商品情報提供装置によれば、非接触型タグを携帯端末に付するだけでよいので、携帯端末がさほど大型化することなく、携帯端末の改変が軽微ですみ、コストもさほどかからない。したがって、従来に比して、利用者が携帯しやすく、既存の携帯端末でも比較的容易に利用することができるとともに、コストの上昇を抑制することができるという効果が得られる。また、利用者は、携帯端末に付された非接触型タグを商品に接近させることにより携帯端末でその商品の商品情報を参照することができるので、携帯端末の表示画面等において、多くの商品のなかから所望の商品を選択するという操作負担が発生する可能性が少ない。さらに、ID情報等を所定周期で送信する必要がないので、携帯端末の消費電力が大きくなることもない。したがって、従来に比して、商品の知識が少ない顧客等にとって使い勝手がよくなり、携帯端末の電力消費を抑制することができるという効果も得られる。
【0116】
一方、本発明に係る請求項2記載のタグリーダ制御装置によれば、請求項1記載の商品情報提供装置と同等の効果が得られる。
一方、本発明に係る請求項3記載の商品情報通知サーバによれば、請求項1記載の商品情報提供装置と同等の効果が得られる。
一方、本発明に係る請求項4記載の商品情報提供装置によれば、非接触型タグを携帯端末に付するだけでよいので、携帯端末がさほど大型化することなく、携帯端末の改変が軽微ですみ、コストもさほどかからない。したがって、従来に比して、利用者が携帯しやすく、既存の携帯端末でも比較的容易に利用することができるとともに、コストの上昇を抑制することができるという効果が得られる。また、ID情報等を所定周期で送信する必要がないので、携帯端末の消費電力が大きくなることもない。したがって、従来に比して、携帯端末の電力消費を抑制することができるという効果も得られる。
【0117】
一方、本発明に係る請求項5記載のタグリーダ制御装置によれば、請求項4記載の商品情報提供装置と同等の効果が得られる。
一方、本発明に係る請求項6記載の商品情報通知サーバによれば、請求項4記載の商品情報提供装置と同等の効果が得られる。
一方、本発明に係る請求項7記載の商品情報提供方法によれば、請求項1記載の商品情報提供装置と同等の効果が得られる。
さらに、本発明に係る請求項8記載の商品情報提供方法によれば、請求項4記載の商品情報提供装置と同等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】商品情報提供システムの構成を示す図である。
【図2】タグリーダ制御装置100の構成を示すブロック図である。
【図3】タグリーダ制御処理を示すフローチャートである。
【図4】商品情報通知サーバ200の構成を示すブロック図である。
【図5】商品情報通知処理を示すフローチャートである。
【図6】商品情報提供システムの構成を示す図である。
【図7】タグリーダ制御処理を示すフローチャートである。
【図8】商品情報通知処理を示すフローチャートである。
【図9】見取り図情報に基づいて店舗の見取り図を表示した場合を示す図である。
【符号の説明】
100 タグリーダ制御装置
200 商品情報通知サーバ
199 ネットワーク
14 携帯電話
14b ストラップ
16 商品陳列棚
16a〜16d 棚
18a〜18d タグリーダ
30,50 CPU
32,52 ROM
34,54 RAM
38,58 I/F
42,62 記憶装置
60 無線通信装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品に関する商品情報を携帯端末に提供する装置およびサーバ、並びに方法に係り、特に、携帯端末の大型化および改変をすることなく、低コスト化を図るのに好適であり、しかも商品の知識が少ない顧客等にとって使い勝手がよく携帯端末の低消費電力化を図るのに好適な商品情報提供装置、タグリーダ制御装置および商品情報通知サーバ、並びに商品情報提供方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
RFID(Radio Frequency IDentification)非接触型ICタグは、外部からタグ情報を非接触で読書可能なタグである。商品情報をタグ情報として記憶したRFID非接触型ICタグを商品に付することによって、その商品の流通管理、品質管理等が可能になるので、極めて有用なものとして利用が拡大している。
【0003】
例えば、商店の店頭に陳列された商品に、その商品に関する商品情報を記憶したRFID非接触型ICタグを付し、商品を購入しようとする人が自由にその商品情報を読み取れれば便利である。
ところが、RFID非接触型ICタグから非接触でタグ情報を読み取るタグリーダは、ある程度の大きさの物が必要であり、利用者が携帯し、自由に持ち運びをすることは困難である場合が多い。
【0004】
タグリーダには、様々な種類があり、通信可能距離が近距離(例えば、数[Cm])のものは携帯可能なものも可能と考えられるが、通信可能距離が遠距離(例えば、数[m])のものはある程度の大きさになり、利用者が携帯し手軽に利用するということは困難であると一般には考えられている。
このような問題に関して、ショッピングカートにタグリーダを搭載する構成が知られている。このような構成であれば、利用者がショッピングカートに商品を入れると、商品に付されたRFID非接触型ICタグからは、ショッピングカートのタグリーダによりタグ情報が読み取られる。タグ情報には商品価格等が含まれており、読み取られたタグ情報はレジに無線で送信される。これにより、商品の価格の精算が容易となる。
【0005】
このような構成の場合には、ショッピングカートにタグリーダを搭載することができるので、ある程度の大きさのものが利用可能である。
また、特許文献1には、タグリーダを内蔵した携帯端末を店舗の入口で利用者に貸し渡し、携帯端末を用いて、商品見本のRFID非接触型ICタグから商品コードを読み取ることによって、商品の注文を行う技術が開示されている。この注文にしたがって、レジでは、利用者が所望する商品を準備することができ、利用者は、レジで商品を受け取ることができる。
【0006】
また、特許文献2には、RFID非接触型ICタグを床に複数個配置し、利用者は、タグリーダを身につけ、タグリーダにより読み取られたタグ情報に基づいて利用者の位置を特定し、特定した位置に対応する情報を利用者の持つ携帯端末に表示する技術が開示されている。
また、特許文献3には、タグリーダを内蔵した携帯端末で商品コードを読み取り、サーバに送信する構成が開示されている。サーバは、受信した商品コードから商品を特定し、特定した商品に関する商品情報をWEBサーバ等を介して消費者に通知する技術が開示されている。
【0007】
また、特許文献4には、各商品陳列棚ごとに無線局を設置し、無線局によりその商品陳列棚の商品に付されたRFID非接触型ICタグから商品IDを読み取り、読み取った商品IDに基づいてサーバから商品情報を取得し、取得した商品情報を携帯端末に送信する技術が開示されている。例えば、店舗の売り場担当者が携帯端末をもって商品陳列棚の前に立つと、その商品陳列棚の商品に関する商品情報を無線局から携帯端末に入手することができる。入手した商品情報を基に、売り場にいる顧客に対し助言を行ったり、顧客からの問い合わせに対処したりできる顧客支援サービスが実施可能となる。
また、特許文献5には、ショッピングカートにバーコードリーダを搭載し、ショッピングカートに商品を入れた時点で購入金額の計算を行う技術が開示されている。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−163722号公報
【特許文献2】
特開2002−149875号公報
【特許文献3】
特開2002−73449号公報
【特許文献4】
特開2001−147770号公報
【特許文献5】
特開平5−135277号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1および3記載の発明にあってはいずれも、タグリーダを携帯端末に内蔵する構成となっているため、遠距離型のタグリーダを採用した場合には、携帯端末が大型化してしまうという問題があった。また、タグリーダを携帯端末に設けることは、コストの上昇を招くほか、既存の携帯端末を利用することができないという問題もあった。
【0010】
また、特許文献2記載の発明にあっては、タグリーダと携帯端末とが別体となっているものの、利用者はタグリーダを身につけなければならず、遠距離型のタグリーダを採用した場合には、携帯しづらいという問題があった。また、利用者ごとにタグリーダを用意しなければならず、コストの上昇を招きやすい問題もあった。
【0011】
また、特許文献4記載の発明にあっては、各商品陳列棚ごとに無線局を設置し、無線局によりその商品陳列棚の商品に関する商品情報を携帯端末に送信する構成となっているため、商品陳列棚に複数種類の商品が陳列されている場合は、携帯端末に複数種類の商品情報が表示されることとなる。そのため、利用者は、それらのなかから所望の商品を選択しなければならない。この発明に係る携帯端末は、そもそも売り場担当者が利用することを想定しているため、商品の知識のある売り場担当者にとっては商品の選択を比較的容易に行うことができる。しかしながら、これを顧客の携帯端末として利用しようとする場合、携帯端末の表示画面において、多くの商品のなかから所望の商品を選択させることは操作負担が大きく、顧客にとって決して使い勝手のよいものではない。また、商品情報を正確に取得するには、携帯端末がID情報を所定周期で無線局に送信しなければならず、消費電力が大きいという問題もあった。
【0012】
また、特許文献5記載の発明にあっては、バーコードリーダを利用する構成となっているが、これに代えてタグリーダを利用する構成としても、上記同様の問題が生じる。
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、携帯端末の大型化および改変をすることなく、低コスト化を図るのに好適であり、しかも商品の知識が少ない顧客等にとって使い勝手がよく携帯端末の低消費電力化を図るのに好適な商品情報提供装置、タグリーダ制御装置および商品情報通知サーバ、並びに商品情報提供方法を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る請求項1記載の商品情報提供装置は、商品が陳列される商品陳列棚に、非接触型タグからタグ情報を非接触で読み取るタグリーダを、当該タグリーダの通信可能領域が前記商品の陳列領域と重なり合うようにして設置した商品陳列システムに適用される装置であって、前記タグリーダと、携帯端末とに通信可能に接続し、前記携帯端末には、当該携帯端末の利用者を識別するための利用者情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグが付され、前記商品には、当該商品に関する商品情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグが付されており、前記携帯端末のアドレス情報を前記利用者情報と対応付けて記憶するためのアドレス情報記憶手段と、前記タグリーダで読み取られた利用者情報を受信する利用者情報受信手段と、前記タグリーダで読み取られた商品情報を受信する商品情報受信手段と、前記利用者情報受信手段で受信した利用者情報に対応するアドレス情報を前記アドレス情報記憶手段のなかから検索するアドレス情報検索手段と、前記アドレス情報検索手段で索出したアドレス情報に基づいて前記商品情報受信手段で受信した商品情報を前記携帯端末に送信する商品情報通知手段とを備える。
【0014】
このような構成であれば、利用者は、携帯端末に付された非接触型タグを商品に接近させると、タグリーダの通信可能領域が商品の陳列領域と重なり合っているので、タグリーダにより、携帯端末に付された非接触型タグから利用者情報が非接触で読み取られる。また、タグリーダにより、商品に付された非接触型タグから商品情報が非接触で読み取られる。読み取られた利用者情報および商品情報は、本発明に係る商品情報提供装置に送信される。
【0015】
本発明に係る商品情報提供装置では、利用者情報受信手段により利用者情報を、商品情報受信手段により商品情報をそれぞれ受信すると、アドレス情報検索手段により、受信した利用者情報に対応するアドレス情報がアドレス情報記憶手段のなかから検索される。その結果、該当のアドレス情報が索出されると、商品情報通知手段により、索出されたアドレス情報に基づいて、受信した商品情報が携帯端末に送信される。
【0016】
ここで、非接触型タグを携帯端末に付することには、非接触型タグを携帯端末の表面または内面に付着することのほか、非接触型タグを携帯端末に埋め込むことも含まれる。このことは、非接触型タグを商品に付する場合についても同じである。以下、請求項2および5記載のタグリーダ制御装置、請求項3および6記載の商品情報通知サーバ、請求項4記載の商品情報提供装置、並びに請求項7および8記載の商品情報提供方法において同じである。
【0017】
また、非接触型タグとしては、例えば、ICを含む非接触型ICタグを利用することもできるし、ICを含まない非接触型タグを利用することもできる。また、非接触でタグ情報を通信可能な構造であれば、電源内蔵型のものや電源不要のものも利用することができる。小型化および低コスト化を図る観点からは、RFID非接触型ICタグを利用することが好ましい。以下、請求項2および5記載のタグリーダ制御装置、請求項3および6記載の商品情報通知サーバ、請求項4記載の商品情報提供装置、並びに請求項7および8記載の商品情報提供方法において同じである。
【0018】
また、アドレス情報記憶手段は、アドレス情報をあらゆる手段でかつあらゆる時期に記憶するものであり、アドレス情報をあらかじめ記憶してあるものであってもよいし、アドレス情報をあらかじめ記憶することなく、本装置の動作時に外部からの入力等によってアドレス情報を記憶するようになっていてもよい。以下、請求項2および5記載のタグリーダ制御装置、請求項3および6記載の商品情報通知サーバ、並びに請求項4記載の商品情報提供装置において同じである。
【0019】
一方、上記目的を達成するために、本発明に係る請求項2記載のタグリーダ制御装置は、商品が陳列される商品陳列棚に、非接触型タグからタグ情報を非接触で読み取るタグリーダを、当該タグリーダの通信可能領域が前記商品の陳列領域と重なり合うようにして設置した商品陳列システムに適用される装置であって、前記タグリーダに通信可能に接続し、携帯端末には、当該携帯端末の利用者を識別するための利用者情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグが付され、前記商品には、当該商品に関する商品情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグが付されており、さらに、前記携帯端末のアドレス情報を前記利用者情報と対応付けて記憶するためのアドレス情報記憶手段と、前記商品情報および前記利用者情報を受信する商品情報等受信手段と、前記商品情報等受信手段で受信した利用者情報に対応するアドレス情報を前記アドレス情報記憶手段のなかから検索するアドレス情報検索手段と、前記アドレス情報検索手段で索出したアドレス情報に基づいて前記商品情報等受信手段で受信した商品情報を前記携帯端末に送信する商品情報通知手段とを有する商品情報通知サーバに通信可能に接続し、前記利用者情報を記憶するための利用者情報記憶手段と、前記タグリーダで読み取られた利用者情報を受信する利用者情報受信手段と、前記利用者情報受信手段で受信した利用者情報と同一の利用者情報が前記利用者情報記憶手段に記憶されているときは前記商品情報を読み取るべきことを示す商品情報読取要求を前記タグリーダに送信する読取要求送信手段と、前記商品情報読取要求に応じて前記タグリーダで読み取られた商品情報を受信する商品情報受信手段と、前記商品情報受信手段で受信した商品情報および前記利用者情報受信手段で受信した利用者情報を前記商品情報通知サーバに送信する商品情報等送信手段とを備える。
【0020】
このような構成であれば、利用者は、携帯端末に付された非接触型タグを商品に接近させると、タグリーダの通信可能領域が商品の陳列領域と重なり合っているので、タグリーダにより、携帯端末に付された非接触型タグから利用者情報が非接触で読み取られる。読み取られた利用者情報は、本発明に係るタグリーダ制御装置に送信される。
【0021】
本発明に係るタグリーダ制御装置では、利用者情報受信手段により利用者情報を受信し、受信した利用者情報と同一の利用者情報が利用者情報記憶手段に記憶されていると、読取要求送信手段により、商品情報読取要求がタグリーダに送信される。
タグリーダでは、商品情報読取要求を受信すると、タグリーダの通信可能領域が商品の陳列領域と重なり合っているので、商品に付された非接触型タグから商品情報が非接触で読み取られる。読み取られた商品情報は、本発明に係るタグリーダ制御装置に送信される。
【0022】
本発明に係るタグリーダ制御装置では、商品情報受信手段により商品情報を受信すると、商品情報等送信手段により、受信した商品情報および利用者情報が商品情報通知サーバに送信される。
商品情報通知サーバでは、商品情報等受信手段により商品情報および利用者情報を受信すると、アドレス情報検索手段により、受信した利用者情報に対応するアドレス情報がアドレス情報記憶手段のなかから検索される。その結果、該当のアドレス情報が索出されると、商品情報通知手段により、索出されたアドレス情報に基づいて、受信した商品情報が携帯端末に送信される。
【0023】
ここで、利用者情報記憶手段は、利用者情報をあらゆる手段でかつあらゆる時期に記憶するものであり、利用者情報をあらかじめ記憶してあるものであってもよいし、利用者情報をあらかじめ記憶することなく、本装置の動作時に外部からの入力等によって利用者情報を記憶するようになっていてもよい。以下、請求項3および6記載の商品情報通知サーバ、並びに請求項5記載のタグリーダ制御装置において同じである。
【0024】
一方、上記目的を達成するために、本発明に係る請求項3記載の商品情報通知サーバは、商品が陳列される商品陳列棚に、非接触型タグからタグ情報を非接触で読み取るタグリーダを、当該タグリーダの通信可能領域が前記商品の陳列領域と重なり合うようにして設置した商品陳列システムに適用されるサーバであって、携帯端末に通信可能に接続し、前記携帯端末には、当該携帯端末の利用者を識別するための利用者情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグが付され、前記商品には、当該商品に関する商品情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグが付されており、さらに、前記利用者情報を記憶するための利用者情報記憶手段と、前記タグリーダで読み取られた利用者情報を受信する利用者情報受信手段と、前記利用者情報受信手段で受信した利用者情報と同一の利用者情報が前記利用者情報記憶手段に記憶されているときは前記商品情報を読み取るべきことを示す商品情報読取要求を前記タグリーダに送信する読取要求送信手段と、前記商品情報読取要求に応じて前記タグリーダで読み取られた商品情報を受信する商品情報受信手段と、前記商品情報受信手段で受信した商品情報および前記利用者情報受信手段で受信した利用者情報を前記商品情報通知サーバに送信する商品情報等送信手段とを有するタグリーダ制御装置に通信可能に接続し、前記携帯端末のアドレス情報を前記利用者情報と対応付けて記憶するためのアドレス情報記憶手段と、前記商品情報および前記利用者情報を受信する商品情報等受信手段と、前記商品情報等受信手段で受信した利用者情報に対応するアドレス情報を前記アドレス情報記憶手段のなかから検索するアドレス情報検索手段と、前記アドレス情報検索手段で索出したアドレス情報に基づいて前記商品情報等受信手段で受信した商品情報を前記携帯端末に送信する商品情報通知手段とを備える。
【0025】
このような構成であれば、利用者は、携帯端末に付された非接触型タグを商品に接近させると、タグリーダの通信可能領域が商品の陳列領域と重なり合っているので、タグリーダにより、携帯端末に付された非接触型タグから利用者情報が非接触で読み取られる。読み取られた利用者情報は、タグリーダ制御装置に送信される。
【0026】
タグリーダ制御装置では、利用者情報受信手段により利用者情報を受信し、受信した利用者情報と同一の利用者情報が利用者情報記憶手段に記憶されていると、読取要求送信手段により、商品情報読取要求がタグリーダに送信される。
タグリーダでは、商品情報読取要求を受信すると、タグリーダの通信可能領域が商品の陳列領域と重なり合っているので、商品に付された非接触型タグから商品情報が非接触で読み取られる。読み取られた商品情報は、タグリーダ制御装置に送信される。
【0027】
タグリーダ制御装置では、商品情報受信手段により商品情報を受信すると、商品情報等送信手段により、受信した商品情報および利用者情報が本発明に係る商品情報通知サーバに送信される。
本発明に係る商品情報通知サーバでは、商品情報等受信手段により商品情報および利用者情報を受信すると、アドレス情報検索手段により、受信した利用者情報に対応するアドレス情報がアドレス情報記憶手段のなかから検索される。その結果、該当のアドレス情報が索出されると、商品情報通知手段により、索出されたアドレス情報に基づいて、受信した商品情報が携帯端末に送信される。
【0028】
一方、上記目的を達成するために、本発明に係る請求項4記載の商品情報提供装置は、商品が陳列される商品陳列棚に、非接触型タグからタグ情報を非接触で読み取る第1タグリーダを、当該第1タグリーダの通信可能領域が前記商品の陳列領域と重なり合うようにして設置し、かつ、前記商品陳列棚が設置される店舗の入口に、前記非接触型タグから前記タグ情報を非接触で読み取る第2タグリーダを設置した商品陳列システムに適用される装置であって、前記第1タグリーダと、前記第2タグリーダと、携帯端末とに通信可能に接続し、前記携帯端末には、当該携帯端末の利用者を識別するための利用者情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグが付され、前記商品には、当該商品に関する商品情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグが付されており、前記携帯端末のアドレス情報を前記利用者情報と対応付けて記憶するためのアドレス情報記憶手段と、前記第2タグリーダで読み取られた利用者情報を受信する利用者情報受信手段と、前記利用者情報受信手段で受信した利用者情報に対応するアドレス情報を前記アドレス情報記憶手段のなかから検索するアドレス情報検索手段と、前記アドレス情報検索手段で索出したアドレス情報に基づいて前記商品を指定すべきことを示す商品指定要求を前記携帯端末に送信する商品指定要求送信手段と、前記携帯端末からの商品指定応答を受信する商品指定応答受信手段と、前記商品指定応答受信手段で受信した商品指定応答に対応する商品情報を読み取るべきことを示す商品情報読取要求を前記第1タグリーダに送信する読取要求送信手段と、前記商品情報読取要求に応じて前記第1タグリーダで読み取られた商品情報を受信する商品情報受信手段と、前記アドレス情報検索手段で索出したアドレス情報に基づいて前記商品情報受信手段で受信した商品情報を前記携帯端末に送信する商品情報通知手段とを備える。
【0029】
このような構成であれば、利用者は、携帯端末を持って店舗の入口に進入すると、店舗の入口には第2タグリーダが設置されているので、第2タグリーダにより、携帯端末に付された非接触型タグから利用者情報が非接触で読み取られる。読み取られた利用者情報は、本発明に係る商品情報提供装置に送信される。
本発明に係る商品情報提供装置では、利用者情報受信手段により利用者情報を受信すると、アドレス情報検索手段により、受信した利用者情報に対応するアドレス情報がアドレス情報記憶手段のなかから検索される。その結果、該当のアドレス情報が索出されると、商品指定要求送信手段により、索出されたアドレス情報に基づいて、商品指定要求が携帯端末に送信される。
【0030】
利用者は、携帯端末において、商品指定要求に応じて所望の商品を指定すると、本発明に係る商品情報提供装置に商品指定応答が送信される。
本発明に係る商品情報提供装置では、商品指定応答受信手段により商品指定応答を受信すると、読取要求送信手段により、受信した商品指定応答に対応する商品情報を読み取るべきことを示す商品情報読取要求が第1タグリーダに送信される。
【0031】
第1タグリーダでは、商品情報読取要求を受信すると、タグリーダの通信可能領域が商品の陳列領域と重なり合っているので、商品に付された非接触型タグから商品情報読取要求に係る商品情報が非接触で読み取られる。読み取られた商品情報は、本発明に係る商品情報提供装置に送信される。
本発明に係る商品情報提供装置では、商品情報受信手段により商品情報を受信すると、商品情報通知手段により、索出されたアドレス情報に基づいて、受信した商品情報が携帯端末に送信される。
【0032】
一方、上記目的を達成するために、本発明に係る請求項5記載のタグリーダ制御装置は、商品が陳列される商品陳列棚に、非接触型タグからタグ情報を非接触で読み取る第1タグリーダを、当該第1タグリーダの通信可能領域が前記商品の陳列領域と重なり合うようにして設置し、かつ、前記商品陳列棚が設置される店舗の入口に、前記非接触型タグから前記タグ情報を非接触で読み取る第2タグリーダを設置した商品陳列システムに適用される装置であって、前記第1タグリーダと、前記第2タグリーダとに通信可能に接続し、携帯端末には、当該携帯端末の利用者を識別するための利用者情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグが付され、前記商品には、当該商品に関する商品情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグが付されており、さらに、前記携帯端末のアドレス情報を前記利用者情報と対応付けて記憶するためのアドレス情報記憶手段と、前記利用者情報を受信する第1利用者情報受信手段と、前記第1利用者情報受信手段で受信した利用者情報に対応するアドレス情報を前記アドレス情報記憶手段のなかから検索するアドレス情報検索手段と、前記アドレス情報検索手段で索出したアドレス情報に基づいて前記商品を指定すべきことを示す商品指定要求を前記携帯端末に送信する商品指定要求送信手段と、前記携帯端末からの商品指定応答を受信する商品指定応答受信手段と、前記商品指定応答受信手段で受信した商品指定応答に対応する商品情報を読み取るべきことを示す商品情報読取要求を当該タグリーダ制御装置に送信する第1読取要求送信手段と、前記商品情報を受信する第1商品情報受信手段と、前記アドレス情報検索手段で索出したアドレス情報に基づいて前記第1商品情報受信手段で受信した商品情報を前記携帯端末に送信する商品情報通知手段とを有する商品情報通知サーバに通信可能に接続し、前記利用者情報を記憶するための利用者情報記憶手段と、前記第2タグリーダで読み取られた利用者情報を受信する第2利用者情報受信手段と、前記第2利用者情報受信手段で受信した利用者情報と同一の利用者情報が前記利用者情報記憶手段に記憶されているときは前記第2利用者情報受信手段で受信した利用者情報を前記商品情報通知サーバに送信する利用者情報送信手段と、前記商品情報読取要求を受信する読取要求受信手段と、前記読取要求受信手段で受信した商品情報読取要求を前記第1タグリーダに送信する第2読取要求送信手段と、前記商品情報読取要求に応じて前記第1タグリーダで読み取られた商品情報を受信する第2商品情報受信手段と、前記第2商品情報受信手段で受信した商品情報を前記商品情報通知サーバに送信する商品情報送信手段とを備える。
【0033】
このような構成であれば、利用者は、携帯端末を持って店舗の入口に進入すると、店舗の入口には第2タグリーダが設置されているので、第2タグリーダにより、携帯端末に付された非接触型タグから利用者情報が非接触で読み取られる。読み取られた利用者情報は、本発明に係るタグリーダ制御装置に送信される。
本発明に係るタグリーダ制御装置では、第2利用者情報受信手段により利用者情報を受信し、受信した利用者情報と同一の利用者情報が利用者情報記憶手段に記憶されていると、利用者情報送信手段により、受信した利用者情報が商品情報通知サーバに送信される。
【0034】
商品情報通知サーバでは、第1利用者情報受信手段により利用者情報を受信すると、アドレス情報検索手段により、受信した利用者情報に対応するアドレス情報がアドレス情報記憶手段のなかから検索される。その結果、該当のアドレス情報が索出されると、商品指定要求送信手段により、索出されたアドレス情報に基づいて、商品指定要求が携帯端末に送信される。
【0035】
利用者は、携帯端末において、商品指定要求に応じて所望の商品を指定すると、商品情報通知サーバに商品指定応答が送信される。
商品情報通知サーバでは、商品指定応答受信手段により商品指定応答を受信すると、第1読取要求送信手段により、受信した商品指定応答に対応する商品情報を読み取るべきことを示す商品情報読取要求が本発明に係るタグリーダ制御装置に送信される。
【0036】
本発明に係るタグリーダ制御装置では、読取要求受信手段により商品情報読取要求を受信すると、第2読取要求送信手段により、受信した商品情報読取要求が第1タグリーダに送信される。
第1タグリーダでは、商品情報読取要求を受信すると、タグリーダの通信可能領域が商品の陳列領域と重なり合っているので、商品に付された非接触型タグから商品情報読取要求に係る商品情報が非接触で読み取られる。読み取られた商品情報は、本発明に係るタグリーダ制御装置に送信される。
【0037】
本発明に係るタグリーダ制御装置では、第2商品情報受信手段により商品情報を受信すると、商品情報送信手段により、受信した商品情報が商品情報通知サーバに送信される。
商品情報通知サーバでは、第1商品情報受信手段により商品情報を受信すると、商品情報通知手段により、索出されたアドレス情報に基づいて、受信した商品情報が携帯端末に送信される。
【0038】
一方、上記目的を達成するために、本発明に係る請求項6記載の商品情報通知サーバは、商品が陳列される商品陳列棚に、非接触型タグからタグ情報を非接触で読み取る第1タグリーダを、当該第1タグリーダの通信可能領域が前記商品の陳列領域と重なり合うようにして設置し、かつ、前記商品陳列棚が設置される店舗の入口に、前記非接触型タグから前記タグ情報を非接触で読み取る第2タグリーダを設置した商品陳列システムに適用されるサーバであって、携帯端末に通信可能に接続し、前記携帯端末には、当該携帯端末の利用者を識別するための利用者情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグが付され、前記商品には、当該商品に関する商品情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグが付されており、さらに、前記利用者情報を記憶するための利用者情報記憶手段と、前記第2タグリーダで読み取られた利用者情報を受信する第1利用者情報受信手段と、前記第1利用者情報受信手段で受信した利用者情報と同一の利用者情報が前記利用者情報記憶手段に記憶されているときは前記第1利用者情報受信手段で受信した利用者情報を当該商品情報通知サーバに送信する利用者情報送信手段と、商品情報読取要求を受信する読取要求受信手段と、前記読取要求受信手段で受信した商品情報読取要求を前記第1タグリーダに送信する第1読取要求送信手段と、前記商品情報読取要求に応じて前記第1タグリーダで読み取られた商品情報を受信する第1商品情報受信手段と、前記第1商品情報受信手段で受信した商品情報を当該商品情報通知サーバに送信する商品情報送信手段とを有するタグリーダ制御装置に通信可能に接続し、前記携帯端末のアドレス情報を前記利用者情報と対応付けて記憶するためのアドレス情報記憶手段と、前記利用者情報を受信する第2利用者情報受信手段と、前記第2利用者情報受信手段で受信した利用者情報に対応するアドレス情報を前記アドレス情報記憶手段のなかから検索するアドレス情報検索手段と、前記アドレス情報検索手段で索出したアドレス情報に基づいて前記商品を指定すべきことを示す商品指定要求を前記携帯端末に送信する商品指定要求送信手段と、前記携帯端末からの商品指定応答を受信する商品指定応答受信手段と、前記商品指定応答受信手段で受信した商品指定応答に対応する商品情報を読み取るべきことを示す商品情報読取要求を前記タグリーダ制御装置に送信する第2読取要求送信手段と、前記商品情報を受信する第2商品情報受信手段と、前記アドレス情報検索手段で索出したアドレス情報に基づいて前記第2商品情報受信手段で受信した商品情報を前記携帯端末に送信する商品情報通知手段とを備える。
【0039】
このような構成であれば、利用者は、携帯端末を持って店舗の入口に進入すると、店舗の入口には第2タグリーダが設置されているので、第2タグリーダにより、携帯端末に付された非接触型タグから利用者情報が非接触で読み取られる。読み取られた利用者情報は、タグリーダ制御装置に送信される。
タグリーダ制御装置では、第1利用者情報受信手段により利用者情報を受信し、受信した利用者情報と同一の利用者情報が利用者情報記憶手段に記憶されていると、利用者情報送信手段により、受信した利用者情報が本発明に係る商品情報通知サーバに送信される。
【0040】
本発明に係る商品情報通知サーバでは、第2利用者情報受信手段により利用者情報を受信すると、アドレス情報検索手段により、受信した利用者情報に対応するアドレス情報がアドレス情報記憶手段のなかから検索される。その結果、該当のアドレス情報が索出されると、商品指定要求送信手段により、索出されたアドレス情報に基づいて、商品指定要求が携帯端末に送信される。
【0041】
利用者は、携帯端末において、商品指定要求に応じて所望の商品を指定すると、本発明に係る商品情報通知サーバに商品指定応答が送信される。
本発明に係る商品情報通知サーバでは、商品指定応答受信手段により商品指定応答を受信すると、第2読取要求送信手段により、受信した商品指定応答に対応する商品情報を読み取るべきことを示す商品情報読取要求がタグリーダ制御装置に送信される。
【0042】
タグリーダ制御装置では、読取要求受信手段により商品情報読取要求を受信すると、第1読取要求送信手段により、受信した商品情報読取要求が第1タグリーダに送信される。
第1タグリーダでは、商品情報読取要求を受信すると、タグリーダの通信可能領域が商品の陳列領域と重なり合っているので、商品に付された非接触型タグから商品情報読取要求に係る商品情報が非接触で読み取られる。読み取られた商品情報は、タグリーダ制御装置に送信される。
【0043】
タグリーダ制御装置では、第1商品情報受信手段により商品情報を受信すると、商品情報送信手段により、受信した商品情報が本発明に係る商品情報通知サーバに送信される。
本発明に係る商品情報通知サーバでは、第2商品情報受信手段により商品情報を受信すると、商品情報通知手段により、索出されたアドレス情報に基づいて、受信した商品情報が携帯端末に送信される。
【0044】
一方、上記目的を達成するために、本発明に係る請求項7記載の商品情報提供方法は、商品に関する商品情報を携帯端末に提供する方法であって、前記商品が陳列される商品陳列棚に、非接触型タグからタグ情報を非接触で読み取るタグリーダを、当該タグリーダの通信可能領域が前記商品の陳列領域と重なり合うようにして設置するタグリーダ設置ステップと、前記携帯端末の利用者を識別するための利用者情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグを前記携帯端末に付する第1非接触型タグ付与ステップと、前記商品情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグを前記商品に付する第2非接触型タグ付与ステップと、前記携帯端末のアドレス情報を前記利用者情報と対応付けてアドレス情報記憶手段に記憶する利用者情報記憶ステップと、前記タグリーダにより前記非接触型タグから前記利用者情報を読み取る利用者情報読取ステップと、前記タグリーダにより前記非接触型タグから前記商品情報を読み取る商品情報読取ステップと、前記利用者情報読取ステップで読み取った利用者情報に対応するアドレス情報を前記アドレス情報記憶手段のなかから検索するアドレス情報検索ステップと、前記アドレス情報検索ステップで索出したアドレス情報に基づいて、前記商品情報読取ステップで読み取った商品情報を前記携帯端末に送信する商品情報通知ステップとを含む。
【0045】
さらに、本発明に係る請求項8記載の商品情報提供方法は、商品に関する商品情報を携帯端末に提供する方法であって、前記商品が陳列される商品陳列棚に、非接触型タグからタグ情報を非接触で読み取る第1タグリーダを、当該第1タグリーダの通信可能領域が前記商品の陳列領域と重なり合うようにして設置する第1タグリーダ設置ステップと、前記商品陳列棚が設置される店舗の入口に、前記非接触型タグから前記タグ情報を非接触で読み取る第2タグリーダを設置する第2タグリーダ設置ステップと、前記携帯端末の利用者を識別するための利用者情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグを前記携帯端末に付する第1非接触型タグ付与ステップと、前記商品情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグを前記商品に付する第2非接触型タグ付与ステップと、前記携帯端末のアドレス情報を前記利用者情報と対応付けてアドレス情報記憶手段に記憶するアドレス情報記憶ステップと、前記第2タグリーダにより前記非接触型タグから前記利用者情報を読み取る利用者情報読取ステップと、前記利用者情報読取ステップで読み取った利用者情報に対応するアドレス情報を前記アドレス情報記憶手段のなかから検索するアドレス情報検索ステップと、前記アドレス情報検索ステップで索出したアドレス情報に基づいて、前記商品を指定すべきことを示す商品指定要求を前記携帯端末に送信する商品指定要求送信ステップと、前記携帯端末からの商品指定応答を受信する商品指定応答受信ステップと、前記商品指定応答受信ステップで受信した商品指定応答に対応する商品情報を前記第1タグリーダにより前記非接触型タグから読み取る商品情報読取ステップと、前記アドレス情報検索ステップで索出したアドレス情報に基づいて、前記商品情報読取ステップで読み取った商品情報を前記携帯端末に送信する商品情報通知ステップとを含む。
【0046】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1ないし図5は、本発明に係る商品情報提供装置、タグリーダ制御装置および商品情報通知サーバ、並びに商品情報提供方法の実施の形態を示す図である。
本実施の形態は、本発明に係る商品情報提供装置、タグリーダ制御装置および商品情報通知サーバ、並びに商品情報提供方法を、図1に示すように、商品陳列棚16に陳列されている商品に関する商品情報を携帯電話14で取得する場合について適用したものである。
【0047】
まず、本発明に係る商品情報提供システムの構成を図1を参照しながら説明する。
図1は、商品情報提供システムの構成を示す図である。
商品陳列棚16は、図1に示すように、4段の棚16a〜16dを有し、各棚16a〜16dには、商品が陳列されている。図1の例では、商品陳列棚16の最上段の棚16aには清涼飲料水が、上から2段目の棚16bにはカップ麹が、上から3段目の棚16cには帽子が、最下段の棚16dには手袋がそれぞれ陳列されている。各商品には、その商品に関する商品情報をタグ情報として記憶したRFID非接触型ICタグ(以下、商品用RFIDタグと略称する。)が付されている。商品情報としては、例えば、商品名、価格、製造年月日、入荷年月日、製造者、販売者、原材料、添加物、熱量、特徴、調理方法、賞味期限等種々の情報を含めることができる。商品情報は、もちろん商品の種類によって異なる。例えば、帽子や手袋であれば、サイズを含めることが好ましい。その他、評価や売れ行き等を含めることも好ましい。
【0048】
顧客である利用者10の携帯電話14には、利用者10を特定するための会員番号をタグ情報として記憶したRFID非接触型ICタグ(以下、携帯用RFIDタグと略称する。)が付されている。携帯用RFIDタグは、携帯電話14のストラップの先端に設けられている。
各棚16a〜16dには、RFID非接触型ICタグからタグ情報を非接触で読み取るタグリーダ18a〜18dが設置されている。タグリーダ18aは、棚16aの陳列領域とほぼ同じ通信可能領域を有するものであり、タグリーダ18aの通信可能領域と棚16aの陳列領域とが重なり合うようにして設けられている。タグリーダ18b〜18dについても、タグリーダ18aと同等の機能を有し同様に設置されている。
【0049】
商品陳列棚16の頂部には、タグリーダ18a〜18dを制御するタグリーダ制御装置100が設置されており、タグリーダ制御装置100は、各タグリーダ18a〜18dと通信可能に接続されている。タグリーダ18a〜18dは、携帯用RFIDタグが通信可能領域に侵入したときは、これを検出して携帯用RFIDタグから会員番号を読み取り、読み取った会員番号をタグリーダ制御装置100に送信する。また、商品情報読取要求を受信したときは、通信可能領域にある商品用RFIDタグから商品情報を読み取り、読み取った商品情報をタグリーダ制御装置100に送信する。
【0050】
店舗内には、このような商品陳列棚16が多数設置されている。そして、各タグリーダ制御装置100は、タグリーダ18a〜18dで読み取られた商品情報を携帯電話14に通知する商品情報通知サーバ200とネットワーク199を介して通信可能に接続されている。
商品情報通知サーバ200は、タグリーダ制御装置100から送信されてきた商品の陳列位置に基づいて商品情報を適宜携帯電話14に送信する。このとき、棚16a〜16dのうち携帯用RFIDタグが近接しているものに陳列されている商品の商品情報を携帯電話14に送信する。これにより、利用者10は、携帯用RFIDタグを所望の商品に接近させることにより、携帯電話14でその商品の商品情報を参照することができる。
【0051】
次に、タグリーダ制御装置100の構成を図2を参照しながら詳細に説明する。
図2は、タグリーダ制御装置100の構成を示すブロック図である。
タグリーダ制御装置100は、図2に示すように、制御プログラムに基づいて演算およびシステム全体を制御するCPU30と、所定領域にあらかじめCPU30の制御プログラム等を格納しているROM32と、ROM32等から読み出したデータやCPU30の演算過程で必要な演算結果を格納するためのRAM34と、外部装置に対してデータの入出力を媒介するI/F38とで構成されており、これらは、データを転送するための信号線であるバス39で相互にかつデータ授受可能に接続されている。
【0052】
I/F38には、外部装置として、データやテーブル等をファイルとして格納する記憶装置42と、ネットワーク199の信号線とが接続されている。
記憶装置42には、利用者10の会員番号を登録した会員番号登録テーブルが格納されている。会員番号は、利用者10が会員登録の手続を行うと発行され、各タグリーダ制御装置100の会員番号登録テーブルに登録される。会員番号の登録は、会員登録の手続の後に、商品情報通知サーバ200が行うようにしてもよいし、図示しないWebサーバ等が行うようにしてもよい。
【0053】
CPU30は、マイクロプロセッシングユニット(MPU)等からなり、ROM32の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図3のフローチャートに示すタグリーダ制御処理を実行するようになっている。
図3は、タグリーダ制御処理を示すフローチャートである。
【0054】
タグリーダ制御処理は、タグリーダ18a〜18dを制御する処理であって、CPU30において実行されると、図3に示すように、まず、ステップS100に移行するようになっている。
ステップS100では、タグリーダ18a〜18dで読み取られた会員番号を受信したか否かを判定し、会員番号を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS102に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、会員番号を受信するまでステップS100で待機する。
【0055】
ステップS102では、受信した会員番号と同一の会員番号を会員番号登録テーブルのなかから検索し、該当の会員番号を索出したか否かを判定することにより会員番号が正規のものであるか否かを判定し、受信した会員番号が正規のものであると判定したとき(Yes)は、ステップS104に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、ステップS100に移行する。
【0056】
ステップS104では、タグリーダ18a〜18dのうち会員番号の送信元に対して商品情報読取要求を送信する。商品情報読取要求は、例えば、入荷時期が比較的新しい商品の商品情報のみを読み取るべきことを示す要求であることも好ましい。例えば、1週間以内に入荷した商品の商品情報のみを読み取るように要求を行う。その理由は、古くから商品陳列棚16に置かれている商品は、魅力が乏しくなっている可能性があり、また、利用者10は、新しい商品の商品情報を知りたいと思う傾向にあることが経験的に知られているからである。
【0057】
次いで、ステップS106に移行して、タグリーダ18a〜18dで読み取られた商品情報を受信したか否かを判定し、商品情報を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS108に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、商品情報を受信するまでステップS106で待機する。
ステップS108では、ステップS106で受信した商品情報およびステップS100で受信した会員番号を商品情報通知サーバ200に送信し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
【0058】
次に、商品情報通知サーバ200の構成を図4を参照しながら詳細に説明する。
図4は、商品情報通知サーバ200の構成を示すブロック図である。
商品情報通知サーバ200は、図4に示すように、制御プログラムに基づいて演算およびシステム全体を制御するCPU50と、所定領域にあらかじめCPU50の制御プログラム等を格納しているROM52と、ROM52等から読み出したデータやCPU50の演算過程で必要な演算結果を格納するためのRAM54と、外部装置に対してデータの入出力を媒介するI/F58とで構成されており、これらは、データを転送するための信号線であるバス59で相互にかつデータ授受可能に接続されている。
【0059】
I/F58には、外部装置として、携帯電話14と無線通信を行う無線通信装置60と、データやテーブル等をファイルとして格納する記憶装置62と、ネットワーク199の信号線とが接続されている。
記憶装置62には、携帯電話14のアドレス情報を会員番号と対応付けて登録したアドレス情報登録テーブルが格納されている。アドレス情報登録テーブルには、各利用者10ごとにアドレス情報および会員番号が対応付けられて登録されている。アドレス情報は、携帯電話14と通信を行うために必要な情報であって、例えば、電話番号やメールアドレスを利用することができる。アドレス情報および会員番号の登録は、会員登録の手続の後に、商品情報通知サーバ200が行うようにしてもよいし、図示しないWebサーバ等が行うようにしてもよい。
【0060】
CPU50は、マイクロプロセッシングユニット(MPU)等からなり、ROM52の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図5のフローチャートに示す商品情報通知処理を実行するようになっている。
図5は、商品情報通知処理を示すフローチャートである。
【0061】
商品情報通知処理は、タグリーダ制御装置100から受信した商品情報を携帯電話14に送信する処理であって、CPU50において実行されると、図5に示すように、まず、ステップS200に移行するようになっている。
ステップS200では、商品情報および会員番号を受信したか否かを判定し、商品情報および会員番号を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS202に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、商品情報および会員番号を受信するまでステップS200で待機する。
【0062】
ステップS202では、受信した会員番号に対応するアドレス情報をアドレス情報登録テーブルのなかから検索し、ステップS204に移行して、索出したアドレス情報に基づいて、ステップS200で受信した商品情報を携帯電話14に送信し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
【0063】
まず、利用者10は、店舗のWWW(World Wide Web)サイトにアクセスし、商品情報提供サービスの会員になるために会員登録の手続を行う。WWWサイトは、商品情報通知サーバ200が提供することが好ましいが、他のサーバがWWWサイトを提供するように構成してもよい。会員登録の手続では、利用者10は、自己の氏名や連絡先等の情報のほか、携帯電話14のアドレス情報を入力する。会員登録の手続が完了すると、固有の会員番号が発行され、アドレス情報および会員番号は、商品情報通知サーバ200のアドレス情報登録テーブルに、各タグリーダ制御装置100の会員番号登録テーブルにそれぞれ登録される。
【0064】
次に、利用者10は、店舗に赴き、店頭で会員証を店側から受け取る。会員証は、携帯電話14に取り付け可能なストラップ14bであり、ストラップ14bには携帯用RFIDタグが縫い込まれている。携帯用RFIDタグには、会員登録時に発行された会員番号が記憶されている。利用者10は、会員証であるストラップ14bを自分の携帯電話14に取り付けておく。
【0065】
次に、利用者10は、店舗のWWWサイトから、商品情報提供サービスを受けるためのサービスプログラムを携帯電話14にダウンロードする。サービスプログラムは、携帯電話14上で動作するプログラムであり、例えば、iアプリ(登録商標)で記述することができる。利用者10は、商品情報提供サービスを受けようとする場合には、サービスプログラムをあらかじめ起動しておく。なお、サービスプログラムは、他の言語(例えば、JAVA(登録商標))で記述することもできる。
【0066】
次に、利用者10は、サービスプログラムを起動し、携帯電話14を携行して店舗内を歩き、商品の物色を開始する。
利用者10は、詳細な商品情報を知りたい商品が陳列された棚(16a〜16d)を見つけると、携帯電話14に付された携帯用RFIDタグを所望の商品に接近させる。例えば、カップ麺についての商品情報を知りたいときは、棚16bに携帯用RFIDタグを接近させる。
【0067】
携帯用RFIDタグをカップ麺に接近させると、タグリーダ18bの通信可能領域が棚16bの陳列領域と重なり合っているので、タグリーダ18bにより、携帯電話14に付された携帯用RFIDタグから会員番号が非接触で読み取られる。読み取られた会員番号は、タグリーダ制御装置100に送信される。
タグリーダ制御装置100では、会員番号を受信すると、ステップS102を経て、受信した会員番号と同一の会員番号が会員番号登録テーブルのなかから検索される。その結果、該当の会員番号が索出されると、ステップS104を経て、タグリーダ18bに商品情報読取要求が送信される。
【0068】
タグリーダ18bでは、商品情報読取要求を受信すると、タグリーダ18bの通信可能領域が棚16bの陳列領域と重なり合っているので、カップ麺に付された商品用RFIDタグから商品情報が非接触で読み取られる。読み取られた商品情報は、棚16bに陳列されているカップ麺に関する情報であり、タグリーダ制御装置100に送信される。
【0069】
タグリーダ制御装置100では、商品情報を受信すると、ステップS108を経て、受信した商品情報および会員番号が商品情報通知サーバ200に送信される。
商品情報通知サーバ200では、商品情報および会員番号を受信すると、ステップS202を経て、受信した会員番号に対応するアドレス情報がアドレス情報記憶手段のなかから検索される。その結果、該当のアドレス情報が索出されると、ステップS204を経て、索出されたアドレス情報に基づいて、受信した商品情報が携帯電話14に送信される。
【0070】
携帯電話14では、商品情報を受信すると、サービスプログラムによりカップ麺に関する情報が表示画面等に表示される。これにより、利用者10は、棚16bにあるカップ麺の商品情報を参照することができる。
このようにして、本実施の形態では、携帯用RFIDタグを商品に接近させたときは、タグリーダ18a〜18dにより、携帯用RFIDタグから会員番号を読み取るとともに、商品用RFIDタグから商品情報を読み取り、読み取った会員番号に対応するアドレス情報をアドレス情報登録テーブルから検索し、索出したアドレス情報に基づいて、読み取った商品情報を携帯電話14に送信するようになっている。
【0071】
これにより、携帯用RFIDタグを携帯電話14に付するだけでよいので、携帯電話14がさほど大型化することなく、携帯電話14の改変が軽微ですみ、コストもさほどかからない。したがって、従来に比して、利用者10が携帯しやすく、既存の携帯電話14でも比較的容易に利用することができるとともに、コストの上昇を抑制することができる。
【0072】
また、利用者10は、携帯電話14に付された携帯用RFIDタグを商品に接近させることにより携帯電話14でその商品の商品情報を参照することができるので、携帯電話14の表示画面等において、多くの商品のなかから所望の商品を選択するという操作負担が発生する可能性が少ない。さらに、ID情報等を所定周期で送信する必要がないので、携帯電話14の消費電力が大きくなることもない。したがって、従来に比して、商品の知識が少ない顧客等にとって使い勝手がよくなり、携帯電話14の電力消費を抑制することができる。
【0073】
上記第1の実施の形態において、会員番号は、請求項1ないし3または7記載の利用者情報に対応し、RFID非接触型ICタグは、請求項1ないし3または7記載の非接触型タグに対応し、携帯電話14は、請求項1ないし3または7記載の携帯端末に対応し、記憶装置42は、請求項2または3記載の利用者情報記憶手段に対応している。また、ステップS100は、請求項1ないし3記載の利用者情報受信手段に対応し、ステップS104は、請求項2または3記載の読取要求送信手段に対応し、ステップS106は、請求項1ないし3記載の商品情報受信手段に対応し、ステップS108は、請求項2または3記載の商品情報等送信手段に対応している。
【0074】
また、上記第1の実施の形態において、記憶装置62は、請求項1ないし3または7記載のアドレス情報記憶手段に対応し、ステップS200は、請求項2または3記載の商品情報等受信手段に対応し、ステップS202は、請求項1ないし3記載のアドレス情報検索手段、または請求項7記載のアドレス情報検索ステップに対応している。また、ステップS204は、請求項1ないし3記載の商品情報通知手段、または請求項7記載の商品情報通知ステップに対応している。
【0075】
次に、本発明の第2の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図6ないし図9は、本発明に係る商品情報提供装置、タグリーダ制御装置および商品情報通知サーバ、並びに商品情報提供方法の実施の形態を示す図である。
本実施の形態は、本発明に係る商品情報提供装置、タグリーダ制御装置および商品情報通知サーバ、並びに商品情報提供方法を、図1に示すように、商品陳列棚16に陳列されている商品に関する商品情報を携帯電話14で取得する場合について適用したものであり、上記第1の実施の形態と異なるのは、店舗の見取り図を見て利用者10が所望の商品を選択する点にある。なお、以下、上記第1の実施の形態と異なる部分についてのみ説明し、重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0076】
まず、本発明に係る商品情報提供システムの構成を図6を参照しながら説明する。
図6は、商品情報提供システムの構成を示す図である。
店舗の入口20には、図6に示すように、RFID非接触型ICタグからタグ情報を非接触で読み取る入場ゲート22が設置されている。入場ゲート22は、タグリーダ18a〜18dと同様にタグリーダ制御装置100と通信可能に接続されており、携帯用RFIDタグが通信可能領域に侵入したときは、これを検出して携帯用RFIDタグから会員番号を読み取り、読み取った会員番号をタグリーダ制御装置100に送信する。
【0077】
タグリーダ制御装置100は、図3のフローチャートに示すタグリーダ制御処理に代えて、図7のフローチャートに示すタグリーダ制御処理を実行するようになっている。
図7は、タグリーダ制御処理を示すフローチャートである。
タグリーダ制御処理は、タグリーダ18a〜18dおよび入場ゲート22を制御する処理であって、CPU30において実行されると、図7に示すように、まず、ステップS400に移行するようになっている。
【0078】
ステップS400では、入場ゲート22で読み取られた会員番号を受信したか否かを判定し、会員番号を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS402に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、会員番号を受信するまでステップS400で待機する。
ステップS402では、受信した会員番号と同一の会員番号を会員番号登録テーブルのなかから検索し、該当の会員番号を索出したか否かを判定することにより会員番号が正規のものであるか否かを判定し、受信した会員番号が正規のものであると判定したとき(Yes)は、ステップS404に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、ステップS400に移行する。
【0079】
ステップS404では、受信した会員番号を商品情報通知サーバ200に送信し、ステップS406に移行して、商品情報読取要求を受信したか否かを判定し、商品情報読取要求を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS408に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、商品情報読取要求を受信するまでステップS406で待機する。
【0080】
ステップS408では、タグリーダ18a〜18dのうち受信した商品情報読取要求により指定されるものに対して商品情報読取要求を送信する。商品情報読取要求は、例えば、入荷時期が比較的新しい商品の商品情報のみを読み取るべきことを示す要求であることも好ましい。例えば、1週間以内に入荷した商品の商品情報のみを読み取るように要求を行う。その理由は、古くから商品陳列棚16に置かれている商品は、魅力が乏しくなっている可能性があり、また、利用者10は、新しい商品の商品情報を知りたいと思う傾向にあることが経験的に知られているからである。
【0081】
次いで、ステップS410に移行して、タグリーダ18a〜18dで読み取られた商品情報を受信したか否かを判定し、商品情報を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS412に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、商品情報を受信するまでステップS410で待機する。
ステップS412では、ステップS410で受信した商品情報を商品情報通知サーバ200に送信し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
【0082】
商品情報通知サーバ200は、図5のフローチャートに示す商品情報通知処理に代えて、図8のフローチャートに示す商品情報通知処理を実行するようになっている。
図8は、商品情報通知処理を示すフローチャートである。
商品情報通知処理は、タグリーダ制御装置100から受信した商品情報を携帯電話14に送信する処理であって、CPU50において実行されると、図8に示すように、まず、ステップS500に移行するようになっている。
【0083】
ステップS500では、会員番号を受信したか否かを判定し、会員番号を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS502に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、会員番号を受信するまでステップS500で待機する。
ステップS502では、受信した会員番号に対応するアドレス情報をアドレス情報登録テーブルのなかから検索し、ステップS504に移行して、索出したアドレス情報に基づいて、店舗の見取り図を示す見取り図情報を携帯電話14に送信し、ステップS506に移行する。
【0084】
ステップS506では、商品指定を含む商品指定応答を受信したか否かを判定し、商品指定応答を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS508に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、商品指定応答を受信するまでステップS506で待機する。
ステップS508では、タグリーダ18a〜18dのうち商品指定応答により指定される商品が陳列されているものを特定し、特定したタグリーダにより商品情報を読み取るべきことを示す商品情報読取要求をタグリーダ制御装置100に送信し、ステップS510に移行する。
【0085】
ステップS510では、商品情報を受信したか否かを判定し、商品情報を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS512に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、商品情報を受信するまでステップS510で待機する。
ステップS512では、索出したアドレス情報に基づいて、ステップS510で受信した商品情報を携帯電話14に送信し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
【0086】
次に、本実施の形態の動作を説明する。会員登録の手続、会員証の交付およびサービスプログラムのダウンロードについては、上記第1の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
まず、利用者10は、サービスプログラムを起動し、携帯電話14を携行して店舗の入口20に進入し、入場ゲート22を通過する。入場ゲート22はタグリーダとなっているので、入場ゲート22を通過すると、携帯電話14に付された携帯用RFIDタグから会員番号が非接触で読み取られる。読み取られた会員番号は、タグリーダ制御装置100に送信される。
【0087】
タグリーダ制御装置100では、会員番号を受信すると、ステップS402を経て、受信した会員番号と同一の会員番号が会員番号登録テーブルのなかから検索される。その結果、該当の会員番号が索出されると、ステップS404を経て、受信した会員番号が商品情報通知サーバ200に送信される。
商品情報通知サーバ200では、会員番号を受信すると、ステップS502を経て、受信した会員番号に対応するアドレス情報がアドレス情報登録テーブルのなかから検索される。その結果、該当のアドレス情報が索出されると、ステップS504を経て、索出されたアドレス情報に基づいて、店舗の見取り図を示す見取り図情報が携帯電話14に送信される。
【0088】
図9は、見取り図情報に基づいて店舗の見取り図を表示した場合を示す図である。
携帯電話14では、見取り図情報を受信すると、サービスプログラムにより、図9に示すように、受信した見取り図情報に基づいて店舗の見取り図が表示画面等に表示される。サービスプログラムは、公知の技術により十分に実現することができる。
【0089】
図9に示すように、店舗内の見取り図においては、各商品陳列棚16に番号が示されており、利用者10は、所望の番号を入力することにより所望の商品を指定することができる。例えば、利用者10は、「4」等を押下することにより所望の商品(例えば、カップ麺)を指定する。そして、携帯電話14では、所望の商品が指定されると、サービスプログラムにより、商品の指定を含む商品指定応答が商品情報通知サーバ200に送信される。
【0090】
商品情報通知サーバ200では、商品指定応答を受信すると、ステップS508を経て、タグリーダ18a〜18dのうち商品指定応答により指定される商品が陳列されているものが特定され、特定されたタグリーダにより商品情報を読み取るべきことを示す商品情報読取要求がタグリーダ制御装置100に送信される。
【0091】
タグリーダ制御装置100では、商品情報読取要求を受信すると、ステップS408を経て、タグリーダ18a〜18dのうち受信した商品情報読取要求により指定されるものに対して商品情報読取要求が送信される。利用者10は、カップ麺を指定したので、この場合は、タグリーダ18bに商品情報読取要求が送信される。
【0092】
タグリーダ18bでは、商品情報読取要求を受信すると、タグリーダ18bの通信可能領域が棚16bの陳列領域と重なり合っているので、カップ麺に付された商品用RFIDタグから商品情報が非接触で読み取られる。読み取られた商品情報は、棚16bに陳列されているカップ麺に関する情報であり、タグリーダ制御装置100に送信される。
【0093】
タグリーダ制御装置100では、商品情報を受信すると、ステップS412を経て、受信した商品情報が商品情報通知サーバ200に送信される。
商品情報通知サーバ200では、商品情報を受信すると、ステップS512を経て、索出されたアドレス情報に基づいて、受信した商品情報が携帯電話14に送信される。
携帯電話14では、商品情報を受信すると、サービスプログラムによりカップ麺に関する情報が表示画面等に表示される。これにより、利用者10は、棚16bにあるカップ麺の商品情報を参照することができる。
【0094】
このようにして、本実施の形態では、入場ゲート22により携帯用RFIDタグから会員番号を読み取り、読み取った会員番号に対応するアドレス情報をアドレス情報登録テーブルのなかから検索し、索出したアドレス情報に基づいて見取り図情報を携帯電話14に送信し、携帯電話14からの商品指定応答を受信し、タグリーダ18a〜18dにより商品指定応答に対応する商品情報を商品用RFIDタグから読み取り、索出したアドレス情報に基づいて、読み取った商品情報を携帯電話14に送信するようになっている。
【0095】
これにより、携帯用RFIDタグを携帯電話14に付するだけでよいので、携帯電話14がさほど大型化することなく、携帯電話14の改変が軽微ですみ、コストもさほどかからない。したがって、従来に比して、利用者10が携帯しやすく、既存の携帯電話14でも比較的容易に利用することができるとともに、コストの上昇を抑制することができる。
また、ID情報等を所定周期で送信する必要がないので、携帯電話14の消費電力が大きくなることもない。したがって、従来に比して、商品の知識が少ない顧客等にとって使い勝手がよくなり、携帯電話14の電力消費を抑制することができる。
【0096】
上記第2の実施の形態において、RFID非接触型ICタグは、請求項4、5または8記載の非接触型タグに対応し、タグリーダ18a〜18dは、請求項4、5または8記載の第1タグリーダに対応し、入場ゲート22は、請求項4、5または8記載の第2タグリーダに対応し、携帯電話14は、請求項4、5または8記載の携帯端末に対応している。また、会員番号は、請求項4、5または8記載の利用者情報に対応し、記憶装置42は、請求項5記載の利用者情報記憶手段に対応し、ステップS400は、請求項4記載の利用者情報受信手段、または請求項5記載の第2利用者情報受信手段に対応し、ステップS404は、請求項5記載の利用者情報送信手段に対応している。
【0097】
また、上記第2の実施の形態において、ステップS406は、請求項5記載の読取要求受信手段に対応し、ステップS408は、請求項4記載の読取要求送信手段、または請求項5記載の第2読取要求送信手段に対応し、ステップS410は、請求項4記載の商品情報受信手段、または請求項5記載の第2商品情報受信手段に対応している。また、ステップS412は、請求項5記載の商品情報送信手段に対応し、記憶装置62は、請求項4、5または8記載のアドレス情報記憶手段に対応し、ステップS500は、請求項5記載の第1利用者情報受信手段に対応し、ステップS502は、請求項4若しくは5記載のアドレス情報検索手段、または請求項8記載のアドレス情報検索ステップに対応している。
【0098】
また、上記第2の実施の形態において、ステップS504は、請求項4若しくは5記載の商品指定要求送信手段、または請求項8記載の商品指定要求送信ステップに対応し、ステップS506は、請求項4若しくは5記載の商品指定応答受信手段、または請求項8記載の商品指定応答受信ステップに対応している。また、ステップS508は、請求項5記載の第1読取要求送信手段に対応し、ステップS512は、請求項4若しくは5記載の商品情報通知手段、または請求項8記載の商品情報通知ステップに対応し、ステップS510は、請求項5記載の第1商品情報受信手段に対応している。
【0099】
上記第2の実施の形態において、RFID非接触型ICタグは、請求項6記載の非接触型タグに対応し、タグリーダ18a〜18dは、請求項6記載の第1タグリーダに対応し、入場ゲート22は、請求項6記載の第2タグリーダに対応し、携帯電話14は、請求項6記載の携帯端末に対応している。また、会員番号は、請求項6記載の利用者情報に対応し、記憶装置42は、請求項6記載の利用者情報記憶手段に対応し、ステップS400は、請求項6記載の第1利用者情報受信手段に対応し、ステップS404は、請求項6記載の利用者情報送信手段に対応している。
【0100】
また、上記第2の実施の形態において、ステップS406は、請求項6記載の読取要求受信手段に対応し、ステップS408は、請求項6記載の第1読取要求送信手段に対応し、ステップS410は、請求項6記載の第1商品情報受信手段に対応し、ステップS412は、請求項6記載の商品情報送信手段に対応している。また、記憶装置62は、請求項6記載のアドレス情報記憶手段に対応し、ステップS500は、請求項6記載の第2利用者情報受信手段に対応し、ステップS502は、請求項6記載のアドレス情報検索手段に対応し、ステップS504は、請求項6記載の商品指定要求送信手段に対応している。
【0101】
また、上記第2の実施の形態において、ステップS506は、請求項6記載の商品指定応答受信手段に対応し、ステップS508は、請求項6記載の第2読取要求送信手段に対応し、ステップS512は、請求項6記載の商品情報通知手段に対応し、ステップS510は、請求項6記載の第2商品情報受信手段に対応している。
【0102】
なお、上記第1および第2の実施の形態においては、商品用RFIDタグに商品情報を記憶するように構成したが、これに限らず、商品情報をIDコード(例えば、商品コード)と対応付けて登録した商品情報登録データベース(以下、データベースのことを単にDBと略記する。)を設け、商品用RFIDタグにはIDコードを記憶しておき、商品用RFIDタグからIDコードを読み取り、読み取ったIDコードに対応する商品情報を商品情報登録DBのなかから検索し、索出した商品情報を携帯電話14に送信するように構成することもできる。このことは、携帯用RFIDタグに会員番号を記憶する場合についても同じである。
【0103】
また、上記第1および第2の実施の形態においては、ストラップ14bを会員証として利用する例を示したが、これに限らず、携帯電話14に取り付け可能または内蔵可能なものであればどのようなものでもかまわない。
また、上記第1および第2の実施の形態においては、タグリーダ18aにより入荷時期が比較的新しい商品の商品情報のみを読み取るように構成したが、これに限らず、タグリーダ18aにより棚16aに陳列されているすべての商品の商品情報を読み取り、タグリーダ制御装置100がそのなかから入荷時期が新しい商品の商品情報のみを選択するように構成することもできる。また、タグリーダ制御装置100は、すべての商品情報をその陳列棚の位置とともにすべて商品情報通知サーバ200に送信し、商品情報通知サーバ200が同様の選択を行うように構成することもできる。
【0104】
また、上記第1および第2の実施の形態においては、商品情報通知サーバ200と携帯電話14との間の通信を無線により行うように構成したが、これに限らず、データを送信可能なものであればあらゆる通信媒体を利用することができる。例えば、iアプリ(登録商標)で作成したプログラムは、HTTP(HyperText Transfer Protocol)と呼ばれるプロトコルで外部との間でデータ通信を行えるので、この手法を用いることも好ましい。
【0105】
また、上記第1および第2の実施の形態において、商品情報通知サーバ200と携帯電話14との間では、HTTPと呼ばれるプロトコルを用いて無線によりデータ通信を行うように構成したが、これに限らず、同プロトコルを用いてインターネットを介して通信を行うことも好ましい。この場合には、商品情報通知サーバ200はいわゆるWEBサーバを構成することになる。
【0106】
また、商品情報通知サーバ200と携帯電話14との間の通信は、いわゆる電子メールを用いることも好ましい。近年利用されている携帯電話14は、電子メール機能を備えるものが多いので、商品情報通知サーバ200が送信する電子メールを受信することができる。この場合には、商品情報通知サーバ200は、会員番号と携帯電話14の電子メールアドレスとの対応テーブルを備えている必要がある。
【0107】
また、上記第1および第2の実施の形態においては、「陳列場所」の例として商品陳列棚16を示したが、これに限らず、ショーウィンドウその他の陳列場所でもかまわない。
また、上記第1および第2の実施の形態においては、携帯電話14のストラップを会員証としたが、携帯電話14とは別体の会員証でもよい。上記第1の実施の形態においてこの別体の会員証を適用する場合は、その会員証を棚16に近づければよい。上記第2の実施の形態においてこの別体の会員証を適用する場合は、その会員証をポケットや鞄内に携帯していればよい。携帯することによって、利用者10が店舗内に入店したことが検知されるのである。
【0108】
例えば、この別体の会員証は、RFID非接触型ICタグを埋め込んだカードが好ましい。また、RFID非接触型ICタグ以外のIrDA、IrMCでも外部から記憶されているデータが読める他の手段を採用することも可能である。なお、IrDAは、赤外線を用いた外部からデータを読み出す手法の一つであり、IrMCも同様である。
また、記憶できるデータ量は多くはないが、1次元バーコード、2次元バーコードを利用することも好ましい。これらのバーコードは光学的な手法で読み出すことができる。これらのバーコードを記載したカードを会員証とするのである。
【0109】
また、いわゆる磁気カードを利用することも好ましい。磁気カードを読むには、磁気カードリーダを通過させる必要があるので、利用者10は、店舗内に入店する場合には、入口20で磁気カードリーダに会員証である磁気カードを通過させる必要がある。この通過によって、会員である利用者10が入店したことが商品情報通知サーバ200によって通知されるのである。この構成を採用する場合には、RFID非接触型ICタグを読み取るタグリーダ18の代わりに、磁気カードリーダを店舗の入口20に設ける必要がある。さらに、上記第1の実施の形態において適用する場合は、磁気カードリーダを各棚16a〜16dにも設ける必要がある。
【0110】
また、上記第1および第2の実施の形態においては、店舗の例を示したが、これに限らず、ショッピングモールやその他の店舗でもかまわない。
また、上記第1および第2の実施の形態においては、携帯電話14を利用する例を示したが、これに限らず、利用者10が携帯可能な装置であればどのようなものでもかまわない。例えば、PDA(Personal Digital Assistant)のような装置でもよい。
【0111】
また、上記第1および第2の実施の形態において、図3および図7のフローチャートに示す処理を実行するにあたってはいずれも、ROM32にあらかじめ格納されている制御プログラムを実行する場合について説明したが、これに限らず、これらの手順を示したプログラムが記憶された記憶媒体から、そのプログラムをRAM34に読み込んで実行するようにしてもよい。
【0112】
また、上記第1および第2の実施の形態において、図5および図8のフローチャートに示す処理を実行するにあたってはいずれも、ROM52にあらかじめ格納されている制御プログラムを実行する場合について説明したが、これに限らず、これらの手順を示したプログラムが記憶された記憶媒体から、そのプログラムをRAM54に読み込んで実行するようにしてもよい。
【0113】
ここで、記憶媒体とは、RAM、ROM等の半導体記憶媒体、FD、HD等の磁気記憶型記憶媒体、CD、CDV、LD、DVD等の光学的読取方式記憶媒体、MO等の磁気記憶型/光学的読取方式記憶媒体であって、電子的、磁気的、光学的等の読み取り方法のいかんにかかわらず、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体であれば、あらゆる記憶媒体を含むものである。
【0114】
また、上記第1および第2の実施の形態においては、本発明に係る商品情報提供装置、タグリーダ制御装置および商品情報通知サーバ、並びに商品情報提供方法を、図1に示すように、商品陳列棚16に陳列されている商品に関する商品情報を携帯電話14で取得する場合について適用したが、これに限らず、本発明の主旨を逸脱しない範囲で他の場合にも適用可能である。
【0115】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る請求項1記載の商品情報提供装置によれば、非接触型タグを携帯端末に付するだけでよいので、携帯端末がさほど大型化することなく、携帯端末の改変が軽微ですみ、コストもさほどかからない。したがって、従来に比して、利用者が携帯しやすく、既存の携帯端末でも比較的容易に利用することができるとともに、コストの上昇を抑制することができるという効果が得られる。また、利用者は、携帯端末に付された非接触型タグを商品に接近させることにより携帯端末でその商品の商品情報を参照することができるので、携帯端末の表示画面等において、多くの商品のなかから所望の商品を選択するという操作負担が発生する可能性が少ない。さらに、ID情報等を所定周期で送信する必要がないので、携帯端末の消費電力が大きくなることもない。したがって、従来に比して、商品の知識が少ない顧客等にとって使い勝手がよくなり、携帯端末の電力消費を抑制することができるという効果も得られる。
【0116】
一方、本発明に係る請求項2記載のタグリーダ制御装置によれば、請求項1記載の商品情報提供装置と同等の効果が得られる。
一方、本発明に係る請求項3記載の商品情報通知サーバによれば、請求項1記載の商品情報提供装置と同等の効果が得られる。
一方、本発明に係る請求項4記載の商品情報提供装置によれば、非接触型タグを携帯端末に付するだけでよいので、携帯端末がさほど大型化することなく、携帯端末の改変が軽微ですみ、コストもさほどかからない。したがって、従来に比して、利用者が携帯しやすく、既存の携帯端末でも比較的容易に利用することができるとともに、コストの上昇を抑制することができるという効果が得られる。また、ID情報等を所定周期で送信する必要がないので、携帯端末の消費電力が大きくなることもない。したがって、従来に比して、携帯端末の電力消費を抑制することができるという効果も得られる。
【0117】
一方、本発明に係る請求項5記載のタグリーダ制御装置によれば、請求項4記載の商品情報提供装置と同等の効果が得られる。
一方、本発明に係る請求項6記載の商品情報通知サーバによれば、請求項4記載の商品情報提供装置と同等の効果が得られる。
一方、本発明に係る請求項7記載の商品情報提供方法によれば、請求項1記載の商品情報提供装置と同等の効果が得られる。
さらに、本発明に係る請求項8記載の商品情報提供方法によれば、請求項4記載の商品情報提供装置と同等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】商品情報提供システムの構成を示す図である。
【図2】タグリーダ制御装置100の構成を示すブロック図である。
【図3】タグリーダ制御処理を示すフローチャートである。
【図4】商品情報通知サーバ200の構成を示すブロック図である。
【図5】商品情報通知処理を示すフローチャートである。
【図6】商品情報提供システムの構成を示す図である。
【図7】タグリーダ制御処理を示すフローチャートである。
【図8】商品情報通知処理を示すフローチャートである。
【図9】見取り図情報に基づいて店舗の見取り図を表示した場合を示す図である。
【符号の説明】
100 タグリーダ制御装置
200 商品情報通知サーバ
199 ネットワーク
14 携帯電話
14b ストラップ
16 商品陳列棚
16a〜16d 棚
18a〜18d タグリーダ
30,50 CPU
32,52 ROM
34,54 RAM
38,58 I/F
42,62 記憶装置
60 無線通信装置
Claims (8)
- 商品が陳列される商品陳列棚に、非接触型タグからタグ情報を非接触で読み取るタグリーダを、当該タグリーダの通信可能領域が前記商品の陳列領域と重なり合うようにして設置した商品陳列システムに適用される装置であって、
前記タグリーダと、携帯端末とに通信可能に接続し、
前記携帯端末には、当該携帯端末の利用者を識別するための利用者情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグが付され、前記商品には、当該商品に関する商品情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグが付されており、
前記携帯端末のアドレス情報を前記利用者情報と対応付けて記憶するためのアドレス情報記憶手段と、前記タグリーダで読み取られた利用者情報を受信する利用者情報受信手段と、前記タグリーダで読み取られた商品情報を受信する商品情報受信手段と、前記利用者情報受信手段で受信した利用者情報に対応するアドレス情報を前記アドレス情報記憶手段のなかから検索するアドレス情報検索手段と、前記アドレス情報検索手段で索出したアドレス情報に基づいて前記商品情報受信手段で受信した商品情報を前記携帯端末に送信する商品情報通知手段とを備えることを特徴とする商品情報提供装置。 - 商品が陳列される商品陳列棚に、非接触型タグからタグ情報を非接触で読み取るタグリーダを、当該タグリーダの通信可能領域が前記商品の陳列領域と重なり合うようにして設置した商品陳列システムに適用される装置であって、
前記タグリーダに通信可能に接続し、
携帯端末には、当該携帯端末の利用者を識別するための利用者情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグが付され、前記商品には、当該商品に関する商品情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグが付されており、
さらに、前記携帯端末のアドレス情報を前記利用者情報と対応付けて記憶するためのアドレス情報記憶手段と、前記商品情報及び前記利用者情報を受信する商品情報等受信手段と、前記商品情報等受信手段で受信した利用者情報に対応するアドレス情報を前記アドレス情報記憶手段のなかから検索するアドレス情報検索手段と、前記アドレス情報検索手段で索出したアドレス情報に基づいて前記商品情報等受信手段で受信した商品情報を前記携帯端末に送信する商品情報通知手段とを有する商品情報通知サーバに通信可能に接続し、
前記利用者情報を記憶するための利用者情報記憶手段と、前記タグリーダで読み取られた利用者情報を受信する利用者情報受信手段と、前記利用者情報受信手段で受信した利用者情報と同一の利用者情報が前記利用者情報記憶手段に記憶されているときは前記商品情報を読み取るべきことを示す商品情報読取要求を前記タグリーダに送信する読取要求送信手段と、前記商品情報読取要求に応じて前記タグリーダで読み取られた商品情報を受信する商品情報受信手段と、前記商品情報受信手段で受信した商品情報及び前記利用者情報受信手段で受信した利用者情報を前記商品情報通知サーバに送信する商品情報等送信手段とを備えることを特徴とするタグリーダ制御装置。 - 商品が陳列される商品陳列棚に、非接触型タグからタグ情報を非接触で読み取るタグリーダを、当該タグリーダの通信可能領域が前記商品の陳列領域と重なり合うようにして設置した商品陳列システムに適用されるサーバであって、
携帯端末に通信可能に接続し、
前記携帯端末には、当該携帯端末の利用者を識別するための利用者情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグが付され、前記商品には、当該商品に関する商品情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグが付されており、
さらに、前記利用者情報を記憶するための利用者情報記憶手段と、前記タグリーダで読み取られた利用者情報を受信する利用者情報受信手段と、前記利用者情報受信手段で受信した利用者情報と同一の利用者情報が前記利用者情報記憶手段に記憶されているときは前記商品情報を読み取るべきことを示す商品情報読取要求を前記タグリーダに送信する読取要求送信手段と、前記商品情報読取要求に応じて前記タグリーダで読み取られた商品情報を受信する商品情報受信手段と、前記商品情報受信手段で受信した商品情報及び前記利用者情報受信手段で受信した利用者情報を前記商品情報通知サーバに送信する商品情報等送信手段とを有するタグリーダ制御装置に通信可能に接続し、
前記携帯端末のアドレス情報を前記利用者情報と対応付けて記憶するためのアドレス情報記憶手段と、前記商品情報及び前記利用者情報を受信する商品情報等受信手段と、前記商品情報等受信手段で受信した利用者情報に対応するアドレス情報を前記アドレス情報記憶手段のなかから検索するアドレス情報検索手段と、前記アドレス情報検索手段で索出したアドレス情報に基づいて前記商品情報等受信手段で受信した商品情報を前記携帯端末に送信する商品情報通知手段とを備えることを特徴とする商品情報通知サーバ。 - 商品が陳列される商品陳列棚に、非接触型タグからタグ情報を非接触で読み取る第1タグリーダを、当該第1タグリーダの通信可能領域が前記商品の陳列領域と重なり合うようにして設置し、且つ、前記商品陳列棚が設置される店舗の入口に、前記非接触型タグから前記タグ情報を非接触で読み取る第2タグリーダを設置した商品陳列システムに適用される装置であって、
前記第1タグリーダと、前記第2タグリーダと、携帯端末とに通信可能に接続し、
前記携帯端末には、当該携帯端末の利用者を識別するための利用者情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグが付され、前記商品には、当該商品に関する商品情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグが付されており、
前記携帯端末のアドレス情報を前記利用者情報と対応付けて記憶するためのアドレス情報記憶手段と、前記第2タグリーダで読み取られた利用者情報を受信する利用者情報受信手段と、前記利用者情報受信手段で受信した利用者情報に対応するアドレス情報を前記アドレス情報記憶手段のなかから検索するアドレス情報検索手段と、前記アドレス情報検索手段で索出したアドレス情報に基づいて前記商品を指定すべきことを示す商品指定要求を前記携帯端末に送信する商品指定要求送信手段と、前記携帯端末からの商品指定応答を受信する商品指定応答受信手段と、前記商品指定応答受信手段で受信した商品指定応答に対応する商品情報を読み取るべきことを示す商品情報読取要求を前記第1タグリーダに送信する読取要求送信手段と、前記商品情報読取要求に応じて前記第1タグリーダで読み取られた商品情報を受信する商品情報受信手段と、前記アドレス情報検索手段で索出したアドレス情報に基づいて前記商品情報受信手段で受信した商品情報を前記携帯端末に送信する商品情報通知手段とを備えることを特徴とする商品情報提供装置。 - 商品が陳列される商品陳列棚に、非接触型タグからタグ情報を非接触で読み取る第1タグリーダを、当該第1タグリーダの通信可能領域が前記商品の陳列領域と重なり合うようにして設置し、且つ、前記商品陳列棚が設置される店舗の入口に、前記非接触型タグから前記タグ情報を非接触で読み取る第2タグリーダを設置した商品陳列システムに適用される装置であって、
前記第1タグリーダと、前記第2タグリーダとに通信可能に接続し、
携帯端末には、当該携帯端末の利用者を識別するための利用者情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグが付され、前記商品には、当該商品に関する商品情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグが付されており、
さらに、前記携帯端末のアドレス情報を前記利用者情報と対応付けて記憶するためのアドレス情報記憶手段と、前記利用者情報を受信する第1利用者情報受信手段と、前記第1利用者情報受信手段で受信した利用者情報に対応するアドレス情報を前記アドレス情報記憶手段のなかから検索するアドレス情報検索手段と、前記アドレス情報検索手段で索出したアドレス情報に基づいて前記商品を指定すべきことを示す商品指定要求を前記携帯端末に送信する商品指定要求送信手段と、前記携帯端末からの商品指定応答を受信する商品指定応答受信手段と、前記商品指定応答受信手段で受信した商品指定応答に対応する商品情報を読み取るべきことを示す商品情報読取要求を当該タグリーダ制御装置に送信する第1読取要求送信手段と、前記商品情報を受信する第1商品情報受信手段と、前記アドレス情報検索手段で索出したアドレス情報に基づいて前記第1商品情報受信手段で受信した商品情報を前記携帯端末に送信する商品情報通知手段とを有する商品情報通知サーバに通信可能に接続し、
前記利用者情報を記憶するための利用者情報記憶手段と、前記第2タグリーダで読み取られた利用者情報を受信する第2利用者情報受信手段と、前記第2利用者情報受信手段で受信した利用者情報と同一の利用者情報が前記利用者情報記憶手段に記憶されているときは前記第2利用者情報受信手段で受信した利用者情報を前記商品情報通知サーバに送信する利用者情報送信手段と、前記商品情報読取要求を受信する読取要求受信手段と、前記読取要求受信手段で受信した商品情報読取要求を前記第1タグリーダに送信する第2読取要求送信手段と、前記商品情報読取要求に応じて前記第1タグリーダで読み取られた商品情報を受信する第2商品情報受信手段と、前記第2商品情報受信手段で受信した商品情報を前記商品情報通知サーバに送信する商品情報送信手段とを備えることを特徴とするタグリーダ制御装置。 - 商品が陳列される商品陳列棚に、非接触型タグからタグ情報を非接触で読み取る第1タグリーダを、当該第1タグリーダの通信可能領域が前記商品の陳列領域と重なり合うようにして設置し、且つ、前記商品陳列棚が設置される店舗の入口に、前記非接触型タグから前記タグ情報を非接触で読み取る第2タグリーダを設置した商品陳列システムに適用されるサーバであって、
携帯端末に通信可能に接続し、
前記携帯端末には、当該携帯端末の利用者を識別するための利用者情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグが付され、前記商品には、当該商品に関する商品情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグが付されており、
さらに、前記利用者情報を記憶するための利用者情報記憶手段と、前記第2タグリーダで読み取られた利用者情報を受信する第1利用者情報受信手段と、前記第1利用者情報受信手段で受信した利用者情報と同一の利用者情報が前記利用者情報記憶手段に記憶されているときは前記第1利用者情報受信手段で受信した利用者情報を当該商品情報通知サーバに送信する利用者情報送信手段と、商品情報読取要求を受信する読取要求受信手段と、前記読取要求受信手段で受信した商品情報読取要求を前記第1タグリーダに送信する第1読取要求送信手段と、前記商品情報読取要求に応じて前記第1タグリーダで読み取られた商品情報を受信する第1商品情報受信手段と、前記第1商品情報受信手段で受信した商品情報を当該商品情報通知サーバに送信する商品情報送信手段とを有するタグリーダ制御装置に通信可能に接続し、
前記携帯端末のアドレス情報を前記利用者情報と対応付けて記憶するためのアドレス情報記憶手段と、前記利用者情報を受信する第2利用者情報受信手段と、前記第2利用者情報受信手段で受信した利用者情報に対応するアドレス情報を前記アドレス情報記憶手段のなかから検索するアドレス情報検索手段と、前記アドレス情報検索手段で索出したアドレス情報に基づいて前記商品を指定すべきことを示す商品指定要求を前記携帯端末に送信する商品指定要求送信手段と、前記携帯端末からの商品指定応答を受信する商品指定応答受信手段と、前記商品指定応答受信手段で受信した商品指定応答に対応する商品情報を読み取るべきことを示す商品情報読取要求を前記タグリーダ制御装置に送信する第2読取要求送信手段と、前記商品情報を受信する第2商品情報受信手段と、前記アドレス情報検索手段で索出したアドレス情報に基づいて前記第2商品情報受信手段で受信した商品情報を前記携帯端末に送信する商品情報通知手段とを備えることを特徴とする商品情報通知サーバ。 - 商品に関する商品情報を携帯端末に提供する方法であって、
前記商品が陳列される商品陳列棚に、非接触型タグからタグ情報を非接触で読み取るタグリーダを、当該タグリーダの通信可能領域が前記商品の陳列領域と重なり合うようにして設置するタグリーダ設置ステップと、
前記携帯端末の利用者を識別するための利用者情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグを前記携帯端末に付する第1非接触型タグ付与ステップと、
前記商品情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグを前記商品に付する第2非接触型タグ付与ステップと、
前記携帯端末のアドレス情報を前記利用者情報と対応付けてアドレス情報記憶手段に記憶する利用者情報記憶ステップと、
前記タグリーダにより前記非接触型タグから前記利用者情報を読み取る利用者情報読取ステップと、
前記タグリーダにより前記非接触型タグから前記商品情報を読み取る商品情報読取ステップと、
前記利用者情報読取ステップで読み取った利用者情報に対応するアドレス情報を前記アドレス情報記憶手段のなかから検索するアドレス情報検索ステップと、
前記アドレス情報検索ステップで索出したアドレス情報に基づいて、前記商品情報読取ステップで読み取った商品情報を前記携帯端末に送信する商品情報通知ステップとを含むことを特徴とする商品情報提供方法。 - 商品に関する商品情報を携帯端末に提供する方法であって、
前記商品が陳列される商品陳列棚に、非接触型タグからタグ情報を非接触で読み取る第1タグリーダを、当該第1タグリーダの通信可能領域が前記商品の陳列領域と重なり合うようにして設置する第1タグリーダ設置ステップと、
前記商品陳列棚が設置される店舗の入口に、前記非接触型タグから前記タグ情報を非接触で読み取る第2タグリーダを設置する第2タグリーダ設置ステップと、
前記携帯端末の利用者を識別するための利用者情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグを前記携帯端末に付する第1非接触型タグ付与ステップと、
前記商品情報が前記タグ情報として記憶された非接触型タグを前記商品に付する第2非接触型タグ付与ステップと、
前記携帯端末のアドレス情報を前記利用者情報と対応付けてアドレス情報記憶手段に記憶するアドレス情報記憶ステップと、
前記第2タグリーダにより前記非接触型タグから前記利用者情報を読み取る利用者情報読取ステップと、
前記利用者情報読取ステップで読み取った利用者情報に対応するアドレス情報を前記アドレス情報記憶手段のなかから検索するアドレス情報検索ステップと、
前記アドレス情報検索ステップで索出したアドレス情報に基づいて、前記商品を指定すべきことを示す商品指定要求を前記携帯端末に送信する商品指定要求送信ステップと、
前記携帯端末からの商品指定応答を受信する商品指定応答受信ステップと、
前記商品指定応答受信ステップで受信した商品指定応答に対応する商品情報を前記第1タグリーダにより前記非接触型タグから読み取る商品情報読取ステップと、
前記アドレス情報検索ステップで索出したアドレス情報に基づいて、前記商品情報読取ステップで読み取った商品情報を前記携帯端末に送信する商品情報通知ステップとを含むことを特徴とする商品情報提供方法。
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