JP2011221090A - カメラシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 本体部とレンズ部の各々に加速度センサを搭載する場合に、像ぶれ補正に係る計算時間を短縮し、消費電力を低減する。
【解決手段】 待機状態において本体部の加速度センサの出力からカメラシステムの姿勢情報を検出しておき、操作手段によって移行が指示されると、本体部の加速度センサの動作を停止させると共に、撮像準備状態においてレンズ部の加速度センサから得られる出力に対し、前記姿勢情報を用いて求められる重力による出力分を補正することによって加速度を算出し、算出された加速度に基づいて像ブレ補正を行う。
【選択図】 図5

Description

本発明は、像ブレ補正可能なカメラシステムに関し、特に像ブレ補正のための信号を検出する検出手段の制御に関するものである。
カメラで撮像する際に問題となる現象の一つに像ブレがある。この像ブレは、手持ち撮影時にカメラを持つ手が動いてしまうことや、三脚等の固定器具を使用した撮影時においても例えば船上での使用で撮像時にカメラが動いてしまうことによって発生する。従来から像ブレを防ぐ防振システムが研究されており、撮像時に生じるカメラの動きを検出するために角速度センサや加速度センサが用いられている。しかし、像ブレの検出をレンズに搭載された角速度センサのみで行った場合、角度ブレをモニタする事は出来るが、上下左右に光軸が平行に動くブレ(以下、平行ブレ)はモニタできないため、ピッチング及びヨーイング運動からなる2自由度の運動によるブレのみしか補正する事が出来なかった。
そこで、特許文献1では、姿勢検出手段と加速度センサを搭載し、姿勢検出手段でカメラの初期姿勢を検出し、検出された姿勢に基づく重力加速度成分を加速度センサの出力から除去した信号に応じて像ブレ補正を行うカメラが提案されている。
また、カメラとレンズのそれぞれに加速度センサを搭載した構成が、特許文献2で提案されている。特許文献2に記載された発明では、像ブレ量算出にカメラ本体と撮影レンズ各々の加速度センサを用い、2つの加速度センサの信号の差分から角速度を算出するというものである。
特開平9−80523号公報 特開平3−248136号公報
上述の特許文献2のように、カメラボディ、レンズ部それぞれに加速度センサを設けた場合、2つの加速度センサ出力の差分を精度よく求めるためには、2つの加速度センサの特性が同等でなければならないという問題があった。さらに、像ブレ補正を行っている間、2つの加速度センサを同時に稼働させて常に加速度信号を読み取っているため演算負荷が増大し、像ブレ補正に係る計算に時間が掛かる問題があった。
また、特許文献2のカメラにおいても、姿勢検出手段および加速度センサを常に稼働させているので、演算負荷が増大するし、像ぶれ補正に係る計算に時間が掛かることや、電力消費の増大を招く問題があった。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、本体部とレンズ部の各々に加速度センサを搭載した場合に、像ブレ補正に係る計算時間の短縮および省電力化を可能にするカメラシステムを提供するものである。
本発明は、被写体の像を形成する撮影光学系を担持したレンズ部と、前記撮影光学系で形成された像を記録する感光材又は前記像を検出する撮像素子を担持した本体部とを有し、前記本体部及びレンズ部のそれぞれに設けられた第1及び第2の加速度センサと、像ブレを補正する像ブレ補正手段と、待機状態から撮像準備状態への移行を指示する操作手段と、前記操作手段の指示に応じて前記第1、第2の加速度センサ及び像ブレ補正手段の動作を制御する制御手段と、を備えたカメラシステムであって、前記制御手段は、待機状態において前記第1の加速度センサの出力からカメラシステムの姿勢情報を検出し、前記操作手段によって移行が指示されると、第1の加速度センサの動作を停止させると共に、撮像準備状態において前記第2の加速度センサから得られる出力に対し、前記姿勢情報を用いて求められる重力による出力分を補正することによって加速度を算出し、前記算出された加速度に基づいて像ブレ補正手段を駆動することを特徴とするカメラシステムを提供するものである。
本発明によれば、本体部とレンズ部の各々に加速度センサを搭載した場合に、像ブレ補正に係る計算時間を短縮し、また、カメラの消費電力を低減する効果が得られる。
本発明のカメラシステムの第1の実施例を示す、制御ブロック及び一部断面を含む上面図。 本発明のカメラシステムの第1の実施例を示す、制御ブロック及び一部断面を含む側面図。 第1の実施例において撮影時のカメラの姿勢を説明するための側面図。 第1の実施例において撮影時のカメラの姿勢を説明するための正面図。 第1の実施例におけるフローチャート。 第1の実施例における検知モードのフローチャート。 第2の実施例におけるフローチャート。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施例にかかわるカメラシステムの上面図である。図1は、制御ブロックと一部断面図を含んでいる。図2は、同じく第1の実施例を示す、制御ブロック及び一部断面を含む側面図である。
以下、図1から図6を参照して、本発明の第1の実施例によるカメラシステムについて説明する。
符号100は、本実施例のカメラシステムを構成するレンズ部を示す。レンズ部100は、鏡筒に複数のレンズから成る撮影光学系101を収納することによって構成されている。撮影光学系101は、絞り102と後述の像ブレを補正するための像ブレ補正(Image Stabilizer)レンズ(以下、ISレンズと表記する)103を有する。レンズCPU110は、レンズ部100側の種々の制御を行う中央処理部である。
加速度センサ(Acceleration− Sensor、以下ACCと表記する)120は、光軸Iに平行な方向及び光軸Iと直交する2方向の合わせて3方向に対し感度軸を有する3軸加速度センサから成る。このACC120は、手ブレ等の外部から加わる振動によって、レンズ部100に生ずる加速度を検出する。カメラボディ(以下、本体部と記す)200に、レンズ部100を取り付けた状態では、本体部200とレンズ部100には同一の加速度が作用する。従って、この場合、ACC120が検出する加速度は、本体部200に作用する加速度と考えることができる。また、このACC120は、レンズ部100にフローティング支持されている。ACC120をフローティング支持するのは、本体部200の機構動作に伴うメカ振動の影響を受けにくくするためである。
また、ACC120は、2軸のノイズ特性は等しく高いが、残る1軸は特性が劣る。よって、光軸Iに直交する方向の加速度を検出するのはノイズ特性の良い2軸を用い、光軸Iに平行な方向には特性の劣る1軸を合わせる。これは、像ブレ補正に大きく影響する光軸Iと直交する方向の加速度を、精度良く検出する為である。
ACC120の出力は、不図示のフィルタ等を通過し、A/D変換後、レンズCPU110内に設けられた不図示の像ブレ補正用レンズ駆動量演算部(以下、ISレンズ駆動量演算部と表記する)へ入力される。
なお、レンズ部100に生ずるブレ(レンズ部100が本体部200に取り付けられ、カメラシステムが構成された状態では、カメラシステムに生ずるブレ)とは、図2中矢印10p及び20pで示したピッチ方向の回転ブレ10p及び平行ブレ20pと、図1中矢印10y及び20yで示したヨー方向の回転ブレ10y及び平行ブレ20yである。
角速度センサ(Gyroscope、以下GYROと表記する)130は、レンズ部100に対してフローティング支持され、レンズ部100に生ずるブレの角速度を検出する。なお、本体部200にレンズ部100が取り付けられたカメラシステムにおいては、このGYRO130は、カメラシステム全体に作用する角速度を検出できる。本実施例におけるGYRO130は、回転により生ずるコリオリ力を検出する圧電振動式角速度センサから成る。このGYRO130は、内部にピッチング(図2中、矢印135pで示す方向の回転)、ヨーイング(図1中、矢印135yで示す方向の回転)及びローリングの3軸回転に対し感度軸を持つ角速度センサである。
GYRO130をフローティング支持するのは、ACC120の場合と同様の理由からである。GYRO130が検出した角速度信号は不図示のフィルタを介してレンズCPU110内に設けられたISレンズ駆動量演算部へ入力される。
ACC120とGYRO130は、別基板に実装する。GYRO130は、上述のように振動ジャイロ型であり、約26kHzで振動している。したがって、同一基板にこれらを実装すると、ACC120がその振動ノイズを拾ってしまうおそれがあるので、別基板に実装している。
ISレンズ駆動部104は、光軸Iに対して垂直な平面内でISレンズ103を駆動するための駆動力を発生する駆動部(アクチュエータ)である。ISレンズ駆動部104は、電圧ドライバ140が出力する駆動電流によって、コイル105が通電状態になると、光軸と直交する方向の駆動力を発生して、ISレンズ103を駆動する。
レンズCPU110は、レンズ部100と本体部200との間に設けられたレンズ接点50を介して、本体部CPU201との間で通信が可能である。
レンズCPU110内に設けられた不図示のISレンズ駆動量演算部は、ACC120及びGYRO130から不図示のフィルタを介して出力された出力信号(アナログ信号)をA/D変換により量子化して取り込む。そして、ISレンズ駆動量演算部は、取り込んだ出力信号、焦点距離情報、被写体距離情報及びレンズ固有の情報を基に、ISレンズ103の目標駆動速度を算出する。レンズ固有の情報は、不図示のEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)に予め書き込まれている。また、焦点距離情報及び被写体距離情報はそれぞれ、不図示の焦点距離検出部及び被写体距離検出部から得られる。ISレンズ駆動量演算部により演算された目標駆動速度の情報である目標速度信号は、レンズCPU110内でISレンズ103の駆動信号として演算され、このデジタル駆動信号を電圧ドライバ140に出力する。
また、レンズCPU110によるISレンズ103の制御は、ISレンズ103の目標位置情報とレンズ位置情報の偏差を用いてPID制御を行っても良い。この場合、レンズCPU110は、目標位置情報及びISレンズ103の位置情報などに基づいて駆動信号を演算し、このデジタル駆動信号を電圧ドライバ140に出力する。
なお、上記のように、目標駆動速度を用いる方法、或いは目標位置情報を用いる方法のいずれも、ISレンズ103の駆動制御方法として公知であり、また本発明とは直接的には関係ないので、その詳細説明は省略する。
電圧ドライバ140は、入力された駆動信号(駆動電圧)に応じて、ISレンズ駆動部104に電力を供給するドライバ部である。電圧ドライバ140は、駆動信号に対し、スイッチングを行い、ISレンズ駆動部104に電圧を印加し、ISレンズ駆動部104の駆動を行う。これにより、レンズ部100(レンズ部100が本体部200に取り付けられている状態では、カメラシステム)に生じたピッチ方向及びヨー方向の回転ブレ及び平行ブレが補正される。
一方、本体部200内には、本体部200の傾きを検出するための加速度センサ(ACC)202が設けられている。また、本体部200における撮影光学系101の結像面近傍に、CCDやCMOS等の撮像素子210が備えられている。本実施例では撮像に撮像素子210を用いた本体部(カメラボディ)としているが、例えばフィルム等の感光材を備えた本体部であっても構わない。
また、本体部200には、カメラシステム全体のメインスイッチ(以下、M_SWと表記する)や公知の各種撮影モード設定を行うダイヤルスイッチ203が設けられている。また、本体部200には、後述するレリーズスイッチ204及び撮影条件や撮影画像等の表示を行う表示手段220が設けられている。
レリーズスイッチ204は、図示しないレリーズボタンの半押し(以下、SW1_ONと表記する)動作を検出して、カメラシステムを待機状態から撮像準備状態に移行させ、レリーズボタンの全押し(以下、SW2_ONと表記する)動作を検出して、撮像動作を開始させるスイッチである。
本体部CPU201は、カメラシステム全体の種々の制御を行う中央処理部である。本体部CPU201は、レリーズスイッチ204が半押しされてSW1_ONとなるのに同期して、像ブレ補正開始コマンドをレンズCPU110に送信したり、レリーズスイッチ204のOFF動作に基づいて、像ブレ補正停止コマンドをレンズCPU110に送信したり、その他各種の処理を行う。
ACC202は、光軸Iに平行な方向及び光軸Iと直交する2方向の合わせて3方向に対し感度軸を有する3軸加速度センサから成る。このACC202は、本体部200の傾きを検出する。なお、本体部200にレンズ部100が取り付けられた状態では、レンズ部100の傾きは本体部200の傾きと同様のものとして扱うことができる。ACC202は、本体部200にフローティング支持されている。ACC202をフローティング支持するのは、本体部200の操作に伴うメカ振動の影響を受けにくくするためである。
また、ACC202は、2軸のノイズ性能は等しく高いが、残る1軸は特性が劣る。よって、光軸Iに直交する方向の加速度を検出するのはノイズ特性の良い2軸を用い、光軸Iに平行な方向は特性の劣る1軸を合わせる。これは、本体部200の傾き補正に大きく影響する光軸Iと直交する方向の加速度を、精度良く検出する為である。なぜならば、撮影時に本体部200をピッチ方向に傾けて、いわゆる下向き方向や上向き方向の撮影を行う時があるからである。つまり、図3において、光軸Iをピッチ方向(図3中矢印P方向)に傾ける場合があるので、この方向への傾きを検出するのに用いるACC202の感度軸(図3中、Z方向)のノイズ特性は低くても、実際の撮影時には問題はない。
一方、図4に示したように、本体部200が、同図中矢印R方向に回転したような状態で撮影を行うと、被写体である水平線や建物等が傾いた状態で撮影される事となるため、失敗撮影となってしまう場合がある。このため、水平線や建物が撮影画像で水平な状態で撮影されるように、図4中矢印R方向に本体部200が傾いていないかを精度良く検出する必要がある。よって、上述のように、図4中矢印R方向に対する本体部200の傾きを検出する方向には、ノイズ特性の良い2軸(図4中、X方向及びY方向)を用いている。
なお、本体部200の傾き検出に対して、レンズ部100に生じるブレの検出の方がより高精度の検出が求められる。従って、レンズ部100内に設けられたACC120に比べて、本体部200内に設けられたACC202の方は、例えばノイズ特性が劣っているものでも問題はない。
また、本体部200内に設けられたACC202による検出は、主にレリーズスイッチ204の操作前に行われるため、本体部200内に設けられた不図示のシャッタ等の機構動作による振動はACC202にはあまり伝わらない。
これに対して、レンズ部100内に設けられたACC120による検出時は、レリーズスイッチ204の操作によってSW1_ON後に行われるので、本体部200内の機構動作による振動の影響を受けるおそれがある。
そのため、ACC120の検出時にその出力が飽和しないように、前記のようにレンズ部100内でフローティング支持すると共に、ACC120はダイナミックレンジの大きい(例えば、±5Gまで検出可能な)加速度センサである必要がある。
これに対して、本体部200内に設けられたACC202は、ダイナミックレンジの小さい(例えば、±2Gまで検出可能な)加速度センサであっても問題はない。
一般的には、加速度センサのダイナミックレンジが小さい方が、加速度が1G変化した時の出力電圧が大きくなるので、その分、ノイズに強くなる。
このように、ACC202はノイズ特性がACC120より劣っているものでも、加速度が1G変化した時の出力電圧が大きいので、本体部200の傾きを求める時には、ノイズが検出精度に影響を与える事はほとんどない。これにより、ACC202はACC120よりも安価のセンサを採用する事が出来るので、カメラシステムのコストダウンを達成する事が出来る。
図5および図6は、本実施例におけて、ACC120及びACC202の切換えに関する動作の流れを示すフローチャートである。以下、図5に示したメインフローに沿って、ACC120及びACC202の切換えに関する動作の説明を行う。
ステップ(以下、Sと表記する)1010では、ダイヤルスイッチ203が操作されて、M_SWがONになったかどうかが判定される。M_SW_ONになると、S1020に進む。S1020では、カメラボディ200内に設けられたACC202に通電してS1030に進む。そしてS1030では、後述するサブフロー「検知モード」の処理を行い、次のステップS1040に進む。S1040では、レリーズスイッチ204が半押しされてSW1がONされたかどうかの検知が行われる。SW1_ONになると、S1050に進む。SW1_ONにならない場合はS1030に戻り、「検知モード」の処理を繰り返し行う。次のS1050では、被写体の測光及び被写体までの測距を行う。
S1060では、S1030での「検知モード」で演算された本体部200の傾き量演算結果を本体部CPU201の不図示のメモリ内に保持する。S1070では、本体部200内に設けられたACC202の通電をOFFする。これは省電力化のためである。S1080では、S1070でACC202の通電がOFFされたのとほぼ同時に、レンズ部100内に設けられたACC120への通電をONする。S1090では、ACC120の出力からS1060で求められた本体部200の傾きによる重力分の補正が行われる。具体的には、例えば本体部200が光軸Iに対してピッチ方向にθだけ傾いていた時に、ACC120の出力から重力による出力分gsinθ(g:重力加速度)分を引く事で、ピッチ方向のブレ量の演算を行う。
S1100では、GYRO130やACC120の出力から、ISレンズ103の敏感度(ISレンズ103の駆動量に対する像ブレ補正効果の度合い)を考慮し、ISレンズ103を駆動するための追従制御演算を行う。S1110では、S1100における追従制御演算結果を基に、ISレンズ103を駆動する電圧ドライバ140に演算結果の出力を行う。電圧ドライバ140へ演算結果の出力を行った後、ISレンズ103はISレンズ駆動部104によってピッチ方向及びヨー方向に所定量移動し、像ブレ補正が行われる。
S1120ではレリーズスイッチ204が全部押し込まれてSW2_ONになったかどうかの判断を行う。YESならばS1130へ進み、NOならばS1100に戻る。S1130では、不図示の合焦判定後、S1050の測光の結果を受けてレンズ部100に設けられた絞り102を動作させたり、本体部200に設けられた不図示のシャッタの開放を行ったりする、一連の撮像動作を行う。この撮影動作は、公知であり、本発明には関係ないので詳細な説明は省略する。
S1140では、S1130で撮影動作が完了しているので、ACC120への通電をOFFする。また、レンズCPU110によりISレンズ駆動部104への電圧印加がOFFされて、S1110での像ブレ補正動作がOFFとなる。その後、S1010へと戻る。
次に、図5に示した「検知モード」S1030における、サブルーチンを図6を用いて説明する。
S1210では、本体部200内に設けられたACC202の各軸の出力を確認する。S1220では、ACC202の各軸の出力が所定時間内に所定量であるΔVよりも小さいかどうかの判断が行われる。これは、ユーザーが誤って本体部200を落としたことを検知するためである。ユーザーが本体部200を落とすと、本体部200は自由落下状態となるので、ACC202の出力変動がほとんどなくなる。これにより、本体部200が自由落下しているかどうかが判定出来るのである。S1220において、本体部200が自由落下状態であると判定された場合には、S1300のサブルーチン「落下検知」に進む。また、本体部200が自由落下状態でないと判定された場合はS1230へと進む。
なお、サブルーチン「落下検知」で行われる処理は、レンズ部100内の不図示のフォーカシングレンズ等を落下時の衝撃に強い位置に退避させる事等が考えられる。しかしながら、本発明には関係のないところなので、その詳細説明は省略する。
S1230では、ACC202の3方向の感度軸の内、いずれか一軸の出力変動が所定値よりも大きいかどうかの判断が行われる。これは後述するように、ユーザーが本体部200をタッピングする事により、撮影モードを変更したり、撮影条件(絞り値やシャッタ速度等)を変更したりする事が可能なので、ユーザーがタッピングを行ったかどうかの判定を行っているものである。S1230でタッピング動作が行われていると判定された場合には、S1400のサブルーチン「タッピング検知」に進む。またタッピング動作が行われていないと判定された場合には、S1240へと進む。なお、サブルーチン「タッピング検知」で行われる処理は、前述のように撮影モードや撮影条件の変更等をするものであるが、本発明には関係のないところなので、その詳細説明は省略する。
S1240では、ACC202の出力から、本体部200の傾き量の演算を行う。具体的には、本体部200が傾いていない(水平に構えられている)時のACC202の出力を本体部CPU201内の不図示のメモリ部に記憶しておき、その出力差から本体部200の傾き量を演算する。そしてその傾き量に応じて、表示手段220に本体部200が傾いている様子を表示したり、撮影画像に合わせて水準線が傾いている表示をしたり等の処理を行う。本体部200の傾き量の演算及び表示手段220への表示後、メインルーチンのS1040へと進む。
以上説明したように、ACC202によって姿勢検知を行うことから、ACC202はACC120よりも安価のセンサを採用する事が出来る。さらに、本実施例は、本体部とレンズ部それぞれの加速度センサ出力の差分を検出する構成ではない。そのため、ACC202とACC120を非常に高い精度で平行に設置する必要性が低くなることから、カメラシステムのコストダウンを達成できる。
また、本実施例においては、ACC202の出力に基づいた本体部200の傾き量を利用して予め重力補正分が計算出来ている。この事から、レンズ部100に設けられたACC120とGYRO130の出力によって行われる像ブレ補正時の計算時間を短縮する事が出来る。
さらには、レリーズスイッチ204の操作によりSW1_ONになった後は、ノイズ特性の優れる加速度センサであるACC120を用いて像ブレ補正を行うので、像ブレ補正の精度を保証する事が出来る。もう1つの効果として、レリーズスイッチ204の操作により、本体部内に設けられたACC202と、レンズ部100内に設けられたACC120との通電を切換えているので、省電力化が可能である。
以下、図7を参照して、本発明の第2の実施例における動作を説明する。本実施例において、カメラシステムの構成は、図1及び図2で説明した第1の実施例と同一である。
図7は、本実施例におけるACC120及びACC202の切換えに関する動作の流れを示すフローチャートである。以下、図7に示したメインフローに沿ってACC120及びACC202の切換えに関する動作の説明を行う。
S2010からS2080は、第1の実施例1において図5で説明したS1010〜S1080に対応するので、その説明を省略する。
S2090では、S2060で求めた本体部200の傾き量を、本体部CPU201からレンズ接点50を介してレンズCPU110内に設けられた不図示のメモリ部に記憶する。そして、記憶された傾き量とACC120の出力から、本体部200の傾き量の演算を行う。具体的には、本体部200が傾いていない(水平に構えられている)時のACC120の出力を、レンズCPU110内の不図示のメモリ部に記憶しておく。そして、傾いていない時の出力と、本体部CPUから送られてきた出力との出力差から、本体部200の傾き量を演算する。さらにACC120の出力から求めた傾き量を演算する。その両者の値から演算(例えば合算)された傾き量に応じて、表示手段220に本体部200が傾いている様子を表示したり、撮影画像に合わせて水準線が傾いている表示をしたり等の処理を行う。
S2100では、ACC120の出力からS2090で求められた本体部200の傾きによる重力分の補正が行われる。具体的には、第1の実施例で説明した図5のS1090と同様なので、その詳細説明を省略する。S2110及びS2120は、第1の実施例で説明した図5のS1100及びS1110に対応するので、その説明を省略する。
S2130ではレリーズスイッチ204が全部押し込まれてSW2_ONになったかどうかの判断を行う。YESならばS2140へ進み、NOならばS2090に戻る。S2140及びS2150は、第1の実施例で説明した図5のS1130及びS1140に対応するので、その説明を省略する。
以上説明したように、本実施例においては、SW1_ON後はレンズ部100に設けられたACC120の出力に基づいて本体部200の傾き量を検出する。そのため、ACC202と比較して精度良く本体部200の傾き量を検出する事が可能になる。これにより、撮影者は表示手段220に表示された本体部200の傾きを精度良く修正する事が可能になる。
さらには、本体部200の傾き量を精度良く検出出来るようになった事により、重力補正演算も精度良く計算する事になる。このため、第1の実施例よりもさらに像ブレ補正の精度を向上させる事が出来る。
さらに言えば、本実施例においても、第1の実施例と同様にACC202はACC120より安価のセンサを採用できる。また、本体部とレンズ部それぞれの加速度センサ出力の差分を検出する構成ではないため、ACC202とACC120を非常に高い精度で平行に設置する必要性が低くなる。このため、本実施例においても、カメラシステムのコストダウンを達成できる。
以上説明した第1及び第2の実施例において、ACC202及びACC120がそれぞれ、本発明の第1及び第2の加速度センサに対応する。また、電圧ドライバ140及びISレンズ駆動部104が、像ブレ補正手段に対応し、レリーズスイッチ204が、操作手段に対応する。更に、レンズ部CPU110及び本体部CPU201が、本発明の制御手段に対応する。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、実施例においては、レンズ部100に像ブレ補正手段を有していたが、本体部200側に像ブレ補正手段(例えば本体部200内に設けられた撮像素子210を、光軸Iと直交する方向に駆動する事で像ブレを補正する補正手段)を有している場合にも適用可能である。
本発明は、レンズ部への電力供給をSW1_ON後に行うカメラシステムに好適に採用することができる。つまり、待機状態において予めACC202の出力によって姿勢情報を検出し、SW1_ON後の撮像準備状態ではレンズ部に電力供給し、第1実施例や第2実施例のように像ぶれ補正を行うことができる。また、本発明では、レリーズスイッチ204の操作により、本体部内に設けられたACC202とレンズ部100内に設けられたACC120との通電を切換えているので、消費電力を低減する事が出来る。
110 レンズCPU
120、202 加速度センサ
201 ボディCPU
204 レリーズスイッチ

Claims (3)

  1. 被写体の像を形成する撮影光学系を担持したレンズ部と、前記撮影光学系で形成された像を記録する感光材又は前記像を検出する撮像素子を担持した本体部とを有し、
    前記本体部及びレンズ部のそれぞれに設けられた第1及び第2の加速度センサと、
    像ブレを補正する像ブレ補正手段と、
    待機状態から撮像準備状態への移行を指示する操作手段と、
    前記操作手段の指示に応じて前記第1、第2の加速度センサ及び像ブレ補正手段の動作を制御する制御手段と、
    を備えたカメラシステムであって、
    前記制御手段は、待機状態において前記第1の加速度センサの出力からカメラシステムの姿勢情報を検出し、
    前記操作手段によって移行が指示されると、第1の加速度センサの動作を停止させると共に、撮像準備状態において前記第2の加速度センサから得られる出力に対し、前記姿勢情報を用いて求められる重力による出力分を補正することによって加速度を算出し、
    前記算出された加速度に基づいて像ブレ補正手段を駆動することを特徴とするカメラシステム。
  2. 更に、前記制御手段は、前記第1の加速度センサの出力からカメラシステムの落下を検知することを特徴とする請求項1に記載のカメラシステム。
  3. 前記第2の加速度センサは、第1の加速度センサより検出信号のダイナミックレンジが大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載のカメラシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016014750A (ja) * 2014-07-02 2016-01-28 リコーイメージング株式会社 撮影装置及び撮影方法並びに駆動制御装置及び駆動制御方法
WO2023206087A1 (en) * 2022-04-26 2023-11-02 Guangdong Oppo Mobile Telecommunications Corp., Ltd. Image stabilization apparatus, imaging apparatus, and image stabilization method

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