JP2004512434A - 繊維ストランドを凝縮するための紡糸機の装置 - Google Patents
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Abstract
凝縮帯域が紡糸機の延伸装置の下流に配置され、この凝縮帯域で延伸されているが未だ撚りなしの繊維ストランドが凝縮される。空気透過性輸送ベルトが繊維ストランドを凝縮帯域を通して輸送する役目をし、この輸送ベルトは吸引スリットを含むスライド表面の上をスライドする。凝縮帯域の終わりはスライド表面上に配置されたニップローラーにより決定される。延伸装置の前方ローラー対の加圧ローラーが輸送ベルトを駆動しかつそれをスライド表面に押圧する。
【選択図】図1
【選択図】図1
Description
【0001】
発明の背景及び概要
本発明は繊維ストランドを凝縮するための紡糸機の装置に関し、それは延伸装置の前方ローラー対の下流に配置された凝縮帯域を含み、凝縮帯域を通して繊維ストランドを輸送する空気透過性輸送ベルトを含み、凝縮帯域に配置された吸引チャネルを含み、この吸引チャネルがスライド表面上で輸送ベルトを案内するものであり、更にスライド表面内に配置された吸引スリットを含み、凝縮帯域の終わりにニップローラーを含み、このニップローラーが繊維ストランドを輸送ベルトに対してかつ輸送ベルトをスライド表面に対して押圧するものであり、更にまた輸送ベルトを駆動する摩擦駆動を含み、前記摩擦駆動は駆動底シリンダーとそれに対して押圧された加圧ローラーからなる前方ローラー対のローラーから駆動されている。
【0002】
延伸された繊維ストランドが延伸装置の前方ローラー対の直ぐ下流で紡糸撚りを与えられるとき、いわゆる紡糸三角形が前方ローラー対のニップラインで起こる。これは延伸された繊維ストランドがある幅を持つ延伸装置を離れて比較的小さな直径を持つ糸に撚られるために発生する。紡糸三角形は側繊維を含み、これらは撚られた糸中に適正に結合されず従って紡糸された糸の引張強度に殆どまたは全く寄与しない。近時、凝縮帯域が延伸装置の延伸帯域の下流に配置されており、この凝縮帯域は逆にニップラインにより境界付けられている。その下流でのみ糸はその紡糸撚りを与えられる。繊維は凝縮帯域内で束ねられまたは凝縮され、それにより繊維ストランドはそれが最も下流のニップラインを離れるときに細いので恐れる紡糸三角形は起こらない。紡糸された糸はそのときより均一で、引裂抵抗性でけば立ちが少ない。
【0003】
非常に種々の凝縮帯域が繊維ストランドを凝縮する役目をし、更に上述の形式の装置が過去に立証された。この形式の装置は一方ではドイツ公開特許出願19911333で他方ではドイツ公開特許出願19837181で知られている。両装置の場合において、空気透過性輸送ベルトは延伸装置の前方ローラー対から駆動されている摩擦駆動により駆動される。
【0004】
ドイツ公開特許出願19911333の装置において、ニップローラーは輸送ベルトの駆動の役目をする。ニップローラーは逆に駆動ベルトを介して前方ローラー対の加圧ローラーにより駆動される。
【0005】
対照的に、ドイツ公開特許出願19837181の装置の場合において、ニップローラーは輸送ベルトにより駆動され、輸送ベルトは逆に延伸装置の前方ローラー対の底シリンダーに輪掛けされる。
【0006】
ドイツ公開特許出願19911333の摩擦駆動の場合において、延伸装置の前方ローラー対の加圧ローラーにおいて並びにニップローラーにおいて摩擦対が存在する。これは前方ローラー対の周速に対応しない輸送ベルトの速度をもたらすことができる。ドイツ公開特許出願19837181の摩擦駆動の場合において、輸送ベルトの駆動は輸送ベルトによる前方ローラー対の底シリンダーの輪掛けのため、速度移転に関して実に非常に正確であるが、輸送ベルトは前方ローラー対のニップ圧力により重みを掛けられる。しかし、ニップ圧力はそれが延伸装置の主延伸帯域を境界付けるので、輸送ベルトの駆動のために必要なものより極めて高い。
【0007】
本発明の目的は輸送ベルトのための延伸装置の前方ローラー対から駆動される摩擦駆動を作ることにあり、そこでは輸送ベルトの速度は前方ローラー対の周速にできるだけ近いように適合させられ、更に不必要に高いレベルのニップ圧力が輸送ベルト上に働かない。
【0008】
この目的は本発明により摩擦駆動に配置された前方ローラー対のローラーが輸送ベルトを駆動し、それをスライド表面に押圧することにより達成された。
【0009】
この実施例において、前方ローラー対の周速は更なる摩擦を構成する如何なる中間ギヤなしで輸送ベルトに直接移転され、それにより加えて輸送ベルトは前方ローラー対のニップ圧力にさらされない。また今や凝縮工程に影響する吸引スリットが駆動ローラーの駆動ニップラインから凝縮帯域を境界付けるニップローラーのニップラインまで延びることができる。摩擦駆動に配置されたローラーが前方ローラー対の加圧ローラーであるとき、ドイツ公開特許出願19911333の立証された設計の基本的実施例が維持されることができる。
【0010】
この発明の一実施例において、一方では加圧ローラーがそれに配置された底シリンダー上に及びスライド表面上に種々のニップ圧力を持って配置されることを可能とする。従ってより大きなニップ圧力に対する延伸装置のドラフトの要求と比較的低いニップ圧力に対する輸送ベルトの摩擦駆動の要求との折合いがつく。変化するニップ圧力は加圧ローラーに負荷する重み付けばねの幾何学的配置により達成されることができる。
【0011】
本発明による非常に直接的な摩擦駆動にもかかわらず、なお追加的にニップローラーを加圧ローラーから中間ギヤを介して駆動することができる。輸送ベルトは従って二点で、すなわち直接的に延伸装置の前方ローラー対のローラーにより、及び中間ギヤを介してニップローラーにより、積極的に駆動される。中間ギヤの場合において、歯付きベルト駆動または歯付きホイール駆動が含まれることができる。
【0012】
図面の簡略説明
本発明のこれらの及び更なる目的、特徴及び利点は添付図面に関してなされる以下のその詳細な説明からより容易に明らかとなるであろう。図面において:
図1は本発明による凝縮のための装置の輸送ベルトの摩擦駆動の部分的断面側面図であり、
図2は実際の凝縮帯域の図1の矢印IIの方向の図である。
【0013】
図面の詳細な説明
紡糸機、特にリング紡糸機の、各紡糸ステーションに配置された延伸装置1の終端領域のみが図1と2に示されている。延伸装置1の前方ローラー対2、並びにその上流に配置された底エプロン4と上エプロン5を含むエプロンローラー対3を見ることができる。前方ローラー対2は連続的に機械の縦方向に延びる駆動底シリンダー6並びに各紡糸ステーションに配置された加圧ローラー7を含む。
【0014】
延伸装置1内でスライバまたはロービング8が既知の方法で輸送方向Aに希望の繊度に延伸される。延伸装置1の延伸帯域は前方ローラー対2の前方ニップライン9で終わる。
【0015】
前方ニップライン9の下流に延伸されているがまだ撚りのない繊維ストランド10が存在し、これは上述の理由のため凝縮されまたは束ねられるべきである。延伸装置1の直ぐ下流で、繊維ストランド10は凝縮帯域11を通して案内され、そこで繊維ストランド10はその繊維の横方向集合により狭くなり、従って紡糸撚りが更に下流で与えられるとき、上述の恐れる紡糸三角形は起きない。
【0016】
空気透過性輸送ベルト12は凝縮される繊維ストランド10を凝縮帯域11を通して輸送する役目をし、この輸送ベルト12上に繊維ストランド10は吸引空気流により保持される。輸送ベルト12は有利には目の細かい微細フィラメント糸から織られており従って既に空気透過性である織られたベルトからなり、従って輸送ベルト12内に穿孔が作られる必要がない。
【0017】
輸送ベルト12は凝縮帯域11の領域内でスライド表面13上を案内され、このスライド表面は複数の紡糸ステーションに沿って延びる吸引チャネル14の外部輪郭により形成される。吸引チャネル14は中空異形材として設計され、その中に減圧が存在する。吸引チャネル14の内側は複数の紡糸ステーションに配置された減圧導管15を介して減圧源(図示せず)に連結される。吸引スリット16がスライド表面13内に設けられ、この吸引スリット16は輸送ベルト12の移動方向に対してわずかに斜めに配置されており、凝縮帯域11の終わりまで延びる。繊維ストランド10は凝縮時に吸引スリット16のわずかに斜めの配置の結果として追加的な軽い偽撚りを受ける。
【0018】
吸引チャネル14はそれが同時に輸送ベルト12のための引張り要素としての役目をするような方法でその輪郭を設計される。
【0019】
ニップローラー17は凝縮帯域11内の紡糸撚りを妨害し、このニップローラー17は前記凝縮帯域11の出口側をニップライン18により境界付け、このニップラインまで吸引スリット16は延びる。ニップローラー17は繊維ストランド10を輸送ベルト12に対して押圧しかつ同時に輸送ベルト12をスライド表面13に対して押圧する。
【0020】
ニップライン18の直ぐ下流で作られた糸19はその紡糸撚りを受け、その時それは送出方向Bに撚り装置、例えばリングスピンドルに供給される。
【0021】
ニップライン18は撚り妨害として作用し、従って紡糸撚りは凝縮帯域11中に遡及しない。
【0022】
輸送ベルト12は摩擦駆動により駆動され、この摩擦駆動は本発明により前方ローラー対2のローラー、図示の場合加圧ローラー7から引き出される。加圧ローラー7は、延伸装置1の前方ニップライン9の直ぐ下流に更なるニップライン、いわゆる駆動ニップライン20を持って、スライド表面13上に配置され、それにより繊維ストランド10は輸送ベルト12に対してかつ輸送ベルト12はスライド表面13に対して押圧される。駆動ニップライン20でのニップ圧力は前方ニップライン9でのニップ圧力より極めて低くすることができる。加圧ローラー7による直接摩擦駆動のため、前方ローラー対2の周速は直接輸送ベルト12に移転され、それにより吸引スリット16がちょうどニップローラー17にまでのみならず加圧ローラー7にまでも延びることができるという追加の利点が発生する。
【0023】
本発明による説明された摩擦駆動はニップローラー17が追加的に中間ギヤ21を介して加圧ローラー7により駆動されることができ、逆に追加的に輸送ベルト12を駆動するという事実を排除しない。絶対的に必要ではない中間ギヤ21は一点鎖線によってのみ示されており、かつ歯付きベルトまたは歯付きホイールの組合せを含むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明による凝縮のための装置の輸送ベルトの摩擦駆動の部分的断面側面図である。
【図2】
実際の凝縮帯域の図1の矢印IIの方向の図である。
発明の背景及び概要
本発明は繊維ストランドを凝縮するための紡糸機の装置に関し、それは延伸装置の前方ローラー対の下流に配置された凝縮帯域を含み、凝縮帯域を通して繊維ストランドを輸送する空気透過性輸送ベルトを含み、凝縮帯域に配置された吸引チャネルを含み、この吸引チャネルがスライド表面上で輸送ベルトを案内するものであり、更にスライド表面内に配置された吸引スリットを含み、凝縮帯域の終わりにニップローラーを含み、このニップローラーが繊維ストランドを輸送ベルトに対してかつ輸送ベルトをスライド表面に対して押圧するものであり、更にまた輸送ベルトを駆動する摩擦駆動を含み、前記摩擦駆動は駆動底シリンダーとそれに対して押圧された加圧ローラーからなる前方ローラー対のローラーから駆動されている。
【0002】
延伸された繊維ストランドが延伸装置の前方ローラー対の直ぐ下流で紡糸撚りを与えられるとき、いわゆる紡糸三角形が前方ローラー対のニップラインで起こる。これは延伸された繊維ストランドがある幅を持つ延伸装置を離れて比較的小さな直径を持つ糸に撚られるために発生する。紡糸三角形は側繊維を含み、これらは撚られた糸中に適正に結合されず従って紡糸された糸の引張強度に殆どまたは全く寄与しない。近時、凝縮帯域が延伸装置の延伸帯域の下流に配置されており、この凝縮帯域は逆にニップラインにより境界付けられている。その下流でのみ糸はその紡糸撚りを与えられる。繊維は凝縮帯域内で束ねられまたは凝縮され、それにより繊維ストランドはそれが最も下流のニップラインを離れるときに細いので恐れる紡糸三角形は起こらない。紡糸された糸はそのときより均一で、引裂抵抗性でけば立ちが少ない。
【0003】
非常に種々の凝縮帯域が繊維ストランドを凝縮する役目をし、更に上述の形式の装置が過去に立証された。この形式の装置は一方ではドイツ公開特許出願19911333で他方ではドイツ公開特許出願19837181で知られている。両装置の場合において、空気透過性輸送ベルトは延伸装置の前方ローラー対から駆動されている摩擦駆動により駆動される。
【0004】
ドイツ公開特許出願19911333の装置において、ニップローラーは輸送ベルトの駆動の役目をする。ニップローラーは逆に駆動ベルトを介して前方ローラー対の加圧ローラーにより駆動される。
【0005】
対照的に、ドイツ公開特許出願19837181の装置の場合において、ニップローラーは輸送ベルトにより駆動され、輸送ベルトは逆に延伸装置の前方ローラー対の底シリンダーに輪掛けされる。
【0006】
ドイツ公開特許出願19911333の摩擦駆動の場合において、延伸装置の前方ローラー対の加圧ローラーにおいて並びにニップローラーにおいて摩擦対が存在する。これは前方ローラー対の周速に対応しない輸送ベルトの速度をもたらすことができる。ドイツ公開特許出願19837181の摩擦駆動の場合において、輸送ベルトの駆動は輸送ベルトによる前方ローラー対の底シリンダーの輪掛けのため、速度移転に関して実に非常に正確であるが、輸送ベルトは前方ローラー対のニップ圧力により重みを掛けられる。しかし、ニップ圧力はそれが延伸装置の主延伸帯域を境界付けるので、輸送ベルトの駆動のために必要なものより極めて高い。
【0007】
本発明の目的は輸送ベルトのための延伸装置の前方ローラー対から駆動される摩擦駆動を作ることにあり、そこでは輸送ベルトの速度は前方ローラー対の周速にできるだけ近いように適合させられ、更に不必要に高いレベルのニップ圧力が輸送ベルト上に働かない。
【0008】
この目的は本発明により摩擦駆動に配置された前方ローラー対のローラーが輸送ベルトを駆動し、それをスライド表面に押圧することにより達成された。
【0009】
この実施例において、前方ローラー対の周速は更なる摩擦を構成する如何なる中間ギヤなしで輸送ベルトに直接移転され、それにより加えて輸送ベルトは前方ローラー対のニップ圧力にさらされない。また今や凝縮工程に影響する吸引スリットが駆動ローラーの駆動ニップラインから凝縮帯域を境界付けるニップローラーのニップラインまで延びることができる。摩擦駆動に配置されたローラーが前方ローラー対の加圧ローラーであるとき、ドイツ公開特許出願19911333の立証された設計の基本的実施例が維持されることができる。
【0010】
この発明の一実施例において、一方では加圧ローラーがそれに配置された底シリンダー上に及びスライド表面上に種々のニップ圧力を持って配置されることを可能とする。従ってより大きなニップ圧力に対する延伸装置のドラフトの要求と比較的低いニップ圧力に対する輸送ベルトの摩擦駆動の要求との折合いがつく。変化するニップ圧力は加圧ローラーに負荷する重み付けばねの幾何学的配置により達成されることができる。
【0011】
本発明による非常に直接的な摩擦駆動にもかかわらず、なお追加的にニップローラーを加圧ローラーから中間ギヤを介して駆動することができる。輸送ベルトは従って二点で、すなわち直接的に延伸装置の前方ローラー対のローラーにより、及び中間ギヤを介してニップローラーにより、積極的に駆動される。中間ギヤの場合において、歯付きベルト駆動または歯付きホイール駆動が含まれることができる。
【0012】
図面の簡略説明
本発明のこれらの及び更なる目的、特徴及び利点は添付図面に関してなされる以下のその詳細な説明からより容易に明らかとなるであろう。図面において:
図1は本発明による凝縮のための装置の輸送ベルトの摩擦駆動の部分的断面側面図であり、
図2は実際の凝縮帯域の図1の矢印IIの方向の図である。
【0013】
図面の詳細な説明
紡糸機、特にリング紡糸機の、各紡糸ステーションに配置された延伸装置1の終端領域のみが図1と2に示されている。延伸装置1の前方ローラー対2、並びにその上流に配置された底エプロン4と上エプロン5を含むエプロンローラー対3を見ることができる。前方ローラー対2は連続的に機械の縦方向に延びる駆動底シリンダー6並びに各紡糸ステーションに配置された加圧ローラー7を含む。
【0014】
延伸装置1内でスライバまたはロービング8が既知の方法で輸送方向Aに希望の繊度に延伸される。延伸装置1の延伸帯域は前方ローラー対2の前方ニップライン9で終わる。
【0015】
前方ニップライン9の下流に延伸されているがまだ撚りのない繊維ストランド10が存在し、これは上述の理由のため凝縮されまたは束ねられるべきである。延伸装置1の直ぐ下流で、繊維ストランド10は凝縮帯域11を通して案内され、そこで繊維ストランド10はその繊維の横方向集合により狭くなり、従って紡糸撚りが更に下流で与えられるとき、上述の恐れる紡糸三角形は起きない。
【0016】
空気透過性輸送ベルト12は凝縮される繊維ストランド10を凝縮帯域11を通して輸送する役目をし、この輸送ベルト12上に繊維ストランド10は吸引空気流により保持される。輸送ベルト12は有利には目の細かい微細フィラメント糸から織られており従って既に空気透過性である織られたベルトからなり、従って輸送ベルト12内に穿孔が作られる必要がない。
【0017】
輸送ベルト12は凝縮帯域11の領域内でスライド表面13上を案内され、このスライド表面は複数の紡糸ステーションに沿って延びる吸引チャネル14の外部輪郭により形成される。吸引チャネル14は中空異形材として設計され、その中に減圧が存在する。吸引チャネル14の内側は複数の紡糸ステーションに配置された減圧導管15を介して減圧源(図示せず)に連結される。吸引スリット16がスライド表面13内に設けられ、この吸引スリット16は輸送ベルト12の移動方向に対してわずかに斜めに配置されており、凝縮帯域11の終わりまで延びる。繊維ストランド10は凝縮時に吸引スリット16のわずかに斜めの配置の結果として追加的な軽い偽撚りを受ける。
【0018】
吸引チャネル14はそれが同時に輸送ベルト12のための引張り要素としての役目をするような方法でその輪郭を設計される。
【0019】
ニップローラー17は凝縮帯域11内の紡糸撚りを妨害し、このニップローラー17は前記凝縮帯域11の出口側をニップライン18により境界付け、このニップラインまで吸引スリット16は延びる。ニップローラー17は繊維ストランド10を輸送ベルト12に対して押圧しかつ同時に輸送ベルト12をスライド表面13に対して押圧する。
【0020】
ニップライン18の直ぐ下流で作られた糸19はその紡糸撚りを受け、その時それは送出方向Bに撚り装置、例えばリングスピンドルに供給される。
【0021】
ニップライン18は撚り妨害として作用し、従って紡糸撚りは凝縮帯域11中に遡及しない。
【0022】
輸送ベルト12は摩擦駆動により駆動され、この摩擦駆動は本発明により前方ローラー対2のローラー、図示の場合加圧ローラー7から引き出される。加圧ローラー7は、延伸装置1の前方ニップライン9の直ぐ下流に更なるニップライン、いわゆる駆動ニップライン20を持って、スライド表面13上に配置され、それにより繊維ストランド10は輸送ベルト12に対してかつ輸送ベルト12はスライド表面13に対して押圧される。駆動ニップライン20でのニップ圧力は前方ニップライン9でのニップ圧力より極めて低くすることができる。加圧ローラー7による直接摩擦駆動のため、前方ローラー対2の周速は直接輸送ベルト12に移転され、それにより吸引スリット16がちょうどニップローラー17にまでのみならず加圧ローラー7にまでも延びることができるという追加の利点が発生する。
【0023】
本発明による説明された摩擦駆動はニップローラー17が追加的に中間ギヤ21を介して加圧ローラー7により駆動されることができ、逆に追加的に輸送ベルト12を駆動するという事実を排除しない。絶対的に必要ではない中間ギヤ21は一点鎖線によってのみ示されており、かつ歯付きベルトまたは歯付きホイールの組合せを含むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明による凝縮のための装置の輸送ベルトの摩擦駆動の部分的断面側面図である。
【図2】
実際の凝縮帯域の図1の矢印IIの方向の図である。
Claims (4)
- 繊維ストランドを凝縮するための紡糸機の装置であって、それが延伸装置の前方ローラー対の下流に配置された凝縮帯域を含み、繊維ストランドを凝縮帯域を通して輸送する空気透過性輸送ベルトを含み、凝縮帯域に配置された吸引チャネルを含み、この吸引チャネルはスライド表面上で輸送ベルトを案内するものであり、更にスライド表面内に配置された吸引スリットを含み、凝縮帯域の終わりのニップローラーを含み、このニップローラーが繊維ストランドを輸送ベルトに対してかつ輸送ベルトをスライド表面に対して押圧するものであり、更にまた輸送ベルトを駆動する摩擦駆動を含み、前記摩擦駆動が駆動底シリンダーとそれに対して押圧された加圧ローラーからなる前方ローラー対のローラーから駆動されているものにおいて、摩擦駆動に対して配置された前方ローラー対(2)のローラー(7)が輸送ベルト(12)を駆動しかつそれをスライド表面(13)に対して押圧することを特徴とする装置。
- 摩擦駆動に対して配置されたローラーが前方ローラー対(2)の加圧ローラー(7)であることを特徴とする請求項1に記載の装置。
- 加圧ローラー(7)が底シリンダー(6)とスライド表面(13)上に異なる圧力で配置されることを特徴とする請求項2に記載の装置。
- ニップローラー(17)が中間ギヤ(21)を介して加圧ローラー(7)により追加的に駆動されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の装置。
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2001
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