JP2004503370A - 表面の洗浄方法 - Google Patents

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Abstract

表面、例えば乗り物の外部表面を表面を親水性に処理することのできる洗浄組成物に接触させ及びその後精製されたすすぎ水ですすぐ方法について記載されている。好ましくは本方法は予備的な濡らし段階を包含し、その際表面は洗浄組成物に接触させる以前に水ですすぎ、及び/又は追加のすすぎ段階を包含し、その際表面は精製されたすすぎ水ですすぐ以前に非精製水ですすぐ。

Description

【0001】
(産業上の利用分野)
本発明は表面の洗浄、好ましくはセラミック、スチール、プラスティック、ガラス及び/あるいは乗り物の外部表面などの塗装表面の洗浄方法に関する。表面は、表面を親水性にする洗浄組成物に接触させ及びその後精製されたすすぎ水ですすぐ。
【0002】
(発明の背景)
硬い表面用の洗浄製品は広く市場で入手可能である。これらの製品は2つの目的のために使用され、第一は表面から汚れを洗浄すること及び第二は表面を例えばしみのない又は輝いた審美的に喜ばしい仕上げを与えることである。しかしながら、市場で入手可能な製品はしばしば使用後に水ですすぐことが要求される。典型的には水が表面から乾燥したとき、水の痕跡、汚れ又はしみが後に残る。これらの水の痕跡は、表面からの水の蒸発によって残された、例えばカルシウム、マグネシウム及びナトリウムイオン及びこれらの塩などの水に溶解された固体として存在する鉱物の沈着物又は水に保持された汚損の沈着物あるいは洗浄製品、例えば石鹸かすの残物であるかもしれない。この問題は洗浄方法の間、表面をすすぎ後、水が流れ落ちる代わりに表面に分離した液滴又はビーズを形成するような方法で表面を変えさせるある種の洗浄組成物によってしばしば悪化する。これらの液滴又はビーズは乾燥して水の痕跡として知られる消費者に目立つしみ又は跡を残す。この問題は特にセラミック、スティール、プラスティック、ガラス又は塗装表面を洗浄するときに顕著である。当業界で既知のこの問題を解決する手段は、水の痕跡が形成される前に布又はセーヌ革で表面から水を乾燥させることである。しかしながら、この乾燥方法は時間を消費し及び相当の体力を必要とする。
【0003】
米国特許第5,759,980号(ブルー・コラール)(Blue Coral)に水の痕跡の問題を取り除く自動車洗浄用組成物が記載されている。当該組成物はシリコーンベース界面活性剤及び表面を親水性にする為に結合することができるポリマーを含む界面活性剤のパッケージを含む。しかしながら、出願人らは、この文章に記載されているポリマーは表面からの製品のすすぎの間に表面から除去されることを見出した。このように表面の親水性は申し立てによると特許に記載されている組成物によって提供され及び組成物は最初のすすぎの後完全に除去されるので、申し立てられた親水性もまた除去される。この結果、組成物によって提供された利益は表面をすすいだとき失われる。
DE−A−21 61 591にポリマー性エチレンイミン類、ポリマー性ジメチルアミノエチルアクリレート又はメタクリレートあるいは混合重合物などのコポリマーを含有するアミノ基の適用によって表面を親水性にする乗り物洗浄用組成物について記載されている。しかしながら、上記記載の組成物のようにポリマー類も自動車から最初にすすがれ、それによって、ポリマー類のいずれの利益も除去される。
【0004】
本発明の目的は最初の及び/又は続くすすぎの後でさえ水の痕跡の外観なく表面を洗浄する方法を提供することである。本方法は特別に設計された洗浄組成物に表面を接触させ及びその後水のしみの外観を低減させるために表面をすすぐ段階を包含する。さらに、本発明の方法によって提供される上記利益は、耐久性の面でも効果を有し、当該利益は使用者による故意のすすぎ又は雨水などを包含する連続的なすすぎ後もさらに認められる。故意のすすぎとはホース、シャワー、バケツ、布、スポンジなどの好適なすすぎ装置を使用した表面のすすぎを意味する。
用語「表面」は、典型的に、セラミック、ポルセライン、エナメル、ビニル、ワックスのかかっていないビニル、リノレウム、メラミン、ガラス、プラスティック、可塑化木材、金属、とくにスティール及びクロム金属などの異なった物質で製造されている例えば床、壁、タイル、窓、シンク、浴槽、シャワー、トイレ、備品及び家具などの台所及び浴室などの家庭で典型的に見られるそれらの表面、ワニスを塗った又は密封表面及びとくに例えば塗装プラスティックあるいは塗装ガラス表面及び最終コーティングなど乗り物の外部表面を意味する。
【0005】
(発明の概要)
本発明は初めに表面を親水性にすることの可能な洗浄組成物を表面に接触させおよびその後精製されたすすぎ水で表面をすすぐことによる表面の洗浄方法に関する。
さらなる様態において、本発明は表面に洗浄組成物を接触させる以前に表面の予備的な濡らし段階を追加的に含む請求項1ないし18に記載の方法に関する。さらにその他の様態において、本発明は方法が表面を精製されていない水ですすぎ及びそれに続いて最終的に精製されたすすぎ水ですすぐ段階を追加的に含む方法に関する。
【0006】
(発明の詳細な説明)
本発明は表面の洗浄方法を包含し、その際洗浄すべき表面は洗浄組成物と接触させ及びその後精製されたすすぎ水ですすぐ。
表面は、セラミック、ビニル、ワックスのかかっていないビニル、リノレウム、メラミン、ガラス、プラスティック、可塑化木材、金属、とくにスティール及びクロム金属などの異なった物質で製造されている例えば床、壁、タイル、窓、シンク、シャワー、シャワーカーテン、洗面器、トイレ、皿、備品及び家具及びその他同様のものなどの台所、浴室または乗り物の外部表面などの家庭で典型的に見られるそれらの表面、あるいはいずれかの塗装したもしくはワニスを塗ったもしくは密封表面及びその他同様のもののいずれかの種類を本明細書において意味する。表面はまたこれに限定されないが、冷蔵庫、冷凍庫、洗浄機、自動乾燥機、オーブン、電子レンジ、皿洗浄機及びその他を包含する家庭用器具を包含する。本組成物はとくにセラミック、スティール、プラスチック、ガラス及び例えば自動車などの乗り物の外部塗装表面又はその他の最終表面の洗浄に効果的である。
【0007】
洗浄組成物は表面に任意に、しかし好ましくは予備的な濡らし段階の後に適用される。本組成物は組成物が適用される部分に布又はスポンジを使用して、あるいは表面に組成物を注ぐことによって適用できる。あるいは、本組成物は噴霧装置を使用して表面に組成物を噴霧することによって使用してもよい。
組成物を表面に一度適用し、その後表面を精製されたすすぎ水ですすぐ。あるいは、及び好ましくは、洗浄組成物の大部分を精製されていない水ですすぎ及びその後続いて表面を最終的に精製されたすすぎ水ですすぐ。表面はその後自然乾燥することができる。本発明の特別な利益は上記に記載したように表面を洗浄及びすすぎそしてその後表面を水のしみ又はすじが形成されること無しに自然乾燥することである。
【0008】
精製されたすすぎ水の最終的なすすぎはいずれの好適な方法によってもおこなうことができるが、好ましくは表面への簡便なすすぎのために洗浄組成物の保存のための保存容器及び精製装置を含む以下に記載するホース末端スプレー装置を使用する。
【0009】
精製されたすすぎ水は縣濁した、及び/又は溶解した固形物(カチオン類及びアニオン類)及び他の汚染物(有機物及び無機物)あるいは不純物をろ過工程を使用して除去した水を意味する。いかなる好適な精製装置を本明細書における使用の目的に使用してもよい。好ましい実施様態において精製装置はスプレーディスペンサーの一部である。さらに好ましい実施様態において、精製装置はろ過装置であり、さらにより好ましくはいくつかのイオン交換樹脂の混合物であり又は最も好ましくは異なるイオン交換樹脂の層である。イオン交換樹脂は強酸性カチオン(SAC)、強塩基性アニオン(SBA)、弱酸性カチオン(WAC)及び弱塩基性アニオン(WBA)イオン交換樹脂からなる群から選択される。強酸性又は強塩基性イオン交換樹脂は強酸又は塩基性官能基を含む樹脂である。強酸性又は強塩基性官能基はpKaあるいはpKbがそれぞれ2.5より高い官能基である。弱酸性又は弱塩基性官能基はそれぞれ2.5未満のpKaあるいはpKbによって定義される。好ましい実施様態において、精製装置は強酸性及び強塩基性イオン交換樹脂の無作為な混合物を含む。さらにより好ましい実施様態において、精製装置は3つの異なるイオン交換樹脂、すなわちWAC、SAC及びWBA及びさらに好ましくはその順番における連続的な充填様式を含む。
【0010】
SACイオン交換樹脂はカルシウム、マグネシウム及びナトリウムを包含するすべてのカチオンを選択的にろ過する樹脂を意味する。SACイオン交換樹脂の例としてはこれに限定されるものではないが、ローム&ハース(Rohm and Haas)IRN77、1500H及びピュアライト(Purlite)C100Hが挙げられる。
SBAイオン交換樹脂はスルフェ−ト、塩化物、炭酸塩、重炭酸及び珪酸塩を包含するすべてのアニオンを選択的にろ過する樹脂を意味する。SBAイオン交換樹脂の例としてはこれに限定されるものではないが、ローム&ハース(Rohm and Haas)440OH及びピュアライト(Purlite)A400OHが挙げられる。
WACイオン交換樹脂は硬質イオン及び他のアルカリ度に依存する多価そして一価カチオンを選択的にろ過する樹脂を意味する。WACイオン交換樹脂の例としてはこれに限定されるものではないが、ローム&ハース(Rohm and Haas)IRC86及びピュアライト(Purlite)C104が挙げられる。
【0011】
WBAイオン交換樹脂は硫酸塩、塩化物などの強酸性アニオンを選択的にろ過する樹脂を意味する。WBAイオン交換樹脂の例としてはこれに限定されるものではないが、ローム&ハース(Rohm and Haas)IRA67及びピュアライト(Purlite)A830が挙げられる。
好ましい実施様態において、粒度の小さい樹脂は高いイオン交換効率で使用される。粒度の小さい樹脂ビーズとは好ましくは直径1.0mm未満、より好ましくは0.6mm未満及び最も好ましくは0.4mm未満のビーズを意味する。粒度の小さい樹脂ビーズはより小さい粒度樹脂のより速いイオン交換キネティックスのためより優れた効果を提供すると考えられている。より速いキネティックスは結果としてイオン交換性能をより大きく使用できる。さらに好ましい実施様態において、フィルターは100in(1640cm)より小さい体積性能を有し及び手動装置における使用に好適である。さらに好ましい実施様態において、フィルターは少なくとも4in(65.6cm)、より好ましくは少なくとも6in(98.4cm)、最も好ましくは少なくとも8in(131.2cm)の体積性能を有する。
【0012】
特に好ましい実施様態において精製装置は精製性能の低下の視覚的な表示を含む。好ましい実施様態において精製装置における少なくとも樹脂の一種類は視覚的な表示を提供する。特に好ましい実施様態において視覚的な表示は樹脂の色の変化によって提供される。酸/塩基滴定において一般的に使用される指示薬を樹脂交換性能の低下を示すのに使用できる。多くの指示薬はそれら自体が本来イオン性であるので、イオン樹脂は95%エタノール中の0.1%の指示薬の溶液とそれらを処理することによって指示薬形体に調製できる。典型的な指示薬としてはフェノールフタレン、チモールブルー及びブロモクレゾールグリーンが挙げられる。樹脂における指示薬の色の変化の機構は典型的には酸/塩基滴定の際の溶液中の機構と同様である。SACマトリックスにおいて捕捉される水は、例えば水素イオンのため本来非常に酸性である。水素イオンが交換されると、ゆっくりとpHが上昇する。結局このpHの変化が色の変化の引き金になる。チモールブルーは、例えばpH1.2−2.8の間の転移範囲を有する。消尽において色の変化する市販の樹脂としてはピュアライト(Purolite)MB400IND(青色で再生、琥珀色で消尽)及びMB400QR(無色で再生、赤色で消尽)が挙げられる。多くの樹脂製造者は特定の適用の要望で樹脂を染色するだろう。
【0013】
洗浄組成物
洗浄すべき表面に適用する洗浄組成物は表面を親水性にできる。用語親水性は表面が水との高い親和性を有することを意味する。水及び表面の親和性のため、水は表面に広がり極限まで接触する。親水性が高ければ高いほどより大きく広がり及び接触角はより小さくなる。親水性は表面及び表面上の水の液滴間の接触角を測定することによって決定できる。接触角は接触角測定の米国標準試験法、表記番号D5725−95によって、商品名接触角測定システムG10クルス(Kruss)で市販されている装置を使用して測定できる。
本発明の好ましい実施様態において、本組成物での処理後の表面は80°未満の接触角を有し、より好ましくは表面は40°未満の接触角、最も好ましくは20°未満を有する。
【0014】
好ましくは本明細書に記載されている組成物は表面を洗浄された親水性にすることのできるポリマーを含む。ポリマーは、接着又は洗浄工程の間及び後に好ましくは残存するように洗浄されるべき表面に関連した方法で表面を修飾できる表面の本質的なポリマーであるべきである。かかる接着又は結合は例えば共有結合による相互作用;静電気相互作用;水素結合;又はファン・デル・ワールス力によるものでもよい。当該ポリマーは親水性にすることによって表面を修飾し、表面がポリマー含有組成物で処理された後の水及び表面の接触角は好ましくは40°未満、より好ましくは30°未満、最も好ましくは20°以下である。
さらに実施様態において、存在するポリマーは表面を親水性に永続的に修飾することことが可能であり、80°未満、より好ましくは40°未満、より好ましくは30°未満、最も好ましくは20°以下の水及び表面の接触角を提供する。「永続的」は親水性表面の修飾が本明細書に記載のすすぎ試験方法によって行われる少なくとも1回のすすぎ、好ましくは少なくとも3回のすすぎ、より好ましくは少なくとも5回のすすぎ、より好ましくは少なくとも7回のすすぎ、最も好ましくは少なくとも10回のすすぎ又はさらに少なくとも30回のすすぎにおいて維持されることを意味する。
【0015】
すすぎ試験法:
本発明によって使用するすすぎ試験法は、例えば従来の庭用ホース又はシャワーヘッドをなどの水の供給装置を使用して表面から1.0mの距離から30秒間24フランス硬度を有する水を表面に噴霧することからなる。水の供給システムからの水の流動速度はおよそ1分間で10リットルである。
本発明のポリマーはホモポリマーまたはコポリマーであってよく及び好ましくは少なくとも1つの疎水性あるいはカチオン部分及び少なくとも1つの親水性部分を含む。疎水性部分は好ましくは芳香族、C8〜18直鎖状又は分岐鎖状炭素鎖、ビニルイミダゾールあるいはプロポキシ基である。カチオン部分としては正電荷又は陽性双極子を有するいずれかの基を包含する。親水性部分は水素結合が可能な双極子を形成するいずれかの部分から選択してもよい。かかる親水性部分の好適な実施例としてはビニルピロリドン、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸などのカルボン酸及びエトキシ基が挙げられる。
【0016】
本発明の好ましい様態において、ポリマーはポリビニルピロリドンのコポリマーからなる群から選択される。特に好ましいポリビニルピロリドンのコポリマーは、例えばルビテック(Luvitec)VP155K18Pの商品名でBASFから入手可能なN−ビニルイミダゾールN−ビニルピロリドン(PVPVI)ポリマー類である。好ましいPVPVIポリマーは1,000〜5,000,000、より好ましくは5,000〜2,000,000、いっそうより好ましくは5,000〜500,000及び最も好ましくは5,000〜15,000の平均分子量を有する。好ましいPVPVIポリマーは少なくとも55%、好ましくは少なくとも60%のN−ビニルイミダゾールモノマーを含む。あるいはその他の好適なポリマーは、例えば商品名ルビテック・クアット(Luvitec Quat)73WでBASFより販売されている四級化PVPVIであってもよい。
本発明の組成物における使用に好適な他のビニルピロリドンのコポリマーは四級化ビニルピロリドン/ジアルキルアミノアルキルアクリレート又はメタクリレートコポリマーである。本発明の組成物における使用に好適な四級化ビニルピロリドン/ジアルキルアミノアルキルアクリレート又はメタクリレートコポリマーは以下の式によるものである:
【0017】
【化1】
Figure 2004503370
【0018】
nは20から99、そして好ましくは40から90モル%の間であり、並びにmは1から80、そして好ましくは5から40モル%の間であり;RはH又はCH;yは0又は1を示し;Rは−CH−CHOH−CH−又はC2x、その際x=2〜18;Rは1〜4個の炭素原子の低級アルキル基、好ましくはメチル又はエチル、あるいは
【0019】
【化2】
Figure 2004503370
【0020】
は1〜4個の炭素原子の低級アルキル基、好ましくはメチル又はエチルを示し;XはCl、Br、I、1/2SO、HSO及びCHSOからなる群から選択される。当該ポリマーは仏特許第2,077,143号及び2,393,573号に記載されている方法によって調製できる。
本明細書の使用に好ましい四級化ビニルピロリドン/ジアルキルアミノアルキルアクリレート又はメタクリレートコポリマーは1,000から1,000,000の間、好ましくは10,000から500,000の間そしてより好ましくは10,000から100,000の間の分子量を有する。
【0021】
かかるビニルピロリドン/ジアルキルアミノアルキルアクリレート又はメタクリレートコポリマーはISP社、ニューヨーク、NY及びカナダ、モントリオールから商品名コポリマー845(登録商標)、ガフクアット(Gafqua)734(登録商標)、又はガフクアット755(登録商標)であるいはBASFから商品名ルビクアット(Luviquat)(登録商標)で市販されている。
本明細書において最も好ましいのはBASFから入手可能なビニルピロリドン及びジメチルアミノエチルメタクリレートの四級化コポリマー(ポリクアテルニウム−11)である。
その他の好ましいポリマーは例えばライリー(Reilly)から入手可能なポリビニルピリジンN−オキシド(PVNO)ポリマーである。好ましいPVNOポリマーは1000〜2000000、より好ましくは5000〜500000、最も好ましくは15000〜50000の平均分子量を有する。
【0022】
平均分子量の範囲はバース(Barth)H.G.及びメイズ(Mays)J.W.、化学分析第113巻「ポリマーの特徴づけの最新方法」に記載されている光散乱によって決定される。
ポリマーは好ましくは組成物に組成物の0.001重量%〜10重量%、より好ましくは0.01重量%〜5重量%、最も好ましくは0.01重量%〜1重量%の濃度で存在する。
【0023】
任意構成成分
本明細書に記載される組成物は技術的な利益を得るため及び処理する表面に依存して多様な任意構成成分を含んでもよい。
本明細書の使用に好適な任意構成成分は再汚染防止成分、界面活性剤、粘土、キレート剤、酵素、ハイドロトープイオン類、泡制御剤溶媒、緩衝液、増粘剤、ラジカル捕集剤、汚染縣濁ポリマー、顔料、染料防腐剤及び/又は香料からなる群から選択される。
【0024】
再汚染防止成分
1つの好ましい実施様態において組成物は再汚染防止成分又はこれらの混合物を含む。
好適な再汚染防止成分としては当業者に周知であるが、中でもポリアルコキシレングリコールジエステル、上記記載されているもの以外のビニルピロリドンホモポリマー又はコポリマー、多糖類ポリマー、ポリアルコキシレングリコール、本明細書において以下に定義するモノ−あるいはジ−キャップポリアルコキシレングリコール、もしくはこれらの混合物が挙げられる。
典型的には、本発明の組成物は20重量%まで、好ましくは0.001重量%〜10重量%、より好ましくは0.005重量%〜0.5重量%及び最も好ましくは0.00重量5%〜2重量%の再汚染防止成分を含んでもよい。
本明細書の使用に好適なビニルピロリドンホモポリマーは以下の繰り返しモノマーを有するN−ビニルピロリドンのホモポリマーである:
【0025】
【化3】
Figure 2004503370
【0026】
n(重合度)は10〜1,000,000、好ましくは20〜100,000、及びより好ましくは20〜10,000の整数である。
あるいは、本明細書の使用に好適なビニルピロリドンホモポリマー(PVP)は1,000〜100,000,000、好ましくは2,000〜10,000,000、より好ましくは5,000〜1,000,000及び最も好ましくは50,000〜500,000の平均分子量を有する。
好適なビニルピロリドンホモポリマーはISP社、ニューヨーク、NY及びカナダ、モントリオールから商品名PVP K−15(登録商標)(粘度分子量10,000)、PVP K−30(登録商標)(平均分子量40,000)、PVP K−60(登録商標)(平均分子量160,000)、及びPVP K−90(登録商標)(平均分子量360,000)として市販されている。BASF社から市販されている他の好適なビニルピロリドンホモポリマーとしてはソカラン(Sokalan)HP165(登録商標)及びソカランHP12(登録商標);洗剤分野における熟練者に既知のビニルピロリドンホモポリマー(欧州特許第262,897号及び欧州特許第256,696号の実施例参照)が挙げられる。
【0027】
本明細書の使用に好適なビニルピロリドンのコポリマーとしてはN−ビニルピロリドン及びアルキレン不飽和モノマー又はこれらの混合物のコポリマーが挙げられる。
本明細書におけるコポリマーのアルキレン不飽和モノマーとしては、マレイン酸、クロロマレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、フェニルマレイン酸、アコニット酸、アクリル酸及びビニルアセテートなどの不飽和ジカルボン酸が挙げられる。不飽和酸のいずれの無水物も例えばアクリレート、メタクリレートを使用してよい。スチレン、スルホン化スチレン、アルファ−メチルスチレン、ビニルトルエン、t−ブチルスチレン及び同様の周知のモノマーのような芳香族モノマーを使用してもよい。
【0028】
ビニルピロリドンのコポリマーの分子量は、コポリマーが水溶性であり、表面活性を有し及び表面の親水性を増加させるようなかかる手法でそれを含む液体組成物又は溶液(すなわち希釈使用状態)から硬い表面に吸着される限り、とくに重要ではない。しかしながら、好ましいN−ビニルピロリドン及びアルキレン不飽和モノマー又はこれらの混合物のコポリマーは1,000から1,000,000の間、好ましくは10,000から500,000の間そしてより好ましくは10,000から200,000の間の分子量を有する。
PVP/ビニルアセテートコポリマーのようなN−ビニルピロリドン及びアルキレン不飽和モノマーのかかるコポリマーはBASFから商品名ルビスコール(Luviskol)(登録商標)シリーズとして市販されている。
【0029】
本明細書に使用するのに好適な他のポリマーはカルボキシメチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシメチルセルロースのような置換型セルロース物質、サクシノグリカン及びキサンタンゴム、グアーゴム、イナゴマメゴム、トラガカンゴム又はこれらの誘導体のような天然多糖類ポリマー、あるいはこれらの混合物を包含する多糖類ポリマーである。
特に本明細書で使用する多糖類ポリマーはキサンタンゴム及びこれらの誘導体である。キサンタンゴム及びこれらの誘導体は例えばケルコ(Kelco)から商品名ケルトロール(Keltrol)RD(登録商標)、ケルザン(Kelzan)(登録商標)、又はケルザンT(登録商標)として市販されている。
【0030】
本明細書の使用に好適な追加の再汚染防止成分としては以下で定義するようなポリアルコキシレングリコール、モノ−及び二末端処理ポリアルコキシレングリコール又はこれらの混合物が挙げられる。
本明細書の使用に好適なポリアルコキシレングリコール類は以下の式H−O−(CH−CHRO)−Hと一致する。
本明細書の使用に好適な一末端処理化ポリアルコキシレングリコール類は以下の式R−O−(CH−CHRO)−Hと一致する。
本明細書の使用に好適な二末端処理化ポリアルコキシレングリコール類は以下の式R−O−(CH−CHRO)−Rと一致する。
これらの式において、置換基R及びRはそれぞれ独立して1〜30個の炭素原子を有する置換型又は非置換型、飽和型又は不飽和型、直鎖状又は分岐鎖状炭化水素鎖、あるいは1〜30個の炭素原子からなるアミノ基保有直鎖状又は分岐鎖状、置換型又は非置換型炭化水素鎖であり、Rは水素又は1〜30個の炭素原子からなる直鎖状又は分岐鎖状炭化水素であり、及びnは0より大きい整数である。
【0031】
好ましくはR及びRはそれぞれ独立して1〜30個の炭素原子、好ましくは1〜16個、より好ましくは1〜8個及び最も好ましくは1〜4個の炭素原子からなる置換型又は非置換型、直鎖状又は分岐鎖状アルキル基、アルケニル基あるいはアリ−ル基、もしくはアミノ基保有1〜30個の炭素原子、好ましくは1〜16個、より好ましくは1〜8個及び最も好ましくは1〜4個の炭素原子からなる直鎖状又は分岐鎖状、置換型又は非置換型アルキル基、アルケニル基あるいはアリ−ル基である。好ましくはRは水素または1〜30個の炭素原子、好ましくは1〜16個、より好ましくは1〜8個及び最も好ましくは1〜4個の炭素原子からなる直鎖状又は分岐鎖状アルキル基、アルケニル基あるいはアリ−ル基であり及び最も好ましくはRはメチル又は水素である。好ましくはnは1より大きい、より好ましくは5〜1000、より好ましくは10〜100、さらにより好ましくは20〜60及び最も好ましくは30〜50の整数である。
【0032】
本明細書において使用すべき好ましいポリアルコキシレングリコール類、一及び二末端処理ポリアルコキシレングリコール類は少なくとも200、より好ましくは400〜5000及び最も好ましくは800〜3000の分子量を有する。
本明細書の使用に好適な一末端処理ポリアルコキシレングリコール類としては2−アミノプロピルポリエチレングリコール(分子量2000)、メチルポリエチレングリコール(分子量1800)及びその他同様のものが挙げられる。かかる一末端処理ポリアルコキシレングリコール類はヘキスト(Hoescht)からポリグリコールシリーズ又はハンスマン(Hunstman)から商品名XTJ(登録商標)で市販されている。本明細書で使用すべき好適なポリアルコキシレングリコール類はポリエチレングリコール(分子量2000)のようなポリエチレングリコール類である。
【0033】
本明細書の使用に好適な二末端処理ポリアルコキシレングリコール類としては、O,O’−ビス(2−アミノプロピル)ポリエチレングリコール(分子量2000)、O,O’−ビス(2−アミノプロピル)ポリエチレングリコール(分子量400)、O,O’−ジメチルポリエチレングリコール(分子量2000)、ジメチルポリエチレングリコール(分子量2000)、又はこれらの混合物が挙げられる。本明細書の使用に好ましい二末端処理ポリアルコキシレングリコールはジメチルポリエチレングリコール(分子量2000)である。例えばジメチルポリエチレングリコールはヘキスト(Hoescht)(登録商標)からポリグリコールシリーズ、例えばPEG DME−2000として又はハンツマン(Huntsman)から商品名ジェファミン(Jeffamine)(登録商標)及びXTJ(登録商標)で市販されているものでもよい。
【0034】
好ましい再汚染防止剤としてはしばしばチタン(IV)アルコキシドなどの金属触媒とともに典型的に少なくとも1つの転移エステル化/オリゴマー化を包含する方法によって調製されるオリゴマーテレフタレートが挙げられる。かかるエステル類は構造に密集した架橋を形成することなく1、2、3、4又はそれ以上の位置に組み入れることのできる追加のモノマーを使用して製造してもよい。
【0035】
好適な再汚染防止剤としてはテレフタロイル及びオキシアルキレンオキシ繰り返し単位のオリゴマーエステル主鎖及び主鎖に共有結合したアリル誘導スルホン化末端部分からなる実質的に直鎖状エステルオリゴマーのスルホン化生成物、例えば米国特許第4,968,451号、1990年11月6日、J.J.シェイベル(Scheibel)及びE.P.ゴッセリンク(Gosselink)に記載されているものが挙げられる。かかるエステルオリゴマーは(a)アリルアルコールのエトキシ化;(b)(a)の生成物とジメチルテレフタレート(DMT)及び1,2−プロピレングリコール(PG)の2段階転移エステル化/オリゴマー化手順による反応;そして(b)の生成物とメタ亜硫酸水素ナトリウムとの水中での反応:によって調製できる。他の再汚染防止剤としては米国特許第4,711,730号、1987年11月8日、ゴッセリンク(Gosselink)らの非イオン型末端処理1,2−プロピレン/ポリオキシエチレンテレフタレートポリエステル類、例えばポリ(エチレングリコール)メチルエーテル、DMT、PG及びポリ(エチレングリコール)(PEG)の転移エステル化/オリゴマー化によって生成されるそれらが挙げられる。他の再汚染防止剤の実施例としては:米国特許第4,721,580号、1988年1月26日、ゴッセリンク(Gosselink)の部分的−及び完全なアニオン末端処理オリゴマーエステル類、エチレングリコール(EG)、PG、DMT及びNa−3,6−ジオキサ−8−ヒドロキシオクタンスルホネートからのオリゴマ−など;米国特許第4,702,857号、1987年10月27日、ゴッセリンクの非イオン末端処理ブロックポリエステルオリゴマー化合物、例えばDMT、メチル(Me)末端処理PEG及びEG及び/又はPG、あるいはDMT、EG及び/又はPG、Me末端処理PEG及びNa−ジメチル−5−スルホイソフタレートの組み合わせから生成されるもの;及び米国特許第4,877,896号、1989年10月31日、マルドネード(Maldonado)、ゴッセリンクらのアニオン、とくにスルホアロイル、末端処理テレフタレートエステル、例としてはm−スルホ安息香酸一ナトリウム塩、PG及びDMT、任意にしかし好ましくはさらに加えられたPEG、例えばPEG3400を含むものから製造されるエステル組成物、が挙げられる。
【0036】
再汚染防止剤としては:ポリエチレンオキシド又はポリプロピレンオキシドテレフタレートと共にエチレンテレフタレート又はプロピレンテレフタレートとの単純なコポリマーブロック、米国特許第3,959,230号、1976年5月25日、ヘイズ(Hays)及び米国特許第3,893,929号1975年7月8日、バサダー(Basadur)を参照;メトセルとしてダウ(Dow)から入手可能なヒドロキシエ−テルセルロースポリマー類などのセルロース誘導体;C〜Cアルキルセルロース及びCヒドロキシアルキルセルロース、米国特許第4,000,093号、1976年12月28日、ニコル(Nicol)ら;及び無水グルコース単位の平均置換度(メチル)が約1.6〜約2.3及び20℃2%水溶液において測定した溶液粘度が約80〜約120センチポイズであるメチルセルロースエーテル類が挙げられる。かかる物質はメトローズ(METOLOSE)SM100及びメトローズSM200として入手可能であり、それは信越化学工業によって製造されるメチルセルロースエーテルの商品名である。
【0037】
ポリ(ビニルエステル)疎水性物質セグメントによって特徴付けられる再汚染防止剤としてはポリ(ビニルエステル)、例えばC〜Cビニルエステル類が挙げられ、好ましくはポリアルキレンオキシド主鎖にグラフト重合したポリ(ビニルアセテート)でる。欧州特許出願第0 219 048号(1987年4月22日公開、クド(Kud)ら)を参照のこと。市販品の例としてはBASF、ドイツから入手可能なソカラン(SOKALAN)HP−22などのソカラン再汚染防止剤が挙げられる。再汚染防止剤は平均分子量300〜5,000のポリオキシエチレングリコールから誘導される80重量%〜90重量%のポリオキシエチレンテレフタレートとともに10重量%〜15重量%のエチレンテレフタレートを含有する繰り返し単位のポリエステルである。市販品の例としてはデュポン(Dupont)のゼルコン(ZELCON)5126及びICIのミリーぜ(MILEASE)が挙げられる。
【0038】
その他の好ましい再汚染防止剤は実験式(CAP)(EG/PG)(T)(SIP)を有するオリゴマーであり、それはテレフタロイル(T)、スルホイソフタロイル(SIP)、オキシエチレンオキシ及びオキシ−1,2−プロピレン(EG/PG)単位を含みそして好ましくは修飾されたイセチオネート類で末端処理され(CAP)、1つのオリゴマーが1スルホイソフタロイル単位、5テレフタロイル単位、オキシエチレンオキシ及びオキシ−1,2−プロピレンオキシ単位を限定された比率、好ましくは約0.5:1〜約10:1で含み、並びに二末端処理単位は2−(2−ヒドロキシエトキシ)−エタンスルホネートナトリウムから誘導される。前記再汚染防止剤は好ましくはさらにオリゴマーの0.5重量%〜20重量%の結晶化度低減安定化剤、例えば直鎖状ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム又はキシレン−、クメン−及びトルエン−スルホネートあるいはこれらの混合物から選択される部材などのアニオン界面活性剤を含み、これらの安定剤もしくは変性剤は合成容器に導入され、全ては米国特許第5,415,807号、ゴッセリンク(Gosselink)、パン(Pan)、ケレット(Kellett)及びホール(Hall)、1995年5月16日発行に説明されている。上記再汚染防止剤の好適なモノマーとしてはNa−2−(2−ヒドロキシエトキシ)−エタンスルホネート、DMT、Na−ジメチル−5−スルホイソフタレート、EG及びPGが挙げられる。
【0039】
さらにその他の好ましい再汚染防止剤は(1)(a)ジヒドロキシスルホネート類、ポリヒドロキシスルホネート類、少なくとも三官能性でありエステル結合が形成された結果分岐鎖状オリゴマー主鎖となる単位、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1つの単位を含む主鎖;(b)テレフタロイル部分である少なくとも1つの単位;及び(c)1,2−オキシアルキレンオキシ部分である少なくとも1つの非スルホン化単位;及び(2)非イオン末端処理単位、アルコキシル化、好ましくはエトキシ化、イセチオネート類、アルコキシル化プロパンスルホネート類、アルコキシル化プロパンジスルホネート類、アルコキシル化フェノールスルホネート類、スルホアロイル誘導体及びこれらの混合物などのアニオン末端処理単位から選択される1つ以上の末端処理単位を含むオリゴマ−エステル類である。好ましいのは実験式のエステル類であり:
{(CAP)x(EG/PG)y’(DEG)y’’(PEG)y’’’(T)z(SIP)z’(SEG)q(B)m}
CAP、EG/PG、PEG、T及びSIPは上記で定義したようなものであり、(DEG)はジ(オキシエチレン)オキシ単位を示し、(SEG)はグリセリンのスルホエチルエーテルから誘導される単位及び関連する部分単位を示し、(B)はエステル結合が形成されることによって結果として分岐鎖状オリゴマー主鎖となる少なくとも3官能性である分岐鎖状単位を示し、xは約1〜約12、y’は約0.5〜約25,y’’は0〜約12、y’’’は0〜約10、y’+y’’+y’’’合計は約0.5〜約25、zは約1.5〜約25、z’は0〜約12;z+z’合計は約1.5〜約25、qは約0.05〜約12;mは約0.01〜約10、及びx、y’、y’’、y’’’、z、z’、q及びmは前記エステルの1モル当たりに相当する単位のモル平均数を示し及び前記エステルは約500〜約5,000の分子量の範囲を有する。
【0040】
上記エステルに好ましいSEG及びCAPモノマーとしてはNa−2−(2−,3−ジヒドロキシプロポキシ)エタンスルホネート(SEG)、Na−2−{2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ}エタンスルホネート(SE3)及びそれの類似体並びにこれらの混合物そしてアリルアルコールのエトキシ化及びスルホン化の生成物が挙げられる。この部類の好ましい再汚染防止剤としては2−{2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ}エタンスルホン酸ナトリウム及び/又は2−〔2−{2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ}エトキシ〕エタンスルホン酸ナトリウム、DMT、2−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)エタンスルホン酸ナトリウム、EG、及びPGの適切なチタン(IV)触媒を使用した転移エステル化/オリゴマー化の生成物が挙げられ及び(CAP)2(T)5(EG/PG)1.4(SEG)2.5(B)0.13で表され、CAPは(Na+ーOS〔CHCHO〕3.5)−及びBはグリセリンからの単位で及びEG/PGモル比は完全な加水分解後の従来のガスクロマトグラフィーによって測定され、約1.7:1である。
【0041】
再汚染防止剤の追加的な部類としては:(I)ポリマーエステル構造を連結させるためにジイソシアネート結合剤を使用した非イオンテレフタレート、米国特許第4,201,824号、ビオランド(Violland)ら及び米国特許第4,240,918号ラガッセ(Lagasse)らを参照;及び(II)末端ヒドロキシ基をトリメリテートエステル類に転化させるために既知の再汚染防止剤にトリメリテート無水物を加えることによって製造されるカルボキシレート末端基をともなう再汚染防止剤が挙げられる。触媒を適切に選択すれば、トリメリテート無水物は無水結合の開口部よりむしろトリメリテート無水物の分離されたカルボン酸のエステルを通じてポリマーの末端に結合を形成する。非イオン又はアニオン再汚染防止剤のいずれかを、それらがエステル化されてもよいヒドロキシ末端基を有するかぎり出発物質として使用してもよい。米国特許第4,525,524号、タング(Tung)ら、参照のこと。他の部類としては(III)ウレタンが多様に結合したアニオンテレフタレートーベース再汚染防止剤、米国特許4,201,824号、バイオランド(Violland)ら;(IV)ポリ(ビニルカプロラクタム)及び非イオン及びカチオンポリマーを包含するビニルピロリドン及び/又はジメチルアミノエチルメタクリレートなどのモノマーを伴う関連するコポリマー、米国特許4,579,681号、ルパート(Ruppert)ら参照;(V)BASFからのソカラン(SOKALAN)型に加えて、スルホン化ポリエステル類にアクリル酸モノマーをグラフト重合させることによって製造するグラフトコポリマー類が挙げられる。これらの再汚染防止剤は明らかに既知のセルロースエーテル同様によごれ放出及び坑再沈着活性を有する:欧州特許第279,134A号、1988年、ローヌ・プーラン社(Rhone−Poulenc Chemie)を参照のこと。さらに他の部類としては:(VI)カゼイン類などのたんぱく質上にアクリル酸及びビニルアセテートなどのビニルモノマーをグラフト重合させたもの、欧州特許第457,205号参照;(VII)アジピン酸、カプロラクタム、及びポリエチレングリコールの縮合によって調製されるポリエステルー再汚染防止剤、DE第2,335,044号、ベバン(Bevan)ら、1974年ユニリバー(Unilever)N.V.参照、が挙げられる。他の再汚染防止剤は米国特許第4,240,918号、4,787,889号及び4,525,524に記載されている。
【0042】
他の好適な再汚染防止剤としては疎水変性セルロースポリマー類が挙げられる。本明細書に使用するセルロースベースは好ましくは以下の式である:
【0043】
【化4】
Figure 2004503370
【0044】
からなる群から選択され
Rの各々は独立してR、R、及び
【0045】
【化5】
Figure 2004503370
【0046】
−Rの各々は独立してH及びC〜Cのアルキルから成る群から選択され、
−各Rの各々は
【0047】
【化6】
Figure 2004503370
【0048】
であり、
Zの各々は独立してM、R、R、及びRから成る群から選択され、
−Rの各々は独立してC〜C20のアルキル、C〜Cのシクロアルキル、C〜C20のアルキルアリール、C〜C20のアリールアルキル、置換アルキル、ヒドロキシアルキル、C〜C20のアルコキシ−2−ヒドロキシアルキル、C〜C20のアルキルアリールオキシ−2−ヒドロキシアルキル、(RN−アルキル、(RN−2−ヒドロキシアルキル、(RN−アルキル、(RN−2−ヒドロキシアルキル、C〜C12のアリールオキシ−2−ヒドロキシアルキルから成る群から選択され、
【0049】
【化7】
Figure 2004503370
及び
【0050】
【化8】
Figure 2004503370
【0051】
−Rの各々は独立してH、C〜C20のアルキル、C〜Cのシクロアルキル、C〜C20のアルキルアリール、C〜C20のアリールアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、ピペリジノアルキル、モルホリノアルキル、シクロアルキルアミノアルキル及びヒドロキシアルキルから成る群から選択され、
−Rの各々は独立してH、C〜C20のアルキル、C〜Cのシクロアルキル、C〜C20のアルキルアリール、C〜C20のアリールアルキル、置換型アルキル、ヒドロキシアルキル、(RN−アルキル及び(RN−アルキルから成る群から選択され、
MはNa、K、1/2Ca、及び1/2Mgから成る群から選択される好適なカチオンであり、
xの各々は0〜約5であり、
yの各々は約1〜約5であり、及び
以下の条件がある:
−Rの置換度は約0.001から0.1、より好ましくは約0.005から0.05、及び最も好ましくは約0.01から0.05の間である;
−ZがH又はMであるRの置換度は約0.2から2.0、より好ましくは約0.3から1.0の間、及び最も好ましくは0.4から0.7の間である;
−いずれかのRが正の電荷を帯びているとき、好適なアニオンで中和し、及び
−同一窒素上の2つのRはピペリジン及びモルホリンから成る群から選択される環状構造を共に形成することができる。
【0052】
基の「置換度」は、本明細書において「DSRH」と略すこともあるが、無水グルコースユニットごとに置換されるR基成分のモル数を意味する。このとき、無水グルコースユニットは前記一般構造の繰り返しユニットに示したような6員環である。
基の「置換度」は、本明細書において「DSRC」と略すこともあるが、ZがH又はMであるとき、無水グルコースユニットごとに置換されるR基成分のモル数を意味する。このとき、無水グルコースユニットは前記一般構造の繰り返しユニットに示したような6員環である。ZがH又はMであるという条件は、得られるポリマーが可溶性となるようにカルボキシメチル基の数が十分あることを保証するために必要である。ZがH又はMであるR成分の必要な数に加えて、ZがH又はM以外の基であるR成分が更に存在することができ、これらの基が存在することが最も好ましいことが理解されよう。
これらのポリマーは例えば同時継続出願PCT/US98/19139及びPCT/US98/19142に記載されている。
【0053】
粘土
本発明の好ましい実施様態において組成物は処理する表面から水が一面に流れるのを改善するために粘土を含む。粘土は塩基性組成物ALSiO.xHOを伴う一群の含水珪酸アルミニウムのための一般的な用語である。粘土とは典型的には層状構造を有し及びカオリナイト、モンモリロナイト/スメクタイト、イライト及びクロライト群を包含する多くの異なる部類に分類されてもよい。純粋な粘土鉱物は天然に見ることができるが、あるいは既知の合成方法によって製造することもできる。
【0054】
とくに好ましい粘土成分は水和リチウムマグネシウム珪酸塩(CAS番号53320−86−8)としても既知のナノ粒子合成粘土であるラポナイト(Laponite)である。ナノ粒子は好ましくは50mm未満、より好ましくは20〜30nmの粒度を有する粘土を意味する。ラポナイト(Laponite)はラポルト・インダストリーズ(Laporte Industries)の登録商標であり及びサザン・クレイ・プロダクツ社(Southern Clay Products Inc.)から入手可能である。ラポナイト、層状珪酸塩は負電荷の表面及び正電荷の末端部を有する円盤状構造を有する。ラポナイト(Laponit)は単独又は他の成分と組み合わせて表面に親水性を付与することが出願人によって認められているので、とくに本明細書に使用に好ましい粘土である。さらに、本明細書で記載したように洗浄組成物の好ましい成分である正電荷PVPVI及びPVNOは負電荷ラポナイト表面と相互作用を及ぼすと考えられている。このように、ラポナイトはポリマー分子間の結合剤として作用し、顕著にポリマーの分子量を増加させ及びそれによってポリマーの表面の実質量も増加させると考えられている。ラポナイト末端部の正電荷は処理すべき表面の電荷と相互作用してもよく及びこのようにさらに固定する役割を担うことによってポリマーの表面の実質量を改善すると考えられている。最終的にこの方法によって結合されたポリマーは処理する表面上により均一なポリマー層を生成し、表面による光の反射を改善すると考えられている。
ナノ粒子サイズのラポナイトはこの場合洗浄組成物の好ましい成分であり、これはかかる粒度の小さい洗浄組成物は透明で、粒度のより大きい粘土を使用した場合透明ではないためである。
【0055】
界面活性剤
本明細書に記載した組成物の好ましい任意の成分は界面活性剤である。本発明の組成物における界面活性剤の存在は洗浄性能を改善するのみでなく、表面の実質的なポリマーと共同作用的に作用することが認められている。界面活性剤は非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、双極性界面活性剤及び/又は両性界面活性剤からなる群から選択されることができる。
【0056】
本明細書の組成物に用いるのに好適な他のアニオン系界面活性剤は、式ROSOMの水溶性塩又は酸であって、Rは好ましくはC7〜C24ヒドロカルビル、好ましくはC〜C24のアルキル成分を有するアルキル又はヒドロキシアルキル基であり、より好ましくはC12〜C18のアルキル又はヒドロキシアルキルであり、より好ましくはC12〜C18のアルキル又はヒドロキシアルキルであり、及びMはH又はカチオンであって、このカチオンは例えば、アルカリ金属カチオン(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム)、又はアンモニウムあるいは置換型アンモニウム(例えば、メチル−、ジメチル−及びトリメチルアンモニウムカチオン並びにテトラメチル−アンモニウムなどの四級化アンモニウムカチオンそしてジメチルピペリジン及び四級化アンモニウムカチオンはエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン及びこれらの混合物、そしてその他同様のものなどのアルキルアミン類から誘導される)である。
【0057】
本明細書に用いるのに好適な他のアニオン系界面活性剤は、式RO(A)SOMの水溶性塩又は酸であって、Rは非置換型C10〜C24アルキル又はC10〜C24のアルキル成分を有するヒドロキシアルキル基であり、好ましくはC12〜C20のアルキル又はヒドロキシアルキルであり、より好ましくはC12〜C18のアルキル又はヒドロキシアルキルであり、Aはエトキシ又はプロポキシ単位であり、mは0より大きく、典型的に約0.5から約6の間であり、より好ましくは約0.5から約3の間であり、MはH又はカチオンは例えば、金属カチオン(例えばナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウム等)、アンモニウム又は置換型アンモニウムカチオンであることができる。アルキルプロポキシル化スルフェート類と同様にアルキルエトキシ化スルフェート類についても本明細書において考慮した。置換型アンモニウムカチオンの特別な例にはメチル−、ジメチル−、トリメチルアンモニウムカチオン及びテトラメチルアンモニウム、ジメチルピペリジニウムのような四級アンモニウムカチオン及びエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン及びこれらの混合物のようなアルカノールアミンから得られるカチオンが含まれる。代表的な界面活性剤は、C12〜C18アルキルポリエトキシレート(1.0)サルフェート、C12〜C18E(1.0)M、C12〜C18アルキルポリエトキシレート(2.25)サルフェート、C12〜C18E(2.25)M、C12〜C18アルキルポリエトキシレート(3.0)サルフェート、C12〜C18E(3.0)、及びC12〜C18アルキルポリエトキシレート(4.0)サルフェート、C12〜C18E(4.0)Mであり、ここでMはナトリウム及びカリウムから都合良く選択される。
【0058】
本明細書に用いるのに特に好適な他のアニオン系界面活性剤は、式ROSOMの水溶性塩又は酸を含むアルキルスルホネートであって、RはC〜C22 直鎖状又は分岐鎖状、飽和型又は不飽和型アルキル基、好ましくは 10〜C16アルキル基及びより好ましくはC12〜C16アルキル基であり、及びMはH又はカチオン、例えばアルカリ金属カチオン(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム)又はアンモニウムあるいは置換型アンモニウム(例えばメチル−、ジメチル−及びトリメチルアンモニウムカチオン並びにテトラメチルアンモニウムなど四級アンモニウムカチオンそしてジメチルピペリジニウムカチオン及びエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン並びにこれらの混合物などのアルキルアミン類に由来する四級アンモニウムカチオン及びその他同様のもの)である。
【0059】
本明細書に用いるのに好適なアルキルアリ−ルスルホネ−ト類には、式ROSOMの水溶性塩又は酸が含まれ、RはC〜C22直鎖状又は分岐鎖状、飽和型又は不飽和型アルキル基、好ましくはC10〜C18アルキル基及びより好ましくはC12〜C16アルキル基によって置換されたアリ−ル、好ましくはベンジルが挙げられ、及びMはH又はカチオン、例えばアルカリ金属カチオン(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウムなど)又はアンモニウムあるいは置換型アンモニウム(例えばメチル−、ジメチル−及びトリメチルアンモニウムカチオン並びにテトラメチルアンモニウムなど四級アンモニウムカチオンそしてジメチルピペリジニウムカチオン及びエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン並びにこれらの混合物などのアルキルアミン類に由来する四級アンモニウムカチオン及びその他同様のもの)である。
【0060】
本明細書に用いられるアルキルスルホネート類及びアルキルアリールスルホネート類には、一級及び二級アルキルスルホネート類及び一級及び二級アルキルアリールスルホネート類が挙げられる。本明細書において、「二級C6〜C22アルキル又はC6〜C22アルキルアリールスルホネート類」とは、上記で定義された式において、SO3M又はアリール−SO3M基が、アルキル鎖の炭素原子であって、前記アルキル鎖の他の2つの炭素原子の間に位置する炭素原子(二級炭素原子)に結合することを意味する。
例えばC14〜C16アルキルスルホネ−ト塩はヘキスト(Hoechst)から商品名ホスタパー(Hostapur)(登録商標)として市販されており及びC8−アルキルスルホネートナトリウム塩はウィトコ(Witco)SAから商品名ウィトコネート(Witconate)NAS8(登録商標)で市販されている。市販されているアルキルアリ−ルスルホネートの例はSu.Maからのラウリルアリ−ルスルホネートである。特に好ましいアルキルアリ−ルスルホネート類はルブライト&ウィルソン(Albright&Wilson)から商品名ナンサ(Nansa)(登録商標)で市販されているアルキルベンゼンスルホネート類である。
【0061】
洗浄目的のために有用な他のアニオン系界面活性剤もまた、本明細書において用いることができる。これらには石鹸の塩(例えば、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、及びモノ−、ジ−及びトリエタノールアミン塩などの置換型アンモニウム塩)、C〜C24オレフィンスルホネート類、アルカリ土類金属クエン酸の加熱縮合生成物のスルホン化によって調製されるスルホン化ポリカルボン酸、例えば英国特許明細書第1,082,179号に記載されているようなもの、C〜C24アルキルポリグリコールエーテルスルフェ−ト類(10モルまでのエチレンオキシドを含有する);C1416メチルエステルスルホネート類などのアルキルエステルスルホネ−ト類;アシルグリセロールスルホネート類、脂肪族オレイルグリセロールスルフェート類、アルキルフェノールエチレンオキシドエーテルスルフェート類、パラフィンスルホネート類、アルキルホスフェート類、アシルイセチオネート類などのイセチオネート類、N−アシルタウレート類、アルキルサクシナメート類及びスルホサクシネート類、スルホサクシネートのモノエステル類(とくに飽和型及び不飽和型C12〜C18モノエステル類)、スルホサクシネートのジエステル類(とくに飽和型及び不飽和型C〜C14ジエステル類)、エトキシ化スルホサクシネート類、アルキルポリグルコシドのスルフェ−ト類などのアルキル多糖類のスルフェ−ト類(以下に記載する非イオン非スルホン化化合物)、分岐鎖状一級アルキルスルフェ−ト類、式RO(CHCHO)CHCOO−Mのアルキルポリエトキシカルボキシレート類、RはC〜C22アルキル、kは0〜10の整数、及びMは可溶性塩形成カチオンである。ロジン、水素添加ロジンなどの樹脂酸及び水素添加樹脂酸も好適であり、樹脂酸及び水素添加樹脂酸はトール油中に存在するか又はトール油から誘導される。更なる例は「界面活性剤及び洗剤」(Surface Active Agents and Detergents)(I及びII巻、シュバルツ(Schwartz)、ペリー(Perry)及びバーク(Berch)著)に記載されている。多種多様なこうした界面活性剤はまた、一般に1975年12月30日にローリン(Laughlin)らに発行された米国特許第3,929,678号の第23欄58行〜第29欄23行に開示されている(参考とし、本明細書に組み入れる)。
【0062】
本明細書に用いるのに特に好ましい、他のアニオン界面活性剤はアルキルカルボキシレート及びアルキルアルコキシカルボキシレートであって、アルキル鎖に4〜24の、好ましくは8〜18の、そしてより好ましくは8〜16の炭素原子を有し、ここでアルコキシは、プロポキシ及び/又はエトキシであり、及び好ましくは、アルコキシ化度0.5〜20、好ましくは5〜15のエトキシである。本明細書に用いるのに好ましいアルキルアルコキシカルボキシレートはラウレス11カルボン酸ナトリウム(sodium laureth 11 carboxylate)であり(即ち、RO(CO)10−CHCOONaであり、R=C12〜C14である)、アキポソフト(Akyposoft(登録商標))100NVの名前で花王化学株式会社(Kao Chemical Gbmh)より市販されている。
【0063】
本明細書に用いるのに好適な両性イオン系界面活性剤には、以下の式RNOを有するアミンオキシドが挙げられ、各R1、R2、及びR3の各々はそれぞれ独立して、1〜30の炭素原子による、飽和の置換型又は非置換型、直鎖又は分岐鎖の炭化水素鎖である。本発明において使用すべき好ましいアミンオキシド界面活性剤は以下の式RNOを有するアミンオキシドであり、R1は1〜30個の炭素原子、好ましくは6〜20個、より好ましくは8〜16個、最も好ましくは8〜12個を含む炭化水素鎖であり、及びR2及びR3は独立して1〜4個の炭素原子、好ましくは1〜3個の炭素原子を含む置換型又は非置換型、直鎖状又は分岐鎖状炭化水素鎖である。R1は飽和で、置換型又は非置換型、直鎖又は分岐鎖の炭化水素鎖であってもよい。本明細書に用いるのに好適なアミンオキシドは、例えば自然ブレンドのC8〜C10のアミンオキシド、並びにヘキスト(Hoechst)より市販されているC12〜C16のアミンオキシドである。
【0064】
本明細書に用いるのに好適な双極性イオン系界面活性剤はカチオン性親水性基、即ち四級アンモニウム基及びアニオン性親水性基の両方を、同じ分子内に、比較的広範囲のpHにおいて、含有する。硫酸塩、ホスホネート類の他の基も用いることができるが、典型的なアニオン性親水性基はカルボキシレート類及びスルフェ−ト類である。本明細書において用いられる双極性イオン系界面活性剤の一般式は:
−N(R)(R)R
であり、Rは疎水性基であり;Rは水素、C〜Cのアルキル、ヒドロキシアルキル、又は他の置換型C〜Cアルキル基であり;RはC〜Cのアルキル、ヒドロキシアルキル、又は他の置換型C〜Cアルキル基であり、これはまた、Rと結合して、N又はC〜Cカルボン酸基、又はC〜Cスルホン酸塩基と共に環状構造を形成することも可能であり;Rは、カチオン性窒素原子と結合して親水性基になる部分であり、典型的にアルキレン、ヒドロキシアルキレン、又は1〜10の炭素原子を含有するポリアルコキシ基であり;そしてXは親水性基であり、カルボン酸塩又はスルホン酸塩基である。
【0065】
好ましい疎水性基Rは脂肪族又は芳香族の、飽和又は不飽和の、置換又は非置換のアミド基、エステル基のような連結基を含有することができる炭化水素鎖である。より好ましいRは1〜24の、好ましくは8〜18の、及びより好ましくは10〜16の炭素原子を含有するアルキル基である。コスト及び安定性という理由でこのような単純なアルキル基が好ましい。しかしながら疎水性基Rはまた、式R−C(O)−NH−(C(Rにおいてアミド基であることも可能であり、Rは脂肪族又は芳香族、飽和又は不飽和、置換型又は非置換型の炭化水素鎖であり、好ましくはアルキル基は8〜20までの、好ましくは18までの、より好ましくは16までの炭素原子を含有し、Rは水素及びヒドロキシ基から成る群から選択され、mは1〜4、好ましくは2〜3、より好ましくは3であり、いかなる(C(R)部分においても、ヒドロキシ基は1以下である。
【0066】
好ましいRは、水素又はC〜Cのアルキルであり、さらに好ましくはメチルである。好ましいRは、C〜Cカルボン酸基又はC1〜C4のスルホン酸塩基又はC〜Cアルキルであり、そしてより好ましくはメチルである。好ましいRは(CH2)であり、ここでnは1〜10、好ましくは1〜6、より好ましくは1〜3の整数である。
ベタイン/スルホベタインの一般的な例の一部は、米国特許第2,082,275号、同第2,702,279号及び同第2,255,082号に記載されており、参考として本明細書に組み入れる。
【0067】
特に好適なアルキルジメチルベタインの例にはココナッツ−ジメチルベタイン、ラウリルジメチルベタイン、デシルジメチルベタイン、2−(N−デシル−N,N−ジメチル−アンモニア)アセテート、2−(N−ココN,N−ジメチルアンモニオ)アセテート、ミリスチルジメチルベタイン、パルミチルジメチルベタイン、セチルジメチルベタイン、ステアリルジメチルベタインが挙げられる。例えば、ココナッツジメチルベタインは、商品名アモニル(Amonyl)265(登録商標)のもとでセピック(Seppic)から市販されている。ラウリルベタインは、商品名エピゲン(Empigen)BB/L(登録商標)のもとでアブライト&ウイルソン(Albright & Wilson)から市販されている。
【0068】
アミドベタイン類の例としてはココアミドベタイン、ココアミドプロピルベタイン又はC10〜C14脂肪族アシルアミドプロピレン(ヒドロプロピレン)スルホベタインが挙げられる。例のC10〜C14脂肪族アシルアミドプロピレン(ヒドロプロピレン)スルホベタインはシェレックス社(Sherex Company)から商品名「バリオン(Varion)CAS(登録商標)スルホベタイン」で市販されている。
ベタインのさらなる例は商品名ミラタイン(Mirataine)H2C−HA(登録商標)でローヌ・プーラン(Rhone−Poulenc)から市販されているラウリル−イミノ−ジプロピオネ−トである。
【0069】
本明細書に用いるのに好適なカチオン系界面活性剤には四級アンモニウムの誘導体、ホスホニウム、イミダゾリウム及びスルホニウム化合物が挙げられる。本明細書に用いるのに好ましいカチオン系界面活性剤は第四級アンモニウム化合物であって、ここで窒素に結合する1又は2の炭化水素基は飽和で、直鎖又は分岐鎖の、6〜30の炭素原子の、好ましくは10〜25の炭素原子の、そしてより好ましくは12〜20の炭素原子のアルキル基であり、そして窒素に結合する他の炭化水素基(即ち1つの炭化水素基が、前記のように長鎖の炭化水素基である場合は3つの炭化水素基、又は2つの炭化水素基が、前記のように長鎖の炭化水素基である場合は2つの炭化水素基)は、それぞれ独立して置換型又は非置換型、直鎖又は分岐鎖の、1〜4の炭素原子の、好ましくは1〜3の炭素原子のアルキル鎖であって、そしてより好ましくはメチル基である。本明細書に用いるのに好適な、好ましい第四級アンモニウム化合物は、塩素及びハロゲンを含まない第四級アンモニウム化合物である。
【0070】
本発明の組成物に用いるのに特に好ましいのは、ミリスチルトリメチルサルフェート、セチルトリメチルサルフェート及び/又はタロートリメチルサルフェートのようなトリメチル四級アンモニウム化合物である。こうしたトリメチル四級アンモニウム化合物は、ヘキスト(Hoechst)又はオルブライト・アンド・ウィルソン(Albright & Wilson)より、商品名エムピゲンCM(EMPIGEN CM(登録商標))として市販されている。
本明細書に用いるのに、非イオン系界面活性剤の中ではアルコキシル化非イオン系界面活性剤が好適である。かかるアルコキシル化非イオンは好ましくは8〜20個の炭素原子、より好ましくは10〜18個の炭素原子及び最も好ましくは10〜15個の炭素原子を含有する炭素鎖を有するアルコキシル化アルコール類である。アルコキシル化はエトキシレート、プロポキシレート又はブトキシレート基によって提供されてよく、好ましくはエトキシレート基である。好ましい様態においてエトキシ化アルコールは0.5〜20、より好ましくは2〜10、最も好ましくは4〜6のエトキシ基を含む。好ましいアルコールエトキシレート類が実施例1に記載されている。
【0071】
本明細書の使用に好適な末端処理アルコキシル化非イオン界面活性剤は以下の式によるもので:
(O−CH−CH−(OR−O−R
はC〜C24直鎖状又は分岐鎖状アルキルあるいはアルケニル基、アリール基であり、好ましくはRはC〜C18アルキルもしくはアルケニル基、より好ましくはC10〜C15アルキル又はアルケニル基、いっそうより好ましくはC10〜C15アルキル基であり;
はC〜C10直鎖状又は分岐鎖状アルキル基、好ましくはC〜C10直鎖状又は分岐鎖状アルキル基であり;
はC〜C10アルキル又はアルケニル基、好ましくはC〜Cアルキル基、より好ましくはメチルであり;
及びn及びmは独立して1〜20、好ましくは1〜10、より好ましくは1〜5の範囲の整数である。
【0072】
これらの界面活性剤はBASFから商品名プルラファック(Plurafac)(登録商標)として、ヘキスト(HOECHST)から商品名ゲナポール(Genapol)として又はICIから商品名シンパロニック(Symperonic)として市販されている。上記式の好ましい末端処理非イオンアルコキシル化界面活性剤はヘキスト(Hoechst)から商品名ゲナポール(Genapol)(登録商標)L2.5NRとして、及びBASFからプルラファック(Plurafac)(登録商標)として市販されるものである。
【0073】
その他の好ましいもう1つの実施様態において好適な界面活性剤としてはアルキル多糖類界面活性剤が挙げられる。アルキル多糖類界面活性剤は8〜20個の炭素原子、好ましくは10〜18個の炭素原子を含有する疎水性基、および1,5〜10、好ましくは1.5〜4の糖の単位を含有する多糖類親水性基を有する。好適な糖の単位としてはガラクトシド、グルコシド、フルクトシド、グルコシル、フルクトシル及び/又はガラクトシルが挙げられる。糖の単位の混合物をアルキル多糖類に使用してもよい。典型的な疎水性基としては、6〜20、好ましくは8〜18個炭素原子を含有する飽和または不飽和、分岐鎖状又は非分岐鎖状のいずれかのアルキル基が挙げられる。好ましいアルキル基は直鎖状、飽和型アルキル基である。アルキル基は3ヒドロキシ基まで含有することができ及び/又はポリアルコキシド鎖は30まで、好ましくは10未満のアルコキシド基を含有できる。好適なアルキル多糖類はオクチル、デシル、ドデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル及びアクタデシル、ジ−、トリ−、テトラ−、ペンタ−及びヘキサ−グルコシド類、ラクトシド類、フルクトシド類、フルクトシル類、ラクトシル類、グルコシル類、ガラクトシル類及びこれらの混合物である。
【0074】
特に好ましい界面活性剤はアルキルスルフェート、アルキルスルホネート、アルキルエトキシスルフェート、アルキルベンゼンスルホネート、アルキルカルボキシレート、アルキルエトキシカルボキシレート及びこれらの混合物からなる群から選択されるそれらである。より好ましくは界面活性剤系はアルキルスルホネート及びアルキルエトキシスルフェートを含む。
他の好適な界面活性剤としはオルガノシラン又はオルガノシロキサンなどのシリコーン界面活性剤が挙げられる。好ましくはシリコーン界面活性剤は600〜10,000、より好ましくは900〜6000、最も好ましくは約3000の分子量を有する。かかる化合物は当業界において周知であり、例えば米国第3299112号、米国特許第4311695号、米国特許第4782095号、米国特許第4782095号の明細書に見ることのできる例などで、参考として本明細書に組み入れられる。好適なシリコーンオリゴマーが米国特許4005028号に記載されている。好適なシリコーン界面活性剤としてはポリシロキサンポリエチレングリコールコポリマー類、ポリアルキレンオキシド修飾ポリジメチルシロキサンコポリマー類が挙げられる。
【0075】
他の好適な界面活性剤としては親水性及び疎水性領域を含むフッ素系界面活性剤が挙げられる。親水性領域は2〜12個の炭素及びエステルを有するアルキル基、スルホネート又はカルボキシレート部分を含む。疎水性領域はフッ素化されている。好ましいフッ素系界面活性剤としてはアルキルフルオロカルボキシレート類、例えばアンモニウムパーフルオロアルキルカルボキシレート及びカリウムフルオロアルキルカルボキシレートが挙げられる。特に好適なフッ素系界面活性剤はカリウムフルオロアルキルカルボキシレートの水性混合物であり及び40〜44%のフルオロアルキルカルボキシレートがアルキル鎖に8個の炭素原子を有し、1〜5%のフルオロアルキルカルボキシレートがアルキル鎖に6個の炭素原子を有し、1〜5%のフルオロアルキルカルボキシレートがアルキル鎖に4個の炭素原子を有し、1〜3%のフルオロアルキルカルボキシレートがアルキル鎖に7個の炭素原子を有し、0.1〜1%のフルオロアルキルカルボキシレートがアルキル鎖に5個の炭素原子を有する。
【0076】
本発明の好ましい様態において界面活性剤は少なくとも1つのアニオン界面活性剤を含む系である。特に好ましいアニオン界面活性剤は直鎖アルキルエトキシスルフェート類、直鎖アルキル又はアルキルベンゼンスルホネート類及びスルホサクシネート界面活性剤である。界面活性剤系のより特に好ましいアニオン界面活性剤は、存在する場合、C12直鎖アルキルベンゼンスルホネート(LAS)及びジオクチルスルホサクシネートである。界面活性剤系の好ましい非イオン界面活性剤は、存在する場合、鎖に10〜14個の炭素原子及び平均5〜12、好ましくは7〜10のエトキシ基を有するアルコールエトキシレート類である。
スルホネート界面活性剤、好ましくはLASのスルホサクシネート界面活性剤、好ましくはジオクチルスルホサクシネートに対する比は好ましくは6:1〜1:6、より好ましくは5:1〜1:2、最も好ましくは4:1〜1:1である。界面活性剤系が非イオン界面活性剤を含む場合、スルホネートのスルホサクシネート、非イオン界面活性剤に対する比は好ましくは4:1:1である。
【0077】
典型的には、本発明による組成物は好ましくは組成物の0.001重量%〜40重量%、好ましくは0.001重量%〜20重量%及びより好ましくは10重量%未満及び最も好ましくは0.001重量%〜10重量%の濃度の界面活性剤を含む。
【0078】
キレート剤
組成物は好ましい任意構成成分としてキレート剤を含む。出願人らは本発明の組成物にキレート剤を包含することによって、表面の本質的なポリマーの性能に悪い影響を与えることなく、向上した洗浄を達成できることを見出した。好適なキレート剤はホスホネートキレート剤、アミノカルボキシレートキレート剤、他のカルボキシレートキレート剤、多官能性置換型芳香族キレート剤、エチレンジアミンN,N’−二コハク酸又はこれらの混合物からなる群から選択されるものなどの当業者に既知のいずれのものでもよい。
キレート剤の存在は組成物の化学的な安定性をさらに増大させるのに貢献する。
【0079】
本明細書の使用に好適なスルホネートキレート剤としてアルカリ金属エタン1−ヒドロキシジホスホネート類(HEDP)、アルキレンポリ(アルキレンホスホネート)、並びにアミノアミノトリ(メチレンホスホン酸)(ATMP)、ニトリロトリメチレンホスホネート類(NTP)、エチレンジアミンテトラメチレンホスホネート類、及びジエチレントリアミンペンタメチレンホスホネート類(DTPMP)を包含するアミノホスホネート化合物を包含してもよい。ホスホネート化合物は、その酸性官能基の一部又はすべてにおいて酸であるか、又は異なったカチオンの塩として存在してもよい。
多官能基置換型芳香族キレート剤も本明細書の組成物において有用である。米国特許第3,812,044号(コナー(Connor)ら、1974年5月21日発行)を参照のこと。酸性形態この型の好ましい化合物は、1,2−ジヒドロキシ−3,5−ジスルホベンゼンなどのジヒドロキシジスルホベンゼン類である。
【0080】
本明細書で使用するのに好ましい生分解性キレート剤はエチレンジアミンN,N’−ジコハク酸、又はそのアルカリ金属塩又はアルカリ土類塩、アンモニウム塩又は置換アンモニウム塩又はそれらの混合物である。エチレンジアミンN,N’−ジコハク酸、特に(S,S)異性体については、1987年11月3日、ハートマン(Hartman)及びパーキンス(Perkins)への米国特許第4,704,233号に広く記載されている。エチレンジアミンN,N’−ジコハク酸は、例えば、商品名ssEDDS(登録商標)として、パーマー・リサーチ・ラボラトリーズ(Palmer Research Laboratories)より市販されている。
【0081】
本明細書で使用すべき好適なアミノカルボキシレート類としてはエチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミンペンタアセテート(DTPA)、N−ヒドロキシエチルエチレンジアミントリアセテート、ニトリロトリーアセテート、エチレンジアミンテトラプロピオネート、トリエチレンテトラアミンヘキサーアセテート、エタノール−ジグリシン、プロピレンジアミン四酢酸(PDTA)及びメチルグリシン二酢酸(MGDA)が挙げられ、それら両方とも酸の形体、又はアルカリ金属、アンモニウム、及び置換型アンモニウム塩の形態である。本明細書に用いるのに特に好適なアミノカルボキシレート類は、ジエチレントリアミン五酢酸、プロピレンジアミン四酢酸(PDTA)、及びメチルグリシン二酢酸(MGDA)であり、プロピレンジアミン四酢酸(PDTA)は、例えばバスフ(BASF)より商品名トリロンFS(Trilon FS(登録商標))として市販されている。
さらに本明細書において使用すべきカルボキシレートキレート剤としてはサリチル酸、アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシン、マロン酸又はこれらの混合物が挙げられる。
本明細書に使用するその他のキレート剤は以下の式のものであり:
【0082】
【化9】
Figure 2004503370
【0083】
、R、R、及びRは独立して−H、アルキル、アルコキシ、アリ−ル、アリールオキシ、−Cl、−Br、−NO、−C(O)R’及び−SOR’’からなる群から選択され;その際、R’は−H、−OH、アルキル、アルコキシ、アリ−ル、アリールオキシからなる群から選択され;R’’はアルキル、アルコキシ、アリ−ル及びアリールオキシからなる群から選択され;及びR、R、R、及びRは独立して−H及びアルキルからなる群から選択される。
本明細書に使用すべき特に好ましいキレート剤はアミノアミノトリ(メチレンホスホン酸)、ジ−エチレン−トリアミノ−五酢酸、ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホネート、1−ヒドロキシエタンジホスホネート、エチレンジアミンN,N’−二コハク酸及びこれらの混合物である。
【0084】
他のキレート剤としてはポリカルボキシレート類、とくにクエン酸塩及び以下の式の錯体が挙げられる:
CH(A)(COOX)−CH(COOX)−O−CH(COOX)−CH(COOX)(B)
AはH又はOH;BはH又は−O−CH(COOX)−CH(COOX);及びXはH又は塩形成カチオンである。例えば、上記一般式において、A及びBが共にHである場合、この化合物はオキシジコハク酸(oxydissuccinic acid)及びその水溶性塩である。AがOH、及びBがHであれば、この化合物はタータラートモノコハク酸(TMS)及びその水溶性塩である。AがH、及びBが−O−CH(COOX)−CH(COOX)であれば、この化合物は、タータラートジコハク酸(TDS)及びその水溶性塩である。本明細書に用いるのに、これらのビルダーの混合物が特に好ましい。特にTMSからTDSまで、これらのビルダーについては1987年5月5日にブッシュ(Bush)らに発行された、米国特許第4,663,071号に開示されている。
【0085】
更に本明細書に用いるのに好適な他のエーテルポリカルボキシレートには、無水マレイン酸と、エチレン又はビニルメチルエーテル、1,3,5−トリヒドロキシベンゼン−2,4,6−トリスルホン酸とのコポリマーが挙げられる。
他の有用なポリカルボキシレートキレート剤としては以下の構造に表されるエーテルヒドロキシポリカルボキシレートが挙げられる::
HO−〔C(R)(COOM)−C(R)(COOM)−O〕−H
Mは水素又は結果的な塩が水溶性であるカチオンであり、好ましくはアルカリ金属、アンモニウム又は置換型アンモニウムカチオンであり、nは約2〜約15(好ましくはnは約2〜約10、より好ましくはnの平均は約2〜約4)及びRは同様又は異なるもので並びに水素、Cアルキル又はC置換型アルキル(好ましくはRは水素)である。
【0086】
好適なエーテルポリカルボキシレートにはまた、環状化合物、特に米国特許第3,923,679号、第3,835,163号、第4,158,635号、第4,120,874号、及び第4,102,903号に記載されているもののような脂環式化合物が挙げられ、これらの特許のすべてを参考とし、本明細書に組み入れられる。
これらの環状化合物の中で好ましいのは、ジピコリン酸、及びケリドン酸である。
本明細書に用いるのにまた好適なポリカルボキシレートは、メリット酸、コハク酸、ポリマレイン酸、ベンゼン1,3,5−トリカルボン酸、ベンゼンペンタカルボン酸及びカルボキシメチルオキシコハク酸及びそれらの可溶性塩である。
【0087】
本明細書においていっそう好適なカルボキシレートキレート剤としては米国特許第3,723,322号、1973年3月28日発行、ディ−ル(Diehl)に開示されているカルボキシレート炭水化物が挙げられ、本明細書に参考として組み入れる。
本明細書に用いるのに好適な他のカルボキシレート類は、上記の基準を満たさないため、あまり好ましくないが、ポリ酢酸のアルカリ金属、アンモニウム及び置換型アンモニウム塩である。ポリ酢酸キレート剤塩の例はエチレンジアミン、四酢酸及びニトリロ三酢酸のナトリウム、カリウム、リチウム、アンモニウム及び置換型アンモニウム塩である。
他の好適な、しかい好ましくはないポリカルボキシレート類はメチルイミノ二酢酸、アラニン二酢酸、メチルグリシン二酢酸、ヒドロキシプロピレンイミノ二酢酸及び他のアルキルイミノ酢酸キレート剤などのアルキルイミノ酢酸キレート剤として既知のそれらである。
【0088】
また、本発明の組成物において好適なものは、3,3−ジカルボキシ−4−オキサ−1,6−ヘキサンジオーテ(3,3−dicarboxy−4−oxa−1,6−hexanediote)、及び関連する化合物であり、1986年1月28日にブッシュ(Bush)に発行された、米国特許第4,566,984号に開示されており、これは参考とし、本明細書に組み入れる。有用なコハク酸キレート剤としてはC5〜C20アルキルコハク酸及びこれらの塩が挙げられる。特に好ましいこの型の化合物はドデセニルコハク酸である。典型的に、アルキルコハク酸の一般式は、R−CH(COOH)CH(COOH)、即ちコハク酸の誘導体であり、Rは炭化水素、例えば、C10〜C20の、好ましくはC12〜C16のアルキル又はアルケニルであるか、又はRはヒドロキシル、スルホ、スルホキシ又はスルホン置換基による置換型であってもよく、全て上記の特許に記載されている。
【0089】
コハク酸キレート剤は好ましくはナトリウム、カリウム、アンモニウム及びアルカノ−ルアンモニウム塩を包含するそれらの水溶性塩の形態で使用する。
コハク酸キレート剤の特定の例としては;ラウリルサクシネート、ミリスチルサクシネート、パルミチルサクシネート、2−ドデセニルサクシネート(好ましい)、2−ペンタデセニルサクシネート、及びその他同様のものが挙げられる。ラウリルサクシネートはこの群の好ましいビルダーであり、1986年11月5日に公開された、欧州特許出願第86200690.5/0200263号に記載されている。
有用なキレート剤の例としはナトリウム及びカリウムカルボキシメチルオキシマロネート、カルボキシメチルオキシサクシネート、シス−シクロ−へキサンヘキサカルボキシレート、シス−シクロペンタン−テトラカルボキシレート、水溶性ポリアクリレート類並びに無水マレイン酸とビニルメチルエーテル又はエチレンのコポリマーが挙げられる。
【0090】
他の好適なポリカルボキシレート類は、ポリアセタールカルボキシレート類であり、1979年3月13日にクラッチフィールド(Crutchfield)らに発行された、米国特許第4,144,226号に開示されており、これは参考とし、本明細書に組み入れる。これらのポリアセタールカルボキシレートは、重合条件下で、グリオキシル酸のエステルと、重合反応開始剤を一緒にすることで調製することができる。その結果得られたポリアセタールカルボキシレートエステルは、アルカリ溶液中での迅速な解重合に対してポリアセタールカルボキシレートを安定させるために、化学的に安定な末端基に結合して、対応する塩に転換し、界面活性剤に添加される。
【0091】
ポリカルボキシレートキレート剤は米国特許第3,308,067号、ディ−ル(Diehl)、1967年3月7日発行、に開示されており、参考として本明細書に組み入れる。かかる物質には、マレイン酸、イタコン酸、メサコン酸、フマル酸、アコニット酸、シトラコン酸及びメチレンマロン酸のような脂肪族カルボン酸の、ホモ−及びコポリマーの水溶性塩が挙げられる。
本明細書に用いるのに好適なポリホスホネートは、ポリホスフェート(トリポリホスフェート、ピロホスフェート、及びガラス状に重合したメタ−ホスフェートが例示される)及びホスホネートの、アルカリ金属、アンモニウム及びアルカノールアンモニウム塩である。
本明細書に使用すべき最も好ましいキレート剤はジエチレントリアミンペンタメチレンホスホネート(DTPMP)又はエタン1−ヒドロキシジホスホネート(HEDP)のどちらかから選択される。こうしたホスホン酸塩キレート剤は、モンサント(Monsanto)社より、商品名デクエスト(DEQUEST)(登録商標)として市販されている。
【0092】
典型的に、本発明の組成物は全組成物の20重量%まで、好ましくは0.01重量%〜15重量%及びより好ましくは0.01重量%〜10重量%及のキレート剤を含む。
【0093】
酵素
酵素又はこれらの混合物は任意の構成成分として組成物中に包含されてもよい。
好ましい酵素物質としては洗剤成分又は組成物に簡便に混合できる市販のリパーゼ、クチナーぜ、アミラーゼ、中性及びアルカリ性プロテアーゼ、セルラーぜ、エンドラーぜ、エステラーぜ、ぺクチナーぜ、ラクターぜ及びぺルオキシダーゼが挙げられる。好適な酵素は米国特許3,519,570号及び3,533,139号に記載されている。
【0094】
市販の好ましいプロテアーゼ酵素には、ノヴォインダストリーズA/S(Novo Industries A/S)(デンマーク)より商品名をアルカラーゼ(Alcalase)、サビナーゼ(Savinase)、プライマーゼ(Primase)、デュラツィム(Durazym)、及びエスペラーゼ(Esperase)として販売されるもの、ヒストブロカデス(Gist−Brocades)より商品名をマキサターゼ(Maxatase)、マキサカル(Maxacal)、及びマキサペム(Maxapem)として販売されるもの、ジェネンカ・インターナショナル(Genencor International)より販売されるもの、及びソルベー・エンザイム(Solvay Enzymes)より商品名をオプティクリーン(Opticlean)及びオプティマーゼ(Optimase)として販売されるものが含まれる。プロテアーゼ酵素は、本発明による組成物中に、酵素有効分を組成物の0.000重量1%〜4重量%の濃度で組み込んでいてもよい。
【0095】
好ましいアミラーゼには、例えばバチルス・リケニフォルミス(B.licheniformis)の特殊な株から得られるα−アミラーゼが含まれ、ドイツ特許第1,269,839号(ノヴォ(Novo))にその詳細が記載されている。市販の好ましいアミラーゼとしては、例えばヒストブロカデス(Gist−Brocades)より商品名ラピダーゼとして販売されるもの、及びノヴォ・インダストリーズ(Novo Industries)A/Sより商品名ターマミル(Termamyl)、ドゥラミル(Duramyl)、及びBANとして販売されるものが挙げられる。きわめて好ましいアミラーゼ酵素はおそらく、PCT/US9703635、及びWO95/26397及びWO96/23873に記載されている酵素である。
【0096】
アミラーゼ酵素は本発明による組成物に、組成物の約0.0001重量%〜約2重量%の酵素有効分の濃度で混合されてもよい。
脂質分解酵素は組成物の0.0001重量%〜2重量%、好ましくは0.001重量%〜1重量%、最も好ましくは0.001重量%〜0.5重量%の脂質分解酵素有効分の濃度で存在してもよい。
リパーゼは、例えばヒューミコラ(Humicola)種、サーモマイセス(Thermomyces)種又はシュードモナス(Pseudomonas)シュードアルカリジェネス(pseudoalcaligenes)あるいはシュードモナス・フルオレセンス(Pseudomas fluorescens)を包含するシュードモナス(Pseudomonas)種のリパーゼ生成株から元々得られるものである真菌性又は細菌性のものであってもよい。化学的又は遺伝子的に修飾されたこれらの株の変異体由来のリパーゼも本明細書において有用である。好ましいリパーゼはシュードモナス(Pseudomonas)シュードアルカリジェネス(pseudoalcaligenes)から得られるものであり、欧州公開特許第0218272号に記載されている。
【0097】
本明細書において好適な他のリパーゼは、欧州公開特許第0258,068号に述べられるように、ヒューミコラ(Humicola)ラヌギノーサ(lanuginosa)からの遺伝子のクローニング、及びホストとしてのアスペルギルス(Aspergillus)オリザ(oryza)における遺伝子の発現によって得られ、ノヴォ・インダストリーズ(Novo Industries)A/S(デンマーク、バグスバード)より商品名リポラーゼとして市販されている。このリパーゼはまた、米国公開特許第4,810,414号(ヒュージ−ジェンセン(Huge−Jensen)ら、1989年、3月7日発行)に記載されている。
【0098】
ハイドロトロープ
任意構成成分として組成物はハイドロトロープを含んでもよい。本明細書において好適なハイドロトロープとしてはスルホン化ハイドロトロープが挙げられる。当業者に既知のいずれのスルホン化ハイドロトロープも本明細書における使用に好適である。好ましい実施様態においてアルキルアリールスルホネート類又はアルキルアリールスルホン酸類を使用する。好ましいアルキルアリールスルホネート類としては、ナトリウム、カリウム、カルシウム及びアンモニウムキシレンスルホネート類、ナトリウム、カリウム、カルシウム及びアンモニウムトルエンスルホネート類、ナトリウム、カリウム、カルシウム及びアンモニウムクメンスルホネート類、ナトリウム、カリウム、カルシウム及びアンモニウム置換型又は非置換型ナフタレンスルホネート類及びこれらの混合物が挙げられる。好ましいアルキルアリールスルホン酸類としては、キシレンスルホン酸、トルエンスルホン酸、クメンスルホン酸、置換型又は非置換型ナフタレンスルホン酸及びこれらの混合物が挙げられる。より好ましくは、キシレンスルホン酸又はp−トルエンスルホン酸又はこれらの混合物を使用する。
【0099】
典型的には、本明細書の組成物は全組成物の0.01重量%〜20重量%、好ましくは0.05重量%〜10重量%及びより好ましくは0.1重量%〜5重量%のスルホン化ハイドロトロープを含んでもよい。
スルホン化ハイドロトロープは、存在する場合、本明細書に記載した組成物の物理的及び化学的安定性に貢献する。
【0100】
イオン類
本発明による組成物はさらにイオンを含んでもよく、好ましくは塩の形態で組成物に加えられる。本明細書に使用されるべき好ましいイオンはナトリウム、アルミニウム、アンモニウム、亜鉛、カドミウム、ニッケル、銅、コバルト、ジルコニウム、クロム及び/又はマグネシウム並びにより好ましくはカルシウム、亜鉛、アルミニウム及び/又はマグネシウムである。前記イオンは例えば塩化物、アセテート、スルフェート、ホーメート、カーボネート及び/又は硝酸塩の塩の形態においてあるいは金属塩の錯体として加えてもよい。例えば、カルシウムは塩化カルシウムの形態で、マグネシウムはマグネシウムアセテート又はマグネシウムスルフェートの形体で、亜鉛は塩化亜鉛及びアンモニウムは炭酸アンモニウムの形態で加えてもよい。典型的にはイオンは全組成物の20重量%まで、好ましくは0.00重量1%〜10重量%の濃度で存在してもよい。
【0101】
泡制御剤
本発明による組成物はさらに2−アルキルアルカノール又はこれらの混合物などの泡制御剤を好ましい任意の構成成分として含んでもよい。本発明の使用に特に好適なのは6〜16個の炭素原子、好ましくは8〜12個の炭素原子及び末端ヒドロキシ基を有する2−アルキルアルカノール類であり、前記アルキル鎖はα位において1〜10個の炭素原子、好ましくは2〜8個及びより好ましくは3〜6個の炭素原子を含むアルキル基によって置換されている。(かかる好適な化合物は例えばイソホール(Isofol)(登録商標)12(2−ブチルオクタノール)又はイソホール(登録商標)16(2−へキシルデカノール)などのイソホール(登録商標)シリーズにおいて市販されている。
【0102】
他の泡制御剤は約8〜24個、好ましくは約10〜20個の炭素原子を含有するアルカリ金属(例えばナトリウム又はカリウム)脂肪酸、あるいはこれらの石鹸を包含してもよい。
石鹸の製造に使用するものを包含する脂肪酸は例えば植物、又は動物由来のグリセリド類(例えば、パーム油、ココヤシ油、ババスー油、大豆油、ヒマシ油、獣油、鯨油、魚油、獣脂、グリース、ラード及びこれらの混合物)から得ることができる。脂肪酸は合成的に調製することもできる(例えば石油の酸化又はフィッシャー・トロプシュ法によって)。アルカリ金属石鹸は脂肪及び油の直接的なけん化又は分離製造方法において調製される遊離脂肪酸の中和によって製造できる。特に有用なのはココヤシ油及び獣脂から誘導される脂肪酸の混合物のナトリウム及びカリウム塩、すなわちナトリウム及びカリウム獣脂及びココヤシ石鹸である。
【0103】
用語「獣脂」は、典型的に2.5%C14、29%C16、23%C18、2%パルミトレイン酸、41.5%オレイン酸及び3%リノール酸(列挙した初めの3つの脂肪酸は飽和型)のおよその炭素鎖長分布を有する脂肪酸混合物に関連して本明細書において使用する。多様な動物獣脂およびラードから誘導される脂肪酸などの同様の分布の他の混合物も用語獣脂に包含される。獣脂は硬化(すなわち水素添加)して不飽和脂肪酸部分の一部又は全部を飽和脂肪酸部分に転化できる。用語「ココヤシ」は、典型的に約8%C8、7%C10、48%C12、17%C14、9%C16、2%C18、7%オレイン酸及び2%リノール酸(列挙した初めの6つの脂肪酸は飽和型)のおよその炭素鎖長分布を有する脂肪酸混合物を呼ぶのに本明細書において使用する。パーム核油及びババスー油などの同様の炭素鎖長分布を有する他の供給源は用語ココヤシ油に包含される。
【0104】
好ましいシリコーン泡制御剤はバートロータ(Bartollota)ら、米国特許第3933672号に開示されている。他の特に有用な泡制御剤は独特許出願DTOS2646126、1977年4月28日公開に記載されている自己乳化シリコーン泡制御剤である。かかる化合物の例はシロキサン−グリコールコポリマーであるダウ・コーニング(Dow Corning)から市販されているDC−544である。
とくに好ましいシリコーン泡制御剤が欧州特許出願第92201649.8号に記載されている。前記組成物はアエロシル(Aerosil)などの薫蒸無孔性シリカと組み合わせてシリコーン/シリカ混合物を含むことができる。
とくに好ましい泡制御剤はシリコーン油及び2−アルキルーアルカノ−ル類の混合物を含む泡制御剤系である。
典型的に、本明細書の組成物は全組成物の4重量%まで、好ましくは0.051重量%〜1.5重量%及び最も好ましくは0.1重量%〜0.8重量%の泡制御剤又はこれらの混合物を含んでもよい。
【0105】
溶媒
本明細書に記載した組成物はさらに任意に溶媒又はこれらの混合物を含んでよい。溶媒は表面からの水の排水を改善することが認められている。本明細書で使用する溶媒は当業者に既知のすべてのものが挙げられる。本明細書に用いるのに好適な溶媒には、4〜14の炭素原子を、好ましくは6〜12の炭素原子を、そしてより好ましくは8〜10の炭素原子を有するエーテル類及びジエーテル類、グリコール又はアルコキシル化グリコール類、アルコキシル化芳香族アルコール類、芳香族アルコール類、脂肪族分岐鎖アルコール類、アルコキシル化脂肪族分岐鎖アルコール類、アルコキシル化直鎖C1〜C5アルコール類、直鎖C1〜C5アルコール類、C8〜C14アルキル及びシクロアルキル炭化水素及びハロ炭化水素、C6〜C16グリコールエーテル類、及びこれらの混合物が挙げられる。
【0106】
本明細書に用いられる好適なグリコールは、式HO−CR1R2−OHによるものであり、R1及びR2はそれぞれ独立して、H又はC2〜C10飽和又は不飽和の脂肪族炭化水素の鎖及び/又は環状である。本明細書に用いられる好適なグリコールは、ドデカングリコール及び/又はプロパンジオールである。
本明細書に用いられる好適なアルコキシル化グリコールは、式R−(A)n−R1−OHによるものであり、RはH、OH、1〜20の炭素原子の、好ましくは2〜15の炭素原子の、そしてより好ましくは2〜10の炭素原子の、直鎖の飽和又は不飽和アルキルであり、R1はH、又は1〜20の炭素原子の、好ましくは2〜15の炭素原子の、そしてより好ましくは2〜10の炭素原子の、直鎖の飽和又は不飽和アルキルであり、及びAはアルコキシ基であり、好ましくはエトキシ、メトキシ及び/又はプロポキシであり、及びnは1〜5、好ましくは1〜2である。本明細書に用いるのに好適なアルコキシル化グリコールはメトキシオクタデカノール及び/又はエトキシエトキシエタノールである。
【0107】
本明細書に用いられる好適なアルコキシル化芳香族アルコールは、式R(A)−OHによるものであり、Rは、1〜20の炭素原子の、好ましくは2〜15の炭素原子の、そしてより好ましくは2〜10の炭素原子の、アルキル置換型又は非アルキル置換型のアリール基であり、Aは、アルコキシ基であり、好ましくはブトキシ、プロポキシ及び/又はエトキシであり、及びnは1〜5、好ましくは1〜2の整数である。好適なアルコキシル化芳香族アルコールはベンズオキシエタノール(benzoxyethanol)及び/又はベンズオキシプロパノール(benzoxypropanol)である。
本明細書に用いられる好適な芳香族アルコールは、式R−OHによるものであり、Rは1〜20の炭素原子の、好ましくは1〜15の炭素原子の、そしてより好ましくは1〜10の炭素原子の、アルキル置換型又は非アルキル置換型のアリール基である。例えば、本明細書に用いられる好適な芳香族アルコールはベンジルアルコールである。
【0108】
本明細書に用いられる好適な脂肪族分岐鎖アルコールは、式R−OHによるものであり、Rは1〜20の炭素原子の、好ましくは2〜15の炭素原子の、そしてより好ましくは5〜12の炭素原子の、分岐鎖の飽和又は不飽和アルキル基である。本明細書に用いられる特に好適な脂肪族分岐鎖アルコールには2−エチルブタノール及び/又は2−メチルブタノールが挙げられる。
本明細書に用いられる好適なアルコキシル化脂肪族分岐鎖アルコールは、式R(A)−OHによるものであり、Rは1〜20の炭素原子の、好ましくは2〜15の炭素原子の、そしてより好ましくは5〜12の炭素原子の、分岐鎖の飽和又は不飽和アルキル基であり、Aはアルコキシ基であり、好ましくはブトキシ、プロポキシ及び/又はエトキシであり、及びnは1〜5、好ましくは1〜2の整数である。好適なアルコキシル化脂肪族分岐鎖アルコールには1−メチルプロポキシエタノール及び/又は2−メチルブトキシエタノールが挙げられる。
【0109】
本明細書に用いられる好適なアルコキシル化直鎖C1〜C5アルコールは、式R(A)−OHによるものであり、Rは1〜5の炭素原子の、好ましくは2〜4の炭素原子の、直鎖の飽和又は不飽和アルキル基であり、Aはアルコキシ基であり、好ましくはブトキシ、プロポキシ及び/又はエトキシであり、及びnは1〜5、好ましくは1〜2の整数である。好適なアルコキシル化脂肪族直鎖C1〜C5アルコールは、ブトキシプロポキシプロパノール(n−BPP)、ブトキシエタノール、ブトキシプロパノール、エトキシエタノール又はこれらの混合物である。ブトキシプロパノールはダウ・ケミカル(Dow chemical)から商品名n−BPP(登録商標)で市販されている。
【0110】
本明細書に用いられる好適な直鎖C1〜C5アルコールは、式R−OHによるものであり、Rは1〜5の炭素原子の、好ましくは2〜4の炭素原子の、直鎖の飽和又は不飽和アルキル基である。好適な直鎖C1〜C5アルコールはメタノール、エタノール、プロパノール又はこれらの混合物である。
他の好適な溶媒には、ブチルジグリコールエーテル(BDGE)、ブチルトリグリコールエーテル、三級アミルアルコール等が挙げられる。本明細書に用いられる特に好ましい溶媒はブトキシプロポキシプロパノール、ブチルジグリコールエーテル、ベンジルアルコール、ブトキシプロパノール、エタノール、メタノール、イソプロパノール及びこれらの混合物である。
【0111】
他の好適な溶媒としては鉱物油、より好ましくはホワイト・スピリットとして一般的に既知の鉱物油が挙げられる。
1つの実施様態において、特に好ましい溶媒はC1〜5直鎖状又は分岐鎖状アルキル溶媒、例えばC1〜5直鎖状又は分岐鎖状アルコール類から選択される。本実施様態において特に好ましい溶媒はエタノール及び/又はイソプロパノールである。
典型的に、本発明の組成物は本質的に水性である場合、全組成物の30重量%まで、好ましくは10重量%まで及びより好ましくは8重量%までの溶媒又はこれらの混合物を含む。
しかしながら、組成物が以降に記載するように本質的に非水性である場合、好ましくは組成物は組成物の60重量%〜99.5重量%、より好ましくは70重量%〜99重量%、より好ましくは90重量%〜99重量%及び最も好ましくは95重量%〜99重量%の溶媒又はこれらの混合物を含んでもよい。
【0112】
pH緩衝液
本発明の実施様態において、組成物は好ましくは中性pH範囲、典型的には4.0〜9.0、より好ましくは4.5〜8.5で処方される。本発明による組成物はさらに、pH緩衝液又はこれらの混合物、すなわち強酸又は強塩基が加えられた時にわずかにpHが変化するのみである化合物又は化合物の組み合わせからなる系を含んでもよい。
塩基性状態に対して中性である本明細書の使用に好適なpH緩衝液としてはホウ酸pH緩衝液、ホスホネート、ケイ酸塩及びこれらの混合物が挙げられる。本明細書の使用に好適なホウ酸pH緩衝液としてはホウ酸及びアルキルホウ酸のアルキル金属塩及びこれらの混合物が挙げられる。本明細書で使用すべき好適なホウ酸pH緩衝液はホウ酸、メタボレート、テトラボレート、オクトボレート、ペンタボレート、ドデカボロン、ボロントリフルオライド及び/又は1〜12個の炭素原子、及び好ましくは1〜4個の炭素原子を含有するアルキルホウ酸のアルカリ金属塩である。好適なアルキルボレートとしてはメチルボレート、エチルボレート及びプロピルボレートが挙げられる。本明細書で特に好ましいのはメタボレート(例えばナトリウムメタボレート)、テトラボレート(例えばナトリウムテトラボレートデカハイドレート)又はこれらの混合物である。
【0113】
ナトリウムメタボレート及びナトリウムテトラボレートのようなホウ素塩は商品名ナトリウムメタボレート(登録商標)及びボラックス(Borax)(登録商標)でボラックス・アンド・ソシエタ・ケミカ・ラルデレロ(Borax and Societa Chimica Larderello)から市販されている。
酸性状態において本明細書の使用に好適なpH緩衝液としては有機酸及びこれらの混合物が挙げられる。本明細書の使用に好適な有機酸としてはモノカルボン酸類、ジカルボン酸類及びトリカルボン酸又はこれらの混合物が挙げられる。本明細書の使用に好ましい有機酸としては酢酸、クエン酸、マロン酸、マレイン酸、リンゴ酸、乳酸、グルタル酸、グルタミン酸、アスパラギン酸、メチルコハク酸、コハク酸又はこれらの混合物が挙げられる。本明細書において特に好ましいのはクエン酸及びコハク酸又はこれらの混合物である。
【0114】
クエン酸は商品名クエン酸(登録商標)でジャンバンズラー(Jungbunzlauer)から水溶液として市販されている。
典型的には、本発明による組成物は全組成物の15重量%まで、好ましくは0.001重量%〜10重量%、より好ましくは0.001重量%〜5重量%及び最も好ましくは0.00重量1%〜5重量%のpH緩衝液又はこれらの混合物を含んでもよい。
【0115】
増粘剤
本発明の組成物は好ましくは増粘剤を含んでもよい。増粘剤は組成物の粘度を増加させるのに本発明の組成物に特別に加える構成成分である。
好適な増粘剤は当業界において既知のそれらである。増粘剤の例としてはゴム型ポリマー類(例えば、キサンタンゴム)、ポリビニルアルコール及びこれらの誘導体、セルロース及びこれらの誘導体並びにポリカルボキシレートポリマー類が挙げられる。
本発明の特に好ましい実施様態において増粘剤はゴム型ポリマー又はポリカルボキシレートポリマーを含む。これらの増粘剤の特に好ましい例はそれぞれキサンタンゴム及び架橋ポリカルボキシレートポリマーである。
【0116】
ゴム型ポリマーは多糖類ヒドロコロイド類、キサンタンゴム、グアーゴム、サクシノグルカンゴム、セルロース、上記いずれかの誘導体及びこれらの混合物からなる群から選択してもよい。本発明の好ましい様態においてゴム型ポリマーはキサンタンゴム又はこれらの誘導体である。
ポリカルボキシレートポリマーはアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、リンゴ酸、無水マレイン酸から選択されるモノマー単位のホモ又はコポリマーであることができる。好ましいポリカルボキシレートポリマー類はBFグッドリッチ(Goodrich)からのカルボポール(carbopol)である。好ましいポリマーはは10000〜100,000,000、最も好ましくは1000000〜10,000,000の範囲の分子量を有する。
【0117】
ラジカルスカベンジャー
本明細書に記載した組成物はラジカルスカベンジャー又はこれらの混合物を含んでよい。本明細書の使用に好適なラジカルスカベンジャーとしては周知の置換型モノ及びジヒドロキシベンゼン類並びにそれらの類似体、並びにアリールカルボキレート類そしてこれらの混合物が挙げられる。本明細書の使用に好ましいかかるラジカルスカベンジャーとしてはジー三級−ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ヒドロキノン、ジー三級−ブチルヒドロキノン、モノ−三級−ブチルヒドロキノン、三級−ブチル−ヒドロキシアニソール、安息香酸、トルイル酸、カテコール、t−ブチルカテコール、ベンジルアミン、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、n−プロピル−没食子酸又はこれらの混合物があげられ及び非常に好ましいのはジ−三級−ブチルヒドロキシトルエンである。N−プロピル−没食子酸のようなかかるラジカルスカベンジャーは商品名ニパノックス(Nipanox)S1(登録商標)でニパ・ラボラトリーズ(Nipa Laboratories)から市販されてもよい。
【0118】
ラジカルスカベンジャーを使用するとき、典型的には全組成物の10重量%まで及び好ましくは0.001重量%〜0.5重量%の量で存在する。
汚物けん濁ポリマー
本組成物はさらに汚物けん濁ポリマー、例えばポリアミン汚物けん濁オリマーまたはこれらの混合物を任意構成成分として含んでもよい。当業者に既知のいずれの汚物けん濁ポリアミンポリマーを本明細書において使用してもよい。本明細書の使用に特に好適なポリアミンポリマー類はポリアルコキシル化ポリアミン類である。かかる物質は繰り返し単位を伴う実験による構造の分子として簡便に示すことができる:
【0119】
【化10】
Figure 2004503370
【0120】
Rは通常2〜6個の炭素原子の炭化水素基であり;RはC〜C20炭化水素であってよく;アルコキシ基はエトキシ、プロポキシ、およびその他同様のものでありそしてyは2〜30、最も好ましくは10〜20;nは少なくとも2、好ましくは2〜20、最も好ましくは3〜5;並びにXは四級化反応の結果としてのハロゲン化物又はメチルスルフェ−トなどのアニオンである。
本明細書で使用するのに最も極めて好ましいポリアミン類は、いわゆるエトキシ化ポリエチレンアミン類、すなわち、下記一般式を有するエチレンオキシドとエチレンイミンとの重合反応産物である:
【0121】
【化11】
Figure 2004503370
【0122】
yは2〜30である。本明細書の使用に特に好ましいのはエトキシ化ポリエチレンアミン、特にエトキシ化テトラエチレンペンタアミン、及び四級化エトキシ化ヘキサメチレンジアミンである。
【0123】
香料
本明細書に用いるのに好適な香料には、嗅覚的に審美的利益を提供する物質、及び/又は製品が持つかもしれない、いかなる「化学的な」臭いも防ぐ物質が挙げられる。これらの香料内の、高度に揮発性で、低沸点の(低沸点を有する)、微量の香料成分の主な機能は、クリーニングされる面の、クリーニングの結果として生じる臭いに影響を与えるよりむしろ、製品そのものの香りを改善することである。それほど揮発性ではなく、高沸点の、香料成分でも、新鮮で、清潔な印象を面に与えるものもあるが、これらの成分は乾いた面に付着し、存在することが望ましい。香料成分は、例えば両性イオン系界面活性剤により、組成物中に容易に溶解することができる。本明細書において用いるのに好適な香料成分及び組成物は、当該技術分野において知られている従来のものである。いかなる香料成分の選択も、または香料の量も、単に審美的考察に基づいている。
【0124】
好適な香料化合物及び組成物は米国特許第4,145,184号、ブレイン(Brain)及びクミンズ(Cummins)、1979年3月20日発行;第4,209,417号、ワイト(Whyte)、1980年6月24日発行;第4,515,705号、モエッデル(Moeddel)、1985年5月7日発行;及び第4,152,272号、ヤング(Young)、1979年5月1日発行を包含する当業界において見ることができ前記特許すべてを参考として本明細書に組み入れる。一般的に香料の実在性の程度は使用する本質的香料のパーセントにおおよそ比例する。相対的に、本質的香料は少なくとも約1%好ましくは少なくとも約10%の本質的香料物質を含有する。本質的香料物質は洗浄方法によって表面に沈着し及び通常の嗅覚の人間によって感知される芳香のある化合物である。かかる物質は典型的に平均的な香料物質より蒸気圧が低い。また、それらは典型的に約200以上の分子量を有し、及び平均的な香料物質より低い濃度で感知される。本明細書において有用な香料構成成分は、それらの芳香の特性、及び沸点及び分子量などの物理的化学的特性が「香料及びフレーバー化学物質(芳香化学)」、ステフェン・アークタンダ−(Steffen Arctander)、作者によって発行、1969年、に与えられており、本明細書に参考として組み入れる。
【0125】
非常に揮発性であり、低沸点の香料構成成分の例は:アニソール.ベンズアルデヒド、ベンジルアセテート、ベンジルアルコール、ベンジル蟻酸塩、イソ−ボロニルアセテート、カンフェン、シスシトラル(ネラ−ル)、シトロネラ−ル、シトロネロール、シトロネリルアセテート、パラ−シメン、デカナ−ル、ジヒドロリナロール、ジヒドロミルセノール、ジメチルフェニルカルビノール、オイカリプトール、ゲラニアール、ゲラニオール、ゲラニルアセテート、ゲラニル硝酸、シス−3−へキセニルアセテート、ヒドロキシシトロネラ−ル、d−リモネン、リナロール、リナロールオキシド、リナリルアセテート、リナリルプロピオネ−ト、アントラニル酸メチル、αーメチルイオノン、メチルノニルアセトアルデヒド、メチルフェニルカルビニルアセテート、左旋性メンチルアセテート、メントン、イソ−メントン、マイクレン、マイセニルアセテート、マイセノ−ル、ネロール、ネリルアセテート、ノニルアセテート、フェニルエチルアルコール、α−ピネン、β−ピネン、γーテルピネン、α−テルピネオール、β−テルピネロール、テルピニルアセテート及びベルテネックス(パラー三級−ブチルシクロへキシルアセテートである。天然油の中には、非常に揮発性の高い香料構成成分を高比率で占めているものもある。例えばラバンディンは主要成分として:リナロール;リナリルアセテート;ゲラニオール及びシトロネロールを含有する。レモン油およびオレンジテルペン類は両方共約95%のd−リモネンを含んでいる。
【0126】
適度に揮発性の香料構成成分の例は:アミルシンナミックアルデヒド、イソ−アミルサリチル酸、βーカリオフィレン、セドレン、シンナミックアルコール、クマリン、ジメチルベンジルカルビニルアセテート、エチルバニリン、オイゲノ−ル、イソ−オイゲノ−ル、フロアアセテート、ヘリオトロピン、3−シス−へキシルサリチル酸、ヘキシルサリチル酸、リリアル(パラ−三級ブチル−α−メチルヒドロシンナミックアルデヒド)、γ−メチルイオノン、ネロリドール、パチョリアルコール、フェニルヘキサノ−ル、βーセリネン、トリクロロメチルフェニルカルビニルアセテート、トリエチルクエン酸塩、バニリン及びべラトアルデヒドである。ヒマラヤスギテルペン類は主にαーセドレン、β−セドレン及び他のC15H24セスキテルペン類からなっている。
【0127】
揮発性が低く、沸点の高い香料構成成分の例は:ベンゾフェノン、ベンジルサリチル酸、エチレンブラシレート、ガラクソリド(1,3,4,6,7,8−ヘキサヒドロ−4,6,6,7,8,8−ヘキサメチル−シクロペンタ−γ−2−ベンゾピラン)、ヘキシルシンナミックアルデヒド、リラ−ル(4−(4−ヒドロキシ−4−メチルフェニル)−3−シクロへキセン−10−カルボキシアルデヒド)、メチルセドリロン、メチルジヒドロジャスモネート、メチルーβーナフチルケトン、ムスクインダノン、ムスクケトン、ムスクチベンテン及びフェニルエチルフェニルアセテートである。
特別な香料構成成分の選択は主に審美的考察によって左右される。
本明細書の組成物は全組成物の5.0重量%まで、好ましくは0.0005重量%〜1.5重量%の量で香料構成成分、又はこれらの混合物を含んでもよい。
【0128】
その他
周知の染料及び顔料を包含する着色剤を組成物に少量加えてもよい。
他の好ましい少量成分としては殺菌剤、光沢剤、UV保護剤、腐食防止剤及び防腐剤が挙げられる。防腐剤は微生物、例えば細菌及び真菌を殺す又は少なくとも不活性化する、組成物に安定して加えることのできるいずれかの成分を意味する。市場で簡単に入手できる好適な防腐剤は本明細書に組み入れてもよく、例えばHAPPI雑誌、1999年5月、78〜94ページを参照のこと。特に好ましい防腐剤は商品名プロキセル(Proxel)GXLでアベシア(Avecia)から入手可能な1,2−ベンズイソチアゾリン−3−ワン、商品名プロテクロール(Protectol)PPでBASFから入手可能なフェノキシエタノール又は商品名プロテクトールGDAでBASFから入手可能なグルタールアルデヒドである。
【0129】
組成物の形態
本発明の組成物は例えば液体、ジェル、発砲体、微粒子又はタブレットのいずれの形態でもよい。
本発明の組成物が液体である場合、液体は水性、非水性であっても、希釈又は濃縮されていてもよい。組成物が水性である場合、好ましくは1%〜99.9%の水、より好ましくは50%〜99.8%、最も好ましくは80%〜99.7%の水を含む。述べたように、組成物が非水性でもよいということは認識されている。非水性は組成物が実質的に水を含まないことを意味している。より正確には、組成物が特別に加えられた水を含有せず及び組成物中に存在する水は例えば原料との組み合わせにおいて結晶化した水として存在する。
組成物が例えば微粒子又はタブレットなどの固体形態である場合、使用の前に水に溶解させる。
【0130】
組成物の梱包形態
本明細書の組成物は組成物の形体に依存して、当業者に既知の多様な好適な梱包で包装する。液体組成物は好ましくは、保存する組成物と化学的に反応しない瓶に包装する。瓶は好ましくはプラスティックで製造される。
1つの特に好ましい実施様態において、組成物はスプレー小出し容器に包装されてもよい。かかる容器は通常合成有機ポリマープラスティック物質から製造される。容器の噴霧装置は手動又は電気的な力によるものでもよい。手動操作噴霧装置としてはは制動操作スプレーディスペンサー又はポンプ操作スプレーディスペンサーが挙げられる。本発明によって使用するべき好適なスプレー型ディスペンサーとしては例えばスペシャリティー・パッケージング・プロダクツ社(Specialty Packaging Products, Inc.)又はコンチネンタル・スプレーヤーズ社(Continental Sprayers, Inc.)によって販売されている手動操作泡制動型ディスペンサーが挙げられる。これらの型のディスペンサーは例えば米国特許第4,701,311号、ダンニンニング(Dunnining)ら、及び米国特許第4,646,973号及び米国特許第4,538,745号、両方ともファカルラッチ(Focarracci)に開示されている。本明細書の使用に特に好ましいのはコンチネンタル・スプレー・インターナショナル(Continental Spray International)から市販されているT8500(登録商標)又はキャニオン(Canyon)、南アイルランドから市販されているT8100(登録商標)などのスプレー型ディスペンサーである。かかるディスペンサーに入れられた液状組成物は微細な液滴で分配することで、噴霧として処理表面に向けられる。実際に、こうしたスプレー式ディスペンサーにおいて、前記ディスペンサーの本体に収容された組成物はポンプの仕組みによって生じるエネルギーでスプレー式ディスペンサーのヘッド部分を通り、これはユーザーによって行われ、前記ポンプの仕組みを動かすのは前記ユーザーなのである。より特に、前記スプレー式ディスペンサーヘッド部分において、組成物を障害物、例えば格子又は円錐体の間に通すことによって、液状組成物を霧状にし、水滴を形成するための衝撃を与えられる。
【0131】
本明細書において好ましいスプレーディスペンサーは電気的な力によるスプレーディスペンサーである。好適なスプレーディスペンサーの例は組成物を運搬するための電気駆動ポンプ及びスプレーアームを含む容器である。前記スプレーアームは伸ばされ又は伸びることができ及び操作のための少なくとも1つの孔を有し、組成物は前記電気駆動ポンプによって容器から、スプレーアームを通じて分配される孔へ吸い上げられる。スプレーアームは柔軟なコネクタによって容器に繋がっていることが好ましい。スプレーアームは、その全長に沿って少なくとも1つの孔を有してもよい。スプレーアームは組成物を噴霧する位置を制御するのを容易にし及び組成物の適用における正確性が増加される。その電気駆動ポンプは、例えば、ギヤポンプ、インペラーポンプ、ピストンポンプ、スクリューポンプ、蠕動ポンプ、ダイアフラムポンプ又は他の型式の小形ポンプであってよい。本明細書における使用のための電気駆動ポンプの好ましい実施様態においてポンプは典型的な速度6000〜12000rpmのギヤポンプである。電気駆動ポンプは典型的に1及び20mN.mの間のトルクを生成する電気モーターなどによって駆動される。電気モーターは電源とともに供給されなければならない。電源は本線の電気(任意で変圧器を介して)であってもよいし、又は使い捨ての電池もしくは再充電可能な電池であってもよい。スプレーアームは堅く伸張されてもよい。しかしながら、スプレーアームは保存するのが困難でありえ、及びスプレーアームは好ましくは入れ子式又は折畳式配置のいずれかの方法によって伸張する。
【0132】
本発明の好ましい実施様態において、洗浄組成物は例えば従来の庭用ホースなどのホースに取り付けるように特別に設計されたスプレーディスペンサーを使用して表面に適用する。かかるスプレーディスペンサーは一般的には販売においてベンチュリ又はホース末端システムと呼ばれる。噴霧器は洗浄組成物を保存する容器及び容器のカバーとして供給されるスプレーヘッドを含む。噴霧器は庭用ホースに取り付けるためのアダプターを含む。噴霧器ヘッドは庭用ホースからの水を容器からの洗浄組成物と混合するための孔を包含する。水が孔を通過するとき、吸い上げ又は真空効果が孔を通過する水の速度によって生成され、洗浄組成物が容器から及び通過する水に流れる。本発明の方法の好ましい実施様態において、使用するスプレーディスペンサーはユーザーが洗浄組成物のみでなく自動車をすすぐための水及び/又は精製されたすすぎ水を噴霧できるようにスィッチ又はバルブシステムを包含する。特に好ましい実施例において、スプレーディスペンサーは精製装置もまた含む。水はこのように最終的なすすぎのための精製されたすすぎ水を調製するために精製装置を通過する。
【0133】
(実施例)
本発明をさらに以下の実施例によって説明する。全ての濃度は全組成物の重量パーセントによって表される。
【0134】
(実施例1)
【0135】
【表1】
Figure 2004503370
【0136】
SSPはプロポキシル化度3及びエトキシ化度27のポリエチレンアミン分子量3000である。
【0137】
【表2】
Figure 2004503370
【0138】
(実施例2)
【0139】
【表3】
Figure 2004503370
【0140】
PVPVIはBASFから商品名ルビテック(Luvitec)VP155K18Pで供給されるN−ビニルイミダゾールN−ビニルピロリドンである。
PVNOはライリー(Reilly)から供給される分子量20,000を有するポリビニルピリジンN−オキシドである。
APGは商品名プランタレン(Plantaren)2000でヘンケル(Henkel)から供給されるアルキルポリグルコシドである。
クレモホア(Cremophor)ELはシグマ(Sigma)から供給されるエトキシ化ヒマシ油である。
【0141】
(実施例3)
【0142】
【表4】
Figure 2004503370

Claims (18)

  1. 初めに表面を親水性にすることの可能な洗浄組成物を表面に接触させ、その後精製されたすすぎ水で表面をすすぐことによる表面の洗浄方法。
  2. 表面に洗浄組成物を接触させる前に表面をあらかじめ濡らす段階をさらに含む請求項1に記載の方法。
  3. 表面を精製されていない水ですすぎ及びそれに続いて最終的に精製されたすすぎ水ですすぐ段階をさらに含む請求項1または2に記載の方法。
  4. 表面がセラミック、エナメル、ビニル、ワックスのかかっていないビニル、リノレウム、メラミン、ガラス、プラスティック、可塑化木材、金属、とくにクロム金属、ワニスを塗った又は密封表面及び乗り物の外部表面である請求項1ないし3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 表面が乗り物の外部表面である請求項4に記載の方法。
  6. 組成物が表面を親水性にすることができ、水と表面の接触角を80°未満にすることができる請求項1ないし5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 組成物が表面を親水性にすることができ、水と表面の接触角を40°未満にすることができる請求項6に記載の方法。
  8. 洗浄組成物が洗浄された表面を親水性にすることのできるポリマーを含む請求項1ないし7のいずれか1項に記載の方法。
  9. ポリマーがN−ビニルイミダゾールN−ビニルピロリドン(PVPVI)ポリマー類、ポリビニルピリジンN−オキシド(PVNO)ポリマー類、四級化ビニルピロリドン/ジアルキルアミノアルキルアクリレート又はメタクリレートコポリマー類あるいはこれらの混合物からなる群から選択される請求項8に記載の方法。
  10. 組成物が界面活性剤、キレート剤、酵素、賦形剤、漂白剤、よごれ放出剤、殺菌剤、光沢剤、UV保護剤、腐食阻害剤及びこれらの混合物からなる群から選択される1つ以上の成分を追加的に含む請求項1ないし9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 組成物が追加的にナノ粒子粘土鉱物、好ましくはラポナイト層状珪酸塩を含む請求項1ないし10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 精製されたすすぎ水を精製装置に水を通すことによって調製する請求項1ないし11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 精製装置がイオン交換樹脂、かかる樹脂の混合物又はかかる樹脂の層あるいは混合されかつ層化された樹脂の組み合わせを含む請求項12に記載の方法。
  14. 精製装置が少なくとも3層のイオン交換樹脂を含む請求項1ないし13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 精製装置の樹脂がイオン交換樹脂の消耗を視覚的にあらわすことのできる請求項13又は14のいずれかに記載の方法。
  16. 洗浄組成物及び精製されたすすぎ水を表面に噴霧する請求項1ないし15のいずれか1項に記載の方法。
  17. 洗浄組成物及び精製されたすすぎ水を同じ噴霧装置から噴霧する請求項12ないし16のいずれか1項に記載の方法。
  18. 噴霧装置にはホースが取り付けられており、水はそのホースを通じて精製装置へ流れ及びその後精製されたすすぎ水が装置から噴霧される請求項17に記載の方法。
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