JP2004502690A - 酵素dpp−ivのインヒビターである複素環式化合物 - Google Patents
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Abstract
本発明は、酵素DPP−IVの治療的活性及び選択的インヒビター、前記化合物を含んで成る医薬組成物、及びDDP−IVによる不活性化を受けるタンパク質に関連する疾病、例えばII型糖尿病及び肥満を処理するための医薬の製造のためへのそのような化合物の使用に関する。
Description
【0001】
発明の分野:
本発明は、酵素DPP−IVの治療的活性及び選択的インヒビター、前記化合物を含んで成る医薬組成物、及びDDP−IVによる不活性化を受けるタンパク質に関連する疾病、例えばII型糖尿病及び肥満を処理するための医薬の製造のためへのそのような化合物の使用に関する。
【0002】
発明の背景:
ジペプチジルペプチダーゼ(DPP−IV)、すなわち後−プロリン/アラニン分解性アミノ−ジペプチダーゼのグループに属するセリンプロテアーゼは、位置2にプロリン又はアラニンを有するタンパク質から2つのN−末端アミノ酸を特異的の除去する。DPP−IVの生理学的役割は完全には確立されていないが、神経ペプチド代謝、T−細胞活性化、胃潰瘍、機能性消化不良、肥満、食欲調節、損傷を受けた空腹時グルコース(IFG)及び糖尿病において重要な役割を演じると思われる。
【0003】
DPP−IVは、その基質がインスリン向性ホルモングルカゴン様ペプチド−1(GLP−1)胃阻害性ペプチド(GIP)を含むので、グルコース代謝の制御に関係している。GLP−1及びGIPはそれらの損なわれていない形でのみ活性的であり;それらの2つのN−末端アミノ酸の除去がそれらを不活性化する。
【0004】
DPP−IVの合成インヒビターのインビボ投与は、GLP−1及びGIPのN−末端分解を妨げ、それらのホルモンのより高い血漿濃度、高められたインスリン分泌、及び従って、改良されたグルコース耐性をもたらす。従って、そのようなインヒビターは、II型糖尿病、すなわち低められたグルコース耐性により特徴づけられる疾病を有する患者の処理のために提供されて来た(Holet, J.J., Deecon, C. F. Diabetes 47 (1998) 1663−70)。
【0005】
糖尿病性異常脂肪血症は、多発生リポタンパク質欠陥、例えば適度に高い血清レベルのコレステロール及びトリグリセリド、小さなLDL粒子、及び高レベルのHDLコレステロールにより特徴づけられる。最近の臨床試験の結果は、糖尿病及び非糖尿病環患者におけるコレステロールを低める治療の有益な効果を示し、従って、糖尿病性異常脂肪血症の処理に対して高められた強調性を支持する。National Cholesterol Education Program’s Adult Treatment Panel IIは、糖尿病性異常脂肪血症の強い処理のためへのこの必要性を擁護する。
【0006】
肥満は、多くの通常の疾病、例えばアテローム硬化症、高血圧及び糖尿病の進行に関する良く知られた危険因子である。肥満の人々及びそれによるそれらの疾病の発生率は、全先進国じゅうで上昇している。運動を除いて、減量するためへの薬理学的処理を伴なわないダイエット及び食物制限が効果的に及び許容的に現在存在する。しかしながら、致死性の及び通常の疾病における危険因子としてのその間接的であるが、しかし重要な効果のために、肥満又は食欲調節のための処置を見出すことが重要であろう。軽い肥満でさえ、早い死亡性、糖尿病、高血圧アテローム硬化症、胆嚢疾患及び一定型の癌についての危険性を高める。先進の西欧の国々においては、肥満が過去数十年、有意に上昇している。肥満の高い流行及びその健康的な結果のために、その予防及び処理は、高い公衆健康優先事項であるべきである。
【0007】
現在、種々の技法が初期減量をもたらすために利用できる。不運なことには、初期減量は最適な治療目的でない。さらに、ほとんどの肥満患者が結果的に再び体重の増加を伴なう問題が存在する。減量を確立し、そして/又はは維持するための効果的手段は、今日、肥満の処理において主要な挑戦である。いくつかの化合物がDPP−IVを阻害することが示されているが、しかしそれらのすべては、能力、安定性及び薬理学的力学性質に関して限界を有する。
【0008】
そのような化合物は、例えばWO98/19998号、WO00/34241号、アメリカ特許6,124,305号(NovartisAG)及びWO99/38501号(Trustees of Tufts University)に開示されている。本発明の化合物は、これまで知られているいずれかのDPP−IVインヒビターに構造的に関連しない、完全に新規種類のDPP−IVインヒビターを構成する。さらに、それらは効果的であり且つ安定しており、そして従って、現在知られているDPP−IVインヒビターに関連する問題に対する解決作を提供する。
発明の要約:
【0009】
本発明は、下記式I:
【化5】
【0010】
[式中、n及びmは独立して、1又は2であり;
R1は、C=O;C=S;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C2アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2アルケニル;C2アルキニル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロヘテロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリール−C1−C3アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたヘテロアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたヘテロアリール−C1−C3アルキル;ペルハロC1−C10アルキル;ペルハロC1−C10アルキルオキシであり;
【0011】
R2は、H;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C7アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2−C7アルケニル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2−C7アルキニル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロヘテロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリール−C1−C3アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたヘテロアリール−C1−C3アルキル;
【0012】
独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたヘテロアリール;−SH;−SR5;−SOR5;−SO2R5;−CHO;−CH(OR5)2; カルボキシ;−CO2R4; NHCONNH2; −NHCSNH2; −NHCONH2; −NHCOR4; −NHSO2R5; 独立して、1又は複数のR4により任意に置換された−O−CO−(C1−C5) アルキル;シアノ;ニトロ;ハロゲン;ヒドロキシ;ペルハロC1−C7アルキル;ペルハロC1−C7アルキルオキシ; −SO2NH2; −SO2NH(R5); −SO2(R5)2; −CONH2; −CSNH2; −CON2H3; −CONH(R5); −CON(R5)2; 独立して、R4により任意に置換された C1−C10 アルキルオキシ;独立して、R4により任意に置換されたC2−C10アルケニルオキシ; 独立して、R4により任意に置換された C2−C10アルキニルオキシ;独立して、R4により任意に置換されたアリールオキシ;独立してR4により任意に置換されたヘテロアリールオキシであり;
【0013】
R3は、H;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2−C10アルケニル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2−C10アルキニル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロヘテロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリール−C1−C3アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたヘテロアリール−C1−C3アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたヘテロアリール; 独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル−NH(CH2)1−4NH−アリール;
【0014】
独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル−NH(CH2)1−4NH−ヘテロアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル−O(CH2)1−4NH−アリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル−O(CH2)1−4NH−ヘテロアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル−O(CH2)1−4O−アリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル−O(CH2)1−4O−ヘテロアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル−S(CH2)1−4NH−アリール;
【0015】
独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル−S(CH2)1−4NH−ヘテロアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル−S(CH2)1−4S−アリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル−S(CH2)1−4S−ヘテロアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル−O−C1−C6アルキル;−NHCOR4; −NHSO2R5; 独立して、1又は複数のR4により任意に置換された−O−CO−(C1−C6)アルキル; −SH;−SR5;−SOR5;−SO2R5;−CHO;−CH(OR5)2; カルボキシ; シアノ;ニトロ;ハロゲン;ヒドロキシ;−SO2NH2; −SO2NH(R5); −SO2(R5)2; −CONH2; −CONH(R5); −CON(R5)2;−CSNH2; −CONHNH2; CO2R4; −NHCONNH2; −NHCSNH2; −NHCONH2; であり;
【0016】
R4は独立して、独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC1−C10アルキル;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC2−C10アルケニル;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC2−C10アルキニル;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC3−C7シクロアルキル;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC3−C7シクロへテロアルキル;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたアリール;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたヘテロアリール;アミノ; 1もしくは複数のR8により任意に置換された1もしくは複数のC1−C10アルキルにより置換されたアミノ;1又は複数のR5により任意に置換された1又は複数のアリールにより置換されたアミノ;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたテロアリール;=O; =S; −CO−R5; −COOR5; 独立して、1又は複数のR8により任意に置換された−O−CO−(C1−C5);
【0017】
N(CH2)1−4NH−アリール;NH(CH2)1−4NH−ヘテロアリール;−NHCOR5; −SOR5; SO2R5; カルボキシ;シアノ;N−ヒドロキシイミノ;ニトロ;ハロゲン;ヒドロキシ;ペルハロC1−C10アルキル;ペルハロC1−C10アルキルオキシ;−SH; −SR5; −SO2H; −SO3R5; −SO2R5; −SO2NH2; −SO2NH(R5); −SO2N(R5)2; −CONH2; −CONH(R5); −CON(R5)2; 独立して、1又は複数のR8により任意に置換された C1−C10アルキルオキシ;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC2−C10アルケニルオキシ;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC2−C10アルキニルオキシ、独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたアリールオキシ;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたヘテロアリールオキシであり;そして同じ炭素原子に結合される2つのR4はスピロ複素環式系、好ましくはヒダントイン;チオヒダントイン;オキサゾリジン−2,5−ジオンを形成することができる;
【0018】
R5は、H;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC1−C10アルキル;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC2−C10アルケニル;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC2−C10アルキニル;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC3−C7シクロアルキル;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC3−C7シクロへテロアルキル;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたアリール;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたアリール−C1−C5アルキル;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたヘテロアリール;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたヘテロアリール−C1−C5アルキルであり;
【0019】
R6は、H;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2−C10アルケニル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2−C10アルキニル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロへテロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたヘテロアリールであり;
【0020】
R7は、H;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2−C10アルケニル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2−C10アルキニル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロへテロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたヘテロアリールであり;
【0021】
R8は、H;アミドキシム;ニトロ;テトラゾール;ペンタフルオロフェニル;−CH2OH; −CHO; −C(OCH3)2; −COCH3; −CF3; −CCl3; −OCF3; −OCH3; −CN; −CO2H; −CO2CH3; −CONH2; −CSNH2; −CON2H3; −SO3H; −SO2NH2; −SO2NHCH3; −SO2N(CH3)2; −SO2(1−ピペラジニル);−SO2(4−メチルピペラジン−1−イル);−SO2(ピロリジン−1−イル);−SO2(ピペリジン−1−イル);−SO2(モルホリン−4−イル);N−ヒドロキシイミノ;−NH2; −NHCH3; −N(CH3)2; −NHCNHNH2; −NHCNHNHCH3; −NHCSNH2; −NHCSNHCH3; −NHCONH3; −NHCONHCH3; −NHCOCH3; −NHSO2CH3; ピペラジニル;モルホリン−4−イル;チオモルホリン−4−イル;ピロリジン−1−イル;ピペリジン−1−イル;ハロゲン;−OH; −SH; −SCH3; −アミノアセチル;−OPO3H; −OPO2OCH3; −PO3H2; −PO(OCH3)2; PO(OH)(OCH3)であり;
【0022】
R9は、H;ハロゲン;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキルであり;
R10は、H;ハロゲンであり;又は
R9及びR10は、シクロプロピル環を形成するために連結され得る]で表される化合物(但し、次の化合物:
1,3−ジメチル−7−(2−オキソ−プロピル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
1,3,1’,3’,7’−ペンタメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7,3’,7’−テトラヒドロ−7,8’−メタンジイル−ビス−プリン−2,6−ジオン;
3,4,5−トリメトキシ−安息香酸2−(1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テロラヒドロ−プリン−7−イル)−エチルエステル;
【0023】
7−[2−ヒドロキシ−3−(4−メトキシ−フェノキシ)−プロピル]−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−[2−ヒドロキシ−2−(4−ニトロ−フェニル)−エチル]−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7,8,9−テトラヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(4−クロロ−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0024】
7−(2−クロロ−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−エチル−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−1,7−ジプロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−メチル−7−(3−メチル−ブチル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ブチル−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−メチル−7−(3−フェニル−プロピル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ブト−2−エニル−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0025】
7−(3−クロロ−ブト−2−エニル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,5−ジオン;
7−ヘプチル−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−メチル−7−(1−フェニル−エチル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−メチル−7−(3−メチル−ベンジル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−メチル−7−プロピル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;及び
3−メチル−7−ペンチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオンが除外される)、又は医薬的に許容できる酸又は塩基とのその塩を提供する。
【0026】
式Iの化合物は、DPP−IVによる不活性化を受けるタンパク質に関連する疾病を処理するための薬剤の製造のために使用され得る。
もう1つの観点においては、本発明は、DPP−IVによる不活性化を受けるタンパク質に関連する疾病を処理するための薬剤の製造のためへの下記式II:
【0027】
【化6】
【0028】
[式中、A1は、炭素又は窒素原子であり;
A−環は、1又は複数のR3により置換されていてもよく;
B1及びB2は独立して、炭素又は窒素原子であり;
個々のB3は独立して、炭素、窒素、酸素又は硫黄原子であり、個々のn1, n2, n3, n4は独立して1又は2であり;
D3,D4及びD5は不在であり得、この場合、D1及びD2は独立して、1又は2個のR2により任意に置換されていてもよく;
D1, D2, D3, D4及び個々のD5は独立して、炭素、窒素、酸素又は硫黄原子、又はC=O又はC=Sであってもよく;
【0029】
B−環における結合は飽和又は不飽和であり得、その結果、B−環は、十分に飽和であり得るか、又は部分的に又は十分に不飽和であり得る、5員又は6員の炭素環式又は複素環式環であり得;
D−環における結合は、存在する場合、飽和又は不飽和であってもよく、その結果、D−環は、十分に飽和であり得るか、又は部分的に又は不飽和であり得る、5員又は6員の炭素環式又は複素環式環であることができ;
【0030】
R1は、C=O;C=S;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C2アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2アルケニル;C2アルキニル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロヘテロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリール−C1−C3アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたヘテロアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたヘテロアリール−C1−C3アルキル;ペルハロC1−C10アルキル;ペルハロC1−C10アルキルオキシであり;
【0031】
各R2は、独立して、H;1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C7アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2−C7アルケニル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2−C7アルキニル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロヘテロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリール−C1−C3アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたヘテロアリール−C1−C3アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたヘテロアリール;
【0032】
−SH;−SR5;−SOR5;−SO2R5;−CHO;−CH(OR5)2; カルボキシ;−CO2R4; NHCONNH2; −NHCSNH2; −NHCONH2; −NHCOR4; −NHSO2R5; 独立して、1又は複数のR4により任意に置換された−O−CO−(C1−C5) アルキル;シアノ;ニトロ;ハロゲン;ヒドロキシ; −SO2NH2; −SO2NH(R5); −SO2(R5)2; −CONH2; −CSNH2; −CON2H3; −CONH(R5); −CON(R5)2; 独立して、R4により任意に置換された C1−C10 アルキルオキシ;独立して、R4により任意に置換されたC2−C10アルケニルオキシ; 独立して、R4により任意に置換された C2−C10アルキニルオキシ;独立して、R4により任意に置換されたアリールオキシ;独立してR4により任意に置換されたヘテロアリールオキシであり;
【0033】
R3は、H;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2−C10アルケニル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2−C10アルキニル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロヘテロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリール−C1−C3アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたヘテロアリール−C1−C3アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたヘテロアリール;
【0034】
独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル−NH(CH2)1−4NH−アリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル−NH(CH2)1−4NH−ヘテロアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル−O(CH2)1−4NH−アリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル−O(CH2)1−4NH−ヘテロアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル−O(CH2)1−4O−アリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル−O(CH2)1−4O−ヘテロアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル−S(CH2)1−4NH−アリール;
【0035】
独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル−S(CH2)1−4NH−ヘテロアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル−S(CH2)1−4S−アリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル−S(CH2)1−4S−ヘテロアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル−O−C1−C6アルキル;−NHCOR4; −NHSO2R5; 独立して、1又は複数のR4により任意に置換された−O−CO−(C1−C6)アルキル; −SH;−SR5;−SOR5;−SO2R5;−CHO;−CH(OR5)2; カルボキシ; シアノ;ニトロ;ハロゲン;ヒドロキシ;−SO2NH2; −SO2NH(R5); −SO2(R5)2; −CONH2; −CONH(R5); −CON(R5)2;−CSNH2; −CONHNH2; CO2R4; −NHCONNH2; −NHCSNH2; −NHCONH2; −NHCOR4;−NHSO2R5であり;
【0036】
R4は独立して、独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC1−C10アルキル;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC2−C10アルケニル;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC2−C10アルキニル;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC3−C7シクロアルキル;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC3−C7シクロへテロアルキル;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたアリール;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたヘテロアリール;アミノ;独立して、1又は複数のR8により任意に置換された1又は複数のC1−C10アルキルにより置換されたアミノ;独立して、1又は複数のR8により任意に置換された1又は複数のアリールにより置換されたアミノ;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたテロアリール;=O; =S; −CO−R5; −COOR5; 独立して、1又は複数のR8により任意に置換された−O−CO−(C1−C5);
【0037】
N(CH2)1−4NH−アリール;NH(CH2)1−4NH−ヘテロアリール;−NHCOR5; −SOR5; SO2R5; カルボキシ;シアノ;N−ヒドロキシイミノ;ニトロ;ハロゲン;ヒドロキシ;ペルハロアルキル;ペルハロアルキルオキシ;−SH; −SR5; −SO2H; −SO3R5; −SO2R5; −SO2NH2; −SO2NH(R5); −SO2N(R5)2; −CONH2; −CONH(R5); −CON(R5)2; 独立して、1又は複数のR8により任意に置換された C1−C10アルキルオキシ;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC2−C10アルケニルオキシ;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC2−C10アルキルオキシ、独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたアリールオキシ;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたヘテロアリールオキシであり;そして同じ炭素原子に結合される2つのR4はスピロ複素環式系、好ましくはヒダントイン;チオヒダントイン;オキサゾリジン−2,5−ジオンを形成することができる;
【0038】
R5は、H;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC1−C10アルキル;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC2−C10アルケニル;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC2−C10アルキニル;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC3−C7シクロアルキル;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC3−C7シクロへテロアルキル;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたアリール;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたアリール−C1−C5アルキル;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたヘテロアリール;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたヘテロアリール−C1−C5アルキルであり;
【0039】
R8は、H;アミドキシム;ニトロ;テトラゾール;ペンタフルオロフェニル;−CH2OH; −CHO; −C(OCH3)2; −COCH3; −CF3; −CCl3; −OCF3; −OCH3; −CN; −CO2H; −CO2CH3; −CONH2; −CSNH2; −CON2H3; −SO3H; −SO2NH2; −SO2NHCH3; −SO2N(CH3)2; −SO2(1−ピペラジニル);−SO2(4−メチルピペラジン−1−イル);−SO2(ピロリジン−1−イル);−SO2(ピペリジン−1−イル);−SO2(モルホリン−4−イル);N−ヒドロキシイミノ;−NH2; −NHCH3; −N(CH3)2; −NHCNHNH2; −NHCNHNHCH3; −NHCSNH2; −NHCSNHCH3; −NHCONH3; −NHCONHCH3; −NHCOCH3; −NHSO2CH3; ピペラジニル;モルホリン−4−イル;チオモルホリン−4−イル;ピロリジン−1−イル;ピペリジン−1−イル;ハロゲン;−OH; −SH; −SCH3; −アミノアセチル;−OPO3H; −OPO2OCH3; −PO3H2; −PO(OCH3)2; PO(OH)(OCH3)であり;
【0040】
R9は、H;ハロゲン;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキルであり;
R10は、H;ハロゲンであり;又は
R9及びR10は、シクロプロピル環を形成するために連結され得る]で表される化合物の使用に関する。
発明の特定の記載:
【0041】
定義:
用語“DPP−IV”とは、本明細書において使用される場合、CD26としても知られているジペプチジルペプチダーゼIV(EC3.4.14.S;DPP−IV)を意味する。DPP−IVは、終りから2番目の位置にプロリン又はアラニン残基を含むポリペプチド鎖のN末端からジペプチドを分解する。
用語“処置”とは、疾病、病状又は障害を攻撃するための患者の管理及び保護として定義され、そして徴候又は合併症の開始を妨げ、徴候又は合併症を軽減し、又は疾病、病状又は障害を排除するための患者の管理及び保護を包含する。
【0042】
用語“β細胞退化”とは、β細胞機能の損失、β細胞不全及びβ細胞の死、例えばβ細胞の壊死又はアポプトシスを意味する。
用語“C1−C10アルキル”とは、本明細書において使用される場合、1〜10個の炭素原子を有する、直鎖、枝分かれ鎖の飽和炭化水素鎖、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、n−ヘキシル、4−メチルペンチル、ネオペンチル、2,2−ジメチルプロピル及び同様のものを単独で又は組合して言及し、それらだけには限定されない。
【0043】
用語“C2−C10アルケニル”とは、本明細書において使用される場合、2〜10個の炭素原子、及び少なくとも1つの二重結合を有する、直鎖又は枝分かれ鎖の不飽和炭化水素、例えばビニル、1−プロペニル、アリル、イソプロペニル、n−ブテニル、n−ペンテニル、n−ヘキセニル及び同様のものを、単独で又は組合して言及するが、但しそれらだけには限定されない。
用語“C2−C10アルキニル”とは、本明細書において使用される場合、2〜10個の炭素原子及び少なくとも1つの三重結合を有する不飽和炭化水素、例えば−C≡CH, −C≡CCH3, −CH2C≡CH, −CH2−CH2−C≡CH, −CH(CH3)−C≡CH及び同様のものを単独で又は結合して言及するが、但しそれらだけには限定されない。
【0044】
用語“C1−10−アルコキシ”とは、本明細書において使用される場合、エーテル酸素からのその遊離価結合を有するエーテル酸素を用いて結合される、直鎖、枝分かれ鎖又は環状形状での企画された長さのそれらのC1−10−アルキル基を、単離で又は組合して包含する。線状アルコキシ基の例は、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペントキシ及びヘキソイルである。枝分かれアルコキシの例は、イソプロピキシ、sec−ブトキシ、ter−ブトキシ、イソペントキシ及びイソへキソキシを包含する。環状アルコキシの例は、シクロプロピルキシ、シクロブチルオキシ、シクロペンチルオキシ及びシクロヘキシルオキシである。
【0045】
用語“C3−C10シクロアルキル”とは、本明細書において使用される場合、3〜10個の炭素原子を有する1又は複数の飽和環状炭化水素、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、アダマンチル及び同様のものの基を言及する。
用語“C5−C10シクロアルケニル”とは、本明細書に使用される場合、5〜10個の炭素原子を有する、少なくとも1つの二重結合を有する1又は複数の環状炭化水素、例えばシクロペンテニル、シクロヘキセル及び同様のものであるが、但しそれらだけには限定されない。
【0046】
用語“C2−C6シクロへテロアルキル”とは、本明細書において使用される場合、環に独立して窒素、酸素及び硫黄から選択された1又は複数のヘテロ原子を含む環状炭化水素のような全体として飽和の複素環式化合物の次のような基を言及する:ピロリジン(1−ピロリジン;2−ピロリジン;3−ピロリジン;4−ピロリジン;5−ピロリジン);ピラゾリジン(1−ピラゾリジン;2−ピラゾリジン;3−ピラゾリジン;4−ピラゾリジン;5−ピラゾリジン);イミダゾリジン(1−イミダゾリジン;2−イミダゾリジン;3−イミダゾリジン;4−イミダゾリジン;
【0047】
5−イミダゾリジン);チアゾリジン(2−チアゾリジン;3−チアゾリジン;4−チアゾリジン;5−チアゾリジン);ピペリジン(1−ピペリジン;2−ピペリジン;3−ピペリジン;4−ピペリジン;5−ピペリジン;6−ピペリジン);ピペラジン(1−ピペラジン;2−ピペラジン;3−ピペラジン;4−ピペラジン;5−ピペラジン;6−ピペラジン);モルホリン(2−モルホリン;3−モルホリン;4−モルホリン;5−モルホリン;6−モルホリン);チオモルホリン(2−チオモルホリン;3−チオモルホリン;4−チオモルホリン;5−チオモルホリン;6−チオモルホリン);
【0048】
1,2−オキサチオラン(3−(1,2−オキサチオラン);4−(1,2−オキサチオラン);5−(1,2−オキサチオラン));1,3−ジオキソラン(2−(1,3−ジオキソラン);4−(1,3−ジオキソラン);5−(1,3−ジオキソラン));テトラヒドロピラン(2−テトラヒドロピラン;3−テトラヒドロピラン;4−テトラヒドロピラン;5−テトラヒドロピラン;6−テトラヒドロピラン);ヘキサヒドロピリダジン(1−ヘキサヒドロピリダジン;2−ヘキサヒドロピリダジン;3−ヘキサヒドロピリダジン;4−ヘキサヒドロピリダジン;5−ヘキサヒドロピリダジン;6−ヘキサヒドロピリダジン)。
【0049】
用語“アリール”とは、本明細書において使用される場合、炭素環芳香族環系を包含する。アリールはまた、炭素環系の部分的に水素化された誘導体も包含する。用語“ヘテロアリール”とは、本明細書において使用される場合、窒素、酸素及び硫黄から選択された1又は複数のヘテロ原子を含む複素環式不飽和環系、例えばフリール、チエニル、ピロリルを包含する。ヘテロアリールはまた、下記に列挙される複素環式系の部分的に水素化された誘導体を包含することが意図される。
【0050】
用語“アリール”及び“ヘテロアリール”とは、本明細書において使用される場合、任意に置換され得るアリール及び任意に置換され得るヘテロアリールを言及し、そして下記のものを包含する:ビフェニル、インデニル、ナフチル(1−ナフチル、2−ナフチル)、N−ヒドロキシテトラゾリル、N−ヒドロキシトリアゾリル、N−ヒドロキシイミダゾリル、アントラセニル(1−アントラセニル、2−アントラセニル、3−アントラセニル)、チオフェニル(2−チオフェニル、3−チオフェニル)、フリル(2−フリル、3−フリル)、インドリル、オキサジアゾリル、イソキサゾリル、キナゾリニル、フルオレニル、キサンテリル、イソインダニル、ベンズヒドリル、アクリジニル、チアゾリル、ピロリル(2−ピロリル)、ピラゾリル(3−ピラゾリル)、
【0051】
イミダゾリル(1−イミダゾリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、5−イミダゾリル)、トリアゾリル(1,2,3−トリアゾール−1−イル、1,2,3−トリアゾール−2−イル、1,2,3−トリアゾール−4−イル、1,2,4−トリアゾール−3−イル)、オキサゾリル(2−オキサゾリル、4−オキサゾリル、5−オキサゾリル)、チアゾリル(2−チアゾリル、4−チアゾリル、5−チアゾリル)、ピリジル(2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル)、ピリミジニル(2−ピリミジニル、4−ピリミジニル、5−ピリミジニル、6−ピリミジニル)、ピラジニル、ピリダジニル(3−ピリダジニル、4−ピリダジニル、5−ピリダジニル)、キノリル(2−キノリル、3−キノリル、4−キノリル、5−キノリル、6−キノリル、7−キノリル、8−キノリル)、イソキノリル(1−イソキノリル、3−イソキノリル、4−イソキノリル、5−イソキノリル、6−イソキノリル、7−イソキノリル、
【0052】
8−イソキノリル)、ベンゾ[b]フラニル(2−ベンゾ[b]フラニル、3−ベンゾ[b]フラニル、4−ベンゾ[b]フラニル、5−ベンゾ[b]フラニル、8−ベンゾ[b]フラニル、7−ベンゾ[b]フラニル)、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b]フラニル(2−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b]フラニル)、3−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b]フラニル)、4(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b]フラニル)、5(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b]フラニル)、6−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b]フラニル)、7−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b]フラニル))、ベンゾ[b]チオフェニル(2−(ベンゾ[b]チオフェニル)、3−(ベンゾ[b]チオフェニル)、4−(ベンゾ[b]チオフェニル)、5−(ベンゾ[b]チオフェニル)、6−(ベンゾ[b]チオフェニル)、7−(ベンゾ[b]チオフェニル))、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b]チオフェニル(2−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b]チオフェニル)、
【0053】
3−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b]チオフェニル)、4−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b]チオフェニル)、5−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b]チオフェニル)、6−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b]チオフェニル)、7−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b]チオフェニル))、インドリル(1−インドリル、2−インドリル、3−インドリル、4−インドリル、5−インドリル、6−インドリル、7−インドリル)、インダゾリル(1−インダゾリル、3−インダゾリル、4−インダゾリル、5−インダゾリル、6−インダゾリル、7−インダゾリル)、ベンズイミダゾリル(1−ベンズイミダゾリル、2−ベンズイミダゾリル、4−ベンズイミダゾリル、5−ベンズイミダゾリル、6−ベンズイミダゾリル、7−ベンズイミダゾリル、8−ベンズイミダゾリル)、ベンゾキサゾリル(1−ベンゾキサゾリル、
【0054】
2−ベンゾキサゾリル)、ベンゾチアゾリル(1−ベンゾチアゾリル、2−ベンゾチアゾリル、4−ベンゾチアゾリル、5−ベンゾチアゾリル、6−ベンゾチアゾリル、7−ベンゾチアゾリル)、カルバゾリル(1−カルバゾリル、2−カルバゾリル、3−カルバゾリル、4−カルバゾリル)、5H−ジベンズ[b, f]アゼピン(5H−ジベンズ[b, f]アゼピン−1−イル、5H−ジベンズ[b, f]アゼピン−2−イル、5H−ジベンズ[b, f]アゼピン−3−イル、5H−ジベンズ[b, f]アゼピン−4−イル、5H−ジベンズ[b, f]アゼピン−5−イル)、10, 11−ジヒドロ−5H−ジベンズ[b, f]アゼピン(10, 11−ジヒドロ−5H−ジベンズ[b, f]アゼピン−1−イル、10, 11−ジヒドロ−5H−ジベンズ[b, f]アゼピン−2−イル、10, 11−ジヒドロ−5H−ジベンズ[b, f]アゼピン−3−イル、10, 11−ジヒドロ−5H−ジベンズ[b, f]アゼピン−4−イル、10, 11−ジヒドロ−5H−ジベンズ[b, f]アゼピン−5−イル)。
【0055】
用語、ハロゲンは、本明細書において使用される場合、弗素、塩素、臭素又はヨウ素を言及する。
【0056】
式Iの化合物においては、R2は好ましくは、H;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2−C7アルケニル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2−C7アルキニル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロヘテロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリール−C1−C3アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたヘテロアリール−C1−C3アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたヘテロアリール;−SH;−SR5;−SOR5;−SO2R5;−CHO;−CH(OR5)2; カルボキシ;−CO2R4; NHCONNH2; −NHCSNH2; −NHCONH2; −NHCOR4; −NHSO2R5;−NHCOR4;−NHSO2R5;
【0057】
独立して、1又は複数のR4により任意に置換された−O−CO−(C1−C5) アルキル;シアノ;ニトロ;ハロゲン;ヒドロキシ;ペルハロC1−C7アルキル;ペルハロC1−C7アルキルオキシ; −SO2NH2; −SO2NH(R5); −SO2(R5)2; −CONH2; −CSNH2; −CON2H3; −CONH(R5); −CON(R5)2; 独立して、R4により任意に置換された C1−C10 アルキルオキシ;独立して、R4により任意に置換されたC2−C10アルケニルオキシ; 独立して、R4により任意に置換された C2−C10アルキニルオキシ;独立して、R4により任意に置換されたアリールオキシ;独立してR4により任意に置換されたヘテロアリールオキシである。
【0058】
より特異的には、式Iの化合物においては、R2は、H;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロヘテロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリール−C1−C3アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたヘテロアリール−C1−C3アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたヘテロアリール;−SH;−SR5;−SOR5;−SO2R5;−CHO;−CH(OR5)2; カルボキシ;
【0059】
−CO2R4; NHCONNH2; −NHCSNH2; −NHCONH2; −NHCOR4; −NHSO2R5; 独立して、1又は複数のR4により任意に置換された−O−CO−(C1−C5) アルキル;シアノ;ニトロ;ハロゲン;ヒドロキシ;ペルハロC1−C7アルキル;ペルハロC1−C7アルキルオキシ; −SO2NH2; −SO2NH(R5); −SO2(R5)2; −CONH2; −CSNH2; −CON2H3; −CONH(R5); −CON(R5)2; 独立して、R4により任意に置換された C1−C10 アルキルオキシ;独立して、R4により任意に置換されたC2−C10アルケニルオキシ; 独立して、R4により任意に置換された C2−C10アルキニルオキシ;独立して、R4により任意に置換されたアリールオキシ;独立してR4により任意に置換されたヘテロアリールオキシである。
【0060】
他方では、式Iの化合物においては、R2はHであり得る。この態様においては、R1は好ましくは、C=O;C=S;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C2アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2アルケニル;C2アルキニル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロヘテロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリール−C1−C3アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたヘテロアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたヘテロアリール−C1−C3アルキルである。
【0061】
式Iの化合物においては、R9は好ましくはHであり、そしてR10は好ましくはHである。
式Iの化合物においては、R6及びR7は独立して、R6は、H;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2−C10アルケニル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2−C10アルキニル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロへテロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたヘテロアリールである。特に、R6及びR7は独立して、H;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキルである。より好ましくは、R6及びR7は独立して、H; C1−C10アルキルである。
【0062】
R10がHである場合、R8及びR8は独立して、R7は、H;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2−C10アルケニル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2−C10アルキニル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロアルキルである。
【0063】
式Iの化合物においては、R4は、独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたピペリジノ;、独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたピペラジノ;、独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたモノホリノ;、独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたチオモルホリノ;、独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたピロリジノであり得る。この態様においては、R8及びR7は独立して、H;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2−C10アルケニル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2−C10アルキニルであり得る。
好ましい化合物:
【0064】
7−ベンジル−8−(6−ヒドロキシメチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−(6−ヒドロキシ−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−(3−ヒドロキシメチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
1,3−ジメチル−7−(4−メチルベンジル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
【0065】
3−(1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テトラヒドロプリン−7−イルメチル)ベンゾニトリル;
2−(1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テトラヒドロプリン−7−イルメチル)ベンゾニトリル;
1,3−ジメチル−7−(1−フェニルエチル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
7−(2−ヨードベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−7−(2−トリフルオロメチルベンジル)−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
【0066】
1,3−ジメチル−7−ナフタレン−1−イルメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
1,3−ジメチル−7−ナフタレン−2−イルメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
7−(3−ブロモベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−(3−イソプロピルピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0067】
1,3−ジメチル−7−(2−オキソ−2−ピロリジン−1−イル−エチル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
2−(8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル)−ベンゾニトリル;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−ヨード−ベンジル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2−ジフルオロメトキシ−ベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2,3−ジメトキシ−ベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0068】
1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−7−(2−トリフルオロメトキシ−ベンジル)−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−7−(2−トリフルオロメチルスルファニル−ベンジル)−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
4−(1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イル)−ブチロニトリル;
(R)−7−ベンジル−8−(3−イソプロピルピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
(S)−7−ベンジル−8−(3−イソプロピルピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
【0069】
7−ベンジル−8−(6,9−ジアザスピロ[4,5]デク−9−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−(ピペラジン−3−スピロ−3’−ビシクロ[2,2,1]ヘプタン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−メトキシ−ベンジル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1,3−ジメチル−7−ナフタレン−1−イルメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−フルオロ−ベンジル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0070】
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1,3−ジメチル−7−(2−メチル−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2−クロロ−ベンジル)−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2−ブロモ−ベンジル)−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1,3−ジメチル−7−(2−トリフルオロメチル−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1,3−ジメチル−7−(2−ニトロ−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0071】
3−ベンジル−8−ピペラジン−1−イル−7−(2−トリフルオロメチル−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3,7−ジベンジル−1−(2−ヒドロキシ−エチル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−ベンジル−7−フェネチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3,7−ジベンジル−8−[1,4]ジアゼペン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼペン−1−イル−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0072】
3,7−ジベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−プロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3,7−ジベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2−ヒドロキシ−エチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
2−(3,7−ジベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−2,6−ジオキソ−2,3,6,7−テトラヒドロ−プリン−1−イル)−N, N−ジエチル−アセトアミド;
1,3,7−トリベンジル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
1,3,7−トリベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0073】
(S)−7−ベンジル−8−(3−ベンジルオキシメチルピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
3,7−ジベンジル−8−ピペラジン−1−イル−1−プロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3,7−ジベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−プロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3,7−ジベンジル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3,7−ジベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0074】
2−(3−ベンジル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル)−ベンゾニトリル;
2−(3−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−2,6−ジオキソ−1−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル)−ベンゾニトリル;
2−(3−ベンジル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル)−ベンゾニトリル;
2−(3−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−2,6−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル)−ベンゾニトリル;
3−ベンジル−7−(2−ヨード−ベンジル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0075】
3−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−ヨード−ベンジル)−1−プロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−ベンジル−7−(2−ヨード−ベンジル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−ヨード−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−1−プロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−1−プロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0076】
7−ベンジル−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
2−(3−メチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル)−ベンゾニトリル;
2−(8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−2,6−ジオキソ−1−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル)−ベンゾニトリル;
2−(8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−2,6−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル)−ベンゾニトリル;
【0077】
7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−1−プロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−1−プロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,8−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(3−ヒドロキシ−プロピル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0078】
3−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2−エトキシ−エチル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−1−(3−フェニル−アリル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−1−(2−オキソ−2−フェニル−エチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
2−(7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−2,6−ジオキソ−2,3,6,7−テトラ−プリン−1−イルメチル)−ベンゾニトリル;
(7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−2,6−ジオキソ−2,3,6,7−テトラヒドロ−プリン−1−イル)−アセトニトリル;
【0079】
3−メチル−7−(2−メチル−チアゾール−4−イルメチル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−7−(2−メチル−チアゾール−4−イルメチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−メチル−7−(2−オキソ−2−フェニル−エチル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−7−(2−オキソ−2−フェニル−エチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−7−フェネチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0080】
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−イル−1−(3−ヒドロキシ−プロピル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
1−(3−ヒドロキシ−プロピル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2−エトキシ−エチル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
1−(2−エトキシ−エチル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−1−(2−フェノキシ−エチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0081】
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−ヨード−ベンジル)−1−[2−(2−メトキシ−エトキシ)−エチル]−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2−ヨード−ベンジル)−1−[2−(2−メトキシ−エトキシ)−エチル]−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(3,5−ジメトキシ−ベンジル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−ヨード−ベンジル)−1−(3−メトキシ−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ビフェニル−2−イルメチル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0082】
7−(2−ブロモ−ベンジル)−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2−クロロ−ベンジル)−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−(3,5−ジメチル−ピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−ヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(4−メトキシベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
(1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テトラヒドロプリン−7−イル)−フェニル酢酸メチルエステル;
【0083】
7−(5−クロロ−2−ニトロベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
4−(1,3−ジメチル−2,6−ジオン−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テトラヒドロプリン−7−イルメチル)ベンゾニトリル;
7−(4−メタンスルホニルベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
7−(2−フルオロ−6−ニトロベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
7−(4−ベンジルオキシベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
【0084】
7−(2,4−ジクロロベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−7−(4−トリフルオロメチルベンジル)−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
7−ビフェニル−4−イルメチル−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
3−(1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テトラヒドロプリン−7−イルメチル)安息香酸メチルエステル;
4−(1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テトラヒドロプリン−7−イルメチル)安息香酸メチルエステル;
【0085】
7−ビフェニル−2−イルメチル−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
7−(4−tert−ブチルベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−7−(4−トリフルオロメトキシベンジル)−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
7−(3,4−ジクロロベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−7−(4−[1,2,3]チアジアゾール−4−イルベンジル)−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
【0086】
4−(1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テトラヒドロプリン−7−イルメチル)−3−メトキシ安息香酸メチルエステル;
7−シクロヘキシルメチル−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−(2,5−ジアザ−ビシクロ[2,2,1]ヘプト−2−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−(6−ベンジル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
(S)−7−ベンジル−8−(3−ヒドロキシメチルピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
【0087】
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1,3−ジメチル−7−(2−オキソ2−ピロリジン−1−イル−エチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2−ヨード−ベンジル)−1,3−ジメチル−8−(6−ピリジン−2−イルメチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2−ブロモ−ベンジル)−1,3−ジメチル−8−(6−ピリジン−2−イルメチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
(S)−7−ベンジル−8−(3−ベンジル−ピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−1,3−ジメチル−8−(3−フェネチル−ピペラジン−1−イル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0088】
(R)−7−ベンジル−8−(3−ベンジルピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−(3−(2−ヒドロキシ−ベンジル)−ピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−(3−(2−メトキシ−ベンジル)−ピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
(R)−7−ベンジル−8−(3−(4−メトキシ−ベンジル)−ピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
(R)−7−ベンジル−8−(3−(4−ヒドロキシ−ベンジル)−ピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0089】
(R)−7−ベンジル−1,3−ジメチル−8−(3−(4−ニトロ−ベンジル)−ピペラジン−1−イル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
(R)−7−ベンジル−8−(3−(4−フルオロ−ベンジル)−ピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
(R)−4−(4−(7−ベンジル−1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−2,3,6,7−テトラヒドロ−1H−プリン−8−1−イル)−ピペラジン−2−イルメチル)−ベンゾニトリル;
(R)−6−(8−(3−ベンジル−ピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル)−ニコチノニトリル;
(R)−7−ベンジル−1,3−ジメチル−8−(3−チアゾール−4−イルメチル−ピペラジン−1−イル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0090】
(R)−2−[1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−(3−チオフェン−2−イルメチル−ピペラジン−1−イル)−1,2,3,6−テトラジヒドロ−プリン−7−イルメチル]−ベンゾニトリル;
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−1−(テトラヒドロ−フラン−2−イルメチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−1−(2−シクロヘキシル−エチル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−1−(5−メチル−ヘキシル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−1−(3−メチル−ブチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0091】
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2−エトキシ−エチル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−1−(テトラヒドロ−フラン−2−イルメチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−1−(テトラヒドロ−フラン−2−イルメチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−1−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルメチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−1−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルメチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0092】
7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−1−(2−フェノキシ−エチル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−ヨード−ベンジル)−1−(2−メトキシ−エチル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2−ヨード−ベンジル)−1−(2−メトキシ−エチル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
1−(2−ベンジル−エチル)−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
1−(2−ベンジルオキシ−エチル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0093】
1−(3,5−ジメトキシ−ベンジル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2−ヨード−ベンジル)−1−(3−メトキシ−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−1−(3−トリフルオロメトキシ−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−1−(3−フルオロメトキシ−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2−ヒドロキシ−プロピル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0094】
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2,2−ジエトキシ−エチル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2,2−ジメトキシ−エチル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2−[1,3]ジオキソラン−2−イル−エチル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
1−(2−[1,3]ジオキソラン−2−イル−エチル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
1−[1,3]ジオキソラン−2−イルメチル−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0095】
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2−[1,3]ジオキサン−2−イル−エチル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
1−(2−[1,3]ジオキサン−2−イル−エチル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2,3−ジヒドロキシ−プロピル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
1−(2,3−ジヒドロキシ−プロピル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(3−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0096】
1−(3−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−1−[3−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)プロピル]−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2−フルオロ−エチル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(3−ヒドロキシ−プロピル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;及び
7−ビフェニル−2−イルメチル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン。
もう1つの観点においては、本発明は、3種のグループA, B及びCの1つ1つにおける化合物を提供する。
【0097】
グループ A:
グループAの化合物においては、本発明は、下記一般式I:
【化7】
【0098】
[式中、n及びmは独立して、1又は2であり;
R1は、C=O;C=S;C1−C2アルキル;C2アルケニル;C2アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロヘテロアルキル;アリール;アリール−C1−C3アルキル;ヘテロアリール;ヘテロアリール−C1−C3アルキルであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、アリール−C1−C3アルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリール−C1−C3アルキルは独立して、1又は複数のR4により任意に置換されていてもよく;
【0099】
R2は、H;C1−C7アルキル;C2−C7アルケニル;C2−C7アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロヘテロアルキル;アリール;アリール−C1−C3アルキル;ヘテロアリール−C1−C3アルキル;ヘテロアリール;シアノ;ハロゲン;ヒドロキシ;ニトロ;−SH;−SR5;−SOR5;−SO2R5;カルボキシ;−CO2R4;−CON(R5)2;C1−C10アルキルオキシ;C2−C10アルケニルオキシ;C2−C10アルキニルオキシ;アリールオキシ;ヘテロアリールオキシであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、アリール−C1−C3アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−C1−C3アルキル、アルキルオキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アリールオキシ、又はへテロアリールオキシは独立して、1又は複数のR11により任意に置換されていてもよく;
【0100】
R3は、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロヘテロアルキル;アリール;アリール−C1−C3アルキル;ヘテロアリール−C1−C3アルキル;ヘテロアリール;C1−C10−アルキル−O− C1−C6アルキル;カルボキシ;シアノ;ニトロ;ハロゲン;ヒドロキシであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロへテロアルキル、アリール、アリール−C1−C3アルキル、ヘテロアリールC1−C3アルキル、ヘテロアリール又はアルキル−O−アルキルは独立して、1又は複数のR12により任意に置換されていてもよく;同じ炭素原子に結合される2つのR3はスピロ系を形成することができ;
【0101】
R4, R11, R12及びR17は独立して、C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロへテロアルキル;アリール;ヘテロアリール;シアノ;ハロゲン;ヒドロキシ;ニトロ;トリフルオロメチル;N(R13)2;=O;=S;C2−C10アルキルオキシ;C2−C10アルケニルオキシ;C2−C10アルキニルオキシ;アリールオキシ;ヘテロアリールオキシであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルオキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アリールオキシ、又はヘテロアリールオキシは独立して、1又は複数のR8により任意に置換されていてもよく;同じ炭素原子に結合される2つのR4はスピロ複素環式系、好ましくはヒダントイン、チオビダントイン、オキサゾリジン−2,5−ジオンを形成することができ;
【0102】
R5は、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロへテロアルキル;アリール;アリール−C1−C5アルキル;ヘテロアリール;ヘテロアリール−C1−C5アルキルであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリールアルキルは独立して、1又は複数のR14により任意に置換されていてもよく;
【0103】
R6は、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロへテロアルキル;アリール;ヘテロアリールであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール又はヘテロアリールは独立して、1又は複数のR15により任意に置換されていてもよく;
【0104】
R7は、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロへテロアルキル;アリール;ヘテロアリールであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール又はヘテロアリールは独立して、1又は複数のR16により任意に置換されていてもよく;
【0105】
R8, R14, R15及びR16は独立して、H;ニトロ;−OCH3;シアノ;ハロゲン;−OH;−SH;−SH3であり;
R9は、H;ハロゲン;C1−C10アルキル又はアリールであり、ここでアルキル又はアリールは独立して、1又は複数のR17により任意に置換され;
R10は、H;ハロゲンであり;又は
R9及びR10は、シクロプロピル環を形成するために連結されていてもよく;
R13は、H;C1−C10アルキル又はアリールである]で表される化合物(但し、次の化合物:
【0106】
1,3−ジメチル−7−(2−オキソ−プロピル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
1,3,1’,3’,7’−ペンタメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7,3’,7’−テトラヒドロ−7,8’−メタンジイル−ビス−プリン−2,6−ジオン;
3,4,5−トリメトキシ−安息香酸2−(1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テロラヒドロ−プリン−7−イル)−エチルエステル;
7−[2−ヒドロキシ−3−(4−メトキシ−フェノキシ)−プロピル]−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−[2−ヒドロキシ−2−(4−ニトロ−フェニル)−エチル]−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7,8,9−テトラヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0107】
7−ベンジル−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(4−クロロ−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2−クロロ−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−エチル−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−1,7−ジプロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−メチル−7−(3−メチル−ブチル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0108】
7−ブチル−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−メチル−7−(3−フェニル−プロピル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ブト−2−エニル−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(3−クロロ−ブト−2−エニル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,5−ジオン;
7−ヘプチル−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0109】
3−メチル−7−(1−フェニル−エチル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−メチル−7−(3−メチル−ベンジル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−メチル−7−プロピル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;及び
3−メチル−7−ペンチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオンが除外される)、又は医薬的に許容できる酸又は塩基とのその塩を提供する。
【0110】
グループ B:
グループBの化合物においては、本発明は、下記一般式I:
【化8】
【0111】
[式中、n及びmは独立して、1又は2であり、但し、nが2である場合、mもまた、2であり;
R1は、C=O;C=S;C1−C2アルキル;C2アルケニル;C2アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロヘテロアルキル;アリール;アリール−C1−C3アルキル;ヘテロアリール;ヘテロアリール−C1−C3アルキルであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、アリール−C1−C3アルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリール−C1−C3アルキルは独立して、1又は複数のR4により任意に置換されていてもよく;
【0112】
R2は、H;C1−C7アルキル;C2−C7アルケニル;C2−C7アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロヘテロアルキル;アリール;アリール−C1−C3アルキル;ヘテロアリール−C1−C3アルキル;ヘテロアリール;シアノ;ハロゲン;ヒドロキシ;ニトロ;−SH;−SR5;−SOR5;−SO2R5;カルボキシ;−CO2R4;−CON(R5)2;C1−C10アルキルオキシ;C2−C10アルケニルオキシ;C2−C10アルキニルオキシ;アリールオキシ;ヘテロアリールオキシであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、アリール−C1−C3アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−C1−C3アルキル、アルキルオキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アリールオキシ、又はへテロアリールオキシは独立して、1又は複数のR11により任意に置換されていてもよく;
【0113】
R3は、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロヘテロアルキル;アリール;アリール−C1−C3アルキル;ヘテロアリール−C1−C3アルキル;ヘテロアリール;C1−C10−アルキル−O− C1−C6アルキル;カルボキシ;シアノ;ニトロ;ハロゲン;ヒドロキシであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロへテロアルキル、アリール、アリール−C1−C3アルキル、ヘテロアリールC1−C3アルキル、ヘテロアリール又はアルキル−O−アルキルは独立して、1又は複数のR12により任意に置換されていてもよく;同じ炭素原子に結合される2つのR3はスピロ系を形成することができ;
【0114】
R4, R11, R12及びR17は独立して、C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロへテロアルキル;アリール;ヘテロアリール;シアノ;ハロゲン;ヒドロキシ;ニトロ;トリフルオロメチル;N(R13)2;=O;=S;C2−C10アルキルオキシ;C2−C10アルケニルオキシ;C2−C10アルキニルオキシ;アリールオキシ;ヘテロアリールオキシであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルオキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アリールオキシ、又はヘテロアリールオキシは独立して、1又は複数のR8により任意に置換されていてもよく;同じ炭素原子に結合される2つのR4はスピロ複素環式系、好ましくはヒダントイン、チオビダントイン、オキサゾリジン−2,5−ジオンを形成することができ;
【0115】
R5は、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロへテロアルキル;アリール;アリール−C1−C5アルキル;ヘテロアリール;ヘテロアリール−C1−C5アルキルであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリールアルキルは独立して、1又は複数のR14により任意に置換されていてもよく;
【0116】
R6は、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロへテロアルキル;アリール;ヘテロアリールであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール又はヘテロアリールは独立して、1又は複数のR15により任意に置換されていてもよく;
【0117】
R7は、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロへテロアルキル;アリール;ヘテロアリールであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール又はヘテロアリールは独立して、1又は複数のR16により任意に置換されていてもよく;
R8, R14, R15及びR16は独立して、H;ニトロ;−OCH3;シアノ;ハロゲン;−OH;−SH;−SH3であり;
【0118】
R9は、H;ハロゲン;独立して、1又は複数のR17により任意に置換されたC1−C10アルキルであり;
R10は、H;ハロゲンであり;又は
R9及びR10は、シクロプロピル環を形成するために連結され得;
R13は、H;C1−C10アルキル又はアリールである]で表される化合物、又は医薬的に許容できる酸又は塩基とのその塩を提供する。
【0119】
グループ C:
グループCの化合物においては、本発明は、下記一般式I:
【化9】
【0120】
[式中、n及びmは独立して、1又は2であり;
R1は、C=O;C=S;C1−C2アルキル;C2アルケニル;C2アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロヘテロアルキル;アリール;アリール−C1−C3アルキル;ヘテロアリール;ヘテロアリール−C1−C3アルキルであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、アリール−C1−C3アルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリール−C1−C3アルキルは独立して、1又は複数のR4により任意に置換されていてもよく;
【0121】
R2は、H;C1−C7アルキル;C2−C7アルケニル;C2−C7アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロヘテロアルキル;アリール;アリール−C1−C3アルキル;ヘテロアリール−C1−C3アルキル;ヘテロアリール;シアノ;ハロゲン;ヒドロキシ;ニトロ;−SH;−SR5;−SOR5;−SO2R5;カルボキシ;−CO2R4;−CON(R5)2;C1−C10アルキルオキシ;C2−C10アルケニルオキシ;C2−C10アルキニルオキシ;アリールオキシ;ヘテロアリールオキシであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、アリール−C1−C3アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−C1−C3アルキル、アルキルオキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アリールオキシ、又はへテロアリールオキシは独立して、1又は複数のR11により任意に置換されていてもよく;
【0122】
R3は、C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロヘテロアルキル;アリール;アリール−C1−C3アルキル;ヘテロアリール−C1−C3アルキル;ヘテロアリール;C1−C10−アルキル−O− C1−C6アルキル;カルボキシ;シアノ;ニトロ;ハロゲン;ヒドロキシであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロへテロアルキル、アリール、アリール−C1−C3アルキル、ヘテロアリールC1−C3アルキル、ヘテロアリール又はアルキル−O−アルキルは独立して、1又は複数のR12により任意に置換されていてもよく;同じ炭素原子に結合される2つのR3はスピロ系を形成することができ;
【0123】
R4, R11, R12及びR17は独立して、C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロへテロアルキル;アリール;ヘテロアリール;シアノ;ハロゲン;ヒドロキシ;ニトロ;トリフルオロメチル;N(R13)2;=O;=S;C2−C10アルキルオキシ;C2−C10アルケニルオキシ;C2−C10アルキニルオキシ;アリールオキシ;ヘテロアリールオキシであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルオキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アリールオキシ、又はヘテロアリールオキシは独立して、1又は複数のR8により任意に置換されていてもよく;同じ炭素原子に結合される2つのR4はスピロ複素環式系、好ましくはヒダントイン、チオビダントイン、オキサゾリジン−2,5−ジオンを形成することができ;
【0124】
R5は、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロへテロアルキル;アリール;アリール−C1−C5アルキル;ヘテロアリール;ヘテロアリール−C1−C5アルキルであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリールアルキルは独立して、1又は複数のR14により任意に置換されていてもよく;
【0125】
R6は、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロへテロアルキル;アリール;ヘテロアリールであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール又はヘテロアリールは独立して、1又は複数のR15により任意に置換されていてもよく;
【0126】
R7は、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロへテロアルキル;アリール;ヘテロアリールであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール又はヘテロアリールは独立して、1又は複数のR16により任意に置換されていてもよく;
R8, R14, R15及びR16は独立して、H;ニトロ;−OCH3;シアノ;ハロゲン;−OH;−SH;−SH3であり;
【0127】
R9は、H;ハロゲン;独立して、1又は複数のR17により任意に置換されたC1−C10アルキルであり;;
R10は、H;ハロゲンであり;又は
R9及びR10は、シクロプロピル環を形成するために連結され得;
R13は、H;C1−C10アルキル又はアリールである]で表される化合物、又は医薬的に許容できる酸又は塩基とのその塩を提供する。
【0128】
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、前記R1は、C=O; C1−C2アルキル;C2アルケニル;C2アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロヘテロアルキル;アリール;又はヘテロアリールであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、又はヘテロアリールが独立して、1又は複数のR4により任意に置換される。
【0129】
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、前記R1は、C=O; C1−C2アルキル; C3−C7シクロアルキル;アリール;又はヘテロアリールであり、ここで個々のアルキル、シクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールが独立して、1又は複数のR4により任意に置換される。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、前記R1は、C=O;又は独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリールである。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、前記R1は、独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリールである。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、前記R1は、アリールである。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、前記R1は、フェニルである。
【0130】
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R2は、H;C1−C7アルキル;C2−C7アルケニル;C2−C7アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロヘテロアルキル;アリール;ヘテロアリール;シアノ;ハロゲン;ヒドロキシ;ニトロ;−SH;−SR5;−SOR5;−SO2R5;−CO2R4; C1−C10アルキルオキシ;C2−C10アルケニルオキシ;C2−C10アルキニルオキシであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルオキシ、アルケニルオキシ、又はアルキニルオキシは独立して、1又は複数のR11により任意に置換される。
【0131】
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R2は、H;C1−C7アルキル; C3−C7シクロヘテロアルキル;アリール;シアノ;ハロゲン;ニトロ;−SR5;−SO2R5;−CO2R4; 又はC1−C10アルキルオキシであり、ここで個々のアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、又はアルキルオキシは独立して、1又は複数のR11により任意に置換される。
【0132】
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R2は、H;C1−C7アルキル; C3−C7シクロヘテロアルキル;アリール;シアノ;ハロゲン;−CO2R4; 又はC1−C10アルキルオキシであり、ここで個々のアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、又はアルキルオキシは独立して、1又は複数のR11により任意に置換される。
【0133】
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R2は、H;C1−C7アルキル;シアノ;ハロゲン又はC1−C10アルキルオキシであり、ここで個々のアルキル、又はアルキルオキシは独立して、1又は複数のR11により任意に置換される。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R2は、H;シアノ;又はハロゲンである。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R2は、Hである。
【0134】
グループA及び Bの化合物のさらなる態様においては、R3は、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;アリール; C1−C10−アルキル−O− C1−C6アルキル;シアノ;ニトロ;ハロゲン;ヒドロキシであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、又はアルキル−O−アルキルは独立して、1又は複数のR12により任意に置換され;同じ炭素原子に結合される2つのR3はスピロ系を形成することができる。
【0135】
グループA及び Bの化合物のさらなる態様においては、R3は、H;C1−C10アルキル; C1−C10−アルキル−O− C1−C6アルキル;ヒドロキシであり、ここで個々のアルキル、又はアルキル−O−アルキルは独立して、1又は複数のR12により任意に置換され;同じ炭素原子に結合される2つのR3はスピロ系を形成することができる。
グループA及び Bの化合物のさらなる態様においては、R3は、H;又は独立して、1又は複数のR12により任意に置換さたC1−C10アルキルであり;同じ炭素原子に結合される2つのR3はスピロ系を形成することができる。
【0136】
グループA及び Bの化合物のさらなる態様においては、R3は、H;又はC1−C10アルキルである。
グループA及び Bの化合物のさらなる態様においては、R3は、メチル、エチル又はイソプロピルである。
グループA及び Bの化合物のさらなる態様においては、R3は、Hである。
【0137】
グループCの化合物のさらなる態様においては、R3は、C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;アリール; C1−C10−アルキル−O− C1−C6アルキル;シアノ;ニトロ;ハロゲン;ヒドロキシであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、又はアルキル−O−アルキルは独立して、1又は複数のR12により任意に置換され;同じ炭素原子に結合される2つのR3はスピロ系を形成することができる。
【0138】
グループCの化合物のさらなる態様においては、R3は、C1−C10アルキル; C1−C10−アルキル−O− C1−C6アルキル;ヒドロキシであり、ここで個々のアルキル、又はアルキル−O−アルキルは独立して、1又は複数のR12により任意に置換され;同じ炭素原子に結合される2つのR3はスピロ系を形成することができる。
グループCの化合物のさらなる態様においては、R3は、独立して、1又は複数のR12により任意に置換さたC1−C10アルキルであり;同じ炭素原子に結合される2つのR3はスピロ系を形成することができる。
【0139】
グループCの化合物のさらなる態様においては、R3は、C1−C10アルキルである。
グループCの化合物のさらなる態様においては、R3は、メチル、エチル又はイソプロピルである。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R4は、C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;アリール;ヘテロアリール;シアノ;ハロゲン;ヒドロキシ;ニトロであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールは独立して、1又は複数のR8により任意に置換される。
【0140】
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R4は、C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;又はC2−C10アルキニルであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、又はアルキニルは独立して、1又は複数のR8により任意に置換される。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R4は、1又は複数のR8により任意に置換されたC1−C10アルキルである。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R4は、C1−C10アルキルである。
【0141】
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R4は、メチルである。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R5は、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;アリール;ヘテロアリールであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールは独立して、1又は複数のR14により任意に置換される。
【0142】
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R5は、C1−C10アルキル又はアリールであり、ここで個々のアルキル又はアリールは独立して、1又は複数のR14により任意に置換される。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R6は、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル又はアリールであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル又はアリールは独立して、1又は複数のR15により任意に置換される。
【0143】
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R6は、H;C1−C10アルキル;又はC2−C10アルケニルであり、ここで個々のアルキル、又はアルケニルは独立して、1又は複数のR15により任意に置換される。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R6は、H;又は独立して、1又は複数のR15により任意に置換されたC1−C10アルキルである。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R6は、Hである。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R6は、独立して、1又は複数のR15により任意に置換されたC1−C10アルキルである。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R6は、C1−C10アルキルである。
【0144】
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R6は、メチルである。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R7は、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニルであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、又はアルキニルは独立して、1又は複数のR16により任意に置換される。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R7は、独立して、1又は複数のR16により任意に置換されたC1−C10アルキルである。
【0145】
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R7は、C1−C10アルキルである。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R8は、−OCH3である。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R9は、アリールである。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R11は、C1−C10アルキル;アリール;シアノ;ハロゲンであり、ここで個々のアルキル又はアリールは独立して、1又は複数のR8により任意に置換される。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R11は、ハロゲンである。
【0146】
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R12は、C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;アリール;ヘテロアリール;シアノ;ハロゲン;ヒドロキシ;ニトロであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリールは独立して、1又は複数のR8により任意に置換される。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R12は、アリール;ヘテロアリール;又はヒドロキシであり、ここで個々のアリール及びヘテロアリールは独立して、1又は複数のR8により任意に置換される。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R12は、フェニル、ピリジル又はピロリジニルである。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R12は、ヒドロキシである。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R12は、ハロゲンである。
【0147】
本発明のさらなる観点は、医薬的許容できるキャリヤー又は希釈剤と共に、活性成分として、少なくとも1つの本発明の化合物又は医薬的に許容できるその塩、又はプロドラッグ又は水和物を含んで成る医薬組成物である。
本発明のさらなる観点は、DPP−IVによる不活性化を受けるタンパク質に関連する疾病を処理するための薬剤の製造のためへの本発明の化合物の使用である。
本発明のさらなる観点は、代謝障害の処理のための薬剤の製造のためへの本発明の化合物の使用である。
本発明のさらなる観点は、血液グルコースを低めるための薬剤の製造のためへの本発明の化合物の使用である。
【0148】
本発明のさらなる観点は、II型糖尿病の処理のための薬剤の製造のためへの本発明の化合物の使用である。
本発明のさらなる観点は、損なわれたグルコース耐性(IGT)の処理のための薬剤の製造のためへの本発明の化合物の使用である。
本発明のさらなる観点は、損なわれた空腹時グルコース(IFG)の処理のための薬剤の製造のためへの本発明の化合物の使用である。
本発明のさらなる観点は、高血糖症の予防のための薬剤の製造のためへの本発明の化合物の使用である。
【0149】
本発明のさらなる観点は、非インスリン必要性II型糖尿病のインスリン必要性II型糖尿病への進行を遅延するのための薬剤の製造のためへの本発明の化合物の使用である。
本発明のさらなる観点は、哺乳類対象におけるβ細胞の数及び/又はサイズを高めるための薬剤の製造のためへの本発明の化合物の使用である。
本発明のさらなる観点は、β細胞退化、特にβ細胞のアポプトシスの処理のための薬剤の製造のためへの本発明の化合物の使用である。
本発明のさらなる観点は、食物摂取の障害の処理のための薬剤の製造のためへの本発明の化合物の使用である。
【0150】
本発明のさらなる観点は、肥満の処理のための薬剤の製造のためへの本発明の化合物の使用である。
本発明のさらなる観点は、食欲調節又は満腹性の誘発のための薬剤の製造のためへの本発明の化合物の使用である。
本発明のさらなる観点は、異常脂肪血症の処理のための薬剤の製造のためへの本発明の化合物の使用である。
【0151】
本発明のさらなる観点は、機能的消化不良、特に刺激性腸症候群の処理のための薬剤の製造のためへの本発明の化合物の使用である。
本発明のさらなる観点は、有効量の本発明の化合物をその必要な対象に投与することを含んで成る、DPP−IVによる不活性化を受けるタンパク質に関連する疾病又は障害の処理のための方法である。
本発明のさらなる観点は、有効量の本発明の化合物をその必要な対象に投与することを含んで成る、上記疾病の処理方法である。
【0152】
本発明の化合物は、医薬的に許容できる塩、特に酸付加塩、例えば有機酸及び無機酸の塩の形で調製され得る。そのような塩の例は、有機酸、例えば蟻酸、フマル酸、酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、酪酸、ピルビン酸、蓚酸、琥珀酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、サリチル酸及び同様のものの塩を包含する。適切な無機酸−付加塩は、塩酸、臭酸、硫酸及びリン酸及び同様のものの塩を包含する。医薬的に許容できる無機又は有機酸付加塩のさらなる例は、当業者に知られている、Journal of Pharmaceutical Science, 66, 2(1977) に列挙される医薬的許容できる塩を包含する。
【0153】
本発明の化合物が形成できる水和物はまた、医薬的に許容できる酸付加塩として意図される。
酸付加塩は、化合物合成の直接的な生成物として得られる。他の方法においては、遊離塩基が、適切な酸を含む適切な溶媒に溶解され、そして塩が、溶媒を蒸発するか、又は他方では、塩及び溶媒を分離することによって単離され得る。
本発明の化合物は、当業者に知られている方法を用いて、標準の低分子量溶媒と共に溶媒化合物を形成することができる。
【0154】
本発明は、本発明の化合物のすべての立体異性体形及びラセミ体に拡張することが理解されるべきである。
式IIの化合物においては、B−環における結合は不飽和であり、その結果、そのB−環は、十分に不飽和である、5員又は6員の炭素環式又は複素環式環である。
式IIの化合物の好ましい態様においては、D3, D4及び少なくとも1つのD5が存在し、そしてD1, D2, D3, D4及び個々のD5は独立して、炭素、窒素、酸素又は硫黄、又はC=O又はC=Sであり、そしてB−環における結合は不飽和であり、その結果、B−環は、十分に不飽和である、5員又は6員の炭素環式又は複素環式環である。
【0155】
D−環が式IIの化合物に存在する場合、D−環における結合は好ましくは、不飽和であり、その結果、D−環は、十分に不飽和である、5員又は6員の炭素環式又は複素環式環であり得る。
式IIの化合物においては、個々のn1, n2は独立して、1又は2であり得、n3は1であり、そしてn4は2であり、D1及びD2は炭素原子であり得、D4及び1つのD5は窒素原子であり得、そしてD3及び他のD5はC=O又はC=Sであり得、B−環における結合は不飽和であり、その結果、B−環は、十分に不飽和である、5員の炭素環式又は複素環式環である。
【0156】
特に、式IIの化合物においては、n1は2であり、そして個々のn2, n3, n4は1又は2である。
式IIの化合物の特定の態様においては、B−環はベンゼン環であり、個々のn1, n2は独立して、1又は2であり、D3, D4及びD5は不在であり、その結果、D1及びD2はそれぞれ、独立して1つのR4により任意に置換され得る。
【0157】
医薬組成物:
もう1つの観点においては、本発明は、医薬的に許容できるキャリヤー又は希釈剤と共に、DPP−IVの酵素活性を阻害する少なくとも1つの本発明の化合物、又は医薬的に許容できるその塩、又はプロドラッグ又は水和物を活性成分として含んで成る医薬組成物を、その範囲内に包含する。本発明の化合物を含む医薬組成物は、例えばRemination:The Science and Practise of Rharmacy, 19th Ed., 1995に記載のようにして、従来の技法により調製され得る。組成物は、従来の形、例えばカプセル、錠剤、エアロゾル、溶液、懸濁液又は局部適用の形で存在することができる。
【0158】
典型的な組成物は、DPP−IVの酵素活性を阻害する本発明の化合物、又は医薬的に許容できるその塩基付加塩、又はプロドラッグ又は水和物、キャリヤー又は希釈剤であり得るか、又はキャリヤーにより希釈され得るか、又はカプセル、サケット、紙又は他の容器の形で存在することができるキャリヤーに封入される医薬的に許容できる賦形剤を包含する。組成物の製造においては、医薬組成物の調製のための従来の技法が使用され得る。例えば、活性化合物は通常、キャリヤーと共に混合され、又はキャリヤーにより希釈され、又はアンプル、カプセル、サケット、紙、又は他の容器の形で存在することができるキャリヤー内に封入され得る。キャリヤーが希釈剤として作用する場合、それは、活性化合物のためのビークル、賦形剤又は媒体として作用する、固体、半固体又は液体材料であり得る。
【0159】
活性化合物は、例えばサケットにおける顆粒状固体容器上に吸着され得る。適切なキャリヤーのいくつかの例は、水、塩溶液、アルコール、ポリエチレングリコール、ポリヒドロキシエトキシル化されたヒマシ油、ピーナッツ油、オリーブ油、ゼラチン、ラクトース、白土、スクロース、デキストリン、炭酸マグネシウム、糖、シクロデキストリン、アミロース、ステアリン酸マグネシウム、タルク、ゼラチン、寒天、ペクチン、アカシア、ステアリン酸、又はセルロースの低級アルキルエーテル、ケイ酸、脂肪酸、脂肪酸アミン、脂肪酸モノグリセリド及びジグリセリド、ペンタエリトリトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン、ヒドロキシメチルセルロース及びポリビニルピロリドンである。
【0160】
同様に、キャリヤー又は希釈剤は、当業界において知られているいずれかの持効性材料、例えばグリセリルモノステアレート又はグリセリルジステアレートを、単独で又はワックスと混合して含むことができる。その製剤はまた、保湿剤、乳化及び懸濁剤、保存剤、甘味剤又は風味剤を含むことができる。本発明の製剤は、当業界において良く知られている方法を用いることによって、患者に投与した後、活性成分のすばやい開放性、持効性開放性、又は遅延された開放性を付与するために配合され得る。
【0161】
医薬組成物は、減菌され得、そして所望により、助剤、乳化剤、浸透圧に影響を及ぼすための塩、緩衝液及び/又は着色物質、及び活性化合物に悪影響を及ぼさない同様のものと共に混合され得る。投与の経路は、作用の適切な又は所望の部位に、DPP−IVの酵素活性を阻害する本発明の活性化合物を効果的に輸送するいずれかの経路、例えば経口、鼻、肺、頬、舌下、経皮内、経皮又は非経口、例えば直腸、皮下、静脈内、尿道内、筋肉内、鼻腔内、眼であり得、経口経路が好ましい。
【0162】
固体キャリヤーが経口投与のために使用される場合、製剤は、錠剤化され得、粉末又はペレット形で硬質ゼラチンカプセルに配置され得、又はトローチ又はロゼンジの形で存在することができる。液体キャリヤーが使用される場合、製剤は、シロップエマルジョン、軟質ゼラチンカプセル又は無菌注射用液体、例え水性又は非水性液体懸濁液又は溶液の形で存在することができる。
【0163】
鼻への投与に関しては、製剤は、エアロゾル適用のために、液体キャリヤー、特に水性キャリヤーに溶解されるか又は懸濁された、DPP−IVの酵素活性を阻害する本発明の化合物を含むことができる。キャリヤーは、添加剤、例えば溶解剤、例えばプロピレングリコール、界面活性剤、吸収性エンハンサー、例えばレシチン(ホスファチジルコリン)又はシクロデキストリン、又は保存剤、例えばパラベンを含むことができる。
【0164】
非経口適用のためには、注射用溶液又は懸濁液、好ましくはポリヒドロキシル化されたヒマシ油に溶解された活性化合物を有する水溶液が特に適切である。
タルク及び/又は炭水化物キャリヤー又は結合剤、又は同様のものを有する錠剤、糖剤又はカプセルは、経口に適用のために特に適切である。錠剤、糖剤又はカプセルのための好ましいキャリヤーは、ラクトース、トウモロコシ澱粉及び/又はジャガイモ澱粉を包含する。シロップ又はエリキシルは、甘味ビークルが使用される場合に用ちいられ得る。従来の錠剤化技法により調製され得る典型的な錠剤は、下記の成分を含む:
【0165】
【0166】
式I及び式IIの化合物は、上記のような種々の疾病、例えば代謝障害、II型糖尿病、高血糖症、損なわれたグルコース耐性(IGT)、損なわれた空腹時グルコース(IFG)、β細胞劣化、β細胞のアポプトシス、食物摂取の障害、肥満、異常脂肪血症、及び機能的消化不良、特に刺激性腸症候群の処理、予防、排除、軽減又は改善の必要な哺乳類、特にヒトに投与され得る。特に、式I又は式IIの化合物は、II型糖尿病の予防又は処理のために有用であることが企画される。さらに、式I又は式IIの化合物は、血液グルコース低下、高血糖症の予防、損なわれたグルコース耐性のII型糖尿病への進行の遅延、非インスリン必要性II型糖尿病のインスリン必要II型糖尿病への進行の遅延、哺乳類対象におけるβ細胞の数及び/又はサイズの上昇、又は食欲調節又は満腹性の誘発のために有用である。式I又は式IIの化合物により処理される哺乳類は好ましくは、ヒトであるが、しかしまた、例えば家畜、ペット、及び非家畜動物、例えば野生動物でもあり得る。
【0167】
本発明の化合物は、広い用量範囲にわたって効果的である。例えば、成人の処理においては、1日当たり約0.05〜約1000mg、好ましくは約0.1〜約500mgの用量が使用され得る。最も好ましい用量は、1日当たり約0.5mg〜約250mgである。患者のためのレジメを選択する場合、高い用量で開始することが時折必要であり、そして病状が制御下にある場合、その用量を減じる必要がある。正確な用量は、投与の態様、所望する治療、投与される形、処理される対象及び処理される対象の体重、及び担当する、医者又は獣医の選択及び経験に依存するであろう。
一般的に、本発明の化合物は、単位用量当たり、医薬的に許容できるキャリヤーと共に、約0.05〜約1000mgの活性成分を含んで成る単位用量形で分散される。
【0168】
通常、経口、鼻、肺又は経皮投与のために適切な用量形は、医薬的に許容できるキャリヤー又は希釈剤と共に混合される、約0.05mg〜約1000mg、好ましくは約0.5mg〜約250mgの化合物を含んで成る。本発明はまた、投与に基づいて、薬理学的に活性的な物質になる前、代謝工程による化学的転換を受ける本発明の化合物のプロドラッグを包含する。一般的に、そのようなプロドラッグは、本発明の化合物にインビボで容易に転換できる本発明の化合物の機能的誘導体であり得る。適切なプロドラッグ誘導体の選択及び調製のための従来の方法は、例えば”Design of Prodrugs”, ed. H. Bundgaard, Elsevier, 1985に記載されている。
【0169】
本発明はまた、本発明の化合物の活性代謝物も包含する。式Iの化合物の調製は多くの手段により行われ得る。出発材料は、既知の化合物か、又は類似する既知の化合物の調製に類似して調製され得る化合物のいずれかである。特に有用な合成は下記に概略される。
【0170】
組合せ処理:
さらに、本発明は、もう1つの抗糖尿病剤による処理をさらに包含するレジメでの糖尿病の処理への使用のための薬剤の調製のためへの本発明の化合物の使用に関する。本発明においては、“抗糖尿病剤”とは、インスリン耐性、及びインスリン耐性が病理生理学的機構である疾病の処理及び/又は予防のための化合物を包含する。
本発明の1つの態様においては、抗糖尿病剤は、インスリン、又はGLP−1又はそのいずれかの類似体又は誘導体である。もう1つの態様においては、抗糖尿病剤は、低血糖剤、好ましくは経口低血糖剤である。
【0171】
経口低血糖は好ましくは、スルホニルウレア、非スルホニルウレアインスリン分泌促進薬、ビグアニド(biguanides)、チアゾリジンジオン、α−グルコシダーゼインヒビター、グルカゴンアンタゴニスト、GLP−1アゴニスト、カリウムチャネルオープナー、インスリン感作物質、肝酵素インヒビター、グルコース摂取モジュレーター、脂質代謝を調節する化合物、食物摂取を低める化合物、及びβ細胞のATP−依存性カリウムチャネルに対して作用する剤から成る群から選択される。スルホニルウレアの中で、トルブタミド、グリベンクラミド、グリピジド及びグリクラジドが好ましい。非スルホニルウレアの中で、インスリン分泌促進薬、レパグリニド及びナテグリニド(nateglinide)が好ましい。ビグアニドの中で、メトホルミンが好ましい。
【0172】
チアゾリジンジオンの中で、トログリタゾン、ロシクリタゾン及びシグリタゾンが好ましい。グリコシダーゼインヒビターの中で、アカルボースが好ましい。β細胞のATP−依存性カリウムチャネルに対して作用する剤の中で、次のものが好ましい:グリベンクラミド、グリピジド、グリクラジド、レパグリニド。
式IIに包含される既知化合物の文献からの例が、バイルジュタイン及びCAS登録番号と共に、第I表(表1〜5)に列挙される。一般式IIの化合物を生成するためにそれらの文献に開示される合成方法は、引用により本明細書に組み込まれる。
【0173】
【表1】
【0174】
【表2】
【0175】
【表3】
【0176】
【表4】
【0177】
【表5】
【0178】
単純性のためにメチル又はアミノ置換基のみを有する、本明細書に示される式IIの化合物のB−D環系の文献からの例は、第II表(表6〜表12)に示される化合物を包含する。それらの及び構造的に類似する化合物を得るためのその対応する文献に開示される合成方法は、引用により本明細書に組み込まれる。それらの化合物は、通常の一般的な知識及び/又は上記に開示される合成方法を用いてることによって、当業者による式IIの範囲内の誘導された化合物の生成を可能にするであろう。
【0179】
【表6】
【0180】
【表7】
【0181】
【表8】
【0182】
【表9】
【0183】
【表10】
【0184】
【表11】
【0185】
【表12】
【0186】
CD26/DPP−IVの酵素活性を阻害する化合物の活性を測定するための方法:
要約:
化合物は、精製されたCD26/DPP−IVの酵素活性を阻害するそれらの能力について試験される。手短には、CD26/DPP−IVの活性が、合成基質Gly−Pro−p−ニトロアニリド(Gly−Pro−pNA)を分解するその能力によりインビトロで測定される。DPP−IVによるGly−Pro−pNAの分解は、生成物p−ニトロアニリド(pNA)を生成し、この出現の速度は、酵素活性に直接的に比例する。特定の酵素インヒビターによる酵素活性の阻害は、pNAの生成を遅める。インヒビターと酵素との間の強い相互作用は、pNAのより遅い生成速度をもたらす。従って、pNAの蓄積速度の阻害程度は、酵素阻害の強さの直接的な測定である。個々の化合物についての阻害定数Kiは、いくつかの異なった濃度のインヒビター及び基質と共に固定された量の酵素をインキュベートすることによって決定される。
【0187】
材料:
次の試薬及び細胞は市販されている:
ブタCD26/DDP−IV(SigmaD−7052)。Gly−Pro−pNA(Sigma G0513)。アッセイ緩衝液:50mMのトリス、pH7.4、150mMのNaCl、0.1%のTriton X−100。
【0188】
CD26 についての Gly − Pro − pNA 分解アッセイ:
精製されたCD26/DPP−IVの活性は、下記成分を含む反応においてアッセイされる:
70μlのアッセイ緩衝液:10μlのインヒビター又は緩衝液;10μlの基質(0.1Mの原液水溶液からのGly−Pro−pNA)又は緩衝液:10μlの酵素又は緩衝液。
同一量の酵素であるが、しかし種々の濃度のインヒビター及び基質、又は対照としての緩衝液を含む反応が96−ウェルELISAプレートの個々のウェルに同時に設定される。プレートが250℃でインキュベートされ、そして吸光度が、60分のインキュベーションの後、405nmで読み取られる。インヒビター定数は、非線状回帰双曲線適合により計算され、そしてその結果は、nMでの阻害定数(Ki)として表される。
【0189】
糖尿病モデル:
Zucker Diabetic Fatty (ZDF) ラットモデルは、この亜株のラットは、6週間にわたって高められたHbA1cレベルにより特徴づけられる重度のII型糖尿病を進行するが、最初に前糖尿病性であるので、糖尿病の処理及び予防の両者に対する本発明の化合物の効果を調べるために使用され得る。同じ株が、他の抗−糖尿病薬剤型の臨床学的効能を予測するために使用され得る。例えば、前記モデルは、チアゾリジンジオンインスリン感作剤化合物の能力及び制限された臨床学的効能を測定する。
【0190】
実施例
本発明のさらなる詳細な記載が次の例により与えられる。
分離陽HPLC(方法A1):
カラム:Water PrepLC 25×100圧縮モデルハウジングにおけるWater Radial 圧縮カラムPrep NovaPak o18 25×100及びWaters Prep NovaPak HR c18 25×100プレカラム。緩衝液:15分での線状グラジエント5−95%、MeCN、0.1%TFA、15ml/分の流速、プールされた画分を、真空下で蒸発乾燥するか、又はMeCNが除去されるまで、真空下で蒸発し、そして次に、凍結し、そして凍結乾燥する。
【0191】
分離用HPLC(方法A2):
カラム:1.9×15cmのWater XTerra RP−18。緩衝液:15分での線状グラジエント5−95%、MeCN、0.1%TFA、15ml/分の流速。プールされた画分を、真空下で蒸発乾燥するか、又はMeCNが除去されるまで真空下で蒸発し、そして次に凍結し、そして凍結乾燥する。
【0192】
分離用HPLC(方法A3):
カラム:Supelcosil ABZ+Plus, 25cm×10mm、5μm。溶媒A:0.1%TFA/水、溶媒B:MeCN。溶離剤組成:5分、100%A、7分での線状グラジエント0−100%B、2分での100B。5ml/分の流速。カラムは、次の実施の前、100%Aにおいて4分間平衡化される。
【0193】
HPLC−MS(方法B):
カラム:Waters Xterra MS C−18×3mm id. 緩衝液:7.5分での線状グラジエント10%−100%、MeCN、0.01%TFA、1.0ml/分の流速。検出:210nm (ダイオードアレイ検出器からのアナログ出力)、MS−検出イオン化モデルAPI−ES、scan100−1000amu step 0.1amu。
【0194】
HPLC−MS(方法C):
次の計装が使用された:
・Sciex API100 Single quadropole 質量分光計;
・Perkin Elmer Series 200 Quard ポンプ;
・Perkin Elmer Series 200自動サンプラー;
・Applied Biosystems 785A UV検出器;
・Srdex 55蒸発光分散検出器;
・ポンプからの一定時間後に発生する現象により制御されるValco作動器を備えるValcoカラムスイッチ。
【0195】
Maclntosh Power PC 7200コンピューター上で作動するSciex Sample コントロールソフトウェアが、装置調節及びデータ獲得のために使用された。
HPLCポンプは、下記成分を含む4種の溶離剤溜めに連結された:
A:アセトニトリル;
B:水;
C:水中、0.5%TFA;
D:0.02Mの酢酸アンモニウム。
【0196】
サンプルのための必要条件は、それらが許容できる溶媒、例えばメタノール、エタノール、アセトニトリル、THF、水及びそれらの混合物において分析されるべき約500μg/mlの化合物を含むことである。(高濃度の強く溶出する溶媒は、低いアセトニトリル濃度でのクロマトグラフィー処理を防げるであろう。)
分析は、0.05%TFA又は0.002Mの酢酸アンモニウムのいずれか中、アセトニトリルのグラジエントにより溶出された、カラム上への20μlのサンプル溶液を注入することによって、室温で行われた。分析方法に依存して、種々の溶出条件が使用された。
【0197】
カラムの溶出液は、約1mの75μmの融合されたシリカ細管を通して、API100分光計のAPI界面に、約20μl/分(1/50)で通過する、流れ分割T−コネクターを通して通された。
残る1.48ml/分(49/50)が、UV検出器を通して及びELS検出器に通された。
LC分析の間、検出データは、質量分光計、UV検出器及びELS検出器から同時に獲得された。
異なった方法に関して使用される、LC条件、検出器設定及び質量分光計設定は、次の表に与えられる。
【0198】
【表13】
【0199】
分析用HPLC(方法D):
カラム2.4×20cm RP18。緩衝液pH=3.0(H3PO4)、アセトニトリル、1.0ml/分の流速、UV検出、Merck Hitachi System。
一般的なピペラジン合成方法I:
この方法は、Synthesis, 3: 1984, 271−274; Synthesis, 12: 1981, 969−971; Synthesis, 10: 1982, 861−864; Synthesis, 4: 1991, 318−319に記載されている。
【0200】
【化10】
【0201】
段階 A :オキサゾリジン−2,5−ジオン誘導体の調製:
アミノ酸(25.6モル)を、THF(100ml)においてスラリーし、ホスゲン(トリエン中、20%)(3.05g;30.8mモル)を添加した。その反応混合物を室温で15時間、撹拌した。反応混合物を真空下で蒸発した。標記化合物は、白色結晶として沈殿した。生成物は、さらに精製しないで使用された。
【0202】
段階 B :(2−アミノ−プロピオニルアミノ)酢酸メチルエステル誘導体の調整:
THF(50ml)に溶解された上記オキサゾリジン−2,5−ジオン誘導体(27.1mモル)を、DCM(50ml)中、グリシンメチルエステル塩酸塩(3.75g;29.9mモル)及びTEA(7.4g;73.3mモル)の0℃でのスラリーに添加した。反応混合物を室温まで暖め、そして15時間、撹拌した。その混合物を濾過し(TEA、HCl)、そして残留物を真空下で蒸発し、油状物を得た。その生成物は、さらに精製しないで使用された。
【0203】
段階 C :ピペラジン−2,5−ジオン誘導体の調製:
上記(2−アミノ−プロピオニルアミノ)酢酸メチルエステル誘導体(28.6mモル)を、キシレン(200ml)においてスラリーし、そして96時間、環流した(140℃)。黒みがかった粗結晶材料を濾過した。結晶をメタノール及び木炭から再結晶化し、白色結晶の標記化合物を得た。
【0204】
段階 D: ピペラジン誘導体の調製:
上記ピペラジン−2,5−ジオン誘導体(1.1mモル)を、THF(100ml)に溶解した。LiAlH4を、H2下で少しづつ添加した。反応混合物を70℃で15時間、撹拌した。混合物が白色になるまで、水を滴下した。混合物が濾過できるコンシステンシーを有するまで、K2CO3を添加した。混合物を真空下で濾過蒸発し、標記化合物を油状物として得た。
一般的なピペラジン合成方法II:
段階E及びFは、J. Org. Chem. 50(24); 1985: 4796−4799に記載されており、そして段階Dは上記の通りである。
【0205】
【化11】
【0206】
段階 E :t− Boc −ジペプチドエステルの調製:
t−Boc−アミノ酸(9.4mモル)を、無水DCM(25ml)に溶解し、そして1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(9.6mモル)及び1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(9.9mモル)を0〜5℃で添加した。撹拌を1.5時間続け、この後、アミノ酸メチルエステル塩酸塩(10.3mモル)及びTEA(10.7mモル)を0〜5℃で添加した。反応混合物を室温で一晩、撹拌した。その混合物を、0.5Mの硫酸水素カリウム(50ml)中に注ぎ、そして濾過した。有機相を単離し、そして10%水性炭酸水素ナトリウム(2×20ml)及びブライン(1×20ml)により洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、そして真空下で蒸発した。生成物は、さらに精製しないで使用された。
【0207】
段階 F: 2,5−ジケトピペラジンの調製:
t−Boc−ジペプチドメチルエステル(11.6mモル)を、蟻酸(60ml)に溶解し、そして室温で2.5時間、撹拌した。溶媒を、高い真空下で35℃で除去し、そして粗ジペプチドエステルホルメートを、無水sec−ブチルアルコール(24ml)及び無水トルエン(12ml)の混合液に溶解した。その溶液を2時間、環流した。約1時間後、ジケトピペラジンが熱い反応物から結晶化し始める。反応混合物を0〜5℃に冷却し、そしてジケトピペラジンの白色結晶を濾過により単離した。
略語:
【0208】
【表14】
【0209】
一般方法(A):
【化12】
R2, R3, X及びnは、式Iに定義される通りである。
【0210】
段階 A:
8−クロロ−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン(Avocado, UK)(0.2g;0.93mモル)及びアリールメチルハロゲニド(0.93mモル)、K2KO3(0.257g;18.6mモル)及びDMF(5ml)を、シンチレーション容器(20ml)において混合する。容器を注意して密封し、そしてその反応混合物を100℃で121時間、振盪する。冷却の後、ブライン(5ml)及び酢酸エチル(5ml)を添加する。反応混合物を10時間、振盪する。酢酸エチル相を、新しいシンチレーション容器にデカントする。次に、水/DMF−相を、DCM(5ml)により抽出する。DCM及び酢酸エチル相を組合し、そしてスピードバックにおいて蒸発する。残留物を、次の段階において、さらに精製しないで使用する。
【0211】
段階 B:
8−クロロ−7−(アリールメチル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン誘導体(50mg;0.15mモル)を、4mlのシンチレーション容器においてメトキシエタノール(1ml)に溶解する。ピペラジン誘導体(0.235mモル)及びTEA(32mg;43μl;0.31mモル)を添加する。容器を注意して密封し、そして100℃で7日間、振盪する。反応混合物をスピードバックにおいて蒸発する。個々の容器に、メタノール(1ml)及び1NのHCl(0.5ml)を添加し、10時間振盪し、そしてスピードバックにおいて蒸発する。サンプルを、分離用HPLC(方法A1)により精製する。精製された化合物を、LC−MSにより分析する。
【0212】
一般方法(B):
【化13】
R1, R3, R6, R7, X及びnは、式Iにおいて定義された通りである。
【0213】
段階 A:
出発材料3−ベンジル−8−ブロモ−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン又は3−メチル−8−ブロモ−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン(16μモル)を、DMF及びDIEAの混合物(3%DIEA;250μl)に溶解する。置換されたベンジルブロミド又は他のアルキル化剤(16.8μモル;1.06当量)をDMF(100μl)に溶解し、そして添加する。その混合物を2時間、65℃に加熱する。
【0214】
段階 B:
アルキル化試薬R8−X(32μモル)をDMF(100μl)に溶解し、そして上記反応混合物に添加し、続いてDMF中、TMGの溶液(5.8mlに希釈された1.16mlのTMG;48μl)に添加する。その混合物を65℃で4時間、維持する。
段階 C:
ジアミン(200μモル)を、DMF及びDIEAの混合物(3%DIEA;200μl)に溶解し、そして上記反応混合物に添加する。反応を65℃で1〜4時間、維持する。サンプルをHOAc(20μl)を用いて中和する。溶媒を蒸発し、そして残留物をDMSO/水(4:1;500μl)に溶解し、そしてHPLC(方法A3)により精製する。
【0215】
一般方法(C):
段階 A:
第1の反応段階は、一般方法(A)における段階Aと同一である。
段階 B:
8−クロロ−7−(アリールメチル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン誘導体(1当量)、ピペラジン(3当量)及びTEA(5当量)を、電子レンジ(CEM MARSXマイクロ波装置、Magnetron周波数:2455 MHz. Power Output: 1200ワット)における密封された容器における適切な溶媒において150℃で4時間、加熱する。
【0216】
反応混合物を冷却し、そして真空下で蒸発する。残る油状物を、溶離液としてDCM/MeOH(3:1)を用いて、シリカゲルカラム上で精製し、標記化合物を油状物として得る。その油状物をDCMに溶解し、エーテル中、塩酸の添加に基づいて、塩酸塩を得る。他方では、サンプルを、分離用HPLC(方法A2)により精製することができる。精製された化合物をLC−MSにより分析する。すべての反応は、密封された容器、すなわち適切な溶媒において一定の温度で設定されたXP1500 Plus Vessel において行われる。通常、溶媒、例えばMeOH;EtOH;IPrOH;水;DMF及びDMSOが使用される。
【0217】
一般方法(D):
段階 A:
第1の反応段階は、一般方法(A)における段階Aと同一である。
段階 B:
8−クロロ−7−(アリールメチル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン誘導体(1.64mモル)、アミン(2.39mモル)及び炭酸カリウム(2.4mモル)を、DMF(30ml)において100℃で5時間、加熱する。反応混合物を室温に冷却し、そして濾過する。濾液を真空下で蒸発乾燥し、そして残留物を、シリカゲルカラム(溶出液:酢酸エチル/メタノール/エリチルアミン(90:10:2))上で精製し、純粋な塩基を得る。その塩酸塩を、イソプロパノールに前記塩基を溶解し、そしてジエチルエーテル中、塩化水素を前記溶液に添加することによって調製することができる。
【0218】
一般方法(E):6−置換された[1,4]−ジアセパンの調製:
【化14】
【0219】
1,4−ジベンジル−[1,4]ジアゼパン−5,7−ジオンを、塩基としてNaHを用いて、THFにおいてNa塩に添加し、そしてR3−Xアルキル化試薬、例えば臭化ベンジルと室温で反応せしめる。生成物、例えば1,4,6−トリベンジル−[1,4]ジアゼパン−5,7−ジオンを、THF中、LiAlH4による温度での処理により、1,4,6−トリベンジル−[1,4]ジアゼパンに還元する。
N−ベンジル基を、触媒としてPd/Cを用いて、EtOH:AcOH(1:1)における触媒水素化により除去する。
【0220】
実施例1:
7−ベンジル−8−(6−ヒドロキシメチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン。TFA:
【化15】
【0221】
段階 A ;1,4−ジベンジル−[1,4]ジアゼパン−6−カルボン酸の調製。 Na −塩(1 A ):
N, N−ジベンジルエチレンジアミン(4.9ml;20.8mモル)を、トルエン(200ml)、トリエチルアミン(8.94ml;64.5mモル)及びメタノール(20ml)に溶解し、そして3−ブロモ−2−ブロモメチルプロピオン酸(5.12g;20.8mモル)を添加した。反応混合物を24時間、加熱環流した。溶媒を蒸発し、そして残留物を水(150ml)及び酢酸エチル(150ml)に再溶解した。水性層を、pH=2になるまで、6Nの塩酸により酸性化し、そしてその層を分離した。
【0222】
水性層を酢酸エチルにより洗浄し、そして次に、10%水性水酸化ナトリウムを、pH=12になるまで添加した。水性層を、4×150mlの酢酸エチルにより洗浄し、そして次に蒸発乾燥した。残留物を酢酸エチル(200ml)及び無水メタノール(20ml)に懸濁し、そして塩を濾過した。母液を蒸発し、そして溶離剤としてジクロロメタン中、10%メタノールを用いて、シリカ上でのクロマトフラフィーにより精製した。生成物を含む画分を蒸発し、5.09g(70%の収率)の1Aを黄色の発泡体として得た。
1H−NMR (CDCl3): δ7.31 (10H, m); 3.78 (4H, m); 3.13 (4H, m); 2.81 (3H, m); 2.58 (2H, m). HPLC−MS (方法B):m/z=325(M+1);Rt=1.55分。
【0223】
段階 B :(1,4−ジベンジル−[1,4]ジアゼパン−6−イル)メタノール(1 B )の調製:
1,4−ジベンジル−[1,4]ジアゼパン−6−カルボン酸のナトリウム塩(1A)(2.36g; 6.81mモル)を、窒素雰囲気下で無水テトラヒドロフラン(50ml)に溶解し、そして水素化リチウムアルミニウム(0.50g;13.6mモル)を添加する。反応混合物を室温で2時間、撹拌し、そして次に、沸騰が停止するまで急冷した。酢酸エチル及び固形炭酸カリウムを、白色の懸濁液が出現するまで、添加し、そしてその混合物を30分間、撹拌した。
【0224】
その懸濁液をセライトを通して濾過し、これを3×50mlの酢酸エチルにより洗浄した。水(200ml)を添加し、そして水性層を、3×200mlの酢酸エチルにより抽出した。組合された有機層をブラインにより洗浄し、そして硫酸ナトリウム上で乾燥した。溶媒を蒸発し、2.06g(97%)の1Bを黄色の油状物として得た。
1H−NMR (CDCl3): δ7.28 (10H, m); 3.61 (4H, s); 3.55 (2H, d); 2.99 (2H, dd); 2.73 (2H, dd); 2.57 (4H, m); 1.99 (1H, m)。HPLC−MS(方法B):m/z=311(M+2);Rt=1.24分。
【0225】
段階 C :([1,4]ジアゼパン−6−イル)の調製;方法(1 C ):
(1,4−ジベンジル−[1,4]ジアゼパン−6−イル)メタノール(1B)1.02g;3.28mモル)を、エタノール(50ml)及び酢酸(8ml)に溶解し、そして活性化された炭素上、10重量%のパラジウム(0.2g)を添加した。混合物を、45psiで6日間、Parr装置上で水素化し、そして2度、濾過した。溶媒を蒸発し、そして粗生成物を水(2ml)に溶解し、そして飽和炭酸カリウムを、pH=13になるまで添加した。水性層を4×10mlの酢酸エチルにより洗浄し、そして水を蒸発した。粗生成物を、分離用HPLCにより精製し(方法A1:Rt=2.27分)、炭酸カリウム塩を包含する1C(5.3g)を得た。HPLC−MS(方法B);m/z=131(M+1);Rt=0.33分。
【0226】
段階 D :7−ベンジル−8−(6−ヒドロキシメチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオンの調製; TFA (1):
炭酸カリウム塩を包含する([1,4]ジアゼパン−6−イル)メタノール(1C)(約1mモル)を、無水DMF(200ml)に懸濁し、そして7−ベンジル−8−クロロ−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン(199.9mg;0.656mモル)及び炭酸カリウム(453mg;3.28mモル)を添加した。反応混合物を室温で24時間、撹拌し、60℃に3時間、加熱し、95℃に5時間、加熱し、そして120℃に2時間、加熱した。懸濁液を室温に冷却し、そして白色の塩を濾過した。
【0227】
濾液を蒸発し、そして溶離剤としてジクロロメタン中、5%メタノールを用いて、シリカゲル上でのクロマトフラフィーにより精製した。生成物を含む画分を蒸発し、そして分離用HPLCにより精製し(方法A2;Rt=2.52分)、黄色の油状物として標記化合物8mg(1%の収率)を得た。
1H−NMR(MeOH−d4):δ7.30 (3H, m); 7.14 (2H, d); 5.53 (2H, s); 3.80−3.05 (16H, m); 2.09 (1H, m): HPLC−MS(方法B):m/z=399(M+1)Rt=1.75分。
【0228】
実施例2:
7−ベンジル−8−(6−ヒドロキシ−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6− ジオン。TFA:
【化16】
【0229】
段階 A :1,4−ジベンジル−[1,4]ジアゼパン−6−オール(2 A )の調製:
N, N−ジベンジルエチレンジアミン(4.9ml;20.8mモル)を、トルエン(200ml)及びトリエチルアミン(8.94ml;64.5mモル)に溶解し、そして1,3−ジブロモ−2−プロパノール(4.53g;20.8mモル)を添加した。反応混合物を4日間、加熱環流した。溶媒を蒸発し、そして残留物を水(150ml)及び酢酸エチル(150ml)に再溶解した。
【0230】
水性層を、pH=2になるまで、6Nの塩酸により酸性化し、そしてその層を分離した。水性層を3×100mlの酢酸エチルにより洗浄し、そして組合された有機材料を硫酸ナトリウムにより乾燥し、濾過し、そして溶媒を蒸発した。粗生成物を、溶離剤としてジクロロメタン中、5%メタノールを用いて、シリカ上でのクロマトフラフィーにより精製した。生成物を含む画分を蒸発し、3.59g(59%の収率)の2Aを黄色の油状物として得た。
1H−NMR(MeOH−d4):δ7.30 (10H, m); 3.81 (1H, m); 3.67 (4H, s); 2.90 (2H, dd); 2.74−2.60(6H, m). HPLC−MS (方法B):m/z=117(M+1);Rt=1.49分。
【0231】
段階 B :[1,4]ジアゼパン−6−オールの調製。 HOAc ( 2B ):
1,4−ジベンジル−[1,4]ジアゼパン−6−オール(2A)(873mg;2.95mモル)を、例1、段階Cに記載のようにして、21日間、水素化した。反応混合物を2度、濾過し、そして溶媒を蒸発し、黄色の結晶として420mg(60%の収率)の2Bを得た。
1H−NMR(MeOH−d4):δ4.07 (1H, m); 3.61 (1H, m); 3.27−2.98 (8H, m); 1.92 (6H, s). HPLC−MS (方法B):m/z=117(M+1);Rt=0.36分。
【0232】
段階 C :7−ベンジル−8−(6−ヒドロキシ−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2.6−ジオンの調製。 TFA (2):
[1,4]ジアゼパン−8−オールアセテート(2B)(116mg;0.49mモル)及び7−ベンジル−8−クロロ−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン(100mg;0.33mモル)を、2−プロパノール(20ml)及びトリエチルアミン(0.68ml;4.9mモル)に溶解し、そしてその混合物をマイクロ波にゆだねた(150℃、6バール、300W、8時間)。
【0233】
溶媒を蒸発し、そして残留物を、ジクロロメタン(20ml)及び水(20ml)に再溶解した。水性層を、pH=2になるまで、硫酸水素カリウムにより酸性化した。水性層を分離し、そして水性水酸化ナトリウムを、pH=12になるまで添加した。水性層を3×50mlのジクロロメタンにより抽出し、そして組合された有機材料を過剰のトリフルオロ酢酸に添加し、そして蒸発し、褐色の油状物として123mg(75%の収率)の標記化合物を得た。
1H−NMR(MeOH−d4):δ7.31 (3H, m); 7.14 (2H, m); 5.59 (2H, s); 4.23 (1H, m); 3.27−4.02 (14H, m). HPLC−MS (方法B);m/z=385(M+1);Rt=1.52分。
【0234】
実施例3:
7−ベンジル−8−(3−ヒドロキシメチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン。TFA:
【化17】
【0235】
段階 A :1,4−ジベンジル−[1,4]ジアゼパン−2−カルボン酸メチルエステル(3 A )の調製:
N, N−ジベンジルプロパン−1,3−ジアミン(Sandstroem, J. など., Tetrahedron; EN; 34; 1978; 371−378)(2.0g; 7.85mモル)、メチル−2,3−ジブロモプロピオネート(1.28ml; 7.86mモル)、及び炭酸カリウム(2.17g;15.72mモル)を、無水ジメチルホルムアミド(125ml)及びメタノール(20ml)に溶解し、そしてその混合物を6日間、加熱環流した。
【0236】
反応混合物を室温に冷却し、そして水(200ml)及び酢酸エチル(200ml)を添加した。水性層を2×200mlの酢酸エチルにより抽出し、そして組合された有機層を硫酸ナトリウムにより乾燥し、濾過し、そして溶媒を蒸発した。粗生成物を、溶離剤として酢酸エチル及びヘプタンの混合物(1:6)を用いて、シリカ上でのクロマトグラフィーにより精製した。生成物を含む画分を蒸発し、透明な油状物として180mg(7%の収率)の3Aを得た。
1H−NMR (CDCl3): δ7.29 (10H, m); 3.71 (3H, s); 3.62 (4H, s); 3.33−2.51 (7H, m); 1.74 (2H, m)。HPLC−MS(方法B):m/z=339(M+1)Rt=2.76分。
【0237】
段階 B :(1,4−ジベンジル−[1,4]ジアゼパン−2−イル)−メタノール( 3B )の調製:
1,4−ジベンジル−[1,4]ジアゼパン−2−カルボン酸メチルエステル(3A)(180mg;0.53mモル)を、例1の段階Bに記載される方法により、還元し、そして精製し、黄色の油状物として169mg(100%の収率の)3Bを得た。
1H−NMR(CDCl3):δ7.31(10H, m); 3.87 (2H, dd); 3.62 (2H, s); 3.43 (2H, d); 3.03−2.43 (7H, m); 1.74 (2H, m)。HPLC−MS(方法B):m/z=(M+1);Rt=1.54分。
【0238】
段階 C :([1,4]ジアゼパン−2−イル)メタノールの調製。 HOAc (3C):
(1,4−ジベンジル−[1,4]ジアゼパン−2−イル)メタノールを、例1の段階Cに記載のようにして、20日間、水素化した。反応混合物を2度、濾過し、そして溶媒を蒸発した。粗生成物を、無水ジクロロメタン及びジエチルエーテルから結晶化し、白色結晶として62mg(46%の収率)の3Cを得た。
1H−NMR(MeOH−d4):δ3.65−2.80 (9H, m); 1.93 (9H, S); 1.27 (2H, m)。HPLC−MC(方法B):m/z=131(M+1);Rt=0.29分。
【0239】
段階 D: 7 −ベンジル−8−(3−ヒドロキシルメチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオンの調製。 TFA (3):
([1,4]ジアゼパン−2−イル)メタノールアセテート(3C)(62mg;0.25mモル)及び7−ベンジル−8−クロロ−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン(50.3mg;0.17mモル)を、例2の段階Cに記載のようにして、マイクロ波にゆだねた(150℃、11バール、300W、12時間)。溶媒を蒸発し、そして粗成生物を、分離用HPLCにより精製し(方法A2;Rt=6.90分)、黄色の油状物として、8mg(12%の収率)の標記化合物を得た。HPLC−MS(方法B):m/z=399(M+1);Rt=1.78分
【0240】
例4(一般方法(A)):
7−ベンジル−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン。TFA:
【化18】
【0241】
段階 A :7−ベンジル−8−クロロ−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン( 4A )の調製:
8−クロロ−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン(2.0g;9.3mモル)を、DMF(50ml)に溶解し、K2CO3 (2.57g, 18.6mモル)及び臭化ベンジル(1.75g;10.3mモル)を添加し、そして反応混合物を室温で15時間、撹拌した。
【0242】
反応混合物を真空下で蒸発し、残留物をDCM:水(1:1)(100ml)に溶解し、水性相をDCM(50ml)により抽出し、組合された有機相をMgSO4により乾燥し、濾過し、そして蒸発し、白色結晶化合物として4Aを得た。収量:2.92g。MP:145.7−147.1℃。
1H−NMR (CDCl3): δ7.2−7.4 (m, 5H); 5.15 (s, 2H); 3.55 (s, 3H); 3.4 (s, 3H)。
13C−NMR (CDCl3): δ154.8: 151.6; 147.7; 139.1; 135.3; 129.3; 128.9; 128.4; 108.1; 49.6; 30.2; 28.5。HPLC−MS(方法B):M+1=305;Rt=1.9分。HPLC(方法D;MeCN:緩衝液1:1)Rt=7.19分;純度>99%。
【0243】
段階 B :4−(7−ベンジル−1,3−ジメチル−2,6−ジオキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ− 1H −プリン−8−イル)−ピペラジン−1−カルボン酸 tert −ブチレート( 4B )の調製:
7−ベンジル−8−クロロ−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン(4A)(1.0g;3.3mモル)を、エタノール(30ml)に溶解し、ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチレート(0.73g;3.9mモル)及びTEA(0.66g;0.1ml;6.6mモル)を添加し、そして反応混合物を、密封された容器において120℃で72時間、加熱した。反応混合物を蒸発し、そして残留油状物を、溶離剤として(DCM: MeOH)(39:1)を用いて、シリカゲルカラム上で精製し、黄色の油状物として0.93gの4Bを得た。
【0244】
収率:62%。HPLC(方法D;MeCN;緩衝液1:1)Rt=13.15分;純度>96%。Rt=13.15分;純度>96%(方法D;MeCN;緩衝液(1:1)pH=3、H3PO4)。
1H−NMR (CDCl3):δ7.2−7.3 (m, 5H); 5.4 (s, 2H); 3.5 (s, 3H); 3.45 (m, 4H); 3.35 (s, 3H); 3.1 (m, 4H); 1.5 (s, 9H)。
13C−NMR (CDCl3):δ155.0; 156,4; 151.9; 154.8; 147.8; 136.9; 129.1; 128.8; 128.2; 127.1; 105.3; 80.4; 50.6; 48.9; 43.3(広い);30.0; 28.7; 28.1。
【0245】
段階 C :4−(7−ベンジル−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル)−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオンの調製。 TFA (4):
4−(7−ベンジル−1,3−ジメチル−2,6−ジオン−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−プリン−8−イル)−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチレート(4B)(188mg;0.41mモル)を、TFA(10ml)に溶解した。反応混合物を室温で2時間、撹拌した。その混合物を真空下で蒸発した。残存する油状物を、アセトン/エーテルから結晶化した。標記化合物を、白色TFA塩(170mg)として単離した。収率:89%;Mp=217−19℃(分解)。HPLC(方法D;MeCN;緩衝液1:1)Rt=2.98分;純度>99%。
1H−NMR (CDCl3):δ7.15−7.4 (m, 5H); 5.4 (s, 2H); 3.45 (s, 3H); 3.4 (広いd, 2H); 3.15 (広いd, 2H); 3.05 (s, 3H)。HPLC−MS(方法B):m/z=355(M+1);Rt=1.699分;TIC領域=100%。
【0246】
実施例5(一般的方法(A))
1,3−ジメチル−7−(4−メチルベンジル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.HCl
【化19】
HPLC−MS(Method C) m/z=369(M+1); Rt=1.319min.
【0247】
実施例6(一般的方法(A))
3−(1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テトラヒドロプリン−7−イルメチル)ベンゾニトリル.TFA
【化20】
HPLC−MS(Method C) m/z=380(M+1); Rt=1.22min.
【0248】
実施例7(一般的方法(A))
2−(1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テトラヒドロプリン−7−イルメチル)ベンゾニトリル.TFA
【化21】
HPLC−MS(Method C) m/z=380(M+1); Rt=1.18min.
【0249】
実施例8(一般的方法(A))
1,3−ジメチル−7−(1−フェニルエチル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化22】
HPLC−MS(Method C) m/z=369(M+1); Rt=2.47min
【0250】
実施例9(一般的方法(A))
7−(2−イオドベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化23】
HPLC−MS(Method C) m/z=481(M+1); Rt=1.43min.
【0251】
実施例10(一般的方法(A))
1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−7−(2−トリフルオロメチルベンジル)−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化24】
HPLC−MS(Method C) m/z=423(M+1); Rt=1.44min.
【0252】
実施例11(一般的方法(A))
1,3−ジメチル−7−ナフタレン−1−イルメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化25】
HPLC−MS(Method C) m/z=405(M+1); Rt=1.55min.
【0253】
実施例12(一般的方法(A))
1,3−ジメチル−7−ナフタレン−2−イルメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化26】
HPLC−MS(Method C) m/z=405(M+1); Rt=1.51min.
【0254】
実施例13(一般的方法(A))
7−(3−ブロモベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化27】
HPLC−MS(Method C) m/z=434(M+1); Rt=1.33min.
【0255】
実施例14(一般的方法(A))
7−ベンジル−8−(3−イソプロピルピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.HCl
【化28】
ピペラジン成分はピペラジン誘導体の調製の一般的方法に従って調製した。
1H−NMR(CDCl3):δ7.1−7.4(m;5H); 5.4(s;2H); 3.55(s;3H); 3.35(s;3H); 3.3(s br;1H); 2.9−3.05(m;3H); 2.65(t;1H); 2.45(dt,1H); 2.1(s br;1H); 1.5(p;1H); 0.9(d;3H); 0.75(d;3H). 13C−NMR(CDCl3):δ157.17; 154.98; 152.12; 148.16; 137.12; 129.15; 128.07; 126.94; 105.33; 60.88; 54.64; 51.04; 49.06; 45.90; 31.42; 30.12; 28.17; 19.21; 19.03.
【0256】
実施例15(一般的方法(C))
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化29】
HPLC−MS(Method B): m/z=369; Rt=1.75min. TIC area=100%
【0257】
実施例16(一般的方法(C))
1,3−ジメチル−7−(2−オキソ−2−ピロリジン−1−イル−エチル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.HCl
【化30】
HPLC−MS(Method B): m/z=376; Rt=2.86min. +0.47min; Area:47+53%
【0258】
実施例17(一般的方法(C))
2−(8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル)−ベンゾニトリル.HCl
【化31】
1H−NMR(MeOH−d4):δ7.75(dd;1H); 7.65(dt;1H); 7.4(t;1H); 7.1(d;1H); 5.65(s;2H); 3.55−3.65(s;2H); 3.5(s;3H); 3.2(s;3H); 3.1(t;2H); 2.9(t;2H); 1.9(t,t;2H).
【0259】
実施例18(一般的方法(C))
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−イオド−ベンジル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.HCl
【化32】
1H−NMR(CDCl3):δ7.85(d;1H); 7.25(t;1H); 6.95(t;1H); 5.45(s;2H); 3.55(s;3H); 3.35−3.5(m;2H); 3.35(s;3H); 2.7−3.1(m;6H); 1.75(m;2H).
【0260】
実施例19(一般的方法(A))
7−(2−ジフルオロメトキシ−ベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化33】
HPLC−MS(Method B): m/z=421; Rt=3.72min. area:100%
【0261】
実施例20(一般的方法(A))
7−(2,3−ジメトキシ−ベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化34】
HPLC−MS(Method B): m/z=415; Rt=3.65min. area:100%.
【0262】
実施例21(一般的方法(A))
1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−7−(2−トリフルオロメトキシ−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化35】
HPLC−MS(Method B): m/z=439; Rt=2.75min. area 99%
【0263】
実施例22(一般的方法(A))
1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−7−(2−トリフルオロメチルスルファニル−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化36】
HPLC−MS(Method B): m/z=455; Rt=4.17min. area 99%
【0264】
実施例23(一般的方法(A))
4−(1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イル)−ブチロニトリル.TFA
【化37】
HPLC−MS(Method B): m/z=332; Rt=2.45min. area 99.7%
【0265】
実施例24(一般的方法(A))
(R)−7−ベンジル−8−(3−イソプロピルピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化38】
ピペラジン成分はピペラジン誘導体の調製の一般的方法に従って調製した。
1H−NMR(CDCl3):δ7.2−7.35(m;3H) 7.15(dd;2H); 5.4(s;2H); 3.6(s;3H); 3.35(s;3H); 3.3(m;5H); 3.1(m;2H); 1.8(p;1H); 0.9(d;3H); 0.75(d;3H). HPLC−MS(Method B): m/z=397(M+1); Rt=2.06min.
【0266】
実施例25(一般的方法(A))
(S)−7−ベンジル−8−(3−イソプロピルピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化39】
1H−NMR(CDCl3):δ11.4(broad s;2.5H); 7.25−7.4(m;3H); 7.15(dd;2H); 5.4(s;2H); 3.6(s;3H); 3.25−3.5(m;7H); 3.0−3.2(m;2H); 1.8(p;1H); 0.85(d;3H); 0.7(d;3H). HPLC−MS(Method B): m/z=397(M+1); Rt=2.09min.
【0267】
実施例26(一般的方法(A))
7−ベンジル−8−(6,9−ジアザスピロ[4.5]デク−9−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化40】
ピペラジン成分はピペラジン誘導体の調製の一般的方法に従って調製した。
1H−NMR(CDCl3):δ10.0(broad s;2H); 8.9(broad s,2H); 7.25−7.4(m,3H); 7.1(d,2H); 5.4(s;2H); 3.55(s;3H); 3.35−3.4(m;5H); 3.1−3.3(m;4H); 1.6−1.85(m;6H); 1.3(m;2H). HPLC−MS(Method B): m/z=409(M+1); Rt=2.11min.
【0268】
実施例27(一般的方法(A))
7−ベンジル−8−(ピペラジン−3−スピロ−3’−ビシクロ[2,2,1]ヘプタン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化41】
ピペラジン成分はピペラジン誘導体の調製の一般的方法に従って調製した。
1H−NMR(CDCl3):δ11.1(broad s;1H); 8.9(broad s;1H); 7.25−7.4(m;3H); 7.1(dd;2H); 5.45(s;2H); 3.5(s;3H); 3.15−3.4(m;9H); 2.2−2.3(d;2H); 1.1−1.6(m;7H); 0.9(d;1H). HPLC−MS(Method B): m/z=435(M+1); Rt=2.34min.
【0269】
実施例28(一般的方法(A))
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−メトキシ−ベンジル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化42】
HPLC−MS(Method B): m/z=399; Rt=1.93min. UVarea=98.63%
【0270】
実施例29(一般的方法(A))
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1,3−ジメチル−7−ナフタレン−1−イルメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化43】
HPLC−MS(Method B): m/z=419; Rt=2.26min. UVarea=99.7%.
【0271】
実施例30(一般的方法(A))
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−フルオロ−ベンジル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化44】
HPLC−MS(Method B): m/z=387; Rt=1.86min. UVarea=94.4%.
【0272】
実施例31(一般的方法(A))
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1,3−ジメチル−7−(2−メチル−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化45】
HPLC−MS(Method B): m/z=383(M+1); Rt=1.99min. UVarea=97.68%.
【0273】
実施例32(一般的方法(A))
7−(2−クロロ−ベンジル)−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化46】
HPLC−MS(Method B): m/z=403; 405; 406;(M+1); Rt=1.97min. UVarea=98.93.
【0274】
実施例33(一般的方法(A))
7−(2−ブロモ−ベンジル)−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化47】
HPLC−MS(Method B): m/z=447; 450;(M+1); Rt=2.09min. UVarea=98.51.
【0275】
実施例34(一般的方法(A))
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1,3−ジメチル−7−(2−トリフルオロメチル−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化48】
HPLC−MS(Method B): m/z=437(M+1); Rt=2.20min. UVarea=99.50%.
【0276】
実施例35(一般的方法(A))
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1,3−ジメチル−7−(2−ニトロ−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.HCl
【化49】
HPLC−MS(Method B): m/z=437(M+23); Rt=2.23min. UVarea=100%.
【0277】
実施例36(一般的方法(B))
3−ベンジル−8−ピペラジン−1−イル−7−(2−トリフルオロメチル−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化50】
1H−NMR(DMSO−d6):δ11.12(s,1H); 8.83(s,1H); 7.86−7.71(d,2H); 7.71−7.45(m,2H); 7.45−7.23(m,5H); 7.08−6.98(d,1H); 5.48(s,1H); 5.10(s,1H); 3.34−3.01(m,4H)
【0278】
実施例37(一般的方法(B))
3,7−ジベンジル−1−(2−ヒドロキシ−エチル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化51】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.86(s br,2H); 7.40−7.18(m,10H); 5.41(s,2H); 5.13(s,2H); 3.93(t,2H); 3.45(t,2H); 3.31(s br,4H); 3.19(s br,4H).
【0279】
実施例38(一般的方法(B))
3−ベンジル−7−フェネチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化52】
1H−NMR(DMSO−d6):δ11.11(s,1H); 8.79(s br,2H); 7.40−7.05(m,10H); 5.02(s,2H); 4.30(t,2H); 3.09(s br,8H); 3.03(t,2H).
【0280】
実施例39(一般的方法(B))
3,7−ジベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化53】
1H−NMR(DMSO−d6):δ7.67−6.92(m,10H); 5.42(s,2H); 5.04(s,2H); 3.89−3.35(m,5H); 2.96−2.35(m,5H); 1.68(s,2H). HPLC−MS m/z=431
【0281】
実施例40(一般的方法(B))
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化54】
1H−NMR(DMSO−d6):δ10.89(s,1H); 9.19(s,2H); 7.46−7.00(m,5H) 5.42(s,2H) 3.67(s br,2H); 3.53−3.40(m,2H); 3.32(s,3H); 3.23(s br,2H); 3.14(s,2H); 2.00(m,2H) HPLC−MS m/z=355
【0282】
実施例41(一般的方法(B))
3,7−ジベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−プロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化55】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.67(s br,2H); 7.45−7.06(m,10H); 5.46(s,2H) 5.12(s,2H) 3.79(t,2H); 3.67(m,2H); 3.50(m,2H); 3.27(s br,2H) 3.16(s br,2H); 1.98(m,2H); 1.52(m,2H); 0.81(t,3H).
【0283】
実施例42(一般的方法(B))
3,7−ジベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2−ヒドロキシ−エチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化56】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.79(s,2H); 7.41−7.22(m,8H); 7.20−7.07(m,2H); 5.47(s,2H); 5.12(s,2H); 4.00−3.86(t,2H); 3.73−3.61(m,2H); 3.54−3.40(m,4H) 3.27(s,2H); 3.15(s,2H) 1.98(s,2H)
【0284】
実施例43(一般的方法(B))
2−(3,7−ジベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−2,6−ジオキソ−2,3,6,7−テトラヒドロ−プリン−1−イル)−N,N−ジエチル−アセトアミド
【化57】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.67(s br,2H); 7.41−7.20(m,8H); 7.16−7.03(m,2H); 5.47(s,2H); 5.13(s,2H); 4.64(s,2H); 3.69(s br,2H); 3.51(t,2H) 3.44−3.10(m,7H); 2.67(s,1H); 1.98(s br,2H); 1.16(t,3H) 0.99(t,3H)
【0285】
実施例44(一般的方法(B))
1,3,7−トリベンジル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化58】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.83(s br,2H); 7.48−7.16(m,15H); 5.40(s,2H); 5.14(s,2H); 5.02(s,2H); 3.20(s br,4H).
【0286】
実施例45(一般的方法(B))
1,3,7−トリベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化59】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.76(s br,2H); 7.58−7.04(m,15H); 5.48(s,2H) 5.13(s,2H); 5.03(s,2H); 3.70(s br,2H); 3.52(t,2H); 3.29(s br,2H); 3.17(s br,2H); 1.99(s br,2H)
【0287】
実施例46(一般的方法(A))
(S)−7−ベンジル−8−(3−ベンジルオキシメチルピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン
【化60】
ピペラジン成分はピペラジン誘導体の調製の一般的方法に従って調製した。
1H−NMR(CDCl3):δ7.1−7.45(m;5H); 5.35(s br,2H); 4.5(s;2H); 3.5(s;3H); 3.35(s;3H); 3.2−3.0(m;3H); 2.7−3.1(m;5H); 2.25(s br,1H). 13C−NMR(CDCl3):δ156.92; 155.07; 152.11; 148.12; 138.22; 137.08; 129.16; 128.85; 128.22; 128.19; 128.15; 127.21; 105.35; 73.89; 72.07; 54.65; 53.89; 53.30; 51.41; 49.11; 45.14; 30.14; 28.22.
【0288】
実施例47(一般的方法(B))
3,7−ジベンジル−8−ピペラジン−1−イル−1−プロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化61】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.95(s br,2H); 7.40−7.20(m,10H); 5.40(s,2H); 5.13(s,2H); 3.79(t,2H); 3.32(m,4H); 3.20(m,4H); 1.50(sextet,2H); 0.81(t,3H). HPLC−MS(Method C): m/z=459(M+1); Rt=4.62min
【0289】
実施例48(一般的方法(B))
3,7−ジベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−プロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化62】
HPLC−MS(Method C): m/z=473(M+1); Rt=4.72min
【0290】
実施例49(一般的方法(B))
3,7−ジベンジル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化63】
1H−NMR(DMSO−d6):δ11.05(s,1H); 8.72(s,br 2H); 7.40−7.20(m,10H); 5.37(s,2H); 5.07(s,2H). HPLC−MS(Method C): m/z=417(M+1); Rt=3.69min
【0291】
実施例50(一般的方法(B))
3,7−ジベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化64】
DMSO d6 d=10.90(s,1H); 8.65(s br,2H); 7.40−7.20(m,8H); 7.14(d,2H); 5.43(s,2H); 5.06(s,2H); 3.65(m,2H); 3.48(m,2H); 3.26(m,2H); 3.16(s br,2H); 1.97(m,2H) HPLC−MS(Method C): m/z=431(M+1); Rt=3.83min
【0292】
実施例51(一般的方法(B))
2−(3−ベンジル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル)−ベンゾニトリル
【化65】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.73(s br,2H); 7.88(d,1H); 7.64(t,1H); 7.49(t,1H); 7.42−7.25(m,5H); 7.15(d,1H); 5.56(s,2H); 3.73(t,2H); 1.46(q,2H); 0.77(t,3H). HPLC−MS(Method C): m/z=484(M+1); Rt=4.56min
【0293】
実施例52(一般的方法(B))
2−(3−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−2,6−ジオキソ−1−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル)−ベンゾニトリル
【化66】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.66(s br,2H); 7.89(d,1H); 7.65(t,1H); 7.52(t,1H); 7.42−7.10(m,5H); 7.12(d,1H); 5.59(s,2H); 5.14(s,2H); 3.78−3.65(m,4H); 3.48(t,2H); 3.31(s br,2H); 3.19(s br,2H); 2.00(m,2H); 1.45(q,2H); 0.77(t,3H).
【0294】
実施例53(一般的方法(B))
2−(3−ベンジル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル)−ベンゾニトリル
【化67】
1H−NMR(DMSO−d6):δ11.02(s,1H); 8.73(s br 2H); 7.88(d,1H); 7.66(t,1H); 7.50(t,H); 7.40−7.25(m,5H); 7.16(d,1H); 5.53(s,2H); 5.08(s,2H); 3.38(s br,4H); 3.20(s br,4H)
【0295】
実施例54(一般的方法(B))
2−(3−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−2,6−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル)−ベンゾニトリル
【化68】
1H−NMR(DMSO−d6):δ10.90(s,1H); 8.67(s br,1H); 7.89(d,1H); 7.67(t,1H); 7.51(t,1H); 7.44−7.25(m,5H); 7.12(d,1H); 5.56(s,2H); 5.07(s,2H); 3.68(m,2H); 3.46(m,2H); 3.36(s br,2H); 3.19(s br,2H); 1.89(m,2H).
【0296】
実施例55(一般的方法(B))
3−ベンジル−7−(2−イオド−ベンジル)−8−ピペラジン−1−イル−1−プロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化69】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.71(s br,2H); 7.93(d 1H); 7.42−7.25(m,6H); 7.09(d,1H); 6.8(d,1H); 5.28(s,2H); 5.17(s,2H); 3.75(t,2H); 3.16(s br 4H); 1.48(q,2H); 0.79(t,3H).
【0297】
実施例56(一般的方法(B))
3−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−イオド−ベンジル)−1−プロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化70】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.64(s br,2H); 7.93(d,1H); 7.44−7.25(m,6H); 7.09(t,1H); 6.76(d,1H); 5.29(s,2H); 5.16(s,2H); 3.75(t,2H); 3.67(m,2H); 3.41(m,2H); 3.16(m,2H); 1.95(m,2H); 1.49(q,2H); 0.80(t,3H). HPLC−MS(Method C): m/z=599(M+1); Rt=4.96min
【0298】
実施例57(一般的方法(B))
3−ベンジル−7−(2−イオド−ベンジル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化71】
1H−NMR(DMSO−d6):δ11.03(s,1H); 8.71(s br,1H); 7.92(d,1H); 7.42−7.28(m,6H); 7.08(d,1H); 6.81(d,1H); 5.26(s,2H); 5.10(s,2H); 3.15(s br 4H).
【0299】
実施例58(一般的方法(B))
3−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−イオド−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化72】
1H−NMR(DMSO−d6):δ10.91(s,1H); 8.64(s br,2H); 7.93(d,1H); 7.44−2.25(m,6H); 7.09(d,1H); 6.75(d,1H); 5.27(s,2H); 5.09(s,2H); 3.65(m,2H); 3.39(m,1H); 3.30−3.22(m,3H); 3.15(s br 2H); 1.94(m,2H).
【0300】
実施例59
7−ベンジル−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−1−プロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化73】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.77(s br 2H); 7.37−7.25(m,3H); 7.21(d,2H); 5.40(s,2H); 3.80(t,2H); 3.21(s br 4H); 1.53(q,2H); 0.83(t,3H).
【0301】
実施例60(一般的方法(B))
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−1−プロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化74】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.66(s br,2H); 7.40−7.25(m,3H); 7.12(d,2H); 5.46(s,2H); 3.80(t,2H); 3.66(m,2H); 3.50(m,2H); 3.28(m,2H); 3.17(s br,2H); 1.99(m,2H); 1.53(q,2H); 0.83(t,3H).
【0302】
実施例61(一般的方法(B))
7−ベンジル−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化75】
1H−NMR(DMSO−d6):δ10.97(s,1H); 8.66(s br) 7.40−7.25(m,3H); 7.21(d,2H); 5.37(s,2H).
【0303】
実施例62(一般的方法(B))
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化76】
1H−NMR(DMSO−d6):δ10.84(s,1H); 8.61(s br 2H); 7.40−7.25(m,3H); 7.13(d,2H); 5.43(s,2H); 3.65(m,2H); 3.47(m,2H); 3.17(m,2H); 1.98(m,2H).
【0304】
実施例63(一般的方法(B))
2−(3−メチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル)−ベンゾニトリル
【化77】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.78(s br 2H); 7.88(d,1H); 7.63(t,1H); 7.49(t,1H); 7.08(d,1H); 5.55(s,2H); 3.73(t,2H); 3.22(s br,4H); 1.47(q,2H);0.78(t,3H).
【0305】
実施例64(一般的方法(B))
2−(8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−2,6−ジオキソ−1−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル)−ベンゾニトリル
【化78】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.66(s br,2H); 7.89(d,1H); 7.65(t,1H); 7.50(t,1H); 7.06(d,1H); 5.58(s,2H); 3.73(t,2H); 3.69(m,2H); 3.47(m,2H); 3.42(s,3H); 3.21(m,2H); 2.00(m,2H); 1.48(sextet,2H); 0.78(t,3H).
【0306】
実施例65(一般的方法(B))
2−(8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−2,6−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル)−ベンゾニトリル
【化79】
1H−NMR(DMSO−d6):δ10.84(s,1H); 8.94(s br,1H); 8.69(s br,1H); 7.89(d,1H); 7.66(t,1H); 7.50(t,1H); 7.06(d,1H); 5.56(s,2H); 3.68(m,2H); 3.46(m,2H); 3.42(s,3H).
【0307】
実施例66(一般的方法(B))
7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−1−プロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化80】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.73(s br,2H); 7.92(d,1H); 7.33(t,1H); 7.07(t,1H); 6.70(d,1H); 5.28(s,2H); 3.75(t,2H); 3.44(s,3H); 3.17(s br,4H); 1.49(sextet,2H); 0.80(t,3H).
【0308】
実施例67(一般的方法(B))
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−1−プロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化81】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.66(s br,2H); 7.93(d,1H); 7.35(t,1H); 7.08(t,1H); 6.69(d,1H); 5.30(s,2H); 3.75(t,2H); 3.43(s,3H); 3.28(m,2H); 3.17(m,2H); 1.95(m,2H); 1.50(sextet,2H); 0.81(t,3H).
【0309】
実施例68(一般的方法(B))
7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化82】
1H−NMR(DMSO−d6):δ10.96(s,1H); 8.72(s br); 7.72(d,1H); 7.34(t,1H); 7.07(t,1H); 6.73(d,1H); 5.26(s,2H); 3.15(m,4H).
【0310】
実施例69(一般的方法(B))
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化83】
1H−NMR(DMSO−d6):δ10.84(s,1H); 8.62(s br,2H); 7.93(d,1H); 7.36(t,1H); 7.08(t,1H); 6.69(d,1H); 5.28(s,2H); 3.65(dm,2H); 3.39(m,2H); 3.36(s,3H); 3.16(m,2H); 1.94(m,2H).
【0311】
実施例70(一般的方法(B))
3−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(3−ヒドロキシ−プロピル)−7−(2−イオド−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化84】
1H−NMR(DMSO−d6):δ(Selected peaks)8.62(s br,2H); 7.88(d,1H); 7.40−7.20(m,7H); 7.04(t,1H); 6.71(d,1H); 5.23(s,2H); 5.10(s,2H);
【0312】
実施例71(一般的方法(B))
3−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2−エトキシ−エチル)−7−(2−イオド−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化85】
1H−NMR(DMSO−d6):δ(Selected peaks)8.62(s br,2H); 7.88(d,1H); 7.40−7.20(m,7H); 7.04(t,1H); 6.71(d,1H); 5.24(s,2H); 5.101(s,2H); 0.93(t,3H).
【0313】
実施例72(一般的方法(B))
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−1−(3−フェニル−アルリル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化86】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.66(s br,2H); 7.50−7.20(m) 7.14(d,2H); 6.46(d,1H); 6.27(dt,1H); 5.47(s,2H); 4.61(d,2H); 3.67(m,2H); 3.50(m,2H); 3.43(s,3H); 3.17(m,2H); 2.00(m,2H).
【0314】
実施例73(一般的方法(B))
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−1−(3−フェニルアルリル)−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化87】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.66(s br,2H); 7.50−7.20(m) 7.14(d,2H); 6.46(d,1H); 6.27(dt,1H); 5.47(s,2H); 4.61(d,2H); 3.67(m,2H); 3.50(m,2H); 3.43(s,3H); 3.17(m,2H); 2.00(m,2H).
【0315】
実施例74(一般的方法(B))
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−1−(2−オキソ−2−フェニル−エチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化88】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.62(s br,2H); 8.05(d,2H); 7.71(t,1H); 7.58(t,2H); 7.40−7.25(m,3H); 7.13(d,3H) 5.46(s,2H); 5.35(s,2H); 3.71(m,2H); 3.53(m,2H); 3.44(s,3H); 3−20(m,2H); 2.01(m,2H).
【0316】
実施例75(一般的方法(B))
2−(7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−2,6−ジオキソ−2,3,6,7−テトラヒドロ−プリン−1−イルメチル)−ベンゾニトリル
【化89】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.66(s br,2H); 7.81(d,1H); 7.61(t,1H); 7.44(t,1H); 7.40−7.25(m,3H); 7.18(d,1H); 7.14(d,2H); 5.46(s,2H); 5.21(s,2H); 3.69(m,2H); 3.52(m,2H); 3.42(s,3H); 3.20(m,2H); 2.00(m,2H).
【0317】
実施例76(一般的方法(B))
(7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−2,6−ジオキソ−2,3,6,7−テトラヒドロ−プリン−1−イル)−アセトニトリル
【化90】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.66(s br,2H); 7.40−7.25(m,3H); 5.46(s,2H); 4.84(s,2H); 3.69(m,2H); 3.52(m,2H); 3.44(s,3H); 3.17(m,2H); 1.99(m,2H).
【0318】
実施例77(一般的方法(B))
3−メチル−7−(2−メチル−チアゾル−4−イルメチル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化91】
1H−NMR(DMSO−d6):δ10.99(s,1H); 8.88(s br,2H); 7.31(s,1H); 5.36(s,2H); 3.42(m,4H); 3.32(s,3H); 3.22(s br,4H); 2.60(s,3H)
【0319】
実施例78(一般的方法(B))
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−7−(2−メチル−チアゾル−4−イルメチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化92】
1H−NMR(DMSO−d6):δ10.87(s,1H); 8.88(s br,2H); 7.21(s,1H); 5.41(s,2H); 3.73(m,2H); 3.57(t,2H); 3.31(s br,4H); 3.23(s br,2H); 2.61(s,3H); 2.51(m,1H); 2.04(m,2H); HPLC−MS m/z=376
【0320】
実施例79(一般的方法(B))
3−メチル−7−(2−オキソ−2−フェニル−エチル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化93】
1H−NMR(DMSO−d6):δ11.00(s,1H); 9.89(s br,2H); 8.07(d,2H); 7.74(t,1H); 7.64(t,2H); 5.75(s,2H); 3.36(s,3H); 3.29(m,4H); 3.24(m,4H). HPLC−MS m/z=369
【0321】
実施例80(一般的方法(B))
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−7−(2−オキソ−2−フェニル−エチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化94】
1H−NMR(DMSO−d6):δ10.88(s,1H); 8.87(s br,2H); 8.09−7.60(m,5H); 5.80(s,2H); 3.67(t,2H); 3.46(t,2H); 3.34(s,3H); 3.21(t,2H); 2.01(m,2H). HPLC−MS m/z=383
【0322】
実施例81(一般的方法(B))
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−7−フェネチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化95】
1H−NMR(DMSO−d6):δ10.89(s,1H); 8.87(s br,2H); 7.29−7.12(m,5H); 4.29(t,2H); 3.54(m,2H); 3.42(t,2H); 3.28(s,3H); 3.21(s br,2H); 3.00(t,2H) 2.03(m,2H). HPLC−MS m/z=369
【0323】
実施例82(一般的方法(B))
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(3−ヒドロキシ−プロピル)−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化96】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.72(s br,2H); 7.93(d,1H); 7.35(t,1H); 7.08(t,1H); 6.70(d,1H); 5.29(s,2H); 3.84(t,2H); 3.66(m,2H); 3.43(s,3H); 3.42−3.33(m,4H) 3.27(m,2H); 3.15(m,2H); 1.94(m,2H); 1.62(q,2H); HPLC−MS(Method C): m/z=539(M+1); Rt=3.69min
【0324】
実施例83(一般的方法(B))
1−(3−ヒドロキシ−プロピル)−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化97】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.80(s br 2H); 7.92(d,1H); 7.33(t,1H); 7.07(t,1H); 6.71(d,1H); 5.27(s,2H); 3.83(t,2H); 3.44(s,3H); 3.37(t,2H); 3.29(m,2H); 3.16(m,2H); 1.62(q,2H); HPLC−MS(Method C): m/z=525(M+1); Rt=3.53min
【0325】
実施例84(一般的方法(B))
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2−エトキシ−エチル)−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化98】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.64(s br 2H); 7.93(d,1H); 7.35(t,1H); 7.08(t,1H); 6.69(d,1H); 5.28(s,2H); 3.96(t,2H); 3.66(m,2H); 3.16(m,2H); 3.43(s,3H); 1.01(t,3H). HPLC−MS(Method C): m/z=553(M+1); Rt=4.09min
【0326】
実施例85(一般的方法(B))
1−(2−エトキシ−エチル)−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化99】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.80(s br,2H); 7.92(d,1H); 7.32(t,1H); 7.07(t,1H); 6.70(d,1H); 5.27(s,2H); 3.96(t,1H); 3.48−3.40(m,5H); 3.38(q,2H); 3.30(m,4H); 3.16(m,4H); 1.00(t,3H). HPLC−MS(Method C): m/z=539(M+1); Rt=4.03min
【0327】
実施例86(一般的方法(B))
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−1−(2−フェノキシ−エチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化100】
HPLC−MS(Method C): m/z=601(M+1); Rt=4.73min
【0328】
実施例87(一般的方法(B))
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−イオド−ベンジル)−1−[2−(2−メトキシ−エトキシ)−エチル]−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化101】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.70(s br,2H); 7.93(d,1H); 7.35(t,1H); 7.08(t,1H); 6.70(d,1H); 5.29(s,2H); 3.96(t,2H); 3.66(m,2H); 3.52−3.44(m,4H); 3.43(s,3H); 3.42−3.37(m,2H); 3.36−3.31(m,2H); 3.26(m,2H); 3.20(m,5H); 1.94(m,2H). HPLC−MS(Method C): m/z=583(M+1); Rt=3.96min
【0329】
実施例88(一般的方法(B))
7−(2−イオド−ベンジル)−1−[2−(2−メトキシ−エトキシ)−エチル]−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化102】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.78(s br,2H); 7.93(d,1H); 7.33(t,1H); 7.07(t,1H); 6.70(t,1H); 5.27(s,2H); 3.96(t,2H); 3.52−3.42(m,4H); 3.44(s,3H); 3.38−3.27(m,6H); 3.20−3.12(m,4H) 3.18(s,3H). HPLC−MS(Method C): m/z=569(M+1); Rt=3.86min
【0330】
実施例89(一般的方法(B))
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(3,5−ジメトキシ−ベンジル)−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化103】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.70(s br,2H); 7.91(d,1H); 7.34(t,1H); 7.07(t,1H); 6.74(d,1H); 6.34(m,1H); 6.32(m,2H); 5.30(s,2H); 4.91(s,2H); 3.69(m,2H); 3.66(s,6H); 3.44(s,3H); 3.42(m,2H); 3.28(m,2H); 3.17(m,2H); 1.95(m,2H). HPLC−MS(Method C): m/z=631(M+1); Rt=4.72min
【0331】
実施例90(一般的方法(B))
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−イオド−ベンジル)−1−(3−メトキシ−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化104】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.70(s br,2H); 7.93(d,1H); 7.35(t,1H); 7.18(t,1H); 7.08(t,1H); 6.80−6.70(m,4H); 5.30(s,2H); 4.95(s,2H); 3.68(s,3H); 3.44(s,3H); 3.42(m,2H); 3.28(m,2H); 3.16(m,2H); 1.95(m,2H). HPLC−MS(Method C): m/z=601(M+1); Rt=4.62min
【0332】
実施例91(一般的方法(B))
7−ビフェニル−2−イルメチル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化105】
1H−NMR(DMSO−d6):δ10.81(s,1H); 8.74(s br,2H); 7.5−7.22(m,9H); 5.35(s,2H); 5.53(t,2H); 3.29(s,3H); 3.26(m,2H); 3.15(s br,2H); 3.06(s br,2H); 1.82(m,2H) HPLC−MS m/z=431
【0333】
実施例92(一般的方法(B))
7−(2−ブロモ−ベンジル)−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化106】
1H−NMR(DMSO−d6):δ10.89(s,1H); 8.8(s br,2H); 7.74−6.74(m,4H); 5.37(s,2H); 3.66(m,2H); 3.40(t,2H); 3.35(s,3H); 3.26(s br,2H); 3.16(s br,2H); HPLC−MS m/z=435
【0334】
実施例93(一般的方法(B))
7−(2−クロロ−ベンジル)−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化107】
1H−NMR(DMSO−d6):δ10.88(s,1H); 8.83(s br,2H); 7.55−7.47(m,1H) 7.42−7.25(m,2H) 6.87−6.78(m 1H); 5.43(s,2H); 3.66(t,2H); 3.41(t,2H); 3.35(s,3H); 3.27(s br,2H); 3.16(s br,2H); 1.95(m,2H). HPLC−MS m/z=389
【0335】
実施例94(一般的方法(C))
7−ベンジル−8−(3,5−ジメチル−ピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.2HCl
【化108】
HPLC−MS(Method B): m/z=383 (m+1); Rt=1.91min.
【0336】
実施例95(一般的方法(A))
7−(4−メトキシベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化109】
HPLC−MS(Method C) m/z=384(M+1); Rt=1.24min.
【0337】
実施例96(一般的方法(A))
(1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テトラヒドロプリン−7−イル)−フェニル酢酸メチルエステル.TFA
【化110】
HPLC−MS(Method C): m/z=413(M+1); Rt=1.31min.
【0338】
実施例97(一般的方法(A))
7−(5−クロロ−2−ニトロベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化111】
HPLC−MS(Method C): m/z=434(M+1); Rt=2.53min. Purity=100% (ELS)
【0339】
実施例98(一般的方法(A))
4−(1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テトラヒドロプリン−7−イルメチル)ベンゾニトリル.TFA
【化112】
HPLC−MS(Method C) m/z=380(M+1); Rt=1.21min.
【0340】
実施例99(一般的方法(A))
7−(4−メタンスルホニルベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化113】
HPLC−MS(Method C) m/z=433(M+1); Rt=1.05min.
【0341】
実施例100(一般的方法(A))
7−(2−フルオロ−6−ニトロベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化114】
HPLC−MS(Method C) m/z=418(M+1); 1.22min.
【0342】
実施例101(一般的方法(A))
7−(4−ベンジルオキシベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化115】
HPLC−MS(Method C) m/z=461(M+1); Rt=1.82min.
【0343】
実施例102(一般的方法(A))
7−(2,4−ジクロロベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化116】
HPLC−MS(Method C) m/z=425(M+2); Rt=1.57min. (Chlorine isotope signal)
【0344】
実施例103(一般的方法(A))
1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−7−(4−トリフルオロメチルベンジル)−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化117】
HPLC−MS(Method C) m/z=423(M+1); Rt=1.58min.
【0345】
実施例104(一般的方法(A))
7−ビフェニル−4−イルメチル−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化118】
HPLC−MS(Method C) m/z=431(M+1); Rt=1.76min
【0346】
実施例105(一般的方法(A))
3−(1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テトラヒドロプリン−7−イルメチル)安息香酸メチルエステル.TFA
【化119】
HPLC−MS(Method C) m/z=413(M+1); Rt=1.33min.
【0347】
実施例106(一般的方法(A))
4−(1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テトラヒドロプリン−7−イルメチル)安息香酸メチルエステル.TFA
【化120】
HPLC−MS(Method C) m/z=413(M+1); Rt=1.31min.
【0348】
実施例107(一般的方法(A))
7−ビフェニル−2−イルメチル−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化121】
HPLC−MS(Method C) m/z=431(M+1); Rt=1.55min.
【0349】
実施例108(一般的方法(A))
7−(4−tert−ブチルベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化122】
HPLC−MS(Method C) m/z=411(M+1); Rt=1.78min.
【0350】
実施例109(一般的方法(A))
1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−7−(4−トリフルオロメトキシベンジル)−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化123】
HPLC−MS(Method C) m/z=439(M+1); Rt=1.65min.
【0351】
実施例110(一般的方法(A))
7−(3,4−ジクロロベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化124】
HPLC−MS(Method C) m/z=424(M+1); Rt=2.87min. Purity 98% (ELS)
【0352】
実施例111(一般的方法(A))
1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−7−(4−[1,2,3]チアジアゾル−4−イルベンジル)−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化125】
HPLC−MS(Method C) m/z=439(M+1); Rt=2.47min. Purity 80% (ELS)
【0353】
実施例112(一般的方法(A))
4−(1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テトラヒドロプリン−7−イルメチル)−3−メトキシ安息香酸メチルエステル.TFA
【化126】
HPLC−MS(Method C) m/z=443(M+1); Rt=2.50min. Purity >99% (ELS).
【0354】
実施例113(一般的方法(A))
7−シクロヘキシルメチル−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化127】
HPLC−MS(Method B): m/z=361(M+1); Rt=2.15min.
【0355】
実施例114(一般的方法(C))
7−ベンジル−8−(2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化128】
HPLC−MS(Method B): m/z=367; Rt=1.76min. TIC area 100%
【0356】
実施例115(一般的方法(A))
8−(6−ベンジル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−7−(2−イオド−ベンジル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化129】
HPLC−MS(Method B): m/z=585(M+1); Rt=2.87min; purity〜50%
【0357】
実施例116(一般的方法(A))
(S)−7−ベンジル−8−(3−ヒドロキシメチルピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン
【化130】
ピペラジン成分はピペラジン誘導体の調製の一般的方法に従って調製した。
MeOH−d4; d=7.1−7.4(m;5H); 5.4(d;2H); 3.5(s;3H); 3.45(m;2H); 3.25(s;3H); 2.9−3.2(m;3H); 2.0(m;1H); 1.2(s br;3H). HPLC−MS(Method B): m/z=385(M+1); Rt=1.65min.
【0358】
実施例117(一般的方法(C))
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1,3−ジメチル−7−(2−オキソ−2−ピロリジン−1−イル−エチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化131】
HPLC−MS(Method B): m/z=390; Rt=2.93min+0.43min; 43+56%
【0359】
実施例118(一般的方法(C))
7−(2−イオド−ベンジル)−1,3−ジメチル−8−(6−ピリジン−2−イルメチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化132】
1H NMR(CDCl3):δ8.9(s br,2H); 8.65(d,1H); 8.2(t,1H); 7.85(d,1H); 7.15(t,1H); 7.5(d,1H); 7.3(t,1H); 7.0(t,1H); 6.75(d,1H); 5.45(s,2H); 3.05−3.8(m,3H); 3.5(s,3H); 3.3(s,4H); 2.8−3.25(m,7H). HPLC−MS(Method B): m/z=586(M+1); Rt=2.25min; Purity(UV)=97%.
【0360】
実施例119(一般的方法(A))
7−(2−ブロモ−ベンジル)−1,3−ジメチル−8−(6−ピリジン−2−イルメチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化133】
HPLC−MS(Method B): m/z=538 & 541(M+1; M+2); Rt=1.94min
【0361】
実施例120(一般的方法(D))
(S)7−ベンジル−8−(3−ベンジル−ピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化134】
1H−NMR(CDCl3):δ7.24(m,10H); 5.32(m,2H); 3.52(s,3H); 3.11(m,11H); 2.68(m,2H). HPLC−MS(Method B): m/z=445(M+1), 354, 263; Rt=4.13
【0362】
実施例121(一般的方法(D))
7−ベンジル−1,3−ジメチル−8−(3−フェネチル−ピペラジン−1−イル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化135】
1H−NMR(DMSO−d6):δ7.25(m,10H); 5.41(s,2H); 3.30(m,15H); 1.88(m,2H). HPLC−MS(Method B): m/z=481(M+Na), 459/460(M+1); Rt=2.52min.
【0363】
実施例122(一般的方法(D))
(R)−7−ベンジル−8−(3−ベンジルピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン
【化136】
1H−NMR(CDCl3):δ7.24(m,10H); 5.34(m,2H); 3.55(s,3H); 3.34(m,5H); 2.78(m,7H); 1.70(s,1H). HPLC−MS(Method B): m/z=445/446(M+1), 468(M+Na); Rt=2.56min.
【0364】
実施例123(一般的方法(D))
7−ベンジル−8−(3−(2−ヒドロキシ−ベンジル)−ピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化137】
1H−NMR(MeOH−d4):δ7.28(m,3H); 7.11(m,4H); 6.81(m,2H); 5.43(m,2H); 3.70(m,1H); 3.31(m,14H); 2.88(s,2H). HPLC−MS(Method B): m/z=461/462(m+1); 483(M+Na); Rt=2.409
【0365】
実施例124(一般的方法(D))
7−ベンジル−8−(3−(2−メトキシ−ベンジル)−ピペラジン−1−イル)1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化138】
1H−NMR(CDCl3):δ7.22(m,7H); 6.87(m,2H); 5.32(m,2H); 3.83(s,3H); 3.54(s,3H); 3.33(m,5H); 2.79(m,7H); 1.87(s,1H) HPLC−MS(Method B): m/z=475, 476,477(M+1); Rt=2.57
【0366】
実施例125(一般的方法(D))
(R)7−ベンジル−8−(3−(4−メトキシ−ベンジル)−ピペラジン−1−イル)1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化139】
1H−NMR(CDCl3):δ7.25(m,5H); 7.08(m,2H); 6.84(m,2H); 5.34(m,2H); 3.80(s,3H); 3.55(s,3H); 3.38(s,3H); 3.29(m,2H); 2.88(m,5H); 2.52(m,2H); 1.64(s,1H) HPLC−MS(Method B): m/z=497(M+1), 475/476/477(M+1); Rt=2.368min
【0367】
実施例126(一般的方法(D))
(R)−7−ベンジル−8−(3−(4−ヒドロキシ−ベンジル)−ピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化140】
1H−NMR(DMSO−d6):δ9.38(s,1H); 8.86(s,2H); 7.29(m,3H); 7.13(m,2H);6.98(m,2H); 6.72(m,2H); 5.36(m,2H); 3.09(m,15H) HPLC−MS(Method B): m/z=943(2M+Na), 461/462(M+1); Rt=2.017
【0368】
実施例127(一般的方法(D))
(R)−7−ベンジル−1,3−ジメチル−8−(3−(4−ニトロ−ベンジル)−ピペラジン−1−イル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化141】
1H−NMR(CDCl3):δ8.17(m,2H); 7.30(m,7H); 5.34(s,2H); 3.55(s,3H); 3.00(m,12H) HPLC−MS(Method B): m/z=490/491(M+1); Rt=2.522
【0369】
実施例128(一般的方法(D))
(R)−7−ベンジル−8−(3−(4−フルオロ−ベンジル)−ピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化142】
1H−NMR(CDCl3):δ7.32(m,2H); 7.08(m,7H); 5.34(m,2H); 3.55(m,3H); 2.93(m,12H) HPLC−MS(Method B): m/z=947(2M+Na), 485(M+Na), 463/464(M+1) Rt=2.35min
【0370】
実施例129(一般的方法(D))
(R)−4−(4−(7−ベンジル−1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−2,3,6,7−テトラヒドロ−1H−プリン−8−イル)−ピペラジン−2−イルメチル)−ベンゾニトリル
【化143】
1H−NMR(CDCl3):δ7.61(m,2H); 7.26(m,7H); 5.34(s,2H); 3.53(s,3H); 3.28(m,5H); 2.83(m,7H)
HPLC−MS(Method B): m/z=492(M+Na), 470/471(M+1); Rt=2.334
【0371】
実施例130(一般的方法(D))
(R)−6−(8−(3−ベンジル−ピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル)−ニコチノニトリル
【化144】
1H−NMR(CDCl3):δ8.67(m,1H); 7.88(m,1H); 7.22(m,6H); 5.40(s,2H); 3.55(m,3H); 3.33(m,5H); 2.85(m,7H) HPLC−MS(Method B):m/z=963(2M+Na), 471/472(M+1); Rt=1.791min.
【0372】
実施例131(一般的方法(D))
(R)−7−ベンジル−1,3−ジメチル−8−(3−チアゾル−4−イルメチル−ピペラジン−1−イル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化145】
1H−NMR(CDCl3):δ8.77(m,1H); 7.26(m,5H); 7.02(m,1H); 5.35(m,2H); 3.54(s,3H); 2.74(m,12H) HPLC−MS (Method B): m/z=452/453(M+1) Rt=2.220min.
【0373】
実施例132(一般的方法(D))
(R)−2−[1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−(3−チオフェン−2−イルメチル−ピペラジン−1−イル)−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル]−ベンゾニトリル
【化146】
1H−NMR(CDCl3):δ7.70(s,1H); 7.55(s,1H); 7.40(s,1H); 7.13(s,2H); 6.88(s,3H); 5.56(s,2H); 3.58(s,3H); 2.96(m,12H) HPLC−MS(Method B):Ret.tid=2.40min. m/z=489(M+Na), 476/477(M+1)
前記の一般的方法を用いることにより、さらに下記の化合物を調製することができる。
【0374】
実施例133
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−1−(テトラヒドロ−フラン−2−イルメチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化147】
【0375】
実施例134
7−ベンジル−1−(2−シクロヘキシル−エチル)−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化148】
【0376】
実施例135
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−1−(5−メチル−ヘキシル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化149】
【0377】
実施例136
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−1−(3−メチル−ブチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化150】
【0378】
実施例137
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2−エトキシ−エチル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化151】
【0379】
実施例138
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−1−(テトラヒドロ−フラン−2−イルメチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化152】
【0380】
実施例139
7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−1−(テトラヒドロ−フラン−2−イルメチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化153】
【0381】
実施例140
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−1−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルメチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化154】
【0382】
実施例141
7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−1−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルメチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化155】
【0383】
実施例142
7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−1−(2−フェノキシ−エチル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化156】
【0384】
実施例143
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−イオド−ベンジル)−1−(2−メトキシ−エチル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化157】
【0385】
実施例144
7−(2−イオド−ベンジル)−1−(2−メトキシ−エチル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化158】
【0386】
実施例145
1−(2−ベンジルオキシ−エチル)−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化159】
【0387】
実施例146
1−(2−ベンジルオキシ−エチル)−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化160】
【0388】
実施例147
1−(3,5−ジメトキシ−ベンジル)−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化161】
【0389】
実施例148
7−(2−イオド−ベンジル)−1−(3−メトキシ−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化162】
【0390】
実施例149
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−1−(3−トリフルオロメトキシ−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化163】
【0391】
実施例150
7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−1−(3−トリフルオロメトキシ−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化164】
【0392】
実施例151
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2−ヒドロキシ−プロピル)−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化165】
【0393】
実施例152
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2,2−ジエトキシ−エチル)−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化166】
【0394】
実施例153
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2,2−ジメトキシ−エチル)−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化167】
【0395】
実施例154
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2−[1,3]ジオキソラン−2−イル−エチル)−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化168】
【0396】
実施例155
1−(2−[1,3]ジオキソラン−2−イル−エチル)−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化169】
【0397】
実施例156
1−[1,3]ジオキソラン−2−イルメチル−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化170】
【0398】
実施例157
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2−[1,3]ジオキサン−2−イル−エチル)−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化171】
【0399】
実施例158
1−(2−[1,3]ジオキサン−2−イル−エチル)−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化172】
【0400】
実施例159
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2,3−ジヒドロキシ−プロピル)−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化173】
【0401】
実施例160
1−(2,3−ジヒドロキシ−プロピル)−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化174】
【0402】
実施例161
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(3−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化175】
【0403】
実施例162
1−(3−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化176】
【0404】
実施例163
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−1−[3−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−プロピル]−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化177】
【0405】
実施例164
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2−フルオロ−エチル)−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化178】
【0406】
実施例165
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(3−ヒドロキシ−プロピル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化179】
【0407】
実施例166
7−ビフェニル−2−イルメチル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化180】
発明の分野:
本発明は、酵素DPP−IVの治療的活性及び選択的インヒビター、前記化合物を含んで成る医薬組成物、及びDDP−IVによる不活性化を受けるタンパク質に関連する疾病、例えばII型糖尿病及び肥満を処理するための医薬の製造のためへのそのような化合物の使用に関する。
【0002】
発明の背景:
ジペプチジルペプチダーゼ(DPP−IV)、すなわち後−プロリン/アラニン分解性アミノ−ジペプチダーゼのグループに属するセリンプロテアーゼは、位置2にプロリン又はアラニンを有するタンパク質から2つのN−末端アミノ酸を特異的の除去する。DPP−IVの生理学的役割は完全には確立されていないが、神経ペプチド代謝、T−細胞活性化、胃潰瘍、機能性消化不良、肥満、食欲調節、損傷を受けた空腹時グルコース(IFG)及び糖尿病において重要な役割を演じると思われる。
【0003】
DPP−IVは、その基質がインスリン向性ホルモングルカゴン様ペプチド−1(GLP−1)胃阻害性ペプチド(GIP)を含むので、グルコース代謝の制御に関係している。GLP−1及びGIPはそれらの損なわれていない形でのみ活性的であり;それらの2つのN−末端アミノ酸の除去がそれらを不活性化する。
【0004】
DPP−IVの合成インヒビターのインビボ投与は、GLP−1及びGIPのN−末端分解を妨げ、それらのホルモンのより高い血漿濃度、高められたインスリン分泌、及び従って、改良されたグルコース耐性をもたらす。従って、そのようなインヒビターは、II型糖尿病、すなわち低められたグルコース耐性により特徴づけられる疾病を有する患者の処理のために提供されて来た(Holet, J.J., Deecon, C. F. Diabetes 47 (1998) 1663−70)。
【0005】
糖尿病性異常脂肪血症は、多発生リポタンパク質欠陥、例えば適度に高い血清レベルのコレステロール及びトリグリセリド、小さなLDL粒子、及び高レベルのHDLコレステロールにより特徴づけられる。最近の臨床試験の結果は、糖尿病及び非糖尿病環患者におけるコレステロールを低める治療の有益な効果を示し、従って、糖尿病性異常脂肪血症の処理に対して高められた強調性を支持する。National Cholesterol Education Program’s Adult Treatment Panel IIは、糖尿病性異常脂肪血症の強い処理のためへのこの必要性を擁護する。
【0006】
肥満は、多くの通常の疾病、例えばアテローム硬化症、高血圧及び糖尿病の進行に関する良く知られた危険因子である。肥満の人々及びそれによるそれらの疾病の発生率は、全先進国じゅうで上昇している。運動を除いて、減量するためへの薬理学的処理を伴なわないダイエット及び食物制限が効果的に及び許容的に現在存在する。しかしながら、致死性の及び通常の疾病における危険因子としてのその間接的であるが、しかし重要な効果のために、肥満又は食欲調節のための処置を見出すことが重要であろう。軽い肥満でさえ、早い死亡性、糖尿病、高血圧アテローム硬化症、胆嚢疾患及び一定型の癌についての危険性を高める。先進の西欧の国々においては、肥満が過去数十年、有意に上昇している。肥満の高い流行及びその健康的な結果のために、その予防及び処理は、高い公衆健康優先事項であるべきである。
【0007】
現在、種々の技法が初期減量をもたらすために利用できる。不運なことには、初期減量は最適な治療目的でない。さらに、ほとんどの肥満患者が結果的に再び体重の増加を伴なう問題が存在する。減量を確立し、そして/又はは維持するための効果的手段は、今日、肥満の処理において主要な挑戦である。いくつかの化合物がDPP−IVを阻害することが示されているが、しかしそれらのすべては、能力、安定性及び薬理学的力学性質に関して限界を有する。
【0008】
そのような化合物は、例えばWO98/19998号、WO00/34241号、アメリカ特許6,124,305号(NovartisAG)及びWO99/38501号(Trustees of Tufts University)に開示されている。本発明の化合物は、これまで知られているいずれかのDPP−IVインヒビターに構造的に関連しない、完全に新規種類のDPP−IVインヒビターを構成する。さらに、それらは効果的であり且つ安定しており、そして従って、現在知られているDPP−IVインヒビターに関連する問題に対する解決作を提供する。
発明の要約:
【0009】
本発明は、下記式I:
【化5】
【0010】
[式中、n及びmは独立して、1又は2であり;
R1は、C=O;C=S;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C2アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2アルケニル;C2アルキニル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロヘテロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリール−C1−C3アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたヘテロアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたヘテロアリール−C1−C3アルキル;ペルハロC1−C10アルキル;ペルハロC1−C10アルキルオキシであり;
【0011】
R2は、H;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C7アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2−C7アルケニル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2−C7アルキニル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロヘテロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリール−C1−C3アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたヘテロアリール−C1−C3アルキル;
【0012】
独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたヘテロアリール;−SH;−SR5;−SOR5;−SO2R5;−CHO;−CH(OR5)2; カルボキシ;−CO2R4; NHCONNH2; −NHCSNH2; −NHCONH2; −NHCOR4; −NHSO2R5; 独立して、1又は複数のR4により任意に置換された−O−CO−(C1−C5) アルキル;シアノ;ニトロ;ハロゲン;ヒドロキシ;ペルハロC1−C7アルキル;ペルハロC1−C7アルキルオキシ; −SO2NH2; −SO2NH(R5); −SO2(R5)2; −CONH2; −CSNH2; −CON2H3; −CONH(R5); −CON(R5)2; 独立して、R4により任意に置換された C1−C10 アルキルオキシ;独立して、R4により任意に置換されたC2−C10アルケニルオキシ; 独立して、R4により任意に置換された C2−C10アルキニルオキシ;独立して、R4により任意に置換されたアリールオキシ;独立してR4により任意に置換されたヘテロアリールオキシであり;
【0013】
R3は、H;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2−C10アルケニル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2−C10アルキニル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロヘテロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリール−C1−C3アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたヘテロアリール−C1−C3アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたヘテロアリール; 独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル−NH(CH2)1−4NH−アリール;
【0014】
独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル−NH(CH2)1−4NH−ヘテロアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル−O(CH2)1−4NH−アリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル−O(CH2)1−4NH−ヘテロアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル−O(CH2)1−4O−アリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル−O(CH2)1−4O−ヘテロアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル−S(CH2)1−4NH−アリール;
【0015】
独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル−S(CH2)1−4NH−ヘテロアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル−S(CH2)1−4S−アリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル−S(CH2)1−4S−ヘテロアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル−O−C1−C6アルキル;−NHCOR4; −NHSO2R5; 独立して、1又は複数のR4により任意に置換された−O−CO−(C1−C6)アルキル; −SH;−SR5;−SOR5;−SO2R5;−CHO;−CH(OR5)2; カルボキシ; シアノ;ニトロ;ハロゲン;ヒドロキシ;−SO2NH2; −SO2NH(R5); −SO2(R5)2; −CONH2; −CONH(R5); −CON(R5)2;−CSNH2; −CONHNH2; CO2R4; −NHCONNH2; −NHCSNH2; −NHCONH2; であり;
【0016】
R4は独立して、独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC1−C10アルキル;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC2−C10アルケニル;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC2−C10アルキニル;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC3−C7シクロアルキル;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC3−C7シクロへテロアルキル;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたアリール;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたヘテロアリール;アミノ; 1もしくは複数のR8により任意に置換された1もしくは複数のC1−C10アルキルにより置換されたアミノ;1又は複数のR5により任意に置換された1又は複数のアリールにより置換されたアミノ;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたテロアリール;=O; =S; −CO−R5; −COOR5; 独立して、1又は複数のR8により任意に置換された−O−CO−(C1−C5);
【0017】
N(CH2)1−4NH−アリール;NH(CH2)1−4NH−ヘテロアリール;−NHCOR5; −SOR5; SO2R5; カルボキシ;シアノ;N−ヒドロキシイミノ;ニトロ;ハロゲン;ヒドロキシ;ペルハロC1−C10アルキル;ペルハロC1−C10アルキルオキシ;−SH; −SR5; −SO2H; −SO3R5; −SO2R5; −SO2NH2; −SO2NH(R5); −SO2N(R5)2; −CONH2; −CONH(R5); −CON(R5)2; 独立して、1又は複数のR8により任意に置換された C1−C10アルキルオキシ;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC2−C10アルケニルオキシ;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC2−C10アルキニルオキシ、独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたアリールオキシ;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたヘテロアリールオキシであり;そして同じ炭素原子に結合される2つのR4はスピロ複素環式系、好ましくはヒダントイン;チオヒダントイン;オキサゾリジン−2,5−ジオンを形成することができる;
【0018】
R5は、H;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC1−C10アルキル;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC2−C10アルケニル;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC2−C10アルキニル;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC3−C7シクロアルキル;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC3−C7シクロへテロアルキル;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたアリール;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたアリール−C1−C5アルキル;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたヘテロアリール;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたヘテロアリール−C1−C5アルキルであり;
【0019】
R6は、H;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2−C10アルケニル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2−C10アルキニル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロへテロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたヘテロアリールであり;
【0020】
R7は、H;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2−C10アルケニル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2−C10アルキニル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロへテロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたヘテロアリールであり;
【0021】
R8は、H;アミドキシム;ニトロ;テトラゾール;ペンタフルオロフェニル;−CH2OH; −CHO; −C(OCH3)2; −COCH3; −CF3; −CCl3; −OCF3; −OCH3; −CN; −CO2H; −CO2CH3; −CONH2; −CSNH2; −CON2H3; −SO3H; −SO2NH2; −SO2NHCH3; −SO2N(CH3)2; −SO2(1−ピペラジニル);−SO2(4−メチルピペラジン−1−イル);−SO2(ピロリジン−1−イル);−SO2(ピペリジン−1−イル);−SO2(モルホリン−4−イル);N−ヒドロキシイミノ;−NH2; −NHCH3; −N(CH3)2; −NHCNHNH2; −NHCNHNHCH3; −NHCSNH2; −NHCSNHCH3; −NHCONH3; −NHCONHCH3; −NHCOCH3; −NHSO2CH3; ピペラジニル;モルホリン−4−イル;チオモルホリン−4−イル;ピロリジン−1−イル;ピペリジン−1−イル;ハロゲン;−OH; −SH; −SCH3; −アミノアセチル;−OPO3H; −OPO2OCH3; −PO3H2; −PO(OCH3)2; PO(OH)(OCH3)であり;
【0022】
R9は、H;ハロゲン;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキルであり;
R10は、H;ハロゲンであり;又は
R9及びR10は、シクロプロピル環を形成するために連結され得る]で表される化合物(但し、次の化合物:
1,3−ジメチル−7−(2−オキソ−プロピル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
1,3,1’,3’,7’−ペンタメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7,3’,7’−テトラヒドロ−7,8’−メタンジイル−ビス−プリン−2,6−ジオン;
3,4,5−トリメトキシ−安息香酸2−(1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テロラヒドロ−プリン−7−イル)−エチルエステル;
【0023】
7−[2−ヒドロキシ−3−(4−メトキシ−フェノキシ)−プロピル]−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−[2−ヒドロキシ−2−(4−ニトロ−フェニル)−エチル]−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7,8,9−テトラヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(4−クロロ−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0024】
7−(2−クロロ−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−エチル−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−1,7−ジプロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−メチル−7−(3−メチル−ブチル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ブチル−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−メチル−7−(3−フェニル−プロピル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ブト−2−エニル−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0025】
7−(3−クロロ−ブト−2−エニル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,5−ジオン;
7−ヘプチル−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−メチル−7−(1−フェニル−エチル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−メチル−7−(3−メチル−ベンジル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−メチル−7−プロピル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;及び
3−メチル−7−ペンチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオンが除外される)、又は医薬的に許容できる酸又は塩基とのその塩を提供する。
【0026】
式Iの化合物は、DPP−IVによる不活性化を受けるタンパク質に関連する疾病を処理するための薬剤の製造のために使用され得る。
もう1つの観点においては、本発明は、DPP−IVによる不活性化を受けるタンパク質に関連する疾病を処理するための薬剤の製造のためへの下記式II:
【0027】
【化6】
【0028】
[式中、A1は、炭素又は窒素原子であり;
A−環は、1又は複数のR3により置換されていてもよく;
B1及びB2は独立して、炭素又は窒素原子であり;
個々のB3は独立して、炭素、窒素、酸素又は硫黄原子であり、個々のn1, n2, n3, n4は独立して1又は2であり;
D3,D4及びD5は不在であり得、この場合、D1及びD2は独立して、1又は2個のR2により任意に置換されていてもよく;
D1, D2, D3, D4及び個々のD5は独立して、炭素、窒素、酸素又は硫黄原子、又はC=O又はC=Sであってもよく;
【0029】
B−環における結合は飽和又は不飽和であり得、その結果、B−環は、十分に飽和であり得るか、又は部分的に又は十分に不飽和であり得る、5員又は6員の炭素環式又は複素環式環であり得;
D−環における結合は、存在する場合、飽和又は不飽和であってもよく、その結果、D−環は、十分に飽和であり得るか、又は部分的に又は不飽和であり得る、5員又は6員の炭素環式又は複素環式環であることができ;
【0030】
R1は、C=O;C=S;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C2アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2アルケニル;C2アルキニル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロヘテロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリール−C1−C3アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたヘテロアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたヘテロアリール−C1−C3アルキル;ペルハロC1−C10アルキル;ペルハロC1−C10アルキルオキシであり;
【0031】
各R2は、独立して、H;1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C7アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2−C7アルケニル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2−C7アルキニル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロヘテロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリール−C1−C3アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたヘテロアリール−C1−C3アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたヘテロアリール;
【0032】
−SH;−SR5;−SOR5;−SO2R5;−CHO;−CH(OR5)2; カルボキシ;−CO2R4; NHCONNH2; −NHCSNH2; −NHCONH2; −NHCOR4; −NHSO2R5; 独立して、1又は複数のR4により任意に置換された−O−CO−(C1−C5) アルキル;シアノ;ニトロ;ハロゲン;ヒドロキシ; −SO2NH2; −SO2NH(R5); −SO2(R5)2; −CONH2; −CSNH2; −CON2H3; −CONH(R5); −CON(R5)2; 独立して、R4により任意に置換された C1−C10 アルキルオキシ;独立して、R4により任意に置換されたC2−C10アルケニルオキシ; 独立して、R4により任意に置換された C2−C10アルキニルオキシ;独立して、R4により任意に置換されたアリールオキシ;独立してR4により任意に置換されたヘテロアリールオキシであり;
【0033】
R3は、H;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2−C10アルケニル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2−C10アルキニル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロヘテロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリール−C1−C3アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたヘテロアリール−C1−C3アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたヘテロアリール;
【0034】
独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル−NH(CH2)1−4NH−アリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル−NH(CH2)1−4NH−ヘテロアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル−O(CH2)1−4NH−アリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル−O(CH2)1−4NH−ヘテロアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル−O(CH2)1−4O−アリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル−O(CH2)1−4O−ヘテロアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル−S(CH2)1−4NH−アリール;
【0035】
独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル−S(CH2)1−4NH−ヘテロアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル−S(CH2)1−4S−アリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル−S(CH2)1−4S−ヘテロアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル−O−C1−C6アルキル;−NHCOR4; −NHSO2R5; 独立して、1又は複数のR4により任意に置換された−O−CO−(C1−C6)アルキル; −SH;−SR5;−SOR5;−SO2R5;−CHO;−CH(OR5)2; カルボキシ; シアノ;ニトロ;ハロゲン;ヒドロキシ;−SO2NH2; −SO2NH(R5); −SO2(R5)2; −CONH2; −CONH(R5); −CON(R5)2;−CSNH2; −CONHNH2; CO2R4; −NHCONNH2; −NHCSNH2; −NHCONH2; −NHCOR4;−NHSO2R5であり;
【0036】
R4は独立して、独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC1−C10アルキル;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC2−C10アルケニル;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC2−C10アルキニル;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC3−C7シクロアルキル;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC3−C7シクロへテロアルキル;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたアリール;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたヘテロアリール;アミノ;独立して、1又は複数のR8により任意に置換された1又は複数のC1−C10アルキルにより置換されたアミノ;独立して、1又は複数のR8により任意に置換された1又は複数のアリールにより置換されたアミノ;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたテロアリール;=O; =S; −CO−R5; −COOR5; 独立して、1又は複数のR8により任意に置換された−O−CO−(C1−C5);
【0037】
N(CH2)1−4NH−アリール;NH(CH2)1−4NH−ヘテロアリール;−NHCOR5; −SOR5; SO2R5; カルボキシ;シアノ;N−ヒドロキシイミノ;ニトロ;ハロゲン;ヒドロキシ;ペルハロアルキル;ペルハロアルキルオキシ;−SH; −SR5; −SO2H; −SO3R5; −SO2R5; −SO2NH2; −SO2NH(R5); −SO2N(R5)2; −CONH2; −CONH(R5); −CON(R5)2; 独立して、1又は複数のR8により任意に置換された C1−C10アルキルオキシ;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC2−C10アルケニルオキシ;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC2−C10アルキルオキシ、独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたアリールオキシ;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたヘテロアリールオキシであり;そして同じ炭素原子に結合される2つのR4はスピロ複素環式系、好ましくはヒダントイン;チオヒダントイン;オキサゾリジン−2,5−ジオンを形成することができる;
【0038】
R5は、H;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC1−C10アルキル;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC2−C10アルケニル;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC2−C10アルキニル;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC3−C7シクロアルキル;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたC3−C7シクロへテロアルキル;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたアリール;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたアリール−C1−C5アルキル;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたヘテロアリール;独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたヘテロアリール−C1−C5アルキルであり;
【0039】
R8は、H;アミドキシム;ニトロ;テトラゾール;ペンタフルオロフェニル;−CH2OH; −CHO; −C(OCH3)2; −COCH3; −CF3; −CCl3; −OCF3; −OCH3; −CN; −CO2H; −CO2CH3; −CONH2; −CSNH2; −CON2H3; −SO3H; −SO2NH2; −SO2NHCH3; −SO2N(CH3)2; −SO2(1−ピペラジニル);−SO2(4−メチルピペラジン−1−イル);−SO2(ピロリジン−1−イル);−SO2(ピペリジン−1−イル);−SO2(モルホリン−4−イル);N−ヒドロキシイミノ;−NH2; −NHCH3; −N(CH3)2; −NHCNHNH2; −NHCNHNHCH3; −NHCSNH2; −NHCSNHCH3; −NHCONH3; −NHCONHCH3; −NHCOCH3; −NHSO2CH3; ピペラジニル;モルホリン−4−イル;チオモルホリン−4−イル;ピロリジン−1−イル;ピペリジン−1−イル;ハロゲン;−OH; −SH; −SCH3; −アミノアセチル;−OPO3H; −OPO2OCH3; −PO3H2; −PO(OCH3)2; PO(OH)(OCH3)であり;
【0040】
R9は、H;ハロゲン;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキルであり;
R10は、H;ハロゲンであり;又は
R9及びR10は、シクロプロピル環を形成するために連結され得る]で表される化合物の使用に関する。
発明の特定の記載:
【0041】
定義:
用語“DPP−IV”とは、本明細書において使用される場合、CD26としても知られているジペプチジルペプチダーゼIV(EC3.4.14.S;DPP−IV)を意味する。DPP−IVは、終りから2番目の位置にプロリン又はアラニン残基を含むポリペプチド鎖のN末端からジペプチドを分解する。
用語“処置”とは、疾病、病状又は障害を攻撃するための患者の管理及び保護として定義され、そして徴候又は合併症の開始を妨げ、徴候又は合併症を軽減し、又は疾病、病状又は障害を排除するための患者の管理及び保護を包含する。
【0042】
用語“β細胞退化”とは、β細胞機能の損失、β細胞不全及びβ細胞の死、例えばβ細胞の壊死又はアポプトシスを意味する。
用語“C1−C10アルキル”とは、本明細書において使用される場合、1〜10個の炭素原子を有する、直鎖、枝分かれ鎖の飽和炭化水素鎖、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、n−ヘキシル、4−メチルペンチル、ネオペンチル、2,2−ジメチルプロピル及び同様のものを単独で又は組合して言及し、それらだけには限定されない。
【0043】
用語“C2−C10アルケニル”とは、本明細書において使用される場合、2〜10個の炭素原子、及び少なくとも1つの二重結合を有する、直鎖又は枝分かれ鎖の不飽和炭化水素、例えばビニル、1−プロペニル、アリル、イソプロペニル、n−ブテニル、n−ペンテニル、n−ヘキセニル及び同様のものを、単独で又は組合して言及するが、但しそれらだけには限定されない。
用語“C2−C10アルキニル”とは、本明細書において使用される場合、2〜10個の炭素原子及び少なくとも1つの三重結合を有する不飽和炭化水素、例えば−C≡CH, −C≡CCH3, −CH2C≡CH, −CH2−CH2−C≡CH, −CH(CH3)−C≡CH及び同様のものを単独で又は結合して言及するが、但しそれらだけには限定されない。
【0044】
用語“C1−10−アルコキシ”とは、本明細書において使用される場合、エーテル酸素からのその遊離価結合を有するエーテル酸素を用いて結合される、直鎖、枝分かれ鎖又は環状形状での企画された長さのそれらのC1−10−アルキル基を、単離で又は組合して包含する。線状アルコキシ基の例は、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペントキシ及びヘキソイルである。枝分かれアルコキシの例は、イソプロピキシ、sec−ブトキシ、ter−ブトキシ、イソペントキシ及びイソへキソキシを包含する。環状アルコキシの例は、シクロプロピルキシ、シクロブチルオキシ、シクロペンチルオキシ及びシクロヘキシルオキシである。
【0045】
用語“C3−C10シクロアルキル”とは、本明細書において使用される場合、3〜10個の炭素原子を有する1又は複数の飽和環状炭化水素、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、アダマンチル及び同様のものの基を言及する。
用語“C5−C10シクロアルケニル”とは、本明細書に使用される場合、5〜10個の炭素原子を有する、少なくとも1つの二重結合を有する1又は複数の環状炭化水素、例えばシクロペンテニル、シクロヘキセル及び同様のものであるが、但しそれらだけには限定されない。
【0046】
用語“C2−C6シクロへテロアルキル”とは、本明細書において使用される場合、環に独立して窒素、酸素及び硫黄から選択された1又は複数のヘテロ原子を含む環状炭化水素のような全体として飽和の複素環式化合物の次のような基を言及する:ピロリジン(1−ピロリジン;2−ピロリジン;3−ピロリジン;4−ピロリジン;5−ピロリジン);ピラゾリジン(1−ピラゾリジン;2−ピラゾリジン;3−ピラゾリジン;4−ピラゾリジン;5−ピラゾリジン);イミダゾリジン(1−イミダゾリジン;2−イミダゾリジン;3−イミダゾリジン;4−イミダゾリジン;
【0047】
5−イミダゾリジン);チアゾリジン(2−チアゾリジン;3−チアゾリジン;4−チアゾリジン;5−チアゾリジン);ピペリジン(1−ピペリジン;2−ピペリジン;3−ピペリジン;4−ピペリジン;5−ピペリジン;6−ピペリジン);ピペラジン(1−ピペラジン;2−ピペラジン;3−ピペラジン;4−ピペラジン;5−ピペラジン;6−ピペラジン);モルホリン(2−モルホリン;3−モルホリン;4−モルホリン;5−モルホリン;6−モルホリン);チオモルホリン(2−チオモルホリン;3−チオモルホリン;4−チオモルホリン;5−チオモルホリン;6−チオモルホリン);
【0048】
1,2−オキサチオラン(3−(1,2−オキサチオラン);4−(1,2−オキサチオラン);5−(1,2−オキサチオラン));1,3−ジオキソラン(2−(1,3−ジオキソラン);4−(1,3−ジオキソラン);5−(1,3−ジオキソラン));テトラヒドロピラン(2−テトラヒドロピラン;3−テトラヒドロピラン;4−テトラヒドロピラン;5−テトラヒドロピラン;6−テトラヒドロピラン);ヘキサヒドロピリダジン(1−ヘキサヒドロピリダジン;2−ヘキサヒドロピリダジン;3−ヘキサヒドロピリダジン;4−ヘキサヒドロピリダジン;5−ヘキサヒドロピリダジン;6−ヘキサヒドロピリダジン)。
【0049】
用語“アリール”とは、本明細書において使用される場合、炭素環芳香族環系を包含する。アリールはまた、炭素環系の部分的に水素化された誘導体も包含する。用語“ヘテロアリール”とは、本明細書において使用される場合、窒素、酸素及び硫黄から選択された1又は複数のヘテロ原子を含む複素環式不飽和環系、例えばフリール、チエニル、ピロリルを包含する。ヘテロアリールはまた、下記に列挙される複素環式系の部分的に水素化された誘導体を包含することが意図される。
【0050】
用語“アリール”及び“ヘテロアリール”とは、本明細書において使用される場合、任意に置換され得るアリール及び任意に置換され得るヘテロアリールを言及し、そして下記のものを包含する:ビフェニル、インデニル、ナフチル(1−ナフチル、2−ナフチル)、N−ヒドロキシテトラゾリル、N−ヒドロキシトリアゾリル、N−ヒドロキシイミダゾリル、アントラセニル(1−アントラセニル、2−アントラセニル、3−アントラセニル)、チオフェニル(2−チオフェニル、3−チオフェニル)、フリル(2−フリル、3−フリル)、インドリル、オキサジアゾリル、イソキサゾリル、キナゾリニル、フルオレニル、キサンテリル、イソインダニル、ベンズヒドリル、アクリジニル、チアゾリル、ピロリル(2−ピロリル)、ピラゾリル(3−ピラゾリル)、
【0051】
イミダゾリル(1−イミダゾリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、5−イミダゾリル)、トリアゾリル(1,2,3−トリアゾール−1−イル、1,2,3−トリアゾール−2−イル、1,2,3−トリアゾール−4−イル、1,2,4−トリアゾール−3−イル)、オキサゾリル(2−オキサゾリル、4−オキサゾリル、5−オキサゾリル)、チアゾリル(2−チアゾリル、4−チアゾリル、5−チアゾリル)、ピリジル(2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル)、ピリミジニル(2−ピリミジニル、4−ピリミジニル、5−ピリミジニル、6−ピリミジニル)、ピラジニル、ピリダジニル(3−ピリダジニル、4−ピリダジニル、5−ピリダジニル)、キノリル(2−キノリル、3−キノリル、4−キノリル、5−キノリル、6−キノリル、7−キノリル、8−キノリル)、イソキノリル(1−イソキノリル、3−イソキノリル、4−イソキノリル、5−イソキノリル、6−イソキノリル、7−イソキノリル、
【0052】
8−イソキノリル)、ベンゾ[b]フラニル(2−ベンゾ[b]フラニル、3−ベンゾ[b]フラニル、4−ベンゾ[b]フラニル、5−ベンゾ[b]フラニル、8−ベンゾ[b]フラニル、7−ベンゾ[b]フラニル)、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b]フラニル(2−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b]フラニル)、3−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b]フラニル)、4(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b]フラニル)、5(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b]フラニル)、6−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b]フラニル)、7−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b]フラニル))、ベンゾ[b]チオフェニル(2−(ベンゾ[b]チオフェニル)、3−(ベンゾ[b]チオフェニル)、4−(ベンゾ[b]チオフェニル)、5−(ベンゾ[b]チオフェニル)、6−(ベンゾ[b]チオフェニル)、7−(ベンゾ[b]チオフェニル))、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b]チオフェニル(2−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b]チオフェニル)、
【0053】
3−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b]チオフェニル)、4−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b]チオフェニル)、5−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b]チオフェニル)、6−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b]チオフェニル)、7−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[b]チオフェニル))、インドリル(1−インドリル、2−インドリル、3−インドリル、4−インドリル、5−インドリル、6−インドリル、7−インドリル)、インダゾリル(1−インダゾリル、3−インダゾリル、4−インダゾリル、5−インダゾリル、6−インダゾリル、7−インダゾリル)、ベンズイミダゾリル(1−ベンズイミダゾリル、2−ベンズイミダゾリル、4−ベンズイミダゾリル、5−ベンズイミダゾリル、6−ベンズイミダゾリル、7−ベンズイミダゾリル、8−ベンズイミダゾリル)、ベンゾキサゾリル(1−ベンゾキサゾリル、
【0054】
2−ベンゾキサゾリル)、ベンゾチアゾリル(1−ベンゾチアゾリル、2−ベンゾチアゾリル、4−ベンゾチアゾリル、5−ベンゾチアゾリル、6−ベンゾチアゾリル、7−ベンゾチアゾリル)、カルバゾリル(1−カルバゾリル、2−カルバゾリル、3−カルバゾリル、4−カルバゾリル)、5H−ジベンズ[b, f]アゼピン(5H−ジベンズ[b, f]アゼピン−1−イル、5H−ジベンズ[b, f]アゼピン−2−イル、5H−ジベンズ[b, f]アゼピン−3−イル、5H−ジベンズ[b, f]アゼピン−4−イル、5H−ジベンズ[b, f]アゼピン−5−イル)、10, 11−ジヒドロ−5H−ジベンズ[b, f]アゼピン(10, 11−ジヒドロ−5H−ジベンズ[b, f]アゼピン−1−イル、10, 11−ジヒドロ−5H−ジベンズ[b, f]アゼピン−2−イル、10, 11−ジヒドロ−5H−ジベンズ[b, f]アゼピン−3−イル、10, 11−ジヒドロ−5H−ジベンズ[b, f]アゼピン−4−イル、10, 11−ジヒドロ−5H−ジベンズ[b, f]アゼピン−5−イル)。
【0055】
用語、ハロゲンは、本明細書において使用される場合、弗素、塩素、臭素又はヨウ素を言及する。
【0056】
式Iの化合物においては、R2は好ましくは、H;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2−C7アルケニル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2−C7アルキニル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロヘテロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリール−C1−C3アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたヘテロアリール−C1−C3アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたヘテロアリール;−SH;−SR5;−SOR5;−SO2R5;−CHO;−CH(OR5)2; カルボキシ;−CO2R4; NHCONNH2; −NHCSNH2; −NHCONH2; −NHCOR4; −NHSO2R5;−NHCOR4;−NHSO2R5;
【0057】
独立して、1又は複数のR4により任意に置換された−O−CO−(C1−C5) アルキル;シアノ;ニトロ;ハロゲン;ヒドロキシ;ペルハロC1−C7アルキル;ペルハロC1−C7アルキルオキシ; −SO2NH2; −SO2NH(R5); −SO2(R5)2; −CONH2; −CSNH2; −CON2H3; −CONH(R5); −CON(R5)2; 独立して、R4により任意に置換された C1−C10 アルキルオキシ;独立して、R4により任意に置換されたC2−C10アルケニルオキシ; 独立して、R4により任意に置換された C2−C10アルキニルオキシ;独立して、R4により任意に置換されたアリールオキシ;独立してR4により任意に置換されたヘテロアリールオキシである。
【0058】
より特異的には、式Iの化合物においては、R2は、H;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロヘテロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリール−C1−C3アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたヘテロアリール−C1−C3アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたヘテロアリール;−SH;−SR5;−SOR5;−SO2R5;−CHO;−CH(OR5)2; カルボキシ;
【0059】
−CO2R4; NHCONNH2; −NHCSNH2; −NHCONH2; −NHCOR4; −NHSO2R5; 独立して、1又は複数のR4により任意に置換された−O−CO−(C1−C5) アルキル;シアノ;ニトロ;ハロゲン;ヒドロキシ;ペルハロC1−C7アルキル;ペルハロC1−C7アルキルオキシ; −SO2NH2; −SO2NH(R5); −SO2(R5)2; −CONH2; −CSNH2; −CON2H3; −CONH(R5); −CON(R5)2; 独立して、R4により任意に置換された C1−C10 アルキルオキシ;独立して、R4により任意に置換されたC2−C10アルケニルオキシ; 独立して、R4により任意に置換された C2−C10アルキニルオキシ;独立して、R4により任意に置換されたアリールオキシ;独立してR4により任意に置換されたヘテロアリールオキシである。
【0060】
他方では、式Iの化合物においては、R2はHであり得る。この態様においては、R1は好ましくは、C=O;C=S;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C2アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2アルケニル;C2アルキニル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロヘテロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリール−C1−C3アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたヘテロアリール;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたヘテロアリール−C1−C3アルキルである。
【0061】
式Iの化合物においては、R9は好ましくはHであり、そしてR10は好ましくはHである。
式Iの化合物においては、R6及びR7は独立して、R6は、H;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2−C10アルケニル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2−C10アルキニル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロへテロアルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたヘテロアリールである。特に、R6及びR7は独立して、H;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキルである。より好ましくは、R6及びR7は独立して、H; C1−C10アルキルである。
【0062】
R10がHである場合、R8及びR8は独立して、R7は、H;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2−C10アルケニル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2−C10アルキニル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC3−C7シクロアルキルである。
【0063】
式Iの化合物においては、R4は、独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたピペリジノ;、独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたピペラジノ;、独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたモノホリノ;、独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたチオモルホリノ;、独立して、1又は複数のR8により任意に置換されたピロリジノであり得る。この態様においては、R8及びR7は独立して、H;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC1−C10アルキル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2−C10アルケニル;独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたC2−C10アルキニルであり得る。
好ましい化合物:
【0064】
7−ベンジル−8−(6−ヒドロキシメチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−(6−ヒドロキシ−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−(3−ヒドロキシメチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
1,3−ジメチル−7−(4−メチルベンジル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
【0065】
3−(1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テトラヒドロプリン−7−イルメチル)ベンゾニトリル;
2−(1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テトラヒドロプリン−7−イルメチル)ベンゾニトリル;
1,3−ジメチル−7−(1−フェニルエチル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
7−(2−ヨードベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−7−(2−トリフルオロメチルベンジル)−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
【0066】
1,3−ジメチル−7−ナフタレン−1−イルメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
1,3−ジメチル−7−ナフタレン−2−イルメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
7−(3−ブロモベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−(3−イソプロピルピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0067】
1,3−ジメチル−7−(2−オキソ−2−ピロリジン−1−イル−エチル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
2−(8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル)−ベンゾニトリル;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−ヨード−ベンジル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2−ジフルオロメトキシ−ベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2,3−ジメトキシ−ベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0068】
1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−7−(2−トリフルオロメトキシ−ベンジル)−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−7−(2−トリフルオロメチルスルファニル−ベンジル)−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
4−(1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イル)−ブチロニトリル;
(R)−7−ベンジル−8−(3−イソプロピルピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
(S)−7−ベンジル−8−(3−イソプロピルピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
【0069】
7−ベンジル−8−(6,9−ジアザスピロ[4,5]デク−9−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−(ピペラジン−3−スピロ−3’−ビシクロ[2,2,1]ヘプタン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−メトキシ−ベンジル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1,3−ジメチル−7−ナフタレン−1−イルメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−フルオロ−ベンジル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0070】
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1,3−ジメチル−7−(2−メチル−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2−クロロ−ベンジル)−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2−ブロモ−ベンジル)−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1,3−ジメチル−7−(2−トリフルオロメチル−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1,3−ジメチル−7−(2−ニトロ−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0071】
3−ベンジル−8−ピペラジン−1−イル−7−(2−トリフルオロメチル−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3,7−ジベンジル−1−(2−ヒドロキシ−エチル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−ベンジル−7−フェネチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3,7−ジベンジル−8−[1,4]ジアゼペン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼペン−1−イル−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0072】
3,7−ジベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−プロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3,7−ジベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2−ヒドロキシ−エチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
2−(3,7−ジベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−2,6−ジオキソ−2,3,6,7−テトラヒドロ−プリン−1−イル)−N, N−ジエチル−アセトアミド;
1,3,7−トリベンジル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
1,3,7−トリベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0073】
(S)−7−ベンジル−8−(3−ベンジルオキシメチルピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
3,7−ジベンジル−8−ピペラジン−1−イル−1−プロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3,7−ジベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−プロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3,7−ジベンジル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3,7−ジベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0074】
2−(3−ベンジル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル)−ベンゾニトリル;
2−(3−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−2,6−ジオキソ−1−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル)−ベンゾニトリル;
2−(3−ベンジル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル)−ベンゾニトリル;
2−(3−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−2,6−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル)−ベンゾニトリル;
3−ベンジル−7−(2−ヨード−ベンジル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0075】
3−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−ヨード−ベンジル)−1−プロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−ベンジル−7−(2−ヨード−ベンジル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−ヨード−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−1−プロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−1−プロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0076】
7−ベンジル−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
2−(3−メチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル)−ベンゾニトリル;
2−(8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−2,6−ジオキソ−1−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル)−ベンゾニトリル;
2−(8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−2,6−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル)−ベンゾニトリル;
【0077】
7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−1−プロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−1−プロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,8−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(3−ヒドロキシ−プロピル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0078】
3−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2−エトキシ−エチル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−1−(3−フェニル−アリル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−1−(2−オキソ−2−フェニル−エチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
2−(7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−2,6−ジオキソ−2,3,6,7−テトラ−プリン−1−イルメチル)−ベンゾニトリル;
(7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−2,6−ジオキソ−2,3,6,7−テトラヒドロ−プリン−1−イル)−アセトニトリル;
【0079】
3−メチル−7−(2−メチル−チアゾール−4−イルメチル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−7−(2−メチル−チアゾール−4−イルメチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−メチル−7−(2−オキソ−2−フェニル−エチル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−7−(2−オキソ−2−フェニル−エチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−7−フェネチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0080】
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−イル−1−(3−ヒドロキシ−プロピル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
1−(3−ヒドロキシ−プロピル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2−エトキシ−エチル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
1−(2−エトキシ−エチル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−1−(2−フェノキシ−エチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0081】
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−ヨード−ベンジル)−1−[2−(2−メトキシ−エトキシ)−エチル]−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2−ヨード−ベンジル)−1−[2−(2−メトキシ−エトキシ)−エチル]−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(3,5−ジメトキシ−ベンジル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−ヨード−ベンジル)−1−(3−メトキシ−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ビフェニル−2−イルメチル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0082】
7−(2−ブロモ−ベンジル)−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2−クロロ−ベンジル)−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−(3,5−ジメチル−ピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−ヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(4−メトキシベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
(1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テトラヒドロプリン−7−イル)−フェニル酢酸メチルエステル;
【0083】
7−(5−クロロ−2−ニトロベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
4−(1,3−ジメチル−2,6−ジオン−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テトラヒドロプリン−7−イルメチル)ベンゾニトリル;
7−(4−メタンスルホニルベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
7−(2−フルオロ−6−ニトロベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
7−(4−ベンジルオキシベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
【0084】
7−(2,4−ジクロロベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−7−(4−トリフルオロメチルベンジル)−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
7−ビフェニル−4−イルメチル−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
3−(1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テトラヒドロプリン−7−イルメチル)安息香酸メチルエステル;
4−(1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テトラヒドロプリン−7−イルメチル)安息香酸メチルエステル;
【0085】
7−ビフェニル−2−イルメチル−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
7−(4−tert−ブチルベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−7−(4−トリフルオロメトキシベンジル)−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
7−(3,4−ジクロロベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−7−(4−[1,2,3]チアジアゾール−4−イルベンジル)−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
【0086】
4−(1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テトラヒドロプリン−7−イルメチル)−3−メトキシ安息香酸メチルエステル;
7−シクロヘキシルメチル−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−(2,5−ジアザ−ビシクロ[2,2,1]ヘプト−2−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−(6−ベンジル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
(S)−7−ベンジル−8−(3−ヒドロキシメチルピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
【0087】
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1,3−ジメチル−7−(2−オキソ2−ピロリジン−1−イル−エチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2−ヨード−ベンジル)−1,3−ジメチル−8−(6−ピリジン−2−イルメチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2−ブロモ−ベンジル)−1,3−ジメチル−8−(6−ピリジン−2−イルメチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
(S)−7−ベンジル−8−(3−ベンジル−ピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−1,3−ジメチル−8−(3−フェネチル−ピペラジン−1−イル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0088】
(R)−7−ベンジル−8−(3−ベンジルピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−(3−(2−ヒドロキシ−ベンジル)−ピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−(3−(2−メトキシ−ベンジル)−ピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
(R)−7−ベンジル−8−(3−(4−メトキシ−ベンジル)−ピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
(R)−7−ベンジル−8−(3−(4−ヒドロキシ−ベンジル)−ピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0089】
(R)−7−ベンジル−1,3−ジメチル−8−(3−(4−ニトロ−ベンジル)−ピペラジン−1−イル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
(R)−7−ベンジル−8−(3−(4−フルオロ−ベンジル)−ピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
(R)−4−(4−(7−ベンジル−1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−2,3,6,7−テトラヒドロ−1H−プリン−8−1−イル)−ピペラジン−2−イルメチル)−ベンゾニトリル;
(R)−6−(8−(3−ベンジル−ピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル)−ニコチノニトリル;
(R)−7−ベンジル−1,3−ジメチル−8−(3−チアゾール−4−イルメチル−ピペラジン−1−イル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0090】
(R)−2−[1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−(3−チオフェン−2−イルメチル−ピペラジン−1−イル)−1,2,3,6−テトラジヒドロ−プリン−7−イルメチル]−ベンゾニトリル;
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−1−(テトラヒドロ−フラン−2−イルメチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−1−(2−シクロヘキシル−エチル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−1−(5−メチル−ヘキシル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−1−(3−メチル−ブチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0091】
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2−エトキシ−エチル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−1−(テトラヒドロ−フラン−2−イルメチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−1−(テトラヒドロ−フラン−2−イルメチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−1−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルメチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−1−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルメチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0092】
7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−1−(2−フェノキシ−エチル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−ヨード−ベンジル)−1−(2−メトキシ−エチル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2−ヨード−ベンジル)−1−(2−メトキシ−エチル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
1−(2−ベンジル−エチル)−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
1−(2−ベンジルオキシ−エチル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0093】
1−(3,5−ジメトキシ−ベンジル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2−ヨード−ベンジル)−1−(3−メトキシ−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−1−(3−トリフルオロメトキシ−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−1−(3−フルオロメトキシ−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2−ヒドロキシ−プロピル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0094】
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2,2−ジエトキシ−エチル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2,2−ジメトキシ−エチル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2−[1,3]ジオキソラン−2−イル−エチル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
1−(2−[1,3]ジオキソラン−2−イル−エチル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
1−[1,3]ジオキソラン−2−イルメチル−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0095】
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2−[1,3]ジオキサン−2−イル−エチル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
1−(2−[1,3]ジオキサン−2−イル−エチル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2,3−ジヒドロキシ−プロピル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
1−(2,3−ジヒドロキシ−プロピル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(3−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0096】
1−(3−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−1−[3−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)プロピル]−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2−フルオロ−エチル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(3−ヒドロキシ−プロピル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;及び
7−ビフェニル−2−イルメチル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン。
もう1つの観点においては、本発明は、3種のグループA, B及びCの1つ1つにおける化合物を提供する。
【0097】
グループ A:
グループAの化合物においては、本発明は、下記一般式I:
【化7】
【0098】
[式中、n及びmは独立して、1又は2であり;
R1は、C=O;C=S;C1−C2アルキル;C2アルケニル;C2アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロヘテロアルキル;アリール;アリール−C1−C3アルキル;ヘテロアリール;ヘテロアリール−C1−C3アルキルであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、アリール−C1−C3アルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリール−C1−C3アルキルは独立して、1又は複数のR4により任意に置換されていてもよく;
【0099】
R2は、H;C1−C7アルキル;C2−C7アルケニル;C2−C7アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロヘテロアルキル;アリール;アリール−C1−C3アルキル;ヘテロアリール−C1−C3アルキル;ヘテロアリール;シアノ;ハロゲン;ヒドロキシ;ニトロ;−SH;−SR5;−SOR5;−SO2R5;カルボキシ;−CO2R4;−CON(R5)2;C1−C10アルキルオキシ;C2−C10アルケニルオキシ;C2−C10アルキニルオキシ;アリールオキシ;ヘテロアリールオキシであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、アリール−C1−C3アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−C1−C3アルキル、アルキルオキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アリールオキシ、又はへテロアリールオキシは独立して、1又は複数のR11により任意に置換されていてもよく;
【0100】
R3は、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロヘテロアルキル;アリール;アリール−C1−C3アルキル;ヘテロアリール−C1−C3アルキル;ヘテロアリール;C1−C10−アルキル−O− C1−C6アルキル;カルボキシ;シアノ;ニトロ;ハロゲン;ヒドロキシであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロへテロアルキル、アリール、アリール−C1−C3アルキル、ヘテロアリールC1−C3アルキル、ヘテロアリール又はアルキル−O−アルキルは独立して、1又は複数のR12により任意に置換されていてもよく;同じ炭素原子に結合される2つのR3はスピロ系を形成することができ;
【0101】
R4, R11, R12及びR17は独立して、C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロへテロアルキル;アリール;ヘテロアリール;シアノ;ハロゲン;ヒドロキシ;ニトロ;トリフルオロメチル;N(R13)2;=O;=S;C2−C10アルキルオキシ;C2−C10アルケニルオキシ;C2−C10アルキニルオキシ;アリールオキシ;ヘテロアリールオキシであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルオキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アリールオキシ、又はヘテロアリールオキシは独立して、1又は複数のR8により任意に置換されていてもよく;同じ炭素原子に結合される2つのR4はスピロ複素環式系、好ましくはヒダントイン、チオビダントイン、オキサゾリジン−2,5−ジオンを形成することができ;
【0102】
R5は、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロへテロアルキル;アリール;アリール−C1−C5アルキル;ヘテロアリール;ヘテロアリール−C1−C5アルキルであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリールアルキルは独立して、1又は複数のR14により任意に置換されていてもよく;
【0103】
R6は、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロへテロアルキル;アリール;ヘテロアリールであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール又はヘテロアリールは独立して、1又は複数のR15により任意に置換されていてもよく;
【0104】
R7は、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロへテロアルキル;アリール;ヘテロアリールであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール又はヘテロアリールは独立して、1又は複数のR16により任意に置換されていてもよく;
【0105】
R8, R14, R15及びR16は独立して、H;ニトロ;−OCH3;シアノ;ハロゲン;−OH;−SH;−SH3であり;
R9は、H;ハロゲン;C1−C10アルキル又はアリールであり、ここでアルキル又はアリールは独立して、1又は複数のR17により任意に置換され;
R10は、H;ハロゲンであり;又は
R9及びR10は、シクロプロピル環を形成するために連結されていてもよく;
R13は、H;C1−C10アルキル又はアリールである]で表される化合物(但し、次の化合物:
【0106】
1,3−ジメチル−7−(2−オキソ−プロピル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
1,3,1’,3’,7’−ペンタメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7,3’,7’−テトラヒドロ−7,8’−メタンジイル−ビス−プリン−2,6−ジオン;
3,4,5−トリメトキシ−安息香酸2−(1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テロラヒドロ−プリン−7−イル)−エチルエステル;
7−[2−ヒドロキシ−3−(4−メトキシ−フェノキシ)−プロピル]−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−[2−ヒドロキシ−2−(4−ニトロ−フェニル)−エチル]−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7,8,9−テトラヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0107】
7−ベンジル−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(4−クロロ−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2−クロロ−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−エチル−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−1,7−ジプロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−メチル−7−(3−メチル−ブチル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0108】
7−ブチル−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−メチル−7−(3−フェニル−プロピル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ブト−2−エニル−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(3−クロロ−ブト−2−エニル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,5−ジオン;
7−ヘプチル−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
【0109】
3−メチル−7−(1−フェニル−エチル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−メチル−7−(3−メチル−ベンジル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−メチル−7−プロピル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;及び
3−メチル−7−ペンチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオンが除外される)、又は医薬的に許容できる酸又は塩基とのその塩を提供する。
【0110】
グループ B:
グループBの化合物においては、本発明は、下記一般式I:
【化8】
【0111】
[式中、n及びmは独立して、1又は2であり、但し、nが2である場合、mもまた、2であり;
R1は、C=O;C=S;C1−C2アルキル;C2アルケニル;C2アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロヘテロアルキル;アリール;アリール−C1−C3アルキル;ヘテロアリール;ヘテロアリール−C1−C3アルキルであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、アリール−C1−C3アルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリール−C1−C3アルキルは独立して、1又は複数のR4により任意に置換されていてもよく;
【0112】
R2は、H;C1−C7アルキル;C2−C7アルケニル;C2−C7アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロヘテロアルキル;アリール;アリール−C1−C3アルキル;ヘテロアリール−C1−C3アルキル;ヘテロアリール;シアノ;ハロゲン;ヒドロキシ;ニトロ;−SH;−SR5;−SOR5;−SO2R5;カルボキシ;−CO2R4;−CON(R5)2;C1−C10アルキルオキシ;C2−C10アルケニルオキシ;C2−C10アルキニルオキシ;アリールオキシ;ヘテロアリールオキシであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、アリール−C1−C3アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−C1−C3アルキル、アルキルオキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アリールオキシ、又はへテロアリールオキシは独立して、1又は複数のR11により任意に置換されていてもよく;
【0113】
R3は、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロヘテロアルキル;アリール;アリール−C1−C3アルキル;ヘテロアリール−C1−C3アルキル;ヘテロアリール;C1−C10−アルキル−O− C1−C6アルキル;カルボキシ;シアノ;ニトロ;ハロゲン;ヒドロキシであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロへテロアルキル、アリール、アリール−C1−C3アルキル、ヘテロアリールC1−C3アルキル、ヘテロアリール又はアルキル−O−アルキルは独立して、1又は複数のR12により任意に置換されていてもよく;同じ炭素原子に結合される2つのR3はスピロ系を形成することができ;
【0114】
R4, R11, R12及びR17は独立して、C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロへテロアルキル;アリール;ヘテロアリール;シアノ;ハロゲン;ヒドロキシ;ニトロ;トリフルオロメチル;N(R13)2;=O;=S;C2−C10アルキルオキシ;C2−C10アルケニルオキシ;C2−C10アルキニルオキシ;アリールオキシ;ヘテロアリールオキシであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルオキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アリールオキシ、又はヘテロアリールオキシは独立して、1又は複数のR8により任意に置換されていてもよく;同じ炭素原子に結合される2つのR4はスピロ複素環式系、好ましくはヒダントイン、チオビダントイン、オキサゾリジン−2,5−ジオンを形成することができ;
【0115】
R5は、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロへテロアルキル;アリール;アリール−C1−C5アルキル;ヘテロアリール;ヘテロアリール−C1−C5アルキルであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリールアルキルは独立して、1又は複数のR14により任意に置換されていてもよく;
【0116】
R6は、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロへテロアルキル;アリール;ヘテロアリールであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール又はヘテロアリールは独立して、1又は複数のR15により任意に置換されていてもよく;
【0117】
R7は、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロへテロアルキル;アリール;ヘテロアリールであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール又はヘテロアリールは独立して、1又は複数のR16により任意に置換されていてもよく;
R8, R14, R15及びR16は独立して、H;ニトロ;−OCH3;シアノ;ハロゲン;−OH;−SH;−SH3であり;
【0118】
R9は、H;ハロゲン;独立して、1又は複数のR17により任意に置換されたC1−C10アルキルであり;
R10は、H;ハロゲンであり;又は
R9及びR10は、シクロプロピル環を形成するために連結され得;
R13は、H;C1−C10アルキル又はアリールである]で表される化合物、又は医薬的に許容できる酸又は塩基とのその塩を提供する。
【0119】
グループ C:
グループCの化合物においては、本発明は、下記一般式I:
【化9】
【0120】
[式中、n及びmは独立して、1又は2であり;
R1は、C=O;C=S;C1−C2アルキル;C2アルケニル;C2アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロヘテロアルキル;アリール;アリール−C1−C3アルキル;ヘテロアリール;ヘテロアリール−C1−C3アルキルであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、アリール−C1−C3アルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリール−C1−C3アルキルは独立して、1又は複数のR4により任意に置換されていてもよく;
【0121】
R2は、H;C1−C7アルキル;C2−C7アルケニル;C2−C7アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロヘテロアルキル;アリール;アリール−C1−C3アルキル;ヘテロアリール−C1−C3アルキル;ヘテロアリール;シアノ;ハロゲン;ヒドロキシ;ニトロ;−SH;−SR5;−SOR5;−SO2R5;カルボキシ;−CO2R4;−CON(R5)2;C1−C10アルキルオキシ;C2−C10アルケニルオキシ;C2−C10アルキニルオキシ;アリールオキシ;ヘテロアリールオキシであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、アリール−C1−C3アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−C1−C3アルキル、アルキルオキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アリールオキシ、又はへテロアリールオキシは独立して、1又は複数のR11により任意に置換されていてもよく;
【0122】
R3は、C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロヘテロアルキル;アリール;アリール−C1−C3アルキル;ヘテロアリール−C1−C3アルキル;ヘテロアリール;C1−C10−アルキル−O− C1−C6アルキル;カルボキシ;シアノ;ニトロ;ハロゲン;ヒドロキシであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロへテロアルキル、アリール、アリール−C1−C3アルキル、ヘテロアリールC1−C3アルキル、ヘテロアリール又はアルキル−O−アルキルは独立して、1又は複数のR12により任意に置換されていてもよく;同じ炭素原子に結合される2つのR3はスピロ系を形成することができ;
【0123】
R4, R11, R12及びR17は独立して、C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロへテロアルキル;アリール;ヘテロアリール;シアノ;ハロゲン;ヒドロキシ;ニトロ;トリフルオロメチル;N(R13)2;=O;=S;C2−C10アルキルオキシ;C2−C10アルケニルオキシ;C2−C10アルキニルオキシ;アリールオキシ;ヘテロアリールオキシであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルオキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アリールオキシ、又はヘテロアリールオキシは独立して、1又は複数のR8により任意に置換されていてもよく;同じ炭素原子に結合される2つのR4はスピロ複素環式系、好ましくはヒダントイン、チオビダントイン、オキサゾリジン−2,5−ジオンを形成することができ;
【0124】
R5は、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロへテロアルキル;アリール;アリール−C1−C5アルキル;ヘテロアリール;ヘテロアリール−C1−C5アルキルであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリールアルキルは独立して、1又は複数のR14により任意に置換されていてもよく;
【0125】
R6は、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロへテロアルキル;アリール;ヘテロアリールであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール又はヘテロアリールは独立して、1又は複数のR15により任意に置換されていてもよく;
【0126】
R7は、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロへテロアルキル;アリール;ヘテロアリールであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール又はヘテロアリールは独立して、1又は複数のR16により任意に置換されていてもよく;
R8, R14, R15及びR16は独立して、H;ニトロ;−OCH3;シアノ;ハロゲン;−OH;−SH;−SH3であり;
【0127】
R9は、H;ハロゲン;独立して、1又は複数のR17により任意に置換されたC1−C10アルキルであり;;
R10は、H;ハロゲンであり;又は
R9及びR10は、シクロプロピル環を形成するために連結され得;
R13は、H;C1−C10アルキル又はアリールである]で表される化合物、又は医薬的に許容できる酸又は塩基とのその塩を提供する。
【0128】
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、前記R1は、C=O; C1−C2アルキル;C2アルケニル;C2アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロヘテロアルキル;アリール;又はヘテロアリールであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、又はヘテロアリールが独立して、1又は複数のR4により任意に置換される。
【0129】
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、前記R1は、C=O; C1−C2アルキル; C3−C7シクロアルキル;アリール;又はヘテロアリールであり、ここで個々のアルキル、シクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールが独立して、1又は複数のR4により任意に置換される。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、前記R1は、C=O;又は独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリールである。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、前記R1は、独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリールである。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、前記R1は、アリールである。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、前記R1は、フェニルである。
【0130】
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R2は、H;C1−C7アルキル;C2−C7アルケニル;C2−C7アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロヘテロアルキル;アリール;ヘテロアリール;シアノ;ハロゲン;ヒドロキシ;ニトロ;−SH;−SR5;−SOR5;−SO2R5;−CO2R4; C1−C10アルキルオキシ;C2−C10アルケニルオキシ;C2−C10アルキニルオキシであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルオキシ、アルケニルオキシ、又はアルキニルオキシは独立して、1又は複数のR11により任意に置換される。
【0131】
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R2は、H;C1−C7アルキル; C3−C7シクロヘテロアルキル;アリール;シアノ;ハロゲン;ニトロ;−SR5;−SO2R5;−CO2R4; 又はC1−C10アルキルオキシであり、ここで個々のアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、又はアルキルオキシは独立して、1又は複数のR11により任意に置換される。
【0132】
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R2は、H;C1−C7アルキル; C3−C7シクロヘテロアルキル;アリール;シアノ;ハロゲン;−CO2R4; 又はC1−C10アルキルオキシであり、ここで個々のアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、又はアルキルオキシは独立して、1又は複数のR11により任意に置換される。
【0133】
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R2は、H;C1−C7アルキル;シアノ;ハロゲン又はC1−C10アルキルオキシであり、ここで個々のアルキル、又はアルキルオキシは独立して、1又は複数のR11により任意に置換される。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R2は、H;シアノ;又はハロゲンである。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R2は、Hである。
【0134】
グループA及び Bの化合物のさらなる態様においては、R3は、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;アリール; C1−C10−アルキル−O− C1−C6アルキル;シアノ;ニトロ;ハロゲン;ヒドロキシであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、又はアルキル−O−アルキルは独立して、1又は複数のR12により任意に置換され;同じ炭素原子に結合される2つのR3はスピロ系を形成することができる。
【0135】
グループA及び Bの化合物のさらなる態様においては、R3は、H;C1−C10アルキル; C1−C10−アルキル−O− C1−C6アルキル;ヒドロキシであり、ここで個々のアルキル、又はアルキル−O−アルキルは独立して、1又は複数のR12により任意に置換され;同じ炭素原子に結合される2つのR3はスピロ系を形成することができる。
グループA及び Bの化合物のさらなる態様においては、R3は、H;又は独立して、1又は複数のR12により任意に置換さたC1−C10アルキルであり;同じ炭素原子に結合される2つのR3はスピロ系を形成することができる。
【0136】
グループA及び Bの化合物のさらなる態様においては、R3は、H;又はC1−C10アルキルである。
グループA及び Bの化合物のさらなる態様においては、R3は、メチル、エチル又はイソプロピルである。
グループA及び Bの化合物のさらなる態様においては、R3は、Hである。
【0137】
グループCの化合物のさらなる態様においては、R3は、C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;アリール; C1−C10−アルキル−O− C1−C6アルキル;シアノ;ニトロ;ハロゲン;ヒドロキシであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、又はアルキル−O−アルキルは独立して、1又は複数のR12により任意に置換され;同じ炭素原子に結合される2つのR3はスピロ系を形成することができる。
【0138】
グループCの化合物のさらなる態様においては、R3は、C1−C10アルキル; C1−C10−アルキル−O− C1−C6アルキル;ヒドロキシであり、ここで個々のアルキル、又はアルキル−O−アルキルは独立して、1又は複数のR12により任意に置換され;同じ炭素原子に結合される2つのR3はスピロ系を形成することができる。
グループCの化合物のさらなる態様においては、R3は、独立して、1又は複数のR12により任意に置換さたC1−C10アルキルであり;同じ炭素原子に結合される2つのR3はスピロ系を形成することができる。
【0139】
グループCの化合物のさらなる態様においては、R3は、C1−C10アルキルである。
グループCの化合物のさらなる態様においては、R3は、メチル、エチル又はイソプロピルである。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R4は、C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;アリール;ヘテロアリール;シアノ;ハロゲン;ヒドロキシ;ニトロであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールは独立して、1又は複数のR8により任意に置換される。
【0140】
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R4は、C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;又はC2−C10アルキニルであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、又はアルキニルは独立して、1又は複数のR8により任意に置換される。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R4は、1又は複数のR8により任意に置換されたC1−C10アルキルである。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R4は、C1−C10アルキルである。
【0141】
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R4は、メチルである。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R5は、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;アリール;ヘテロアリールであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールは独立して、1又は複数のR14により任意に置換される。
【0142】
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R5は、C1−C10アルキル又はアリールであり、ここで個々のアルキル又はアリールは独立して、1又は複数のR14により任意に置換される。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R6は、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル又はアリールであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル又はアリールは独立して、1又は複数のR15により任意に置換される。
【0143】
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R6は、H;C1−C10アルキル;又はC2−C10アルケニルであり、ここで個々のアルキル、又はアルケニルは独立して、1又は複数のR15により任意に置換される。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R6は、H;又は独立して、1又は複数のR15により任意に置換されたC1−C10アルキルである。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R6は、Hである。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R6は、独立して、1又は複数のR15により任意に置換されたC1−C10アルキルである。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R6は、C1−C10アルキルである。
【0144】
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R6は、メチルである。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R7は、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニルであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、又はアルキニルは独立して、1又は複数のR16により任意に置換される。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R7は、独立して、1又は複数のR16により任意に置換されたC1−C10アルキルである。
【0145】
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R7は、C1−C10アルキルである。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R8は、−OCH3である。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R9は、アリールである。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R11は、C1−C10アルキル;アリール;シアノ;ハロゲンであり、ここで個々のアルキル又はアリールは独立して、1又は複数のR8により任意に置換される。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R11は、ハロゲンである。
【0146】
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R12は、C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;アリール;ヘテロアリール;シアノ;ハロゲン;ヒドロキシ;ニトロであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリールは独立して、1又は複数のR8により任意に置換される。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R12は、アリール;ヘテロアリール;又はヒドロキシであり、ここで個々のアリール及びヘテロアリールは独立して、1又は複数のR8により任意に置換される。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R12は、フェニル、ピリジル又はピロリジニルである。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R12は、ヒドロキシである。
グループA, B及びCの化合物のさらなる態様においては、R12は、ハロゲンである。
【0147】
本発明のさらなる観点は、医薬的許容できるキャリヤー又は希釈剤と共に、活性成分として、少なくとも1つの本発明の化合物又は医薬的に許容できるその塩、又はプロドラッグ又は水和物を含んで成る医薬組成物である。
本発明のさらなる観点は、DPP−IVによる不活性化を受けるタンパク質に関連する疾病を処理するための薬剤の製造のためへの本発明の化合物の使用である。
本発明のさらなる観点は、代謝障害の処理のための薬剤の製造のためへの本発明の化合物の使用である。
本発明のさらなる観点は、血液グルコースを低めるための薬剤の製造のためへの本発明の化合物の使用である。
【0148】
本発明のさらなる観点は、II型糖尿病の処理のための薬剤の製造のためへの本発明の化合物の使用である。
本発明のさらなる観点は、損なわれたグルコース耐性(IGT)の処理のための薬剤の製造のためへの本発明の化合物の使用である。
本発明のさらなる観点は、損なわれた空腹時グルコース(IFG)の処理のための薬剤の製造のためへの本発明の化合物の使用である。
本発明のさらなる観点は、高血糖症の予防のための薬剤の製造のためへの本発明の化合物の使用である。
【0149】
本発明のさらなる観点は、非インスリン必要性II型糖尿病のインスリン必要性II型糖尿病への進行を遅延するのための薬剤の製造のためへの本発明の化合物の使用である。
本発明のさらなる観点は、哺乳類対象におけるβ細胞の数及び/又はサイズを高めるための薬剤の製造のためへの本発明の化合物の使用である。
本発明のさらなる観点は、β細胞退化、特にβ細胞のアポプトシスの処理のための薬剤の製造のためへの本発明の化合物の使用である。
本発明のさらなる観点は、食物摂取の障害の処理のための薬剤の製造のためへの本発明の化合物の使用である。
【0150】
本発明のさらなる観点は、肥満の処理のための薬剤の製造のためへの本発明の化合物の使用である。
本発明のさらなる観点は、食欲調節又は満腹性の誘発のための薬剤の製造のためへの本発明の化合物の使用である。
本発明のさらなる観点は、異常脂肪血症の処理のための薬剤の製造のためへの本発明の化合物の使用である。
【0151】
本発明のさらなる観点は、機能的消化不良、特に刺激性腸症候群の処理のための薬剤の製造のためへの本発明の化合物の使用である。
本発明のさらなる観点は、有効量の本発明の化合物をその必要な対象に投与することを含んで成る、DPP−IVによる不活性化を受けるタンパク質に関連する疾病又は障害の処理のための方法である。
本発明のさらなる観点は、有効量の本発明の化合物をその必要な対象に投与することを含んで成る、上記疾病の処理方法である。
【0152】
本発明の化合物は、医薬的に許容できる塩、特に酸付加塩、例えば有機酸及び無機酸の塩の形で調製され得る。そのような塩の例は、有機酸、例えば蟻酸、フマル酸、酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、酪酸、ピルビン酸、蓚酸、琥珀酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、サリチル酸及び同様のものの塩を包含する。適切な無機酸−付加塩は、塩酸、臭酸、硫酸及びリン酸及び同様のものの塩を包含する。医薬的に許容できる無機又は有機酸付加塩のさらなる例は、当業者に知られている、Journal of Pharmaceutical Science, 66, 2(1977) に列挙される医薬的許容できる塩を包含する。
【0153】
本発明の化合物が形成できる水和物はまた、医薬的に許容できる酸付加塩として意図される。
酸付加塩は、化合物合成の直接的な生成物として得られる。他の方法においては、遊離塩基が、適切な酸を含む適切な溶媒に溶解され、そして塩が、溶媒を蒸発するか、又は他方では、塩及び溶媒を分離することによって単離され得る。
本発明の化合物は、当業者に知られている方法を用いて、標準の低分子量溶媒と共に溶媒化合物を形成することができる。
【0154】
本発明は、本発明の化合物のすべての立体異性体形及びラセミ体に拡張することが理解されるべきである。
式IIの化合物においては、B−環における結合は不飽和であり、その結果、そのB−環は、十分に不飽和である、5員又は6員の炭素環式又は複素環式環である。
式IIの化合物の好ましい態様においては、D3, D4及び少なくとも1つのD5が存在し、そしてD1, D2, D3, D4及び個々のD5は独立して、炭素、窒素、酸素又は硫黄、又はC=O又はC=Sであり、そしてB−環における結合は不飽和であり、その結果、B−環は、十分に不飽和である、5員又は6員の炭素環式又は複素環式環である。
【0155】
D−環が式IIの化合物に存在する場合、D−環における結合は好ましくは、不飽和であり、その結果、D−環は、十分に不飽和である、5員又は6員の炭素環式又は複素環式環であり得る。
式IIの化合物においては、個々のn1, n2は独立して、1又は2であり得、n3は1であり、そしてn4は2であり、D1及びD2は炭素原子であり得、D4及び1つのD5は窒素原子であり得、そしてD3及び他のD5はC=O又はC=Sであり得、B−環における結合は不飽和であり、その結果、B−環は、十分に不飽和である、5員の炭素環式又は複素環式環である。
【0156】
特に、式IIの化合物においては、n1は2であり、そして個々のn2, n3, n4は1又は2である。
式IIの化合物の特定の態様においては、B−環はベンゼン環であり、個々のn1, n2は独立して、1又は2であり、D3, D4及びD5は不在であり、その結果、D1及びD2はそれぞれ、独立して1つのR4により任意に置換され得る。
【0157】
医薬組成物:
もう1つの観点においては、本発明は、医薬的に許容できるキャリヤー又は希釈剤と共に、DPP−IVの酵素活性を阻害する少なくとも1つの本発明の化合物、又は医薬的に許容できるその塩、又はプロドラッグ又は水和物を活性成分として含んで成る医薬組成物を、その範囲内に包含する。本発明の化合物を含む医薬組成物は、例えばRemination:The Science and Practise of Rharmacy, 19th Ed., 1995に記載のようにして、従来の技法により調製され得る。組成物は、従来の形、例えばカプセル、錠剤、エアロゾル、溶液、懸濁液又は局部適用の形で存在することができる。
【0158】
典型的な組成物は、DPP−IVの酵素活性を阻害する本発明の化合物、又は医薬的に許容できるその塩基付加塩、又はプロドラッグ又は水和物、キャリヤー又は希釈剤であり得るか、又はキャリヤーにより希釈され得るか、又はカプセル、サケット、紙又は他の容器の形で存在することができるキャリヤーに封入される医薬的に許容できる賦形剤を包含する。組成物の製造においては、医薬組成物の調製のための従来の技法が使用され得る。例えば、活性化合物は通常、キャリヤーと共に混合され、又はキャリヤーにより希釈され、又はアンプル、カプセル、サケット、紙、又は他の容器の形で存在することができるキャリヤー内に封入され得る。キャリヤーが希釈剤として作用する場合、それは、活性化合物のためのビークル、賦形剤又は媒体として作用する、固体、半固体又は液体材料であり得る。
【0159】
活性化合物は、例えばサケットにおける顆粒状固体容器上に吸着され得る。適切なキャリヤーのいくつかの例は、水、塩溶液、アルコール、ポリエチレングリコール、ポリヒドロキシエトキシル化されたヒマシ油、ピーナッツ油、オリーブ油、ゼラチン、ラクトース、白土、スクロース、デキストリン、炭酸マグネシウム、糖、シクロデキストリン、アミロース、ステアリン酸マグネシウム、タルク、ゼラチン、寒天、ペクチン、アカシア、ステアリン酸、又はセルロースの低級アルキルエーテル、ケイ酸、脂肪酸、脂肪酸アミン、脂肪酸モノグリセリド及びジグリセリド、ペンタエリトリトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン、ヒドロキシメチルセルロース及びポリビニルピロリドンである。
【0160】
同様に、キャリヤー又は希釈剤は、当業界において知られているいずれかの持効性材料、例えばグリセリルモノステアレート又はグリセリルジステアレートを、単独で又はワックスと混合して含むことができる。その製剤はまた、保湿剤、乳化及び懸濁剤、保存剤、甘味剤又は風味剤を含むことができる。本発明の製剤は、当業界において良く知られている方法を用いることによって、患者に投与した後、活性成分のすばやい開放性、持効性開放性、又は遅延された開放性を付与するために配合され得る。
【0161】
医薬組成物は、減菌され得、そして所望により、助剤、乳化剤、浸透圧に影響を及ぼすための塩、緩衝液及び/又は着色物質、及び活性化合物に悪影響を及ぼさない同様のものと共に混合され得る。投与の経路は、作用の適切な又は所望の部位に、DPP−IVの酵素活性を阻害する本発明の活性化合物を効果的に輸送するいずれかの経路、例えば経口、鼻、肺、頬、舌下、経皮内、経皮又は非経口、例えば直腸、皮下、静脈内、尿道内、筋肉内、鼻腔内、眼であり得、経口経路が好ましい。
【0162】
固体キャリヤーが経口投与のために使用される場合、製剤は、錠剤化され得、粉末又はペレット形で硬質ゼラチンカプセルに配置され得、又はトローチ又はロゼンジの形で存在することができる。液体キャリヤーが使用される場合、製剤は、シロップエマルジョン、軟質ゼラチンカプセル又は無菌注射用液体、例え水性又は非水性液体懸濁液又は溶液の形で存在することができる。
【0163】
鼻への投与に関しては、製剤は、エアロゾル適用のために、液体キャリヤー、特に水性キャリヤーに溶解されるか又は懸濁された、DPP−IVの酵素活性を阻害する本発明の化合物を含むことができる。キャリヤーは、添加剤、例えば溶解剤、例えばプロピレングリコール、界面活性剤、吸収性エンハンサー、例えばレシチン(ホスファチジルコリン)又はシクロデキストリン、又は保存剤、例えばパラベンを含むことができる。
【0164】
非経口適用のためには、注射用溶液又は懸濁液、好ましくはポリヒドロキシル化されたヒマシ油に溶解された活性化合物を有する水溶液が特に適切である。
タルク及び/又は炭水化物キャリヤー又は結合剤、又は同様のものを有する錠剤、糖剤又はカプセルは、経口に適用のために特に適切である。錠剤、糖剤又はカプセルのための好ましいキャリヤーは、ラクトース、トウモロコシ澱粉及び/又はジャガイモ澱粉を包含する。シロップ又はエリキシルは、甘味ビークルが使用される場合に用ちいられ得る。従来の錠剤化技法により調製され得る典型的な錠剤は、下記の成分を含む:
【0165】
【0166】
式I及び式IIの化合物は、上記のような種々の疾病、例えば代謝障害、II型糖尿病、高血糖症、損なわれたグルコース耐性(IGT)、損なわれた空腹時グルコース(IFG)、β細胞劣化、β細胞のアポプトシス、食物摂取の障害、肥満、異常脂肪血症、及び機能的消化不良、特に刺激性腸症候群の処理、予防、排除、軽減又は改善の必要な哺乳類、特にヒトに投与され得る。特に、式I又は式IIの化合物は、II型糖尿病の予防又は処理のために有用であることが企画される。さらに、式I又は式IIの化合物は、血液グルコース低下、高血糖症の予防、損なわれたグルコース耐性のII型糖尿病への進行の遅延、非インスリン必要性II型糖尿病のインスリン必要II型糖尿病への進行の遅延、哺乳類対象におけるβ細胞の数及び/又はサイズの上昇、又は食欲調節又は満腹性の誘発のために有用である。式I又は式IIの化合物により処理される哺乳類は好ましくは、ヒトであるが、しかしまた、例えば家畜、ペット、及び非家畜動物、例えば野生動物でもあり得る。
【0167】
本発明の化合物は、広い用量範囲にわたって効果的である。例えば、成人の処理においては、1日当たり約0.05〜約1000mg、好ましくは約0.1〜約500mgの用量が使用され得る。最も好ましい用量は、1日当たり約0.5mg〜約250mgである。患者のためのレジメを選択する場合、高い用量で開始することが時折必要であり、そして病状が制御下にある場合、その用量を減じる必要がある。正確な用量は、投与の態様、所望する治療、投与される形、処理される対象及び処理される対象の体重、及び担当する、医者又は獣医の選択及び経験に依存するであろう。
一般的に、本発明の化合物は、単位用量当たり、医薬的に許容できるキャリヤーと共に、約0.05〜約1000mgの活性成分を含んで成る単位用量形で分散される。
【0168】
通常、経口、鼻、肺又は経皮投与のために適切な用量形は、医薬的に許容できるキャリヤー又は希釈剤と共に混合される、約0.05mg〜約1000mg、好ましくは約0.5mg〜約250mgの化合物を含んで成る。本発明はまた、投与に基づいて、薬理学的に活性的な物質になる前、代謝工程による化学的転換を受ける本発明の化合物のプロドラッグを包含する。一般的に、そのようなプロドラッグは、本発明の化合物にインビボで容易に転換できる本発明の化合物の機能的誘導体であり得る。適切なプロドラッグ誘導体の選択及び調製のための従来の方法は、例えば”Design of Prodrugs”, ed. H. Bundgaard, Elsevier, 1985に記載されている。
【0169】
本発明はまた、本発明の化合物の活性代謝物も包含する。式Iの化合物の調製は多くの手段により行われ得る。出発材料は、既知の化合物か、又は類似する既知の化合物の調製に類似して調製され得る化合物のいずれかである。特に有用な合成は下記に概略される。
【0170】
組合せ処理:
さらに、本発明は、もう1つの抗糖尿病剤による処理をさらに包含するレジメでの糖尿病の処理への使用のための薬剤の調製のためへの本発明の化合物の使用に関する。本発明においては、“抗糖尿病剤”とは、インスリン耐性、及びインスリン耐性が病理生理学的機構である疾病の処理及び/又は予防のための化合物を包含する。
本発明の1つの態様においては、抗糖尿病剤は、インスリン、又はGLP−1又はそのいずれかの類似体又は誘導体である。もう1つの態様においては、抗糖尿病剤は、低血糖剤、好ましくは経口低血糖剤である。
【0171】
経口低血糖は好ましくは、スルホニルウレア、非スルホニルウレアインスリン分泌促進薬、ビグアニド(biguanides)、チアゾリジンジオン、α−グルコシダーゼインヒビター、グルカゴンアンタゴニスト、GLP−1アゴニスト、カリウムチャネルオープナー、インスリン感作物質、肝酵素インヒビター、グルコース摂取モジュレーター、脂質代謝を調節する化合物、食物摂取を低める化合物、及びβ細胞のATP−依存性カリウムチャネルに対して作用する剤から成る群から選択される。スルホニルウレアの中で、トルブタミド、グリベンクラミド、グリピジド及びグリクラジドが好ましい。非スルホニルウレアの中で、インスリン分泌促進薬、レパグリニド及びナテグリニド(nateglinide)が好ましい。ビグアニドの中で、メトホルミンが好ましい。
【0172】
チアゾリジンジオンの中で、トログリタゾン、ロシクリタゾン及びシグリタゾンが好ましい。グリコシダーゼインヒビターの中で、アカルボースが好ましい。β細胞のATP−依存性カリウムチャネルに対して作用する剤の中で、次のものが好ましい:グリベンクラミド、グリピジド、グリクラジド、レパグリニド。
式IIに包含される既知化合物の文献からの例が、バイルジュタイン及びCAS登録番号と共に、第I表(表1〜5)に列挙される。一般式IIの化合物を生成するためにそれらの文献に開示される合成方法は、引用により本明細書に組み込まれる。
【0173】
【表1】
【0174】
【表2】
【0175】
【表3】
【0176】
【表4】
【0177】
【表5】
【0178】
単純性のためにメチル又はアミノ置換基のみを有する、本明細書に示される式IIの化合物のB−D環系の文献からの例は、第II表(表6〜表12)に示される化合物を包含する。それらの及び構造的に類似する化合物を得るためのその対応する文献に開示される合成方法は、引用により本明細書に組み込まれる。それらの化合物は、通常の一般的な知識及び/又は上記に開示される合成方法を用いてることによって、当業者による式IIの範囲内の誘導された化合物の生成を可能にするであろう。
【0179】
【表6】
【0180】
【表7】
【0181】
【表8】
【0182】
【表9】
【0183】
【表10】
【0184】
【表11】
【0185】
【表12】
【0186】
CD26/DPP−IVの酵素活性を阻害する化合物の活性を測定するための方法:
要約:
化合物は、精製されたCD26/DPP−IVの酵素活性を阻害するそれらの能力について試験される。手短には、CD26/DPP−IVの活性が、合成基質Gly−Pro−p−ニトロアニリド(Gly−Pro−pNA)を分解するその能力によりインビトロで測定される。DPP−IVによるGly−Pro−pNAの分解は、生成物p−ニトロアニリド(pNA)を生成し、この出現の速度は、酵素活性に直接的に比例する。特定の酵素インヒビターによる酵素活性の阻害は、pNAの生成を遅める。インヒビターと酵素との間の強い相互作用は、pNAのより遅い生成速度をもたらす。従って、pNAの蓄積速度の阻害程度は、酵素阻害の強さの直接的な測定である。個々の化合物についての阻害定数Kiは、いくつかの異なった濃度のインヒビター及び基質と共に固定された量の酵素をインキュベートすることによって決定される。
【0187】
材料:
次の試薬及び細胞は市販されている:
ブタCD26/DDP−IV(SigmaD−7052)。Gly−Pro−pNA(Sigma G0513)。アッセイ緩衝液:50mMのトリス、pH7.4、150mMのNaCl、0.1%のTriton X−100。
【0188】
CD26 についての Gly − Pro − pNA 分解アッセイ:
精製されたCD26/DPP−IVの活性は、下記成分を含む反応においてアッセイされる:
70μlのアッセイ緩衝液:10μlのインヒビター又は緩衝液;10μlの基質(0.1Mの原液水溶液からのGly−Pro−pNA)又は緩衝液:10μlの酵素又は緩衝液。
同一量の酵素であるが、しかし種々の濃度のインヒビター及び基質、又は対照としての緩衝液を含む反応が96−ウェルELISAプレートの個々のウェルに同時に設定される。プレートが250℃でインキュベートされ、そして吸光度が、60分のインキュベーションの後、405nmで読み取られる。インヒビター定数は、非線状回帰双曲線適合により計算され、そしてその結果は、nMでの阻害定数(Ki)として表される。
【0189】
糖尿病モデル:
Zucker Diabetic Fatty (ZDF) ラットモデルは、この亜株のラットは、6週間にわたって高められたHbA1cレベルにより特徴づけられる重度のII型糖尿病を進行するが、最初に前糖尿病性であるので、糖尿病の処理及び予防の両者に対する本発明の化合物の効果を調べるために使用され得る。同じ株が、他の抗−糖尿病薬剤型の臨床学的効能を予測するために使用され得る。例えば、前記モデルは、チアゾリジンジオンインスリン感作剤化合物の能力及び制限された臨床学的効能を測定する。
【0190】
実施例
本発明のさらなる詳細な記載が次の例により与えられる。
分離陽HPLC(方法A1):
カラム:Water PrepLC 25×100圧縮モデルハウジングにおけるWater Radial 圧縮カラムPrep NovaPak o18 25×100及びWaters Prep NovaPak HR c18 25×100プレカラム。緩衝液:15分での線状グラジエント5−95%、MeCN、0.1%TFA、15ml/分の流速、プールされた画分を、真空下で蒸発乾燥するか、又はMeCNが除去されるまで、真空下で蒸発し、そして次に、凍結し、そして凍結乾燥する。
【0191】
分離用HPLC(方法A2):
カラム:1.9×15cmのWater XTerra RP−18。緩衝液:15分での線状グラジエント5−95%、MeCN、0.1%TFA、15ml/分の流速。プールされた画分を、真空下で蒸発乾燥するか、又はMeCNが除去されるまで真空下で蒸発し、そして次に凍結し、そして凍結乾燥する。
【0192】
分離用HPLC(方法A3):
カラム:Supelcosil ABZ+Plus, 25cm×10mm、5μm。溶媒A:0.1%TFA/水、溶媒B:MeCN。溶離剤組成:5分、100%A、7分での線状グラジエント0−100%B、2分での100B。5ml/分の流速。カラムは、次の実施の前、100%Aにおいて4分間平衡化される。
【0193】
HPLC−MS(方法B):
カラム:Waters Xterra MS C−18×3mm id. 緩衝液:7.5分での線状グラジエント10%−100%、MeCN、0.01%TFA、1.0ml/分の流速。検出:210nm (ダイオードアレイ検出器からのアナログ出力)、MS−検出イオン化モデルAPI−ES、scan100−1000amu step 0.1amu。
【0194】
HPLC−MS(方法C):
次の計装が使用された:
・Sciex API100 Single quadropole 質量分光計;
・Perkin Elmer Series 200 Quard ポンプ;
・Perkin Elmer Series 200自動サンプラー;
・Applied Biosystems 785A UV検出器;
・Srdex 55蒸発光分散検出器;
・ポンプからの一定時間後に発生する現象により制御されるValco作動器を備えるValcoカラムスイッチ。
【0195】
Maclntosh Power PC 7200コンピューター上で作動するSciex Sample コントロールソフトウェアが、装置調節及びデータ獲得のために使用された。
HPLCポンプは、下記成分を含む4種の溶離剤溜めに連結された:
A:アセトニトリル;
B:水;
C:水中、0.5%TFA;
D:0.02Mの酢酸アンモニウム。
【0196】
サンプルのための必要条件は、それらが許容できる溶媒、例えばメタノール、エタノール、アセトニトリル、THF、水及びそれらの混合物において分析されるべき約500μg/mlの化合物を含むことである。(高濃度の強く溶出する溶媒は、低いアセトニトリル濃度でのクロマトグラフィー処理を防げるであろう。)
分析は、0.05%TFA又は0.002Mの酢酸アンモニウムのいずれか中、アセトニトリルのグラジエントにより溶出された、カラム上への20μlのサンプル溶液を注入することによって、室温で行われた。分析方法に依存して、種々の溶出条件が使用された。
【0197】
カラムの溶出液は、約1mの75μmの融合されたシリカ細管を通して、API100分光計のAPI界面に、約20μl/分(1/50)で通過する、流れ分割T−コネクターを通して通された。
残る1.48ml/分(49/50)が、UV検出器を通して及びELS検出器に通された。
LC分析の間、検出データは、質量分光計、UV検出器及びELS検出器から同時に獲得された。
異なった方法に関して使用される、LC条件、検出器設定及び質量分光計設定は、次の表に与えられる。
【0198】
【表13】
【0199】
分析用HPLC(方法D):
カラム2.4×20cm RP18。緩衝液pH=3.0(H3PO4)、アセトニトリル、1.0ml/分の流速、UV検出、Merck Hitachi System。
一般的なピペラジン合成方法I:
この方法は、Synthesis, 3: 1984, 271−274; Synthesis, 12: 1981, 969−971; Synthesis, 10: 1982, 861−864; Synthesis, 4: 1991, 318−319に記載されている。
【0200】
【化10】
【0201】
段階 A :オキサゾリジン−2,5−ジオン誘導体の調製:
アミノ酸(25.6モル)を、THF(100ml)においてスラリーし、ホスゲン(トリエン中、20%)(3.05g;30.8mモル)を添加した。その反応混合物を室温で15時間、撹拌した。反応混合物を真空下で蒸発した。標記化合物は、白色結晶として沈殿した。生成物は、さらに精製しないで使用された。
【0202】
段階 B :(2−アミノ−プロピオニルアミノ)酢酸メチルエステル誘導体の調整:
THF(50ml)に溶解された上記オキサゾリジン−2,5−ジオン誘導体(27.1mモル)を、DCM(50ml)中、グリシンメチルエステル塩酸塩(3.75g;29.9mモル)及びTEA(7.4g;73.3mモル)の0℃でのスラリーに添加した。反応混合物を室温まで暖め、そして15時間、撹拌した。その混合物を濾過し(TEA、HCl)、そして残留物を真空下で蒸発し、油状物を得た。その生成物は、さらに精製しないで使用された。
【0203】
段階 C :ピペラジン−2,5−ジオン誘導体の調製:
上記(2−アミノ−プロピオニルアミノ)酢酸メチルエステル誘導体(28.6mモル)を、キシレン(200ml)においてスラリーし、そして96時間、環流した(140℃)。黒みがかった粗結晶材料を濾過した。結晶をメタノール及び木炭から再結晶化し、白色結晶の標記化合物を得た。
【0204】
段階 D: ピペラジン誘導体の調製:
上記ピペラジン−2,5−ジオン誘導体(1.1mモル)を、THF(100ml)に溶解した。LiAlH4を、H2下で少しづつ添加した。反応混合物を70℃で15時間、撹拌した。混合物が白色になるまで、水を滴下した。混合物が濾過できるコンシステンシーを有するまで、K2CO3を添加した。混合物を真空下で濾過蒸発し、標記化合物を油状物として得た。
一般的なピペラジン合成方法II:
段階E及びFは、J. Org. Chem. 50(24); 1985: 4796−4799に記載されており、そして段階Dは上記の通りである。
【0205】
【化11】
【0206】
段階 E :t− Boc −ジペプチドエステルの調製:
t−Boc−アミノ酸(9.4mモル)を、無水DCM(25ml)に溶解し、そして1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(9.6mモル)及び1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(9.9mモル)を0〜5℃で添加した。撹拌を1.5時間続け、この後、アミノ酸メチルエステル塩酸塩(10.3mモル)及びTEA(10.7mモル)を0〜5℃で添加した。反応混合物を室温で一晩、撹拌した。その混合物を、0.5Mの硫酸水素カリウム(50ml)中に注ぎ、そして濾過した。有機相を単離し、そして10%水性炭酸水素ナトリウム(2×20ml)及びブライン(1×20ml)により洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、そして真空下で蒸発した。生成物は、さらに精製しないで使用された。
【0207】
段階 F: 2,5−ジケトピペラジンの調製:
t−Boc−ジペプチドメチルエステル(11.6mモル)を、蟻酸(60ml)に溶解し、そして室温で2.5時間、撹拌した。溶媒を、高い真空下で35℃で除去し、そして粗ジペプチドエステルホルメートを、無水sec−ブチルアルコール(24ml)及び無水トルエン(12ml)の混合液に溶解した。その溶液を2時間、環流した。約1時間後、ジケトピペラジンが熱い反応物から結晶化し始める。反応混合物を0〜5℃に冷却し、そしてジケトピペラジンの白色結晶を濾過により単離した。
略語:
【0208】
【表14】
【0209】
一般方法(A):
【化12】
R2, R3, X及びnは、式Iに定義される通りである。
【0210】
段階 A:
8−クロロ−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン(Avocado, UK)(0.2g;0.93mモル)及びアリールメチルハロゲニド(0.93mモル)、K2KO3(0.257g;18.6mモル)及びDMF(5ml)を、シンチレーション容器(20ml)において混合する。容器を注意して密封し、そしてその反応混合物を100℃で121時間、振盪する。冷却の後、ブライン(5ml)及び酢酸エチル(5ml)を添加する。反応混合物を10時間、振盪する。酢酸エチル相を、新しいシンチレーション容器にデカントする。次に、水/DMF−相を、DCM(5ml)により抽出する。DCM及び酢酸エチル相を組合し、そしてスピードバックにおいて蒸発する。残留物を、次の段階において、さらに精製しないで使用する。
【0211】
段階 B:
8−クロロ−7−(アリールメチル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン誘導体(50mg;0.15mモル)を、4mlのシンチレーション容器においてメトキシエタノール(1ml)に溶解する。ピペラジン誘導体(0.235mモル)及びTEA(32mg;43μl;0.31mモル)を添加する。容器を注意して密封し、そして100℃で7日間、振盪する。反応混合物をスピードバックにおいて蒸発する。個々の容器に、メタノール(1ml)及び1NのHCl(0.5ml)を添加し、10時間振盪し、そしてスピードバックにおいて蒸発する。サンプルを、分離用HPLC(方法A1)により精製する。精製された化合物を、LC−MSにより分析する。
【0212】
一般方法(B):
【化13】
R1, R3, R6, R7, X及びnは、式Iにおいて定義された通りである。
【0213】
段階 A:
出発材料3−ベンジル−8−ブロモ−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン又は3−メチル−8−ブロモ−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン(16μモル)を、DMF及びDIEAの混合物(3%DIEA;250μl)に溶解する。置換されたベンジルブロミド又は他のアルキル化剤(16.8μモル;1.06当量)をDMF(100μl)に溶解し、そして添加する。その混合物を2時間、65℃に加熱する。
【0214】
段階 B:
アルキル化試薬R8−X(32μモル)をDMF(100μl)に溶解し、そして上記反応混合物に添加し、続いてDMF中、TMGの溶液(5.8mlに希釈された1.16mlのTMG;48μl)に添加する。その混合物を65℃で4時間、維持する。
段階 C:
ジアミン(200μモル)を、DMF及びDIEAの混合物(3%DIEA;200μl)に溶解し、そして上記反応混合物に添加する。反応を65℃で1〜4時間、維持する。サンプルをHOAc(20μl)を用いて中和する。溶媒を蒸発し、そして残留物をDMSO/水(4:1;500μl)に溶解し、そしてHPLC(方法A3)により精製する。
【0215】
一般方法(C):
段階 A:
第1の反応段階は、一般方法(A)における段階Aと同一である。
段階 B:
8−クロロ−7−(アリールメチル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン誘導体(1当量)、ピペラジン(3当量)及びTEA(5当量)を、電子レンジ(CEM MARSXマイクロ波装置、Magnetron周波数:2455 MHz. Power Output: 1200ワット)における密封された容器における適切な溶媒において150℃で4時間、加熱する。
【0216】
反応混合物を冷却し、そして真空下で蒸発する。残る油状物を、溶離液としてDCM/MeOH(3:1)を用いて、シリカゲルカラム上で精製し、標記化合物を油状物として得る。その油状物をDCMに溶解し、エーテル中、塩酸の添加に基づいて、塩酸塩を得る。他方では、サンプルを、分離用HPLC(方法A2)により精製することができる。精製された化合物をLC−MSにより分析する。すべての反応は、密封された容器、すなわち適切な溶媒において一定の温度で設定されたXP1500 Plus Vessel において行われる。通常、溶媒、例えばMeOH;EtOH;IPrOH;水;DMF及びDMSOが使用される。
【0217】
一般方法(D):
段階 A:
第1の反応段階は、一般方法(A)における段階Aと同一である。
段階 B:
8−クロロ−7−(アリールメチル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン誘導体(1.64mモル)、アミン(2.39mモル)及び炭酸カリウム(2.4mモル)を、DMF(30ml)において100℃で5時間、加熱する。反応混合物を室温に冷却し、そして濾過する。濾液を真空下で蒸発乾燥し、そして残留物を、シリカゲルカラム(溶出液:酢酸エチル/メタノール/エリチルアミン(90:10:2))上で精製し、純粋な塩基を得る。その塩酸塩を、イソプロパノールに前記塩基を溶解し、そしてジエチルエーテル中、塩化水素を前記溶液に添加することによって調製することができる。
【0218】
一般方法(E):6−置換された[1,4]−ジアセパンの調製:
【化14】
【0219】
1,4−ジベンジル−[1,4]ジアゼパン−5,7−ジオンを、塩基としてNaHを用いて、THFにおいてNa塩に添加し、そしてR3−Xアルキル化試薬、例えば臭化ベンジルと室温で反応せしめる。生成物、例えば1,4,6−トリベンジル−[1,4]ジアゼパン−5,7−ジオンを、THF中、LiAlH4による温度での処理により、1,4,6−トリベンジル−[1,4]ジアゼパンに還元する。
N−ベンジル基を、触媒としてPd/Cを用いて、EtOH:AcOH(1:1)における触媒水素化により除去する。
【0220】
実施例1:
7−ベンジル−8−(6−ヒドロキシメチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン。TFA:
【化15】
【0221】
段階 A ;1,4−ジベンジル−[1,4]ジアゼパン−6−カルボン酸の調製。 Na −塩(1 A ):
N, N−ジベンジルエチレンジアミン(4.9ml;20.8mモル)を、トルエン(200ml)、トリエチルアミン(8.94ml;64.5mモル)及びメタノール(20ml)に溶解し、そして3−ブロモ−2−ブロモメチルプロピオン酸(5.12g;20.8mモル)を添加した。反応混合物を24時間、加熱環流した。溶媒を蒸発し、そして残留物を水(150ml)及び酢酸エチル(150ml)に再溶解した。水性層を、pH=2になるまで、6Nの塩酸により酸性化し、そしてその層を分離した。
【0222】
水性層を酢酸エチルにより洗浄し、そして次に、10%水性水酸化ナトリウムを、pH=12になるまで添加した。水性層を、4×150mlの酢酸エチルにより洗浄し、そして次に蒸発乾燥した。残留物を酢酸エチル(200ml)及び無水メタノール(20ml)に懸濁し、そして塩を濾過した。母液を蒸発し、そして溶離剤としてジクロロメタン中、10%メタノールを用いて、シリカ上でのクロマトフラフィーにより精製した。生成物を含む画分を蒸発し、5.09g(70%の収率)の1Aを黄色の発泡体として得た。
1H−NMR (CDCl3): δ7.31 (10H, m); 3.78 (4H, m); 3.13 (4H, m); 2.81 (3H, m); 2.58 (2H, m). HPLC−MS (方法B):m/z=325(M+1);Rt=1.55分。
【0223】
段階 B :(1,4−ジベンジル−[1,4]ジアゼパン−6−イル)メタノール(1 B )の調製:
1,4−ジベンジル−[1,4]ジアゼパン−6−カルボン酸のナトリウム塩(1A)(2.36g; 6.81mモル)を、窒素雰囲気下で無水テトラヒドロフラン(50ml)に溶解し、そして水素化リチウムアルミニウム(0.50g;13.6mモル)を添加する。反応混合物を室温で2時間、撹拌し、そして次に、沸騰が停止するまで急冷した。酢酸エチル及び固形炭酸カリウムを、白色の懸濁液が出現するまで、添加し、そしてその混合物を30分間、撹拌した。
【0224】
その懸濁液をセライトを通して濾過し、これを3×50mlの酢酸エチルにより洗浄した。水(200ml)を添加し、そして水性層を、3×200mlの酢酸エチルにより抽出した。組合された有機層をブラインにより洗浄し、そして硫酸ナトリウム上で乾燥した。溶媒を蒸発し、2.06g(97%)の1Bを黄色の油状物として得た。
1H−NMR (CDCl3): δ7.28 (10H, m); 3.61 (4H, s); 3.55 (2H, d); 2.99 (2H, dd); 2.73 (2H, dd); 2.57 (4H, m); 1.99 (1H, m)。HPLC−MS(方法B):m/z=311(M+2);Rt=1.24分。
【0225】
段階 C :([1,4]ジアゼパン−6−イル)の調製;方法(1 C ):
(1,4−ジベンジル−[1,4]ジアゼパン−6−イル)メタノール(1B)1.02g;3.28mモル)を、エタノール(50ml)及び酢酸(8ml)に溶解し、そして活性化された炭素上、10重量%のパラジウム(0.2g)を添加した。混合物を、45psiで6日間、Parr装置上で水素化し、そして2度、濾過した。溶媒を蒸発し、そして粗生成物を水(2ml)に溶解し、そして飽和炭酸カリウムを、pH=13になるまで添加した。水性層を4×10mlの酢酸エチルにより洗浄し、そして水を蒸発した。粗生成物を、分離用HPLCにより精製し(方法A1:Rt=2.27分)、炭酸カリウム塩を包含する1C(5.3g)を得た。HPLC−MS(方法B);m/z=131(M+1);Rt=0.33分。
【0226】
段階 D :7−ベンジル−8−(6−ヒドロキシメチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオンの調製; TFA (1):
炭酸カリウム塩を包含する([1,4]ジアゼパン−6−イル)メタノール(1C)(約1mモル)を、無水DMF(200ml)に懸濁し、そして7−ベンジル−8−クロロ−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン(199.9mg;0.656mモル)及び炭酸カリウム(453mg;3.28mモル)を添加した。反応混合物を室温で24時間、撹拌し、60℃に3時間、加熱し、95℃に5時間、加熱し、そして120℃に2時間、加熱した。懸濁液を室温に冷却し、そして白色の塩を濾過した。
【0227】
濾液を蒸発し、そして溶離剤としてジクロロメタン中、5%メタノールを用いて、シリカゲル上でのクロマトフラフィーにより精製した。生成物を含む画分を蒸発し、そして分離用HPLCにより精製し(方法A2;Rt=2.52分)、黄色の油状物として標記化合物8mg(1%の収率)を得た。
1H−NMR(MeOH−d4):δ7.30 (3H, m); 7.14 (2H, d); 5.53 (2H, s); 3.80−3.05 (16H, m); 2.09 (1H, m): HPLC−MS(方法B):m/z=399(M+1)Rt=1.75分。
【0228】
実施例2:
7−ベンジル−8−(6−ヒドロキシ−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6− ジオン。TFA:
【化16】
【0229】
段階 A :1,4−ジベンジル−[1,4]ジアゼパン−6−オール(2 A )の調製:
N, N−ジベンジルエチレンジアミン(4.9ml;20.8mモル)を、トルエン(200ml)及びトリエチルアミン(8.94ml;64.5mモル)に溶解し、そして1,3−ジブロモ−2−プロパノール(4.53g;20.8mモル)を添加した。反応混合物を4日間、加熱環流した。溶媒を蒸発し、そして残留物を水(150ml)及び酢酸エチル(150ml)に再溶解した。
【0230】
水性層を、pH=2になるまで、6Nの塩酸により酸性化し、そしてその層を分離した。水性層を3×100mlの酢酸エチルにより洗浄し、そして組合された有機材料を硫酸ナトリウムにより乾燥し、濾過し、そして溶媒を蒸発した。粗生成物を、溶離剤としてジクロロメタン中、5%メタノールを用いて、シリカ上でのクロマトフラフィーにより精製した。生成物を含む画分を蒸発し、3.59g(59%の収率)の2Aを黄色の油状物として得た。
1H−NMR(MeOH−d4):δ7.30 (10H, m); 3.81 (1H, m); 3.67 (4H, s); 2.90 (2H, dd); 2.74−2.60(6H, m). HPLC−MS (方法B):m/z=117(M+1);Rt=1.49分。
【0231】
段階 B :[1,4]ジアゼパン−6−オールの調製。 HOAc ( 2B ):
1,4−ジベンジル−[1,4]ジアゼパン−6−オール(2A)(873mg;2.95mモル)を、例1、段階Cに記載のようにして、21日間、水素化した。反応混合物を2度、濾過し、そして溶媒を蒸発し、黄色の結晶として420mg(60%の収率)の2Bを得た。
1H−NMR(MeOH−d4):δ4.07 (1H, m); 3.61 (1H, m); 3.27−2.98 (8H, m); 1.92 (6H, s). HPLC−MS (方法B):m/z=117(M+1);Rt=0.36分。
【0232】
段階 C :7−ベンジル−8−(6−ヒドロキシ−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2.6−ジオンの調製。 TFA (2):
[1,4]ジアゼパン−8−オールアセテート(2B)(116mg;0.49mモル)及び7−ベンジル−8−クロロ−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン(100mg;0.33mモル)を、2−プロパノール(20ml)及びトリエチルアミン(0.68ml;4.9mモル)に溶解し、そしてその混合物をマイクロ波にゆだねた(150℃、6バール、300W、8時間)。
【0233】
溶媒を蒸発し、そして残留物を、ジクロロメタン(20ml)及び水(20ml)に再溶解した。水性層を、pH=2になるまで、硫酸水素カリウムにより酸性化した。水性層を分離し、そして水性水酸化ナトリウムを、pH=12になるまで添加した。水性層を3×50mlのジクロロメタンにより抽出し、そして組合された有機材料を過剰のトリフルオロ酢酸に添加し、そして蒸発し、褐色の油状物として123mg(75%の収率)の標記化合物を得た。
1H−NMR(MeOH−d4):δ7.31 (3H, m); 7.14 (2H, m); 5.59 (2H, s); 4.23 (1H, m); 3.27−4.02 (14H, m). HPLC−MS (方法B);m/z=385(M+1);Rt=1.52分。
【0234】
実施例3:
7−ベンジル−8−(3−ヒドロキシメチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン。TFA:
【化17】
【0235】
段階 A :1,4−ジベンジル−[1,4]ジアゼパン−2−カルボン酸メチルエステル(3 A )の調製:
N, N−ジベンジルプロパン−1,3−ジアミン(Sandstroem, J. など., Tetrahedron; EN; 34; 1978; 371−378)(2.0g; 7.85mモル)、メチル−2,3−ジブロモプロピオネート(1.28ml; 7.86mモル)、及び炭酸カリウム(2.17g;15.72mモル)を、無水ジメチルホルムアミド(125ml)及びメタノール(20ml)に溶解し、そしてその混合物を6日間、加熱環流した。
【0236】
反応混合物を室温に冷却し、そして水(200ml)及び酢酸エチル(200ml)を添加した。水性層を2×200mlの酢酸エチルにより抽出し、そして組合された有機層を硫酸ナトリウムにより乾燥し、濾過し、そして溶媒を蒸発した。粗生成物を、溶離剤として酢酸エチル及びヘプタンの混合物(1:6)を用いて、シリカ上でのクロマトグラフィーにより精製した。生成物を含む画分を蒸発し、透明な油状物として180mg(7%の収率)の3Aを得た。
1H−NMR (CDCl3): δ7.29 (10H, m); 3.71 (3H, s); 3.62 (4H, s); 3.33−2.51 (7H, m); 1.74 (2H, m)。HPLC−MS(方法B):m/z=339(M+1)Rt=2.76分。
【0237】
段階 B :(1,4−ジベンジル−[1,4]ジアゼパン−2−イル)−メタノール( 3B )の調製:
1,4−ジベンジル−[1,4]ジアゼパン−2−カルボン酸メチルエステル(3A)(180mg;0.53mモル)を、例1の段階Bに記載される方法により、還元し、そして精製し、黄色の油状物として169mg(100%の収率の)3Bを得た。
1H−NMR(CDCl3):δ7.31(10H, m); 3.87 (2H, dd); 3.62 (2H, s); 3.43 (2H, d); 3.03−2.43 (7H, m); 1.74 (2H, m)。HPLC−MS(方法B):m/z=(M+1);Rt=1.54分。
【0238】
段階 C :([1,4]ジアゼパン−2−イル)メタノールの調製。 HOAc (3C):
(1,4−ジベンジル−[1,4]ジアゼパン−2−イル)メタノールを、例1の段階Cに記載のようにして、20日間、水素化した。反応混合物を2度、濾過し、そして溶媒を蒸発した。粗生成物を、無水ジクロロメタン及びジエチルエーテルから結晶化し、白色結晶として62mg(46%の収率)の3Cを得た。
1H−NMR(MeOH−d4):δ3.65−2.80 (9H, m); 1.93 (9H, S); 1.27 (2H, m)。HPLC−MC(方法B):m/z=131(M+1);Rt=0.29分。
【0239】
段階 D: 7 −ベンジル−8−(3−ヒドロキシルメチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオンの調製。 TFA (3):
([1,4]ジアゼパン−2−イル)メタノールアセテート(3C)(62mg;0.25mモル)及び7−ベンジル−8−クロロ−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン(50.3mg;0.17mモル)を、例2の段階Cに記載のようにして、マイクロ波にゆだねた(150℃、11バール、300W、12時間)。溶媒を蒸発し、そして粗成生物を、分離用HPLCにより精製し(方法A2;Rt=6.90分)、黄色の油状物として、8mg(12%の収率)の標記化合物を得た。HPLC−MS(方法B):m/z=399(M+1);Rt=1.78分
【0240】
例4(一般方法(A)):
7−ベンジル−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン。TFA:
【化18】
【0241】
段階 A :7−ベンジル−8−クロロ−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン( 4A )の調製:
8−クロロ−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン(2.0g;9.3mモル)を、DMF(50ml)に溶解し、K2CO3 (2.57g, 18.6mモル)及び臭化ベンジル(1.75g;10.3mモル)を添加し、そして反応混合物を室温で15時間、撹拌した。
【0242】
反応混合物を真空下で蒸発し、残留物をDCM:水(1:1)(100ml)に溶解し、水性相をDCM(50ml)により抽出し、組合された有機相をMgSO4により乾燥し、濾過し、そして蒸発し、白色結晶化合物として4Aを得た。収量:2.92g。MP:145.7−147.1℃。
1H−NMR (CDCl3): δ7.2−7.4 (m, 5H); 5.15 (s, 2H); 3.55 (s, 3H); 3.4 (s, 3H)。
13C−NMR (CDCl3): δ154.8: 151.6; 147.7; 139.1; 135.3; 129.3; 128.9; 128.4; 108.1; 49.6; 30.2; 28.5。HPLC−MS(方法B):M+1=305;Rt=1.9分。HPLC(方法D;MeCN:緩衝液1:1)Rt=7.19分;純度>99%。
【0243】
段階 B :4−(7−ベンジル−1,3−ジメチル−2,6−ジオキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ− 1H −プリン−8−イル)−ピペラジン−1−カルボン酸 tert −ブチレート( 4B )の調製:
7−ベンジル−8−クロロ−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン(4A)(1.0g;3.3mモル)を、エタノール(30ml)に溶解し、ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチレート(0.73g;3.9mモル)及びTEA(0.66g;0.1ml;6.6mモル)を添加し、そして反応混合物を、密封された容器において120℃で72時間、加熱した。反応混合物を蒸発し、そして残留油状物を、溶離剤として(DCM: MeOH)(39:1)を用いて、シリカゲルカラム上で精製し、黄色の油状物として0.93gの4Bを得た。
【0244】
収率:62%。HPLC(方法D;MeCN;緩衝液1:1)Rt=13.15分;純度>96%。Rt=13.15分;純度>96%(方法D;MeCN;緩衝液(1:1)pH=3、H3PO4)。
1H−NMR (CDCl3):δ7.2−7.3 (m, 5H); 5.4 (s, 2H); 3.5 (s, 3H); 3.45 (m, 4H); 3.35 (s, 3H); 3.1 (m, 4H); 1.5 (s, 9H)。
13C−NMR (CDCl3):δ155.0; 156,4; 151.9; 154.8; 147.8; 136.9; 129.1; 128.8; 128.2; 127.1; 105.3; 80.4; 50.6; 48.9; 43.3(広い);30.0; 28.7; 28.1。
【0245】
段階 C :4−(7−ベンジル−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル)−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオンの調製。 TFA (4):
4−(7−ベンジル−1,3−ジメチル−2,6−ジオン−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−プリン−8−イル)−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチレート(4B)(188mg;0.41mモル)を、TFA(10ml)に溶解した。反応混合物を室温で2時間、撹拌した。その混合物を真空下で蒸発した。残存する油状物を、アセトン/エーテルから結晶化した。標記化合物を、白色TFA塩(170mg)として単離した。収率:89%;Mp=217−19℃(分解)。HPLC(方法D;MeCN;緩衝液1:1)Rt=2.98分;純度>99%。
1H−NMR (CDCl3):δ7.15−7.4 (m, 5H); 5.4 (s, 2H); 3.45 (s, 3H); 3.4 (広いd, 2H); 3.15 (広いd, 2H); 3.05 (s, 3H)。HPLC−MS(方法B):m/z=355(M+1);Rt=1.699分;TIC領域=100%。
【0246】
実施例5(一般的方法(A))
1,3−ジメチル−7−(4−メチルベンジル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.HCl
【化19】
HPLC−MS(Method C) m/z=369(M+1); Rt=1.319min.
【0247】
実施例6(一般的方法(A))
3−(1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テトラヒドロプリン−7−イルメチル)ベンゾニトリル.TFA
【化20】
HPLC−MS(Method C) m/z=380(M+1); Rt=1.22min.
【0248】
実施例7(一般的方法(A))
2−(1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テトラヒドロプリン−7−イルメチル)ベンゾニトリル.TFA
【化21】
HPLC−MS(Method C) m/z=380(M+1); Rt=1.18min.
【0249】
実施例8(一般的方法(A))
1,3−ジメチル−7−(1−フェニルエチル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化22】
HPLC−MS(Method C) m/z=369(M+1); Rt=2.47min
【0250】
実施例9(一般的方法(A))
7−(2−イオドベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化23】
HPLC−MS(Method C) m/z=481(M+1); Rt=1.43min.
【0251】
実施例10(一般的方法(A))
1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−7−(2−トリフルオロメチルベンジル)−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化24】
HPLC−MS(Method C) m/z=423(M+1); Rt=1.44min.
【0252】
実施例11(一般的方法(A))
1,3−ジメチル−7−ナフタレン−1−イルメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化25】
HPLC−MS(Method C) m/z=405(M+1); Rt=1.55min.
【0253】
実施例12(一般的方法(A))
1,3−ジメチル−7−ナフタレン−2−イルメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化26】
HPLC−MS(Method C) m/z=405(M+1); Rt=1.51min.
【0254】
実施例13(一般的方法(A))
7−(3−ブロモベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化27】
HPLC−MS(Method C) m/z=434(M+1); Rt=1.33min.
【0255】
実施例14(一般的方法(A))
7−ベンジル−8−(3−イソプロピルピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.HCl
【化28】
ピペラジン成分はピペラジン誘導体の調製の一般的方法に従って調製した。
1H−NMR(CDCl3):δ7.1−7.4(m;5H); 5.4(s;2H); 3.55(s;3H); 3.35(s;3H); 3.3(s br;1H); 2.9−3.05(m;3H); 2.65(t;1H); 2.45(dt,1H); 2.1(s br;1H); 1.5(p;1H); 0.9(d;3H); 0.75(d;3H). 13C−NMR(CDCl3):δ157.17; 154.98; 152.12; 148.16; 137.12; 129.15; 128.07; 126.94; 105.33; 60.88; 54.64; 51.04; 49.06; 45.90; 31.42; 30.12; 28.17; 19.21; 19.03.
【0256】
実施例15(一般的方法(C))
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化29】
HPLC−MS(Method B): m/z=369; Rt=1.75min. TIC area=100%
【0257】
実施例16(一般的方法(C))
1,3−ジメチル−7−(2−オキソ−2−ピロリジン−1−イル−エチル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.HCl
【化30】
HPLC−MS(Method B): m/z=376; Rt=2.86min. +0.47min; Area:47+53%
【0258】
実施例17(一般的方法(C))
2−(8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル)−ベンゾニトリル.HCl
【化31】
1H−NMR(MeOH−d4):δ7.75(dd;1H); 7.65(dt;1H); 7.4(t;1H); 7.1(d;1H); 5.65(s;2H); 3.55−3.65(s;2H); 3.5(s;3H); 3.2(s;3H); 3.1(t;2H); 2.9(t;2H); 1.9(t,t;2H).
【0259】
実施例18(一般的方法(C))
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−イオド−ベンジル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.HCl
【化32】
1H−NMR(CDCl3):δ7.85(d;1H); 7.25(t;1H); 6.95(t;1H); 5.45(s;2H); 3.55(s;3H); 3.35−3.5(m;2H); 3.35(s;3H); 2.7−3.1(m;6H); 1.75(m;2H).
【0260】
実施例19(一般的方法(A))
7−(2−ジフルオロメトキシ−ベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化33】
HPLC−MS(Method B): m/z=421; Rt=3.72min. area:100%
【0261】
実施例20(一般的方法(A))
7−(2,3−ジメトキシ−ベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化34】
HPLC−MS(Method B): m/z=415; Rt=3.65min. area:100%.
【0262】
実施例21(一般的方法(A))
1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−7−(2−トリフルオロメトキシ−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化35】
HPLC−MS(Method B): m/z=439; Rt=2.75min. area 99%
【0263】
実施例22(一般的方法(A))
1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−7−(2−トリフルオロメチルスルファニル−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化36】
HPLC−MS(Method B): m/z=455; Rt=4.17min. area 99%
【0264】
実施例23(一般的方法(A))
4−(1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イル)−ブチロニトリル.TFA
【化37】
HPLC−MS(Method B): m/z=332; Rt=2.45min. area 99.7%
【0265】
実施例24(一般的方法(A))
(R)−7−ベンジル−8−(3−イソプロピルピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化38】
ピペラジン成分はピペラジン誘導体の調製の一般的方法に従って調製した。
1H−NMR(CDCl3):δ7.2−7.35(m;3H) 7.15(dd;2H); 5.4(s;2H); 3.6(s;3H); 3.35(s;3H); 3.3(m;5H); 3.1(m;2H); 1.8(p;1H); 0.9(d;3H); 0.75(d;3H). HPLC−MS(Method B): m/z=397(M+1); Rt=2.06min.
【0266】
実施例25(一般的方法(A))
(S)−7−ベンジル−8−(3−イソプロピルピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化39】
1H−NMR(CDCl3):δ11.4(broad s;2.5H); 7.25−7.4(m;3H); 7.15(dd;2H); 5.4(s;2H); 3.6(s;3H); 3.25−3.5(m;7H); 3.0−3.2(m;2H); 1.8(p;1H); 0.85(d;3H); 0.7(d;3H). HPLC−MS(Method B): m/z=397(M+1); Rt=2.09min.
【0267】
実施例26(一般的方法(A))
7−ベンジル−8−(6,9−ジアザスピロ[4.5]デク−9−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化40】
ピペラジン成分はピペラジン誘導体の調製の一般的方法に従って調製した。
1H−NMR(CDCl3):δ10.0(broad s;2H); 8.9(broad s,2H); 7.25−7.4(m,3H); 7.1(d,2H); 5.4(s;2H); 3.55(s;3H); 3.35−3.4(m;5H); 3.1−3.3(m;4H); 1.6−1.85(m;6H); 1.3(m;2H). HPLC−MS(Method B): m/z=409(M+1); Rt=2.11min.
【0268】
実施例27(一般的方法(A))
7−ベンジル−8−(ピペラジン−3−スピロ−3’−ビシクロ[2,2,1]ヘプタン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化41】
ピペラジン成分はピペラジン誘導体の調製の一般的方法に従って調製した。
1H−NMR(CDCl3):δ11.1(broad s;1H); 8.9(broad s;1H); 7.25−7.4(m;3H); 7.1(dd;2H); 5.45(s;2H); 3.5(s;3H); 3.15−3.4(m;9H); 2.2−2.3(d;2H); 1.1−1.6(m;7H); 0.9(d;1H). HPLC−MS(Method B): m/z=435(M+1); Rt=2.34min.
【0269】
実施例28(一般的方法(A))
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−メトキシ−ベンジル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化42】
HPLC−MS(Method B): m/z=399; Rt=1.93min. UVarea=98.63%
【0270】
実施例29(一般的方法(A))
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1,3−ジメチル−7−ナフタレン−1−イルメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化43】
HPLC−MS(Method B): m/z=419; Rt=2.26min. UVarea=99.7%.
【0271】
実施例30(一般的方法(A))
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−フルオロ−ベンジル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化44】
HPLC−MS(Method B): m/z=387; Rt=1.86min. UVarea=94.4%.
【0272】
実施例31(一般的方法(A))
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1,3−ジメチル−7−(2−メチル−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化45】
HPLC−MS(Method B): m/z=383(M+1); Rt=1.99min. UVarea=97.68%.
【0273】
実施例32(一般的方法(A))
7−(2−クロロ−ベンジル)−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化46】
HPLC−MS(Method B): m/z=403; 405; 406;(M+1); Rt=1.97min. UVarea=98.93.
【0274】
実施例33(一般的方法(A))
7−(2−ブロモ−ベンジル)−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化47】
HPLC−MS(Method B): m/z=447; 450;(M+1); Rt=2.09min. UVarea=98.51.
【0275】
実施例34(一般的方法(A))
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1,3−ジメチル−7−(2−トリフルオロメチル−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化48】
HPLC−MS(Method B): m/z=437(M+1); Rt=2.20min. UVarea=99.50%.
【0276】
実施例35(一般的方法(A))
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1,3−ジメチル−7−(2−ニトロ−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.HCl
【化49】
HPLC−MS(Method B): m/z=437(M+23); Rt=2.23min. UVarea=100%.
【0277】
実施例36(一般的方法(B))
3−ベンジル−8−ピペラジン−1−イル−7−(2−トリフルオロメチル−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化50】
1H−NMR(DMSO−d6):δ11.12(s,1H); 8.83(s,1H); 7.86−7.71(d,2H); 7.71−7.45(m,2H); 7.45−7.23(m,5H); 7.08−6.98(d,1H); 5.48(s,1H); 5.10(s,1H); 3.34−3.01(m,4H)
【0278】
実施例37(一般的方法(B))
3,7−ジベンジル−1−(2−ヒドロキシ−エチル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化51】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.86(s br,2H); 7.40−7.18(m,10H); 5.41(s,2H); 5.13(s,2H); 3.93(t,2H); 3.45(t,2H); 3.31(s br,4H); 3.19(s br,4H).
【0279】
実施例38(一般的方法(B))
3−ベンジル−7−フェネチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化52】
1H−NMR(DMSO−d6):δ11.11(s,1H); 8.79(s br,2H); 7.40−7.05(m,10H); 5.02(s,2H); 4.30(t,2H); 3.09(s br,8H); 3.03(t,2H).
【0280】
実施例39(一般的方法(B))
3,7−ジベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化53】
1H−NMR(DMSO−d6):δ7.67−6.92(m,10H); 5.42(s,2H); 5.04(s,2H); 3.89−3.35(m,5H); 2.96−2.35(m,5H); 1.68(s,2H). HPLC−MS m/z=431
【0281】
実施例40(一般的方法(B))
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化54】
1H−NMR(DMSO−d6):δ10.89(s,1H); 9.19(s,2H); 7.46−7.00(m,5H) 5.42(s,2H) 3.67(s br,2H); 3.53−3.40(m,2H); 3.32(s,3H); 3.23(s br,2H); 3.14(s,2H); 2.00(m,2H) HPLC−MS m/z=355
【0282】
実施例41(一般的方法(B))
3,7−ジベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−プロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化55】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.67(s br,2H); 7.45−7.06(m,10H); 5.46(s,2H) 5.12(s,2H) 3.79(t,2H); 3.67(m,2H); 3.50(m,2H); 3.27(s br,2H) 3.16(s br,2H); 1.98(m,2H); 1.52(m,2H); 0.81(t,3H).
【0283】
実施例42(一般的方法(B))
3,7−ジベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2−ヒドロキシ−エチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化56】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.79(s,2H); 7.41−7.22(m,8H); 7.20−7.07(m,2H); 5.47(s,2H); 5.12(s,2H); 4.00−3.86(t,2H); 3.73−3.61(m,2H); 3.54−3.40(m,4H) 3.27(s,2H); 3.15(s,2H) 1.98(s,2H)
【0284】
実施例43(一般的方法(B))
2−(3,7−ジベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−2,6−ジオキソ−2,3,6,7−テトラヒドロ−プリン−1−イル)−N,N−ジエチル−アセトアミド
【化57】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.67(s br,2H); 7.41−7.20(m,8H); 7.16−7.03(m,2H); 5.47(s,2H); 5.13(s,2H); 4.64(s,2H); 3.69(s br,2H); 3.51(t,2H) 3.44−3.10(m,7H); 2.67(s,1H); 1.98(s br,2H); 1.16(t,3H) 0.99(t,3H)
【0285】
実施例44(一般的方法(B))
1,3,7−トリベンジル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化58】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.83(s br,2H); 7.48−7.16(m,15H); 5.40(s,2H); 5.14(s,2H); 5.02(s,2H); 3.20(s br,4H).
【0286】
実施例45(一般的方法(B))
1,3,7−トリベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化59】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.76(s br,2H); 7.58−7.04(m,15H); 5.48(s,2H) 5.13(s,2H); 5.03(s,2H); 3.70(s br,2H); 3.52(t,2H); 3.29(s br,2H); 3.17(s br,2H); 1.99(s br,2H)
【0287】
実施例46(一般的方法(A))
(S)−7−ベンジル−8−(3−ベンジルオキシメチルピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン
【化60】
ピペラジン成分はピペラジン誘導体の調製の一般的方法に従って調製した。
1H−NMR(CDCl3):δ7.1−7.45(m;5H); 5.35(s br,2H); 4.5(s;2H); 3.5(s;3H); 3.35(s;3H); 3.2−3.0(m;3H); 2.7−3.1(m;5H); 2.25(s br,1H). 13C−NMR(CDCl3):δ156.92; 155.07; 152.11; 148.12; 138.22; 137.08; 129.16; 128.85; 128.22; 128.19; 128.15; 127.21; 105.35; 73.89; 72.07; 54.65; 53.89; 53.30; 51.41; 49.11; 45.14; 30.14; 28.22.
【0288】
実施例47(一般的方法(B))
3,7−ジベンジル−8−ピペラジン−1−イル−1−プロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化61】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.95(s br,2H); 7.40−7.20(m,10H); 5.40(s,2H); 5.13(s,2H); 3.79(t,2H); 3.32(m,4H); 3.20(m,4H); 1.50(sextet,2H); 0.81(t,3H). HPLC−MS(Method C): m/z=459(M+1); Rt=4.62min
【0289】
実施例48(一般的方法(B))
3,7−ジベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−プロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化62】
HPLC−MS(Method C): m/z=473(M+1); Rt=4.72min
【0290】
実施例49(一般的方法(B))
3,7−ジベンジル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化63】
1H−NMR(DMSO−d6):δ11.05(s,1H); 8.72(s,br 2H); 7.40−7.20(m,10H); 5.37(s,2H); 5.07(s,2H). HPLC−MS(Method C): m/z=417(M+1); Rt=3.69min
【0291】
実施例50(一般的方法(B))
3,7−ジベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化64】
DMSO d6 d=10.90(s,1H); 8.65(s br,2H); 7.40−7.20(m,8H); 7.14(d,2H); 5.43(s,2H); 5.06(s,2H); 3.65(m,2H); 3.48(m,2H); 3.26(m,2H); 3.16(s br,2H); 1.97(m,2H) HPLC−MS(Method C): m/z=431(M+1); Rt=3.83min
【0292】
実施例51(一般的方法(B))
2−(3−ベンジル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル)−ベンゾニトリル
【化65】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.73(s br,2H); 7.88(d,1H); 7.64(t,1H); 7.49(t,1H); 7.42−7.25(m,5H); 7.15(d,1H); 5.56(s,2H); 3.73(t,2H); 1.46(q,2H); 0.77(t,3H). HPLC−MS(Method C): m/z=484(M+1); Rt=4.56min
【0293】
実施例52(一般的方法(B))
2−(3−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−2,6−ジオキソ−1−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル)−ベンゾニトリル
【化66】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.66(s br,2H); 7.89(d,1H); 7.65(t,1H); 7.52(t,1H); 7.42−7.10(m,5H); 7.12(d,1H); 5.59(s,2H); 5.14(s,2H); 3.78−3.65(m,4H); 3.48(t,2H); 3.31(s br,2H); 3.19(s br,2H); 2.00(m,2H); 1.45(q,2H); 0.77(t,3H).
【0294】
実施例53(一般的方法(B))
2−(3−ベンジル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル)−ベンゾニトリル
【化67】
1H−NMR(DMSO−d6):δ11.02(s,1H); 8.73(s br 2H); 7.88(d,1H); 7.66(t,1H); 7.50(t,H); 7.40−7.25(m,5H); 7.16(d,1H); 5.53(s,2H); 5.08(s,2H); 3.38(s br,4H); 3.20(s br,4H)
【0295】
実施例54(一般的方法(B))
2−(3−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−2,6−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル)−ベンゾニトリル
【化68】
1H−NMR(DMSO−d6):δ10.90(s,1H); 8.67(s br,1H); 7.89(d,1H); 7.67(t,1H); 7.51(t,1H); 7.44−7.25(m,5H); 7.12(d,1H); 5.56(s,2H); 5.07(s,2H); 3.68(m,2H); 3.46(m,2H); 3.36(s br,2H); 3.19(s br,2H); 1.89(m,2H).
【0296】
実施例55(一般的方法(B))
3−ベンジル−7−(2−イオド−ベンジル)−8−ピペラジン−1−イル−1−プロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化69】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.71(s br,2H); 7.93(d 1H); 7.42−7.25(m,6H); 7.09(d,1H); 6.8(d,1H); 5.28(s,2H); 5.17(s,2H); 3.75(t,2H); 3.16(s br 4H); 1.48(q,2H); 0.79(t,3H).
【0297】
実施例56(一般的方法(B))
3−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−イオド−ベンジル)−1−プロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化70】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.64(s br,2H); 7.93(d,1H); 7.44−7.25(m,6H); 7.09(t,1H); 6.76(d,1H); 5.29(s,2H); 5.16(s,2H); 3.75(t,2H); 3.67(m,2H); 3.41(m,2H); 3.16(m,2H); 1.95(m,2H); 1.49(q,2H); 0.80(t,3H). HPLC−MS(Method C): m/z=599(M+1); Rt=4.96min
【0298】
実施例57(一般的方法(B))
3−ベンジル−7−(2−イオド−ベンジル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化71】
1H−NMR(DMSO−d6):δ11.03(s,1H); 8.71(s br,1H); 7.92(d,1H); 7.42−7.28(m,6H); 7.08(d,1H); 6.81(d,1H); 5.26(s,2H); 5.10(s,2H); 3.15(s br 4H).
【0299】
実施例58(一般的方法(B))
3−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−イオド−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化72】
1H−NMR(DMSO−d6):δ10.91(s,1H); 8.64(s br,2H); 7.93(d,1H); 7.44−2.25(m,6H); 7.09(d,1H); 6.75(d,1H); 5.27(s,2H); 5.09(s,2H); 3.65(m,2H); 3.39(m,1H); 3.30−3.22(m,3H); 3.15(s br 2H); 1.94(m,2H).
【0300】
実施例59
7−ベンジル−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−1−プロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化73】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.77(s br 2H); 7.37−7.25(m,3H); 7.21(d,2H); 5.40(s,2H); 3.80(t,2H); 3.21(s br 4H); 1.53(q,2H); 0.83(t,3H).
【0301】
実施例60(一般的方法(B))
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−1−プロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化74】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.66(s br,2H); 7.40−7.25(m,3H); 7.12(d,2H); 5.46(s,2H); 3.80(t,2H); 3.66(m,2H); 3.50(m,2H); 3.28(m,2H); 3.17(s br,2H); 1.99(m,2H); 1.53(q,2H); 0.83(t,3H).
【0302】
実施例61(一般的方法(B))
7−ベンジル−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化75】
1H−NMR(DMSO−d6):δ10.97(s,1H); 8.66(s br) 7.40−7.25(m,3H); 7.21(d,2H); 5.37(s,2H).
【0303】
実施例62(一般的方法(B))
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化76】
1H−NMR(DMSO−d6):δ10.84(s,1H); 8.61(s br 2H); 7.40−7.25(m,3H); 7.13(d,2H); 5.43(s,2H); 3.65(m,2H); 3.47(m,2H); 3.17(m,2H); 1.98(m,2H).
【0304】
実施例63(一般的方法(B))
2−(3−メチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル)−ベンゾニトリル
【化77】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.78(s br 2H); 7.88(d,1H); 7.63(t,1H); 7.49(t,1H); 7.08(d,1H); 5.55(s,2H); 3.73(t,2H); 3.22(s br,4H); 1.47(q,2H);0.78(t,3H).
【0305】
実施例64(一般的方法(B))
2−(8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−2,6−ジオキソ−1−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル)−ベンゾニトリル
【化78】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.66(s br,2H); 7.89(d,1H); 7.65(t,1H); 7.50(t,1H); 7.06(d,1H); 5.58(s,2H); 3.73(t,2H); 3.69(m,2H); 3.47(m,2H); 3.42(s,3H); 3.21(m,2H); 2.00(m,2H); 1.48(sextet,2H); 0.78(t,3H).
【0306】
実施例65(一般的方法(B))
2−(8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−2,6−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル)−ベンゾニトリル
【化79】
1H−NMR(DMSO−d6):δ10.84(s,1H); 8.94(s br,1H); 8.69(s br,1H); 7.89(d,1H); 7.66(t,1H); 7.50(t,1H); 7.06(d,1H); 5.56(s,2H); 3.68(m,2H); 3.46(m,2H); 3.42(s,3H).
【0307】
実施例66(一般的方法(B))
7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−1−プロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化80】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.73(s br,2H); 7.92(d,1H); 7.33(t,1H); 7.07(t,1H); 6.70(d,1H); 5.28(s,2H); 3.75(t,2H); 3.44(s,3H); 3.17(s br,4H); 1.49(sextet,2H); 0.80(t,3H).
【0308】
実施例67(一般的方法(B))
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−1−プロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化81】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.66(s br,2H); 7.93(d,1H); 7.35(t,1H); 7.08(t,1H); 6.69(d,1H); 5.30(s,2H); 3.75(t,2H); 3.43(s,3H); 3.28(m,2H); 3.17(m,2H); 1.95(m,2H); 1.50(sextet,2H); 0.81(t,3H).
【0309】
実施例68(一般的方法(B))
7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化82】
1H−NMR(DMSO−d6):δ10.96(s,1H); 8.72(s br); 7.72(d,1H); 7.34(t,1H); 7.07(t,1H); 6.73(d,1H); 5.26(s,2H); 3.15(m,4H).
【0310】
実施例69(一般的方法(B))
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化83】
1H−NMR(DMSO−d6):δ10.84(s,1H); 8.62(s br,2H); 7.93(d,1H); 7.36(t,1H); 7.08(t,1H); 6.69(d,1H); 5.28(s,2H); 3.65(dm,2H); 3.39(m,2H); 3.36(s,3H); 3.16(m,2H); 1.94(m,2H).
【0311】
実施例70(一般的方法(B))
3−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(3−ヒドロキシ−プロピル)−7−(2−イオド−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化84】
1H−NMR(DMSO−d6):δ(Selected peaks)8.62(s br,2H); 7.88(d,1H); 7.40−7.20(m,7H); 7.04(t,1H); 6.71(d,1H); 5.23(s,2H); 5.10(s,2H);
【0312】
実施例71(一般的方法(B))
3−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2−エトキシ−エチル)−7−(2−イオド−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化85】
1H−NMR(DMSO−d6):δ(Selected peaks)8.62(s br,2H); 7.88(d,1H); 7.40−7.20(m,7H); 7.04(t,1H); 6.71(d,1H); 5.24(s,2H); 5.101(s,2H); 0.93(t,3H).
【0313】
実施例72(一般的方法(B))
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−1−(3−フェニル−アルリル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化86】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.66(s br,2H); 7.50−7.20(m) 7.14(d,2H); 6.46(d,1H); 6.27(dt,1H); 5.47(s,2H); 4.61(d,2H); 3.67(m,2H); 3.50(m,2H); 3.43(s,3H); 3.17(m,2H); 2.00(m,2H).
【0314】
実施例73(一般的方法(B))
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−1−(3−フェニルアルリル)−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化87】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.66(s br,2H); 7.50−7.20(m) 7.14(d,2H); 6.46(d,1H); 6.27(dt,1H); 5.47(s,2H); 4.61(d,2H); 3.67(m,2H); 3.50(m,2H); 3.43(s,3H); 3.17(m,2H); 2.00(m,2H).
【0315】
実施例74(一般的方法(B))
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−1−(2−オキソ−2−フェニル−エチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化88】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.62(s br,2H); 8.05(d,2H); 7.71(t,1H); 7.58(t,2H); 7.40−7.25(m,3H); 7.13(d,3H) 5.46(s,2H); 5.35(s,2H); 3.71(m,2H); 3.53(m,2H); 3.44(s,3H); 3−20(m,2H); 2.01(m,2H).
【0316】
実施例75(一般的方法(B))
2−(7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−2,6−ジオキソ−2,3,6,7−テトラヒドロ−プリン−1−イルメチル)−ベンゾニトリル
【化89】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.66(s br,2H); 7.81(d,1H); 7.61(t,1H); 7.44(t,1H); 7.40−7.25(m,3H); 7.18(d,1H); 7.14(d,2H); 5.46(s,2H); 5.21(s,2H); 3.69(m,2H); 3.52(m,2H); 3.42(s,3H); 3.20(m,2H); 2.00(m,2H).
【0317】
実施例76(一般的方法(B))
(7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−2,6−ジオキソ−2,3,6,7−テトラヒドロ−プリン−1−イル)−アセトニトリル
【化90】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.66(s br,2H); 7.40−7.25(m,3H); 5.46(s,2H); 4.84(s,2H); 3.69(m,2H); 3.52(m,2H); 3.44(s,3H); 3.17(m,2H); 1.99(m,2H).
【0318】
実施例77(一般的方法(B))
3−メチル−7−(2−メチル−チアゾル−4−イルメチル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化91】
1H−NMR(DMSO−d6):δ10.99(s,1H); 8.88(s br,2H); 7.31(s,1H); 5.36(s,2H); 3.42(m,4H); 3.32(s,3H); 3.22(s br,4H); 2.60(s,3H)
【0319】
実施例78(一般的方法(B))
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−7−(2−メチル−チアゾル−4−イルメチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化92】
1H−NMR(DMSO−d6):δ10.87(s,1H); 8.88(s br,2H); 7.21(s,1H); 5.41(s,2H); 3.73(m,2H); 3.57(t,2H); 3.31(s br,4H); 3.23(s br,2H); 2.61(s,3H); 2.51(m,1H); 2.04(m,2H); HPLC−MS m/z=376
【0320】
実施例79(一般的方法(B))
3−メチル−7−(2−オキソ−2−フェニル−エチル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化93】
1H−NMR(DMSO−d6):δ11.00(s,1H); 9.89(s br,2H); 8.07(d,2H); 7.74(t,1H); 7.64(t,2H); 5.75(s,2H); 3.36(s,3H); 3.29(m,4H); 3.24(m,4H). HPLC−MS m/z=369
【0321】
実施例80(一般的方法(B))
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−7−(2−オキソ−2−フェニル−エチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化94】
1H−NMR(DMSO−d6):δ10.88(s,1H); 8.87(s br,2H); 8.09−7.60(m,5H); 5.80(s,2H); 3.67(t,2H); 3.46(t,2H); 3.34(s,3H); 3.21(t,2H); 2.01(m,2H). HPLC−MS m/z=383
【0322】
実施例81(一般的方法(B))
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−7−フェネチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化95】
1H−NMR(DMSO−d6):δ10.89(s,1H); 8.87(s br,2H); 7.29−7.12(m,5H); 4.29(t,2H); 3.54(m,2H); 3.42(t,2H); 3.28(s,3H); 3.21(s br,2H); 3.00(t,2H) 2.03(m,2H). HPLC−MS m/z=369
【0323】
実施例82(一般的方法(B))
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(3−ヒドロキシ−プロピル)−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化96】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.72(s br,2H); 7.93(d,1H); 7.35(t,1H); 7.08(t,1H); 6.70(d,1H); 5.29(s,2H); 3.84(t,2H); 3.66(m,2H); 3.43(s,3H); 3.42−3.33(m,4H) 3.27(m,2H); 3.15(m,2H); 1.94(m,2H); 1.62(q,2H); HPLC−MS(Method C): m/z=539(M+1); Rt=3.69min
【0324】
実施例83(一般的方法(B))
1−(3−ヒドロキシ−プロピル)−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化97】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.80(s br 2H); 7.92(d,1H); 7.33(t,1H); 7.07(t,1H); 6.71(d,1H); 5.27(s,2H); 3.83(t,2H); 3.44(s,3H); 3.37(t,2H); 3.29(m,2H); 3.16(m,2H); 1.62(q,2H); HPLC−MS(Method C): m/z=525(M+1); Rt=3.53min
【0325】
実施例84(一般的方法(B))
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2−エトキシ−エチル)−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化98】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.64(s br 2H); 7.93(d,1H); 7.35(t,1H); 7.08(t,1H); 6.69(d,1H); 5.28(s,2H); 3.96(t,2H); 3.66(m,2H); 3.16(m,2H); 3.43(s,3H); 1.01(t,3H). HPLC−MS(Method C): m/z=553(M+1); Rt=4.09min
【0326】
実施例85(一般的方法(B))
1−(2−エトキシ−エチル)−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化99】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.80(s br,2H); 7.92(d,1H); 7.32(t,1H); 7.07(t,1H); 6.70(d,1H); 5.27(s,2H); 3.96(t,1H); 3.48−3.40(m,5H); 3.38(q,2H); 3.30(m,4H); 3.16(m,4H); 1.00(t,3H). HPLC−MS(Method C): m/z=539(M+1); Rt=4.03min
【0327】
実施例86(一般的方法(B))
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−1−(2−フェノキシ−エチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化100】
HPLC−MS(Method C): m/z=601(M+1); Rt=4.73min
【0328】
実施例87(一般的方法(B))
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−イオド−ベンジル)−1−[2−(2−メトキシ−エトキシ)−エチル]−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化101】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.70(s br,2H); 7.93(d,1H); 7.35(t,1H); 7.08(t,1H); 6.70(d,1H); 5.29(s,2H); 3.96(t,2H); 3.66(m,2H); 3.52−3.44(m,4H); 3.43(s,3H); 3.42−3.37(m,2H); 3.36−3.31(m,2H); 3.26(m,2H); 3.20(m,5H); 1.94(m,2H). HPLC−MS(Method C): m/z=583(M+1); Rt=3.96min
【0329】
実施例88(一般的方法(B))
7−(2−イオド−ベンジル)−1−[2−(2−メトキシ−エトキシ)−エチル]−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化102】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.78(s br,2H); 7.93(d,1H); 7.33(t,1H); 7.07(t,1H); 6.70(t,1H); 5.27(s,2H); 3.96(t,2H); 3.52−3.42(m,4H); 3.44(s,3H); 3.38−3.27(m,6H); 3.20−3.12(m,4H) 3.18(s,3H). HPLC−MS(Method C): m/z=569(M+1); Rt=3.86min
【0330】
実施例89(一般的方法(B))
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(3,5−ジメトキシ−ベンジル)−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化103】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.70(s br,2H); 7.91(d,1H); 7.34(t,1H); 7.07(t,1H); 6.74(d,1H); 6.34(m,1H); 6.32(m,2H); 5.30(s,2H); 4.91(s,2H); 3.69(m,2H); 3.66(s,6H); 3.44(s,3H); 3.42(m,2H); 3.28(m,2H); 3.17(m,2H); 1.95(m,2H). HPLC−MS(Method C): m/z=631(M+1); Rt=4.72min
【0331】
実施例90(一般的方法(B))
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−イオド−ベンジル)−1−(3−メトキシ−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化104】
1H−NMR(DMSO−d6):δ8.70(s br,2H); 7.93(d,1H); 7.35(t,1H); 7.18(t,1H); 7.08(t,1H); 6.80−6.70(m,4H); 5.30(s,2H); 4.95(s,2H); 3.68(s,3H); 3.44(s,3H); 3.42(m,2H); 3.28(m,2H); 3.16(m,2H); 1.95(m,2H). HPLC−MS(Method C): m/z=601(M+1); Rt=4.62min
【0332】
実施例91(一般的方法(B))
7−ビフェニル−2−イルメチル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化105】
1H−NMR(DMSO−d6):δ10.81(s,1H); 8.74(s br,2H); 7.5−7.22(m,9H); 5.35(s,2H); 5.53(t,2H); 3.29(s,3H); 3.26(m,2H); 3.15(s br,2H); 3.06(s br,2H); 1.82(m,2H) HPLC−MS m/z=431
【0333】
実施例92(一般的方法(B))
7−(2−ブロモ−ベンジル)−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化106】
1H−NMR(DMSO−d6):δ10.89(s,1H); 8.8(s br,2H); 7.74−6.74(m,4H); 5.37(s,2H); 3.66(m,2H); 3.40(t,2H); 3.35(s,3H); 3.26(s br,2H); 3.16(s br,2H); HPLC−MS m/z=435
【0334】
実施例93(一般的方法(B))
7−(2−クロロ−ベンジル)−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化107】
1H−NMR(DMSO−d6):δ10.88(s,1H); 8.83(s br,2H); 7.55−7.47(m,1H) 7.42−7.25(m,2H) 6.87−6.78(m 1H); 5.43(s,2H); 3.66(t,2H); 3.41(t,2H); 3.35(s,3H); 3.27(s br,2H); 3.16(s br,2H); 1.95(m,2H). HPLC−MS m/z=389
【0335】
実施例94(一般的方法(C))
7−ベンジル−8−(3,5−ジメチル−ピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.2HCl
【化108】
HPLC−MS(Method B): m/z=383 (m+1); Rt=1.91min.
【0336】
実施例95(一般的方法(A))
7−(4−メトキシベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化109】
HPLC−MS(Method C) m/z=384(M+1); Rt=1.24min.
【0337】
実施例96(一般的方法(A))
(1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テトラヒドロプリン−7−イル)−フェニル酢酸メチルエステル.TFA
【化110】
HPLC−MS(Method C): m/z=413(M+1); Rt=1.31min.
【0338】
実施例97(一般的方法(A))
7−(5−クロロ−2−ニトロベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化111】
HPLC−MS(Method C): m/z=434(M+1); Rt=2.53min. Purity=100% (ELS)
【0339】
実施例98(一般的方法(A))
4−(1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テトラヒドロプリン−7−イルメチル)ベンゾニトリル.TFA
【化112】
HPLC−MS(Method C) m/z=380(M+1); Rt=1.21min.
【0340】
実施例99(一般的方法(A))
7−(4−メタンスルホニルベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化113】
HPLC−MS(Method C) m/z=433(M+1); Rt=1.05min.
【0341】
実施例100(一般的方法(A))
7−(2−フルオロ−6−ニトロベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化114】
HPLC−MS(Method C) m/z=418(M+1); 1.22min.
【0342】
実施例101(一般的方法(A))
7−(4−ベンジルオキシベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化115】
HPLC−MS(Method C) m/z=461(M+1); Rt=1.82min.
【0343】
実施例102(一般的方法(A))
7−(2,4−ジクロロベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化116】
HPLC−MS(Method C) m/z=425(M+2); Rt=1.57min. (Chlorine isotope signal)
【0344】
実施例103(一般的方法(A))
1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−7−(4−トリフルオロメチルベンジル)−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化117】
HPLC−MS(Method C) m/z=423(M+1); Rt=1.58min.
【0345】
実施例104(一般的方法(A))
7−ビフェニル−4−イルメチル−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化118】
HPLC−MS(Method C) m/z=431(M+1); Rt=1.76min
【0346】
実施例105(一般的方法(A))
3−(1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テトラヒドロプリン−7−イルメチル)安息香酸メチルエステル.TFA
【化119】
HPLC−MS(Method C) m/z=413(M+1); Rt=1.33min.
【0347】
実施例106(一般的方法(A))
4−(1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テトラヒドロプリン−7−イルメチル)安息香酸メチルエステル.TFA
【化120】
HPLC−MS(Method C) m/z=413(M+1); Rt=1.31min.
【0348】
実施例107(一般的方法(A))
7−ビフェニル−2−イルメチル−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化121】
HPLC−MS(Method C) m/z=431(M+1); Rt=1.55min.
【0349】
実施例108(一般的方法(A))
7−(4−tert−ブチルベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化122】
HPLC−MS(Method C) m/z=411(M+1); Rt=1.78min.
【0350】
実施例109(一般的方法(A))
1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−7−(4−トリフルオロメトキシベンジル)−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化123】
HPLC−MS(Method C) m/z=439(M+1); Rt=1.65min.
【0351】
実施例110(一般的方法(A))
7−(3,4−ジクロロベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化124】
HPLC−MS(Method C) m/z=424(M+1); Rt=2.87min. Purity 98% (ELS)
【0352】
実施例111(一般的方法(A))
1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−7−(4−[1,2,3]チアジアゾル−4−イルベンジル)−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン.TFA
【化125】
HPLC−MS(Method C) m/z=439(M+1); Rt=2.47min. Purity 80% (ELS)
【0353】
実施例112(一般的方法(A))
4−(1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テトラヒドロプリン−7−イルメチル)−3−メトキシ安息香酸メチルエステル.TFA
【化126】
HPLC−MS(Method C) m/z=443(M+1); Rt=2.50min. Purity >99% (ELS).
【0354】
実施例113(一般的方法(A))
7−シクロヘキシルメチル−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化127】
HPLC−MS(Method B): m/z=361(M+1); Rt=2.15min.
【0355】
実施例114(一般的方法(C))
7−ベンジル−8−(2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化128】
HPLC−MS(Method B): m/z=367; Rt=1.76min. TIC area 100%
【0356】
実施例115(一般的方法(A))
8−(6−ベンジル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−7−(2−イオド−ベンジル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化129】
HPLC−MS(Method B): m/z=585(M+1); Rt=2.87min; purity〜50%
【0357】
実施例116(一般的方法(A))
(S)−7−ベンジル−8−(3−ヒドロキシメチルピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン
【化130】
ピペラジン成分はピペラジン誘導体の調製の一般的方法に従って調製した。
MeOH−d4; d=7.1−7.4(m;5H); 5.4(d;2H); 3.5(s;3H); 3.45(m;2H); 3.25(s;3H); 2.9−3.2(m;3H); 2.0(m;1H); 1.2(s br;3H). HPLC−MS(Method B): m/z=385(M+1); Rt=1.65min.
【0358】
実施例117(一般的方法(C))
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1,3−ジメチル−7−(2−オキソ−2−ピロリジン−1−イル−エチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化131】
HPLC−MS(Method B): m/z=390; Rt=2.93min+0.43min; 43+56%
【0359】
実施例118(一般的方法(C))
7−(2−イオド−ベンジル)−1,3−ジメチル−8−(6−ピリジン−2−イルメチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン.TFA
【化132】
1H NMR(CDCl3):δ8.9(s br,2H); 8.65(d,1H); 8.2(t,1H); 7.85(d,1H); 7.15(t,1H); 7.5(d,1H); 7.3(t,1H); 7.0(t,1H); 6.75(d,1H); 5.45(s,2H); 3.05−3.8(m,3H); 3.5(s,3H); 3.3(s,4H); 2.8−3.25(m,7H). HPLC−MS(Method B): m/z=586(M+1); Rt=2.25min; Purity(UV)=97%.
【0360】
実施例119(一般的方法(A))
7−(2−ブロモ−ベンジル)−1,3−ジメチル−8−(6−ピリジン−2−イルメチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化133】
HPLC−MS(Method B): m/z=538 & 541(M+1; M+2); Rt=1.94min
【0361】
実施例120(一般的方法(D))
(S)7−ベンジル−8−(3−ベンジル−ピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化134】
1H−NMR(CDCl3):δ7.24(m,10H); 5.32(m,2H); 3.52(s,3H); 3.11(m,11H); 2.68(m,2H). HPLC−MS(Method B): m/z=445(M+1), 354, 263; Rt=4.13
【0362】
実施例121(一般的方法(D))
7−ベンジル−1,3−ジメチル−8−(3−フェネチル−ピペラジン−1−イル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化135】
1H−NMR(DMSO−d6):δ7.25(m,10H); 5.41(s,2H); 3.30(m,15H); 1.88(m,2H). HPLC−MS(Method B): m/z=481(M+Na), 459/460(M+1); Rt=2.52min.
【0363】
実施例122(一般的方法(D))
(R)−7−ベンジル−8−(3−ベンジルピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン
【化136】
1H−NMR(CDCl3):δ7.24(m,10H); 5.34(m,2H); 3.55(s,3H); 3.34(m,5H); 2.78(m,7H); 1.70(s,1H). HPLC−MS(Method B): m/z=445/446(M+1), 468(M+Na); Rt=2.56min.
【0364】
実施例123(一般的方法(D))
7−ベンジル−8−(3−(2−ヒドロキシ−ベンジル)−ピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化137】
1H−NMR(MeOH−d4):δ7.28(m,3H); 7.11(m,4H); 6.81(m,2H); 5.43(m,2H); 3.70(m,1H); 3.31(m,14H); 2.88(s,2H). HPLC−MS(Method B): m/z=461/462(m+1); 483(M+Na); Rt=2.409
【0365】
実施例124(一般的方法(D))
7−ベンジル−8−(3−(2−メトキシ−ベンジル)−ピペラジン−1−イル)1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化138】
1H−NMR(CDCl3):δ7.22(m,7H); 6.87(m,2H); 5.32(m,2H); 3.83(s,3H); 3.54(s,3H); 3.33(m,5H); 2.79(m,7H); 1.87(s,1H) HPLC−MS(Method B): m/z=475, 476,477(M+1); Rt=2.57
【0366】
実施例125(一般的方法(D))
(R)7−ベンジル−8−(3−(4−メトキシ−ベンジル)−ピペラジン−1−イル)1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化139】
1H−NMR(CDCl3):δ7.25(m,5H); 7.08(m,2H); 6.84(m,2H); 5.34(m,2H); 3.80(s,3H); 3.55(s,3H); 3.38(s,3H); 3.29(m,2H); 2.88(m,5H); 2.52(m,2H); 1.64(s,1H) HPLC−MS(Method B): m/z=497(M+1), 475/476/477(M+1); Rt=2.368min
【0367】
実施例126(一般的方法(D))
(R)−7−ベンジル−8−(3−(4−ヒドロキシ−ベンジル)−ピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化140】
1H−NMR(DMSO−d6):δ9.38(s,1H); 8.86(s,2H); 7.29(m,3H); 7.13(m,2H);6.98(m,2H); 6.72(m,2H); 5.36(m,2H); 3.09(m,15H) HPLC−MS(Method B): m/z=943(2M+Na), 461/462(M+1); Rt=2.017
【0368】
実施例127(一般的方法(D))
(R)−7−ベンジル−1,3−ジメチル−8−(3−(4−ニトロ−ベンジル)−ピペラジン−1−イル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化141】
1H−NMR(CDCl3):δ8.17(m,2H); 7.30(m,7H); 5.34(s,2H); 3.55(s,3H); 3.00(m,12H) HPLC−MS(Method B): m/z=490/491(M+1); Rt=2.522
【0369】
実施例128(一般的方法(D))
(R)−7−ベンジル−8−(3−(4−フルオロ−ベンジル)−ピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化142】
1H−NMR(CDCl3):δ7.32(m,2H); 7.08(m,7H); 5.34(m,2H); 3.55(m,3H); 2.93(m,12H) HPLC−MS(Method B): m/z=947(2M+Na), 485(M+Na), 463/464(M+1) Rt=2.35min
【0370】
実施例129(一般的方法(D))
(R)−4−(4−(7−ベンジル−1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−2,3,6,7−テトラヒドロ−1H−プリン−8−イル)−ピペラジン−2−イルメチル)−ベンゾニトリル
【化143】
1H−NMR(CDCl3):δ7.61(m,2H); 7.26(m,7H); 5.34(s,2H); 3.53(s,3H); 3.28(m,5H); 2.83(m,7H)
HPLC−MS(Method B): m/z=492(M+Na), 470/471(M+1); Rt=2.334
【0371】
実施例130(一般的方法(D))
(R)−6−(8−(3−ベンジル−ピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル)−ニコチノニトリル
【化144】
1H−NMR(CDCl3):δ8.67(m,1H); 7.88(m,1H); 7.22(m,6H); 5.40(s,2H); 3.55(m,3H); 3.33(m,5H); 2.85(m,7H) HPLC−MS(Method B):m/z=963(2M+Na), 471/472(M+1); Rt=1.791min.
【0372】
実施例131(一般的方法(D))
(R)−7−ベンジル−1,3−ジメチル−8−(3−チアゾル−4−イルメチル−ピペラジン−1−イル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化145】
1H−NMR(CDCl3):δ8.77(m,1H); 7.26(m,5H); 7.02(m,1H); 5.35(m,2H); 3.54(s,3H); 2.74(m,12H) HPLC−MS (Method B): m/z=452/453(M+1) Rt=2.220min.
【0373】
実施例132(一般的方法(D))
(R)−2−[1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−(3−チオフェン−2−イルメチル−ピペラジン−1−イル)−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル]−ベンゾニトリル
【化146】
1H−NMR(CDCl3):δ7.70(s,1H); 7.55(s,1H); 7.40(s,1H); 7.13(s,2H); 6.88(s,3H); 5.56(s,2H); 3.58(s,3H); 2.96(m,12H) HPLC−MS(Method B):Ret.tid=2.40min. m/z=489(M+Na), 476/477(M+1)
前記の一般的方法を用いることにより、さらに下記の化合物を調製することができる。
【0374】
実施例133
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−1−(テトラヒドロ−フラン−2−イルメチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化147】
【0375】
実施例134
7−ベンジル−1−(2−シクロヘキシル−エチル)−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化148】
【0376】
実施例135
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−1−(5−メチル−ヘキシル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化149】
【0377】
実施例136
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−1−(3−メチル−ブチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化150】
【0378】
実施例137
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2−エトキシ−エチル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化151】
【0379】
実施例138
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−1−(テトラヒドロ−フラン−2−イルメチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化152】
【0380】
実施例139
7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−1−(テトラヒドロ−フラン−2−イルメチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化153】
【0381】
実施例140
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−1−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルメチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化154】
【0382】
実施例141
7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−1−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルメチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化155】
【0383】
実施例142
7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−1−(2−フェノキシ−エチル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化156】
【0384】
実施例143
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−イオド−ベンジル)−1−(2−メトキシ−エチル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化157】
【0385】
実施例144
7−(2−イオド−ベンジル)−1−(2−メトキシ−エチル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化158】
【0386】
実施例145
1−(2−ベンジルオキシ−エチル)−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化159】
【0387】
実施例146
1−(2−ベンジルオキシ−エチル)−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化160】
【0388】
実施例147
1−(3,5−ジメトキシ−ベンジル)−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化161】
【0389】
実施例148
7−(2−イオド−ベンジル)−1−(3−メトキシ−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化162】
【0390】
実施例149
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−1−(3−トリフルオロメトキシ−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化163】
【0391】
実施例150
7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−1−(3−トリフルオロメトキシ−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化164】
【0392】
実施例151
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2−ヒドロキシ−プロピル)−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化165】
【0393】
実施例152
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2,2−ジエトキシ−エチル)−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化166】
【0394】
実施例153
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2,2−ジメトキシ−エチル)−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化167】
【0395】
実施例154
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2−[1,3]ジオキソラン−2−イル−エチル)−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化168】
【0396】
実施例155
1−(2−[1,3]ジオキソラン−2−イル−エチル)−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化169】
【0397】
実施例156
1−[1,3]ジオキソラン−2−イルメチル−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化170】
【0398】
実施例157
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2−[1,3]ジオキサン−2−イル−エチル)−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化171】
【0399】
実施例158
1−(2−[1,3]ジオキサン−2−イル−エチル)−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化172】
【0400】
実施例159
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2,3−ジヒドロキシ−プロピル)−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化173】
【0401】
実施例160
1−(2,3−ジヒドロキシ−プロピル)−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化174】
【0402】
実施例161
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(3−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化175】
【0403】
実施例162
1−(3−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化176】
【0404】
実施例163
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−1−[3−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−プロピル]−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化177】
【0405】
実施例164
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2−フルオロ−エチル)−7−(2−イオド−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化178】
【0406】
実施例165
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(3−ヒドロキシ−プロピル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化179】
【0407】
実施例166
7−ビフェニル−2−イルメチル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン
【化180】
Claims (54)
- 下記式I:
R1は、C=O;C=S;C1−C2アルキル;C2アルケニル;C2アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロヘテロアルキル;アリール;アリール−C1−C3アルキル;ヘテロアリール;ヘテロアリール−C1−C3アルキルであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、アリール−C1−C3アルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリール−C1−C3アルキルは独立して、1又は複数のR4により任意に置換されていてもよく;
R2は、H;C1−C7アルキル;C2−C7アルケニル;C2−C7アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロヘテロアルキル;アリール;アリール−C1−C3アルキル;ヘテロアリール−C1−C3アルキル;ヘテロアリール;シアノ;ハロゲン;ヒドロキシ;ニトロ;−SH;−SR5;−SOR5;−SO2R5;カルボキシ;−CO2R4;−CON(R5)2;C1−C10アルキルオキシ;C2−C10アルケニルオキシ;C2−C10アルキニルオキシ;アリールオキシ;ヘテロアリールオキシであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、アリール−C1−C3アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−C1−C3アルキル、アルキルオキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アリールオキシ、又はへテロアリールオキシは独立して、1又は複数のR11により任意に置換されていてもよく;
R3は、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロヘテロアルキル;アリール;アリール−C1−C3アルキル;ヘテロアリール−C1−C3アルキル;ヘテロアリール;C1−C10−アルキル−O− C1−C6アルキル;カルボキシ;シアノ;ニトロ;ハロゲン;ヒドロキシであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロへテロアルキル、アリール、アリール−C1−C3アルキル、ヘテロアリールC1−C3アルキル、ヘテロアリール又はアルキル−O−アルキルは独立して、1又は複数のR12により任意に置換されていてもよく;同じ炭素原子に結合される2つのR3はスピロ系を形成することができ;
R4, R11, R12及びR17は独立して、C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロへテロアルキル;アリール;ヘテロアリール;シアノ;ハロゲン;ヒドロキシ;ニトロ;トリフルオロメチル;N(R13)2;=O;=S;C2−C10アルキルオキシ;C2−C10アルケニルオキシ;C2−C10アルキニルオキシ;アリールオキシ;ヘテロアリールオキシであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルオキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アリールオキシ、又はヘテロアリールオキシは独立して、1又は複数のR8により任意に置換されていてもよく;同じ炭素原子に結合される2つのR4はスピロ複素環式系、好ましくはヒダントイン、チオビダントイン、オキサゾリジン−2,5−ジオンを形成することができ;
R5は、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロへテロアルキル;アリール;アリール−C1−C5アルキル;ヘテロアリール;ヘテロアリール−C1−C5アルキルであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリールアルキルは独立して、1又は複数のR14により任意に置換されていてもよく;
R6は、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロへテロアルキル;アリール;ヘテロアリールであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール又はヘテロアリールは独立して、1又は複数のR15により任意に置換されていてもよく;
R7は、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロへテロアルキル;アリール;ヘテロアリールであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール又はヘテロアリールは独立して、1又は複数のR16により任意に置換されていてもよく;
R8, R14, R15及びR16は独立して、H;ニトロ;−OCH3;シアノ;ハロゲン;−OH;−SH;−SCH3であり;
R9は、H;ハロゲン;C1−C10アルキル又はアリールであり、ここでアルキル又はアリールは独立して、1又は複数のR17により任意に置換されていてもよく;
R10は、H;ハロゲンであり;又は
R9及びR10は、シクロプロピル環を形成するために連結されていてもよく;
R13は、H;C1−C10アルキル又はアリールである]
で表される化合物(但し、次の化合物:
1,3−ジメチル−7−(2−オキソ−プロピル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
1,3,1’,3’,7’−ペンタメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7,3’,7’−テトラヒドロ−7,8’−メタンジイル−ビス−プリン−2,6−ジオン;
3,4,5−トリメトキシ−安息香酸2−(1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テロラヒドロ−プリン−7−イル)−エチルエステル;
7−[2−ヒドロキシ−3−(4−メトキシ−フェノキシ)−プロピル]−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−[2−ヒドロキシ−2−(4−ニトロ−フェニル)−エチル]−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7,8,9−テトラヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(4−クロロ−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2−クロロ−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−エチル−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−1,7−ジプロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−メチル−7−(3−メチル−ブチル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ブチル−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−メチル−7−(3−フェニル−プロピル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ブト−2−エニル−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(3−クロロ−ブト−2−エニル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,5−ジオン;
7−ヘプチル−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−メチル−7−(1−フェニル−エチル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−メチル−7−(3−メチル−ベンジル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−メチル−7−プロピル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;及び
3−メチル−7−ペンチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオンが除外される)、又は医薬的に許容できる酸又は塩基とのその塩。 - 下記式I:
R1は、C=O;C=S;C1−C2アルキル;C2アルケニル;C2アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロヘテロアルキル;アリール;アリール−C1−C3アルキル;ヘテロアリール;ヘテロアリール−C1−C3アルキルであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、アリール−C1−C3アルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリール−C1−C3アルキルは独立して、1又は複数のR4により任意に置換されていてもよく;
R2は、H;C1−C7アルキル;C2−C7アルケニル;C2−C7アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロヘテロアルキル;アリール;アリール−C1−C3アルキル;ヘテロアリール−C1−C3アルキル;ヘテロアリール;シアノ;ハロゲン;ヒドロキシ;ニトロ;−SH;−SR5;−SOR5;−SO2R5;カルボキシ;−CO2R4;−CON(R5)2;C1−C10アルキルオキシ;C2−C10アルケニルオキシ;C2−C10アルキニルオキシ;アリールオキシ;ヘテロアリールオキシであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、アリール−C1−C3アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−C1−C3アルキル、アルキルオキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アリールオキシ、又はへテロアリールオキシは独立して、1又は複数のR11により任意に置換されていてもよく;
R3は、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロヘテロアルキル;アリール;アリール−C1−C3アルキル;ヘテロアリール−C1−C3アルキル;ヘテロアリール;C1−C10−アルキル−O− C1−C6アルキル;カルボキシ;シアノ;ニトロ;ハロゲン;ヒドロキシであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロへテロアルキル、アリール、アリール−C1−C3アルキル、ヘテロアリールC1−C3アルキル、ヘテロアリール又はアルキル−O−アルキルは独立して、1又は複数のR12により任意に置換されていてもよく;同じ炭素原子に結合される2つのR3はスピロ系を形成することができ;
R4, R11, R12及びR17は独立して、C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロへテロアルキル;アリール;ヘテロアリール;シアノ;ハロゲン;ヒドロキシ;ニトロ;トリフルオロメチル;N(R13)2;=O;=S;C2−C10アルキルオキシ;C2−C10アルケニルオキシ;C2−C10アルキニルオキシ;アリールオキシ;ヘテロアリールオキシであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルオキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アリールオキシ、又はヘテロアリールオキシは独立して、1又は複数のR8により任意に置換されていてもよく;同じ炭素原子に結合される2つのR4はスピロ複素環式系、好ましくはヒダントイン、チオビダントイン、オキサゾリジン−2,5−ジオンを形成することができ;
R5は、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロへテロアルキル;アリール;アリール−C1−C5アルキル;ヘテロアリール;ヘテロアリール−C1−C5アルキルであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリールアルキルは独立して、1又は複数のR14により任意に置換されていてもよく;
R6は、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロへテロアルキル;アリール;ヘテロアリールであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール又はヘテロアリールは独立して、1又は複数のR15により任意に置換されていてもよく;
R7は、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロへテロアルキル;アリール;ヘテロアリールであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール又はヘテロアリールは独立して、1又は複数のR16により任意に置換されていてもよく;
R8, R14, R15及びR16は独立して、H;ニトロ;−OCH3;シアノ;ハロゲン;−OH;−SH;−SCH3であり;
R9は、H;ハロゲン;独立して、1又は複数のR17により任意に置換されたC1−C10アルキルであり;
R10は、H;ハロゲンであり;又は
R9及びR10は、シクロプロピル環を形成するために連結されていてもよく;
R13は、H;C1−C10アルキル又はアリールである]
で表される化合物、又は医薬的に許容できる酸又は塩基とのその塩。 - 下記式I:
R1は、C=O;C=S;C1−C2アルキル;C2アルケニル;C2アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロヘテロアルキル;アリール;アリール−C1−C3アルキル;ヘテロアリール;ヘテロアリール−C1−C3アルキルであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、アリール−C1−C3アルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリール−C1−C3アルキルは独立して、1又は複数のR4により任意に置換されていてもよく;
R2は、H;C1−C7アルキル;C2−C7アルケニル;C2−C7アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロヘテロアルキル;アリール;アリール−C1−C3アルキル;ヘテロアリール−C1−C3アルキル;ヘテロアリール;シアノ;ハロゲン;ヒドロキシ;ニトロ;−SH;−SR5;−SOR5;−SO2R5;カルボキシ;−CO2R4;−CON(R5)2;C1−C10アルキルオキシ;C2−C10アルケニルオキシ;C2−C10アルキニルオキシ;アリールオキシ;ヘテロアリールオキシであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、アリール−C1−C3アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−C1−C3アルキル、アルキルオキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アリールオキシ、又はへテロアリールオキシは独立して、1又は複数のR11により任意に置換されていてもよく;
R3は、C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロヘテロアルキル;アリール;アリール−C1−C3アルキル;ヘテロアリール−C1−C3アルキル;ヘテロアリール;C1−C10−アルキル−O− C1−C6アルキル;カルボキシ;シアノ;ニトロ;ハロゲン;ヒドロキシであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロへテロアルキル、アリール、アリール−C1−C3アルキル、ヘテロアリールC1−C3アルキル、ヘテロアリール又はアルキル−O−アルキルは独立して、1又は複数のR12により任意に置換されていてもよく;同じ炭素原子に結合される2つのR3はスピロ系を形成することができ;
R4, R11, R12及びR17は独立して、C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロへテロアルキル;アリール;ヘテロアリール;シアノ;ハロゲン;ヒドロキシ;ニトロ;トリフルオロメチル;N(R13)2;=O;=S;C2−C10アルキルオキシ;C2−C10アルケニルオキシ;C2−C10アルキニルオキシ;アリールオキシ;ヘテロアリールオキシであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルオキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アリールオキシ、又はヘテロアリールオキシは独立して、1又は複数のR8により任意に置換されていてもよく;同じ炭素原子に結合される2つのR4はスピロ複素環式系、好ましくはヒダントイン、チオビダントイン、オキサゾリジン−2,5−ジオンを形成することができ;
R5は、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロへテロアルキル;アリール;アリール−C1−C5アルキル;ヘテロアリール;ヘテロアリール−C1−C5アルキルであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリールアルキルは独立して、1又は複数のR14により任意に置換されていてもよく;
R6は、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロへテロアルキル;アリール;ヘテロアリールであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール又はヘテロアリールは独立して、1又は複数のR15により任意に置換されていてもよく;
R7は、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロへテロアルキル;アリール;ヘテロアリールであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール又はヘテロアリールは独立して、1又は複数のR16により任意に置換されていてもよく;
R8, R14, R15及びR16は独立して、H;ニトロ;−OCH3;シアノ;ハロゲン;−OH;−SH;−SCH3であり;
R9は、H;ハロゲン;独立して、1又は複数のR17により任意に置換されていてもよいC1−C10アルキルであり;;
R10は、H;ハロゲンであり;又は
R9及びR10は、シクロプロピル環を形成するために連結され得;
R13は、H;C1−C10アルキル又はアリールである]
で表される化合物、又は医薬的に許容できる酸又は塩基とのその塩。 - 前記R1が、C=O; C1−C2アルキル;C2アルケニル;C2アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロヘテロアルキル;アリール;又はヘテロアリールであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、又はヘテロアリールが独立して、1又は複数のR4により任意に置換されていてもよい請求項1〜3のいずれか1項記載の化合物。
- 前記R1が、C=O; C1−C2アルキル; C3−C7シクロアルキル;アリール;又はヘテロアリールであり、ここで個々のアルキル、シクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールが独立して、1又は複数のR4により任意に置換されていてもよい請求項4記載の化合物。
- 前記R1が、C=O;又は独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリールである請求項5記載の化合物。
- 前記R1が、独立して、1又は複数のR4により任意に置換されたアリールである請求項6記載の化合物。
- 前記R1が、アリールである請求項7記載の化合物。
- 前記R1が、フェニルである請求項7記載の化合物。
- R2が、H;C1−C7アルキル;C2−C7アルケニル;C2−C7アルキニル;C3−C7シクロアルキル;C3−C7シクロヘテロアルキル;アリール;ヘテロアリール;シアノ;ハロゲン;ヒドロキシ;ニトロ;−SH;−SR5;−SOR5;−SO2R5;−CO2R4; C1−C10アルキルオキシ;C2−C10アルケニルオキシ;C2−C10アルキニルオキシであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルオキシ、アルケニルオキシ、又はアルキニルオキシは独立して、1又は複数のR11により任意に置換されていてもよい請求項1〜9のいずれか1項記載の化合物。
- R2が、H;C1−C7アルキル; C3−C7シクロヘテロアルキル;アリール;シアノ;ハロゲン;ニトロ;−SR5;−SO2R5;−CO2R4; 又はC1−C10アルキルオキシであり、ここで個々のアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、又はアルキルオキシは独立して、1又は複数のR11により任意に置換される請求項10項記載の化合物。
- R2が、H;C1−C7アルキル; C3−C7シクロヘテロアルキル;アリール;シアノ;ハロゲン;−CO2R4; 又はC1−C10アルキルオキシであり、ここで個々のアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、又はアルキルオキシは独立して、1又は複数のR11により任意に置換されていてもよい請求項11項記載の化合物。
- R2が、H;C1−C7アルキル;シアノ;ハロゲン又はC1−C10アルキルオキシであり、ここで個々のアルキル、又はアルキルオキシは独立して、1又は複数のR11により任意に置換されていてもよい請求項12項記載の化合物。
- R2が、H;シアノ;又はハロゲンである請求項13項記載の化合物。
- R2が、Hである請求項14項記載の化合物。
- R3が、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;アリール; C1−C10−アルキル−O− C1−C6アルキル;シアノ;ニトロ;ハロゲン;ヒドロキシであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、又はアルキル−O−アルキルは独立して、1又は複数のR12により任意に置換されていてもよく;同じ炭素原子に結合される2つのR3はスピロ系を形成することができる請求項1,2及び4〜15のいずれか1項記載の化合物。
- R3が、H;C1−C10アルキル; C1−C10−アルキル−O− C1−C6アルキル;ヒドロキシであり、ここで個々のアルキル、又はアルキル−O−アルキルは独立して、1又は複数のR12により任意に置換され;同じ炭素原子に結合される2つのR3はスピロ系を形成することができる請求項16項記載の化合物。
- R3が、H;又は独立して、1又は複数のR12により任意に置換さたC1−C10アルキルであり;同じ炭素原子に結合される2つのR3はスピロ系を形成することができる請求項17項記載の化合物。
- R3が、H;又はC1−C10アルキルである請求項18項記載の化合物。
- R3が、メチル、エチル又はイソプロピルである請求項19項記載の化合物。
- R3が、Hである請求項19項記載の化合物。
- R3が、C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;アリール; C1−C10−アルキル−O− C1−C6アルキル;シアノ;ニトロ;ハロゲン;ヒドロキシであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、又はアルキル−O−アルキルは独立して、1又は複数のR12により任意に置換されていてもよく;同じ炭素原子に結合される2つのR3はスピロ系を形成することができる請求項16項記載の化合物。
- R3が、C1−C10アルキル; C1−C10−アルキル−O− C1−C6アルキル;ヒドロキシであり、ここで個々のアルキル、又はアルキル−O−アルキルは独立して、1又は複数のR12により任意に置換され;同じ炭素原子に結合される2つのR3はスピロ系を形成することができる請求項22項記載の化合物。
- R3が、独立して、1又は複数のR12により任意に置換されていてもよいC1−C10アルキルであり;同じ炭素原子に結合される2つのR3はスピロ系を形成することができる請求項23項記載の化合物。
- R3が、C1−C10アルキルである請求項24項記載の化合物。
- R3が、メチル、エチル又はイソプロピルである請求項30項記載の化合物。
- R4が、C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;アリール;ヘテロアリール;シアノ;ハロゲン;ヒドロキシ;ニトロであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールは独立して、1又は複数のR8により任意に置換される請求項1〜26のいずれか1項記載の化合物。
- R4が、C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;又はC2−C10アルキニルであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、又はアルキニルは独立して、1又は複数のR8により任意に置換される請求項27項記載の化合物。
- R4が、1又は複数のR8により任意に置換されたC1−C10アルキルである請求項28項記載の化合物。
- R4が、C1−C10アルキルである請求項29項記載の化合物。
- R4が、メチルである請求項30項記載の化合物。
- R5が、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル;アリール;ヘテロアリールであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールは独立して、1又は複数のR14により任意に置換される請求項1〜31のいずれか1項記載の化合物。
- R5が、C1−C10アルキル又はアリールであり、ここで個々のアルキル又はアリールは独立して、1又は複数のR14により任意に置換される請求項32項記載の化合物。
- R6が、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;C3−C7シクロアルキル又はアリールであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル又はアリールは独立して、1又は複数のR15により任意に置換される請求項1〜33のいずれか1項記載の化合物。
- R6が、H;C1−C10アルキル;又はC2−C10アルケニルであり、ここで個々のアルキル、又はアルケニルは独立して、1又は複数のR15により任意に置換される請求項34項記載の化合物。
- R6が、H;又は独立して、1又は複数のR15により任意に置換されたC1−C10アルキルである請求項35項記載の化合物。
- R6が、Hである請求項36項記載の化合物。
- R6が、独立して、1又は複数のR15により任意に置換されたC1−C10アルキルである請求項36項記載の化合物。
- R6が、C1−C10アルキルである請求項38項記載の化合物。
- R6が、メチルである請求項39項記載の化合物。
- R7が、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニルであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、又はアルキニルは独立して、1又は複数のR16により任意に置換される請求項1〜40のいずれか1項記載の化合物。
- R7が、独立して、1又は複数のR16により任意に置換されたC1−C10アルキルである請求項41項記載の化合物。
- R7が、C1−C10アルキルである請求項42項記載の化合物。
- R8が、−OCH3である請求項1〜43のいずれか1項記載の化合物。
- R9が、アリールである請求項1〜44のいずれか1項記載の化合物。
- R11が、C1−C10アルキル;アリール;シアノ;ハロゲンであり、ここで個々のアルキル又はアリールは独立して、1又は複数のR8により任意に置換される請求項1〜45のいずれか1項記載の化合物。
- R11が、ハロゲンである請求項46項記載の化合物。
- R12が、C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C2−C10アルキニル;アリール;ヘテロアリール;シアノ;ハロゲン;ヒドロキシ;ニトロであり、ここで個々のアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリールは独立して、1又は複数のR8により任意に置換される請求項1〜47のいずれか1項記載の化合物。
- R12が、アリール;ヘテロアリール;又はヒドロキシであり、ここで個々のアリール及びヘテロアリールは独立して、1又は複数のR8により任意に置換される請求項48項記載の化合物。
- R12が、フェニル、ピリジル又はピロリジニルである請求項49項記載の化合物。
- R12が、ヒドロキシである請求項49項記載の化合物。
- R12が、ハロゲンである請求項1〜51のいずれか1項記載の化合物。
- 7−ベンジル−8−(6−ヒドロキシメチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−(6−ヒドロキシ−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−(3−ヒドロキシメチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
1,3−ジメチル−7−(4−メチルベンジル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
3−(1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テトラヒドロプリン−7−イルメチル)ベンゾニトリル;
2−(1,3−ジメチル−2,6−ジオオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テトラヒドロプリン−7−イルメチル)ベンゾニトリル;
1,3−ジメチル−7−(1−フェニルエチル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
7−(2−ヨードベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−7−(2−トリフルオロメチルベンジル)−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
1,3−ジメチル−7−ナフタレン−1−イルメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
1,3−ジメチル−7−ナフタレン−2−イルメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
7−(3−ブロモベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−(3−イソプロピルピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
1,3−ジメチル−7−(2−オキソ−2−ピロリジン−1−イル−エチル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
2−(8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル)−ベンゾニトリル;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−ヨード−ベンジル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2−ジフルオロメトキシ−ベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2,3−ジメトキシ−ベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−7−(2−トリフルオロメトキシ−ベンジル)−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−7−(2−トリフルオロメチルスルファニル−ベンジル)−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
4−(1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イル)−ブチロニトリル;
(R)−7−ベンジル−8−(3−イソプロピルピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
(S)−7−ベンジル−8−(3−イソプロピルピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−(6,9−ジアザスピロ[4,5]デク−9−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−(ピペラジン−3−スピロ−3’−ビシクロ[2,2,1]ヘプタン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−メトキシ−ベンジル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1,3−ジメチル−7−ナフタレン−1−イルメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−フルオロ−ベンジル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1,3−ジメチル−7−(2−メチル−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2−クロロ−ベンジル)−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2−ブロモ−ベンジル)−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1,3−ジメチル−7−(2−トリフルオロメチル−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1,3−ジメチル−7−(2−ニトロ−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−ベンジル−8−ピペラジン−1−イル−7−(2−トリフルオロメチル−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3,7−ジベンジル−1−(2−ヒドロキシ−エチル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−ベンジル−7−フェネチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3,7−ジベンジル−8−[1,4]ジアゼペン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼペン−1−イル−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3,7−ジベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−プロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3,7−ジベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2−ヒドロキシ−エチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
2−(3,7−ジベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−2,6−ジオキソ−2,3,6,7−テトラヒドロ−プリン−1−イル)−N, N−ジエチル−アセトアミド;
1,3,7−トリベンジル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
1,3,7−トリベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
(S)−7−ベンジル−8−(3−ベンジルオキシメチルピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
3,7−ジベンジル−8−ピペラジン−1−イル−1−プロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3,7−ジベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−プロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3,7−ジベンジル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3,7−ジベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
2−(3−ベンジル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル)−ベンゾニトリル;
2−(3−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−2,6−ジオキソ−1−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル)−ベンゾニトリル;
2−(3−ベンジル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル)−ベンゾニトリル;
2−(3−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−2,6−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル)−ベンゾニトリル;
3−ベンジル−7−(2−ヨード−ベンジル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−ヨード−ベンジル)−1−プロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−ベンジル−7−(2−ヨード−ベンジル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−ヨード−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−1−プロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−1−プロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
2−(3−メチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル)−ベンゾニトリル;
2−(8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−2,6−ジオキソ−1−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル)−ベンゾニトリル;
2−(8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−イル−3−メチル−2,6−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル)−ベンゾニトリル;
7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−1−プロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−1−プロピル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,8−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(3−ヒドロキシ−プロピル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2−エトキシ−エチル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−1−(3−フェニル−アリル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−1−(2−オキソ−2−フェニル−エチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
2−(7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−2,6−ジオキソ−2,3,6,7−テトラ−プリン−1−イルメチル)−ベンゾニトリル;
(7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−2,6−ジオキソ−2,3,6,7−テトラヒドロ−プリン−1−イル)−アセトニトリル;
3−メチル−7−(2−メチル−チアゾール−4−イルメチル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−7−(2−メチル−チアゾール−4−イルメチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
3−メチル−7−(2−オキソ−2−フェニル−エチル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−7−(2−オキソ−2−フェニル−エチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−7−フェネチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(3−ヒドロキシ−プロピル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
1−(3−ヒドロキシ−プロピル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2−エトキシ−エチル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
1−(2−エトキシ−エチル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−1−(2−フェノキシ−エチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−ヨード−ベンジル)−1−[2−(2−メトキシ−エトキシ)−エチル]−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2−ヨード−ベンジル)−1−[2−(2−メトキシ−エトキシ)−エチル]−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(3,5−ジメトキシ−ベンジル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−ヨード−ベンジル)−1−(3−メトキシ−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ビフェニル−2−イルメチル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2−ブロモ−ベンジル)−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2−クロロ−ベンジル)−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−(3,5−ジメチル−ピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−ヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(4−メトキシベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
(1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テトラヒドロプリン−7−イル)−フェニル酢酸メチルエステル;
7−(5−クロロ−2−ニトロベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
4−(1,3−ジメチル−2,6−ジオン−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テトラヒドロプリン−7−イルメチル)ベンゾニトリル;
7−(4−メタンスルホニルベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
7−(2−フルオロ−6−ニトロベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
7−(4−ベンジルオキシベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
7−(2,4−ジクロロベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−7−(4−トリフルオロメチルベンジル)−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
7−ビフェニル−4−イルメチル−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
3−(1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テトラヒドロプリン−7−イルメチル)安息香酸メチルエステル;
4−(1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テトラヒドロプリン−7−イルメチル)安息香酸メチルエステル;
7−ビフェニル−2−イルメチル−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
7−(4−tert−ブチルベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−7−(4−トリフルオロメトキシベンジル)−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
7−(3,4−ジクロロベンジル)−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−7−(4−[1,2,3]チアジアゾール−4−イルベンジル)−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
4−(1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−ピペラジン−1−イル−1,2,3,6−テトラヒドロプリン−7−イルメチル)−3−メトキシ安息香酸メチルエステル;
7−シクロヘキシルメチル−1,3−ジメチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−(2,5−ジアザ−ビシクロ[2,2,1]ヘプト−2−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−(6−ベンジル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
(S)−7−ベンジル−8−(3−ヒドロキシメチルピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1,3−ジメチル−7−(2−オキソ2−ピロリジン−1−イル−エチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2−ヨード−ベンジル)−1,3−ジメチル−8−(6−ピリジン−2−イルメチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2−ブロモ−ベンジル)−1,3−ジメチル−8−(6−ピリジン−2−イルメチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
(S)−7−ベンジル−8−(3−ベンジル−ピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−1,3−ジメチル−8−(3−フェネチル−ピペラジン−1−イル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
(R)−7−ベンジル−8−(3−ベンジルピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−(3−(2−ヒドロキシ−ベンジル)−ピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−(3−(2−メトキシ−ベンジル)−ピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
(R)−7−ベンジル−8−(3−(4−メトキシ−ベンジル)−ピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロプリン−2,6−ジオン;
(R)−7−ベンジル−8−(3−(4−ヒドロキシ−ベンジル)−ピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
(R)−7−ベンジル−1,3−ジメチル−8−(3−(4−ニトロ−ベンジル)−ピペラジン−1−イル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
(R)−7−ベンジル−8−(3−(4−フルオロ−ベンジル)−ピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
(R)−4−(4−(7−ベンジル−1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−2,3,6,7−テトラヒドロ−1H−プリン−8−1−イル)−ピペラジン−2−イルメチル)−ベンゾニトリル;
(R)−6−(8−(3−ベンジル−ピペラジン−1−イル)−1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−プリン−7−イルメチル)−ニコチノニトリル;
(R)−7−ベンジル−1,3−ジメチル−8−(3−チアゾール−4−イルメチル−ピペラジン−1−イル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
(R)−2−[1,3−ジメチル−2,6−ジオキソ−8−(3−チオフェン−2−イルメチル−ピペラジン−1−イル)−1,2,3,6−テトラジヒドロ−プリン−7−イルメチル]−ベンゾニトリル;
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−1−(テトラヒドロ−フラン−2−イルメチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−1−(2−シクロヘキシル−エチル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−1−(5−メチル−ヘキシル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−1−(3−メチル−ブチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2−エトキシ−エチル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−1−(テトラヒドロ−フラン−2−イルメチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−1−(テトラヒドロ−フラン−2−イルメチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−1−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルメチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−1−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルメチル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−1−(2−フェノキシ−エチル)−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−ヨード−ベンジル)−1−(2−メトキシ−エチル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2−ヨード−ベンジル)−1−(2−メトキシ−エチル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
1−(2−ベンジル−エチル)−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
1−(2−ベンジルオキシ−エチル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
1−(3,5−ジメトキシ−ベンジル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2−ヨード−ベンジル)−1−(3−メトキシ−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−1−(3−トリフルオロメトキシ−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−1−(3−フルオロメトキシ−ベンジル)−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2−ヒドロキシ−プロピル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2,2−ジエトキシ−エチル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2,2−ジメトキシ−エチル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2−[1,3]ジオキソラン−2−イル−エチル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
1−(2−[1,3]ジオキソラン−2−イル−エチル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
1−[1,3]ジオキソラン−2−イルメチル−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2−[1,3]ジオキサン−2−イル−エチル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
1−(2−[1,3]ジオキサン−2−イル−エチル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2,3−ジヒドロキシ−プロピル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
1−(2,3−ジヒドロキシ−プロピル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(3−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
1−(3−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−8−ピペラジン−1−イル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−1−[3−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)プロピル]−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(2−フルオロ−エチル)−7−(2−ヨード−ベンジル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;
7−ベンジル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−1−(3−ヒドロキシ−プロピル)−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオン;及び
7−ビフェニル−2−イルメチル−8−[1,4]ジアゼパン−1−イル−3−メチル−3,7−ジヒドロ−プリン−2,6−ジオンから選択される請求項1〜53のいずれか1項記載の化合物。
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