JP2004501835A - 搬送システム - Google Patents

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JP2004501835A
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レヒナー、アレクサンダー
ボトケ、アンドレアス
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レヒナー、アレクサンダー
ボトケ、アンドレアス
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    • B61RAILWAYS
    • B61BRAILWAY SYSTEMS; EQUIPMENT THEREFOR NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01BPERMANENT WAY; PERMANENT-WAY TOOLS; MACHINES FOR MAKING RAILWAYS OF ALL KINDS
    • E01B25/00Tracks for special kinds of railways
    • E01B25/22Tracks for railways with the vehicle suspended from rigid supporting rails
    • E01B25/26Switches; Crossings

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  • Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)

Abstract

【課題】
【解決手段】少なくとも1つのトラック(1)を有する搬送システム。前記トラック(1)において、車両(23)が、複数のローラー(4)を有するトロリ(2)によって移動され得る。前記トラック(1)は、分岐部分(8)で2つのトラック枝部(6、7)に分けられており、この頂部と底部との各々に、2つのグルーブ(9、10)が、設けられており、これらグルーブ(9、10)間に、前記トラック枝部(6、7)の外面の一部分となっているテーパ面(12、13)を有するウェブ(11)が、設けられている。前記車両(23)に対して、前記トロリ(2)を能動的に回動させることにより、前記車両(23)が、前記分岐部分(8)で、前記2つのレール枝部(6、7)のどちらに移動されるかが、決定され得る。

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも1つのレールと、前記レールに沿って、少なくとも1つのトロリを介して移動され得る少なくとも1つの車両とを有し、請求項1の導入部分の形態を有する搬送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
搬送システム、特に、人又は貨物のためのモノレール搬送システムは、様々な実施形態で知られている。これら搬送システムは、特に、遊園地で、また、工場で材料搬送システムとして、使用されている。
【0003】
車両が、レールに沿って、懸垂されて移動され得るシステムが、知られている(DE 42 01 468 A)。また、車両が、レール上を進むシステムが、知られている(GB 23 33 747 A)。
【0004】
セルフサポート法(self−supporting manner)で懸垂されているレールを有するモノレール搬送システムが、大都市圏の交通渋滞の影響を受けない搬送システムを可能にしている(DE 195 46 694 A)。また、モノレール搬送システムは、全自動の、とにかくも(in any case)コンピューター制御作動に特に適している(EP 941 189 A)。モノレール列車は、リニアモーターの磁気浮上技術のような、異なった駆動のコンセプトによって作動され得る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
好ましい利点にもかかわらす、モノレール搬送システムは、従来の輸送システムにおいて、ほとんど広まっていない。1つの理由は、今日まで、レールのジャンクションを実施するための簡単で信頼性のあるアプローチが、提案されなかったことである。知られているジャンクションは、動く部材を有する複雑な機械的構造を必要とする(EP 829 578 A、DE 198 06 990 A、DE 29 08 369 A)。機械的な部材を有さないジャンクションについての知られている提案(JP 54 05 7715 A)は、限定された範囲内でのみ使用され得る。
【0006】
最初に述べたタイプの搬送システムは、DE 36 05 317 Cにより公知である。この搬送システムで、オープンブラケット(open bracket)内で支持されている2つのローラーが、頂部へと屋根状に屈曲されているレールにおいて回転する。このレールのジャンクションの領域に、シリンダーによって調節され得る強制ガイド装置(forced guidance)を有するスイッチ手段が、設けられており、変化装置(changing device)の次に、屈曲レールに代わって、グルーブが形成されたレールが、設けられており、このレールは、ほぼ水平に延びているベアリング面を有する。
【0007】
DE 36 05 317 Cの搬送システムで、2つのローラーを有する複数の弓状部材(bow)が、レールの長さ方向に延長された方向にほぼ平行に延びている軸の周囲で回動され得る。1つの弓状部材が、変化手段の領域で移動されたとき、前記複数の弓状部材は、制限されているガイド装置(restricted guidance)をローラーに係合させることにより、従って、受動的に、回動され、変化手段の次に、ジャンクションから延びているレール枝部の一方あるいは他方へと移動される。
【0008】
DE 36 05 317 Cの搬送システムの構成は、レールパスの各ジャンクションの領域に、制限されているガイド装置と、このための駆動部材とが、設けられていることを前提としている。知られている搬送システムの変化手段の各々において、制限されているガイド装置を駆動するような人がいない場合、所望の移動方向に応じて、制限されているガイド装置を調節するために、変化手段を中央制御装置に接続する必要がある。
【0009】
DE 19 40 256 Bで開示されている被服産業のためのコンベア−システムは、2つのローラーを有し、これらローラーは、弓状部材によって、互いに接続され、頂部へと屋根状に屈曲しているレールに沿って走行する。DE 19 40 256 Bは、レールのジャンクションを開示していない。DE 19 40 256で開示された、ローラーを有する弓状部材の回動は、この弓状部材を、レールから取り去られ得る位置へと回動させるためにのみ使用される。
【0010】
本発明の目的は、ジャンクションが、動く部材なしで形成されている最初に述べたタイプの搬送システムを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この目的は、請求項1の特徴を有する本発明により達成される。
【0012】
本発明の好ましく、有利な実施形態は、従属クレームの主題である。
【0013】
本発明の搬送システムで、まっすぐな又は曲がったバー又はパイプとして形成され、セルフサポート法で懸垂され得る好ましくは円筒形のレールにおいて、牽引駆動装置を好ましくは装着されている車両が、トロリを介して移動され得る。本発明の搬送システムで、ジャンクションが、前記レールにより形成されており、このレールは、前記ジャンクションの領域で2つのレール枝部に分けられており、前記ジャンクションの領域で互いに離れていくように延びている前記2つのレール枝部の好ましくは円形の断面形状は、このジャンクションの領域で、ほぼ保たれている。これは、前記ジャンクションの領域で、前記レールに、複数のグルーブが、設けられており、これらグルーブは、前記レール及び両レール枝部の長さ方向に延長された方向に延びている本発明において達成される。これらグルーブは、通常、前記レール及びレール枝部の頂部と底部との各々に与えられ、前記ジャンクションから延びている前記複数のレール枝部のガセット部で、ほぼ合している。好ましくは前記レール及びレール枝部の頂部と底部との各々に、2つのグルーブが、設けられている。これらグルーブは、前記ジャンクションから延びている前記複数のレール枝部の軸にほぼ従い、前記ジャンクションへと延びている前記レールの頂部と底部との各々において、これらグルーブ間に、テーパが形成されたリブを与えており、このリブは、前記ジャンクションから延びている前記レール枝部の外形の一部分である内側の面を有する。
【0014】
本発明のジャンクションの実施で、対称なジャンクション並びに非対称なジャンクション(右及び左スイッチ)が、形成され得る。
【0015】
本発明の範囲内で使用される車両が、少なくとも1つのトロリを有し、前記トロリは、前記レールの周囲で部分的にのみ延び、例えば少なくとも3つのローラーを介してレールにおいてガイドされる。これら3つのローラーは、好ましくは、互いにほぼ120°の角度をなす位置に配置されており、さらに、2つの外側ローラーは、前記トロリのスロットのエッジ領域に配置されていることが好ましい。
【0016】
その上、本発明の搬送システムで、前記トロリは、このトロリに与えられている駆動装置により、又は、前記ローラーを傾けることにより、1つの軸の周囲で前記車両に対して能動的に(actively)回動され得、この回動は、DE 36 05 317 Cにおける制限されているガイド装置による回動のように受動的ではなく、そして、前記トロリは、前記レールにおいて前記ローラーを介してガイドされる。また、前記軸は、前記レールの軸とほぼ一致している。さらに、これは、通常の走行において、前記トロリのスロットをアラインメントさせることを可能にしており、例えば、このスロットは、前記レールが、垂直に頂部へと向かっている手段を介して懸垂されているとき、上に向けられる。また、前記トロリは、前記レールを支持している手段が、斜めにアラインメントされているときに、このレールを支持している手段が、前記トロリのスロットの領域に配置されるように、例えば斜め上を向くように回動され得る。
【0017】
前記トロリを能動的に回動させることにより、上述したように形成されたジャンクションで、前記車両が、このジャンクションから延びているどのレール枝部に進むか決定され得る。このレール枝部は、常に、分岐しているレールのレール枝部であり、前記トロリの中央のローラーは、一方のレール枝部に対向している、他方のレール枝部の側面に沿ってガイドされる。前記トロリの他の2つのローラーは、前記グルーブの側面(=前記テーパを形成されたリブの面)に沿って移動され、これら側面は、前記レール枝部の外面の一部分に対応しており、この外面に沿って、前記トロリの中央のローラーは、回転する。
【0018】
従って、前記車両が、前記ジャンクションを渡って移動されるとき、前記ジャンクションから延びているどのレール枝部に移動されるかを、前記ジャンクションの領域に1つの動く部材も設けず、トロリを能動的に回動させることにより決定し得る搬送システムが、本発明により提供される。前記トロリが、従って、前記車両が、前記ジャンクションの選択されたレール枝部に移動されるには、前記トロリを回動させれば充分である。
【0019】
本発明の搬送システムにおいて、DE 36 05 317 Cと異なり、前記レールのジャンクション即ち分岐部の領域で、可動部材は、もはや必要ではないため、本発明で、この動く部材の制御装置のための費用が、排除される。むしろ、本発明で、前記搬送システムは、前記トロリが、前記ジャンクションに進入する以前に回動されることにより、前記車両自身が、「パスを探す」ような搬送システムである。
【0020】
本発明は、懸垂されている車両を有するモノレール搬送システムに特に適しているが、互いに隣り合う又は一方が他方の上にある2つのレールを有し、これらレール間で車両が移動される実施形態、並びに、車両が、レール(又は、複数のレール)の上方で移動されるシステムが、可能である。
【0021】
前記トロリは、所望の方法で、前記レールにおいてガイドされ得る。ガイド手段が、ローラー、スライダ等であり得る。エアベアリングを介し、及び/又は、磁力によって、前記レールにおいて前記トロリをガイドすることも可能である。
【0022】
さらに、本発明は、ローラーに関し、これらローラーを用いて、搬送システムのトロリが、レールにおいてガイドされ得る。これらローラーは、好ましくは本発明の搬送システムのために使用されるが、本発明とは別の搬送システム、特に、従属請求項19の導入部分で示されているタイプの搬送システムでも使用され得る。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明の他の詳細、利点、特徴が、図面を使用する以下の好ましい実施形態の説明の結果、得られるだろう。
【0024】
図1は、円筒のレール1を断面で示しており、図1において、トラベルエリアには、参照符号FBが付されており、他方、ブロックエリアには、参照符号SBが付されている。前記トラベルエリアFBは、搬送用の前記レール1を、180°以上囲んでおり、また、前記レールが、車両のトロリ2によって容易に渡られ得るのに少なくとも充分な大きさであるように選択されている。前記ブロックエリアSBは、サスペンションが、前記レール1に取着され得る領域である。
【0025】
図2は、この図2では示されていない車両が懸垂されるトロリ2が、スロット3を有し、このため、前記ブロックエリアSB中に延びないことを示している。前記トロリ2に、少なくとも3つのローラー4が、枢支されており、これらローラーの少なくとも1つのローラー4は、これらローラー4の少なくとも1つが、前記レール1に沿って車両を移動させるように車両を駆動するために使用される場合、従動し得る。前記複数のローラー4は、これらローラー4が、前記レール1の軸に対して、互いにほぼ120°の角度をなし、スロット3のエッジ部5の領域の外側の2つのローラー4が、前記トロリ2に、従って、前記ブロックエリアSBの境界の外側に配置されるように、前記トロリ2において配置されていることが示されている。
【0026】
前記レール1のジャンクション8から、2つのレール枝部6、7が、延びており、このジャンクション8は、本発明の搬送システムにおいて与えられ、図3及び4において第1の実施形態で示されている。前記ジャンクション8から、前記2つのレール枝部6、7が、延びており、このジャンクション8において、複数のグルーブ9、10が、頂部と底部との各々に設けられており、このため、前記ジャンクション8の領域で、この実施形態で外形が円形である前記レール枝部6、7の外形は、特に前記トラベルエリアFBにおいてほぼ保たれていることが明らかである。前記グルーブ9、10は、図3、4の例でほぼV形の断面であり、前記ジャンクションの底部と頂部との各々に、テーパが形成されたリブ11を与えており、このリブ11の面12は、前記レール枝部6の外面の一部を形成しており、この面は、前記ジャンクション8の領域で、前記グルーブ9によってさえぎられており、また、前記リブ11の他方の面13は、前記レール枝部7の外面の一部を形成しており、この面は、前記ジャンクション8の領域で、前記グルーブ10によってさえぎられている。前記複数のグルーブ9、10は、前記複数のレール枝部6、7間のガセット部14の領域(前記リブ11も、ここに端部を有する)で合しており、前記複数のレール枝部6、7の軸15、16に平行にあるいはこれと同心的に延びている。前記レール枝部6は、まっすぐであるため、前記グルーブ10も、まっすぐであり、これに対して、前記グルーブ9は、カーブしているレール枝部7に応じて、カーブして延びている。
【0027】
図5で、前記レール1は、サスペンション21を介して、支持部材20にセルフサポート法で懸垂されており、この支持部材20は、概略的にのみ示されている。前記ローラー4有する前記トロリ2は、接続部材22(図8)によって、車両23に接続されている。この車両23とトロリ2との間の前記接続部材22は、前記トロリ2が、図5で双頭の矢印24により図示されているように、前記レール1の軸の周囲で回動され得るように形成されている。前記トロリは、例えばアクチュエータ40により、トランスミッションを介して回動され、このトランスミッションは、ピオニン41と、前記トロリ2に接続されているギアリム42とによって形成されている。また、前記トロリは、この実施形態に限定されるものではない。
【0028】
図5は、前記サスペンション21が、前記レール1から頂部へと垂直に突出している場合において、前記レール1が、渡られているときのトロリ2の位置を示している。
【0029】
図6は、前記トロリ2を有する前記車両23を同様な方法で示しており、前記トロリ2は、回転位置に設定(assume)されており、この回転位置によって、前記レール1が、頂部へと斜めに延びているサスペンション21によって支持されることが可能とされている。前記トロリ2の回動は、以下の事実の影響を受ける。即ち、前記トロリ2の駆動運動中、前記車両23は、前記アクチュエータ40を介して横方向に変位され、前記車両23の重心とその積荷Aの重心とによって形成された全体の重心Bが、垂直重量成分Cに、横方向の力Dを生じさせ、この力Dは、前記トロリ2を、前記ローラー4が、図7で参照符号Hが付されている位置に設定されるような位置に至るまで回動させ、この結果、前記車両23は、再び、垂直位置に設定される。
【0030】
図7は、前記ジャンクション8(スイッチ)を横切っているときの状況を示している。理論的な位置Hが、達成されている。前記アクチュエータ40と車両23とで、トルクが、中立している。
【0031】
前記トロリ2が、このトロリ2において側面に枢支されている前記3つのローラー4の中央のローラー4が、カーブしている前記レール枝部7に対向している、(まっすぐな)前記レール枝部6の面17に隣り合うまで回動されることが明らかである。このようにして、前記トロリ2の他の2つのローラー4は、前記グルーブ10におけるテーパが形成されたリブ11の面12に沿ってガイドされ、前記車両23は、(まっすぐに延びている)前記レール枝部6においてさらに移動される。
【0032】
これに対して、前記トロリ2が、このトロリ2の3つのローラー4の中央のローラー4が、カーブしている前記レール枝部7の湾曲の内側にある面18に隣り合うように、回動され、この面18に沿って移動された場合、他の前記2つのローラー4は、前記リブ11の面13に沿って回転され、そして、前記車両23は、カーブしている前記レール枝部7において移動されるだろう。
【0033】
図12は、前記ローラー4自身のアクチュエータ50を介する、このローラー4の調節の可能性を示している。前記ローラー4を前記レール1の軸15に対して設定角度Iだけ傾けることによって、前記ローラー4は、螺旋ラインKに沿って移動され、従って、前記トロリ2は、前記レール1に沿う運動を伴って回動される。
【0034】
前記アクチュエータ50の駆動に対応して、前記トロリ2は、所望の回転位置へと、制御された方法で能動的に移動され得、これにより、サスペンションは、避けられ、前記ジャンクション8は、左のレール枝部6あるいは右のレール枝部7を用いて渡られ得る。
【0035】
図12は、例として、前記ローラー4の駆動装置55を示している。
【0036】
前記搬送システムで、前記スロット3を有する前記トロリ2が、前記駆動装置40又はアクチュエータ50によって、円形断面の前記レール1において、このレール1のジャンクション8で移動方向を選択するように、又は、前記サスペンション21を避けるように回転位置を自身で決定し得るために有利である。
【0037】
図13は、前記車両23の制御回路の形態の一例を示している。前記トロリ2又は車両23は、位置センサーMと回転位置センサーNとの両方と、(電子)制御手段Oとを有する。さらに、電子制御ユニットが、移動距離の記憶装置(storage)Pに、断面の構成(前記レール1)についての情報を有し、あるいは、例えばテレメーターシステムQを介して、移動中、この情報を提供され、所定の時刻に所望である前記トロリ2の回転位置のセットポイントRを決定する。回転位置制御装置Sは、前記回転位置センサーNによって連続的に得られる回転位置Tの実際の値を比較し、前記セットポイントからのずれにより、アクチュエータE(例えば、前記駆動装置40又はアクチュエータ50)への制御信号Uを生じさせる。
【0038】
特に、例えば前記アクチュエータ50により、前記ローラー4を傾け得るため、前記レール1における前記トロリ2の非常に厳密なガイド並びに回転位置制御が可能である。これにより、前記ローラー4のガイドが、前記レール1のジャンクション8を横切っているとき、並びに、カーブ(図11)で移動されているとき、カーブセンサーV及びカーブ制御装置Wによって、前記レール1のトロイダル形態によって規定されたカーブトラックに対して設定角度Iを厳密に調節することによって、可能にされている。
【0039】
従って、前記ローラー4は、前記トロリ2を所望の回転位置、例えば前記ローラー4の設定位置H(図7)へと回動させるためだけでなく、例えば、カーブを走行しているとき、摩擦損失を低く保つために傾けられ得る。これは、前記3つのローラー4のグループが、2つ連続している前記トロリ2の一実施形態で特に有利である。
【0040】
前記電子制御装置は、前記ローラー4の設定角度Iを調節するように形成され得、この調節により、前記トロリ2の所望の回転位置が、達成され、同時に、前記ローラー4の位置が、前記レール1のカーブに適合される。
【0041】
図14は、上述した制御作用に従っている、(円形に)カーブしている前記レール1における前記ローラー4のトラック位置を示している。
【0042】
図10及び11は、本発明の前記レール1のジャンクション8の一実施形態を示しており、この実施形態で、2つのレール枝部6、7は、カーブしている。図10及び11で示されている実施形態で、前記グルーブ9、10は、図3と異なり、ほぼV形ではなく、ほぼU形であり、前記トロリ2のローラー4の通過のために、より大きなスペースが、形成されている。ここでまた、前記ジャンクション8の頂部と底部との各々に、テーパが形成されたリブ11が、設けられており、このリブ11は、複数の面12、13を有し、これら面は、前記レール枝部6、7の外面の一部を形成していることが明らかである。
【0043】
図10及び11で示されているジャンクションの実施形態で、前記複数のグルーブ9、10は、V形のグルーブ(図3)、又は、U形のグルーブ(図10、11)のどちらであるかにかかわらず、前記複数のレール枝部6、7の軸の各々に平行に延びているように選択されている。図3で示されている実施形態で、前記レール枝部6の軸15に従って延びているまっすぐなグルーブ10と、分岐しカーブしている前記レール枝部7の軸16に従ってカーブしているグルーブ9とが、設けられているが、これに対して、図10及び11で示されている実施形態で、カーブしている2つのレール枝部6、7に従って、2つのグルーブ9、10が、前記ジャンクション8の頂部と低部とにおいてカーブしている。
【0044】
図11は、この図11で左へと分岐している前記レール枝部7が、渡られるときの、前記ローラー4を有するトロリ2の位置を示している。中央のローラー4が、前記レール枝部7の側面18にあり、この側面18は、他の前記レール枝部6(このレール枝部6は、渡られない)に対向している側面であり、また、この中央のローラー4は、この連続面18においてガイドされ、前記トロリ2で前記スロット3のエッジ部5の領域に与えられている他の2つのローラー4は、最初、テーパが形成されている前記リブ11の面13において回転し、最終的に、左に分岐している前記レール枝部7に達することが明らかである。
【0045】
前記ジャンクション8が、渡られた後、前記トロリ2は、再び、図5又は6で示されている回転位置へと回動され得る。
【0046】
図8は、レールに設けられている前記車両23と、枢支されている前記トロリ2とを有する本発明の搬送システムの実際の一実施形態を例として示している。この実施形態で、前記トロリ2は、前記3つのローラー4を有し、これらローラー4の2つが、例えば前記駆動装置55(図12)によって駆動される。前記トロリ2において、前記複数のローラー4の前方と後方に、自由に回転され、ばね懸架されている他の3つの補助ローラー30が、支持されている。これら補助ローラー30によって、前記グルーブ9、10にかかわらず、前記ジャンクション8を静かに横切ることが、可能にされている。その上、前記補助ローラー30は、移動方向に前記車両23を安定させるため有利である。前記トロリ2は、図8で、図6で示されている位置に配置されている。
【0047】
前記トロリ2への前記車両23の接続は、2つのサスペンション22によって達成されており、これらサスペンション22は、前記トロリ2のカーブしているスロット24内でガイドされる。従って、前記トロリ2の前記車両23に対する、前記レール1の周囲の能動的な回動は、前記駆動装置40によって(図5ないし7)、又は、前記ローラー4を傾けることによって(図12)可能にされている。
【0048】
また、図9は、人を運ぶように意図されている車両23を有する本発明の搬送システムの実際の一実施形態を一部概略的に例として示している。
【0049】
前記搬送システムのレール1は、好ましくは、前記支持部材21、又は、ケーブル24に懸垂されて装着され得る。
【0050】
複数の図面で図示され、これら図面を使用して説明されている実施形態で、本発明の搬送システムは、複数の前記レール1を有し、これらレールに、複数の前記ジャンクション8と、これらジャンクション8から延びている2つのレール枝部6、7とが、設けられ得る。即ち、前記レール1は、前記2つのレール枝部6、7へと分けられている。前記車両23は、前記トロリ2を介して、前記レール1又はレール枝部6、7に懸垂されており、このトロリ2は、少なくとも3つのローラー4を有し、これらローラー4は、前記トロリ2において枢支されている。前記車両23は、例えば、前記複数のローラー4の少なくとも1つを駆動することにより、前記レール1並びにレール枝部6若しくは7に沿って移動され得る。
【0051】
前記ジャンクション8の領域で、前記レール1は、前記2つのレール枝部6、7に分けられており、このジャンクション8は、頂部と底部との各々に、例えばほぼV形あるいはU形の2つのグルーブを有し、これらグルーブの各々は、互いに対称あるいは非対称(例えば、頂部と底部とで異なった深さ)に形成され得、前記車両23に与えられている少なくとも1つの前記トロリ2は、その回転位置に応じて、前記レール枝部6、7、あるいは、その他へと移動される。これに関して、前記(少なくとも1つの)トロリ2は、移動中、前記レール1の軸の周囲で回動され得るように、前記車両23に接続されている。
【0052】
示されている前記トロリ2は、前記レール1における前記車両23の信頼できるサスペンションが、確実にされる程度に、前記トロリ2に支持されている前記複数のローラー4を介して、前記レール1を囲んでいる。前記トロリ2の前記スロット3は、一方で、前記ジャンクション8を横切ることを可能にしており、他方、パワーを供給するための補助レール又は前記レール1のサスペンション21又は25による通過を可能にしている。
【0053】
本発明の搬送システムは、広範囲に渡る分岐されている複雑なレールネットワークにおける全自動の作動に特に良く適している。前記搬送システムの変形例が、この目的のため、位置センサー、テレメーターシステム、コンピューターシステムのような、(トロリの回動の)全自動のモニター及び制御のために必要な全ての構成部材を装着され得る。前記車両は、電気駆動装置を装着され得、この駆動装置への電流の供給が、バッテリー又は追加のコンタクトレールによって可能にされている。本発明の搬送システムが、互いに平行に延びている2つのレール1を有する場合、これらレールは、前記車両の駆動装置に電力を供給するためにも使用され得る。
【0054】
前記ジャンクション8は、動く部材なしで形成されており、このため、可動部材を有するスイッチと異なり、メンテナンス活動を、又は、汚されること若しくは環境の影響(例えば、雨、雪、氷)による故障を気遣う必要がないことが、本発明の搬送システムで、特に重要であり、また、特に有利である。
【0055】
本発明の搬送システムの本質は、電流コレクタのためにも使用され得る。前記レールは、この場合、電流を導電し、前記トロリ2は、前記車両23に接続されている電流コレクタである。
【0056】
本発明の搬送システムで、好ましくは、湾曲している接触面を有するプラスチックのローラー4が、使用され、このローラー4のベアリング面が、前記レール1の所定の径方向領域に渡って延び得る。このローラー4は、例として、図15ないし19を使用して説明される。
【0057】
前記プラスチック(例えば、ポリアミド又はポリウレタンのエラストマー)のローラー4は、プラスチックの有利な性質の結果、静かな回転、高い耐負荷容量、経済的な製造のような利点を有している。
【0058】
図15は、円弧の形状に湾曲されている、凹形接触面60を有するローラー4’を示している。このローラー4は、レース61と、回転ボディ62とからなり、このレース61は、軟質のプラスチックにより形成され、図15ないし19においてクロスハッチングで示されており、前記回転ボディ62は、中心軸孔63を有し、プラスチック又は金属で形成され得る。前記回転ボディ及びボールレースは、強制適合(force−fit)により互いに接続されており、この適合は、例えば、前記ボールレースを前記回転ボディ62に溶射することにより達成され得る。前記ローラー4は、円弧形状に湾曲している走行面60を介して、円形断面の前記レール1に接触している状態で、前記レール1において移動される。前記走行面60とレール1との間の接触面のサイズ及び形状は、前記ボールレース61の弾性及び圧力負荷に応じている。
【0059】
例えば、円形断面のレール1の場合のように、前記ローラー4が、湾曲されている走行面60を有する場合、互いに異なった径方向距離を有する複数の接触ポイントが、互いに異なった周速度を、従って、互いに異なったパスを有するという効果が、生じる。前記ボールレール61の弾性のため、この効果は、摩擦損失を生じさせ得、この摩擦損失は、好ましくない状況下で、前記ローラー4の過熱を生じさせて、前記ローラー4の粘着を減少させ得、破損さえ生じさせる場合があり得る。
【0060】
摩擦損失のレベルは、幾何学的な状況(レール断面の曲率、ローラーの半径)に応じており、また、前記走行面60におけるローラー4の材料の弾性と、負荷状況とに応じている。加速並びに減速の力を伝達するように、前記ローラー4を駆動するため並びにこれにブレーキをかけるために特に必要とされるような、高い接触圧は、通常、接触面を増大させるであろうし、従って、異なった周速度の結果、摩擦損失を増大させるだろう。従って、従来の設計の前記ローラー4は、所定の用途に条件付でのみ適し得る。
【0061】
本発明の範囲内で好ましくは使用され得、湾曲されている走行面60を有する前記ローラー4は、一方で、摩擦損失が最小化され、他方で、粘着が、力(例えば、駆動並びにブレーキの力)の伝達のために増大されるように形成されている。
【0062】
図17ないし19は、前記ローラー4の好ましい一実施形態を示している。前記ボールレース61の走行面60は、複数のセクション65、66に分けられており、前記セクション65は、2つの外側領域に配置されており、また、前記セクション66は、前記走行面60の中央領域に配置されている。前記外側セクション65は、レース68(環状グルーブ)によって、前記中央セクション66から分離されている。前記セクション65は、外側領域における前記走行面60の比較的大きな径に基づき、前記セクション66よりも大きな径方向の周速度を有する。前記ローラー4が、前記レール1において回転されているとき、前記ボールレース61の走行面60の領域で、弾性変形が、生じる。この変形を収容するため、前記中央セクション66は、リブ67により形成され、このリブ67は、走行方向に垂直であり、周縁に沿って配置されている。
【0063】
図19は、図17、18の前記ローラー4の詳細を示しており、矢印70の方向に移動されるときの回転プロセスが、示されている。接触圧は、3つの前記リブ67を覆って延びている接触面に作用すると仮定される。さらに、前記ローラー4の前記レール1に対する相対速度は、前記ボールレース61の所定のプロファイルを有さないセクション65によって決定され、このセクション65の周速度は、前記中央セクション66の周速度よりも速い。接触領域に配置された前記リブ67は、移動の方向(矢印70)の反対方向への比較的遅い周速度の結果、後方へ折り曲げられる。この変形は、前記リブの前方エッジへの接触圧を増大させ、この結果、前記レール1への前記リブ67の粘着は、特にローラー4が、駆動されているとき、増大される。所定のプロファイルは、表面領域における前記ボールレース61の変形に必要なエネルギーを、このようなプロファイルを有さないボールレース61と比較して、減少させることが、図19によって明らかである。このようにして、摩擦損失は、劇的に減少され得るが、前記ローラー4の前記レール1への粘着は、増大され得る。
【0064】
前記ボールレース61は、異なった性質(硬度、前記レール1への粘着摩擦)を有するプラスチックにより、一体的に、又は、複数の部材により形成され得る。例えば、前記ボールレース61の外側セクション65は、比較的硬質のプラスチックからなり得、また、前記中央セクション66は、比較的軟質のプラスチックからなり得る。
【0065】
前記ジャンクション8の後方で、右又は左のレール枝部6又は7は、安全に、衝突が生じることなく渡られ得、また、前記トロリ2は、適切な位置へと確実かつ完全に回動されることが、前提である。
【0066】
専ら貨物搬送のために意図されている搬送システムのためには、1つの電子位置制御システムと複数の電子安全手段とで充分である。人を運ぶために使用される搬送システムのために、前記枝部の領域で、補正された回転位置のモニター及び安全確保が、なされ得る。
【0067】
前記ジャンクション8の前方での前記トロリの回動の後に、制御装置又はアクチュエータが、故障したとき、前記トロリ2の設定位置が、保たれることを確実にするために、一実施形態で、前記レール1及びレール枝部6、7の中立ゾーン(前記トロリ2が、設定位置(例えば、図7及び11)へと回動されるとすぐに、前記中央ローラー4は、この中立ゾーンで回転する)に、複数のグルーブ102、103が、設けられている。キャッチ手段100が、スライダあるいはローラーとして形成され得、前記トロリ2に配置されており、前記トロリ2の回転位置に応じて、グルーブ102、103、あるいは、その他へと収められる。
【0068】
前記キャッチ手段100が、(前記トロリ2の回転位置に応じて)前記グルーブ102又は103に収められているとき、左のレール枝部6あるいは右のレール枝部7を渡るための設定位置が、首尾よく設定され、前記キャッチ手段100は、前記グルーブ102あるいは103中へと収められ、この位置に例えばロックされたという認識が、前記キャッチ手段100に与えられているスイッチ部材101を介して、前記制御装置に送られる。この場合、前記トロリ2は、前記ジャンクション8をさらに渡るように解放(release)される。これは、このプロセスの後、何らかの問題が、前記トロリ2が、前記ジャンクション8を安全に渡ることを妨げ得ないことを確実にしている。
【0069】
前記ジャンクション8を離れた後、前記キャッチ手段100は、前記グルーブ102、103が、これらの端部104において終了していることによって、ロックを解除され、前記トロリ2は、再び回動可能となり、通常の回転位置(図5)へと戻される回動が、前記制御手段を介して開始され得る。
【0070】
前記キャッチ手段100の係合が、前記ジャンクション8の前方の、レールの対応する位置で認識されない場合、緊急ブレーキが、始動され、前記ジャンクション8に達する前に、キャビン23を有するトロリ2を停止させ、起こり得る衝突を阻止する。
【0071】
従って、前記グルーブ102、103は、前記ジャンクション8自身の長さを、最大速度、最大負荷、並びに、(濡れたトラックボディを用いた)前記ローラー4の最小粘着摩擦の状況でのブレーキパスの2倍の長さだけ増大させた長さに対応する長さを有するべきであろう。
【0072】
前記トロリ2の適切な回転位置は、特に前記ジャンクション8を渡る前に、前記レール1に対して非接触でチェックされ得る。この実施形態で、前記レール1に、ストリップが、設けられており、例えば、光学的、容量的、あるいは、磁気的に検出可能なストリップの形態であり、そして、センサーが、前記トロリ2に設けられており、このセンサーは、前記トロリ2が、所望の回転位置へと回動されたとき、このストリップを検知して、対応した信号を前記制御装置に送る。
【0073】
要するに、本発明の一例は、次のように示され得る。
【0074】
搬送システムが、少なくとも1つのレール1を有し、前記レールは、好ましくは、支持部材に懸垂され、あるいは、ケーブルにつるされ、また、前記レールにおいて、車両23が、少なくとも1つのトロリ2を介して移動され得る。この車両23のトロリ2に、複数のローラー4が、設けられており、前記トロリ2は、前記レールの軸の周囲で、前記車両23に対して能動的に回動され得る。
【0075】
前記レール1に、ジャンクション8が、設けられており、このシャンクション8で、前記レール1は、2つのレール枝部6、7へと分けられている。前記ジャンクション8の領域で、前記レール枝部6、7の外面が、交差しており、この交差のため、前記シャンクション8の領域で、頂部と底部との各々に、2つのグルーブ9、10が、一度に設けられており、これらグルーブ9、10は、前記複数のレール支部6、7間のガセット14の領域で合している。頂部と底部との各々において、前記複数のグルーブ9、10間に、テーパが形成されたリブ11が、設けられており、このリブの面12、13は、前記ジャンクション8の領域において、前記レール枝部6、7のジャケット面の一部となっている。
【0076】
前記車両23に対して、前記トロリ2を能動的に回動させることにより、前記レール1から前記ジャンクション8に移動される前記車両23が、前記2つのレール枝部6、7のどちらに移動されるかが、決定され得る。
【0077】
前記トロリ2において、ボールレース61を有する前記ローラー4が、使用され得、このボールレース61は、弾性プラスチックから形成され、断面が前記レール1に適合される湾曲している走行面60を有する。前記ボールレース61は、ラジアルセクション65と、リブ状のプロファイルを有する中央セクション66とに分けられている。このようにして、前記走行面60の接触領域における異なった周速度の結果生じる、摩擦損失が、減少され、前記ローラー4の前記レール1への粘着が、増大され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この図は、概念「トラベルエリア」及び「ブロックエリア」の説明のために、レールを断面で示している。
【図2】この図は、ガイドされるトロリを有するレールを断面で(概略的に)示している。
【図3】この図は、ジャンクションの一実施形態を示している。
【図4】この図は、図3のA−A線に沿った断面を示している。
【図5】この図は、車両を有し垂直に懸垂されているレールと、トロリを回動させるための駆動装置を(概略的に)示している。
【図6】この図は、斜めのサスペンションと車両とを有するレールを示している。
【図7】この図は、ジャンクションを渡っているときのトロリの位置を示している。
【図8】この図は、車両について、一実施形態を示している。
【図9】この図は、別の一実施形態を示している。
【図10】この図は、レールのジャンクションを斜視図で示している。
【図11】この図は、この図で左側の枝部である、ジャンクションのレール枝部へと駆動されるような位置でのトロリを示している。
【図12】この図は、アクチュエータによってローラーを傾けることを示している。
【図13】この図は、本発明の搬送システムを制御するための一実施形態を概略的に示している。
【図14】この図は、レールのカーブセクションを渡っているときの搬送システムを概略的に示している。
【図15】この図は、本発明の搬送システムのための好ましいローラーを側面図で示している。
【図16】この図は、図15のローラーを軸断面で示している。
【図17】この図は、本発明の搬送システムのためのローラーの別の一実施形態を、部分的に切断して示している。
【図18】この図は、図17のローラーを、もう1つの図で、部分的に切断して示している。
【図19】この図は、図17及び図18のローラーの詳細を拡大して示している。
【図20】この図は、改良された一実施形態のジャンクションの水平かつ長さ方向の断面を示している。
【図21】この図は、図20のXVIII−XVIII線に沿った断面を示している。

Claims (24)

  1. 少なくとも1つのレール(1)と、前記レール(1)に沿って、少なくとも1つのトロリ(2)を介して移動可能な少なくとも1つの車両(23)とを具備し、前記トロリ(2)は、前記レール(1)を部分的にのみ囲み、スロット(3)を有し、前記レール(1)においてガイドされ、前記レール(1)の軸の周囲で、前記車両(23)に対して回動され得、また、少なくとも1つのジャンクション(8)が、前記レール(1)に設けられており、前記ジャンクション(8)で、前記レール(1)は、2つのレール枝部(6、7)に分けられている搬送システムにおいて、前記レール(1)とレール枝部(6、7)とは、円形断面であり、また、前記ジャンクション(8)の領域で、前記レール(1)及びレール枝部(6、7)の頂部と底部との各々に、複数のグルーブ(9、10)が、設けられており、これらグルーブ(9、10)は、前記ジャンクション(8)の頂部と底部との各々において、これらグルーブ間に、テーパが形成された1つのリブ(11)を一度に規定しており、このリブは、前記複数のレール枝部(6、7)間のガセット部(14)の領域に端部を有し、そして、前記トロリ(2)は、能動的に回動され得ることを特徴とする搬送システム。
  2. 前記グルーブ(9、10)は、前記レール枝部(6、7)の軸(15、16)の方向に延びている請求項1の搬送システム。
  3. 前記グルーブ(9、10)は、ほぼU字形又はV字形の断面である請求項1又は2の搬送システム。
  4. 前記トロリ(2)は、少なくとも3つのローラー(4)、スライダ、エアベアリング、及び/又は、磁力により、前記レール(1)又はレール枝部(6、7)においてガイドされる請求項1ないし4のいずれか1の搬送システム。
  5. 前記トロリ(2)の複数のローラー(4)は、互いにほぼ120°の角度をなしている請求項4の搬送システム。
  6. 前記トロリ(2)の3つのローラー(4)の中央のローラー(4)は、前記ジャンクション(8)の領域で、渡られない前記レール枝部(6、7)に対向する、前記ジャンクション(8)の面(17、18)に隣り合う請求項5の搬送システム。
  7. 前記リブ(11)の面(12、13)が、前記レール枝部(6、7)の外形に対応した形状であり、また、これら面(12、13)は、前記ジャンクション(8)の領域で、前記レール枝部(6、7)の外面の一部を形成している請求項1ないし6のいずれか1の搬送システム。
  8. 前記トロリ(2)の少なくとも1つのローラー(4)は、回転駆動される請求項5ないし7のいずれか1の搬送システム。
  9. 前記トロリ(2)を回動させるために、駆動部(40)が、設けられており、前記トロリ(2)は、このトロリ(2)において前記スロット(3)に隣り合って配置されている前記複数のローラー(4)が、前記ジャンクション(8)を横切るとき、互いに対向している前記複数のグルーブ(9、10)中へと適合されるように、前記駆動部(40)によって回動され得る請求項1ないし8のいずれか1の搬送システム。
  10. 前記トロリ(2)は、アクチュエータ(40)により、トランスミッション(41、42)を介して回動され得る請求項9の搬送システム。
  11. 前記レール(1)において前記トロリ(2)をガイドする前記ローラー(4)は、これらローラー(4)が、前記レール(1)に対して所定の角度(I)だけ傾けられて、前記トロリ(2)が、運動中、前記レール(1)に沿って回動されるように、アクチュエータ(50)を介して移動され得る請求項1ないし8のいずれか1の搬送システム。
  12. 電子制御装置が、設けられており、この電子制御装置は、センサー(M、N)によって、前記トロリ(2)を回動させるための前記駆動部(40)を制御し、これにより、前記トロリ(2)は、所定の設定位置(H)へと前記車両(23)に対して回動されて、前記ジャンクション(8)の後方の前記複数のレール枝部(6、7)の1つを渡る請求項9ないし11のいずれか1の搬送システム。
  13. 電子制御装置(O)が、設けられており、この電子制御装置(O)は、センサー(M、N)によって前記アクチュエータ(50)を制御し、これにより、前記ローラー(4)は、前記レールの軸(15)に対して設定角度(I)だけ傾けられ、この結果、前記トロリ(2)は、前記レール(1)に沿って移動されているとき、所望の設定位置(H)へと回動される請求項9ないし11のいずれか1の搬送システム。
  14. 電子制御装置(O)が、設けられており、この電子制御装置(O)は、センサー(M、N)によって前記アクチュエータ(50)を制御し、これにより、前記ローラー(4)は、これらローラー(4)のトラックが、前記レール(1)の曲線パス(W)に従うように旋回される請求項4ないし13のいずれか1の搬送システム。
  15. 前記ジャンクション(8)と、このジャンクション(8)から延びている前記複数のレール枝部(6、7)との領域において、前記レール(1)と複数の枝部(6、7)とに、複数のグルーブ(103、104)が、設けられており、前記トロリ(2)に、少なくとも1つのキャッチ手段(100)、例えば、前記トロリ(2)が、必要な回転位置に回動されたとき、前記複数のグルーブ(102、103)の1つ中へと適合される自由回転ローラーが、設けられている請求項1ないし14のいずれか1の搬送システム。
  16. スイッチ部材(101)が、前記キャッチ手段(100)に与えられている請求項15の搬送システム。
  17. 前記スイッチ部材(101)は、前記電子制御装置(O)に接続され、また、前記キャッチ手段が、前記複数のグルーブ(103、104)の1つ中へと適合されているか、あるいは、適合されていないかを検出する請求項16の搬送システム。
  18. 前記レール(1)と、選択的に、前記複数のレール枝部(6、7)とは、ストリップを支持しており、このストリップは、前記トロリ(2)が、所定の時刻に所望の回転位置にある場合、前記トロリ(2)に配置されている少なくとも1つのセンサーによって、非接触で検出され得る請求項1ないし17のいずれか1の搬送システム。
  19. 少なくとも1つのレール(1)と、前記レール(1)に沿って、少なくとも1つのトロリ(2)を介して移動され得る少なくとも1つの車両(23)とを具備する搬送システム、特に請求項1ないし17のいずれか1の搬送システムであって、前記ローラー(4)の走行面(60)が、前記レール(1)の外形に適合するように凹形に湾曲されている搬送システム。
  20. 前記ローラ(4)は、弾性プラスチックにより形成されているボールレース(61)を有する請求項19の搬送システム。
  21. 前記ボールレース(61)の走行面(60)は、少なくとも2つのセクション(65、66)に分けられており、これらセクションの少なくとも中央セクション(66)は、走行方向(矢印70)に垂直に形成されているプロファイル(67)を有する請求項19又は20の搬送システム。
  22. 前記中央セクション(66)は、前記ローラー(4)に垂直なリブ(67)を有する請求項21の搬送システム。
  23. 前記ボールレース(61)の複数のセクション(65、66)は、互いに異なったプラスチックからなる請求項21又は22の搬送システム。
  24. 前記中央セクション(66)は、前記ボールレース(61)の2つの外側セクション(65)よりも軟質の材料からなる請求項21ないし23のいずれか1の搬送システム。
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