JP2004359218A - 自転車用リム - Google Patents

自転車用リム Download PDF

Info

Publication number
JP2004359218A
JP2004359218A JP2004134049A JP2004134049A JP2004359218A JP 2004359218 A JP2004359218 A JP 2004359218A JP 2004134049 A JP2004134049 A JP 2004134049A JP 2004134049 A JP2004134049 A JP 2004134049A JP 2004359218 A JP2004359218 A JP 2004359218A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
annular
rim
spoke
tire
reinforcing member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004134049A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinpei Okajima
伸平 岡島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US10/430,396 external-priority patent/US7192098B2/en
Application filed by Shimano Inc filed Critical Shimano Inc
Publication of JP2004359218A publication Critical patent/JP2004359218A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60BVEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
    • B60B1/00Spoked wheels; Spokes thereof
    • B60B1/02Wheels with wire or other tension spokes
    • B60B1/0261Wheels with wire or other tension spokes characterised by spoke form
    • B60B1/0284Wheels with wire or other tension spokes characterised by spoke form the spoke being threaded at both ends
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60BVEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
    • B60B1/00Spoked wheels; Spokes thereof
    • B60B1/02Wheels with wire or other tension spokes
    • B60B1/04Attaching spokes to rim or hub
    • B60B1/041Attaching spokes to rim or hub of bicycle wheels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60BVEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
    • B60B1/00Spoked wheels; Spokes thereof
    • B60B1/02Wheels with wire or other tension spokes
    • B60B1/04Attaching spokes to rim or hub
    • B60B1/042Attaching spokes to hub
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60BVEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
    • B60B1/00Spoked wheels; Spokes thereof
    • B60B1/02Wheels with wire or other tension spokes
    • B60B1/04Attaching spokes to rim or hub
    • B60B1/043Attaching spokes to rim
    • B60B1/048Attaching spokes to rim by the use of screws
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60BVEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
    • B60B21/00Rims
    • B60B21/02Rims characterised by transverse section
    • B60B21/025Rims characterised by transverse section the transverse section being hollow
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60BVEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
    • B60B21/00Rims
    • B60B21/02Rims characterised by transverse section
    • B60B21/04Rims characterised by transverse section with substantially radial flanges
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60BVEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
    • B60B21/00Rims
    • B60B21/06Rims characterised by means for attaching spokes, i.e. spoke seats
    • B60B21/062Rims characterised by means for attaching spokes, i.e. spoke seats for bicycles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60BVEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
    • B60B21/00Rims
    • B60B21/12Appurtenances, e.g. lining bands
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60BVEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
    • B60B27/00Hubs
    • B60B27/0005Hubs with ball bearings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60BVEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
    • B60B27/00Hubs
    • B60B27/02Hubs adapted to be rotatably arranged on axle
    • B60B27/023Hubs adapted to be rotatably arranged on axle specially adapted for bicycles
    • B60B27/026Hubs adapted to be rotatably arranged on axle specially adapted for bicycles comprising quick release devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)
  • Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
  • Steering Devices For Bicycles And Motorcycles (AREA)

Abstract

【課題】 比較的強靭で、しかも軽量なリムを提供する。
【解決手段】 この自転車用リムは、環状のタイヤ装着部と、環状のスポーク取付け部と、複数の強化部材とを備える。スポーク取付部は、環状タイヤ装着部に連結され、円周方向に間隔をあけて配置された複数の取付開口部を有している。複数の強化部材は、取付開口部におけるスポーク取付部の厚みを増加させるように、取付開口部においてスポーク取付部に接合されている。貫通孔は取付開口部に対応して配置される。
【選択図】 図8

Description

本発明は、自転車用リム、特に、強化部材を備える自転車用リムに関する。
自転車に乗ることは、移動の手段であるととともに、レクレーションの形態としてもますます人気が高まっている。また、自転車に乗ることは、プロ、アマを問わず、競技スポーツとしても人気が高い。レクレーション、移動、競技の用途に関わらず、自転車産業において、種々の自転車部品は、自転車用フレームと同様に、常に改良が続けられている。大きく設計が見直されている自転車部品の一つに自転車用ホイールが挙げられる。自転車用ホイールは、簡単な製造および組立と同様に、強靭、軽量でより空気力学的なデザインのために、常に、設計見直しが行なわれている。
現在、市場においては種々のタイプの自転車用ホイールが販売されている。多くの自転車用ホイールは、ハブ、複数のスポーク、および環状リムを備える。ハブは、自転車のフレームの一部に、相対的に回転可能に装着される。スポークの内側端部は、ハブと連結され、ハブから外側に向かって延びている。環状リムは、スポークの外側端部と連結され、空気充填式のタイヤを支持する外周部を備えている。一般に、自転車用ホイールのスポークは、細いワイヤ状のスポークである。ハブの端部は、通常、スポークがハブに連結されるフランジが形成されている。詳細には、ハブのフランジには孔が形成されている。ワイヤ状のスポークは、通常、その内側が曲げられており、爪先の形状に形成されたフランジが形成されている。内側端部は、一つのハブフランジの一の孔に支持される。スポークの外側端部には、一般に、ワイヤ状のスポークの外側端部をリムの孔に固定するスポークニップルと螺合するねじが形成されている。
特開2003−182302号公報 特開2003−019901号公報
上記タイプのホイールは、チューブタイヤやチューブレスタイヤに使用するよう設計されている。一般に、チューブレスタイヤは、リムのスポーク取付開口部を密封するよう配置された環状シールを備える。チューブ用に設計されたリムには、スポーク取付部を覆う環状部材を備えるものがある。いずれの場合も、これらのタイプのホイールは高価で、製造および組立が複雑な場合がある。また、これら一般的なホイールは、望まれているほど、強靭で軽量であるとは限らない。さらに、これら一般的なホイールは、スポークの取替えが困難、複雑、および/またはコストがかかる。
以上の点から、本開示によって、この技術分野において、自転車用リムの改良に対するニーズがあることが明らかにされる。本発明は、このニーズと同様に、本開示によって、当業者に対して、明らかにされる他のニーズに対してもなされたものである。
本発明の目的は、比較的強靭で、しかも軽量なリムを備える自転車ホイールを提供することにある。
本発明の他の目的は、比較的簡単で、安価に製造および組み立てができるリムを提供することにある。
上記目的を達成するために、簡潔には、自転車用リムは、環状タイヤ装着部と、環状スポーク取付部と、複数の強化部材とを備える。環状タイヤ装着部はタイヤが装着される。環状スポーク取付部は、環状タイヤ装着部に連結され、中心軸を有し円周方向に間隔をあけて配置された複数の取付開口部を有する。強化部材は、取付開口部におけるスポーク取付部の厚みを増加させるように、取付開口部においてスポーク取付部に固定され、基部を有している。強化部材の基部は、リム側の面と、外側の面と、貫通孔とを有する。リム側の面はリムのスポーク取付部の外面に当接する。外側の面はリム側の面に対して反対方向に面する。貫通孔は取付開口部に対応して配置される。
本発明のこれらおよび他の、目的、特徴、態様、利点は、添付の図面と組み合わせて、本発明の好ましい態様を開示する以下の説明から当業者に明らかにされる。
以上のような本発明では、比較的強靭で、しかも軽量なリムを提供できる。また、比較的簡単で、安価に製造および組み立てができるリムを提供できる。
本発明にかかる実施形態を図面を用いて説明する。以下の本発明にかかる実施形態の説明は単なる例示であって、添付の特許請求の範囲およびそれらの均等物によって決められる本発明を限定するものではないことは、本開示から、当業者には明らかであろう。
[第1実施形態]
まず、図1および図2に、本発明の第1実施形態による自転車用ホイール10を示す。自転車ホイール10には、本発明にかかる複数の強化部材が固定された強化リム12が用いられる。強化部材14がリム12に固定されることにより、強化部材14はリム12の一部を構成する。このように、自転車ホイール10は、基本的に、強化部材14を有するリム12と、複数のスポーク16と、空気充填式タイヤ18と、センターハブ20とを備える。タイヤ18は、チューブ(図示せず)およびセパレート型のタイヤとしてもよく、あるいは以下に詳細に説明されるように、チューブレスタイヤとしてもよい。
図示した実施形態では、スポーク16は、リム12にハブ20を連結するラジアルスポークである。また、図1に示された実施形態では、ハブ20は、フロントハブであり(つまり、ハブ20は1つのスプロケットも備えていない)、均等に間隔を空けて周方向に配置され、リム12に連結された16本のラジアルスポーク16を利用している。もちろん、本発明の範囲を逸脱することなく、異なるスポーク配置(例えば、すべてタンジェト(接線)スポーク、一部をタンジェントスポークとし一部をラジアルスポークとするなど)とするように、変更したリムおよび/またはハブを用いた自転車用ホイール10としてもよいことは、本開示から当業者には明らかであろう。必要に応じて、および/または所望により、1つ以上のスプロケットを装着するように、変更したリムおよび/またはハブを用いた自転車用ホイール10としてもよいことは、本開示から当業者には明らかであろう。さらに、必要に応じて、および/または所望により、より少ない、あるいはより多い本数のスポーク16を用いるように、変更したリムおよび/またはハブを用いた自転車用ホイール10としてもよいことは、本開示から当業者には明らかであろう。いずれの場合も、スポーク16は、好ましくは、円周方向に間隔を空ける配置で、強化部材14を介して、環状リム12に連結される。
リム12は、中心軸X回りに回転するように設計された環状部材である。リム12は、この技術分野で知られている材料など、十分な剛性を有する材料から構成される。例えば、リム12は、めっきした鋼、ステンレス鋼、アルミニウム、マグネシウムあるいはチタンなど適当な金属材料、あるいは炭素繊維(カーボンファイバ)合成物など他の非金属材料からも構成できる。好ましくは、リム12はアルミニウムから形成される。以下に、リム12の構成を、詳細に説明する。
図1〜図10を参照して、リム12は、側方正面図(図1および図2)からわかるように、ほぼ円形であり、外側環状部24と、複数の取付開口部28を有する内側環状部26と、取付開口部28においてリム12を強化するように内側環状部26に固定された複数の強化部材14とを基本的に備える。外側環状部24はタイヤ装着部に相当し、内側環状部26はスポーク取付部に相当する。基本的に、リム12は、リム12に形成された種々の開口部における部材がない箇所を除いて、図4、図6、図8〜図10に示すように、一様な断面の外形を有する。
図8〜図10から明らかなように、内側環状部26は、環状の中空領域Aを形成するように外側環状部24に連結される。内側環状部26はU字状断面を有し、U字部分の両端は外側環状部24の軸方向に対向する側部に連結されて、環状の中空領域Aを形成している。外側環状部24は、また、好ましくは、タイヤ18を保持するよう構成されたほぼU字型の外側環状部の自由端を有するほぼU字断面を備える。
外側環状部24および内側環状部26は、従来の方法により、外側および内側環状部24,26の全周にわたって同じ断面形状を形成するように、好ましくは、一体のアルミニウム部材として形成される。例えば、外側および内側環状部24,26は、図8〜図10に示す断面形状を有する長いアルミニウムを押し出し、その長いアルミニウムを円形に曲げ、そしてその長いアルミニウムの両端を固定(つまり溶接)することによって形成できる。取付開口部28は、長いアルミニウムの両自由端を溶接する前に、あるいは溶接した後に、従来の方法で、パンチあるいはドリルによって形成される。
強化部材14は、鋳造(キャスティング)、機械加工、および/または、他の適当な製造技術によって、外側および内側環状部24、26とは別のアルミニウム部材として、図11に示した初期形状となるように形成され、次に、曲げ(つまり、変形)によって、残りの図に示される所望の最終形状とする。あるいは、強化部材14は、鋳造、機械加工、および/または他の適当な製造方法によって、初期形状から最終形状へと形成してもよい。
そして、いずれの場合も、強化部材14は、リム12の内側環状部26に固定される。好ましくは、以下に詳細に説明する通り、強化部材14は、リム12を強化するために、ろう付け、すなわちはんだ付けにより、リム12の内側環状部26に接合される。外側および内側環状部24、26は、それぞれホイール10の中心軸Xに垂直な中心面Pに対して対称な断面形状を有する。しかしながら、以下に詳細に説明する通り、リム12は、強化部材14の配置により中心面Pに対して、完全には(つまり、正確にでも完璧にでもなく)対称ではない。したがって、強化部材14が連結されたとき、リム12は、好ましくは、ホイール10の中心面Pに対してほぼ対称な形を備える。換言すれば、強化部材14を内側環状部26に固定する前において、リム12は対称である。
さらに、図1〜図10に示す通り、外側環状部24は、基本的に、1組の環状側面部分、すなわちタイヤ支持部分30、および環状外側ブリッジ、すなわち接続部分32を備えている。図4、図6、図8〜図10の断面に示す通り、ほぼU字型のタイヤ装着凹部を形成するように、環状接続部分32は、環状側面部分30の間に延設される。環状側面部分30は、好ましくは厚さが約1.1〜1.4mmで、従来の方法で1組の環状のタイヤ支持面および1組の環状のブレーキ面を形成する環状のプレート状の部材である。
環状側面部分30のタイヤ支持面は、中心面Pに互いに面して対向する環状面である。タイヤ支持面は、従来の通り、タイヤ18のビードを保持するためように、両自由端に形成された環状のリブRを備える。環状リブRは、軸方向に互いに向かい合って、突出している。環状側面部分30の環状ブレーキ面は、従来のリムブレーキが当接し、中心面Pから外側に面する環状対向平面の環状面である。環状側面部分30の径方向内側端部は内側環状部26と連結される。
環状接続部分32は、約0.9mmのほぼ均一な厚さの管状(チューブ状)部材である。環状接続部分32は、図8〜図10に示すように、装着されるチュ−ブレスタイヤを支持するように、変化する外形を有する。図1および図10に示す通り、環状接続部分32は、従来のように、バルブ36を連結するように形成された1つのバルブ孔34を有している。環状接続部分32は、環状側面部分30の内側および外側の端部の間の径方向の位置において、環状側面部分30に連結される。タイヤ18がチューブレスタイヤであってもよいように、環状接続部分32は1つのバルブ孔34を除いて開口部がないことが好ましい。
もちろん、タイヤ18をチューブタイプのタイヤ(図示せず)とし、バルブ孔34が、従来のような、チューブ(図示せず)のバルブを収容してもよいことは、本開示から当業者には明らかであろう。このように、バルブ孔34および/またはバルブ36は、従来と同様のチューブレスタイヤ、および/または従来と同様のチューブタイプのタイヤに合わせて設計することができる。いずれにせよ、バルブ36は従来と同様であるので、ここではバルブ36の詳細な説明、例示は行わない。
さらに、図1〜図10に示す通り、内側環状部26は、U字型あるいはV字型の断面形状を有する曲面状管状部材である。内側環状部26は、好ましくは、約0.8mmの均一な厚みを有する。内側環状部26は、基本的に、1組の環状傾斜部分40と、傾斜部分40に固定して連結された内側環状部分42とを備えている。環状傾斜部分40と、内側環状部26の内側環状部分42と、外側環状部24の環状側面部分30および環状接続部分32とが、強化部材14とは別部材の一体部材として形成される。
複数の取付開口部28は内側環状部分42に形成され、強化部材14を介してスポーク16が取り付けられるよう構成される。傾斜部分40の外側径方向端部は、外側環状部24の環状側面部分30の内側径方向端部に連結される。傾斜部分40の内側径方向端部は、内側環状部分42の外側径方向端部に連結される。内側環状部分42の取付開口部28のそれぞれは、好ましくは、中心面Pに沿った径方向に延びる中心軸Cを有する同一の円形形状の開口部である。内側環状部分42は、好ましくは、リム12の全周囲に、等間隔を空けて配置された16個の取付開口部28を備える。
図1および図10に示す通り、内側環状部分42は、従来のように、バルブ36を連結するように形成された1つのバルブ開口部44を有する。上述の通り、バルブ36は、好ましくは、タイヤ18としてチュ−ブレスタイヤが用いられるように構成される。しかしながら、タイヤ18をチューブタイプのタイヤ(図示せず)とし、バルブ開口部44が、従来のような、チューブ(図示せず)のバルブを収容してもよいことは、本開示から当業者には明らかであろう。このように、バルブ開口部44および/またはバルブ36は、従来と同様のチューブレスタイヤ、および/または従来と同様のチューブタイプのタイヤに合わせて設計することができる。
環状傾斜部分40とともに内側環状部分42は、内側環状部26の環状で曲面状の内面46および外面48を構成する。強化部材14が内側環状部26の外面48に接合するように、強化部材14は、ろう付け、すなわちはんだ付けにより外面48に固定される。取付開口部28は内側環状部26の内面46と外面48の間にわたって延設される。取付開口部28は好ましくは互いに同一である。また、スポーク16がハブ20の反対側端部へ延びるよう、強化部材14は交互に角度を付けて配置可能なように、取付開口部28が構成されている(つまり十分に広く形成されている)。
図1〜図17を参照して、強化部材14をより詳細に説明する。上述の通り、強化部材14は、取り外し不能に固定するために、内側環状部26の外面48に接合される部材と、好ましくは同一部材である。それぞれの強化部材14は、好ましくは、軽量な剛性金属材料から単一部材として構成される。特に、上述の通り、それぞれの強化部材14は、好ましくはアルミニウムから構成される。いずれの場合も、強化部材14は、外側および内側環状部24、26と同じ材料から構成され、リム12を強化するように取り外し不能に、内側環状部26に(例えば、ろう付け、すなわちはんだ付けにより)接合される。リム12の剛性を補強するために、強化部材14は、取付開口部28において、内側環状部26の厚さを実効的に増加させる。
接合剤として、ろう付け金属、すなわちはんだ金属(図示せず)を用いて、強化部材14が内側環状部26に接合される。強化部材14が内側環状部26にろう付けされる、すなわちはんだ付けされるとき、自転車技術分野において周知の、強化部材14および内側環状部26の材料と異なる、ろう付け、すなわちはんだ金属が使用される。好ましくは、ろう付け、すなわちはんだ材料は、強化部材14および内側環状部26の材料より低い融点を有する金属材料である。例えば、融点約400℃のろう付け/はんだ金属が、強化部材14の取り付けに好ましい。この温度は、2つの剛性金属が一緒に融合するときの、溶接に必要とされる典型的な温度より低い。
ろう付け/はんだ金属によりろう付け、すなわちはんだ付けすることが本発明のリム12の取付方法には好ましいが、必要に応じて、および/または所望により、他の接合技術を用いてもよいことは、本開示から当業者には明らかであろう。例えば、ろう付け/はんだ金属の代わりに、接着剤、セメント剤(例えば、金属以外の材料)によって、強化部材14を内側環状部26に接合してもよい。
本実施形態において、それぞれの強化部材14は、図12〜図17から明らかなように、ほぼ反転したきのこ形状である。すべての強化部材14は、好ましくは互いに同一である。したがって、ここでは、1つの強化部材14のみを詳細に説明、および/または例示する。しかしながら、図1、図2、図3および図5に示す通り、スポーク16がハブ20の適切な端部へ延びるよう、強化部材14は、取付開口部28に交互に方向付けされて取り付けられることが好ましい。上述の通り、強化部材14は、図11に示す、平面基部、および平面基部に垂直な管状部を有する形状に予め形成される。そして、以下に説明する通り、予め形成された形状は、曲面状基部および角度の付いた管状部を有する所望の最終形状に変形される。
詳細には、図12〜図17に示すように、それぞれの強化部材14は、基本的に、基部50と、基部50から延設される管状部52と、基部50および管状部52の両方を通って延設される貫通孔54とを備えている。ハブ20にリム12を連結するように、スポーク16の一端は貫通孔54内に連結される。詳細には、貫通孔54は、ねじの螺合によりスポーク16を連結するために、雌ねじが形成された開口である。このように、スポーク16は、調整可能で、取外可能に、それぞれの強化部材14を介してリム12に連結することができる。
基部50は、リム側の面56aおよび外部側の面56bを有する皿状のプレートである。図16および図17に示すように、径方向の断面で見て、基部50は曲面状である。図12〜図17からわかるように、基部50は、好ましくは、径方向から見て、縦方向中心面Lおよび横方向中心面Wに対して対称形である。基部50はほぼ楕円形である。リム側の面56aは、内側環状部26の外面48の外形に対応した外形を有する。外部側の面56bが基部50の外側の周辺部でリム側の面56aに対してテーパ状であることを除いて、外部側の面56bはリム側の面56aとほぼ同じ外形を備える。
詳細には、基部50は、好ましくは、基部50の外側の周辺部のまわりで延設されるとともに、外側周辺端部面56d(つまりほぼ径方向に延設されるラジアル部)に向かってテーパ形状であるテーパ面56cを備えている。図8、図14、および図16からわかるように、基部50は、好ましくは、環状外側周辺端部面56dを形成するよう、最大厚さ1.0mmから最小厚さ0.3mmにテーパがつけられたテーパ形状である。このように、テーパ面56c(つまりテーパ部)は、端面56dに近づくにつれて、約0.7mm厚さが減少するテーパ形状である。いずれにせよ、周辺の端面56dは、リム側の面56aおよび基部50のテーパ面56cによって構成され、厚さ約0.3mm(つまり基部50の最大厚さの約30%)である。さらに、強化部材14が内側環状部26に固定されるとき、外側周辺端部面56dは、基部50と内側環状部26の外側の面48との間の段部を構成する。したがって、基部50の外側の周辺部を除き、基部50の厚さはほぼ均一である。
それぞれの強化部材14を内側環状部26へ取り付ける際に、強化部材14のリム側の面56aを内側環状部26の外面48へ接合するように、ろう付け/はんだ金属(図示せず)が溶融される。このように、ろう付け/はんだ金属を溶融後、非常に薄い接合層(図示せず)が強化部材14を内側環状部26に固定する。
それぞれ強化部材14の管状部52は、基部50から取付開口部28へ延設される。各強化部材14の管状部52は、取付開口部28に取り付けられたとき、好ましくは、スポーク16がハブ20の適当な端部へ延びるように、中心面Pおよび縦方向平面Lに対して、交互に約6°の角度がつけられている。言いかえれば、スポーク16を、したがって同じく強化部材の管状部を、交互に角度を付けた配置とするために、好ましくは、各強化部材14の管状部52は取付開口部28より少し小さい直径T(つまり、好ましくは4.3mm)を有する。取付開口部28は、交互に角度が付けられた強化部材14の管状部52を収容するために、好ましくは、少なくとも約5.0mmの直径Tを備える。図3、図5、および図7からよくわかる通り、それぞれ強化部材14の管状部52は、好ましくは、径方向線Yに対して約0°の角度を付けられる。リム12は、回転軸Xから強化部材14の中心まで外側に延びる複数の径方向線Yを有する。
しかしながら、管状部52が取付開口部28に収容されるとき、好ましくは、基部50の対向する軸方向の両端部は同じ径方向の位置に配置される。このように、図8、および図12〜図17からわかる通り、それぞれの強化部材14は、強化部材14の縦方向中心面Lと一致する中心面Pに対して、完全には、あるいは正確には対称ではない。言いかえれば、それぞれ強化部材14の基部50が面LおよびPに対して対称的に形成されていても、強化部材14は、管状部52の角度のある配置により、これらの面対して完全に対称ではない。
もちろん、すべての強化部材が、取付開口部内においてリムの中心面に対して少し角度がつけられるように(つまり、交互に中心面に対向する側に少しオフセットするように)、取付開口部28、外面48およびリム側の面56aを形成し、これによりスポーク16がハブ20の対向する両端部に延びるように、縦方向面L対して完全に対称な強化部材を構成しうることは、本開示から当業者には明らかであろう。そのような配置においては、リムの取付開口部は、少し大きめに形成されることになろう。
図3、図5、図7、図8、図12および図13からよくわかるように、それぞれの強化部材14は、内側環状部26を覆う強化部材14の最小および最大量に対応する、第1のオーバーラップ寸法Dおよび第2のオーバーラップ寸法Dを有する。第1および第2のオーバーラップ寸法D、Dは、それぞれの取付開口部28の中心軸Cに対して横方向に測定される。詳細には、第1および第2のオーバーラップ寸法D、Dは、リム12に対して、ほぼ軸方向および円周方向に、それぞれ測定される。したがって、内側環状部26を覆う強化部材14の実際のオーバーラップ寸法は、第1および第2のオーバーラップ寸法D、Dの間で変化する。図16および図17からよくわかるように、中心軸Cは、管状部52の中心に対して角度が付けられている。内側環状部26を強化部材14で覆う配置は、スポーク16からのリム12に対する応力を分散させるためのものである。
それぞれの取付開口部28は最大横方向寸法Tである。第1のオーバーラップ寸法Dは、最大横方向寸法Tの1/2より大きく、一方、第2のオーバーラップ寸法Dは最大横方向寸法、すなわち直径Tより大きい。いずれにせよ、第2の(最大)オーバーラップ寸法Dは、最大横方向寸法Tの1/2より、少なくとも大きい。
次に、図1、図2、図8および図18〜図21を参照して、スポーク16およびハブ20をより詳細に説明する。スポーク16は好ましくは互いに同一である。それぞれのスポーク16は、基本的に、外側端部60、中心部すなわち中央部62、内側端部64、およびスポークニップル66を備えている。それぞれのスポーク16の外側端部60、中心部62および内側端部64は、好ましくは、単一部材(一体部材)として一体形成される。スポークニップル66は、好ましくは別の部材として形成される。
それぞれのスポーク16の外側端部60は、強化部材14のねじが形成された貫通孔54に螺合する雄ねじを備える。一方、それぞれのスポーク16の内側端部64は、ねじにより連結されるスポークニップル66に対する雄ねじを備えている。また、それぞれのスポークの外側端部は、スポーク16を回転させるために使用される正方形部を備える。スポーク16は、従来と同様、スポークニップル66、および/またはスポーク16を回転させることにより、ハブ20と環状リム12間の張りが与えられて配置される。スポーク16は好ましくは従来のワイヤタイプスポークである。本発明にかかるリム12と関連するものを除いて、ここでは、スポーク16を、詳細には、記載および/または例示をしない。
次に、図18〜図21を参照して、スポーク16のハブ20への連結を、より詳細に説明する。スポーク16のハブ20への連結は、以下の説明を除いて、基本的に、米国特許6,431,658に示された連結と同一である。詳細には、ハブ20は、米国特許6,431,658に開示されたハブを、円周方向に等間隔に配置されたスポーク取付位置を有するリム12に使用されるように設計変更されたものである。もちろん、本発明のリム12とリア・スプロケットを備えている変形例としてのハブ、つまり、米国特許6,431,658に開示されたリア・ハブと同様であって、ここに開示される円周方向に等間隔に配置されたスポーク取付配置に変形されたハブに連結できることは、当業者には明らかであろう。さらに、必要に応じて、および/または所望により、強化部材14を備えたリム12は、そのようなスポーク配置、あるいは他のスポーク配置とするように変形できることは、本開示から当業者には明らかであろう。
さらに、図18〜図21を参照して、スポーク16およびリム12のハブ20への連結を、より詳細に説明する。ハブ20は、基本的に、管状ハブ本体部材84と、第1および第2ベアリングアッセンブリ85a、85bと、ベアリングアッセンブリ85a、85bによって本体部材84に回転可能に支持されたハブ軸86とを備えている。ハブ20の部品は従来とほぼ同様である。したがって、ハブ20の部品は、ここでは詳細に説明、例示しない。
本体部材84は、管状の中心部87と、スポーク16を装着するための中心部87の対向する両端部に設けられた1組の管状装着部88a、88bとを備える。それぞれの管状装着部88a、88bは、スポーク16を連結するための複数のスポーク開口部89a、89bを備える。好ましくは、それぞれの装着部88a、88bには、8つのスポーク開口部89a、89bが、それぞれに対して形成されている。
好ましくは、第2の装着部88bは、第1の装着部88aのオフセット鏡像である。このように、スポーク開口部89b、好ましくは、スポーク16の外側端部64が円周方向にリム12の互いの位置から等間隔を空けて配置されるように、スポーク開口部89aから円周方向にオフセットしている。管状装着部88a、88bは、スポークニップル66を有するスポーク開口部89a、89bにおいて、スポーク16を支持する。
[第2実施形態]
次に、図22〜28を参照して、本発明の第2の好ましい実施形態にかかる自転車用ホイール210を説明する。自転車用ホイール210がスプロケット(図示せず)を収容するようを設計したリア自転車用ホイールであり、ホイール210が20本のスポーク16を用いていることを除いて、自転車用ホイール210は、第1実施形態の自転車用ホイール10と同一である。詳細には、ホイール210には、変形例として接合される強化部材214a、214b、214cを備える変形例としてのリム212と、変形例としてのスポーク配置で配置された20本のスポーク16と、変形例としてのハブ220とが用いられる。
この第2実施形態は第1実施形態とほぼ同一である。したがって、第2実施形態は、ここでは詳細に説明、および/または例示しない。むしろ、以下の説明および例示以外の、第1実施形態の説明および例示がこの第2実施形態に当てはまることは、本開示から当業者には明らかであろう。さらに、同じ参照符号が、同じ参照符号を付した第1実施形態の部材と同一か、ほぼ同一である、第2実施形態の部材を説明するために使用されていることは、本開示から当業者には明らかであろう。これらの同じ部材は、説明の簡略化のため、その説明を省略する。
リム212は、基本的に、外側環状部224と、複数の取付開口部228が形成されるとともにこの取付開口部228に固定される強化部材214a、214b、214bを有する内側環状部226とを備える。外側環状部224は第1実施形態の外側環状部24と同一である。内側環状部226が、円周方向に等間隔を空けて配置された20個の取付開口部228と、合計20個の変形例としての強化部材214a、214b、214bとを備えていることを除いて、内側環状部226は第1実施形態の内側環状部26と同一である。各取付開口部228は、第1実施形態の取付開口部28と同一のサイズおよび形状を有する。このように、取付開口部228は、スポーク16の増加した数を収容するよう、円周方向に互いにより接近していることを除いて、第1実施形態の取付開口部28と同一である。
強化部材214a、214b、214cが、変形例としてのハブ220から延びるラジアルおよびタンジェントスポーク16両方を収容するように構成されていることを除いて、強化部材214a、214b、214cは第1実施形態の強化部材14とすべて同一である。詳細には、強化部材214aはラジアルスポーク16を収容するよう設計されており、強化部材214bは第1のタンジェントスポーク16を収容するよう設計されており、強化部材214cは第2のタンジェントスポーク16を収容するよう設計されている。より詳細には、強化部材214a、214bおよび214cは、ハブ220のスポーク配置(つまり、10本のラジアルスポーク16と10本のタンジェントスポーク16の交互配置)に対応するよう角度を付けられた管状部252a、252b、252cをそれぞれ備える。ハブ220については後述する。
詳細には、リム212は、10個の強化部材214aと、5個の強化部材214bと、5個の強化部材214cとを備えている。強化部材214bおよび214cは、リム212の円周方向において、強化部材214aの間の交互に、一つ飛ばしで(つまり、214a、214b、214a、214c、214a、214b・・・)配置される。強化部材214aは、第1実施形態と同様の方法で径方向のスポーク16を収容するように設計されており、強化部材214b、214cは、ハブ220を参照して以下に説明される従来のような方向に、第1および第2タンジェントスポーク16をそれぞれ収容するよう、設計される。
強化部材214aは互いに同一である。詳細には、それぞれ強化部材14の管状部52は、好ましくは、径方向線Y(図23)に対して約0°の角度を付けられ、中心面P(図24)に対しては約4°の角度を付けられている。リム212は、第1実施形態と同様に、回転軸Xから強化部材214a、214b、214cの中心まで外側に延びる複数の径方向線Yを有する。また、強化部材214bも互いに同一である。強化部材214bは、第1のタンジェントスポーク16を収容するように設計されている。詳細には、強化部材214bの管状部252bは、好ましくは、径方向線Y(図25)に対して約5°の角度を付けられ、中心面P(図26)に対しては約5°の角度を付けられている。また、強化部材214cも互いに同一である。強化部材214cは、第2のタンジェントスポーク16を収容するように設計されている。詳細には、それぞれ強化部材214cの管状部252cは、好ましくは、径方向線Y(図27)に対して約5°の角度を付けられ、中心面P(図28)に対しては約6°の角度を付けられている。図25〜図27に示す通り、管状部252b、252cは、軸方向から見たときに、径方向線Y対して互いに反対方向に角度が付けられている。
上述の通り、自転車用ホイール210はリア自転車用ホイールとして設計されている。したがって、ホイール210は、センターハブ220の一端に連結されたフリーホイール222を好ましくは備えている。フリーホイール222は、センターハブ220に従来と同様に連結される。したがって、フリーホイール222は、ここでは詳細に説明、および/または例示しない。自転車用ホイール210は、フリーホイール222を収容するように、図22に示されたスポーク配置を好ましくは用いる。ここでの説明および例示を除いて、本発明のホイール210の、フリーホイール222を有するセンターハブ220は、従来からのものと同様である。したがって、センターハブ220は、ここでは詳細に説明、および/または例示しない。むしろ、センターハブ220については、米国特許6,431,658(出願人、株式会社シマノ)から基本的に理解されよう。
詳細には、本発明のセンターハブ220が、リム212において円周方向に等間隔を空けて離れて配置されるより多くのスポーク(つまり20本のスポーク)を用いること、および本発明のラジアルスポーク16が、フリーホイール222に隣接したセンターハブ220に装着されることを除いて、本発明のセンターハブ220は、米国特許6,431,658において開示されたリア・ハブと同様である。
より詳細には、本発明のセンターハブ220がリム212のまわりで円周方向に等間隔を空けて配置される20本のスポーク16を連結するよう設計されることを除いて、本発明のセンターハブ220は、株式会社シマノのホイール・モデル番号WH−M535およびWH−R535と共に用いられるハブと同様である。株式会社シマノホイール・モデル番号WH−M535およびWH−R535は、リムにおいて16のスポークがペアに配置されて連結されるよう設計されている。したがって、本発明のホイール210のセンターハブ220は10本のスポーク16を連結するための10個のスロットを有する(フリーホイール222に隣接する)管状スポーク取付部と、スポークニップル66を介して1つの第1のタンジェントスポーク16および1つの第2のタンジェントスポーク16を連結するように設計された5個ずつの(フリーホイール222から反対側端部の)スポーク取付凸部とを備えることは、本開示から当業者には明らかであろう。スポーク16は互いに同一にできる。しかしながら、必要に応じて、センターハブ220を最適に用いるために、必要に応じて、スポーク16の幾本かを長めに構成してもよい。
スポーク16が等間隔を空けた位置においてリム212と連結されるよう、そのようなスポーク取付凸部、およびセンターハブ220の管状スポーク取付部のスロットは、互いに関連して配置されることも、本開示から当業者には明らかであろう。いずれの場合も、ここに開示された方向(傾斜)でスポークニップル66を介してスポーク16を連結することができる限り、本発明のホイール210のハブ220の構成の細部は重要ではない。
ここで用いられた、次の用語、「前方、後方、上、下向き、垂直、水平、下、横」同じく他の同様な方向を示す用語が、本発明の自転車の方向を示す用語として使用されている。このように、本発明において用いられるこれらの用語は、本発明が適用される自転車に対して相対的な意味で用いられる。
ここでは、「ほぼ」、「およそ」、「約」といった程度を示す用語は、最終結果が大きく変わらないような、妥当な変形の条件の変更量を意味するものとして用いる。変更が、変形という語の意味を損なわない限り、これらの用語には変形の条件の少なくとも±10%の変更を含むものとする。
本発明の説明のためにいくつかの実施形態が選択されただけであって、添付の特許請求の範囲に記載された本発明の範囲を逸脱することがない範囲で、種々の変更、変形ができることは、本開示から当業者には明らかであろう。さらに、前述の本発明にかかる実施形態の説明は単なる例示であって、添付の特許請求の範囲およびそれらの均等物によって決められる本発明を限定するものではないことは、本開示から、当業者には明らかであろう。
本発明の第1実施形態による強化リムを備える自転車用ホイールの側面図。 図1に示したホイールの強化リムの側方正面図。 図2の円3によって示された強化リムの領域の拡大軸方向断面図(つまりホイールの中心面に沿って見たときの断面図)。 図2の切断線4−4に沿って見た、図1〜図2に示した強化リムの拡大部分断面図。 図2の円5によって示された強化リムの領域の拡大軸方向断面図(つまり、ホイールの中心面に沿って見たときの断面図)。 図2の切断線6−6に沿って見た、図1〜図2に示した強化リムの拡大部分断面図。 図2の円3によって示された強化リムの領域を示す拡大軸方向断面図(ホイールの中心面に沿って見たときの断面図)。 図1の切断線8−8に沿って見た、図1に示した自転車用ホイールの拡大部分断面図。 タイヤ、スポークおよび強化部材が取り外された、図1に示した自転車用ホイールの図1の切断線8−8に沿って見た部分拡大断面図。 タイヤが取り外された、図1および図8に示した自転車用ホイールの図1の切断線10−10に沿って見た部分拡大断面図。 強化リムの内側環状部に装着される最終の所望形状に強化部材を変形する前に、先立って形成された(前段階形状の)強化部材の拡大内側立面図(つまり、内側径方向図)。 架空の破線で示された前段階形状の、図11において図示された前段階形状強化部材を最終の所望の形状に変形した後の、図1〜図8において図示された自転車リムの強化部材の拡大内側立面図(つまり、内側径方向図)。 図12に示した強化部材の外観図。 図12および図13に示した強化部材の側方(軸方向)の正面図。 図12〜図14に示した強化部材の反対側の側方(軸方向)の正面図。 図13の矢印16に沿って見た、図12〜図15に示した強化部材の端面(円周方向)の正面図。 図13の切断線17−17に沿って見た、図12〜図16に示した強化部材の断面図。 部分的に断面が示された、図1に示した自転車用ホイールのハブの拡大上面図。 図18に示した自転車用ホイールのハブにおけるハブ体の拡大上面図。 スポーク孔にスポークニップルが配置されている、図18および図19に示したハブ体の一部分の部分拡大断面図。 図20に示したハブおよびスポークニップルの一部分の右側側面図。 本発明の第2実施形態による強化リムを備える自転車用ホイールの正面図。 図22の円23によって示されたリムの領域の拡大軸方向断面図(つまりホイールの中心面に沿って見たときの断面図)。 図22の切断線24−24に沿って見た、図22に示したホイールの拡大部分断面図。 図22の円25によって示されたリムの領域の拡大軸方向断面図(つまりホイールの中心面に沿って見たときの断面図)。 図22の切断線26−26に沿って見た、図22に示したホイールの拡大部分断面図。 図22の円27によって示されたホイールの領域の拡大軸方向断面図(つまりホイールの中心面に沿って見たときの断面図)。 図22の切断線28−28に沿って見た、図22に示したリムの拡大部分断面図。
符号の説明
10,210 自転車用ホイール
12,212 リム
14,214a,b,c 強化部材
24,224 外側環状部
26,226 内側環状部
28,228 取付開口部
30,230 環状側面部分
32,232 環状接続部分
40,240 環状傾斜部分
42,242 内側環状部分

Claims (13)

  1. タイヤが装着される環状タイヤ装着部と、
    前記タイヤ装着部に連結され、それぞれが中心軸を有し円周方向に間隔をあけて配置された複数の取付開口部を含む環状スポーク取付部と、
    前記取付開口部における前記スポーク取付部の厚みを増加させるように、前記取付開口部において前記スポーク取付部に固定され、基部を有する複数の強化部材とを備え、
    前記複数の強化部材のそれぞれの基部は、
    前記スポーク取付部の外面に当接するリム側の面と、
    前記リム側の面に対して反対方向に面する外側の面と、
    前記取付開口部の1つに対応して形成された貫通孔とを有する、
    自転車用リム。
  2. 前記強化部材は、前記スポーク取付部の外面と前記基部との間に接合を形成するよう、金属溶融によって接合される、請求項1に記載の自転車用リム。
  3. 前記スポーク取付部の外面と前記基部とはろう付けによって接合される、請求項2に記載の自転車用リム。
  4. 前記強化部材は、前記スポーク取付部の外面との間に段部を形成する前記基部によって構成される環状周辺端部を有する、請求項1又は3に記載の自転車用リム。
  5. 前記強化部材の環状周辺端部はテーパ部とラジアル部とを備える、請求項4に記載の自転車用リム。
  6. 前記強化部材のリム側の面は、前記スポーク取付部の外面の輪郭に適合するよう、リムの軸方向にU字状の輪郭を有する、請求項1に記載の自転車用リム。
  7. 前記強化部材は単一部材として一体形成される、請求項1に記載の自転車用リム。
  8. 前記取付開口部は、中心軸が実質的にリムの径方向に延びるよう、内側環状部分に形成される、請求項1に記載の自転車用リム。
  9. 前記タイヤ装着部は、1組の環状タイヤ支持部分の間に概略形状が断面U字型である環状ブリッジ部分を備えており、
    前記スポーク取付部は、前記タイヤ装着部との間に環状中空領域を形成するよう前記タイヤ装着部に固定される、
    請求項1に記載の自転車用リム。
  10. 前記環状タイヤ支持部分は、1つのバルブ孔を除いて開口していない、請求項9に記載の自転車用リム。
  11. 前記強化部材は、前記基部から前記取付開口部を通って延びる管状部を有している、請求項1,3,5又は10に記載の自転車用リム。
  12. 前記管状部は内部に雌ねじを有する、請求項11に記載の自転車用リム。
  13. 前記強化部材の外側周辺端部から前記取付開口部へ測定して最大のオーバーラップ寸法である環状スポーク取付部を覆う最大オーバーラップ寸法が、前記取付開口部の横方向最大寸法の少なくとも1/2である、請求項1に記載の自転車用リム。
JP2004134049A 2003-05-07 2004-04-28 自転車用リム Pending JP2004359218A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/430,396 US7192098B2 (en) 2003-05-07 2003-05-07 Bicycle rim
US10/626,731 US7083239B2 (en) 2003-05-07 2003-07-25 Bicycle rim
US10/765,997 US7090307B2 (en) 2003-05-07 2004-01-29 Bicycle rim

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004359218A true JP2004359218A (ja) 2004-12-24

Family

ID=32995925

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004134049A Pending JP2004359218A (ja) 2003-05-07 2004-04-28 自転車用リム

Country Status (6)

Country Link
EP (1) EP1475245B1 (ja)
JP (1) JP2004359218A (ja)
CN (1) CN100594139C (ja)
AT (1) ATE386647T1 (ja)
DE (1) DE602004011854T2 (ja)
TW (1) TWI247692B (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102013002968A1 (de) * 2013-02-22 2014-08-28 Dt Swiss Ag Laufrad für wenigstens teilweise muskelbetriebene Fahrzeuge und insbesondere Fahrräder
US9315071B2 (en) 2013-07-12 2016-04-19 Slipstream Bicycles, Llc Bicycle wheel system
FR3028802B1 (fr) * 2014-11-26 2017-01-13 Mavic Sas Jante pour roue de cycle et son procede de fabrication
DE102014225581A1 (de) * 2014-12-11 2016-06-16 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Felge für ein schlauchloses Speichenrad sowie schlauchloses Speichenrad

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US574139A (en) * 1896-12-29 Device for securing spokes to wheel-rims
US416190A (en) * 1889-12-03 Wheel
US1722855A (en) * 1926-02-22 1929-07-30 Owen Alfred Ernest Vehicle wheel
JP3268356B2 (ja) * 1998-08-31 2002-03-25 株式会社イノアックコーポレーション チューブレスタイヤ用自転車スポークリム車輪
US6283557B1 (en) * 2000-03-16 2001-09-04 Shimano, Inc. Bicycle rim with wear indicator
US6431658B1 (en) * 2000-03-17 2002-08-13 Shimano Inc. Bicycle hub
US6536849B1 (en) * 2000-11-20 2003-03-25 Shimano Inc. Bicycle wheel
US6568766B1 (en) * 2001-02-28 2003-05-27 Shimano Inc. Bicycle rim
US6582029B2 (en) * 2001-05-25 2003-06-24 Shimano Inc. Bicycle rim

Also Published As

Publication number Publication date
TW200502107A (en) 2005-01-16
ATE386647T1 (de) 2008-03-15
CN100594139C (zh) 2010-03-17
DE602004011854D1 (de) 2008-04-03
TWI247692B (en) 2006-01-21
CN1603144A (zh) 2005-04-06
EP1475245A3 (en) 2005-07-20
EP1475245A2 (en) 2004-11-10
EP1475245B1 (en) 2008-02-20
DE602004011854T2 (de) 2009-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7090307B2 (en) Bicycle rim
EP1726457B1 (en) Bicycle hub
US7374251B2 (en) Connection of Spokes to hub and rim in bicycle wheel
US7360847B2 (en) Bicycle hub
US7331639B2 (en) Bicycle rim
US8746808B2 (en) Bicycle rim
EP1595721B1 (en) Bicycle rim
US6736462B1 (en) Bicycle rim
US6536849B1 (en) Bicycle wheel
EP1316442B1 (en) Bicycle rim
US20050023883A1 (en) Bicycle rim
JP2004359217A (ja) 自転車用リム
JP2004359218A (ja) 自転車用リム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060502

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060919