JP2004353517A - 発電装置 - Google Patents

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Osayuki Inoue
修行 井上
Kiichi Irie
毅一 入江
Tetsuya Endo
哲也 遠藤
Tomoyuki Uchimura
知行 内村
Hiroyuki Kato
弘之 加藤
Atsushi Kaneko
淳 金子
Yukio Murai
幸夫 村井
Yoshio Miyake
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Abstract

【課題】蒸気圧や膨張機の回転速度が過度に上昇した場合でも、排ガスなどの熱源の供給を止めることなく熱源を取り込んで冷却することができ、可能な限り発電を行うことができる発電装置を提供する。
【解決手段】熱源の熱エネルギーにより液相の作動媒体を気化させて蒸気を生成する蒸気発生器100と、蒸気発生器100により生成された蒸気により駆動される膨張機101と、膨張機101に連結された発電機102と、膨張機101から排出された蒸気を凝縮させて液相の作動媒体を生成する凝縮器103と、凝縮器103により生成された液相の作動媒体を蒸気発生器100に移送するポンプ104と、膨張機101をバイパスするように蒸気発生器100と凝縮器103とを接続する蒸気バイパス配管22と、蒸気バイパス配管22を開閉する開閉弁23とを備えた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱エネルギーを電力に変換する発電装置に係り、特に外部供給源から供給される排ガスなどを熱源として利用する発電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
排ガスや排温水などの排熱を熱源として利用し、熱源が持つ熱エネルギーを作動媒体を介して電力に変換する発電装置が知られている。この種の発電装置では、熱源を蒸気発生器に導いて液相の作動媒体を気化させて、高温高圧の蒸気を発生させる。そして、この蒸気を膨張機(例えばタービン)に供給し、膨張機に連結される発電機を駆動させることで発電が行われる。
【0003】
従来の発電装置においては、蒸気発生器により生成された蒸気の圧力(以下、適宜蒸気圧という)が過度に高い場合は、熱源供給源から蒸気発生器への熱源(例えば、排ガス)の供給を停止させるか、あるいは、熱源の蒸気発生器への供給量を低減させる。また、膨張機の回転速度が過度に高速になった場合には、膨張機への蒸気の供給を停止させると共に、熱源の蒸気発生器への供給も同時に停止させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、熱源の供給を停止させると、熱源としての排ガスや排温水の圧力が変動し、熱源の供給源に大きな負荷を与えてしまうおそれがある。また、上述した発電装置では、排熱の熱エネルギーを回収して蒸気を発生させるため、この発電装置自体が排熱の冷却装置としても機能する。このため、排熱の蒸気発生器への供給を停止させて発電装置の運転を停止させると、排熱は冷却されずにそのまま周囲環境に放出されることになり、周囲環境の温度を上昇させてしまう。
【0005】
本発明は、上述した従来の問題点に鑑みてなされたもので、蒸気圧や膨張機の回転速度が過度に上昇した場合でも、排ガスなどの熱源の供給を止めることなく熱源を取り込んで冷却することができ、可能な限り発電を行うことができる発電装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するために、本発明は、熱源の熱エネルギーにより液相の作動媒体を気化させて蒸気を生成する蒸気発生器と、前記蒸気発生器により生成された蒸気により駆動される膨張機と、前記膨張機に連結された発電機と、前記膨張機から排出された蒸気を凝縮させて液相の作動媒体を生成する凝縮器と、前記凝縮器により生成された液相の作動媒体を前記蒸気発生器に移送するポンプと、前記膨張機をバイパスするように前記蒸気発生器と前記凝縮器とを接続する蒸気バイパス配管と、前記蒸気バイパス配管を開閉する開閉弁と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、蒸気バイパス配管に蒸気を流すことにより、蒸気発生器により生成された蒸気の圧力を低下させることができる。このとき、膨張機に供給される蒸気の流量が低減されることになるので、膨張機の回転速度を低下させることができる。したがって、熱源の蒸気発生器への供給を止めることなく蒸気圧や膨張機の回転速度の過度な上昇を防止することができる。また、熱源の蒸気発生器への供給が継続されるので、蒸気発生器において熱源の熱エネルギーを回収した後に、この熱源(例えば排ガス)を周囲環境に放出することができる。
【0008】
本発明の好ましい態様は、前記蒸気発生器により生成された蒸気の圧力を測定する圧力センサと、前記圧力センサの測定値に基づいて前記開閉弁を制御する第1の制御部と、を更に備えたことを特徴とする。
この場合において、前記第1の制御部は、前記蒸気発生器により生成された蒸気の圧力が所定の値を超えないように前記開閉弁を制御することが好ましい。
【0009】
本発明によれば、蒸気圧が、例えば、蒸気発生器や、蒸気発生器と膨張機とを接続する配管などが許容しうる最大圧力を超えないようにすることができる。従って、蒸気発生器などの損傷を未然に防止することができる。
【0010】
本発明の好ましい態様は、前記膨張機の回転速度を測定する回転速度測定器と、前記回転速度測定器の測定値に基づいて前記開閉弁を制御する第2の制御部と、を更に備えたことを特徴とする。
この場合において、前記第2の制御部は、前記膨張機の回転速度が所定の値を超えないように前記開閉弁を制御することが好ましい。
また、この場合において、前記回転速度測定器は、前記発電機により発電された電力の周波数に基づいて前記膨張機の回転速度を測定することが好ましい。
【0011】
本発明によれば、膨張機の回転速度が、例えば、膨張機や発電機が許容しうる最大回転速度の値を超えないようにすることができる。従って、膨張機や発電機の損傷を未然に防止することができる。
【0012】
本発明の好ましい態様は、前記蒸気発生器への熱源の供給を停止させる停止弁を更に備えたことを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記蒸気発生器に熱源を供給する熱源配管に設けられ、前記蒸気発生器をバイパスする熱源バイパス配管と、熱源を前記熱源バイパス配管または前記蒸気発生器のいずれかに導く切換弁と、を更に備えたことを特徴とする。
【0013】
上述したように、蒸気バイパス配管を設けることによって熱源の供給を止めることなく蒸気圧や膨張機の回転速度の過度な上昇を防止することができるが、蒸気圧や膨張機の回転速度が制御不能な程度にまで上昇した場合を考慮すると、蒸気発生器への熱源の供給を停止させる機構を設けることが好ましい。本発明によれば、蒸気圧や膨張機の回転速度が極端に上昇した場合には、停止弁を操作して熱源の供給を停止させるか、または熱源バイパス配管に蒸気を流入させ、これによって、蒸気発生器での蒸気の生成を停止させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る発電装置の全体構成を示す模式図である。
本実施形態に係る発電装置は、ランキンサイクルを利用したクローズドシステムとして構成されている。
【0015】
図1に示すように、発電装置は、熱源の熱エネルギーにより液相の作動媒体を気化させて、高圧の蒸気(気相の作動媒体)を生成する蒸気発生器100と、蒸気発生器100により生成された蒸気により駆動される膨張機(例えばタービン)101と、膨張機101に主軸110を介して連結された発電機102と、膨張機101から排出された蒸気を凝縮させて液相の作動媒体を生成する凝縮器103と、凝縮器103により生成された液相の作動媒体を蒸気発生器100に移送するポンプ104とを備えている。
【0016】
作動媒体としては、沸点が40℃前後のHCFC123(ジクロロトリフルオロエタン)或いはトリフルオロエタノール(CFCHOH)等が好適に用いられる。これにより、200〜400℃程度の排ガス或いは100〜150℃の排温水など比較的低温の排熱を熱源として利用することができる。言い換えれば、低沸点の作動媒体を用いることにより、従来利用されずに捨てられていた排熱を発電に有効利用することが可能となる。
【0017】
蒸気発生器100の内部には熱源配管10を介して排ガスや排温水などの熱源が供給されるようになっている。蒸気発生器100を通過する液相の作動媒体には、蒸気発生器100を介して熱源から熱エネルギーが伝達され、これにより、高圧の蒸気(気相の作動媒体)が生成される。蒸気発生器100と膨張機101とを接続する配管11には圧力センサ12が設けられ、この圧力センサ12により蒸気発生器100で生成された蒸気の圧力(蒸気圧)が測定される。
【0018】
膨張機101としては、例えば軸流型の多段タービンが好適に使用される。この膨張機101は、配管11を介して蒸気発生器100から供給される高圧の蒸気によって回転駆動される。そして、膨張機101の回転に伴って発電機102が駆動され、これにより発電が行われる。
【0019】
発電機102には、膨張機101の回転速度を測定するための回転速度測定器15が設けられている。この回転速度測定器15は、発電機102により発電された電力の周波数を検出し、この周波数から膨張機101の回転速度を演算する演算部15aを備えている。なお、膨張機101の回転速度を直接測定する回転速度センサを膨張機101に設けてもよい。
【0020】
膨張機101に導入された高圧の蒸気は、膨張機101にて膨張してその圧力が低下し、これに伴って温度も低下する。膨張機101は配管16を介して凝縮器103に接続されており、膨張機101から出た蒸気は配管16を介して凝縮器103に導入される。凝縮器103の内部には、冷却配管18の一部を構成する曲管部18aが配置されており、水などの冷却媒体が冷却配管18内を流通するようになっている。従って、凝縮器103に導入された蒸気は、曲管部18aを介して冷却媒体によって冷却されて凝縮され、これにより液相の作動媒体(凝縮液)が生成される。このようにして、作動媒体が気相から液相に変換される。
【0021】
凝縮器103の下流側には、凝縮器103によって凝縮された作動媒体を更に冷却するための過冷却器20が設けられている。この過冷却器20内には、上記冷却配管18の一部を構成する曲管部18bが配置されている。この曲管部18bは、凝縮器103内に配置される曲管部18aよりも冷却媒体の流れ方向において上流側に位置している。従って、冷却配管18内を流れる冷却媒体は、まず、過冷却器20の内部を流れ、その後、凝縮器103の内部を流れることとなる。このような構成により、凝縮器103で冷却された液相の作動媒体は、過冷却器20によって更に2〜3℃程度低い温度にまで過冷却される。
【0022】
この過冷却器20は、その下流側に接続されるポンプ104においてキャビテーションが発生してしまうことを防止するために設けられている。すなわち、低沸点の作動媒体が使用される発電装置では、液相の作動媒体は気化しやすい状態にあるため、ポンプ104の駆動に伴って吸込み側の作動媒体の圧力が低下するとキャビテーションが発生するおそれがある。したがって、凝縮器103内の蒸気の圧力(凝縮圧力)と凝縮された作動媒体の液ヘッド(液の自重)とにより、キャビテーション防止のために必要とされる押し込みヘッドを確保する必要がある。ところが、何らかの事情により冷却媒体が1〜2℃低下すると、低沸点の作動媒体では凝縮圧力が大きく低下することになる。このため、ポンプ104の駆動に伴って液相の作動媒体が沸騰してしまい、必要な押し込みヘッドを確保することができなくなってしまう。そこで、凝縮器103よりも2〜3℃程度低い温度で液相の作動媒体を過冷却器20により冷却することにより、凝縮圧力が低下した場合でも液相の作動媒体の沸騰を防止することができ、必要な押し込みヘッドを確保することができる。従って、ポンプ104でのキャビテーションの発生を防止することができる。
【0023】
凝縮器103によって凝縮された作動媒体はポンプ104に吸い込まれ、ポンプ104により配管21を介して蒸気発生器100に移送される。なお、配管21には液相の作動媒体の流量を調節する調節弁24が設けられている。液相の作動媒体を蒸気発生器100に移送するポンプ104としては、遠心ポンプやギヤポンプなどが好適に使用される。
【0024】
次に、本実施形態に係る発電装置の動作について説明する。まず、液相の作動媒体はポンプ104により蒸気発生器100に供給される。蒸気発生器100では、例えば200〜300℃程度の排ガスを熱源として用いて作動媒体を気化させ、高温高圧の蒸気を発生させる。この蒸気は膨張機101に送られて膨張機101が蒸気により駆動され、これにより、発電機102により発電が行われる。
【0025】
膨張機101から排出され低温低圧となった蒸気は、次に凝縮器103へ導かれる。凝縮器103では、蒸気が持つ熱が冷却媒体に伝達され、これにより作動媒体が液化する。液相の作動媒体は過冷却器20により更に冷却され、過冷却器20からポンプ104に吸い込まれる。以上のクローズドループが連続的に繰り返されることで発電が行われる。
【0026】
本実施形態に係る発電装置は、膨張機101をバイパスする蒸気バイパス配管22を備えている。蒸気発生器100と凝縮器103とは、蒸気バイパス配管22を介して接続されており、この蒸気バイパス配管22には、蒸気バイパス配管22を開閉する開閉弁23が配置されている。そして、開閉弁23を開くことによって、蒸気発生器100により生成された蒸気が膨張機101を介さずに直接凝縮器103に導かれるようになっている。
【0027】
開閉弁23及び圧力センサ12には、第1の制御部25が接続されており、圧力センサ12の測定値(蒸気圧の値)は、第1の制御部25に送信されるようになっている。第1の制御部25は、圧力センサ12の測定値に基づいて開閉弁23を開閉させるようになっている。より詳しくは、第1の制御部25には開閉弁23を操作するか否かを決定する所定の値(以下、圧力設定値という)が予め設定されており、圧力センサ12の測定値が上記圧力設定値を超えた場合には、開閉弁23を開いて蒸気発生器100から凝縮器103に蒸気を導くようになっている。
【0028】
このような構成により、蒸気発生器100により生成された蒸気の圧力が上昇して圧力設定値を超えると開閉弁23が開かれ、蒸気が膨張機101をバイパスして凝縮器103に流れる。従って、熱源の蒸気発生器100への供給を止めることなく蒸気圧を低下させることができ、これにより蒸気発生器100や配管11などの損傷を未然に防ぐことが可能となる。
【0029】
また、開閉弁23には第2の制御部28が接続されている。第2の制御部28には回転速度測定器15が接続されており、回転速度測定器15の測定値(膨張機101の回転速度)が第2の制御部28に送信されるようになっている。第2の制御部28は、回転速度測定器15の測定値に基づいて開閉弁23を開閉させるようになっている。より詳しくは、第2の制御部28には、開閉弁23を操作するか否かを決定する所定の値(以下、回転速度設定値という)が予め設定されており、膨張機101の回転速度がこの回転速度設定値を超えたときには、開閉弁23を開いて蒸気発生器100から凝縮器103に蒸気を導くようになっている。
【0030】
このような構成により、膨張機101の回転速度が過度に上昇して上記回転速度設定値を超えた場合には、第2の制御部28を介して開閉弁23が開かれ、蒸気が膨張機101をバイパスして凝縮器103に流れる。したがって、膨張機101に供給される蒸気の流量が大きく減少することになるので、熱源の蒸気発生器100への供給を止めることなく膨張機101の回転速度を低下させることができる。これにより膨張機101や発電機102の損傷を未然に防ぐことが可能となる。
【0031】
上述したように、蒸気バイパス配管22を設けることによって熱源の供給を止めることなく蒸気圧や膨張機101の回転速度の過度な上昇を防止することができるが、蒸気圧や膨張機101の回転速度が制御不能な程度にまで上昇した場合を考慮すると、熱源の蒸気発生器100への供給を停止させる機構を設けることが好ましい。そこで、本実施形態に係る発電装置では、蒸気発生器100をバイパスする熱源バイパス配管30が熱源配管10に設けられている。
【0032】
熱源配管10と熱源バイパス配管30との接続部には、三方弁31が設置されている。この三方弁31は、熱源の蒸気発生器100への供給を停止させる停止弁としての機能と、熱源を蒸気発生器100または熱源バイパス配管30のいずれかに導く切換弁としての機能を兼ね備えている。なお、三方弁31が定常位置にあるときは、蒸気発生器100のみに熱源が供給される。
【0033】
このような構成によれば、蒸気圧や膨張機101の回転速度が極度に上昇した場合には、三方弁31を操作して熱源の供給を停止させるか、または熱源バイパス配管30に蒸気を流入させ、これによって、蒸気発生器100での蒸気の発生を停止させることができる。その結果、蒸気圧及び膨張機101の回転速度を速やかに低下させることができる。
【0034】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、蒸気バイパス配管に蒸気を流すことにより、蒸気発生器により生成された蒸気の圧力を低下させることができる。このとき、膨張機に供給される蒸気の流量が低減されることになるので、膨張機の回転速度を低下させることができる。したがって、熱源の蒸気発生器への供給を止めることなく蒸気圧や膨張機の回転速度の過度な上昇を防止することができる。また、熱源の蒸気発生器への供給が継続されるので、蒸気発生器において熱源の熱エネルギーを回収した後に、この熱源(例えば排ガス)を周囲環境に放出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る発電装置の全体構成を示す模式図である。
【符号の説明】
10 熱源配管
11,16,21 配管
12 圧力センサ
15 回転速度測定器
15a 演算部
18 冷却配管
18a,18b 曲管部
20 過冷却器
22 蒸気バイパス配管
23 開閉弁
24 調節弁
25 第1の制御部
28 第2の制御部
30 熱源バイパス配管
31 三方弁(停止弁、切換弁)
100 蒸気発生器
101 膨張機
102 発電機
103 凝縮器
104 ポンプ
110 主軸

Claims (8)

  1. 熱源の熱エネルギーにより液相の作動媒体を気化させて蒸気を生成する蒸気発生器と、
    前記蒸気発生器により生成された蒸気により駆動される膨張機と、
    前記膨張機に連結された発電機と、
    前記膨張機から排出された蒸気を凝縮させて液相の作動媒体を生成する凝縮器と、
    前記凝縮器により生成された液相の作動媒体を前記蒸気発生器に移送するポンプと、
    前記膨張機をバイパスするように前記蒸気発生器と前記凝縮器とを接続する蒸気バイパス配管と、
    前記蒸気バイパス配管を開閉する開閉弁と、を備えたことを特徴とする発電装置。
  2. 前記蒸気発生器により生成された蒸気の圧力を測定する圧力センサと、
    前記圧力センサの測定値に基づいて前記開閉弁を制御する第1の制御部と、を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の発電装置。
  3. 前記第1の制御部は、前記蒸気発生器により生成された蒸気の圧力が所定の値を超えないように前記開閉弁を制御することを特徴とする請求項2に記載の発電装置。
  4. 前記膨張機の回転速度を測定する回転速度測定器と、
    前記回転速度測定器の測定値に基づいて前記開閉弁を制御する第2の制御部と、を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発電装置。
  5. 前記第2の制御部は、前記膨張機の回転速度が所定の値を超えないように前記開閉弁を制御することを特徴とする請求項4に記載の発電装置。
  6. 前記回転速度測定器は、前記発電機により発電された電力の周波数に基づいて前記膨張機の回転速度を測定することを特徴とする請求項4又は5に記載の発電装置。
  7. 前記蒸気発生器への熱源の供給を停止させる停止弁を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の発電装置。
  8. 前記蒸気発生器に熱源を供給する熱源配管に設けられ、前記蒸気発生器をバイパスする熱源バイパス配管と、
    熱源を前記熱源バイパス配管または前記蒸気発生器のいずれかに導く切換弁と、を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の発電装置。
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